JPH1178541A - 装飾リップ付ウェザーストリップ - Google Patents
装飾リップ付ウェザーストリップInfo
- Publication number
- JPH1178541A JPH1178541A JP9249445A JP24944597A JPH1178541A JP H1178541 A JPH1178541 A JP H1178541A JP 9249445 A JP9249445 A JP 9249445A JP 24944597 A JP24944597 A JP 24944597A JP H1178541 A JPH1178541 A JP H1178541A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- interior material
- decorative lip
- weather strip
- lip
- decorative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 36
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 abstract description 5
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 4
- 235000013372 meat Nutrition 0.000 description 4
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 4
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 description 4
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内装材よりも先に車体に組付けられる装飾リ
ップ付ウェザーストリップにおいては、内装材端部が装
飾リップの背後に潜込んだり、内装材端部と装飾リップ
との間に隙間が発生し、外観が損なわれるので、これを
防止する。 【解決手段】 車体10の内装材40端部を覆い隠すた
めの装飾リップ21を有し、内装材40よりも先に車体
10に組付けられるウェザーストリップ20において、
前記装飾リップ21の内面に、引き千切られる強度の肉
細部31を介して、前記装飾リップ21を前記内装材4
0端部から引出す紐片30を、共押出成形によって一体
成形する。
ップ付ウェザーストリップにおいては、内装材端部が装
飾リップの背後に潜込んだり、内装材端部と装飾リップ
との間に隙間が発生し、外観が損なわれるので、これを
防止する。 【解決手段】 車体10の内装材40端部を覆い隠すた
めの装飾リップ21を有し、内装材40よりも先に車体
10に組付けられるウェザーストリップ20において、
前記装飾リップ21の内面に、引き千切られる強度の肉
細部31を介して、前記装飾リップ21を前記内装材4
0端部から引出す紐片30を、共押出成形によって一体
成形する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、トランクリッド
や後上開扉等の車体開口縁部に取付ける装飾リップ付ウ
ェザーストリップに関するものである。
や後上開扉等の車体開口縁部に取付ける装飾リップ付ウ
ェザーストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 図1乃至図3を参考にして説明する。
トランクリッドや後上開扉等の車体開口縁部に取付ける
ウェザーストリップ20には、車体10の内装材40端
部を覆い隠すための装飾リップ21が設けられることが
多い。
トランクリッドや後上開扉等の車体開口縁部に取付ける
ウェザーストリップ20には、車体10の内装材40端
部を覆い隠すための装飾リップ21が設けられることが
多い。
【0003】この場合、ウェザーストリップ20の方が
内装材40よりも先に車体10へ組付けられる場合に
は、本来、装飾リップ21の内側に位置すべき内装材4
0が装飾リップ21の外側を覆って位置するという不具
合が起こり易い。これは、内装材40端部の位置にばら
つきが多いことと、内装材40の組付作業では綿密な位
置合わせが難しいことから生じる問題である。
内装材40よりも先に車体10へ組付けられる場合に
は、本来、装飾リップ21の内側に位置すべき内装材4
0が装飾リップ21の外側を覆って位置するという不具
合が起こり易い。これは、内装材40端部の位置にばら
つきが多いことと、内装材40の組付作業では綿密な位
置合わせが難しいことから生じる問題である。
【0004】また、その場合は、へらなどの工具を用い
て、後工程で手直しする必要があり、工数がかかるとい
う問題があった。
て、後工程で手直しする必要があり、工数がかかるとい
う問題があった。
【0005】そのため、従来は、装飾リップ21を短め
に設定して、最悪の場合でも内装材40が装飾リップ2
1の上に乗り上げないようにしていた。しかし、これで
は、内装材40端部が設計基準位置と離れた位置に組付
けられた場合などは、内装材40端部と装飾リップ21
との間に隙間が発生し、外観性を損なうことがあった。
に設定して、最悪の場合でも内装材40が装飾リップ2
1の上に乗り上げないようにしていた。しかし、これで
は、内装材40端部が設計基準位置と離れた位置に組付
けられた場合などは、内装材40端部と装飾リップ21
との間に隙間が発生し、外観性を損なうことがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 解決しようとする課
題は、従来の、内装材40よりも先に車体10に組付け
