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JPH1154988A - 部品装着装置 - Google Patents

部品装着装置

Info

Publication number
JPH1154988A
JPH1154988A JP9207755A JP20775597A JPH1154988A JP H1154988 A JPH1154988 A JP H1154988A JP 9207755 A JP9207755 A JP 9207755A JP 20775597 A JP20775597 A JP 20775597A JP H1154988 A JPH1154988 A JP H1154988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
tape
mounting
head
control signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9207755A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Fujinuma
啓一 藤沼
Hiroshi Jinno
比呂志 陣野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9207755A priority Critical patent/JPH1154988A/ja
Publication of JPH1154988A publication Critical patent/JPH1154988A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品を部品テープから確実に取り出す。 【解決手段】 制御手段8はテープ駆動手段を起動し、
部品供給装置118が保持する部品テープを1ピッチ分
だけ搬送させ、電子部品を部品供給装置118先端の部
品取り出し位置に配置させる。制御手段8は次にヘッド
駆動手段を起動し、部品取り出し位置の電子部品を吸着
する動作を装着ヘッド146に行わせる。装着ヘッド1
46に吸着された電子部品はその後、プリント基板15
3の装着位置に搬送されることになるが、ここで制御手
段8は、圧力センサ10の出力信号が表す空気圧を調
べ、空気圧が基準値を越えている場合には、部品が装着
ヘッド146に吸着されていないと判断する。そして、
再度ヘッド駆動手段を起動して装着ヘッド146に再び
部品を吸着して取り出す動作を行わせる。この場合、制
御手段8はテープ駆動手段は起動せず、部品テープの搬
送は行わせない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばプリント基
板にチップ形の電子部品を自動的に装着する部品装着装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばプリント基板にチップ
形の電子部品を自動装着するために部品装着装置が広く
用いられている。この部品装着装置は、部品供給装置に
より供給された電子部品を装着ヘッドで吸着して、プリ
ント基板上の部品装着位置まで移動させ、プリント基板
に装着する構成となっている。ここで電子部品とは、抵
抗、コンデンサ、トランジスタなどをチップ化したもの
であり、以下ではこれをチップ形電子部品ともいう。
【0003】チップ形電子部品は、部品テープに多数収
納し、リールに巻き付けた状態でユーザに提供される。
図6は部品供給装置に装着する部品テープの一例を示す
斜視図である。図6に示したように、部品装着装置で用
いるチップ形電子部品102は、部品テープ104に多
数収納されてリール106に巻き付けられている。すな
わち、部品テープ104は、角穴装着穴108が形成さ
れたキャリアテープ110の下面にボトムテープ112
が貼り付けられ、その上にチップ形電子部品102が収
納され、さらに上面にトップテープ114が貼り付けら
れた状態でリール106に巻き付けられている。また、
部品テープ104の側部には、部品テープ104の延在
方向に一定の間隔で部品テープ104を駆動搬送するた
めの送り穴116が形成されている。なお、このタイプ
の部品テープ104は角穴パンチキャリアテープ形部品
テープと呼ばれている。1つの部品テープ104には1
種類のチップ形電子部品102が収納されており、プリ
ント基板にチップ形電子部品102を装着する際には、
