JPH1158029A - スポット溶接機の冷却装置 - Google Patents
スポット溶接機の冷却装置Info
- Publication number
- JPH1158029A JPH1158029A JP9223463A JP22346397A JPH1158029A JP H1158029 A JPH1158029 A JP H1158029A JP 9223463 A JP9223463 A JP 9223463A JP 22346397 A JP22346397 A JP 22346397A JP H1158029 A JPH1158029 A JP H1158029A
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- JP
- Japan
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- welding machine
- cooling water
- spot welding
- valve
- valves
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電極部の交換作業を行い易くする。
【解決手段】 溶接機に対して冷却水を供給・排水を行
わせるための流路Rを構成しておき、そのうち溶接機本
体1の内部には、電極チップ2A,2Bを通過するよう
にして冷却水通路3を形成しておく。また、流路Rの途
中で溶接機本体1の近傍には開閉弁9と逆流防止弁11
を設けておき、溶接機に対する給電回路13がオフの状
態になったときに開閉弁9が閉じるようになっている。
したがって、電極チップ2A,2Bの交換に伴ってここ
から漏れ出る冷却水は開閉弁9と逆流防止弁11との間
の少量のものですむ。
わせるための流路Rを構成しておき、そのうち溶接機本
体1の内部には、電極チップ2A,2Bを通過するよう
にして冷却水通路3を形成しておく。また、流路Rの途
中で溶接機本体1の近傍には開閉弁9と逆流防止弁11
を設けておき、溶接機に対する給電回路13がオフの状
態になったときに開閉弁9が閉じるようになっている。
したがって、電極チップ2A,2Bの交換に伴ってここ
から漏れ出る冷却水は開閉弁9と逆流防止弁11との間
の少量のものですむ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スポット溶接機
の冷却装置に関するものである。
の冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4は、従来におけるスポット
溶接機に対する冷却水の配管状況を示すものである。ス
ポット溶接機20には上下一対の電極チップ21、22
が備えられており、これらに対する冷却を行うために、
スポット溶接機20には給水用の配管S1,S2と排水
用の配管E1,E2とがそれぞれ2本ずつ接続されてい
る。一方、スポット溶接機20の内部には両電極チップ
21,22を通過するようにして前記各配管に通じる冷
却水通路Tが形成されていて、各電極チップ21,22
に対して個別に冷却水が供給・排水されるようになって
いる。
溶接機に対する冷却水の配管状況を示すものである。ス
ポット溶接機20には上下一対の電極チップ21、22
が備えられており、これらに対する冷却を行うために、
スポット溶接機20には給水用の配管S1,S2と排水
用の配管E1,E2とがそれぞれ2本ずつ接続されてい
る。一方、スポット溶接機20の内部には両電極チップ
21,22を通過するようにして前記各配管に通じる冷
却水通路Tが形成されていて、各電極チップ21,22
に対して個別に冷却水が供給・排水されるようになって
いる。
【0003】但し、23はスポット溶接機20に対する
給電用のトランスであり、その側面には図示しない工場
施設の給水・排水用本管に接続された給水マニホールド
24及び排水マニホールド25が配され、かつここには
前記した給水用配管S1,S2あるいは排水用配管E
1,E2とが接続されている。
給電用のトランスであり、その側面には図示しない工場
施設の給水・排水用本管に接続された給水マニホールド
24及び排水マニホールド25が配され、かつここには
前記した給水用配管S1,S2あるいは排水用配管E
1,E2とが接続されている。
【0004】また、給水マニホールド24の上流部には
止水弁26が介在されている。この止水弁26は三方弁
となっていて、冷却水通路Tへ冷却水を供給する位置
