JPH11513050A - 改良された布地/色の安全性を与えるラジカル掃去剤を有する洗濯前処理過酸素漂白剤 - Google Patents
改良された布地/色の安全性を与えるラジカル掃去剤を有する洗濯前処理過酸素漂白剤Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、汚れた布地を洗濯する前に、汚れた布地を前処理して、前記布地の引張強さの喪失を減少させるための、および/または前記布地の色の損傷を減少させるための、過酸素漂白剤と、ラジカル掃去剤、またはそれらの混合物とを含んでなる液状組成物の使用に関する。本発明は、さらに、過酸素漂白剤と、ラジカル掃去剤系とを含んでなる、汚れた布地を前処理するために適当な液状組成物を包含する。
Description
【発明の詳細な説明】
改良された布地/色の安全性を与えるラジカル掃去剤
を有する洗濯前処理過酸素漂白剤
技術分野
本発明は、汚れた布地の前処理および前処理剤として使用するために適当な組
成物に関する。
背景
過酸素漂白剤を含有する組成物は、洗濯の用途において、洗濯洗剤、洗濯添加
剤または洗濯前処理剤として網羅的に記載されてきている。
事実、洗濯の前処理の用途においてこのような過酸素漂白剤を含有する組成物
を使用して、そうでなければ除去が特に困難である外皮を形成した汚染/汚れ、
例えば、油脂、コーヒー、茶、草、泥/粘土を含有する汚れおよびその他の除去
を増強することは知られている。しかしながら、このような過酸素漂白剤を含有
する組成物に関連する欠点は、前記組成物を前処理の用途において使用し、すな
わち、布地上に直接的に(ニート形態で)適用し、前記布地の洗濯前に延長した
時間の間前記布地上に作用させたままにしておくとき、前記組成物は布地を損傷
して、引張強さを低下させ、および/または色に損傷を与えることを我々は見出
した。
したがって、本発明の目的は、前記布地を過酸素漂白剤を含有する組成物で処
理するとき、特に前記布地の洗濯前に前記組成物を純粋な形態(ニート)で前記
布地と延長した時間の間接触させたままにしておく用途において、改良された布
地の安全性および/または色の安全性を布地に提供することである。
事実、過酸化水素のような過酸素漂白剤を含んでなる組成物で布地を前処理す
るとき、前記布地の表面上の銅および/または鉄および/またはマンガンおよび
/またはクロムのような金属のイオンの存在および/または前記過酸素漂白剤を
含有する組成物と接触させた後における日光からの紫外線への前記布地の暴露は
、布地を損傷し、布地の繊維の引張強さを減少させ、および/または色を損傷す
ることが見出された。事実、前記布地の表面上、特にセルロース繊維上の銅およ
び/または鉄および/またはマンガンおよび/またはクロムのような金属のイオ
ンの存在および/または日光からの紫外線への前記布地の暴露は、過酸化水素の
ような過酸素漂白剤のラジカル分解を触媒すると推測される。したがって、ラジ
カル反応は布地の表面上で起こり、フリーラジカルを発生させ、これにより引張
強さが減少すると考えられる。さらに、フリーラジカルのこの発生は布地の中に
存在するある種の染料を積極的に分解し、これにより染料分子を化学的に損傷し
、これは変色および/または色相の変化として現われると推測される。着色され
た布地の中に普通に存在する染料は、金属を含有する染料、例えば、銅ホルマザ
ン染料または金属アゾ染料を包含する。
したがって、フリーラジカルを発生させるこの表面の反応を前処理の環境にお
いて抑制し、これにより布地および色に対する安全性を改良することが重要であ
ることを我々は見出した。
今回、ラジカル掃去剤、またはそれらの混合物を含んでなる過酸素漂白剤含有
組成物を配合することによって、これを達成することができることが見出された
。さらに詳しくは、過酸素漂白剤含有組成物において、ラジカル掃去剤、例えば
、置換モノおよびジヒドロキシベンゼンおよびそれらの誘導体、アルキル−およ
びアリールカルボン酸塩またはそれらの混合物を使用すると、このような組成物
で前処理された布地に対する色の損傷および/または布地の損傷がかなり減少す
ることが見出された。さらに、予期せざることには、過酸素漂白剤含有組成物に
ラジカル掃去剤の特定の混合物、すなわち、下記において定義するラジカル掃去
剤
系、を添加した場合、汚れた布地を前記組成物で前処理するときに布地の安全性
および色の安全性における相乗的効果が生ずることを見出した。
本発明の利点は、また、広い範囲の汚染および汚れ、例えば、漂白可能な汚染
および/または油脂の汚染に対してきわめてすぐれた洗濯性能が、提供されるこ
とである。
本発明の他の利点は、本発明に従い使用されるに適切な組成物が、また、洗濯
の前処理剤の適用と別の他の用途、例えば、他の洗濯用途において、洗濯洗剤ま
たは洗濯添加剤として、またはさらに硬質表面のクリーニング用途において、き
わめてすぐれた性能を提供することである。
EP−B−209,228号明細書には、過酸化水素のような過酸化物源、金
属キレート化剤、例えば、アミンポリスルホン酸塩のキレート化剤、およびフリ
ーラジカル掃去剤を合計の組成物の0.005〜0.04重量%のレベルにおい
て含んでなる組成物が開示されている。前記ラジカル掃去剤は、ブチルヒドロキ
シトルエン(BHT)およびモノt−ブチルハイドロキノンを包含する。例示さ
れている組成物はBHT単独またはMTBHQを含んでなる。また、ラジカル掃
去剤またはそれらの混合物を含んでなる過酸素漂白剤含有組成物が、前記布地を
前記組成物で前処理するとき、前記布地の引張強さの喪失および/または色の損
傷を減少させることは、何処にも記載されていない。
同時継続欧州特許出願第94870047.1号は、過硫酸塩と、0.01〜
10重量%のラジカル掃去剤、またはそれらの混合物とを含有する、高度に酸性
の水性組成物に関する。前記ラジカル掃去剤は、ブチルヒドロキシトルエン(B
HT)、モノ−t−ブチルハイドロキノン、安息香酸、トルイル酸、t−ブチル
カテコール、ベンジルアミンおよびその他を包含する。前記特許出願において例
示されている組成物は、BHT単独のみを含んでなる。また、ラジカル掃去剤ま
