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JPS58132114A - 合成繊維の製造法 - Google Patents

合成繊維の製造法

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Publication number
JPS58132114A
JPS58132114A JP1149582A JP1149582A JPS58132114A JP S58132114 A JPS58132114 A JP S58132114A JP 1149582 A JP1149582 A JP 1149582A JP 1149582 A JP1149582 A JP 1149582A JP S58132114 A JPS58132114 A JP S58132114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester
compound
fibers
acid
ester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1149582A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6346169B2 (ja
Inventor
Motoyoshi Suzuki
鈴木 東義
Kiyokazu Tsunawaki
綱脇 清和
Isahiro Minemura
峯村 勲弘
Masaaki Sekimoto
関本 雅章
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP1149582A priority Critical patent/JPS58132114A/ja
Publication of JPS58132114A publication Critical patent/JPS58132114A/ja
Publication of JPS6346169B2 publication Critical patent/JPS6346169B2/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合成繊維O製造法KI1gする。更に詳JII
Kは、峙殊亀黴細孔を有し、着色したWIiK改養堪れ
九色OIlみと鮮@度を呈するポリエステルよりなる會
威繊纏O擬造法に関するOポリエステルは多くの優れえ
骨性を有するがゆえに合成繊維として広く使用されてい
る。しかLlがら、ポリエステル畝線は羊毛中#IO如
き天然繊維、レーヨンやアセテートの如き繊維素系繊維
・アクリル系繊維等に比較して、着色し死際に色に深み
がなく発色性、鮮明性に劣る欠点がある。
従来よ〉、この欠点を解消せんとして、染料の改善やポ
リエステルの化学改質等が試みられてき九が、いずれも
充分な効果は得られていない。また、ポリエステル繊維
表面に透明薄膜を形成させる方法やam物表面に80〜
500rrJvsec/edのプラズマ照射を施して繊
維表面に微細な凹凸を形成させる方法等が提案されてい
る。しかしながら、これらの方法によっても、色の深み
を改善する効果は不充分であシ、その上繊維表面に形成
された透明薄l[社洗濯等によって容品に脱落し、その
耐久性も不充分であシ、プラズマ照射を施す方法では、
照射面の影になる繊維部分の繊維の表Ifに凹凸が生じ
ないため、着用中に生じる繊維組織内での糸の転び等に
よって平滑練m面が表面にでて色魔になる欠点がある。
他方、ポリエステル繊維の表面に凹凸を付与する方法と
して、ポリオキシエチレングリコール又はポリオキシエ
チレングリコールとスルホン酸化合物を配合したポリエ
ステルよシなる繊維′をアルカリ水溶液でII&埋する
