JPH1188901A - 自動利得制御装置 - Google Patents
自動利得制御装置Info
- Publication number
- JPH1188901A JPH1188901A JP23799697A JP23799697A JPH1188901A JP H1188901 A JPH1188901 A JP H1188901A JP 23799697 A JP23799697 A JP 23799697A JP 23799697 A JP23799697 A JP 23799697A JP H1188901 A JPH1188901 A JP H1188901A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- maximum value
- color signal
- digital
- gain
- burst
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 色信号の自動利得調整装置において、AD変
換手段に常に最適なレベルで色信号を入力し、量子化ノ
イズを低減する。 【解決手段】 アナログ利得調整手段11、AD変換手
段12、最大値検出手段16、最大値制御手段17、D
A変換手段18でフィードバックループを形成し、最大
値検出手段16が検出したディジタル色信号の最大値が
所定のレベルになるように、最大値制御手段17でアナ
ログ利得調整手段11の利得を変化させる。これによ
り、アナログ色信号のダイナミックレンジとAD変換手
段12のダイナミックレンジが常に一致するよう、アナ
ログ色信号のレベルが自動的に調整される。一方、バー
ストレベル検出手段13で検出したバーストの振幅が一
定になるよう、バーストレベル制御手段14でディジタ
ル利得調整手段15の利得を制御し、端子110からバ
ースト振幅一定のディジタル色信号を出力する。
換手段に常に最適なレベルで色信号を入力し、量子化ノ
イズを低減する。 【解決手段】 アナログ利得調整手段11、AD変換手
段12、最大値検出手段16、最大値制御手段17、D
A変換手段18でフィードバックループを形成し、最大
値検出手段16が検出したディジタル色信号の最大値が
所定のレベルになるように、最大値制御手段17でアナ
ログ利得調整手段11の利得を変化させる。これによ
り、アナログ色信号のダイナミックレンジとAD変換手
段12のダイナミックレンジが常に一致するよう、アナ
ログ色信号のレベルが自動的に調整される。一方、バー
ストレベル検出手段13で検出したバーストの振幅が一
定になるよう、バーストレベル制御手段14でディジタ
ル利得調整手段15の利得を制御し、端子110からバ
ースト振幅一定のディジタル色信号を出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダ(以下VTR)等で、色信号の利得を調整するため
に用いられる、自動利得制御装置に関するものである。
ーダ(以下VTR)等で、色信号の利得を調整するため
に用いられる、自動利得制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動利得制御装置は特開平8−4
6987号公報に記載されたものが知られている。
6987号公報に記載されたものが知られている。
【0003】図4に従来の自動利得制御装置のブロック
図を示す。図4において、11はアナログ利得調整手
段、12はAD変換手段、13はバーストレベル検出手
段、14はバーストレベル制御手段、15はディジタル
利得調整手段、18はDA変換手段、19はアナログ色
信号の入力端子、110はディジタル色信号の出力端子
である。以下、図4を用いて従来の自動利得制御装置に
ついて説明する。
図を示す。図4において、11はアナログ利得調整手
段、12はAD変換手段、13はバーストレベル検出手
段、14はバーストレベル制御手段、15はディジタル
利得調整手段、18はDA変換手段、19はアナログ色
信号の入力端子、110はディジタル色信号の出力端子
である。以下、図4を用いて従来の自動利得制御装置に
ついて説明する。
【0004】入力端子19より入力されたアナログ色信
号は、アナログ利得調整手段11で最適な利得に調整さ
れ、AD変換手段12でアナログ−ディジタル変換さ
れ、ディジタル色信号となる。次に、ディジタル色信号
はディジタル利得調整手段15で再度利得が調整され、
出力端子110より出力される。この後、ディジタル色
信号には、例えばエンコード、デコード等のディジタル
信号処理が施される。
号は、アナログ利得調整手段11で最適な利得に調整さ
