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JPH11511762A - アルキレーションプロセス - Google Patents

アルキレーションプロセス

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Publication number
JPH11511762A
JPH11511762A JP10502982A JP50298298A JPH11511762A JP H11511762 A JPH11511762 A JP H11511762A JP 10502982 A JP10502982 A JP 10502982A JP 50298298 A JP50298298 A JP 50298298A JP H11511762 A JPH11511762 A JP H11511762A
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JP
Japan
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alkylation
gas phase
liquid
reactor
hydrocarbon
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP10502982A
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English (en)
Inventor
メールボーグ,ロバート・エル
ヤング,ジェームズ・ビー
Original Assignee
アモコ・コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アモコ・コーポレイション filed Critical アモコ・コーポレイション
Publication of JPH11511762A publication Critical patent/JPH11511762A/ja
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    • C07C2/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms
    • C07C2/54Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition of unsaturated hydrocarbons to saturated hydrocarbons or to hydrocarbons containing a six-membered aromatic ring with no unsaturation outside the aromatic ring
    • C07C2/56Addition to acyclic hydrocarbons
    • C07C2/58Catalytic processes
    • C07C2/62Catalytic processes with acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07C2/54Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition of unsaturated hydrocarbons to saturated hydrocarbons or to hydrocarbons containing a six-membered aromatic ring with no unsaturation outside the aromatic ring
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  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 アルキレーションプロセスの液体生成物が少なくとも一部気化され、気相の少なくとも一部が凝縮され、液体凝縮物が、任意に、フラッシュされる。一方および両方の凝縮より生ずる液相は、反応器へ再循環される。

Description

【発明の詳細な説明】 アルキレーションプロセス 発明の背景 発明の分野 本発明は、酸アルキレーション触媒の存在における炭化水素基質のオレフィン 性アルキル化剤による液相アルキレーション(以下、アルキル化とも称す)プロ セスに関し、さらに詳しくは、前記アルキレーションプロセスにおける未反応炭 化水素基質の再循環および冷却に関する。従来技術の考察 アルキレーション触媒の存在における炭化水素基質の液相アルキレーションに 典型的に使用されるオレフィン性アルキル化剤は、また、アルキレーション触媒 と接触することによって重合することもある。このような競争重合反応は、オレ フィン性アルキル化剤と炭化水素基質との間の所望されるアルキレーション反応 を生ずるよりもさらに容易に生ずる。また、アルキル化剤および/またはアルキ レーション生成物の関わるその他の望ましくない副反応または2次反応も、また 、使用されるアルキレーション条件下で生じ得る。 同時発生重合反応およびその他のいずれかの望ましくない副反応または2次反 応の発生を抑制および最小とする処理法は、炭化水素基質の比較的存在しない条 件でオレフィン性アルキル化剤およびアルキレーション生成物の従来の硫酸また はフッ化水素酸触媒物質との緊密な接触を回避するように設定された条件下で接 触アルキレーション反応を行うことである。これを達成するためには、反応域に おける反応混合物中のアルキル化剤およびアルキレーション生成物の双方を上回 る実質的に過剰の炭化水素基質を供給することが慣用的であった。 かくして、未反応の炭化水素基質をアルキレーション反応器に再循環すること が必ずや必要であった。