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JPH1180264A - アレニルオキシメチルナフタレン、その製法およびそれより得られた重合体 - Google Patents

アレニルオキシメチルナフタレン、その製法およびそれより得られた重合体

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Publication number
JPH1180264A
JPH1180264A JP26488497A JP26488497A JPH1180264A JP H1180264 A JPH1180264 A JP H1180264A JP 26488497 A JP26488497 A JP 26488497A JP 26488497 A JP26488497 A JP 26488497A JP H1180264 A JPH1180264 A JP H1180264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
integer
formula
polymer
allenyloxymethylnaphthalene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26488497A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Endo
剛 遠藤
Ikuyoshi Tomita
育義 冨田
Minoru Ubukata
稔 生方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oil Co Ltd
Original Assignee
Fuji Oil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Oil Co Ltd filed Critical Fuji Oil Co Ltd
Priority to JP26488497A priority Critical patent/JPH1180264A/ja
Publication of JPH1180264A publication Critical patent/JPH1180264A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規、かつ有用なアレニルオキシメチルナフ
タレン化合物を提供するとともに、これを単量体とする
新規な重合体の提供。 【解決手段】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1およびR2は、水素、アルキル基、アルコシ
基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選
ばれた基であり、pは1〜4の整数、qは1〜3の整数
である)で示されるアレニルオキシメチルナフタレン、
その製法およびそれより得られた重合体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アレニルオキシメ
チルナフタレン、その重合体およびそれらの製法に関す
る。
【0002】
【従来技術】アセチレン化合物(プロパルギル誘導体)
の異性体であるアレン類は、プロパルギル前駆体を塩基
性触媒系で異性化する方法、二重結合を持った前駆体に
ジブロモカルベンを付加させ、これを塩基で処理する方
法、プロパルギルエーテル種に銅触媒存在下で有機マグ
ネシウムを作用させる方法等で合成され、置換アレン類
として、フェニルアレン(文献;T.Yokozaw
a,N.Ito,T.Endo,Chem.Let
t.,1955,1988)、アルコキシアレン類(文
献;T.Yokozawa,M.Tanaka,T.E
ndo,Chem.Lett.,1831,1987,
J.Mizuya,T.Yokozawa,T.End
o,PartA:Polym.Chem.,26,31
19,1988)、アレニルピロリドン(文献;J.L
eland,J.Booucher,K.Anders
on,J.Polym.Sci.,;Polym.Ch
em.Ed.,15,2785,1977)、アレニル
オキサゾリドン(文献;Y.Tachibana,T.
Tanaka,T.Endo,Polym.Prep
r.Jpn.,41,219,1992)等が知られて
おり、また、それらの重合反応が検討されているが、ナ
フタレン環を有するアレン誘導体であるアレニルオキシ
メチルナフタレンおよびその重合体は未知の化合物であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、新
規、かつ有用なアレニルオキシメチルナフタレン化合物
を提供するとともに、これを単量体とする新規な重合体
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、下記一
般式(1)
【化9】 (式中、R1およびR2は、水素、アルキル基、アルコシ
基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選
ばれた基であり、pは1〜4の整数、qは1〜3の整数
である)で示されるアレニルオキシメチルナフタレンに
関する。
【0005】本発明の第二は、下記一般式(2)
【化10】 (式中、R1およびR2は、水素、アルキル基、アルコシ
