JPH1181162A - 帯状布帛の連続捺染方法及び装置 - Google Patents
帯状布帛の連続捺染方法及び装置Info
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- JPH1181162A JPH1181162A JP9247847A JP24784797A JPH1181162A JP H1181162 A JPH1181162 A JP H1181162A JP 9247847 A JP9247847 A JP 9247847A JP 24784797 A JP24784797 A JP 24784797A JP H1181162 A JPH1181162 A JP H1181162A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インクジェットノズルを用いて帯状の布帛の
両面にインク滴を連続的に付与して表裏対称に捺染する
方法及び装置を提供する。 【解決手段】 上下方向に設けた布帛搬送路の同一又は
異なる位置に対向させて、第1と第2のインクジェット
ノズルを横向きに配置し、これらのインクジェットノズ
ル7、8のインク噴射位置及びタイミングを同一の図柄
信号に基いて制御する。又は、略S字状に設けた布帛搬
送路の上流側と下流側に2個の下向きのインクジェット
ノズル7、8を布帛搬送路の反対面側に向くように配置
して同様な制御を行い、布帛搬送路を通過する帯状の布
帛15の両面に表裏対称な模様を捺染する。前者の方法
は、布帛搬送路での布帛の歪みがなく、模様を高精度で
捺染できる。後者の方法は、インクジェットノズル7、
8を共に下向きにでき、インク滴の付着位置を正確に制
御できるとともに装置をコンパクトにできる。
両面にインク滴を連続的に付与して表裏対称に捺染する
方法及び装置を提供する。 【解決手段】 上下方向に設けた布帛搬送路の同一又は
異なる位置に対向させて、第1と第2のインクジェット
ノズルを横向きに配置し、これらのインクジェットノズ
ル7、8のインク噴射位置及びタイミングを同一の図柄
信号に基いて制御する。又は、略S字状に設けた布帛搬
送路の上流側と下流側に2個の下向きのインクジェット
ノズル7、8を布帛搬送路の反対面側に向くように配置
して同様な制御を行い、布帛搬送路を通過する帯状の布
帛15の両面に表裏対称な模様を捺染する。前者の方法
は、布帛搬送路での布帛の歪みがなく、模様を高精度で
捺染できる。後者の方法は、インクジェットノズル7、
8を共に下向きにでき、インク滴の付着位置を正確に制
御できるとともに装置をコンパクトにできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、インクジェットノズ
ルを用いて布帛の両面に表裏対称な模様を捺染する手段
に関するものであり、特に帯状の布帛にインク滴を連続
的に付与して捺染する方法及び装置に関するものであ
る。
ルを用いて布帛の両面に表裏対称な模様を捺染する手段
に関するものであり、特に帯状の布帛にインク滴を連続
的に付与して捺染する方法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェットノズルを用いて帯状の布
帛の両面に模様を捺染する方法としては、特開平7ー1
50481号公報に掲載された方法(第1の方法)及び
特開平3ー45774号公報に記載された方法(第2の
方法)がある。第1の方法は、布帛搬送路の片面側にイ
ンクジッットノズルを配置し、この布帛搬送路に水性樹
脂等の前処理剤によって処理された帯状の布帛を通過さ
せて表側に模様を捺染し、排出された布帛を反転させて
もう一度布帛搬送路を通過させて裏側に模様を捺染する
ことにより、布帛の表裏両面に模様を捺染し、発色処理
後、水洗、乾燥するというものである。
帛の両面に模様を捺染する方法としては、特開平7ー1
50481号公報に掲載された方法(第1の方法)及び
特開平3ー45774号公報に記載された方法(第2の
方法)がある。第1の方法は、布帛搬送路の片面側にイ
ンクジッットノズルを配置し、この布帛搬送路に水性樹
脂等の前処理剤によって処理された帯状の布帛を通過さ
せて表側に模様を捺染し、排出された布帛を反転させて
もう一度布帛搬送路を通過させて裏側に模様を捺染する
ことにより、布帛の表裏両面に模様を捺染し、発色処理
後、水洗、乾燥するというものである。
【0003】一方、特開平7ー150481号公報の実
施例の欄には、無端ベルトで形成された布帛搬送路の上
流側と下流側において、同じ側の離れた位置に2つのイ
ンクジェットノズルを配置し、布帛搬送路に帯状の布帛
を通過させて、片面に模様を捺染する方法及び装置が開
示されている。この装置は、図11に示すように、捺染
用の前処理を施してロール状に巻いた布帛を搬送路に送
り込む給布部51と、搬送路に送り込まれた布帛15を
精密に行送りしてインクジェットノズル7、8で模様を
捺染する本体部52と、捺染後の布帛を乾燥して巻き取
る巻取部53とを備えている。
施例の欄には、無端ベルトで形成された布帛搬送路の上
流側と下流側において、同じ側の離れた位置に2つのイ
ンクジェットノズルを配置し、布帛搬送路に帯状の布帛
を通過させて、片面に模様を捺染する方法及び装置が開