再循環の効率を最大とするためには、炭化水素基質の濃 度を最大とし、未反応の炭化水素基質より低沸点であったり、高沸点であったり し、新たな供給物を導入される炭化水素のアルキレーション反応器への再循環の 濃度を最小とすることが非常に望ましい。再循環における前述のより低沸点の物 質およびより高沸点の物質の濃度を最小とする1つの態様は、このような炭化水 素類の再循環よりの除去効率を改良することである。典型的には、イソブタンが 炭化水素基質として使用され、ブテン類およびプロピレンがアルキル化剤として 使用される。典型的には、n−ブタンおよびプロパンが、概して、イソブタンお よびプロピレン供給物中に存在する。したがって、未反応のイソブタンをアルキ レーション反応器に再循環する前に、未反応のイソブタンよりプロパンおよびn −ブタンの一部を除去するために、典型的には、デプロパナイザー(depropanize r)塔およびデブタナイザー(debutanizer)塔が使用される。このような塔は、概 して、大きく、高価である。したがって、前述のより低沸点およびより高沸点の 炭化水素類、例えば、プロパンおよびn−ブタンを、アルキレーション反応器に 再循環される未反応の炭化水素基質の量を減ずることなく、炭化水素基質、例え ば、イソブタンより除去する効率を改良することが非常に望ましい。望ましくは 、それらの除去の改良された効率によって、除去手段、例えば、デプロパナイザ ー塔およびデブタナイザー塔に対する負荷が低減されるか、または、アルキレー ション反応器の能力が有効に増大される。 さらに、前述の液相アルキレーションは、非常に発熱的である。競争する同時 発生重合反応およびその他の副反応および2次反応を上回り、所望されるアルキ レーション反応の発生および高オクタンアルキレーション生成物の生成を高める に十分な程低く反応温度を維持するために、従来の硫酸またはフッ化水素酸触媒 アルキレーションプロセスについては、従来、再循環流を冷却したり、冷却した 再循環流を反応混合物の冷媒として使用することが従来行われてきた。したがっ て、再循環流を冷却する効率を改良することも、また、非常に望ましい。 アルキル化剤およびアルキレーション生成物のアルキレーション触媒との接触 を最小としたり、アルキレーション反応域より発熱を除去したり、再循環した炭 化水素基質より、より高沸点の炭化水素類およびより低沸点の炭化水素類の除去 を最大としたりする前述の問題は、従来のフッ化水素酸または硫酸触媒アルキレ ーション反応においても、また、アルキレーション反応器内に気相を含むかまた はアルキレーション反応器内に気相を含まないアルキレーションシステムにおい ても生ずる。 さらに、このような問題は、アルキレーション触媒が反応器内の固定床内部の 限られた体積の粒状接触物質上に吸着され、この限られた体積が反応域を構成し 、反応器の一端から他端へと移動し、気相が存在せず、反応器内で蒸発冷却の可 能性のないアルキレーション反応システムにおいては、非常に悪化する。Hommel toft and Topsoeの米国特許Nos.5,220,095および5,245,100ならびにHommeltoft の米国特許Nos.5,396,017および5,396,018は、イソパラフィンのオレフィン性 アルキル化剤による液相アルキレーションのための1つのこのような液相アルキ レーションシステムであって、イソパラフィンおよびアルキル化剤のプロセス流 を、アルキレーション条件下、フッ素化されたスルホン酸触媒の存在で、粒状極 性接触物質の固定床アルキレーション反応器を通すことを含むシステムを開示し ている。フッ素化されたスルホン酸触媒は、極性接触物質の限られた領域に吸着 され、この領域が反応域を構成する。プロセス流が反応器を1つの流れ方向に通 る時、接触物質上に吸着された触媒の形の反応域は、接触物質上をプロセス流の 流れ方向に移動する。かくして、アルキレーション反応の間、流通するプロセス 流との相互作用および反応域における反応の結果、酸触媒、したがって、反応域 は、アルキレーション反応器の導出口端部により近く位置する固定床の新しい位 置に移動する。反応器内の固定床における接触物質上の酸触媒の移動速度は、プ ロセス流および生成物流中の炭化水素類の移動速度よりもはるかに遅く、プロセ ス流および生成物流中の炭化水素類の溶離時間と比較して、酸触媒についての溶 離時間が非常に長くなる。 発明の目的 したがって、本発明の概括的な目的は、前述の望ましい特性を与え、前述の問 題を解消する改良された前記アルキレーション法を提供することである。 さらに詳しくは、本発明の目的は、未反応の炭化水素基質のアルキレーション 反応器への再循環を最大とする改良された前記方法を提供することである。 本 発明の関連する目的は、未反応の炭化水素基質よりも低沸点を有する前記炭化水 素類のアルキレーション反応器へ再循環される未反応の炭化水素基質中の濃度を 最小とする改良された前記方法を提供することである。 本発明のさらなる目的は、アルキレーション反応器へ再循環される未反応の炭 化水素基質より前記より低沸点の炭化水素を除去するための前記塔についての負 荷を軽減する改良された前記方法を生み出すことである。 本発明のもう1つの目的は、未反応の炭化水素基質をアルキレーション反応器 における冷媒として再循環する効率を改良する改良された前記方法を提供するこ とである。 本発明のその他の目的および利点は、以下の詳細な説明および添付の請求の範 囲の請求項を読むと、明らかとなるであろう。 発明の概要 これら目的は、炭化水素基質を酸アルキレーション触媒の存在におけるオレフ ィン性アルキル化剤および炭化水素基質よりも低沸点を有する少なくとも1種の 炭化水素により、アルキル化剤を上回る実質的な化学量論的に過剰の炭化水素基 質でアルキレーション反応器内で、液相アルキレーションし、アルキレーション 生成物、前記少なくとも1種のより低沸点の炭化水素および未反応の炭化水素基 質を含む液体生成物混合物を形成する方法における本発明の改良によって達成さ れる。