JPH1151990A - 波形解析装置 - Google Patents
波形解析装置Info
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- JPH1151990A JPH1151990A JP21283297A JP21283297A JPH1151990A JP H1151990 A JPH1151990 A JP H1151990A JP 21283297 A JP21283297 A JP 21283297A JP 21283297 A JP21283297 A JP 21283297A JP H1151990 A JPH1151990 A JP H1151990A
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- 238000004458 analytical method Methods 0.000 claims description 7
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 8
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 5
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 2
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 2
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- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 1
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- Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 TDMAバースト信号の立上り時の検出と、
その時のスプリアスの観測を可能とする。 【解決手段】 入力信号を分配部25で2分配し、それ
ぞれ選出手段26,27でTDMAバースト信号のチャ
ネル信号の周波数帯成分、スプリアスの周波数帯成分を
選出し、前者はlogアンプ36で圧縮し、検波し、ト
リガ生成部39で所定レベル以上となった時点にトリガ
信号を発生させる。選択手段27よりの信号は線形増幅
後AD変換によりデジタル信号としてメモリ47に、ト
リガ信号を基準にしてその前後の部分を記憶し、その
後、メモリ47を読出して、演算53でFFTなどで周
波数対時間対電力の関係を求めて表示器18に表示す
る。
その時のスプリアスの観測を可能とする。 【解決手段】 入力信号を分配部25で2分配し、それ
ぞれ選出手段26,27でTDMAバースト信号のチャ
ネル信号の周波数帯成分、スプリアスの周波数帯成分を
選出し、前者はlogアンプ36で圧縮し、検波し、ト
リガ生成部39で所定レベル以上となった時点にトリガ
信号を発生させる。選択手段27よりの信号は線形増幅
後AD変換によりデジタル信号としてメモリ47に、ト
リガ信号を基準にしてその前後の部分を記憶し、その
後、メモリ47を読出して、演算53でFFTなどで周
波数対時間対電力の関係を求めて表示器18に表示す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は目的とする信号の
スペクトラム波形や時間軸上の波形を表示する波形解析
装置に関する。
スペクトラム波形や時間軸上の波形を表示する波形解析
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、ある信号の周波数スペク
トラムを解析する手段として図4に示すデジタルスペク
トラムアナライザがある。このスペクトラムアナライザ
は図4に示すように、入力端子11よりの高周波信号は
周波帯選択手段12で目的とする周波数帯域成分が選出
される。つまり入力端子11よりの信号は周波数混合器
13で局部発振器14よりの局部信号と周波数混合さ
れ、その周波数混合出力が帯域通過フィルタ15へ供給
され、これより所定の周波数帯域の信号が取出される。
局部信号の周波数を選定することにより、所望の周波数
帯の入力信号が帯域通過フィルタ15の出力として得ら
れる。
トラムを解析する手段として図4に示すデジタルスペク
