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JPH1192464A - 除草剤 - Google Patents

除草剤

Info

Publication number
JPH1192464A
JPH1192464A JP10162688A JP16268898A JPH1192464A JP H1192464 A JPH1192464 A JP H1192464A JP 10162688 A JP10162688 A JP 10162688A JP 16268898 A JP16268898 A JP 16268898A JP H1192464 A JPH1192464 A JP H1192464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
substituted
group
compound
methyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10162688A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Murata
哲也 村田
Hideji Mukoda
秀司 向田
Yoshie Yamada
佳恵 山田
Yukiko Oe
由起子 大江
Norishige Sotojima
徳重 外島
Sachio Kudo
祐夫 工藤
Koichi Araki
恒一 荒木
Atsushi Go
敦 郷
Masahito Ito
雅仁 伊藤
Kurea Sumisu Baajinia
バージニア・クレア・スミス
Deibitsudo Yaaruutsudo Toomasu
トーマス・デイビツド・ヤールウツド
Jingeru Maikeru
マイケル・ジンゲル
Jienensu Rin
リン・ジエネンス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer Agriculture Ltd
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Rhone Poulenc Agriculture Ltd
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GBGB9712031.5A external-priority patent/GB9712031D0/en
Priority claimed from GBGB9712033.1A external-priority patent/GB9712033D0/en
Priority claimed from GBGB9712029.9A external-priority patent/GB9712029D0/en
Priority claimed from GBGB9712032.3A external-priority patent/GB9712032D0/en
Application filed by Rhone Poulenc Agriculture Ltd, Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Rhone Poulenc Agriculture Ltd
Publication of JPH1192464A publication Critical patent/JPH1192464A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/72Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms
    • A01N43/86Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms six-membered rings with one nitrogen atom and either one oxygen atom or one sulfur atom in positions 1,3
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D265/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one nitrogen atom and one oxygen atom as the only ring hetero atoms
    • C07D265/041,3-Oxazines; Hydrogenated 1,3-oxazines
    • C07D265/061,3-Oxazines; Hydrogenated 1,3-oxazines not condensed with other rings

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高い除草活性を有する新規な除草剤。 【解決手段】 下記式(I): 具体的には、例えばエチル1−[2−(2,3−ジヒド
ロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−
1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチルプロピオ
ニル]シクロペンチルカルボキシレートで示される1,
3−オキサジン−4−オン誘導体及び該誘導体を含有す
る除草剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な1,3−オ
キサジン−4−オン誘導体、該誘導体を含有する組成
物、該誘導体の製造方法、及び除草剤としての該誘導体
の使用に係わる。
【0002】
【従来の技術】2,3−ジヒドロ−6−メチル−3−
(1−メチル−1−フェニルエチル)−5−フェニル−
4H−1,3−オキサジン−4−オンなど幾つかの種類
の1,3−オキサジン−4−オン誘導体とその除草剤活
性が、例えば国際特許出願公開第93/15064号に
開示されている。しかし、前記公開明細書に記載された
化合物は、1,3−オキサジン環の3位の窒素原子に結
合した基にケトン官能性を具えていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高い除草剤
活性を有する新規な1,3−オキサジン−4−オン誘導
体の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、有益な除草剤
特性を示す、式(I)
【0005】
【化8】
【0006】〔式中R1は−CH26であるか、ハロゲ
ン、ヒドロキシ、低級アルキル、低級ハロアルキル、低
級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、−S(O)m7
−CO27、−COR7、シアノ、ニトロ、−O(C
2nCO27、−OR6、−CH2OR7、−CH2
(O)p7、−CH2N(R7)SO27a、−CH2
N、−CH2P(=O)(OR7)(OR7a)、−CH2
P(=O)(OR7)R7a、低級アルケニル、低級ハロ
アルケニル、R6、R8、NR910及びNHCOR7の中
から選択された、同じであっても異なっていてもよい1
〜5個の基によって任意に置換されたフェニルである
か、窒素、酸素及び硫黄の中から選択された、同じであ
っても異なっていてもよい1〜4個の環ヘテロ原子を有
する5〜7員複素芳香環(例えばチエニル)であって、
ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルキル、低級ハロアルキ
ル、低級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、−S(O)
m7、−CO27、−COR7、シアノ、ニトロ、−O
(CH2nCO27及びフェノキシの中から選択され
た、同じであっても異なっていてもよい1〜4個の基に
よって任意に置換された複素芳香環であるか、または1
0個以下の炭素原子を有し、場合によってはハロゲン化
された直鎖または分枝鎖アルキル、アルケニルもしくは
アルキニル基であり、R4及びR5は独立に低級アルキル
であり、Qは−C(=O)−または−C(OR14)(O
14a)−であり、その際R14及びR14aは低級アルキル
であり、または基−C(OR14)(OR14a)−は5員
または6員環状ケタール、即ち式−C(OR14b)(O
14c)−の1,3−ジオキソランまたは1,3−ジオ
キサン環であり、前記式中R14bとR14cとは一緒になっ
て、低級アルキルによって任意に置換されたC2または
C3アルキレン鎖を構成し、R6はハロゲン、低級アル
キル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級ハロア
ルコキシ、−S(O)m7、シアノ及びニトロの中から
選択された、同じであっても異なっていてもよい1個以
上の基によって任意に置換されたフェニルであり、R7
及びR7aは独立に低級アルキルまたは低級ハロアルキル
であり、R8は窒素、酸素及び硫黄の中から選択され
た、同じであっても異なっていてもよい1〜4個の環ヘ
テロ原子を有する5〜7員複素芳香環であり、この複素
芳香環は場合によっては、ハロゲン、ヒドロキシ、低級
アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級ハ
ロアルコキシ及び−S(O)m7の中から選択された、
同じであっても異なっていてもよい1〜4個の基によっ
て置換され、R9及びR10は水素、低級アルキルまたは
低級ハロアルキルであり、更に、i):R2は水素原
子、10個以下の炭素原子を有し、場合によってはハロ
ゲン化された直鎖または分枝鎖アルキル、アルケニルも
しくはアルキニル基、基R11によって置換された、1〜
6個の炭素原子を有し、場合によってはハロゲン化され
た直鎖または分枝鎖アルキル基、またはシアノ、−CH
O、−COR7、−CO2H、−CO27、−COS
7、−CONR910、−CH=NOH、−CH=NO
7、−CH=NOCOR7、−CH=NNR910、−
CONHR6、−CONR67、−CO26、オキシラ
ニル及びR12の中から選択された基であり、R3は3〜
8個の炭素原子を有するシクロアルキルまたは4〜8個
の炭素原子を有するシクロアルケニルであり、その際前
記シクロアルキルまたはシクロアルケニルの環系はCO
2H、CO27、低級アルケニル、低級ハロアルケニ
ル、R6、NR910、低級アルコキシ、低級ハロアルコ
キシ、S(O)m7、COR7、COR6、CH2CO
6、COCH26、CO2CH26、S(O)q6、C
N、S(O)qCH26、S(O)r15、CH2OR7
CHO、COR12、NO2、CONHR6、CONR
67、CH2OH及び−CH(OR14)(OR14a){こ
こで、基−CH(OR14)(OR14a)は場合によって
は、1個以上の基R7によって任意に置換された5員ま
たは6員環状アセタールである}の中から選択された基
Eによって置換され、または1個の当該シクロアルキル
炭素原子はカルボニル基の一部を成し(ここで、先に規
定したシクロアルキルまたはシクロアルケニル環は場合
によってはEに加えて1個以上のハロゲンまたは基R7
を有し得る)、好ましくは置換基Eはシクロアルキルま
たはシクロアルケニル基の、当該基をQと結合させる炭
素原子に結合し、もしくはR3は5〜7個の炭素原子を
有するシクロアルキルまたは5個もしくは6個の炭素原
子を有するシクロアルケニルであり、これらのシクロア
ルキルまたはシクロアルケニルの環系は場合によっては
1個以上の基R13によって置換され、また該環系はハロ
ゲン、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキ
シ、低級ハロアルコキシ、−S(O)m7、シアノ及び
ニトロの中から選択された、同じであっても異なってい
てもよい1〜4個の基によって任意に置換されたフェニ
ル環と縮合し(例えばインダニル)(当該縮合環系では
基Qと結合するのはシクロアルキルまたはシクロアルケ
ニル環であると理解される)、またはR3は1個または
2個の基R13aによって置換され、場合によっては基R
14dによっても置換された低級アルキルもしくは低級ハ
ロアルキル、1個または2個の基R13aによって置換さ
れ、場合によってはR6、R15a及びR15の中から選択さ
れた基によっても置換された低級アルケニルもしくは低
級ハロアルケニル、または基R13aによって置換された
低級アルキニルであり(ここで、基R13aは好ましくは
3の、基Qに対してαまたはβである炭素原子上に位
置する)、またはR3は−OCOR7、NR910、NH
6、−CH2NR910、−CONR910、−CONH
6、−OSO27、−OSO26、−OCOR6、−O
CH2COR6、−OCH26、−S(O)q6、R6
−P(=O)(OR7)(OR7a)、−P(=O)(O
7)R7a、−CH2P(=O)(OR7)(OR7a)、
−CH2P(=O)(OR7)R7a、−CO26、−CH
2S(O)n7、−CH2S(O)q6、−CH2OR7
−CH2OR6、CH2OCOR6、CH2OSO26及び
低級アルケニルの中から選択された基によって置換され
たフェニルまたはナフチル環であり(ここで、このフェ
ニルまたはナフチル環は場合によっては更に1個以上の
ハロゲンまたは基R7によっても置換され得る)、もし
くはR3はハロゲン、低級アルキル、低級ハロアルキ
ル、低級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、−S(O)
m7、CN及びNO2の中から選択された、同じであっ
ても異なっていてもよい1〜5個の基によって任意に置
換されたフェニル環であり、このフェニル環は第二の5
員または6員シクロアルキルもしくはシクロアルケニル
環と縮合しているか、または窒素、酸素及び硫黄の中か
ら選択された、同じであっても異なっていてもよい1〜
3個のヘテロ原子を有する飽和5員または6員複素環と
縮合しており(それによって例えば1,3−ベンゾジオ
キソールまたは1,4−ベンゾジオキサン環をもたら
し)、その際前記環系は場合によっては1個以上の基R
13によって置換されており、または場合によっては前記
シクロアルキル、シクロアルケニルまたは飽和5員また
は6員複素環の1個の炭素原子はカルボニル基の一部を
成し得(当該縮合環系では基Qと結合するのはフェニル
環であると理解される)、もしくはR3はハロゲン、低
級アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級
ハロアルコキシ、−S(O)m7、CN及びNO2の中
から選択された1個以上の基によって任意に置換された
フェナントレンまたはアントラセン環であり、またはR
3はその環系が6〜9個の炭素原子を有し、かつ場合に
よっては1個以上の低級アルキル基によって置換された
ビシクロアルカン、ビシクロアルケン、スピロアルカン
またはスピロアルケンであり、またはR3は3〜6個の
炭素原子を有するシクロアルキル環によってかまたは5
個もしくは6個の炭素原子を有するシクロアルケニル環
によって置換された、場合によってはハロゲン化された
低級アルキルであり、前記シクロアルキル環またはシク
ロアルケニル環の環系は低級アルキル、低級ハロアルキ
ル、ハロゲン、−S(O)m7、CN、NO2及び−C
27の中から選択された基によって置換され、または
3は−CH(OH)R18、−CH(OH)R18a、−C
OR18または−COR18aであり、またはR3は−S
(O)u(CH2v18a、−S(O)u20、−O
15、−O(CH2w18、−O(CH2w18a、−
OR20、−NR2122または−P(=O)(OR9)R
23によって置換された低級アルキルであり、またはR3
は3〜8個の炭素原子を有するシクロアルキルであり、
このシクロアルキルは1〜6個の炭素原子を有する、場
合によってはハロゲン化された環外アルキリデン基によ
って置換されており(ここで、場合によってはこのシク
ロアルキル環は1個以上の低級アルキル基によって置換
され得、またアルキリデン基がメチリデンである場合環
外炭素原子の両空位(both vacant pos
itions)は、メチリデンの炭素原子と共に3〜6
員シクロアルキル環を構成するアルキレン鎖によって連
結され得る)、あるいは、ii):R2は1個または2
個の基R11aによって置換された低級アルキルもしくは
低級ハロアルキルであるか、またはR12、−CONHR
6、−CONR67及びCO26の中から選択された基
であり、R3は−(CH2r−(フェニルまたはナフチ
ル){ここで、当該フェニルまたはナフチルは、ハロゲ
ン、ヒドロキシ、低級アルキル、低級ハロアルキル、低
級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、−S(O)m7
−CO27、−COR7、CN、NO2、−O(CH2n
CO27、フェノキシ及び−SF5の中から選択され
た、同じであっても異なっていてもよい1〜5個の基に
よって任意に置換される}であるか、−(CH2s
(5〜7員複素芳香環){ここで、当該複素芳香環は、
窒素、酸素及び硫黄の中から選択された、同じであって
も異なっていてもよい1〜4個の環ヘテロ原子を有する
5〜7員複素芳香環であって、場合によってはフェニル
環と縮合するか、または窒素、酸素及び硫黄の中から選
択された、同じであっても異なっていてもよい1〜4個
のヘテロ原子を有する第二の5〜7員複素芳香環と縮合
して二環系を構成し、更に、前記単環もしくは前記二環
系のいずれか一方の環は場合によっては、ハロゲン、O
H、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキ
シ、低級ハロアルコキシ、−S(O)m7、−CO
27、−COR7、CN、NO2、−O(CH2nCO2
7及びフェノキシの中から選択された、同じであって
も異なっていてもよい1〜4個の基によって置換され
る}であるか、10個以下の炭素原子を有し、場合によ
ってはハロゲン化された直鎖または分枝鎖アルキル、ア
ルケニルもしくはアルキニル基であるか、3〜6個の炭
素原子を有するシクロアルキルによって置換された、1
0個以下の炭素原子を有し、場合によってはハロゲン化
された直鎖または分枝鎖アルキル、アルケニルもしくは
アルキニル基であるか、または3〜6個の炭素原子を有
するシクロアルキルまたは5個もしくは6個の炭素原子
を有するシクロアルケニル(ここで、前記環系は、基R
7か、または同じであっても異なっていてもよい1個以
上のハロゲン原子によって任意に置換される)であり、
11は−OH、−OR7、−OCOR7、−S(O)
m7、−NR910、アジ化物、−CONR910、−C
ONHR6、−CONR67、−OR6、−OSO27
−OSO26、−OCOR6、−OCH2COR6、−S
(O)q6、R6、R12、−P(=O)(OR7)(OR
7a)、−P(=O)(OR7)R7a、−CO2H、−CO
27、−CO26、CN、NO2、CHO、COR7、C
OSR7、−S(O)r15または−CO215であり、
11aは−CONR910、−CONHR6、−CONR6
7、−OR6、−OSO27、−OSO26、−OCO
6、−OCH2COR6、−S(O)q6、R6、R12
−P(=O)(OR7)(OR7a)、−P(=O)(O
7)R7a、−CO2H、−CO27、−CO26、CH
O、COR7、COR6、COSR7、−S(O)t15
たは−CO215であり、R12は3〜7個の炭素原子を
有するシクロアルキルまたは5個もしくは6個の炭素原
子を有するシクロアルケニルであり、これらのシクロア
ルキルまたはシクロアルケニルの環系は場合によっては
1個以上の基R13によって置換され、R13はハロゲン、
低級アルキルまたは低級ハロアルキルであり、R13a
−OH、−OR7、−S(O)m7、−S(O)q6
−CO27、−CO2CH26、CN、NO2、CHO、
COR7、COR6、COCH26、−CO2H、−CO
NR910、−S(O)qCH26、−S(O)r15
あるか、または1個以上の基R7によって任意に置換さ
れた5員もしくは6員環状アセタール基であり、R14d
はR6、低級アルキニルであるか、または1個以上の基
7もしくはハロゲンによって任意に置換された3〜6
員シクロアルキル環であり、R15は1個以上の基R13
よって任意に置換された、3〜7個の炭素原子を有する
シクロアルキルであり、R15aは1個以上の基R13によ
って任意に置換されたチエニルまたはフリル環であり、
18は、同じであっても異なっていてもよい1〜5個の
基R19によって任意に置換されたフェニルであり、R
18aはナフチル環であるか、または窒素、酸素及び硫黄
の中から選択された、同じであっても異なっていてもよ
い1〜4個の環ヘテロ原子を有する5〜7員複素芳香環
であり、これらの環の環系は場合によっては、同じであ
っても異なっていてもよい1〜4個の基R19によって置
換され、R19はハロゲン、低級アルキル、低級ハロアル
キル、低級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、−S
(O)m7、NO2または−フェノキシであり、R20
低級アルケニル、低級ハロアルケニル、低級アルキニル
または低級ハロアルキニルであり、R21及びR22は独立
に水素、R7、R15、R18、R18aまたはR20であり、R
23はヒドロキシ、低級アルキル、低級ハロアルキル、低
級アルコキシまたは低級ハロアルコキシであり、m、
p、q、r、t及びuは0、1または2であり、nは1
または2であり、s、v及びwは0または1である〕の
1,3−オキサジン−4−オン誘導体またはその農業に
許容可能な塩を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】「農業に許容可能な塩」という語
は、そのカチオンまたはアニオンが既知であり、かつ農
業用または園芸用塩の形成に用いるものとして当分野に
おいて許容されている塩を意味する。本発明の化合物の
このような塩は、好ましくは水溶性である。塩基との塩
の適当な例に、アルカリ金属(例えばナトリウム及びカ
リウム)、アルカリ土類金属(例えばカルシウム及びマ
グネシウム)、アンモニウム及びアミン(例えばジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、オクチルアミ
ン、モルホリン及びジオクチルメチルアミン)塩などが
有る。例えばアミノ基を有する式(I)の化合物によっ
て形成される酸付加塩の適当な例には、無機酸との塩、
例えば塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩及び硝酸塩、並びに有
機酸、例えば酢酸との塩などが有る。塩は公知の方法で
製造可能である。
【0008】場合によっては、基R1〜R23は立体異性
体及び幾何異性体をもたらし得る。前記のような形態と
その混合物はいずれも本発明に含まれる。
【0009】本明細書中、次の諸用語は特に断わらない
かぎり通常以下のように定義されている。
【0010】「低級アルキル」という語は1〜6個の炭
素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基を意味す
る。
【0011】「低級ハロアルキル」という語は1個以上
のハロゲンによって置換された、1〜6個の炭素原子を
有する直鎖または分枝鎖アルキル基を意味する。
【0012】「低級アルコキシ」という語は1〜6個の
炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルコキシ基を意味
する。
【0013】「低級ハロアルコキシ」という語は1個以
上のハロゲンによって置換された、1〜6個の炭素原子
を有する直鎖または分枝鎖アルコキシ基を意味する。
【0014】「低級アルケニル」という語は2〜6個の
炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルケニル基を意味
する。
【0015】「低級ハロアルケニル」という語は1個以
上のハロゲンによって置換された、2〜6個の炭素原子
を有する直鎖または分枝鎖アルケニル基を意味する。
【0016】「低級アルキニル」という語は2〜6個の
炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキニル基を意味
する。
【0017】「ハロゲン」という語はフッ素、塩素、臭
素またはヨウ素原子を意味する。
【0018】本発明の化合物は、イネ中に見出される雑
草、例えばEchinochloa属の各種雑草の防除
に特に有用である。
【0019】本発明は、式(I)〔式中R2は水素原
子、10個以下の炭素原子を有し、場合によってはハロ
ゲン化された直鎖または分枝鎖アルキル、アルケニルも
しくはアルキニル基、基R11によって置換された、1〜
6個の炭素原子を有し、場合によってはハロゲン化され
た直鎖または分枝鎖アルキル基、またはシアノ、−CH
O、−COR7、−CO2H、−CO27、−COS
7、−CONR910、−CH=NOH、−CH=NO
7、−CH=NOCOR7、−CH=NNR910、−
CONHR6、−CONR67、−CO26、オキシラ
ニル及びR12の中から選択された基であり、R3は3〜
8個の炭素原子を有するシクロアルキルまたは4〜8個
の炭素原子を有するシクロアルケニルであり、その際前
記シクロアルキルまたはシクロアルケニルの環系はCO
2H、CO27、低級アルケニル、低級ハロアルケニ
ル、R6、NR910、低級アルコキシ、低級ハロアルコ
キシ、S(O)m7、COR7、COR6、CH2CO
6、COCH26、CO2CH26、S(O)q6、C
N、S(O)qCH26、S(O)r15、CH2OR7
CHO、COR12、NO2、CONHR6、CONR
67、CH2OH及び−CH(OR14)(OR14a){こ
こで、基−CH(OR14)(OR14a)は場合によって
は、1個以上の基R7によって任意に置換された5員ま
たは6員環状アセタールである}の中から選択された基
Eによって置換され、または1個の当該シクロアルキル
炭素原子はカルボニル基の一部を成し(ここで、先に規
定したシクロアルキルまたはシクロアルケニル環は場合
によってはEに加えて1個以上のハロゲンまたは基R7
を有し得る)、好ましくは置換基Eはシクロアルキルま
たはシクロアルケニル基の、当該基をQと結合させる炭
素原子に結合し、もしくはR3は5〜7個の炭素原子を
有するシクロアルキルまたは5個もしくは6個の炭素原
子を有するシクロアルケニルであり、これらのシクロア
ルキルまたはシクロアルケニルの環系は場合によっては
1個以上の基R13によって置換され、また該環系はハロ
ゲン、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキ
シ、低級ハロアルコキシ、−S(O)m7、シアノ及び
ニトロの中から選択された、同じであっても異なってい
てもよい1〜4個の基によって任意に置換されたフェニ
ル環と縮合する(例えばインダニル)(当該縮合環系で
は基Qと結合するのはシクロアルキルまたはシクロアル
ケニル環であると理解される)〕に一致する式(Ia)
の化合物、式(I)〔式中R2は先に式(Ia)に関し
て規定したとおりであり、R3は1個または2個の基R
13aによって置換され、場合によっては基R14dによって
も置換された低級アルキルもしくは低級ハロアルキル、
1個または2個の基R13aによって置換され、場合によ
ってはR6、R15a及びR15の中から選択された基によっ
ても置換された低級アルケニルもしくは低級ハロアルケ
ニル、または基R13aによって置換された低級アルキニ
ルである(ここで、基R13aは好ましくはR3の、基Qに
対してαまたはβである炭素原子上に位置する)〕に一
致する式(Ib)の化合物、式(I)〔式中R2は先に
式(Ia)に関して規定したとおりであり、R3は−O
COR7、NR910、NHR6、−CH2NR910、−
CONR910、−CONHR6、−OSO27、−OS
26、−OCOR6、−OCH2COR6、−OCH2
6、−S(O)q6、R6、−P(=O)(OR7)(O
7a)、−P(=O)(OR7)R7a、−CH2P(=
O)(OR7)(OR7a)、−CH2P(=O)(O
7)R7a、−CO26、−CH2S(O)n7、−CH
2S(O)q6、−CH2OR7、−CH2OR6、CH2
COR6、CH2OSO26及び低級アルケニルの中から
選択された基によって置換されたフェニルまたはナフチ
ル環であり(ここで、このフェニルまたはナフチル環は
場合によっては更に1個以上のハロゲンまたは基R7
よっても置換され得る)、またはR3はハロゲン、低級
アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級ハ
ロアルコキシ、−S(O)m7、CN及びNO2の中か
ら選択された、同じであっても異なっていてもよい1〜
5個の基によって任意に置換されたフェニル環であり、
このフェニル環は第二の5員または6員シクロアルキル
もしくはシクロアルケニル環と縮合しているか、または
窒素、酸素及び硫黄の中から選択された、同じであって
も異なっていてもよい1〜3個のヘテロ原子を有する飽
和5員または6員複素環と縮合しており(それによって
例えば1,3−ベンゾジオキソールまたは1,4−ベン
ゾジオキサン環をもたらし)、その際前記環系は場合に
よっては1個以上の基R13によって置換されており、ま
たは場合によっては前記シクロアルキル、シクロアルケ
ニルまたは飽和5員または6員複素環の1個の炭素原子
はカルボニル基の一部を成し得(当該縮合環系では基Q
と結合するのはフェニル環であると理解される)、また
はR3はハロゲン、低級アルキル、低級ハロアルキル、
低級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、−S(O)
m7、CN及びNO2の中から選択された1個以上の基
によって任意に置換されたフェナントレンまたはアント
ラセン環である〕に一致する式(Ic)の化合物、及び
式(I)〔式中R2は1個または2個の基R11aによって
置換された低級アルキルもしくは低級ハロアルキルであ
るか、またはR12、−CONHR6、−CONR67
びCO26の中から選択された基であり、R3は−(C
2r−(フェニルまたはナフチル){ここで、当該フ
ェニルまたはナフチルは、ハロゲン、ヒドロキシ、低級
アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級ハ
ロアルコキシ、−S(O)m7、−CO27、−COR
7、CN、NO2、−O(CH2nCO27、フェノキシ
及び−SF5の中から選択された、同じであっても異な
っていてもよい1〜5個の基によって任意に置換され
る}であるか、−(CH2s−(5〜7員複素芳香環)
{ここで、当該複素芳香環は、窒素、酸素及び硫黄の中
から選択された、同じであっても異なっていてもよい1
〜4個の環ヘテロ原子を有する5〜7員複素芳香環であ
って、場合によってはフェニル環と縮合するか、または
窒素、酸素及び硫黄の中から選択された、同じであって
も異なっていてもよい1〜4個のヘテロ原子を有する第
二の5〜7員複素芳香環と縮合して二環系を構成し、更
に、前記単環もしくは前記二環系のいずれか一方の環は
場合によっては、ハロゲン、OH、低級アルキル、低級
ハロアルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、
−S(O)m7、−CO27、−COR7、CN、N
2、−O(CH2nCO27及びフェノキシの中から
選択された、同じであっても異なっていてもよい1〜4
個の基によって置換される}であるか、10個以下の炭
素原子を有し、場合によってはハロゲン化された直鎖ま
たは分枝鎖アルキル、アルケニルもしくはアルキニル基
であるか、3〜6個の炭素原子を有するシクロアルキル
によって置換された、10個以下の炭素原子を有し、場
合によってはハロゲン化された直鎖または分枝鎖アルキ
ル、アルケニルもしくはアルキニル基であるか、または
3〜6個の炭素原子を有するシクロアルキルまたは5個
もしくは6個の炭素原子を有するシクロアルケニル(こ
こで、前記環系は、基R7か、または同じであっても異
なっていてもよい1個以上のハロゲン原子によって任意
に置換される)であり、他の各記号の意味は先に式
(I)に関して規定したとおりである〕に一致する式
(Id)の化合物も提供する。
【0020】次に、上記式(I)の化合物の(その除草
剤特性ゆえに)好ましいクラスを幾つか開示する。
【0021】R1がハロゲン、低級アルキル及び低級ハ
ロアルキルの中から選択された1個以上の基によって任
意に置換されたフェニルまたはチエニルである上記式
(I)の化合物は好ましい。最も好ましいR1はフェニ
ルである。
【0022】更に好ましいクラスの上記式(I)の化合
物は、R2が、場合によってはハロゲン化された、1〜
6個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基で
ある化合物であり、最も好ましくはR2がメチルである
化合物である。
【0023】R4及びR5がいずれもメチルである上記式
(I)の化合物は特に好ましい。
【0024】Qが−C(=O)−である上記式(I)の
化合物は、その除草剤活性ゆえに特に好ましい。
【0025】R3が置換シクロペンチルである上記式
(Ia)の化合物は好ましい。
【0026】R3がビシクロ[2.2.1]ヘプタン、
ビシクロ[2.2.1]ヘプテン、ビシクロ[3.1.