と、この供給を断ってエアー配管28に連通し冷却通路
T内へエアーを供給する排水位置とが設定されている。
なお、排水マニホールド25の下流部には逆流防止弁2
7が介在されている。
止水弁26が介在されている。この止水弁26は三方弁
となっていて、冷却水通路Tへ冷却水を供給する位置
と、この供給を断ってエアー配管28に連通し冷却通路
T内へエアーを供給する排水位置とが設定されている。
なお、排水マニホールド25の下流部には逆流防止弁2
7が介在されている。
【0005】上記の構成においては、通常の溶接作業を
行う場合には、止水弁26が冷却水の供給位置に保持さ
れているため、冷却水はスポット溶接機20内の冷却水
通路Tを通過し、これによって電極チップ21,22の
冷却がなされる。電極チップ21,22を交換する場合
には、止水弁26を排水位置に切り替える。これによっ
て、冷却水の供給が断たれるとともにエアー配管28を
通じてエアーが冷却水通路T内に導入されるために、ス
ポット溶接機20内に溜まっていた冷却水が排水用配管
E1,E2から排水される。
行う場合には、止水弁26が冷却水の供給位置に保持さ
れているため、冷却水はスポット溶接機20内の冷却水
通路Tを通過し、これによって電極チップ21,22の
冷却がなされる。電極チップ21,22を交換する場合
には、止水弁26を排水位置に切り替える。これによっ
て、冷却水の供給が断たれるとともにエアー配管28を
通じてエアーが冷却水通路T内に導入されるために、ス
ポット溶接機20内に溜まっていた冷却水が排水用配管
E1,E2から排水される。
【0006】さらに、電極チップ21,22の交換作業
を行うにあたっては、作業中に、誤ってスポット溶接機
を作動させてしまわないよう、電源プラグ29を外して
おく。これら予備作業が完了したら、電極チップ21,
22の交換作業が可能となる。
を行うにあたっては、作業中に、誤ってスポット溶接機
を作動させてしまわないよう、電源プラグ29を外して
おく。これら予備作業が完了したら、電極チップ21,
22の交換作業が可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
冷却装置には次のような問題点があった。まず、電極チ
ップ21,22を交換する場合には、予め冷却水通路T
内の冷却水を抜いておかねばならないのであるが、止水
弁26から冷却水通路を経て逆流防止弁27に至るまで
の経路が長いことから、排水時間が長くかかる。また、
逆流防止弁27がスポット溶接機20の上方位置にある
トランス23の近くに配されているため、工場エアーの
エアー圧のみでは冷却水を完全に排除しきれない。さら
に、排水のために所定圧のエアーを使用するため、電極
チップ21,22を取り外したときに、残留圧によって
冷却水が周辺に飛散し、作業環境を悪化させてしまう。
冷却装置には次のような問題点があった。まず、電極チ
ップ21,22を交換する場合には、予め冷却水通路T
内の冷却水を抜いておかねばならないのであるが、止水
弁26から冷却水通路を経て逆流防止弁27に至るまで
の経路が長いことから、排水時間が長くかかる。また、
逆流防止弁27がスポット溶接機20の上方位置にある
トランス23の近くに配されているため、工場エアーの
エアー圧のみでは冷却水を完全に排除しきれない。さら
に、排水のために所定圧のエアーを使用するため、電極
チップ21,22を取り外したときに、残留圧によって
冷却水が周辺に飛散し、作業環境を悪化させてしまう。
【0008】さらにまた、電源プラグ29を外すのを忘
れたままで電極チップ21,22の交換作業を行った場
合には、作業中に誤って溶接機を動作させてしまう虞も
ある。
れたままで電極チップ21,22の交換作業を行った場
合には、作業中に誤って溶接機を動作させてしまう虞も
ある。
【0009】本発明は上記した従来の問題点に鑑みて開
発工夫されたものであり、その目的とするところは、電
極部の交換作業に好適なスポット溶接機の冷却装置を提
供することである。
発工夫されたものであり、その目的とするところは、電
極部の交換作業に好適なスポット溶接機の冷却装置を提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、スポット溶接機にはその電極部
を通過するようにして冷却水の流路が形成され、かつこ
の流路の途中には給水を停止させるための開閉弁と、排
水の逆流を防止するための逆流防止弁が介在されるとと