その改良は:(a)少なくとも一部の液体生成物混合物より未反応の炭化 水素基質およびより低沸点の炭化水素を含む気相を発生させ;(b)前記気相を 圧縮および少なくとも一部凝縮させて、比較的冷たい液体凝縮物を形成させ、一 部凝縮が生じた時、より低沸点の炭化水素の枯渇した液体凝縮物とより低沸点の 炭化水素に富む気相とを生じさせ;(c)工程(b)で全凝縮が生じた時、およ び、工程(b)で一部凝縮が任意に生じた場合に、工程(b)よりの液体凝縮物 をフラッシュして、より低沸点の炭化水素に富む気相と、より低沸点の炭化水素 の枯渇したさらに冷却された液相とを形成させ;(d)工程(b)における一部 凝縮または工程(c)におけるフラッシングあるいはその両者より形成された液 相をアルキレーション反応器へリサイルさせ;(e)(i)工程(c)のフラッ シングよりおよび工程(b)の一部凝縮より、あるいは、その両者より、このよ うな気相が圧縮されるか、または、このような気相の圧縮および一部凝縮ならび に生 成した液相の除去後に任意に形成される気相の少なくとも一部におけるか、また は、(ii)このような気相の全凝縮によって形成される液相の少なくとも一部 で、未反応の炭化水素基質より、より低沸点の炭化水素を分離することを含む。 図面の簡単な説明 図1は、気相がアルキレーション反応器内部で発生させられ、アルキレーショ ン反応器より取り出され、しかる後、一部凝縮される本発明の好ましい実施態様 を示す概略図である。生成した液体凝縮物は、フラッシュされ、一部凝縮および フラッシング工程の両者より生成する気相は、圧縮され、より低沸点の炭化水素 より未反応の炭化水素基質を分離するための塔に供給される。 図2は、気相がアルキレーション反応器内で発生されず、代わりに、液相がア ルキレーション反応器より取り出され、しかる後、フラッシュされて気相を発生 させ、これが図1におけるように処理される点で図1の実施態様とは異なる本発 明のもう1つの好ましい実施態様を示す概略図である。 好ましい実施態様の詳細な説明 本発明の方法に使用するのに適した炭化水素基質としては、直鎖および/また は分岐鎖C2〜C10パラフィン類、例えば、ブタン、ヘキサン等が挙げられ、好 ましくは、C4〜C6イソパラフィン類、例えば、イソブタン、イソペンタンおよ びイソヘキサンが挙げられる。揮発性芳香族化合物もまた本発明の方法における 炭化水素基質として使用することができる。適した揮発性芳香族化合物は、ベン ゼン、トルエンおよびチオフェンの少なくとも1種を含み、好ましくは、ベンゼ ンおよびトルエンの両者を含む。前記適した炭化水素基質の源は、いずれかの特 定の精製流またはガソリン配合原料油に限定されるものではなく、源精製流また は配合原料油の正確な組成はその源に依存する。 適したオレフィン性アルキレーション剤としては、C2〜C12末端オレフィン および内部オレフィン類、例えば、エチレン、プロピレン、イソブチレン、ブテ ン−1、ブテン−2、トリメチルエチレン、直鎖または分岐鎖構造を有する異性 体ペンテン類および同様の高級モノオレフィン性炭化水素が挙げられる。好まし くは、C2〜C6モノオレフィン類が使用されるが、高度に分岐したC7〜C12モ ノオレフィン類を使用することもできる。シクロオレフィン類もまた使用するこ とができる。反応混合物は、また、少量のジオレフィン類を含有してもよい。経 済的観点からは、ノルマルガス状オレフィン類を反応体として使用することが望 ましいが、ノルマル液体オレフィン類を使用することもできる。かくして、本発 明の方法は、上記したオレフィン類の反応可能なダイマー類およびトリマー類等 、例えば、具体的には、ジイソブチレンおよびトリイソブチレンダイマー類およ びトリマー類、ノルマルブチレンとイソブチレンとのコダイマー、ブタジエンと イソブチレンとのコダイマー等の使用をも考慮したものである。上記オレフィン 類の2種以上の混合物をアルキル化剤として使用することもできる。 本発明の方法で使用されるアルキレーション触媒は、フッ化水素酸または硫酸 、あるいは、前述の米国特許Nos.5,220,095; 5,245,100; 5,396,0171および5,3 96,018に開示されたタイプのアルキレーション反応システムを使用する実施態様 においては、ハロゲン化された硫酸またはハロゲン化されたスルホン酸であって もよい。かくして、本発明の方法で使用される適した触媒としては、フッ素化さ れたスルホン酸類、例えば、フッ素化されたアルカンスルホン酸類、特に、C1 〜C4の過フッ素化されたアルカンスルホン酸類が挙げられる。典型的に使用さ れるハロゲン化されたスルホン酸触媒は、フルオロスルホン酸、トリフルオロメ タンスルホン酸またはトリフルオロエタンスルホン酸であり、好ましくは、トリ フルオロメタンスルホン酸である。 それらの組成および製造法がKing et al.の米国特許No.5,414,187に記載され 、元々は、1990年7月12日に公開されたPCT出願WO 90/07480に記載さ れている有機スルホン酸類および酸誘導体類も、また、本発明の方法におけるア ルキレーション触媒としての使用に適している。このような酸類は、少なくとも 1個の炭素−フッ素共有結合および有機スルホン酸の酸度を増大させるためにホ スホノラジカルによって提供される少なくとも1個の炭素−リン共有結合ならび にスルホン酸基の少なくとも一部と錯形成したルイス酸を有する。また、Parker et al.の米国特許No.3,887,635に開示されているように、ハロ硫酸またはハロ スルホン酸アルキレーション触媒あるいはその両者とも、アルキレーション触媒 シ ステムとしての1種以上のモデレーターとともに添加剤に使用することができる 。 