れ、AD変換手段12でアナログ−ディジタル変換さ
れ、ディジタル色信号となる。次に、ディジタル色信号
はディジタル利得調整手段15で再度利得が調整され、
出力端子110より出力される。この後、ディジタル色
信号には、例えばエンコード、デコード等のディジタル
信号処理が施される。
【0005】一方、ディジタル色信号のバーストの振幅
を、バーストレベル検出手段13で検出する。検出され
たバーストの振幅が所定の値になるよう、バーストレベ
ル制御手段は、アナログ利得調整手段11とディジタル
利得調整手段15を制御し、それぞれの利得を可変す
る。すなわち、まずAD変換手段12のダイナミックレ
ンジ内にディジタル色信号が完全に収まるようなバース
ト振幅にするために、アナログ利得調整手段11の利得
を可変する。この時、バーストレベル制御手段14の出
力はディジタル化されているので、DA変換手段18で
ディジタル−アナログ変換し、アナログ信号に変換した
後、アナログ利得調整手段11の利得を制御する。ま
た、ディジタル利得調整手段15では、出力端子110
から出力されるディジタル色信号のバーストの振幅が一
定になるよう、バーストレベル制御手段14により利得
が調整される。
を、バーストレベル検出手段13で検出する。検出され
たバーストの振幅が所定の値になるよう、バーストレベ
ル制御手段は、アナログ利得調整手段11とディジタル
利得調整手段15を制御し、それぞれの利得を可変す
る。すなわち、まずAD変換手段12のダイナミックレ
ンジ内にディジタル色信号が完全に収まるようなバース
ト振幅にするために、アナログ利得調整手段11の利得
を可変する。この時、バーストレベル制御手段14の出
力はディジタル化されているので、DA変換手段18で
ディジタル−アナログ変換し、アナログ信号に変換した
後、アナログ利得調整手段11の利得を制御する。ま
た、ディジタル利得調整手段15では、出力端子110
から出力されるディジタル色信号のバーストの振幅が一
定になるよう、バーストレベル制御手段14により利得
が調整される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来の構成では、VTR再生時のトラッキングずれや長
時間モード再生時の隣接トラックからのクロストークノ
イズにより、アナログ色信号の振幅が大きくなった際に
もAD変換手段12のダイナミックレンジ内にアナログ
色信号を収める必要があるため、アナログ利得調整手段
11の利得を小さめに設定しなければならない。このた
めクロストークノイズが存在しない通常の再生状態で
は、ダイナミックレンジが十分とれず、AD変換手段1
2での量子化ノイズが増大するという問題点を有してい
た。
従来の構成では、VTR再生時のトラッキングずれや長
時間モード再生時の隣接トラックからのクロストークノ
イズにより、アナログ色信号の振幅が大きくなった際に
もAD変換手段12のダイナミックレンジ内にアナログ
色信号を収める必要があるため、アナログ利得調整手段
11の利得を小さめに設定しなければならない。このた
めクロストークノイズが存在しない通常の再生状態で
は、ダイナミックレンジが十分とれず、AD変換手段1
2での量子化ノイズが増大するという問題点を有してい
た。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、アナログ色信号のレベルを常に最適レベルに保ち、
量子化ノイズを低減する自動利得制御装置を提供するこ
とを目的とする。
で、アナログ色信号のレベルを常に最適レベルに保ち、
量子化ノイズを低減する自動利得制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の自動利得制御装置は、アナログ利得制御信号
に応じてアナログ色信号の利得を可変し利得が調整され
たアナログ色信号を出力するアナログ利得調整手段と、
利得が調整されたアナログ色信号をディジタル色信号に
変換するAD変換手段と、ディジタル色信号のバースト
の振幅を検出するバーストレベル検出手段と、バースト
の振幅を第1のレベルに保つためのバーストレベル制御
信号を出力するバーストレベル制御手段と、ディジタル
色信号の利得をバーストレベル制御信号に応じて可変し
バーストの振幅が第1のレベルに調整されたディジタル
色信号を出力するディジタル利得調整手段と、AD変換
手段から出力されたディジタル色信号の最大値を検出す
る最大値検出手段と、最大値を第2のレベルに保つため
のディジタル利得制御信号を出力する最大値制御手段
と、ディジタル利得制御信号をアナログ利得制御信号に
変換するDA変換手段とから構成されている。