示されている。この装置は、図11に示すように、捺染
用の前処理を施してロール状に巻いた布帛を搬送路に送
り込む給布部51と、搬送路に送り込まれた布帛15を
精密に行送りしてインクジェットノズル7、8で模様を
捺染する本体部52と、捺染後の布帛を乾燥して巻き取
る巻取部53とを備えている。
【0004】本体部52は、プラテン54を含む布帛の
精密送り機構55とインクジェット記録機構56とを備
えており、精密送り機構55は、布帛搬送路に沿って無
端のベルト57を配設し、このベルトの表面に布帛15
を圧着して仮固定して無端ベルトを精密にステップ駆動
するというものである。インクジェット記録機構56
は、無端ベルト57の中間位置に無端ベルトと対向して
設けた温風ダクト58の上流側と下流側にそれぞれイン
クジェットノズル7、8を配置したものである。各イン
クジェットノズルは、イエロー、マゼンダ、シアンの三
原色プラス黒のほか、特色S1からS4の合計8色のイ
ンク滴のタンクを備えている。
精密送り機構55とインクジェット記録機構56とを備
えており、精密送り機構55は、布帛搬送路に沿って無
端のベルト57を配設し、このベルトの表面に布帛15
を圧着して仮固定して無端ベルトを精密にステップ駆動
するというものである。インクジェット記録機構56
は、無端ベルト57の中間位置に無端ベルトと対向して
設けた温風ダクト58の上流側と下流側にそれぞれイン
クジェットノズル7、8を配置したものである。各イン
クジェットノズルは、イエロー、マゼンダ、シアンの三
原色プラス黒のほか、特色S1からS4の合計8色のイ
ンク滴のタンクを備えている。
【0005】上記装置による捺染方法は、帯状の布帛を
無端ベルトに圧着して仮固定し、無端ベルトをステップ
送りすると共に、布帛の表面に上流側のインクジェット
ノズルによって模様のドット数を間引いて捺染し、一行
を記録する毎に所定量ステップ送りして乾燥し、下流側
のインクジェットノズルによって間引かれた部分を捺染
するというものである。模様の捺染が完了したら帯状の
布帛をベルトから剥がして乾燥するというものである。
無端ベルトに圧着して仮固定し、無端ベルトをステップ
送りすると共に、布帛の表面に上流側のインクジェット
ノズルによって模様のドット数を間引いて捺染し、一行
を記録する毎に所定量ステップ送りして乾燥し、下流側
のインクジェットノズルによって間引かれた部分を捺染
するというものである。模様の捺染が完了したら帯状の
布帛をベルトから剥がして乾燥するというものである。
【0006】第2の方法は、布帛をほぼ垂直的に間歇的
に走行させながら、表裏同時にインク滴を連続的に付与
することにより、布帛の表面に模様を捺染し、布帛の裏
面を無地染するものである。
に走行させながら、表裏同時にインク滴を連続的に付与
することにより、布帛の表面に模様を捺染し、布帛の裏
面を無地染するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1の方法
は、布帛搬送路に捺染用の前処理をした帯状の布帛を通
して片面に模様を捺染し、乾燥後これを反転して再び布
帛搬送路に送り込んで反対面に模様を捺染することは、
理論上は可能であるが、現実には困難である。即ち、前
処理された布帛をしわのない状態で無端ベルトに圧着し
て表面に模様を捺染できたとしても、布帛を無端ベルト
から剥がすときに均一に剥がすことが困難であり、どう
しても布帛に歪みが残る。歪みが残った状態で表裏を反
転して無端ベルトに仮固着するとしわが入り易く、また
一旦布帛に付着したインクが無端ベルト側に転移してム
ラを生じて、高い品位の製品を得ることは困難である。
は、布帛搬送路に捺染用の前処理をした帯状の布帛を通
して片面に模様を捺染し、乾燥後これを反転して再び布
帛搬送路に送り込んで反対面に模様を捺染することは、
理論上は可能であるが、現実には困難である。即ち、前
処理された布帛をしわのない状態で無端ベルトに圧着し
て表面に模様を捺染できたとしても、布帛を無端ベルト
から剥がすときに均一に剥がすことが困難であり、どう
しても布帛に歪みが残る。歪みが残った状態で表裏を反
転して無端ベルトに仮固着するとしわが入り易く、また
一旦布帛に付着したインクが無端ベルト側に転移してム
ラを生じて、高い品位の製品を得ることは困難である。
【0008】第2の従来方法は、布帛にインク滴を連続
的に付与することは可能であるが、スクリーン捺染機や
ロータリー捺染機で布帛を捺染したときに見られるよう
な、模様が裏抜けしたような模様(表裏対称な模様)を
付与することができない。
的に付与することは可能であるが、スクリーン捺染機や
ロータリー捺染機で布帛を捺染したときに見られるよう
な、模様が裏抜けしたような模様(表裏対称な模様)を
付与することができない。
【0009】本発明は、帯状の布帛の両面にインク滴を
連続的に付与して表裏対称に捺染する方法及び装置を提
供することを課題としている。
連続的に付与して表裏対称に捺染する方法及び装置を提
供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の帯状布帛
の捺染方法は、上下方向に設けた布帛搬送路の同一位置
に対向させて、第1と第2のインクジェットノズルを横
