JPH1186464A - 信号処理装置 - Google Patents
信号処理装置Info
- Publication number
- JPH1186464A JPH1186464A JP9256162A JP25616297A JPH1186464A JP H1186464 A JPH1186464 A JP H1186464A JP 9256162 A JP9256162 A JP 9256162A JP 25616297 A JP25616297 A JP 25616297A JP H1186464 A JPH1186464 A JP H1186464A
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- JP
- Japan
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- data
- error
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- memory
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- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 メモリへのアクセス回数を減らして制御情報
が配置されている場所を速くかつ確実に見つけ出してメ
モリに速く書き込む。各パケットデータを分離する際の
処理が破綻することを防止する。 【解決手段】 例えばDVDのDSIヘッダを見つけ出
す場合、ECC部3による読み出しと同時に、データセ
クタの1037バイト目から1042バイト目をDRA
M1から読み出してレジスタ「1」に保持し、またデー
タセクタの1044バイト目のメモリ番地をレジスタ
「2」に保持する。レジスタ訂正部7はレジスタ「1」
のデータにエラーが有る場合にECC部3からのエラー
ロケーションとエラーベクトルに基づいて訂正する。ま
た、比較判定部5によるレジスタ「1」の値と基準値の
比較結果に基づいて、第2訂正部9は比較結果が一致し
たデータパターンに基づいて比較結果が一致しないデー
タパターンを訂正する。
が配置されている場所を速くかつ確実に見つけ出してメ
モリに速く書き込む。各パケットデータを分離する際の
処理が破綻することを防止する。 【解決手段】 例えばDVDのDSIヘッダを見つけ出
す場合、ECC部3による読み出しと同時に、データセ
クタの1037バイト目から1042バイト目をDRA
M1から読み出してレジスタ「1」に保持し、またデー
タセクタの1044バイト目のメモリ番地をレジスタ
「2」に保持する。レジスタ訂正部7はレジスタ「1」
のデータにエラーが有る場合にECC部3からのエラー
ロケーションとエラーベクトルに基づいて訂正する。ま
た、比較判定部5によるレジスタ「1」の値と基準値の
比較結果に基づいて、第2訂正部9は比較結果が一致し
たデータパターンに基づいて比較結果が一致しないデー
タパターンを訂正する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD(デジタル
ビデオディスク)などの媒体から再生された画像音声信
号を処理する信号処理装置に関し、特にDVDのナビゲ
ーションパック内のシステムヘッダ、PCIパケットヘ
ッダ、DSIパケットヘッダなどのようなユニークなデ
ータパターンに続く制御情報を抽出してこの制御情報に
基づいた信号処理を行う場合に好適な信号処理装置に関
する。
ビデオディスク)などの媒体から再生された画像音声信
号を処理する信号処理装置に関し、特にDVDのナビゲ
ーションパック内のシステムヘッダ、PCIパケットヘ
ッダ、DSIパケットヘッダなどのようなユニークなデ
ータパターンに続く制御情報を抽出してこの制御情報に
基づいた信号処理を行う場合に好適な信号処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、DVDなどの光ディスクには、
画像音声データ内に制御情報セクタが必要に応じて間欠
的に記録され、制御情報セクタ内の特定の場所にはある
決められたユニークなデータパターン(制御情報)が記
録されている。例えばDVDには図4に示すように、画
像データや音声データを含むVOB(ビデオオブジェク
トブロック)が間欠的(インターリーブ)に記録されて
いる。ここで言うインターリーブとは、ECC(エラー
コレクションコード)の訂正能力を向上させるインター
リーブではなく、画像や音声を再生するための単位(V
OBU:ビデオオブジェクトブロックユニット)のこと
である。以下、このインターリーブを「ビデオインター
リーブ」と言い、EECにおけるインターリーブを「チ
ャネルインターリーブ」と言う。
画像音声データ内に制御情報セクタが必要に応じて間欠
的に記録され、制御情報セクタ内の特定の場所にはある
決められたユニークなデータパターン(制御情報)が記
録されている。例えばDVDには図4に示すように、画
像データや音声データを含むVOB(ビデオオブジェク
トブロック)が間欠的(インターリーブ)に記録されて
いる。ここで言うインターリーブとは、ECC(エラー
コレクションコード)の訂正能力を向上させるインター
リーブではなく、画像や音声を再生するための単位(V
OBU:ビデオオブジェクトブロックユニット)のこと
である。以下、このインターリーブを「ビデオインター
リーブ」と言い、EECにおけるインターリーブを「チ
ャネルインターリーブ」と言う。
【0003】1VOBU=n×論理セクタであり、1論
理セクタ=1パック=2048バイトである。1VOB
Uの先頭には制御情報セクタであるナビゲーションパッ
ク(以下、Nvパック)が配置され、Nvパックの後に
は画像データを有するビデオパック(以下、Vパッ
ク)、音声データを有するオーディオパック(以下、A
パック)、サブピクチャデータを有するサブピクチャパ
ック(以下、SPパック)が配置されている。論理セク
タとはデータセクタ(2064バイト=172×12バ
イト)のメインデータの領域を表し、1つのデータセク
タは4バイトのIDと、2バイトのIECと、6バイト
のRSV.と、2048バイトのメインデータと、4バ
イトのEDCにより構成されている。
理セクタ=1パック=2048バイトである。1VOB
Uの先頭には制御情報セクタであるナビゲーションパッ
ク(以下、Nvパック)が配置され、Nvパックの後に
は画像データを有するビデオパック(以下、Vパッ
ク)、音声データを有するオーディオパック(以下、A
パック)、サブピクチャデータを有するサブピクチャパ
ック(以下、SPパック)が配置されている。論理セク
タとはデータセクタ(2064バイト=172×12バ
イト)のメインデータの領域を表し、1つのデータセク
タは4バイトのIDと、2バイトのIECと、6バイト
のRSV.と、2048バイトのメインデータと、4バ
イトのEDCにより構成されている。
【0004】1つのNvパックは14バイトのパックヘ
ッダと、24バイトのシステムヘッダと、986バイト
のプレゼンテーション・コントロール・インフォメーシ
ョン(PCI)パケットと、1024バイトのディスク
・サーチ・インフォメーション(DSI)パケットによ
り構成されている。Nvパック内のシステムヘッダの先
頭(データセクタの27バイト目から30バイト目)に
は、画像データや音声データには現れないユニークなデ
ータパターンとして「000001BBh(h:He
x)」が記録されている。
ッダと、24バイトのシステムヘッダと、986バイト
のプレゼンテーション・コントロール・インフォメーシ
ョン(PCI)パケットと、1024バイトのディスク
・サーチ・インフォメーション(DSI)パケットによ
り構成されている。Nvパック内のシステムヘッダの先
頭(データセクタの27バイト目から30バイト目)に
は、画像データや音声データには現れないユニークなデ
ータパターンとして「000001BBh(h:He
x)」が記録されている。
【0005】Nvパック内のPCIパケットは、6バイ
トのパケットヘッダと979バイトのPCIデータを含
み、DSIパケットは同じく6バイトのパケットヘッダ
と1017バイトのDSIデータを含む。また、画像デ
ータや音声データには現れないユニークなデータパター
ンとして、PCIパケットヘッダ(データセクタの51
バイト目から56バイト目)には「000001BF0
3D4h」が記録され、DSIパケットヘッダ(データ
セクタの1037バイト目から1044バイト目)には
「000001BF03FAh」が記録されている。さ
