JPH1196955A - 並行検出型エネルギー損失分析器 - Google Patents
並行検出型エネルギー損失分析器Info
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- JPH1196955A JPH1196955A JP9254684A JP25468497A JPH1196955A JP H1196955 A JPH1196955 A JP H1196955A JP 9254684 A JP9254684 A JP 9254684A JP 25468497 A JP25468497 A JP 25468497A JP H1196955 A JPH1196955 A JP H1196955A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来の方式は3つ以上の4重極レンズと、2極
レンズと、6重極レンズを扇形磁場と並行型検知器の間
に設置する極めて複雑なレンズ系であった。 【解決手段】扇形磁場の入口と出口にそれぞれ、4重磁
極レンズと6重磁極レンズを設置して、分散のズームと
2次収束を実現する方法。
レンズと、6重極レンズを扇形磁場と並行型検知器の間
に設置する極めて複雑なレンズ系であった。 【解決手段】扇形磁場の入口と出口にそれぞれ、4重磁
極レンズと6重磁極レンズを設置して、分散のズームと
2次収束を実現する方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透過型電子顕微鏡な
どで、試料を通過したエネルギー損失を分析して試料の
構成元素の情報を得る装置に関する。
どで、試料を通過したエネルギー損失を分析して試料の
構成元素の情報を得る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エネルギー損失分析器はEELS(Elec
tron Energy Loss Spectroscopy )と呼ばれ、扇形磁場
を用いて、薄い試料を透過した電子のエネルギーを分離
して、電子と試料を構成する原子との非弾性衝突過程に
よるエネルギー損失を知ることにより、元素を同定する
技術である。従来は磁場を変えながら収束面に設置され
た狭いスリットを通して電子を検出する方法で検出効率
はよくなかった。
tron Energy Loss Spectroscopy )と呼ばれ、扇形磁場
を用いて、薄い試料を透過した電子のエネルギーを分離
して、電子と試料を構成する原子との非弾性衝突過程に
よるエネルギー損失を知ることにより、元素を同定する
技術である。従来は磁場を変えながら収束面に設置され
た狭いスリットを通して電子を検出する方法で検出効率
はよくなかった。
【0003】この欠点を克服するためにアメリカ合衆国
特許、USP4743,756 号公報に示されたPEELS(Para
llel Detection Electron Energy Loss Spectrometer)
並行検出型電子エネルギー損失分析器が発明された。こ
の発明は扇形磁場のプリズムで電子線のエネルギー損失
に応じてを分散させ、プリズムに出口側に複数の4重極
レンズを備え、その内少なくとも2つはプリズムの分散
を拡大ズームさせ、他の1つで並行型検出器の面上に収
束させる機能を有している。図8に示すように、PEE
LSの実施例では磁場プリズムと検出器の間に4個の4
重極レンズを設置している。分散をズームする機能は図
中のQ21とQ23で行いQ22で検知器50に収束さ
せている。この方式は現在、すべてのメーカの電子顕微
鏡に、エネルギー分析器として利用されている。
特許、USP4743,756 号公報に示されたPEELS(Para
llel Detection Electron Energy Loss Spectrometer)
並行検出型電子エネルギー損失分析器が発明された。こ
の発明は扇形磁場のプリズムで電子線のエネルギー損失
に応じてを分散させ、プリズムに出口側に複数の4重極
レンズを備え、その内少なくとも2つはプリズムの分散
を拡大ズームさせ、他の1つで並行型検出器の面上に収
束させる機能を有している。図8に示すように、PEE
LSの実施例では磁場プリズムと検出器の間に4個の4
重極レンズを設置している。分散をズームする機能は図
中のQ21とQ23で行いQ22で検知器50に収束さ
せている。この方式は現在、すべてのメーカの電子顕微
鏡に、エネルギー分析器として利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術を詳細に
検討すると次のような問題点が指摘できる。
検討すると次のような問題点が指摘できる。
【0005】1).磁場プリズムと検出器の間に4個以上
の多重極レンズ系を設置するので、構成が複雑で調整が
難しい。
の多重極レンズ系を設置するので、構成が複雑で調整が
難しい。
【0006】2).分散方向の収束をさせる4重極レンズ
Q22が扇形磁場の出口側にあるため、磁場の偏向量が
少しでも中心軌道からずれたり、変動すると収束条件か
ら外れ、分解能が低下する原因になる。
Q22が扇形磁場の出口側にあるため、磁場の偏向量が
少しでも中心軌道からずれたり、変動すると収束条件か