向きに配置し、これらのインクジェットノズル7、8の
インク噴射位置及びタイミングを同一の図柄信号に基い
て制御し、布帛搬送路を通過する帯状の布帛15の両面
に表裏対称な模様を捺染することを特徴とするものであ
る。
の捺染方法は、上下方向に設けた布帛搬送路の同一位置
に対向させて、第1と第2のインクジェットノズルを横
向きに配置し、これらのインクジェットノズル7、8の
インク噴射位置及びタイミングを同一の図柄信号に基い
て制御し、布帛搬送路を通過する帯状の布帛15の両面
に表裏対称な模様を捺染することを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項2記載の帯状布帛の捺染方法は、上
下方向に設けた布帛搬送路の異なった位置に、一方の面
側から布帛搬送路に向けた第1のインクジェットノズル
7と他方の面側から布帛搬送路に向けた第2のインクジ
ェットノズル8を配置し、これらのインクジェットノズ
ルのインク噴射位置及びタイミングを同一の図柄信号に
基いて制御し、布帛搬送路を通過する帯状の布帛15の
両面に表裏対称な模様を捺染することを特徴とするもの
である。
下方向に設けた布帛搬送路の異なった位置に、一方の面
側から布帛搬送路に向けた第1のインクジェットノズル
7と他方の面側から布帛搬送路に向けた第2のインクジ
ェットノズル8を配置し、これらのインクジェットノズ
ルのインク噴射位置及びタイミングを同一の図柄信号に
基いて制御し、布帛搬送路を通過する帯状の布帛15の
両面に表裏対称な模様を捺染することを特徴とするもの
である。
【0012】請求項3記載の帯状布帛の捺染方法は、略
S字状に設けた布帛搬送路の上流側と下流側に下向きの
インクジェットノズル7、8を配置し、2つのインクジ
ェットノズルを布帛搬送路の反対面側に配置し、これら
のインクジェットノズルのインク噴射位置及びタイミン
グを同一の図柄信号に基いて制御し、布帛搬送路を通過
する帯状の布帛15の両面に表裏対称な模様を捺染する
ことを特徴とするものである。
S字状に設けた布帛搬送路の上流側と下流側に下向きの
インクジェットノズル7、8を配置し、2つのインクジ
ェットノズルを布帛搬送路の反対面側に配置し、これら
のインクジェットノズルのインク噴射位置及びタイミン
グを同一の図柄信号に基いて制御し、布帛搬送路を通過
する帯状の布帛15の両面に表裏対称な模様を捺染する
ことを特徴とするものである。
【0013】請求項4記載の帯状布帛の捺染装置は、帯
状の布帛15を連続的に通過させる布帛搬送路1と、布
帛搬送路を通過する布帛の一方の面に向けた第1のイン
クジェットノズル7及び他方の面に向けた第2のインク
ジェットノズル8と、第1及び第2のインクジェットノ
ズルのインク噴射位置及びタイミングを制御する制御器
と、布帛に付着したインク滴を発色させるためのスチー
マ12とを備えたことを特徴とするものである。
状の布帛15を連続的に通過させる布帛搬送路1と、布
帛搬送路を通過する布帛の一方の面に向けた第1のイン
クジェットノズル7及び他方の面に向けた第2のインク
ジェットノズル8と、第1及び第2のインクジェットノ
ズルのインク噴射位置及びタイミングを制御する制御器
と、布帛に付着したインク滴を発色させるためのスチー
マ12とを備えたことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の帯状布帛の捺染方法は、上下方
向に送られた帯状の布帛に同位置及び同タイミングで両
側からインク滴を噴射して布帛の両面に表裏対称な模様
を捺染するものであるから、布帛搬送路での布帛の歪み
を考慮する必要がなく、布帛の両面に模様を高精度で捺
染することができる。
向に送られた帯状の布帛に同位置及び同タイミングで両
側からインク滴を噴射して布帛の両面に表裏対称な模様
を捺染するものであるから、布帛搬送路での布帛の歪み
を考慮する必要がなく、布帛の両面に模様を高精度で捺
染することができる。
【0015】請求項2記載の帯状布帛の捺染方法は、上
下方向に送られた帯状の布帛に上下にずれた位置でイン
ク滴を噴射して布帛の両面に模様を捺染するものである
から、インク滴の噴射時にインクジェットノズルの反対
側から布帛乾燥することができるので、布帛の乾燥速度
を上げることができる。
下方向に送られた帯状の布帛に上下にずれた位置でイン
ク滴を噴射して布帛の両面に模様を捺染するものである
から、インク滴の噴射時にインクジェットノズルの反対
側から布帛乾燥することができるので、布帛の乾燥速度
を上げることができる。
【0016】請求項3記載の帯状布帛の捺染方法は、布
帛搬送路を略S字状にしたので、表裏を捺染するインク
ジェットノズル7、8を共に下向きに配置することがで
き、インク滴の噴射方向が下向きとなる。インクジェッ
トノズルは、下向きにインク滴を噴射するように配置し
たとき、布帛15へのインク滴の付着位置を最も正確に
制御できるので、制御が容易で、表裏対称の模様を得る
ことができる。布帛搬送路をZないしS字状に設けるこ
とによって、コンパクトでかつ機器配置の点からも合理
的な染色ラインが得られる。
帛搬送路を略S字状にしたので、表裏を捺染するインク
ジェットノズル7、8を共に下向きに配置することがで