基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選
ばれた基であり、pは1〜4の整数、qは1〜3の整数
である)で示される少なくとも1種のブロモメチルナフ
タレンと下記式(3)
【化11】 で示されるプロパルギルアルコールとを反応させて得ら
れる下記一般式(4)
【化12】 (式中、R1およびR2は、水素、アルキル基、アルコシ
基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選
ばれた基であり、pは1〜4の整数、qは1〜3の整数
である)で示されるプロパルギルオキシメチルナフタレ
ンを異性化することを特徴とする下記一般式(1)
【化13】 (式中、R1およびR2は、水素、アルキル基、アルコシ
基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選
ばれた基であり、pは1〜4の整数、qは1〜3の整数
である)で示されるアレニルオキシメチルナフタレンの
製法に関する。
【0006】本発明の第三は、下記一般式(5)
【化14】 (式中、R1およびR2は、水素、アルキル基、アルコシ
基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選
ばれた基であり、pは1〜4の整数、qは1〜3の整数
であり、Xは0〜100の整数、Yは0〜100の整数
であり、XおよびYが共に0であることはない)で示さ
れる繰返し単位を有することを特徴とするアレニルオキ
シメチルナフタレン重合体に関する。
【0007】本発明の第四は、下記一般式(1)
【化15】 (式中、R1およびR2は、水素、アルキル基、アルコシ
基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選
ばれた基であり、pは1〜4の整数、qは1〜3の整数
である)で示される少なくとも1種のアレニルオキシメ
チルナフタレンを重合することを特徴とする下記一般式
(5)
【化16】 (式中、R1およびR2は、水素、アルキル基、アルコシ
基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選
ばれた基であり、pは1〜4の整数、qは1〜3の整数
であり、Xは0〜100の整数、Yは0〜100の整数
であり、XおよびYが共に0であることはない)で示さ
れる繰返し単位を有することを特徴とするアレニルオキ
シメチルナフタレン重合体の製法に関する。
【0008】前記プロパルギルオキシメチルナフタレン
の異性化は、塩基性触媒の存在下に実施することができ
る。この塩基性触媒としては、とくに制限はないが、ア
ルカリ金属のアルコラート、たとえば、ナトリウム−t
−ブトキシド、カリウム−t−ブトキシドなどを挙げる
ことができる。
【0009】本発明の重合反応は、塩基性触媒あるいは
π−アリルニッケル触媒のような配位触媒の存在下に実
施することが好ましい。
【0010】前記R1およびR2におけるアルキル基とし
ては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、sec−ブ
チル、t−ブチルなどを挙げることができ、アルコキシ
基としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキ
シなどを挙げることができ、アリール基としては、フェ
ニル、アルキル置換フェニル、アルコキシ置換フェニル
などを挙げることができ、前記アルキル置換基やアルコ
キシ置換基は、前記のアルキル基やアルコキシ基である
ことができる。
【0011】
【実施例】以下に製造例、実施例を挙げて本発明を説明
するが、本発明はこれにより何ら限定されるものではな
い。
【0012】製造例1(2−ブロモメチルナフタレンの
合成)
【化17】 窒素雰囲気下、冷却管をつけた反応容器に四塩化炭素
(50ml)、2−メチルナフタレン(18.16g、
127.7mmol)、N−ブロモスクシンイミド(N
BS)(25g、140.5mmol)、ベンゾイルパ
ーオキシド(0.1g、0.4mmol)を入れマグネ
チックスターラーで撹拌し、80℃で6時間反応した。
反応後、浮遊物をろ過し、減圧下反応溶媒である四塩化
炭素を留去した後、ヘキサンで再結晶し、中間物質であ
る2−(ブロモメチル)ナフタレンを得た。収率88.
2%(融点51−54℃)。
【0013】実施例1 その1:2−プロパルギルオキシメチルナフタレンの合
【化18】 窒素雰囲気下、冷却管および滴下ロートをつけた反応容
器にテトラヒドロフラン(THF)(20ml)、プロ
パルギルアルコール(1.90g、33.9mmol)
を入れ、氷冷下、n−ブチルリチウムヘキサン溶液
(1.6N,21.2ml、33.9mmol)を加
え、滴下ロートから前記製造例1で得られた2−(ブロ
モメチル)ナフタリン(5g、22.6mmol)のT
HF溶液を滴下し、3時間還流した。反応後、浮遊物を
ろ過し、減圧下で反応溶媒であるTHFを留去した後、
カラムクロマトグラフィー(充填剤SiO2、展開溶媒
n−ヘキサン:ジエチルエーテル=10:1)により中
間物質である2−プロパルギルオキシメチルナフタレン
を単離した。収率47.4%。
【0014】生成した2−プロパルギルオキシメチルナ
フタレンにおいて、アンダーラインを付したHまたはC
のNMR分析のケミカルシフト値はつぎのとおりであ
る。1 H−NMR(90MHz,CDCl3,δ in pp
m) 2.44(t,J=2.4Hz,1H,C≡),4.
