JPH1152705A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH1152705A JPH1152705A JP20631897A JP20631897A JPH1152705A JP H1152705 A JPH1152705 A JP H1152705A JP 20631897 A JP20631897 A JP 20631897A JP 20631897 A JP20631897 A JP 20631897A JP H1152705 A JPH1152705 A JP H1152705A
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- JP
- Japan
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- toner
- developer
- photosensitive drum
- image forming
- developing
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- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 正帯電性の感光ドラムと正帯電性のトナーを
用いた場合でも、細線、並びに孤立した点を良好に再現
することのできる画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 正帯電性の感光ドラム20と、スチレン
アクリルトナーと、少なくともニグロシンもしくはトリ
フェニルメタン等の荷電制御剤とを備えた現像剤を用
い、現像ローラ56を感光ドラム20に片側で約700
gfの押し付け圧により押圧させてインプレッション現
像を行う。その結果、感光ドラム20と現像ローラ56
のニップ部通過前における現像ローラ56上のトナー5
3の帯電量よりも、ニップ部通過後のトナー53の帯電
量が大きくなり、かつ、図5(B)のように白ベタ部の
電位が低下し過ぎることがなく、図5(A)のように白
ベタ部電位と現像バイアス電位が適正に保たれる。従っ
て、細線、並びに孤立した点が良好に再現されるだけで
なく、かぶりの発生を防止することができる。
用いた場合でも、細線、並びに孤立した点を良好に再現
することのできる画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 正帯電性の感光ドラム20と、スチレン
アクリルトナーと、少なくともニグロシンもしくはトリ
フェニルメタン等の荷電制御剤とを備えた現像剤を用
い、現像ローラ56を感光ドラム20に片側で約700
gfの押し付け圧により押圧させてインプレッション現
像を行う。その結果、感光ドラム20と現像ローラ56
のニップ部通過前における現像ローラ56上のトナー5
3の帯電量よりも、ニップ部通過後のトナー53の帯電
量が大きくなり、かつ、図5(B)のように白ベタ部の
電位が低下し過ぎることがなく、図5(A)のように白
ベタ部電位と現像バイアス電位が適正に保たれる。従っ
て、細線、並びに孤立した点が良好に再現されるだけで
なく、かぶりの発生を防止することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームプリ
ンタ、ファクシミリ、複写機等の電子写真方式の画像形
成装置の技術分野に属し、特に、感光ドラム上の静電潜
像を感光ドラムと現像ローラのニップ部に担持搬送した
トナーにより現像する画像形成装置の技術分野に属す
る。
ンタ、ファクシミリ、複写機等の電子写真方式の画像形
成装置の技術分野に属し、特に、感光ドラム上の静電潜
像を感光ドラムと現像ローラのニップ部に担持搬送した
トナーにより現像する画像形成装置の技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子写真方式の画像形成
装置における現像方法としては、導電性の弾性体ローラ
をトナーを運ぶ現像ローラとして用いて、この現像ロー
ラを感光ドラムに押圧させて現像を行なう所謂インプレ
ッション現像方式が広く採用されている。
装置における現像方法としては、導電性の弾性体ローラ
をトナーを運ぶ現像ローラとして用いて、この現像ロー
ラを感光ドラムに押圧させて現像を行なう所謂インプレ
ッション現像方式が広く採用されている。
【0003】この現像方式は、コロナ帯電器により一様
に帯電され、更に露光手段により露光されて静電潜像が
形成された感光ドラムの表面に、前記現像ローラにより
トナーを接触させ、更に現像ローラと感光ドラム間に所
定の現像電界を発生させることにより、前記トナーを前
記静電潜像側に移動させて現像を行うものである。
に帯電され、更に露光手段により露光されて静電潜像が
形成された感光ドラムの表面に、前記現像ローラにより
トナーを接触させ、更に現像ローラと感光ドラム間に所
定の現像電界を発生させることにより、前記トナーを前
記静電潜像側に移動させて現像を行うものである。
【0004】この現像方式においては、正帯電トナー及
び負帯電トナーのいずれも用いることができるが、従来
は、帯電特性の安定性から負帯電トナーが主に用いられ
ていた。
び負帯電トナーのいずれも用いることができるが、従来
は、帯電特性の安定性から負帯電トナーが主に用いられ
ていた。
【0005】従って、レーザービーム等によりイメージ
露光を行うプリンタにおいては、反転現像方式が用いら
れているため、前記感光ドラムの帯電極性は前記負帯電
トナーに合わせて負極性となっており、前記コロナ帯電
器の放電電圧の極性も負極性となっている。
露光を行うプリンタにおいては、反転現像方式が用いら
れているため、前記感光ドラムの帯電極性は前記負帯電
トナーに合わせて負極性となっており、前記コロナ帯電
器の放電電圧の極性も負極性となっている。
【0006】しかしながら、コロナ帯電器を用いた場合
には、該コロナ帯電器が大気中の酸素分子をイオン化し
てオゾン(O3)を発生させ、特に負極性の放電の場合
に、正極性の放電よりオゾンの発生量が約一桁多いこと
が知られており、環境衛生上好ましくなかった。
には、該コロナ帯電器が大気中の酸素分子をイオン化し
てオゾン(O3)を発生させ、特に負極性の放電の場合
に、正極性の放電よりオゾンの発生量が約一桁多いこと
が知られており、環境衛生上好ましくなかった。
【0007】そこで、この問題を解決するために、正帯
電性の分散型の有機感光体と、正帯電性のトナーを用い
るプリンタが提案された。このプリンタによれば、コロ
ナ帯電器として正極性の放電を行う帯電器を用いること
ができるため、オゾンの発生を減少させることができ
た。
電性の分散型の有機感光体と、正帯電性のトナーを用い
るプリンタが提案された。このプリンタによれば、コロ
ナ帯電器として正極性の放電を行う帯電器を用いること
ができるため、オゾンの発生を減少させることができ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のプリンタにおいては、正帯電の分散型の有機感光体
を用いると、表面電位が完全には落ちきらないために、
反転現像をした場合、細線、並びに孤立した点が再現し
にくいという問題点があった。すなわち、非常に高精度
で高価なレーザ光学系を使用しない限り、レーザ光学系
が有する誤差のため、感光体に照射されるレーザ光のス
ポット径が理論値よりも大きくなって、レーザ光のパワ
ーが分散し、感光体の表面電位を十分に落とすことがで
きなかった。
来のプリンタにおいては、正帯電の分散型の有機感光体
を用いると、表面電位が完全には落ちきらないために、
反転現像をした場合、細線、並びに孤立した点が再現し
にくいという問題点があった。すなわち、非常に高精度
で高価なレーザ光学系を使用しない限り、レーザ光学系
が有する誤差のため、感光体に照射されるレーザ光のス
ポット径が理論値よりも大きくなって、レーザ光のパワ
ーが分散し、感光体の表面電位を十分に落とすことがで
きなかった。
【0009】特に、エッジ効果の影響が殆どない非磁性
1成分トナーを用いたインプレッション現像において
は、特に再現性が悪くなるという問題点があった。
1成分トナーを用いたインプレッション現像において
は、特に再現性が悪くなるという問題点があった。
【0010】本発明は、前記の問題点に鑑みなされたも
のであり、正帯電性の感光ドラムと正帯電性のトナーを
用いた場合でも、細線、並びに孤立した点を良好に再現
することのできる画像形成装置を提供することを課題と
する。
のであり、正帯電性の感光ドラムと正帯電性のトナーを
用いた場合でも、細線、並びに孤立した点を良好に再現
することのできる画像形成装置を提供することを課題と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像形
成装置は、前記課題を解決するために、表面部が正帯電
性の有機感光体と、該移動する感光体に静電潜像を形成
する潜像形成手段と、正帯電トナーと、正帯電用の荷電
制御剤とを備えた現像剤と、前記現像剤を担持搬送する
と共に、前記感光体方向に押圧され、前記感光体と接触
して前記感光体との間にニップ部を形成し、該ニップ部
において前記形成された静電潜像を前記現像剤により現
像して可視像を形成する現像剤担持手段とを備えてお
り、前記現像剤担持手段の前記感光体に対する押圧力
は、静止時における測定値が前記現像剤担持手段の両端
部でそれぞれ約700gf以下に設定されていることを
特徴とする。
成装置は、前記課題を解決するために、表面部が正帯電
性の有機感光体と、該移動する感光体に静電潜像を形成
する潜像形成手段と、正帯電トナーと、正帯電用の荷電
制御剤とを備えた現像剤と、前記現像剤を担持搬送する
と共に、前記感光体方向に押圧され、前記感光体と接触
して前記感光体との間にニップ部を形成し、該ニップ部
において前記形成された静電潜像を前記現像剤により現
像して可視像を形成する現像剤担持手段とを備えてお
り、前記現像剤担持手段の前記感光体に対する押圧力
は、静止時における測定値が前記現像剤担持手段の両端
部でそれぞれ約700gf以下に設定されていることを
特徴とする。
【0012】請求項1に記載の画像形成装置によれば、
先ず移動する感光体に潜像形成手段により感光体に静電
潜像が形成される。この時、有機感光体を正極性に帯電
するので、負極性に帯電する場合よりもオゾンの発生が
少なく、環境衛生上好ましい。次に、現像剤担持手段に
より、該形成された静電潜像が現像剤により現像され、
感光体上に可視像が形成される。この現像の際に、感光
体の表面部、現像剤担持手段の表面部及び現像剤がニッ
プ部において相互に擦り合わされると、現像剤担持手段
上の現像剤は、正帯電トナーと、正帯電用の荷電制御剤
を備えているので、正極性かつ所定の電荷量に帯電さ
れ、現像後の現像剤担持手段上の現像剤の帯電量は、現
像前の現像剤担持手段上の現像剤の帯電量よりも大きく
なる。従って、このような現像剤と感光体の感光層が接
触すると、感光層の電荷が現像剤に移動して、感光体と
現像剤担持手段との電位差が大きくなる。その結果、細
線や孤立した点であっても良好に現像が行われることに
なり、良好な再現性が得られる。しかも、前記現像剤担
持手段の前記感光体に対する押圧力は、静止時における
測定値が前記現像剤担持手段の両端部でそれぞれ約70
0gf以下に設定されているので、前記現像後の現像剤
担持手段上の現像剤の帯電量の上昇を適度に抑え、前記
感光体の未露光部の表面電位と現像バイアスとの電位差
を適切な値に保つ。その結果、前記未露光部に対する正