トラムアナライザがある。このスペクトラムアナライザ
は図4に示すように、入力端子11よりの高周波信号は
周波帯選択手段12で目的とする周波数帯域成分が選出
される。つまり入力端子11よりの信号は周波数混合器
13で局部発振器14よりの局部信号と周波数混合さ
れ、その周波数混合出力が帯域通過フィルタ15へ供給
され、これより所定の周波数帯域の信号が取出される。
局部信号の周波数を選定することにより、所望の周波数
帯の入力信号が帯域通過フィルタ15の出力として得ら
れる。
【0003】このようにして選出された所望の周波数帯
域信号はAD変換器16によりデジタル信号に変換さ
れ、そのデジタル信号は高速フーリエ変換手段(FF
T)17により周波数領域信号に変換され、周波数対電
力の分析が行われ、この分析を繰返し、これを時間軸で
並べて表示器18に表示される。つまり表示器18の表
示面の横軸を時間軸とし、縦軸を周波数軸として表示
し、電力は例えば色表示していた。
域信号はAD変換器16によりデジタル信号に変換さ
れ、そのデジタル信号は高速フーリエ変換手段(FF
T)17により周波数領域信号に変換され、周波数対電
力の分析が行われ、この分析を繰返し、これを時間軸で
並べて表示器18に表示される。つまり表示器18の表
示面の横軸を時間軸とし、縦軸を周波数軸として表示
し、電力は例えば色表示していた。
【0004】予め知られている周波数帯でかつ突発的に
発生する信号を測定する場合は、例えばTDMA(時分
割多元接続)におけるバースト波を測定したい場合は、
測定中にある周波数成分の電力又は得られた全周波数成
分の全電力が所定値以上になると、その時の表示状態を
保持し、つまり測定を停止し、その時の周波数対時間分
布を観測する。
発生する信号を測定する場合は、例えばTDMA(時分
割多元接続)におけるバースト波を測定したい場合は、
測定中にある周波数成分の電力又は得られた全周波数成
分の全電力が所定値以上になると、その時の表示状態を
保持し、つまり測定を停止し、その時の周波数対時間分
布を観測する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記突発的な信号、つ
まりバースト波を送信する時は、その立上りは広い周波
数帯域の成分を含み、つまり予め決められた周波数帯域
外の周波数成分を発生するおそれがあり、あるいは3次
歪波など周波数帯域外の成分を発生することがある。こ
のようなスプリアスは重要な観測対象でなければならな
いが、これらの周波数帯域は、本来の例えばバースト波
信号の周波数帯域と可成り離れていることがある。一
方、通常のスペクトラムアナライザは、本来の例えばT
DMAのバースト波の周波数帯域を選出するように構成
され、その周波数帯域について十分な観測ができるよう
になされ、つまり、やたらに広帯域の観測を表示すよう
にすると分解能が悪くなり、十分な観測ができなくな
る。従って、本来の信号の周波数帯域から外れているス
プリアス波を観測することはできなかった。
まりバースト波を送信する時は、その立上りは広い周波
数帯域の成分を含み、つまり予め決められた周波数帯域
外の周波数成分を発生するおそれがあり、あるいは3次
歪波など周波数帯域外の成分を発生することがある。こ
のようなスプリアスは重要な観測対象でなければならな
いが、これらの周波数帯域は、本来の例えばバースト波
信号の周波数帯域と可成り離れていることがある。一
方、通常のスペクトラムアナライザは、本来の例えばT
DMAのバースト波の周波数帯域を選出するように構成
され、その周波数帯域について十分な観測ができるよう
になされ、つまり、やたらに広帯域の観測を表示すよう
にすると分解能が悪くなり、十分な観測ができなくな
る。従って、本来の信号の周波数帯域から外れているス
プリアス波を観測することはできなかった。
【0006】また従来においてはFFT演算の期間に短
区間に発生した信号や、その期間に立上った信号の立上
り部分を観測することはできなかった。またバースト波
のような場合は、そのレベルのダイナミックレンジが著
しく大きい場合があり、AD変換器16のダイナミック
レンジより、可成り越えることがありAD変換器16の
ダイナミックにより制限され、バースト波内立上りの検
出と、その正しい波形の観測とを同時に行うことができ
なかった。
区間に発生した信号や、その期間に立上った信号の立上
り部分を観測することはできなかった。またバースト波