0]ヘキサン、ビシクロ[4.1.0]ヘプタン、スピ
ロ[2.4]ヘプタン、スピロ[2.4]ヘプテン;
低級アルキルまたはメチレンによって置換されたシクロ
アルキル環によって置換された低級アルキル; または
1〜6個の炭素原子を有する環外アルキリデン基によっ
て置換された、3〜6個の炭素原子を有するシクロアル
キルである上記式(I)の化合物も好ましい。
【0027】式(Ia)の化合物のうちで一般式(I
e)
【0028】
【化9】
【0029】〔式中R1、R2、R4及びR5並びにEは先
に規定したとおりであり、R16は1個以上のハロゲンま
たは基R7によって任意に置換されたC2〜C7アルキ
レンまたはC3〜C7アルケニレン基である〕を有する
ものは好ましいサブクラスを構成する。
【0030】特に好ましいクラスの上記式(Ie)の化
合物は、R1がハロゲンまたはメチルによって任意に置
換されたフェニルまたはチエニルであり、R2はメチル
またはフルオロメチルであり、R4及びR5はいずれもメ
チルである化合物である。
【0031】特に好ましい別のクラスの上記式(Ie)
の化合物は、R1がハロゲンまたはメチルによって任意
に置換されたフェニルまたはチエニルであり、R2はメ
チルまたはフルオロメチルであり、Eは−CO27、−
CH2COR6、−CN、−S(O)q6、−S(O)m
7、−COR7、−NO2、−CO2CH26であり、R
4及びR5はいずれもメチルであり、R16はC2〜C7ア
ルキレン基、C3〜C7アルケニレン基またはインダニ
ル基(これらの基は場合によっては更に1個以上のハロ
ゲンまたは基R7を有する)である化合物である。
【0032】特に好ましい更に別のクラスの上記式(I
e)の化合物は、R1がハロゲンまたはメチルによって
任意に置換されたフェニルまたはチエニルであり、
2、R4及びR5はいずれもメチルであり、R16は該基
自体が結合した炭素原子と共にシクロペンチルを構成
し、EはCO27である化合物である。
【0033】更に好ましいクラスの上記式(Ib)の化
合物は、R3が基R13aによって置換され、場合によって
は基R14dによっても置換された低級アルキルもしくは
低級ハロアルキル、または1個または2個の基R13a
よって置換され、場合によってはR6、R15a及びR15
中から選択された基によっても置換された低級アルケニ
ルもしくは低級ハロアルケニルであり、その際基R13a
はR3の、基Qに対してαまたはβである炭素原子上に
位置する化合物である。
【0034】特に好ましいクラスの上記式(Ib)の化
合物は、R1がハロゲンによって任意に置換されたフェ
ニルまたはチエニルであり、R2はメチルまたはフルオ
ロメチルであり、R3は基R13aによって置換され、かつ
場合によっては基R14dによっても置換された低級アル
キルもしくは低級ハロアルキルであるか、または基R
13aによって置換された低級アルケニルであり、その際
基R13aはR3の、基Qに隣接する炭素原子上に位置し、
13aはCO27、CO2CH26、CN、NO2、CO
7、COR6、−S(O)m7、−S(O)q6であ
り、R14dはOR7、R6、低級アルキニルであるか、ま
たは1個以上の基R7もしくはハロゲンによって任意に
置換された3員シクロアルキル環であり、R4及びR5
いずれもメチルであり、Qは−C(=O)−である化合
物である。
【0035】特に好ましい別のクラスの上記式(Ib)
の化合物は、R1がフェニルであり、R2、R4及びR5
いずれもメチルであり、Qは−C(=O)−であり、R
3は基R13aによって置換された低級アルキルもしくは低
級ハロアルキルであるか、または基R13bによって置換
され、場合によってはR6、R15a及びR15の中から選択
された基によっても置換された低級アルケニルであり、
13aはCO27、COR7、OHであるか、または1個
以上の基R7によって任意に置換された5員もしくは6
員環状アセタール基(即ち1,3−ジオキソランまたは
1,3−ジオキサン環)であり、R13bはCO27であ
り、基R13a及びR13bはR3の、基Qに隣接する炭素原
子上に位置する化合物である。
【0036】上記式(Ic)の好ましい化合物は、R3
が−OSO27、−OSO26、−OCOR6、−OC
2COR6、−CH2S(O)q6、−CH2OR7、C
2OCOR6、CH2OSO26、R6及び低級アルケニ
ルの中から選択された基によって置換されたフェニル環
(ここで、このフェニル環は更に1個以上のハロゲンま
たは基R7によっても置換され得る)であるか、1個以
上のハロゲン原子によって任意に置換された1,3−ベ
ンゾジオキソールまたは1,4−ベンゾジオキサン環で
あるか、またはフェナントレン環である化合物である。
【0037】特に好ましいクラスの上記式(Ic)の化
合物は、R1がハロゲンによって任意に置換されたフェ
ニルまたはチエニルであり、R2は低級アルキル、低級
ハロアルキルであるか; または基R11によって置換さ
れたメチル基であり、R4及びR5はいずれもメチルであ
り、R11はOR7またはSO26であり、Qは−C(=
O)−である化合物である。
【0038】特に好ましい別のクラスの上記式(Ic)
の化合物は、R1がハロゲンによって任意に置換された
フェニルまたはチエニルであり、R2は低級アルキル、
低級ハロアルキルであるか; または基R11によって置
換されたメチル基であり、R3は−OSO27、−OS
26、−OCOR6、−OCH2COR6、−CH2
(O)q6、−CH2OR7、CH2OCOR6、CH2
SO26、R6及び低級アルケニルの中から選択された
基によって置換されたフェニル環(ここで、このフェニ
ル環は更に1個または2個のハロゲンまたは基R7によ
っても置換され得る)であるか、または場合によっては
ハロゲン化された1,3−ベンゾジオキソールもしくは
1,4−ベンゾジオキサン環であり、R4及びR5はいず
れもメチルであり、R11はOR7またはSO26であ
り、Qは−C(=O)−である化合物である。
【0039】特に好ましい更に別のクラスの上記式(I
c)の化合物は、R1がフェニルであり、R2、R4及び
5はいずれもメチルであり、Qは−C(=O)−であ
り、R3は1個または2個のハロゲン原子によって任意
に置換された低級アルケニル及びフェニルの中から選択
された基によって置換されたフェニル環(ここで、この
フェニル環は場合によっては更に1個または2個のハロ
ゲン原子によって置換され得る)であるか、1個以上の
ハロゲン原子によって任意に置換された1,3−ベンゾ
ジオキソール環であるか、またはフェナントレン環であ
る化合物である。
【0040】更に好ましいクラスの上記式(Id)の化
合物は、R2が基R11aによって置換されたメチルである
か、または−CH(CO272である化合物である。
【0041】R3が1個以上のハロゲン、低級アルキ
ル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級ハロアル
コキシまたはSF5基によって置換されたフェニル環で
あるか、またはその環系が基R7によってか、または同
じであっても異なっていてもよい1個以上のハロゲン原
子によって任意に置換された、3〜6個の炭素原子を有
するシクロアルキルまたは5個もしくは6個の炭素原子
を有するシクロアルケニルである上記式(Id)の化合
物も好ましい。最も好ましいR3はシクロペンチルであ
る。
【0042】特に好ましいクラスの上記式(Id)の化
合物は、R1がハロゲンまたは低級アルキルによって任
意に置換されたフェニルまたはチエニルであり、R2
1個または2個の基R11aによって置換されたメチルで
あり、R3は低級アルキルもしくはシクロペンチルであ
るか、または1個もしくは2個のハロゲン、低級アルキ
ルもしくは低級アルコキシ基によって置換されたフェニ
ル環であり、R4及びR5はいずれもメチルであり、R
11aは−CO215、−CO27、−CO2H、R6、−O
SO27、−OSO26、−S(O)q6、−CO
6、−OCH2COR6または−COR7であり、Qは−
C(=O)−である化合物である。
【0043】特に好ましい別のクラスの上記式(Id)
の化合物は、R1がフェニルであり、R2は1個または2
個の基R11によって置換されたメチルであり、R3は1
個または2個のハロゲン原子によって任意に置換された
フェニル環であり、R4及びR5はいずれもメチルであ
り、R11aは−CO27または−CO2Hであり、Qは−
C(=O)−である化合物である。
【0044】特に好ましい更に別のクラスの上記式
(I)の化合物は、R1がフェニルであり、R2、R4
びR5はメチルであり、Qは−C(=O)−であり、R3
はビシクロ[2.2.1]ヘプタン、ビシクロ[2.
2.1]ヘプテン、ビシクロ[3.1.0]ヘキサン、
ビシクロ[4.1.0]ヘプタン、スピロ[2.4]ヘ
プタン、スピロ[2.4]ヘプテン; 低級アルキルに
よって置換されたシクロアルキル環によって置換された
低級アルキル; または環外メチレン基によって置換さ
れた、3〜6個の炭素原子を有するシクロアルキル(こ
こで、このシクロアルキル環は場合によっては1個以上
の低級アルキル基を有し得る)である化合物である。
【0045】特に重要な式(I)の化合物に、次の化合
物が含まれる(化合物番号は専ら参照のために付記す
る): エチル1−[2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4
−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−
3−イル)−2−メチルプロピオニル]シクロペンチル
カルボキシレート(化合物1) エチル1−[2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4
−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−
3−イル)−2−メチルプロピオニル]シクロペント−
3−エニルカルボキシレート(化合物9) メチル1−[2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4
−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−
3−イル)−2−メチルプロピオニル]シクロペンチル
カルボキシレート(化合物28) ベンジル1−[2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−
4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン
−3−イル)−2−メチルプロピオニル]シクロペンチ
ルカルボキシレート(化合物44) エチル2−ブロモ−4−(2,3−ジヒドロ−6−メチ
ル−4−オキソ−5−フェニル−1,3−オキサジン−
3−イル)−4−メチル−3−オキソ−ペンタノエート
(化合物190) エチル2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロ−6−メチ
ル−4−オキソ−5−フェニル−1,3−オキサジン−
3−イル)−4−メチル−3−オキソ−ペンタノエート
(化合物191) エチル2,2−ジフルオロ−4−(2,3−ジヒドロ−
6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−1,3−オキ
サジン−3−イル)−4−メチル−3−オキソ−ペンタ
ノエート(化合物192) 5−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−1,3−オキサジン−3−イル)−5−メ
チル−2,4−ヘキサンジオン(化合物193) エチル4−メチル−4−(2,3−ジヒドロ−6−メチ
ル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサ
ジン−3−イル)−2−(4′−ヨードブチル)−3−
オキソ−ペンタノエート(化合物194) エチル4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキ
ソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イ
ル)−2,4−ジメチル−3−オキソ−ペンタノエート
(化合物195) エチル2−エチル−4−(2,3−ジヒドロ−6−メチ
ル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサ
ジン−3−イル)−4−メチル−3−オキソ−ペンタノ
エート(化合物196) エチル4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキ
ソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イ
ル)−2,2,4−トリメチル−3−オキソ−ペンタノ
エート(化合物197) エチル2−エチル−4−(2,3−ジヒドロ−6−メチ
ル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサ
ジン−3−イル)−2,4−ジメチル−3−オキソ−ペ
ンタノエート(化合物198) エチル2,2−ジエチル−4−(2,3−ジヒドロ−6
−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−
オキサジン−3−イル)−4−メチル−3−オキソ−ペ
ンタノエート(化合物199) エチル4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキ
ソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イ
ル)−4−メチル−3−オキソ−ペンタノエート(化合
物200) メチル4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキ
ソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イ
ル)−4−メチル−3−オキソ−ペンタノエート(化合
物201) t−ブチル4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−
オキソ−5−フェニル−1,3−オキサジン−3−イ
ル)−4−メチル−3−オキソ−ペンタノエート(化合
物202) 2−[4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキ
ソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イ
ル)−4−メチルペンタン−3−オイル]−2,5,5
−トリメチル−1,3−ジオキサン(化合物203) 2−[4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキ
ソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イ
ル)−4−メチルペンタン−3−オイル]−1,3−ジ
オキソラン(化合物204) 6−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
6−メチルヘプタン−2,5−ジオン(化合物205) エチル4−メチル−4−(2,3−ジヒドロ−6−メチ
ル−5−フェニル−4−オキソ−4H−1,3−オキサ
ジン−3−イル)−3−オキソ−ペンタノエート(化合
物206) エチル2−(シクロヘキシルメチリデン)−4−メチル
−4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−5−フェニル
−4−オキソ−4H−1,3−オキサジン−3−イル)
−2−(2−チエニルメチリデン)−3−オキソ−ペン
タノエート(化合物207) メチル2−(2−フルオロベンジリデン)−4−(2,
3−ジヒドロ−6−メチル−5−フェニル−4−オキソ
−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−4−メチル
−3−オキソ−ペンタノエート(化合物208) メチル4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−5−フェ
ニル−4−オキソ−4H−1,3−オキサジン−3−イ
ル)−2−(2−フリルメチリデン)−4−メチル−3
−オキソ−ペンタノエート(化合物209) エチル2−(3−クロロベンジリデン)−4−(2,3
−ジヒドロ−6−メチル−5−フェニル−4−オキソ−
4H−1,3−オキサジン−3−イル)−4−メチル−
3−オキソ−ペンタノエート(化合物210) エチル2−(ベンジリデン)−4−(2,3−ジヒドロ
−6−メチル−5−フェニル−4−オキソ−4H−1,
3−オキサジン−3−イル)−4−メチル−3−オキソ
−ペンタノエート(化合物211) 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−3−オキソ−ヘプタン−6−オール(化合
物212) 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−1−(3−ビニルフェニル)プロパン−1
−オン(化合物444) 1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソル
−5−イル)−2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−
4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン
−3−イル)−2−メチルプロパン−1−オン(化合物
445) 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
1−(2−フルオロ−4−ビフェニル)−2−メチルプ
ロパン−1−オン(化合物446) 1−(4−ビフェニル)−2−(2,3−ジヒドロ−6
−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−
オキサジン−3−イル)−2−メチルプロパン−1−オ
ン(化合物447) 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−1−(9−フェナントリル)プロパン−1
−オン(化合物448) 1−(3−ビフェニル)−2−(2,3−ジヒドロ−6
−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−
オキサジン−3−イル)−2−メチルプロパン−1−オ
ン(化合物449) 1−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−(2,3−
ジヒドロ−6−メトキシカルボニルメチル−4−オキソ
−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イ
ル)−2−メチルプロパン−1−オン(化合物700) 1−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−[2,3−
ジヒドロ−6−ビス(メトキシカルボニル)メチル−4
−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−
3−イル]−2−メチルプロパン−1−オン(化合物7
01) 1−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−(2,3−
ジヒドロ−6−エトキシカルボニルメチル−4−オキソ
−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イ
ル)−2−メチルプロパン−1−オン(化合物702) 1−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−[2,3−
ジヒドロ−6−ビス(エトキシカルボニル)メチル−4
−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−
3−イル]−2−メチルプロパン−1−オン(化合物7
03) 1−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−(6−カル
ボキシメチル−2,3−ジヒドロ−4−オキソ−5−フ
ェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−
メチルプロパン−1−オン(化合物704) エチル1−[2−(2,3−ジヒドロ−6−エチル−4
−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−
3−イル)−2−メチルプロピオニル]シクロペント−
3−エニルカルボキシレート(化合物1065) 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−4−(1−メチルシクロプロピル)ブタン
−3−オン(化合物1066) 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−4−(2−メチルシクロプロピル)ペンタ
ン−3−オン(化合物1067) 1−(ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−1−イル)−
2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチルプロパン−1−オン(化合物1068) 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−1−(1−メチル−2−メチレンシクロペ
ンチル)プロパン−1−オン(化合物1069) 1−(ビシクロ[4.1.0]ヘプタン−2−イル)−
2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチルプロパン−1−オン(化合物1070) 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−1−(スピロ[2.4]ヘプタン−4−イ
ル)プロパン−1−オン(化合物1071) 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−1−(2−メチレンシクロペンチル)プロ
パン−1−オン(化合物1072) 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−1−(5−メチル−2−メチレンシクロペ
ンチル)プロパン−1−オン(化合物1073) 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−4−(2−メチルシクロプロピル)ブタン
−3−オン(化合物1074) 2−(2,3−ジヒドロ−6−エチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−1−(2−メチレンシクロペンチル)プロ
パン−1−オン(化合物1075) 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−1−(3−メチレンシクロペンチル)プロ
パン−1−オン(化合物1076) 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−1−(エンド−ビシクロ[2.2.1]ヘ
プタ−5−エン−2−イル)プロパン−1−オン(化合
物1077) 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−1−(エキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘ
プタ−5−エン−2−イル)プロパン−1−オン(化合
物1078) 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−1−(エンド−ビシクロ[2.2.1]ヘ
プタ−2−イル)プロパン−1−オン(化合物107
9) 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−1−(エキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘ
プタ−2−イル)プロパン−1−オン(化合物108
0) 5−フェニルチオ−2−(2,3−ジヒドロ−6−メチ
ル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサ
ジン−3−イル)−2−メチルペンタン−3−オン(化
合物1081) 5−(3−フェノキシフェニル)アミノ−2−(2,3
−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−
4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチルペ
ンタン−3−オン(化合物1082) 5−エチルチオ−2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル
−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジ
ン−3−イル)−2−メチルペンタン−3−オン(化合
物1083) 5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)−2−
(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フ
ェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−
メチルペンタン−3−オン(化合物1084) 5−シクロヘキシルチオ−2−(2,3−ジヒドロ−6
−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−
オキサジン−3−イル)−2−メチルペンタン−3−オ
ン(化合物1085) 5−ベンジルチオ−2−(2,3−ジヒドロ−6−メチ
ル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサ
ジン−3−イル)−2−メチルペンタン−3−オン(化
合物1086) 5−(2−フリルメチル)チオ−2−(2,3−ジヒド
ロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−
1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチルペンタン
−3−オン(化合物1087) 5−(2−ピリジル)チオ−2−(2,3−ジヒドロ−
6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3
−オキサジン−3−イル)−2−メチルペンタン−3−
オン(化合物1088) 5−(1−ナフチル)チオ−2−(2,3−ジヒドロ−
6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3
−オキサジン−3−イル)−2−メチルペンタン−3−
オン(化合物1089)。
【0046】下記表1及び表2に示した、R3が−CX
YZであり、R4及びR5はメチルである次の式(If)
の化合物も本発明の一部を成す。
【0047】
【化10】
【0048】下記表3及び表5に示した、R4及びR5
メチルであり、Qは−C(=O)−である式(I)の化
合物も本発明の一部を成す。
【0049】下記表4に示した、R4及びR5がメチルで
あり、Qは−C(=O)−であり、rは0である式
(I)の化合物も本発明の一部を成す。
【0050】下記諸表中「Ph」はフェニル、「Me」
はメチル、「Et」はエチル、「Bu」はブチル、「B
n」はベンジルをそれぞれ意味する。また、「cycl
opentyl」はシクロペンチル、「cyclopr
opyl」はシクロプロピル、「cyclobuty
l」はシクロブチル、「cyclohexyl」はシク
ロヘキシル、「cycloheptyl」はシクロヘプ
チル、「cyclooctyl」はシクロオクチル、
「cyclobutenyl」はシクロブテニル、「c
yclopentenyl」はシクロペンテニル、「c
yclohexenyl」はシクロヘキセニル、「cy
cloheptenyl」はシクロヘプテニル、「cy
clooctenyl」はシクロオクテニル、「ind
anyl」はインダニル、「methyl」はメチル、
「thienyl(もしくはThienyl)」はチエ
ニル、「cyclo」はシクロ、「Phenyl(もし
くはphenyl)」はフェニル、「cyclopen
t−3−en−1−yl」はシクロペンタ−3−エン−
1−イル、「bicyclo」はビシクロ、「hexa
n−1−yl」はヘキサン−1−イル、「methyl
ene」はメチレン、「cyclopent−1−y
l」はシクロペンタ−1−イル、「heptan−2−
yl」はヘプタン−2−イル、「spiro」はスピ
ロ、「heptan−4−yl」はヘプタン−4−イ
ル、「endo」はエンド、「hept−5−en−2
−yl」はヘプタ−5−エン−2−イル、「exo」は
エキソ、「hept−2−yl」はヘプタ−2−イル、
「furyl」はフリル、「pyridyl」はピリジ
ル、「naphthyl」はナフチルをそれぞれ意味す
る。(X+Y)環の二置換、即ち例えば「2,3−Me
cyclopropyl」が示されている場合、これ
は2,3−ジメチルシクロプロピルを意味すると理解さ
れる。原子記号の後の数字が下付になっていない場合、
例えばCO2EtはCO2Etを意味し、CH2C2H
はプロピニルを意味するものと理解される。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】
【表3】
【0054】
【表4】
【0055】
【表5】
【0056】
【表6】
【0057】
【表7】
【0058】
【表8】
【0059】
【表9】
【0060】
【表10】
【0061】
【表11】
【0062】
【表12】
【0063】
【表13】
【0064】
【表14】
【0065】
【表15】
【0066】
【表16】
【0067】
【表17】
【0068】
【表18】
【0069】
【表19】
【0070】
【表20】
【0071】
【表21】
【0072】
【表22】
【0073】
【表23】
【0074】
【表24】
【0075】
【表25】
【0076】
【表26】
【0077】上記式(I)の化合物は、公知の方法(す
なわち、従来使用されている方法または文献に記載され
ている方法)によって製造することができる。以下の工
程についての記載では順序を変えることができること、
さらには所望の化合物を得るには好適な保護基が必要と
なる場合があることを理解しておくべきである。
【0078】本発明の1態様によれば、Qが−C(=
O)−基を表し、R1、R2、R3、R4およびR5が上記
で定義したものである式(I)の化合物は、下記式(I
I)の相当する化合物の酸化によって製造することがで
きる。
【0079】
【化11】
【0080】[式中、R1、R2、R3、R4およびR5
上記で定義の通りである]。この酸化は、クロム酸また
はクロロクロム酸ピリジニウムなどの好適な酸化剤によ
って行われる。この反応は、エーテルまたは塩化メチレ
ンなどの好適な溶媒中、0℃から溶媒の還流温度までの
温度で行うことができる。
【0081】本発明の別の態様によれば、式(Ie)の
化合物は、N,N−ジメチルホルムアミドなどの不活性
溶媒中、−20℃〜100℃の温度で、下記式(II
I)の化合物
【0082】
【化12】
【0083】[式中Lは、ハロゲン(好ましくは塩素、
臭素またはヨウ素)またはトシルオキシ基などの脱離基
であって、通常は基R16の末端炭素にある]を、水素化
ナトリウムなどの塩基と反応させることで製造すること
ができる。
【0084】本発明の別の態様によれば、R1、R2、R
4およびR5が上記で定義の通りであり、R16が1以上の
ハロゲンもしくはR7基によって置換されているC2〜C
7アルキレン基またはC3〜C7アルケニレン基であり、
Eが水素原子と入れ替わっている式(Ie)の化合物
は、EがそれぞれCO27またはCO2CH26を表す
相当する化合物の加水分解もしくは水素化分解および脱
炭酸によって製造することができる。加水分解は、塩基
性条件または好ましくは温度0℃〜100℃でトルエン
などの溶媒中4−トルエンスルホン酸などの酸性条件
(R7は好ましくはtert−ブチルである)のいずれ
かを用いて行うことができる。好ましくはその反応は、
例えば通常は約20℃で、パラジウム炭素などの触媒の
存在下に、水素およびエタノールなどの不活性溶媒を用
いる水素化分解によって行い、脱炭酸は20℃〜60℃
の温度で、トリエチルアミンなどの塩基と反応させるこ
とで行う。
【0085】本発明のさらに別の態様によると、Qが−
C(=O)−基を表し、R1、R2、R3、R4およびR5
が上記で定義したものである式(I)の化合物は、下記
式(IV)の化合物
【0086】
【化13】
【0087】(式中Laは、塩素またはイミダゾールな
どの脱離基を表す)と、有機リチウム試薬またはグリニ
ャ−ル試薬などの下記式(V)の有機金属試薬
【0088】
【化14】
【0089】[式中、Mはリチウム原子またはマグネシ
ウムハライド(好ましくはブロマイド)を表す]とを反
応させることで製造することができる。この反応は通
常、−80℃〜20℃の温度で、エーテルまたはテトラ
ヒドロフランなどの不活性溶媒中で行う。
【0090】本発明のさらに別の態様によれば、R3
基−CH(R17)R13aである下記式(Ig)で表され
る式(I)の化合物
【0091】
【化15】
【0092】(式中R17は、R13aもしくはR14dで置換
されていても良いC1〜C5のアルキルもしくはハロアル
キル;またはR13aもしくはR6、R15aおよびR15から
選択される基によって置換されていても良いC2〜C5
アルケニルもしくはハロアルケニル;またはR13aによ
って置換されていても良いC2〜C5アルキニルを表し、
1、R2、R4、R5、R6、R13a、R14d、R15aおよび
15は上記で定義した通りである)は、R3が基−CH2
13aを表す下記式(Ih)によって表される式(I)
の化合物
【0093】
【化16】
【0094】(式中、R13aは上記で定義の通りであ
る)を、下記式(VI)の化合物
【0095】
【化17】
【0096】(式中、Lはハロゲン(好ましくは塩素、
臭素もしくはヨウ素)またはトシルオキシなどの脱離基
を表す)と反応させることで製造することができる。そ
の反応は通常、N,N−ジメチルホルムアミドなどの不
活性溶媒中、−20℃〜100℃の温度で、水素化ナト
リウムなどの塩基の存在下に行う。
【0097】本発明の別の態様によれば、R1、R2、R
4およびR5が上記で定義の通りであり、R13aがCO2
7を表し、R7が上記で定義の通りである式(Ih)の化
合物は、Laが塩素もしくは好ましくはイミダゾールな
どの脱離基を表す式(IV)の化合物を、下記式(VI
I)の化合物
【0098】
【化18】
【0099】(式中、R7は上記で定義の通りである)
と反応させることで製造することができる。この反応
は、0℃から還流までの温度で、テトラヒドロフランな
どの不活性溶媒中、(VII)の金属塩(好ましくはマ
グネシウムエノラート塩)を用いて行う((VII)の
マグネシウム塩は、−80℃〜20℃の温度で、テトラ
ヒドロフランなどの不活性溶媒中、マグネシウムと反応
させることで形成することができる)。
【0100】本発明のさらに別の態様によれば、R
2が、CHO、COR7もしくはCOR6によって置換さ
れている低級アルキルもしくは低級ハロアルキルである
式(I)の化合物は、例えば0℃から還流温度の温度で
塩化メチレン中クロロクロム酸ピリジニウムなどを用い
て、R11aがそれぞれCH2OH、CH(OH)R7また
はCH(OH)R6と入れ替わっている式(I)の相当
する化合物の酸化によって製造することができる。
【0101】本発明のさらに別の態様によれば、R2
SR6もしくはSR15によって置換されている低級アル
キルもしくは低級ハロアルキルを表し、R6およびR15
が上記で定義した通りである式(I)の化合物は、R
11aが脱離基(好ましくは塩素または臭素)と入れ替わ
っている式(I)の相当する化合物と、式R6SHもし
くはR15SHのチオールまたはそれのアルカリ金属塩
(好ましくはリチウム塩もしくはナトリウム塩)との反
応によって製造することができる。その反応は通常、0
〜60℃の温度で、N,N−ジメチルホルムアミドなど
の不活性溶媒中にて行う。
【0102】本発明のさらに別の態様によれば、R2
OC(O)R6によって置換された低級アルキルもしく
は低級ハロアルキルを表し、R6が上記で定義した通り
である式(I)の化合物は、OC(O)R6基が脱離基
と入れ替わっている相当する式(I)の化合物と式R6
−CO2 -1 +の塩(式中、M1はナトリウムまたはカリ
ウムを表す)とを反応させることで製造することができ
る。脱離基は好ましくは、塩素または臭素である。反応
は代表的には、室温から120℃の温度で、好ましくは
N,N−ジメチルホルムアミドのような不活性溶媒中で
行う。
【0103】本発明のさらに別の態様によれば、R2
11aによって置換された低級アルキルもしくは低級ハ
ロアルキルを表し、R11aがCO27、CO215もしく
はCO26を表す式(I)の化合物は、R11aがCO2
である相当する式(I)の化合物をエステル化して、そ
の水素原子をR7基、R15基またはR6基で置換すること
で製造することができる。この反応は好ましくは、0℃
から溶媒の還流温度までの温度で、エーテルなどの不活
性溶媒中、式R7OH、R15OHのアルコールまたはフ
ェノールR6OHおよびジエチルアゾジカルボキシレー
トを用いて行う。別法として、その変換を、20℃から
混合物の還流温度までの温度で、適宜N,N−ジメチル
ホルムアミドなどの触媒の存在下に、塩化メチレンもし
くは1,2−ジクロロエタンなどの不活性溶媒中、例え
ばオキサリルクロライドを用いて、R11aがCO2Hであ
る相当する式(I)の化合物を塩素化して、相当する酸
塩化物を得て、それを次に、0℃から溶媒の還流温度ま
での温度で、テトラヒドロフランなどの不活性溶媒中、
式R7OHもしくはR15OHのアルコールまたはフェノ
ールR6OHと反応させることで行うことができる。
【0104】本発明のさらに別の態様によれば、R2
11aによって置換された低級アルキルもしくは低級ハ
ロアルキルを表し、R11aがCONR910、CONHR
6またはCONR67であり、R6、R7、R9およびR10
が上記で定義した通りである式(I)の化合物は、R
11aがCO2Hである相当する式(I)の化合物を、上記
の方法によって塩素化剤と反応させて、カルボン酸塩化
物を得て、それを次に、0℃から混合物の還流温度まで
の温度で、エーテルまたはテトラヒドロフランなどの不
活性溶媒中、式R910NH、R6NH2またはR67
H(式中、R6、R7、R9およびR10は上記で定義した
通り)のアミンと反応させることで製造することができ
る。
【0105】本発明のさらに別の態様によれば、R2
11aによって置換された低級アルキルもしくは低級ハ
ロアルキルを表し、R11aがCO2Hである式(I)の化
合物は、R2がCHOである相当する式(I)の化合物
を酸化することで製造することができる。その反応は、
ラロック報告の手順(R.C.Larock, Comprehensive Orga
nic Transformations, p.838)、例えば0〜60℃の温
度で、N,N−ジメチルホルムアミド中、重クロム酸ピ
リジニウムとの反応によってによって行うことができ
る。
【0106】本発明のさらに別の態様によれば、R2
11aによって置換された低級アルキルもしくは低級ハ
ロアルキルを表し、R11aがOSO26またはOSO2
7である式(I)の化合物は、R11aが水酸基と入れ替わ
った相当する式(I)の化合物と、式R6SO2Yまたは
7SO2Y(式中、Yは脱離基であり、好ましくは塩素
である)のスルホン化試薬との反応によって製造するこ
とができる。その反応は通常、0〜60℃で、エーテル
などの溶媒中、例えばピリジンなどの塩基の存在下に行
う。
【0107】本発明のさらに別の態様によれば、R2
11aによって置換された低級アルキルもしくは低級ハ
ロアルキルを表し、R11aがOR6である式(I)の化合
物は、一般に、0℃から還流温度までの温度で、アセト
ン中の炭酸カリウムなどのアルカリ金属炭酸塩またはテ
トラヒドロフラン中のナトリウムエトキシドなどのアル
コキシドのような塩基存在下に、R11aが脱離基(好ま
しくは塩素または臭素)と入れ替わった相当する式
(I)の化合物とフェノールR6OHとの反応によって
製造することができる。
【0108】本発明のさらに別の態様によれば、R2
11aによって置換された低級アルキルもしくは低級ハ
ロアルキルを表し、R11aがOCH2COR6である式
(I)の化合物は、一般に0℃から還流温度までの温度
で、テトラヒドロフラン中のピリジンなどの塩基の存在
下に、R11aが水酸基と入れ替わった相当する式(I)
の化合物と、式R6COCH2Zのハライド(式中、Zは
好ましくは塩素または臭素である)とを反応させること
で製造することができる。
【0109】本発明のさらに別の態様によれば、R2
CH2CO2Hである式(I)の化合物は、R2がメチル
と入れ替わった相当する式(I)の化合物を、−70℃
〜20℃の温度で、テトラヒドロフランなどの溶媒中、
リチウムビス(トリメチルシリル)アミドなどの強塩基
と反応させ、次に二酸化炭素を加えることで製造するこ
とができる。
【0110】本発明のさらに別の態様によれば、R2
CH2CO27、CH2CO26またはCH2CO215
ある式(I)の化合物は、R2がメチルと入れ替わった
相当する式(I)の化合物を、−70℃〜20℃の温度
で、テトラヒドロフランなどの溶媒中、リチウムビス
(トリメチルシリル)アミドなどの強塩基と反応させ、
次に式ClCO27、ClCO26またはClCO2
15のクロロギ酸エステルを加えることで製造することが
できる。この方法を用いて、R2がCH(CO272
CH(CO262またはCH(CO2152である二
置換生成物を得ることもできる。
【0111】本発明のさらに別の態様によれば、R3
ビシクロアルケンである式(I)の化合物は、R3がビ
ニルである相当する化合物のシクロアルカジエン(通常
はシクロペンタジエン)とのディールス−アルダー付加
によって製造することができる。この反応は、好ましく
は還流温度で、トルエンなどの溶媒中で行うことができ
る。
【0112】本発明のさらに別の態様によれば、R3
ビシクロアルカンである式(I)の化合物は、R3がビ
シクロアルケンである相当する化合物の還元によって製
造することができる。その還元は通常、20℃から還流
温度までの温度で、エタノールなどの溶媒中、パラジウ
ム炭素などの触媒を用いる接触水素化によって行われ
る。
【0113】本発明のさらに別の態様によれば、R3
炭素数3〜6の置換シクロアルキル環によって置換され
た低級アルキル;または環外のハロゲン化されていても
良いアルキリデン基によって置換された炭素数3〜8の
シクロアルキル;またはビシクロアルカン、ビシクロア
ルケン、スピロアルカンもしくはスピロアルケンである
式(I)の化合物は、20℃から還流温度までの温度
で、塩化メチレンなどの溶媒中、ジエチル亜鉛もしくは
亜鉛−銅の組み合わせなどの有機金属試薬の存在下に、
それぞれ相当するアルケン、アルキリデンまたはシクロ
アルケン化合物と、ジハロアルカン(通常は、ジブロモ
アルカンまたはジヨードアルカン)とを反応させること
で製造することができる。
【0114】本発明のさらに別の態様によれば、Qが−
C(OR14)(OR14a)−を表す式(I)の化合物
は、Qが−C(=O)−である式(I)の化合物と、式
14−OHのアルコールもしくは式HO−R14e−OH
のジオール(式中、R14eは1以上の低級アルキル基で
置換されていても良いC2またはC3のアルキレン鎖を
表す)とを反応させることで製造することができる。そ
の反応は通常、トルエンなどの不活性溶媒中、60℃か
ら溶媒の還流温度までの温度で、4−トルエンスルホン
酸などの酸触媒の存在下に行う。その反応は、好ましく
は共沸蒸留によって、またはモレキュラーシーブスなど
の脱水剤の存在下に、生成する水を除去することで促進
される。
【0115】本発明のさらに別の態様によれば、m、
p、q、r、tまたはuが1もしくは2を表す式(I)
の化合物は、m、p、q、r、tまたはuがゼロもしく
は1である相当する化合物の硫黄原子を酸化することで
製造することができる。硫黄原子の酸化は通常、−40
℃から室温の温度で、塩化メチレンなどの不活性溶媒
中、3−クロロ過安息香酸などを用いて行う。
【0116】式(II)の中間体は、下記式(VII
I)のアルデヒド
【0117】
【化19】
【0118】(式中、R1、R2、R4およびR5は上記で
定義の通りである)と式R3−Mの有機金属化合物(式
中、R3は上記で定義の通りであり、Mは金属基、好ま
しくはマグネシウムブロマイド基もしくはリチウム原子
を表す)とを反応させることで製造することができる。
その反応は通常、エーテルもしくはテトラヒドロフラン
などの不活性溶媒中、−78℃から溶媒の還流温度まで
の温度で行う。
【0119】式(II)の化合物は新規であり、それ自
体で本発明のさらに別の態様を形成するものである。
【0120】式(III)の中間体は、下記式(IX)
【0121】
【化20】
【0122】(式中、R1、R2、R4、R5およびEは上
記で定義の通りである)の相当する化合物を、下記式
(X)の化合物
【0123】
【化21】
【0124】(式中、R16およびLは上記で定義した通
りであり、L1はハロゲンもしくはトシルオキシなどの
脱離基を表す(通常、基LおよびL1は同一である))
を用いてアルキル化もしくはアルケニル化することで製
造することができる。その反応は通常−20℃〜100
℃の温度で、N,N−ジメチルホルムアミドもしくはジ
メチルスルホキシドなどの不活性溶媒中、炭酸カリウム
などのアルカリ金属炭酸塩または水素化ナトリウムなど
の金属水素化物のような塩基を用いて行う。
【0125】Eが−CO27であり、R7が上記で定義
の通りである式(IX)の中間体は、式(IV)の化合
物とR7が上記で定義の通りである式(VII)の化合
物との反応によって製造することができる。その反応
は、0℃から還流温度までの温度で、テトラヒドロフラ
ンなどの不活性溶媒中、(VII)の金属塩(好ましく
はマグネシウムエノラート塩)を用いて行う(その(V
II)のマグネシウム塩は、−80℃〜20℃の温度
で、テトラヒドロフランなどの不活性溶媒中、マグネシ
ウムとの反応によって形成することができる)。
【0126】式(VIII)の中間体は、下記式(X
I)のエステル
【0127】
【化22】
【0128】(式中、Rは低級アルキル基、好ましくは
エチル基を表す)の還元によって製造することができ
る。その反応は通常、−80℃〜20℃の温度で、テト
ラヒドロフランなどの不活性溶媒中、水素化リチウムア
ルミニウムなどの好適な還元剤を用いて行う。
【0129】Laがイミダゾールを表す式(IV)の中
間体は、−20℃〜30℃の温度で、テトラヒドロフラ
ンなどの溶媒中、Rが水素と入れ替わった式(XI)の
化合物とカルボニルジイミダゾールとの反応によって製
造することができる。
【0130】R1およびR2が上記で定義の通りである式
(XI)のエステルは、下記式(XII)の化合物
【0131】
【化23】
【0132】と下記式(XIII)のイミン
【0133】
【化24】
【0134】(式中、R4、R5およびRは上記で定義し
た通りである)との反応によって製造することができ
る。その反応は通常、溶媒存在下または溶媒不在下に、
90℃〜200℃の温度または溶媒の沸点で行う。溶媒
を使用する場合は、該溶媒はキシレンなどの不活性なも
のとし、生成するアセトンを好ましくは蒸留によって除
去する。
【0135】R2がR11aによって置換された低級アルキ
ルもしくは低級ハロアルキルであり、R11aが−CH
(OH)R7もしくは−CH(OH)R6と入れ替わって
いる式(I)の中間体は、R11aが−CHOを表す相当
する式(I)の化合物と、式R7Mg−XもしくはR6
g−X(式中、R7およびR6は上記で定義した通りであ
り、Xは臭素原子もしくはヨウ素原子を表す)のグリニ
ャ−ル試薬とを反応させることで製造することができ
る。その反応は、20℃〜60℃の温度で、エーテルも
しくはテトラヒドロフランなどの不活性溶媒中で行うこ
とができる。
【0136】R2がR11aによって置換された低級アルキ
ルもしくは低級ハロアルキルであり、R11aが−CH2
Hと入れ替わっている式(I)の中間体は、R11aが−
CH(OCOR7)−を表す相当する式(I)の化合物
(式中、R7は上記で定義の通りである)の加水分解に
よって製造することができる。好ましくはR7はメチル
であり、加水分解は、0〜50℃で、アルコール水溶液
中、炭酸カリウムなどの塩基を用いて行なわれる。
【0137】式(V)、(VI)、(VII)、
(X)、(XII)および(XIII)の化合物は公知
であるか、あるいは公知の方法を利用するかまたはその
方法の変法によって製造することができる。
【0138】上記式(I)の化合物は、式(I)の他の
化合物の相互変換によって製造することができ、そのよ
うな変換は、本発明のさらに別の態様を形成するもので
ある。
【0139】以下、実施例によって本発明を説明する
が、本発明はこれら実施例によって限定されるものでは
ない。別段の断りがない限り、1H−NMRスペクトル
測定(シフト値はppm)はCDCl3中で行ってい
る。
【0140】
【実施例】実施例1 4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−(4’−ヨードブチル)−4−メチル−3−オキソ
ペンタン酸エチル(0.25g)のN,N−ジメチルホ
ルムアミド溶液に、水素化ナトリウム(60%オイル分
散品40mg)を0℃で加え、20℃で2時間撹拌し
た。混合物を希釈し(エーテル)、洗浄し(ブライ
ン)、脱水し(MgSO4)、留去(evaporating)し
た。残留物をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/
ヘキサン1:3)によって精製して、1−[2−(2,
3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル
−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチル
プロピオニル]シクロペンチルカルボン酸エチル(化合
物1、0.14g)を得た。
【0141】NMR 1.21(3H、t)、1.4〜
1.6(8H、m)、1.7〜1.8(2H、m)、
1.91(3H、s)、2.1〜2.2(2H、m)、
2.4〜2.5(2H、m)、3.60(2H、s)、
4.14(2H、q)、5.16(2H、s)、7.2
〜7.4(5H、m)実施例2 4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−1,3−オキサジン−3−イル)−4−メ
チル−3−オキソ−ペンタン酸エチル(500mg)、
N−ブロモコハク酸イミド(258mg)および過酸化
ベンゾイル(10mg)の混合物を、ベンゼン中で撹拌
しながら、光照射下に10分間還流した。冷却後、固体
を濾過し、濾液の留去を行い、残留物をカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン/酢酸エチル4:1)で精製し
て、2−ブロモ−4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル
−4−オキソ−5−フェニル−1,3−オキサジン−3
−イル)−4−メチル−3−オキソ−ペンタン酸エチル
(化合物190、400mg)を黄色ガム状物として得
た。
【0142】NMR 1.21(t、3H)、1.55
(d、6H)、1.94(s、3H)、4.15(q、
2H)、5.23(s、1H)、5.26(dd、2
H)、7.21〜7.37(m、5H) N−クロロコハク酸イミドを用いる以外は同様の方法を
行って、以下の化合物も得た。
【0143】2−クロロ−4−(2,3−ジヒドロ−6
−メチル−4−オキソ−5−フェニル−1,3−オキサ
ジン−3−イル)−4−メチル−3−オキソ−ペンタン
酸エチル(化合物191) NMR 1.21(t、3H)、1.57(d、6
H)、1.94(s、3H)、4.25(q、2H)、
5.30(s、1H)、5.28(dd、2H)、7.