極性トナーによるかぶりを確実に防ぐ。
先ず移動する感光体に潜像形成手段により感光体に静電
潜像が形成される。この時、有機感光体を正極性に帯電
するので、負極性に帯電する場合よりもオゾンの発生が
少なく、環境衛生上好ましい。次に、現像剤担持手段に
より、該形成された静電潜像が現像剤により現像され、
感光体上に可視像が形成される。この現像の際に、感光
体の表面部、現像剤担持手段の表面部及び現像剤がニッ
プ部において相互に擦り合わされると、現像剤担持手段
上の現像剤は、正帯電トナーと、正帯電用の荷電制御剤
を備えているので、正極性かつ所定の電荷量に帯電さ
れ、現像後の現像剤担持手段上の現像剤の帯電量は、現
像前の現像剤担持手段上の現像剤の帯電量よりも大きく
なる。従って、このような現像剤と感光体の感光層が接
触すると、感光層の電荷が現像剤に移動して、感光体と
現像剤担持手段との電位差が大きくなる。その結果、細
線や孤立した点であっても良好に現像が行われることに
なり、良好な再現性が得られる。しかも、前記現像剤担
持手段の前記感光体に対する押圧力は、静止時における
測定値が前記現像剤担持手段の両端部でそれぞれ約70
0gf以下に設定されているので、前記現像後の現像剤
担持手段上の現像剤の帯電量の上昇を適度に抑え、前記
感光体の未露光部の表面電位と現像バイアスとの電位差
を適切な値に保つ。その結果、前記未露光部に対する正
極性トナーによるかぶりを確実に防ぐ。
【0013】請求項2に記載の画像形成装置は、前記請
求項1に記載の画像形成装置において、前記現像剤担持
手段は、回転軸上に、ウレタンまたはシリコンから成る
弾性体層を有していることを特徴とする。
求項1に記載の画像形成装置において、前記現像剤担持
手段は、回転軸上に、ウレタンまたはシリコンから成る
弾性体層を有していることを特徴とする。
【0014】請求項2に記載の画像形成装置によれば、
前記現像剤担持手段を、回転軸上に、ウレタンまたはシ
リコンから成る弾性体層が形成された構成としたので、
前記現像剤担持手段の前記感光体に対する押圧力が、静
止時における測定値で前記現像剤担持手段の両端部にて
それぞれ約700gf以下に設定された時、前記弾性体
層の弾性力により、現像剤を前記ニップ部にて適度に加
圧し、現像後の帯電量を適度に保つ。その結果、前記未
露光部に対する正極性トナーによるかぶりを確実に防
ぐ。
前記現像剤担持手段を、回転軸上に、ウレタンまたはシ
リコンから成る弾性体層が形成された構成としたので、
前記現像剤担持手段の前記感光体に対する押圧力が、静
止時における測定値で前記現像剤担持手段の両端部にて
それぞれ約700gf以下に設定された時、前記弾性体
層の弾性力により、現像剤を前記ニップ部にて適度に加
圧し、現像後の帯電量を適度に保つ。その結果、前記未
露光部に対する正極性トナーによるかぶりを確実に防
ぐ。
【0015】請求項3に記載の画像形成装置は、前記請
求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、
前記現像剤は、正帯電トナーとして、スチレンアクリル
トナーを、正帯電用の荷電制御剤として、少なくともニ
グロシンもしくはトリフェニルメタンのいずれか一方を
備えていることを特徴とする。
求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、
前記現像剤は、正帯電トナーとして、スチレンアクリル
トナーを、正帯電用の荷電制御剤として、少なくともニ
グロシンもしくはトリフェニルメタンのいずれか一方を
備えていることを特徴とする。
【0016】請求項3に記載の画像形成装置によれば、
前記現像剤に、正帯電トナーとしてのスチレンアクリル
トナーと、正帯電用の荷電制御剤としてのニグロシンも
しくはトリフェニルメタンを備えることにより、トナー
の帯電特性は、現像後の現像剤担持手段上の現像剤の帯
電量が、現像前の現像剤担持手段上の現像剤の帯電量よ
りも大きくなる。従って、このトナーと感光体の感光層
とが接触すると、感光層の電荷はトナー側に移動し、感
光体の電位が低下し、細線や孤立した点であっても良好
に現像が行われることになり、良好な再現性が得られ
る。しかも、前記現像剤担持手段の前記感光体に対する
押圧力は、静止時における測定値が前記現像剤担持手段
の両端部でそれぞれ約700gf以下に設定されている
ので、前記現像後の現像剤担持手段上の現像剤の帯電量
の上昇を適度に抑え、前記感光体の未露光部の表面電位
と現像バイアスとの電位差を適切な値に保つ。その結
果、前記未露光部に対する正極性トナーによるかぶりを
確実に防ぐ。
前記現像剤に、正帯電トナーとしてのスチレンアクリル
トナーと、正帯電用の荷電制御剤としてのニグロシンも
しくはトリフェニルメタンを備えることにより、トナー
の帯電特性は、現像後の現像剤担持手段上の現像剤の帯
電量が、現像前の現像剤担持手段上の現像剤の帯電量よ
りも大きくなる。従って、このトナーと感光体の感光層
とが接触すると、感光層の電荷はトナー側に移動し、感
光体の電位が低下し、細線や孤立した点であっても良好
に現像が行われることになり、良好な再現性が得られ
る。しかも、前記現像剤担持手段の前記感光体に対する
押圧力は、静止時における測定値が前記現像剤担持手段
の両端部でそれぞれ約700gf以下に設定されている
ので、前記現像後の現像剤担持手段上の現像剤の帯電量
の上昇を適度に抑え、前記感光体の未露光部の表面電位
と現像バイアスとの電位差を適切な値に保つ。その結
果、前記未露光部に対する正極性トナーによるかぶりを
確実に防ぐ。
【0017】請求項4に記載の画像形成装置は、前記請
求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装
置において、前記現像剤におけるトナーと荷電制御剤と
の配合比率及び前記現像剤担持手段の前記感光体に対す
る押圧力は、前記現像剤担持手段による現像の際にニッ
プ部において相互に擦り合わされることによる該現像後
の前記現像剤担持手段上の現像剤の帯電量が、前記現像
前の前記現像剤担持手段上の現像剤の帯電量よりも大き
くなるように設定されていることを特徴とする請求項4
に記載の画像形成装置によれば、前記現像剤におけるト
ナーと荷電制御剤との配合比率及び前記現像剤担持手段
の前記感光体に対する押圧力を所定の値に設定すること
により、前記現像剤担持手段による現像の際にニップ部
において相互に擦り合わされることによる該現像後の前
記現像剤担持手段上の現像剤の帯電量が、前記現像前の
前記現像剤担持手段上の現像剤の帯電量よりも大きくな
る。従って、感光層の電荷をトナー側に移動させて感光
体の電位を低下させ、細線や孤立した点であっても良好
に現像が行われることになり、良好な再現性が得られ
る。また、前記現像剤担持手段の前記感光体に対する押
圧力は、静止時における測定値が前記現像剤担持手段の
両端部でそれぞれ約700gf以下に設定されているの
で、前記現像後の現像剤担持手段上の現像剤の帯電量の
上昇を適度に抑え、前記感光体の未露光部の表面電位と
現像バイアスとの電位差を適切な値に保つ。その結果、
前記未露光部に対する正極性トナーによるかぶりを確実
に防ぐ。
求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装
置において、前記現像剤におけるトナーと荷電制御剤と
の配合比率及び前記現像剤担持手段の前記感光体に対す
る押圧力は、前記現像剤担持手段による現像の際にニッ
プ部において相互に擦り合わされることによる該現像後
の前記現像剤担持手段上の現像剤の帯電量が、前記現像
前の前記現像剤担持手段上の現像剤の帯電量よりも大き
くなるように設定されていることを特徴とする請求項4
に記載の画像形成装置によれば、前記現像剤におけるト
ナーと荷電制御剤との配合比率及び前記現像剤担持手段
の前記感光体に対する押圧力を所定の値に設定すること
により、前記現像剤担持手段による現像の際にニップ部
において相互に擦り合わされることによる該現像後の前
記現像剤担持手段上の現像剤の帯電量が、前記現像前の
前記現像剤担持手段上の現像剤の帯電量よりも大きくな
る。従って、感光層の電荷をトナー側に移動させて感光
体の電位を低下させ、細線や孤立した点であっても良好
に現像が行われることになり、良好な再現性が得られ
る。また、前記現像剤担持手段の前記感光体に対する押
圧力は、静止時における測定値が前記現像剤担持手段の
両端部でそれぞれ約700gf以下に設定されているの
で、前記現像後の現像剤担持手段上の現像剤の帯電量の
上昇を適度に抑え、前記感光体の未露光部の表面電位と
現像バイアスとの電位差を適切な値に保つ。その結果、
前記未露光部に対する正極性トナーによるかぶりを確実
に防ぐ。
【0018】請求項5に記載の画像形成装置は、前記請
求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装
置において、前記現像剤担持手段の前記現像剤の搬送方
向は、前記ニップ部において前記感光体の移動方向と反
対の方向であることを特徴とする。
求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装
置において、前記現像剤担持手段の前記現像剤の搬送方
向は、前記ニップ部において前記感光体の移動方向と反
対の方向であることを特徴とする。
【0019】請求項5に記載の画像形成装置によれば、
前記現像剤担持手段は、前記現像剤を、前記感光体との
ニップ部において、前記感光体の移動方向と反対の方向
に搬送する。従って、前記可視像の転写位置及び記録材
の搬送経路を画像形成装置の上方とした場合には、現像
剤は、前記現像剤担持手段によって、現像剤の収容容器
内で、画像形成装置の下方から上方へと搬送されること
になる。その結果、帯電特性の劣化した現像剤等が前記
現像剤担持手段の下方位置に溜まることがなく、長期に
わたって良好な現像が行われることになる。
前記現像剤担持手段は、前記現像剤を、前記感光体との
ニップ部において、前記感光体の移動方向と反対の方向
に搬送する。従って、前記可視像の転写位置及び記録材
の搬送経路を画像形成装置の上方とした場合には、現像
剤は、前記現像剤担持手段によって、現像剤の収容容器
内で、画像形成装置の下方から上方へと搬送されること
になる。その結果、帯電特性の劣化した現像剤等が前記
現像剤担持手段の下方位置に溜まることがなく、長期に
わたって良好な現像が行われることになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。
て、図面に基づいて説明する。
【0021】図1において、本発明の実施の一形態であ
るレーザビームプリンタ1は、本体ケース2と、画像形
成の為の記録媒体の一例としての用紙Pを給紙するフィ
ーダユニット10と、画像形成のための露光、現像、転
写、回収等の工程が順次行われる感光体の一例としての
感光ドラム20と、感光ドラム20から用紙Pに転写さ
れた転写画像を用紙Pに定着させるための定着ユニット
70と、画像が定着された用紙Pを搬送路PPに沿って
排出するための排紙トレイ77とを備えて構成されてい
る。
るレーザビームプリンタ1は、本体ケース2と、画像形
成の為の記録媒体の一例としての用紙Pを給紙するフィ
ーダユニット10と、画像形成のための露光、現像、転
写、回収等の工程が順次行われる感光体の一例としての
感光ドラム20と、感光ドラム20から用紙Pに転写さ
れた転写画像を用紙Pに定着させるための定着ユニット
70と、画像が定着された用紙Pを搬送路PPに沿って
排出するための排紙トレイ77とを備えて構成されてい
る。
