JPH1162637A - 内燃機関用吸気装置 - Google Patents
内燃機関用吸気装置Info
- Publication number
- JPH1162637A JPH1162637A JP22943997A JP22943997A JPH1162637A JP H1162637 A JPH1162637 A JP H1162637A JP 22943997 A JP22943997 A JP 22943997A JP 22943997 A JP22943997 A JP 22943997A JP H1162637 A JPH1162637 A JP H1162637A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- throttle
- intake
- resin
- internal combustion
- throttle valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D9/00—Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
- F02D9/08—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
- F02D9/10—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
- F02D9/107—Manufacturing or mounting details
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ボディ全体が樹脂材料により成形され、かつ
吸気通路のボア内周壁部やスロットル軸の軸受け部を高
い寸法精度で形成することのできる内燃機関用吸気装置
を提供する。 【解決手段】 スロットルボディ10は、吸気通路のう
ちスロットル弁2を囲む部分であるボア内周壁部13と
ボス部14とが一体に成形された樹脂製のボディ11
と、その他の部分を形成する樹脂製のボディ12とから
なる。ボディ11を単純円筒に近い形状とすることによ
り、成形時の収縮、歪みが不均一になることがなく、高
精度に成形することが可能である。ボディ11としては
高精度でかつ高強度、耐環境性に優れるなどの性質を有
する樹脂を用いる。ボディ12に軽量で低コストな材質
を用いることにより、スロットルボディ10全体の軽量
化、低コスト化を図ることができる。
吸気通路のボア内周壁部やスロットル軸の軸受け部を高
い寸法精度で形成することのできる内燃機関用吸気装置
を提供する。 【解決手段】 スロットルボディ10は、吸気通路のう
ちスロットル弁2を囲む部分であるボア内周壁部13と
ボス部14とが一体に成形された樹脂製のボディ11
と、その他の部分を形成する樹脂製のボディ12とから
なる。ボディ11を単純円筒に近い形状とすることによ
り、成形時の収縮、歪みが不均一になることがなく、高
精度に成形することが可能である。ボディ11としては
高精度でかつ高強度、耐環境性に優れるなどの性質を有
する樹脂を用いる。ボディ12に軽量で低コストな材質
を用いることにより、スロットルボディ10全体の軽量
化、低コスト化を図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(以下、
「内燃機関」をエンジンという)用吸気装置に関し、特
にスロットルボディの材料として樹脂を用いたエンジン
用吸気装置(以下エンジン用吸気装置をスロットル装置
という)に関する。
「内燃機関」をエンジンという)用吸気装置に関し、特
にスロットルボディの材料として樹脂を用いたエンジン
用吸気装置(以下エンジン用吸気装置をスロットル装置
という)に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、スロットル装置を軽量化および低
コスト化するために、スロットルボディを樹脂材料によ
り成形するものが知られている。吸気通路のボア内周壁
部やスロットル軸の軸受部は特に高い寸法精度が要求さ
れるため、実公平2−41328号公報に開示されてい
るように、ボア内周壁部や軸受部のまわりを金属により
成形し残部を樹脂により成形したものや、特表平8−5
04249号公報に開示されているように、樹脂製のス
ロットルボディの中に金属製または樹脂製のリング状の
挿入部材を吸気通路に対して直角に埋め込んだものが知
られている。
