JPH1183652A - 集合型張力検出センサー - Google Patents
集合型張力検出センサーInfo
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- JPH1183652A JPH1183652A JP9257863A JP25786397A JPH1183652A JP H1183652 A JPH1183652 A JP H1183652A JP 9257863 A JP9257863 A JP 9257863A JP 25786397 A JP25786397 A JP 25786397A JP H1183652 A JPH1183652 A JP H1183652A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 重力方向の変化、周囲温度の変化や機械振
動、あるいは電源電圧の変化等によって出力値が変動し
ない糸条製造工程における集合型張力検出センサーを提
供することである。 【解決手段】 紡糸引取工程における最終のゴデーロー
ラ1-2と巻取装置の間で、前記ゴデーローラ1-2に接近
した位置に複数糸条分の張力検出用センサー6-1〜6-n
を隣接集合させた状態で配設せしめると共に、少なくと
も1個の補正用センサー7を前記張力検出用センサー6
-1〜6-nに連接して設け、前記各張力検出用センサー6
-1〜6-nにその出力信号によって差動方式で補正される
ように接続せしめた構成にしてある。
動、あるいは電源電圧の変化等によって出力値が変動し
ない糸条製造工程における集合型張力検出センサーを提
供することである。 【解決手段】 紡糸引取工程における最終のゴデーロー
ラ1-2と巻取装置の間で、前記ゴデーローラ1-2に接近
した位置に複数糸条分の張力検出用センサー6-1〜6-n
を隣接集合させた状態で配設せしめると共に、少なくと
も1個の補正用センサー7を前記張力検出用センサー6
-1〜6-nに連接して設け、前記各張力検出用センサー6
-1〜6-nにその出力信号によって差動方式で補正される
ように接続せしめた構成にしてある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は糸条製造設備等にお
ける複数本の糸条の張力を検出する集合型張力検出セン
サーに関するものである。
ける複数本の糸条の張力を検出する集合型張力検出セン
サーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポリアミド、ポリエステル等の
合成繊維糸条の製造工程においては、紡糸装置の口金か
ら紡出された糸条は冷却装置で冷却され、複数の引き取
り用のゴデットローラによって引き取られた後、トラバ
ース機構、2本のボビン装着用スピンドルが回転自在に
装着されたレボルビング部材、スピンドルに装着された
ボビンあるいはボビン上に巻かれた糸条に所定の面圧で
する接触ローラ等により形成された巻取装置によって巻
き取られている。
合成繊維糸条の製造工程においては、紡糸装置の口金か
ら紡出された糸条は冷却装置で冷却され、複数の引き取
り用のゴデットローラによって引き取られた後、トラバ
ース機構、2本のボビン装着用スピンドルが回転自在に
装着されたレボルビング部材、スピンドルに装着された
ボビンあるいはボビン上に巻かれた糸条に所定の面圧で
する接触ローラ等により形成された巻取装置によって巻
き取られている。
【0003】該引き取り用のゴデットローラと巻取装置
の間に設置された張力検出用センサーによって糸条の走
行速度の変化を張力変化として検出して巻取装置のスピ
ンドル、接触ローラ等の回転速度を制御している。
の間に設置された張力検出用センサーによって糸条の走
行速度の変化を張力変化として検出して巻取装置のスピ
ンドル、接触ローラ等の回転速度を制御している。
【0004】糸条の張力変化を検出する張力検出用セン
サーとしては図8に示されるような枠体31に所定の間
隔をもって片持ちの状態で取付けらたれた2個の案内用
ガイド32、33と、該案内用ガイド32、33間に移
動自在に設けられた可動検出用ガイド34と、該可動検
出用ガイド34の傾斜量あるいは移動量を検出する歪み
センサー等のセンサー(図示せず)とからなる3点式張
力センサーが使用されている。
サーとしては図8に示されるような枠体31に所定の間
隔をもって片持ちの状態で取付けらたれた2個の案内用
ガイド32、33と、該案内用ガイド32、33間に移
動自在に設けられた可動検出用ガイド34と、該可動検
出用ガイド34の傾斜量あるいは移動量を検出する歪み
センサー等のセンサー(図示せず)とからなる3点式張
力センサーが使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような3点式張
力センサーは、種々の外乱、すなわち取付け姿勢による
重力方向の変化、周囲温度や機械振動、あるいは電源電
