JPH1167160A - ハロゲン電球 - Google Patents
ハロゲン電球Info
- Publication number
- JPH1167160A JPH1167160A JP22784797A JP22784797A JPH1167160A JP H1167160 A JPH1167160 A JP H1167160A JP 22784797 A JP22784797 A JP 22784797A JP 22784797 A JP22784797 A JP 22784797A JP H1167160 A JPH1167160 A JP H1167160A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arc tube
- thickness
- filament
- spheroidal
- metal foil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910052736 halogen Inorganic materials 0.000 title claims description 24
- 150000002367 halogens Chemical class 0.000 title claims description 23
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims abstract description 17
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 claims description 8
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims description 4
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 abstract description 11
- 239000002184 metal Substances 0.000 abstract description 11
- 239000011888 foil Substances 0.000 abstract description 10
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 3
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 abstract 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 3
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 description 3
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N Molybdenum Chemical compound [Mo] ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000010891 electric arc Methods 0.000 description 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- -1 halogen organic compound Chemical class 0.000 description 1
- 150000002430 hydrocarbons Chemical class 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011733 molybdenum Substances 0.000 description 1
- 239000010453 quartz Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 肉厚の不均一性や残存歪み等によって生じる
点灯中の発光管の破損や、寿命末期時のフィラメントの
断線によって生じる発光管の破損を防止する。 【解決手段】 閉塞部1、回転楕円体部2、縮径部3、
筒部4、封着部5と順次連続した形状の発光管6を有す
る。回転楕円体部2内の管軸上にフィラメント7を有す
る。封着部5には、金属箔8と、この金属箔8の一端部
にそれぞれ接続された内部リード線9,10の一端部
と、金属箔8の他端部にそれぞれ接続された外部リード
線11の一端部とが封止されている。発光管6の外表面