ことにより繊維軸方向に配列し九皺状の微細孔を繊維表
向に形成させる吸湿性繊維O11造法、又は酸化亜鉛。
リン酸カルシウム等の如き不活性無機物質の微粒子をポ
リエステル反応系内に添加配合せしめてなるポリエステ
ル繊細を、アルカリ水溶液で処理して無機微粒子を溶出
することによ〉微細孔を形成させる1に湿性繊維の製造
法等が提案されている。しかしながら、これらの方法に
よって得られる繊維には、色の深みを改善する効果ti
認められず、かえって視線濃tO低下が認められる。即
ち、これらの方法において、アルカリ水溶液による処理
が充分でないときは、色の深みを改善する効果は全く認
められず、tた、アルカリ水溶液による処理が充分なと
きは、色の深みを改善するどころか、微細孔による光の
乱反射によるためか、視線濃度が低下し、濃色に着色し
ても白っぽく見えるように&D、その上得られるI!I
LIIIAの強度が著しく低下し、容易にフィブリル化
するようになり、実用に耐えない。
また、粒子lll!80 mμ以下のシリカの如き無機
微粒子を配合したポリエステルよシなる繊維をアルカリ
減量処理して、繊維表面に0.2〜0.7μの不規則な
凹凸を付与すると共にこの凹凸内に50〜200w+μ
の微細な凹凸を存在せしめることによって色の深みを改
善する方法が提案されている。しかしながら、この方法
によっても、色の深みを改善する効果は不充分であ夛、
その上かかる極めて複雑な凹凸展層による丸めか、摩I
IIIIIpの外部からの物理作用によシ凹凸が破壊さ
れ、破壊された部分が他の破壊されてい立い部分と比べ
て大きく変色したシ光沢の差を生じたに、更には容易に
フィブリル化するという欠点がある。
本発明者は、ポリエステル繊維に微細孔を付与するとと
によって、上記欠点がなく、色の深みと鮮明性に優れた
ポリエステル繊維を提供せんとして鋭意検討を行なった
結果、特定量の2価のリン化合物とこの5価(Qリン化
合物に対して特定量比のカルシクム化金物を予め反応さ
せることなく、ポリエステル反応系に添加゛して合成し
えポリエステルを溶融紡糸して得たポリエステル繊維を
アルカリ処理することによって、特殊なミクロボイドを
多数形成することができこうすることによって着色し九
時の色の深みと鮮明性に優れ、且つ摩擦による変色が充
分に小さく、耐フィブリル性にも優れ九ポリエステル繊
維が得ら・れることを見出し、先に提案しえ。
しかしながら、このようにして得られるポリエステル繊
膳紘染料そのものの色彩鮮明性があまシ良いとはいえな
い分散染料にしか染まらない。従って、なお一層優れ九
色の深みと鮮明性を得るためには鮮明性に優れえカチオ
ン染料を使用できるようにポリエステル繊維をカチオン
染料可染mに改質することが望まれる。
本発明者は、上記したポリエステル繊維で得られ友よう
なξり0ぎイドを繊維表面及びその近傍に多数有し且つ
カチオン染料に可染型のポリエステル繊維を得ようとし
て、アルカリ金属スルホネート基を有するイソフタル酸
成分で改質し九ポリエステルの合成時に上記した5価の
リン化合物とカルシウム化合物を予め反応させることな
く添加する方法について種々検討した。
その結果、アルカリ金属スルホネート基を有するイソフ
タル酸成分で改質したポリエステルの合成時にリン化合
物とカルシウム化合物を添加する場合には、アルカリ金
属スルホネート基を有するイノフタル酸成分で改質し逐
い通常のポリエステルの合成時に添加する場合に比較し
て得られるポリエステル中の内部析出粒子の分散状態が
不良となる傾向があるため透明性が喪好なポリマーを得
ることが困11になり、最終的に得られるアルカリ処理
後のポリエステル繊維表面にマクロボイドが形成されて
染色し九際に色の深みや鮮明性を改善する効果を認め難
く、かえって視感fa度が低下することもあるという問
題があることを知見し九。