らに、このようなデータセクタにはシンクビットと、E
CC処理用のPIパリティ及びPOパリティが付加され
て物理セクタが構成され、更にこのデータが8/16変
調などされてDVDに記録される。
トのパケットヘッダと979バイトのPCIデータを含
み、DSIパケットは同じく6バイトのパケットヘッダ
と1017バイトのDSIデータを含む。また、画像デ
ータや音声データには現れないユニークなデータパター
ンとして、PCIパケットヘッダ(データセクタの51
バイト目から56バイト目)には「000001BF0
3D4h」が記録され、DSIパケットヘッダ(データ
セクタの1037バイト目から1044バイト目)には
「000001BF03FAh」が記録されている。さ
らに、このようなデータセクタにはシンクビットと、E
CC処理用のPIパリティ及びPOパリティが付加され
て物理セクタが構成され、更にこのデータが8/16変
調などされてDVDに記録される。
【0006】ここで、DVDディスクでは、複雑で動き
の速い画像には転送レートを高く(単位時間当たりのデ
ータ量を多く)、他方、簡単で動きの少ない画像には転
送レートを低く(単位時間当たりのデータ量を少なく)
した可変転送レートを採用しており、そのため、1VO
BUのデータ量が変化する。したがって、Nvパックが
配置される間隔も一定でないので、ディスクドライブ装
置はNvパックを探し出す必要がある。
の速い画像には転送レートを高く(単位時間当たりのデ
ータ量を多く)、他方、簡単で動きの少ない画像には転
送レートを低く(単位時間当たりのデータ量を少なく)
した可変転送レートを採用しており、そのため、1VO
BUのデータ量が変化する。したがって、Nvパックが
配置される間隔も一定でないので、ディスクドライブ装
置はNvパックを探し出す必要がある。
【0007】また、Nvパック内のDSIデータエリア
には、物理的にビデオインタリーブされた画像データや
音声データをつなぎ合わせる(シームレス再生する)た
めに必要な情報や、可変速再生(特殊再生)のために次
のセクタアドレスデータなどが記録されている。したが
って、このDSIデータを読み出すことができないと、
データが連続的につながらないので確実に探し出す必要
がある。
には、物理的にビデオインタリーブされた画像データや
音声データをつなぎ合わせる(シームレス再生する)た
めに必要な情報や、可変速再生(特殊再生)のために次
のセクタアドレスデータなどが記録されている。したが
って、このDSIデータを読み出すことができないと、
データが連続的につながらないので確実に探し出す必要
がある。
【0008】また、DSIデータの読み出しについて
は、シームレス再生を行うためにECC訂正後に極力早
く読み出す必要がある。同時に、早く読み出すことがで
きればシークタイムを短縮することができるので、デー
タを可変転送レート用のバッファRAMに早く蓄積する
ことができ、その結果、振動、衝撃に対しても強くな
る。なお、PCIデータはバッファRAMからのデータ
出力時、すなわちMPEGデコーダに入力する直前に読
み取れればよい。
は、シームレス再生を行うためにECC訂正後に極力早
く読み出す必要がある。同時に、早く読み出すことがで
きればシークタイムを短縮することができるので、デー
タを可変転送レート用のバッファRAMに早く蓄積する
ことができ、その結果、振動、衝撃に対しても強くな
る。なお、PCIデータはバッファRAMからのデータ
出力時、すなわちMPEGデコーダに入力する直前に読
み取れればよい。
【0009】図6は従来の信号処理装置を示し、ディス
クから再生されたデータがバッファRAM(DRAM)
1に蓄積され、DRAM1に蓄積されたデータが後段の
MPEGデコーダに出力される。アドレス発生器2はD
RAM1に対して書き込みアドレスと読み出しアドレス
を出力し、ECC部3はこの書き込みアドレスと読み出
しアドレスにより、まず、(1)バッファRAM1から
コードワード分(例えばPI、POパリティに関するコ
ードワード毎)のデータ列を読み出し、次いで(2)エ
ラーを検出してエラーベクトルとエラーロケーションを
求める。次いで(3)エラーロケーションに基づいて誤
っているデータのDRAMアドレスを求め、DRAM1
から誤っているデータのみを読み出し、次いで(4)こ
の読み出したデータにエラーベクトルを加算して正常値
(訂正データ)を求め、DRAM1に書き込む。制御情
報/ヘッダデータ読み出し部4はメモリ1から上記のN
vパック内のシステムヘッダ、DSIパケットヘッダ、
PCIパケットヘッダなどの任意のデータを読み出し、
比較判定部(コンパレータ)5は制御情報/ヘッダデー
タ読み出し部4により読み出されたデータと基準値を比
較し、制御情報読み取り部6は比較判定部5の比較結果
が一致した場合にヘッダに続く制御情報をメモリ1から
読み取る。
クから再生されたデータがバッファRAM(DRAM)
1に蓄積され、DRAM1に蓄積されたデータが後段の
MPEGデコーダに出力される。アドレス発生器2はD
RAM1に対して書き込みアドレスと読み出しアドレス
を出力し、ECC部3はこの書き込みアドレスと読み出
しアドレスにより、まず、(1)バッファRAM1から
コードワード分(例えばPI、POパリティに関するコ
ードワード毎)のデータ列を読み出し、次いで(2)エ
ラーを検出してエラーベクトルとエラーロケーションを
求める。次いで(3)エラーロケーションに基づいて誤
っているデータのDRAMアドレスを求め、DRAM1
から誤っているデータのみを読み出し、次いで(4)こ
の読み出したデータにエラーベクトルを加算して正常値
(訂正データ)を求め、DRAM1に書き込む。制御情
報/ヘッダデータ読み出し部4はメモリ1から上記のN
vパック内のシステムヘッダ、DSIパケットヘッダ、
PCIパケットヘッダなどの任意のデータを読み出し、
比較判定部(コンパレータ)5は制御情報/ヘッダデー
タ読み出し部4により読み出されたデータと基準値を比
較し、制御情報読み取り部6は比較判定部5の比較結果
が一致した場合にヘッダに続く制御情報をメモリ1から
読み取る。
【0010】具体的には、ECC部3によるECC訂正
が終了した後、制御情報/ヘッダデータ読み出し部4、
比較判定部(コンパレータ)5及び制御情報読み取り部
6は、バッファRAM1内のデータの内、データセクタ
の1037バイト目から1042バイト目(論理セクタ
の1025バイト目から1030バイト目)までをアク
セスしてDSIパケットヘッダ「000001BF03
FAh」を探し出し、それに続くデータをDSIデータ
として読み出す。
が終了した後、制御情報/ヘッダデータ読み出し部4、
比較判定部(コンパレータ)5及び制御情報読み取り部
6は、バッファRAM1内のデータの内、データセクタ
の1037バイト目から1042バイト目(論理セクタ
の1025バイト目から1030バイト目)までをアク
セスしてDSIパケットヘッダ「000001BF03
FAh」を探し出し、それに続くデータをDSIデータ
として読み出す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常のDV
Dドライブ装置では、ECC処理用のワークRAMと上
記の可変転送レート用のバッファRAMの2つのRAM
が用いられるが、コストを低下させるために1つのバッ
ファで共有することも行われる。一般にバッファRAM
1は容量が大きい(4Mビット)ものを必要とするので
DRAMが用いられるが、DRAMはSRAMに比べて
単位時間当たりのアクセス可能回数が少ない上に、EC
Cのワークのためのアクセスが加わるので、アクセスタ
イムが早いメモリが必要になる。さらに、バッファへの
書き込み転送レート(ディスクの読み出し転送レート)
を大きくとり、バッファRAM内にデータをより速く蓄
積させる試みも成されており、バッファRAMも高速ア
クセスタイムのものが要求される。そのような状況の
中、制御情報の検索に関わるバッファRAMへのアクセ
スも極力減らすことが望まれている。
Dドライブ装置では、ECC処理用のワークRAMと上
記の可変転送レート用のバッファRAMの2つのRAM
が用いられるが、コストを低下させるために1つのバッ
ファで共有することも行われる。一般にバッファRAM
1は容量が大きい(4Mビット)ものを必要とするので
DRAMが用いられるが、DRAMはSRAMに比べて
単位時間当たりのアクセス可能回数が少ない上に、EC
Cのワークのためのアクセスが加わるので、アクセスタ
イムが早いメモリが必要になる。さらに、バッファへの
書き込み転送レート(ディスクの読み出し転送レート)