コスト化するために、スロットルボディを樹脂材料によ
り成形するものが知られている。吸気通路のボア内周壁
部やスロットル軸の軸受部は特に高い寸法精度が要求さ
れるため、実公平2−41328号公報に開示されてい
るように、ボア内周壁部や軸受部のまわりを金属により
成形し残部を樹脂により成形したものや、特表平8−5
04249号公報に開示されているように、樹脂製のス
ロットルボディの中に金属製または樹脂製のリング状の
挿入部材を吸気通路に対して直角に埋め込んだものが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実公平
2−41328号公報に開示されているような従来のス
ロットル装置においては、金属と樹脂の合わせ面で樹脂
成形時の収縮、ひけによって隙間ができることがある。
この場合、スロットル弁の上流と下流の差圧によって吸
気通路の空気が隙間を通り流れてしまう。特にバルブ全
閉時には、エンジン吸入空気量の増加によりアイドル回
転数が高くなってしまうという問題点がある。
2−41328号公報に開示されているような従来のス
ロットル装置においては、金属と樹脂の合わせ面で樹脂
成形時の収縮、ひけによって隙間ができることがある。
この場合、スロットル弁の上流と下流の差圧によって吸
気通路の空気が隙間を通り流れてしまう。特にバルブ全
閉時には、エンジン吸入空気量の増加によりアイドル回
転数が高くなってしまうという問題点がある。
【0004】また、特表平8−504249号公報に開
示されているようなスロットル装置では、スロットル弁
を囲むボア内周壁部が複雑な形状をもつスロットルボデ
ィと一体に形成されているために、組付け時や温度変化
等によってスロットルボディが変形するとその影響でボ
ア内周壁部も変形を起こしやすく、スロットル弁全閉時
にスロットル弁とボア内周壁部との間のクリアランスか
ら吸気下流側に空気が漏れたり、スロットル弁がボア内
周壁面に接触してスロットル弁の滑らかな回動を妨げる
恐れがあった。
示されているようなスロットル装置では、スロットル弁
を囲むボア内周壁部が複雑な形状をもつスロットルボデ
ィと一体に形成されているために、組付け時や温度変化
等によってスロットルボディが変形するとその影響でボ
ア内周壁部も変形を起こしやすく、スロットル弁全閉時
にスロットル弁とボア内周壁部との間のクリアランスか
ら吸気下流側に空気が漏れたり、スロットル弁がボア内
周壁面に接触してスロットル弁の滑らかな回動を妨げる
恐れがあった。
【0005】また、上記の両従来技術とも、高温、低温
が繰り返されると金属と樹脂との線膨張係数の差により
隙間が拡大し、最悪の場合には樹脂が割れてしまうとい
う問題がある。また、樹脂製のスロットルボディの内壁
に金属製の部材をはめ込むことは、樹脂を用いることに
よる軽量化という面でのメリットを少なくしてしまう。
が繰り返されると金属と樹脂との線膨張係数の差により
隙間が拡大し、最悪の場合には樹脂が割れてしまうとい
う問題がある。また、樹脂製のスロットルボディの内壁
に金属製の部材をはめ込むことは、樹脂を用いることに
よる軽量化という面でのメリットを少なくしてしまう。
【0006】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、スロットルボディ全体が樹脂材料によ
り成形され、かつ吸気通路のボア内周壁部やスロットル
軸の軸受部を高い寸法精度で形成することのできるスロ
ットル装置を提供することを目的とする。
れたものであり、スロットルボディ全体が樹脂材料によ
り成形され、かつ吸気通路のボア内周壁部やスロットル
軸の軸受部を高い寸法精度で形成することのできるスロ
ットル装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
スロットル装置によれば、スロットルボディはスロット
ル弁を囲む吸気内壁部と吸気内壁部以外の残部とを順に
樹脂材料により成形されるため、吸気内壁部に金属材料
を使用した場合よりもスロットルボディ全体の重量を軽
量化することができ、かつ金属材料を使用した場合に起
こる樹脂成形時の収縮、ひけによる隙間の発生や、線膨
張係数の差による隙間の拡大を防ぐことができる。ま
た、スロットルボディ全体を樹脂により一体成形した場
合よりもスロットル弁を囲む吸気内壁部を高い寸法精度
で製造することができるため、バルブ全閉時に吸気下流
側に空気が漏れたり、スロットル弁が吸気内壁面に接触
してスロットル弁の滑らかな回動を妨げるのを防止する
ことができる。
