JPS5813317Y2 - ミヤクハクケイ - Google Patents
ミヤクハクケイInfo
- Publication number
- JPS5813317Y2 JPS5813317Y2 JP14556275U JP14556275U JPS5813317Y2 JP S5813317 Y2 JPS5813317 Y2 JP S5813317Y2 JP 14556275 U JP14556275 U JP 14556275U JP 14556275 U JP14556275 U JP 14556275U JP S5813317 Y2 JPS5813317 Y2 JP S5813317Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- piezoelectric element
- piezoelectric
- pulse
- thin film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
- Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は高分子圧電体フィルムを利用した脈拍計に関す
る。
る。
脈拍計は医療機器の1つとして重要であシ、特に、脈拍
に対する応答性の良いものが望まれる。
に対する応答性の良いものが望まれる。
しかし、従来の脈拍計、たとえば、シリコン酸鉛あるい
はPZT系のセラミックをセンサとした脈拍計では10
0μV〜200μV程度の出力電圧しか得られず、ノイ
ズ等の影響があるときには正確な脈拍を知ることができ
ない場合がある。
はPZT系のセラミックをセンサとした脈拍計では10
0μV〜200μV程度の出力電圧しか得られず、ノイ
ズ等の影響があるときには正確な脈拍を知ることができ
ない場合がある。
このような脈拍に対する応答性を良くするには、■セン
サの感度、すなわち、機械→電気の変換系に釦ける変換
効率を向上すること、また、■この変換系におけるロス
、特にセンサと人体との接触部におけるロスをなくすこ
とが、大切である。
サの感度、すなわち、機械→電気の変換系に釦ける変換
効率を向上すること、また、■この変換系におけるロス
、特にセンサと人体との接触部におけるロスをなくすこ
とが、大切である。
本考案は上記■・■の点を考慮し、脈拍に対する応答性
の良い脈拍計を提供しようとするものである。
の良い脈拍計を提供しようとするものである。
本考案の構成上の特徴は、上記■、■の点に対応し一つ
には、センサとして高分子圧電体フィルムを主体とした
圧電体素子を用いたこと、また、一つは、脈拍計本体と
人体との密着性を良くするため、上記圧電体素子の背面
側に、ウレタンフオーム等の柔軟部材を装填したことに
ある。
には、センサとして高分子圧電体フィルムを主体とした
圧電体素子を用いたこと、また、一つは、脈拍計本体と
人体との密着性を良くするため、上記圧電体素子の背面
側に、ウレタンフオーム等の柔軟部材を装填したことに
ある。
ここで、上記高分子圧電体フィルムとは、ポリ7ソ化ビ
ニゾリン、ポリフッ化エチレンプロピレン等の高分子フ
ィルムに圧電性(機械的な歪を受けると、電荷のバラン
スがくずれて電界を生ずる性質)をもたせたものである
。
ニゾリン、ポリフッ化エチレンプロピレン等の高分子フ
ィルムに圧電性(機械的な歪を受けると、電荷のバラン
スがくずれて電界を生ずる性質)をもたせたものである
。
圧電性をもたせる方法としては、上記高分子を延伸した
後、それを100〜200’C程度の温度中で分極する
方法が利用される。
後、それを100〜200’C程度の温度中で分極する
方法が利用される。
分極をした高分子圧電体フィルムは、PZT系のセラミ
ック等に比して、圧電定数は小さいながらも電圧定数は
極端に大きく、また、高分子物質であることから、柔軟
性の点で特にすぐれている。
ック等に比して、圧電定数は小さいながらも電圧定数は
極端に大きく、また、高分子物質であることから、柔軟
性の点で特にすぐれている。
一方、上記ウレタンフオーム等の柔軟な弾性部材(人体
と同程度あるいはそれ以下の弾性をもつものが好筐しい
。
と同程度あるいはそれ以下の弾性をもつものが好筐しい
。
)は、人体に対する圧電体素子の密着性を良くすると共
に、脈拍による力を圧電体素子の一点に集中させる。
に、脈拍による力を圧電体素子の一点に集中させる。
このようなことから、本考案の脈拍計では、センサと人
体との接触部に釦けるロスが少iくなり、しかも、セン
サ自体の感度が良くなシ、結果的に、脈拍に応答する出
力電圧として大きな値(たとえば、20mV程度)が得
られる。
体との接触部に釦けるロスが少iくなり、しかも、セン
サ自体の感度が良くなシ、結果的に、脈拍に応答する出
力電圧として大きな値(たとえば、20mV程度)が得
られる。
以下、図に示す本考案の実施態様について説明する。
第1図は本考案の脈拍計の一実施例を示す側断面図であ
る。
る。
図において、1はポリフッ化ビニリデン等の高分子圧電
体フィルムを主体としたフィルム状の圧電体素子(セン
サ)であり、この圧電体素子1は高分子圧電体フィルム
2の上下両面に薄膜電極3atBbを備え、しかも、人