を大きくとり、バッファRAM内にデータをより速く蓄
積させる試みも成されており、バッファRAMも高速ア
クセスタイムのものが要求される。そのような状況の
中、制御情報の検索に関わるバッファRAMへのアクセ
スも極力減らすことが望まれている。
【0012】ECC処理では、与えられている時間内で
訂正処理を繰り返して行うが、最大訂正回数後に1つで
も訂正不能エラーがある場合、メモリ1のデータ蓄積量
が十分あれば、シーク動作によりピックアップを移動さ
せて訂正不能が存在したECCブロックからデータを再
度メモリに再入力させる処理を行う。しかし、メモリの
データ蓄積量がデータの再入力までに使い果たすと予想
される場合には、メモリ1内のデータをエラーの存在す
るままMPEGデコーダに送り込む。
訂正処理を繰り返して行うが、最大訂正回数後に1つで
も訂正不能エラーがある場合、メモリ1のデータ蓄積量
が十分あれば、シーク動作によりピックアップを移動さ
せて訂正不能が存在したECCブロックからデータを再
度メモリに再入力させる処理を行う。しかし、メモリの
データ蓄積量がデータの再入力までに使い果たすと予想
される場合には、メモリ1内のデータをエラーの存在す
るままMPEGデコーダに送り込む。
【0013】MPEGデコーダではこのようにデータが
送り込まれると、パケットヘッダをチェックしてオーデ
ィオ、ビデオ、サブピクチャ及びPCIのデータを分離
する。しかし、その時PCIパックのパケットヘッダに
エラーが存在する場合には、上記の分離を行うことがで
きず、後の処理に破綻を来すことがたまにある。さら
に、DSIデータを読み出すことができない場合には、
前述したようにデータが連続的につながらなくなる。
送り込まれると、パケットヘッダをチェックしてオーデ
ィオ、ビデオ、サブピクチャ及びPCIのデータを分離
する。しかし、その時PCIパックのパケットヘッダに
エラーが存在する場合には、上記の分離を行うことがで
きず、後の処理に破綻を来すことがたまにある。さら
に、DSIデータを読み出すことができない場合には、
前述したようにデータが連続的につながらなくなる。
【0014】しかしながら、上記従来の方法では、バッ
ファRAM1が8ビットデータ幅の場合、セクタ当たり
6回のアクセスがDSIパケットヘッダの有無にかかわ
らず行われるので、高速化に不利であり、また、ECC
訂正後に改めてバッファRAM1からデータを読み出し
てヘッダを検索するので、読み出しまでに時間がかかる
という問題点がある。
ファRAM1が8ビットデータ幅の場合、セクタ当たり
6回のアクセスがDSIパケットヘッダの有無にかかわ
らず行われるので、高速化に不利であり、また、ECC
訂正後に改めてバッファRAM1からデータを読み出し
てヘッダを検索するので、読み出しまでに時間がかかる
という問題点がある。
【0015】また、上記従来の方法では、DSIパケッ
トヘッダのみに基づいてDSIデータの場所を判定する
ので、DSIパケットヘッダにエラーが存在し、かつエ
ラー訂正不能であり、かつバッファRAM1の蓄積量が
少なくてデータの再読み込みも間に合わない場合には、
DSIデータを読み取ることができなくなるという問題
点がある。さらに、データの訂正処理は通常のECC処
理のみであり、PCIパケットヘッダに対して特別な訂
正(保護)を行っていないので、MPEGデコーダがデ
ータを分離する処理が破綻する可能性がある。
トヘッダのみに基づいてDSIデータの場所を判定する
ので、DSIパケットヘッダにエラーが存在し、かつエ
ラー訂正不能であり、かつバッファRAM1の蓄積量が
少なくてデータの再読み込みも間に合わない場合には、
DSIデータを読み取ることができなくなるという問題
点がある。さらに、データの訂正処理は通常のECC処
理のみであり、PCIパケットヘッダに対して特別な訂
正(保護)を行っていないので、MPEGデコーダがデ
ータを分離する処理が破綻する可能性がある。
【0016】本発明は上記従来の問題点に鑑み、メモリ
へのアクセス回数を減らして制御情報が配置されている
場所を速く見つけ出すことができる信号処理装置を提供
することを第1の目的とする。本発明はまた、制御情報
が配置されている場所を確実に見つけ出すことができる
信号処理装置を提供することを第2の目的とする。本発
明はまた、各パケットデータを分離する際の処理が破綻
することを防止することができる信号処理装置を提供す
ることを第3の目的とする。
へのアクセス回数を減らして制御情報が配置されている
場所を速く見つけ出すことができる信号処理装置を提供
することを第1の目的とする。本発明はまた、制御情報
が配置されている場所を確実に見つけ出すことができる
信号処理装置を提供することを第2の目的とする。本発
明はまた、各パケットデータを分離する際の処理が破綻
することを防止することができる信号処理装置を提供す
ることを第3の目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、誤り訂正手段がメモリからデータを
読み出す時にデータパターンが保持されている可能性の
あるメモリのデータを保持し、誤り訂正結果に基づいて
保持したデータを訂正するようにしたものである。ま
た、上記第2の目的を達成するために、データパターン
が保持されている可能性のあるメモリ上の複数のデータ
を保持し、誤り訂正結果に基づいて保持したデータを訂
正し、このデータパターンと所定値を比較するようにし
たものである。さらに、この比較時にはエラーフラグが
セットされていないデータパターンのみを用いることに
より、より正確に制御情報を見つけ出すことができる。
本発明は上記第3の目的を達成するために、データパタ
ーンがメモリに保持されている可能性のある番地の複数
のデータを読み出して保持し、誤り訂正結果に基づいて
保持したデータを訂正し、このデータパターンと所定値
を比較し、更に比較結果が一致したデータパターンに基
づいて比較結果が一致しないデータパターンをメモリ上
で訂正するようにしたものである。
を達成するために、誤り訂正手段がメモリからデータを
読み出す時にデータパターンが保持されている可能性の
あるメモリのデータを保持し、誤り訂正結果に基づいて
保持したデータを訂正するようにしたものである。ま
た、上記第2の目的を達成するために、データパターン
が保持されている可能性のあるメモリ上の複数のデータ
を保持し、誤り訂正結果に基づいて保持したデータを訂
正し、このデータパターンと所定値を比較するようにし
たものである。さらに、この比較時にはエラーフラグが
セットされていないデータパターンのみを用いることに
より、より正確に制御情報を見つけ出すことができる。
本発明は上記第3の目的を達成するために、データパタ
ーンがメモリに保持されている可能性のある番地の複数
のデータを読み出して保持し、誤り訂正結果に基づいて
保持したデータを訂正し、このデータパターンと所定値
を比較し、更に比較結果が一致したデータパターンに基
づいて比較結果が一致しないデータパターンをメモリ上
で訂正するようにしたものである。
【0018】すなわち本発明によれば、制御情報セクタ
が画像音声データ内に必要に応じて間欠的に記録されて
おり、かつ前記制御情報セクタ内の特定位置に制御情報
が記録されている情報記録媒体から再生される一連のデ
ータを再生して、前記制御情報に基づいた信号処理を行
う信号処理装置において、前記情報記録媒体から再生さ
れる一連のデータを一時保持するメモリと、このメモリ
から読み出したデータの各セクタ内の特定番地における
データのエラー訂正を行うエラー訂正手段と、前記制御
情報セクタ内に記録されている前記制御情報の番地情報
を保持する番地保持手段と、前記エラー訂正手段によっ
てエラー訂正したデータを少なくとも保持するデータ保
持手段と、このデータ保持手段に保持されているデータ
と基準データとを比較して、両データが一致した場合に
当該セクタが前記制御情報セクタであると判定する比較
判定手段と、この比較判定手段の出力に基づいて、前記
番地保持手段から前記制御情報の番地情報を読み出し、
この番地情報により前記制御情報を読み出す制御情報読
出手段とを有することを特徴とする信号処理装置が提供
される。
が画像音声データ内に必要に応じて間欠的に記録されて
おり、かつ前記制御情報セクタ内の特定位置に制御情報
が記録されている情報記録媒体から再生される一連のデ
ータを再生して、前記制御情報に基づいた信号処理を行
う信号処理装置において、前記情報記録媒体から再生さ
れる一連のデータを一時保持するメモリと、このメモリ
から読み出したデータの各セクタ内の特定番地における
データのエラー訂正を行うエラー訂正手段と、前記制御