スロットル装置によれば、スロットルボディはスロット
ル弁を囲む吸気内壁部と吸気内壁部以外の残部とを順に
樹脂材料により成形されるため、吸気内壁部に金属材料
を使用した場合よりもスロットルボディ全体の重量を軽
量化することができ、かつ金属材料を使用した場合に起
こる樹脂成形時の収縮、ひけによる隙間の発生や、線膨
張係数の差による隙間の拡大を防ぐことができる。ま
た、スロットルボディ全体を樹脂により一体成形した場
合よりもスロットル弁を囲む吸気内壁部を高い寸法精度
で製造することができるため、バルブ全閉時に吸気下流
側に空気が漏れたり、スロットル弁が吸気内壁面に接触
してスロットル弁の滑らかな回動を妨げるのを防止する
ことができる。
【0008】本発明の請求項2記載のスロットル装置に
よれば、吸気内壁部と残部とは異種の樹脂材料で成形さ
れるため、吸気内壁部を高精度、高強度で耐環境性に優
れる材料で成形することができ、残部を溶着性や機械加
工性に優れ、軽量で安価な材料で成形することができ
る。これにより、スロットルボディ全体の軽量化や低コ
スト化と、吸気内壁部の高精度化や耐久性の向上を両立
させることができる。
よれば、吸気内壁部と残部とは異種の樹脂材料で成形さ
れるため、吸気内壁部を高精度、高強度で耐環境性に優
れる材料で成形することができ、残部を溶着性や機械加
工性に優れ、軽量で安価な材料で成形することができ
る。これにより、スロットルボディ全体の軽量化や低コ
スト化と、吸気内壁部の高精度化や耐久性の向上を両立
させることができる。
【0009】本発明の請求項3記載のスロットル装置に
よれば、スロットル軸を支持するスロットルボディの軸
受部が吸気内壁部と同種の樹脂材料で同時に成形される
ため、スロットルボディの軸受部を高い寸法精度で製造
することができる。したがって、スロットル弁が滑らか
に回動することができる。
よれば、スロットル軸を支持するスロットルボディの軸
受部が吸気内壁部と同種の樹脂材料で同時に成形される
ため、スロットルボディの軸受部を高い寸法精度で製造
することができる。したがって、スロットル弁が滑らか
に回動することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図面に基づいて説明する。図1、図2及
び図3は本発明の第1実施例を示す図である。スロット
ル装置1は、エンジンへの吸気通路を形成し、吸気流量
を制御するものである。バタフライ型のスロットル弁2
はアルミニウムまたは黄銅等の金属で形成されており、
スロットル軸3に挟み込まれてねじ止めされている。ス
ロットル軸3の両端は、軸受け4により回動自在に支持
されている。
複数の実施例を図面に基づいて説明する。図1、図2及
び図3は本発明の第1実施例を示す図である。スロット
ル装置1は、エンジンへの吸気通路を形成し、吸気流量
を制御するものである。バタフライ型のスロットル弁2
はアルミニウムまたは黄銅等の金属で形成されており、
スロットル軸3に挟み込まれてねじ止めされている。ス
ロットル軸3の両端は、軸受け4により回動自在に支持
されている。
【0011】スロットル軸3の一方の端部に配設された
アクセルレバー5は、運転者が操作する図示しないアク
セルペダルと連結されており、アクセルペダルの踏み込
み量に応じて回動する。アクセルレバー5の回動に伴い
スロットル軸3およびスロットル弁2が回動し、吸気流
量が制御される。スプリング6はアクセルレバー5を全
閉方向に付勢しており、アクセルレバー5が全閉ストッ
パ7に係止されることによりスロットル弁2の全閉位置
を規定する。また、アクセルレバー5が全開ストッパ8
に係止されることにより、スロットル弁2の全開位置を
規定する。
アクセルレバー5は、運転者が操作する図示しないアク
セルペダルと連結されており、アクセルペダルの踏み込
み量に応じて回動する。アクセルレバー5の回動に伴い
スロットル軸3およびスロットル弁2が回動し、吸気流
量が制御される。スプリング6はアクセルレバー5を全
閉方向に付勢しており、アクセルレバー5が全閉ストッ
パ7に係止されることによりスロットル弁2の全閉位置
を規定する。また、アクセルレバー5が全開ストッパ8
に係止されることにより、スロットル弁2の全開位置を
規定する。
【0012】スロットル軸3の他方の端部に、回転角セ
ンサ16が取り付けられている。回転角センサ16は、
スロットル軸3の回転角、つまりスロットル弁2の開度
を検出してコネクタ161から図示しないエンジン制御
装置であるECUに開度信号を送出する。パイプ15は