本発明者はかかる問題を解決せんとして鋭意検討を行な
つ九結果、驚くべきことに上記し先方法において、カル
シウム化合物に代えてリチウム化合物を用いることによ
って内部析出粒子の分散性が良好で透明性に優れたカチ
オン染料可染鳳ポリエステルが再現性喪く確実に得られ
、このポリエステルから溶融紡糸したポリエステル繊維
をアルカリ地理することによって繊維表面及びその近傍
にミクロボイドを多数形成せしめることができ、カチオ
ン染料で染色した際改善され九色の深みと鮮明性を呈し
、染色堅牢度に優れ、摩擦による変色が充分に小さく且
つ耐フィブリル性にも優れ九ポリエステル繊維が得られ
ることを見出し丸。本発明はこの知見に基づいて艶に検
討を重ねぇ結果完成し九ものである。
即ち、本発明はテレフタル酸を主とするジカルボン酸又
はそのエステル形成性誘導体と少なくとも1種のグリコ
ール又はそのエステル形成誘導体との反応によって合成
されたポリエステルよりなる合成繊維を製造するに当り
、諌ポリエステルの合成が完了するまでの任意の段階で
、(、)  全酸成分に対してO,S〜10モル嘩のア
ルカリ金属スルホネート基を有するイソフタル酸又はそ
のエステル形成性誘導体 (b)  全酸成分に対して03〜3モルチの下記一般
式 で表わされるリン化合物 (c)  リチウム化合物 を(、)、 (b)及び(C)の3者を予め反応させる
ことなく且つ(b)と(C)の金属の当量数の合計量が
(b)の1)ン化合物のモル数に対して2.0〜3.2
倍となるように添加し、しかる後ポリエステルの合成を
完了し、得られ九ポリエステルを溶融紡糸した後アルカ
リ化合物の水溶液によりその2重量%以上を溶出するこ
とを特徴とする合成繊維の製造法である。
本発明でいうポリエステルは、テレフタル酸を生える酸
成分とし、少なくとも1種のグリコール、好ましくはエ
チレングリコール、トリメチレングリブール、テトラメ
チレングリコールから選ばれ九少なくとも1種のアルキ
レングリコールを生えるグリコール成分とするポリエス
テルを主える対象とする。
を九、テレフタル酸成分の一部を他の二官能性カルボン
酸成分で置換え九ポリエステルであってもよく、及び/
又はグリコール成分の一部を主成分以外の上記グリコー
ル、若しくは他のジオール成分で置換え九ポリエステル
であってもよい。
ここで使用されるテレフタル酸以外の二官能性カルダン
酸としては、例えばイソフタル酸。
ナフタリンジカルボン酸、ジフェニルジカルIン酸、ジ
フエノキシエタンジカルlン酸、β−ヒドロキシエトキ
シ安息香酸、p−オキシ安息香11.アジピン酸、セバ
シン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸の如き芳
香族、肪脂族。
脂環族の立官能性カルボン酸をあげることができる。を
走、上記グリコール以外のジオール化合物としては例え
ばシクロヘキサン−1,4−ジメタツール、ネオペンチ
ルグリコール、ビスフェノールA、ビスフェノール8の
如!側肪族。
脂環族、芳香族のジオール化合物およびポリオキシアル
キレングリコール等をあげることができる。
かかるポリエステルは任意の方法によって合成し九もの
でよい。例えばポリエチレンテレフタレートについて説
明すれば、通常、テレフタル酸とエチレングリコールと
を直接エステル化反応させるか、テレフタル酸ジメチル
の如きテレフタル酸の低級アルキルエステルとエチレン
グリコールとをエステル交換反応させるか又はテレフタ
ル酸とエチレンオキサイドとを反応させるかしてテレフ
タル酸のグリコールエステル及び/又はその低重合体を
生成させる第1段階の反応と5llk1段階の反応生成
物を減圧下加熱して所望の重合度になるまで重纏合反応
させる第2段階の反応によって製造される。
本発明のポリエステルには、その合成が完了するまでの
任意の段階で、アルカリ金属スルホネート基を有するイ