には赤外線反射可視光透過膜12が形成されている。筒
部4と封着部5との境界部15には肉厚t(mm)の肉
溜が形成され、この肉厚tは回転楕円体部2の平均肉厚
よりも大であり、かつ不活性ガスの封入圧は0.15〜
0.40MPaである。
点灯中の発光管の破損や、寿命末期時のフィラメントの
断線によって生じる発光管の破損を防止する。 【解決手段】 閉塞部1、回転楕円体部2、縮径部3、
筒部4、封着部5と順次連続した形状の発光管6を有す
る。回転楕円体部2内の管軸上にフィラメント7を有す
る。封着部5には、金属箔8と、この金属箔8の一端部
にそれぞれ接続された内部リード線9,10の一端部
と、金属箔8の他端部にそれぞれ接続された外部リード
線11の一端部とが封止されている。発光管6の外表面
には赤外線反射可視光透過膜12が形成されている。筒
部4と封着部5との境界部15には肉厚t(mm)の肉
溜が形成され、この肉厚tは回転楕円体部2の平均肉厚
よりも大であり、かつ不活性ガスの封入圧は0.15〜
0.40MPaである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線反射可視光
透過膜を有するハロゲン電球に関するものである。
透過膜を有するハロゲン電球に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン電球は、一般に反射鏡内に設け
られて、店舗照明等に広く用いられている。
られて、店舗照明等に広く用いられている。
【0003】従来のハロゲン電球は、閉塞部、回転楕円
体部、縮径部、筒部、封着部と順次連続した形状を有
し、内部にタングステンからなるフィラメントを有し、
かつ、外表面に赤外線反射可視光透過膜が設けられた発
光管を有している。発光管内には、不活性ガスおよび微
量のハロゲン有機化合物からなる封入ガスが封入されて
いる。
体部、縮径部、筒部、封着部と順次連続した形状を有
し、内部にタングステンからなるフィラメントを有し、
かつ、外表面に赤外線反射可視光透過膜が設けられた発
光管を有している。発光管内には、不活性ガスおよび微
量のハロゲン有機化合物からなる封入ガスが封入されて
いる。
【0004】このような従来のハロゲン電球は、電圧が
印加されると、フィラメントが発光する。フィラメント
が発光することに伴って放射された赤外線は、発光管の
外表面に設けられた赤外線反射可視光透過膜によって、
フィラメントに帰還させ、フィラメントを再加熱し、こ
れによって発光効率を高めている。
印加されると、フィラメントが発光する。フィラメント
が発光することに伴って放射された赤外線は、発光管の
外表面に設けられた赤外線反射可視光透過膜によって、
フィラメントに帰還させ、フィラメントを再加熱し、こ
れによって発光効率を高めている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハロゲン電球を密閉器具、例えば前面板付き反射鏡内に
設けて点灯した場合、反射鏡内にこもる熱のため、ハロ
ゲン電球の温度が上昇しすぎてフィラメントのタングス
テンの蒸発量が増え、ハロゲンサイクルが不完全化し、
フィラメントの断線および外管の黒化が生じ、早期に寿
命となるという問題があった。
ハロゲン電球を密閉器具、例えば前面板付き反射鏡内に
設けて点灯した場合、反射鏡内にこもる熱のため、ハロ
ゲン電球の温度が上昇しすぎてフィラメントのタングス
テンの蒸発量が増え、ハロゲンサイクルが不完全化し、
フィラメントの断線および外管の黒化が生じ、早期に寿
命となるという問題があった。
【0006】また、回転楕円体部を有する発光管では、
発光管の肉厚の不均一性や、残存歪み等が存在している
ため、点灯時の圧力によって、発光管が破損することが
あった。また、寿命末期時にフィラメントが断線した場
合、この断線箇所でアーク放電が発生し封着部が熱的損
傷を被り、ついには発光管を破損したりすることがあっ
た。
発光管の肉厚の不均一性や、残存歪み等が存在している
ため、点灯時の圧力によって、発光管が破損することが
あった。また、寿命末期時にフィラメントが断線した場
合、この断線箇所でアーク放電が発生し封着部が熱的損
傷を被り、ついには発光管を破損したりすることがあっ
た。
【0007】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、肉厚の不均一性や残存歪み等に
よって生じる点灯中の発光管の破損や、寿命末期時のフ
ィラメントの断線によって生じる発光管の破損を防止す
ることのできるハロゲン電球を提供することを目的とす
る。
になされたものであり、肉厚の不均一性や残存歪み等に