体との接触面となる薄膜電極3b側の表面は保護膜3c
(高分子膜もしくは金属箔からなる)で被膜されている
。
体フィルムを主体としたフィルム状の圧電体素子(セン
サ)であり、この圧電体素子1は高分子圧電体フィルム
2の上下両面に薄膜電極3atBbを備え、しかも、人
体との接触面となる薄膜電極3b側の表面は保護膜3c
(高分子膜もしくは金属箔からなる)で被膜されている
。
薄膜電極3a、3bの材料としては、アルミニウム、銅
等が適用でき、また、薄膜を得るには真空蒸着法あるい
は箔を張りつける方法等が利用できる。
等が適用でき、また、薄膜を得るには真空蒸着法あるい
は箔を張りつける方法等が利用できる。
4は銅、アルミニウム等からなるシールドケースで、そ
の下面側に、ウレタンフオーム等の柔軟な弾性体5を介
在して上記圧電体素子1が架設し、取り付けられている
。
の下面側に、ウレタンフオーム等の柔軟な弾性体5を介
在して上記圧電体素子1が架設し、取り付けられている
。
従って、シールドケース4は圧電体素子1に対する外部
からの電気的な影響をなくすシールド作用と、圧電体素
子1を取シ付けるための支持体としての作用をもってい
る。
からの電気的な影響をなくすシールド作用と、圧電体素
子1を取シ付けるための支持体としての作用をもってい
る。
また、本考案の要部である、柔軟な弾性体5は圧電体素
子1に密着し、高分子圧電体フィルム2に常時張力を与
えて釦シ、それによりセンサとしての感度を良くしてい
る。
子1に密着し、高分子圧電体フィルム2に常時張力を与
えて釦シ、それによりセンサとしての感度を良くしてい
る。
6は上記フィルム状の圧電体素子1をシールドケース4
に押えつける取付は枠(金属もしくはプラスチック等の
リング)で、圧電体素子10周縁部を全周にわたりシー
ルドケース4に対して押えつけCいる。
に押えつける取付は枠(金属もしくはプラスチック等の
リング)で、圧電体素子10周縁部を全周にわたりシー
ルドケース4に対して押えつけCいる。
なおこの場合、圧電体素子1の上面の薄膜電極3aと、
シールドケース4との間には絶縁体枠Iを介在して、上
面の薄膜電極3aと下面の薄膜電極3bとの間の電気的
な絶縁を確保している。
シールドケース4との間には絶縁体枠Iを介在して、上
面の薄膜電極3aと下面の薄膜電極3bとの間の電気的
な絶縁を確保している。
従って、上面の薄膜電極3aからのリード線8aは)上
記シールドケース4と絶縁体枠Iとを貫ぬく穴9を通し
て引き出され、また、下面の薄膜電極3bからのリード
線8bは、シールドケース4の上面から直接引き出され
る。
記シールドケース4と絶縁体枠Iとを貫ぬく穴9を通し
て引き出され、また、下面の薄膜電極3bからのリード
線8bは、シールドケース4の上面から直接引き出され
る。
なお、シールドケース4にあけられた穴10は空気抜き
用の穴である。
用の穴である。
さて、上記のような脈拍計により脈拍を測定する場合に
は、上記保護膜30面を測定部に押しあて、押しあてた
状態で、シールドケース4等の脈拍計の本体部をゴムパ
ン)Wによシ人体に固定する。
は、上記保護膜30面を測定部に押しあて、押しあてた
状態で、シールドケース4等の脈拍計の本体部をゴムパ
ン)Wによシ人体に固定する。
そして、脈拍に対応した出力信号を上記リード線8a、
8bを通してキャッチする。
8bを通してキャッチする。
出力信号(電圧)としては、たとえば20mV程度とき
わめて高い値が得られる。
わめて高い値が得られる。
この場合、この出力信号を増幅した後、それを記録計に
波形として記録したシ、所定の電気回路によ91分間の
脈拍数に換算し、それを表示したりすることができるの
はもち論である。
波形として記録したシ、所定の電気回路によ91分間の
脈拍数に換算し、それを表示したりすることができるの
はもち論である。
なお、上記実施例では圧電体素子1を1枚の高分子圧電
体フィルム2により構成している力\圧電体素子は、第
2図にその側断面図を示すように、2枚の高分子圧電体
フィルム21.22を用いることにより構成しても良い
。
体フィルム2により構成している力\圧電体素子は、第
2図にその側断面図を示すように、2枚の高分子圧電体
フィルム21.22を用いることにより構成しても良い
。
その場合、2枚の高分子圧電体フィルム21.22は、
それぞれの分極方向を相対向させ、導電膜31を介して
接着する。
それぞれの分極方向を相対向させ、導電膜31を介して
接着する。
そして、この導電膜31を一方の出力電極と臥外側の2
面の導電膜32.33を短絡し、それを他方の出力電極
として用いる。
面の導電膜32.33を短絡し、それを他方の出力電極
として用いる。
こうした場合、出力電圧がよシ大きくなる。
第1図は本考案の脈拍計の一実施例を示す側断面図、第
2図は脈拍計の構成要素である圧電体素子の他の例を示
す側断面図である。 1、・・・・・圧電体素子、2・・・・・・高分子圧電
体フィルム、3as3b・・・・・・薄膜電極、3c・
・・・・・保護膜、4・・・・・・シールドケース(支
持体)、5・・・・・・柔軟な弾性体、6・・・・・・
取付は周枠、T・・・・・・絶縁体枠、8 a 、 8
b−リード線、9 、 1 0−−−・−穴、 21
