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JPH11506786A - 人工生体器官の貯蔵および運搬のための装置および方法 - Google Patents

人工生体器官の貯蔵および運搬のための装置および方法

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JPH11506786A
JPH11506786A JP9501541A JP50154197A JPH11506786A JP H11506786 A JPH11506786 A JP H11506786A JP 9501541 A JP9501541 A JP 9501541A JP 50154197 A JP50154197 A JP 50154197A JP H11506786 A JPH11506786 A JP H11506786A
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サイトセラピューティクス,インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 培地貯蔵容器、安定取付手段およびシール手段を有する人工生体器官の貯蔵および運搬装置。装置は、気体交換手段および培地交換手段をも有し得る。さらに、装置は、気体アクセス手段および培地アクセス手段を有する第2の容器およびキャップを有し得る。

Description

【発明の詳細な説明】 人工生体器官の貯蔵および運搬のための装置および方法 発明の分野 本発明は、人工生体器官(「BAO」)を貯蔵および運搬する装置および方法 に関する。本発明の装置は、BAOが適切な培養状態下に維持されるようにBA Oを含むように設計されている。このことは、受容者への移植までBAOの生存 性および無菌性を保証する。さらに、本発明の装置は、運搬中にBAOへのダメ ージを最小にするように設計されている。発明の背景 BAOは、受容者内への移植用に設計され得る、または体外で機能するように なされ得る装置である。BAOは、生物学的活性な分子を生成する、または個体 に必要な生物学的機能を提供する生細胞または組織を含む。概して、BAOはま た、栄養素の細胞への拡散を可能にし、且つ分泌された細胞生成物および廃棄物 質を細胞から拡散していくことを可能にする半透膜をも含む。いくつかの場合に は、膜はまた、免疫学的拒絶反応の細胞および分子エフェクターを阻止すること により、細胞を免疫単離するようにも作用し得る。免疫単離膜の使用は、アロお よび異種間の細胞を免疫抑制を用いることなく個体に移植することを可能にする 。生物学的活性な分子が単離された細胞から放出される場合、分子は周囲の半透 膜を通過して受容者の体内に入る。単離された細胞により代謝機能が提供される 場合、代謝されるべき物質は、受容者の体内から膜を介してBAOに入り、細胞 により作用される。 BAOの構築に、様々な膜が用いられてきた。概して、BAOで用いられる膜 は、微孔性または限外濾過グレード膜のいずれかである。PAN/PVC、ポリ ウレタン、ポリスルホン、ポリビニルジエン、およびポリスチレンを含む様々な 膜材料が、BAO内で用いることを提案されている。代表的な膜構造は、平坦な シートを含む。平坦なシートは、2つの本質的に平面状の膜の間に生細胞の層を 有してデバイスの周縁にシールが形成される、「サンドイッチ」タイプの構造に 製造される。また、中空ファイバデバイスは、生細胞が管状膜の内部に設けられ る場合に用いられ得る。中空ファイバBAOは、中空ファイバの管腔内に生細胞 を充填しファイバの端部にシールを供給することにより段階的に形成され得る。 中空ファイバBAOはまた、生細胞が細胞周りに膜を形成するポリマー溶液と共 に押し出し成形される共押し出し成形プロセスにより形成され得る。 BAO内で有用な膜に共通な本来の特徴は、比較的壁が薄く多孔性であること である。これらの膜は、脆弱である傾向があり、BAOの製造およびそれに続く 処理、運搬、および移植中にダメージを受け得る。 BAOは、例えば、参考のためここに援用される米国特許第4,892,538号、5,1 06,627号、5,156,844号、5,158,881号および5,182,111号、並びにPCT国際出 願PCT/US/ 94/07015号およびWO 92/19195号に記載されている。また、PCT国 際公開公報WO 93/03901号およびWO 91/00119号も参照されたい。 生細胞および半透膜に加えて、BAOはまた、他のコンポーネントも含み得る 。例えば、PCT国際公開公報WO 92/19195号は、細胞の生存性を向上させるヒ ドロゲルマトリクスを有し且つデバイスの退避を補助するテザー(tether)を有す る移植可能免疫単離生体適合性ビヒクルを開示している。PCT国際公開公報WO 91/00119は、複数の細胞含有管状膜を連結する外部サポートを有する細胞含有 膜移植片を開示している。PCT国際公開公報WO 93/21902は、剛性または半剛 性のサポート構造を有する移植可能デバイスを教示している。PCT国際出願US 94/07015は、細胞導入を容易にし且つ信頼性のある細胞密シールを提供するポ ートを有する移植可能デバイスを教示している。米国特許第5,002,661号は、マ トリクス内に懸濁された生細胞を含むハウジングを有する血管内人工膵臓パーフ ュージョンデバイスを教示している。 移植可能BAOは、受容者に以下の2つの方法のうちの1つで導入され得る。 (1)空のBAO半透膜デバイスを移植し、次いで生細胞をインサイチュ添加す る。または(2)予め充満された細胞含有デバイスを移植する。多くの場合、後 者の方法が望ましい。理由は、一部には、インサイチュ充満の場合、潜在的移植 部位は容易にアクセス可能でないことがあり得るからである。予め充満されたデ バイスの性能はまた、インビトロでも容易に特徴づけられ得る。しかし、予め充 満されたデバイスの貯蔵および運搬は、多くの問題を提供する。 第1に、BAOは、一旦製造されると、BAOが移植されるときまで、細胞の 生存性とデバイスの無菌性を保証するために、適切な培養状態下に維持されなけ ればならない。実際、BAOが移植前に機能的であり無菌であることを保証する ためには、デバイスは、何日間もの期間保持されテストされなければならない。 十分なテストは、約17〜24日間の保持を必要とする。しかし、たとえ短期間 よりもほんの少し長い期間(例えば、1週間)保持するとしても、BAOを取り 囲む流体培地を定期的に補充して栄養素の新鮮な源を供給し且つカプセル化され た細胞から廃棄物を除去するようにすることが必要である。さらに、流体培地は 、細胞の生存性を維持するために、酸素を含む十分な溶存気体を必要とする。