[go: up one dir, main page]

JPH11505517A - 植物の収量の向上 - Google Patents

植物の収量の向上

Info

Publication number
JPH11505517A
JPH11505517A JP8527881A JP52788196A JPH11505517A JP H11505517 A JPH11505517 A JP H11505517A JP 8527881 A JP8527881 A JP 8527881A JP 52788196 A JP52788196 A JP 52788196A JP H11505517 A JPH11505517 A JP H11505517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
betaine
adjuvant
plants
plant
yield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8527881A
Other languages
English (en)
Inventor
エイヤ ペフ
ユッシ ハウタラ
エスコ コッコネン
Original Assignee
カルター オイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カルター オイ filed Critical カルター オイ
Publication of JPH11505517A publication Critical patent/JPH11505517A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N37/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids
    • A01N37/44Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids containing at least one carboxylic group or a thio analogue, or a derivative thereof, and a nitrogen atom attached to the same carbon skeleton by a single or double bond, this nitrogen atom not being a member of a derivative or of a thio analogue of a carboxylic group, e.g. amino-carboxylic acids

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Fertilizers (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Compounds Of Unknown Constitution (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は植物の収量を向上させるためのベタインおよびアジュバントの外因的使用に関する。本発明によれば、ベタインおよびアジュバントは一緒にまたは別々に施用できならびに標準的およびストレス条件下の両方において使用できる。本発明はまたベタインおよびアジュバントを含む配合物、ベタインおよびアジュバントで外因的に処理された植物ならびにこのような植物から得られた生産物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 植物の収量の向上 技術分野 本発明は植物の収量を向上させるためのベタインおよびアジュバントの使用に 関する。本発明は特に植物の収量を向上させるためのベタインとアジュバントと を組み合わせた使用に関する。本発明に従えば、標準的条件およびストレス条件 、即ち例えば低温、干ばつ、高塩分、成長を妨害する環境的毒素により条件が悪 い場合、の両方の下で収量を向上できる。本発明はまたベタインおよびアジュバ ントとの配合物(combination)、ベタインとアジュバントで処理した植物ならび にこのような植物から得られた生産物に関する。 背景 生育の環境および条件は植物の収量にかなり影響を与える。最適な生育環境お よび条件は通常、量的に多いおよび質の高い収穫を生ずる。悪い生育条件の下で は質も量も当然悪くなる。 植物の生理学的特性は伝統的な育種および例えば遺伝子操作、の両方による育 種によって好ましく操作される。 栽培技術に関する幾つかの異なる解決策が植物の生育条件および収量を向上さ せるために開発されている。適切な生育場所に対する適切な植物は当業者にとっ て自明である。成長期の間、植物は、例えば種々の網(gauzes)もしくはプラス チックスの利用により、または温室内での植物の栽培によって機械的手段により 保護できる。 灌漑および肥料は成長を向上させるために一般的に使用される。界面活性剤は 有害生物防除剤、保護剤および鉱物成分に関連してしばしば使用される。