のような場合は、そのレベルのダイナミックレンジが著
しく大きい場合があり、AD変換器16のダイナミック
レンジより、可成り越えることがありAD変換器16の
ダイナミックにより制限され、バースト波内立上りの検
出と、その正しい波形の観測とを同時に行うことができ
なかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明によれば入力信
号は分配手段により二つの系統に分配されて処理され
る。請求項1の発明では、分配された信号の一方の出力
信号は第1周波数帯選出手段で所望の周波数帯域成分が
選出され、その選出された信号は検波器で検波され、そ
の検波出力はトリガ発生手段によりトリガ信号が検出生
成される。前記配分された信号の他方は第2周波数帯選
出手段で所望の周波数帯域成分が選出され、その選出さ
れた信号はAD変換器によりデジタル信号に変換され、
このデジタル信号はトリガ信号を基準にメモリに記憶さ
れる。そのメモリに記憶された信号が演算手段により解
析され、その解析結果が表示器に表示される。
号は分配手段により二つの系統に分配されて処理され
る。請求項1の発明では、分配された信号の一方の出力
信号は第1周波数帯選出手段で所望の周波数帯域成分が
選出され、その選出された信号は検波器で検波され、そ
の検波出力はトリガ発生手段によりトリガ信号が検出生
成される。前記配分された信号の他方は第2周波数帯選
出手段で所望の周波数帯域成分が選出され、その選出さ
れた信号はAD変換器によりデジタル信号に変換され、
このデジタル信号はトリガ信号を基準にメモリに記憶さ
れる。そのメモリに記憶された信号が演算手段により解
析され、その解析結果が表示器に表示される。
【0008】ダイナミックレンジの著しく大きく変化す
る個所でトリガ信号を生成するために、第1周波数帯選
出手段より選出された信号はレベル圧縮手段によりダイ
ナミックレンジが圧縮されて検波器へ供給される。請求
項4の発明では、前記分配された信号の一方は検波器で
検波される。前記分配された信号の他方は復調手段で復
調されその復調データ中の特定データが時間基準検出手
段で検出され、その特定データの検出時点を時間基準と
しての表示と、検波出力の時間経過表示とが表示器に表
示される。
る個所でトリガ信号を生成するために、第1周波数帯選
出手段より選出された信号はレベル圧縮手段によりダイ
ナミックレンジが圧縮されて検波器へ供給される。請求
項4の発明では、前記分配された信号の一方は検波器で
検波される。前記分配された信号の他方は復調手段で復
調されその復調データ中の特定データが時間基準検出手
段で検出され、その特定データの検出時点を時間基準と
しての表示と、検波出力の時間経過表示とが表示器に表
示される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1にこの発明の実施例を示す。
入力端子11からの入力信号は必要に応じて周波数変換
手段21により処理し易い周波帯域に変換される。つま
り入力信号は周波数混合器22で局部発振器23の局部
信号と周波数混合され、その周波数混合出力から、所望
の広い帯域成分が通過帯域が広い帯域通過フィルタ24
に通される。この周波数変換された入力信号は分配部2
5で二つの系統に分配される。これら分配された二つの
入力信号は周波数帯選出手段26,27へ入力され、そ
れぞれ所望の周波数帯域成分が選出される。周波数帯選
出手段26,27はそれぞれ周波数変換手段21と同様
に、周波数混合器28,29と、局部発振器31,32
と、帯域通過フィルタ33,34とにより構成される。
周波数帯選出手段26は、例えば入力信号(バースト
波)中の注目する周波数帯、例えば無線信号のあるチャ
ネル信号の立上りなど入力信号の特定のレベル変化部分
を検出してトリガ信号を生成するためのものであり、局
部発振器31の発振周波数、帯域通過フィルタ33の通
過帯域とが、所望の周波数帯成分、例えば前記所望のチ
ャネル信号成分を選出するように設定する。例えば図2
Aに示すように入力信号中の周波数f1 〜f2 の成分を
選出するようにされる。
入力端子11からの入力信号は必要に応じて周波数変換
手段21により処理し易い周波帯域に変換される。つま
り入力信号は周波数混合器22で局部発振器23の局部
信号と周波数混合され、その周波数混合出力から、所望
の広い帯域成分が通過帯域が広い帯域通過フィルタ24