に本発明の自動利得制御装置は、アナログ利得制御信号
に応じてアナログ色信号の利得を可変し利得が調整され
たアナログ色信号を出力するアナログ利得調整手段と、
利得が調整されたアナログ色信号をディジタル色信号に
変換するAD変換手段と、ディジタル色信号のバースト
の振幅を検出するバーストレベル検出手段と、バースト
の振幅を第1のレベルに保つためのバーストレベル制御
信号を出力するバーストレベル制御手段と、ディジタル
色信号の利得をバーストレベル制御信号に応じて可変し
バーストの振幅が第1のレベルに調整されたディジタル
色信号を出力するディジタル利得調整手段と、AD変換
手段から出力されたディジタル色信号の最大値を検出す
る最大値検出手段と、最大値を第2のレベルに保つため
のディジタル利得制御信号を出力する最大値制御手段
と、ディジタル利得制御信号をアナログ利得制御信号に
変換するDA変換手段とから構成されている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、アナログ利得調整手段
がアナログ利得制御信号に応じてアナログ色信号の利得
を可変し、利得が調整されたアナログ色信号を出力す
る。この利得が調整されたアナログ色信号をAD変換手
段でディジタル色信号に変換する。バーストレベル検出
手段でディジタル色信号のバーストの振幅を検出し、バ
ーストレベル制御手段でバーストの振幅が一定になるよ
うディジタル利得調整手段の利得を制御する。最大値検
出手段は、ディジタル色信号の最大値を検出し、最大値
制御手段で最大値が所定のレベルになるようなディジタ
ル利得制御信号を出力する。DA変換手段でディジタル
利得制御信号をアナログ利得制御信号に変換し、アナロ
グ利得制御信号に応じてアナログ利得調整手段でアナロ
グ色信号の利得を可変する。
がアナログ利得制御信号に応じてアナログ色信号の利得
を可変し、利得が調整されたアナログ色信号を出力す
る。この利得が調整されたアナログ色信号をAD変換手
段でディジタル色信号に変換する。バーストレベル検出
手段でディジタル色信号のバーストの振幅を検出し、バ
ーストレベル制御手段でバーストの振幅が一定になるよ
うディジタル利得調整手段の利得を制御する。最大値検
出手段は、ディジタル色信号の最大値を検出し、最大値
制御手段で最大値が所定のレベルになるようなディジタ
ル利得制御信号を出力する。DA変換手段でディジタル
利得制御信号をアナログ利得制御信号に変換し、アナロ
グ利得制御信号に応じてアナログ利得調整手段でアナロ
グ色信号の利得を可変する。
【0010】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態による自動
利得制御装置のブロック図を示すものである。図1にお
いて、11はアナログ利得調整手段、12はAD変換手
段、13はバーストレベル検出手段、14はバーストレ
ベル制御手段、15はディジタル利得調整手段、16は
最大値検出手段、17は最大値制御手段、18はDA変
換手段、19はアナログ色信号入力端子、110はディ
ジタル色信号出力端子である。従来の技術の項で述べた
図4と同じ動作をするものについては同じ符号を付けて
いる。以下、図1を参照しながら本実施の形態の自動利
得制御装置について、特に本発明の特徴的な部分である
最大値検出手段16、最大値制御手段17について説明
する。
を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態による自動
利得制御装置のブロック図を示すものである。図1にお
いて、11はアナログ利得調整手段、12はAD変換手
段、13はバーストレベル検出手段、14はバーストレ
ベル制御手段、15はディジタル利得調整手段、16は
最大値検出手段、17は最大値制御手段、18はDA変
換手段、19はアナログ色信号入力端子、110はディ
ジタル色信号出力端子である。従来の技術の項で述べた
図4と同じ動作をするものについては同じ符号を付けて
いる。以下、図1を参照しながら本実施の形態の自動利
得制御装置について、特に本発明の特徴的な部分である
最大値検出手段16、最大値制御手段17について説明
する。
【0011】最大値検出手段16、最大値制御手段17
の具体的な構成例を図2に示す。図2において、21は
絶対値回路、22,29は比較器、23,24,26,
210,212はセレクタ、25,27,213はフリ
ップフロップ、28,214はカウンタ、211は加算
器、215はディジタル色信号入力端子、216はディ
ジタル利得制御信号出力端子である。
の具体的な構成例を図2に示す。図2において、21は
絶対値回路、22,29は比較器、23,24,26,