22〜7.37(m、5H)実施例3 4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−1,3−オキサジン−3−イル)−4−メ
チル−3−オキソペンタン酸エチル(500mg)のテ
トラヒドロフラン撹拌溶液に、水素化ナトリウム(60
%オイル分散品140mg)を加え、混合物を20℃で
1時間撹拌した。N−フルオロ−2,4,6−トリメチ
ルピリジニウム・トリフラート(1.0g)を加え、撹
拌を20℃で12時間継続した。混合物を氷水に投入
し、抽出し(酢酸エチル)、洗浄し(2M塩酸およびブ
ライン)、脱水し(硫酸マグネシウム)、留去し、カラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル4:1)
によって精製して、2,2−ジフルオロ−4−(2,3
−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−
1,3−オキサジン−3−イル)−4−メチル−3−オ
キソペンタン酸エチル(化合物192、0.20g)を
白色固体として得た。
【0144】NMR 1.14(t、3H)、1.56
(s、6H)、1.94(s、3H)、4.09(q、
2H)、5.30(s、2H)、7.22〜7.35
(m、5H)実施例4 削り状マグネシウム(100mg)のメタノール懸濁液
を撹拌しながら、[4−(2,3−ジヒドロ−6−メチ
ル−4−オキソ−5−フェニル−1,3−オキサジン−
3−イル)−4−メチル−3−オキソペンタン酸t−ブ
チル(1.40g)のメタノール溶液を加えた。混合物
を60℃で1時間加熱し、冷却し、留去した。トルエン
を加え、混合物を再度留去した。残留物を再度トルエン
に懸濁させ、塩化アセチルの溶液(300mg)を加え
た。混合物を20℃で1日間撹拌し、次に塩酸(2M)
を加え、撹拌をさらに1時間続けた。有機相を塩酸(2
M)および次に水で洗浄し、脱水した(硫酸マグネシウ
ム)。4−トルエンスルホン酸(50mg)を加え、混
合物を80℃で1時間撹拌し、冷却し、飽和重炭酸ナト
リウム溶液および水の順で洗浄を行い、脱水し(硫酸マ
グネシウム)、留去して、5−(2,3−ジヒドロ−6
−メチル−4−オキソ−5−フェニル−1,3−オキサ
ジン−3−イル)−5−メチル−2,4−ヘキサンジオ
ン(化合物193、0.15g)を褐色ガム状物として
得た。
【0145】NMR 1.56(s、6H)、1.91
(s、3H)、2.15(s、3H)、3.66および
3.70(s、1H)、5.25(t、2H)、7.2
0〜7.44(m、5H)実施例5 4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
4−メチル−3−オキソペンタン酸エチル(0.5
g)、1,4−ジヨードブタン(0.23mL)および
炭酸カリウム(1.0g)の混合物を、ジメチルスルホ
キシド中、20℃で12時間撹拌した。混合物を希釈し
(エーテル)、洗浄し(ブライン)、脱水し(MgSO
4)、留去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(酢
酸エチル/ヘキサン1:3)によって精製して、4−
(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フ
ェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−
(4’−ヨードブチル)−4−メチル−3−オキソペン
タン酸エチル(化合物194、0.3g)を得た。
【0146】NMR 1.24(3H、t)、1.3〜
1.4(2H、m)、1.43(3H、s)、1.48
(3H、s)、1.7〜2.0(7H、m)、3.12
(2H、t)、3.8〜3.9(1H、m)、4.1〜
4.2(2H、m)、5.28(2H、d)、7.2〜
7.4(5H、m) 同様の方法を行って、以下の化合物も得た。
【0147】4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4
−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−
3−イル)−2,4−ジメチル−3−オキソペンタン酸
エチル(化合物195) NMR 1.23(3H、t)、1.39(3H、
d)、1.47(3H、s)、1.52(3H、s)、
1.93(3H、s)、4.0〜4.2(3H、m)、
5.27(2H、d)、7.2〜7.4(5H、m);
および2−エチル−4−(2,3−ジヒドロ−6−メチ
ル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサ
ジン−3−イル)−4−メチル−3−オキソペンタン酸
エチル(化合物196) NMR 0.89(3H、t)、1.22(3H、
t)、1.43(3H、s)、1.49(3H、s)、
1.8〜2.1(5H、m)、3.7〜3.8(1H、
m)、4.0〜4.2(2H、m)、5.27(2H、
s)、7.2〜7.5(5H、m)実施例6 4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2,4−ジメチル−3−オキソペンタン酸エチル(0.
4g)のN,N−ジメチルホルムアミド撹拌溶液に、水
素化ナトリウム(60%品67mg)を0℃で加えた。
ヨウ化メチル(0.1mL)を加え、撹拌を16時間続
けた。エーテルを加え、有機相を洗浄し(ブライン)、
脱水し(硫酸マグネシウム)、留去し、残留物について
溶離液を酢酸エチル/ヘキサン(1:2)とするカラム
クロマトグラフィーによって精製して、4−(2,3−
ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4
H−1,3−オキサジン−3−イル)−2,2,4−ト
リメチル−3−オキソペンタン酸エチル(化合物19
7、0.3g)を得た。
【0148】NMR 1.21(3H、t)、1.47
(6H、s)、1.52(6H、s)、1.92(3
H、s)、4.13(2H、q)、5.16(2H、
s)、7.2〜7.4(5H、m) 同様の方法を行って、以下の化合物も得た。
【0149】2−エチル−4−(2,3−ジヒドロ−6
−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−
オキサジン−3−イル)−2,4−ジメチル−3−オキ
ソペンタン酸エチル(化合物198) NMR 0.83(3H、t)、1.22(3H、
t)、1.42(3H、s)、1.47(3H、s)、
1.56(3H、s)、1.75〜1.85(1H、
m)、1.91(3H、s)、2.05〜2.2(1
H、m)、4.0〜4.3(3H、m)、5.15(2
H、q)、7.2〜7.4(5H、m);および2,2
−ジエチル−4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4
−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−
3−イル)−4−メチル−3−オキソペンタン酸エチル
(化合物199) NMR 0.81(3H、t)、1.22(3H、
t)、1.47(6H、s)、1.53(6H、s)、
1.8〜1.95(5H、m)、2.0〜2.2(2
H、m)、4.16(2H、q)、5.16(2H、
s)、7.2〜7.4(5H、m)実施例7 マロン酸モノエチル(1.44g)のテトラヒドロフラ
ン溶液に、0℃でイソプロピルマグネシウムブロマイド
(0.7Mテトラヒドロフラン溶液)を加えた。混合物
を20℃で0.5時間撹拌し、40℃で0.5時間撹拌
した。2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキ
ソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イ
ル)−2−メチルプロピオン酸(2g)とカルボニルジ
イミダゾール(1.42g)をテトラヒドロフラン中で
8時間撹拌し、得られたイミダゾリド溶液を上記の混合
物に0℃で加え、20℃で3時間撹拌し、2時間還流し
た。混合物を希釈し(エーテル)、洗浄し(5%塩
酸)、脱水し(MgSO4)、留去し、残留物をカラム
クロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン1:2)に
よって精製することで、4−(2,3−ジヒドロ−6−
メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オ
キサジン−3−イル)−4−メチル−3−オキソペンタ
ン酸エチル(化合物200、1.4g)を得た。
【0150】NMR 1.25(3H、t)、1.47
(6H、s)、1.94(3H、s)、3.60(2
H、s)、4.15(2H、q)、5.26(2H、
s)、7.2〜7.4(5H、m) 同様の方法を行って、以下の化合物も得た。
【0151】4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4
−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−
3−イル)−4−メチル−3−オキソペンタン酸メチル
(化合物201) NMR 1.47(s、6H)、1.94(s、3
H)、3.62(s)、3.70(s)、5.26
(s、1H)、7.24〜7.40(5H);および4
−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−
フェニル−1,3−オキサジン−3−イル)−4−メチ
ル−3−オキソペンタン酸t−ブチル(化合物202) NMR 1.44(s、6H)、1.47(s、9
H)、1.93(s、3H)、3.53(s、2H)、
5.26(s、2H)、7.22〜7.40(m、5
H)実施例8 2−[4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキ
ソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イ
ル)−3−ヒドロキシ−4−メチルペンチル]−2,
5,5−トリメチル−1,3−ジオキサン(0.80
g)の塩化メチレン溶液を、クロロクロム酸ピリジニウ
ム(0.62g)および粉砕モレキュラーシーブス(4
A)と塩化メチレンの撹拌混合物に20℃で加えた。1
8時間後、混合物について、溶離液をヘキサン/酢酸エ
チル(3:1)とするシリカゲルでのドライカラムクロ
マトグラフィーによって精製して、2−[4−(2,3
−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−
4H−1,3−オキサジン−3−イル)−4−メチルペ
ンタン−3−オイル]−2,5,5−トリメチル−1,
3−ジオキサン(化合物203、0.40g)を無色ガ
ム状物として得た。
【0152】NMR 0.9(2s、6H)、1.3
(s、3H)、1.4(s、6H)、1.9(s、3
H)、2.0(m、2H)、2.7(m、2H)、3.
4(s、4H)、5.3(s、2H)、7.3(m、5
H) 同様の方法を行って、以下の化合物も得た。
【0153】2−[4−(2,3−ジヒドロ−6−メチ
ル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサ
ジン−3−イル)−4−メチルペンタン−3−オイル]
−1,3−ジオキソラン(化合物204) NMR 1.4(s、6H)、1.9(s、3H)、
1.9(m、2H)、2.6(m、2H)、3.8
(m、4H)、4.8(m、1H)、5.2(s、2
H)、7.2(m、5H)実施例9 2−[4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキ
ソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イ
ル)−4−メチルペンタン−3−オイル]−2−メチル
−1,3−ジオキサン(0.35g)、トリフルオロ酢
酸(0.29g)および水(0.10g)の塩化メチレ
ン中での混合物を5時間加熱還流した。溶媒をトルエン
との共沸によって留去し、残留物について、溶離液をヘ
キサン/酢酸エチル(3:1)とするシリカゲルでのク
ロマトグラフィーによる精製を行って、6−(2,3−
ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4
H−1,3−オキサジン−3−イル)−6−メチルヘプ
タン−2,5−ジオン(化合物205、0.18g)を
無色油状物として得た。
【0154】NMR 1.5(s、6H)、1.9
(s、3H)、2.2(s、3H)、2.8(m、4
H)、5.3(s、2H)、7.3(m、5H)実施例10 4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−5−フェニル−
4−オキソ−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
4−メチル−3−オキソペンタン酸エチル(0.50
g)、2−チオフェンカルボキシアルデヒド(0.34
g)、ピペリジン(0.43g)およびモレキュラーシ
ーブス4Aのトルエン中での混合物を80℃で7時間撹
拌した。反応液を濾過し(セライト)、留去し、再結晶
して(エタノール)、4−メチル−4−(2,3−ジヒ
ドロ−6−メチル−5−フェニル−4−オキソ−4H−
1,3−オキサジン−3−イル)−2−(2−チエニル
メチリデン)−3−オキソペンタン酸エチル(化合物2
06、0.20g)を得た。
【0155】NMR 1.23(t、3H)、1.58
(s、6H)、1.94(s、3H)、4.29(q、
2H)、5.19(s、2H)、7.05(1H)、
7.20〜7.37(6H)、7.48(1H)、8.
05(s、1H) 同様の方法を行って、以下の化合物も得た。
【0156】2−(シクロヘキシルメチリデン)−4−
(2,3−ジヒドロ−6−メチル−5−フェニル−4−
オキソ−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−4−
メチル−3−オキソペンタン酸エチル(化合物207) NMR 1.26(t)、1.1〜1.3,1.53
(s、6H)、1.55〜1.8,1.92(s、3
H)、2.22(1H)、4.22(q、2H)、5.
17(s、2H)、6.88(d、1H)、7.25〜
7.40(5H) 2−(2−フルオロベンジリデン)−4−(2,3−ジ
ヒドロ−6−メチル−5−フェニル−4−オキソ−4H
−1,3−オキサジン−3−イル)−4−メチル−3−
オキソペンタン酸メチル(化合物208) NMR 0.99(q、3H)、1.61(s、6
H)、1.90(s、3H)、4.18(q、2H)、
5.20(s、2H)、7.0〜7.4(8H)、7.
55(1H)、7.98(s) 2−(2−フリルメチリデン)−4−(2,3−ジヒド
ロ−6−メチル−5−フェニル−4−オキソ−4H−
1,3−オキサジン−3−イル)−4−メチル−3−オ
キソペンタン酸メチル(化合物209) NMR 1.23(t、3H)、1.57(s、6
H)、1.94(3H)、4.28(q、2H)、5.
20(s、2H)、6.48(1H)、6.72(1
H)、7.20〜7.33(5H)、7.45(1
H)、7.66(s、1H) 2−(3−クロロベンジリデン)−4−(2,3−ジヒ
ドロ−6−メチル−5−フェニル−4−オキソ−4H−
1,3−オキサジン−3−イル)−4−メチル−3−オ
キソペンタン酸エチル(化合物210) NMR 1.03(1、3H)、1.59(s、6
H)、1.91(s、3H)、4.12(q、2H)、
5.19(s、2H)、7.20〜7.40(9H)、
7.86(s、1H);および2−(ベンジリデン)−
4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−5−フェニル−
4−オキソ−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
4−メチル−3−オキソペンタン酸エチル(化合物21
1) NMR 0.98(t、3H)、1.60(s、6
H)、1.90(s、3H)、4.10(q、2H)、
5.19(s、2H)、7.20〜7.40(10
H)、7.95(s、1H)実施例11 6−ブロモ−2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4
−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−
3−イル)−2−メチルヘプタン−3−オン(1.04
g)、酢酸ナトリウム(0.43g)および水(0.1
0g)のN,N−ジメチルホルムアミド中の混合物を7
0℃で2時間加熱した。水を加え、混合物を抽出し(塩
化メチレン)、有機相を脱水し(硫酸マグネシウム)、
留去した。残留物について、溶離液をヘキサン/酢酸エ
チル(3:1)とするシリカゲルでのクロマトグラフィ
ーによる精製を行って、2−(2,3−ジヒドロ−6−
メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オ
キサジン−3−イル)−2−メチル−3−オキソヘプタ
ン−6−オール(化合物212、0.22g)を褐色ガ
ム状物として得た。
【0157】NMR 1.2(d、3H)、1.4(2
s、6H)、1.6(m、1H)、1.9(m、2
H)、1.9(s、3H)、2.5(m、1H)、2.
8(m、1H)、3.8(m、1H)、5.3(m、2
H)、7.3(m、5H)実施例12 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−1−(3−ビニルフェニル)プロパン−1
−オール)(0.28g)の塩化メチレン溶液を、クロ
ロクロム酸ピリジニウム(0.38g)および粉砕モレ
キュラーシーブス(4A)と塩化メチレンの撹拌混合物
に20℃で加えた。3時間後、混合物について、溶離液
をヘキサンから極性を上げてヘキサン/酢酸エチル
(1:1)とするシリカゲルでのドライカラムクロマト
グラフィーによって精製して、2−(2,3−ジヒドロ
−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,
3−オキサジン−3−イル)−2−メチル−1−(3−
ビニルフェニル)プロパン−1−オン(化合物444、
0.05g)を白色固体として得た。
【0158】NMR 1.6(s、6H)、1.8
(s、3H)、5.2(d、1H)、5.3(s、2
H)、5.7(d、1H)、6.6(m、1H)、6.
9(m、2H)、7.2(m、5H)、7.4(d、1
H)、7.8(d、1H)、8.0(s、1H) 同様の方法を行って、以下の式(I)の化合物も得た。
【0159】1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベン
ゾジオキソール−5−イル)−2−(2,3−ジヒドロ
−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,
3−オキサジン−3−イル)−2−メチルプロパン−1
−オン(化合物445) NMR 1.5(s、6H)、1.8(s、3H)、
5.3(s、2H)、6.9(m、3H)、7.2
(m、3H)、7.7(s、1H)、7.8(d、1
H)実施例13 過ルテニウム酸テトラプロピルアンモニウム(0.01
4g)および粉砕モレキュラーシーブス(4A)を、2
−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−
フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−1
−(2−フルオロ−4−ビフェニル)−2−メチルプロ
パン−1−オール(0.33g)および4−メチルモル
ホリンN−オキサイド(0.14g)の塩化メチレン溶
液を撹拌したものに20℃で加えた。1時間後、混合物
について、塩化メチレンを溶離液とするシリカゲルでの
ドライカラムクロマトグラフィー精製を行って、ヘキサ
ンによる磨砕を行った後に、2−(2,3−ジヒドロ−
6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3
−オキサジン−3−イル)−1−(2−フルオロ−4−
ビフェニル)−2−メチルプロパン−1−オン(化合物
446、0.065g)を得た。融点127〜129
℃。
【0160】実施例14 ジメチルスルホキシド(0.59mL)と塩化メチレン
の混合液を撹拌しながら、−60℃でオキサリルクロラ
イド(0.35g)を加えた。10分後、1−(4−ビ
フェニル)−2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4
−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−
3−イル)−2−メチルプロパン−1−オール(0.1
1g)を加え、10分後にトリエチルアミン(0.18
mL)を加えた。混合物を昇温させて20℃とし、水に
投入し、有機相を洗浄し(水)、脱水し(硫酸マグネシ
ウム)、留去した。溶離液を塩化メチレンから極性を上
げて塩化メチレン/酢酸エチル(10:1)とするシリ
カゲルでのドライカラムクロマトグラフィーによる精製
により、1−(4−ビフェニル)−2−(2,3−ジヒ
ドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−
1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチルプロパン
−1−オン(化合物447、0.05g)を得た。
【0161】NMR 1.6(s、6H)、1.8
(s、3H)、5.4(s、2H)、6.9(m、2
H)、7.1(m、3H)、7.3(m、3H)、7.
5(m、4H)、8.0(d、2H) 同様の方法を行って、以下の式(I)の化合物を製造し
た。
【0162】2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4
−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−
3−イル)−2−メチル−1−(9−フェナントリル)
プロパン−1−オン(化合物448) NMR 1.6(s、3H)、1.7(s、6H)、
5.4(s、2H)、6.8(m、2H)、7.1
(m、2H)、7.5(m、5H)、7.8(d、1
H)、8.0(d、1H)、8.1(s、1H)、8.
6(m、2H);および1−(3−ビフェニル)−2−
(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フ
ェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−
メチルプロパン−1−オン(化合物449) NMR 1.6(s、6H)、1.7(s、3H)、
5.3(s、2H)、6.8(d、2H)、7.1
(m、2H)、7.3(m、5H)、7.5(d、2
H)、7.6(d、1H)、7.9(d、1H)、8.
2(s、1H)実施例15 1−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−(2,3−
ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4
H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチルプロ
パン−1−オン(0.5g)のテトラヒドロフラン溶液
に、−5℃で不活性ガス雰囲気下に、リチウムビス(ト
リメチルシリル)アミド(1.0M溶液1.5mL)を
加えた。0.5時間撹拌後、クロロギ酸メチル(1.2
2g)を加え、溶液を昇温させて20℃とした。18時
間後、溶液を水に投入し、抽出し(エーテル)、留去し
た。溶離液をヘキサン/酢酸エチル(4:1)とするシ
リカゲルでのドライカラムクロマトグラフィーによる精
製によって、1−(3,5−ジフルオロフェニル)−2
−(2,3−ジヒドロ−6−メトキシカルボニルメチル
−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジ
ン−3−イル)−2−メチルプロパン−1−オン(化合
物700、0.065g)を得た。
【0163】NMR 1.5(s、6H)、3.1
(s、2H)、3.6(s、3H)、5.4(s、2
H)、6.8(m、1H)、7.0(m、2H)、7.