12(d,J=2.2,2H,−C2 −C≡),4.
66(s,2H,C1072 −),7.33〜7.7
9(m,7H,C10 7 −).13 C−NMR(90MHz,CDCl3,δ in pp
m) 56.89(−O2C≡),71.34(C107
2−),74.64(−C≡H), 79.60
(−CH2 ≡CH),125.77(10 7−),
125.92(10 7−),126.42(10
7−), 126.68(10 7−),127.51
10 7−), 127.70(10 7−),12
8.03(10 7−), 132.87(10
7−),133.06(10 7−), 134.62
10 7−).
【0015】その2:2−アレニルオキシメチルナフタ
レンの合成
【化19】 2−プロパルギルオキシメチルナフタレンを異性化する
ことにより合成した。窒素雰囲気下、冷却管および滴下
ロートをつけた反応容器にテトラヒドロフラン(TH
F)(20ml)、カリウム−t−ブトキシド(0.8
7g、7.7mmol、30mol%)を入れ、滴下ロ
ートから前記方法により得られた2−プロパルギルオキ
シメチルナフタレン(5.05g、25.7mmol)
のTHF溶液を滴下し、3時間還流した。反応後、浮遊
物をろ過し、減圧下で反応溶媒であるTHFを留去した
後、カラムクロマトグラフィー(充填剤SiO2、展開
溶媒n−ヘキサン:ジエチルエーテル=10:1)によ
り2−アレニロキシメチルナフタレンを単離した。収率
65.0%。
【0016】2−アレニルオキシメチルナフタレンにお
いて、アンダーラインを付したHまたはCのNMR分析
のケミカルシフト値はつぎのとおりである。1 H−NMR(90MHz,CDCl3,δ in pp
m) 4.77(s,2H,C1072 −),5.475
(d,2H,J=5.9Hz,2H,=C=C2 ),
6.87(t,1H,J=5.7Hz,−C=C=C
2),7.40〜7.87(m,7H,C10 7 −).13 C−NMR(90MHz,CDCl3,δ in pp
m) 70.7(C107 2−),91.2(=C=
2),121.6(−H=C=CH2),125.6
10 7−), 126.0(10 7−),12
6.1(10 7−), 126.7(10 7−),
127.7(10 7−), 127.9(10
7−),128.1(10 7−), 133.0(
10 7−),133.2(10 7−), 134.8
10 7−),201.3(−CH==CH2
【0017】実施例2(2−アレニルオキシメチルナフ
タレンの配位重合による重合体の合成)
【化20】 窒素雰囲気下、冷却管および滴下ロートをつけた反応容
器に、π−アリルトリフルオロ酢酸のトルエン溶液
(1.0M,24ml)とNi(cod)2のトルエン
溶液(0.085M,0.24ml)を加え、数分間撹
拌した後、トリフェニルホスフィン(PPh3)のトル
エン溶液(1.0M,24ml)を加え、この溶液中に
2−アレニルオキシメチルナフタレン(0.196g,
1mmol)を滴下し、室温で24時間重合反応を行っ
た。反応溶液をジエチルエーテル中で再沈殿し、ポリマ
ーを得た。 収率:96.1%。分子量:8,200。x:y=3:
【0018】前記ポリマーにおいて、アンダーラインを
付したHまたはCのNMR分析のケミカルシフト値は下
記のとおりである。1 H−NMR(90MHz,CDCl3,δ in pp
m) 2.64(−C2 −),4.00〜4.52(−C
−,C1072 −),4.7〜5.3(=C2 ),
5.95(−OC=),6.9〜7.8(C10
7 −).13 C−NMR(90MHz,CDCl3,δ in pp
m) 28.7(−2−),69.4(−H−),7
2.9(C107 2−), 114.3(=
2),125.3(10 7−), 125.7
10 7−),127.5(10 7−), 12
7.8(10 7−),128.2(10 7−),
129.0(10 7−),132.7(10
7−), 133.0(10 7−),135.4
10 7−), 137.0(10 7−),14
2.4〔−(=C)−〕, 145.0(=H−O
−).