ソフタル酸又はそのエステル形成性四′導体を添加、実
重合させることによって腋ポリエステルの主鎖中にアル
キレ/−5−アルカリ金属スルホイソフタレート単位を
導入する。かかるアルカリ金属スルホネート基を有する
インフタル酸又はそのエステル形成性誘導体の好ましい
具体例としては、3,5−ジ(カルボキシ)ベンゼンス
ルホン酸ナトリウム、3.5−ジ(カルボキシ)ベンゼ
ンスルホン酸リチウム、S、S−シ(カルボキシ)ベン
ゼンスルホン酸カリウム、3.5−ジ(カルボメトキシ
)ベンゼンスルホン酸ナトリウム、3,5−ジ(カルボ
メトキシ)ベンゼンスルホン酸リチウム、3.5−ジ(
カルボメトキシ)ベンゼンスルホン酸カリウム、3,5
−ジ(β−ヒドロキシエトキシカルボニル)ベンゼンス
ルホン酸ナト9 ’) ’+ 31 s−シ(β−ヒド
ロキシエトキシカルボニル)ベンゼンスルホン酸リチウ
ム、3,5−ジ(β−ヒドロキシエトキシカルボニル)
ベンゼンスルホン酸カリウム、3,5−ジ(γ−ヒドロ
キシグロポキシカルポニル)ベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム、3,5−ジ(δ−とドロ中シプト中ジカルボニル
)ペンガンスルホン酸す)ljウム、a、s−シ(δ−
ヒドロキシブトキシカルボニル)ベンゼンスルホン酸リ
チウム等をあげることができる。
かかるアルカリ金属スルホネート基を有するイソフタル
酸又はそのエステル形成性誘導体のi加量は腋ポリエス
テルを構成する全拳成分に対して0.5〜10モル−の
範囲、好ましくは1〜6モル嘔の範囲である。その添加
量が0.5モルチ未満では最終的に得られるポリエステ
ル繊維をカチオン染料で充分濃色に染色することができ
ず、又10モル−を超えるとカチオン染料に対する親和
性が飽和するばか9でなく、ポリエステル繊維特有の優
れた物性が損なわれ、且つ製造コストが大幅に増加する
ので好ましくない。アルカリ金属スルホネート基を有す
るインフタル酸又はそのエステル形成性誘導体の添加時
期はポリエステル合成の第2段階の反応が完了する前で
あれば*ecw隈はないが、特に好壇しい添加時期は、
3.S−ジ(β−ヒドロキシエトキシカルボニル)ベン
ゼンスルホン酸のアルカリ金属塩の如きビスグリコール
エステルの場合は第1段階のエステル交換反応、エステ
ル化反応又はエチレンオキサイド付加反応の終了後から
第2段階の減圧反応開始前までの段階であり、3,9−
ジ(カルボメトキシ)ベンゼンスルホン酸アルカリ金属
塩の如き低級アルキルエステルの場合はエステル交換反
応開始以前の段階であって、3.S−ジ(カルボキシ)
ベンゼンスルホン酸アルカリ金属塩の場合はエステル化
反応開始以前の段階である。
又、金属スルホネート基を有するイソ7タル酸成分を共
重合すると多量のエーテル結合が副生することがあるが
、この難点は特開昭48−66650号等に開示された
アルカリ金属化合物の添加によって回避することができ
る。
本発明で使用するリン化合物は下記一般式で表わされる
リン化合物であり、式中 Bl及びVは水素原子又は−
価の有機基である。この一価の有機基は具体的にはアル
キル基、アリール基、 y ラル4 ル基Xハf(CH
*)zO)IR” (但L、Rsは水素原子、アルキル
基、アリール基又はアラル中ル基、lは2以上の整数、
kは1以上の整数)等が好壕しく、R1とR8とは同一
でも異なっていてもよい。Xは水素原子、−価の有機基
又は金属であり、−価の有機基としては上記Bl。
R3における有機基の定義と同様であって、R1゜R3
と同一でも異なっていてもよ<、また金属としては特に
アルカリ金属、アルカリ土類金属が好ましく、なかでも
しが特に好ましい。m #i0又は1の整数である。
かかるリン化合物としては、例えば正リン酸。
リン酸トリメチル、リン醗トリ′エチル、リン酸トリブ
チル、リン酸トリフェニルのよ’tすy酸トリエステル
、メチルアシドホスフェート。
エチルアシドホスフェート、ブチルアシドホスフェート
のようなリン酸モノ及びジエステル。
亜すン酸、亜リン酸トリメチル、亜リン酸トリエチル、
亜リン酸トリブチル、亜リン酸トリフェニルのような亜
リントリエステル、メチルアシドホスファイト、エチル
アシ寥°ホスファイト。
ブチルアシドホスファイトのような亜すン駿モノ及びジ
エステル、上記リン化合物i′/リコール及び/又は水
と反応するととKよシ得られるリン化合物、更に上記し
たリン化合物を該リン化合物と等モルのリチウム化合物
と反応することにより得られるリン化合物等から選ばれ
丸1種以上のリン化合物を用いることができる。
上記りン化合物と併用するリチウム化合物としては、上
記リン化合物と反応してポリエステルに不溶性の塩を形
成するものであれば特に制限はなく、リチウムの酢酸塩
、しゆう酸塩、安息香酸塩、フタル酸塩、ステアリン酸
塩のような有機カルボン酸塩、硼酸塩、硫酸塩、珪酸塩
炭酸塩1重炭酸塩の如き無機酸塩、塩化物のよ5なハロ
ゲン化物、エチレンジアミン4酢酸錯塩のようなキレー
ト化合物、水酸化物、酸化物。
メチラート、エチラート、グリコレート等のアルコラー
ド類、フェノラート等をあけることができる。特にエチ
レングリコールに可溶性である有機カルボ/酸塩、/・
aゲン化物、キレート化合物、アルコラードが好ましく
、なかでも有機カルボン酸塩が特に好ましい。上記のリ
チウム化合物は1種のみ単独で使用しても、また2種以
上併用してもよい。
上記リン化合物及びリチウム化合物を添加するに当って
、最終的に得られるポリエステル繊維に優れた色ORみ
とその摩擦耐久性を与える丸めには、リン化合物の使用
量及び皺すン化合−〇使用量に対するリチウム化合物の
使用量の比を特定する必要がある。即ち、本発明で使用
するリン化合物の添加量はあt)に少ないと最終的に得
られるポリエステル繊維の色の深みが不充分に&l こ
の量を多くするに従って色O深みは増加するが、あtJ
)K多くなると最早色の深み社著しい向上を示さず、か
えって耐摩擦耐久性が愚化し、その上充分な重合度と軟
化点を有するポリエステルを得ることが困難となり。
更に紡糸時に糸切れが多発するというトラブルを発生す
る。この丸め、リン化合物の添加量はポリエステルを構
成する全酸成分に対してO,S〜3モル−〇範囲にすべ
きであシ%411KO,S〜2モル囁の範囲が好ましい
。まえ上記リン化合物とリチウム化合物に含まれる金属
の当量数の合計量がリン化合物の毫ル赦に対して10倍
よシ少ない量では、得られるポリエステル繊維の色の深
みが不充分であり、その上重縮合速度が低下し^重合度
のポリエステルを得ることが困■となり、又、生成ポリ
エステルの軟化点が大幅に低下するようになる。逆にこ
の量が3.2倍を越えると、粗大粒子が生成し、色の深
みは改善されるどころか、かえって視線濃度が低下する
ようになる。この丸め、上記リン化合物とリチウム化合
物の金属の当量数の合計量はII 177化合物のモル
数に対して2.0〜3.2倍の範囲になる量にすべきで
あシ、%K 2,0〜3.0倍の範囲が好ましい。
上記アルカリ金属スルホネート基を有するイソフタル酸
化合物、リン化合物及びリチウム化合物の3者は予め反
応させることなくポリエステル反応系に添加する必要が
ある。こうすることによって、不溶性粒子をポリエステ
ル中に均一な超微粒子状態で生成せしめることができる
ようになる。予め外部で上記アルカリ金属スルホネート
基を有するイノフタル酸化合物及び/又はリン化合物と
リチウム化合物とを反応させて不溶性粒子とした後にポ
リエステル反応系に添加し九のでは、ポリエステル中で
の不溶性粒子の分散性が悪くなり、且つ粗大凝集粒子が