゜22・・・・・・高分子圧電体フィルム、31.32
,33・・・・・・導電膜。
2図は脈拍計の構成要素である圧電体素子の他の例を示
す側断面図である。 1、・・・・・圧電体素子、2・・・・・・高分子圧電
体フィルム、3as3b・・・・・・薄膜電極、3c・
・・・・・保護膜、4・・・・・・シールドケース(支
持体)、5・・・・・・柔軟な弾性体、6・・・・・・
取付は周枠、T・・・・・・絶縁体枠、8 a 、 8
b−リード線、9 、 1 0−−−・−穴、 21
゜22・・・・・・高分子圧電体フィルム、31.32
,33・・・・・・導電膜。
Claims (1)
- 支持体の一面に、高分子圧電体フィルムを主体としたフ
ィルム状の圧電体素子を架設し、しかも、その架設した
圧電体素子と上記支持体との間に弾性部材を装填してな
ることを特徴とする脈拍計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14556275U JPS5813317Y2 (ja) | 1975-10-24 | 1975-10-24 | ミヤクハクケイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14556275U JPS5813317Y2 (ja) | 1975-10-24 | 1975-10-24 | ミヤクハクケイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5257493U JPS5257493U (ja) | 1977-04-26 |
JPS5813317Y2 true JPS5813317Y2 (ja) | 1983-03-15 |
Family
ID=28625292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14556275U Expired JPS5813317Y2 (ja) | 1975-10-24 | 1975-10-24 | ミヤクハクケイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5813317Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019017078A1 (ja) * | 2017-07-18 | 2019-01-24 | デクセリアルズ株式会社 | 荷重センサ、物品および荷重検知方法 |
JP2019020387A (ja) * | 2017-07-18 | 2019-02-07 | デクセリアルズ株式会社 | 荷重センサ、物品および荷重検知方法 |
JPWO2021229978A1 (ja) * | 2020-05-11 | 2021-11-18 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000041960A (ja) * | 1998-07-31 | 2000-02-15 | Seiko Instruments Inc | 腕携帯機器 |
JP4756309B2 (ja) * | 2004-08-20 | 2011-08-24 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 高感度圧電素子 |
JP5939516B2 (ja) * | 2011-03-15 | 2016-06-22 | 独立行政法人国立高等専門学校機構 | 有音程の膜鳴打楽器の調律方法および装置 |
JP6087645B2 (ja) * | 2013-02-01 | 2017-03-01 | 積水化学工業株式会社 | 生体信号センサ |
JP6383882B2 (ja) | 2015-10-22 | 2018-08-29 | 富士フイルム株式会社 | 電気音響変換器 |
JP6510148B2 (ja) | 2016-07-27 | 2019-05-08 | 富士フイルム株式会社 | ピックアップセンサおよび生体センサ |
JP7157481B2 (ja) * | 2021-02-17 | 2022-10-20 | イアフレド株式会社 | 検出装置 |
-
1975
- 1975-10-24 JP JP14556275U patent/JPS5813317Y2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019017078A1 (ja) * | 2017-07-18 | 2019-01-24 | デクセリアルズ株式会社 | 荷重センサ、物品および荷重検知方法 |
JP2019020387A (ja) * | 2017-07-18 | 2019-02-07 | デクセリアルズ株式会社 | 荷重センサ、物品および荷重検知方法 |
JPWO2021229978A1 (ja) * | 2020-05-11 | 2021-11-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5257493U (ja) | 1977-04-26 |
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