き、インク滴の噴射方向が下向きとなる。インクジェッ
トノズルは、下向きにインク滴を噴射するように配置し
たとき、布帛15へのインク滴の付着位置を最も正確に
制御できるので、制御が容易で、表裏対称の模様を得る
ことができる。布帛搬送路をZないしS字状に設けるこ
とによって、コンパクトでかつ機器配置の点からも合理
的な染色ラインが得られる。
【0017】請求項4記載の帯状布帛の捺染装置は、本
願の請求項1ないし3記載の方法の実施に最適な装置が
得られるとともに、布帛15の片面ないし両面に所望の
単色模様ないし多色模様を正確な精度で捺染することも
できる汎用性の高い装置が得られる。この装置で布帛1
5の両面に表裏対称の模様を捺染するときは、図柄信号
に基いて各インクジェットノズルの噴射タイミングをコ
ンピュータで制御することにより、スクリーン捺染機で
捺染したように模様が裏抜けした捺染物を得ることがで
きる。
願の請求項1ないし3記載の方法の実施に最適な装置が
得られるとともに、布帛15の片面ないし両面に所望の
単色模様ないし多色模様を正確な精度で捺染することも
できる汎用性の高い装置が得られる。この装置で布帛1
5の両面に表裏対称の模様を捺染するときは、図柄信号
に基いて各インクジェットノズルの噴射タイミングをコ
ンピュータで制御することにより、スクリーン捺染機で
捺染したように模様が裏抜けした捺染物を得ることがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の装置の第1実施
例を模式的に示した側面図であり、表裏対称な模様が表
現された捺染物を製造する装置である。布帛の搬送路は
断面歯車形のブレーキローラ1の下流側でガイドローラ
2、3及び4によりS字状に屈曲している。第2ガイド
ローラ3は従動ローラ及び駆動ローラの対からなってお
り、定速回転するブレーキローラ1の作用により、布帛
にテンションをかけながら一定速度の送りを与えてい
る。第1の水平部5に第1のインクジェットノズル7が
ノズルヘッドを下向きにして配置されている。また上記
S字の第2の水平部6には、第2のインクジェットノズ
ル8がそのノズルヘッドを下向きにして配置されてい
る。第1のガイドローラ2と第2のガイドローラ3との
間で搬送路は垂直になっており、この部分に向けて温風
10を送風する乾燥装置11が配置されている。この乾
燥装置11は、第1のインクジェットノズル7から布帛
15に噴射されたインク滴を乾燥して、当該インク滴が
第3のガイドローラ4の周面に付着するのを防止してい
る。第3のガイドローラ4を通過した布帛は、従来と同
様な構造のパネルヒータ9、HTスチーマ12、洗浄装
置13及び仕上げ機14を通過して製品となる。
例を模式的に示した側面図であり、表裏対称な模様が表
現された捺染物を製造する装置である。布帛の搬送路は
断面歯車形のブレーキローラ1の下流側でガイドローラ
2、3及び4によりS字状に屈曲している。第2ガイド
ローラ3は従動ローラ及び駆動ローラの対からなってお
り、定速回転するブレーキローラ1の作用により、布帛
にテンションをかけながら一定速度の送りを与えてい
る。第1の水平部5に第1のインクジェットノズル7が
ノズルヘッドを下向きにして配置されている。また上記
S字の第2の水平部6には、第2のインクジェットノズ
ル8がそのノズルヘッドを下向きにして配置されてい
る。第1のガイドローラ2と第2のガイドローラ3との
間で搬送路は垂直になっており、この部分に向けて温風
10を送風する乾燥装置11が配置されている。この乾
燥装置11は、第1のインクジェットノズル7から布帛
15に噴射されたインク滴を乾燥して、当該インク滴が
第3のガイドローラ4の周面に付着するのを防止してい
る。第3のガイドローラ4を通過した布帛は、従来と同
様な構造のパネルヒータ9、HTスチーマ12、洗浄装
置13及び仕上げ機14を通過して製品となる。
【0019】図2は模様を捺染するのに用いる第1のイ
ンクジェットノズル7の一例を平面視で模式的に示した
ものである。図の例では、マゼンダM、シアンC、イエ
ローY及びブラックBの4色のノズルヘッド7M、7
C、7Y、7Bを備えたインクジェットノズルを一組み
として4組のインクジェットノズル7を配置しており、
これらのインクジェットノズル7を布帛15の幅方向に
往復動するトラバーサ16に装着している。各組の4個
のノズルヘッド7M、7C、7Y、7Bは、布帛15の
送り方向に若干ずらした配置となっており、コンピュー
タからの図柄信号に基いてノズルヘッド7M、7C、7
Y及び7Bから各色のインク滴を噴射して、布帛15の
表面に模様を捺染する。なお、第2のインクジェットノ
ズル8は、第1のインクジェットノズル7と同様の構造
であり、第1と第2のインクジェットノズル7、8は、
コンピュータでインク噴射位置及びタイミングが制御さ
れており、布帛の表裏に対称な模様を捺染する。
ンクジェットノズル7の一例を平面視で模式的に示した
ものである。図の例では、マゼンダM、シアンC、イエ
ローY及びブラックBの4色のノズルヘッド7M、7
C、7Y、7Bを備えたインクジェットノズルを一組み
として4組のインクジェットノズル7を配置しており、
これらのインクジェットノズル7を布帛15の幅方向に
往復動するトラバーサ16に装着している。各組の4個