ら外れ、分解能が低下する原因になる。
【0007】3).ビームの広がり角に起因する2次収差
を少なくするために、扇形磁場の入口と出口の磁極端面
を凸面と凹面に加工した形状を図示しているが、収束さ
せる調整作業が複雑になり、また、ズームするために4
重極レンズQ21,Q23を変化させると、そのレンズ
作用による2次収差が新たに大きく発生し凹凸面による
収差除去の効果は出ない。
を少なくするために、扇形磁場の入口と出口の磁極端面
を凸面と凹面に加工した形状を図示しているが、収束さ
せる調整作業が複雑になり、また、ズームするために4
重極レンズQ21,Q23を変化させると、そのレンズ
作用による2次収差が新たに大きく発生し凹凸面による
収差除去の効果は出ない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、この従来技
術の機能をもっと簡単な構成で実施し、さらに上記の問
題点を解決しようとするものである。
術の機能をもっと簡単な構成で実施し、さらに上記の問
題点を解決しようとするものである。
【0009】本発明を図1及び図2に示す。13は図9
の従来技術の13に相当し、試料12を透過した電子ビ
ームをレンズ系(省略)によって点収束(クロスオー
バ)させた位置を示す。扇形磁場15の手前には、電子
ビーム2の拡がりを制限する絞り穴14と、電子ビーム
を扇形磁場の磁力線方向(y方向)に偏向させる2極磁
場レンズ33と、4重磁極レンズ21と6重磁極レンズ
31が設置され、扇形磁場の後には6重磁極レンズ32
と、4重磁極レンズ22が、並行検出器50の間に設置
されている。
の従来技術の13に相当し、試料12を透過した電子ビ
ームをレンズ系(省略)によって点収束(クロスオー
バ)させた位置を示す。扇形磁場15の手前には、電子
ビーム2の拡がりを制限する絞り穴14と、電子ビーム
を扇形磁場の磁力線方向(y方向)に偏向させる2極磁
場レンズ33と、4重磁極レンズ21と6重磁極レンズ
31が設置され、扇形磁場の後には6重磁極レンズ32
と、4重磁極レンズ22が、並行検出器50の間に設置
されている。
【0010】扇形磁場15のビームの入射および出射磁
極端面は、いわゆる斜め角度を有しており、ビームをy
方向に収束させる機能を持たせ、側面図に示したよう
に、4重磁極レンズ22の位置に収束する条件に設定す
る。
極端面は、いわゆる斜め角度を有しており、ビームをy
方向に収束させる機能を持たせ、側面図に示したよう
に、4重磁極レンズ22の位置に収束する条件に設定す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図3に示す。ビ
ーム絞り14は真空容器51の中に設置されてるが2重
極,4重極,6重極レンズ系および扇形磁場はすべて大
気中に設置されビームの通る部分は非磁性体の金属(例
えば燐青銅)のチューブ52で真空を保持されると共に
絶縁物を介して、設置電位の装置とレンズ系から絶縁さ
れた構造とする。
ーム絞り14は真空容器51の中に設置されてるが2重
極,4重極,6重極レンズ系および扇形磁場はすべて大
気中に設置されビームの通る部分は非磁性体の金属(例
えば燐青銅)のチューブ52で真空を保持されると共に
絶縁物を介して、設置電位の装置とレンズ系から絶縁さ
れた構造とする。
【0012】2重極レンズ33,4重磁極レンズ21,
22および6重磁極レンズ31,32は図3,図4,図
5に示した構造を有する。おのおの円筒系の磁路(ヨー
ク)61,磁極62,励磁コイル63を備え、かく磁極
の間には絶縁チューブ64と真空容器チューブ65を備
えた構造を持つ。
22および6重磁極レンズ31,32は図3,図4,図
5に示した構造を有する。おのおの円筒系の磁路(ヨー
ク)61,磁極62,励磁コイル63を備え、かく磁極
の間には絶縁チューブ64と真空容器チューブ65を備
えた構造を持つ。
【0013】扇形磁石15は磁極67と励磁コイル66
およびヨーク68より構成される。磁極間の真空容器の
分析管69は絶縁シートによって磁極と絶縁され、印加
端子70より正電圧を印加される。出口側の4重磁極レ
ンズ22でエネルギーの分散範囲をズームされた電子ビ
ームは並行型検出器50によって同時計測される。
およびヨーク68より構成される。磁極間の真空容器の
分析管69は絶縁シートによって磁極と絶縁され、印加
端子70より正電圧を印加される。出口側の4重磁極レ
ンズ22でエネルギーの分散範囲をズームされた電子ビ
ームは並行型検出器50によって同時計測される。
【0014】
【発明の効果】本発明の構成により、扇形磁石15で電
子ビーム2のエネルギーを分散させた後、後方の4重磁
極レンズ(Q2)22で分散を大きくズームすることが
できる。しかし並行型検出器50の位置ではビームは収
束する必要があるので、前方の4重磁極レンズ(Q1)
21の磁場を調節して収束条件に設定する。これらの収
束条件はTRIO(T.Matuo et al.;Computer Program,
TRIO for Third OrderCalculation of Ion Trajector
y;,Mass Spectrometry 24 (1976),pp 19−62))と呼ば
れる軌道計算プログラムによりシュミレーションで求め