界面活 性剤は植物細胞への物質の浸透を向上させ、そのため、前記薬剤の効果を高めお よび増強し、そして同時にそれらの環境における有害な影響を減少させる。しか し、栽培技術の種々の方法はしばしば困難で実際的ではなく、その効果は限られ ており(経済的な大きさの温室では、網等々による限られた保護が提供される。 )、そしてそれらはまた全体的なスケールにおいてあまりにも高価である。環境 的ストレス条件から植物を保護するための経済的に許容される化学的解決法は今 までのところ記載されていない。 旱魃に対する植物の感受性は多様であるが、水の供給はいかなるの他の環境因 子よりも作物の生産性のためにより重要である 灌漑は十分な水の供給を確実にするために通常利用される。しかし灌漑に関し て重大な健康上および環境上の問題があり、例えば水資源の急激な減少、水質の 劣化および農地の劣化である。世界中の人工的に灌漑された土地の約半分は土地 の浸水および塩化作用により損害を受けている。 この問題の重要性と規模を示すと世界中に灌漑された土地255,000,0 00ヘクタールがあり、そしてそれらは世界中の水消費総量の70%を占める。 アメリカ合衆国のみにおいて、18の西部の州の領域および国の南東部において 主要な20,000,000ヘクタールを越える灌漑された土地がある。それら は灌漑のみのために水の消費総量83%を使用する。工業国において特に毎年灌 漑用水の使用が増加していることはまた注目される。これらの問題に加えて灌漑 の他の短所は高い費用にある。 他の深刻なストレス因子は土壌の塩分である。土壌の塩分は様々な方法で定義 できる;一般的な定義によれば数種の栽培された植物種の成長および収量を妨げ るのに十分な量の可溶性塩を含む場合に土壌は含塩性(saline)である。最も一 般的な塩は塩化ナトリウムであるが、他の塩もまた塩水の源および塩の溶解度に 依存して種々の組合せで生ずる。 含塩性土壌(saline soil)における植物の成長にとって負の浸透能力(osmotic potential)をもつ土壌から十分な量の水を得ることは困難なことである。ナトリ ウムおよび塩素イオンの高濃度は植物にとって有毒である。さらなる問題はナト リウムイオンが、細胞成長、浸透調節およびpH安定化に要求されるカリウムイ オンであるがそれと競合するとき、生ずる無機成分の欠乏である。この問題はカ ルシウムイオン濃度が低い時に特に生じる。 植物の生産性およびそれらの土壌の塩類への感受性はまた植物種に依存する。 塩生植物は最適な成長を保証するために比較的高い塩化ナトリウム含量を要求す るが、他方非塩性植物は低い耐塩性をもつかまたはそれらの成長はもはや低い塩 濃度であってもかなり抑制される。栽培された植物種の異なる栽培品種間でさえ も大きな違いがある。全く同一の種または栽培品種の耐塩性はまた例えば成長段 階によっても異なり得る。低程度または中程度の塩分濃度の場合、非塩性植物の よりゆっくりした成長は白化のような特定の兆候の形態は検出できないが、植物 の阻害された成長および正常よりも暗いそれらの葉の色に示される。 さらに、全葉面積は縮小し、二酸化炭素同化は減少しそしてタンパク質合成は 阻害される。 植物はストレス条件にある程度までは順応され得る。この能力は植物種によっ てかなり多様である。前記ストレス条件の結果として、ある種の植物は、それら のの気孔を閉鎖するのを助けそのためストレスの過酷さを減じる、アブシジン酸 (ABA)と称する成長ホルモンを製造し始める。しかしABAはまた植物の生 産性に有害な副作用をもつ。ABAは例えば、葉、花および若い果実の落下を引 き起こし、および新しい葉の形成を阻害し、そのことは当然収量の減少に結びつ く。 ストレス条件およびとりわけ水の欠乏はまた、例えば硝酸還元酵素およびフェ ニルアラニンアンモニウムリアーゼのようなある種の酵素の急激な減少を導くこ とが見いだされている。他方、α−アミラーゼおよびリボヌクレアーゼの活性は 増加する。これらの研究成果に基づく植物を保護するための化学的解決法は今ま でに記述されていない。 また、ストレス条件下において、ある種の窒素化合物およびアミノ酸、例えば プロリンおよびベタインがある種の植物の成長領域に蓄積することも見いだされ ている。技術的な文献ではこれらの蓄積生成物の機能と理由を討論している。一 方では、生成物はストレスの副産物であり従って細胞に有害であることが提案さ れており、他方ではそれらは細胞を保護できることを評価している(Wyn Jones, R.G.and Storey,R.: The Pysiology and Biochemistry of Drought Resistan sce in Plant(植物における干ばつ耐性の生理学および生化学),Paleg,L.G.and Aspinall,D.(Eds),Academic Press,Sydney,Australia,1981)。 Zaoら(J.Plant Physiol.140(1992)541-543 において)はアルファルファの 細胞膜におけるベタインの効果を記述する。