210,212はセレクタ、25,27,213はフリ
ップフロップ、28,214はカウンタ、211は加算
器、215はディジタル色信号入力端子、216はディ
ジタル利得制御信号出力端子である。
【0012】最大値検出手段16は、所定の期間内にお
けるディジタル色信号の最大値を検出して出力する。例
として、1水平期間内での最大値を検出する方法につい
て述べる。
けるディジタル色信号の最大値を検出して出力する。例
として、1水平期間内での最大値を検出する方法につい
て述べる。
【0013】端子215から入力されるディジタル色信
号は、例えば8ビットで−128から127までの範囲
で、DCレベルが0であるような信号である。振幅の最
大値を求めるために、これの絶対値を絶対値回路21で
求め、0から128の範囲の信号にする。比較器22で
フリップフロップ25の出力と比較し、その結果ディジ
タル色信号の絶対値の方が大きければ比較器22の出力
が1になり、セレクタ23が絶対値回路21の出力を選
択し、フリップフロップ25にこの出力が保持される。
これらの操作を繰り返すことで、ディジタル色信号の絶
対値の最大値がフリップフロップ25より出力される。
号は、例えば8ビットで−128から127までの範囲
で、DCレベルが0であるような信号である。振幅の最
大値を求めるために、これの絶対値を絶対値回路21で
求め、0から128の範囲の信号にする。比較器22で
フリップフロップ25の出力と比較し、その結果ディジ
タル色信号の絶対値の方が大きければ比較器22の出力
が1になり、セレクタ23が絶対値回路21の出力を選
択し、フリップフロップ25にこの出力が保持される。
これらの操作を繰り返すことで、ディジタル色信号の絶
対値の最大値がフリップフロップ25より出力される。
【0014】カウンタ28は1水平期間に1回1を出力
する。例えばクロックの周波数を14.31818MH
zとすると、910クロックに1回1を出力する。する
とセレクタ24は1水平期間に1回0を出力するので、
フリップフロップ25にディジタル色信号の絶対値の最
小値に相当する0が保持され、フリップフロップ25が
初期化される。
する。例えばクロックの周波数を14.31818MH
zとすると、910クロックに1回1を出力する。する
とセレクタ24は1水平期間に1回0を出力するので、
フリップフロップ25にディジタル色信号の絶対値の最
小値に相当する0が保持され、フリップフロップ25が
初期化される。
【0015】上述した動作でフリップフロップ25の値
が常にディジタル色信号の最大値に更新される。最終的
にカウンタ28で決められる1水平周期内の最大値がフ
リップフロップ25より出力され、これがセレクタ26
を介してフリップフロップ27に保持される。
が常にディジタル色信号の最大値に更新される。最終的
にカウンタ28で決められる1水平周期内の最大値がフ
リップフロップ25より出力され、これがセレクタ26
を介してフリップフロップ27に保持される。
【0016】以上の動作により、1水平周期中のディジ
タル色信号の絶対値の最大値、すなわち最大の振幅量が
フリップフロップ27より1水平周期毎に出力される。
タル色信号の絶対値の最大値、すなわち最大の振幅量が
フリップフロップ27より1水平周期毎に出力される。
【0017】次に最大値制御手段17は、最大値検出手
段16で検出したディジタル色信号の最大値が、所定の
レベルThになるようアナログ利得調整手段11の利得を
制御する。
段16で検出したディジタル色信号の最大値が、所定の
レベルThになるようアナログ利得調整手段11の利得を
制御する。
【0018】まず、フリップフロップ27の出力を比較
器29で所定のレベルThと比較する。ディジタル色信号
が8ビットで入力され、フリップフロップ27の出力の
最大が128である時、Thは例えば100程度に選ばれ
る。比較器29はフリップフロップ27の出力がThより
大きければ1を、小さければ0を出力する。例えば、フ
リップフロップ27の出力がThより大きい時、セレクタ
210の出力は−1となり、加算器211ではフリップ
フロップ213の出力より1が減算され、フリップフロ
ップ213の出力であるディジタル利得制御信号は以前
より1小さくなり、端子216より出力される。カウン
タ214はカウンタ28と同様、1水平期間を計測して
おり、例えば910クロックに1回1を出力するので、
ディジタル利得制御信号は1水平期間に1回変化する。
これがDA変換手段18でアナログ利得制御信号に変換
され、アナログ利得調整手段11に入力されると、利得
が以前より小さくなり、アナログ色信号の振幅が小さく