栄 養素および他のBAOの必要要件は、カプセル化される細胞のタイプ、細胞の代 謝活性、並びに細胞の数および充填密度を含む、多くの要因に依存することが認 識される。 例えば、ウシ副腎クロム親和性細胞が、慢性的な痛みの治療のために、ヒトの 被検体に移植するBAO内で用いられてきた。Aebischerら、"Transplantation in Humans of Encapsulated Xenogeneic Cells Without Immunosuppression"、T ransplantation 、vol.58、1275-77頁(1994)。これらのBAOは、ノルエピネフ リン、メット−エンカファロン、オクタペプチド、およびエピネフリンを含む、 いくつかの鎮痛性化合物を分泌することが示されている。BAOは、血清を含ま ない培養培地中で、保持期間中インキュベートされる。鎮痛性物質の放出能力を 維持するために、約12日後に培地を補充することが必要である。典型的には、 補充後、BAOが無菌を維持していることを保証するために、3日間の保持が行 われる。BAOは、15日目の後に出荷のために除去されて20日目以内に出荷 され得る。20日目に、培地は再び補充されなければならず、無菌性をチェック するために再び3日間の保持が行われる。その結果、BAOのいずれの貯蔵シス テムも、BAOを供給する貯蔵培地に対する容易なアクセスを可能にする。 予め充満されたBAOを用いることに伴う別の問題は、それらが用いられる場 所で製造されるわけではないため、BAOを移植場所まで運搬することが必要で あるということである。例えば、本発明がなされる前は、BAOはしばしば、フ ラスコまたはポリプロピレンのスクリューキャップチューブなどの標準の実験室 容器に入れて移植場所まで手で運搬されていた。BAOはカプセル化する膜が多 孔性であるということに主に起因して多少脆弱であるため、標準の実験室容器に 入れて運ばれる間にBAOがダメージを受けることが時々目撃されてきた。 生体器官および組織の貯蔵および運搬用に、様々な梱包システムが記載されて きた。例えば、TuboのPCT国際公開公報WO 91/18575(「Tubo」)、およびKrasn erののPCT国際公開公報WO 91/03934(「Krasner」)を参照のこと。Tuboは、培 養された上皮性巻き包帯(wound dressing)の貯蔵および運搬用容器を記載して いる。容器は、炭酸水素ナトリウム培地中の巻き包帯をサポートする予め滅菌さ れたハウジングと、ハウジングに対する気密シールを有するカバーとを含む。Tu boにおいて、炭酸水素ナトリウム培地が適切なpHを維持するために10% C O2を必要とするため、気密シールは必要不可欠である。 Krasnerは、切断された肢などの生体器官の貯蔵および運搬、並びに骨移植材 料の貯蔵および運搬のための容器を記載している。Krasnerにおいて、生体器官 または骨移植材料は、保存溶液の貯蔵部に吊り下げられたネットまたはバスケッ ト内に落とされる。生体器官または骨移植材料は、運搬中の容器との不当な接触 を防止するように容器内に安定的に取り付けられているわけではない。 Bowmanらの米国特許第4,736,850号は、切除された静脈からの細胞を収集する キットを記載している。細胞収集キットは、切除された静脈とともに細胞収集に 必要なコンポーネントをサポートする3つの内部トレイを有する梱包容器を含む 。キットは、流体培地を保持する場合も切除された静脈を貯蔵する場合も短期間 を越えた期間保持するようには設計されていない。さらに、切除された静脈は、 運搬中の容器との不当な接触を防止するように梱包容器内に安定的に取り付けら れているわけではない。 BAOの細胞含有部分を空気に曝すことは、慎重に制御されることが重要であ る。BAOの空気への露出が長すぎると、デバイスが乾燥し、細胞の生存性にと って有害になり得る。好適には、BAOは貯蔵および運搬装置の方位にかかわら ず、装置内に安定的に取り付けられた状態で流体培地に完全に浸漬される。 実質的にBAOの完全性、無菌性、および細胞の生存性を損なうことなく、B AOを貯蔵し運搬する装置の必要性がある。発明の要旨 本発明は、BAOの完全性、無菌性および細胞の生存性を実質的に維持する、 BAOの貯蔵および運搬装置および方法を提供する。装置は、1以上のBAOを 適切な量の培地内に浴する培地貯蔵容器と、好適にはBAOの方位にかかわらず BAOが液体培地中に浸漬されたままであるように、培地貯蔵容器内に培地を安 定的に保持する手段と、実質的に流密シールを提供するように設計された、培地 貯蔵容器をシールする手段とを含む。安定取付手段は、不当な乱れ又は培地貯蔵 容器の他の部材との物理的接触により起こる、BAOに対するダメージを防止す るように設計されている。 BAOが流体培地中に短期間(すなわち、約1週間)より長い間保持されるべ き場合、装置は、好適には、BAO中の細胞の生存性を維持するために、培地交 換手段と気体交換手段とを有する。流体交換手段は、新鮮な培地の提供および破 棄物の除去を可能にし、気体交換手段は、BAO中に生細胞を維持するための培 培地への酸素の導入を可能にする。 装置はまた、必要に応じて、培地貯蔵容器を取り囲む第2の容器を含む。第2 の容器の使用は、培地貯蔵容器の取り扱いを最小にし、そのため、BAOの無菌 性が損なわれ得る危険性を減少させる。第2の容器はまた、移植時に無菌フィー ルドに人工生体器官を導入することを容易にする。図面の簡単な説明 図1は、好適なBAO貯蔵および運搬装置を示す。装置は、培地貯蔵容器10 およびキャップ12を含む。また第2の容器100および第2のキャップ102 も示されている。 図2は、第2の容器100および第2のキャップ102内に収容された培地貯 蔵容器10およびキャップ12を含むBAO貯蔵および運搬装置の断面図を示す 。 図3は、培地貯蔵容器10およびキャップ12の別の実施の形態を含むBAO 貯蔵および運搬装置を示す。 図4は、BAOを保持する培地貯蔵容器10および安定取付手段20の上面図 を示す。 図5は、出荷中のBAO貯蔵および運搬装置内での凝縮に対する、温度および 時間の影響を示す。発明の詳細な説明 本発明がより完全に理解され得るために、以下に詳細な説明を行う。 本発明は、BAOの貯蔵および運搬用装置および方法を提供する。概して、装 置は、ある量の流体培地を保持する培地貯蔵容器、培地貯蔵容器内にBAOを安 定的に取り付ける手段、および実質的に流密なシールを提供するように設計され た培地貯蔵容器をシールする手段を含む。好適な実施の形態は、さらに、BAO 中の細胞の生存性を維持する培地交換手段および気体交換手段を含む。 装置はまた、必要に応じて、培地貯蔵容器を取り囲む第2の容器を含む。好適 には、第2の容器は、内部容器(培地貯蔵容器)の交換手段にアクセスする手段 を有する。さらに、第2の容器は、第2の容器の内部からの水分を外部の空気と 交換して第2の容器内部の湿気の過剰な蓄積を防止するようにする手段を有する 。 より特定すると、本発明のBAO貯蔵および運搬装置は、培地貯蔵容器10お よびキャップ12を含む。典型的には、培地貯蔵容器10は、培地交換を容易に するウェル14を有する。ウェル14は、培地貯蔵容器10の底部周りに形成さ れた樋および/または底部の低いスポットを含む、任意の適切な設計を有し得る 。このようなウェルまたは低いスポットの存在は、培地貯蔵容器10が不注意で 上下逆に運搬または貯蔵された場合に、BAOから気泡が直接抜けるチャネルを 提供する。好適には、培地収集ウェル14は、BAOがいずれの培地交換工程中 にもダメージを受けないことを保証するために、脆弱なBAO半透膜から離れた 位置に載置されるべきである。 1つの実施の形態において、培地貯蔵容器10は、凸形ベース16を有する。 さらに、ベース16の周囲は、培地貯蔵容器10の底部周囲にウェルまたは樋1 4を形成する。 培地貯蔵容器10内にBAOを安定的に取り付ける安定取付手段20は、培地 貯蔵容器10の内部またはキャップ12の底部に取り付けられ得る。安定取付手 段はまた、培地貯蔵容器10に適合するインサートを含む。好適には、安定取付 手段20は、ベース16に取り付けられる。通常の動作条件下において、安定取 付手段20は、BAOを流体培地内に浸漬された状態に保持して、BAOが、安 定取付手段20以外のシステムコンポーネントと不当に接触しないようになって いる。 いずれの適切な安定取付手段もが、BAOを安定的に取り付けるために用いら れ得る。当業者であれば、安定取付手段20の正確な設計は、BAOの設計に応 じて変化することを理解する。 上述したように、BAOは、半透膜内にカプセル化された生細胞または組織を 含むデバイスである。膜は、1つの細胞コンパートメントまたは複数のコンパー トメントを形成するために、キャップ、糊または熱シールなどの様々な方法でシ ールされ得る。さらに、BAOはまた、シールされた端部に取り付けられたテザ ーなどの、移植後のデバイスを取り除く手段を有し得る。 好適には、安定取付手段20は物理的にBAOの半透膜部分を圧迫しない。安 定取付手段は、テザー、サポート、シールまたはコネクタなどのBAOの非膜部 分でBAOに接触することが意図される。 安定取付手段20は、BAO上の実質的に非制限の流体培地の流れを提供し、 そのことが、栄養素および廃棄物の自由な交換を可能にする。好適には、安定取 付手段20が、BAOが培地中で自由に浮遊することを可能にする。 図1および図2に示す好適な実施の形態において、安定取付手段は、プロング 20およびポスト22を含む。図示するように、プロング20およびポスト22 は、培地貯蔵容器10のベース16に取り付けられている。プロング20および ポスト22は、様々なサイズのBAOを収容するために、ベース16上に位置づ けられ得ることが意図される。 好適な実施の形態において、プロング20およびポスト22は、キャップに取 り付けられたテザーを有するハブシール(hub-sealed)取付具で一端を覆われたB AOと係合するように設計されている。ハブシールされたBAOは、PCT/US 94/ 07015で教示している。ハブシールされたBAOは、BAOの非膜部分(例えば 、ハブシールされたキャップ)がプロング20の外表面に突き当たるように、テ ザーをプロング20内に位置づけ、次いでポスト22周りにテザーを巻回するこ とにより安定的に取り付けられる。このようにBAOは、一端でのみ安定的に取 り付けられ、脆弱な半透膜部分は培地貯蔵容器10内の中央部内に自由に浮遊す る。BAOはさらに、適切なクリップまたはスロット、または他の適切な手段に より、保持プロング20および/またはポスト22に安定的に取り付けられ得る 。 プロング20は他の設計のBAOを挟持して安定的に取り付け得るということ も意図される。例えば、外部の非膜特徴(例えば、複数の細胞含有膜を連結する サポート)を有するBAOは、プロング20を非膜部分周りに取り付けることに より、培地内に安定的に取り付けられる。 さらに、安定取付手段は、1を越える位置でBAOを安定的に取り付けるよう に設計され得る。このことは、BAOの機能膜部分の完全性が損なわれない限り 、プロング20および/またはポスト22のいずれの組み合わせを用いても達成 され得る。例えば、BAOが両端に非膜部分(例えば、PCT国際公開公報WO 9 1/00119に記載されているように、端部サポートおよびシールキャップ)を有す る場合、プロング20は、各非膜部分が異なるプロング20のスロットに挿入さ れ得るように、整合され得る。 キャップ12は、培地貯蔵容器10に密閉状態でかぶせられるとき、実質的に 流密なシールを提供する。好適な実施の形態において、キャップ12が係合する とき、培地貯蔵容器10は反転可能であり、BAOが培地内に浸漬されたままで あり培地収集ウェルまたは低いスポット内に蓄積する傾向がある気泡に接触しな いようになっている。このことは、運搬中に、容器が不注意により反転した場合 に、BAOが乾燥しないことを保証する。好適には、キャップは、流密シールの 形成を補助するライナー(例えば、シリコーンエラストマーなどの圧縮可能材料 )を有する。さらに、キャップは、その一部が培地キャビティに延びてある量の 培地を容器から逃がすように設計され得る。このことは、シールされたときの、 培地充満された貯蔵および運搬装置内でエアーポケットの形成を最小にするよう に作用する。このことは、BAOが、貯蔵および運搬中に流体培地により完全に 取り囲まれることを保証する。 ライナーは、シリコーン層が他の適切なポリマー(例えば、ポリプロピレンま たはフルオロエチレンプロピレン)の2つの層間に載置された層構造アプローチ により形成され得る。ライナーは、超音波溶接などの、何らかの適切な手段によ りキャップに安定的に取り付けられ得る。ライナーが層構造により形成される場 合、キャップと接触するライナーの内層は、超音波溶接を容易にするためにキャ ップと同一の材料により形成される。外層は、低摩擦で流密シールを形成するに 十分な耐久性を有する、任意の適切な材料によって形成され得る。例えば、フッ 化ペルフルオロエチレンポリプロピレン(FEP)、ヘキサフルオロプロピレン とテトラフルオロエチレンとの共重合体が、ライナーの低摩擦層に適切な材料で ある。FEPは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)と非常に似た性質を 有するが、PTFEよりもガンマ線照射滅菌中においてより安定している。 ライナーが用いられる場合、培地貯蔵容器10は外縁周りにシーリングリムを 有しており、キャップ12が容器にかぶせられると、シーリングリムが圧縮可能 ライナーに埋め込まれて流密シールを形成することが好ましい。 キャップ12の1つの実施の形態は、培地貯蔵容器10の上部に熱シールされ た蓋である。熱シール装置は、周知である。ライナーが用いられる場合、ライナ ーはスピン結合されたオレフィン、紙、アルニミウムホイル、または当該分野で 公知の同様の材料により形成され得る。本実施の形態において、ライナーは、加 熱時にライナーを容器10に結合する樹脂を含む。 別の実施の形態において、キャップ12は、培地貯蔵容器10の上部において 対となるねじと係合する、ねじをきった蓋である。図3に示す更なる実施の形態 において、キャップ12は、凹部を有する、ねじをきった蓋であり、凹部は、キ ャップが容器上部において対となるねじに係合すると、培地貯蔵容器10から培 地を逃がす。このことは、シールされたときの培地貯蔵容器内におけるエアーポ ケットの形成を最小にし、さらに、BAOが貯蔵および運搬中に流体培地により 完全に囲まれることを保証する。 図1および図2に示す、貯蔵および運搬装置の好適な実施の形態は、さらに、 気体交換手段50と培地交換手段30とを含む。 気体を培地と交換する能力は、BAO内で生細胞の生存性を維持することを補 助する。また、密閉手段に係合する前に培地を飽和させること、または呼吸可能 な(breathable)ライナーを用いることにより、十分な酸素が梱包システムに導入 され得る。 図示するように、気体交換手段50は、シールされた培地貯蔵容器の外部と内 部との間の気体連通を可能にする再密封可能ポートである。ポートは、キャップ 、プラグ、または好適には自己シール型隔壁52などの、任意の適切な方法によ っても再密封され得る。このような隔壁は、当該分野で周知である。 自己シール型隔壁を用いる実施の形態において、気体交換を可能にするために 、中空の針または適切な別の手段が、隔壁52を介して培地貯蔵容器10内の培 地に挿入される。針は、好適には、培地貯蔵容器10の汚染を回避し、それによ り導入された気体内に汚染物質がある場合でもBAOの汚染を回避するために、 微生物フィルタ(例えば、ポリプロピレンハウジング内の0.22ミクロンのP TFEフィルタ)を含む。 好適には、気体交換手段50はまた、針が培地貯蔵容器10に挿入され得る程 度を限定する停止部材をも含む。停止部材は、針がBAOと接触することを防止 し、それによりBAOの偶発的な穿孔を防止する。 培地交換手段30は、気体交換手段50と設計が類似である。たとえば、培地 交換手段30は、培地にアクセスするための再密封可能ポートをも含み得る。好 適には、培地交換手段30は、培地収集ウェル14にアクセスする。培地は、針 、管、または他の適切な方法を用いて、培地貯蔵容器10から除去され得、また は培地貯蔵容器10に導入され得る。 好適には、培地交換手段30は、自己シール隔壁32を含み、自己シール隔壁 32は、培地収集ウェル14上方において直接整合する。培地を交換するために 、針が隔壁32に挿入されて、針の開口部がウェル内に位置するようになってい る。ウェル内の培地は、その後、吸引されてシステムから除去される。同様の様 式で新鮮な培地が導入され得る。好適には培地交換中に、培地が適切なフィルタ を通過して、培地貯蔵容器10への汚染物質の導入を防止する。培地交換が起こ った後、針が除去されて隔壁32が自己シールして流密シールを形成する。 気体交換手段50および培地交換手段30が自己シール隔壁を用いる場合、好 適な実施の形態は、隔壁を収容するスナップ式取付具を用いる。例えば、気体交 換スナップ取付ベース58および培地交換スナップ取付ベース38は、キャップ 12内の適切なポートの底部に挿入されて、スナップ式適合ベース58および3 8の一部分がキャップ12の上部を貫通して延びるようになっている。隔壁52 および32は、その後、スナップ式適合58および38に挿入される。取付リン グ54および34は、スナップ式適合ベース58および38の、キャップ12の 上部を貫通して延びる部分の周囲にぴったり適合する。 スナップ式適合インサート56および36は、その後、それぞれスナップ式適 合ベース58および38の上部と係合する。スナップ式適合ベースおよびスナッ プ式適合インサートは、係合されたときに互いの方向に引かれ、それにより隔壁 52および32およびキャップライナー周りの流密シールを保証するように設計 されている。 気体交換手段50または培地交換手段30のいずれか又は両方のためのスナッ プ式適合ハウジングもまた、培地貯蔵容器10のハンドルとして作用し得る。図 1に示すように、スナップ式適合インサート56は、ハンドルとして機能する。 これらの取付具のコンポーネントは、機械加工、射出成形、または他の一般的技 術によって製造され得る。スナップ式取付具に代わるものとして、インサートが 超音波によりキャップ12に溶接され得る。 別の実施の形態において、培地は、培地貯蔵容器10に一体化される1以上の 追加の容器により供給され得る。本実施の形態において、スペント培地は、培地 貯蔵容器10から、培地貯蔵容器10をスペント培地貯蔵部に連結する管を介し て排出される。新鮮な培地が、培地貯蔵容器10と流体連通する新鮮培地貯蔵部 から導入される。最も好適には、培地交換貯蔵部は、その内容物の無菌性を損な うことなく、培地貯蔵容器10との連結が切断される。一旦切断されると、貯蔵 部からの排出または再充満が適切に行われ得、その後、滅菌様式で培地貯蔵容器 10に再連結される。このような工程は当該分野で公知である。 図1および図2は、さらに、培地貯蔵容器10とキャップ12とを取り囲む、 第2の容器100と第2のキャップ102とを示す。第2のキャップ102は、 第2の容器100と密閉状態で係合するときに、実質的に流密なシールを供給す る。1つの実施の形態において、第2のキャップ102は、第2の容器100の 上部とねじ係合する、ねじをきった蓋である。好適には、第2のキャップ102 は、キャップ12に関して上述したように、ライナーを有する。 さらに、好適には、第2のキャップ12は、気体交換手段50と培地交換手段 30とにアクセスする手段、および湿気を放出する手段を有する。これらのアク セス手段および湿気交換手段は、培地貯蔵容器10のキャップ12上の交換手段 50および30と設計が類似であるが、他の任意の適切な設計を有し得る。 気体アクセス手段150および培地アクセス手段130を有する好適な実施の 形態を図2に示す。図示するように、アクセス手段150および130は、スナ ップ式適合ハウジング内に自己シール隔壁152および132(すなわち、リン グ154および134並びに上部インサート156および136を含むベース1 58および138)を有する。 気体アクセス手段150は、気体交換手段50と整合され、培地アクセス手段 130は、培地交換手段30と整合されており、針または他の適切な部材が、外 部環境から第2の容器の隔壁と次いで培地貯蔵容器の隔壁とを介して挿入され、 それにより培地貯蔵環境を貫通し、気体および/または培地交換を可能にするよ うになっている。好適な実施の形態において、培地貯蔵容器10の底部は、キー メカニズム60を有し、キーメカニズム60は、係合ベース200に適合する。 キーメカニズム60は、第2のキャップ102のアクセス手段150および13 0がキャップ12の交換手段上方で整合されることを保証する。 さらに、キーメカニズム60は、オペレーターがキャップ12の培地交換手段 30を培地貯蔵容器10のベースの培地収集ウェル14と整合させることを可能 にする。このことは、培地貯蔵容器10を、設計上係合ベース200と類似のベ ースプレート上に載置することにより達成される。 さらに、キャップ12がねじをきった蓋である場合、キーメカニズム60はま た、培地貯蔵容器10を多く取り扱うことなく、キャップ12の取り付けまたは 取り外しを容易にする。キーメカニズム60は、単に培地貯蔵容器10を係合ベ ース200に類似の係合ベースに適合させ、キャップ12にトルクを付与するこ とにより、オペレーターがキャップ12を安定的に取り付けるか又は除去するこ とを可能にする。培地貯蔵容器10の取り扱いが減少することは、汚染の可能性 が減少するために望ましい。 図1および図2に示す好適な実施の形態において、貯蔵および運搬装置はさら に、設計上気体交換手段50に類似の湿気交換手段170を含む。湿気交換手段 は、第2のキャップ102上に位置し、呼吸可能ライナー179が位置する孔を 有する隔壁172を含む。呼吸可能ライナー179は、例えば、ナイロン0.2 2ミクロン多孔性膜ディスクであり得る。ナイロン膜は、ガンマ線照射などの滅 菌工程に耐える能力があるため、好適である。0.22ミクロン多孔性は、微生 物汚染物質が第2の容器内に入ることを防止するのに好適である。 湿気交換手段170は、凝集が第2の容器内部で形成されることを防止するた めに、運搬中の水分放出および圧力均等化を可能にする。湿気交換は、容器が加 湿された雰囲気のインキュベータ内に貯蔵され得るために、望ましい。温度は出 荷中にインキュベータ内の約37℃から室温まで低下するため、湿気交換手段1 70がないと、湿気は凝集して第2の容器内に残る。 図5において、凝集に対する温度損失の影響をグラフで表す。示される3回の 実験の各々は、本発明の貯蔵および運搬装置に対して行われた。第2の容器は、 内径0.312インチの孔を有する隔壁内の第2のキャップ上に位置するナイロ ン0.22ミクロン多孔性膜ディスクを含む湿気交換手段を含んでいた。各実験 において装置の初期の温度は、約37℃であった。 実験1は、装置の温度が1時間で約37℃から約25℃まで急速に低下する「 急冷」状態を表す。このような状態において、凝集が現れたが、時間が経つと、 凝集した水分は膜ディスクを介して気化するため、第2の容器の内部は乾燥する 。 実験2は、装置の温度が制御される「徐冷」状態を表す。このような状態にお いて、膜ディスクは、凝集がテスト期間中に第2の容器内に形成されることを防 止した。 実験3は、シミュレートされた動作条件(ルーチンの商業的出荷中に予想され る実際の熱および時間条件)を表す。この実験の間、容器は約8時間の間シミュ レートされた出荷条件に維持され、その後、容器は「急冷」状態に曝される。凝 集は、シミュレートされた出荷期間中に認識可能な程度には現れなかった。「徐 冷」実験の場合のように、膜ディスクが凝集が第2の容器内で形成されることを 防止したと考えられる。装置が「急冷」状態に曝されて初めて、凝集が現れた。 気体アクセス手段150、培地アクセス手段130、および湿気交換手段17 0用のスナップ式適合ハウジングは、気体交換手段50および培地交換手段30 と類似の様式で構成され得る。スナップ式適合ベース158、138および17 8が第2のキャップ102内の適切なポートの底部に挿入される。隔壁152、 132および172はその後、それぞれスナップ式適合ベース158、138お よび178に挿入される。湿気交換手段170に対して、隔壁172は、呼吸可 能ライナー179が挿入される孔を有する。取付リング154、134および1 74は、それぞれスナップ式適合ベース158、138および178周りに固定 されて、スナップ式取付具を第2のキャップ102に安定的に取り付ける。最後 に、スナップ式適合インサート156、136および176は、それぞれスナッ プ式適合ベース158、138および178の上部と係合する。スナップ式適合 インサート156は針保持構成を有し、スナップ式適合インサート136は隔壁 蓋139を有することが好適である。 また、キャップ12の交換手段30および50の場合のように、アクセス手段 130および150および湿気交換手段170と共に用いられるスナップ式取付 具は、キャップ102に超音波により溶接されたインサートと置換され得る。 一旦BAOおよび培地が初期充填されると、第2の容器100は、第1の容器 10を取り扱う必要性を最小にする。次の気体および培地交換は、貯蔵および運 搬装置を乱すことを最小にし且つBAOの汚染の危険性が実質的に減少した状態 で、両方の容器を介して行われる。 第2の容器100は、移植先に送達されると、無菌フィールドの外で開かれ、 培地貯蔵容器10が無菌フィールドに送達され得、それにより無菌フィールドへ の望まれない生物学的汚染物質の導入の可能性が減少する。 第2の容器100が用いられる場合、スロットのあいた係合ベース200は、 例えば超音波溶接によって、第2の容器100のベース内部に取り付けられたデ ィスクという形態を取り得る。スロットのあいた係合ベース200は、上縁に沿 っていくつかのロッキングタブ202を有する。これらのロッキングタブ202 は、図1および図2に培地貯蔵容器10の底部の一連のスロットとして示すキー メカニズム60と係合する。培地貯蔵容器10が第2の容器100内に挿入され ると、スロットは、ロッキングタブ202を受け取る。または、第2の容器およ びスロットのあいた係合ベースは、例えば、射出成形を用いて単一ユニットとし て製造され得る。 培地貯蔵容器10は、BAOにダメージを与える結果となり得る培地貯蔵容器 の動きを防止するために、第2の容器100にうまく適合すべきである。この良 好な適合は、気体交換手段50の高さを適切に設計することにより、容易に達成 され得る。 貯蔵および運搬装置の製造において、ステンレス鋼、アルミニウム合金、チタ ンベースの材料などの金属、または例えばCoors Company,Boulder,Coloradoか ら入手可能な、シリカ若しくはアルミナベースのセラミックなどのセラミックを 含む、任意の適切な材料が用いられ得る。照射(すなわち、ガンマ線照射)、化 学的方法(すなわち、酸化エチレン滅菌)およびオートクレーブなどの通常の滅 菌方法に耐える能力のある、任意の材料が用いられ得る。 滅菌方法がガンマ線照射である場合、選択された材料は、必要であれば、色あ せまたは劣化を防止するために、ガンマ線照射に対する安定剤を含むべきである 。市場入手可能なポリカーボネートポリマーは、このような安定剤を有する。こ のようなポリマーは、典型的には、ガンマ線滅菌に先だって着色(例えば、薄紫 )される。ポリマーは、ガンマ線照射に曝されると、黄色を帯びる。しかし、適 切にガンマ線により安定化されると、これらの着色されたポリカーボネートポリ マーは、短期間貯蔵された後に自然な薄い色に戻る。 さらに、材料は、出荷および取り扱いの荒っぽさに耐える十分な耐久性を有す るべきである。さらに、材料は、BAOに対して有害と感じられるような影響を 有していないほど、生細胞にとって十分非毒性でなければならない。好適には、 材料は、USPクラス6テスト済みであるべきである。 再使用可能な材料が考えられるが、好適には材料は使い捨て可能である。 また、貯蔵および運搬装置のコンポーネントの少なくともいくつかが必要に応 じて透明であることも好適である。このことは、BAOの目に見える汚染の容易 な発見を可能にする。目に見える汚染の例は、流体培地の濁りおよび色あせを含 む。 好適には、培地貯蔵容器10および第2の容器100は、必要に応じて、ガラ スまたは適切なポリマーなどの透明な材料から形成される。有用なポリマーは、 ポリカーボネート、ポリフェニレンオキサイド、ポリエステル、ポリエーテルア ミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン-コ-グリコールテレフタレー ト、および類似の樹脂などの、任意の耐久性のある、脆弱でない材料を含む。よ り好適なものは、ポリカーボネートポリマーである。なぜなら、(1)他のいく つかの適切な材料よりも耐久性があり、(2)USPクラス6グレードで入手可 能であり、そして(3)熱成形可能であるからである。 本発明の容器およびキャップは、任意の適切な技術によって製造され得る。例 えば、射出成形または他の熱成形方法によって形成され得る。または、機械加工 により形成され得るし、超音波溶接などの接着技術を用いて組み立てられ得る。 製造の好適な方法は、射出成形などの熱成形プロセスである。なぜなら、このプ ロセスは、複雑な形状物の製造を容易に可能にするからである。 ポリカーボネート材料から、機械加工または射出成形により製造される取付リ ングは、滅菌中にガンマ線照射に曝すことにより増幅される応力ラインを有する 。プラスチックの強靭性を保証するために、応力ラインを除去することが望まし い。応力の不安定さを減少させるために、アニールが行われ得る。機械または成 形リングを約250℃の温度に約10分間曝し、次いで熱衝撃を防止するために 、ゆっくりと(数時間かけて)冷却することにより、すべての熱可塑性樹脂内で 起こる応力緩和プロセスが加速する。アニールによって、内部応力は減少し、そ のことが、部品の寸法および性能の安定性を向上させる。 デバイスを出荷するときに、運搬の物理的荒さを最小にするために注意をしな ければならない。その結果、出荷用の第3の容器が、貯蔵および運搬装置を取り 囲むために用いられ得る。 さらに、運搬中にBAOの温度を制御および監視することが望ましい。第3の 出荷用容器は、New Bedford,MAのPackaging Products,Inc.から販売されてい るものなどの、断熱性ゲルパックなどで梱包され得る。 出荷容器自体は、断熱され得、BAOを適切な温度で取り扱うことを保証する ために、反転インジケータまたは温度レコーダーを含み得る。反転インジケータ を有する断熱された容器は販売されている(例えば、EuduroTherm製断熱容器、N ew England,Warwick,RIのSource Packaging)。任意の適切な温度プローブが 用いられ得る(例えば、Data Trace,Mesa Laboratories,Inc.,Wheat Ridge, CO)。 出荷容器は、耐久性があり、落下した場合の衝撃または他の出荷中の動きを吸 収して、BAOをダメージから保護しなければならない。断熱の厚い層(1〜3 インチ)を有する断熱された出荷容器は、出荷中の容器に対する衝撃を吸収する ために有用である。 本発明をさらに以下の実施例によって説明するが、以下の実施例はいかなるよ うにも本発明を限定するものではない。実施例 BAOの貯蔵および運搬用装置は、約80mlの適切な流体培地を保持する培 地貯蔵容器を含んで組み立てられた。培地貯蔵容器は、培地貯蔵容器のベース中 央部から離れた位置に、ウェルまたは低いスポットを有していた。培地貯蔵容器 は、ステンレス鋼またはアルミニウムから機械加工した型を用いて、光学的に透 明なポリカーボネート材料から射出成形により形成された。 培地貯蔵容器は、約3.78インチの外径および0.1925インチ幅のシー リング縁を有していた。培地貯蔵容器の内径は、約3.40インチであり、BA Oを浸漬するために約80〜100mlの培地で充満され得る。貯蔵容器のねじ は、Society of Plastics Industry Incorporatedの一部門であるPlastic Bottl e Institute,Technical Committeeにより記載されているように、SP−400 仕上げであった。さらに、ねじ仕上げ程度(thread finish identification)は、 サイズ100であり、好適には修正されたバットレスねじであった。 安定取付手段は、培地貯蔵容器の底面に直交して位置する多数のポストとプロ ングから形成された。ポストの高さは、ポストの上部がシール手段の底部まで延 出するようなものであった。このことはさらに、BAOが貯蔵容器内で不当な動 きをすることを防止した。 ポストおよびプロングは、ベースの一体化部分であり、射出成形により形成さ れた。プロングは、適切な位置に摺動した状態で0.030インチの直径を有す るBAOテザー部を掴むために、幅約0.026インチの、スロットを有するテ ーパ状部分を有していた。ポストおよびプロングを形成するポリカーボネート材 料は、テザーがしっかり保持されて充填時に壊れないほど強靱であることを可能 にした。 