に通される。この周波数変換された入力信号は分配部2
5で二つの系統に分配される。これら分配された二つの
入力信号は周波数帯選出手段26,27へ入力され、そ
れぞれ所望の周波数帯域成分が選出される。周波数帯選
出手段26,27はそれぞれ周波数変換手段21と同様
に、周波数混合器28,29と、局部発振器31,32
と、帯域通過フィルタ33,34とにより構成される。
周波数帯選出手段26は、例えば入力信号(バースト
波)中の注目する周波数帯、例えば無線信号のあるチャ
ネル信号の立上りなど入力信号の特定のレベル変化部分
を検出してトリガ信号を生成するためのものであり、局
部発振器31の発振周波数、帯域通過フィルタ33の通
過帯域とが、所望の周波数帯成分、例えば前記所望のチ
ャネル信号成分を選出するように設定する。例えば図2
Aに示すように入力信号中の周波数f1 〜f2 の成分を
選出するようにされる。
【0010】一方周波数選出手段27は入力信号中の観
測したい周波数帯域成分、例えば前記例ではある無線周
波チャネル信号のバーストの立上りにおけるスプリアス
の発生状態を選出するためのものであり、入力信号中の
そのスプリアス成分を選出するように局部発振器32の
発振周波数、帯域通過フィルタ34の通過帯域を設定す
る。例えば図2Aに示すように、入力信号中の周波数f
3 〜f4 の成分を選出するようにされる。
測したい周波数帯域成分、例えば前記例ではある無線周
波チャネル信号のバーストの立上りにおけるスプリアス
の発生状態を選出するためのものであり、入力信号中の
そのスプリアス成分を選出するように局部発振器32の
発振周波数、帯域通過フィルタ34の通過帯域を設定す
る。例えば図2Aに示すように、入力信号中の周波数f
3 〜f4 の成分を選出するようにされる。
【0011】周波数帯選出手段26の選出信号はこの例
ではレベル圧縮手段36により、その入力信号のダイナ
ミックレンジが圧縮される、レベル圧縮手段26として
例えば対数増幅器(ログアンプ)が用いられる。このレ
ベル圧縮器36の出力は検波器37で検波され、その検
波出力は低域通過フィルタ38に通されてトリガ信号生
成手段39へ入力される。トリガ信号生成手段39はそ
の入力信号のレベルの所定変化を検出してそのことを示
すトリガ信号を生成するものであり、例えばレベルが所
定値以上になった時点、又は所定の時間内にレベルが所
定値以上大きくなった時点を検出して、トリガ信号を生
成する。
ではレベル圧縮手段36により、その入力信号のダイナ
ミックレンジが圧縮される、レベル圧縮手段26として
例えば対数増幅器(ログアンプ)が用いられる。このレ
ベル圧縮器36の出力は検波器37で検波され、その検
波出力は低域通過フィルタ38に通されてトリガ信号生
成手段39へ入力される。トリガ信号生成手段39はそ
の入力信号のレベルの所定変化を検出してそのことを示
すトリガ信号を生成するものであり、例えばレベルが所
定値以上になった時点、又は所定の時間内にレベルが所
定値以上大きくなった時点を検出して、トリガ信号を生
成する。
【0012】なお、必要に応じて低域通過フィルタ38
の出力はAD変換器41でデジタル信号に変換され、C
PUよりなる制御部42に入力されて演算処理され、表
示器18に表示される。あるいはAD変換器41よりデ
ジタル信号は点線で示すようにメモリ43に一旦記憶さ
れた後、制御部42の指示により表示器18に表示さ
れ、つまり、周波数帯選出手段26の選出信号のレベル
の時間変化を表示させることができる。
の出力はAD変換器41でデジタル信号に変換され、C
PUよりなる制御部42に入力されて演算処理され、表
示器18に表示される。あるいはAD変換器41よりデ
ジタル信号は点線で示すようにメモリ43に一旦記憶さ
れた後、制御部42の指示により表示器18に表示さ
れ、つまり、周波数帯選出手段26の選出信号のレベル
の時間変化を表示させることができる。
【0013】周波数帯選出手段27により選出された入
力信号は必要に応じてレベル調整手段45により所望の
レベルとされ、つまり例えば線形増幅器又は線形減衰器
を通されてAD変換器46に入力され、デジタル信号に
変換される。このデジタル信号はメモリ47に、トリガ
信号を基準として記憶される。トリガ信号が発生する
と、AD変換器46からのデジタル信号をメモリ47に
書込み始め、これより所定量を書込むようにしてもよい
が、トリガ信号の前後の状態を知るようにデジタル信号