圧の変化等によって出力値が変動するという問題があ
る。
力センサーは、種々の外乱、すなわち取付け姿勢による
重力方向の変化、周囲温度や機械振動、あるいは電源電
圧の変化等によって出力値が変動するという問題があ
る。
【0006】さらに、接触式であるが故に、各ガイドに
おける糸条の巻付き角度が大きくなると摩擦抵抗が大き
くなって張力ロスを生じるという問題がある。
おける糸条の巻付き角度が大きくなると摩擦抵抗が大き
くなって張力ロスを生じるという問題がある。
【0007】本発明は取付姿勢による重力方向の変化、
周囲温度や機械振動、あるいは電源電圧の変化等によっ
て出力値が変動しない糸条製造工程における集合型張力
検出センサーを提供することを目的とするものである。
周囲温度や機械振動、あるいは電源電圧の変化等によっ
て出力値が変動しない糸条製造工程における集合型張力
検出センサーを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明の集合型張力検出センサーは請求項1に記載
のように複数の糸条の張力をそれぞれ検出する張力検出
用センサーにおいて、複数糸条分の張力検出用センサー
を隣接集合させた状態で配設せしめると共に、少なくと
も1個の補正用センサーを前記張力検出用センサーに連
接して設け、前記補正用センサーの出力信号によって各
張力検出用センサーの出力信号が差動方式で補正される
ように接続せしめた構成にしてある。
めに本発明の集合型張力検出センサーは請求項1に記載
のように複数の糸条の張力をそれぞれ検出する張力検出
用センサーにおいて、複数糸条分の張力検出用センサー
を隣接集合させた状態で配設せしめると共に、少なくと
も1個の補正用センサーを前記張力検出用センサーに連
接して設け、前記補正用センサーの出力信号によって各
張力検出用センサーの出力信号が差動方式で補正される
ように接続せしめた構成にしてある。
【0009】また、本発明の集合型張力検出センサーは
請求項1に記載のように紡糸引取工程における最終のゴ
デーローラと巻取装置の間で、前記ゴデーローラに接近
した位置に複数糸条分の張力検出用センサーを隣接集合
させた状態で配設せしめると共に、少なくとも1個の補
正用センサーを前記張力検出用センサーに連接して設
け、前記補正用センサーの出力信号によって各張力検出
用センサーの出力信号が差動方式で補正されるように接
続せしめた構成にしてある。
請求項1に記載のように紡糸引取工程における最終のゴ
デーローラと巻取装置の間で、前記ゴデーローラに接近
した位置に複数糸条分の張力検出用センサーを隣接集合
させた状態で配設せしめると共に、少なくとも1個の補
正用センサーを前記張力検出用センサーに連接して設
け、前記補正用センサーの出力信号によって各張力検出
用センサーの出力信号が差動方式で補正されるように接
続せしめた構成にしてある。
【0010】
【発明の実施の態様】図1は本発明の集合型張力検出セ
ンサーを設けた糸条製造設備の1実施例を示す概略斜視
図、図2は本発明の集合型張力検出センサーの構成の1
実施例を示す概略斜視図、図3は図2における張力検出
センサーの構成を示す概略断面図、図4は本発明の集合
型張力検出センサーの差動方式による接続状態を示すブ
ロック図であって、糸条製造設備は紡糸装置(図示せ
ず)から紡糸された糸条50が複数のゴデットローラ1
-1、1-2により引き取られ、集合型張力センサー2によ
って各糸条が分繊されて振り支点ガイド3を介して巻取
装置4のトラバース機構(図示せず)によってトラバー
スされ、スピンドル5に装着されたボビンに巻取られる
構成になっている。
ンサーを設けた糸条製造設備の1実施例を示す概略斜視
図、図2は本発明の集合型張力検出センサーの構成の1
実施例を示す概略斜視図、図3は図2における張力検出
センサーの構成を示す概略断面図、図4は本発明の集合
型張力検出センサーの差動方式による接続状態を示すブ
ロック図であって、糸条製造設備は紡糸装置(図示せ
ず)から紡糸された糸条50が複数のゴデットローラ1
-1、1-2により引き取られ、集合型張力センサー2によ
って各糸条が分繊されて振り支点ガイド3を介して巻取
装置4のトラバース機構(図示せず)によってトラバー
スされ、スピンドル5に装着されたボビンに巻取られる
構成になっている。
【0011】集合型張力検出センサー2は最も川下側に
位置する最終のゴデットローラ1-2の下方200mm〜
400mmの位置に設置されており、糸条に対応するn
個の張力検出用センサー6と、補正用センサー7と、該
張力検出用センサー6と補正用センサー7とを棒体9に
取り付けるブラケット8と、該棒体9をゴデットローラ
1が設置されている機台(図示せず)に取り付けるため
のブラケット10とにより構成されている。
位置する最終のゴデットローラ1-2の下方200mm〜
400mmの位置に設置されており、糸条に対応するn
個の張力検出用センサー6と、補正用センサー7と、該