情報セクタ内に記録されている前記制御情報の番地情報
を保持する番地保持手段と、前記エラー訂正手段によっ
てエラー訂正したデータを少なくとも保持するデータ保
持手段と、このデータ保持手段に保持されているデータ
と基準データとを比較して、両データが一致した場合に
当該セクタが前記制御情報セクタであると判定する比較
判定手段と、この比較判定手段の出力に基づいて、前記
番地保持手段から前記制御情報の番地情報を読み出し、
この番地情報により前記制御情報を読み出す制御情報読
出手段とを有することを特徴とする信号処理装置が提供
される。
【0019】また、前記データ保持手段は、エラー訂正
した複数のデータを保持することを特徴とする。また、
前記エラー訂正手段は、少なくともデータ保持手段によ
り保持されているエラー訂正したデータの数以上のエラ
ーフラグを保持し、前記比較判定手段は、エラーフラグ
がセットされていないデータのみを比較することを特徴
とする。また、前記比較判定手段の比較結果が一致した
データに基づいて、前記比較手段の比較結果が一致しな
いデータを前記メモリ上で訂正するデータパターン訂正
手段を更に有することを特徴とする。また、前記データ
パターン訂正手段は、エラーフラグがセットされていな
いデータのみの比較結果に基づいて誤っているデータを
訂正することを特徴とする。また、前記データ保持手段
は、前記エラー訂正手段が前記メモリからデータを読み
出す時にデータを保持することを特徴とする。
した複数のデータを保持することを特徴とする。また、
前記エラー訂正手段は、少なくともデータ保持手段によ
り保持されているエラー訂正したデータの数以上のエラ
ーフラグを保持し、前記比較判定手段は、エラーフラグ
がセットされていないデータのみを比較することを特徴
とする。また、前記比較判定手段の比較結果が一致した
データに基づいて、前記比較手段の比較結果が一致しな
いデータを前記メモリ上で訂正するデータパターン訂正
手段を更に有することを特徴とする。また、前記データ
パターン訂正手段は、エラーフラグがセットされていな
いデータのみの比較結果に基づいて誤っているデータを
訂正することを特徴とする。また、前記データ保持手段
は、前記エラー訂正手段が前記メモリからデータを読み
出す時にデータを保持することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明に係る信号処理装置
の一実施形態を示すブロック図、図2は図1の信号処理
装置が適用されたDVD再生装置を示すブロック図、図
3は図2のDVDのECCブロックを詳細に示す説明
図、図4はDVDのフォーマットを示す説明図である。
施の形態を説明する。図1は本発明に係る信号処理装置
の一実施形態を示すブロック図、図2は図1の信号処理
装置が適用されたDVD再生装置を示すブロック図、図
3は図2のDVDのECCブロックを詳細に示す説明
図、図4はDVDのフォーマットを示す説明図である。
【0021】図1において、制御情報セクタが画像音声
データ内に必要に応じて間欠的に記録されており、かつ
制御情報セクタ内の特定の場所に特定のデータパターン
(制御情報)が記録されているディスクから再生された
データがバッファRAM(DRAM)1に蓄積され、D
RAM1に蓄積されたデータが後段のMPEGデコーダ
に出力される。アドレス発生制御部/WE,OE生成部
2aはDRAM1に対して書き込みアドレス、読み出し
アドレス、ライトイネーブル信号WE、リードイネーブ
ル信号OEを出力する。ECC部3はこの書き込みアド
レスと読み出しアドレスにより、まず、(1)バッファ
DRAM1からコードワード分のデータ列を読み出し、
次いで(2)エラーを検出してエラーベクトルとエラー
ロケーションを求める。次いで(3)エラーロケーショ
ンに基づいて誤っているデータのDRAM1におけるア
ドレスを求め、DRAM1から誤っているデータのみを
読み出し、次いで(4)この読み出したデータにエラー
ベクトルを加算して正常値(訂正データ)を求め、DR
AM1に書き込む。ECC部3はまた、エラーが有る場
合にそのエラーロケーションとエラーベクトルをレジス
タ訂正部7に出力し、エラーロケーションをアドレス発
生制御部/WE,OE生成部2aに出力し、また、訂正
終了フラグを制御情報読み取り部6に出力する。
データ内に必要に応じて間欠的に記録されており、かつ
制御情報セクタ内の特定の場所に特定のデータパターン
(制御情報)が記録されているディスクから再生された
データがバッファRAM(DRAM)1に蓄積され、D
RAM1に蓄積されたデータが後段のMPEGデコーダ
に出力される。アドレス発生制御部/WE,OE生成部
2aはDRAM1に対して書き込みアドレス、読み出し
アドレス、ライトイネーブル信号WE、リードイネーブ
ル信号OEを出力する。ECC部3はこの書き込みアド
レスと読み出しアドレスにより、まず、(1)バッファ
DRAM1からコードワード分のデータ列を読み出し、
次いで(2)エラーを検出してエラーベクトルとエラー
ロケーションを求める。次いで(3)エラーロケーショ
ンに基づいて誤っているデータのDRAM1におけるア
ドレスを求め、DRAM1から誤っているデータのみを
読み出し、次いで(4)この読み出したデータにエラー
ベクトルを加算して正常値(訂正データ)を求め、DR
AM1に書き込む。ECC部3はまた、エラーが有る場
合にそのエラーロケーションとエラーベクトルをレジス
タ訂正部7に出力し、エラーロケーションをアドレス発
生制御部/WE,OE生成部2aに出力し、また、訂正
終了フラグを制御情報読み取り部6に出力する。
【0022】制御情報/ヘッダデータ読み出し部4aは
ECC部3のDRAM1からの読み出し時に、上記のN
vパック内のシステムヘッダ、DSIパケットヘッダ、
PCIパケットヘッダが保持されている可能性のある番
地のデータをレジスタ「1」に保持する。そして、EC
C部3の訂正結果に基づいてレジスタ「1」のデータに
エラーが有る場合に、レジスタ訂正部7がECC部3か
らのエラーロケーションとエラーベクトルに基づいてこ
れを訂正する。比較判定部(コンパレータ)5はレジス
タ「1」のデータと基準値を比較し、制御情報読み取り
部6は比較判定部5の判定結果が一致した場合、当該セ
クタが制御情報セクタであると判定し、メモリアドレス
保持部8(レジスタ「2」)により保持されている前記
した制御情報セクタ内に記録されている制御情報のメモ
リ番地に基づいて制御情報をメモリ1から読み取る。メ
モリアドレス保持部8はこのメモリ番地として、アドレ
ス発生制御部/WE,OE生成部器2aからのデータセ
クタの例えば1044バイト目のメモリ番地(DSIデ
ータの場合)をレジスタ「2」に保持している。
ECC部3のDRAM1からの読み出し時に、上記のN
vパック内のシステムヘッダ、DSIパケットヘッダ、
PCIパケットヘッダが保持されている可能性のある番
地のデータをレジスタ「1」に保持する。そして、EC
C部3の訂正結果に基づいてレジスタ「1」のデータに
エラーが有る場合に、レジスタ訂正部7がECC部3か
らのエラーロケーションとエラーベクトルに基づいてこ
れを訂正する。比較判定部(コンパレータ)5はレジス
タ「1」のデータと基準値を比較し、制御情報読み取り
部6は比較判定部5の判定結果が一致した場合、当該セ
クタが制御情報セクタであると判定し、メモリアドレス
保持部8(レジスタ「2」)により保持されている前記
した制御情報セクタ内に記録されている制御情報のメモ
リ番地に基づいて制御情報をメモリ1から読み取る。メ
モリアドレス保持部8はこのメモリ番地として、アドレ
ス発生制御部/WE,OE生成部器2aからのデータセ
クタの例えば1044バイト目のメモリ番地(DSIデ
ータの場合)をレジスタ「2」に保持している。
【0023】図1において、例えばDSIヘッダを見つ
け出す場合、制御情報/ヘッダデータ読み出し部4aは
ECC部3による読み出しと同時に、データセクタの1
037バイト目から1042バイト目をレジスタ「1」
に保持する。また、同時に、例えばデータセクタの10
44バイト目のメモリ番地をレジスタ「2」に保持す
る。
け出す場合、制御情報/ヘッダデータ読み出し部4aは
ECC部3による読み出しと同時に、データセクタの1
037バイト目から1042バイト目をレジスタ「1」
に保持する。また、同時に、例えばデータセクタの10
44バイト目のメモリ番地をレジスタ「2」に保持す
る。
【0024】次いで、ECC部3は、エラー検出を行っ
た後、エラーが有ればエラーロケーションと、エラーデ
ータと正しいデータとの差分値であるエラーベクトルに