をメモリ47に書込むことが望まれることがある。
力信号は必要に応じてレベル調整手段45により所望の
レベルとされ、つまり例えば線形増幅器又は線形減衰器
を通されてAD変換器46に入力され、デジタル信号に
変換される。このデジタル信号はメモリ47に、トリガ
信号を基準として記憶される。トリガ信号が発生する
と、AD変換器46からのデジタル信号をメモリ47に
書込み始め、これより所定量を書込むようにしてもよい
が、トリガ信号の前後の状態を知るようにデジタル信号
をメモリ47に書込むことが望まれることがある。
【0014】そのためには例えばメモリ47としてアド
レス発生部(アドレスカウンタ)47aが0番地から最
終番地のアドレスを順次発生し、記憶部47bの当該番
地に対し書込み(又は読出し)を行い、最終番地に対す
る書込み(読出し)を終了すると、再び0番地から書込
み(読出し)を行うように構成され、AD変換器46か
らのデジタル信号を、測定の開始からメモリ47への書
込みを行い、制御部42によりアドレス発生部47aを
動作させ、トリガ生成手段39からトリガ信号が発生す
ると、残留カウンタ49が計数動作を開始し、所定数計
数すると残留カウンタ49の出力でアドレス発生部47
aの動作を停止するようにする。クロック発生器51か
らのクロック信号によりAD変換器46でのサンプリン
グ、アドレス発生部47a及び残留カウンタ49の各ク
ロック計数を行わせ、これらを同期して動作させる。ト
リガ信号、あるいは残留カウンタ49の出力を制御部4
2へ入力して、制御部42によりアドレス発生部47a
の停止制御も行うようにすることもできる。
レス発生部(アドレスカウンタ)47aが0番地から最
終番地のアドレスを順次発生し、記憶部47bの当該番
地に対し書込み(又は読出し)を行い、最終番地に対す
る書込み(読出し)を終了すると、再び0番地から書込
み(読出し)を行うように構成され、AD変換器46か
らのデジタル信号を、測定の開始からメモリ47への書
込みを行い、制御部42によりアドレス発生部47aを
動作させ、トリガ生成手段39からトリガ信号が発生す
ると、残留カウンタ49が計数動作を開始し、所定数計
数すると残留カウンタ49の出力でアドレス発生部47
aの動作を停止するようにする。クロック発生器51か
らのクロック信号によりAD変換器46でのサンプリン
グ、アドレス発生部47a及び残留カウンタ49の各ク
ロック計数を行わせ、これらを同期して動作させる。ト
リガ信号、あるいは残留カウンタ49の出力を制御部4
2へ入力して、制御部42によりアドレス発生部47a
の停止制御も行うようにすることもできる。
【0015】例えば図2に示すように、入力信号中の周
波数f1 〜f2 の成分が選出手段26により選出され、
一方選出手段27から入力信号中の周波数f3 〜f4 の
成分が選出され、この選出成分は、デジタル信号に変換
されてメモリ47に連続的に書込まれている。図2Bに
示すように入力端子11の入力信号に突発性信号が発生
すると、検波器37の出力に図2Cに示すようにパルス
が発生し、これにもとづき、トリガ生成手段37から図
2Dに示すようにトリガ信号が生成され、このトリガ発
生で残留カウンタ49が計数を開始し、予め設定した待
ち時間の後に、残留カウンタ49からメモリ書込み中止
指令が図2Eに示すように発生してメモリ47への書込
みが停止される。よって図2Fに示すようにトリガ信号
の発生を基準として、その前後における選出手段27よ
り選出信号がメモリ47に書込まれることになる。なお
突発性信号発生(図2B)からメモリ書込み停止までに
測定機器自体の遅れが含まれるが、この遅れは予め知る
ことができるから、その分を考慮して、メモリ47に対
する停止指令を発生するようにする。
波数f1 〜f2 の成分が選出手段26により選出され、
一方選出手段27から入力信号中の周波数f3 〜f4 の
成分が選出され、この選出成分は、デジタル信号に変換
されてメモリ47に連続的に書込まれている。図2Bに
示すように入力端子11の入力信号に突発性信号が発生
すると、検波器37の出力に図2Cに示すようにパルス
が発生し、これにもとづき、トリガ生成手段37から図
2Dに示すようにトリガ信号が生成され、このトリガ発
生で残留カウンタ49が計数を開始し、予め設定した待
ち時間の後に、残留カウンタ49からメモリ書込み中止
指令が図2Eに示すように発生してメモリ47への書込
みが停止される。よって図2Fに示すようにトリガ信号