張力検出用センサー6と補正用センサー7とを棒体9に
取り付けるブラケット8と、該棒体9をゴデットローラ
1が設置されている機台(図示せず)に取り付けるため
のブラケット10とにより構成されている。
【0012】張力検出用センサー6と補正用センサー7
は、図5に示されるように糸条のトラバース方向(スピ
ンドル軸長手方向)において糸条の走行方向の上流側に
位置する張力検出用センサー6と補正用センサー7の案
内ガイド12の間隔寸法(W-1)が狭く、下流側に位置
する案内ガイド13の間隔寸法(W-2)が広く扇状にな
るようにブラケット8に取り付ける。
は、図5に示されるように糸条のトラバース方向(スピ
ンドル軸長手方向)において糸条の走行方向の上流側に
位置する張力検出用センサー6と補正用センサー7の案
内ガイド12の間隔寸法(W-1)が狭く、下流側に位置
する案内ガイド13の間隔寸法(W-2)が広く扇状にな
るようにブラケット8に取り付ける。
【0013】集合型張力検出センサー2と振り支点ガイ
ド3との間隔寸法は約1800mmであり、振り支点ガ
イド3と巻取装置4のトラバース機構と(図示せず)の
間隔寸法はトラバース幅に応じて250〜600mmに
設定される。集合型張力検出センサー2と振り支点ガイ
ド3との間には糸条製造設備によっては糸条集束用のイ
ンターレースノズルが設置される。
ド3との間隔寸法は約1800mmであり、振り支点ガ
イド3と巻取装置4のトラバース機構と(図示せず)の
間隔寸法はトラバース幅に応じて250〜600mmに
設定される。集合型張力検出センサー2と振り支点ガイ
ド3との間には糸条製造設備によっては糸条集束用のイ
ンターレースノズルが設置される。
【0014】張力検出用センサー6は枠体11に所定の
間隔をもって取り付けられた2個の案内用ガイド12、
13と、該案内用ガイド12、13の中間に位置するよ
うスプリング15の端部に保持具16によって取り付け
られた可動ガイド14と、可動ガイド14とは反対側の
位置になるようにスプリング15に取り付けられた鉄片
17と、該鉄片17と検知面が所定の間隔(δ)を有す
るように枠体11に所定の間隔をもって取り付けられた
近接センサー18とにより構成されており、該案内用ガ
イド12、13、可動ガイド14、近接センサー18は
糸条50の走行線上に位置するように配置されている。
間隔をもって取り付けられた2個の案内用ガイド12、
13と、該案内用ガイド12、13の中間に位置するよ
うスプリング15の端部に保持具16によって取り付け
られた可動ガイド14と、可動ガイド14とは反対側の
位置になるようにスプリング15に取り付けられた鉄片
17と、該鉄片17と検知面が所定の間隔(δ)を有す
るように枠体11に所定の間隔をもって取り付けられた
近接センサー18とにより構成されており、該案内用ガ
イド12、13、可動ガイド14、近接センサー18は
糸条50の走行線上に位置するように配置されている。
【0015】そして、糸条50の張力が変動すると、ス
プリング15が撓んで鉄片17が移動し、鉄片17と近
接センサー18との間隔が変化することによって渦電流
あるいはインダクタンスの変化として糸条張力に比例し
た電圧値が出力されるようになっている。
プリング15が撓んで鉄片17が移動し、鉄片17と近
接センサー18との間隔が変化することによって渦電流
あるいはインダクタンスの変化として糸条張力に比例し
た電圧値が出力されるようになっている。
【0016】補正用センサー7は張力検出用センサー6
と同一構成のものを使用するが、糸条は通さないダミー
センサーである。
と同一構成のものを使用するが、糸条は通さないダミー
センサーである。
【0017】補正効果を上げるため、補正用センサー7
は張力検出用センサー6にできるだけ近い位置に設ける
のが好ましく、n個の張力センサー6の場合は補正用セ
ンサー7を挟んでn/2づつ左右に配置する。該張力検
出用センサー6は少なくとも1個設ければよい。
は張力検出用センサー6にできるだけ近い位置に設ける
のが好ましく、n個の張力センサー6の場合は補正用セ
ンサー7を挟んでn/2づつ左右に配置する。該張力検
出用センサー6は少なくとも1個設ければよい。
【0018】各張力検出用センサー6-1〜6-nと補正用
センサー7とは図4に示されるように張力検出用センサ
ー6-1〜6-nの鉄片17と近接センサー18からなる検
出部19-1〜19-nと差動アンプ20-1〜20-nおよび
補正用センサー7の検出部19-mと差動アンプ20-mと
が差動方式により接続されている。
センサー7とは図4に示されるように張力検出用センサ
ー6-1〜6-nの鉄片17と近接センサー18からなる検
出部19-1〜19-nと差動アンプ20-1〜20-nおよび
補正用センサー7の検出部19-mと差動アンプ20-mと
が差動方式により接続されている。
【0019】すなわち、検出部19-mからの出力電圧値
(A-m)が差動アンプ20-mの(+)側に入力され、該