のノズルヘッド7M、7C、7Y、7Bは、布帛15の
送り方向に若干ずらした配置となっており、コンピュー
タからの図柄信号に基いてノズルヘッド7M、7C、7
Y及び7Bから各色のインク滴を噴射して、布帛15の
表面に模様を捺染する。なお、第2のインクジェットノ
ズル8は、第1のインクジェットノズル7と同様の構造
であり、第1と第2のインクジェットノズル7、8は、
コンピュータでインク噴射位置及びタイミングが制御さ
れており、布帛の表裏に対称な模様を捺染する。
【0020】図3及び図4は第1のノズルヘッドの制御
方法を示したものであり、図3は制御装置全体のブロッ
ク図である。制御装置のバス(母線)21には、インタ
フェースを介して画像処理装置22が接続されている。
捺染する図柄信号は、画像処理装置22から制御装置に
与えられる。制御装置23は制御プログラムや図柄情報
を記憶するためのハードディスク装置24、データ入出
力用のフロッピィディスク装置25、図柄確認用の液晶
パネル26、制御用のタッチパネル27がそれぞれイン
タフェース回路を介して接続されており、演算用のCP
U28と主メモリ29を備えている。
方法を示したものであり、図3は制御装置全体のブロッ
ク図である。制御装置のバス(母線)21には、インタ
フェースを介して画像処理装置22が接続されている。
捺染する図柄信号は、画像処理装置22から制御装置に
与えられる。制御装置23は制御プログラムや図柄情報
を記憶するためのハードディスク装置24、データ入出
力用のフロッピィディスク装置25、図柄確認用の液晶
パネル26、制御用のタッチパネル27がそれぞれイン
タフェース回路を介して接続されており、演算用のCP
U28と主メモリ29を備えている。
【0021】さらに制御装置の母線21には、インタフ
ェース回路及びサーボアンプ31を介して布帛給送用の
サーボモータ32と、その回転速度を検出するエンコー
ダ33とが接続されており、またインタフェース回路と
サーボアンプ34を介してトラバーサの往復駆動用モー
タ35とその回転を検出するエンコーダ36とが接続さ
れている。さらに母線21には、インタフェース回路と
本体側コントロール回路37及びノズルヘッド側コント
ロール回路38を介して4個のノズルヘッド7Y、7
M、7C、7Bが接続されている。
ェース回路及びサーボアンプ31を介して布帛給送用の
サーボモータ32と、その回転速度を検出するエンコー
ダ33とが接続されており、またインタフェース回路と
サーボアンプ34を介してトラバーサの往復駆動用モー
タ35とその回転を検出するエンコーダ36とが接続さ
れている。さらに母線21には、インタフェース回路と
本体側コントロール回路37及びノズルヘッド側コント
ロール回路38を介して4個のノズルヘッド7Y、7
M、7C、7Bが接続されている。
【0022】ノズルヘッド側コントロール回路38のそ
れぞれには、図4に示すようにシフト回路41とディレ
イ回路42が設けられており、それらの回路には、シフ
ト量設定器43及び遅れ量設定器42が付属している。
これらの設定器の設定値は制御装置が設定モードとなっ
ている状態で、タッチパネル27から入力されて各ノズ
ルヘッド側コントロール回路の設定器43、44に設定
される。
れぞれには、図4に示すようにシフト回路41とディレ
イ回路42が設けられており、それらの回路には、シフ
ト量設定器43及び遅れ量設定器42が付属している。
これらの設定器の設定値は制御装置が設定モードとなっ
ている状態で、タッチパネル27から入力されて各ノズ
ルヘッド側コントロール回路の設定器43、44に設定
される。
【0023】ノズルヘッドは、布帛の送り方向に一直線
にまたは千鳥状に配列された多数(たとえば56個)の
ノズル孔を備えており、一方本体の制御装置側からは、
ノズル孔の数より少ない数(たとえば48個)のノズル
孔に対するインク噴射パターン信号dが与えられる。こ
のインク噴射パターン信号dは、基本的には多数のノズ
ル孔のうちの両側部分の所定個数(たとえば両端4個ず
つ)を除いたノズル孔の噴射を制御する。噴射パターン
信号dはデコーダ45でノズル孔の個数に相当するオン
オフ信号の組合せとなるが、両端の所定個数のノズル孔
に対する駆動信号は常にオフである。この信号はシフト
レジスタ46を通り、ここでシフト量設定器43に設定
された数だけ布帛の送り方向前方または後方にシフトす
る。一方インク噴射のタイミング信号yは、各ノズルヘ
ッドに対して制御装置本体側から与えられるが、各ノズ
ルヘッド毎にノズルヘッド側コントロール回路の遅れ量
設定器で設定された時間間隔だけ遅れて、ゲート回路4
7に与えられ、ゲート回路は噴射パルスに与えられたタ
イミングでノズルヘッドからインクを噴射させる。なお
図4ではディレイ回路を1個のみ示したが、トラバーサ
16の往路と復路で共にインク噴射を行うのが普通であ
るから、その場合には往路用のディレイ回路と復路用の
ディレイ回路との二つのディレイ手段を設ける。
にまたは千鳥状に配列された多数(たとえば56個)の
ノズル孔を備えており、一方本体の制御装置側からは、
ノズル孔の数より少ない数(たとえば48個)のノズル
孔に対するインク噴射パターン信号dが与えられる。こ
のインク噴射パターン信号dは、基本的には多数のノズ