られる装飾リップ付ウェザーストリップ20において
は、内装材40端部が装飾リップ21の外側を覆った
り、内装材40端部と装飾リップ21との間に隙間が発
生し、外観が損なわれることである。
題は、従来の、内装材40よりも先に車体10に組付け
られる装飾リップ付ウェザーストリップ20において
は、内装材40端部が装飾リップ21の外側を覆った
り、内装材40端部と装飾リップ21との間に隙間が発
生し、外観が損なわれることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 図1、図2、および図
4乃至図8を参考にして説明する。本発明は、車体10
の内装材40端部を覆い隠すための装飾リップ21を有
し、内装材40よりも先に車体10に組付けられるウェ
ザーストリップ20において、前記装飾リップ21の内
面に、引き千切られる強度の肉細部31を介して、前記
装飾リップ21を前記内装材40端部から引出す紐片3
0を、一体成形してなるものである。
4乃至図8を参考にして説明する。本発明は、車体10
の内装材40端部を覆い隠すための装飾リップ21を有
し、内装材40よりも先に車体10に組付けられるウェ
ザーストリップ20において、前記装飾リップ21の内
面に、引き千切られる強度の肉細部31を介して、前記
装飾リップ21を前記内装材40端部から引出す紐片3
0を、一体成形してなるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】 発明の実施の形態について説明
する。図中10は、本実施形態に係るウェザーストリッ
プ20が取付けられる自動車の車体、11は、ウェザー
ストリップ20のウエルト部22が組付く車体10のフ
ランジである。また、23はトランクリッドや後上開扉
等の可動蓋材15とのシールを達成する中空シール部で
ある。
する。図中10は、本実施形態に係るウェザーストリッ
プ20が取付けられる自動車の車体、11は、ウェザー
ストリップ20のウエルト部22が組付く車体10のフ
ランジである。また、23はトランクリッドや後上開扉
等の可動蓋材15とのシールを達成する中空シール部で
ある。
【0009】このウェザーストリップ20は、車体の内
装材40端部を覆い隠すための装飾リップ21を有し、
内装材40よりも先に車体に組付けられるものである。
装飾リップ21の内面には、この装飾リップ21を、ウ
ェザーストリップ20よりも後に車体10に取付けられ
たことにより装飾リップ21を覆う状態にある内装材4
0端部から引出し、かつ引出しと同時に引き千切られる
強度の肉細部31を介して紐片30を一体成形してい
る。
装材40端部を覆い隠すための装飾リップ21を有し、
内装材40よりも先に車体に組付けられるものである。
装飾リップ21の内面には、この装飾リップ21を、ウ
ェザーストリップ20よりも後に車体10に取付けられ
たことにより装飾リップ21を覆う状態にある内装材4
0端部から引出し、かつ引出しと同時に引き千切られる
強度の肉細部31を介して紐片30を一体成形してい
る。
【0010】本実施形態における肉細部31を含む紐片
30は、ウェザーストリップ20を押出成形する際、そ
の基材であるゴムで同時に押出成形されるが、装飾リッ
プ21を内装材40端部から引出作業中に不意に千切れ
たりすることがないような強度を持たせるために、図7
に示すように、紐片30の中にナイロン糸32などの糸
を通したり、また、図8に示すように、ゴムとの共押出
成形が可能な材料である特殊ポリオレフィン層33で紐
片30を補強することが有効である。
30は、ウェザーストリップ20を押出成形する際、そ
の基材であるゴムで同時に押出成形されるが、装飾リッ
プ21を内装材40端部から引出作業中に不意に千切れ
たりすることがないような強度を持たせるために、図7
に示すように、紐片30の中にナイロン糸32などの糸
を通したり、また、図8に示すように、ゴムとの共押出
成形が可能な材料である特殊ポリオレフィン層33で紐
片30を補強することが有効である。
【0011】なお、特殊ポリオレフィンを使用して共押
出成形すると、連続した押出成形ができるため、ナイロ
ン糸32等を継足すといった余分な作業が不要となり、
製造コストも安価にすることができる。また、ナイロン
糸32ではウェザーストリップ20を加硫加工する際に
溶けるという懸念があるが、特殊ポリオレフィンを使用
するとそうした問題も解決できる。
出成形すると、連続した押出成形ができるため、ナイロ
ン糸32等を継足すといった余分な作業が不要となり、
製造コストも安価にすることができる。また、ナイロン
糸32ではウェザーストリップ20を加硫加工する際に
溶けるという懸念があるが、特殊ポリオレフィンを使用
するとそうした問題も解決できる。
【0012】作用について説明すると、まず、ウェザー
ストリップ20の装飾リップ21を、内装材40端部を
覆い隠すため長めに設定しておく。次に、内装材40
は、装飾リップ21の端部が、内装材40端部の内側に
隠れるように組付ける。内装材40の組付け完了後、装
飾リップ21の内面に肉細部31を介して共押出しによ
って一体成形した紐片30の端部を、図5に示す如く肉
細部31を引き千切りながら引張り出すことで、装飾リ
ップ21を内装材40端部の外側へ引き出す。
ストリップ20の装飾リップ21を、内装材40端部を
覆い隠すため長めに設定しておく。次に、内装材40
は、装飾リップ21の端部が、内装材40端部の内側に
隠れるように組付ける。内装材40の組付け完了後、装
飾リップ21の内面に肉細部31を介して共押出しによ
って一体成形した紐片30の端部を、図5に示す如く肉
細部31を引き千切りながら引張り出すことで、装飾リ
ップ21を内装材40端部の外側へ引き出す。