【0022】レーザビームプリンタ1はまた、感光ドラ
ム20を回動するための図示しないモータ、ギア列等か
らなる駆動手段を備えており、更に感光ドラム20の周
囲に沿って順に、駆動手段により回動される感光ドラム
20上に静電潜像を形成するための潜像形成手段の一例
としてのレーザスキャナユニット30と、該感光ドラム
20上に形成された静電潜像を現像剤の一例としてのト
ナーにより現像するための現像剤担持手段の一例として
の現像ローラ56を有する現像ユニット50と、感光ド
ラム20上に現像されたトナー画像を用紙Pに転写する
転写ローラ60と、転写ローラ60による転写の後に感
光ドラム20に残留した残留トナーをクリーナーレス方
式により感光ドラム20を用いて所定のタイミングで現
像ユニット50に戻すために一時的に残留トナーを吸着
するクリーニングローラ42と、転写後の感光ドラム2
0に残留した残留電位を除去するための除電ランプ41
と、除電後の感光ドラム20を静電潜像形成可能に帯電
させるための帯電手段の一例としての帯電器40とを備
えて構成されている。
ム20を回動するための図示しないモータ、ギア列等か
らなる駆動手段を備えており、更に感光ドラム20の周
囲に沿って順に、駆動手段により回動される感光ドラム
20上に静電潜像を形成するための潜像形成手段の一例
としてのレーザスキャナユニット30と、該感光ドラム
20上に形成された静電潜像を現像剤の一例としてのト
ナーにより現像するための現像剤担持手段の一例として
の現像ローラ56を有する現像ユニット50と、感光ド
ラム20上に現像されたトナー画像を用紙Pに転写する
転写ローラ60と、転写ローラ60による転写の後に感
光ドラム20に残留した残留トナーをクリーナーレス方
式により感光ドラム20を用いて所定のタイミングで現
像ユニット50に戻すために一時的に残留トナーを吸着
するクリーニングローラ42と、転写後の感光ドラム2
0に残留した残留電位を除去するための除電ランプ41
と、除電後の感光ドラム20を静電潜像形成可能に帯電
させるための帯電手段の一例としての帯電器40とを備
えて構成されている。
【0023】次に、図1から図3を用いて、レーザビー
ムプリンタ1を構成する各構成要素について夫々詳細に
説明する。
ムプリンタ1を構成する各構成要素について夫々詳細に
説明する。
【0024】図1において、フィーダユニット10は、
本体ケース2の後端部に位置する上部のフィーダ部ケー
ス3内に配置された、用紙Pと略同様の幅寸法を有する
用紙押圧板11を備える。用紙押圧板11は、その後端
部において揺動可能に枢支されている。用紙押圧板11
の前端部には、圧縮バネ12が設けられており、該圧縮
バネ12により用紙押圧板11は上側に弾性付勢され
る。用紙押圧板11には、左右方向に延びる給紙ローラ
13が、回転自在に枢支されている。給紙ローラ13
は、図示外の駆動系により、給紙のタイミングで回転駆
動されるように構成されている。フィーダユニット10
はまた、フィーダ部ケース3内に、定形カット紙からな
る用紙Pを複数枚収容可能な給紙カセット14が傾斜状
に着脱自在に装着されており、給紙ローラ13の回転に
より、給紙カセット14に収容された用紙Pのうち、上
側の用紙Pから1枚ずつ給紙されるように構成されてい
る。更に、フィーダユニット10は、用紙Pの重送を防
止する為に、給紙ローラ13の下側に分離部材15を備
えており、この分離部材15は、圧縮バネ16により給
紙ローラ13に弾性付勢されている。給紙ローラ13よ
りも搬送方向(図1において、後方から前方向き)下流
側には、給紙された用紙Pの先端を揃える1対のレジス
トローラ17及び18が回転可能に夫々枢支されてい
る。
本体ケース2の後端部に位置する上部のフィーダ部ケー
ス3内に配置された、用紙Pと略同様の幅寸法を有する
用紙押圧板11を備える。用紙押圧板11は、その後端
部において揺動可能に枢支されている。用紙押圧板11
の前端部には、圧縮バネ12が設けられており、該圧縮
バネ12により用紙押圧板11は上側に弾性付勢され
る。用紙押圧板11には、左右方向に延びる給紙ローラ
13が、回転自在に枢支されている。給紙ローラ13
は、図示外の駆動系により、給紙のタイミングで回転駆
動されるように構成されている。フィーダユニット10
はまた、フィーダ部ケース3内に、定形カット紙からな
る用紙Pを複数枚収容可能な給紙カセット14が傾斜状
に着脱自在に装着されており、給紙ローラ13の回転に
より、給紙カセット14に収容された用紙Pのうち、上
側の用紙Pから1枚ずつ給紙されるように構成されてい
る。更に、フィーダユニット10は、用紙Pの重送を防
止する為に、給紙ローラ13の下側に分離部材15を備
えており、この分離部材15は、圧縮バネ16により給
紙ローラ13に弾性付勢されている。給紙ローラ13よ
りも搬送方向(図1において、後方から前方向き)下流
側には、給紙された用紙Pの先端を揃える1対のレジス
トローラ17及び18が回転可能に夫々枢支されてい
る。
【0025】図1及び図2において、感光ドラム20
は、正帯電性の材料から構成されており、例えば、正帯
電性のポリカーボネイトを主成分とする有機感光体から
なる。より具体的には、図2に示すように、感光ドラム
20は、例えば、円筒状でアルミ製の円筒スリーブ21
を本体として、その外周部に、ポリカーボネートに光導
電性樹脂を分散させた所定厚さ(例えば、約20μm)
の光導電層22を形成した中空状のドラムから構成され
ており、円筒スリーブ21を接地した状態で、本体ケー
ス2に回転自在に枢支されている。即ち、感光ドラム2
0上に形成されたプラス極性(正帯電)の静電潜像に対
して、プラス極性に帯電したトナー53を反転現像方式
で現像するように構成されている。感光ドラム20は、
駆動手段により、側面視で時計回りに回転駆動されるよ
うに構成されている。
は、正帯電性の材料から構成されており、例えば、正帯
電性のポリカーボネイトを主成分とする有機感光体から
なる。より具体的には、図2に示すように、感光ドラム
20は、例えば、円筒状でアルミ製の円筒スリーブ21
を本体として、その外周部に、ポリカーボネートに光導
電性樹脂を分散させた所定厚さ(例えば、約20μm)
の光導電層22を形成した中空状のドラムから構成され
ており、円筒スリーブ21を接地した状態で、本体ケー
ス2に回転自在に枢支されている。即ち、感光ドラム2
0上に形成されたプラス極性(正帯電)の静電潜像に対
して、プラス極性に帯電したトナー53を反転現像方式
で現像するように構成されている。感光ドラム20は、
駆動手段により、側面視で時計回りに回転駆動されるよ
うに構成されている。
【0026】図1において、レーザスキャナユニット3
0は、感光ドラム20の下側に配設されており、感光ド
ラム20上に静電潜像を形成する為のレーザ光Lを発生
するレーザ発生器31、回転駆動されるポリゴンミラー
(5面体ミラー)32、一対のレンズ33及び34、並
びに一対の反射ミラー35及び36を含んで構成されて
いる。レーザスキャナユニット30を、感光ドラム20
よりも下側に配設することにより、全体として搬送方向
の長さを短くでき、レーザビームプリンタ1をコンパク
トに構成することができるとともに、用紙搬送と干渉す
ることなく、レーザスキャナユニット30から出射した
レーザ光Lで感光ドラム20上に静電潜像を形成するこ
とができる。
0は、感光ドラム20の下側に配設されており、感光ド
ラム20上に静電潜像を形成する為のレーザ光Lを発生
するレーザ発生器31、回転駆動されるポリゴンミラー
(5面体ミラー)32、一対のレンズ33及び34、並
びに一対の反射ミラー35及び36を含んで構成されて
いる。レーザスキャナユニット30を、感光ドラム20
よりも下側に配設することにより、全体として搬送方向
の長さを短くでき、レーザビームプリンタ1をコンパク
トに構成することができるとともに、用紙搬送と干渉す
ることなく、レーザスキャナユニット30から出射した
レーザ光Lで感光ドラム20上に静電潜像を形成するこ
とができる。
【0027】帯電器40は、例えば、タングステンなど
からなる帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯
電用のスコロトロン型の帯電器から構成されている。本
実施の形態では、クリーナーレス方式を採るが、帯電器
40は感光ドラム20に対して非接触に対向配置されて
おり、感光ドラム20上の残留トナーが帯電器40に付
着しないように構成されている。
からなる帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯
電用のスコロトロン型の帯電器から構成されている。本
実施の形態では、クリーナーレス方式を採るが、帯電器
40は感光ドラム20に対して非接触に対向配置されて
おり、感光ドラム20上の残留トナーが帯電器40に付
着しないように構成されている。
【0028】除電ランプ41は、例えば、LED(レー
ザ発光ダイオード)、EL(ElectroLuminescence)、蛍
光灯などの光源を備えて構成されており、転写後に感光
ドラム20に残留する電荷を除去する(除電する)こと
により、残留する電荷が次回の静電潜像に影響を与え、
最終的に用紙Pに形成された画像に現われることを防ぐ
ように機能する。
ザ発光ダイオード)、EL(ElectroLuminescence)、蛍
光灯などの光源を備えて構成されており、転写後に感光
ドラム20に残留する電荷を除去する(除電する)こと
により、残留する電荷が次回の静電潜像に影響を与え、
最終的に用紙Pに形成された画像に現われることを防ぐ
ように機能する。
【0029】クリーニングローラ42は、バイアス電圧
を変化させることにより、転写ローラ60による転写の
後に感光ドラム20に残留した残留トナー53を一旦吸
収し、感光ドラム20上で行われる次の露光、現像、転
写等の妨げとならないタイミングで、吸収した残留トナ
ー53を感光ドラム20に排出することにより、残留ト
ナー53を感光ドラム20上より現像ユニット50に戻
すように構成されている。クリーニングローラ42は、
例えば、バイアス電圧印加可能なシリコンゴムやウレタ
ンゴムなどからなる導電性を有する発泡弾性体から構成
されている。尚、クリーナーレス方式による回収が効率
良く行われれるように、クリーニングローラ42が設け
られているが、クリーニングローラ42の代わりに又は
加えて感光ドラム20の表面上の残留トナーをならすた
めのクリーニングブラシを設けても良い。
を変化させることにより、転写ローラ60による転写の
後に感光ドラム20に残留した残留トナー53を一旦吸
収し、感光ドラム20上で行われる次の露光、現像、転
写等の妨げとならないタイミングで、吸収した残留トナ
ー53を感光ドラム20に排出することにより、残留ト
ナー53を感光ドラム20上より現像ユニット50に戻
すように構成されている。クリーニングローラ42は、
例えば、バイアス電圧印加可能なシリコンゴムやウレタ
ンゴムなどからなる導電性を有する発泡弾性体から構成
されている。尚、クリーナーレス方式による回収が効率
良く行われれるように、クリーニングローラ42が設け
られているが、クリーニングローラ42の代わりに又は
加えて感光ドラム20の表面上の残留トナーをならすた
めのクリーニングブラシを設けても良い。
【0030】図1及び図2において、現像ユニット50
は、現像部ケース4内に着脱可能に装着された二重円筒
状のトナーボックス51を備えている。トナーボックス
51は、回転駆動されるアジテータ52と、電気絶縁性
を有する正帯電性のトナー53とを収容する。トナーボ
ックス51の前側には、トナーボックス51に形成され