の発生を基準として、その前後における選出手段27よ
り選出信号がメモリ47に書込まれることになる。なお
突発性信号発生(図2B)からメモリ書込み停止までに
測定機器自体の遅れが含まれるが、この遅れは予め知る
ことができるから、その分を考慮して、メモリ47に対
する停止指令を発生するようにする。
【0016】このようにして得られたメモリ47に記憶
されている信号を読出し、演算部53で例えばFFT演
算処理し、その結果である周波数対時間対電力の関係を
表示器18に例えば図2Gに示すように表示する。この
表示にトリガ信号発生時点にマーク54を表示すること
により、突発性信号の前後における例えばスプリアスの
状態を観察することができる。電力は例えばその大きさ
に応じた色により表示させることができる。なお、当然
のことであるが、帯域通過フィルタ34の通過帯域は、
イメージ周波数を除去すると共に、AD変換器46のサ
ンプリング周波数との関係でFFTの際にエイリアスが
生じないようにする。
されている信号を読出し、演算部53で例えばFFT演
算処理し、その結果である周波数対時間対電力の関係を
表示器18に例えば図2Gに示すように表示する。この
表示にトリガ信号発生時点にマーク54を表示すること
により、突発性信号の前後における例えばスプリアスの
状態を観察することができる。電力は例えばその大きさ
に応じた色により表示させることができる。なお、当然
のことであるが、帯域通過フィルタ34の通過帯域は、
イメージ周波数を除去すると共に、AD変換器46のサ
ンプリング周波数との関係でFFTの際にエイリアスが
生じないようにする。
【0017】なお、トリガ信号は、AD変換器41の最
上位ビットが立てば発生させるようにすることもでき
る。また演算部53を省略して、メモリ47の記憶内容
を読出し、制御部42で演算部53で行う演算を行って
もよい。図1に点線で示したようにメモリ43を設ける
場合はメモリ43に対してもメモリ47と同様な書込み
制御を行い、そのメモリ43の記憶信号を表示器18に
時間経過として表示することにより、突発性信号自体の
波形を観測することもできる。この波形観測と演算部5
3の演算結果の表示は、表示器18の表示面を2分して
同時に表示してもよい。
上位ビットが立てば発生させるようにすることもでき
る。また演算部53を省略して、メモリ47の記憶内容
を読出し、制御部42で演算部53で行う演算を行って
もよい。図1に点線で示したようにメモリ43を設ける
場合はメモリ43に対してもメモリ47と同様な書込み
制御を行い、そのメモリ43の記憶信号を表示器18に
時間経過として表示することにより、突発性信号自体の
波形を観測することもできる。この波形観測と演算部5
3の演算結果の表示は、表示器18の表示面を2分して
同時に表示してもよい。
【0018】図3Aに請求項4の発明の実施例を示し、
図1と対応する部分に同一符号を付けてある。この実施
例では周波数帯選出手段26で選出された信号が分配部
25で2系統に分配され、その一方は図1に示したと同
様にレベル圧縮手段36、検波器37、AD変換器41
を通じてメモリ43に記憶される。また低域通過フィル
タ38の出力はトリガ生成手段39へも分岐供給され
る。
図1と対応する部分に同一符号を付けてある。この実施
例では周波数帯選出手段26で選出された信号が分配部
25で2系統に分配され、その一方は図1に示したと同
様にレベル圧縮手段36、検波器37、AD変換器41
を通じてメモリ43に記憶される。また低域通過フィル
タ38の出力はトリガ生成手段39へも分岐供給され
る。
【0019】分配部25の他方の分配出力信号は必要に
応じて、レベル調整手段45を通じて復調手段61へ供
給され、その復調データ中から特定データが時間基準検
出手段62で検出される。例えば、前記バースト波のT
DMA信号の場合、図3Bに示すようなバースト波の立
上りからプリアンブル部が始まり、図に示していないが
その後データ部が続くが、プリアンブル部中にはその立
上りから所定の位置(ビット位置)に同期ワードが設け
られているが、この同期ワードが時間基準検出手段62
で検出される。
応じて、レベル調整手段45を通じて復調手段61へ供
給され、その復調データ中から特定データが時間基準検
出手段62で検出される。例えば、前記バースト波のT
DMA信号の場合、図3Bに示すようなバースト波の立
上りからプリアンブル部が始まり、図に示していないが