なる。このアナログ色信号はAD変換手段12でディジ
タル色信号に変換され、最大値検出手段16で最大値が
検出される。ここで検出される最大値は、以前のものよ
り小さくなる、すなわち所定のレベルThに近づく。
器29で所定のレベルThと比較する。ディジタル色信号
が8ビットで入力され、フリップフロップ27の出力の
最大が128である時、Thは例えば100程度に選ばれ
る。比較器29はフリップフロップ27の出力がThより
大きければ1を、小さければ0を出力する。例えば、フ
リップフロップ27の出力がThより大きい時、セレクタ
210の出力は−1となり、加算器211ではフリップ
フロップ213の出力より1が減算され、フリップフロ
ップ213の出力であるディジタル利得制御信号は以前
より1小さくなり、端子216より出力される。カウン
タ214はカウンタ28と同様、1水平期間を計測して
おり、例えば910クロックに1回1を出力するので、
ディジタル利得制御信号は1水平期間に1回変化する。
これがDA変換手段18でアナログ利得制御信号に変換
され、アナログ利得調整手段11に入力されると、利得
が以前より小さくなり、アナログ色信号の振幅が小さく
なる。このアナログ色信号はAD変換手段12でディジ
タル色信号に変換され、最大値検出手段16で最大値が
検出される。ここで検出される最大値は、以前のものよ
り小さくなる、すなわち所定のレベルThに近づく。
【0019】逆にフリップフロップ27から出力される
最大値が所定のレベルThより小さい時、セレクタ210
で+1が選ばれ、フリップフロップ213の出力である
ディジタル利得制御信号は1増加する。よってDA変換
手段18で変換されたアナログ利得制御信号が増加し、
アナログ利得調整手段11の利得が以前より大きくな
り、アナログ色信号の振幅が増大する。AD変換手段1
2によって変換されたディジタル色信号の振幅が増大す
るため、最大値検出手段16で検出される最大値は以前
より大きくなり、フリップフロップ27の出力は所定の
レベルThに近づく。
最大値が所定のレベルThより小さい時、セレクタ210
で+1が選ばれ、フリップフロップ213の出力である
ディジタル利得制御信号は1増加する。よってDA変換
手段18で変換されたアナログ利得制御信号が増加し、
アナログ利得調整手段11の利得が以前より大きくな
り、アナログ色信号の振幅が増大する。AD変換手段1
2によって変換されたディジタル色信号の振幅が増大す
るため、最大値検出手段16で検出される最大値は以前
より大きくなり、フリップフロップ27の出力は所定の
レベルThに近づく。
【0020】以上のフィードバックループにより、最大
値検出手段16で検出される最大値は徐々に所定のレベ
ルThに近づく。よって、アナログ利得調整手段11、A
D変換手段12、最大値検出手段16、最大値制御手段
17、DA変換手段18によって構成されるフィードバ
ックループにより、アナログ色信号がAD変換手段12
のダイナミックレンジに収まるように、自動的に利得が
調整される。また、所定のレベルThを最適な値に設定す
ることで、AD変換手段12のダイナミックレンジを最
大限に活用することができる。
値検出手段16で検出される最大値は徐々に所定のレベ
ルThに近づく。よって、アナログ利得調整手段11、A
D変換手段12、最大値検出手段16、最大値制御手段
17、DA変換手段18によって構成されるフィードバ
ックループにより、アナログ色信号がAD変換手段12
のダイナミックレンジに収まるように、自動的に利得が
調整される。また、所定のレベルThを最適な値に設定す
ることで、AD変換手段12のダイナミックレンジを最
大限に活用することができる。
【0021】利得が調整されたディジタル色信号は、そ
の飽和度によってバーストの振幅が変化する。例えば、
バーストの振幅に対して映像部分の振幅が大きい色信号
に対しては、映像部分の最大値が所定のレベルThとな
る。一方、バーストの振幅に対して映像部分が小さい色
信号に対しては、バーストの最大値が所定のレベルThと
なり、映像部分の振幅が大きい色信号と比べて振幅の大
きな信号が入力される。すなわち、映像信号によってデ
ィジタル色信号のバーストの振幅が変動する。このた
め、バーストレベル検出手段13でバーストの振幅を検
出し、バーストレベル制御手段14でバーストの振幅が
一定になるようディジタル利得調整手段15の利得を自
動的に調整する。
の飽和度によってバーストの振幅が変化する。例えば、
バーストの振幅に対して映像部分の振幅が大きい色信号
に対しては、映像部分の最大値が所定のレベルThとな
る。一方、バーストの振幅に対して映像部分が小さい色
信号に対しては、バーストの最大値が所定のレベルThと