たはそれらの混合物を含んでなる過酸素漂白剤含有組成物が、前記布地を前記組
成物で前処理するとき、前記布地の引張強さの喪失および/または色の損傷を減
少させることは、何処にも記載されていない。
同時継続欧州特許出願第94870098.4号は、過硫酸塩および水溶性カ
チオン界面活性剤を、親水性非イオン界面活性剤と組み合わせて含んでなる漂白
組成物に関する。前記組成物は、さらに、0.01〜2重量%のラジカル掃去剤
またはそれらの混合物を安定性の目的で含む。前記ラジカル掃去剤は、ブチルヒ
ドロキシトルエン(BHT)、モノ−t−ブチルハイドロキノン、安息香酸、ト
ルイル酸、t−ブチルカテコール、ベンジルアミンおよびその他を包含する。例
示されている組成物は、いずれも、ラジカル掃去剤またはそれらの混合物を含ま
ない。また、ラジカル掃去剤またはそれらの混合物を含んでなる過酸素漂白剤含
有組成物が、前記布地を前記組成物で前処理するとき、前記布地の引張強さの喪
失および/または色の損傷を減少させることは、何処にも記載されていない。
同時継続欧州特許出願第95870018.9号明細書には、化合物のキレー
ト化銅および/またはおよび/または鉄および/またはマンガンを含んでなる過
酸化水素含有組成物が開示されており、前記組成物は布地を損傷しないで布地を
前処理するために特に適する。前記組成物は、さらに、0.001〜0.09重
量%のラジカル掃去剤、またはそれらの混合物を含む。前記ラジカル掃去剤は、
ブチルヒドロキシトルエン、ハイドロキノン、ジt−ブチルハイドロキノンおよ
びその他を包含する。例示されている組成物は、ただ1つのラジカル掃去剤、す
なわち、BHTを合計の組成物の0.03重量%のレベルにおいて含む。また、
ラジカル掃去剤またはそれらの混合物を含んでなる過酸素漂白剤含有組成物が、
前記布地を前記組成物で前処理するとき、前記布地の引張強さの喪失および/ま
たは色の損傷を減少させることは、何処にも記載されていない。
発明の要約
その最も広い態様において、本発明は、汚れた布地を洗濯する前に、汚れた布
地を前処理して、前記布地の引張強さの喪失を減少させるための、過酸素漂白剤
と、ラジカル掃去剤とを含んでなる液状組成物の使用、ならびに汚れた布地を洗
濯する前に、汚れた着色布地を前処理して、前記着色布地の色の損傷を減少させ
るための前記液状組成物の使用を包含する。
本発明は、さらに、過酸素漂白剤と、ラジカル掃去剤系として、全組成物の少
なくとも0.04重量%の芳香族環に直接結合したただ1つの−OH基を有する
芳香族ラジカル掃去剤および全組成物の少なくとも0.01重量%のそれぞれオ
ルトまたはパラ位に位置する少なくとも2つの−OH基を有する芳香族ラジカル
掃去剤とを含んでなる液状組成物を包含する。
発明の詳細な説明
その最も広い態様において、本発明は、汚れた布地を洗濯する前に、汚れた布
地を前処理して、前記布地の引張強さの喪失を低減するための、過酸素漂白剤と
、ラジカル掃去剤、またはそれらの混合物とを含んでなる液状組成物の使用を包
含する。
本発明は、過酸素漂白剤と、ラジカル掃去剤、またはそれらの混合物とを含ん
でなる液状組成物をを使用して汚れた布地を前処理するとき、同一組成物である
が、ラジカル掃去剤、またはそれらの混合物を含まない組成物を前記布地の前処
理に使用したときに比較して、引張強さを喪失させる布地の損傷が減少するとい
う発見に基づく。
「汚れた布地を前処理する」とは、液状組成物をその純粋な形態(ニート)で
汚れた布地上に適用し、そして前記布地を洗濯する前に前記布地上に作用したま
まに放置することであることを理解すべきである。
換言すると、ラジカル掃去剤、またはそれらの混合物を含んでなる過酸素漂白
剤含有組成物の使用は、前記布地の洗濯前に延長した時間、例えば、約24時間
の間、前記組成物が前処理すべき布地上に放置された場合でさえ、および/また
は前記布地が高いレベルの銅および/または鉄および/またはマンガンおよび/
またはクロム、例えば、約50ppmの銅/gの布地、により汚染されている場
合でさえ、および/または前記布地が日光下に延長した時間、例えば、約12時
間の間放置されていた場合でさえ、布地表面上の銅および/または鉄および/ま
たはマンガンおよび/またはクロムの存在により、および/または前記組成物と
接触した後日光からの紫外線への前記布地の暴露により、引き起こされる引張強
さの喪失をかなり減少させる。
布地の引張強さの喪失は、下記の実施例において理解することができるように
、引張強さ法を使用することによって測定することができる。この方法は、所定
の布地が破断するまで、それを伸長することによって、前記布地の引張強さを測
定することにある。布地を破断するために必要な力(Kgで表す)は「極限引張
強さ」であり、そして「応力−歪インストロン機」で測定可能である。「引張強
さの喪失」とは、参照として採用した布地、すなわち、前処理されていない布地
、の引張強さ、および本発明に従い前処理された後の同一布地の引張強さを比較
するときにおける差であると理解すべきである。ゼロの引張強さの喪失は、布地
の損傷が観察されないことを意味する。
その最も広い態様において、本発明は、さらに、汚れた布地を洗濯する前に、
汚れた着色布地を前処理して、前記着色布地の色の損傷を減少するための、過酸
素漂白剤と、ラジカル掃去剤、またはそれらの混合物とを含んでなる液状組成物
の使用を包含する。
事実、さらに、ラジカル掃去剤、またはそれらの混合物を含まない同一組成物
を使用するとき観察される色の変化および/または変色に比較して、ラジカル掃
去剤、またはそれらの混合物を含んでなる過酸素漂白剤含有組成物でこのような
汚れた着色布地を前処理するとき観察される、漂白剤感受性染料または金属化染
料として、着色布地上に存在するある種類の染料の色の損傷、すなわち、色の変
化および/または変色が減少するという発見に、本発明は基づく。この色の変化
および/または変色の減少は、前記布地の洗濯前に延長した時間、例えば、約2
4時間の間、前記組成物が前処理すべき布地上に放置された場合でさえ、観察さ
れる。換言すると、前処理剤として使用するために適当な過酸素漂白剤含有組成