2(m、3H)、7.5(d、2H) さらに溶離を行うことで、1−(3,5−ジフルオロフ
ェニル)−2−[2,3−ジヒドロ−6−ビス(メトキ
シカルボニル)メチル−4−オキソ−5−フェニル−4
H−1,3−オキサジン−3−イル]−2−メチルプロ
パン−1−オン(化合物701、0.066g)を得
た。
【0164】NMR 1.6(s、6H)、3.8(s、
6H)、4.4(s、1H)、5.5(s、2H)、
7.0(m、3H)、7.3(m、3H)、7.6
(d、2H) クロロギ酸エチルを用い、同様の方法を行って、以下の
式(I)の化合物を製造した。
【0165】1−(3,5−ジフルオロフェニル)−2
−(2,3−ジヒドロ−6−エトキシカルボニルメチル
−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジ
ン−3−イル)−2−メチルプロパン−1−オン(化合
物702) NMR 1.3(t、3H)、1、6(s、6H)、
3、2(s、2H)、4.2(q、2H)、5.5
(s、2H)、6.9(m、1H)、7.1(m、2
H)、7.3(m、3H).7.5(d、2H);およ
び1−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−[2,3
−ジヒドロ−6−ビス(エトキシカルボニル)メチル−
4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン
−3−イル]−2−メチルプロパン−1−オン(化合物
703) NMR 1.3(t、6H)、1.6(s、6H)、
4.2(q、4H)、4.3(s、1H)、5.5
(s、2H)、6.9(m、1H)、7.0(m、2
H)、7.3(m、3H)、7.5(d、2H)実施例16 1−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−(2,3−
ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4
H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチルプロ
パン−1−オン(0.5g)のテトラヒドロフラン溶液
に、−5℃で不活性ガス雰囲気下に、リチウムビス(ト
リメチルシリル)アミド(1.0M溶液1.5mL)を
加えた。0.5時間撹拌後、溶液を固体二酸化炭素(過
剰)上に注ぎ、昇温させて室温とし、水に投入した。水
相を酸性とし、抽出し(酢酸エチル)、脱水し(硫酸マ
グネシウム)、留去して、1−(3,5−ジフルオロフ
ェニル)−2−(6−カルボキシメチル−2,3−ジヒ
ドロ−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキ
サジン−3−イル)−2−メチルプロパン−1−オン
(化合物704、0.065g)を得た。
【0166】NMR 1.5(s、6H)、3.2
(s、2H)、5.4(s、2H)、6.8(m、1
H)、7.0(m、2H)、7.2(m、3H)、7.
5(d、2H)、9.0(bs、1H)実施例17 4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
4−メチル−3−オキソペンタン酸エチル(2.0
g)、水素化リチウム(0.11g)の1,2−ジメト
キシエタンおよびヘキサメチルホスホルアミド溶液を4
0℃で1時間撹拌した。シス−1,4−ジクロロ−2−
ブテンを加え、混合物を65℃で48時間撹拌した。混
合物をエーテルで抽出し、ブラインで洗浄し、脱水し
(硫酸マグネシウム)、留去し、溶離液を酢酸エチル/
ヘキサン(1:5)とするカラムクロマトグラフィーに
よって精製して、1−[2−(2,3−ジヒドロ−6−
メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オ
キサジン−3−イル)−2−メチルプロピオニル]シク
ロペンタ−3−エニルカルボン酸エチル(化合物9、
0.62g)を得た。
【0167】NMR:1.20(3H、t)、1.52
(6H、s)、1.91(3H、s)、3.0〜3.2
5(4H、m)、4.14(2H、q)、5.17(2
H、s)、5.56(2H、s)、7.2〜7.4(5
H、m) 同様の方法を行って、以下の化合物を製造した。
【0168】1−[2−(2,3−ジヒドロ−6−メチ
ル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサ
ジン−3−イル)−2−メチルプロピオニル]シクロペ
ンチルカルボン酸メチル(化合物28) NMR 1.45〜1.6(8H、m)、1.8〜1.
9(2H、m)、1.91(3H、s)、2.1〜2.
2(2H、m)、2.35〜2.45(2H、m)、
3.69(3H、s)、5.15(2H、s)、7.2
〜7.4(5H、m) 1−[2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキ
ソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イ
ル)−2−メチルプロピオニル]シクロペンチルカルボ
ン酸ベンジル(化合物44) NMR:1.4〜1.55(8H、m)、1.65〜
1.8(2H、m)、1.90(3H、s)、2.1〜
2.2(2H、m)、2.4〜2.5(2H、m)、
5.14(2H、s)、5.16(2H、s)、7.2
〜7.4(5H、m);および1−[2−(2,3−ジ
ヒドロ−6−エチル−4−オキソ−5−フェニル−4H
−1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチルプロピ
オニル]シクロペンタ−3−エニルカルボン酸エチル NMR 1.101(3H、t)、1.23(3H、
t)、1.52(6H、s)、2.19(2H、q)、
2.98〜3.33(4H、m)、4.16(2H、
q)、5.19(2H、s)、5.57(2H、s)、
7.2〜7.4(5H、m)(化合物1065)実施例18 ジエチル亜鉛の1M n−ヘキサン溶液(1.4mL)
を2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−
5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)
−2,5−ジメチル−ヘキサ−5−エン−3−オール
(0.40g)の塩化メチレン溶液に20℃で加えた。
ジヨードメタン(0.13mL)を加え、混合物を撹拌
しながら、2時間加熱還流した。塩酸(1N)を加え、
有機層をブラインで洗浄し、脱水し(硫酸マグネシウ
ム)、留去して、粗2−(2,3−ジヒドロ−6−メチ
ル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサ
ジン−3−イル)−2−メチル−4−(1−メチルシク
ロプロピル)−ブタン−3−オールを得た。上記化合物
の塩化メチレン溶液を撹拌しながら、それに粉砕モレキ
ュラーシーブス4A(3g)とクロロクロム酸ピリジニ
ウム(0.6g)を20℃で加えた。3時間後、エーテ
ルを加え、混合物を濾過し、留去し、溶離液をn−ヘキ
サン/酢酸エチル(3:1)とするシリカゲルでのカラ
ムクロマトグラフィーによる精製を行って、2−(2,
3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル
−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチル
−4−(1−メチルシクロプロピル)ブタン−3−オン
(化合物1066、0.25g)を得た。
【0169】NMR 1.33(4H)、1.08
(s、3H)、1.42(s、6H)、1.92(s、
3H)、2.47(s、2H)、5.26(s、2
H)、7.20〜7.40(5H) 同様の方法を行って、以下の化合物を製造した。
【0170】2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4
−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−
3−イル)−2−メチル−4−(2−メチルシクロプロ
ピル)ペンタン−3−オン(化合物1067) NMR 0.20〜0.70(4H)、1.03(d、
3H)、1.16(d、3H)、1.47(s、3
H)、1.54(s、3H)、1.92(s、3H)、
5.26(2H)、7.20〜7.40(5H) 1−(ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−1−イル)−
2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−プロパン−1−オン(化合物1068) NMR 0.80(1H)、1.20〜1.35(2
H)、1.45(6H)、1.60〜1.75(4
H)、1.93(s、4H)、1.85〜1.95(1
H)、2.28(1H)、5.29(2H)、7.23
〜7.48(5H)1−(ビシクロ[4.1.0]ヘプ
タン−2−イル)−2−(2,3−ジヒドロ−6−メチ
ル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサ
ジン−3−イル)−2−メチルプロパン−1−オン(化
合物1070) NMR 0.30(1H)、0.48(1H)、0.8
8〜1.50(8H)、1.48(s、3H)、1.6
3(s、3H)、1.92(s、3H)、1.88(1
H)、3.41(1H)、5.29(2H)、7.2〜
7.4(5H)2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−
4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン
−3−イル)−2−メチル−1−(スピロ[2.4]ヘ
プタン−4−イル)プロパン−1−オン(化合物107
1) NMR 0.25〜0.45(2H)、0.56(1
H)、0.72(H)、1.42(6H)、1.91
(s、3H)、1.6〜1.9(3H)、1.95〜
2.20(3H)、3.05(1H)、5.22(2
H)、7.2〜7.4(5H)実施例19 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−1−(2−メチレンシクロペンチル)プロ
パン−1−オール(3.1g)の塩化メチレン溶液を撹
拌しながら、20℃で粉砕モレキュラーシーブス(4
A、17g)およびクロロクロム酸ピリジニウム(4.
3g)を加えた。3時間後、エーテルを加え、混合物を
濾過し、留去し、残留物について、n−ヘキサン/酢酸
エチル(3:1)を溶離液とするシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーによる精製を行って、2−(2,3−ジ
ヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H
−1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチル−1−
(2−メチレンシクロペンチル)プロパン−1−オン
(化合物1072,1.55g)を得た。
【0171】NMR 1.49(s、3H)、1.55
(s、3H)、1.93(s、3H)、1.85〜2.
00(3H)、2.25〜2.52(2H)、3.89
(1H)、4.87(s、1H)、5.28(2H)、
7.2〜7.4(5H) 同様の方法を行って、以下の化合物を製造した。
【0172】2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4
−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−
3−イル)−2−メチル−1−(1−メチル−2−メチ
レンシクロペンチル)プロパン−1−オン(化合物10
69) NMR 1.36(s、3H)、1.45(s、3
H)、1.47(s、3H)、1.50〜1.80(3
H)、1.92(s、3H)、2.35〜2.70(3
H)、4.95(s、1H)、4.99(s、1H)、
5.20(d、1H)、5.28(d、1H)、7.2
3〜7.40(5H);および2−(2,3−ジヒドロ
−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,
3−オキサジン−3−イル)−2−メチル−1−(5−
メチル−2−メチレンシクロペンチル)プロパン−1−
オン(化合物1073)1 H NMR 0.93(d、3H)、1025(1
H)、1.53(s、3H)、1.58(s、3H)、
1.94(s、3H)、2.12(1H)、2.25〜
2.56(3H)、3.47(1H)、4.90(s、
1H)、4.98(s、1H)、5.25(d、1
H)、5.32(d、1H)、7.20〜7.40(5
H)実施例20 ジエチル亜鉛のn−ヘキサン溶液(1M、12mL)を
2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−ヘキサ−5−エン−3−オール(1.6
g)の塩化メチレン溶液に20℃で加えた。1,1−ジ
ヨードエタン(3.5)を加え、溶液を昇温して45℃
とし、3時間経過させた。塩酸(1N)を加え、有機層
を洗浄し(ブライン)、脱水し(硫酸マグネシウム)、
留去した。溶離液をn−ヘキサン/酢酸エチル(3:
1)とするシリカゲルカラムクロマトグラフィーによる
精製を行って、2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−
4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン
−3−イル)−2−メチル−4−(2−メチルシクロプ
ロピル)ブタン−3−オールを得た(0.55g)。N
MR 1.05〜1.75(4H)、1.01(d、3
H)、1.36(s、3H)、1.52(s、3H)、
1.4〜1.5(2H)、1.89(s、3H)、3.
70(1H)、4.59(1H)、5.10(d、1
H)、5.24(d、1H)、7.23〜7.40(5
H)。20℃で上記化合物の塩化メチレン溶液を撹拌し
ながら、それに粉砕モレキュラーシーブス(4A、3.
2g)およびクロロクロム酸ピリジニウム(0.8g)
を加えた。3時間後、エーテルを加え、混合物を濾過し
た。濾液の留去を行い、残留物について、n−ヘキサン
/酢酸エチル(3:1)を溶離液とするシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーによる精製を行って、2−(2,
3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル
−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチル
−4−(2−メチルシクロプロピル)ブタン−3−オン
(化合物1074,0.47g)を得た。
【0173】NMR 0.20〜0.30(2H)、
0.42〜0.52(1H)、0.68〜0.78(1
H)、1.03(d、3H)、1.42(s、6H)、
1.93(s、3H)、2.43(d、2H)、5.2
6(s、2H)、7.20〜7.40(5H)実施例2
2−(2,3−ジヒドロ−4−オキソ−6−メチル−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−1−(2−メチレンシクロペンチル)プロ
パン−1−オン(0.45g)の撹拌溶液に、20℃で
水素化ナトリウム(60%、0.06g)を加えた。1
0分後、ヨウ化メチル(0.1mL)を加え、撹拌を3
時間続けた。酢酸エチルおよび水を加え、有機相を脱水
し(硫酸マグネシウム)、留去し、溶離液をn−ヘキサ
ン/酢酸エチル(3:1)とするシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーによって精製して、2−(2,3−ジヒ
ドロ−6−エチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−
1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチル−1−
(2−メチレンシクロペンチル)プロパン−1−オン
(化合物1075、0.15g)を得た。
【0174】NMR 1.09(t、3H)、1.49
(s、3H)、1.55(s、3H)、1.80〜2.
00(3H)、2.21(q、2H)、2.25〜2.
50(3H)、3.89(1H)、4.86(s、1
H)、4.98(s、1H)、5.26(d、1H)、
5.32(d、1H)、7.20〜7.38(5H)実施例22 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
1−(3−ヒドロキシメチル−シクロペンタ−2−エニ
ル)−2−メチルプロパン−1−オール(0.39g)
のテトラヒドロフラン溶液を−60℃以下で撹拌しなが
ら、それにアルゴン雰囲気下でエチルリチウム(1.4
M)のジエチルエーテル溶液を加えた。p−トルエンス
ルホニルクロライド(0.23g)のテトラヒドロフラ
ン溶液を−65℃以下で加え、0.5時間後にテトラヒ
ドロフラン中のテトラキス(トリフェニルホスフィン)
パラジウム(0)(0.01g)を−60℃以下で加え
た。最後に、テトラヒドロフラン(1.4mL)中のト
リエチル水素化ホウ素リチウム(1M)を−60℃以下
で加えた。混合物を徐々に昇温させて、3時間撹拌しな
がら20℃とした。酢酸エチルおよび水を加え、有機相
を洗浄し(ブライン)、脱水し(硫酸マグネシウム)、
留去し、n−ヘキサン/アセトン(2:1)を溶離液と
するカラムクロマトグラフィーによる精製を行って、2
−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−
フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2
−メチル−1−(3−メチレンシクロペンチル)プロパ
ン−1−オールと2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル
−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジ
ン−3−イル)−2−メチル−1−(3−メチルシクロ
ペンタ−2−エン−1−イル)プロパン−1−オールの
混合物を得た(0.1g)。上記混合物の塩化メチレン
溶液を撹拌しながら、それに粉砕モレキュラーシーブス
4A(0.6g)およびクロロクロム酸ピリジニウム
(0.15g)を20℃で加えた。3時間後、エーテル
を加え、混合物を濾過し、留去し、溶離液をn−ヘキサ
ン/ジエチルエーテル(2:1)とするシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーによって精製して、2−(2,3
−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−
4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチル−
1−(3−メチレンシクロペンチル)プロパン−1−オ
ン(化合物1076、25mg)を得た。
【0175】NMR 1.44(s、6H)、1.94
(s、3H)、1.85〜2.60(6H)、3.32
(1H)、4.84(s、1H)、5、27(s、2
H)、7.22〜7.40(5H)実施例23 4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
4−メチル−1−ペンテン−3−オン(2g)およびシ
クロペンタジエン(1.0g)のトルエン溶液を、還流
温度で12時間撹拌し、留去し、残留物について、溶離
液をn−ヘキサン/酢酸エチル(5:1)とするシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーによる精製を行って、2
−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−
フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2
−メチル−1−(エンド−ビシクロ[2.2.1]ヘプ
タ−5−エン−2−イル)プロパン−1−オン(化合物
1077、1.4g)[NMR:1.25〜1.9
(m、4H)、1.49(d、6H)、1.91(s、
3H)、2.85(m、1H)、3.1(m、1H)、
3.45(m、1H)、5.26(dd、2H)、5.
88(m、1H)、6.19(m、1H)、7.20〜
7.40(5H)]および2−(2,3−ジヒドロ−6
−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−
オキサジン−3−イル)−2−メチル−1−(エキソ−
ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−イル)
プロパン−1−オン(化合物1078、0.54g)
[NMR:1.2〜1.9(m、4H)、1.47
(d、6H)、1.9(s、3H)、2.65(m、1
H)、2.88(m、2H)、5.25(dd、2
H)、6.12(m、2H)、7.2〜7.4(m、5
H)]を得た。
【0176】実施例24 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−1−(エンド−ビシクロ[2.2.1]ヘ
プタ−5−エン−2−イル)プロパン−1−オン(0.
2g)のエタノール溶液に、アルゴン雰囲気下でパラジ
ウム炭素(5%、10mg)を加えた。雰囲気を水素雰
囲気に換え、混合物を20℃で1時間撹拌した。混合物
を濾過し、留去して、2−(2,3−ジヒドロ−6−メ
チル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキ
サジン−3−イル)−2−メチル−1−(エンド−ビシ
クロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル)プロパン−1−
オン(化合物1079、150mg)を得た。
【0177】NMR 1.1〜1.85(m、8H)、
1.45(d、6H)、1.92(s、3H)、2.3
(m、2H)、2.79(m、1H)、5.25(d
d、2H)、7.2〜7.45(m、5H) 同様の方法を行って、以下の化合物を製造した。
【0178】2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4
−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−
3−イル)−2−メチル−1−(エキソ−ビシクロ
[2.2.1]ヘプタ−2−イル)プロパン−1−オン
(化合物1080) NMR 1.2〜1.6(m、8H)、1.42(d、
6H)、1.95(s、3H)、2.2(m、1H)、
2.4(m、1H)、3.3(m、1H)、5.25
(dd、2H)、7.2〜7.35(m、5H)実施例25 4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
4−メチルペンタ−1−エン−3−オン(100mg)
および炭酸カリウム(4.85mg)のN,N−ジメチ
ルホルムアミド中での混合物に、エタンチオール(0.
0389mL)を加え、20℃で終夜撹拌し、40℃で
24時間撹拌した。混合物について、イソヘキサン/酢
酸エチル(4:1)を溶離液とするシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーによる精製を行って、5−エチルチオ
−2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−
5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)
−2−メチルペンタン−3−オン(化合物1083、4
5mg)を得た。
【0179】NMR 1.2(t、3H)、1.4
(s、6H)、1.9(s、3H)、2.5(q、2
H)、2.8(s、4H)、5.3(s、2H)、7.
2〜7.4(m、5H) 同様の方法を行って、以下の化合物を製造した。
【0180】5−フェニルチオ−2−(2,3−ジヒド
ロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−
1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチルペンタン
−3−オン(化合物1081) NMR 1.4(s、6H)、1.9(s、3H)、
2.8(t、2H)、3.2(t、2H)、5.2
(s、2H)、7.1〜7.4(m、10H) 5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)−2−
(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フ
ェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−
メチルペンタン−3−オン(化合物1084) NMR 1.4(s、6H)、1.9(s、3H)、
2.8(t、2H)、2.9(t、2H)、3.1
(q、2H)、5.3(s、2H)、7.2〜7.4
(m、5H) 5−シクロヘキシルチオ−2−(2,3−ジヒドロ−6
−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−
オキサジン−3−イル)−2−メチルペンタン−3−オ
ン(化合物1085) NMR 1.2〜1.3(m、5H)、1.4(s、6
H)、1.6〜1.8(m、4H)、1.9(s、3
H)、2.6(M、1H)、2.8(m、4H)、5.
2(s、2H)、7.2〜7.4(m、5H) 5−ベンジルチオ−2−(2,3−ジヒドロ−6−メチ
ル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサ
ジン−3−イル)−2−メチルペンタン−3−オン(化
合物1086) NMR 1.4(s、6H)、1.9(s、3H)、
2.7(s、4H)、3.7(s、2H)、5.2
(s、2H)、7.2〜7.4(m、9H) 5−(2−フリルメチル)チオ−2−(2,3−ジヒド
ロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−
1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチルペンタン
−3−オン(化合物1087) NMR 1.4(s、6H)、1.9(s、3H)、
2.7(m、4H)、3.7(s、2H)、5.2
(s、2H)、6.1〜6.3(m、2H)、7.2〜
7.4(m、5H) 5−(2−ピリジル)チオ−2−(2,3−ジヒドロ−
6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3
−オキサジン−3−イル)−2−メチルペンタン−3−
オン(化合物1088) NMR 1.4(s、6H)、1.9(s、3H)、
3.0(t、2H)、3.4(t、2H)、5.2
(s、2H)、7.0(m、1H)、7、2〜7.4
(m、5H)、7.4(m、1H)、7.6(m、1
H)、8.5(d、1H);および5−(1−ナフチ
ル)チオ−2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−
オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3
−イル)−2−メチルペンタン−3−オン(化合物10
89) NMR 1.4(s、6H)、1.9(s、3H)、
2.8(t、2H)、3.3(t、2H)、5.2
(s、2H)、7.2(m、2H)、7.3〜7.4
(m、4H)、7.5〜7.6(m、3H)、7.7
(d、1H)、7.8(m、1H)、8.3(d、1
H)実施例26 4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
4−メチルペンタ−1−エン−3−オン(50mg)、
3−フェノキシアニリン(30mg)およびピリジン
(0.2mL)の混合物を40℃で1時間加熱し、次に
20℃で終夜、40℃で4時間撹拌した。留去後、残留
物について溶離液をイソヘキサン/酢酸エチルとするシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーによる精製を行っ
て、5−(3−フェノキシフェニル)アミノ−2−
(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フ
ェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−
メチルペンタン−3−オン(化合物1082、69m
g)を得た。
【0181】NMR 1.4(s、6H)、1.9
(s、3H)、2.8(m、2H)、3.4(m、2
H)、5.3(s、2H)、6.3〜6.4(m、3
H)、6.9〜7.4(m、11H)参考実施例1 4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
4−メチル−3−オキソ−ペンタン酸エチル(0.5
g)、1,4−ジヨードブタン(0.23mL)および
炭酸カリウム(1.0g)の混合物を、ジメチルスルホ
キシド中、20℃で12時間撹拌した。混合物を希釈し
(エーテル)、洗浄し(ブライン)、脱水し(MgSO
4)、留去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(酢
酸エチル/ヘキサン1:3)によって精製して、4−
(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フ
ェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−
(4’−ヨードブチル)−4−メチル−3−オキソ−ペ
ンタン酸エチル(0.3g)を得た。
【0182】NMR 1.24(3H、t)、1.3〜
1.4(2H、m)、1.43(3H、s)、1.48
(3H、s)、1.7〜2.0(7H、m)、3.12
(2H、t)、3.8〜3.9(1H、m)、4.1〜
4.2(2H、m)、5.28(2H、d)、7.2〜
7.4(5H、m)参考実施例2 マロン酸モノエチル(1.44g)のテトラヒドロフラ
ン溶液に、0℃でイソプロピルマグネシウムブロマイド
(0.7Mテトラヒドロフラン溶液)を加えた。混合物
を20℃で0.5時間撹拌し、40℃で0.5時間撹拌
した。2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキ
ソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イ
ル)−2−メチルプロピオン酸(2g)とカルボニルジ
イミダゾール(1.42g)をテトラヒドロフラン中で
8時間撹拌し、得られたイミダゾリド溶液を上記の混合
物に0℃で加え、20℃で3時間撹拌し、2時間還流し
た。混合物を希釈し(エーテル)、洗浄し(5%塩
酸)、脱水し(MgSO4)、留去し、残留物をカラム
クロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン1:2)に
よって精製することで、4−(2,3−ジヒドロ−6−
メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オ
キサジン−3−イル)−4−メチル−3−オキソペンタ
ン酸エチル(1.4g)を得た。
【0183】NMR 1.25(3H、t)、1.47
(6H、s)、1.94(3H、s)、3.60(2
H、s)、4.15(2H、q)、5.26(2H、
s)、7.2〜7.4(5H、m)参考実施例3 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチルプロパン酸エチル(43g)のテトラヒドロ
フラン溶液を、水素化リチウムアルミニウム(1Mエー
テル溶液220mL)に撹拌しながら、−40℃で加え
た。1時間後、溶液を冷却して−70℃とし、エーテル
で希釈し、最初は−70℃での滴下、次に−30℃での
滴下でブラインによる処理を行った。昇温させて室温と
した後、有機層を脱水し(硫酸マグネシウム)、留去
し、残留物について、塩化メチレンを溶離液とするシリ
カゲルでのドライカラムクロマトグラフィーによる精製
を行って、2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−
オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3
−イル)−2−メチルプロピオンアルデヒドをクリーム
色固体として得た(22.5g)。
【0184】NMR 1.35(s、6H)、1.95
(s、3H)、5.25(s、2H)、7.22〜7.