ることができる。本発明の図1の形状におけるQ2によ
るズーム機能としての分散係数Dの変化と検知器での分
散(x)方向の収束条件を図6に示す。ここに4重磁極
レンズのレンズ常数QKMはTRIOに基づいて下記の
式で表される。
子ビーム2のエネルギーを分散させた後、後方の4重磁
極レンズ(Q2)22で分散を大きくズームすることが
できる。しかし並行型検出器50の位置ではビームは収
束する必要があるので、前方の4重磁極レンズ(Q1)
21の磁場を調節して収束条件に設定する。これらの収
束条件はTRIO(T.Matuo et al.;Computer Program,
TRIO for Third OrderCalculation of Ion Trajector
y;,Mass Spectrometry 24 (1976),pp 19−62))と呼ば
れる軌道計算プログラムによりシュミレーションで求め
ることができる。本発明の図1の形状におけるQ2によ
るズーム機能としての分散係数Dの変化と検知器での分
散(x)方向の収束条件を図6に示す。ここに4重磁極
レンズのレンズ常数QKMはTRIOに基づいて下記の
式で表される。
【0015】
【数1】 QRM=√〔(B/QRM)*(e/√(2mU)〕 …(1)
ここにBは磁束密度、QRMは磁極に外接する円の半
径、eは電子の電荷、mは電子の質量、Uは通過する電
子のエネルギーを表す。また分散係数Dは次の式で表さ
れる。
ここにBは磁束密度、QRMは磁極に外接する円の半
径、eは電子の電荷、mは電子の質量、Uは通過する電
子のエネルギーを表す。また分散係数Dは次の式で表さ
れる。
【0016】
【数2】 D=x/δ=x/(ΔU/U) …(2)
ここに、xは分散距離、ΔUはエネルギーの広がり範囲
を表す。
ここに、xは分散距離、ΔUはエネルギーの広がり範囲
を表す。
【0017】この図からレンズ常数を−50から−30
0まで変えることにより、分散係数Dを1から100以
上変えることができ、その場合のQ1レンズ常数の収束
条件はほぼ10の付近で緩やかに変わることがわかる。
0まで変えることにより、分散係数Dを1から100以
上変えることができ、その場合のQ1レンズ常数の収束
条件はほぼ10の付近で緩やかに変わることがわかる。
【0018】点光源から広がる荷電ビームの幅xは2次
近似の式では次の式であらわされる。
近似の式では次の式であらわされる。
【0019】
【数3】 x=Aα+Dδ+AAα2+BBβ2 …(3) ここにαおよびβはビームのx方向とy方向の広がり角
度をあらわし、AAおよびBBはそれぞれの2次収差係
数をあらわす。
度をあらわし、AAおよびBBはそれぞれの2次収差係
数をあらわす。
【0020】4重磁極レンズだけで分散係数Dを拡大す
ると、2次収差係数AA,BBも同時に大きくなり、分
解能を低下させる原因になる。その対策として本発明で
は、図1に示したように扇形磁石の前後に6重磁極レン
ズを備えている。その効果を図7に示す。6重極レンズ
による補正が無い場合は、Q2レンズ常数を変えていく
と、AAとBBも急激に増加するが、6重極レンズを用
いると、100分の1以下に除去される。6重極レンズ
常数H1,H2の最適条件はQ2レンズ常数に対して図
示した値で連動させればよい。
ると、2次収差係数AA,BBも同時に大きくなり、分
解能を低下させる原因になる。その対策として本発明で
は、図1に示したように扇形磁石の前後に6重磁極レン
ズを備えている。その効果を図7に示す。6重極レンズ
による補正が無い場合は、Q2レンズ常数を変えていく
と、AAとBBも急激に増加するが、6重極レンズを用
いると、100分の1以下に除去される。6重極レンズ
常数H1,H2の最適条件はQ2レンズ常数に対して図
示した値で連動させればよい。
【図1】本発明の実施例として示した並行検出型エネル
ギー損失分析器の側面図。
ギー損失分析器の側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1,図2の断面図。
【図4】図2,図5に使用した2重磁極レンズの断面
図。
図。
【図5】図2に使用した4重磁極レンズの断面図。
【図6】本発明の実施例である6重磁極レンズの断面
図。
図。
【図7】Q2レンズによるズーム機能とQ1の収束条件
との関係を示した特性図。
との関係を示した特性図。
【図8】本発明の6重磁極レンズの2次収差の除去効果
を示す特性図。
を示す特性図。
【図9】従来の並行検出型エネルギー損失分析器の平面
図。
図。
2…電子ビーム、11…電子銃、12…試料、13…電
子ビームのクロスオーバ、14…絞り、15…扇形磁
場、21〜24…4重極レンズ、31,32…6重磁極
レンズ、33…2重磁極レンズ、50…並行型検知器、
51…真空容器、52…チューブ金属パイプ真空容器、
61…磁路(ヨーク)、62…磁極、63…励磁用コイ
ル、64…絶縁パイプ、66…励磁コイル、67…扇形
磁極、68…ヨーク、69…分析管、70…正電圧印加
用端子。
子ビームのクロスオーバ、14…絞り、15…扇形磁
場、21〜24…4重極レンズ、31,32…6重磁極
レンズ、33…2重磁極レンズ、50…並行型検知器、
51…真空容器、52…チューブ金属パイプ真空容器、
61…磁路(ヨーク)、62…磁極、63…励磁用コイ