異なるチップ形電子部品102がそれぞれ収納された複
数の部品テープ104が用いられる。
【0004】図7は従来の部品供給装置を示す斜視図、
図8は、リール106を装着した図7の部品供給装置を
示す斜視図である。この部品供給装置118は、メイン
シャーシ120、テープカバー122、部品テープ10
4のトップテープ114を巻き取る巻き取りリール12
4、部品テープ104が巻き付けられたリール106を
セットするリールホルダ126、リール106を固定す
る押え板128などにより構成されている。
【0005】リールシャフト130はリールホルダ12
6の略中央にネジ止め固定されている。また、押え板1
28は、一端部においてメインシャーシ120に対し揺
動可能に取り付けられ、反対側の端部はリールシャフト
130に係合して固定可能となっている。リール106
を装着する際は、まず押え板128を揺動させてリール
シャフト130との係合を解消し、リール領域から外れ
た位置まで移動させる。その後、リール106中心の穴
にリールシャフト130を挿通してリール106をリー
ルホルダ126に装着し、その後、押え板128を反対
方向に揺動させて端部134をリールシャフト130に
係合させ固定する。
【0006】これによりリール106はリールホルダ1
26に回転可能に装着され、この状態で、部品供給装置
118は、リール106に巻き付けられた部品テープ1
04を繰り出していき、テープカバー122の所定位置
に設けられた切り込みを介して部品テープ104からト
ップテープ114を剥して巻き取りリール124に巻き
取る。部品供給装置118はさらに、トップテープ11
4が剥されてチップ形電子部品102が露出した部品テ
ープ104をテープカバー122とメインシャーシ12
0との間の隙間から順次搬送する。そしてテープカバー
122には開口が形成され部品取り出し位置136を成
しており、この部品取り出し位置136の開口を通じて
露出したチップ形電子部品102が後述する装着ヘッド
により吸着され、部品テープ104から取り出される。
【0007】図9は、図7の部品供給装置118を反対
側から見た状態を示す側面図である。図9に示したよう
に、メインシャーシ120の先端部には、送り歯車13
8が回転可能に配設されている。送り歯車138は円盤
状の本体の外周面に、多数の突起を一定の間隔で半径方
向に突設して形成されており、各突起が部品テープ10
4の送り穴116に噛み合った状態で送り歯車138が
回転することで、部品テープ104が搬送される。
【0008】メインシャーシ120の先端部にはまた、
送り歯車138を駆動する駆動レバー140が、送り歯
車138の回転面と平行な面内で揺動可能に配設されて
おり、この駆動レバー140を矢印Aの方向に揺動させ
ることで送り歯車138が連動して一定の角度だけ回転
し、部品テープ104がその回転角度に対応した距離だ
け搬送される。そして、部品供給装置118を部品装着
装置に装備した状態で、部品装着装置の本体側に設けら
れた不図示のエアーシリンダのロッドが駆動レバー14
0に係合し、駆動レバー140はこのエアーシリンダに
より矢印Aの方向に駆動される。また、駆動レバー14
0は、所定のバネによって矢印Aと反対の方向に付勢さ
れており、エアーシリンダによる1回の駆動が終了する
ごとにもとの位置に復帰する。なお、駆動レバー140
が復帰する際は、送り歯車138と駆動レバー140と
の連動は解消される構造となっており、したがって、こ
のとき送り歯車138は回転せず、部品テープ104が
反対方向に搬送されることはない。
【0009】このような部品供給装置は部品装着装置に
対して複数装備され、各部品供給装置から、それぞれ異
なるチップ形電子部品102が供給される。図10は従
来の部品装着装置の一例を示す斜視図である。図10に
示すように、部品装着装置142は、主に部品供給装置
118が複数並んで配置されているパーツカセット14
4、装着ヘッド146、装着ヘッド146を移動可能に
支持する固定レール148や可動レール150などによ
り構成されている。
【0010】2本の固定レール148はそれぞれ部品装
着装置142の基台として本体152の左右両側部に互
いに平行に、そして水平に配設され、可動レール150
はこれらの固定レール148上に、固定レール148に
対して直角で、かつ水平な状態で載置され、両端部にお
いて固定レール148に支持されて、固定レール148
上を固定レール148の延在方向(矢印Xの方向)に移
動可能となっている。この可動レール150に対してヘ