38(m、5H)、9.42(s、1H)参考実施例4 上記の実施例8に記載の方法と同様の方法を行って、2
−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−
フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2
−メチルヘプタ−6−エン−3−オンを製造した。融点
90〜92℃。
【0185】参考実施例5 4−ブロモブタ−1−エン(約0.2g)を、マグネシ
ウム(0.17g)のテトラヒドロフラン懸濁液に、不
活性ガス雰囲気下で20℃にて加えた。反応が開始した
ら、追加のテトラヒドロフラン中の4−ブロモブタ−1
−エン(約0.67g)を10分間かけて加えた。1時
間還流した後、混合物を冷却して−5℃とし、2−
(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フ
ェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−
メチルプロピオンアルデヒド(1.00g)のテトラヒ
ドロフラン溶液を20分間かけて加えた。18時間撹拌
後、塩化アンモニウムと酢酸エチルを加え、有機相を洗
浄し(ブライン)、脱水し(硫酸マグネシウム)、留去
して、2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキ
ソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イ
ル)−2−メチルヘプタ−6−エン−3−オール(0.
68g)を白色固体として得た。融点74〜75℃。
【0186】同様の方法を行って、以下の化合物も製造
した。
【0187】2−[4−(2,3−ジヒドロ−6−メチ
ル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサ
ジン−3−イル)−3−ヒドロキシ−4−メチルペンチ
ル]−2,5,5−トリメチル−1,3−ジオキサン;
および2−[4−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4
−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−
3−イル)−3−ヒドロキシ−4−メチルペンチル]−
1,3−ジオキソラン参考実施例6 臭化水素の酢酸溶液(30重量%、50g)を、2−
(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フ
ェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−
メチル−ヘプタ−6−エン−3−オン(4.14g)に
加え、5時間撹拌した。留去した後、ヘキサン/酢酸エ
チル(4:1)を溶離液とするシリカゲルでのドライカ
ラムクロマトグラフィーによって、6−ブロモ−2−
(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フ
ェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−
メチル−ヘプタン−3−オン(1.04g)を褐色ガム
状物として得た。
【0188】NMR 1.4(s、6H)、1.7
(d、3H)、1.9(m、1H)、1.9(s、3
H)、2.2(m、1H)、2.7(m、2H)、4.
1(m、1H)、5.3(s、2H)、7.3(m、5
H)参考実施例7 不活性ガス雰囲気下に20℃で、4−ブロモビフェニル
(0.36g)をマグネシウム(0.056g)のテト
ラヒドロフラン懸濁液に加えた。18時間還流後、懸濁
液を冷却して−5℃とし、2−(2,3−ジヒドロ−6
−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−
オキサジン−3−イル)−2−メチルプロピオンアルデ
ヒド(0.20g)のテトラヒドロフラン溶液を加え
た。1時間撹拌後、塩化アンモニウムを加え、有機相を
脱水し(硫酸マグネシウム)、留去した。溶離液を塩化
メチレンから極性を上げて塩化メチレン/酢酸エチル
(9:1)とするシリカゲルでのドライカラムクロマト
グラフィーによって、1−(4−ビフェニル)−2−
(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フ
ェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−
メチルプロパン−1−オール(0.11g)を得た。
【0189】NMR 1.5(s、3H)、1.7
(s、3H)、1.9(s、3H)、4.5(d、1
H)、4.8(m、2H)、5.8(m、1H)、7.
4(m、9H)、7.6(m、5H) 同様の方法を行って、以下の化合物も製造した。
【0190】2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4
−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−
3−イル)−2−メチル−1−(3−ビニルフェニル)
プロパン−1−オール NMR 1.4(s、3H)、1.7(s、3H)、
1.9(s、3H)、3.7(m、1H)、4.5
(d、1H)、4.8(m、2H)、5.2(d、1
H)、5.7(d、1H)、6.7(m、2H)、7.
3(m、8H) 1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソー
ル−5−イル)−2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル
−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジ
ン−3−イル)−2−メチルプロパン−1−オール NMR 1.4(s、3H)、1.6(s、3H)、
1.9(s、3H)、4.7(d、1H)、4.8
(d、1H)、4.9(d、1H)、5.9(d、1
H)、7.3(m、8H) 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
1−(2−フルオロ−4−ビフェニル)−2−メチルプ
ロパン−1−オール 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−1−(9−フェナントリル)プロパン−1
−オール NMR 1.5(s、3H)、1.7(s、3H)、
1.8(s、3H)、4.8(m、3H)、6.1
(s、1H)、7.4(m、5H)、7.6(m、4
H)、7.9(d、1H)、8.0(s、1H)、8.
4(d、1H)、8.7(d、2H);および1−(3
−ビフェニル)−2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル
−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジ
ン−3−イル)−2−メチルプロパン−1−オール NMR 1.5(s、3H)、1.7(s、3H)、
1.8(s、3H)、4.4(d、1H)、4.8
(m、2H)、6.0(d、1H)、7.2(m、14
H)参考実施例8 2−(N−メチレンアミノ)−2−メチルプロピオン酸
エチル(10.3g)のキシレン溶液を、2−(2−メ
トキシフェニル)アセト酢酸エチル(8.51g)のキ
シレン溶液に、加熱還流しながら1時間かけて加えた。
添加速度を調節して、共沸蒸留速度に等しくなるように
した(ディーン・スターク分離装置を用いて)。追加の
キシレンを加え、蒸留を3時間続けた。混合物を減圧下
に留去して、2−[2,3−ジヒドロ−5−(2−メト
キシフェニル)−6−メチル−4−オキソ−4H−1,
3−オキサジン−3−イル]−2−メチルプロパン酸エ
チル(14.1g)を得た。
【0191】NMR 1.25(t、3H)、1.55
(s、6H)、1.8(s、3H)、3.75(s、3
H)、4.15(m、2H)、5.3(s、2H)、
6.9〜7.3(m、4H)参考実施例9 1−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−(2,3−
ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4
H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチルプロ
パン−1−オール(0.96g)の塩化メチレン溶液
を、クロロクロム酸ピリジニウム(0.83g)および
粉砕モレキュラーシーブス(4A)の塩化メチレン中で
の混合物を撹拌したものに20℃で加えた。18時間
後、エーテルおよび炭を加え、混合物をハイフロ(hyfl
o)で濾過し、留去して、1−(3,5−ジフルオロフ
ェニル)−2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−
オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3
−イル)−2−メチルプロパン−1−オン(0.59
g)をベージュ色固体として得た。融点156.8〜1
57.8℃。
【0192】参考実施例10 不活性ガス雰囲気下に20℃で、マグネシウム(0.4
1g)のテトラヒドロフラン懸濁液に、3,5−ジフル
オロブロモベンゼン(2.9g)をゆっくり加えて反応
を開始させ、次に緩やかな還流を維持するような速度で
加えた。1時間還流後、混合物を、2−(2,3−ジヒ
ドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−
1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチルプロピオ
ンアルデヒド(2.59g)のテトラヒドロフラン溶液
に−78℃で加えた。溶液を昇温して室温とし、18時
間撹拌した。塩化アンモニウムおよび酢酸エチルを加
え、有機相を脱水し(硫酸マグネシウム)、留去して、
1−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−メチル−2
−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−
フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−プ
ロパン−1−オール(1.32g)を得た。融点87.
6〜89.0℃。
【0193】参考実施例11 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチルプロピオンアルデヒド(3.5g)および亜
鉛末(1.6g)のテトラヒドロフラン中での混合物を
撹拌しながら、不活性ガス雰囲気下で20℃にて、(シ
クロペンタ−1−エニル)メチルブロマイド(3.8
g)のテトラヒドロフラン溶液を加えた。温度を徐々に
上昇させて53℃とし、2時間後、酢酸エチルおよび塩
酸(1N)を加え、有機相をブラインで洗浄し、脱水し
(硫酸マグネシウム)、留去し、溶離液をn−ヘキサン
/酢酸エチル(2:1)とするシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーによって精製して、2−(2,3−ジヒド
ロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−
1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチル−1−
(2−メチレンシクロペンチル)プロパン−1−オール
(3.66g)を得た。
【0194】NMR 1.46(s、3H)、1.61
(s、3H)、1.88(s、3H)、1.5〜1.9
(4H)、2.24(2H)、2.50(1H)、3.
24(d、1H)、3.80(1H)、4.93(s、
1H)、5.06(s、1H)、5.19(d、1
H)、5.26(d、1H)、7.22〜7.38(5
H) 同様の方法を行って、以下の化合物を製造した。
【0195】2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4
−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−
3−イル)−2−メチル−1−(1−メチル−2−メチ
レンシクロペンチル)プロパン−1−オール NMR 1.12(s、3H)、1.52(s、3
H)、1.75(s、3H)、1.87(s、3H)、
1.45〜1.85(3H)、2.10〜2.45(3
H)、3.26(d、1H)、3.89(d、1H)、
4.87(s、1H)、4.99(s、1H)、5.1
2(d、1H)、5.52(d、1H)、7.20〜
7.40(5H) 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2,5−ジメチル−5−ヘキセン−3−オール NMR 1.43(s、3H)、1.56(s、3
H)、1.77(s、3H)、1.90(s、3H)、
2.45(1H)、2.66(1H)、3.90(1
H)、4.03(1H)、4.82(1H)、5.16
(d、1H)、5.28(d、1H)、7.20〜7.
40(5H) 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2−メチル−1−(5−メチル−2−メチレンシクロペ
ンチル)プロパン−1−オール NMR 0.93(d、3H)、1.28(1H)、
1.43(s、3H)、1.62(s、3H)、1.8
8(s、3H)、1.90〜2.35(5H)、3.1
2(d、1H)、3.83(t、1H)、4.90
(s、1H)、5.13(s、1H)、5.20(d、
1H)、5.28(d、1H)、7.20〜7.40
(5H) 2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
2,4−ジメチル−ヘプタ−5−エン−3−オール NMR 1.08(d、3H)、1.41(s、3
H)、1.58(s、3H)、1.65(d、3H)、
1.88(s、3H)、2.28(1H)、3.40
(d、1H)、4.98(d、1H)、5.15〜5.
70(4H)、7.20〜7.40(5H)参考実施例12 1−ブロモシクロヘキサ−2−エン(7.2g)のテト
ラヒドロフラン溶液を0.5時間かけて、2−(2,3
−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−
4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチルプ
ロピオンアルデヒド(4.0g)および亜鉛末(3.2
g)のテトラヒドロフラン中での混合物を撹拌したもの
に、−20℃以下で不活性ガス雰囲気下に加えた。混合
物を−20℃以下で1時間撹拌し、昇温して20℃とし
た。酢酸エチルおよび水を加え、有機相を洗浄し(ブラ
イン)、脱水し(硫酸マグネシウム)、留去し、溶離液
をn−ヘキサン/酢酸エチル(5:2)とするシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーによって精製して、1−
(シクロヘキサ−2−エニル)−2−(2,3−ジヒド
ロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−
1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチルプロパン
−1−オール(5.1g)を得た。
【0196】NMR 1.41(s、3H)、1.53
(s、3H)、1.85(s、3H)、1.40〜2.
05(6H)、2.24(1H)、3.49(1H)、
4.32(d、1H)、5.11(d、1H)、5.2
4(d、1H)、5.60(1H)、5.76(1
H)、7.20〜7.40(5H)参考実施例13 1−ブロモシクロペンタ−1−エン(3.9g)のテト
ラヒドロフラン溶液の一部を、削り状マグネシウム
(0.68g)および1,2−ジブロモエタン1滴のテ
トラヒドロフラン中での撹拌混合物に、不活性ガス雰囲
気下に20℃で加えた。混合物を加熱還流し、残りのブ
ロマイド溶液を15分間かけて滴下した。混合物を0.
5時間撹拌し、冷却して0℃とし、2−(2,3−ジヒ
ドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−
1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチルプロピオ
ンアルデヒド(4.0g)のテトラヒドロフラン溶液を
10℃以下で加えた。混合物を1時間撹拌し、酢酸エチ
ルおよび塩酸(1N)を加えた。有機相を洗浄し(ブラ
イン)、脱水し(硫酸マグネシウム)、留去し、溶離液
をn−ヘキサン/酢酸エチル(2:1)とするシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーによって精製して、2−
(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−フ
ェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−2−
メチル−1−(シクロペンタ−1−エニル)プロパン−
1−オール(4.95g)を得た。
【0197】NMR 1.45(s、3H)、1.60
(s、3H)、1.90(s、3H)、1.80〜1.
92(2H)、2.15〜2.53(4H)、4.37
(d、1H)、5.04(d、1H)、5.20〜5.
30(2H)、5.63(s、1H)、7.22〜7.
41(5H)参考実施例14 トルエン中の四酸化オスミウム(5%を3滴)を、1−
(シクロヘキサ−2−エニル)−2−(2,3−ジヒド
ロ−6−メチル−4−オキソ−5−フェニル−4H−
1,3−オキサジン−3−イル)−2−メチルプロパン
−1−オール(6.9g)および過ヨウ素酸ナトリウム
(6.0g)のテトラヒドロフランおよび水混合溶媒の
溶液に20℃で加えた。5時間撹拌後、エーテルを加
え、有機相を洗浄し(ブライン)、脱水し(硫酸マグネ
シウム)、留去した。残留物をエーテルに溶かし、水酸
化ナトリウム(20%水溶液)を加え、混合物を20℃
で0.5時間撹拌した。有機相を洗浄し(ブライン)、
脱水し(硫酸マグネシウム)、留去し、残留物につい
て、溶離液をn−ヘキサン/酢酸エチル(1:1)とす
るシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製を行って、
2−(2,3−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5
−フェニル−4H−1,3−オキサジン−3−イル)−
1−(3−ホルミル−シクロペンタ−2−エニル)−2
−メチルプロパン−1−オール(0.55g)を得た。
【0198】NMR 1.51(s、3H)、1.57
(s、3H)、1.85(1H)、1.93(s、3
H)、2.15(1H)、2.40(1H)、2.65
(1H)、2.98(1H)、3.53(dd、1
H)、5.21(d、1H)、5.35(d、3H)、
5.49(d、1H)、6.92(s、1H)、7.2
5〜7.43(5H)、9.74(s、1H) 上記化合物(0.55g)のメタノール溶液を撹拌しな
がら、それに水素化ホウ素ナトリウム(60mg)を2
0℃で加え、0.5時間撹拌した。酢酸エチルを加え、
有機相を洗浄し(ブライン)、脱水し(硫酸マグネシウ
ム)、留去し、溶離液をn−ヘキサン/酢酸エチル
(1:1)とするシリカゲルカラムクロマトグラフィー
によって精製して、2−(2,3−ジヒドロ−6−メチ
ル−4−オキソ−5−フェニル−4H−1,3−オキサ
ジン−3−イル)−1−(3−ヒドロキシメチル−シク
ロペンタ−2−エニル)−2−メチルプロパン−1−オ
ール(0.41g)を得た。
【0199】NMR 1.47(s、3H)、1.58
(s、3H)、1.80(1H)、1.90(s、3
H)、2.10(1H)、2.17(s、3H)、2.
23(1H)、2.35(1H)、2.85(s、1
H)、3.56(dd、1H)、4.14(s、2
H)、4.63(d、1H)、5.17(d、1H)、
5.31(d、1H)、5.53(1H)、7.20〜
7.40(5H) 本発明のさらに別の態様によれば、1以上の適合性の農
業的に許容される希釈剤もしくは担体および/または界
面活性剤[すなわち、除草剤組成物での使用に好適であ
ると当業界で一般に認められている種類の希釈剤もしく
は担体および/または界面活性剤であって、式Iの化合
物と適合するもの]と組み合わせて、好ましくはそれら
の中に均一に分散させて、1以上の式Iの1,3−オキ
サジン−4−オン誘導体またはそれの農業的に許容され
る塩を含有する除草剤用に好適な組成物が提供される。
「均一に分散」という用語は、式Iの化合物が他の成分
中に溶解している組成物を包含するものとして使用され
る。「除草剤組成物」という用語は、広い意味で使用さ
れ、除草剤としてそのまま使用できる組成物だけでな
く、使用前に希釈しなければならない濃厚物も含むもの
である。好ましくは、当該組成物は1以上の式Iの化合
物を0.05〜90重量%で含有する。
【0200】前記除草剤組成物は、希釈剤もしくは担体
と界面活性剤(例:湿展剤、分散剤または乳化剤)の両
方を含有することができる。本発明の除草剤組成物中に
加えることができる界面活性剤は、イオン型または非イ
オン型のものがあり得る。それには例えば、スルホリシ
ノレアート類(sulphoricinoleates);四級アンモニウ
ム誘導体;エチレンオキサイドとアルキルおよびポリア
リールフェノール類(例:ノニルまたはオクチルフェノ
ール類)との縮合生成物または、遊離水酸基をエチレン
オキサイドとの縮合によってエーテル化することで可溶
性としてあるアンヒドロソルビトールのカルボン酸エス
テル類に基づいた物質;ジノニルおよびジオクチルスル
ホコハク酸ナトリウムなどの硫酸エステルおよびスルホ
ン酸のアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩;なら
びにリグノスルホン酸ナトリウムおよびカルシウムなら
びにアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムおよびカル
シウムなどの高分子量スルホン酸誘導体のアルカリ金属
塩およびアルカリ土類金属塩などがある。
【0201】好適には、本発明による除草剤組成物は、
10重量%以下、例えば0.05重量%〜10重量%の
界面活性剤を含有することができる。ただし所望に応じ
て、本発明による除草剤組成物は、それより高い割合の
界面活性剤、例えば液体乳化性懸濁濃厚物(乳剤)中1
5重量%まで、および液体水溶性濃厚物(液状水溶剤)
中25重量%までの界面活性剤を含有することができ
る。
【0202】好適な固体希釈剤もしくは担体の例として
は、珪酸アルミニウム、微細酸化珪素、タルク、チョー
ク、か焼マグネシア、珪藻土、リン酸三カルシウム、粉
末コルク、吸着性カーボンブラック、ならびにカオリン
およびベントナイトなどの粘土などがある。固体組成物
(粉剤、粒剤または水和剤の形を取ることができる)は
好ましくは、式Iの化合物を固体希釈剤とともに粉砕す
るか、あるいは固体希釈剤もしくは担体に式Iの化合物
の揮発性溶媒溶液を含浸させ、溶媒を留去し、必要に応
じて生成物を粉砕して粉剤を得ることで製造する。粒剤
は、式Iの化合物(所望に応じて揮発性であることがで
きる好適な溶媒に溶かしたもの)を顆粒状の固体希釈剤
もしくは担体に吸収させ、所望に応じて溶媒を留去する
か、あるいは上記の方法に従って得られた粉末の形の組
成物を造粒することで製造することができる。固体除草
剤組成物、特には水和剤および粒剤は、固体の場合には
希釈剤もしくは担体としても役立ち得る湿展剤もしくは
分散剤(例えば、上記の種類のもの)を含有することが
できる。
【0203】本発明による液体組成物は、界面活性剤を
含んでいていも良い水系、有機系または水性有機系の溶
液、懸濁液および乳濁液の形を取り得る。液体組成物に
組み入れる上で好適な液体希釈剤には、水、グリコール
類、グリコールエーテル類、テトラヒドロフルフリルア
ルコール、アセトフェノン、シクロヘキサノン、イソホ
ロン、N−アルキルピロリドン類、トルエン、キシレ
ン、鉱油、動物油、植物油、エステル化植物油、ならび
に軽い芳香系およびナフテン系石油留分(およびこれら
希釈剤の混合物)などがある。液体組成物中に存在させ
ることができる界面活性剤は、イオン系または非イオン
系(例えば、上記の種類のもの)であることができ、液
体の場合には、希釈剤もしくは担体としても役立ち得る
ものである。
【0204】濃厚物形態での粉状剤、分散性顆粒剤およ
び液体組成物(特に希釈剤もしくは担体がオイルである
液体濃厚物の場合)は、水や例えば鉱油もしくは植物油
などの他の好適な希釈剤で希釈し、直ちに使用できる組
成物を得ることができる。
【0205】所望に応じて、式Iの化合物の液体組成物
は、活性物質を乳化剤に溶解して含有するかまたはその
活性物質と適合する乳化剤を含む溶媒に溶解して含有す
る、自己乳化性濃厚物(self-emulsifying concentrate
s)の形態で使用することができ、そのような濃厚物を
単に水に加えることで直ちに使用可能な組成物を得るこ
とができる。
【0206】希釈剤もしくは担体がオイルである液体濃
厚物は、静電噴霧法を用いてそれ以上希釈せずに使用す
ることができる。
【0207】本発明による除草剤組成物はさらに、所望
に応じて、粘着剤、保護コロイド、増粘剤、浸透剤、展
着剤、安定剤、金属イオン封鎖剤、固化防止剤、着色剤
および防腐剤などの従来の補助剤を含有することもでき
る。これらの補助剤は、担体もしくは希釈剤としても役
立ち得る。
【0208】本発明による除草剤組成物は、1以上の他
の農薬活性化合物および所望に応じて1以上の農薬で許
容される適合性の希釈剤もしくは担体、界面活性剤およ
び上記のような従来の補助剤とともに、好ましくはそれ
らに均一に分散した形で式Iの化合物を含有することも
できる。
【0209】本発明の除草剤組成物中に含有させ得るか
あるいは該組成物と併用し得る他の農薬活性化合物の例
としては、例えば防除対象雑草の範囲を広くすることが
できる除草剤、例えば、アラクロール[2−クロロ−
2,6’−ジエチル−N−(メトキシ−メチル)−アセ
トアニリド]、アトラジン[2−クロロ−4−エチルア
ミノ−6−イソプロピルアミノ−1,3,5−トリアジ
ン]、ブロモキシニル[3,5−ジブロモ−4−ヒドロ
キシベンゾニトリル]、クロルトルロン[N’−(3−
クロロ−4−メチルフェニル)−N,N−ジメチル尿
素]、シアナジン[2−クロロ−4−(1−シアノ−1
−メチルエチルアミノ)−6−エチルアミノ−1,3,
5−トリアジン]、2,4−D[2,4−ジクロロフェ
ノキシ酢酸]、ジカンバ[3,6−ジクロロ−2−メト
キシ安息香酸]、ジフェンゾコート[1,2−ジメチル
−3,5−ジフェニル−ピラゾリウム塩]、フランプロ
プメチル(flampropmethyl)[N−2−(N−ベンゾイ
ル−3−クロロ−4−フルオロアニリノ)プロピオン酸
メチル]、フルオメツロン(fluometuron)[N’−
(3−トリフルオロメチルフェニル)−N,N−ジメチ
ル尿素]、イソプロツロン[N’−(4−イソプロピル
フェニル)−N,N−ジメチル尿素]、ジクロホップ
[(RS)−2−[4−(2,4−ジクロロフェノキ
シ)フェノキシ]プロピオン酸]、フェノキサプロップ
(fenoxaprop)およびフェノキサプロップ−P[2−
[4−(6−クロロ−1,3−ベンゾオキサゾール−2
−イルオキシ)フェノキシ]プロピオン酸]、ジフルフ
ェニカン(diflufenican)[N−(2,4−ジフルオロ
フェニル)−2−[3−(トリフルオロメチル)フェノ
キシ]−3−ピリジンカルボキサミド]、トラルコキシ
ジム(tralkoxydim)[2−[1−(エトキシイミノ)
プロピル]−3−ヒドロキシ−5−メシチルシクロヘキ
サ−2−エノン]、クロジナホップ(clodinafop)[2
−[4−(5−クロロ−3−フルオロ−2−ピリジルオ
キシ)フェノキシ]プロピオン酸]、サルコトリオン
(sulcotrione)[2−(2−クロロ−4−メチルスル
ホニルベンゾイル)シクロヘキサン−1,3−ジオ
ン]、フルルタモン(flurtamone)[5−メチルアミノ
−2−フェニル−4−[3−(トリフルオロメチル)フ
ェニル]−3(2H)−フラノン]、アクロニフェン
(aclonifen)[2−クロロ−6−ニトロ−3−フェノ
キシアニリン]、およびスルホニル尿素類(例:ニコス
ルフロン(nicosulfuron));ペルメトリンおよびシペ
ルメトリンのような合成ピレスロイド類などの殺虫剤;
ならびに、メチルN−(1−ブチル−カルバモイル−ベ
ンゾイミダゾール−2−イル)カーバメートのようなカ
ーバメート類および1−(4−クロロ−フェノキシ)−
3,3−ジメチル−1−(1,2,4−トリアゾール−
1−イル)ブタン−2−オンのようなトリアゾール類な
どの殺菌剤などがある。
【0210】例えば上記のようなもので酸の形態であ
る、本発明の除草剤組成物に含有させることができるか
あるいは該組成物と併用することができる農薬活性化合
物および他の生理活性物質は、所望に応じて、例えばア
ルカリ金属塩およびアミン塩ならびにエステルなどの従
来の誘導体の形で利用することができる。
【0211】以下の実施例では、本発明による除草剤組
成物について説明する。以下の記載においては、エチラ
ン(Ethylan)、ソプロホール(Soprophor)、ソプロポ
ン(Sopropon)、ロドルシル(Rhodorsil)、アタゲル
(Atagel)、シンペロニック(Synperonic)、ソルベッ
ソ(Solvesso)、アルコポン(Arkopon)、チキソジル
(Tixosil)、アリラン(Arylan)という商標を用いて
いる。
【0212】実施例C1 懸濁剤(懸濁濃厚物)の製剤 オキサジノン誘導体(化合物1) 20% エチランBCP(界面活性剤) 0.5% ソプロホールFL 0.5% ソプロポンT36(分散剤) 0.2% ロドルシル426R(消泡剤) 0.01% プロピレングリコール(凍結防止剤) 5.0% アタゲル50(沈殿防止剤) 2.0% 水 100%まで 化合物1を他の式Iのオキサジノン誘導体に代えること
で、同様の懸濁剤を製造することができる。
【0213】実施例C2 乳剤(乳化性濃厚物)の製剤 オキサジノン誘導体(化合物1) 10% シンペロニックNPE1800(界面活性剤) 4.9% アリランCA(界面活性剤) 5.0% シクロヘキサノン(溶媒) 9.8% NMP(溶媒) 9.8% ソルベッソ150(混合化剤(blending agent)) 5.0% 水 100%まで (注:NMPはN−メチルピロリドンを意味する) 化合物1を他の式Iのオキサジノン誘導体に代えること
で、同様の乳剤を製造することができる。
【0214】実施例C3 水和剤の製剤 オキサジノン誘導体(化合物1) 20.0% アリランSXフレーク(界面活性剤) 3.0% アルコポンT(界面活性剤) 5.0% ポリカルボン酸ナトリウム(分散剤) 1.0% チキソジル38(流動補助剤(flow aid)) 3.0% チャイナクレー 68.0% 化合物1を他の式Iのオキサジノン誘導体に代えること
で、同様の水和剤を製造することができる。
【0215】本発明の1態様によれば、所与の場所での
雑草(すなわち、望ましくない植物)の成長を抑制する
方法であって、該場所に、除草有効量の式Iの1種以上
の1,3−オキサジン−4−オン誘導体または該誘導体
の農業的に許容される塩を施用することからなる方法が
提供される。それには通常、例えば前述のような除草剤
組成物の形態で(すなわち、除草剤組成物での使用に好
適な適合性の希釈剤もしくは担体および/または界面活
性剤とともに)、1,3−オキサジン−4−オン誘導体
を使用する。
【0216】式Iの化合物は、発生前処理および/また
は発生後処理によって、双子葉雑草(すなわち広葉)お
よび単子葉雑草(例:イネ科植物)に対する除草活性を
示す。
【0217】「発生前処理」という用語は、土壌表面上
に雑草が発生する前に、雑草の種子もしくは実生がその
中に存在する土壌に施用することを意味する。「発生後
処理」という用語は、土壌表面上に発生した雑草の地上
部分または露出部分に施用することを意味する。例え
ば、式Iの化合物を用いて、Abutilon theophrasti(イ
チビ)、Amaranthus retroflexus(アオビユ)、Bidens
pilosa(コセンダングサ)、Chenopodium album(シロ
ザ)、Gal ium aparine(ヤエムグラ)、Ipomoeaspp.