差動アンプ20-mより電圧値(C)が差動アンプ20-1
〜20-nの(−)側に入力されると共に、差動アンプ2
0-1〜20-nの(+)側に検出部19-1〜19-nからの
出力電圧値(A-1〜A-n)が入力されるようになってい
る。該差動アンプ20-mの(−)側は直流電源の0ボル
トの状態になるようアースされている。
(A-m)が差動アンプ20-mの(+)側に入力され、該
差動アンプ20-mより電圧値(C)が差動アンプ20-1
〜20-nの(−)側に入力されると共に、差動アンプ2
0-1〜20-nの(+)側に検出部19-1〜19-nからの
出力電圧値(A-1〜A-n)が入力されるようになってい
る。該差動アンプ20-mの(−)側は直流電源の0ボル
トの状態になるようアースされている。
【0020】上述の検出部19-1〜19-n、19-mの出
力値(A-1〜A-n、A-m)が外乱により全て同一量増加
した時は、まず差動アンプ20-mにより出力値(A-m)
の増加分と同一値(C)が各差動アンプ20-1〜20-n
の(−)側に入力される。次いで、差動アンプ20-1〜
20-nにおいて入力値(A-1)と入力値(C)、差動ア
ンプ20-2において入力値(A-2)と入力値(C)、差
動アンプ20-nにおいて入力値(A-n)と入力値(C)
がそれぞれプラス、マイナス差引き補正され、差動アン
プ20-1〜20-nからの出力値(B-1〜B-n)は検出部
19-1〜19-nから出力値(A-1〜A-n、A-m)と同一
値が出力されて外乱として現れない。
力値(A-1〜A-n、A-m)が外乱により全て同一量増加
した時は、まず差動アンプ20-mにより出力値(A-m)
の増加分と同一値(C)が各差動アンプ20-1〜20-n
の(−)側に入力される。次いで、差動アンプ20-1〜
20-nにおいて入力値(A-1)と入力値(C)、差動ア
ンプ20-2において入力値(A-2)と入力値(C)、差
動アンプ20-nにおいて入力値(A-n)と入力値(C)
がそれぞれプラス、マイナス差引き補正され、差動アン
プ20-1〜20-nからの出力値(B-1〜B-n)は検出部
19-1〜19-nから出力値(A-1〜A-n、A-m)と同一
値が出力されて外乱として現れない。
【0021】検出部19-1〜19-n、19-mの出力値
(A-1〜A-n、A-m)が減少した場合にも同様の補正が
行われる。
(A-1〜A-n、A-m)が減少した場合にも同様の補正が
行われる。
【0022】上述の案内用ガイド12、13はアルミ
ナ、セラミック等によってU字状の糸条案内溝を有し、
幅寸法が狭く(5〜10mm)、厚み寸法が薄い(1〜
5mm)形状に製作されたものを使用する。また、可動
ガイド14はアルミナ、セラミックで形成された棒状
(直径1〜5mm)あるいは案内用ガイド12、13と
同じような形状のものを使用する。
ナ、セラミック等によってU字状の糸条案内溝を有し、
幅寸法が狭く(5〜10mm)、厚み寸法が薄い(1〜
5mm)形状に製作されたものを使用する。また、可動
ガイド14はアルミナ、セラミックで形成された棒状
(直径1〜5mm)あるいは案内用ガイド12、13と
同じような形状のものを使用する。
【0023】図1における糸条の屈曲状態は図6に示す
通りであって張力検出用センサー6部における屈曲角度
θ1は張力検出用センサー6の構成によって決まるもの
であり、図7に示すように屈曲角度θ2は張力検出用セ
ンサー6の設置状況によって変化するものである。
通りであって張力検出用センサー6部における屈曲角度
θ1は張力検出用センサー6の構成によって決まるもの
であり、図7に示すように屈曲角度θ2は張力検出用セ
ンサー6の設置状況によって変化するものである。
【0024】既設の糸条製造設備のような最終のゴデッ
トローラ1-2と巻取装置4が略同一垂直線上に設置され
ている場合は図6に示されるように集合形張力検出セン
サー2を該ゴデットローラ1-2に近付けて設置すること
で集合形張力検出センサー2部における屈曲角度θ2を
小さくすることができ、振り支点ガイドにおける糸条の
巻付き角を小さくすることができると共に、ゴデットロ
ーラ1-2における糸条の巻付き角を増加させることがで
きる。
トローラ1-2と巻取装置4が略同一垂直線上に設置され
ている場合は図6に示されるように集合形張力検出セン
サー2を該ゴデットローラ1-2に近付けて設置すること
で集合形張力検出センサー2部における屈曲角度θ2を
小さくすることができ、振り支点ガイドにおける糸条の
巻付き角を小さくすることができると共に、ゴデットロ
ーラ1-2における糸条の巻付き角を増加させることがで
きる。
【0025】また、集合型張力検出センサー2の張力検
出用センサー6が、案内用ガイド12、13、可動ガイ
ド14、近接センサー18が糸条の走行線上に位置する
ように枠体11に取り付けられているため、近接センサ
ー18の幅方向の寸法を小さくすることができ、該近接
センサー18の取り付け間隔を14mm以内にすること