もに、前記両開閉弁と前記逆流防止弁とは前記スポット
溶接機の近傍位置に配されていることを特徴とするもの
である。
めの請求項1の発明は、スポット溶接機にはその電極部
を通過するようにして冷却水の流路が形成され、かつこ
の流路の途中には給水を停止させるための開閉弁と、排
水の逆流を防止するための逆流防止弁が介在されるとと
もに、前記両開閉弁と前記逆流防止弁とは前記スポット
溶接機の近傍位置に配されていることを特徴とするもの
である。
【0011】また請求項2の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、前記開閉弁は前記スポット溶接機の給電回
路のオン・オフ動作に連動して開閉可能となっているこ
とを特徴とするものである。
のにおいて、前記開閉弁は前記スポット溶接機の給電回
路のオン・オフ動作に連動して開閉可能となっているこ
とを特徴とするものである。
【0012】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明によれば、スポ
ット溶接の作業がなされている間は、開閉弁が開放状態
にあるため、冷却水は流路を経て排水される間に電極部
の冷却を行う。電極部の交換等を行う場合には、開閉弁
を閉じて電極部に対する冷却水の供給を停止しておく。
このとき、開閉弁と逆流防止弁は共にスポット溶接機の
近傍に配置されているため、この間に溜められる冷却水
の水量は少量となっている。したがって、電極部を交換
する場合にも、電極部からは少量の冷却水が漏れ出るに
過ぎない。このため、エアーを使って強制排水を行う必
要もなく、したがって冷却水の飛散の事態もない。
ット溶接の作業がなされている間は、開閉弁が開放状態
にあるため、冷却水は流路を経て排水される間に電極部
の冷却を行う。電極部の交換等を行う場合には、開閉弁
を閉じて電極部に対する冷却水の供給を停止しておく。
このとき、開閉弁と逆流防止弁は共にスポット溶接機の
近傍に配置されているため、この間に溜められる冷却水
の水量は少量となっている。したがって、電極部を交換
する場合にも、電極部からは少量の冷却水が漏れ出るに
過ぎない。このため、エアーを使って強制排水を行う必
要もなく、したがって冷却水の飛散の事態もない。
【0013】また請求項2の発明によれば、電極部の交
換を行う場合には、給電回路をオフの状態とする。これ
により、開閉弁が閉じられるため、電極部に対する冷却
水の供給が停止される。したがって、電極部の交換作業
中は給電がなされないため、この間に、誤ってスポット
溶接機を作動させてしまう事態は確実に回避される。
換を行う場合には、給電回路をオフの状態とする。これ
により、開閉弁が閉じられるため、電極部に対する冷却
水の供給が停止される。したがって、電極部の交換作業
中は給電がなされないため、この間に、誤ってスポット
溶接機を作動させてしまう事態は確実に回避される。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
及び図2に基づいて説明する。図1において、1はスポ
ット溶接機本体であり、上下一対の電極チップ2A,2
B(本発明の電極部に相当する)を備えている。この実
施形態では、下側に配されたもの2Bが固定電極であ
り、上側に配されたもの2Aが昇降可能な可動電極(空
圧によって昇降する)である。
及び図2に基づいて説明する。図1において、1はスポ
ット溶接機本体であり、上下一対の電極チップ2A,2
B(本発明の電極部に相当する)を備えている。この実
施形態では、下側に配されたもの2Bが固定電極であ
り、上側に配されたもの2Aが昇降可能な可動電極(空
圧によって昇降する)である。
【0014】また、溶接機本体1に対しては電極チップ
2A,2Bの冷却用の冷却水を通すための流路Rが配さ
れている。このうち、溶接機本体1の内部には、両電極
チップ2A,2Bを通過するようにして2つの冷却水通
路3A,3Bが形成されている。一方の冷却水通路3A
は上側の電極チップ2A(可動電極)の近傍に導入口4
Aを開口させ、溶接機本体1の上部に排水口5Aを開口
させて形成されている。他方の冷却水通路3Bは溶接機
本体1の側面中央部に導入口4Bが開口し、それより上
部側において排水口5Bを開口させている。
2A,2Bの冷却用の冷却水を通すための流路Rが配さ
れている。このうち、溶接機本体1の内部には、両電極
チップ2A,2Bを通過するようにして2つの冷却水通
路3A,3Bが形成されている。一方の冷却水通路3A