物にラジカル掃去剤、またはそれらの混合物を添加すると、着色布地の表面上に
存在する染料、例えば、漂白剤感受性染料または金属化染料(銅ホルマザン染料
または金属アゾ染料を包含する)の分解(酸化)を防止することができる。
また、過酸素漂白剤と、ラジカル掃去剤、またはそれらの混合物とを含んでな
る、本発明による液状組成物を使用して、前記組成物により与えられる漂白性能
または汚染除去性能を弱化しないで、引張強さの喪失の減少および/または色の
損傷の減少は得られる。
必須要素として、本発明に従い使用するために適当な組成物は過酸素漂白剤を
含んでなる。好ましい過酸素漂白剤は、過酸化水素、またはその水溶性源、また
はそれらの混合物である。過酸化水素は本発明による組成物において使用するた
めに最も好ましい。本明細書において使用するとき、過酸化水素源は、水と接触
させたとき、過酸化水素を生成する任意の化合物を意味する。
本発明において使用するために適当な過酸化水素の水溶性源は、過炭酸塩、過
ケイ酸塩、過硫酸塩、例えば、モノ過硫酸塩、過ホウ酸塩および過酸、例えば、
ジペルオキシドデカンジオン酸(DPDA)、マグネシウム過フタル酸およびそ
れらの混合物を包含する。
典型的には、本発明における組成物は、全組成物の0.5〜20重量%、好ま
しくは2〜15重量%、最も好ましくは3〜10重量%の過酸素漂白剤を含む。
事実、過酸素漂白剤、好ましくは過酸化水素の存在は、洗濯用途において顕著で
ある、強いクリーニング作用を提供する。
第2の必須成分として、本発明に従い使用するために適当な組成物はラジカル
掃去剤、またはそれらの混合物を含んでなる。典型的には、本発明における組成
物は、合計の組成物の少なくとも0.04重量%、好ましくは0.04〜4.0
重量%、より好ましくは0.05〜1.0重量%、最も好ましくは0.05〜0
.5重量%のラジカル掃去剤、またはそれらの混合物を含む。また、液状組成物
を前処理剤として使用するとき、布地の安全性を改良しおよび/または色の安全
性を改良するための液状組成物における過酸素漂白剤/ラジカル掃去剤またはそ
れらの混合物の適当な重量比は、500より低く、好ましくは300より低く、
より好ましくは200より低い。
本発明において使用するために適当なラジカル掃去剤は、よく知られている置
換モノまたはジヒドロキシベンゼンまたはそれらの誘導体、アルキル−およびア
リールカルボン酸塩またはそれらの混合物を包含する。本発明において使用する
ために好ましいラジカル掃去剤は、ジ−t−ブチルヒドロキシトルエン、ハイド
ロキノン、ジ−t−ブチルハイドロキノン、モノ−t−ブチルハイドロキノン、
t−ブチルヒドロキシアニソール、安息香酸、トルイル酸、カテコール、t−ブ
チルカテコール、2−メトキシ−フェノール、2−エトキシ−フェノール、4−
アリル−カテコール、2−メトキシ−4−(2−プロペニル)フェノール、ベン
ジルアミン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチ
ルフェニル)ブタン、ならびにn−プロピル−ガレートを包含する。ジ−t−ブ
チルヒドロキシトルエンは本発明において使用するために高度に好ましく、これ
は、例えば、シェル(SHELL)から商品名IONOL CPRで商業的に入
手可能である例である。これらのラジカル掃去剤は、さらに、本発明における過
酸素漂白剤含有組成物の安定性に寄与する。
他の態様において、本発明は、さらに、過酸素漂白剤と、ラジカル掃去剤系、
すなわち、全組成物の少なくとも0.04重量%の芳香族環に直接結合したただ
1つの−OH基を有する芳香族ラジカル掃去剤および合計の組成物の少なくとも
0.01重量%のそれぞれオルトまたはパラ位に位置する少なくとも2つの−O
H基を有する芳香族ラジカル掃去剤とを含んでなる液状組成物を包含する。
好ましくは、本発明の前記液状組成物は、前記ラジカル掃去剤系として、全組
成物の0.04〜4重量%、より好ましくは0.05〜2重量%、最も好ましく
は0.05〜1.5重量%の芳香族環に直接結合したただ1つの−OH基を有す
る前記芳香族ラジカル掃去剤、および合計の組成物の0.01〜2重量%、好ま
しくは0.02〜0.5重量%、より好ましくは0.03〜0.3重量%のオル
トまたはパラ位に位置する少なくとも2つの−OH基を有する前記芳香族ラジカ
ル掃去剤とを含んでなる。
「芳香族ラジカル掃去剤」とは、本発明において、4〜14個、好ましくは4
〜10個、より好ましくは4〜6個の炭素原子、および必要に応じて1または2
個以上のエーテル原子、好ましくは窒素、酸素、硫黄またはそれらの混合物から
成る群より選択されるエーテル原子を有し、そして合計4n+2(ここでnは1
〜3、好ましくは1〜2の整数である)個の電子を含む二重結合の組を有する、
不飽和モノ−またはポリ−芳香族環系を意味する。
本発明において適当な芳香族環に直接結合したただ1つの−OH基を有する芳
香族ラジカル掃去剤は、ただ1つの置換基、すなわち、−OH基を有する上記に
おいて定義した芳香族環系、ならびにいくつかの置換基を有し、それらのただ1
つが−OH基であり、他の置換基が下記の基の1つである、上記において定義し
た芳香族環系を包含する:−(CH2)n−CH3のような線状アルキル鎖、−C
HRR’のような第二級アルキル鎖、−CRR’R”のような第三級アルキル鎖
、−O−Rのようなアルキルオキシ基(ここでR=−(CH2)n−CH3、R’
=−(CH2)m−CH3かつR”=−(CH2)p−CH3であり、そし
てn、mおよびpは0〜4の整数である)、第一級(−NH2)、第二級(−N
RH)、および第三級(−NR2)アミン基、アルデヒド基(−CHO)、カル
ボン酸基(−COOH)、スルホン酸基(−SO3H)および置換または非置換
のフェニル基。したがって、本発明において使用するために適当な芳香族環に直
接結合したただ1つの−OH基を有する芳香族ラジカル掃去剤は、ジ−t−ブチ
ルヒドロキシトルエン(BHT)、t−ブチル−ヒドロキシアニソール、p−ヒ
ドロキシトルエン、p−ヒドロキシ−アニソール、t−ブチル−ヒドロキシアニ
リンおよびp−ヒドロキシアニリンである。ジ−t−ブチルヒドロキシトルエン