吸気通路内の負圧を取り出すためのものである。ISC
(Idle Speed Control)部17は、エンジンがアイドル
状態の時にスロットル弁2をバイパスする図示しない流
路を通過する空気量を制御することにより、エンジン冷
却水温とエンジン負荷に応じて最適なアイドル回転速度
に設定するためのものである。
ンサ16が取り付けられている。回転角センサ16は、
スロットル軸3の回転角、つまりスロットル弁2の開度
を検出してコネクタ161から図示しないエンジン制御
装置であるECUに開度信号を送出する。パイプ15は
吸気通路内の負圧を取り出すためのものである。ISC
(Idle Speed Control)部17は、エンジンがアイドル
状態の時にスロットル弁2をバイパスする図示しない流
路を通過する空気量を制御することにより、エンジン冷
却水温とエンジン負荷に応じて最適なアイドル回転速度
に設定するためのものである。
【0013】スロットルボディ10は、吸気通路のうち
スロットル弁2を囲む部分である吸気内壁部としてのボ
ア内周壁部13とボス部14とが一体に成形された樹脂
製のボディ11と、その他の部分を形成する残部として
の樹脂製のボディ12とからなる。ボディ11とボディ
12を成形する順序は、ボディ11が先でもボディ12
が先でもどちらでもよい。また、ボディ11とボディ1
2を一体化する成形方法としては、ボディ11とボディ
12をそれぞれ別工程で作り、型にインサートするイン
サート成形や、同一工程内で両部材を成形する二色成形
などがある。
スロットル弁2を囲む部分である吸気内壁部としてのボ
ア内周壁部13とボス部14とが一体に成形された樹脂
製のボディ11と、その他の部分を形成する残部として
の樹脂製のボディ12とからなる。ボディ11とボディ
12を成形する順序は、ボディ11が先でもボディ12
が先でもどちらでもよい。また、ボディ11とボディ1
2を一体化する成形方法としては、ボディ11とボディ
12をそれぞれ別工程で作り、型にインサートするイン
サート成形や、同一工程内で両部材を成形する二色成形
などがある。
【0014】ボディ11は、スロットル弁2が全閉状態
のときに、ボア内周壁部13とスロットル弁2との間で
かじりが発生せず、かつ隙間から空気が漏れないよう
に、ボア内周壁部13とスロットル弁2との間のクリア
ランスを高精度に設定する必要がある。また、軸受部と
してのボス部14には軸受け4が固定され、スロットル
軸3を支持している。ボス部14の精度が低いと、スロ
ットル弁2の滑らかな回動が妨げられることがある。本
実施例ではボディ11を単純円筒に近い形状とすること
により、成形時の収縮、歪みが不均一になることがな
く、高精度に成形することが可能である。したがって、
ボア内周壁部13やボス部14を高精度に成形すること
ができる。また、スロットルボディ10の形状が変更に
なった場合でも、ボディ11は共通のものを使用するこ
とができるので、スロットルボディ10が変わる毎にボ
ディ11の精度が変わることもない。
のときに、ボア内周壁部13とスロットル弁2との間で
かじりが発生せず、かつ隙間から空気が漏れないよう
に、ボア内周壁部13とスロットル弁2との間のクリア
ランスを高精度に設定する必要がある。また、軸受部と
してのボス部14には軸受け4が固定され、スロットル
軸3を支持している。ボス部14の精度が低いと、スロ
ットル弁2の滑らかな回動が妨げられることがある。本
実施例ではボディ11を単純円筒に近い形状とすること
により、成形時の収縮、歪みが不均一になることがな
く、高精度に成形することが可能である。したがって、
ボア内周壁部13やボス部14を高精度に成形すること
ができる。また、スロットルボディ10の形状が変更に
なった場合でも、ボディ11は共通のものを使用するこ
とができるので、スロットルボディ10が変わる毎にボ
ディ11の精度が変わることもない。
【0015】本実施例では、ボディ11として高精度で
かつ高強度、耐環境性に優れるなどの性質を有する樹脂
を用いる。例えば、PPSや芳香族系ナイロン等の樹脂
を用いることができる。したがって、ボディ11の寸法
精度や耐久性が向上し、ボア内周壁部13やボス部14
が変形することを防止できる。これにより、スロットル
弁2は滑らかに回動し、かつ吸気流量を高精度に制御す
ることができる。ボディ11に使用される樹脂の量はス
ロットルボディ10全体の中では少量なので、コスト的
に多少高いものであっても、要求性能を優先した材料選
定ができる。