たトナー供給口51aを介してアジテータ52の回転に
より供給されたトナー53を貯蔵するトナー貯蔵室54
が形成されている。トナー貯蔵室54には、供給ローラ
55がその長手方向に水平に配設され、回転可能に枢支
されている。更に、トナー貯蔵室54の前側を仕切るよ
うに且つ供給ローラ55と感光ドラム20とに夫々接す
るように、現像ローラ56が長手方向に水平に配設さ
れ、回転可能に枢支されている。
は、現像部ケース4内に着脱可能に装着された二重円筒
状のトナーボックス51を備えている。トナーボックス
51は、回転駆動されるアジテータ52と、電気絶縁性
を有する正帯電性のトナー53とを収容する。トナーボ
ックス51の前側には、トナーボックス51に形成され
たトナー供給口51aを介してアジテータ52の回転に
より供給されたトナー53を貯蔵するトナー貯蔵室54
が形成されている。トナー貯蔵室54には、供給ローラ
55がその長手方向に水平に配設され、回転可能に枢支
されている。更に、トナー貯蔵室54の前側を仕切るよ
うに且つ供給ローラ55と感光ドラム20とに夫々接す
るように、現像ローラ56が長手方向に水平に配設さ
れ、回転可能に枢支されている。
【0031】また、この現像ユニット50は弦巻バネ1
00により感光ドラム20方向に付勢されており、この
弦巻バネ100による付勢力及び現像ローラ56自体の
弾性力により、現像ローラ56の感光ドラム20に対す
る押し付け圧が決定されている。詳しくは後述する。
00により感光ドラム20方向に付勢されており、この
弦巻バネ100による付勢力及び現像ローラ56自体の
弾性力により、現像ローラ56の感光ドラム20に対す
る押し付け圧が決定されている。詳しくは後述する。
【0032】供給ローラ55は、シリコンゴムやウレタ
ンゴムなどからなる導電性を有する発泡弾性体から構成
されており、現像ローラ56との接触部における抵抗値
は、約5×104 〜1×109 Ωに設定されている。
ンゴムなどからなる導電性を有する発泡弾性体から構成
されており、現像ローラ56との接触部における抵抗値
は、約5×104 〜1×109 Ωに設定されている。
【0033】また、現像ローラ56は、シリコンゴムや
ウレタンゴムなどからなる導電性のリジッドなローラで
あり、本実施の形態では特に、正帯電性のトナー及び正
帯電性のポリカーボネイトを主成分とする有機感光体か
らなる感光ドラム20を用いているので、ウレタンゴム
が現像ローラ56の材料とされる。
ウレタンゴムなどからなる導電性のリジッドなローラで
あり、本実施の形態では特に、正帯電性のトナー及び正
帯電性のポリカーボネイトを主成分とする有機感光体か
らなる感光ドラム20を用いているので、ウレタンゴム
が現像ローラ56の材料とされる。
【0034】現像ローラ56における現像バイアス電圧
を印加するその中心部の電極から外周の接触部に至る抵
抗値は、約5×104 〜1×107 Ωに設定されてい
る。供給ローラ55及び現像ローラ56は、駆動機構に
より、時計回転回りに夫々回転駆動されるように構成さ
れている。
を印加するその中心部の電極から外周の接触部に至る抵
抗値は、約5×104 〜1×107 Ωに設定されてい
る。供給ローラ55及び現像ローラ56は、駆動機構に
より、時計回転回りに夫々回転駆動されるように構成さ
れている。
【0035】現像ローラ56は、正帯電トナー53を使
用して感光ドラム20上で現像を行うと共にクリーニン
グローラ42により感光ドラム20上に戻された残留ト
ナー53を回収するように構成されている。
用して感光ドラム20上で現像を行うと共にクリーニン
グローラ42により感光ドラム20上に戻された残留ト
ナー53を回収するように構成されている。
【0036】より具体的には、例えば、転写後に残留ト
ナー53が転写前のトナー量に対し約10%程度残留し
た状態にある感光ドラム20に対して先ずレーザスキャ
ナユニット30により、残留トナー53の下まで十分に
レーザ光が届くように露光が行われるようにする。次
に、現像ユニット50において、感光ドラム20上の残
留トナー53の存在に拘わらず存在する露光部分と未露
光部分との電位差を利用して、感光ドラム20の未露光
部分に残留トナー53が付着していれば当該残留トナー
53を現像ローラ56に移動(回収)させると同時に、
感光ドラム20の露光部分に残留トナー53が既に付着
していればそのまま付着(現像)させておくようにし、
感光ドラム20の露光部分に残留トナー53が付着して
いなければ現像ローラ56から正帯電トナー53を移動
(現像)させるようにする。即ち、現像サイクルと回収
サイクルとをほぼ同時に行うように現像ユニット50は
構成されている。
ナー53が転写前のトナー量に対し約10%程度残留し
た状態にある感光ドラム20に対して先ずレーザスキャ
ナユニット30により、残留トナー53の下まで十分に
レーザ光が届くように露光が行われるようにする。次
に、現像ユニット50において、感光ドラム20上の残
留トナー53の存在に拘わらず存在する露光部分と未露
光部分との電位差を利用して、感光ドラム20の未露光
部分に残留トナー53が付着していれば当該残留トナー
53を現像ローラ56に移動(回収)させると同時に、
感光ドラム20の露光部分に残留トナー53が既に付着
していればそのまま付着(現像)させておくようにし、
感光ドラム20の露光部分に残留トナー53が付着して
いなければ現像ローラ56から正帯電トナー53を移動
(現像)させるようにする。即ち、現像サイクルと回収
サイクルとをほぼ同時に行うように現像ユニット50は
構成されている。
【0037】図2に示すように、現像ユニット50にお
ける現像部ケース4にはトナー貯蔵室54が設けられて
おり、トナー貯蔵室54は、供給ローラ55の上側の上
部空間Sを大きく設けて形成されている。このため、ト
ナーボックス51のトナー53が、トナー供給口51a
を介してトナー貯蔵室54に多量に供給された場合で
も、トナー53が詰め込まれて固まることがないので、
トナー53は常に粉体状であり、その流動性が保持され
て、供給ローラ55によるトナー供給の安定化を図るこ
とができる。
ける現像部ケース4にはトナー貯蔵室54が設けられて
おり、トナー貯蔵室54は、供給ローラ55の上側の上
部空間Sを大きく設けて形成されている。このため、ト
ナーボックス51のトナー53が、トナー供給口51a
を介してトナー貯蔵室54に多量に供給された場合で
も、トナー53が詰め込まれて固まることがないので、
トナー53は常に粉体状であり、その流動性が保持され
て、供給ローラ55によるトナー供給の安定化を図るこ
とができる。
【0038】図1及び図2において、現像部ケース4に
は、ステンレス製またはリン青銅製の薄い板状の弾性を
有する層厚規制ブレード57が下向きに取り付けられて
いる。
は、ステンレス製またはリン青銅製の薄い板状の弾性を
有する層厚規制ブレード57が下向きに取り付けられて
いる。
【0039】層厚規制ブレード57の下端部に形成され
た屈曲部57aが、現像ローラ56に押圧状態で接触し
ており、供給ローラ55から供給されて現像ローラ56
の表面に層状に付着したトナー53の層厚が、この層厚
規制ブレード57で約1層強の所定厚さ(約7〜12μ
m)に規制される。即ち、現像ローラ56上のトナー量
は、0.5mg/cm2 以下となるように構成されてい
る。層厚規制ブレード57は、好ましくは、例えば、現
像ローラ56上のトナー量が約0.4mg/cm2 に設
定されるように、屈曲部57aの曲率半径が約0.3m
mになっている。尚、現像バイアス及び現像ローラ56
の回転数等により、現像ローラ56上に最低限必要なト
ナー量は定まるが、例えば現像ローラ56上のトナー量
が約0.3mg/cm2 であれば、実用的な範囲にある
現像バイアス及び現像ローラ56の回転数を用いて十分
なトナー濃度で現像を行うことができる。このように現
像ローラ56上において、0.5mg/cm2 以下のト
ナー量の層をなすように、トナー層の層厚は、層厚規制
ブレード57により規制されているので、現像ローラ5
6上のトナー53の層厚は、トナー粒子を基準にして2
層未満となり、即ち1層又は1層強となる。この結果、
大部分のトナー53が現像ローラ56及び層厚規制ブレ
ード57にしっかりと擦られ、正帯電されることにな
る。現像ローラ56上の層厚規制後のトナー53は1層
又は1層強になっていることから、現像に供されなかっ
たトナー53は、感光ドラム20との接触部に堆積する
ことなく、現像ローラ56に付着して回収される。
た屈曲部57aが、現像ローラ56に押圧状態で接触し
ており、供給ローラ55から供給されて現像ローラ56
の表面に層状に付着したトナー53の層厚が、この層厚
規制ブレード57で約1層強の所定厚さ(約7〜12μ
m)に規制される。即ち、現像ローラ56上のトナー量
は、0.5mg/cm2 以下となるように構成されてい
る。層厚規制ブレード57は、好ましくは、例えば、現
像ローラ56上のトナー量が約0.4mg/cm2 に設
定されるように、屈曲部57aの曲率半径が約0.3m
mになっている。尚、現像バイアス及び現像ローラ56
の回転数等により、現像ローラ56上に最低限必要なト
ナー量は定まるが、例えば現像ローラ56上のトナー量
が約0.3mg/cm2 であれば、実用的な範囲にある
現像バイアス及び現像ローラ56の回転数を用いて十分
なトナー濃度で現像を行うことができる。このように現
像ローラ56上において、0.5mg/cm2 以下のト
ナー量の層をなすように、トナー層の層厚は、層厚規制
ブレード57により規制されているので、現像ローラ5
6上のトナー53の層厚は、トナー粒子を基準にして2
層未満となり、即ち1層又は1層強となる。この結果、
大部分のトナー53が現像ローラ56及び層厚規制ブレ
ード57にしっかりと擦られ、正帯電されることにな
る。現像ローラ56上の層厚規制後のトナー53は1層
又は1層強になっていることから、現像に供されなかっ
たトナー53は、感光ドラム20との接触部に堆積する
ことなく、現像ローラ56に付着して回収される。
【0040】図3に示すように、本実施の形態では特
に、層厚規制ブレード57により現像ローラ56上にお
いてトナー53が擦られる際に、現像ローラ56上のト
ナー53が、擦られる前のほぼ零に近い帯電量Q0から
トナー53の飽和帯電量よりも低い第1帯電量Q1(Q
1>Q0)に帯電されるように層厚規制ブレード57及
び現像ローラ56は構成されている。
に、層厚規制ブレード57により現像ローラ56上にお
いてトナー53が擦られる際に、現像ローラ56上のト
ナー53が、擦られる前のほぼ零に近い帯電量Q0から
トナー53の飽和帯電量よりも低い第1帯電量Q1(Q
1>Q0)に帯電されるように層厚規制ブレード57及
び現像ローラ56は構成されている。
【0041】更に、現像ローラ56上のトナー53は、
ニップ部で擦り合わされることにより、ニップ部で擦り
合わされる前の現像ローラ56上のトナー53の帯電量
Q1よりも大きい第2帯電量Q2(Q2>Q1)に帯電
されるように、帯電系列が選択されている。
ニップ部で擦り合わされることにより、ニップ部で擦り
合わされる前の現像ローラ56上のトナー53の帯電量
Q1よりも大きい第2帯電量Q2(Q2>Q1)に帯電
されるように、帯電系列が選択されている。
【0042】転写ローラ60は、感光ドラム20の上側
に接するように設けられ回転自在に枢支され、シリコン
ゴムやウレタンゴムなどからなる導電性を有する発泡弾
性体から構成されている。転写ローラ60の感光ドラム
20との接触部における抵抗値は、約1×106 〜1×