基づいてDRAM1上のデータのエラー訂正を行い、同
時にレジスタ訂正部7はエラーロケーションとエラーベ
クトルを用いてレジスタ「1」内のデータのエラー訂正
を行う。すなわち、エラーロケーションが1037バイ
ト目から1042バイト目を示すときエラーベクトルを
加算し、レジスタ「1」の値を訂正する。
た後、エラーが有ればエラーロケーションと、エラーデ
ータと正しいデータとの差分値であるエラーベクトルに
基づいてDRAM1上のデータのエラー訂正を行い、同
時にレジスタ訂正部7はエラーロケーションとエラーベ
クトルを用いてレジスタ「1」内のデータのエラー訂正
を行う。すなわち、エラーロケーションが1037バイ
ト目から1042バイト目を示すときエラーベクトルを
加算し、レジスタ「1」の値を訂正する。
【0025】次に、比較判定部5はレジスタ「1」の値
と、基準値としてDSIパケットヘッダ「000001
BF03FAh」を比較し、等しい場合にはレジスタ
「1」の値がDSIパケットヘッダであるので、レジス
タ「2」に保持されたメモリ番地から続くデータがDS
Iデータとなる。制御情報読み取り部6がDSIデータ
をDRAM1から読み取る場合には、例えばECC部3
からの図3に示すようなECCブロック(ECCを行う
のに必要な単位:DVDでは1ECCブロック=16セ
クタ)の訂正終了フラグと、比較判定部5からの読み取
り完了フラグを受けた後に行えばよい。
と、基準値としてDSIパケットヘッダ「000001
BF03FAh」を比較し、等しい場合にはレジスタ
「1」の値がDSIパケットヘッダであるので、レジス
タ「2」に保持されたメモリ番地から続くデータがDS
Iデータとなる。制御情報読み取り部6がDSIデータ
をDRAM1から読み取る場合には、例えばECC部3
からの図3に示すようなECCブロック(ECCを行う
のに必要な単位:DVDでは1ECCブロック=16セ
クタ)の訂正終了フラグと、比較判定部5からの読み取
り完了フラグを受けた後に行えばよい。
【0026】制御情報読み取り部6は一例としてCPU
のソフトウエアにより構成することができ、データセク
タの任意のメモリ番地を保持するレジスタ「2」に基づ
いて、DRAM1からDSIデータなどを簡単に読み取
ることができる。
のソフトウエアにより構成することができ、データセク
タの任意のメモリ番地を保持するレジスタ「2」に基づ
いて、DRAM1からDSIデータなどを簡単に読み取
ることができる。
【0027】また、図1において点線で示すように第2
訂正部9を設けた場合について説明する。この場合にも
同様に、ECC読み出しの時に、複数のヘッダが存在す
る可能性のある個々のデータをレジスタ「1」に保持
し、エラーが有りかつ訂正できる場合にはレジスタ訂正
部7がレジスタ「1」の個々のデータを訂正する。比較
判定部5はレジスタ「1」内の複数のデータと個々の基
準値を比較し、また、訂正不能なエラーが有る場合に訂
正不能エラーフラグを参照し、訂正不能エラーフラグが
セットされていないデータパターンのみを比較結果に基
づいてナビゲーションパケット(セクタ)の判定を行
う。比較結果が1つでも一致すればナビゲーションパケ
ット(セクタ)と分かるので、目的の制御データを確実
に見つけることができる。そして、第2訂正部9がDR
AM1上の間違ったヘッダデータを書き改める(訂正す
る)ことにより、ECC部3、レジスタ訂正部7により
訂正されない誤りを訂正してヘッダ誤りをなくす。
訂正部9を設けた場合について説明する。この場合にも
同様に、ECC読み出しの時に、複数のヘッダが存在す
る可能性のある個々のデータをレジスタ「1」に保持
し、エラーが有りかつ訂正できる場合にはレジスタ訂正
部7がレジスタ「1」の個々のデータを訂正する。比較
判定部5はレジスタ「1」内の複数のデータと個々の基
準値を比較し、また、訂正不能なエラーが有る場合に訂
正不能エラーフラグを参照し、訂正不能エラーフラグが
セットされていないデータパターンのみを比較結果に基
づいてナビゲーションパケット(セクタ)の判定を行
う。比較結果が1つでも一致すればナビゲーションパケ
ット(セクタ)と分かるので、目的の制御データを確実
に見つけることができる。そして、第2訂正部9がDR
AM1上の間違ったヘッダデータを書き改める(訂正す
る)ことにより、ECC部3、レジスタ訂正部7により
訂正されない誤りを訂正してヘッダ誤りをなくす。
【0028】次に図2を参照してDVD再生装置につい
て説明する。ディスク11からピックアップ12により
読み取られた信号は、RFアンプ13、スライサ14、
イコライザ(EQ)15を介してビットPLL回路16
に印加され、ビットPLL回路16によりビットクロッ
クが抽出される。続くNRZ変換/シンク検出/保護部
17ではそのビットクロックを用いて再生データがNR
Z変換され、また、フレーム同期信号が検出、保護され
る。次いで8/16復調部18により再生データが復調
され、デ・チャネルインタリーブしながらDRAM1に
格納される。
て説明する。ディスク11からピックアップ12により
読み取られた信号は、RFアンプ13、スライサ14、
イコライザ(EQ)15を介してビットPLL回路16
に印加され、ビットPLL回路16によりビットクロッ
クが抽出される。続くNRZ変換/シンク検出/保護部
17ではそのビットクロックを用いて再生データがNR
Z変換され、また、フレーム同期信号が検出、保護され
る。次いで8/16復調部18により再生データが復調
され、デ・チャネルインタリーブしながらDRAM1に
格納される。
【0029】この再生データはまたID検出訂正部19
に印加されて、セクタアドレスなどのIDが検出、訂正
される。図4に示すように、IDにはIEDと呼ばれる
リード・ソロモン(RS)符号(6,4,3)、エラー
訂正パリティが付加されており、このIEDによりID
のエラー訂正を行うことにより、ECCの訂正以前にI
Dを読み出すことができる。
に印加されて、セクタアドレスなどのIDが検出、訂正
される。図4に示すように、IDにはIEDと呼ばれる
リード・ソロモン(RS)符号(6,4,3)、エラー
訂正パリティが付加されており、このIEDによりID
のエラー訂正を行うことにより、ECCの訂正以前にI
Dを読み出すことができる。
【0030】DRAM1に格納されたデータは、水晶発
振器により作成された安定したクロックに同期して読み
出され、ECC訂正処理などが行われる。ECCブロッ
クは図3に示すように、RS符号(182,172,1
1)によるPIパリティ及びRS符号(208,19
2,17)によるPOパリティが付加されて構成されて
いる。通常のECC訂正処理では最初にPI訂正を行
い、いずれかのPIコードワードで訂正不能エラーがあ
った時にPO訂正に移行する。PI訂正において訂正不
能エラーがない場合にはデータをデ・スクランブルし、
次いでEDC(エラー・ディテクション・コード:通常
CRCと呼ばれる。)によりECCの誤訂正の確認を行
う。
振器により作成された安定したクロックに同期して読み
出され、ECC訂正処理などが行われる。ECCブロッ
クは図3に示すように、RS符号(182,172,1
1)によるPIパリティ及びRS符号(208,19
2,17)によるPOパリティが付加されて構成されて
いる。通常のECC訂正処理では最初にPI訂正を行
い、いずれかのPIコードワードで訂正不能エラーがあ
った時にPO訂正に移行する。PI訂正において訂正不
能エラーがない場合にはデータをデ・スクランブルし、
次いでEDC(エラー・ディテクション・コード:通常
CRCと呼ばれる。)によりECCの誤訂正の確認を行
う。
【0031】EDC処理では、データセクタの先頭バイ
トの最上位ビットをx16511 とし、EDCパリティの最
下位ビットをx0 (=1)とし、各ビットが「1」に対
応する場所のみの方程式を生成多項式で割った余りが
「0」であればエラーなし、すなわち「ECC誤訂正な
し」と判断し、余りが「0」以外の場合にエラー有り、
すなわち「ECC誤訂正有り」と判断する。また、スク
ランブルはメインデータに対して行われており、スクラ
ンブルデータにメインデータを加算することにより図示
21のデ・スクランブルを行うことができる。
トの最上位ビットをx16511 とし、EDCパリティの最
下位ビットをx0 (=1)とし、各ビットが「1」に対
応する場所のみの方程式を生成多項式で割った余りが
「0」であればエラーなし、すなわち「ECC誤訂正な
し」と判断し、余りが「0」以外の場合にエラー有り、
すなわち「ECC誤訂正有り」と判断する。また、スク
ランブルはメインデータに対して行われており、スクラ