前述の米国特許Nos.5,220,095; 5245,100; 5,396,017および5,396,018に開示 されたタイプのアルキレーション反応システムを使用する実施態様において本発 明の方法に使用される適した接触物質としては、酸アルキレーション触媒と付加 体を形成することができ、アルキレーション条件下で反応または崩壊しないいず れかの多孔質固体が挙げられる。かくして、適した物質としては、極性表面基を 有し、接触物質を介する酸触媒含有生成物流の通過の間に高吸着率を生ずるため の反応物流および生成物流中の炭化水素に対する吸着能と比較して酸触媒に対し て十分な吸着能を有する塩基性物質のいずれかが挙げられる。好ましくは、担持 物質は、プロトン化された形の物質について計算したハメット(Hammett)の酸度 H0>−8を有する固体物質を含む。かくして、好ましい物質は、シリカ、アル ミナ、ジルコニア、チタニア、酸化ニオブ、酸化錫またはこれらの混合物である 。その他の適した物質としては、ピリジン基、アミン基、その他の塩基性基、ま たは、活性炭の形を含む炭素の多孔質形態を有するポリマー樹脂類が挙げられる 。これらのうち、好ましい物質は、ジビニルベンゼンおよび/またはポリスチレ ンアミン類で架橋されたポリビニルピリジンのプロトン化された形である。 本発明の方法において、接触アルキレーションプロセスは、約−30℃、好ま しくは、約−15℃、さらに好ましくは、約0℃より、約100℃、好ましくは 、約50℃、さらに好ましくは、約15℃の範囲の温度で、アルキレーション反 応器内で行われる。それより高い温度では、大量の高分子生成物および低いオク タンアルキレートを生ずる傾向がある。 本発明の方法において、接触アルキレーションプロセスは、約1〜約100気 圧の範囲の圧力でアルキレーション反応器内で行われ、プロセス流の組成および 実際の反応温度に依存する。反応を約−10℃以上の温度で行う場合、両反応体 および触媒が実質的に液体状態で維持される場合には、反応を超大気圧下で行う ことが必要である。典型的には、アルキレーション反応は、約1〜20気圧の範 囲の圧力で行われる。反応をニートで行うことが好ましいが、所望される場合に は、溶剤または希釈剤を使用することもできる。 本目的のためには、本発明の方法におけるアルキレーション反応器への新たな 供給物は、新たなアルキル化剤であり、炭化水素基質は、その反応器に導入され る。かくして、反応器にリサキクルされ、新たな供給物のために反応器内で本質 的に冷媒または希釈剤として使用される炭化水素基質の量は、新たな供給物の量 の計算には含まれない。新たな供給物中の炭化水素基質対アルキル化剤のアルキ レーション分野で従来外部重量比と称されてきた重量比は、約2、好ましくは、 約4、さらに好ましくは、約7より、約100、好ましくは、約20、さらに好 ましくは、約12の範囲である。 本目的のためには、本発明の方法で使用されるアルキレーション反応器への全 供給物は、前述の新たな供給物の合計であり、炭化水素基質およびアルキル化剤 の合計量は、存在する場合、反応器へ再循環される。かくして、反応器へ再循環 され、反応器内で冷媒または希釈剤として本質的に使用されるいずれかの炭化水 素基質は、全供給物の量の計算に含まれる。反応器内の新たな炭化水素対アルキ ル化剤のアルキレーション分野で従来内部重量比と称されてきた重量比は、約4 、好ましくは、約10、さらに好ましくは、約20より、約1000、好ましく は、約100、さらに好ましくは、約30の範囲である。 本発明の方法は、以下の工程: (a)少なくとも一部の液体生成物混合物より未反応の炭化水素基質およびより 低沸点の炭化水素を含む気相を発生させ;(b)前記気相を圧縮および少なくと も一部凝縮させて、比較的冷たい液体凝縮物を形成させ、一部凝縮が生じた場合 、より低沸点の炭化水素の枯渇した液体凝縮物とより低沸点の炭化水素に富む気 相とを生じさせ;(c)工程(b)で全凝縮が生じた場合、および、工程(b) で一部凝縮が任意に生じた場合に、工程(b)よりの液体凝縮物をフラッシュし て、より低沸点の炭化水素に富む気相と、より低沸点の炭化水素の枯渇したさら に冷却された液相とを形成させ;(d)工程(b)における一部凝縮または工程 (c)におけるフラッシングあるいはその両者より形成された液相をアルキレー ション反応器へ再循環させ;(e)(i)工程(c)のフラッシングより、また は、工程(b)の一部凝縮より、あるいは、その両者より、このような気相が圧 縮され るか、または、このような気相の圧縮および一部凝縮ならびに生成した液相の除 去後に任意に形成される気相の少なくとも一部におけるか、または、(ii)こ のような気相の全凝縮によって形成された液相の少なくとも一部で、未反応の炭 化水素基質より、より低沸点の炭化水素を分離する; 各工程を含む。 かくして、本発明の方法において、温度および圧力のアルキレーション条件は 、工程(a)の気相がアルキレーション反応器内で液体生成物混合物より発生さ れ、アルキレーション反応器より取り出されるように使用されるか、または、ア ルキレーション反応器内での気化を防止するように使用され、液体反応器流出液 についての圧力が、続いて低下し、気化および反応器流出液よりの工程(a)の 気相の発生を生ずるように、アルキレーション反応器内で使用される。しかる後 、工程(a)で生ずる気相は、工程(b)で一部凝縮または全凝縮される。工程 (a)で形成される気相が工程(b)で全凝縮される場合、得られる冷却された 液体凝縮物は、工程(c)でフラッシュされ、(i)ついで、工程(e)で処理 される前述のより低沸点の炭化水素に富む気相、および、(ii)工程(d)で アルキレーション反応器へと再循環される冷却された液相とを形成する。工程( a)で形成される気相が一部凝縮される場合、生成する気相は、前記のより低沸 点の炭化水素に富み、ついで、工程(e)で処理され、生成する液体凝縮物は、 工程(d)のアルキレーション反応器へと再循環されるか、または、工程(c) でフラッシュされ、前記のより低沸点の炭化水素に富む気相を形成し、ついで、 工程(e)で処理され、生成する液相は、工程(d)のアルキレーション反応器 へと再循環される。 