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JPH1155835A - クリップ - Google Patents

クリップ

Info

Publication number
JPH1155835A
JPH1155835A JP9206394A JP20639497A JPH1155835A JP H1155835 A JPH1155835 A JP H1155835A JP 9206394 A JP9206394 A JP 9206394A JP 20639497 A JP20639497 A JP 20639497A JP H1155835 A JPH1155835 A JP H1155835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
spring clip
locking claws
spring
clip body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9206394A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuto Hironaka
克仁 廣中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Kasei Industry Co Ltd filed Critical Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Priority to JP9206394A priority Critical patent/JPH1155835A/ja
Publication of JPH1155835A publication Critical patent/JPH1155835A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランプに対する電線の侵入を確実に防止
し、バネクリップの係止爪による電線の皮膜損傷などを
未然に防止する。 【解決手段】 樹脂製のクリップ本体10の内側に金属
製のバネクリップ20が組み込まれ、クリップ本体10
の開放部からその内部に挿入されるクリップ取り付け部
材のリブに対し、バネクリップ20に形成されている一
対の係止爪26が係止してクリップ本体10が前記クリ
ップ取り付け部材に保持される形式のクリップであっ
て、前記の両係止爪26の先端部に櫛歯状の係合歯28
がそれぞれ形成されているとともに、これらの係合歯2
8が互いに噛み合った状態で突き合わされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のインストル
メントパネルなどの樹脂部品に形成されたリブに取り付
けてワイヤハーネスなどを所定の配線状態に保持するた
めのクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のクリップについては、例えば実
公平5−40668号公報に開示されている技術が公知
である。この技術では、樹脂製のクリップ本体の内側に
金属製のバネクリップが組み込まれている。そしてこの
バネクリップに形成されている一対の係止爪が、クリッ
プ本体の内部に挿入されるクリップ取り付け部材のリブ
に係止し、それによってクリップ本体がクリップ取り付
け部材側に保持されるようになっている。
【0003】図12に前記公報に開示されているクリッ
プとほぼ同じ構成のクリップが斜視図で示されている。
この図面で示すようにクリップ本体40は、全体形状と
してU字状となるように結合された一対の脚片42と、
平板状のハーネス保持部43とが一体に樹脂成形された
構成となっている。またこれらの脚片42の内側にはバ
ネクリップ44が組み込まれており、このバネクリップ
44は図13から明らかなように全体形状としてU字状
となるように結合された一対の挟持片46を備えてい
る。そして両挟持片46には係止爪48がそれぞれ内側
に向けて切り起こされた状態で一体に形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記クリップ
は、ワイヤハーネス(図示外)の外周に前記ハーネス保
持部43をテープなどで巻き付けることにより、ワイヤ
ハーネスの所定箇所に複数個取り付けられた状態で車両
メーカーに搬入されることが多い。このようにワイヤハ
ーネスの搬送中などにおいてクリップ本体40の開放部
から脚片42の間に電線が噛み込むことがあり、バネク
リップ44の係止爪48などによって電線の皮膜を傷つ
けたり、極端な場合は断線の原因となる。また皮膜損傷
に気付かずにそのワイヤハーネスを車両に組み込んだ場
合、電気短絡事故を引き起こすおそれもある。
【0005】本発明の目的は、クリップに対する電線の
侵入を確実に防止し、バネクリップの係止爪による電線
の皮膜損傷などを未然に防止することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
樹脂製のクリップ本体の内側に金属製のバネクリップが
組み込まれ、クリップ本体の開放部からその内部に挿入
されるクリップ取り付け部材のリブに対し、バネクリッ
プに形成されている一対の係止爪が係止してクリップ本
体が前記クリップ取り付け部材に保持される形式のクリ
ップであって、前記の両係止爪の先端部に櫛歯状の係合
歯がそれぞれ形成されているとともに、これらの係合歯
が互いに噛み合った状態で突き合わされている。
【0007】この構成によれば、前記バネクリップにお
ける両係止爪によってクリップ本体の開放部から入り込
んだ電線が受け止められ、かつ両係止爪の前記係合歯が
噛み合った状態に突き合わされていることから、前記電
線がそれ以上に侵入するのを確実に防止することができ
る。これによってクリップに対する電線の噛み込みを原
因とする電線の皮膜の損傷あるいは断線といったトラブ
ルが解消される。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のク
リップであって、前記クリップ本体の開放部側には、バ
ネクリップの両係止爪の外側において一対の阻止片が互