ポストおよびプロングは、培地貯蔵容器が5cmの活性長および/または7c mの活性長のBAOを安定して保持し得るように、容器の底部に沿って配置され た。上記の場合、BAOの細胞含有膜部分は、培地貯蔵容器の中央部内にあった 。本実施例で用いたBAOは、培地貯蔵容器の一端に取り付けられた圧縮可能な 中空のシリコーンテザーを有し、上記テザーの外径は約0.030インチであっ た。 用いられたシール手段は、ねじをきった蓋という形態であり、上記蓋は、その 底部が培地貯蔵容器の上部と係合していた。蓋のねじは、Closure Manufacturer es Assocationの仕様に記載されているように、#100〜400、5TPIの 修正されたバットレスねじであった。蓋の内側は、流密シールの形成を補助する ために、圧縮可能なシリコーンエラストマー材でライニングされた。このライナ ーは、ポリプロピレンフィルム層とFEP層との間でシリコーンを共押し出しす る方法により形成された。シリコーンは厚み0.040〜0.100インチであ り、フィルムは厚み0.005〜0.010インチであった。ライナーは、超音 波溶接により蓋にしっかりと取り付けられた。ライナーの内層は、蓋と同一の材 料、特にポリプロピレンから形成され、超音波溶接が容易になった。ライナーの 超音波溶接は、材料に対する直接の接着エネルギーにより達成された。各々直径 0.375インチである6つの溶接スポットは、対称的にキャップ周りに塗布さ れてライナーを適切な位置にしっかりと接着された。 培地貯蔵容器は、外縁周りに高さ約0.010インチの90度ナイフエッジを 有しており、ナイフエッジは流密シールの形成を補助するめに蓋のライナーの圧 縮可能FEPおよびシリコーン部分に切り込んだ。培地容器の底部は、取付ベー スおよび/またはベースプレートに適合するキーメカニズムを有していた。キー メカニズムは10度オフセットタブであり、培地ウェル上方における穿孔可能な 隔壁の整合と培地貯蔵容器の隔壁上方における第2の容器の整合とを可能にした 。 本実施例の装置は、培地交換手段と気体交換手段との両方を含んでいた。これ らの交換手段は、自己シール型シリコーン隔壁から形成された。 培地は、厚み約0.125インチであり直径約0.550インチのシリコーン 隔壁に針を挿入し、次いで培地を吸引且つ除去することにより交換された。新鮮 な培地は、同一のシリコーン隔壁を通った別の針により導入された。貯蔵中に隔 壁を覆うために、キャップ取付具が用いられた。 気体交換は、第2の隔壁に中空の針を挿入することにより行われた。針は、le ur取付具で針に保持されたポリプロピレンハウジング内に、0.22ミクロンの テフロンフィルタを含んでいた。気体交換隔壁はさらに、針が培地貯蔵容器の内 部に入り込み得る程度を制限する停止部材を含んでいた。より長い期間の貯蔵の ために、デバイスは、針が隔壁に挿入された状態で、貯蔵インキュベータ内に載 置される。デバイスが出荷される場合、針は短い出荷期間中に除去されて隔壁は 自己シールして流密シールを提供する。 装置の製造に用いられた材料は、ポリカーボネート、ポリプロピレン、および シリコーンであり、完全に使い捨て可能であり、再使用されなかった。これらの 材料は、ガンマ線照射滅菌方法に耐えることができ、出荷時の荒い取り扱いに耐 えるに十分な耐久性を有し、BAOに対して有害と感じるような影響を与えない ほど生細胞に対して十分非毒性であるために、選択された。上記材料は、全てU SPクラス6テスト済みであった。 装置はさらに、シールされた培地貯蔵容器を取り囲む第2の容器を含んでいた 。第2の容器は、気体および培地アクセス手段を有し、両方の手段共、培地貯蔵 容器の自己シール隔壁上方で整合する自己シール隔壁であった。本実施例におい て、第2の容器は、同様の蓋構造、培地貯蔵容器の内部にアクセスするための同 様の自己シール隔壁を有しているという点で、培地貯蔵容器に類似であった。第 2の容器はまた、0.312インチの直径を有する0.22ミクロンナイロン膜 の湿気交換手段を有していた。培地貯蔵容器の内部にアクセスすることは、第2 の容 器の隔壁を、培地貯蔵容器の隔壁上方に整合させて、針が第2の容器の隔壁およ び第1の容器の隔壁を通って培地または気体交換を提供するようにすることによ り達成された。 本実施例で用いる装置は、蓋、ライナー、隔壁、スナップ式取付具、および第 2の容器のベースリングを含んで組み立てて(ねじをきった蓋は取り外される) 、ガンマ線照射による滅菌のために袋に入れることにより形成された。無菌ユニ ットは、その後、BAOが充填される無菌フード内に載置された。BAO充填手順 BAOの充填は、以下の手順によって行われた。 (1)ベースプレート上の取付タブが培地貯蔵容器の底部のスロット内に適合 するように、ベースプレート上に培地貯蔵容器を載置した。 (2)容器の底部を湿らせるために、10mlの選択された培地が、培地貯蔵 容器に添加された。 (3)図4に示すように、その後、薄い円筒形状のBAOを培地貯蔵容器の中 央に載置することにより、BAOが充填された。 (4)シリコーンテザーがプロングに挿入され、その後ポスト周りに巻回され た。 (5)次いで、ナイフエッジが蓋のライナーに切り込むように容器を保持する ために、培地貯蔵容器が、ベースプレートを用いて、ねじをきった蓋で密にシー ルされた。 (6)その後、培地貯蔵容器の培地ウェル上方における培地交換手段の整合が 、視覚的に確認された。 (7)その後、BAOを内部に含んだ状態のシールされた培地貯蔵容器が、ス ロットを有する取付ベースの上部の第2の容器に載置されて、取付ベースのタブ が培地貯蔵容器の底部のキーメカニズムのスロット内に適合するようにされた。 (8)その後、ナイフエッジ状蓋が蓋のライナーに切り込むように、第2の容 器が、ねじをきった蓋で密にシールされた。 (9)その後、気体交換針および22ミクロンフィルタハウジングが、第2の 容器の気体アクセス隔壁に通され、次いで培地貯蔵容器の気体交換隔壁に通され た。 (10)その後、培地交換針が第2の容器の気体アクセス隔壁を通され、次い で、針の先端が培地ウェルに入るように、培地貯蔵容器の気体アクセス隔壁を通 された。 (11)その後、培地の残りの70mlが、培地交換針を介して添加されて、 培地貯蔵容器を充満した。運搬および荷降ろし手順 その後、充填されたBAO含有装置が、以下の手順に従って移植先に送達され た。 (1)気体交換針が培地貯蔵容器から除去された。 (2)装置が、ヒートパックと温度監視デバイスを有する、断熱された耐久性 を有する第3の梱包箱に入れられた。 (3)その後、装置が、ルーチンの運搬方法によって、移植先に出荷された。 (4)移植先において、装置が出荷パッケージから除去され、無菌の充填され シールされた培地貯蔵容器が無菌外科フィールドに導入され得るように、第2の 容器の蓋が取り外された。 (5)一旦無菌フィールド内部に入ると、培地貯蔵容器の蓋が取り外された。 (6)その後、BAOのテザーをポストから外してテザーをプロングから取り 外すことにより、BAOが培地貯蔵容器から除去された。移植前テスト手順 患者への移植前に、BAOは概して、機能的であり且つ無菌であることが示さ れなければならない。このテストは、完了するのに約17〜24日の保持期間を 要する。この期間中に、細胞の生存性を維持するために培地を変更することが必 要であり得る。例えば、上記のように、BAOがウシ副腎クロム親和性細胞を含 む場合、約12日後に培地を補充することが必要である。培地交換後、BAOの 無菌性を保証するために、短い3日間の保持が行われる。BAOはその後、15 日目後20日目までの間に出荷される。20日目に、細胞が再び供給されて、更 なる3日間の保持が行われる。製品評価手順 1.無菌性テスト BAOが充填され培地が上記のように交換された。BAOは29日間装置内に 貯蔵された。その間ずっと、USP無菌評価を用いて無菌性が評価され、デバイ スは無菌のままであることが判明した。 2.耐漏洩性テスト シールされた培地貯蔵容器およびシールされた第2の容器の気密および流密シ ールが、評価された。気密テストは、1〜3psiの圧縮窒素を加えることによ り行われ、経時的な圧力維持が評価された。デバイスは、長期間1〜3psiの 圧力下において気密のままであることが判明した。流密シールは、培地を添加し 、容器を反転させ、長期間容器内で培地を振ることにより評価された。デバイス は、液密のままであることが判明した。 さらに、デバイスは、ロードアイランド州から、バージニア州の場所まで一般 的な運搬業者により、誰も同伴しない状態で出荷された。デバイスは返却され、 液密シールが侵された証拠はなかった。 運搬中にダメージが起こらないように、垂直10〜20フィートの落下テスト もまた行われた。 3.毒性テスト 製造材料の毒性が、29日間貯蔵された後に、BAOのアウトプットを鎮痛性 物質に関して評価することによりテストされた。上記29日間の貯蔵は、上述の ように、12日目と20日目の培地交換を含む。さらに、BAO中で用いられた 細胞が、直接材料に載置されて、活性物質のアウトプットおよび細胞形態変化に 関して同様に評価された。 材料は、細胞にとってもBAOにとっても非毒性であることが判明した。鎮痛 性物質は、材料に曝されることによって変化しなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 ワーナー,ニコラス エフ. アメリカ合衆国 マサチューセッツ 02178,ベルモント,コンコード アベニ ュー 296

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.人工生体器官貯蔵および運搬装置であって、 培地貯蔵容器であって、該人工生体器官を該培地貯蔵容器に安定的に取り付け る安定取付手段を内部に有する培地貯蔵容器と、 該培地貯蔵容器と適合して流密シールを形成するキャップと、 を有し、該人工生体器官が流体培地中に浸される、装置。 2.前記培地貯蔵容器が、光学的に透明な材料から製造される、請求項1に記 載の装置。 3.前記培地貯蔵容器が、ポリカーボネートポリマーから製造される、請求項 2に記載の装置。 4.前記安定取付手段が、少なくとも1つの保持プロングおよび少なくとも1 つのポストを含む、請求項1に記載の装置。 5.前記キャップが、ねじをきった蓋を含み、前記培地貯蔵容器が該ねじをき った蓋と係合する適合ねじを有する、請求項1に記載の装置。 6.気体交換手段をさらに含む、請求項1に記載の装置。 7.培地交換手段をさらに含む、請求項1に記載の装置。 8.気体交換手段と培地交換手段とをさらに含む、請求項1に記載の装置。 9.前記気体交換手段が再密封可能隔壁を含む、請求項6または8に記載の装 置。 10.前記気体交換手段が、前記培地貯蔵容器と外部環境との間の無菌気体交 換を提供する、請求項6または8に記載の装置。 11.前記培地交換手段が再密封可能隔壁を含む、請求項7または8に記載の 装置。 12.前記培地交換手段が、前記培地貯蔵容器と外部環境との間の無菌培地交 換を提供する、請求項7または8に記載の装置。 13.(a)前記キャップと係合したときに、前記培地貯蔵容器を取り囲む能 力を有する第2の容器と、 (b)該第2の容器と係合する第2のキャップと、 をさらに含む、請求項1に記載の装置。 14.前記第2の容器または前記第2のキャップが、湿気交換手段をさらに含 む、請求項13に記載の装置。 15.(a)前記キャップと係合したときに、前記培地貯蔵容器を取り囲む能 力を有する第2の容器と、 (b)該第2の容器と係合する第2のキャップと、 をさらに含む、請求項6に記載の装置。 16.前記第2の容器または前記第2のキャップが、前記気体交換手段にアク セスする気体アクセス手段をさらに含む、請求項15に記載の装置。 17.前記第2の容器または前記第2のキャップが、湿気交換手段をさらに含 む、請求項15に記載の装置。 18.(a)前記キャップと係合したときに、前記培地貯蔵容器を取り囲む能 力を有する第2の容器と、 (b)該第2の容器と係合する第2のキャップと、 をさらに含む、請求項7に記載の装置。 19.前記第2の容器または前記第2のキャップが、前記培地交換手段にアク セスする培地アクセス手段をさらに含む、請求項18に記載の装置。 20.前記第2の容器または前記第2のキャップが、湿気交換手段をさらに含 む、請求項18に記載の装置。 21.前記培地貯蔵容器のベース上のキーメカニズムと係合する前記第2の容 器のベース内の係合ベースをさらに含む、請求項13から20のいずれかに記載 の装置。 22.BAOを貯蔵する方法であって、 (a)該BAOを、請求項1から8および13から20のいずれかに記載の装 置に充填する工程と、 (b)該BAOが前記容器内に浸されて該容器が実質的に充満されるように、 ある量の流体培地を前記培地貯蔵容器に添加する工程と、 を含む方法。 23.前記流体培地を定期的に補充する工程をさらに含む、請求項22に記載 の方法。 24.前記流体培地に定期的に酸素を導入する工程をさらに含む、請求項22 に記載の方法。 25.BAOを運搬する方法であって、 (a)該BAOを、請求項1から8および13から20のいずれかに記載の装 置に充填する工程と、 (b)該BAOが前記容器内に浸されて該容器が実質的に充満されるように、 ある量の流体培地を前記培地貯蔵容器に添加する工程と、 (c)該装置を移植先へ出荷する工程と、 を含む方法。
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