かつ高強度、耐環境性に優れるなどの性質を有する樹脂
を用いる。例えば、PPSや芳香族系ナイロン等の樹脂
を用いることができる。したがって、ボディ11の寸法
精度や耐久性が向上し、ボア内周壁部13やボス部14
が変形することを防止できる。これにより、スロットル
弁2は滑らかに回動し、かつ吸気流量を高精度に制御す
ることができる。ボディ11に使用される樹脂の量はス
ロットルボディ10全体の中では少量なので、コスト的
に多少高いものであっても、要求性能を優先した材料選
定ができる。
【0016】ボディ12にはパイプ15などが溶着され
ているので融点が低く溶着性に優れる材料を用いること
が望ましい。また、回転角センサ16やISC部17は
タッピングスクリュウなどでボディ12に取り付けられ
るため、機械加工性が良い材料を用いることが望まし
い。また、スロットルボディ10を他の吸気管に固定す
るためにボディ12をボルトで締めると、ボディ12が
変形することがあるが、ボディ12が軟質の樹脂で成形
されていると、変形する部分がボルトで締めた近傍部分
のみとなり、吸気通路の変形を防ぐことができる。更に
はボディ12はスロットルボディ10の体積の大半を占
めるため、ボディ12に軽量で低コストな材質を用いる
ことにより、スロットルボディ10全体の軽量化、低コ
スト化を図ることができる。ボディ12の材質として
は、例えばポリアミドやPBT(ポリブチレンテレフタ
レート)などの樹脂を用いることができる。ボディ11
とボディ12は同種の樹脂材料によって形成してもよ
い。
ているので融点が低く溶着性に優れる材料を用いること
が望ましい。また、回転角センサ16やISC部17は
タッピングスクリュウなどでボディ12に取り付けられ
るため、機械加工性が良い材料を用いることが望まし
い。また、スロットルボディ10を他の吸気管に固定す
るためにボディ12をボルトで締めると、ボディ12が
変形することがあるが、ボディ12が軟質の樹脂で成形
されていると、変形する部分がボルトで締めた近傍部分
のみとなり、吸気通路の変形を防ぐことができる。更に
はボディ12はスロットルボディ10の体積の大半を占
めるため、ボディ12に軽量で低コストな材質を用いる
ことにより、スロットルボディ10全体の軽量化、低コ
スト化を図ることができる。ボディ12の材質として
は、例えばポリアミドやPBT(ポリブチレンテレフタ
レート)などの樹脂を用いることができる。ボディ11
とボディ12は同種の樹脂材料によって形成してもよ
い。
【0017】樹脂製のスロットルボディの一部を金属で
形成した場合には樹脂部分と金属部分の合わせ面に隙間
が発生するという問題点があったが、本実施例ではボデ
ィ11と12はともに樹脂であるためなじみがよく成形
時の収縮、ひけによって隙間ができることはない。ま
た、ボディ11と12の線膨張係数の差も金属を用いた
場合の差よりも小さいので、温度が変化しても隙間、割
れが発生することがない。また、金属を用いた場合より
もスロットルボディ10全体の重量を軽量化することが
できる。
形成した場合には樹脂部分と金属部分の合わせ面に隙間
が発生するという問題点があったが、本実施例ではボデ
ィ11と12はともに樹脂であるためなじみがよく成形
時の収縮、ひけによって隙間ができることはない。ま
た、ボディ11と12の線膨張係数の差も金属を用いた
場合の差よりも小さいので、温度が変化しても隙間、割
れが発生することがない。また、金属を用いた場合より
もスロットルボディ10全体の重量を軽量化することが
できる。
【0018】図4は本発明の第2実施例を示す部分破断
面図である。第1実施例と実質的に同一部分に同一符号
を付す。第1実施例では、ボア内周壁部13とボス部1
4とをボディ11として一体に成形したが、図4に示す
ようにボア内周壁部13のみをボディ110として形成
し、残部をボディ120とすることもできる。
面図である。第1実施例と実質的に同一部分に同一符号
を付す。第1実施例では、ボア内周壁部13とボス部1
4とをボディ11として一体に成形したが、図4に示す
ようにボア内周壁部13のみをボディ110として形成
し、残部をボディ120とすることもできる。
【図1】本発明の第1実施例によるスロットル装置を示
す図2のI方向矢視部分破断面図である。
す図2のI方向矢視部分破断面図である。
【図2】本発明の第1実施例によるスロットル装置を示
す平面図である。
す平面図である。
【図3】本発明の第1実施例によるスロットル装置を示
す図1のA−A線断面図である。
す図1のA−A線断面図である。