その後データ部が続くが、プリアンブル部中にはその立
上りから所定の位置(ビット位置)に同期ワードが設け
られているが、この同期ワードが時間基準検出手段62
で検出される。
【0020】表示器18には例えば図3Cに示すよう
に、バースト波の立上り63が表示されるが、その際
に、バースト信号の上限と下限規格値が制御部42によ
り、表示器18の表示面に図3Cに示すようにテンプレ
ート表示64として表示し、受信した入力信号の立上り
が規格を満しているか否かを観測可能とする。この場
合、バースト波の立上り表示63に対する同期ワードの
位置が例えば図3Dに示す状態であれば、その同期ワー
ドの始めを示すマーカ65を立上り表示63に対し表示
し、これを時間基準として立上り表示63を観察する。
に、バースト波の立上り63が表示されるが、その際
に、バースト信号の上限と下限規格値が制御部42によ
り、表示器18の表示面に図3Cに示すようにテンプレ
ート表示64として表示し、受信した入力信号の立上り
が規格を満しているか否かを観測可能とする。この場
合、バースト波の立上り表示63に対する同期ワードの
位置が例えば図3Dに示す状態であれば、その同期ワー
ドの始めを示すマーカ65を立上り表示63に対し表示
し、これを時間基準として立上り表示63を観察する。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば入
力信号を2系統に分けて処理しているため、ある信号
(例えばバースト波)にもとづくこれと周波数帯を異に
する信号、例えばスプリアスを、前者を検出してトリガ
信号を発生させると共に観測することができる。このよ
うに2系統で処理しているためそれぞれの目的に応じた
構成とすることができ、つまりトリガ信号検出生成側で
は入力信号のダイナミックレンジが著しく大きい場合が
あるが、ダイナミックレンジを圧縮することにより、ト
リガ信号を確実に検出生成することができる。一方、観
測したい信号については、その各周波数成分の大きさの
関係を正しく知ることが望まれ、AD変換器46のダイ
ナミックレンジを満足する範囲で、レベル調整手段45
で線形増幅や減衰を行うことができる。
力信号を2系統に分けて処理しているため、ある信号
(例えばバースト波)にもとづくこれと周波数帯を異に
する信号、例えばスプリアスを、前者を検出してトリガ
信号を発生させると共に観測することができる。このよ
うに2系統で処理しているためそれぞれの目的に応じた
構成とすることができ、つまりトリガ信号検出生成側で
は入力信号のダイナミックレンジが著しく大きい場合が
あるが、ダイナミックレンジを圧縮することにより、ト
リガ信号を確実に検出生成することができる。一方、観
測したい信号については、その各周波数成分の大きさの
関係を正しく知ることが望まれ、AD変換器46のダイ
ナミックレンジを満足する範囲で、レベル調整手段45
で線形増幅や減衰を行うことができる。
【0022】また請求項4の発明によれば、二つの系統
を設けることにより、入力信号波形表示に対し、時間基
準を表示することができる。
を設けることにより、入力信号波形表示に対し、時間基
準を表示することができる。
【図1】請求項1の発明の実施例を示す機能構成図。
【図2】Aはトリガ信号検出周波数帯と観測周波数帯と
の関係を示す図、B〜Eは突発性信号の発生からメモリ
書込み停止指令の発生までの各部の信号の関係例を示す
タイムチャート、Fはメモリ書込みとトリガ信号との関
係を示す図、Gは表示例を示す図である。
の関係を示す図、B〜Eは突発性信号の発生からメモリ
書込み停止指令の発生までの各部の信号の関係例を示す
タイムチャート、Fはメモリ書込みとトリガ信号との関
係を示す図、Gは表示例を示す図である。
【図3】Aは請求項4の発明の実施例を示す機能構成
図、Bはバースト波と同期ワードの関係を示す図、Cは
表示例を示す図、DはCの表示例と同期ワードとの関係
を示す図である。
図、Bはバースト波と同期ワードの関係を示す図、Cは
表示例を示す図、DはCの表示例と同期ワードとの関係
を示す図である。
【図4】従来の波形解析装置を示すブロック図。
Claims (4)
- 【請求項1】 入力信号を二つの系統に分配する分配手
段と、 上記分配手段よりの一方の分配出力信号から所望の周波
数帯域成分を選出する第1周波数帯選択手段と、 その第1周波数帯選択手段で選出された信号を検波する