は上側の電極チップ2A(可動電極)の近傍に導入口4
Aを開口させ、溶接機本体1の上部に排水口5Aを開口
させて形成されている。他方の冷却水通路3Bは溶接機
本体1の側面中央部に導入口4Bが開口し、それより上
部側において排水口5Bを開口させている。
【0015】一方、スポット溶接機本体1の上方には溶
接用電源となるトランス6が配されており、ここには図
示しない工場施設の給水・排水設備に接続されスポット
溶接機本体1へ冷却水を供給するための給水マニホール
ド7と、排水マニホールド8の端部がそれぞれ延びて来
ている。そして、給水マニホールド7と上記した両導入
口4A,4Bとの間には共に給水支管7A,7Bが接続
されていて、スポット溶接機の両冷却水通路3A,3B
への給水が可能となっている。また、排水マニホールド
8と両排水口5A,5Bとの間には、共に排水支管8
A,8Bが接続されていて、両冷却水通路3A,3B内
を排水可能としている。
接用電源となるトランス6が配されており、ここには図
示しない工場施設の給水・排水設備に接続されスポット
溶接機本体1へ冷却水を供給するための給水マニホール
ド7と、排水マニホールド8の端部がそれぞれ延びて来
ている。そして、給水マニホールド7と上記した両導入
口4A,4Bとの間には共に給水支管7A,7Bが接続
されていて、スポット溶接機の両冷却水通路3A,3B
への給水が可能となっている。また、排水マニホールド
8と両排水口5A,5Bとの間には、共に排水支管8
A,8Bが接続されていて、両冷却水通路3A,3B内
を排水可能としている。
【0016】また、両給水支管7A,7Bにおいて両導
入口4A,4Bの近傍位置には、給水支管7A,7Bを
開閉して冷却水の供給・停止を行う開閉弁9A,9Bが
それぞれ設けられている。この開閉弁9A、9Bは周知
のものであるため、詳細な内部構造は省略するが、共に
エアー配管10に接続されており、エアーが供給されて
いるときには給水支管7A,7Bを閉止し、エアーの供
給がなされないときには給水支管7A,7Bを開放状態
に保持するようになっている。さらに、両給水支管7
A,7Bにおいて両排水口5A,5Bの近傍位置には、
排水がスポット溶接機本体1へ逆流するのを防止するた
めの逆流防止弁11A,11Bが設けられている。
入口4A,4Bの近傍位置には、給水支管7A,7Bを
開閉して冷却水の供給・停止を行う開閉弁9A,9Bが
それぞれ設けられている。この開閉弁9A、9Bは周知
のものであるため、詳細な内部構造は省略するが、共に
エアー配管10に接続されており、エアーが供給されて
いるときには給水支管7A,7Bを閉止し、エアーの供
給がなされないときには給水支管7A,7Bを開放状態
に保持するようになっている。さらに、両給水支管7
A,7Bにおいて両排水口5A,5Bの近傍位置には、
排水がスポット溶接機本体1へ逆流するのを防止するた
めの逆流防止弁11A,11Bが設けられている。
【0017】さらに、上記した両開閉弁9A,9Bに通
じるエアー配管10の合流部分の近くには電磁開閉弁1
2が設けられている。一方、スポット溶接機本体1はト
ランス6内に組み込まれる給電回路13に接続されてい
て、この実施形態では溶接機本体1にマグネットスイッ
チ14を介して接続されその溶接動作のための溶接用電
源15(AC400V)と、電磁開閉弁12に接続され
その開閉を制御するための制御用電源16(AC100
V)とよりなっている。また、給電回路13には断路用
の開閉プラグ17が接続されており、その開閉により溶
接機本体1に対する電力供給及び停止を行うとともに、
この開閉プラグ17の開放によって有効化する図示しな
いリレーによって電磁開閉弁12を開放させることがで
きるようになっている。
じるエアー配管10の合流部分の近くには電磁開閉弁1
2が設けられている。一方、スポット溶接機本体1はト
ランス6内に組み込まれる給電回路13に接続されてい
て、この実施形態では溶接機本体1にマグネットスイッ
チ14を介して接続されその溶接動作のための溶接用電
源15(AC400V)と、電磁開閉弁12に接続され
その開閉を制御するための制御用電源16(AC100
V)とよりなっている。また、給電回路13には断路用
の開閉プラグ17が接続されており、その開閉により溶
接機本体1に対する電力供給及び停止を行うとともに、
この開閉プラグ17の開放によって有効化する図示しな
いリレーによって電磁開閉弁12を開放させることがで
きるようになっている。