ンブルデータにメインデータを加算することにより図示
21のデ・スクランブルを行うことができる。
【0032】また、ECCとEDCのメモリ読み出しを
同時に行うことができる。ここで、正常なEDCデータ
列をAとし、間違ったEDCデータ列(ディスク再生
時)をA’とし、EDCデータ列のエラーベクトルをe
とし、EDCの生成多項式をgとし、更にスクランブル
データをSとすると、 よって、e/gの余りがでる。
同時に行うことができる。ここで、正常なEDCデータ
列をAとし、間違ったEDCデータ列(ディスク再生
時)をA’とし、EDCデータ列のエラーベクトルをe
とし、EDCの生成多項式をgとし、更にスクランブル
データをSとすると、 よって、e/gの余りがでる。
【0033】また、ECC処理では、訂正コードワード
の誤っているシンボルの位置を示すエラーロケーション
と、誤りの大きさ(差分値)を表すエラーベクトルが出
力されるので、このエラーロケーションをEDCデータ
列でのエラーロケーションに換算すれば、EDCデータ
列のエラーベクトルeを求めることができる。ここで、
e/gを求め、エラーが有る状態(ECC訂正前)で求
めたEDCの余りを加算することによりECC処理後の
EDCの余りを得ることができる。そして、前述したよ
うに訂正不能エラーがない場合、EDCの余りが「0」
の場合にエラー無し、すなわち「ECC誤訂正なし」と
判断し、余りが「0」以外の場合にエラー無し、すなわ
ち「ECC誤訂正有り」と判断する。
の誤っているシンボルの位置を示すエラーロケーション
と、誤りの大きさ(差分値)を表すエラーベクトルが出
力されるので、このエラーロケーションをEDCデータ
列でのエラーロケーションに換算すれば、EDCデータ
列のエラーベクトルeを求めることができる。ここで、
e/gを求め、エラーが有る状態(ECC訂正前)で求
めたEDCの余りを加算することによりECC処理後の
EDCの余りを得ることができる。そして、前述したよ
うに訂正不能エラーがない場合、EDCの余りが「0」
の場合にエラー無し、すなわち「ECC誤訂正なし」と
判断し、余りが「0」以外の場合にエラー無し、すなわ
ち「ECC誤訂正有り」と判断する。
【0034】本発明では更に、DSIパケットヘッダが
存在する可能性が有るデータセクタの1037バイト目
から1042バイト目を、ECCメモリ読み出しと同時
にレジスタ「1」に格納する。すなわち、ECC処理及
びEDC処理と、DSIパケットヘッダの検索を1回の
メモリ読み出しで行う。前述したように、ECC部3に
よりエラー検出が行われた後、エラーが有れば通常のメ
モリ1上のデータ訂正と同時に、エラーロケーションと
エラーベクトルに基づいてレジスタ「1」内のデータ訂
正が行われ、レジスタ「1」内のデータが「00000
1BF03FAh」がであればDSIパケットヘッダと
判断する。
存在する可能性が有るデータセクタの1037バイト目
から1042バイト目を、ECCメモリ読み出しと同時
にレジスタ「1」に格納する。すなわち、ECC処理及
びEDC処理と、DSIパケットヘッダの検索を1回の
メモリ読み出しで行う。前述したように、ECC部3に
よりエラー検出が行われた後、エラーが有れば通常のメ
モリ1上のデータ訂正と同時に、エラーロケーションと
エラーベクトルに基づいてレジスタ「1」内のデータ訂
正が行われ、レジスタ「1」内のデータが「00000
1BF03FAh」がであればDSIパケットヘッダと
判断する。
【0035】また、ECC読み出し時にデータセクタの
1044バイト目のメモリ番地をレジスタ「2」に保持
しているので、制御情報読み取り部6はこのメモリ番地
に基づいてDSIデータをメモリ1から簡単に読み出す
ことができる。この場合、制御情報読み取り部6はEC
C部3からの訂正不能フラグと、EDC部22からの検
出フラグと、比較判定部5からのヘッダ読み取り完了フ
ラグを見てDSIデータを読み取る。
1044バイト目のメモリ番地をレジスタ「2」に保持
しているので、制御情報読み取り部6はこのメモリ番地
に基づいてDSIデータをメモリ1から簡単に読み出す
ことができる。この場合、制御情報読み取り部6はEC
C部3からの訂正不能フラグと、EDC部22からの検
出フラグと、比較判定部5からのヘッダ読み取り完了フ
ラグを見てDSIデータを読み取る。
【0036】なお、1ECCブロックに複数のNvパッ
クが存在する可能性がある場合には、複数のレジスタ
「1」及び「2」を設ければよく、例えばDVDの場
合、16セクタ分のレジスタ「1」及び「2」を設ける
ことにより1ECCブロックのヘッダを検索することが
できる。なお、PO訂正時にはPI訂正時に保持したレ
ジスタ「2」の値をそのまま用いてもよい。また、上記
実施形態では、DSIパケットヘッダを検索する場合に
ついて説明したが、システムヘッダのスタートコード
「000001BBh」やPCIパケットヘッダ「00
0001BF03D4h」を検索する場合にも適用する
ことができる。
クが存在する可能性がある場合には、複数のレジスタ
「1」及び「2」を設ければよく、例えばDVDの場
合、16セクタ分のレジスタ「1」及び「2」を設ける
ことにより1ECCブロックのヘッダを検索することが
できる。なお、PO訂正時にはPI訂正時に保持したレ
ジスタ「2」の値をそのまま用いてもよい。また、上記
実施形態では、DSIパケットヘッダを検索する場合に
ついて説明したが、システムヘッダのスタートコード
「000001BBh」やPCIパケットヘッダ「00
0001BF03D4h」を検索する場合にも適用する
ことができる。
【0037】また、レジスタ「2」により保持されるメ
モリ番地は、データセクタ内のどの番地でもよく、例え
ば制御情報読み取り部6はレジスタ「2」により保持さ
れるメモリ番地と、DSIデータのスタート番地とのア
ドレス差をあらかじめ計算することにより、読み取り時
にこのアドレス差を加算してDSIデータの位置を特定
してもよい。
モリ番地は、データセクタ内のどの番地でもよく、例え
ば制御情報読み取り部6はレジスタ「2」により保持さ
れるメモリ番地と、DSIデータのスタート番地とのア
ドレス差をあらかじめ計算することにより、読み取り時
にこのアドレス差を加算してDSIデータの位置を特定
してもよい。
【0038】次に、図5を参照して第2の実施形態のD
VD再生装置について説明する。制御情報/ヘッダデー
タ読み出し部4bのレジスタ「1」は、システムヘッダ
のスタートコード、PCIパケットヘッダ及びDSIパ
ケットヘッダが書き込まれている可能性のあるデータセ
クタの27バイト目から30バイト目のデータ(regS)
と、51バイト目から56バイト目のデータ(regP)
と、1037バイト目から1042バイト目のデータ
(regD)を保持する。この保持は、ECC部へのデータ
読み出し時と同時に行われてデ・スクランブル後(図示
21)に行われる。
VD再生装置について説明する。制御情報/ヘッダデー
タ読み出し部4bのレジスタ「1」は、システムヘッダ
のスタートコード、PCIパケットヘッダ及びDSIパ
ケットヘッダが書き込まれている可能性のあるデータセ
クタの27バイト目から30バイト目のデータ(regS)
と、51バイト目から56バイト目のデータ(regP)
と、1037バイト目から1042バイト目のデータ
(regD)を保持する。この保持は、ECC部へのデータ
読み出し時と同時に行われてデ・スクランブル後(図示
21)に行われる。
【0039】また、同時に、1044バイト目のメモリ
番地がメモリアドレス保持部8のレジスタ「2」に保持
されるとともに、27バイト目から30バイト目、51
バイト目から56バイト目及び1037バイト目から1
042バイト目の各メモリ番地が第2訂正部9内のレジ
スタ「4」に保持される。また、ECC部3aではエラ
ー訂正できない場合、例えばPIコードワード(1EC
Cブロック208行=208ビット)毎とPOコードワ
ード(1ECCブロック182列=182ビット)毎に
エラーフラグをレジスタ「3」に保持する。
番地がメモリアドレス保持部8のレジスタ「2」に保持
されるとともに、27バイト目から30バイト目、51
バイト目から56バイト目及び1037バイト目から1
042バイト目の各メモリ番地が第2訂正部9内のレジ
スタ「4」に保持される。また、ECC部3aではエラ
ー訂正できない場合、例えばPIコードワード(1EC
Cブロック208行=208ビット)毎とPOコードワ
ード(1ECCブロック182列=182ビット)毎に
エラーフラグをレジスタ「3」に保持する。
【0040】この構成では、まず、第1の実施形態と同