【0019】得られたポリマーは、クロロホルムや塩化
メチレン、THF等の有機溶媒に可溶である。ポリマー
の構造および 1H−NMRスペクトルを図1に示す。図
1に示す 1H−NMRスペクトルから、1,2−重合ユ
ニットの二重結合に由来するaと、2,3−重合ユニッ
トの二重結合に由来するbのピークがそれぞれ5.9お
よび5.0ppmに観測され、その積分比より、得られ
たポリマーの1,2重合と2,3重合ユニットの比は約
3対7であった。本重合系において2,3−重合ユニッ
トが優先的に生成する結果は、アルコキシアレン類の配
位重合の報告とよく一致しており、置換基を持つ側の二
重結合が重合した1,2−重合ユニットよりも置換基か
ら遠い二重結合が重合した2,3−重合ユニットが優先
的に生成することに起因すると考えられる。また、ポリ
マー中に存在する二重結合について、オレフィンのピー
クとその他のピークとの積分比の比較による二重結合の
残存率の算出結果、ポリマー中には二重結合がほぼ定量
的に残っていることが確認できた。2−アレニルオキシ
メチルナフタレンの配位重合による重合体の合成におい
て、開始剤に対するモノマーの仕込み比を変えた場合の
実施例を下記に示す。
【0020】実施例3 開始剤であるπ−アリルニッケルトリフルオロアセテー
ト触媒(2mol%)に対し、モノマーの添加量を20
当量とし、配位子としてトリフェニルホスフィンをニッ
ケルに対して1.2当量加え、窒素雰囲気下、トルエン
中、室温で24時間重合反応を行った。反応溶液をジエ
チルエーテル中で再沈殿し、ポリマーを得た。収率:8
2.5%。分子量:3,800。
【0021】実施例4 開始剤であるπ−アリルニッケルトリフルオロアセテー
ト触媒(2mol%)に対し、モノマーの添加量を50
当量とし、配位子としてトリフェニルホスフィンをニッ
ケルに対して1.2当量加え、窒素雰囲気下、トルエン
中、室温で24時間重合反応を行った。反応溶液をジエ
チルエーテル中で再沈殿し、ポリマーを得た。収率:9
6.2%。分子量:8,200。
【0022】実施例5 開始剤であるπ−アリルニッケルトリフルオロアセテー
ト触媒(2mol%)に対し、モノマーの添加量を10
0当量とし、配位子としてトリフェニルホスフィンをニ
ッケルに対して1.2当量加え、窒素雰囲気下、トルエ
ン中、室温で24時間重合反応を行った。反応溶液をジ
エチルエーテル中で再沈殿し、ポリマーを得た。収率:
91.3%。分子量:17,900。
【0023】実施例3〜5で得られたポリマーについ
て、2−アレニルオキシメチルナフタレンのπ−アリル
ニッケルトリフルオロアセテート触媒による配位重合に
おける開始剤に対するモノマーの仕込み比と生成ポリマ
ーの分子量および分子量分布を下記表に示す。
【0024】
【表1】 π−アリルニッケルトリフルオロアセテート触媒による配位重合の開始剤に 対するモノマーの仕込み比と生成ポリマーの分子量(Mn)および分子量分 布(Mw/Mn) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 〔モノマー〕/〔開始剤〕 収 率 (%) Mn Mw/Mn ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例3 20 82.5 3,800 1.04 実施例4 50 96.2 8,200 1.06 実施例5 100 91.3 17,900 1.02 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 表1のπ−アリルニッケルトリフルオロアセテート触媒
による配位重合の開始剤に対するモノマーの仕込み比と
生成ポリマーの分子量(Mn)および分子量分布(Mw
/Mn)の関係を図2に示す。
【0025】図2に示すように、配位重合により得られ
たポリマーの分子量は開始剤に対するモノマーの仕込み
比に対応して直線的に増大し、単分散の仕込み比に対応
した分子量のポリマーが得られた。また、モノマーの仕
込み比が増加した場合においてもポリマーの分子量分布
は一定であり、2−アレニルオキシメチルナフタレンの
π−アリルニッケル触媒による配位重合はリビング機構
による反応であると推定できる。
【0026】
【効果】
(1)新規化合物アレニルオキシメチルナフタレンとそ
の製法を提供することができた。 (2)新規アレニルオキシメチルナフタレン重合体とそ
の製法を提供することができた。 (3)本発明により、石油留分中のメチルナフタレン類
の有効利用の方法を豊富化することができた。 (4)前記重合体は、ワックス状または固体状の重合体
であり、これは多数の二重結合を有しているので、ここ
にいろいろの化合物を付加させることができるので、医
薬、農薬などの担体的役割を担わせることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例2で得られたポリマーの構造と