工程(e)において、より低沸点の炭化水素は、工程(b)または工程(c) あるいはその両者において形成される気相において、(i)このような気相を圧 縮することなく、または、(ii)このような気相の圧縮後、あるいは、(ii i)このような気相の圧縮および一部凝縮ならびに生成する液体凝縮物の除去後 、未反応の炭化水素基質より分離される。これとは別に、工程(b)または工程 (c)あるいはその両者において形成された気相は、全凝縮することができ、よ り低沸点の炭化水素は、生成する液体凝縮物の少なくとも一部において、未反応 の炭化水素基質より分離される。 本発明の方法の幾つかの好ましい実施態様を図1および図2に示す。図1およ び図2は、概略図であり、したがって、種々の特徴、例えば、ポンプおよびバル ブは、従来のプロセスプラントの部品であり、図1および図2には示されていな いことを指摘しておく必要がある。種々の変形および追加のプロセス工程もまた 、簡略化のために省略されている。 さて、図1に戻ると、炭化水素基質およびアルキル化剤の新たな充填物は、導 管10を介して、アルキレーション反応器11に導入される。導管12の新たな アルキレーション酸触媒および導管13の再循環酸触媒は、導管14で合わさり 、反応器11に導入される。液体アルキレーション生成物混合物および酸触媒は 、アルキレーション反応器11より沈降タンク15へと通り、そこで、アルキレ ーション触媒相は、アルキレーション生成物混合物相より分離される。アルキレ ーション触媒は、導管16を介して、沈降タンク15より取り出され、その一部 は、導管13および導管14を介して再循環され、アルキレーション反応器11 に戻り、その残りは、再生するために、導管17を介して取り出される。 アル キレーション反応は、前述のより低沸点の炭化水素および未反応の炭化水素基質 を含む気相が形成されるような温度および圧力条件下アルキレーション反応器1 1内で行われる。気相は、反応器11および沈降タンク15より導管51を介し て取り出され、ノックアウトドラム52に導入され、そこで、搬入された液体が ガス流より取り除かれ、沈降タンク15へ戻される(図示せず)。残る気体は、 導管53において、ドラム52より取り出され、圧縮器54へと通過し、そこで 、気体流は、加圧される。ついで、圧縮された気体流は、導管55において、部 分凝縮器56へと通過し、そこで、圧縮された気体流は、一部凝縮され、炭化水 素基質に富み、より低沸点の炭化水素が枯渇した液体を形成し、それは、導管5 7を介して、フラッシュドラム58へと通過し、より低沸点の炭化水素に富む気 相は、導管59において、圧縮器60の適当な段階へと通過する。炭化水素基質 に富む液体は、フラッシュドラム58において、フラッシュされ、より低沸点の 炭化水 素に富むもう1つの気相を形成し、これは、導管61において、取り出され、圧 縮器60の適当な段階へと通過し、炭化水素基質にさらに富む液相は、導管62 および導管63を介して、アルキレーション反応器11へ再循環される。 より低沸点の炭化水素に富む圧縮された気体は、ついで、導管64において、 凝縮器60より塔65へと通過し、炭化水素基質より、より低沸点の炭化水素を 分離し、各々を凝縮させる。液化されたより低沸点の炭化水素は、塔65より回 収用の導管66において取り出され、液化された炭化水素基質は、塔65より取 り出され、導管67および導管63において、アルキレーション反応器11へ再 循環される。典型的には、炭化水素基質は、イソブタンであり、より低沸点の炭 化水素は、プロパンである。その場合、塔65は、従来のデプロパナイザーのい ずれであってもよい。 アルキレーション生成物混合物を含有する液相は、導管71において、沈降タ ンク15より取り出され、塔72に導入され、そこで、未反応の炭化水素基質が 、より高沸点の物質、例えば、アルキレーション生成物より分離される。炭化水 素基質は、導管73において、塔72より取り出され、導管74よりの調製炭化 水素基質と合わされ、その合わされたものが、導管75を介して、反応器11に 再循環される。炭化水素基質がイソブタンである時、塔72は、従来のデイソブ タナイザーまたはイソブタンストリッパーであり、n−ブタンが、典型的には、 十分に存在し、アルキレーション生成物およびその他のより高沸点の物質ととも に塔底画分として分離され、これは、ついで、導管76を介して、塔72より取 り出され、塔77に導入され、そこで、アルキレーション生成物は、この流の比 較的軽質の成分、例えば、n−ブタンより分離される。アルキレーション生成物 は、導管78を介して、回収のために取り除かれ、その他の成分は、導管79を 介して、塔77より取り出される。n−ブタンが存在する時、塔77は、デブタ ナイザーである。本発明の方法のもう1つの好ましい実施態様は、図2に示す。 図1の実施態様の機素に対応する図2の実施態様の機素は、図1の実施態様の対 応する機素と同一の参照符号である。図1の実施態様と図2の実施態様との間の 唯一の相違は、気相が存在する図1のアルキレーション反応器の代わりに、図2 の 実施態様は、アルキレーション触媒が反応器内部の固定床内の粒状接触物質の限 られた体積上に吸着され、この限られた体積が反応域を構成し、反応器の一端よ り他端へと移動し、気相が存在せず、反応器内部の蒸発冷却の可能性が存在しな いアルキレーション反応システムを使用する点である。Hommeltoft and Topsoe の米国特許Nos.5,220,095および5,245,100およびHommeltoftの米国特許Nos.5, 396,017および5,396,018は、イソパラフィンのオレフィン性アルキル化剤による 液相アルキレーションのためのこのようなアルキレーションシステムであって、 アルキレーション条件下、フッ素化されたスルホン酸触媒の存在で、粒状極性接 触物質を有する固定床アルキレーション反応器を介して、イソパラフィンおよび アルキル化剤のプロセス流を通過させることを含むシステムを開示している。