が可能になり、最終のゴデットローラ1-2に近づけるが
容易になる。
出用センサー6が、案内用ガイド12、13、可動ガイ
ド14、近接センサー18が糸条の走行線上に位置する
ように枠体11に取り付けられているため、近接センサ
ー18の幅方向の寸法を小さくすることができ、該近接
センサー18の取り付け間隔を14mm以内にすること
が可能になり、最終のゴデットローラ1-2に近づけるが
容易になる。
【0026】
【発明の効果】本発明の集合型張力検出センサーは請求
項1に記載のように複数の糸条の張力をそれぞれ検出す
る張力検出用センサーにおいて、複数糸条分の張力検出
用センサーを隣接集合させた状態で配設せしめると共
に、少なくとも1個の補正用センサーを前記張力検出用
センサーに連接して設け、前記補正用センサーの出力信
号によって各張力検出用センサーの出力信号が差動方式
で補正されるように接続せしめた構成にしているため、
張力検出用センサーの取付姿勢による重力方向の変化、
機械振動、周囲の温度変化、電源電圧の変動等の環境変
化の外乱の影響を補正することができ、精度が良く、し
かも安定して糸条の張力変化を検出することができる。
項1に記載のように複数の糸条の張力をそれぞれ検出す
る張力検出用センサーにおいて、複数糸条分の張力検出
用センサーを隣接集合させた状態で配設せしめると共
に、少なくとも1個の補正用センサーを前記張力検出用
センサーに連接して設け、前記補正用センサーの出力信
号によって各張力検出用センサーの出力信号が差動方式
で補正されるように接続せしめた構成にしているため、
張力検出用センサーの取付姿勢による重力方向の変化、
機械振動、周囲の温度変化、電源電圧の変動等の環境変
化の外乱の影響を補正することができ、精度が良く、し
かも安定して糸条の張力変化を検出することができる。
【0027】また、本発明の集合型張力検出センサーは
請求項1に記載のように紡糸引取工程における最終のゴ
デーローラと巻取装置の間で、前記ゴデーローラに接近
した位置に複数糸条分の張力検出用センサーを隣接集合
させた状態で配設せしめると共に、少なくとも1個の補
正用センサーを前記張力検出用センサーに連接して設
け、前記補正用センサーの出力信号によって各張力検出
用センサーの出力信号が差動方式で補正されるように接
続せしめた構成にしているため、張力検出用センサーの
取付姿勢による重力方向の変化、機械振動、周囲の温度
変化、電源電圧の変動等の環境変化の外乱の影響を補正
することができ、精度が良く、しかも安定して糸条の張
力変化を検出することができると共に、振り支点ガイド
における糸条の巻付き角度を小さくすることができ、摩
擦抵抗すなわち張力ロスを軽減することができる。
請求項1に記載のように紡糸引取工程における最終のゴ
デーローラと巻取装置の間で、前記ゴデーローラに接近
した位置に複数糸条分の張力検出用センサーを隣接集合
させた状態で配設せしめると共に、少なくとも1個の補
正用センサーを前記張力検出用センサーに連接して設
け、前記補正用センサーの出力信号によって各張力検出
用センサーの出力信号が差動方式で補正されるように接
続せしめた構成にしているため、張力検出用センサーの
取付姿勢による重力方向の変化、機械振動、周囲の温度
変化、電源電圧の変動等の環境変化の外乱の影響を補正
することができ、精度が良く、しかも安定して糸条の張
力変化を検出することができると共に、振り支点ガイド
における糸条の巻付き角度を小さくすることができ、摩
擦抵抗すなわち張力ロスを軽減することができる。
【図1】本発明の集合型張力検出センサーを設置した糸
条製造設備の構成1実施例を示す概略斜視図である。
条製造設備の構成1実施例を示す概略斜視図である。
【図2】本発明の集合型張力検出センサーの構成の1実
施例を示す概略斜視図である。
施例を示す概略斜視図である。
【図3】図2における張力検出センサーの構成を示す概
略断面図である。
略断面図である。
【図4】本発明の集合型張力検出センサーの差動方式に
よる接続状態を示すブロック図である。
よる接続状態を示すブロック図である。
【図5】図2におけるII−II矢視図である。
【図6】図1のように集合型張力検出センサーをゴデッ
トローラの近くに配置した場合の糸条の屈曲状態を示す
概略図である。
トローラの近くに配置した場合の糸条の屈曲状態を示す
概略図である。
【図7】集合型張力検出センサーを振り支点の近くに配
置した場合の糸条の屈曲状態を示す概略図である。
置した場合の糸条の屈曲状態を示す概略図である。
【図8】従来の張力検出用センサーの構成の実施例を示
す概略斜視図である。
す概略斜視図である。
1、1-1、1-2 ゴデットローラ 2 集合型張力検出センサー 3 振り支点ガイド 4 巻取装置 5 スピンドル 6、6-1〜6-n 張力検出用センサー 7 補正用センサー 8、10 ブラケット 11 枠体 12、13 案内用ガイド 14 可動ガイド 15 スプリング 16 保持具 17 鉄片 18 近接センサー 19、19-119-n、19-m 検出部 20、20-120-n、20-m 差動アンプ