(BHT)は本発明において高度に好ましくそして、例えば、シェル(SHEL
L)から商品名IONOL CPRで商業的に入手可能である例である。
本発明において適当なそれぞれオルトまたはパラ位に位置する少なくとも2つ
の−OH基を有する前記芳香族ラジカル掃去剤は、ただ2つの置換基、すなわち
、2つの−OH基、を有する上記において定義した芳香族環系、ならび3以上の
置換基を有し、それらの2つが−OH基であり、他の置換基が下記の基の任意の
ものある、上記において定義した芳香族環系を包含する:−OH、−(CH2)n
−CH3のような線状アルキル鎖、−CHRR’のような第二級アルキル鎖、−
CRR’R”のような第三級アルキル鎖、−O−Rのようなアルキルオキシ基(
ここでR=−(CH2)n−CH3、R’=−(CH2)m−CH3かつR”=−(C
H2)p−CH3であり、そしてn、mおよびpは0〜4の整数である)、第一級
(−NH2)、第二級(−NRH)、および第三級(−NR2)アミン基、アルデ
ヒド基(−CHO)、カルボン酸基(−COOH)、スルホン酸基(−SO3H
)および置換または非置換のフェニル基。
本発明において使用するために適当なそれぞれオルトまたはパラ位に位置する
少なくとも2つの−OH基を有する芳香族ラジカル掃去剤は、ハイドロキノン(
HQ)およびその誘導体、カテコールおよびその誘導体またはそれらの混合物
を包含する。ハイドロキノンの適当な誘導体は、ジ−t−ブチルハイドロキノン
(DTBHQ)、モノ−t−ブチルハイドロキノン(MTBHQ)、2,5−ジ
ヒドロキシ安息香酸、2,5−ジヒドロキシテレフタル酸および硫酸化ジ−アル
キルハイドロキノンを包含する。カテコールの適当な検出は、t−ブチルカテコ
ール、4−アリルカテコール、4−アセチルカテコール、3,4−ジヒドロキシ
ベンズアルデヒドおよび2,3−ジヒドロキシベンズアルデヒドを包含する。
それぞれオルトまたはパラ位に位置する少なくとも2つの−OH基を有する、
高度に好ましい芳香族ラジカル掃去剤は、モノ−t−ブチルハイドロキノン(M
TBHQ)、ハイドロキノン(HQ)およびカテコールまたはそれらの混合物で
ある。モノ−t−ブチルハイドロキノン(MTBHQ)は、例えば、イーストマ
ン・ケミカル(EASTMAN CHEMICAL)から名称MTBHQRで商
業的に入手可能であり、そしてハイドロキノン(HQ)は、例えば、イーストマ
ン・ケミカルから名称HQRで商業的に入手可能である。
合計の組成物の少なくとも0.04重量%の芳香族環に直接結合したただ1つ
の−OH基を有する芳香族ラジカル掃去剤と、少なくとも0.01重量%のそれ
ぞれオルトまたはパラ位に位置する少なくとも2つの−OH基を有する芳香族ラ
ジカル掃去剤とを含んでなる、本発明のラジカル掃去剤系に関連する布地の安全
性および色の安全性における相乗効果は、予想外のことに、前記ラジカル掃去剤
の一方のみを使用する前処理に比較して、前記ラジカル掃去剤系を含有する過酸
素漂白剤含有組成物で汚れた布地を前処理するときに発現することが見出された
。この相乗効果は、下記において、実験データにより例示される。
本発明による組成物は水性液状クリーニング組成物である。前記水性組成物は
、1〜9、好ましくは2〜6、より好ましくは3〜5のpHを有する。組成物の
pHは有機酸または無機酸、またはアルカリ化剤により調節することができる。
本発明における組成物は、高度に好ましい任意の成分として、キレート化剤を
含むことができる。適当なキレート化剤は、当業者に知られている任意のもの、
例えば、リン酸塩のキレート化剤、アミノカルボン酸塩のキレート化剤または他
のカルボン酸塩のキレート化剤、または多官能的に置換された芳香族キレート化
剤、またはそれらの混合物から成る群より選択されるものであることができる。
このようなリン酸塩のキレート化剤は、
エチドロン酸(1−ヒドロキシエチリデン−ビスホスホン酸またはHEDP)な
らびにアミノリン酸塩化合物を包含し、前記アミノリン酸塩化合物は、アミノア
ルキレンポリ(アルキレンリン酸塩)、アルカリ金属エタン1−ヒドロキシジホ
スフェート、ニトリロトリメチレンリン酸塩、エチレンジアミンテトラメチレン
リン酸塩、およびジエチレントリアミンペンタメチレンリン酸塩を包含する。リ
ン酸塩化合物は、それらの酸の形態で、またはそれらの酸官能性の一部分または
すべての異なるカチオンのとしてとして存在することができる。本発明において
使用するために適当なリン酸塩のキレート化剤は、ジエチレントリアミンペンタ
メチレンリン酸塩である。このようなキレート化剤は、モンサント(Monsa
nto)から商品名DWQUESTRで商業的に入手可能である。
多官能的に置換された芳香族キレート化剤は、また、本発明における組成物に
おいて有用である。参照、米国特許第3,812,044号明細書(Conno
r et al.、1974年5月21日発行)。酸の形態のこの型の好ましい
化合物は、ジヒドロキシジスルホベンゼン、例えば、1,2−ジヒドロキシ−3
,5−ジスルホベンゼンである。
本発明において使用するために好ましい生物分解性キレート化剤は、エチレン
ジアミンN,N’−ジコハク酸、またはそのアルカリ金属、またはアルカリ土類
金属、アンモニウムまたは置換アンモニウムの塩またはそれらの混合物である。
エチレンジアミンN,N’−ジコハク酸、特に(S,S)異性体は、米国特許第
4,704,233号明細書(HartmanおよびPerkins、1987
年11月3日発行)に網羅的に記載されている。エチレンジアミンN,N’−ジ
コハク酸は、例えば、パルマー・リサーチ・ラボラトリーズ(Palmer R
esearch Laboratories)から商品名EDDSRで商業的に
入手可能である。
本発明において有用な適当なアミノカルボン酸塩のキレート化剤は、エチレン
ジアミン四酢酸、ジエチレンジアミン五酢酸、ジエチレンジアミンペント酢酸(
DTPA)、N−ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸、ニトリロトリ酢酸、エチ
レンジアミン四プロピオン酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、プロピレンジ