よって生じる点灯中の発光管の破損や、寿命末期時のフ
ィラメントの断線によって生じる発光管の破損を防止す
ることのできるハロゲン電球を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のハロゲン電球
は、閉塞部、回転楕円体部、縮径部、筒部、封着部と順
次連続した形状を有し、内部にフィラメントを有し、か
つ、外表面に赤外線反射可視光透過膜が設けられた発光
管を備え、前記発光管内にハロゲンガスおよび0.15
〜0.4MPaの不活性ガスが封入されているととも
に、前記筒部と前記封着部との境界部の肉厚t(mm)
を前記回転楕円体部の平均肉厚より大とした構成を有す
る。
は、閉塞部、回転楕円体部、縮径部、筒部、封着部と順
次連続した形状を有し、内部にフィラメントを有し、か
つ、外表面に赤外線反射可視光透過膜が設けられた発光
管を備え、前記発光管内にハロゲンガスおよび0.15
〜0.4MPaの不活性ガスが封入されているととも
に、前記筒部と前記封着部との境界部の肉厚t(mm)
を前記回転楕円体部の平均肉厚より大とした構成を有す
る。
【0009】このため、密閉器具内での点灯中のハロゲ
ンサイクルを順調に維持することができ、さらに、発光
管の肉厚の残存歪み等による発光管の破損や、寿命末期
時のフィラメントの断線によって生じる発光管の破損を
防止できるとともに、発光効率、寿命、コストに影響を
与えることなく発光管の破損を防止することができる。
ンサイクルを順調に維持することができ、さらに、発光
管の肉厚の残存歪み等による発光管の破損や、寿命末期
時のフィラメントの断線によって生じる発光管の破損を
防止できるとともに、発光効率、寿命、コストに影響を
与えることなく発光管の破損を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態であるハロゲ
ン電球(以下、本発明品という)は、図1および図2に
示すように、閉塞部1、回転楕円体部2、縮径部3、筒
部4、封着部5と順次連続した形状を有する石英ガラス
等の耐熱性透光性材料からなる発光管6を有している。
発光管6内に、この発光管6の管軸上に、かつ回転楕円
体部2内に位置してタングステンからなるフィラメント
7が設けられている。
ン電球(以下、本発明品という)は、図1および図2に
示すように、閉塞部1、回転楕円体部2、縮径部3、筒
部4、封着部5と順次連続した形状を有する石英ガラス
等の耐熱性透光性材料からなる発光管6を有している。
発光管6内に、この発光管6の管軸上に、かつ回転楕円
体部2内に位置してタングステンからなるフィラメント
7が設けられている。
【0011】封着部5には、モリブデンからなる金属箔
8と、この金属箔8の一端部にそれぞれ接続された内部
リード線9,10の一端部と、金属箔8の他端部にそれ
ぞれ接続された外部リード線11の一端部とが封止され
ている。
8と、この金属箔8の一端部にそれぞれ接続された内部
リード線9,10の一端部と、金属箔8の他端部にそれ
ぞれ接続された外部リード線11の一端部とが封止され
ている。
【0012】内部リード線9,10の他端部はフィラメ
ント7の両端部にそれぞれ接続されている。発光管6の
外表面には赤外線反射可視光透過膜12が形成されてい
る。内部リード線9,10はステムガラス14によって
保持されている。
ント7の両端部にそれぞれ接続されている。発光管6の
外表面には赤外線反射可視光透過膜12が形成されてい
る。内部リード線9,10はステムガラス14によって
保持されている。
【0013】アンカー線13は一端部がステムガラス1
4に植設され、他端部はフィラメント7のほぼ中央部を
支持している。筒部4と封着部5との境界部15には肉
厚t(mm)の肉溜が形成されている。
4に植設され、他端部はフィラメント7のほぼ中央部を
支持している。筒部4と封着部5との境界部15には肉
厚t(mm)の肉溜が形成されている。
【0014】次に、本発明品の製造方法について説明す
る。まず、平均肉厚0.7mm〜1.5mmの円筒形石
英管を金型等を用いてガラス加工し、排気管(図示せ
ず)、最大径が14mmの回転楕円体部2、縮径部3、
および筒部4が順次連設されたバルブを製作する。
る。まず、平均肉厚0.7mm〜1.5mmの円筒形石
英管を金型等を用いてガラス加工し、排気管(図示せ
ず)、最大径が14mmの回転楕円体部2、縮径部3、
および筒部4が順次連設されたバルブを製作する。
【0015】また、内部リード線9,10の一部とアン
カー線13の一端部とをステムガラス14に固定し、内
部リード線9,10の他端部間にフィラメント7の端部