【0018】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用効果を具体的に説明する。溶接作業を行う場合に
は、開閉プラグ17を接続した状態としておくことによ
り、電磁開閉弁12は閉じた状態にあり、これにより両
開閉弁9A,9Bに対してはエアーの供給がなされない
ため、両開閉弁9A,9Bは共に開放状態となってい
る。したがって、給水マニホールド7から両給水支管7
A,7Bに分流した冷却水は、開閉弁9A,9Bを通
り、導入口4A,4Bを経てスポット溶接機本体1内の
冷却水通路3A,3B内へ導かれる。そして、電極チッ
プ2A,2B部分を冷却しつつ両排水口5A,5Bを経
て両排水支管8A,8B、排水マニホールド8を通って
排水される。
の作用効果を具体的に説明する。溶接作業を行う場合に
は、開閉プラグ17を接続した状態としておくことによ
り、電磁開閉弁12は閉じた状態にあり、これにより両
開閉弁9A,9Bに対してはエアーの供給がなされない
ため、両開閉弁9A,9Bは共に開放状態となってい
る。したがって、給水マニホールド7から両給水支管7
A,7Bに分流した冷却水は、開閉弁9A,9Bを通
り、導入口4A,4Bを経てスポット溶接機本体1内の
冷却水通路3A,3B内へ導かれる。そして、電極チッ
プ2A,2B部分を冷却しつつ両排水口5A,5Bを経
て両排水支管8A,8B、排水マニホールド8を通って
排水される。
【0019】電極チップ2A,2Bの交換を行う場合に
は、まず開閉プラグ17を開放する。これにより、溶接
用電源15からの溶接機本体1への電力供給が停止する
一方、この開閉プラグ17の開閉動作に連動してリレー
が有効化するため、電磁開閉弁12が開放状態に切り替
えられる。これにより、エアー配管10へエアーが供給
されるため、両開閉弁9A,9Bは閉止状態となり、溶
接機本体1への冷却水の供給が停止する。これにより、
冷却水は両開閉弁9A,9Bと両逆流防止弁11A,1
1Bとの間の経路に留められる。
は、まず開閉プラグ17を開放する。これにより、溶接
用電源15からの溶接機本体1への電力供給が停止する
一方、この開閉プラグ17の開閉動作に連動してリレー
が有効化するため、電磁開閉弁12が開放状態に切り替
えられる。これにより、エアー配管10へエアーが供給
されるため、両開閉弁9A,9Bは閉止状態となり、溶
接機本体1への冷却水の供給が停止する。これにより、
冷却水は両開閉弁9A,9Bと両逆流防止弁11A,1
1Bとの間の経路に留められる。
【0020】このとき、前述したように、両開閉弁9
A,9B及び逆流防止弁11A,11Bは共に溶接機本
体1の近傍位置に配されているため、冷却水を留めてい
る経路長さは短いものであり、したがって留められてい
る冷却水の水量も比較的少量である。このため、電極チ
ップ2A,2Bの交換によって冷却水通路3A,3Bが
開口し、ここから冷却水が漏れ出るが、冷却水は少量で
あるため、その回収は短時間で完了する。また、従来と
異なり、エアーを用いて強制排水を行う必要もないた
め、冷却水が周辺に飛散する事態もない。さらに、電極
チップ2A,2Bの交換を行う場合には、開閉プラグ1
7の開放操作が前提となっているため、つまり溶接機本
体1に対する電力供給が停止されているため、交換作業
中において誤って溶接機を動作させてしまうこともな
く、安全性が確保される効果も得られる。
A,9B及び逆流防止弁11A,11Bは共に溶接機本
体1の近傍位置に配されているため、冷却水を留めてい
る経路長さは短いものであり、したがって留められてい
る冷却水の水量も比較的少量である。このため、電極チ
ップ2A,2Bの交換によって冷却水通路3A,3Bが
開口し、ここから冷却水が漏れ出るが、冷却水は少量で
あるため、その回収は短時間で完了する。また、従来と
異なり、エアーを用いて強制排水を行う必要もないた
め、冷却水が周辺に飛散する事態もない。さらに、電極
チップ2A,2Bの交換を行う場合には、開閉プラグ1
7の開放操作が前提となっているため、つまり溶接機本
体1に対する電力供給が停止されているため、交換作業
中において誤って溶接機を動作させてしまうこともな
く、安全性が確保される効果も得られる。
【0021】なお、本発明は種々の変更が可能であり、
次のような変形例も本発明の技術的範囲に含まれる。
次のような変形例も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0022】開閉弁9A,9Bは、工場エアーのエア