なり、映像部分の振幅が大きい色信号と比べて振幅の大
きな信号が入力される。すなわち、映像信号によってデ
ィジタル色信号のバーストの振幅が変動する。このた
め、バーストレベル検出手段13でバーストの振幅を検
出し、バーストレベル制御手段14でバーストの振幅が
一定になるようディジタル利得調整手段15の利得を自
動的に調整する。
【0022】以上のように本発明によれば、アナログ色
信号がAD変換手段12のダイナミックレンジに収ま
り、かつダイナミックレンジを最大限に活用することが
できるように、自動的に利得を調整することができる。
また、バーストの振幅に対して映像部分が小さい色信号
に対しては、AD変換手段12への入力振幅を大きくす
ることができ、量子化ノイズを低減することができる。
信号がAD変換手段12のダイナミックレンジに収ま
り、かつダイナミックレンジを最大限に活用することが
できるように、自動的に利得を調整することができる。
また、バーストの振幅に対して映像部分が小さい色信号
に対しては、AD変換手段12への入力振幅を大きくす
ることができ、量子化ノイズを低減することができる。
【0023】なお、以上の説明では、最大値検出手段1
6、最大値制御手段17の動作を1水平期間に1回とし
たが、任意の長さでも同様の動作が可能である。例えば
1フレームに1回とするには、カウンタ28,214を
1フレームに1回、すなわち910×525=4777
50回に1回1を出力するような構成にすればよい。
6、最大値制御手段17の動作を1水平期間に1回とし
たが、任意の長さでも同様の動作が可能である。例えば
1フレームに1回とするには、カウンタ28,214を
1フレームに1回、すなわち910×525=4777
50回に1回1を出力するような構成にすればよい。
【0024】また、VTRの再生時は、フィールド毎に
異なるヘッドで磁気テープに記録された信号を再生する
ため、フィールド毎に再生アナログ色信号の振幅が変動
する。このような変動を吸収するための最大値検出手段
16、最大値制御手段17の構成例を図3に示す。
異なるヘッドで磁気テープに記録された信号を再生する
ため、フィールド毎に再生アナログ色信号の振幅が変動
する。このような変動を吸収するための最大値検出手段
16、最大値制御手段17の構成例を図3に示す。
【0025】図3において、31は偶数フィールド最大
値検出回路、32は奇数フィールド最大値検出回路、3
3は偶数フィールド最大値制御回路、34は奇数フィー
ルド最大値制御回路、35はセレクタ、36はヘッドス
イッチ入力端子である。偶数フィールド最大値検出回路
31、奇数フィールド最大値検出回路32の構成は図2
で示した最大値検出手段16と同様の構成である。また
偶数フィールド最大値制御回路33、奇数フィールド最
大値制御回路34の構成も図2で示した最大値制御手段
17と同様の構成である。
値検出回路、32は奇数フィールド最大値検出回路、3
3は偶数フィールド最大値制御回路、34は奇数フィー
ルド最大値制御回路、35はセレクタ、36はヘッドス
イッチ入力端子である。偶数フィールド最大値検出回路
31、奇数フィールド最大値検出回路32の構成は図2
で示した最大値検出手段16と同様の構成である。また
偶数フィールド最大値制御回路33、奇数フィールド最
大値制御回路34の構成も図2で示した最大値制御手段
17と同様の構成である。
【0026】偶数フィールド最大値検出回路31は偶数
フィールドにおけるディジタル色信号の最大値を検出
し、偶数フィールド最大値制御回路33はこの最大値に
応じた偶数フィールドのディジタル制御信号を出力す
る。奇数フィールド最大値検出回路32は奇数フィール
ドにおけるディジタル色信号の最大値を検出し、奇数フ
ィールド最大値制御回路34はこの最大値に応じた奇数
フィールドのディジタル利得制御信号を出力する。偶数
フィールド、奇数フィールドのディジタル利得制御信号
を端子36から入力されるヘッドスイッチの極性に応じ
てセレクタ35で切り替え、フィールド毎に最適なディ
ジタル利得制御信号を出力する。
フィールドにおけるディジタル色信号の最大値を検出
し、偶数フィールド最大値制御回路33はこの最大値に
応じた偶数フィールドのディジタル制御信号を出力す
る。奇数フィールド最大値検出回路32は奇数フィール
ドにおけるディジタル色信号の最大値を検出し、奇数フ
ィールド最大値制御回路34はこの最大値に応じた奇数
フィールドのディジタル利得制御信号を出力する。偶数
フィールド、奇数フィールドのディジタル利得制御信号
を端子36から入力されるヘッドスイッチの極性に応じ
てセレクタ35で切り替え、フィールド毎に最適なディ