例えば、Ipomoea purpurea(マルバアサガオ)、Sesba n
ia exaltata(アメリカツノクサネム)、Sinapis arven
sis(ノハラガラシ)、Solanum nigrum(イヌホオズ
キ)およびXanthium strumarium(オナモミ)などの広
葉雑草;ならびにAlopecurus myosuroides(スズメノテ
ッポウ)、Avena fatua(カラスムギ)、Digitaria san
guinalis(メヒシバ)、Ec hinochloa crus-galli(イヌ
ビエ)、Eleusine indica(オヒシバ)およびSetaria s
pp.、例えば、Setaria faberii(アキノエノコログサ)
もしくはSetaria viridis(エノコログサ)などのイネ
科雑草、およびCyperus esculentus(カヤツリグサ)な
どのスゲ属の成長を抑制することができる。
【0218】施用される式Iの化合物の量は、雑草の種
類、使用する組成物、施用時期、気候・土壌の条件なら
びに(作物生育区域での雑草の成長を抑制するために使
用する場合)作物の種類によって変わるものである。作
物生育区域に施用する場合、施用量は、作物に対して永
久的な損傷をほとんど起こすことなく、雑草の成長を抑
制するだけのものとしなければならない。一般に、これ
らの要素を考慮すると、ヘクタール当たり活性物質1g
〜1000gの施用量によって良好な結果が得られる。
しかしながら、遭遇する特定の雑草抑制問題に応じて、
それより高いまたはそれより低い施用量を用いることが
可能であることは理解しておくべきである。
【0219】式Iの化合物を用いて、雑草の成長を選択
的に抑制することができる。例えば、指向性あるいは非
指向性様式で、例えば指向散布又は非指向散布で、小
麦、大麦、燕麦、トウモロコシおよび稲などの禾穀類、
大豆、空豆およびツルナシインゲン、エンドウ豆、アル
ファルファ、棉、ピーナッツ、亜麻、タマネギ、人参、
キャベツ、アブラナ、ひまわり、テンサイなどの作物を
栽培するのに使用しているまたは使用予定の区域ならび
に作物播種前もしくは播種後または作物の発生前もしく
は発生後の永久草地もしくは人工草地である雑草加害の
ある土地に、発生前または発生後処理することで、前述
の雑草の成長を抑制することができる。前述の作物のよ
うな作物を生育させるのに使用しているまたは使用予定
の区域である雑草加害のある土地で雑草を選択的に抑制
するには、ヘクタール当たり活性物質10g〜500
g、好ましくは25g〜250gの施用量が特に好まし
い。
【0220】本発明の化合物は、イネ科雑草の抑制に特
に有用である。
【0221】式Iの化合物はさらに、定着した果樹園お
よび森、林地、公園などの他の樹木生育区域、ならびに
サトウキビ農園、ギネアアブラヤシ農園およびゴム農園
などの栽培農園で、発生前もしくは発生後処理によっ
て、特に上述したような雑草の成長を抑制するのに使用
することもできる。それに関しては当該化合物を、ヘク
タール当たり活性物質50g〜2000g、好ましくは
50g〜1000g、最も好ましくは100g〜500
gの施用量で、樹木の植え付けの前もしくは後に、雑草
に対してまたは雑草が生じると予想される土壌に対し
て、指向性または非指向性様式で、例えば指向散布また
は非指向散布で施用することができる。
【0222】式Iの化合物を用いて、作物を栽培しない
が、雑草防除が望ましい場所で、特に前述のような雑草
の成長を抑制することもできる。
【0223】そのような非作物栽培区域の例としては、
飛行場、工業地、鉄道、道路端、河川、灌漑路その他の
水路の縁、低木地および休耕地もしくは非耕作地、特に
火災の危険性を低下させるために雑草の成長を抑制する
ことが望ましい土地などがある。総合的除草効果が望ま
しい場合が非常に多いような目的で使用する場合、活性
化合物は通常、前述のような作物栽培区域で使用される
施用量より高い施用量で施用する。正確な施用量は、処
置する植物の種類および求められる効果によって決ま
る。
【0224】それに関しては、ヘクタール当たり活性物
質50g〜2000g、好ましくは50g〜1000
g、最も好ましくは100g〜500gの施用量で、指
向性または非指向性様式で、例えば指向散布または非指
向散布で、発生前または発生後処理、好ましくは発生前
処理するのが特に好適である。
【0225】発生前処理によって雑草の成長を抑制する
のに式Iの化合物を使用する場合、式Iの化合物を、雑
草が発生すると予想される土壌に混和することができ
る。式Iの化合物を用いて、発生後処理、すなわち発生
した雑草の地上部分または露出部分に施用することによ
って雑草の成長を抑制する場合、式Iの化合物は土壌と
も接触するのが普通であり、それによってその土壌で後
発生する雑草に対する発生前防除効果をも示しうること
は理解されるところである。
【0226】特に長期雑草防除が必要な場合は、必要に
応じて、式Iの化合物の施用を繰り返すことができる。
【0227】除草性化合物の使用方法 試験方法(A) 植物の処理に使用される適切な量の化合物をアセトンに
溶かして、ヘクタール当たり被験化合物1000g(g
/ha)までの施用量相当の溶液を得た。それらの溶液
を、ヘクタール当たり散布液290リットル相当を散布
する標準的な実験用除草剤散布機を用いて施用した。
【0228】本発明の化合物を、種子を播いた土壌表面
(発生前処理の評価)に施用し、ポットに適切に灌漑し
た。
【0229】作物損傷の肉眼観察による評価を散布20
〜24日後に行った。結果は、対照ポットの植物と比較
した、作物もしくは雑草の成長低下パーセントまたは損
傷パーセントとして表した。
【0230】発生後処理の評価:数枚の葉が出るまで植
物を成長させた。
【0231】その植物の処理に使用される化合物を植物
体に施用した。
【0232】処理後、ポットに適切に灌漑した。散布か
ら20〜24日後に、作物損傷および雑草抑制の肉眼観
察評価を行った。結果は、対照ポットの植物と比較し
た、作物もしくは雑草の成長低下パーセントまたは損傷
パーセントとして表した。
【0233】試験方法B 温室での水田発生後処理 2葉期まで温室で予め成長させておいた水稲(品種:コ
シヒカリ)を各ポットに移植した。次に各ポットにそれ
ぞれ、Echinochloa oryzicola(タイヌビエ)、Monocho
ria vaginalis(コナギ)、Lindernia procu mbens(ア
ゼナ)およびScirp us juncoides(ホタルイ)の種子を
播き、水を加えた。
【0234】Echinochloa oryzicola(タイヌビエ)が
1.5葉期に達するまで温室で植物を成長させた後、実
施例に記載の化合物を用いて、75g/ha、300g
/haおよび1200g/ha相当の量で有効成分を含
有するようにアセトン溶液を調製した。その溶液を、ピ
ペットで滴下することで、ポットの水に施用した。
【0235】上記化合物の施用から21日後、各雑草に
対する除草効果および水稲に対する薬害を肉眼観察で評
価し、結果を、対照ポットの植物と比較した、作物もし
くは雑草の成長低下パーセントまたは損傷パーセントと
して表した。
【0236】試験方法(C) 植物の処理に使用される適切な量の化合物をアセトンに
溶かして、ヘクタール当たり被験化合物250g(g/
ha)までの施用量に相当する溶液を得た。その溶液
を、ヘクタール当たり散布液720リットル相当を散布
する自動実験用除草剤散布機を用いて施用した。
【0237】本発明の化合物を、種子を播いた土壌表面
に施用した。
【0238】処理後、ポットに適切に灌漑した。作物損
傷の肉眼観察による評価を散布17日後に行った。結果
は、対照ポットの植物と比較した、作物もしくは雑草の
成長低下パーセントまたは損傷パーセントとして表し
た。
【0239】試験方法Aで1000g/ha以下にて発
生前処理した場合、本発明の化合物205、447、4
49、700および704は、1種以上の上記雑草の成
長を80%以上低下させた。雑草に対して毒性がある施
用レベルで、この化合物は1種以上の作物において選択
的であった。
【0240】試験方法Aで1000g/ha以下にて発
生前処理した場合、本発明の化合物701は、1種以上
の上記雑草の成長を70%以上低下させた。雑草に対し
て毒性がある施用レベルで、この化合物は1種以上の作
物において選択的であった。
【0241】試験方法Bで1200g/ha以下にて施
用した場合、本発明の化合物1、9、28、44、19
3〜210、212、444、445、1065〜10
72および1076〜1082は、1種以上の上記雑草
の成長を80%以上低下させた。
【0242】試験方法Cで250g/ha以下にて発生
前もしくは発生後処理した場合、本発明の化合物108
1、1083〜1085および1087〜1089は、
1種以上の上記雑草の成長を70%以上低下させた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 9712033.1 (32)優先日 1997年6月10日 (33)優先権主張国 イギリス(GB) (72)発明者 村田 哲也 茨城県牛久市中央1丁目19−10−202 (72)発明者 向田 秀司 茨城県北相馬郡守谷町御所ケ丘5丁目25− 74 (72)発明者 山田 佳恵 茨城県稲敷郡阿見町荒川沖1763−1−2− 303 (72)発明者 大江 由起子 茨城県牛久市栄町3丁目61−1−203 (72)発明者 外島 徳重 茨城県稲敷郡阿見町中央1丁目11−5− 405 (72)発明者 工藤 祐夫 茨城県稲敷郡阿見町中央1丁目11−3− 304 (72)発明者 荒木 恒一 茨城県牛久市神谷2丁目4−39 (72)発明者 郷 敦 茨城県牛久市小坂町1977−7 (72)発明者 伊藤 雅仁 茨城県牛久市上柏田4丁目3−27 (72)発明者 バージニア・クレア・スミス イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 5・0・エイチ・ダブリユ、オンガー、フ アイフイールド・ロード、ローヌ−プーラ ン・アグリカルチヤー・リミテツド(番地 なし) (72)発明者 トーマス・デイビツド・ヤールウツド イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 5・0・エイチ・ダブリユ、オンガー、フ アイフイールド・ロード、ローヌ−プーラ ン・アグリカルチヤー・リミテツド(番地 なし) (72)発明者 マイケル・ジンゲル イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 5・0・エイチ・ダブリユ、オンガー、フ アイフイールド・ロード、ローヌ−プーラ ン・アグリカルチヤー・リミテツド(番地 なし) (72)発明者 リン・ジエネンス イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 5・0・エイチ・ダブリユ、オンガー、フ アイフイールド・ロード、ローヌ−プーラ ン・アグリカルチヤー・リミテツド(番地 なし)

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 〔式中R1は−CH26であるか、ハロゲン、ヒドロキ
    シ、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキ
    シ、低級ハロアルコキシ、−S(O)m7、−CO
    27、−COR7、シアノ、ニトロ、−O(CH2n
    27、−OR6、−CH2OR7、−CH2S(O)
    p7、−CH2N(R7)SO27a、−CH2CN、−C
    2P(=O)(OR7)(OR7a)、−CH2P(=
    O)(OR7)R7a、低級アルケニル、低級ハロアルケ
    ニル、R6、R8、NR910及びNHCOR7の中から選
    択された、同じであっても異なっていてもよい1〜5個
    の基によって任意に置換されたフェニルであるか、窒
    素、酸素及び硫黄の中から選択された、同じであっても
    異なっていてもよい1〜4個の環ヘテロ原子を有する5
    〜7員複素芳香環(例えばチエニル)であって、ハロゲ
    ン、ヒドロキシ、低級アルキル、低級ハロアルキル、低
    級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、−S(O)m7
    −CO27、−COR7、シアノ、ニトロ、−O(C
    2nCO27及びフェノキシの中から選択された、同
    じであっても異なっていてもよい1〜4個の基によって
    任意に置換された複素芳香環であるか、または10個以
    下の炭素原子を有し、場合によってはハロゲン化された
    直鎖または分枝鎖アルキル、アルケニルもしくはアルキ
    ニル基であり、R4及びR5は独立に低級アルキルであ
    り、Qは−C(=O)−または−C(OR14)(OR
    14a)−であり、その際R14及びR14aは低級アルキルで
    あり、または基−C(OR14)(OR14a)−は5員ま
    たは6員環状ケタール、即ち式−C(OR14b)(OR
    14c)−の1,3−ジオキソランまたは1,3−ジオキ
    サン環であり、前記式中R14bとR14cとは一緒になっ
    て、低級アルキルによって任意に置換されたC2または
    C3アルキレン鎖を構成し、R6はハロゲン、低級アル
    キル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級ハロア
    ルコキシ、−S(O)m7、シアノ及びニトロの中から
    選択された、同じであっても異なっていてもよい1個以
    上の基によって任意に置換されたフェニルであり、R7
    及びR7aは独立に低級アルキルまたは低級ハロアルキル
    であり、R8は窒素、酸素及び硫黄の中から選択され
    た、同じであっても異なっていてもよい1〜4個の環ヘ
    テロ原子を有する5〜7員複素芳香環であり、この複素
    芳香環は場合によっては、ハロゲン、ヒドロキシ、低級
    アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級ハ
    ロアルコキシ及び−S(O)m7の中から選択された、
    同じであっても異なっていてもよい1〜4個の基によっ
    て置換され、R9及びR10は水素、低級アルキルまたは
    低級ハロアルキルであり、更に、i):R2は水素原
    子、10個以下の炭素原子を有し、場合によってはハロ
    ゲン化された直鎖または分枝鎖アルキル、アルケニルも
    しくはアルキニル基、基R11によって置換された、1〜
    6個の炭素原子を有し、場合によってはハロゲン化され
    た直鎖または分枝鎖アルキル基、またはシアノ、−CH
    O、−COR7、−CO2H、−CO27、−COS
    7、−CONR910、−CH=NOH、−CH=NO
    7、−CH=NOCOR7、−CH=NNR910、−
    CONHR6、−CONR67、−CO26、オキシラ
    ニル及びR12の中から選択された基であり、R3は3〜
    8個の炭素原子を有するシクロアルキルまたは4〜8個
    の炭素原子を有するシクロアルケニルであり、その際前
    記シクロアルキルまたはシクロアルケニルの環系はCO
    2H、CO27、低級アルケニル、低級ハロアルケニ
    ル、R6、NR910、低級アルコキシ、低級ハロアルコ
    キシ、S(O)m7、COR7、COR6、CH2CO
    6、COCH26、CO2CH26、S(O)q6、C
    N、S(O)qCH26、S(O)r15、CH2OR7
    CHO、COR12、NO2、CONHR6、CONR
    67、CH2OH及び−CH(OR14)(OR14a){こ
    こで、基−CH(OR14)(OR14a)は場合によって
    は、1個以上の基R7によって任意に置換された5員ま
    たは6員環状アセタールである}の中から選択された基
    Eによって置換され、または1個の当該シクロアルキル
    炭素原子はカルボニル基の一部を成し(ここで、先に規
    定したシクロアルキルまたはシクロアルケニル環は場合
    によってはEに加えて1個以上のハロゲンまたは基R7
    を有し得る)、好ましくは置換基Eはシクロアルキルま
    たはシクロアルケニル基の、当該基をQと結合させる炭
    素原子に結合し、もしくはR3は5〜7個の炭素原子を
    有するシクロアルキルまたは5個もしくは6個の炭素原
    子を有するシクロアルケニルであり、これらのシクロア
    ルキルまたはシクロアルケニルの環系は場合によっては
    1個以上の基R13によって置換され、また該環系はハロ
    ゲン、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキ
    シ、低級ハロアルコキシ、−S(O)m7、シアノ及び
    ニトロの中から選択された、同じであっても異なってい
    てもよい1〜4個の基によって任意に置換されたフェニ
    ル環と縮合し(例えばインダニル)(当該縮合環系では
    基Qと結合するのはシクロアルキルまたはシクロアルケ
    ニル環であると理解される)、またはR3は1個または
    2個の基R13aによって置換され、場合によっては基R
    14dによっても置換された低級アルキルもしくは低級ハ
    ロアルキル、1個または2個の基R13aによって置換さ
    れ、場合によってはR6、R15a及びR15の中から選択さ
    れた基によっても置換された低級アルケニルもしくは低
    級ハロアルケニル、または基R13aによって置換された
    低級アルキニルであり(ここで、基R13aは好ましくは
    3の、基Qに対してαまたはβである炭素原子上に位
    置する)、またはR3は−OCOR7、NR910、NH
    6、−CH2NR910、−CONR910、−CONH
    6、−OSO27、−OSO26、−OCOR6、−O
    CH2COR6、−OCH26、−S(O)q6、R6
    −P(=O)(OR7)(OR7a)、−P(=O)(O
    7)R7a、−CH2P(=O)(OR7)(OR7a)、
    −CH2P(=O)(OR7)R7a、−CO26、−CH
    2S(O)n7、−CH2S(O)q6、−CH2OR7
    −CH2OR6、CH2OCOR6、CH2OSO26及び
    低級アルケニルの中から選択された基によって置換され
    たフェニルまたはナフチル環であり(ここで、このフェ
    ニルまたはナフチル環は場合によっては更に1個以上の
    ハロゲンまたは基R7によっても置換され得る)、もし
    くはR3はハロゲン、低級アルキル、低級ハロアルキ
    ル、低級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、−S(O)
    m7、CN及びNO2の中から選択された、同じであっ
    ても異なっていてもよい1〜5個の基によって任意に置
    換されたフェニル環であり、このフェニル環は第二の5
    員または6員シクロアルキルもしくはシクロアルケニル
    環と縮合しているか、または窒素、酸素及び硫黄の中か
    ら選択された、同じであっても異なっていてもよい1〜
    3個のヘテロ原子を有する飽和5員または6員複素環と
    縮合しており(それによって例えば1,3−ベンゾジオ
    キソールまたは1,4−ベンゾジオキサン環をもたら
    し)、その際前記環系は場合によっては1個以上の基R
    13によって置換されており、または場合によっては前記
    シクロアルキル、シクロアルケニルまたは飽和5員また
    は6員複素環の1個の炭素原子はカルボニル基の一部を
    成し得(当該縮合環系では基Qと結合するのはフェニル
    環であると理解される)、もしくはR3はハロゲン、低
    級アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級
    ハロアルコキシ、−S(O)m7、CN及びNO2の中
    から選択された1個以上の基によって任意に置換された
    フェナントレンまたはアントラセン環であり、またはR
    3はその環系が6〜9個の炭素原子を有し、かつ場合に
    よっては1個以上の低級アルキル基によって置換された
    ビシクロアルカン、ビシクロアルケン、スピロアルカン
    またはスピロアルケンであり、またはR3は3〜6個の
    炭素原子を有するシクロアルキル環によってかまたは5
    個もしくは6個の炭素原子を有するシクロアルケニル環
    によって置換された、場合によってはハロゲン化された
    低級アルキルであり、前記シクロアルキル環またはシク
    ロアルケニル環の環系は低級アルキル、低級ハロアルキ
    ル、ハロゲン、−S(O)m7、CN、NO2及び−C
    27の中から選択された基によって置換され、または
    3は−CH(OH)R18、−CH(OH)R18a、−C
    OR18または−COR18aであり、またはR3は−S
    (O)u(CH2v18a、−S(O)u20、−O
    15、−O(CH2w18、−O(CH2w18a、−
    OR20、−NR2122または−P(=O)(OR9)R
    23によって置換された低級アルキルであり、またはR3
    は3〜8個の炭素原子を有するシクロアルキルであり、
    このシクロアルキルは1〜6個の炭素原子を有する、場
    合によってはハロゲン化された環外アルキリデン基によ
    って置換されており(ここで、場合によってはこのシク
    ロアルキル環は1個以上の低級アルキル基によって置換
    され得、またアルキリデン基がメチリデンである場合環
    外炭素原子の両空位は、メチリデンの炭素原子と共に3
    〜6員シクロアルキル環を構成するアルキレン鎖によっ
    て連結され得る)、あるいは、ii):R2は1個また
    は2個の基R11aによって置換された低級アルキルもし
    くは低級ハロアルキルであるか、またはR12、−CON