ル孔のうちの両側部分の所定個数(たとえば両端4個ず
つ)を除いたノズル孔の噴射を制御する。噴射パターン
信号dはデコーダ45でノズル孔の個数に相当するオン
オフ信号の組合せとなるが、両端の所定個数のノズル孔
に対する駆動信号は常にオフである。この信号はシフト
レジスタ46を通り、ここでシフト量設定器43に設定
された数だけ布帛の送り方向前方または後方にシフトす
る。一方インク噴射のタイミング信号yは、各ノズルヘ
ッドに対して制御装置本体側から与えられるが、各ノズ
ルヘッド毎にノズルヘッド側コントロール回路の遅れ量
設定器で設定された時間間隔だけ遅れて、ゲート回路4
7に与えられ、ゲート回路は噴射パルスに与えられたタ
イミングでノズルヘッドからインクを噴射させる。なお
図4ではディレイ回路を1個のみ示したが、トラバーサ
16の往路と復路で共にインク噴射を行うのが普通であ
るから、その場合には往路用のディレイ回路と復路用の
ディレイ回路との二つのディレイ手段を設ける。
【0024】上記の構成により、4個のノズルヘッド7
Y、7M、7C、7Bに設けたヘッド側コントロール回
路のシフト量設定器43の設定値を変更することによ
り、各ノズルヘッドから布帛に噴射されるインクのドッ
ト位置を布帛の送り方向に調整することができる。また
遅れ量設定器44の設定値を変更することにより、トラ
バーサの送り方向すなわち布帛送り直角方向のドットの
位置を微細に調整することができる。トラバーサの走行
方向、即ち布帛の送り方向と直交する方向の各色のドッ
トの位置関係及び布帛の送り方向の各色のドットの位置
関係を微細に調整して、より正確な色彩と輪郭の鮮明な
図柄模様を捺染することができる。図5は両面に表裏対
称な模様を捺染した布帛を示した模式図であり、(A)
は表面の模様、(B)は裏面の模様を表している。図示
の布帛は模様が裏抜けしたような外観をしており、スク
リーン捺染機で捺染したような外観を与える。
Y、7M、7C、7Bに設けたヘッド側コントロール回
路のシフト量設定器43の設定値を変更することによ
り、各ノズルヘッドから布帛に噴射されるインクのドッ
ト位置を布帛の送り方向に調整することができる。また
遅れ量設定器44の設定値を変更することにより、トラ
バーサの送り方向すなわち布帛送り直角方向のドットの
位置を微細に調整することができる。トラバーサの走行
方向、即ち布帛の送り方向と直交する方向の各色のドッ
トの位置関係及び布帛の送り方向の各色のドットの位置
関係を微細に調整して、より正確な色彩と輪郭の鮮明な
図柄模様を捺染することができる。図5は両面に表裏対
称な模様を捺染した布帛を示した模式図であり、(A)
は表面の模様、(B)は裏面の模様を表している。図示
の布帛は模様が裏抜けしたような外観をしており、スク
リーン捺染機で捺染したような外観を与える。
【0025】図6および図7は、この発明の方法の実施
例を模式的に示した図である。図6の方法では、上下方
向の搬送路に第1と第2のインクジェットノズル7、8
を上下方向に位置をずらして横向きに配置している。図
7の方法は、第1と第2のインクジェットノズル7、8
を上下方向の搬送路の同一位置に対向させて配置してい
る。インクジェットノズル7、8を横向きに配置する図
6や図7の方法では、ノズルから噴射されたインク滴が
重力により下方に偏倚するので、布帛15の振れ等によ
ってインクジェットノズル7、8と布帛15との間隔が
微小に変化したときにも、布帛上のインク滴の到達点が
変化することとなり、特に多色ノズルを用いた場合のド
ット相互の位置関係の精度を上げることが困難になる。
例を模式的に示した図である。図6の方法では、上下方
向の搬送路に第1と第2のインクジェットノズル7、8
を上下方向に位置をずらして横向きに配置している。図
7の方法は、第1と第2のインクジェットノズル7、8
を上下方向の搬送路の同一位置に対向させて配置してい
る。インクジェットノズル7、8を横向きに配置する図
6や図7の方法では、ノズルから噴射されたインク滴が
重力により下方に偏倚するので、布帛15の振れ等によ
ってインクジェットノズル7、8と布帛15との間隔が
微小に変化したときにも、布帛上のインク滴の到達点が
変化することとなり、特に多色ノズルを用いた場合のド
ット相互の位置関係の精度を上げることが困難になる。
【0026】図8ないし図10は、布帛搬送路を屈曲さ
せて布帛の両面を染色する場合の搬送路の屈折形状及び
ノズル配置の例を示したもので、図8は第1の水平部5
と第2の水平部6との屈折部に大径のヒータドラム17
が配置されており、このヒータドラム17により布帛1
5の屈折を行うとともに、第1のインクジェットノズル
7で布帛15に付着したインク滴を乾燥させている。
せて布帛の両面を染色する場合の搬送路の屈折形状及び
ノズル配置の例を示したもので、図8は第1の水平部5
と第2の水平部6との屈折部に大径のヒータドラム17
が配置されており、このヒータドラム17により布帛1
5の屈折を行うとともに、第1のインクジェットノズル
7で布帛15に付着したインク滴を乾燥させている。
【0027】図9のものでは、2個のガイドローラ2、
3によりZ字状の布帛搬送路が形成されている。そして
第1のインクジェットノズル7は布帛搬送路の水平部5