いの先端部を突き合わせた状態で、かつ弾性変形可能に
形成されている。
【0009】この場合にはクリップに対する電線の噛み
込みを、クリップ本体の阻止片とバネクリップの係止爪
とによる二段構えで防止できるので、電線の皮膜損傷な
どをより確実に回避できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1はワイヤハーネス用クリップを表した構成図
である。このクリップは、樹脂製のクリップ本体10と
金属製のバネクリップ20との組み合わせによって構成
されている。そしてクリップ本体10については、全体
形状としてU字状となるように結合された一対の脚片1
2と、図1(A)で示す平板状のハーネス保持部18と
が一体に形成さた構成となっている。一方、前記バネク
リップ20は前記の両脚片12の内側に組み込まれてお
り、このバネクリップ20は図1(B)からも明らかな
ように、全体形状としてU字状となるように結合された
一対の挟持片22を備えている。
【0011】図2は前記バネクリップ20の平面図、図
3は図2の正面図、図4は図2の左側面図、図5は同じ
く図2の右側面図である。また図6は図3の矢印Aの方
向から見た平面図、図7は同じく図3の矢印Bの方向か
ら見た平面図、図8はバネクリップ20の外観斜視図、
図9は同じくバネクリップ20の一部を破断して表した
斜視図である。これらの図面で示すようにバネクリップ
20の両挟持片22には、それぞれ係止爪26が個々に
内側に向けて切り起こされた状態で一体に形成されてい
る。
【0012】前記の両係止爪26の先端部には、図6,
7あるいは図9で示すように櫛歯状の係合歯28がそれ
ぞれ形成されている。そして両係止爪26の係合歯28
は互いの歯と溝とが対応するように設定されており、結
果的に両係合歯28は噛み合った状態で突き合わされて
いる。なおバネクリップ20における両挟持片22のう
ちの一方の測縁には、切り欠き形状の係合溝24が形成
されている。ただしこの係合溝24は両挟持片22の両
側縁に対してそれぞれ形成してもよい。
【0013】図1(A)(B)で示すように前記クリッ
プ本体10の開放部側における両脚片12の先端部には
阻止片14がそれぞれ内側に向けて一体に形成されてい
る。これらの阻止片14は前記バネクリップ20の両係
止爪26に対してその外側から被さるように位置してお
り、かつ両阻止片14の先端部の間には多少の隙間が設
けられている。
【0014】クリップ本体10における両脚片12の内
側面には、バネクリップ20の前記係合溝24と係合可
能な係合部16がそれぞれ形成されている。また両係合
部16の先端部16aは、図1(B)で示すように係合
部16と係合溝24とが係合した状態においてバネクリ
ップ20における両挟持片22の内側に係合するように
なっている。
【0015】前記クリップ本体10とバネクリップ20
とは当然のことながら個別に成形され、バネクリップ2
0をクリップ本体10の両脚片12の内側に対し、クリ
ップ本体10の両阻止片14の内側にバネクリップ20
の係止爪26が位置するように側方から組み付ける。こ
れによってクリップ本体10の係合部16とバネクリッ
プ20の係合溝24とが前記のように係合する。なお両
挟持片22の両側縁に係合溝24をそれぞれ形成した場
合は、クリップ本体10に対するバネクリップ20の組
み付けに際しての方向性をなくすることができる。
【0016】前記構成のクリップは、図10で示すよう
にワイヤハーネス30の外周にクリップ本体10のハー
ネス保持部18をテープ32で巻き付けることで、この
ワイヤハーネス30に取り付けられる。なおワイヤハー
ネス30に対してはその長さ方向に沿った所定の複数箇
所に対してクリップがそれぞれ取り付けられる。
【0017】またワイヤハーネス30にはその両端末や
途中において分岐線(電線)を有するのが普通である。
したがってワイヤハーネス30の運搬中などにおいて、
図10で示すように一本もしくは複数本の電線34がク
リップ本体10の脚片12の間に侵入しようとする場合
がある。このような場合に電線34が仮にクリップ本体
10の両阻止片14の間を通過したとしても、相互の係
合歯28が噛み合った状態で突き合わされているバネク
リップ20の両係止爪26によって電線34は確実に受
け止められる。これによってバネクリップ20の両挟持
片22の内側にまで電線34が噛み込むことは防止さ
れ、電線34の皮膜の損傷あるいは断線といったトラブ
ルを解消することができる。
【0018】ワイヤハーネス30を車両のボデーなどに
対して配線する場合は、ボデー側のクリップ取り付け部
材のリブ(図示外)がクリップ本体10の開口部からバ
ネクリップ20の両係止爪26を押し開きながら両挟持
片22の間に挿入される。これによって両係止爪26が
クリップ取り付け部材のリブに係止し、クリップ本体1
0がクリップ取り付け部材側に保持され、結果的にワイ
ヤハーネス30が所定の配線状態に保持される。
【0019】図11で示すようにクリップ本体10の両
阻止片14についても、互いの先端部を突き合わせた状
態に形成してもよい。これによって電線34の前述した
ような噛み込みがクリップ本体10の阻止片14とバネ
クリップ20の係止爪26との双方によって防止され
る。ただし前記のようにクリップ取り付け部材のリブが
クリップ本体10の開口部から挿入されるときに二段で
抵抗が生じるが、電線の噛み込みによる皮膜損傷などの
トラブルはより確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤハーネス用クリップを表した構成図。
【図2】バネクリップの平面図。
【図3】図2の正面図。
【図4】図2の左側面図。
【図5】同じく図2の右側面図。
【図6】図3の矢印Aの方向から見た平面図。
【図7】同じく図3の矢印Bの方向から見た平面図。
【図8】バネクリップの外観斜視図。
【図9】同じくバネクリップの一部を破断して表した斜
視図。
【図10】クリップの使用状態を表した説明図。
【図11】クリップの使用状態を表した説明図。
【図12】従来のクリップを表した斜視図。
【図13】従来のバネクリップの一部を破断して表した
斜視図。
【符号の説明】
10 クリップ本体 14 阻止片 20 バネクリップ 26 係止爪 28 係合歯