    HR6、−CONR67及びCO26の中から選択され
    た基であり、R3は−(CH2r−(フェニルまたはナ
    フチル){ここで、当該フェニルまたはナフチルは、ハ
    ロゲン、ヒドロキシ、低級アルキル、低級ハロアルキ
    ル、低級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、−S(O)
    m7、−CO27、−COR7、CN、NO2、−O(C
    2nCO27、フェノキシ及び−SF5の中から選択
    された、同じであっても異なっていてもよい1〜5個の
    基によって任意に置換される}であるか、−(CH2s
    −(5〜7員複素芳香環){ここで、当該複素芳香環
    は、窒素、酸素及び硫黄の中から選択された、同じであ
    っても異なっていてもよい1〜4個の環ヘテロ原子を有
    する5〜7員複素芳香環であって、場合によってはフェ
    ニル環と縮合するか、または窒素、酸素及び硫黄の中か
    ら選択された、同じであっても異なっていてもよい1〜
    4個のヘテロ原子を有する第二の5〜7員複素芳香環と
    縮合して二環系を構成し、更に、前記単環もしくは前記
    二環系のいずれか一方の環は場合によっては、ハロゲ
    ン、OH、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級アル
    コキシ、低級ハロアルコキシ、−S(O)m7、−CO
    27、−COR7、CN、NO2、−O(CH2nCO2
    7及びフェノキシの中から選択された、同じであって
    も異なっていてもよい1〜4個の基によって置換され
    る}であるか、10個以下の炭素原子を有し、場合によ
    ってはハロゲン化された直鎖または分枝鎖アルキル、ア
    ルケニルもしくはアルキニル基であるか、3〜6個の炭
    素原子を有するシクロアルキルによって置換された、1
    0個以下の炭素原子を有し、場合によってはハロゲン化
    された直鎖または分枝鎖アルキル、アルケニルもしくは
    アルキニル基であるか、または3〜6個の炭素原子を有
    するシクロアルキルまたは5個もしくは6個の炭素原子
    を有するシクロアルケニル(ここで、前記環系は、基R
    7か、または同じであっても異なっていてもよい1個以
    上のハロゲン原子によって任意に置換される)であり、
    11は−OH、−OR7、−OCOR7、−S(O)
    m7、−NR910、アジ化物、−CONR910、−C
    ONHR6、−CONR67、−OR6、−OSO27
    −OSO26、−OCOR6、−OCH2COR6、−S
    (O)q6、R6、R12、−P(=O)(OR7)(OR
    7a)、−P(=O)(OR7)R7a、−CO2H、−CO
    27、−CO26、CN、NO2、CHO、COR7、C
    OSR7、−S(O)r15または−CO215であり、
    11aは−CONR910、−CONHR6、−CONR6
    7、−OR6、−OSO27、−OSO26、−OCO
    6、−OCH2COR6、−S(O)q6、R6、R12
    −P(=O)(OR7)(OR7a)、−P(=O)(O
    7)R7a、−CO2H、−CO27、−CO26、CH
    O、COR7、COR6、COSR7、−S(O)t15
    たは−CO215であり、R12は3〜7個の炭素原子を
    有するシクロアルキルまたは5個もしくは6個の炭素原
    子を有するシクロアルケニルであり、これらのシクロア
    ルキルまたはシクロアルケニルの環系は場合によっては
    1個以上の基R13によって置換され、R13はハロゲン、
    低級アルキルまたは低級ハロアルキルであり、R13a
    −OH、−OR7、−S(O)m7、−S(O)q6
    −CO27、−CO2CH26、CN、NO2、CHO、
    COR7、COR6、COCH26、−CO2H、−CO
    NR910、−S(O)qCH26、−S(O)r15
    あるか、または1個以上の基R7によって任意に置換さ
    れた5員もしくは6員環状アセタール基であり、R14d
    はR6、低級アルキニルであるか、または1個以上の基
    7もしくはハロゲンによって任意に置換された3〜6
    員シクロアルキル環であり、R15は1個以上の基R13
    よって任意に置換された、3〜7個の炭素原子を有する
    シクロアルキルであり、R15aは1個以上の基R13によ
    って任意に置換されたチエニルまたはフリル環であり、
    18は、同じであっても異なっていてもよい1〜5個の
    基R19によって任意に置換されたフェニルであり、R
    18aはナフチル環であるか、または窒素、酸素及び硫黄
    の中から選択された、同じであっても異なっていてもよ
    い1〜4個の環ヘテロ原子を有する5〜7員複素芳香環
    であり、これらの環の環系は場合によっては、同じであ
    っても異なっていてもよい1〜4個の基R19によって置
    換され、R19はハロゲン、低級アルキル、低級ハロアル
    キル、低級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、−S
    (O)m7、NO2または−フェノキシであり、R20
    低級アルケニル、低級ハロアルケニル、低級アルキニル
    または低級ハロアルキニルであり、R21及びR22は独立
    に水素、R7、R15、R18、R18aまたはR20であり、R
    23はヒドロキシ、低級アルキル、低級ハロアルキル、低
    級アルコキシまたは低級ハロアルコキシであり、m、
    p、q、r、t及びuは0、1または2であり、nは1
    または2であり、s、v及びwは0または1である〕の
    1,3−オキサジン−4−オン誘導体またはその農業に
    許容可能な塩。
  2. 【請求項2】 R1がハロゲン、低級アルキル及び低級
    ハロアルキルの中から選択された1個以上の基によって
    任意に置換されたフェニルまたはチエニルであることを
    特徴とする請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 R1がフェニルであることを特徴とする
    請求項1または2に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 R2が1〜6個の炭素原子を有する、場
    合によってはハロゲン化された直鎖または分枝鎖アルキ
    ル基であることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 R2がメチルであることを特徴とする請
    求項1に記載の化合物。
  6. 【請求項6】 R4及びR5がいずれもメチルであること
    を特徴とする請求項1に記載の化合物。
  7. 【請求項7】 Qが−C(=O)−であることを特徴と
    する請求項1に記載の化合物。
  8. 【請求項8】 R3が置換シクロペンチルであることを
    特徴とする請求項1に記載の化合物。
  9. 【請求項9】 R3がビシクロ[2.2.1]ヘプタ
    ン、ビシクロ[2.2.1]ヘプテン、ビシクロ[3.
    1.0]ヘキサン、ビシクロ[4.1.0]ヘプタン、
    スピロ[2.4]ヘプタン、スピロ[2.4]ヘプテ
    ン; 低級アルキルまたはメチレンによって置換された
    シクロアルキル環によって置換された低級アルキル;
    または1〜6個の炭素原子を有する環外アルキリデン基
    によって置換された、3〜6個の炭素原子を有するシク
    ロアルキルであることを特徴とする請求項1に記載の化
    合物。
  10. 【請求項10】 一般式(Ie) 【化2】 〔式中R1、R2、R4及びR5並びにEは請求項1に規定
    したとおりであり、R16は1個以上のハロゲンまたは基
    7によって任意に置換されたC2〜C7アルキレンま
    たはC3〜C7アルケニレン基である〕を有することを
    特徴とする請求項1に記載の化合物。
  11. 【請求項11】 R1がハロゲンまたはメチルによって
    任意に置換されたフェニルまたはチエニルであり、R2
    はメチルまたはフルオロメチルであり、R4及びR5はい
    ずれもメチルであることを特徴とする請求項10に記載
    の化合物。
  12. 【請求項12】 R1がハロゲンまたはメチルによって
    任意に置換されたフェニルまたはチエニルであり、R2
    はメチルまたはフルオロメチルであり、Eは−CO
    27、−CH2COR6、−CN、−S(O)q6、−S
    (O)m7、−COR7、−NO2、−CO2CH26
    あり、R4及びR5はいずれもメチルであり、R16はC2
    〜C7アルキレン基、C3〜C7アルケニレン基または
    インダニル基(これらの基は場合によっては更に1個以
    上のハロゲンまたは基R7を有する)であることを特徴
    とする請求項10に記載の化合物。
  13. 【請求項13】 R3が基R13aによって置換され、かつ
    場合によっては基R14dによっても置換された低級アル
    キルもしくは低級ハロアルキルであるか、または1個ま
    たは2個の基R13aによって置換され、かつ場合によっ
    てはR6、R15a及びR15の中から選択された基によって
    も置換された低級アルケニルもしくは低級ハロアルケニ
    ルであり、その際基R13aはR3の、基Qに対してαまた
    はβである炭素原子上に位置することを特徴とする請求
    項1に記載の化合物。
  14. 【請求項14】 R1がハロゲンによって任意に置換さ
    れたフェニルまたはチエニルであり、R2はメチルまた
    はフルオロメチルであり、R3は基R13aによって置換さ
    れ、かつ場合によっては基R14dによっても置換された
    低級アルキルもしくは低級ハロアルキルであるか、また
    は基R13aによって置換された低級アルケニルであり、
    その際基R13aはR3の、基Qに隣接する炭素原子上に位
    置し、R13aはCO27、CO2CH26、CN、N
    2、COR7、COR6、−S(O)m7、−S(O)q
    6であり、R14dはOR7、R6、低級アルキニルである
    か、または1個以上の基R7もしくはハロゲンによって
    任意に置換された3員シクロアルキル環であり、R4
    びR5はいずれもメチルであり、Qは−C(=O)−で
    あることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  15. 【請求項15】 R3が1個以上のハロゲン、低級アル
    キル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級ハロア
    ルコキシまたはSF5基によって置換されたフェニル環
    であるか、3〜6個の炭素原子を有するシクロアルキル
    または5個もしくは6個の炭素原子を有するシクロアル
    ケニル(ここで、前記シクロアルキル及びシクロアルケ
    ニルの環系は、基R7か、または同じであっても異なっ
    ていてもよい1個以上のハロゲン原子によって任意に置
    換される)であることを特徴とする請求項1に記載の化
    合物。
  16. 【請求項16】 R1がフェニルであり、R2、R4及び
    5はメチルであり、Qは−C(=O)−であり、R3
    ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、ビシクロ[2.2.
    1]ヘプテン、ビシクロ[3.1.0]ヘキサン、ビシ
    クロ[4.1.0]ヘプタン、スピロ[2.4]ヘプタ
    ン、スピロ[2.4]ヘプテン; 低級アルキルによっ
    て置換されたシクロアルキル環によって置換された低級
    アルキル; または環外メチレン基によって置換され
    た、3〜6個の炭素原子を有するシクロアルキル(この
    シクロアルキル環は場合によっては1個以上の低級アル
    キル基を有し得る)であることを特徴とする請求項1に
    記載の化合物。
  17. 【請求項17】 有効量の請求項1から16のいずれか
    1項に記載の1,3−オキサジン−4−オン誘導体また
    はその農業に許容可能な塩を農業に許容可能な稀釈剤も
    しくはキャリヤ及び/または界面活性剤と共に含有する
    除草剤組成物。
  18. 【請求項18】 所与の場所において雑草を防除する方
    法であって、当該場所に有効量の請求項1から16のい
    ずれか1項に記載の1,3−オキサジン−4−オン誘導
    体もしくはその農業に許容可能な塩または請求項17に
    記載の除草剤組成物を施用することを含む方法。
  19. 【請求項19】 当該場所が作物栽培に用いられている
    かまたは用いられるべき区域であり、1,3−オキサジ
    ン−4−オン誘導体を0.001〜1.0kg/haの
    施用量で施用することを特徴とする請求項18に記載の
    方法。
  20. 【請求項20】 請求項1に記載の式(I)の1,3−
    オキサジン−4−オン誘導体を製造する方法であって、
    (a) Qが−C(=O)−である場合、Qが−CH
    (OH)−である対応する式(I)の化合物を酸化し、
    (b) 式(I)が式(Ie) 【化3】 〔式中R1、R2、R4及びR5並びにEは請求項1に規定
    したとおりであり、R16は請求項10に規定したとおり
    である〕に一致する場合、式(III) 【化4】 〔式中Lは離脱基であり、R16は請求項10に規定した
    とおりであり、他の記号の意味は請求項1に規定したと
    おりである〕の化合物を塩基と反応させ、(c) 式
    (I)が式(Ie)〔式中R1、R2、R4及びR5は請求
    項1に規定したとおりであり、R16は1個以上のハロゲ
    ンまたは基R7によって置換されたC2〜C7アルキレ
    ンまたはC3〜C7アルケニレン基であり、Eは水素原
    子に置き換えられている〕に一致する場合、EがCO2
    7またはCO2CH26である対応する化合物を加水分
    解または水素化分解及び脱カルボキシル化し、(d)
    Qが−C(=O)−である場合、式(IV) 【化5】 〔式中Laは離脱基である〕の化合物を式(V) R3−M (V) 〔式中R3は請求項1に規定したとおりであり、Mは金
    属または金属ハロゲン化物である〕の有機金属試薬と反
    応させ、(e) 式(I)中R3が基−CH(R17)R
    13aであり、式(I)が式(Ig) 【化6】 〔式中R17はR13aまたはR14dによって任意に置換され
    たC1〜C5アルキルもしくはハロアルキル; R13a
    か、またはR6、R15a及びR15の中から選択された基に
    よって任意に置換されたC2〜C5アルケニルもしくは
    ハロアルケニル;またはR13aによって任意に置換され
    たC2〜C5アルキニルであり、R1、R2、R4、R5
    6、R13a、R14d、R15a及びR15は請求項1に規定し
    たとおりである〕に一致する場合、R3が基−CH2
    13aである式(Ih) 【化7】 〔式中各記号の意味は請求項1に規定したとおりであ
    る〕に一致する式(I)の化合物を式(VI) R17−L (VI) 〔式中Lは離脱基であり、R17はR13aまたはR14dによ
    って任意に置換されたC1〜C5アルキルもしくはハロ
    アルキル; R13aか、またはR6、R15a及びR15の中
    から選択された基によって任意に置換されたC2〜C5
    アルケニルもしくはハロアルケニル; またはR13a
    よって任意に置換されたC2〜C5アルキニルであり、
    前記各記号の意味は請求項1に規定したとおりである〕
    の化合物と反応させ、(f) 式(I)が式(Ih)
    〔式中R13aはCO27であり、R1、R2、R4、R5
    びR7は請求項1に規定したとおりである〕に一致する
    場合、式(IV)〔式中Laは離脱基である〕の化合物
    を式(VII) R72CCH2CO2H (VII) 〔式中R7は請求項1に規定したとおりである〕の化合
    物と反応させ、(g) R2がCHO、COR7またはC
    OR6によって置換された低級アルキルまたは低級ハロ
    アルキルである場合、R11aがCH2OH、CH(OH)
    7またはCH(OH)R6に置き換えられた対応する式
    (I)の化合物を酸化し、(h) R2がSR6またはS
    15〔式中R6及びR15は請求項1に規定したとおりで
    ある〕によって置換された低級アルキルまたは低級ハロ
    アルキルである場合、R11aが離脱基によって置き換え
    られた対応する式(I)の化合物を式R6SHもしくは
    15SHのチオールまたはそのアルカリ金属塩と反応さ
    せ、(i) R2がOC(O)R6〔式中R6は請求項1
    に規定したとおりである〕によって置換された低級アル
    キルまたは低級ハロアルキルである場合、OC(O)R
    6基が離脱基に置き換えられた対応する式(I)の化合
    物を式R6−CO2 -1 +〔式中M1はナトリウムまたはカ
    リウムである〕の塩と反応させ、(j) R2がR11a
    よって置換された低級アルキルまたは低級ハロアルキル
    であり、その際R11aはCO27、CO215またはCO
    26である場合、R11aがCO2Hである対応する式
    (I)の化合物をエステル化し、またはR11aがCO2
    である対応する式(I)の化合物を塩素化して対応する
    酸塩化物を得、その後式R7OHまたはR15OHのアル
    コールまたはフェノールR6OHと反応させ、(k)
    2がR11aによって置換された低級アルキルまたは低級
    ハロアルキルであり、その際R11aはCONR910、C
    ONHR6またはCONR67〔式中R6、R7、R9及び
    10は請求項1に規定したとおりである〕である場合、
    11aがCO2Hである対応する式(I)の化合物を塩素
    化剤と反応させてカルボン酸塩化物を生成させ、その後
    式R910NH、R6NH2またはR67NH〔式中R6
    7、R9及びR10は請求項1に規定したとおりである〕
    のアミンと反応させ、(l) R2がR11aによって置換
    された低級アルキルまたは低級ハロアルキルであり、そ
    の際R11aはCO2Hである場合、R2がCHOである対
    応する式(I)の化合物を酸化し、(m) R2がR11a
    によって置換された低級アルキルまたは低級ハロアルキ
    ルであり、その際R11aはOSO26またはOSO27
    である場合、R11aがヒドロキシに置き換えられた対応
    する式(I)の化合物を式R6SO2YまたはR7SO2
    〔式中Yは離脱基である〕のスルホン化剤と反応させ、
    (n) R2がR11aによって置換された低級アルキルま
    たは低級ハロアルキルであり、その際R11aはOR6であ
    る場合、R11aが離脱基に置き換えられた対応する式
    (I)の化合物をフェノールR6OH及び塩基と反応さ
    せ、(o) R2がR11aによって置換された低級アルキ
    ルまたは低級ハロアルキルであり、その際R11aはOC
    2COR6である場合、R11aがヒドロキシに置き換え
    られた対応する式(I)の化合物を式R6COCH2
    〔式中Zは好ましくはクロロまたはブロモである〕のハ
    ロゲン化物と反応させ、(p) R2がCH2CO2Hで
    ある場合、R2がメチルに置き換えられた対応する式
    (I)の化合物を強塩基と反応させ、その後二酸化炭素
    を付加させ、(q) R2がCH2CO27、CH2CO2
    6もしくはCH2CO215、または二置換生成物のC
    H(CO272、CH(CO262もしくはCH(C
    2152である場合、R2がメチルに置き換えられた
    対応する式(I)の化合物を強塩基、次いで式ClCO
    27、ClCO26またはClCO215のクロロホル
    メートと反応させ、(r) R3がビシクロアルケンで
    ある場合、R3がビニルである対応する化合物とシクロ
    アルカジエン、通常シクロペンタジエンとのディールス
    −アルダー反応を生起させ、(s) R3がビシクロア
    ルカンである場合、R3がビシクロアルケンである対応
    する化合物を還元し、(t) R3が3〜6個の炭素原
    子を有する置換シクロアルキル環によって置換された低
    級アルキル; 場合によってはハロゲン化された環外ア
    ルキリデン基によって置換された、3〜8個の炭素原子
    を有するシクロアルキル; またはビシクロアルカン、
    ビシクロアルケン、スピロアルカンもしくはスピロアル
    ケンである場合、対応するアルケン、アルキリデンまた
    はシクロアルケン化合物をジハロアルカン、通常ジブロ
    モアルカンまたはジヨードアルカン及び有機金属試薬と
    反応させ、(u) Qが−C(OR14)(OR14a)−
    である場合、Qが−C(=O)−である式(I)の化合
    物を式R14−OHのアルコールまたは式HO−R14e
    OH〔式中R14eは1個以上の低級アルキル基によって
    任意に置換されたC2またはC3アルキレン鎖である〕
    のジオールと反応させ、(v) m、p、q、r、tま
    たはuが1または2である場合、m、p、q、r、tま
    たはuが0または1である対応する化合物の硫黄原子を
    酸化し、場合によっては上述のようにして得た式(I)
    の化合物をその農業に許容可能な塩に変換することを含
    む方法。
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