アルファルファ種苗を0.2Mグリ シンベタインで噴霧し、その後種苗を基質から引き離し、洗浄して土壌を取り去 りそして−10℃ないし−2℃の温度に1時間さらす。次いで種苗を解凍しそし て湿らせた砂に1週間栽培し、この期間では生き延びた植物において再成長が認 められる。グリシンベタインはアルファルファの冷却安定性を明らかに向上させ る。この効果は特に冷却処理のための−6℃において特に明白である。−6℃に 1時間保たれた全ての対照は枯死したのに対し、グリシンベタインで処理された 種苗の67%は生き延びた。 ItaiとPaleg は(Plant Science Letters 25(1982)329-335において)水−スト レスがかけられたオオムギおよびキュウリの回復におけるプロリンおよびベタイ ンの効果を記載する。植物を洗浄された砂の上で成長させ、そして水−ストレス を作るためにポリエチレングリコール(PEG 4000mol.wt.)を4 日間栄養溶液に添加し、その後植物は収量前の4日間回復させる。プロリンおよ び/またはベタイン(25mM,pH6.2)をストレスの1日目もしくは3日 目または収穫直前に植物の葉に噴霧する。オオムギに関してはストレス前または 後のいずれかに供給されたベタインは効果がないが、ストレスの終わりに添加し たベタインは有効であった。プロリンは効果がなかった。キュウリに関しては有 効な効果はみられなかった。これに反しベタインおよびプロリンの両方で否定的 なの影響があることが見いだされた。 植物におけるベタインおよびプロリンの効果を明らかにすることを意図する実 験は従って矛盾した結果を有する。これらの結果に基づく商業的な応用はない。 この分野の文献はベタインとアジュバントとの配合物およびベタインとアジュバ ントとを組合せた使用を記載しない。 発明の簡単な説明 本発明の目的は収量の量と質とを同時に確保するように、人工的灌漑を部分的 に代替する方法を見いだすことである。本発明の他の目的は他のストレス条件、 例えば旱魃に度々関係する高塩分の間、低温における等の下にもある植物を保護 する方法を見いだすことである。さらに、別の意図は環境的資源を消費するまた は環境に有害な方法を利用することなく標準的な条件下で収量を増加させる方法 を見いだすことである。 本発明に関連して、植物の収量が外因的に(exogenously)施用されるベタイン とアジュバントによって著しく向上することが今や見いだされた。ベタインは標 準的およびストレス条件の両方の下で収量を向上させるのに有効でありそしてA BAの副作用のような有害な作用をもたないことが見いだされている。アジュバ ントは植物細胞のベタイン吸収を向上させ、従ってベタインと相乗的に作用する 。本発明は例えば人工灌漑の必要性を著しく減少させ、その結果環境を保全しお よび大いに経費を削減することを可能にさせる。 従って本発明は植物の収量を向上させるためのベタインおよびアジュバントの 外因的使用に関する。本発明によれば、ベタインおよびアジュバントは標準的お よびストレスの両方の条件下での植物の収量を向上させるために外因的に使用さ れる。 本発明はまた、植物の収量を向上させるための方法に関し、該方法では成長す る植物にベタインおよびアジュバントを外因的に施用する。 本発明はまた、植物の収量を向上させるために外因的に利用できるベタインと アジュバントとの配合物にも関する。 本発明はまた、ベタインおよびアジュバントにより外因的に処理された植物、 該植物から生産された生産物、およびそれ自身の使用および食品工業のための原 料としてのそれらの使用に関する。 ベタインおよびアジュバントは1回または数回の継続的な処理のいずれかで植 物に施用される。ベタインおよびアジュバントは配合物として使用でき、または 植物に別々に、しかし多少同時に施用される。所望ならば、ベタインおよびアジ ュバントは慣用の肥料または殺生物剤等と一緒に使用できる。施用は例えば、噴 霧により行ってよく、薬剤は同時または別々に噴霧できる。本発明の目的によれ ば、アジュバントはベタインの植物細胞への輸送を向上させるが、そこではベタ インは細胞の浸透バランスを活発に調節しそしてまた細胞代謝の他の経路にも関 係する。ベタインで処理された細胞は外因的なストレス因子を受けた場合に、よ り生存可能性がある。 本発明によるベタインおよびアジュバント処理は経済的に有利であり、そして 収量は経済的に有益でそして有意である量において増加される。この処理は、そ れらが肥料または殺生物剤の慣用の噴霧と一緒に行うことができ、新しい機械類 、装置または場所の投資を必要としないため、あまり多くの作業を作らない。ベ タインは非毒性の天然物であり、それは収量の質に有害な影響がないことはまた 注目に値する。ベタインはまた、植物細胞中に残留する安定な物質であり、その ため長期にわたる効果をもつ。 発明の詳細な説明 ベタインは完全にN−メチル化されたアミノ酸である。ベタインは植物および 動物の両方の代謝に重要な機能をもつ天然物である。最も一般的なベタインの一 つは3つのメチル基がグリシン分子の窒素原子に結合されたグリシン誘導体であ る。このベタイン化合物は通常ベタイン、グリシンベタインまたはトリメチルグ リシンと呼ばれそしてその構造式は以下に示される。 