アミン四酢酸(PDTA)およびメチルグリシン二酢酸(MGDA)(双方は酸
の形態またはアルカリ金属、アンモニウム、および置換アンモニウムの塩形態で
ある)を包含する。ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)、プロピレン
ジアミン四酢酸(PDTA)(これは、例えば、BASFから商品名Trilo
n FSRで商業的に入手可能である)およびメチルグリシン二酢酸(MGDA
)は、本発明において使用するために特に適当である。
さらに、本発明において使用すべきカルボン酸塩のキレート化剤は、マロン酸
、サリチル酸、グリシン、アスパラギン酸、グルタミン酸、またはそれらの混合
物を包含する。
本発明において述べたキレート化剤は、引張強さの喪失の減少にさらに寄与す
るので、本発明において使用するために特に特に適当である。したがって、本発
明において使用するために高度に好ましいキレート化剤は、プロピレンジアミン
四酢酸(PDTA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、ジエチレントリアミ
ンペンタ酢酸(DTPA)、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸塩
、エチレンジアミンN,N’−ジコハク酸(S,S−EDDS)、サリチル酸、
マロン酸、エチドロン酸(1−ヒドロキシエチリデン−ビスホスホン酸またはH
EDP)、またはそれらの混合物を包含する。
典型的には、本発明による組成物は、全組成物の5重量%まで、好ましくは0
.01〜1.5重量%、より好ましくは0.01〜0.5重量%のキレート化剤
を含む。
本発明の組成物は、さらに、非イオン、アニオン、カチオン、双性イオンの界
面活性剤および両性界面活性剤を包含する、当業者に知られている任意の界面活
性剤を含むことができる。
したがって、本発明の組成物は、さらに、非イオン界面活性剤、またはそれら
の混合物を含む。典型的には、本発明による組成物は、全組成物の0.1〜50
重量%、好ましくは0.3〜30重量%、より好ましくは0.4〜25重量%の
前記非イオン界面活性剤、またはそれらの混合物を含む。
本発明において使用するために適当な非イオン界面活性剤は、種々の脂肪族ア
ルコール鎖長および種々のエトキシル化度を有する、商業的に入手可能な、脂肪
族アルコールエトキシレートおよび/またはポリプロポキシレートである。事実
、このようなアルコキシル化非イオン界面活性剤のHLB値は、本質的に、脂肪
族アルコールの鎖長、アルコキシル化の特質およびアルコキシル化の程度に依存
する。非イオン界面活性剤を包含する多数の界面活性剤、ならびにそれらのそれ
ぞれのHLB値を記載する界面活性剤のカタログは入手可能である。
本発明において使用するために適当な非イオン界面活性剤を製造する方法は、
対応するアルコールとアルキレンオキシドとの所望の比率における縮合反応を包
含する。このような方法はこの分野において知られており、そしてこの分野にお
いて網羅的に記載されてきている。別方法として、本発明において使用するため
に適当な多数のアルコキシル化アルコールは、種々の供給業者から商業的に入手
可能である。
16より低い、好ましくは15より低い、より好ましくは12より低い、最も
好ましくは10より低いHLB(疎水性−親油性バランス)値を有する、疎水性
非イオン界面活性剤は、特に本発明において使用するために適当に示す。それら
の疎水性非イオン界面活性剤は、すぐれた油脂除去特性を提供することが見出さ
れた。
本発明による組成物において使用するために好ましい疎水性非イオン界面活性
剤は、16より低いHLB値を有し、そして下記式に従う界面活性剤である:R
O−(C2H4O)n(C3H6O)mH、式中RはC6−C22アルキル鎖またはC6−
C28アルキルベンゼン鎖であり、そしてn+mは0〜20であり、nは0〜15
であり、mは0〜20であり、好ましくはn+mは1〜15であり、nおよびm
は0.5〜15であり、より好ましくはn+mは1〜10であり、nおよびmは
0〜10である。本発明において使用するために好ましいRはC8−C22アルキ
ル鎖である。したがって、本発明において使用するために適当な界面活性剤は、
DobanolR91−2.5(HLB=8.1;RはC9およびC11アルキル鎖
の混合物であり、nは2.5であり、そしてmは0である)、またはLuten
solRTO3(HLB=8;RはC13アルキル鎖であり、nは3であり、そし
てmは0である)、またはLutensolRAO3(HLB=8;RはC13お
よびC15アルキル鎖の混合物であり、nは3であり、そしてmは0である)、ま
たはTergitolR25L3(HLB=7.7;RはC12−C15アルキル鎖
長の範囲であり、nは3であり、そしてmは0である)、またはDobanolR
23−3(HLB=8.1;RはC12およびC13アルキル鎖の混合物であり、
nは3であり、そしてmは0である)、またはDobanolR23−2(HL
B=6.2;RはC12およびC13アルキル鎖の混合物であり、nは2であり、そ
してmは0である)、またはDobanolR45−7(HLB=11.6;R
はC14およびC15アルキル鎖の混合物であり、nは7であり、そしてmは0であ
る)、またはDobanolR23−6.5(HLB=11.9;RはC12およ
びC13アルキル鎖の混合物であり、nは6.5であり、
そしてmは0である)、またはDobanolR25−7(HLB=12;Rは
C12およびC15アルキル鎖の混合物であり、nは7であり、そしてmは0である
)、またはDobanolR91−5(HLB=11.6;RはC9およびC11ア
ルキル鎖の混合物であり、nは5であり、そしてmは0である)、またはDob
anolR91−6(HLB=12.5;RはC9およびC11アルキル鎖の混合物
であり、nは6であり、そしてmは0である)、またはDobanolR91−
8(HLB=13.7;RはC9およびC11アルキル鎖の混合物であり、nは8
であり、そしてmは0である)、DobanolR91−10(HLB=14.