【0013】こうして紐片30を連続的に引張り出すこ
とによって装飾リップ21の全体を内装材40端部の全
体に覆い被せ、最終的には紐片30を装飾リップ21か
ら取去る。そして、引出された装飾リップ21によっ
て、内装材40端部を覆い隠し、外観の見栄えを向上さ
せるものである。
とによって装飾リップ21の全体を内装材40端部の全
体に覆い被せ、最終的には紐片30を装飾リップ21か
ら取去る。そして、引出された装飾リップ21によっ
て、内装材40端部を覆い隠し、外観の見栄えを向上さ
せるものである。
【0014】
【発明の効果】 本発明は、装飾リップ21の内面に、
引き千切られる強度の肉細部31を介して紐片30を共
押出成形によって一体成形したので、紐片30を引張り
出すのみで装飾リップ21で内装材40端部を容易に覆
い隠すことができ、外観の見栄えが向上する。
引き千切られる強度の肉細部31を介して紐片30を共
押出成形によって一体成形したので、紐片30を引張り
出すのみで装飾リップ21で内装材40端部を容易に覆
い隠すことができ、外観の見栄えが向上する。
【図1】 本発明および従来技術のウェザーストリップ
が取付けられる自動車を示す斜視図である。
が取付けられる自動車を示す斜視図である。
【図2】 本発明および従来技術のウェザーストリップ
が取付けられる自動車の背面図である。
が取付けられる自動車の背面図である。
【図3】 従来技術における図2のA−A断面図であ
る。
る。
【図4】 本発明の一実施形態における図2のA−A断
面図である。
面図である。
【図5】 本発明の一実施形態を示す正面図である。
【図6】 本発明の一実施形態を示す断面図である。
【図7】 本発明の一実施形態を示す部分拡大断面図で
ある。
ある。
【図8】 本発明の他の実施形態を示す部分拡大断面図
である。
である。
10 車体 11 フランジ 15 可動蓋部 20 ウェザーストリップ 21 装飾リップ 22 ウエルト部 23 中空シール部 30 紐片 31 肉細部 32 ナイロン糸 33 特殊ポリオレフィン層 40 内装材
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車の内装材(40)端部を覆い隠す
ための装飾リップ(21)を有し、内装材(40)より
も先に車体(10)に組付けられるウェザーストリップ
(20)において、前記装飾リップ(21)の内面に、
引き千切られる強度の肉細部(31)を介して、前記装
飾リップ(21)を前記内装材(40)端部から引き出
す紐片(30)を一体成形してなる装飾リップ付ウェザ
ーストリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9249445A JPH1178541A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 装飾リップ付ウェザーストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9249445A JPH1178541A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 装飾リップ付ウェザーストリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1178541A true JPH1178541A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17193082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9249445A Pending JPH1178541A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 装飾リップ付ウェザーストリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1178541A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008532830A (ja) * | 2005-03-12 | 2008-08-21 | メテオール グミワーケ ケー.エッチ.バデジェ グムブフ アンド カンパニー ケージー | 密閉構造 |
JP2009202798A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | 車両用トリム部品の製造方法と車両用トリム部品 |
JP6145540B1 (ja) * | 2016-06-09 | 2017-06-14 | 西川ゴム工業株式会社 | 自動車のシール構造 |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP9249445A patent/JPH1178541A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008532830A (ja) * | 2005-03-12 | 2008-08-21 | メテオール グミワーケ ケー.エッチ.バデジェ グムブフ アンド カンパニー ケージー | 密閉構造 |
JP2009202798A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | 車両用トリム部品の製造方法と車両用トリム部品 |
JP6145540B1 (ja) * | 2016-06-09 | 2017-06-14 | 西川ゴム工業株式会社 | 自動車のシール構造 |
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