ー圧によって開閉動作を行う形式のものとしたが、開閉
プラグ17の開閉に直接連動する電磁式の開閉弁として
もよい。
ー圧によって開閉動作を行う形式のものとしたが、開閉
プラグ17の開閉に直接連動する電磁式の開閉弁として
もよい。
【図1】スポット溶接機の配管状況を示す正面図
【図2】図1の模式図
【図3】従来のスポット溶接機の配管状況を示す正面図
【図4】従来の配管状況の模式図
1…溶接機本体 2A,2B…電極チップ 3A,3B…冷却水通路 9A,9B…開閉弁 11A,11B…逆流防止弁 13…給電回路 R…流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩月 俊夫 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラコ 株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 スポット溶接機にはその電極部を通過す
るようにして冷却水の流路が形成され、かつこの流路の
途中には給水を停止させるための開閉弁と、排水の逆流
を防止するための逆流防止弁が介在されるとともに、前
記両開閉弁と前記逆流防止弁とは前記スポット溶接機の
近傍位置に配されていることを特徴とするスポット溶接
機の冷却装置。 - 【請求項2】 前記開閉弁は前記スポット溶接機の給電
回路のオン・オフ動作に連動して開閉可能となっている
ことを特徴とする請求項1記載のスポット溶接機の冷却
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9223463A JPH1158029A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | スポット溶接機の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9223463A JPH1158029A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | スポット溶接機の冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1158029A true JPH1158029A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16798553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9223463A Pending JPH1158029A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | スポット溶接機の冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1158029A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1688205A1 (de) * | 2005-02-03 | 2006-08-09 | Bürkert Werke GmbH & Co. KG | Vorrichtung zum Kühlen von Schweisskappen |
WO2006126612A1 (ja) | 2005-05-25 | 2006-11-30 | Jsr Corporation | 金属ヒドリド錯体、環状オレフィン系開環重合体の水素化方法および環状オレフィン系開環重合体水素化物の製造方法 |
JP2007193997A (ja) * | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Tateyama Machine Kk | プラズマ処理装置 |
EP2025443A1 (de) * | 2007-08-13 | 2009-02-18 | Bürkert Werke GmbH & Co. KG | Vorrichtung zur Überwachung eines Kühlkreislaufs |
-
1997
- 1997-08-20 JP JP9223463A patent/JPH1158029A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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