2;RはC9およびC11アルキル鎖の混合物であり、nは10であり、そしてm
は0である)、またはそれらの混合物である。本発明において、DobanolR
91−2.5、またはLutensolRTO3、またはLutensolRA
O3、またはTergitolR25L3、またはDobanolR23−3、ま
たはDobanolR23−2、またはそれらの混合物は好ましい。これらのD
obanolR界面活性剤はシェル(SHELL)から入手可能である。これら
のLutensolRはBASFから入手可能であり、そしてこれらのTerg
itolR界面活性剤はユニオン・カーバイド(UNION CARBIDE)
から入手可能である。
本発明において好ましい本発明による組成物は、さらに、アニオン界面活性剤
、またはそれらの混合物を含む。前記アニオン界面活性剤は親水性化合物であり
、疎水性界面活性剤と一緒に、例えば、疎水性界面活性剤の陰性の作用に対して
反作用するように作用する。前記アニオン界面活性剤は湿潤剤として作用する、
すなわち、洗濯用途において、それらは布地上の、特に疎水性布地上の汚染を湿
潤し、こうして過酸化水素の漂白作用を助け、これにより漂白可能な汚染に対す
る洗濯性能の改良に寄与する。さらに、本発明のアニオン界面活性剤は、前記組
成物が疎水性成分、例えば、疎水性界面活性剤を含むときでさえ、透明な組成物
を
形成させる。典型的には、本発明による組成物は合計の組成物の0.1〜20重
量%、好ましくは0.2〜15重量%、最も好ましくは0.5〜13重量%の前
記アニオン界面活性剤、またはそれらの混合物を含む。
スルホン酸塩および硫酸塩の界面活性剤は、本発明において使用するために特
に適当である。このようなアニオン界面活性剤はこの分野においてよく知られて
おり、そして商業的洗剤において広い用途を見出す。これらのアニオン界面活性
剤は、C8−C22アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)、C8−C22アルキル
硫酸塩(AS)、不飽和硫酸塩、例えば、オレイル硫酸、C10−C18アルキルア
ルコキシ硫酸塩(AES)およびC10−C18アルキルアルコキシカルボン酸塩を
包含する。アニオン合成スルホン酸塩および/または硫酸塩のための中和性カチ
オンは、洗剤技術において広く使用されている慣用のカチオン、例えば、ナトリ
ウム、カリウム、またはアルカノールアンモニウムにより代表される。本発明に
おいて、アルキル鎖中に6〜18個、好ましくは8〜15個の炭素原子を有する
アルキル硫酸塩、特にココナツアルキル硫酸塩、またはそれらの混合物は好まし
い。
本発明に従い使用するために適当な組成物は、さらに、高度に好ましい任意の
成分として、泡抑制剤、例えば、2−アルキルアルカノール、またはそれらの混
合物を含むことができる。アルキル鎖中に6〜16個、好ましくは8〜12個の
炭素原子を有し、そして末端のヒドロキシ基を有する2−アルキルアルカノール
は本発明において使用するために特に適当であり、前記アルキル鎖はα位におい
て、1〜10個、好ましくは2〜8個、より好ましくは3〜6個の炭素原子を有
するアルキル鎖により置換されている。このような適当化合物は、例えば、Is
ofolRシリーズ、例えば、IsofolR12(2−ブチルオクタノール)ま
たはIsofolR16(2−ヘキシルデカノール)として商業的に入手可能で
ある。典型的には、本発明において使用するために適当な組成物は全組成
物の0.05〜2重量%、好ましくは0.1〜1.5重量%、最も好ましくは0
.1〜0.8重量%の2−アルキルアルカノール、またはそれらの混合物を含む
。
本発明における組成物は、さらに、種々の他の任意の成分、例えば、ビルダー
、安定剤、漂白活性化剤、汚れ懸濁剤、染料転移剤、溶剤、増白剤、香料、およ
び染料を含むことができる。
本明細書において記載する組成物の好ましい用途は洗濯の前処理であるが、本
発明による組成物は、また、洗濯洗剤として、または洗濯洗剤増強剤として、な
らびに浴室または台所における家庭用クリーナーとして使用することができる。
硬質表面のクリーナーとして使用するとき、このような組成物はすすぎが容易で
あり、そして清浄された表面に輝いた特性を提供する。
過酸素漂白剤と、ラジカル掃去剤、またはそれらの混合物とを含んでなる洗濯
組成物を使用して汚れた布地を前処理する適当な方法は、例えば、前記組成物を
純粋な形態で布地上に適用し、そして前記布地を洗濯する前に、好ましくは前記
組成物を前記布地上に乾燥させた状態で残さないで、前記組成物を前記布地と接
触させたままにさせる工程を含む。前記組成物は、典型的には1分〜24時間、
好ましくは1分〜1時間、より好ましくは5分〜30分間、前記布地と接触させ
たままにすることができる。必要に応じて、そうでなければ除去が比較的困難で
ある、外皮を形成した汚染/汚れで布地が汚れているとき、本発明による組成物
を、例えば、スポンジまたはブラシによるか、または互いに対して2枚の布地を
こすることによって、多少強くこすりおよび/またはブラシがけすることができ
る。
「洗濯」とは、本発明において、布地を水で単にすすぐか、または少なくとも
1種の表面活性剤を含んでなる慣用の組成物で、洗濯機によるか、または単に手
により、布地を洗浄できることを理解すべきである。
「純粋な形態(ニート)で」とは、本明細書において記載する組成物を希釈し
ないで前処理すべき布地上に直接適用することであることを理解すべきである。
特に本発明において使用するために適当な汚れた布地を前処理する方法におい
て、液状組成物は布地上に乾燥したまま残さないことが好ましい。事実、水の蒸
発は布地表面上へのフリーラジカル濃度の増加に寄与し、結局、連鎖反応速度の
増加に寄与することが見出された。また、液状組成物を乾燥した状態で布地上に
残すとき、水が蒸発するとき、自動酸化反応が起こると推測される。前記自動酸
化反応は、セルロースの分解に寄与しうるペルオキシラジカルを発生させる。し
たがって、汚れた布地を前処理する方法において、本明細書において記載するよ
うに、液状組成物を乾燥した状態で布地上に残さないことは、本発明による利益
、すなわち、液状過酸素漂白剤含有組成物で布地を前処理するとき、引張強さの
喪失を低減することに寄与する。
本発明を下記の実施例によりさらに説明する。
実験データ A)引張強さの試験法
列挙する成分を列挙比率(特記しない限り、重量%)において混合することに
よって、下記の組成物を製造した。
50ppmの銅/gの布地
前処理24時間
DETPMPは、モンサントにより商品名DEQUESTRで市販されているジ
エチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸塩である。
MTBHQは、イーストマン・ケミカルズから商品名MTBHQRで市販されて
いるモノ−t−ブチルハイドロキノンである。
HQは、イーストマン・ケミカルズから商品名HQRで市販されているモハイド