をそれぞれ接続して、かつフィラメント7のほぼ中央部
をアンカー線13によって支持する。そして、内部リー
ド線9,10の一端部にそれぞれ金属箔8の一端部を溶
接し、金属箔8の他端部に外部リード線11がそれぞれ
溶接によって接続して組立マウントを製作する。
カー線13の一端部とをステムガラス14に固定し、内
部リード線9,10の他端部間にフィラメント7の端部
をそれぞれ接続して、かつフィラメント7のほぼ中央部
をアンカー線13によって支持する。そして、内部リー
ド線9,10の一端部にそれぞれ金属箔8の一端部を溶
接し、金属箔8の他端部に外部リード線11がそれぞれ
溶接によって接続して組立マウントを製作する。
【0016】次に、フィラメント7がバルブの楕円体部
2の長軸上で、かつ楕円体部2の中心点とフィラメント
7の中心点とが合致するように筒部4から組立マウント
をバルブ内に挿入し、筒部4の一部をバーナーで加熱し
軟化したところで、金属製のピンチブロックにて組立マ
ウントの金属箔8が埋設するように封着し封着部5を形
成する。この時、筒部4と封着部5との境界部15に肉
厚t(mm)の肉溜が形成される。
2の長軸上で、かつ楕円体部2の中心点とフィラメント
7の中心点とが合致するように筒部4から組立マウント
をバルブ内に挿入し、筒部4の一部をバーナーで加熱し
軟化したところで、金属製のピンチブロックにて組立マ
ウントの金属箔8が埋設するように封着し封着部5を形
成する。この時、筒部4と封着部5との境界部15に肉
厚t(mm)の肉溜が形成される。
【0017】この肉厚t(mm)は、t>回転楕円体部
2の平均肉厚(0.7〜1.5mm)である。
2の平均肉厚(0.7〜1.5mm)である。
【0018】また、回転楕円体部2の平均肉厚は、回転
楕円体部2と閉塞部1との連設部付近(図1に示す点
A。以下同じ)、回転楕円体部2の最大径点と、回転楕
円体部2および閉塞部1の連設部(点A)との中間点付
近(点B)、回転楕円体部2の最大径点(点C)、回転
楕円体部2の最大径点(点C)と、回転楕円体部2およ
び筒部4の連設部との中間点付近(点D)、回転楕円体
部2と筒部4との連設部付近(点E)の5カ所における
平均肉厚である。
楕円体部2と閉塞部1との連設部付近(図1に示す点
A。以下同じ)、回転楕円体部2の最大径点と、回転楕
円体部2および閉塞部1の連設部(点A)との中間点付
近(点B)、回転楕円体部2の最大径点(点C)、回転
楕円体部2の最大径点(点C)と、回転楕円体部2およ
び筒部4の連設部との中間点付近(点D)、回転楕円体
部2と筒部4との連設部付近(点E)の5カ所における
平均肉厚である。
【0019】次に、排気管からバルブ内を真空に引き、
Brの炭化水素化合物等を含むハロゲンガス及び、X
e、Kr、Ar、N2等の不活性ガスを0.15〜0.
4MPa封入し、排気管をバーナーでチップオフし閉塞
部1を形成する。
Brの炭化水素化合物等を含むハロゲンガス及び、X
e、Kr、Ar、N2等の不活性ガスを0.15〜0.
4MPa封入し、排気管をバーナーでチップオフし閉塞
部1を形成する。
【0020】その後、発光管6の外表面に赤外線反射可
視光透過膜12を形成し、ベーシング工程を経て、本発
明品であるハロゲン電球を得ている。
視光透過膜12を形成し、ベーシング工程を経て、本発
明品であるハロゲン電球を得ている。
【0021】次に、回転楕円体部2の最大外径が14m
m、筒部4の外径が10mm、全長が67mm、光中心
距離49mmの定格110V65W、光束1600l
m、定格寿命2000hのハロゲン電球において、発光
管6内の不活性ガスの封入圧(MPa)および、境界部
15の肉厚t(mm)を種々変えたハロゲン電球を密閉
器具、ここでは図3に示すように前面板16付き反射鏡
17内に設け、水平点灯した場合の定格寿命維持度およ
び、発光管の破損の有無について実験を行った。その結
果を表1に示す。
m、筒部4の外径が10mm、全長が67mm、光中心
距離49mmの定格110V65W、光束1600l
m、定格寿命2000hのハロゲン電球において、発光
管6内の不活性ガスの封入圧(MPa)および、境界部
15の肉厚t(mm)を種々変えたハロゲン電球を密閉
器具、ここでは図3に示すように前面板16付き反射鏡
17内に設け、水平点灯した場合の定格寿命維持度およ
び、発光管の破損の有無について実験を行った。その結
果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】表1から明らかなように、境界部15の肉
厚tが回転楕円体部2の平均肉厚よりも大であり、かつ
不活性ガスの封入圧が0.15〜0.40MPaである