他のベタインは例えばアラニンベタインおよびプロリンベタイン、それは例え ば若鶏の腱麻痺を防ぐことが報告されている、である。R.G.Wyn JonesとR.Stor eyはThe Physiology and Biochemistry of Drought Resistance in Plants(Pale g,L.G.and Aspinall,D.(Eds.)Academic Press,Sydney Australia,1981)にお いてベタインを詳細に記述している。この刊行物は参照により本明細書に編入さ れる。 ベタインは両極性(bipolar)構造をもち、それは酵素で触媒される反応を供与 することができる数個の化学的反応性メチル基を有する。大方の生物は、例えば メチル化作用(methyl function)のために、ベタインの少量を合成することがで きるが、それらはベタインの生産および貯蔵を実質的に増加させることによりス トレスと反応することはできない。最もよく知られるベタインを蓄積する生物は アカザ(Chenopodiaceae)科に属する植物であり、例えばシュガービート、なら びにある種の微生物および海に生息する無脊椎動物である。これらの生物のベタ イン蓄積の主な理由は多分ベタインがオスモライト(osmolyte)として作用しそ れゆえ浸透ストレスの影響から細胞を保護することである。これらの植物および 微生物におけるベタインの主要な機能の一つは条件が、要求されるとき例えば高 塩濃度または旱魃の場合に、水の損失を防止するために、細胞の浸透濃度(osmo tic strength)を高めることである。多くの塩とは異なり、ベタインは酵素と高 い適合性(compatible)をもち、従って細胞および細胞小器官中のベタイン含量 は代謝においていかなる有害な影響を有しないため高くあってよい。ベタインは また高分子の働き(operation)に安定化効果をもつことが見いだされており;そ れは酵素および細胞膜の耐熱性およびイオン耐性を向上させる。 ベタインは例えばシュガービートからクロマトグラフィー法を用いて取り出す ことができる。ベタインはCultor Oy、Finnsugar Bioproductから無水のベタイ ンを結晶化した製品として市販されている。他のベタイン製品、例えばベタイン 一水塩、ベタイン塩化水素塩および未精製ベタイン液はまた市販されており、そ れらは本発明の目的に対して使用することができる。 本発明によればベタインはアジュバントとともに外因的に使用され、植物の収 量を向上させる。本発明によれば、ベタインおよびアジュバントは標準的条件お よびストレス条件下の両方で植物の収量を増加できる。このようにベタインは植 物がストレス条件下で栽培される場合、即ち植物が周期的にまたは継続的に外因 性ストレスを受ける場合もまた有効であることが見いだされている。このような 外因性ストレス因子は例えば旱魃、湿気、低温または高温、高塩分濃度、除草剤 、環境的毒素等である。ストレス条件におかれた植物を外因的にベタインで処理 することは例えば条件への植物の順応性を向上させそしてそれらの生育能力をよ り長く維持してそれにより植物の収量−生産能力を向上させる。 この明細書および請求の範囲では用語「ベタイン」および「アジュバント」を 使用するが、所望ならば本発明により数種の異なるベタインおよび/またはアジ ュバントが使用できることは明白である。ベタインは従って本明細書では異なる 公知のベタインを含む一般的用語として使用されることに注意すべきである。 本発明による処理、即ちベタインおよびアジュバントの外因的施用は、通常そ の細胞にベタインを貯蔵しない細胞の植物ならびに通常それらの細胞にベタイン を貯蔵できる植物の両方の収量を向上することができる。ベタインは植物細胞中 に残留する安定な物質である。このためベタインの有用な効果は長期間でありお よび成長による希釈により漸次的にのみ減少する。 アジュバントの機能は植物細胞のベタインの吸収を向上させ、従って、植物上 のベタインの有用な効果を確実にし、向上させそして増強させることである。技 術的によく知られたすべてのアジュバントもアジュバントとして使用できる。ア ジュバントは例えばAdjuvants in Crop Protection(DS 86),PJB 出版社, November 1993に記載される。これは参照により本明細書に編入される。構造的 な違いおよび異なる効果をもちそして異なる性質をもつ幾つかの市販さていれる 製品がある。これらに加えて使用の前に所望の成分を混合することにより同様の 効果をもつ組成物を形成することも可能である。本発明の目的に有用なアジュバ ントは、しかし限定されないが、例えば吸収に影響を与える薬剤のような活性化 添加剤である。これらは例えば乳化可能な油をベースとする薬剤、例えば市販品 Jurttioljy 33E(Sareko Agri Oy,Turku,Finland によってフェンランドに輸入さ れる)、Kemiroil(Kemira Agro Oy)、Sunoco(Sun Oil Company)およびAgrirob(R obbe SA.,フランス)およびリン脂質およびレシチンをベースとする薬剤、例え ばLI-700(Loveland Industries Inc.,Greely,Colorado,USA)である。