含有されるようになる丸め、最終的に得られるポリエス
テル繊維の色の深みを改善する効果は認められなくなる
上記0177化合物及びリチウム化合物の添加は、それ
ぞれポリエステルの合成が完了するまでの任意の段階に
おいて、任意の順序で行なうことができる。しかし、リ
ン化合物のみを1111段階の反応が未終了の段階で添
加し九のでは、第1段階の反応の完結が阻害されること
がToり。
ま友リチウム化合物のみを第1段階の反応終了前に添加
すると、この反応がエステル化反応のときは、この反応
中に粗大粒子が発生し九〉、エステル交換反応のと−き
は、その反応が異常に早く進行し突沸現象を引起すこと
があるので、この場合、その20重量−S度板下にする
のが好ましい。リチウム化合物の少なくとも80重量−
及びす、ン化合物全量の添加時期は、ポリエステルの合
成の嬉1段階の反応が実質的に終了し九段階以降である
ことが好ましい。また、リン化合物及びリチウム化合物
の添加時期が、第2段階の反応がtht)K進行した段
階で社、粒子の凝集、It大化が生じ易く最終的に得ら
れるポリエステル繊維の色の深みが不充分となる傾向が
あるのでs $12段階の反応における反応混合物の&
隈粘度が0.3に到達する以前であることが好ましい。
上記のアルカリ金属スルホネート基を有するイソフタル
酸化合物、リン化合物及びリチウム化合物はそれぞれ一
時に添加しても、2回以上に分割して添加しても、又は
連続的に添加してもよい。
本発明において使用するリチウム化合物の中には前記し
たエーテル結合の副生を抑制する効果を有するものがあ
)、かかるリチウム化合物を使用する場合は別にエーテ
ル生成抑制剤を使用することを要さずこのリチウム化合
物を第1段階の反応開始帥又は反応中に添加してエーテ
ル生成抑制剤としても兼用することができるが。
前述した如く反応がエステル化反応のときは粗大粒子が
発生したり、エステル交換反応のときは、突沸現象を引
起すことがあるので、その使用量は添加するリチウム化
合物の全量の20重量qk@度以下にとどめるのが好ま
しい。
以上説明し友ように、上記のアルカリ金属スルホネート
基を有するイノフタル酸化合物及びリン化合物の特定量
と該リン化合物に対して特定量比のリチウム化合物とを
予め反応させることなくポリエステル反応系に#7に加
し、しかる後ポリエステルの合成を完了することによっ
て、高重合度、高軟化点及び良好な製糸化工1通過性を
有し、且つ最終的に色の深みとその摩擦耐久性に共に優
れ良縁維を与えることのできるポリエステルを得ること
ができる。
このようにして得られ九ポリエステルを溶融紡糸して繊
維とするには、格別な方法を採用する必要はな、<、通
常のポリエステル繊維の溶融紡糸方法が任意に採用され
る。ここで紡出する繊維は中空部を有しない中実線維で
あっても。
中空部を有する中空繊維であってもよい。tえ紡出する
繊維の横断面における外形や中空部の形状は1円形であ
って4異形であってもよい。
)!に紡糸するに際して、上記のリン化合物とリチウム
化合物を添加したカチオン染料可染型ポリエステル並び
に添加しない未変性ポリエステル及び/又は添加しない
カチオン染料可11!型ポリエステルを使用して、リン
化合物とリチウム化合物を添加し九カチオン染料可染型
ポリエステルを鞘成分もしくは層成分とする芯鞘型複倉
繊維もしくは二層又はそれ以上の多層のサイド・パイ・
サイド型複倉繊維にしてもよい。
かくして得られるポリエステル繊維から、その一部を除
去するには必i!に応じて砥伸熱処理又は仮撚加工等を
施した後、又は更に布帛にした後、アルカリ化合物の水
溶液で処理することによシ容易に行なうことができる。
ここで使用するアルカリ化合物としては、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、テトラメチルアンモニウムハイ