場合に定格寿命を満足できるとともに発光管6において
破損が生じないことがわかった。また、外管の黒化等も
生じないことがわかった。
厚tが回転楕円体部2の平均肉厚よりも大であり、かつ
不活性ガスの封入圧が0.15〜0.40MPaである
場合に定格寿命を満足できるとともに発光管6において
破損が生じないことがわかった。また、外管の黒化等も
生じないことがわかった。
【0024】この結果をもとに、110V35W、50
W、90W、150W、200W等について、同様の実
験を行ったところ、上記実験結果と同様に、境界部の肉
厚tが回転楕円体部2の平均肉厚よりも大であり、かつ
不活性ガスの封入圧が0.15〜0.40MPaである
場合に定格寿命を満足できるとともに、発光管に破損が
生じないことがわかった。
W、90W、150W、200W等について、同様の実
験を行ったところ、上記実験結果と同様に、境界部の肉
厚tが回転楕円体部2の平均肉厚よりも大であり、かつ
不活性ガスの封入圧が0.15〜0.40MPaである
場合に定格寿命を満足できるとともに、発光管に破損が
生じないことがわかった。
【0025】発光管6内の不活性ガスの封入圧が0.4
MPaを越え、かつ境界部15の肉厚tが回転楕円体部
2の平均肉厚以下の場合や、境界部15の肉厚tが回転
楕円体部2の平均肉厚よりも大であっても封入圧が0.
15MPa未満である場合には、定格寿命を満足でき
ず、また発光管6の破損が起こるなど所望の効果が得ら
れないことがわかった。
MPaを越え、かつ境界部15の肉厚tが回転楕円体部
2の平均肉厚以下の場合や、境界部15の肉厚tが回転
楕円体部2の平均肉厚よりも大であっても封入圧が0.
15MPa未満である場合には、定格寿命を満足でき
ず、また発光管6の破損が起こるなど所望の効果が得ら
れないことがわかった。
【0026】また、回転楕円体部2の平均肉厚を0.7
〜1.5mmの範囲にすることによって、破損等に対す
る機械的安定性を充分維持でき、かつ発光効率を損なう
ことなく充分維持することができることが確認できた。
〜1.5mmの範囲にすることによって、破損等に対す
る機械的安定性を充分維持でき、かつ発光効率を損なう
ことなく充分維持することができることが確認できた。
【0027】回転楕円体部2の平均肉厚が0.7mm未
満の場合には短寿命やバルブ破損の問題が解決できない
ことがわかった。
満の場合には短寿命やバルブ破損の問題が解決できない
ことがわかった。
【0028】また、不活性ガスの封入圧が0.15MP
a未満では、効率や寿命の面で定格を満足できず、回転
楕円体部の平均肉厚が1.5mmを越えると肉厚が大き
すぎて加工性やコスト性の面で35〜200Wのハロゲ
ン電球には適さず、いずれも実用に不適であることが判
明した。
a未満では、効率や寿命の面で定格を満足できず、回転
楕円体部の平均肉厚が1.5mmを越えると肉厚が大き
すぎて加工性やコスト性の面で35〜200Wのハロゲ
ン電球には適さず、いずれも実用に不適であることが判
明した。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明のハロゲン電球は、
密閉器具内での使用に際し、点灯中のハロゲンサイクル
を順調に維持することができ、さらに、点灯中における
肉厚の残存歪み等によって生じる発光管の破損や、寿命
末期時のフィラメントの断線によって生じる発光管の破
損を防止できるとともに、発光効率、寿命、コストに影
響を与えることなく発光管の破損を防止することができ
る。
密閉器具内での使用に際し、点灯中のハロゲンサイクル
を順調に維持することができ、さらに、点灯中における
肉厚の残存歪み等によって生じる発光管の破損や、寿命
末期時のフィラメントの断線によって生じる発光管の破
損を防止できるとともに、発光効率、寿命、コストに影
響を与えることなく発光管の破損を防止することができ
る。
【図1】本発明の実施形態におけるハロゲン電球の正面
図
図
【図2】同じく側面図
【図3】本発明の実施形態であるハロゲン電球を前面板
付き反射鏡内に設けた正面図
付き反射鏡内に設けた正面図
【符号の説明】 1 閉塞部 2 回転楕円体部 3 縮径部 4 筒部 5 封着部 6 発光管 7 フィラメント 8 金属箔 12 赤外線反射可視光透過膜 15 境界部
Claims (2)
- 【請求項1】 閉塞部、回転楕円体部、縮径部、筒部、
封着部と順次連続した形状を有し、内部にフィラメント
を有し、かつ、外表面に赤外線反射可視光透過膜が設け
られた発光管を備え、前記発光管内にハロゲンガスおよ
び0.15〜0.4MPaの不活性ガスが封入されてい
るとともに、前記筒部と前記封着部との境界部の肉厚t