フ ッ素化されたスルホン酸は、極性接触物質の限られた領域上に吸着され、この領 域が反応域を構成する。プロセス流が、反応器を介して、1つの流れ方向に通過 する時、接触物質上に吸着された触媒の形の反応域は、プロセス流の流れ方向に 、接触物質上を移動する。かくして、アルキレーション反応の間、酸触媒、およ び、したがって、反応域は、反応域を通過するプロセス流と反応域における反応 の結果、アルキレーション反応器の導出口端部により近く位置する固定床の新し い位置に移動する。反応器内部の固定床内の接触物質上の酸触媒の移動速度は、 プロセス流および生成物流中の炭化水素類の移動速度よりもはるかに遅く、プロ セス流および生成物流中の炭化水素類についての溶離時間と比較して、酸触媒に 対してはるかに長い溶離時間を生ずる。 前述の米国特許No.5,220,095に開示された1つの実施態様において、反応域 がアルキレーション反応器の導出口端部に近づく時、アルキレーション反応器内 の固定床を介するプロセス流の流れ方向は逆とされ、それによって、反応域は反 応域の固定床内での移動方向を逆転され、上記したように、プロセス流との相互 作用によって、アルキレーション反応器の対向端部により近く移動する。かくし て、酸を回収することなく、酸触媒を再使用することが可能となる。 前述の米国特許No.5,245,100に開示されたもう1つの実施態様において、第 1の反応器の導出口端部に到着すると、酸触媒は、第1の反応器の固定床より溶 離し、生成物流とともに、これまた極性接触物質の固定床を含有する第2の反応 器の導入口端部へと移動する。ついで、酸触媒は、第2の反応器内部の固定床の 接触物質の限られた領域内に吸着され、その中で、第1の反応器におけるように 、処理される。酸触媒が第2の反応器の固定床より溶離し、第2の反応器の導出 口を出る時、それは、第1の反応器の導入口端部へと再循環される。 図2に示したように、適当な炭化水素基質および適当なアルキル化剤の新たな 供給物は、導管10を介して、適当な接触物質22の固定床21を含有した反応 器20へと導入される。適当なハロゲン化された硫酸またはハロゲン化されたス ルホン酸アルキレーション触媒は、床21の頂部の粒状接触物質の限られた体積 23の表面上に先に析出される。酸触媒は、反応域24を構成する接触物質上に 強く吸着され、痕跡量のみが、導管25を介して、生成物流において、反応器2 0を出る。反応域24は、反応器20の接触物質22の床21の中央に示されて いる。反応域24内の吸着された酸の帯幅は、理論プレートの数および使用され る接触物質22の容量によって決まる。反応域24内において、プロセス流は、 アルカリ条件で、アルキレーション生成物および未反応の炭化水素基質、ならび に、場合によっては、未反応のアルキル化剤を含有する生成物流に転化される。 典型的なアルキレーション条件下でのアルキレーション反応の高速およびプロセ ス流中の炭化水素基質対アルキル化剤の高い比率ゆえに、概して、導管25を介 して反応器20から放出される生成物流中に、未反応のアルキル化剤は、本質的 に、存在しない。 アルキレーション反応の間、酸触媒、および、したがって、反応域24は、床 21を介して下降方向に流れるプロセス流および生成物流との酸触媒の相互作用 によって、反応器20の導出口端部により近く位置する床21内の新しい位置に 連続的に下降方向に移動する。反応器20内の床21中の酸触媒(したがって、 反応域24)の移動速度は、床21を介するプロセス流および生成物流中の炭化 水素の移動速度よりも遅く、炭化水素についての溶離時間と比較して、酸触媒に 対し非常に長い溶離時間を生じ、その時間の間、酸触媒の活性は、実質的に保持 され、触媒(および、反応域24)が反応器20の導出口に到達する時でも、酸 は、なお、触媒的に活性である。 反応域24が反応器20の底部に到達するかまたは近づく時、上記したように 、もう1バッチの酸触媒が、反応器20内の接触物質22の床21の頂部の粒状 接触物質22の限られた体積23に導入され、これより、また、それは、連続的 に下降する。酸触媒が生成物流の導管25を介して反応器20より出る時、生成 物流は、導管25を介して、反応器20よりセパレータ26へと通過し、そこで 、酸触媒は、生成物流より分離される。セパレータ26としては、いずれの従来 よりの便宜的な分離装置またはシステムも使用することができる。1つの適した システムは、液−液デカンターである。ついで、生成する実質的に触媒を含まな い生成物流は、導管27に通過し、分離された酸触媒は、回収、および、再生後 任意にアルキレーション反応器へ再導入されるために導管28を通る。導管27 の生成物流は、ついで、フラッシュドラム29に導入され、そこで、それは、フ ラッシュされ、主として、未反応の炭化水素基質、例えば、イソブタン、および 、前述のより低沸点の炭化水素、例えば、プロパンを含む気相と、アルキレーシ ョン生成物、未反応炭化水素基質の残り、および、その他の比較的より高沸点の 炭化水素類を含む液相とを形成する。気相は、導管30を介して、フラッシュド ラム29よりノックアウトドラム52へと取り出され、液相は、導管31を介し て、塔72へと取り出される。 アルキレーション反応器よりのイソブタン再循環流よりプロパンを除去するた めの従来または先行するシステムを参考とすることによって、本発明の方法の利 点を示すことができる。特定の従来のシステムは、従来のシステムにおいては、 凝縮器56が、その83重量%が直接アルキレーション反応器へ再循環され、そ の17重量%が直接デプロパナイザー65に導かれるように、生成する液体凝縮 物がそれより分割される全凝縮器である点で、図1に示した本発明の方法の実施 態様とは異なる。かくして、従来のシステムにおいては、フラッシュドラム58 および圧縮器60は、使用されない。 本発明の方法の2つの実施態様(実施態様AおよびB)において、図1に示し た実施態様の変形例を使用した。実施態様Aにおいて、凝縮器56は、その処理 量の約15%が気体として導管59を通り圧縮器60へと至り、約85%がアル キレーション反応器へと再循環される部分凝縮器であった。フラッシュドラム5 8内ではフラシッングは起こらず、気体は、導管61において、フラッシュドラ ム58より圧縮器60へとは通過しない。導管59内の気体は、圧縮器60にお いて、圧縮され、気体として直接デプロパナイザー65へと供給される。 実施態様Bにおいて、凝縮器56は、気体が導管59内を通過しないような全 凝縮器であり、液体凝縮物は、約40%が導管61を介して気体としてフラッシ ュドラム58より圧縮器60へと通過する。残る60%は、液体としてアルキレ ーション反応器へと通過する。導管64に位置する全凝縮器(図示せず)は、圧 縮器60より全ての気体を凝縮する。生成する凝縮物は、凝縮物の55%が直接 デプロパナイザー65へと供給され、凝縮物の残る45%がフラッシュドラム5 8へ供給されるように分割される。 上記従来システムおよび実施態様AおよびBの使用の結果を以下表1に示す。 表1の結果は、デプロパナイザーへの供給物のプロパンを富ますことによって 、本発明の方法は、アルキレーション反応器へのイソブタン再循環流中のプロパ ン 含量を実質的に少なくし、かくして、反応器内のイソブタン対オレフィンの比率 を高め、高オクタン数アルキレーション生成物の収率を高め、必要とされるアル キレーション触媒組成の量を実質的に少なくすることを示す。この富化は、全馬 力のわずか5〜9%の増加に対して、デプロパナイザー能力を効率的に倍にする 。 上記記載により、本発明の目的が達成されたことが明らかであろう。一定の実 施態様のみおよび種々の変形、変更を記載したが、当業者であれば、上記記載よ り、多数の変形実施態様および種々の変更が明らかであろう。これら変形例およ び実施態様は、等価体と考えられ、本発明の精神と範囲内とに入るものである。 本発明について説明したので、請求の範囲において、特許請求する。
【手続補正書】 【提出日】1998年3月25日 【補正内容】 I.請求の範囲を以下の通り補正する。 『1. 炭化水素基質を酸アルキレーション触媒の存在におけるオレフィン性ア ルキル化剤および炭化水素基質よりも低沸点を有する炭化水素により、アルキル 化剤を上回る実質的な化学量論的に過剰の炭化水素基質で、アルキレーション反 応器内で液相アルキレーションし、アルキレーション生成物、前記少なくとも1 種のより低沸点の炭化水素および未反応の炭化水素基質を含む液体生成物混合物 を形成する方法において、その改良が: (a) 少なくとも一部の液体生成物混合物より未反応の炭化水素基質および より低沸点の炭化水素を含む気相を発生させ; (b) 前記気相を圧縮および少なくとも一部凝縮させて、比較的冷たい液体 凝縮物を形成させ、一部凝縮が生じた時、より低沸点の炭化水素の枯渇した液体 凝縮物とより低沸点の炭化水素に富む気相とを生じさせ; (c) 工程(b)で全凝縮が生じた時、および、工程(b)で一部凝縮が任 意に生じた場合に、工程(b)よりの液体凝縮物をフラッシュして、より低沸点 の炭化水素に富む気相と、反応器に再循環されるより低沸点の炭化水素の枯渇し たさらに冷却された液相とを形成させ; (d) 工程(b)における一部凝縮または工程(c)におけるフラッシング あるいはその両者より形成された液相をアルキレーション反応器へと再循環させ ; (e) (i)工程(c)のフラッシングより、または、工程(b)の一部凝 縮より、あるいは、その両者より、このような気相が圧縮されるか、または、こ のような気相の圧縮および一部凝縮および生成した液相の除去後に任意に形成さ れる気相の少なくとも一部におけるか、または、(ii)このような気相の全凝 縮によって形成される液相の少なくとも一部で、未反応の炭化水素基質より、よ り低沸点の炭化水素を分離する; ことを含む方法。』 II.明細書を以下の通り補正する。 (1) 明細書16頁下1行の「特許請求する。」の後に新段落にて、以下の文章 を挿入する。 『本発明の各種態様は、以下の通りである。 1. 炭化水素基質を酸アルキレーション触媒の存在におけるオレフィン性アル キル化剤および炭化水素基質よりも低沸点を有する炭化水素により、アルキル化 剤を上回る実質的な化学量論的に過剰の炭化水素基質で、アルキレーション反応 器内で液相アルキレーションし、アルキレーション生成物、前記少なくとも1種 のより低沸点の炭化水素および未反応の炭化水素基質を含む液体生成物混合物を 形成する方法において、その改良が: (a) 少なくとも一部の液体生成物混合物より未反応の炭化水素基質および より低沸点の炭化水素を含む気相を発生させ; (b) 前記気相を圧縮および少なくとも一部凝縮させて、比較的冷たい液体 凝縮物を形成させ、一部凝縮が生じた時、より低沸点の炭化水素の枯渇した液体 凝縮物とより低沸点の炭化水素に富む気相とを生じさせ; (c) 工程(b)で全凝縮が生じた時、および、工程(b)で一部凝縮が任 意に生じた場合に、工程(b)よりの液体凝縮物をフラッシュして、より低沸点 の炭化水素に富む気相と、反応器に再循環されるより低沸点の炭化水素の枯渇し たさらに冷却された液相とを形成させ; (d) 工程(b)における一部凝縮または工程(c)におけるフラッシング あるいはその両者より形成された液相をアルキレーション反応器へと再循環させ ; (e) (i)工程(c)のフラッシングより、または、工程(b)の一部凝 縮より、あるいは、その両者より、このような気相が圧縮されるか、または、こ のような気相の圧縮および一部凝縮および生成した液相の除去後に任意に形成さ れる気相の少なくとも一部におけるか、または、(ii)このような気相の全凝 縮によって形成される液相の少なくとも一部で、未反応の炭化水素基質より、よ り低沸点の炭化水素を分離する; ことを含む方法。 