に配置され、第2のインクジェットノズル8は布帛搬送
路が斜めになった部分に斜め下向きに配置されている。
図10のものでは、二つのガイドローラ2、3により布
帛15が傾斜したジグザグ状に送られており、第1のイ
ンクジェットノズル7及び第2のインクジェットノズル
8はともに斜め下向きに配置されている。このように、
ノズル配置部分の搬送路の形状及びインクジェットノズ
ル7、8の方向は、種々のものが可能であるが、図1、
図8及び図9に示すような、模様を捺染する第1のイン
クジェットノズル7を搬送路の水平部5に下向きに配置
する方法を採用すべきである。
3によりZ字状の布帛搬送路が形成されている。そして
第1のインクジェットノズル7は布帛搬送路の水平部5
に配置され、第2のインクジェットノズル8は布帛搬送
路が斜めになった部分に斜め下向きに配置されている。
図10のものでは、二つのガイドローラ2、3により布
帛15が傾斜したジグザグ状に送られており、第1のイ
ンクジェットノズル7及び第2のインクジェットノズル
8はともに斜め下向きに配置されている。このように、
ノズル配置部分の搬送路の形状及びインクジェットノズ
ル7、8の方向は、種々のものが可能であるが、図1、
図8及び図9に示すような、模様を捺染する第1のイン
クジェットノズル7を搬送路の水平部5に下向きに配置
する方法を採用すべきである。
【0028】インクジェットノズル7を水平な搬送路に
下向きに配置すれば、インクジェットノズル7から噴射
されるインク滴の布帛15上への到達点を正確に制御で
きる。従って布帛15により正確な模様を捺染できる。
このことは布帛に色の異なるインク滴のドット配置によ
って中間色を表現する場合に非常に重要である。
下向きに配置すれば、インクジェットノズル7から噴射
されるインク滴の布帛15上への到達点を正確に制御で
きる。従って布帛15により正確な模様を捺染できる。
このことは布帛に色の異なるインク滴のドット配置によ
って中間色を表現する場合に非常に重要である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、廃液の
量も従来装置の十分の一以下に低減することができ、装
置外へのインク滴や蒸気の漏出もなく、非常にクリーン
な環境での染色作業が可能である。また、無人連続運転
で帯状の布帛の両面に表裏対称な模様を捺染できるの
で、模様が裏抜けしたような外観を呈し、スクリーン捺
染で加工したような高級感のある捺染物を得ることがで
きる。
量も従来装置の十分の一以下に低減することができ、装
置外へのインク滴や蒸気の漏出もなく、非常にクリーン
な環境での染色作業が可能である。また、無人連続運転
で帯状の布帛の両面に表裏対称な模様を捺染できるの
で、模様が裏抜けしたような外観を呈し、スクリーン捺
染で加工したような高級感のある捺染物を得ることがで
きる。
【図1】第1実施例の模式的な側面図
【図2】多色ノズルの配置例を示す模式的な平面図
【図3】制御装置の全体を示すブロック図
【図4】ノズルヘッド側コントロール回路のブロック図
【図5】表裏対称な模様を示す模式図
【図6】位置をずらせて配置したノズルヘッドを示す側
面図
面図
【図7】対向させたノズルヘッドを示す側面図
【図8】ノズル配置部分の布帛搬送路の第2の形態を示
す部分側面図
す部分側面図
【図9】ノズル配置部分の布帛搬送路の第3の形態を示
す部分側面図
す部分側面図
【図10】ノズル配置部分の布帛搬送路の第4の形態を
示す部分側面図
示す部分側面図
【図11】従来の連続染色装置の模式的な側面図
7 インクジェットノズル 8 インクジェットノズル 12 HIスチーマ 15 布帛
Claims (4)
- 【請求項1】 上下方向に設けた布帛搬送路の同一位置
に対向させて、第1と第2のインクジェットノズル(7,
8) を横向きに配置し、これらのインクジェットノズル
のインク噴射位置及びタイミングを同一の図柄信号に基
いて制御し、布帛搬送路を通過する帯状の布帛(15)の両
面に表裏対称な模様を捺染することを特徴とする、帯状
布帛の連続捺染方法。 - 【請求項2】 上下方向に設けた布帛搬送路の異なった
位置に、一方の面側から布帛搬送路に向けた第1のイン
クジェットノズル(7) と他方の面側から布帛搬送路に向
けた第2のインクジェットノズル(8) とを配置し、これ
らのインクジェットノズルのインク噴射位置及びタイミ
ングを同一の図柄信号に基いて制御し、布帛搬送路を通
過する帯状の布帛(15)の両面に表裏対称な模様を捺染す
ることを特徴とする、帯状布帛の連続捺染方法。 - 【請求項3】 略S字状に設けた布帛搬送路の上流側と
下流側に下向きのインクジェットノズル(7,8) を配置
し、各インクジェットノズルを布帛搬送路の反対面側に
配置し、これらのインクジェットノズルのインク噴射位
置及びタイミングを同一の図柄信号に基いて制御し、布
帛搬送路を通過する帯状の布帛(15)の両面に表裏対称な
模様を捺染することを特徴とする、帯状布帛の連続捺染
方法。 - 【請求項4】 帯状の布帛(15)を通過させる布帛搬送路
と、布帛搬送路を通過する布帛の一方の面に向けた第1
のインクジェットノズル(7) 及び他方の面に向けた第2
のインクジェットノズル(8) と、第1及び第2のインク