(mm)を前記回転楕円体部の平均肉厚より大としたこ
とを特徴とするハロゲン電球。 - 【請求項2】 前記回転楕円体部の平均肉厚が0.7〜
1.5mmの範囲にあることを特徴とする請求項1記載
のハロゲン電球。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22784797A JPH1167160A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | ハロゲン電球 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22784797A JPH1167160A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | ハロゲン電球 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1167160A true JPH1167160A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=16867315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22784797A Pending JPH1167160A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | ハロゲン電球 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1167160A (ja) |
-
1997
- 1997-08-25 JP JP22784797A patent/JPH1167160A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3424516B2 (ja) | ハロゲン電球およびその製造方法 | |
EP1900003A2 (en) | Ceramic lamp having molybdenum-rhenium end cap and systems and methods therewith | |
US5789847A (en) | High efficiency sealed beam reflector lamp with reflective surface of heat treated silver | |
US6639364B1 (en) | Halogen incandescent capsule having filament leg clamped in press seal | |
EP0728366B1 (en) | Reflector lamp | |
JPH1167160A (ja) | ハロゲン電球 | |
US6876151B2 (en) | Discharge lamp and lamp unit | |
JP4718489B2 (ja) | コンパクト高圧放電ランプ及びその製造方法 | |
EP0801417A2 (en) | Double-ended type halogen lamp and method of making the same | |
JPH10308174A (ja) | 省電力型放電灯の製造方法 | |
JPH11345592A (ja) | 低圧水銀蒸気放電ランプおよび照明装置 | |
JP2751706B2 (ja) | 無電極放電ランプの製造方法 | |
JP3911924B2 (ja) | 管球 | |
JP3594890B2 (ja) | 高圧ランプの製造方法及び該方法にて形成された高圧ランプ | |
JP2000048718A (ja) | ランプとランプの製造方法 | |
JP2844800B2 (ja) | 無電極放電ランプ | |
JP2002329481A (ja) | 環形蛍光ランプおよび照明装置 | |
JPH10241640A (ja) | 反射形ランプおよび照明装置 | |
JPH0574420A (ja) | 金属蒸気放電灯 | |
JPH05314953A (ja) | 金属蒸気放電灯 | |
JP2000348685A (ja) | ハロゲン電球 | |
JPH0432151A (ja) | 金属蒸気放電灯 | |
JPH09245747A (ja) | 加圧電球 | |
JPH06150889A (ja) | 管 球 | |
JP2002042656A (ja) | 管球の封止方法および管球 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040615 |