1010Ωに設定されている。即ち、転写ローラ60は、
感光ドラム20の表面に接触しているので、その抵抗値
を大きくすることで、転写ローラ60に印加される電圧
による感光ドラム20に形成された光導電層22の破壊
を生じないように、しかも感光ドラム20上のトナー画
像が用紙Pに確実に転写されるように構成されている。
に接するように設けられ回転自在に枢支され、シリコン
ゴムやウレタンゴムなどからなる導電性を有する発泡弾
性体から構成されている。転写ローラ60の感光ドラム
20との接触部における抵抗値は、約1×106 〜1×
1010Ωに設定されている。即ち、転写ローラ60は、
感光ドラム20の表面に接触しているので、その抵抗値
を大きくすることで、転写ローラ60に印加される電圧
による感光ドラム20に形成された光導電層22の破壊
を生じないように、しかも感光ドラム20上のトナー画
像が用紙Pに確実に転写されるように構成されている。
【0043】定着ユニット70は、感光ドラム20より
も搬送方向下流側に設けられ、ハロゲンランプを内蔵し
た加熱用ローラ71と押圧ローラ72とからなり、用紙
Pの下面に転写されたトナー画像が加熱されつつ押圧さ
れて用紙Pに定着される。
も搬送方向下流側に設けられ、ハロゲンランプを内蔵し
た加熱用ローラ71と押圧ローラ72とからなり、用紙
Pの下面に転写されたトナー画像が加熱されつつ押圧さ
れて用紙Pに定着される。
【0044】用紙搬送用の1対の搬送ローラ75及び排
紙トレイ77は、定着ユニット70の搬送方向下流側に
夫々設けられている。
紙トレイ77は、定着ユニット70の搬送方向下流側に
夫々設けられている。
【0045】本実施の形態によれば、図1に示すよう
に、給紙カセット14から給紙された用紙Pを搬送す
る、これら給紙ローラ13、感光ドラム20、定着ユニ
ット70及び排紙トレイ77は、略直線状に配置され
て、図1に一点鎖線で示す搬送経路PPを形成してい
る。
に、給紙カセット14から給紙された用紙Pを搬送す
る、これら給紙ローラ13、感光ドラム20、定着ユニ
ット70及び排紙トレイ77は、略直線状に配置され
て、図1に一点鎖線で示す搬送経路PPを形成してい
る。
【0046】図1において、本実施の形態におけるトナ
ー53は、例えば、粉砕トナー又は真球形状に近いスチ
レンアクリルなどからなる重合トナーからなる非磁性一
成分トナーであり、その粒径は6〜12μm程度であ
る。
ー53は、例えば、粉砕トナー又は真球形状に近いスチ
レンアクリルなどからなる重合トナーからなる非磁性一
成分トナーであり、その粒径は6〜12μm程度であ
る。
【0047】トナー53は、素トナーと素トナーに添加
された外添剤(流動性付与剤)の一例としてのシリカと
を含んで構成されている。素トナーは、例えば、樹脂、
ワックス、カーボンブラック及びCCA(荷電制御剤)
を含んで構成されており、特にCCAとして、ニグロシ
ンあるいはトリフェニルメタンを用いている。
された外添剤(流動性付与剤)の一例としてのシリカと
を含んで構成されている。素トナーは、例えば、樹脂、
ワックス、カーボンブラック及びCCA(荷電制御剤)
を含んで構成されており、特にCCAとして、ニグロシ
ンあるいはトリフェニルメタンを用いている。
【0048】その帯電特性は、CCAの作用により正極
性となる。外添剤の一例としてのシリカは、トナー表面
改質剤であり、トナー53の流動性を高める効果を持
ち、一般的には負極性に帯電される帯電特性を有してい
る。但し、正極性に帯電される帯電極性を有する正帯電
性のシリカとして、アミノシランカップリング剤で処理
したシリカ等が知られている。しかし、正帯電性のシリ
カは一般に流動性改善効果が十分ではないため、極性の
小さな負帯電性のシリカが外添剤として用いられること
が多い。正帯電性シリカと負帯電性シリカとの違いは、
素トナーに外添したときのトナーの帯電量がプラス方向
に増えれば正帯電性のシリカであり、マイナス方向に増
えれば負帯電性のシリカであるという点にある。
性となる。外添剤の一例としてのシリカは、トナー表面
改質剤であり、トナー53の流動性を高める効果を持
ち、一般的には負極性に帯電される帯電特性を有してい
る。但し、正極性に帯電される帯電極性を有する正帯電
性のシリカとして、アミノシランカップリング剤で処理
したシリカ等が知られている。しかし、正帯電性のシリ
カは一般に流動性改善効果が十分ではないため、極性の
小さな負帯電性のシリカが外添剤として用いられること
が多い。正帯電性シリカと負帯電性シリカとの違いは、
素トナーに外添したときのトナーの帯電量がプラス方向
に増えれば正帯電性のシリカであり、マイナス方向に増
えれば負帯電性のシリカであるという点にある。
【0049】そして、本実施の形態においては、トナー
53はこのような構成であるので、このトナー53が現
像ローラ56と感光ドラム20のニップ部で十分に摩擦
されたときには、素トナーに含まれるCCAが有する帯
電特性が支配的となり、トナー53は素トナーの帯電特
性である正極性に帯電される。
53はこのような構成であるので、このトナー53が現
像ローラ56と感光ドラム20のニップ部で十分に摩擦
されたときには、素トナーに含まれるCCAが有する帯
電特性が支配的となり、トナー53は素トナーの帯電特
性である正極性に帯電される。
【0050】また、流動性付与の機能に加えて、外添剤
には、トナーブロッキング防止、クリーニング性改善、
感光ドラムの傷つき防止、画像濃度向上、画質向上など
の機能を持たせることが可能である。尚、シリカ以外の
外添剤としては、コロイダルシリカ、酸化チタン、酸化
アルミニウム(アルミナ)等の微粉末が挙げられるが、
本実施の形態によれば、正帯電性の外添剤のみならず、
負帯電性の外添剤であっても用いることができるので有
利である。
には、トナーブロッキング防止、クリーニング性改善、
感光ドラムの傷つき防止、画像濃度向上、画質向上など
の機能を持たせることが可能である。尚、シリカ以外の
外添剤としては、コロイダルシリカ、酸化チタン、酸化
アルミニウム(アルミナ)等の微粉末が挙げられるが、
本実施の形態によれば、正帯電性の外添剤のみならず、
負帯電性の外添剤であっても用いることができるので有
利である。
【0051】特に、本実施形態においては、トナー53
としてスチレンアクリルトナーを、またCCAとしてニ
グロシンあるいはトリフェニルメタンを用いたので、現
像ローラ56上のトナー53の帯電量は、ニップ部通過
前よりもニップ部通過後の方が大きくなる。そして、こ
のようなトナー53が、ニップ部において感光ドラム2
0の表面と接触すると、感光ドラム20の感光層の電荷
がトナー53に移動し、感光ドラム20の表面電位が低
下する。
としてスチレンアクリルトナーを、またCCAとしてニ
グロシンあるいはトリフェニルメタンを用いたので、現
像ローラ56上のトナー53の帯電量は、ニップ部通過
前よりもニップ部通過後の方が大きくなる。そして、こ
のようなトナー53が、ニップ部において感光ドラム2
0の表面と接触すると、感光ドラム20の感光層の電荷
がトナー53に移動し、感光ドラム20の表面電位が低
下する。
【0052】その結果、感光ドラム20上の静電潜像と
現像ローラ56との電位差が大きくなり、細線や孤立し
た点の再現性が向上する。
現像ローラ56との電位差が大きくなり、細線や孤立し
た点の再現性が向上する。
【0053】例えば、感光ドラム20の表面の帯電電位
を700V、現像バイアスを300V、露光部電位を1
00Vとする時、解像度600dpiにおける1ドット
点の電位は、図4(A)に示すように、現像バイアスと
同程度の電位となる。
を700V、現像バイアスを300V、露光部電位を1
00Vとする時、解像度600dpiにおける1ドット
点の電位は、図4(A)に示すように、現像バイアスと
同程度の電位となる。
【0054】従って、図4(C)に示すように、ニップ
通過後のトナー53の帯電量が、ニップ通過前のトナー
53の帯電量と等しい場合には、トナー53の電荷の移
動が無く、静電潜像電位は変化しないので、現像バイア
スと同程度の電位の1ドット点は良好に再現されない。
通過後のトナー53の帯電量が、ニップ通過前のトナー
53の帯電量と等しい場合には、トナー53の電荷の移
動が無く、静電潜像電位は変化しないので、現像バイア
スと同程度の電位の1ドット点は良好に再現されない。
【0055】また、図4(D)に示すように、ニップ通
過後のトナー53の帯電量が、ニップ通過前のトナー5
3の帯電量よりも小さい場合には、トナー53の電荷が
感光ドラム20の静電潜像側に移動し、感光ドラム20
の静電潜像電位は高くなり、1ドット点の電位は現像バ
イアスよりも高くなってしまう。その結果、1ドット点
は全く再現されない。
過後のトナー53の帯電量が、ニップ通過前のトナー5
3の帯電量よりも小さい場合には、トナー53の電荷が
感光ドラム20の静電潜像側に移動し、感光ドラム20
の静電潜像電位は高くなり、1ドット点の電位は現像バ
イアスよりも高くなってしまう。その結果、1ドット点
は全く再現されない。
【0056】一方、図4(B)に示すように、ニップ通
過後のトナー53の帯電量が、ニップ通過前のトナー5
3の帯電量よりも大きい場合には、感光ドラム20の感
光層の電荷がトナー53側に移動し、感光ドラム20の
静電潜像電位は低くなり、1ドット点の電位も現像バイ
アスよりも十分に低くなる。その結果、1ドット点は良
好に再現されることになる。
過後のトナー53の帯電量が、ニップ通過前のトナー5
3の帯電量よりも大きい場合には、感光ドラム20の感
光層の電荷がトナー53側に移動し、感光ドラム20の
静電潜像電位は低くなり、1ドット点の電位も現像バイ
アスよりも十分に低くなる。その結果、1ドット点は良
好に再現されることになる。
【0057】しかしながら、ニップ通過後のトナー53
の帯電量が大きくなり過ぎると、感光ドラム20からト
ナー53への電荷の移動が多くなり、感光ドラム20の
静電潜像電位が低くなり過ぎる場合があった。
の帯電量が大きくなり過ぎると、感光ドラム20からト
ナー53への電荷の移動が多くなり、感光ドラム20の
静電潜像電位が低くなり過ぎる場合があった。
【0058】例えば、図5(A)に示すように、適正に
感光ドラム20の静電潜像電位が低下した場合には、白
ベタ部(未露光部)の電位と現像バイアスとの電位差Δ
Vが十分にあるため、正極性トナーが白ベタ部に転移し
て、かぶりを生じさせることがない。
感光ドラム20の静電潜像電位が低下した場合には、白
ベタ部(未露光部)の電位と現像バイアスとの電位差Δ
Vが十分にあるため、正極性トナーが白ベタ部に転移し
て、かぶりを生じさせることがない。
【0059】しかし、図5(B)に示すように、感光ド
ラム20の静電潜像電位が低下し、前記電位差ΔVが小
さくなると、正極性トナーが白ベタ部に転移して、かぶ
りを発生させるという問題が生じた。
ラム20の静電潜像電位が低下し、前記電位差ΔVが小
さくなると、正極性トナーが白ベタ部に転移して、かぶ
りを発生させるという問題が生じた。
【0060】そこで、本実施形態では、前記ニップ部に
おけるトナー53の摩擦帯電量を低減させるために、現
像ローラ56の感光ドラム20に対する押し付け圧を従
来よりも低下させることとした。
おけるトナー53の摩擦帯電量を低減させるために、現
像ローラ56の感光ドラム20に対する押し付け圧を従
来よりも低下させることとした。
【0061】本実施形態における前記押し付け圧は、図
1に示すように、現像ユニット50を付勢する弦巻バネ
100のバネ定数と現像ローラ56自体の弾性力等に依
存している。従って、バネ定数の異なる弦巻バネ100
