JPS581321B2 - 液化ガス燃焼法 - Google Patents
液化ガス燃焼法Info
- Publication number
- JPS581321B2 JPS581321B2 JP11611078A JP11611078A JPS581321B2 JP S581321 B2 JPS581321 B2 JP S581321B2 JP 11611078 A JP11611078 A JP 11611078A JP 11611078 A JP11611078 A JP 11611078A JP S581321 B2 JPS581321 B2 JP S581321B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquefied gas
- conduit
- liquid
- pressure
- burner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
- Pressure-Spray And Ultrasonic-Wave- Spray Burners (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、液化ガスを液状のまま噴霧燃焼させる方法に
関する。
関する。
液化ガスは通常気化した後、バーナによって燃焼させる
が、工業規模では一般に気化のためべーパライザが必要
となり、装置コストは、通常の液体燃料の場合に比べて
高くなる。
が、工業規模では一般に気化のためべーパライザが必要
となり、装置コストは、通常の液体燃料の場合に比べて
高くなる。
液化ガスを液状で直接燃焼させればべーパライザが不要
となり、装置コストは低下するが次の問題がある。
となり、装置コストは低下するが次の問題がある。
(1)燃焼量の調節は、バーナ導管路中に調節弁を設け
、弁の開度によってノズル背圧を変化させて行うが、こ
の圧力を液の飽和圧力以下に低下させると液が一部蒸発
して導管路中を気液2相流となって流れ、そのため導管
路内圧力が変動するとともにノズル部で、気液が分離流
出し、これにより流量が大巾に変動し、流量調節が困難
になる。
、弁の開度によってノズル背圧を変化させて行うが、こ
の圧力を液の飽和圧力以下に低下させると液が一部蒸発
して導管路中を気液2相流となって流れ、そのため導管
路内圧力が変動するとともにノズル部で、気液が分離流
出し、これにより流量が大巾に変動し、流量調節が困難
になる。
(2)導管路内圧力を液の飽和圧力以上に保持すれば上
記問題は解消するが、この場合液最少流量時においても
液の飽和圧力以上の圧力を保持することが必要となり、
夏季のように液温度が高い場合、極めて高い圧力が必要
となる。
記問題は解消するが、この場合液最少流量時においても
液の飽和圧力以上の圧力を保持することが必要となり、
夏季のように液温度が高い場合、極めて高い圧力が必要
となる。
例えば30℃のブタン液(飽和圧力2Kg/cm2G)
を100〜20%の範囲で流量調節しようとする流量α
√圧力の関係から50Kg/cm2G必要となる。
を100〜20%の範囲で流量調節しようとする流量α
√圧力の関係から50Kg/cm2G必要となる。
これらのため、設備、運転コストが高くなるとともに漏
出事故などから安全性も悪化する。
出事故などから安全性も悪化する。
本発明は上記の問題を解消するもので以下その実施例を
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
液化ガスを液状でタンク1からバーナ2に導く導管路3
に、液化ガスを増圧するポンプ4と、バーナ2からの噴
出量を調節する調節弁5とを設け於ポンプ4とバーナ5
との間に位置して液冷却器6を導管路3に設ける。
に、液化ガスを増圧するポンプ4と、バーナ2からの噴
出量を調節する調節弁5とを設け於ポンプ4とバーナ5
との間に位置して液冷却器6を導管路3に設ける。
液冷却器6は被冷却液の通過部と隔壁を介して冷却媒体
の蒸発部を有する。
の蒸発部を有する。
導管路3から分妓された分岐管7を介して導管路3内の
液化ガスの一部を液冷却器6の蒸発部に導き、これを蒸
発部内または蒸発部入口で蒸発させる。
液化ガスの一部を液冷却器6の蒸発部に導き、これを蒸
発部内または蒸発部入口で蒸発させる。
この蒸発熱で導管路3の液化ガスを冷却して液温を所定
温度まで低下させ、冷却された液化ガスを調節弁5で流
量または圧力調節し、バーナ2のノズルから噴霧する。
温度まで低下させ、冷却された液化ガスを調節弁5で流
量または圧力調節し、バーナ2のノズルから噴霧する。
液冷却器6で減圧して気化したガスはパイロットバーナ
8に導き、噴霧燃焼させる。
8に導き、噴霧燃焼させる。
このような方法であると、導管路3内を流れる液化ガス
は液冷却装置6で冷却するので夏季においても十分に冷
却することができる。
は液冷却装置6で冷却するので夏季においても十分に冷
却することができる。
そのため、飽和圧力を大気圧近くまで下げることが可能
となり、これにより導管路3内での蒸発が防止でき、調
節弁5による流量調節が低い圧力で広い範囲に行なえる
。
となり、これにより導管路3内での蒸発が防止でき、調
節弁5による流量調節が低い圧力で広い範囲に行なえる
。
しかも、このため調節弁5が小型のもので足りる。
例えば30℃のブタン液を5℃まで下げれば飽和圧力は
0.3Kg/cm2Gであり、100〜20%の流量調