Claims (2)
- 【請求項1】複数の糸条の張力をそれぞれ検出する張力
検出用センサーにおいて、複数糸条分の張力検出用セン
サーを隣接集合させた状態で配設せしめると共に、少な
くとも1個の補正用センサーを前記張力検出用センサー
に連接して設け、前記補正用センサーの出力信号によっ
て各張力検出用センサーの出力信号が差動方式で補正さ
れるように接続せしめたことを特徴とする集合型張力検
出センサー。 - 【請求項2】糸条製造設備における紡糸引取工程の最終
のゴデーローラと巻取装置の間で、前記ゴデーローラに
接近した位置に複数糸条分の張力検出用センサーを隣接
集合させた状態で配設せしめると共に、少なくとも1個
の補正用センサーを前記張力検出用センサーに連接して
設け、前記補正用センサーの出力信号によって各張力検
出用センサーの出力信号が差動方式で補正されるように
接続せしめたことを特徴とする集合型張力検出センサ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9257863A JPH1183652A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 集合型張力検出センサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9257863A JPH1183652A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 集合型張力検出センサー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1183652A true JPH1183652A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17312227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9257863A Pending JPH1183652A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 集合型張力検出センサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1183652A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004048651A1 (de) * | 2002-11-23 | 2004-06-10 | Saurer Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zum schmelzspinnen und aufwickeln mehrerer fäden |
JP2010008293A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-01-14 | Murata Mach Ltd | 変位量検出装置 |
CN108821023A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-11-16 | 宁波建嵘科技有限公司 | 一种多工位送丝机构 |
DE102022117598B3 (de) | 2021-07-27 | 2022-11-10 | Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zum Abziehen und Aufwickeln von Fäden |
-
1997
- 1997-09-04 JP JP9257863A patent/JPH1183652A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN108821023B (zh) * | 2018-08-01 | 2023-09-29 | 宁波建嵘科技有限公司 | 一种多工位送丝机构 |
DE102022117598B3 (de) | 2021-07-27 | 2022-11-10 | Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zum Abziehen und Aufwickeln von Fäden |
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A977 | Report on retrieval |
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A02 | Decision of refusal |
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