様に、レジスタ「1」内のデータにエラーがある場合に
は、レジスタ訂正部7がECC部3aからのエラーロケ
ーションとエラーベクトルに基づいて訂正処理を行う。
比較判定部5はこのレジスタ「1」内のデータと基準値
を比較し、この場合にレジスタ「3」のエラーフラグを
参照してエラーがある場合には、比較結果が一致しても
信用せずにエラーのないパターンを信用する。
様に、レジスタ「1」内のデータにエラーがある場合に
は、レジスタ訂正部7がECC部3aからのエラーロケ
ーションとエラーベクトルに基づいて訂正処理を行う。
比較判定部5はこのレジスタ「1」内のデータと基準値
を比較し、この場合にレジスタ「3」のエラーフラグを
参照してエラーがある場合には、比較結果が一致しても
信用せずにエラーのないパターンを信用する。
【0041】例えばPI訂正時にデータセクタの1行目
の訂正ができず、残りの行の訂正が可能であった場合に
は、レジスタ「3」の1行目にエラーフラグをセット
し、比較判定部5はこのレジスタ「3」の1行目のエラ
ーフラグに基づいてデータ(regS)、(regP)の比較結
果は信用せず、データ(regD)の比較結果のみを信用す
る。比較結果が一致すればデータ(regD)がDSIパケ
ットヘッダであるので、レジスタ「2」に保持されてい
る1044バイト目のメモリ番地からDSIデータが記
録されていることになる。
の訂正ができず、残りの行の訂正が可能であった場合に
は、レジスタ「3」の1行目にエラーフラグをセット
し、比較判定部5はこのレジスタ「3」の1行目のエラ
ーフラグに基づいてデータ(regS)、(regP)の比較結
果は信用せず、データ(regD)の比較結果のみを信用す
る。比較結果が一致すればデータ(regD)がDSIパケ
ットヘッダであるので、レジスタ「2」に保持されてい
る1044バイト目のメモリ番地からDSIデータが記
録されていることになる。
【0042】さらに、この実施形態では、DSIパケッ
トヘッダに基づいてシステムヘッダとPCIパケットヘ
ッダに保護をかけている。すなわち、データ(regS)、
(regP)の比較結果が一致していれば何もせず、他方、
一致していない場合には第2訂正部9の訂正回路9a
は、メモリ1のデータをレジスタ「4」に保持されてい
るメモリアドレスを用いて正しいヘッダ値に書き直す。
したがって、1種の誤り訂正処理を行うことができる。
なお、レジスタ「4」は必ずしも必要とせず、メモリア
ドレス保持部8のレジスタ「2」のメモリアドレスから
換算するようにしてもよい。
トヘッダに基づいてシステムヘッダとPCIパケットヘ
ッダに保護をかけている。すなわち、データ(regS)、
(regP)の比較結果が一致していれば何もせず、他方、
一致していない場合には第2訂正部9の訂正回路9a
は、メモリ1のデータをレジスタ「4」に保持されてい
るメモリアドレスを用いて正しいヘッダ値に書き直す。
したがって、1種の誤り訂正処理を行うことができる。
なお、レジスタ「4」は必ずしも必要とせず、メモリア
ドレス保持部8のレジスタ「2」のメモリアドレスから
換算するようにしてもよい。
【0043】一般的な処理では、ECCに与えられてい
る訂正時間内に訂正動作を繰り返して行う。ここで、最
大訂正回数後に1つでも訂正不能エラーがある場合、メ
モリ1の蓄積量が十分あればシーク動作によりピックア
ップを移動させてディスク1から再度読み取り、訂正不
能が発生したECCブロックからデータをメモリ1に再
入力させるが、メモリ1の蓄積量がこの再入力までに使
い果たすと予想される場合には、エラーが存在するデー
タをそのままMPEGデコーダに送り込むことが行われ
る。
る訂正時間内に訂正動作を繰り返して行う。ここで、最
大訂正回数後に1つでも訂正不能エラーがある場合、メ
モリ1の蓄積量が十分あればシーク動作によりピックア
ップを移動させてディスク1から再度読み取り、訂正不
能が発生したECCブロックからデータをメモリ1に再
入力させるが、メモリ1の蓄積量がこの再入力までに使
い果たすと予想される場合には、エラーが存在するデー
タをそのままMPEGデコーダに送り込むことが行われ
る。
【0044】MPEGデコーダでは、まず、パックヘッ
ダを見てA、V、SP、PCIのデータに分離し、その
とき、PCIパックヘッダにエラーが存在する場合には
分離できなくなり、後の処理に破綻をきたす。そこで、
正しく読み取られたNvパック内のパックヘッダによ
り、第2訂正部9が残りのパックヘッダの訂正処理を行
うことによりこれを防止することができる。
ダを見てA、V、SP、PCIのデータに分離し、その
とき、PCIパックヘッダにエラーが存在する場合には
分離できなくなり、後の処理に破綻をきたす。そこで、
正しく読み取られたNvパック内のパックヘッダによ
り、第2訂正部9が残りのパックヘッダの訂正処理を行
うことによりこれを防止することができる。
【0045】第1の実施形態において述べたように、第
2の実施形態においても同様にレジスタ「2」のメモリ
番地はどの番地でもよく、制御情報読み取り部6はレジ
スタ「2」のメモリ番地とDSIデータのスタート番地
とのアドレス差をあらかじめ計算し、読み取り時にこの
アドレス差を加算してDSIデータの位置を特定しても
よい。また、1ECCブロックに複数のNvパックが存
在する可能性がある場合には、複数のレジスタ「1」及
び「2」を設ければよい。PO訂正時にも16セクタ分
のレジスタ「1」及び「2」を設けることにより1EC
Cブロックのヘッダを検索することができ、また、PO
訂正時にはPI訂正時に保持したレジスタ「2」の値を
そのまま用いてもよい。
2の実施形態においても同様にレジスタ「2」のメモリ
番地はどの番地でもよく、制御情報読み取り部6はレジ
スタ「2」のメモリ番地とDSIデータのスタート番地
とのアドレス差をあらかじめ計算し、読み取り時にこの
アドレス差を加算してDSIデータの位置を特定しても
よい。また、1ECCブロックに複数のNvパックが存
在する可能性がある場合には、複数のレジスタ「1」及
び「2」を設ければよい。PO訂正時にも16セクタ分
のレジスタ「1」及び「2」を設けることにより1EC
Cブロックのヘッダを検索することができ、また、PO
訂正時にはPI訂正時に保持したレジスタ「2」の値を
そのまま用いてもよい。
【0046】レジスタ「1」へのデータの書き込みは、
本発明の第2の目的のみを達成する場合には、ECC部
3へのデータ転送と同時ではなく、1ECCブロックの
訂正後にメモリ1から読み出してもよい。この場合に
は、レジスタ「1」及び「2」は1セクタ分設け、制御
情報読み取り部6がレジスタ「2」の情報を読み取った
後に、次にNvパックを探すようにしてもよく、また、
代わりに複数セクタ分のレジスタ「1」及び「2」を設
けてもよい。
本発明の第2の目的のみを達成する場合には、ECC部
3へのデータ転送と同時ではなく、1ECCブロックの
訂正後にメモリ1から読み出してもよい。この場合に
は、レジスタ「1」及び「2」は1セクタ分設け、制御
情報読み取り部6がレジスタ「2」の情報を読み取った
後に、次にNvパックを探すようにしてもよく、また、
代わりに複数セクタ分のレジスタ「1」及び「2」を設
けてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、誤
り訂正手段がメモリからデータを読み出す時にデータパ
ターンが保持されている可能性のあるメモリ上のデータ
を保持し、誤り訂正結果に基づいて保持したデータを訂
正するようにしたので、メモリへのアクセス回数を減ら
して制御情報が配置されている場所を速く見つけ出すこ
とができる。また、複数のデータパターンが保持されて
いる可能性のあるメモリ上のデータを保持し、誤り訂正
結果に基づいて保持したデータを訂正するようにしたの
で、制御情報が配置されている場所を確実に見つけ出す
ことができる。さらに、この比較時にはエラーフラグが
セットされていないデータパターンのみを用いることに
より、より正確に制御情報を見つけ出すことができる。
また、本発明によれば、複数のデータパターンが保持さ
れている可能性のあるメモリ上のデータを読み出して保
持し、保持したデータを誤り訂正結果に基づいて訂正
し、このデータパターンと所定値を比較し、更に比較結
果が一致したデータパターンに基づいて比較結果が一致
しないデータパターンをメモリ上で訂正するようにした
ので、各パケットデータを分離する際の処理が破綻する
ことを防止することができる。
り訂正手段がメモリからデータを読み出す時にデータパ
ターンが保持されている可能性のあるメモリ上のデータ
を保持し、誤り訂正結果に基づいて保持したデータを訂