を複数用意して、これらを交換し、その時のかぶりの発
生を比較することにより、最適な押し付け圧を決定する
ことができる。
1に示すように、現像ユニット50を付勢する弦巻バネ
100のバネ定数と現像ローラ56自体の弾性力等に依
存している。従って、バネ定数の異なる弦巻バネ100
を複数用意して、これらを交換し、その時のかぶりの発
生を比較することにより、最適な押し付け圧を決定する
ことができる。
【0062】実際に、複数の弦巻バネ100を用意して
実験を行ったところ、現像ローラ56の片側で約700
gf以下に設定すると、現像ローラ56自体の弾性力を
含めた感光ドラム20に対する押圧が適切となり、かぶ
りの発生を防止できることが判った。
実験を行ったところ、現像ローラ56の片側で約700
gf以下に設定すると、現像ローラ56自体の弾性力を
含めた感光ドラム20に対する押圧が適切となり、かぶ
りの発生を防止できることが判った。
【0063】この実験における測定方法は、現像ローラ
56の両端部に押し付け圧測定用の軸を設け、装置を停
止状態とし、これらの軸にバネ秤を取り付けて現像ロー
ラ56を感光ドラム20から引き離すように引っ張り、
現像ローラ56が感光ドラム20から離れた時のバネ秤
の値を押し付け圧として計測した。
56の両端部に押し付け圧測定用の軸を設け、装置を停
止状態とし、これらの軸にバネ秤を取り付けて現像ロー
ラ56を感光ドラム20から引き離すように引っ張り、
現像ローラ56が感光ドラム20から離れた時のバネ秤
の値を押し付け圧として計測した。
【0064】前記押し付け圧を約700gfより大きく
した場合と、約700g以下とした場合のかぶりの発生
の程度の比較を図6及び図7に示す。
した場合と、約700g以下とした場合のかぶりの発生
の程度の比較を図6及び図7に示す。
【0065】この実験では、黒ベタ印字を行って、透過
濃度を比較した。また、白ベタ印字を行って、現像後で
転写前の部分(図2にWで示す部分)の感光ドラム20
に載ったトナー53をメンディングテープで転写し、白
い紙に貼り、同時に同じメンディングテープをトナーを
付けずに同じ白い紙に貼り、両者の反射率を測定し、そ
の差を求めた。この差が感光ドラム20上のかぶりの測
定値である。
濃度を比較した。また、白ベタ印字を行って、現像後で
転写前の部分(図2にWで示す部分)の感光ドラム20
に載ったトナー53をメンディングテープで転写し、白
い紙に貼り、同時に同じメンディングテープをトナーを
付けずに同じ白い紙に貼り、両者の反射率を測定し、そ
の差を求めた。この差が感光ドラム20上のかぶりの測
定値である。
【0066】図6(A)は前記押し付け圧を約700g
f以下とした場合の透過濃度を測定したグラフであり、
図6(B)は前記押し付け圧を700gfより大きくし
た場合の透過濃度を測定したグラフである。これらのグ
ラフから前記押し付け圧を約700gf以下とした場合
の方が透過濃度が低下しているのが判る。
f以下とした場合の透過濃度を測定したグラフであり、
図6(B)は前記押し付け圧を700gfより大きくし
た場合の透過濃度を測定したグラフである。これらのグ
ラフから前記押し付け圧を約700gf以下とした場合
の方が透過濃度が低下しているのが判る。
【0067】また、図7(A)は前記押し付け圧を約7
00gf以下とした場合に上述した方法で測定したかぶ
りの測定値を表したグラフであり、図7(B)は前記押
し付け圧を700gfより大きくした場合のかぶりの測
定値を表したグラフである。これらのグラフから判るよ
うに、現像後の感光ドラム20上における白ベタ部の電
位V0の低下の度合いは、前記押し付け圧を700gf
より大きくした場合が700Vから450Vであるのに
対し、前記押し付け圧を約700gf以下とした場合に
は、700Vから600Vに、緩和されており、現像バ
イヤス300V近辺でのかぶりは最も低い値のままであ
る。
00gf以下とした場合に上述した方法で測定したかぶ
りの測定値を表したグラフであり、図7(B)は前記押
し付け圧を700gfより大きくした場合のかぶりの測
定値を表したグラフである。これらのグラフから判るよ
うに、現像後の感光ドラム20上における白ベタ部の電
位V0の低下の度合いは、前記押し付け圧を700gf
より大きくした場合が700Vから450Vであるのに
対し、前記押し付け圧を約700gf以下とした場合に
は、700Vから600Vに、緩和されており、現像バ
イヤス300V近辺でのかぶりは最も低い値のままであ
る。
【0068】以下に実施例を示す。本実施形態の装置に
おいて、現像ローラ56の感光ドラム20に対する押し
付け圧を片側で500gfとし、スルーレートを6pp
m、プロセススピード(感光ドラム20の周速)を35
mm/sec、現像ローラ56の周速を70mm/se
c、供給ローラ55の周速を17〜35mm/secと
し、現像バイアスを300V、感光ドラム20の帯電電
位を700Vとし、更にトナーとしてスチレンアクリル
トナーを用い、CCAとしての、ニグロシンを0.2w
t%(またはトリフェニルメタンを0.2wt%)と
し、現像ローラ56上のトナー層について、トナー単位
質量当たりの帯電量Q/M(μC/g)、単位面積当た
りのトナー質量M/A(mg/cm2)、感光ドラム2
0の白ベタ部の表面電位V0(V)を測定した。 (対策前) ニップ通過前 ニップ通過後 Q/M : 20(μC/g) 35〜40(μC/g) M/A : 0.5(mg/cm2) 0.5(mg/cm2) V0 : 700(V) 450(V) (対策後) ニップ通過前 ニップ通過後 Q/M : 20(μC/g) 25(μC/g) M/A : 0.5(mg/cm2) 0.5(mg/cm2) V0 : 700(V) 600(V) 以上のように、ニップ通過後のトナー53の帯電量の上
昇を図りつつ、感光ドラム20の表面電位の極端な低下
を抑えることが確認できた。
おいて、現像ローラ56の感光ドラム20に対する押し
付け圧を片側で500gfとし、スルーレートを6pp
m、プロセススピード(感光ドラム20の周速)を35
mm/sec、現像ローラ56の周速を70mm/se
c、供給ローラ55の周速を17〜35mm/secと
し、現像バイアスを300V、感光ドラム20の帯電電
位を700Vとし、更にトナーとしてスチレンアクリル
トナーを用い、CCAとしての、ニグロシンを0.2w
t%(またはトリフェニルメタンを0.2wt%)と
し、現像ローラ56上のトナー層について、トナー単位
質量当たりの帯電量Q/M(μC/g)、単位面積当た
りのトナー質量M/A(mg/cm2)、感光ドラム2
0の白ベタ部の表面電位V0(V)を測定した。 (対策前) ニップ通過前 ニップ通過後 Q/M : 20(μC/g) 35〜40(μC/g) M/A : 0.5(mg/cm2) 0.5(mg/cm2) V0 : 700(V) 450(V) (対策後) ニップ通過前 ニップ通過後 Q/M : 20(μC/g) 25(μC/g) M/A : 0.5(mg/cm2) 0.5(mg/cm2) V0 : 700(V) 600(V) 以上のように、ニップ通過後のトナー53の帯電量の上
昇を図りつつ、感光ドラム20の表面電位の極端な低下
を抑えることが確認できた。
【0069】また、このような帯電系列の現像剤を用い
ることにより、次のような効果も得られた。
ることにより、次のような効果も得られた。
【0070】本実施形態のように、感光ドラム20の回
転方向と現像ローラ56の回転方向を互いに逆方向に設
定すると、トナー53の循環が良好になり、長期に渡っ
て良好な現像を行うことができる。
転方向と現像ローラ56の回転方向を互いに逆方向に設
定すると、トナー53の循環が良好になり、長期に渡っ
て良好な現像を行うことができる。
【0071】しかし、このような回転方向にした場合に
は、現像効率が100%近い時に、現像ローラ56と感
光ドラム20のニップ部分にトナー53が少なくなり、
いわゆる黒ベタ印字を行うと、黒ベタ部分中に直後に波
模様の白抜け部分が発生するという問題があった。
は、現像効率が100%近い時に、現像ローラ56と感
光ドラム20のニップ部分にトナー53が少なくなり、
いわゆる黒ベタ印字を行うと、黒ベタ部分中に直後に波
模様の白抜け部分が発生するという問題があった。
【0072】そこで、様々な検討を行ったところ、本実
施形態のような帯電系列の現像剤を用いると、上述のよ
うな波模様の白抜けは、黒ベタ印字中でも発生しないこ
とが判明した。
施形態のような帯電系列の現像剤を用いると、上述のよ
うな波模様の白抜けは、黒ベタ印字中でも発生しないこ
とが判明した。
【0073】この原因は不明であるが、上述のような実
施例においても、黒ベタ印字の波模様の白抜けは確認さ
れなかった。
施例においても、黒ベタ印字の波模様の白抜けは確認さ
れなかった。
【0074】以上のように、本実施形態によれば、細線
や孤立した点を良好に再現することができるだけでな
く、黒ベタ印字の波模様の白抜けも防止することがで
き、更に白ベタ部におけるかぶりのない良好な画像を提
供することができる。
や孤立した点を良好に再現することができるだけでな
く、黒ベタ印字の波模様の白抜けも防止することがで
き、更に白ベタ部におけるかぶりのない良好な画像を提
供することができる。
【0075】次に、以上のように構成されたレーザビー
ムプリンタ1の動作について、図1及び図3乃至図5を
用いて説明する。尚、本実施の形態では、反転現像方式
の現像処理により画像形成を行うものとする。
ムプリンタ1の動作について、図1及び図3乃至図5を
用いて説明する。尚、本実施の形態では、反転現像方式
の現像処理により画像形成を行うものとする。
【0076】図1において、感光ドラム20は、駆動手
段により側面視で時計回りに回転駆動され、供給ローラ
55及び現像ローラ56は、時計回転回りに夫々回転駆
動される。この結果、トナー53の各粒子は、図3に示
すように、供給ローラ55と現像ローラ56との擦り付
けにより、また層厚規制ブレート57の現像ローラ56
への押圧摩擦により、プラス極性(帯電量Q1)に帯電
され、このプラス極性に帯電したトナー53が、ニップ
部で現像ローラ56及び感光ドラム20により擦られて
前記Q1よりも大きな帯電量Q2まで帯電されると共
に、レーザ光Lにより感光ドラム20上に形成された静
電潜像に付着して、反転現像方式で現像される。
段により側面視で時計回りに回転駆動され、供給ローラ
55及び現像ローラ56は、時計回転回りに夫々回転駆
動される。この結果、トナー53の各粒子は、図3に示
すように、供給ローラ55と現像ローラ56との擦り付
けにより、また層厚規制ブレート57の現像ローラ56
への押圧摩擦により、プラス極性(帯電量Q1)に帯電
され、このプラス極性に帯電したトナー53が、ニップ
部で現像ローラ56及び感光ドラム20により擦られて
前記Q1よりも大きな帯電量Q2まで帯電されると共
に、レーザ光Lにより感光ドラム20上に形成された静
電潜像に付着して、反転現像方式で現像される。
【0077】本実施の形態では、層厚規制ブレード57
により現像ローラ56には、0.5mg/cm2 以下の
トナー量のトナー層が形成される。従って、現像ローラ
56上のトナー53の層厚は、1層又は1層強となるの
で、大部分のトナーが現像ローラ56及び層厚規制ブレ
ード57にしっかりと擦られ、トナー53の飽和帯電量
よりも小さい所定の帯電量(Q1)に帯電されることに
なる。
により現像ローラ56には、0.5mg/cm2 以下の
トナー量のトナー層が形成される。従って、現像ローラ
56上のトナー53の層厚は、1層又は1層強となるの