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製のクリップ本体の内側に金属製の
    バネクリップが組み込まれ、クリップ本体の開放部から
    その内部に挿入されるクリップ取り付け部材のリブに対
    し、バネクリップに形成されている一対の係止爪が係止
    してクリップ本体が前記クリップ取り付け部材に保持さ
    れる形式のクリップであって、前記の両係止爪の先端部
    に櫛歯状の係合歯がそれぞれ形成されているとともに、
    これらの係合歯が互いに噛み合った状態で突き合わされ
    ていることを特徴とするクリップ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のクリップであって、前記
    クリップ本体の開放部側には、バネクリップの両係止爪
    の外側において一対の阻止片が互いの先端部を突き合わ
    せた状態で、かつ弾性変形可能に形成されていることを
    特徴とするクリップ。
JP9206394A 1997-07-31 1997-07-31 クリップ Pending JPH1155835A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9206394A JPH1155835A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 クリップ

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JP9206394A JPH1155835A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 クリップ

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JPH1155835A true JPH1155835A (ja) 1999-02-26

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JP9206394A Pending JPH1155835A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 クリップ

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JP (1) JPH1155835A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030062759A (ko) * 2002-01-18 2003-07-28 경신공업 주식회사 와이어 하네스 고정용 클립
JP2012135180A (ja) * 2010-12-24 2012-07-12 Daiwa Kasei Kogyo Kk バネクリップ
US20170245386A1 (en) * 2016-02-19 2017-08-24 Samsung Electronics Co., Ltd Electronic device including cable fixing apparatus
KR20200115741A (ko) * 2019-03-25 2020-10-08 주식회사 동희산업 차량용 펌프의 라인 고정 장치

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Date Code Title Description
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Effective date: 20060328

A521 Written amendment

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Effective date: 20060529

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060620

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080804