ル、64…絶縁パイプ、66…励磁コイル、67…扇形
磁極、68…ヨーク、69…分析管、70…正電圧印加
用端子。
Claims (4)
- 【請求項1】斜め入出射で磁力線の方向に収束作用を有
する直線磁場端面の扇形磁場プリズムの入口と出口付近
にそれぞれ1つの4重磁極レンズと、フォトダイオード
アレイやスロースキャンCCD等による電子のエネルギ
ー損失スペクトルを並行検出する手段とを備えた並行検
出型エネルギー損失分析器において、前記4重磁極レン
ズの近傍に1つずつの6重磁極レンズを設置した並行検
出型エネルギー損失分析器。 - 【請求項2】請求項1において、出口側の4重磁極レン
ズの中心が扇形磁場プリズムの磁力線の方向の収束点に
設置され、磁場方向に垂直な分散方向にスペクトルを発
散させる分散距離を拡大できる機能を有し、入口側の4
重磁極レンズは検出器の面上にスペクトルを、分散方向
に収束させる機能を有し、前記入口と出口に設置された
6重磁極レンズはビームの広がりに関する2次収差を除
去する機能を有していることを特徴とする並行検出型エ
ネルギー損失分析器。 - 【請求項3】請求項1の構成において、4重磁極レンズ
と、6重磁極レンズと、扇形磁場プリズムとこれらを通
過する全軌道の周りを電気的に絶縁された金属容器で覆
い、その金属容器に正の電圧を印加して電子を加速する
ことにより、上記の磁場レンズ系の磁場を変えること無
く、エネルギー損失範囲を換えてスペクトルを検出する
ことを特徴とする並行検出型エネルギー損失分析器。 - 【請求項4】請求項1の4重磁極レンズと、6重磁極レ
ンズと、扇形磁場プリズムの磁場電流をあらかじめ調整
して決められた、最適な収束条件に基づいた値に連動す
るように、数値制御機能を備えたことを特徴とする並行
検出型エネルギー損失分析器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9254684A JPH1196955A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 並行検出型エネルギー損失分析器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9254684A JPH1196955A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 並行検出型エネルギー損失分析器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1196955A true JPH1196955A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17268437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9254684A Pending JPH1196955A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 並行検出型エネルギー損失分析器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1196955A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010064360A1 (ja) * | 2008-12-02 | 2010-06-10 | 株式会社 日立ハイテクノロジーズ | 荷電粒子線装置 |
US20130256556A1 (en) * | 2010-12-13 | 2013-10-03 | Ingo Hofmann | Chromatic energy filter |
-
1997
- 1997-09-19 JP JP9254684A patent/JPH1196955A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010064360A1 (ja) * | 2008-12-02 | 2010-06-10 | 株式会社 日立ハイテクノロジーズ | 荷電粒子線装置 |
JP2010135072A (ja) * | 2008-12-02 | 2010-06-17 | Hitachi High-Technologies Corp | 荷電粒子線装置 |
US8455823B2 (en) | 2008-12-02 | 2013-06-04 | Hitachi High-Technologies Corporation | Charged particle beam device |
US20130256556A1 (en) * | 2010-12-13 | 2013-10-03 | Ingo Hofmann | Chromatic energy filter |
US9390824B2 (en) * | 2010-12-13 | 2016-07-12 | Gsi Helmholtzzentrum Fuer Schwerionenforschung Gmbh | Chromatic energy filter |
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