ジタル利得制御信号を出力する。
【0027】以上のように、偶数フィールドと奇数フィ
ールドとで別々にディジタル色信号の最大値の検出と、
ディジタル利得制御信号を用いたアナログ色信号の利得
調整を行うことで、再生ヘッドのばらつきによる再生色
信号のフィールド毎の振幅の変動を吸収し、かつAD変
換手段12に最適な振幅のアナログ色信号を入力するこ
とができる。
ールドとで別々にディジタル色信号の最大値の検出と、
ディジタル利得制御信号を用いたアナログ色信号の利得
調整を行うことで、再生ヘッドのばらつきによる再生色
信号のフィールド毎の振幅の変動を吸収し、かつAD変
換手段12に最適な振幅のアナログ色信号を入力するこ
とができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、アナログ
利得制御信号に応じてアナログ色信号の利得を可変する
アナログ利得調整手段と、アナログ色信号をディジタル
色信号に変換するAD変換手段と、ディジタル色信号の
バーストの振幅を検出するバーストレベル検出手段と、
バーストの振幅を一定に保つためのバーストレベル制御
信号を出力するバーストレベル制御手段と、ディジタル
色信号の利得をバーストレベル制御信号に応じて可変す
るディジタル利得調整手段と、ディジタル色信号の最大
値を検出する最大値検出手段と、最大値を所定のレベル
に保つためのディジタル利得制御信号を出力する最大値
制御手段と、ディジタル利得制御信号をアナログ利得制
御信号に変換するDA変換手段とを設けることにより、
常にAD変換手段に最適な振幅のアナログ色信号が入力
でき、量子化ノイズの低減が可能となり、その実用的効
果は大きい。
利得制御信号に応じてアナログ色信号の利得を可変する
アナログ利得調整手段と、アナログ色信号をディジタル
色信号に変換するAD変換手段と、ディジタル色信号の
バーストの振幅を検出するバーストレベル検出手段と、
バーストの振幅を一定に保つためのバーストレベル制御
信号を出力するバーストレベル制御手段と、ディジタル
色信号の利得をバーストレベル制御信号に応じて可変す
るディジタル利得調整手段と、ディジタル色信号の最大
値を検出する最大値検出手段と、最大値を所定のレベル
に保つためのディジタル利得制御信号を出力する最大値
制御手段と、ディジタル利得制御信号をアナログ利得制
御信号に変換するDA変換手段とを設けることにより、
常にAD変換手段に最適な振幅のアナログ色信号が入力
でき、量子化ノイズの低減が可能となり、その実用的効
果は大きい。
【図1】本発明の実施の形態1における自動利得調整装
置の構成を示すブロック図
置の構成を示すブロック図
【図2】同自動利得制御装置の最大値検出手段、最大値
制御手段の具体的な構成例を示すブロック図
制御手段の具体的な構成例を示すブロック図
【図3】同自動利得制御装置の最大値検出手段、最大値
制御手段の具体的な他の構成例を示すブロック図
制御手段の具体的な他の構成例を示すブロック図
【図4】従来の自動利得調整装置の構成を示すブロック
図
図
11 アナログ利得調整手段 12 AD変換手段 13 バーストレベル検出手段 14 バーストレベル制御手段 15 ディジタル利得調整手段 16 最大値検出手段 17 最大値制御手段 18 DA変換手段
Claims (4)
- 【請求項1】 アナログ利得制御信号に応じてアナログ
色信号の利得を可変し利得が調整されたアナログ色信号
を出力するアナログ利得調整手段と、 前記利得が調整されたアナログ色信号をディジタル色信
号に変換するAD変換手段と、 前記ディジタル色信号のバーストの振幅を検出するバー
ストレベル検出手段と、 前記バーストの振幅を第1のレベルに保つためのバース
トレベル制御信号を出力するバーストレベル制御手段
と、 前記ディジタル色信号の利得を前記バーストレベル制御
信号に応じて可変し前記バーストの振幅が前記第1のレ
ベルに調整されたディジタル色信号を出力するディジタ
ル利得調整手段と、 前記AD変換手段から出力されたディジタル色信号の最
大値を検出する最大値検出手段と、 前記最大値を第2のレベルに保つためのディジタル利得
制御信号を出力する最大値制御手段と、 前記ディジタル利得制御信号を前記アナログ利得制御信
号に変換するDA変換手段とを備えたことを特徴とする
自動利得制御装置。 - 【請求項2】 最大値検出手段は、AD変換手段から出
力されたディジタル色信号の1水平期間内の最大値を検
出する請求項1記載の自動利得制御装置。 - 【請求項3】 最大値検出手段は、AD変換手段から出
力されたディジタル色信号の1フレーム内の最大値を検
