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JPS5810049Y2 - メカニカルシ−ルのダンパ−装置 - Google Patents

メカニカルシ−ルのダンパ−装置

Info

Publication number
JPS5810049Y2
JPS5810049Y2 JP7169779U JP7169779U JPS5810049Y2 JP S5810049 Y2 JPS5810049 Y2 JP S5810049Y2 JP 7169779 U JP7169779 U JP 7169779U JP 7169779 U JP7169779 U JP 7169779U JP S5810049 Y2 JPS5810049 Y2 JP S5810049Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retainer
seal
ring
damper device
mechanical seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7169779U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55171756U (ja
Inventor
陣内毅
Original Assignee
イ−グル工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イ−グル工業株式会社 filed Critical イ−グル工業株式会社
Priority to JP7169779U priority Critical patent/JPS5810049Y2/ja
Publication of JPS55171756U publication Critical patent/JPS55171756U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5810049Y2 publication Critical patent/JPS5810049Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はメカニカルシールのダンパー装置の改良に関し
、特にシール摺動部の振動を防止するダンパー装置に係
る。
メカニカルシールは’FN5の回転振れやシール摺動部
における界面摩擦現象等によりシールノーズ部に軸方向
または回転方向の振動が生じるが、この振動は時により
従動リングに大きな変位を生じさせシール摺動面に過大
の油漏を起してシール機能を著しく劣化することがあっ
た。
そこでこの振動を防止するため従来、第1図に示すよう
なダンパーaがケースとリテーナ間に介設されているが
、かかるダンパーaは円筒状メタルを打ち抜き加工して
リテーナ外周面を弾性押圧する弾性片すが形成されたも
のであるが、その構成上生産加工が煩雑で面倒な組付は
作業を要しコスト高になる欠点を有していた。
本考案は上記の欠点を解消するためになされたもので、
メイテイングリング端面に摺接するシールノーズ部を有
したシールリングに隣接して配置されるリテーナ外周面
に装着した弾性リングの弾性力によりシールノーズ部の
振動を効果的に緩衝吸収して制振し、常に良好なシール
効果を果し得るとともにいかなる横取のメカニカルシー
ルにも簡単に適用できるダンパー装置の提供を目的とす
る。
つぎに本考案を図示の実施例にもとづいて説明すると、
1は回転軸2を軸支したケースで、該ケース1内には回
転軸2に場合したシールリング3と、該シールリング3
外周面に密接して配置されたリテーナ4が設けられてお
り、このシールリング3とリテーナ4の連続端面とケー
ス1の底壁面間にベローズ5が設けられ、このベローズ
5により軸封されるとともに回転軸2に固着されたタイ
ティングリング6端面に摺接するシールノーズ部7がシ
ールリング3に突設されている。
このようなベローズ型のメカニカルシールのリテーナ4
外周面には凹条溝8を形成して弾性リング9を周設しで
ある。
上記弾性リング9はゴム、合成樹脂もしくはコイルスプ
リング等の弾性材で形成されたもので、ケース1の端部
を軸心側に曲成して設けられた突起部10によりリテー
ナ4内方に押し込められるように引張され、かつこの突
起部10に対応位置したリテーナ4外周面には凹部11
が形成されている。
しかして回転軸2が駆動すると、そのタイティングリン
グ6端面と摺接するシールノーズ部7が界面摩擦現象等
により回転方向または軸心方向に振動を生じるが、リテ
ーナ4外周に突起部10と凹部11とにより適度の弾性
力を有するように引張されて周設された弾性リング9が
その弾性力を、常にリテーナ4を介してシールノーズ部
7を有するシールリング3外周面を軸心側に均等な力で
作用させてシールノーズ部7の振動を緩衝吸収して制振
するのである。
また本考案の他の実施例を第4図について説明すると、
本実施例のメカニカルシールは前記実施例のものと異な
る。
すなわち回転軸2に環設したリテーナ4aはその一端に
シールノーズ部7を有するシールリング3を段部12に
嵌合して隣接配置しており)該リテーナ4aの外側には
ケース1が外環してあってリテーナ4aとケース1の対
応端面間にシールノーズ部7端面をメイテイングリング
6端面に弾性押圧するスプリング13が介設されている
上記リテーナ4a外周面に形成された凹条溝8に弾性リ
ング9が嵌着してあり、この弾性リング9をリテーナ4
a内側に押し込むように引張するピン14がケース1内
壁面に植設され、かつ該ピン14に対応するリテーナ4
a外周面には円弧状の凹部11aが形成してあり、この
ピン14と凹部11aとによりリテーナ4aに外蓋され
た弾性リング9の弾性力によって前記実施例と同様にシ
ールノーズ部7の振動を緩衝して制止するものである。
以上説明したように本考案はシールリングに隣接配置し
て設けられるリテーナ外周面に適宜材質の弾性リングを
周設し、この弾性リングをリテーナ外周面に形成した凹
部とケース側に設けた突起部とにより適度の引張力を付
与するごとく挾持しているので、シール摺動面に生じる
振動を弾性リングの適度の弾性作用によって緩衝吸収で
きることからメカニカルシールのシール機能を常に良好
に維持することができる。
しかも本考案はリテーナ外周面に弾性リングを装着した
比較的簡単な構成からなっており、組付および生産加工
が容易で廉価に提供することができるばかりか、諸種の
メカニカルシールにも容易に適用でき、かつ弾性リング
の材質を選定したり、もしくはリテーナ、ケースにそれ
ぞれ形成される凹部と突起部の個数を増減させることに
より簡単にダンパー効果の調整を行うことができる等実
用的効果は極めて太きい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は従来のメ
カニカルシールのダンパー装置を示す要部断面図、第2
図は本考案の要部断面図、第3図は第2図の矢視側面図
、第4図は本考案の他の実施例を示す要部断面図、番5
図は第4図矢視側面図である。 1・・・・・・ケース、2・・・・・・回転軸、3・・
・・・・シールリング、4,4a・・・・・・リテーナ
、5・・・・・・ベローズ、6・・・・・・メイテイン
グリング、7・・・・・・シールノーズ部、8・・・・
・・凹条溝、9・・・・・・弾性リング、10・・・・
・・突起部、11,11a・・・・・・凹部、12・・
・・・・段部、13・・・・・・スプリング、14・・
・・・・ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸のメイテイングリング端面に摺接するシールノー
    ズ部を有するシールリングに隣接配置されるリテーナ外
    周面に凹条溝を形成して弾性リングを周設するとともに
    この弾性リングをリテーナ内側に押し込むごとく引張す
    る突起部をケース側に設け、かつ該突起部対応位置のリ
    テーナ外周面に凹部を形成したことを特徴とするメカニ
    カルシールのダンパー装置。
JP7169779U 1979-05-28 1979-05-28 メカニカルシ−ルのダンパ−装置 Expired JPS5810049Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7169779U JPS5810049Y2 (ja) 1979-05-28 1979-05-28 メカニカルシ−ルのダンパ−装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7169779U JPS5810049Y2 (ja) 1979-05-28 1979-05-28 メカニカルシ−ルのダンパ−装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55171756U JPS55171756U (ja) 1980-12-09
JPS5810049Y2 true JPS5810049Y2 (ja) 1983-02-23

Family

ID=29305382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7169779U Expired JPS5810049Y2 (ja) 1979-05-28 1979-05-28 メカニカルシ−ルのダンパ−装置

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JP (1) JPS5810049Y2 (ja)

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JPS55171756U (ja) 1980-12-09

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