ドロオキサイド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等をあ
けることができる。
なかでも水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが%に好ま
しい。
かかるアルカリ化合物の水溶液の濃度は、アルカリ化合
物の種類、処理条件等によって異なるが、通常LO1〜
40重量Isの範囲が好ましく、%K O,1〜30重
量−の範囲が好ましい。処理温度は常温〜Zoo℃の範
■が好ましく、感層時間は1分〜4時間の範囲で通常行
なわれる。
を丸、このアルカリ化合物の水溶液の処11によって溶
出除去する量は、繊維重量に対して2重量部以上cni
sscすべきである。このようにアルカリ化合物の水溶
液で処理することによってミクロボイドを繊m表面及び
その近傍に多数形成せしめることができ、染色し九II
K優れ九色の深みを呈するようKなる。
1に′に1本発明の方法により得られるポリエステル繊
維には、必glK応じて任意の添加剤、例えd触媒2着
色防止剤、耐熱剤 m燃剤、螢光増白剤、艶消剤9着色
剤等が含まれていてもよい。
以下に実施例をあげて更に説明する。1M!施例中の部
及びチは重量部及び重量%を示し、得られるポリエステ
ル繊維を染色し死際O色の深み。
摩擦変色は以下の方法で測定し友。
(1)  色の深み 色の深みを示す尺度としては、深色度(’Ps )を用
いた。この値はサンプル布の分光反射率(B)を高滓R
O−330型自記分光光度針にて測定し、次に示すクベ
ルカームンク(Kubelkm −Munk )の式か
ら求めた。この値が大きいほど深色効果が大きいことを
示す。(測定波長SOO密μ) なお、には吸収係数、8は散乱係数を示す。
(鎗) 耐摩擦変色性 摩擦堅ろう度試験用の学振型平面摩耗機を使用して、摩
擦布としてポリエチレンテレフpv−トxoo%からな
るジョーゼットヲ用い、試験布を500fの加重下で所
定回数平置摩耗して、変色の発生の程度を変褪色用グレ
ースケールで判定した。耐摩耗性が極めて低い場合を1
mlとし、極めて高い場合を5級とじ九。実用上4級以
上が必要である。
′!J!施例1 テレフタル酸ジメチル100部、エチレングy−y−ル
lO!ll+酢酸カルシウム1 水al 0.06部を
エステル交換缶に仕込み、窒素ガス雰囲気14時間かけ
て140℃から230”Oまで昇温して生成するメタノ
ールを系外に留去しながらエステル交換反応を行なった
。続いて得られえ反応物に、0.64部の酢酸リチウム
無水塩(テレフタル−ジメチルに対して1.88七ルー
)を添加し、この5分1!KO,5sllの正1ノンI
I(テレフタル酸ジメチルに対して0.69 mol 
% )、更に5分後に0.04部の三酸化アンチモン0
.04部を添加して重合缶に移し丸。次いで3,5−ジ
(β−ビトロキシエトキシカルボニル)ベンゼンスルホ
ン酸ナトリクム4.8部(テレフタル酸ジメチルに対し
て2.6モルqk)を重合釜に添加した。続いて1時間
かけて760 mmHp から1mmHF’tで減圧し
、同時に1時間30分かけて230℃から280″Of
で昇温した。 l mmHP以下の減圧下、重合温g2
80℃で更に2時間30分、合計4時間重合し、極限粘
[0,512゜軟化点258℃のポリマーを得た。反応
終了後ポリマーを常法に従いチップ化した。
このチップを常法により乾燥し、孔vk0.3腸の円形
紡糸孔を36個穿設し九紡糸口金を使用して290℃で
溶融紡糸し、次いで常法に従って延伸倍率3.5倍で延
伸して75デニール/36フイラメントの原糸を得た。
この原糸に8撚250077m及び2撚2500T/m
の強撚を施し、続いて該強撚糸を80℃で30分間蒸熱
処理して撚止めを行なった。
該強撚糸を経密度47本/1.緯密度32本/1で8.