で、大部分のトナーが現像ローラ56及び層厚規制ブレ
ード57にしっかりと擦られ、トナー53の飽和帯電量
よりも小さい所定の帯電量(Q1)に帯電されることに
なる。
【0078】画像形成処理が開始されると、先ず除電ラ
ンプ41で感光ドラム20上の残留電荷が一掃された
後、感光ドラム20の表面は、正帯電用の帯電器40に
より、例えば、図4(A)に示すように約+700Vに
均一に帯電される。そして、この状態で、レーザ発生器
31から発射されたレーザ光Lは、ポリゴンミラー32
で主走査されながらレンズ33及び34並びに反射ミラ
ー35及び36を経て感光ドラム20上に照射されて、
感光ドラム20上に静電潜像が形成される。このとき、
感光ドラム20上における静電潜像に相当する部位の電
圧はレーザ光Lの照射により、例えば図4(A)に示す
ように、約+100Vに下降する。現像ローラ56の表
面には、現像バイアス電圧として例えば、図8に示すよ
うに約+300Vが印加された状態で、プラス極性のト
ナー53が1層強の層厚さで付着しているので、トナー
53は、それ自身の電圧よりも高い帯電電圧(約+70
0V)に引き寄せられることはなく、それよりも低い静
電潜像電圧(約+100V)に引き寄せられて、現像ロ
ーラ56上のトナー53が感光ドラム20上に形成され
た静電潜像にだけ付着して現像される。
ンプ41で感光ドラム20上の残留電荷が一掃された
後、感光ドラム20の表面は、正帯電用の帯電器40に
より、例えば、図4(A)に示すように約+700Vに
均一に帯電される。そして、この状態で、レーザ発生器
31から発射されたレーザ光Lは、ポリゴンミラー32
で主走査されながらレンズ33及び34並びに反射ミラ
ー35及び36を経て感光ドラム20上に照射されて、
感光ドラム20上に静電潜像が形成される。このとき、
感光ドラム20上における静電潜像に相当する部位の電
圧はレーザ光Lの照射により、例えば図4(A)に示す
ように、約+100Vに下降する。現像ローラ56の表
面には、現像バイアス電圧として例えば、図8に示すよ
うに約+300Vが印加された状態で、プラス極性のト
ナー53が1層強の層厚さで付着しているので、トナー
53は、それ自身の電圧よりも高い帯電電圧(約+70
0V)に引き寄せられることはなく、それよりも低い静
電潜像電圧(約+100V)に引き寄せられて、現像ロ
ーラ56上のトナー53が感光ドラム20上に形成され
た静電潜像にだけ付着して現像される。
【0079】このような原理により、図4(B)に示し
たように、1ドット点の電位が十分に低下すれば、良好
な現像が行われることになる。
たように、1ドット点の電位が十分に低下すれば、良好
な現像が行われることになる。
【0080】また、図5(A)に示したように、上述し
たように現像ローラ56と感光ドラム20の押し付け圧
を片側で約700gf以下に設定することにより、トナ
ー53の摩擦帯電量を低下させると、感光ドラム20か
らトナー53への電荷の移動が抑えられ、現像バイアス
と白ベタ部の電位差が十分に確保されるので、かぶりが
発生しないことになる。
たように現像ローラ56と感光ドラム20の押し付け圧
を片側で約700gf以下に設定することにより、トナ
ー53の摩擦帯電量を低下させると、感光ドラム20か
らトナー53への電荷の移動が抑えられ、現像バイアス
と白ベタ部の電位差が十分に確保されるので、かぶりが
発生しないことになる。
【0081】トナー53で現像された静電潜像のトナー
画像は、転写ローラ60により用紙Pに転写された後、
定着ユニット70で定着処理されて排紙トレイ77に排
出される。
画像は、転写ローラ60により用紙Pに転写された後、
定着ユニット70で定着処理されて排紙トレイ77に排
出される。
【0082】この際、給紙カセット14から給紙された
用紙Pを搬送する搬送経路PPが略直線状に形成され、
用紙Pは、略直線状の搬送経路PPにより搬送されなが
ら画像形成されることから、用紙Pとして、ハガキや封
筒などの厚紙やOHPフィルム等を使用しても、その用
紙Pに綺麗に且つ確実に画像形成することができる。
用紙Pを搬送する搬送経路PPが略直線状に形成され、
用紙Pは、略直線状の搬送経路PPにより搬送されなが
ら画像形成されることから、用紙Pとして、ハガキや封
筒などの厚紙やOHPフィルム等を使用しても、その用
紙Pに綺麗に且つ確実に画像形成することができる。
【0083】一方、図1において、転写ローラ60を通
過する際に用紙Pに転写されず、感光ドラム20に残留
した残留トナー53は、既に述べた通りクリーニングロ
ーラ42のバイアス電圧を変化させることにより、クリ
ーニングローラ42に一旦吸収される。そして、感光ド
ラム20上で行われる次の露光、現像、転写等の妨げと
ならないタイミングで、クリーニングローラ42のバイ
アス電圧を変化させることにより、一旦吸収された残留
トナーは、クリーニングローラ42から感光ドラム20
に排出され、更に現像ローラ56により感光ドラム20
上の残留トナー53が回収される。
過する際に用紙Pに転写されず、感光ドラム20に残留
した残留トナー53は、既に述べた通りクリーニングロ
ーラ42のバイアス電圧を変化させることにより、クリ
ーニングローラ42に一旦吸収される。そして、感光ド
ラム20上で行われる次の露光、現像、転写等の妨げと
ならないタイミングで、クリーニングローラ42のバイ
アス電圧を変化させることにより、一旦吸収された残留
トナーは、クリーニングローラ42から感光ドラム20
に排出され、更に現像ローラ56により感光ドラム20
上の残留トナー53が回収される。
【0084】また、この回収動作と平行して、現像ロー
ラ56上にある現像前のトナー53はニップ部で擦れた
ときに帯電量Q2に帯電されると共に感光ドラム20の
露光部分に付着して、現像が適切に行われる。
ラ56上にある現像前のトナー53はニップ部で擦れた
ときに帯電量Q2に帯電されると共に感光ドラム20の
露光部分に付着して、現像が適切に行われる。
【0085】以上の結果、本実施の形態のレーザビーム
プリンタ1によれば、感光ドラム20の表面電位が低下
するので、細線や孤立した点の再現性を向上させること
ができ、かつ、白ベタ部におけるかぶりを防止すること
ができる。
プリンタ1によれば、感光ドラム20の表面電位が低下
するので、細線や孤立した点の再現性を向上させること
ができ、かつ、白ベタ部におけるかぶりを防止すること
ができる。
【0086】尚、以上の実施の形態によれば、モノクロ
画像の形成のみを説明したが、カラー画像形成の際にも
本発明は有効に機能する。また、現像ローラ56と感光
ドラム20とは同一方向に回転(接触面において反対方
向)に移動するように構成されていたが、これらのロー
ラは逆方向(接触面において同一方向に移動)するよう
に構成してもよい。また、感光体は感光ドラムから構成
されているが、ベルト状の感光体であっても、同様の効
果を期待できる。更にまた、本実施の形態では、レーザ
ビームプリンタについて説明したが、トナーを用いた電
子写真方式の画像形成装置であれば、複写機、ファクシ
ミリ装置等についても本実施の形態の場合と同様に本発
明は有効に機能する。
画像の形成のみを説明したが、カラー画像形成の際にも
本発明は有効に機能する。また、現像ローラ56と感光
ドラム20とは同一方向に回転(接触面において反対方
向)に移動するように構成されていたが、これらのロー
ラは逆方向(接触面において同一方向に移動)するよう
に構成してもよい。また、感光体は感光ドラムから構成
されているが、ベルト状の感光体であっても、同様の効
果を期待できる。更にまた、本実施の形態では、レーザ
ビームプリンタについて説明したが、トナーを用いた電
子写真方式の画像形成装置であれば、複写機、ファクシ
ミリ装置等についても本実施の形態の場合と同様に本発
明は有効に機能する。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
画像形成装置によれば、正帯電トナーと正帯電用の荷電
制御剤を備えた現像剤を用い、現像剤担持手段の感光体
に対する押圧力を、静止時における測定値で前記現像剤
担持手段の両端部にてそれぞれ約700gf以下に設定
したので、現像後の現像剤担持手段上の現像剤の帯電量
を、現像前の現像剤担持手段上の現像剤の帯電量よりも
大きくして、細線や孤立した点を良好に再現性しつつ、
前記現像後の現像剤担持手段上の現像剤の帯電量の上昇
を適度に抑え、前記感光体の未露光部の表面電位と現像
バイアスとの電位差を適切な値に保つことができる。そ
の結果、前記未露光部に対する正極性トナーによるかぶ
りを確実に防ぐことができる。
画像形成装置によれば、正帯電トナーと正帯電用の荷電
制御剤を備えた現像剤を用い、現像剤担持手段の感光体
に対する押圧力を、静止時における測定値で前記現像剤
担持手段の両端部にてそれぞれ約700gf以下に設定
したので、現像後の現像剤担持手段上の現像剤の帯電量
を、現像前の現像剤担持手段上の現像剤の帯電量よりも
大きくして、細線や孤立した点を良好に再現性しつつ、
前記現像後の現像剤担持手段上の現像剤の帯電量の上昇
を適度に抑え、前記感光体の未露光部の表面電位と現像
バイアスとの電位差を適切な値に保つことができる。そ
の結果、前記未露光部に対する正極性トナーによるかぶ
りを確実に防ぐことができる。
【0088】請求項2に記載の画像形成装置によれば、
前記現像剤担持手段を、回転軸上に、ウレタンまたはシ
リコンから成る弾性体層が形成された構成としたので、
前記現像剤担持手段の前記感光体に対する押圧力が、静
止時における測定値で前記現像剤担持手段の両端部にて
それぞれ約700gf以下に設定された時には、前記弾
性体層の弾性力により、現像剤を前記ニップ部にて適度
に加圧し、現像後の帯電量を適度に保つことができ、前
記未露光部に対する正極性トナーによるかぶりを確実に
防ぐことができる。
前記現像剤担持手段を、回転軸上に、ウレタンまたはシ
リコンから成る弾性体層が形成された構成としたので、
前記現像剤担持手段の前記感光体に対する押圧力が、静
止時における測定値で前記現像剤担持手段の両端部にて
それぞれ約700gf以下に設定された時には、前記弾
性体層の弾性力により、現像剤を前記ニップ部にて適度
に加圧し、現像後の帯電量を適度に保つことができ、前
記未露光部に対する正極性トナーによるかぶりを確実に
防ぐことができる。
【0089】請求項3に記載の画像形成装置によれば、
前記現像剤に、正帯電トナーとしてのスチレンアクリル
トナーと、正帯電用の荷電制御剤としてのニグロシンも
しくはトリフェニルメタンを備えたので、トナーの帯電
特性は、現像後の現像剤担持手段上の現像剤の帯電量
が、現像前の現像剤担持手段上の現像剤の帯電量よりも
大きくなり、細線や孤立した点を良好に再現することが
できる。しかも、前記現像剤担持手段の前記感光体に対
する押圧力は、静止時における測定値が前記現像剤担持
手段の両端部でそれぞれ約700gf以下に設定されて
いるので、前記現像後の現像剤担持手段上の現像剤の帯
電量の上昇を適度に抑え、前記感光体の未露光部の表面
電位と現像バイアスとの電位差を適切な値に保つことが
でき、前記未露光部に対する正極性トナーによるかぶり
を確実に防ぐことができる。
前記現像剤に、正帯電トナーとしてのスチレンアクリル
トナーと、正帯電用の荷電制御剤としてのニグロシンも
しくはトリフェニルメタンを備えたので、トナーの帯電
特性は、現像後の現像剤担持手段上の現像剤の帯電量
が、現像前の現像剤担持手段上の現像剤の帯電量よりも
大きくなり、細線や孤立した点を良好に再現することが
できる。しかも、前記現像剤担持手段の前記感光体に対