正するようにしたので、メモリへのアクセス回数を減ら
して制御情報が配置されている場所を速く見つけ出すこ
とができる。また、複数のデータパターンが保持されて
いる可能性のあるメモリ上のデータを保持し、誤り訂正
結果に基づいて保持したデータを訂正するようにしたの
で、制御情報が配置されている場所を確実に見つけ出す
ことができる。さらに、この比較時にはエラーフラグが
セットされていないデータパターンのみを用いることに
より、より正確に制御情報を見つけ出すことができる。
また、本発明によれば、複数のデータパターンが保持さ
れている可能性のあるメモリ上のデータを読み出して保
持し、保持したデータを誤り訂正結果に基づいて訂正
し、このデータパターンと所定値を比較し、更に比較結
果が一致したデータパターンに基づいて比較結果が一致
しないデータパターンをメモリ上で訂正するようにした
ので、各パケットデータを分離する際の処理が破綻する
ことを防止することができる。
【図1】本発明に係る信号処理装置の一実施形態を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】図1の信号処理装置が適用されたDVD再生装
置を示すブロック図である。
置を示すブロック図である。
【図3】図2のDVDのECCブロックを詳細に示す説
明図である。
明図である。
【図4】DVDのフォーマットを示す説明図である。
【図5】第2の実施形態のDVD再生装置を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図6】従来の信号処理装置を示すブロック図である。
1 DRAM(メモリ) 2 アドレス発生器 3 ECC部(誤り訂正手段) 4a,4b 制御情報/ヘッダデータ読み出し部(デー
タ保持手段) 5 比較判定部(比較手段) 6 制御情報読み取り部(制御情報読み出し手段) 7 レジスタ訂正部(データパターン訂正手段、第1の
データパターン訂正手段) 8 メモリアドレス保持手段(メモリ番地保持手段) 9 第2訂正部(第2のデータパターン訂正手段)
タ保持手段) 5 比較判定部(比較手段) 6 制御情報読み取り部(制御情報読み出し手段) 7 レジスタ訂正部(データパターン訂正手段、第1の
データパターン訂正手段) 8 メモリアドレス保持手段(メモリ番地保持手段) 9 第2訂正部(第2のデータパターン訂正手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/92 H04N 5/92 H
Claims (6)
- 【請求項1】 制御情報セクタが画像音声データ内に必
要に応じて間欠的に記録されており、かつ前記制御情報
セクタ内の特定位置に制御情報が記録されている情報記
録媒体から再生される一連のデータを再生して、前記制
御情報に基づいた信号処理を行う信号処理装置におい
て、 前記情報記録媒体から再生される一連のデータを一時保
持するメモリと、 このメモリから読み出したデータの各セクタ内の特定番
地におけるデータのエラー訂正を行うエラー訂正手段
と、 前記制御情報セクタ内に記録されている前記制御情報の
番地情報を保持する番地保持手段と、 前記エラー訂正手段によってエラー訂正したデータを少
なくとも保持するデータ保持手段と、 このデータ保持手段に保持されているデータと基準デー
タとを比較して、両データが一致した場合に当該セクタ
が前記制御情報セクタであると判定する比較判定手段
と、 この比較判定手段の出力に基づいて、前記番地保持手段
から前記制御情報の番地情報を読み出し、この番地情報
により前記制御情報を読み出す制御情報読出手段とを有
することを特徴とする信号処理装置。 - 【請求項2】 前記データ保持手段は、エラー訂正した
複数のデータを保持することを特徴とする請求項1記載
の信号処理装置。 - 【請求項3】 前記エラー訂正手段は、少なくともデー
タ保持手段により保持されているエラー訂正したデータ
の数以上のエラーフラグを保持し、前記比較判定手段
は、エラーフラグがセットされていないデータのみを比
較することを特徴とする請求項1又は2記載の信号処理
装置。 - 【請求項4】 前記比較判定手段の比較結果が一致した
データに基づいて、前記比較手段の比較結果が一致しな
いデータを前記メモリ上で訂正するデータパターン訂正
手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれかに記載の信号処理装置。 - 【請求項5】 前記データパターン訂正手段は、エラー
フラグがセットされていないデータのみの比較結果に基
づいて誤っているデータを訂正することを特徴とする請
求項4記載の信号処理装置。 - 【請求項6】 前記データ保持手段は、前記エラー訂正
手段が前記メモリからデータを読み出す時にデータを保
持することを特徴とする請求項1ないし5のいずれに記
載の信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9256162A JPH1186464A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9256162A JPH1186464A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 信号処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1186464A true JPH1186464A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17288775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9256162A Withdrawn JPH1186464A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1186464A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001266509A (ja) * | 2000-03-17 | 2001-09-28 | Sanyo Electric Co Ltd | 誤り訂正・デスクランブル回路、誤り訂正・デスクランブル回路を備えた再生装置、および誤り訂正・デスクランブル処理を行なう方法 |
JP2003517173A (ja) * | 1999-12-17 | 2003-05-20 | トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム | 光学記録装置または光学再生装置のフロントエンドic内での訂正およびトラック・バッファリング用のストレージとしてのsdramの使用 |
CN102457287A (zh) * | 2010-10-27 | 2012-05-16 | 索尼公司 | 解码装置、方法和程序 |
CN115705852A (zh) * | 2021-08-06 | 2023-02-17 | 美光科技公司 | 可配置校验电平 |
-
1997
- 1997-09-05 JP JP9256162A patent/JPH1186464A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003517173A (ja) * | 1999-12-17 | 2003-05-20 | トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム | 光学記録装置または光学再生装置のフロントエンドic内での訂正およびトラック・バッファリング用のストレージとしてのsdramの使用 |
JP2001266509A (ja) * | 2000-03-17 | 2001-09-28 | Sanyo Electric Co Ltd | 誤り訂正・デスクランブル回路、誤り訂正・デスクランブル回路を備えた再生装置、および誤り訂正・デスクランブル処理を行なう方法 |
CN102457287A (zh) * | 2010-10-27 | 2012-05-16 | 索尼公司 | 解码装置、方法和程序 |
JP2012095064A (ja) * | 2010-10-27 | 2012-05-17 | Sony Corp | 復号装置および方法、並びにプログラム |
CN115705852A (zh) * | 2021-08-06 | 2023-02-17 | 美光科技公司 | 可配置校验电平 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |