JPH1159279A - シートバック用テーブル装置 - Google Patents
シートバック用テーブル装置Info
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- JPH1159279A JPH1159279A JP22408897A JP22408897A JPH1159279A JP H1159279 A JPH1159279 A JP H1159279A JP 22408897 A JP22408897 A JP 22408897A JP 22408897 A JP22408897 A JP 22408897A JP H1159279 A JPH1159279 A JP H1159279A
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- seat back
- tray
- seat
- bracket
- downward
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- 239000002184 metal Substances 0.000 abstract 2
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Passenger Equipment (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 テーブルの着脱を迅速かつ容易にする。
【解決手段】 トレー部2に円筒状凹部3、5及び長溝
状凹部4を設け、周囲に周枠部6を形成してシートバッ
ク21の背面側からその周囲に嵌合するように下向きに
開放された略容器状にする。周枠部6の側壁7は後部側
の幅が広くなる略三角形状をなし、下端縁8を前倒し時
のシートバック21の傾斜と略平行な傾斜ラインAに一
致させる。トレー部2の表面は略水平に維持させるとと
もに、シートバック21の背面25に当接する円筒状凹
部3及び長溝状凹部4の各底部を傾斜ラインAに合わせ
る。後壁13の左右方向端部下部からブラケット14を
斜め下がり前方へ突出させ、その先端に斜め後ろ下がり
のフック溝15を形成し、シートバック21と座席部2
0を連結するヒンジ金具22に設けられた側方突起部2
4へ係止させる。前壁11には通し穴12を設け、この
穴に通したヘッドレスト28のステー29をシートバッ
ク21の頂部26に形成したロック穴27へ差し込むこ
とにより、前壁11をシートバック21の頂部26へ固
定する。
状凹部4を設け、周囲に周枠部6を形成してシートバッ
ク21の背面側からその周囲に嵌合するように下向きに
開放された略容器状にする。周枠部6の側壁7は後部側
の幅が広くなる略三角形状をなし、下端縁8を前倒し時
のシートバック21の傾斜と略平行な傾斜ラインAに一
致させる。トレー部2の表面は略水平に維持させるとと
もに、シートバック21の背面25に当接する円筒状凹
部3及び長溝状凹部4の各底部を傾斜ラインAに合わせ
る。後壁13の左右方向端部下部からブラケット14を
斜め下がり前方へ突出させ、その先端に斜め後ろ下がり
のフック溝15を形成し、シートバック21と座席部2
0を連結するヒンジ金具22に設けられた側方突起部2
4へ係止させる。前壁11には通し穴12を設け、この
穴に通したヘッドレスト28のステー29をシートバッ
ク21の頂部26に形成したロック穴27へ差し込むこ
とにより、前壁11をシートバック21の頂部26へ固
定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、前倒しされたシ
ートバックの背面上に設けるテーブル装置に関する。
ートバックの背面上に設けるテーブル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなシートバック用テーブル装置
は種々公知であり、例えば、シートバックの背面に盆形
の物入れ本体を設け、さらにこの一部に物入れ本体の凹
空間内方又は上方のいずれか一方向へ凸に反転する樹脂
ヒンジ製のカバー部材を設けたもの(実公昭60−79
54号)、シートバックの背面にトレーを設け、かつそ
の上面に前後方向へスライド自在にコップ受けを設けた
もの(実開昭62−56451号)、シートバックの背
面に設けた略盆状のトレーに、その内部へ収納でき、か
つ対向する周壁間に掛け渡すことのできるコップ保持部
材を設けたもの(実開昭63−67348号)がある。
は種々公知であり、例えば、シートバックの背面に盆形
の物入れ本体を設け、さらにこの一部に物入れ本体の凹
空間内方又は上方のいずれか一方向へ凸に反転する樹脂
ヒンジ製のカバー部材を設けたもの(実公昭60−79
54号)、シートバックの背面にトレーを設け、かつそ
の上面に前後方向へスライド自在にコップ受けを設けた
もの(実開昭62−56451号)、シートバックの背
面に設けた略盆状のトレーに、その内部へ収納でき、か
つ対向する周壁間に掛け渡すことのできるコップ保持部
材を設けたもの(実開昭63−67348号)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記各従来例は、いず
れもトレー自体をシートバックに対してネジ止め等によ
り取付けなければならない。したがって着脱操作に比較
的手間がかかり、迅速かつ容易に着脱することができな
い。また、いずれもシートバックの背面に対して略平行
に作られているため、シートバックを前倒したとき水平
にならない形式のものでは、トレーが傾斜してしまうこ
とになる。しかも、仮に前倒し時に傾斜するシートバッ
クへ略水平のトレーを設けると、トレーの後部側がシー
トバックの上方へ浮いて支持されることになるので、使
用中のぐらつき等が生じ、使用中不安定になってしま
う。本願の目的はこれらの問題を解決することにある。
れもトレー自体をシートバックに対してネジ止め等によ
り取付けなければならない。したがって着脱操作に比較
的手間がかかり、迅速かつ容易に着脱することができな
い。また、いずれもシートバックの背面に対して略平行
に作られているため、シートバックを前倒したとき水平
にならない形式のものでは、トレーが傾斜してしまうこ
とになる。しかも、仮に前倒し時に傾斜するシートバッ
クへ略水平のトレーを設けると、トレーの後部側がシー
トバックの上方へ浮いて支持されることになるので、使
用中のぐらつき等が生じ、使用中不安定になってしま
う。本願の目的はこれらの問題を解決することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願のシートバック用テーブル装置に係る第1の発明
は、ヒンジ金具により下部を座席部の後端部へ前倒し自
在に連結されたシートバックを前倒し状態にしてその背
面上へトレー部を着脱自在に取付けたシートバック用テ
ーブル装置において、トレー部の後部に下方へ突出する
ブラケットを設け、このブラケットをヒンジ金具の側方
へ突出して設けられている突起部へ係止したことを特徴
とする。
本願のシートバック用テーブル装置に係る第1の発明
は、ヒンジ金具により下部を座席部の後端部へ前倒し自
在に連結されたシートバックを前倒し状態にしてその背
面上へトレー部を着脱自在に取付けたシートバック用テ
ーブル装置において、トレー部の後部に下方へ突出する
ブラケットを設け、このブラケットをヒンジ金具の側方
へ突出して設けられている突起部へ係止したことを特徴
とする。
【0005】第2の発明は、第1の発明において、シー
トバックの頂部へ抜き差し自在に設けられたヘッドレス
トのステーを用いてトレー部の前端部をシートバックの
頂部へ固定したことを特徴とする。
トバックの頂部へ抜き差し自在に設けられたヘッドレス
トのステーを用いてトレー部の前端部をシートバックの
頂部へ固定したことを特徴とする。
【0006】第3の発明は、第1の発明において、使用
時のトレー部表面が略水平になるように構成したことを
特徴とする。
時のトレー部表面が略水平になるように構成したことを
特徴とする。
【0007】第4の発明は、第3の発明において、トレ
ー部の底部のうち、シートバックの背面に当接する部分
の高さを、前倒し時におけるシートバックの傾斜に略一
致させたことを特徴とする。
ー部の底部のうち、シートバックの背面に当接する部分
の高さを、前倒し時におけるシートバックの傾斜に略一
致させたことを特徴とする。
【0008】第5の発明は、第3の発明において、トレ
ー部とその周囲に形成された周枠部を備え、シートバッ
クの背面側から周囲を覆うように被せるとともに、周枠
部の側壁は後部側が幅の広い略三角形状をなすことを特
徴とする。
ー部とその周囲に形成された周枠部を備え、シートバッ
クの背面側から周囲を覆うように被せるとともに、周枠
部の側壁は後部側が幅の広い略三角形状をなすことを特
徴とする。
【0009】
【発明の効果】第1の発明によれば、トレー部をシート
バックの背面へ重ね、トレー部の後部に下方へ突出する
ブラケットをヒンジ金具の側方へ突出して設けられてい
る突起部へ係止すると、テーブル装置を着脱自在にシー
トバックへ取付けできるので、着脱を容易にできる。
バックの背面へ重ね、トレー部の後部に下方へ突出する
ブラケットをヒンジ金具の側方へ突出して設けられてい
る突起部へ係止すると、テーブル装置を着脱自在にシー
トバックへ取付けできるので、着脱を容易にできる。
【0010】第2の発明によれば、テーブル装置の後部
側をブラケットによりシートバックへ取付けてから、前
部をヘッドレストのステーによりシートバックの頂部へ
固定することにより、テーブル装置の前後部を容易かつ
確実に取付けできる。
側をブラケットによりシートバックへ取付けてから、前
部をヘッドレストのステーによりシートバックの頂部へ
固定することにより、テーブル装置の前後部を容易かつ
確実に取付けできる。
【0011】第3の発明によれば、使用時のトレー部表
面が略水平になるように構成したので、前倒し時に傾斜
する形式のシートバックに対しても快適に使用できる。
面が略水平になるように構成したので、前倒し時に傾斜
する形式のシートバックに対しても快適に使用できる。
【0012】第4の発明によれば、トレー部の底部のう
ち、シートバックの背面に当接する部分の高さを、前倒
し時におけるシートバックの傾斜に略一致するため、ト
レー部の表面側を略水平状態に維持しても、底部をシー
トバックの背面で支持できるので、ぐらつき等を防止し
て安定に支持でき、かつシートバックへフィットするの
で、商品性を高めることができる。
ち、シートバックの背面に当接する部分の高さを、前倒
し時におけるシートバックの傾斜に略一致するため、ト
レー部の表面側を略水平状態に維持しても、底部をシー
トバックの背面で支持できるので、ぐらつき等を防止し
て安定に支持でき、かつシートバックへフィットするの
で、商品性を高めることができる。
【0013】第5の発明によれば、トレー部とその周囲
を囲む周枠部により略容器状に形成したので、シートバ
ックの背面側から被せることができ、このとき周枠部の
側壁が略三角形状をなすので、トレー部を略水平状にし
たまま側面をシートバックの側面と重ねることができ
る。
を囲む周枠部により略容器状に形成したので、シートバ
ックの背面側から被せることができ、このとき周枠部の
側壁が略三角形状をなすので、トレー部を略水平状にし
たまま側面をシートバックの側面と重ねることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図面に基づいて一実施例を説明す
る。図1は取付操作を説明する図、図2は取付状態の側
面図、図3は車両内における使用状態を示す図、図4は
テーブルの上面図、図5は図4の5−5線断面図であ
る。
る。図1は取付操作を説明する図、図2は取付状態の側
面図、図3は車両内における使用状態を示す図、図4は
テーブルの上面図、図5は図4の5−5線断面図であ
る。
【0015】これらの図において、このテーブル装置1
は、上面視略四角形の上方へ開放された凹部からなるト
レー部2を備え、このトレー部2内の前端側にはコップ
受けとなる円筒形凹部3が形成され、トレー部2の前後
方向中間部より若干後側位置には、お菓子などの小物類
を収容する長溝状凹部4が左右方向へ連続して形成さ
れ、さらにその後方位置にはやはりコップ受けとなる複
数の円筒形凹部5が左右方向へ並んで形成されている。
は、上面視略四角形の上方へ開放された凹部からなるト
レー部2を備え、このトレー部2内の前端側にはコップ
受けとなる円筒形凹部3が形成され、トレー部2の前後
方向中間部より若干後側位置には、お菓子などの小物類
を収容する長溝状凹部4が左右方向へ連続して形成さ
れ、さらにその後方位置にはやはりコップ受けとなる複
数の円筒形凹部5が左右方向へ並んで形成されている。
【0016】これらの円筒形凹部3及び5並びに長溝状
凹部4はそれぞれ上方へ開放されるとともに、各底部は
下方へ突出して形成され、その突出量は円筒形凹部3が
小さく、長溝状凹部4及び円筒形凹部5は略同程度であ
り、いずれも円筒形凹部3より大きく突出し、円筒形凹
部3と長溝状凹部4の各底部を結ぶ傾斜ラインA(図
2)は前上がりの傾斜になっている。
凹部4はそれぞれ上方へ開放されるとともに、各底部は
下方へ突出して形成され、その突出量は円筒形凹部3が
小さく、長溝状凹部4及び円筒形凹部5は略同程度であ
り、いずれも円筒形凹部3より大きく突出し、円筒形凹
部3と長溝状凹部4の各底部を結ぶ傾斜ラインA(図
2)は前上がりの傾斜になっている。
【0017】トレー部2の周囲は下方へ向かって延びる
周枠部6をなし、その左右の側壁7の下端縁部8は前記
傾斜ラインAに沿って傾斜している。側壁7の一部には
側方への張り出し部9が形成され、その後端部に切り欠
き部10が形成されている(図2)。
周枠部6をなし、その左右の側壁7の下端縁部8は前記
傾斜ラインAに沿って傾斜している。側壁7の一部には
側方への張り出し部9が形成され、その後端部に切り欠
き部10が形成されている(図2)。
【0018】前壁11は壁の高さが最も低くなってお
り、その中央部には後述するヘッドレストのステーのた
めの通し穴12が形成されている。
り、その中央部には後述するヘッドレストのステーのた
めの通し穴12が形成されている。
【0019】後壁13は壁の高さが最も高く、その下端
部左右方向端部からブラケット14が斜め下向きに前方
へ突出し、先端側は切り欠き部10から下端縁部8より
も下方へ突出し、その先端部には若干後下がりに傾斜し
てかつ後方へ開放されたフック溝15が形成されてい
る。
部左右方向端部からブラケット14が斜め下向きに前方
へ突出し、先端側は切り欠き部10から下端縁部8より
も下方へ突出し、その先端部には若干後下がりに傾斜し
てかつ後方へ開放されたフック溝15が形成されてい
る。
【0020】このブラケット14は金属等の適宜材料を
別体に成形して周枠部6の左右方向片側にネジ止め等の
適宜手段で取付けられている。但し、取付位置はシート
構造に応じて左右両側又は左もしくは右側一側のみのい
ずれでもよく、さらに後壁13と一体に形成してもよ
い。
別体に成形して周枠部6の左右方向片側にネジ止め等の
適宜手段で取付けられている。但し、取付位置はシート
構造に応じて左右両側又は左もしくは右側一側のみのい
ずれでもよく、さらに後壁13と一体に形成してもよ
い。
【0021】このテーブル装置1は、トレー部2及び周
枠部6が一体にプラスチックで成形されているが、金属
板を板金プレスして成形することもできる。なお、図1
においてはテーブル装置1を図4の1−1線に沿う断面
で示してある。
枠部6が一体にプラスチックで成形されているが、金属
板を板金プレスして成形することもできる。なお、図1
においてはテーブル装置1を図4の1−1線に沿う断面
で示してある。
【0022】図3はこのテーブル装置1を使用したシー
トの車室内配置例を示し、三列シートの中間列に設けら
れたセパレートシートに対して使用している。但し、前
倒し形式のシートバックを有するものであればどのシー
トにも適用可能である。
トの車室内配置例を示し、三列シートの中間列に設けら
れたセパレートシートに対して使用している。但し、前
倒し形式のシートバックを有するものであればどのシー
トにも適用可能である。
【0023】図1及び図2に示すように、このシート
は、座席部20とシートバック21をヒンジ金具22で
連結し、このヒンジ金具22はノブ23及び側方突起部
24を備えている。
は、座席部20とシートバック21をヒンジ金具22で
連結し、このヒンジ金具22はノブ23及び側方突起部
24を備えている。
【0024】ノブ23を操作することにより、シートバ
ック21は前倒し又はリクライニングするようになって
おり、前倒し時にはシートバック21の背面25が傾斜
ラインAと略一致する傾斜をなして座席部20の上へ折
りたたまれる。
ック21は前倒し又はリクライニングするようになって
おり、前倒し時にはシートバック21の背面25が傾斜
ラインAと略一致する傾斜をなして座席部20の上へ折
りたたまれる。
【0025】シートバック21の頂部26にはロック穴
27が設けられ、ここにヘッドレスト28のステー29
を差し込むとロック機構(図示省略)によりロックされ
るようになっている。
27が設けられ、ここにヘッドレスト28のステー29
を差し込むとロック機構(図示省略)によりロックされ
るようになっている。
【0026】なお、通し穴12の大きさと数はロック穴
27に対応し、テーブル1の大きさはシートバック21
の背面25の大きさと略一致し、周枠部6はシートバッ
ク21の周囲へ背面側から被さる程度になっている。
27に対応し、テーブル1の大きさはシートバック21
の背面25の大きさと略一致し、周枠部6はシートバッ
ク21の周囲へ背面側から被さる程度になっている。
【0027】また、シートバック21へ取付けたとき円
筒形凹部3と長溝状凹部4の各底部はシートバック21
の背面25に対する当接部をなし、それぞれの突出量
は、シートバック21を前倒ししたときトレー部2が略
水平を維持する状態で背面25へ当接するように設定さ
れる。
筒形凹部3と長溝状凹部4の各底部はシートバック21
の背面25に対する当接部をなし、それぞれの突出量
は、シートバック21を前倒ししたときトレー部2が略
水平を維持する状態で背面25へ当接するように設定さ
れる。
【0028】さらに、ブラケット14の位置並びに突出
量は、側方突起部24とフック溝15が係止可能となる
位置になっており、側方突起部24はヒンジ金具22か
ら側方へ突出する軸状の部材であり、その太さはフック
溝15の溝幅と同程度である。
量は、側方突起部24とフック溝15が係止可能となる
位置になっており、側方突起部24はヒンジ金具22か
ら側方へ突出する軸状の部材であり、その太さはフック
溝15の溝幅と同程度である。
【0029】次に、本実施例の作用を説明する。図1に
仮想線で示すように前倒ししたシートバック10の背面
上方より周枠部6を被せる。このとき、まず後壁13側
を先にシートバック21の後部へ被せて下方へ押し込む
と、ブラケット14の先端が側方突起部24の上方から
近傍へ達し、フック溝15の入口下方に側方突起部24
が位置するので、トレー部1を若干後下がりに下方へ動
かせば、側方突起部24がフック溝15へ入る。
仮想線で示すように前倒ししたシートバック10の背面
上方より周枠部6を被せる。このとき、まず後壁13側
を先にシートバック21の後部へ被せて下方へ押し込む
と、ブラケット14の先端が側方突起部24の上方から
近傍へ達し、フック溝15の入口下方に側方突起部24
が位置するので、トレー部1を若干後下がりに下方へ動
かせば、側方突起部24がフック溝15へ入る。
【0030】この状態で周枠部6の前部を下方へ押し込
めば、テーブル装置1は側方突起部24を支点にして前
側が図1の時計回りに回動し、前壁11が予めヘッドレ
スト28を取外してあるシートバック21の頂部26へ
重なり、かつ左右の側壁7もシートバック21の側部へ
重なってシートバック21の背面25全体が周枠部6内
へ嵌合する。
めば、テーブル装置1は側方突起部24を支点にして前
側が図1の時計回りに回動し、前壁11が予めヘッドレ
スト28を取外してあるシートバック21の頂部26へ
重なり、かつ左右の側壁7もシートバック21の側部へ
重なってシートバック21の背面25全体が周枠部6内
へ嵌合する。
【0031】このとき、円筒形凹部3と長溝状凹部4の
各底部がシートバック21の背面25へ当接し、この部
分がシートバック21の傾きと略等しい傾斜ラインAな
る傾斜を形成するので、テーブル1は略水平を維持す
る。
各底部がシートバック21の背面25へ当接し、この部
分がシートバック21の傾きと略等しい傾斜ラインAな
る傾斜を形成するので、テーブル1は略水平を維持す
る。
【0032】また、前壁11では、通し穴12とロック
穴27が一致しているので、ヘッドレスト28のステー
29をこれらの穴へ差し込めば、ステー29がシートバ
ック21内でロックされる。
穴27が一致しているので、ヘッドレスト28のステー
29をこれらの穴へ差し込めば、ステー29がシートバ
ック21内でロックされる。
【0033】このため、トレー部2は後端をブラケット
14と側方突起部24の係止により、前端をヘッドレス
ト28のステー29によりそれぞれ固定されるので、シ
ートバック21に対して確実に取付けられる。外すとき
はステー29をアンロックしてヘッドレスト28を取り
外してから、テーブル装置1を逆手順でシートバック2
1から取り外すことができ、着脱いずれも容易、迅速に
できることになる。
14と側方突起部24の係止により、前端をヘッドレス
ト28のステー29によりそれぞれ固定されるので、シ
ートバック21に対して確実に取付けられる。外すとき
はステー29をアンロックしてヘッドレスト28を取り
外してから、テーブル装置1を逆手順でシートバック2
1から取り外すことができ、着脱いずれも容易、迅速に
できることになる。
【0034】また、図2に明らかなように、円筒形凹部
3と長溝状凹部4の各底部がシートバック21の背面2
5へ当接することにより、トレー部2の底部が背面25
で支持されることになるので、ぐらつきが無くなり、安
定感やフィット感が得られ、商品性が高くなる。
3と長溝状凹部4の各底部がシートバック21の背面2
5へ当接することにより、トレー部2の底部が背面25
で支持されることになるので、ぐらつきが無くなり、安
定感やフィット感が得られ、商品性が高くなる。
【0035】そのうえ、シートバック21の背面25が
傾斜しているにもかかわらず、トレー部2は略水平状態
を維持できるから、シートバック21が前倒し時に傾斜
してもトレー部2の使用に不都合がなく、また、シート
バック21の背面25を水平に前倒しするための特殊な
ヒンジ機構を採用しないで済むことになる。
傾斜しているにもかかわらず、トレー部2は略水平状態
を維持できるから、シートバック21が前倒し時に傾斜
してもトレー部2の使用に不都合がなく、また、シート
バック21の背面25を水平に前倒しするための特殊な
ヒンジ機構を採用しないで済むことになる。
【0036】さらに、トレー部2へ円筒状凹部3、5や
長溝状凹部4を設けることにより、小さな間仕切り空間
を多数形成したので、これらの中にコップやお菓子など
の小物類を収容しておけば、走行中の振動によっても散
逸したり転倒したりせず、安定した状態で整然と収納で
きる。
長溝状凹部4を設けることにより、小さな間仕切り空間
を多数形成したので、これらの中にコップやお菓子など
の小物類を収容しておけば、走行中の振動によっても散
逸したり転倒したりせず、安定した状態で整然と収納で
きる。
【0037】なお、本願発明は上記実施例に限定されず
種々に変形可能であり、例えば、トレー部2の底部でシ
ートバック21の背面25へ当接する部分は、円筒形凹
部3と長溝状凹部4の各底部のように部分的でなく、底
面全体を傾斜ラインAなる傾斜にして当接させることが
できる。
種々に変形可能であり、例えば、トレー部2の底部でシ
ートバック21の背面25へ当接する部分は、円筒形凹
部3と長溝状凹部4の各底部のように部分的でなく、底
面全体を傾斜ラインAなる傾斜にして当接させることが
できる。
【図1】 取付操作を説明する図
【図2】 取付状態の側面図
【図3】 車両内における使用状態を示す図
【図4】 テーブルの上面図
【図5】 図4の5−5線断面図
1:テーブル装置、2:トレー部、3:円筒状凹部、
4:長溝状凹部、5:円筒状凹部、6:周枠部、7:側
壁、11:前壁、12:通し穴、13:後壁、14:ブ
ラケット、15:フック溝、20:座席部、21:シー
トバック、22:ヒンジ金具、23:ノブ、24:側方
突起部、25:背面、27:ロック穴、28:ヘッドレ
スト、29:ステー
4:長溝状凹部、5:円筒状凹部、6:周枠部、7:側
壁、11:前壁、12:通し穴、13:後壁、14:ブ
ラケット、15:フック溝、20:座席部、21:シー
トバック、22:ヒンジ金具、23:ノブ、24:側方
突起部、25:背面、27:ロック穴、28:ヘッドレ
スト、29:ステー
Claims (5)
- 【請求項1】ヒンジ金具により下部を座席部の後端部へ
前倒し自在に連結されたシートバックを前倒し状態にし
てその背面上へトレー部を着脱自在に取付けたシートバ
ック用テーブル装置において、トレー部の後部に下方へ
突出するブラケットを設け、このブラケットをヒンジ金
具の側方へ突出して設けられている突起部へ係止したこ
とを特徴とするシートバック用テーブル装置。 - 【請求項2】シートバックの頂部へ抜き差し自在に設け
られたヘッドレストのステーを用いてトレー部の前端部
をシートバックの頂部へ固定したことを特徴とする請求
項1に記載したシートバック用テーブル装置。 - 【請求項3】使用時のトレー部表面が略水平になるよう
に構成したことを特徴とする請求項1に記載したシート
バック用テーブル装置。 - 【請求項4】トレー部の底部のうち、シートバックの背
面に当接する部分の高さを、前倒し時におけるシートバ
ックの傾斜に略一致させたことを特徴とする請求項3に
記載したシートバック用テーブル装置。 - 【請求項5】トレー部とその周囲に形成された周枠部を
備え、シートバックの背面側から周囲を覆うように被せ
るとともに、周枠部の側壁は後部側が幅の広い略三角形
状をなすことを特徴とする請求項3に記載したシートバ
ック用テーブル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22408897A JP3252191B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | シートバック用テーブル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22408897A JP3252191B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | シートバック用テーブル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1159279A true JPH1159279A (ja) | 1999-03-02 |
JP3252191B2 JP3252191B2 (ja) | 2002-01-28 |
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ID=16808370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22408897A Expired - Fee Related JP3252191B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | シートバック用テーブル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3252191B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005137880A (ja) * | 2003-10-17 | 2005-06-02 | Delta Kogyo Co Ltd | ヘッドレストのロック溝の構造及びロック溝の成形方法並びにヘッドレストポールの製造方法 |
FR2919829A1 (fr) * | 2007-08-06 | 2009-02-13 | Renault Sas | Agencement d'un element de rangement sur un support |
Families Citing this family (1)
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-
1997
- 1997-08-20 JP JP22408897A patent/JP3252191B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2005137880A (ja) * | 2003-10-17 | 2005-06-02 | Delta Kogyo Co Ltd | ヘッドレストのロック溝の構造及びロック溝の成形方法並びにヘッドレストポールの製造方法 |
FR2919829A1 (fr) * | 2007-08-06 | 2009-02-13 | Renault Sas | Agencement d'un element de rangement sur un support |
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Publication number | Publication date |
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JP3252191B2 (ja) | 2002-01-28 |
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