出する請求項1記載の自動利得制御装置。 - 【請求項4】 最大値検出手段は、AD変換手段から出
力されたディジタル色信号の奇数フィールド内の最大値
と偶数フィールド内の最大値とを検出し、最大値制御手
段は、前記奇数フィールド内の最大値を第2のレベルに
保つ第1のディジタル利得制御信号と、前記偶数フィー
ルド内の最大値を前記第2のレベルに保つため第2のデ
ィジタル利得制御信号とをフィールド毎に切り替えディ
ジタル利得制御信号として出力する請求項1記載の自動
利得制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23799697A JPH1188901A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 自動利得制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23799697A JPH1188901A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 自動利得制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1188901A true JPH1188901A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17023584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23799697A Pending JPH1188901A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 自動利得制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1188901A (ja) |
-
1997
- 1997-09-03 JP JP23799697A patent/JPH1188901A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4989074A (en) | Digital automatic gain control apparatus | |
JP3334500B2 (ja) | ノイズリデューサおよびビデオ信号処理装置 | |
KR930010616B1 (ko) | 수상기 제어 장치 | |
US4885793A (en) | Digital servo system using microcomputer for controlling phase and speed of rotary body | |
KR900005603B1 (ko) | 색신호 처리장치 | |
JPH1188901A (ja) | 自動利得制御装置 | |
US5568201A (en) | Clock signal generating apparatus | |
US5438558A (en) | Image signal apparatus including clamping processing of image signal | |
JPH11289505A (ja) | 映像信号処理回路 | |
JPH11252580A (ja) | ビデオデコーダ及びこれに用いるカラー位相ロックループ | |
JPS61102871A (ja) | 画像a/d変換回路 | |
JP3101852B2 (ja) | テレビジョン画像信号変換装置 | |
JPS62230168A (ja) | デジタルテレビジヨン信号処理回路 | |
JPH02135981A (ja) | 受像機制御装置 | |
JP2928886B2 (ja) | 画像信号処理装置 | |
JPH073730Y2 (ja) | クランプ装置 | |
JPH01307974A (ja) | デイジタル信号記録装置 | |
JP2928887B2 (ja) | 画像信号処理装置 | |
KR100213011B1 (ko) | 직류레벨 재생회로 | |
KR890004227B1 (ko) | 색신호 처리장치 | |
JPH09186539A (ja) | 自動利得制御増幅器 | |
JPH0528038B2 (ja) | ||
JPH05122552A (ja) | 映像信号のアナログデジタル変換装置 | |
JPS62122379A (ja) | 映像信号直流再生回路 | |
JPH0440078A (ja) | ペデスタルレベル再生回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040302 |