z撚を2本交互に配して梨地ジョーゼット織物を製織し
た。得られた生機をロータリーワッシャーにて沸騰温度
で20分間リラックス処理を施し、シボ立てを行ない、
常法によりグリセット後、1−の水酸化ナトリウム水溶
液で沸騰温度にて処理し、減量率20チの布帛を得た。
このアルカリ処m後の布帛をA11ea Cathil
onBlack 0D−GLH(保土谷化学■製品) 
8 % owfで芒硝2 V/を含む染浴中にて120
 ’Oで66分間染色後、常法に従ってソーピングを行
ない黒色布を得え。この黒色布0色の深みおよび摩耗2
00回ilの耐摩擦変色性を第1表に示した。
又、カチオン染料をAigea 0atbiloo B
lue CD −RLHにかえて!%owfで染色を行
ない冴えた深色の青色布を得た。この青色布の色の鮮明
性は下記基準により視線判定して第1表にボした。
O標準に比較して鮮明性が著しく大 0 標準に比較して鮮明性が大 st   標  準 Δ 標単に比較して鮮明性が劣る × 標準に比較して鮮明性が著しく劣る実施例2 実施例Iにおいて使用した酢酸リチウム無水塩及び正リ
ン酸の添加量を変更する以外は実施例1と同様に行なっ
た。結果は第1表に示し九過シであり九。
実施例3 実施例Iにおいて使用し九正リン酸に代えて第1表に記
載したリン化合物を第1表に記載した量添加する以外は
実施例1と同様に行なった。
結果Fi第1表に示し九通りであった。
実施例4 実施例1において重縮合反応開始前に添加し* S、 
S−ジ(β−ヒドロキシエトキシカルボニル)ベンゼン
スルホン酸ナトリウム4.8部に代えて3.5−ジ(カ
ルボメトキシ)べ/ゼンスルホン摩ナトリウム4部をエ
ステル交換反応開始前に添加し、又エステル交換反応終
了後に添加し九酢酸リチウム無水塩0.64部の中の0
.06部(テレフタル酸ジメチルに対して0.177モ
ルチ)をエステル交換反応前に、残りの0.58部をエ
ステル交換反応終了後に添加する以外は実施例1と同様
に行なった。結果はst表に示し九通りで6つ九。
比較例1 爽11において使用した酢酸リチウム無水塩を使用せず
、又、エステル交換反応終了後に添加した正リン酸の使
用量を0.04部(テレフタル酸ジメチルに対して0.
079モルqb)に変更する以外は実施例1と同様に行
なった。結果は第111に示し九通シであった。
比較例2 実施例Iにおいて使用し九酢酸リチウム無水塩O代わ)
K酢駿カルシウム1水塩0.85部(テレフタル酸ジメ
チルに対して0.94モルチ)を使用する以外は実施例
1と同様に行なった。
結果は第1表に示した通りであつ九。
特許出願人 帝人株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 テレフタル酸を主とするジカルボン酸又はそのエステル
    形成性誘導体と少なくとも1種のグリコール又はそのエ
    ステル形成性誘導体との反応によって合成されたポリエ
    ステルよりなる合成繊維を製造するに、当り、鼓ポリエ
    ステルの合成が完了するまでの任意の段階で、 −) 全酸成分に対してO,S〜10モル−〇アルカリ
    金属スルホネート基を有するイソフタル酸又はそのエス
    テル形成性誘導体 へ) 全酸成分に対してO,S〜3モル−〇下記一般式 (0) %式% 1式中、R1及びB1は水素原子又は−価O有]し横1
    、Xは水嵩原子、−価O有機基又は」金属、鵬はO又は
    1を示す。 で表わされるリン化合物 (c)  リテクム化合物 を(m) @ 、 (b)及び(c)C)3者を予め反
    応させることなく且つ(1,)と(c) 0金属O轟量
    数の会針量が暢)09ン化金物Oモル数に対してLO〜
    3.2倍となるように添加し、しかる後ポリエステルO
    舎成を完了し、得られ丸ポジエステルを溶融紡糸し良後
    アル′iIq化合物O*涛諌によ〉その2重量哄以上を
    溶出することを特徴とする合成繊維の製造法。
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