【図4】本発明の第2実施例によるスロットル装置を示
す部分破断面図である。
す部分破断面図である。
1 スロットル装置 2 スロットル弁 3 スロットル軸 4 軸受け 5 アクセルレバー 6 スプリング 7 全閉ストッパ 8 全開ストッパ 10 スロットルボディ 11 ボディ 12 ボディ(残部) 13 ボア内周壁部(吸気内壁部) 14 ボス部(軸受部) 15 パイプ 16 回転角センサ 17 ISC部
Claims (3)
- 【請求項1】 吸気通路を形成するスロットルボディ
と、前記スロットルボディに回動自在に収容され、前記
吸気通路の吸気流量を制御するスロットル弁とを備えた
内燃機関用吸気装置であって、 前記スロットルボディは前記スロットル弁を囲む吸気内
壁部と前記吸気内壁部以外の残部とを順に樹脂材料によ
り成形されることを特徴とする内燃機関用吸気装置。 - 【請求項2】 前記吸気内壁部と前記残部とは異種の樹
脂材料で成形されることを特徴とする請求項1に記載の
内燃機関用吸気装置。 - 【請求項3】 前記スロットル弁のスロットル軸を回動
自在に支持する前記スロットルボディの軸受部は、前記
吸気内壁部と同種の樹脂材料で同時に成形されることを
特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載の内
燃機関用吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22943997A JPH1162637A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 内燃機関用吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22943997A JPH1162637A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 内燃機関用吸気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1162637A true JPH1162637A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16892247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22943997A Withdrawn JPH1162637A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 内燃機関用吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1162637A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1098079A1 (en) * | 1999-11-05 | 2001-05-09 | MAGNETI MARELLI S.p.A. | Butterfly body |
US6295968B2 (en) | 2000-02-17 | 2001-10-02 | Denso Corporation | Throttle apparatus for internal combustion engine |
EP1154138A3 (de) * | 2000-05-12 | 2002-04-17 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zur Herstellung eines Gehäuses für einen Drosselklappenstutzen sowie Drosselkappenstutzen |
US6626421B2 (en) | 2000-02-16 | 2003-09-30 | Denso Corporation | Manufacturing method for a throttle body of an internal combustion engine and a related throttle apparatus |
-
1997
- 1997-08-26 JP JP22943997A patent/JPH1162637A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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