ッド保持手段154は、可動レール150の延在方向
(矢印Yの方向)に移動可能に取り付けられており、ま
た本体154Aはベース154Bに対して上下方向(矢
印Zの方向)に移動可能となっている。
【0011】そして、可動レール150およびヘッド保
持手段154のそれぞれに対して、サーボモータ、ボー
ルネジ、ボールネジに螺着された雌ネジなどから成る不
図示の駆動手段が設けられており、これらの駆動手段に
より駆動されて、可動レール150は矢印Xの方向に移
動し、ヘッド保持手段154は矢印Yの方向に、装着ヘ
ッド146は矢印Zの方向に移動する。
【0012】部品を装着すべきプリント基板153は、
装着ヘッド146に対向する本体152のテーブル15
6上に板面を水平にして配置され固定されている。パー
ツカセット144は、各部品供給装置118のメインシ
ャーシ120の先端がプリント基板153の方向に向
き、部品取り出し位置136(図11参照)がプリント
基板153に近接した位置となるように配置され、本体
152に固定されている。
【0013】また、本体152内のパーツカセット14
4の下部には、上述したエアーシリンダおよびエアーシ
リンダを制御する電磁弁が部品供給装置118の駆動レ
バー140を駆動すべく配設されている。部品装着装置
142はまた、吸引装置158を備えており、不図示の
配管を通じて装着ヘッド146から吸引する構成となっ
ている。吸引装置158は電磁弁を含み、その電磁弁の
制御により装着ヘッド146を通じた吸引を制御可能と
なっている。
【0014】部品装着装置142はマイクロコンピュー
タから成る制御手段160を内蔵しており、マイクロコ
ンピュータがそのメモリにロードされたプログラムにも
とづいて作動することで、上記制御手段160は可動レ
ール150およびヘッド保持手段154の上記各駆動手
段、および部品供給装置118を駆動するための上記エ
アーシリンダ、さらには吸引装置158を制御して、チ
ップ形電子部品102のプリント基板153への装着を
行う。具体的には、制御手段160は、まず電磁弁を介
してエアーシリンダを作動させ、図9に示した部品供給
装置118の駆動レバー140を揺動させる。これによ
り送り歯車138が一定の角度だけ回転し、部品テープ
104がチップ形電子部品102の配列間隔に相当する
1ピッチ分だけ搬送され、装着すべきチップ形電子部品
102が部品取り出し位置136に配置される。
【0015】次に制御手段160は、可動レール150
およびヘッド保持手段154の駆動手段を制御して装着
ヘッド146が、プリント基板153に装着すべきチッ
プ形電子部品102を供給する部品供給装置118の部
品取り出し位置136の真上にくるようにヘッド保持手
段154を移動させ、その後、装着ヘッド146の先端
がチップ形電子部品102の上面に接触する位置にまで
装着ヘッド146を下降させ、そして、吸引装置158
をその電磁弁を通じて制御して装着ヘッド146にチッ
プ形電子部品102を吸着させる。その後、制御手段1
60は、装着ヘッド146を上昇させ、ヘッド保持手段
154および可動レール150を制御して、装着ヘッド
146に吸着されたチップ形電子部品102をプリント
基板153上の装着位置まで搬送し、装着ヘッド146
による吸引を解消して電子部品を装着位置上に配置す
る。
【0016】図11は、電子部品の部品供給装置118
上での搬送および吸着を分かり易く示す模式図である。
図11の(A)に示したように、部品供給装置118の
メインシャーシ120上で、まず送り歯車138(図
9)の回転により部品テープ104が1ピッチ分だけ搬
送され、次に装着すべき電子部品162が部品取り出し
位置136に移動する。つづいて、装着ヘッド146が
部品取り出し位置136の上に配置され、図11の
(B)に示したように、下降して電子部品162を吸着
し、そして上昇する。その結果、図11の(C)に示し
たように、部品取り出し位置136上にあった電子部品
162は部品テープ104から取り除かれ、その後、次
に電子部品を吸着する際に、次の電子部品164が部品
取り出し位置136に搬送され、以下同様の手順で部品
テープ104に収納された各電子部品がプリント基板1
53に装着されることになる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、チップ形電子
部品102のこのような部品テープ104からの取り出
しは常に円滑に行われるとは限らず、なんらかの原因で
装着ヘッド146による電子部品の吸着が失敗する場合
がある。図12はチップ形電子部品102が部品テープ
104から正しく取り出されない場合を示す模式図であ
る。図12の(A)は上記図11の(A)に相当し、プ
リント基板153に装着すべき電子部品162が部品取
り出し位置136に搬送された状態を示している。これ
につづいて、上述の場合と同様、装着ヘッド146が部
品取り出し位置136の上に配置され、図12の(B)
に示したように、下降して電子部品162を吸着するこ
とになるが、なんらかの原因で吸着に失敗した場合は、
図12の(C)に示したように、電子部品162は部品
テープ104上に残ったまま、装着ヘッド146のみが
上昇する。
【0018】その後、装着ヘッド146は制御手段16
0による制御のもとで、電子部品162が吸着されてい
るものとして、プリント基板153への電子部品の配置
動作を行うが、電子部品162は装着ヘッド146に吸
着されておらず、プリント基板153上に電子部品16
2は配置されないのでエラーとなり、部品テープ104
から電子部品を取り出すために制御手段160は装着ヘ
ッド146を部品取り出し位置136の位置に移動させ
る。
【0019】しかし、従来の部品装着装置142では、
制御手段160は部品供給装置118上での部品テープ
104の搬送と、装着ヘッド146の部品取り出し位置
136への移動を必ず連動させて行うので、図12の
(D)に示したように、まず、部品テープ104が1ピ
ッチ分だけ搬送され、装着ヘッド146は、部品取り出
し位置136に次に配置された電子部品164を吸着す
ることになる。したがって、先に部品取り出し位置13
6に配置された電子部品162は部品テープ104から
取り出されることなく、送り出されてしまう。電子部品
がすべて取り出された部品テープ104は、一般に切断
されたりして廃棄されているため、取り出されずに部品
テープ104中に残った電子部品も部品テープ104と
共に廃棄処分となる。
【0020】そこで本発明の目的は、このような無駄を
解消するため、装着ヘッドによる電子部品の吸着に失敗
した場合には、再度その電子部品の吸着が行われるよう
にした部品装着装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、多数の部品を配列収納した部品テープを保持
し、前記部品テープを搬送して所定の部品取り出し位置
に各部品を供給する部品供給装置と、前記部品取り出し
位置に供給された前記部品を吸着し、前記部品の装着位
置まで搬送する装着ヘッドとを含む部品装着装置におい
て、第1の制御信号が入力されたとき、前記部品供給装
置が保持する前記部品テープを駆動して前記部品の配列
間隔に相当する距離だけ搬送し、前記部品テープに収納
された前記部品を前記部品取り出し位置に供給するテー
プ駆動手段と、第2の制御信号が入力されたとき、前記
装着ヘッドを駆動して前記部品取り出し位置に供給され
た前記部品に向け移動させ、前記装着ヘッドに前記部品
を吸着させて前記部品を前記部品取り出し位置から取り
出すヘッド駆動手段と、前記装着ヘッド内の空気圧を検
出して検出した前記空気圧を表す電気信号を出力する圧
力センサと、間隔をおいて前記第1の制御信号を出力し
て前記テープ駆動手段を起動し、前記第1の制御信号を
出力するごとに前記第2の制御信号を出力してヘッド駆
動手段を起動し、前記第2の制御信号を出力するごとに
前記圧力センサの出力信号が表す前記空気圧を調べ、前
記空気圧が基準値を越えている場合には、次に前記第1
の制御信号を出力する前に前記第2の制御信号を再度出
力する制御手段と、を備えたことを特徴とする
【0022】本発明の部品装着装置では、部品を部品テ
ープから取り出すとき、制御手段は、まず第1の制御信
号を出力してテープ駆動手段を起動し、部品供給装置が
保持する部品テープを部品の配列間隔に相当する距離だ
け搬送して部品テープに収納された部品を部品取り出し
位置に供給させる。制御手段は次に、第2の制御信号を
出力してヘッド駆動手段を起動し、部品取り出し位置に
供給された部品に装着ヘッドを接触または接近させるべ
く装着ヘッドを移動させ、その後、装着ヘッドを部品取
り出し位置から離間させる。これにより、部品取り出し
位置の部品は装着ヘッドに吸着され、部品テープから取
り出されて、例えばプリント基板の装着位置に搬送され
ることになる。
【0023】ただし、ここで制御手段は、圧力センサの
出力信号が表す空気圧を調べ、空気圧が基準値を越えて
いる場合には、部品が装着ヘッドに吸着されていないと
判断し、第2の制御信号を再度出力して、ヘッド駆動手
段を通じて装着ヘッドに再び部品を吸着して取り出す動
作を行わせる。そして圧力センサの出力信号を調べ、空
気圧が基準値以下の場合には、部品が装着ヘッドに吸着
されていると判断する。その後、装着ヘッドが吸着した
部品がプリント基板に装着された後、次の部品を部品テ
ープから取り出すべく再び第1の制御信号を出力し、以
降同様の動作を繰り返す。
【0024】
【発明の実施の形態】次に本発明を実施の形態例にもと
づき図面を参照して説明する。図1は本発明による部品
装着装置の一例を示す斜視図、図2は図1の部品装着装
置を構成する制御手段による制御を説明する機能ブロッ
ク図である。図中、図10と同一の要素には同一の符号
が付されており、それらに関する詳しい説明はここでは
省略する。
【0025】この部品装着装置2は、特に制御手段8
が、装着ヘッド146に設けた圧力センサ10による空
気圧の検出結果にもとづいてテープ駆動手段4およびヘ
ッド駆動手段6(図2)を制御する点で従来の部品装着
装置142と異なっている。テープ駆動手段4は、図9
に示した送り歯車138、駆動レバー140、駆動レバ
ー140を駆動する不図示のエアーシリンダ、このエア
ーシリンダを制御する不図示の電磁弁などにより構成さ
れている。そして、制御手段8が出力する第1の制御信
号によって上記電磁弁が制御され、第1の制御信号が入
力されたとき、部品供給装置118が保持する部品テー
プ104を駆動して電子部品の配列間隔に相当する距離
だけ搬送し、部品テープ104に収納された電子部品を
部品取り出し位置136(図7)に供給する。
【0026】ヘッド駆動手段6は、固定レール148、
可動レール150、ならびにヘッド保持手段154を含
み、さらに可動レール150およびヘッド保持手段15
4の各駆動手段を含んでいる。可動レール150および
ヘッド保持手段154の各駆動手段は、不図示のサーボ
モータ、ボールネジ、ボールネジに螺着された雌ネジ、
サーボモータのコントローラなどにより構成され、それ
ぞれ可動レール150を矢印Xの方向に移動させ、ヘッ
ド保持手段154は矢印Yの方向に、装着ヘッド146
は矢印Zの方向に移動させる。そして、ヘッド駆動手段
6は、制御手段8から第2の制御信号が入力されたと
き、上記コントローラは可動レール150およびヘッド
保持手段154の各駆動手段を制御して、部品取り出し
位置136に供給された電子部品に装着ヘッド146を
接触または接近させるべく装着ヘッド146を移動さ
せ、その後、装着ヘッド146を部品取り出し位置13
6から離間させる。圧力センサ10は装着ヘッド146
内に装備され、装着ヘッド146内の空気圧を検出して
検出した空気圧を表す電気信号を出力する。
【0027】制御手段8は、メモリに所定のプログラム
がロードされたマイクロコンピュータにより構成され、
圧力センサ10からの上記電気信号にもとづいてテープ
駆動手段4およびヘッド駆動手段6を制御する。具体的
には、制御手段8は、間隔をおいて第1の制御信号を出
力してテープ駆動手段4を起動し、第1の制御信号を出
力するごとに第2の制御信号を出力してヘッド駆動手段
6を起動し、さらに第2の制御信号を出力するごとに圧
力センサ10の出力信号が表す空気圧を調べる。そし
て、空気圧を調べた結果、空気圧が基準値を越えている
場合には、次に第1の制御信号を出力する前に第2の制
御信号を再度出力する。
【0028】次に、このように構成された部品装着装置
2の動作について説明する。図3は部品装着装置2の動
作を示すフローチャート、図4は、電子部品の部品供給
装置118上での搬送および吸着を分かり易く示す模式
図である。以下、これらの図面をも適宜参照する。制御
手段8はまず装着すべきチップ形電子部品102を保持
している部品供給装置118を選択し、その部品供給装
置118において部品テープ104を搬送すべく第1の
制御信号をテープ駆動手段4に出力する(図3のステッ
プS1)。これにより、ヘッド駆動手段6を構成する上
記電磁弁が作動し、その結果、上記エアーシリンダが起
動して図9に示した部品供給装置118の駆動レバー1
40が揺動する。これにより、送り歯車138が一定の
角度だけ回転し、図4の(A)に示したように、部品テ
ープ104が1ピッチ分(電子部品の配列間隔に相当す
る距離)だけ搬送されて、部品取り出し位置136に、
プリント基板153に装着すべき電子部品162が配置
される。
【0029】次に制御手段8は、電子部品162を吸着
すべく第2の制御信号をヘッド駆動手段6に出力する
(ステップS2)。これにより、ヘッド駆動手段6を構
成する上記コントローラは可動レール150およびヘッ
ド保持手段154の各駆動手段を制御して、部品取り出
し位置136に供給された電子部品に装着ヘッド146
を接触または接近させるべく装着ヘッド146を移動さ
せる。より詳しくは、ヘッド駆動手段6はまず装着ヘッ
ド146を部品取り出し位置136の真上に配置し、そ
の後、図4の(B)に示したように、装着ヘッド146
を部品取り出し位置136に配置された電子部品162
に向けて下降させる。そして、制御手段8は吸引装置1
58をその電磁弁を通じて制御し、装着ヘッド146に
電子部品162を吸着させる(ステップS3)。その
後、ヘッド駆動手段6は装着ヘッド146を上昇させ、
部品取り出し位置136から離間させる。ここで、電子
部品162が正しく吸着された場合には、装着ヘッド1
46は電子部品162を吸着した状態で上昇する。そし
て、図4の(C)に示したように、部品取り出し位置1
36から電子部品が取り出された状態となる。
【0030】つづいてい制御手段8は、圧力センサ10
の出力信号が表す空気圧を調べる(ステップS4)。こ
の場合、電子部品162が装着ヘッド146に吸着され
ているので、空気圧は十分に低く、基準値以下となるの
で(ステップS4でイエス)、制御手段8は電子部品が
正しく吸着されていると判断し、ヘッド駆動手段6を制
御して通常どうりに動作させ、電子部品162を吸着し
た装着ヘッド146を移動させて、プリント基板153
上の装着位置まで電子部品162を搬送させる。そし
て、制御手段8は吸引装置158を制御して装着ヘッド
146による電子部品162の吸引を解消させ、電子部
品162をプリント基板153上の装着位置に配置する
(ステップS5)。その後、制御手段8は、次の電子部
品をプリント基板153に装着すべく再び第1の制御信
号をテープ駆動手段4に出力し(ステップS1)、以下
同様の動作が繰り返される。
【0031】一方、電子部品の吸着が正しく行われなか
った場合の動作は次のようになる。図5はチップ形電子
部品102が部品テープ104から正しく取り出されな
い場合を示す模式図であり、以下では、この図をも適宜
参照する。制御手段8はまず上述の場合と同様、装着す
べきチップ形電子部品102を保持している部品供給装
置118を選択し、その部品供給装置118において部
品テープ104を搬送すべく第1の制御信号をテープ駆
動手段4に出力する(ステップS1)。これにより、ヘ
ッド駆動手段6は部品テープ104を1ピッチ分だけ搬
送し、図5の(A)に示したように、部品取り出し位置
136に、プリント基板153に装着すべき電子部品1
62を配置する。
【0032】次に制御手段8は、電子部品162を吸着
すべく第2の制御信号をヘッド駆動手段6に出力する
(ステップS2)。これにより、ヘッド駆動手段6は、
図5の(A)に示したように、まず装着ヘッド146を
部品取り出し位置136の真上に配置し、その後、図5
の(B)に示したように、装着ヘッド146を部品取り
出し位置136に配置された電子部品162に向けて下
降させる。そして、制御手段8は吸引装置158をその
電磁弁を通じて制御し、装着ヘッド146にチップ形電
子部品102の吸着動作を行わせる。その後、ヘッド駆
動手段6は装着ヘッド146を上昇させ、部品取り出し
位置136から離間させる(ステップS3)。
【0033】ここで、図5の(C)に示したように、電
子部品162が正しく吸着されなかった場合には、装着
ヘッド146は電子部品162を吸着しないまま上昇す
ることになる。つづいてい制御手段8は、圧力センサ1
0の出力信号が表す空気圧を調べる(ステップS4)。
この場合、電子部品162が装着ヘッド146に吸着さ
れておらず、空気圧は高く、基準値を越えるので、制御
手段8は電子部品が正しく吸着されていないと判断する
(ステップS4でノー)。そして、ヘッド駆動手段6に
対して再度第2の制御信号を出力し、電子部品を取り出
すための動作を再び行わせる(ステップS2)。今度は
電子部品の吸着が成功したとすると、図5の(D)に示
したように、装着ヘッド146は電子部品162を吸着
した状態で上昇する。
【0034】その後、制御手段8は、圧力センサ10の
出力信号が表す空気圧を調べるが(ステップS4)、こ
の場合、電子部品162が装着ヘッド146に吸着され
ているので、空気圧は十分に低く、基準値以下となる
(ステップS4でイエス)。したがって、制御手段8は
電子部品が正しく吸着されていると判断して装着ヘッド
を電子部品の装着位置へ搬送すべくヘッド駆動手段6を
制御する。これにより、ヘッド駆動手段6は、上述の場
合と同様に動作して、電子部品162を吸着した装着ヘ
ッド146を移動させ、プリント基板153上の装着位
置まで電子部品162を搬送する。そこで制御手段8は
吸引装置158を制御して装着ヘッド146による電子
部品162の吸引を解消させ、電子部品162をプリン
ト基板153上の装着位置に配置する(ステップS
5)。
【0035】このように本実施の形態例の部品装着装置
2では、制御手段8は、第2の制御信号を出力して装着
ヘッド146による電子部品の吸着動作を行わせた後、
圧力センサ10の出力信号が表す空気圧を調べ、電子部
品が正しく吸着されておらず空気圧が基準値を越えてい
る場合には、次に第1の制御信号を出力する前に、すな
わち部品テープ104を搬送させる前に第2の制御信号
を再度出力して装着ヘッド146による電子部品の吸着
動作を再び行わせる。したがって、部品テープ104か
らの電子部品の取り出しに失敗した場合でも、装着ヘッ
ド146による吸着動作が繰り返され、電子部品は部品
テープ104から確実に取り出される。そのため、従来
のように、吸着されなかった電子部品が部品テープ10
4に収納されたたままとなり、部品テープ104と共に
廃棄されるという無駄を解消できる。
【0036】なお、部品テープ104としては、角穴パ
ンチキャリア形部品テープ以外にも、チップ形電子部品
102を収納するエンボス装着穴がキャリアテープに形
成されたエンボスキャリア形部品テープを用いた場合に
も本発明は無論有効である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明の部品装着装
置では、部品を部品テープから取り出すとき、制御手段
は、まず第1の制御信号を出力してテープ駆動手段を起
動し、部品供給装置が保持する部品テープを部品の配列
間隔に相当する距離だけ搬送して部品テープに収納され
た部品を部品取り出し位置に供給させる。制御手段は次
に、第2の制御信号を出力してヘッド駆動手段を起動
し、部品取り出し位置に供給された部品に装着ヘッドを
接触または接近させるべく装着ヘッドを移動させ、その
後、装着ヘッドを部品取り出し位置から離間させる。こ
れにより、部品取り出し位置の部品は装着ヘッドに吸着
され、部品テープから取り出されて、例えばプリント基
板の装着位置に搬送されることになる。ただし、ここで
制御手段は圧力センサの出力信号が表す空気圧を調べ、
空気圧が基準値を越えている場合には、部品が装着ヘッ
ドに吸着されていないと判断し、第2の制御信号を再度
出力して、ヘッド駆動手段を通じて装着ヘッドに再び部
品を吸着して取り出す動作を行わせる。そして圧力セン
サの出力信号を調べ、空気圧が基準値以下の場合には、
部品が装着ヘッドに吸着されていると判断する。その
後、装着ヘッドが吸着した部品がプリント基板に装着さ
れた後、次の部品を部品テープから取り出すべく再び第
1の制御信号を出力し、以降同様の動作を繰り返す。し
たがって、部品テープからの部品の取り出しに失敗した
場合でも、部品テープを搬送する前に装着ヘッドによる
吸着動作が繰り返され、部品は部品テープから確実に取
り出される。そのため、従来のように、吸着されなかっ
た部品が部品テープに収納されたたままとなり、部品テ
ープと共に廃棄されるという無駄を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による部品装着装置の一例を示す斜視図
である。
【図2】図1の部品装着装置を構成する制御手段による
制御を説明する機能ブロック図である。
【図3】部品装着装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】部品供給装置上での電子部品の搬送および吸着
を示す模式図である。
【図5】電子部品が部品テープから正しく取り出されな
い場合を示す模式図である。
【図6】部品供給装置に装着する部品テープの一例を示
す斜視図である。
【図7】従来の部品供給装置を示す斜視図である。
【図8】リールを装着した図7の部品供給装置を示す斜
視図である。
【図9】図7の部品供給装置を反対側から見た状態を示
す側面図である。
【図10】従来の部品装着装置の一例を示す斜視図であ
る。
【図11】部品供給装置上での電子部品の搬送および吸
着を示す模式図である。
【図12】電子部品が部品テープから正しく取り出され
ない場合を示す模式図である。
【符号の説明】
2……部品装着装置、4……テープ駆動手段、6……ヘ
ッド駆動手段、8……制御手段、10……圧力センサ、
102……チップ形電子部品、104……部品テープ、
110……キャリアテープ、116……送り穴、118
……部品供給装置、120……メインシャーシ、122
……テープカバー、136……部品取り出し位置、13
8……送り歯車、140……駆動レバー、142……部
品装着装置、146……装着ヘッド、148……固定レ
ール、150……可動レール、154……ヘッド保持手
段、158……吸引装置、160……制御手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の部品を配列収納した部品テープを
    保持し、前記部品テープを搬送して所定の部品取り出し
    位置に各部品を供給する部品供給装置と、前記部品取り
    出し位置に供給された前記部品を吸着し、前記部品の装
    着位置まで搬送する装着ヘッドとを含む部品装着装置に
    おいて、 第1の制御信号が入力されたとき、前記部品供給装置が
    保持する前記部品テープを駆動して前記部品の配列間隔
    に相当する距離だけ搬送し、前記部品テープに収納され
    た前記部品を前記部品取り出し位置に供給するテープ駆
    動手段と、 第2の制御信号が入力されたとき、前記装着ヘッドを駆
    動して前記部品取り出し位置に供給された前記部品に向
    け移動させ、前記装着ヘッドに前記部品を吸着させて前
    記部品を前記部品取り出し位置から取り出すヘッド駆動
    手段と、 前記装着ヘッド内の空気圧を検出して検出した前記空気
    圧を表す電気信号を出力する圧力センサと、 間隔をおいて前記第1の制御信号を出力して前記テープ
    駆動手段を起動し、前記第1の制御信号を出力するごと
    に前記第2の制御信号を出力してヘッド駆動手段を起動
    し、前記第2の制御信号を出力するごとに前記圧力セン
    サの出力信号が表す前記空気圧を調べ、前記空気圧が基
    準値を越えている場合には、次に前記第1の制御信号を
    出力する前に前記第2の制御信号を再度出力する制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする部品装着装置。
  2. 【請求項2】 ヘッド駆動手段は、 基台上に相互に間隔をおき平行に固定設置された2本の
    固定レールと、 前記固定レールに直交し、前記固定レールに沿って移動
    可能な状態で前記固定レールに載置された可動レール
    と、 前記可動レールに取り付けられ、前記可動レールに沿っ
    て移動可能で、かつ前記固定レールと前記可動レールに
    直交する方向に移動可能な、前記装着ヘッドの保持手段
    と、 前記可動レールおよび前記保持手段の駆動手段と、 を含むことを特徴とする請求項1記載の部品装着装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は所定のプログラムがロー
    ドされたコンピュータにより構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の部品装着装置。
  4. 【請求項4】 前記部品テープはリールに巻回されてお
    り、前記テープ駆動手段は前記リールより前記部品テー
    プを繰り出すことで前記部品テープを搬送することを特
    徴とする請求項1記載の部品装着装置。
  5. 【請求項5】 前記部品テープは、角穴パンチキャリア
    形部品テープまたはエンボスキャリア形部品テープであ
    ることを特徴とする請求項1記載の部品装着装置。
  6. 【請求項6】 前記部品はチップ形電子部品であること
    を特徴とする請求項1記載の部品装着装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008023757A1 (fr) * 2006-08-23 2008-02-28 Yamaha Motor Co., Ltd. Dispositif d'alimentation de bande et appareil de montage
JP2008053382A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Yamaha Motor Co Ltd 実装機

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