ロキノンである。
BHTは、シェルにより商品名IONOL CPRで市販されているジt−ブチ
ル−ヒドロキシトルエンである。
組成物Iを参照として採用する;それは過酸化水素を含んでなり、そしてラジ
カル掃去剤を含まない。組成物II〜VIは本発明の代表例であり、それらは過
酸化水素と、ラジカル掃去剤、またはそれらの混合物とを含んでなる。下記の試験を実施した:
本明細書において記載する組成物を使用して、引張強さ試験法を実施した。こ
の試験法は金属で汚染された布地について実施した。
50ppm/gの布地の銅濃度を有する綿リボン(寸法12.5×5cm2)
を、本発明に従い前処理した。事実、綿リボンを2mlの前述の液状組成物の各
々で前処理した。組成物をリボンと24時間接触させた後、水ですすいだ。その
後、布地、すなわち、綿リボンをそれらが破断するまで伸長することによって、
前記リボン上の損傷を評価した。リボンを破断するために必要な力、すなわち、
極限引張強さを、湿潤状態において、「応力−歪インストロン機」で測定した。
前記綿リボンの破断に必要な力が低いほど、布地上に生じた損傷はいっそう重大
である。各試験について5回の反復実験を使用して、結果についてのすぐれた信
頼性(標準偏差=2〜4Kg)が得られる。
試験した異なる組成物について前述した引張強さの喪失を百分率で表し、そし
て参照として採用した所定の布地、すなわち、前処理しなかった布地の引張強さ
を、前記布地を前述したように前処理した後、測定した同一布地の引張強さと比
較することによって得る。
上記の結果が明らかに示すように、予期せざる布地の安全性の改良、すなわち
、引張強さの喪失の減少が、同一組成物であるが、ラジカル掃去剤を含まない組
成物(組成物I)の使用に比較して、本発明による過酸素漂白剤と、ラジカル掃
去剤、またはそれらの混合物とを含んでなる洗濯組成物を使用することによって
得られる。
さらに詳しくは、上記結果は、驚くべきことには、前記組成物で布地を前処理
するとき、過酸素漂白剤含有組成物において本発明によるラジカル掃去剤系を使
用するして得られる相乗効果を示す。事実、本発明によるラジカル掃去剤系を含
んでなる組成物(参照、特に組成物VおよびVI/組成物I〜IV)で布地を前
処理するとき、前記布地上に高い濃度、すなわち、50ppm/gの綿布地の銅
の存在において、長期間、24時間、接触させたときでさえ、観察される引張強
さの喪失は事実上存在しない。B)色の安全性の試験法
列挙する成分を列挙比率(特記しない限り、重量%)において混合することに
よって、下記の組成物を製造した。
DTPAは、ジエチレントリアミンペンタ酢酸である。
MTBHQは、イーストマン・ケミカルズから商品名MTBHQRで市販されて
いるモノ−t−ブチルハイドロキノンである。
HQは、イーストマン・ケミカルズから商品名HQRで市販されているモハイド
ロキノンである。
BHTは、シェルにより商品名IONOL CPRで市販されているジt−ブチ
ル−ヒドロキシトルエンである。
組成物Iを参照として採用する;それは過酸化水素を含んでなり、そしてラジ
カル掃去剤を含まない。組成物II〜IVは本発明の代表例であり、それらは過
酸化水素と、ラジカル掃去剤、またはそれらの混合物とを含んでなる。下記の試験を実施した:
前述の組成物I〜IVの染料損傷作用を評価するために、色の安全性の試験を
実施した。
直接青色1で着色した綿スワッチならびに反応性紫色で着色した綿スワッチを
1mlの各組成物で前処理し、組成物をスワッチと24時間接触させた後、水で
すすいだ。前記着色したスワッチはエンピリカル(Empirical)マニュ
ファクチュアリング・カンパニー、シンシナチ州、から商業的に入手可能である
。損傷(変色または色相の変化)を、計装法により「ハンターラブ・トリスチム
ラス・ミリスキャン(HunterLab Tristimulus MINI
SCAN)」を使用して評価した。結果は下記の通りであった:
24時間の前処理後における色の損傷
VS=非常に強い、S=強い、M=中程度、L=軽度、−=損傷なし
上記の結果が明らかに示すように、予想外の色の安全性の改良、すなわち、着
色布地の変色および/または色相の変化の減少が、同一組成物であるが、ラジカ
ル掃去剤を含まない組成物(組成物I)の使用に比較して、本発明による過酸素
漂白剤と、ラジカル掃去剤、またはそれらの混合物とを含んでなる洗濯組成物を
使用することによって得られる。
実施例
列挙する成分を列挙比率(特記しない限り、重量%)において混合することに
よって、下記の組成物を製造した。
DTPAは、ジエチレントリアミンペンタ酢酸である。
HQは、イーストマン・ケミカルズから商品名HQRで市販されているモハイド
ロキノンである。
BHTは、シェルにより商品名IONOL CPRで市販されているジt−ブチ
ル−ヒドロキシトルエンである。
HEDPはエチドロン酸である。
ATCはクエン酸アセチルトリエチルである。
組成物I〜VIIIは、汚れた着色布地を前処理するために使用するとき、前
記布地の洗濯前に前記組成物を布地上に延長した時間、例えば、24時間作用さ
せたままに放置したときでさえ、そして前記布地の前処理区域と非前処理区域と
の間に境界を形成して生成物を残してさえ、それで前処理された布地に対してき
わめてすぐれた布地の安全性ならびに色の安全性を示す。この境界は、通常、金
属で汚染された布地または着色布地のいっそう損傷を受ける領域である。
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フロントページの続き
(81)指定国 OA(BF,BJ,CF,CG,
CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,T
D,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,UG
),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,
TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BB,
BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ,DE,D
K,EE,ES,FI,GB,GE,HU,IS,JP
,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LS,
LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M
X,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG
,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,
US,UZ,VN
(72)発明者 トラーニ,マリーナ
イタリー国ローマ、ビア、グァルティエ