ジェットノズルのインク噴射位置及びタイミングを制御
する制御器と、布帛に付着したインク滴を発色させるた
めのスチーマ(12)とを備えたことを特徴とする、帯状布
帛の連続捺染装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9247847A JPH1181162A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 帯状布帛の連続捺染方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9247847A JPH1181162A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 帯状布帛の連続捺染方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1181162A true JPH1181162A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17169555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9247847A Pending JPH1181162A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 帯状布帛の連続捺染方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1181162A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1881104A2 (en) | 2006-07-20 | 2008-01-23 | J-TECK3 S.r.l. | Method and apparatus for digitally printing on textile articles |
JP2010149512A (ja) * | 2008-12-17 | 2010-07-08 | Ech Will Gmbh | 本ブロックを製造する装置と方法 |
JP2011212852A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Fujifilm Corp | 印字装置および印字方法 |
US8220921B2 (en) | 2008-08-29 | 2012-07-17 | Takata Corporation | Inkjet dyeing apparatus |
JP2013024080A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Denso Corp | 燃料噴射制御装置 |
JP5952952B1 (ja) * | 2015-11-27 | 2016-07-13 | トーア紡マテリアル株式会社 | タフトカーペットの連続染色方法及び連続染色機 |
-
1997
- 1997-08-27 JP JP9247847A patent/JPH1181162A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1881104A2 (en) | 2006-07-20 | 2008-01-23 | J-TECK3 S.r.l. | Method and apparatus for digitally printing on textile articles |
US8220921B2 (en) | 2008-08-29 | 2012-07-17 | Takata Corporation | Inkjet dyeing apparatus |
US8430503B2 (en) | 2008-08-29 | 2013-04-30 | Takata Corporation | Inkjet dyeing method |
JP2010149512A (ja) * | 2008-12-17 | 2010-07-08 | Ech Will Gmbh | 本ブロックを製造する装置と方法 |
JP2011212852A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Fujifilm Corp | 印字装置および印字方法 |
JP2013024080A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Denso Corp | 燃料噴射制御装置 |
JP5952952B1 (ja) * | 2015-11-27 | 2016-07-13 | トーア紡マテリアル株式会社 | タフトカーペットの連続染色方法及び連続染色機 |
US9926664B2 (en) | 2015-11-27 | 2018-03-27 | Toabo Material Co., Ltd. | Tufted carpet continuous dyeing method and tufted carpet continuous dyeing machine |
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