検波器と、 その検波器の検波出力からトリガ信号を検出発生するト
リガ発生手段と、 上記分配手段よりの他方の分配出力信号から所望の周波
数帯域成分を選出する第2周波数帯選択手段と、 その第2周波数帯選択手段で選出された信号をデジタル
信号に変換するAD変換器と、 上記トリガ信号を基準として上記デジタル信号が記憶さ
れるメモリと、 上記メモリに記憶された信号を解析する演算手段と、 上記解析結果を表示する表示器と、 を具備する波形解析装置。 - 【請求項2】 上記検波器の検波出力をデジタル信号に
変換するAD変換手段と、そのAD変換手段よりのデジ
タル信号を上記トリガ信号を基準に記憶する第2メモリ
と、その第2メモリの記憶内容を読出して、時間経過を
波形表示する表示手段とを具備する請求項1記載の波形
解析装置。 - 【請求項3】 上記第1周波数帯選択手段で選出された
信号を、そのダイナミックレンジを圧縮して上記検波器
へ供給するレベル圧縮手段とを具備する請求項1又は2
記載の波形解析装置。 - 【請求項4】 入力信号を二つの系統に分配する分配手
段と、 上記分配手段の一方の出力を検波する検波器と、 上記分配手段の他方の出力を復調する復調手段と、 上記復調手段より復調出力中の特定データを検出する時
間基準検出手段と、 上記検波器の出力の時間経過表示と、上記特定データの
検出時点を時間基準としての表示とを行う表示器と、 を具備する波形解析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21283297A JPH1151990A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | 波形解析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21283297A JPH1151990A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | 波形解析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1151990A true JPH1151990A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16629103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21283297A Withdrawn JPH1151990A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | 波形解析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1151990A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012042468A (ja) * | 2010-08-13 | 2012-03-01 | Tektronix Inc | 試験測定装置及びイベント検索方法 |
EP2782271A4 (en) * | 2011-11-17 | 2015-10-14 | Datang Mobile Comm Equip Co | vector signal |
JP2023108072A (ja) * | 2022-01-17 | 2023-08-04 | アンリツ株式会社 | 信号解析装置および信号解析方法 |
-
1997
- 1997-08-07 JP JP21283297A patent/JPH1151990A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012042468A (ja) * | 2010-08-13 | 2012-03-01 | Tektronix Inc | 試験測定装置及びイベント検索方法 |
EP2782271A4 (en) * | 2011-11-17 | 2015-10-14 | Datang Mobile Comm Equip Co | vector signal |
JP2023108072A (ja) * | 2022-01-17 | 2023-08-04 | アンリツ株式会社 | 信号解析装置および信号解析方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041102 |