それに対応する 1H−NMRスペクトルを示す。
【図2】モノマーの仕込み比と生成ポリマーの分子量お
よび分子量分布の関係を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1およびR2は、水素、アルキル基、アルコシ
    基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選
    ばれた基であり、pは1〜4の整数、qは1〜3の整数
    である)で示されるアレニルオキシメチルナフタレン。
  2. 【請求項2】 下記一般式(2) 【化2】 (式中、R1およびR2は、水素、アルキル基、アルコシ
    基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選
    ばれた基であり、pは1〜4の整数、qは1〜3の整数
    である)で示される少なくとも1種のブロモメチルナフ
    タレンと下記式(3) 【化3】 で示されるプロパルギルアルコールとを反応させて得ら
    れる下記一般式(4) 【化4】 (式中、R1およびR2は、水素、アルキル基、アルコシ
    基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選
    ばれた基であり、pは1〜4の整数、qは1〜3の整数
    である)で示されるプロパルギルオキシメチルナフタレ
    ンを異性化することを特徴とする下記一般式(1) 【化5】 (式中、R1およびR2は、水素、アルキル基、アルコシ
    基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選
    ばれた基であり、pは1〜4の整数、qは1〜3の整数
    である)で示されるアレニルオキシメチルナフタレンの
    製法。
  3. 【請求項3】 下記一般式(5) 【化6】 (式中、R1およびR2は、水素、アルキル基、アルコシ
    基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選
    ばれた基であり、pは1〜4の整数、qは1〜3の整数
    であり、Xは0〜100の整数、Yは0〜100の整数
    であり、XおよびYが共に0であることはない)で示さ
    れる繰返し単位を有することを特徴とするアレニルオキ
    シメチルナフタレン重合体。
  4. 【請求項4】 下記一般式(1) 【化7】 (式中、R1およびR2は、水素、アルキル基、アルコシ
    基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選
    ばれた基であり、pは1〜4の整数、qは1〜3の整数
    である)で示される少なくとも1種のアレニルオキシメ
    チルナフタレンを重合することを特徴とする下記一般式
    (5) 【化8】 (式中、R1およびR2は、水素、アルキル基、アルコシ
    基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選
    ばれた基であり、pは1〜4の整数、qは1〜3の整数
    であり、Xは0〜100の整数、Yは0〜100の整数
    であり、XおよびYが共に0であることはない)で示さ
    れる繰返し単位を有することを特徴とするアレニルオキ
    シメチルナフタレン重合体の製法。
JP26488497A 1997-09-11 1997-09-11 アレニルオキシメチルナフタレン、その製法およびそれより得られた重合体 Pending JPH1180264A (ja)

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JP (1) JPH1180264A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014040581A (ja) * 2012-07-23 2014-03-06 Tokyo Institute Of Technology 親水性樹脂粒子の製造方法
JP2014088546A (ja) * 2012-10-04 2014-05-15 Tokyo Institute Of Technology 架橋樹脂粒子の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014040581A (ja) * 2012-07-23 2014-03-06 Tokyo Institute Of Technology 親水性樹脂粒子の製造方法
JP2014088546A (ja) * 2012-10-04 2014-05-15 Tokyo Institute Of Technology 架橋樹脂粒子の製造方法

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