ロ、セラフィーノ、20
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 汚れた布地を洗濯する前に、汚れた布地を前処理して、前記布地の引張 強さの喪失を減少させるための、過酸素漂白剤と、ラジカル掃去剤、またはそれ らの混合物とを含んでなる液状組成物の使用。 2. 汚れた布地を洗濯する前に、汚れた着色布地を前処理して、前記着色布 地の色の損傷を減少させるための、過酸素漂白剤と、ラジカル掃去剤、またはそ れらの混合物とを含んでなる液状組成物の使用。 3. 前記ラジカル掃去剤が、置換モノまたはジヒドロキシベンゼンまたはそ れらの誘導体、またはアルキルカルボン酸塩またはアリールカルボン酸塩または それらの混合物であり、好ましくはジ−t−ブチルヒドロキシトルエン、ハイド ロキノン、ジ−t−ブチルハイドロキノン、モノ−t−ブチルハイドロキノン、 t−ブチルヒドロキシアニソール、安息香酸、トルイル酸、カテコール、t−ブ チルカテコール、2−メトキシ−フェノール、2−エトキシ−フェノール、4− アリル−カテコール、2−メトキシ−4−(2−プロペニル)フェノール、ベン ジルアミン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチ ルフェニル)ブタン、n−プロピル−ガレートまたはそれらの混合物から成る群 より選択され、より好ましくはジ−t−ブチルヒドロキシトルエンである、前記 請求項のいずれか1項に記載の使用。 4. 前記組成物が、全組成物の少なくとも0.04重量%、好ましくは0. 04〜4重量%、より好ましくは0.05〜1重量%、より好ましくは0.05 〜0.5重量%の前記ラジカル掃去剤またはそれらの混合物を含んでなり、そし て汚れた布地過酸素漂白剤/前記ラジカル掃去剤またはまたはそれらの混合物の 重量比が500より低く、好ましくは300より低く、より好ましくは200よ り低い、前記請求項のいずれか1項に記載の使用。 5. 過酸素漂白剤と、ラジカル掃去剤系として、全組成物の少なくとも0. 04重量%の芳香族環に直接結合したただ1つの−OH基を有する芳香族ラジカ ル掃去剤および少なくとも0.01重量%のそれぞれオルトまたはパラ位に位置 する少なくとも2つの−OH基を有する芳香族ラジカル掃去剤とを含んでなる液 状組成物。 6. 前記組成物が、過酸素漂白剤と、ラジカル掃去剤系として、全組成物の 0.04〜4重量%、好ましくは0.05〜2重量%、より好ましくは0.05 〜1.5重量%の芳香族環に直接結合したただ1つの−OH基を有する前記芳香 族ラジカル掃去剤、またはそれらの混合物、および全組成物の0.01〜2重量 %、好ましくは0.02〜0.5重量%、より好ましくは0.03〜0.3重量 %のオルトまたはパラ位に位置する少なくとも2つの−OH基を有する前記芳香 族ラジカル掃去剤とを含んでなる、請求項5に記載の組成物。 7. 芳香族環に直接結合したただ1つの−OH基を有する前記芳香族ラジカ ル掃去剤が不飽和モノ−またはポリ−芳香族環系であり、前記芳香族環系が4〜 14個の炭素原子、および場合により1または2個以上のエーテル原子を有し、 合計4n+2(ここでnは1〜3の整数である)個の電子を含む二重結合の組を 有し、そしてただ1つの置換基−OH基、またはいくつかの置換基により置換さ れており、それらのただ1つが−OH基であり、他の置換基が下記の基:−(C H2)n−CH3のような線状アルキル鎖、−CHRR’のような第二級アルキル 鎖、−CRR’R”のような第三級アルキル鎖、−O−Rのようなアルキルオキ シ基(ここでR=−(CH2)n−CH3、R’=−(CH2)m−CH3かつR”= −(CH2)p−CH3であり、そしてn、mおよびpは0〜4の整数である)、 第一級(−NH2)、第二級(−NRH)、および第三級(−NR2)アミン基、 アルデヒド基(−CHO)、カルボン酸基(−COOH)、スルホン酸基(−S O3H)および置換または非置換のフェニル基から選択さ れる、請求項5または6に記載の組成物。 8. それぞれオルトまたはパラ位に位置する少なくとも2つの−OH基を有 する前記芳香族ラジカル掃去剤が、不飽和モノ−またはポリ−芳香族環系であり 、前記芳香族環系が4〜14個の炭素原子、および場合により1または2個以上 のエーテル原子を有し、合計4n+2(ここでnは1〜3の整数である)個の電 子を含む二重結合の組を有し、そしてただ2つの置換基、2つの−OH基、また は2より多い置換基により置換されており、それらの2つが−OH基であり、他 の置換基が下記の基:−OH、−(CH2)n−CH3のような線状アルキル鎖、 −CHRR’のような第二級アルキル鎖、−CRR’R”のような第三級アルキ ル鎖、−O−Rのようなアルキルオキシ基(ここでR=−(CH2)n−CH3、 R’=−(CH2)m−CH3かつR”=−(CH2)p−CH3であり、そしてn、 mおよびpは0〜4の整数である)、第一級(−NH2)、第二級(−NRH) 、および第三級(−NR2)アミン基、アルデヒド基(−CHO)、カルボン酸 基(−COOH)、スルホン酸基(−SO3H)および置換または非置換のフェ ニル基から選択される、請求項5〜7のいずれか1項に記載の組成物。 9. 芳香族環に直接結合したただ1つの−OH基を有する前記芳香族ラジカ ル掃去剤が、ジ−t−ブチルヒドロキシトルエンであり、そしてオルトまたはパ ラ位に位置する少なくとも2つの−OH基を有する前記芳香族ラジカル掃去剤が ハイドロキノン、モノ−t−ブチルハイドロキノン、カテコールまたはそれらの 混合物である、請求項5〜8のいずれか1項に記載の組成物。 10. 前記過酸素漂白剤が過酸化水素またはその水溶性源、好ましくは過酸 化水素であり、そして前記組成物が全組成物の0.5〜20重量%、好ましくは 2〜15重量%、より好ましくは3〜10重量%の過酸素漂白剤を含んでなる、 前記請求項のいずれか1項に記載の組成物または使用。 11. 前記組成物がキレート化剤をさらに含んでなり、前記キレート化剤が 好ましくはリン酸塩のキレート化剤、アミノカルボン酸塩のキレート化剤または 他のカルボン酸塩のキレート化剤、多官能的に置換された芳香族キレート化剤、 またはそれらの混合物から成る群より選択され、そしてより好ましくはジ−エチ レン−トリアミノ−ペンタ酢酸、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン 酸塩、エチレンジアミンN,N’−ジコハク酸、プロピレンジアミン四酢酸、メ チルグリシン二酢酸、マロン酸、サリチル酸、1−ヒドロキシエチリデン−ビス ホスホン酸またはそれらの混合物である、前記請求項のいずれか1項に記載の組 成物または使用。 12. 前記組成物が1〜9、好ましくは2〜6、より好ましくは3〜5のp Hを有する、前記請求項のいずれか1項に記載の組成物または使用。
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