2. 温度および圧力のアルキレーション条件が、工程(a)の気相がアルキレ ーション反応器内で液体生成物混合物より発生され、アルキレーション反応器よ り取り出されるように使用される、上記第1項に記載の方法。 3. 温度および圧力のアルキレーション条件が、アルキレーション反応器内で の気化を防止するように使用され、液体反応器流出液に及ぼす圧力が、続いて低 下し、気化および反応器流出液よりの工程(a)の気相の発生を生ずる、上記第 1項に記載の方法。 4. 工程(a)よりの気相が工程(b)で全凝縮される、上記第1項に記載の 方法。 5. 工程(a)よりの気相が工程(b)で一部凝縮される、上記第1項に記載 の方法。 6. 工程(b)より生成する液体凝縮物が工程(c)でフラッシュされる、上 記第5項に記載の方法。 7. 工程(b)より生成する液体凝縮物が工程(d)のアルキレーション反応 器に再循環される、上記第5項に記載の方法。 8. 工程(e)で、より低沸点の炭化水素が、工程(b)または工程(c)あ るいはその両者で形成される気相で、このような気相を圧縮することなく、未反 応の炭化水素基質より分離される、上記第1項に記載の方法。 9. 工程(e)で、より低沸点の炭化水素が、形成される気相で、未反応の炭 化水素基質より分離される、上記第1項に記載の方法。 10. 工程(e)で、より低沸点の炭化水素が、工程(b)または工程(c) あるいはその両者で、気相が圧縮され、一部凝縮した後および生成した液体凝縮 物が除去された後、形成された気相における未反応の炭化水素基質より分離され る、上記第1項に記載の方法。 11. 工程(e)で、より低沸点の炭化水素が、工程(b)または工程(c) あるいはその両者で形成された気相の全凝縮によって形成される液相の少なくと も一部で未反応の炭化水素基質より分離される、上記第1項に記載の方法。』
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, UZ,VN,YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 炭化水素基質を酸アルキレーション触媒の存在におけるオレフィン性アル キル化剤および炭化水素基質よりも低沸点を有する炭化水素により、アルキル化 剤を上回る実質的な化学量論的に過剰の炭化水素基質で、アルキレーション反応 器内で液相アルキレーションし、アルキレーション生成物、前記少なくとも1種 のより低沸点の炭化水素および未反応の炭化水素基質を含む液体生成物混合物を 形成する方法において、その改良が: (a) 少なくとも一部の液体生成物混合物より未反応の炭化水素基質および より低沸点の炭化水素を含む気相を発生させ; (b) 前記気相を圧縮および少なくとも一部凝縮させて、比較的冷たい液体 凝縮物を形成させ、一部凝縮が生じた時、より低沸点の炭化水素の枯渇した液体 凝縮物とより低沸点の炭化水素に富む気相とを生じさせ; (c) 工程(b)で全凝縮が生じた時、および、工程(b)で一部凝縮が任 意に生じた場合に、工程(b)よりの液体凝縮物をフラッシュして、より低沸点 の炭化水素に富む気相と、反応器に再循環されるより低沸点の炭化水素の枯渇し たさらに冷却された液相とを形成させ; (d) 工程(b)における一部凝縮または工程(c)におけるフラッシング あるいはその両者より形成された液相をアルキレーション反応器へと再循環させ ; (e) (i)工程(c)のフラッシングより、または、工程(b)の一部凝 縮より、あるいは、その両者より、このような気相が圧縮されるか、または、こ のような気相の圧縮および一部凝縮および生成した液相の除去後に任意に形成さ れる気相の少なくとも一部におけるか、または、(ii)このような気相の全凝 縮によって形成される液相の少なくとも一部で、未反応の炭化水素基質より、よ り低沸点の炭化水素を分離する; ことを含む方法。 2. 温度および圧力のアルキレーション条件が、工程(a)の気相がアルキレ ーション反応器内で液体生成物混合物より発生され、アルキレーション反応器よ り取り出されるように使用される、請求の範囲第1項に記載の方法。 3. 温度および圧力のアルキレーション条件が、アルキレーション反応器内で の気化を防止するように使用され、液体反応器流出液に及ぼす圧力が、続いて低 下し、気化および反応器流出液よりの工程(a)の気相の発生を生ずる、請求の 範囲第1項に記載の方法。 4. 工程(a)よりの気相が工程(b)で全凝縮される、請求の範囲第1項に 記載の方法。 5. 工程(a)よりの気相が工程(b)で一部凝縮される、請求の範囲第1項 に記載の方法。 6. 工程(b)より生成する液体凝縮物が工程(c)でフラッシュされる、請 求の範囲第5項に記載の方法。 7. 工程(b)より生成する液体凝縮物が工程(d)のアルキレーション反応 器に再循環される、請求の範囲第5項に記載の方法。 8. 工程(e)で、より低沸点の炭化水素が、工程(b)または工程(c)あ るいはその両者で形成される気相で、このような気相を圧縮することなく、未反 応の炭化水素基質より分離される、請求の範囲第1項に記載の方法。 9. 工程(e)で、より低沸点の炭化水素が、形成される気相で、未反応の炭 化水素基質より分離される、請求の範囲第1項に記載の方法。 10. 工程(e)で、より低沸点の炭化水素が、工程(b)または工程(c) あるいはその両者で、気相が圧縮され、一部凝縮した後および生成した液体凝縮 物が除去された後、形成された気相における未反応の炭化水素基質より分離され る、請求の範囲第1項に記載の方法。 11. 工程(e)で、より低沸点の炭化水素が、工程(b)または工程(c) あるいはその両者で形成された気相の全凝縮によって形成される液相の少なくと も一部で未反応の炭化水素基質より分離される、請求の範囲第1項に記載の方法 。
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