節に必要な最大圧力は7.5Kg/cm2Gでよい。
0.3Kg/cm2Gであり、100〜20%の流量調
節に必要な最大圧力は7.5Kg/cm2Gでよい。
そのため、前述の(50Kg/cm2G)必要とする場
合に比べて漏出危険度は十分低くなり、安全性が高い。
合に比べて漏出危険度は十分低くなり、安全性が高い。
また、液化ガスの冷却はその一部を蒸発させることによ
り行うので、別途の冷却媒体が不用であり、これらによ
り設備コスト,運転コストが安くなる。
り行うので、別途の冷却媒体が不用であり、これらによ
り設備コスト,運転コストが安くなる。
また、蒸発させた気化ガスを実施例のようにパイロット
バーナ8の燃焼用に利用すればエネルギ損失が伴わず、
経済的に有利である。
バーナ8の燃焼用に利用すればエネルギ損失が伴わず、
経済的に有利である。
第2図は他の実施例を示し、液冷却器6で蒸発したガス
を圧縮器又はエゼクタなどの加圧装置9を介してタンク
1へ再循環させている。
を圧縮器又はエゼクタなどの加圧装置9を介してタンク
1へ再循環させている。
液化ガスの性状によっては気温変化などにより液冷却器
6で完全には蒸発しない場合があり得る。
6で完全には蒸発しない場合があり得る。
このような場合、第1図の実施例のように直接にパイロ
ツトバーナ8の燃料として使用することは困難であるが
、本実施例のように再循環させることにより蒸発ガスの
無駄を無くすことができる. なお、上記各実施例では増圧用のポンプ4を有している
が、ポンプ4は必ずしも必要でなく、液化ガスの飽和圧
力を利用して、本発明による液冷却を行って噴霧燃焼さ
せてもよい。
ツトバーナ8の燃料として使用することは困難であるが
、本実施例のように再循環させることにより蒸発ガスの
無駄を無くすことができる. なお、上記各実施例では増圧用のポンプ4を有している
が、ポンプ4は必ずしも必要でなく、液化ガスの飽和圧
力を利用して、本発明による液冷却を行って噴霧燃焼さ
せてもよい。
以上説明したように、本発明によると、バーナへの導管
路内を流れる液化ガスの一部を液冷却器で蒸発させ、こ
の蒸発熱により導管路の液化ガスを冷却するので、液化
ガスの導管路内での蒸発の問題がなく、ノズルからの噴
出量の調節を正確かつ広範囲に行なうことができる。
路内を流れる液化ガスの一部を液冷却器で蒸発させ、こ
の蒸発熱により導管路の液化ガスを冷却するので、液化
ガスの導管路内での蒸発の問題がなく、ノズルからの噴
出量の調節を正確かつ広範囲に行なうことができる。
しかも漏出に対する安全性も高く、これらにより設備,
運転コストの低下が図れる。
運転コストの低下が図れる。
第1図は本発明方法を実施する設備の一例を示す管路構
成図、第2図は他の例を示す管路構成図である。 1・・・タンク、2・・・バーナ、3・・・導管路、4
・・・ポンプ、5・・・調節弁、6・・・液冷却器、7
・・・分岐器。
成図、第2図は他の例を示す管路構成図である。 1・・・タンク、2・・・バーナ、3・・・導管路、4
・・・ポンプ、5・・・調節弁、6・・・液冷却器、7
・・・分岐器。
Claims (1)
- 1 タンク内の液化ガスを導管路でバーナに導き、この
バーナから液状で噴霧燃焼させる液化ガス燃焼法におい
て、上記導管路に液冷却器を設け、導管路内のガスの一
部を液状で上記冷却器の冷却媒体蒸発部に導き、かつこ
の蒸発部で減圧蒸発させ、その蒸発熱により上記導管路
内のガスを冷却することを特徴とする液化ガス燃焼法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11611078A JPS581321B2 (ja) | 1978-09-20 | 1978-09-20 | 液化ガス燃焼法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11611078A JPS581321B2 (ja) | 1978-09-20 | 1978-09-20 | 液化ガス燃焼法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5543324A JPS5543324A (en) | 1980-03-27 |
JPS581321B2 true JPS581321B2 (ja) | 1983-01-11 |
Family
ID=14678931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11611078A Expired JPS581321B2 (ja) | 1978-09-20 | 1978-09-20 | 液化ガス燃焼法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS581321B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002054795A (ja) * | 2000-08-08 | 2002-02-20 | Asahi Eng Co Ltd | 液化ガスの加圧装置 |
-
1978
- 1978-09-20 JP JP11611078A patent/JPS581321B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5543324A (en) | 1980-03-27 |
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