する押圧力は、静止時における測定値が前記現像剤担持
手段の両端部でそれぞれ約700gf以下に設定されて
いるので、前記現像後の現像剤担持手段上の現像剤の帯
電量の上昇を適度に抑え、前記感光体の未露光部の表面
電位と現像バイアスとの電位差を適切な値に保つことが
でき、前記未露光部に対する正極性トナーによるかぶり
を確実に防ぐことができる。
【0090】請求項4に記載の画像形成装置によれば、
前記現像剤におけるトナーと荷電制御剤との配合比率及
び前記現像剤担持手段の前記感光体に対する押圧力を、
前記現像剤担持手段による現像の際にニップ部において
相互に擦り合わされることによる該現像後の前記現像剤
担持手段上の現像剤の帯電量が、前記現像前の前記現像
剤担持手段上の現像剤の帯電量よりも大きくなるように
設定したので、細線や孤立した点を良好に再現すること
ができる。また、前記現像剤担持手段の前記感光体に対
する押圧力は、静止時における測定値が前記現像剤担持
手段の両端部でそれぞれ約700gf以下に設定されて
いるので、前記現像後の現像剤担持手段上の現像剤の帯
電量の上昇を適度に抑え、前記感光体の未露光部の表面
電位と現像バイアスとの電位差を適切な値に保つことが
でき、前記未露光部に対する正極性トナーによるかぶり
を確実に防ぐことができる。
前記現像剤におけるトナーと荷電制御剤との配合比率及
び前記現像剤担持手段の前記感光体に対する押圧力を、
前記現像剤担持手段による現像の際にニップ部において
相互に擦り合わされることによる該現像後の前記現像剤
担持手段上の現像剤の帯電量が、前記現像前の前記現像
剤担持手段上の現像剤の帯電量よりも大きくなるように
設定したので、細線や孤立した点を良好に再現すること
ができる。また、前記現像剤担持手段の前記感光体に対
する押圧力は、静止時における測定値が前記現像剤担持
手段の両端部でそれぞれ約700gf以下に設定されて
いるので、前記現像後の現像剤担持手段上の現像剤の帯
電量の上昇を適度に抑え、前記感光体の未露光部の表面
電位と現像バイアスとの電位差を適切な値に保つことが
でき、前記未露光部に対する正極性トナーによるかぶり
を確実に防ぐことができる。
【0091】請求項5に記載の画像形成装置によれば、
前記現像剤担持手段は、前記現像剤を、前記感光体との
ニップ部において、前記感光体の移動方向と反対の方向
に搬送するので、前記可視像の転写位置及び記録材の搬
送経路を画像形成装置の上方とした場合には、帯電特性
の劣化した現像剤等が前記現像剤担持手段の下方位置に
溜まることがなく、長期にわたって良好な現像を行うこ
とができる。
前記現像剤担持手段は、前記現像剤を、前記感光体との
ニップ部において、前記感光体の移動方向と反対の方向
に搬送するので、前記可視像の転写位置及び記録材の搬
送経路を画像形成装置の上方とした場合には、帯電特性
の劣化した現像剤等が前記現像剤担持手段の下方位置に
溜まることがなく、長期にわたって良好な現像を行うこ
とができる。
【図1】本発明の実施の形態であるレーザビームプリン
タの縦断側面図である。
タの縦断側面図である。
【図2】図1のレーザビームプリンタの現像ユニット及
び感光ドラム部分の拡大側面図である。
び感光ドラム部分の拡大側面図である。
【図3】図1のレーザビームプリンタにおける各位置に
おけるトナーの帯電量を示す現像ユニット及び感光ドラ
ム部分の図式的な拡大側面図である。
おけるトナーの帯電量を示す現像ユニット及び感光ドラ
ム部分の図式的な拡大側面図である。
【図4】感光ドラム上の多数ドット点及び1ドット点に
対する静電潜像電位の一例を示す図であり、(A)は従
来の現像前における前記静電潜像電位の一例を示す図、
(B)は本発明の一実施形態の現像後における前記静電
潜像電位の一例を示す図、(C)はニップ通過前後にお
いてトナーの帯電量が変わらない従来の現像後における
前記静電潜像電位の一例を示す図、(D)はニップ通過
後の帯電量がニップ通過前よりも低下する従来の現像後
における前記静電潜像電位の一例を示す図である。
対する静電潜像電位の一例を示す図であり、(A)は従
来の現像前における前記静電潜像電位の一例を示す図、
(B)は本発明の一実施形態の現像後における前記静電
潜像電位の一例を示す図、(C)はニップ通過前後にお
いてトナーの帯電量が変わらない従来の現像後における
前記静電潜像電位の一例を示す図、(D)はニップ通過
後の帯電量がニップ通過前よりも低下する従来の現像後
における前記静電潜像電位の一例を示す図である。
【図5】感光ドラムの表面電位と現像バイアス電位との
電位差の一例を示す図であり、(A)は表面電位が適正
な場合の一例を示す図、(B)は表面電位が低下し過ぎ
た場合の一例を示す図である。
電位差の一例を示す図であり、(A)は表面電位が適正
な場合の一例を示す図、(B)は表面電位が低下し過ぎ
た場合の一例を示す図である。
【図6】(A)は本発明に係る現像ローラと感光ドラム
の押し付け圧を片側で約700gf以下とした場合の透
過濃度を測定した図、(B)は前記押し付け圧よりも大
きな押し付け圧とした場合の透過濃度を測定した図であ
る。
の押し付け圧を片側で約700gf以下とした場合の透
過濃度を測定した図、(B)は前記押し付け圧よりも大
きな押し付け圧とした場合の透過濃度を測定した図であ
る。
【図7】(A)は本発明に係る現像ローラと感光ドラム
の押し付け圧を片側で約700gf以下とした場合の感
光ドラム上のかぶりを測定した図、(B)は前記押し付
け圧よりも大きな押し付け圧とした場合の感光ドラム上
のかぶりを測定した図である。
の押し付け圧を片側で約700gf以下とした場合の感
光ドラム上のかぶりを測定した図、(B)は前記押し付
け圧よりも大きな押し付け圧とした場合の感光ドラム上
のかぶりを測定した図である。
【図8】図1のレーザビームプリンタの現像ユニットの
拡大側面図である。
拡大側面図である。
1…レーザビームプリンタ 10…フィーダユニット 13…給紙ローラ 14…給紙カセット 20…感光ドラム 30…レーザスキャナユニット 42…クリーニングローラ 50…現像ユニット 53…トナー 55…供給ローラ 56…現像ローラ 57…層厚規制ブレード 60…転写ローラ 70…定着ユニット 77…排紙トレイ 100…弦巻バネ
Claims (5)
- 【請求項1】 表面部が正帯電性の有機感光体と、 該移動する感光体に静電潜像を形成する潜像形成手段
と、 正帯電トナーと、正帯電用の荷電制御剤とを備えた現像
剤と、 前記現像剤を担持搬送すると共に、前記感光体方向に押
圧され、前記感光体と接触して前記感光体との間にニッ
プ部を形成し、該ニップ部において前記形成された静電
潜像を前記現像剤により現像して可視像を形成する現像
剤担持手段と、 を備えており、 前記現像剤担持手段の前記感光体に対する押圧力は、静
止時における測定値が前記現像剤担持手段の両端部でそ
れぞれ約700gf以下に設定されている、 ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記現像剤担持手段は、回転軸上に、ウ
レタンまたはシリコンから成る弾性体層を有しているこ
とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記現像剤は、正帯電トナーとして、ス
チレンアクリルトナーを、正帯電用の荷電制御剤とし
て、少なくともニグロシンもしくはトリフェニルメタン
のいずれか一方を備えていることを特徴とする請求項1
または請求項2に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記現像剤におけるトナーと荷電制御剤
との配合比率及び前記現像剤担持手段の前記感光体に対
する押圧力は、前記現像剤担持手段による現像の際にニ
ップ部において相互に擦り合わされることによる該現像
後の前記現像剤担持手段上の現像剤の帯電量が、前記現
像前の前記現像剤担持手段上の現像剤の帯電量よりも大
きくなるように設定されていることを特徴とする請求項
1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記現像剤担持手段の前記現像剤の搬送
方向は、前記ニップ部において前記感光体の移動方向と
反対の方向であることを特徴とする請求項1乃至請求項
4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20631897A JPH1152705A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 画像形成装置 |
US09/126,589 US6128458A (en) | 1996-12-05 | 1998-07-31 | Image forming device with toner charge increasing structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20631897A JPH1152705A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1152705A true JPH1152705A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16521322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20631897A Pending JPH1152705A (ja) | 1996-12-05 | 1997-07-31 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1152705A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7280786B2 (en) | 2002-09-24 | 2007-10-09 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Electrostatic developing toner |
JP2011123367A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Oki Data Corp | 画像形成装置 |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP20631897A patent/JPH1152705A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7280786B2 (en) | 2002-09-24 | 2007-10-09 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Electrostatic developing toner |
JP2011123367A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Oki Data Corp | 画像形成装置 |
US8559853B2 (en) | 2009-12-11 | 2013-10-15 | Oki Data Corporation | Image forming apparatus with different pressing forces between image carriers and developer carriers |
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