他の多くの 群は噴霧溶液のような作業溶液に影響を与える添加剤により形成され、それらは 活性化界面活性剤および固定化剤の両方を含む。界面活性剤はさらに市販品Exel l(Siegfried Agro,Zofingen,スイス)のようなカチオン性およびSito+(Witco AS ),Activator 90(Loveland Industries Inc.,Cololado,USA),Citowett(BASF)およ びAgral(Zeneca Agro)のような非イオン性に分類される。固定剤は例えば、BOND (Loveland Industries Inc.,Cololado,アメリカ合衆国)のような合成ラテック スを包含する他の実例は例えば、上述した参照文献Ajuvants in Crop Protectio nに示されるものである。 上述した実例は、アジュバントの数種の異なるタイプが本発明の目的のために ベタインと共に使用できることを開示する。アジュバントの選択はまた植物の品 種および成長の条件に依存し得る。リン脂質および特に、LI-700のようなレシチ ンおよびSito+ のような非イオン系界面活性剤を含む活性剤は本発明の範囲内で 有利であること見いだされている。本発明によりベタインとともに使用して植物 の収量を向上させる最も好ましいアジュバントは大豆レシチンおよびカルボン酸 の組合せであり例えば登録商標LI-700(loveland Industries Inc.,Gree l ey, Cololado,アメリカ合衆国)およびSPRAYMATE LI-700(Newman Agrochemical Limi ted,Barton,Cambridge,イギリス)の下に供給されるものである。LI-700は製造 元によれば浸透性殺真菌剤、除草剤および殺虫剤ならびに有機およびキレート化 マンガン、銅および鉄のような微量栄養素の、細胞中への浸透を特に向上させる 浸透剤および湿潤剤である。LI-700は液体の水をベースとする組成物であり、主 に大豆レシチンおよびプロピオン酸を含む。製造元によれば、使用される標準的 な量は植物を処理するために使用される製剤の約0.4ないし0.5%である。 Sito+(Witco AS)は有効成分としてエトキシル化アルコールを含む液体の非イオ ン性固定剤である。 本発明によれば、薬剤は1回または数回の継続的処理のいずれかで施用される 。例えば植物種、栽培品種および成長の段階によって使用される量は変化する。 例えばジャガイモでは、1ヘクタール当たりベタイン約0.1ないし20kgを 使用することができる。従って有用な量は1ヘクタールあたり約10kgのベタ インでありシャガイモ生物体量約0.01%に相当する。好ましい量は1ヘクタ ール当たり約2ないし8kgのベタインである。トマトについては1ヘクタール あたり約0.1ないし30kgのベタインが使用できる。好ましい量は1ないし 6kg/haである。アジュバントの有用な量は薬剤の性質に非常に依存して変 わるが、約0.05ないし5.0l/ha、好ましくは0.2ないし2.0l/ haである。本発明によればベタインおよびアジュバントの配合物が好ましく使 用され、特に、溶液の容量から計算して、約0.01ないし0.5M、好ましく は0.05ないし0.3Mのベタイン、ならびに約0.01ないし1%、好まし くは0.1ないし0.5%のアジュバントを含む水溶液で使用される。ここで与 えられた量は提言としてのみであり、従って本発明の範囲は本明細書に記載され た方法において操作する全ての量を含む。 用途によって適当ないずれかの方法がベタインおよびアジュバントの施用のた めに利用できる。ベタインおよびアジュバントは例えば噴霧によって容易に施用 できる。このような噴霧は、所望ならば肥料または殺生物剤のある通常の噴霧と ともに実行できる。本発明によれば、ベタインおよびアジュバントは別々にまた は組合せで使用できる。ベタインおよびアジュバントの水溶液が特に好ましく使 用できる。 本発明による処理の回数は変更可能であり、適当な時期はそれぞれの植物につ いて別々に決定される。薬剤が1回の処理で施用される場合、処理は通常成長の 早い段階、例えば約5ないし20cmの植物で行われる。2回の継続的処理で行 われる場合には2回目の噴霧は好ましくは例えば開花の開始においてまたはスト レスが天候を基準として予想できるときに行われる。 本発明による処理は植物の収量をかなり向上させ、例えば収量の量と質を向上 させる。本発明の処理は経済的に有利であり、そして収量の増加は経済的に有益 でありそして重要である。例えばジャガイモの収量量は30%より多く増加し、 そしてトマトについては収量量はベタインおよびアジュバントの適当な施用濃度 により二倍程になっている。本発明により処理された細胞は低温、旱魃、高塩分 等の外因的のストレス因子を受けたときでさえも生存能力を留めることは注目す べきことである。 本発明を以下の実施例によってさらにより多く詳細に記載する。実施例1ない し4は種々の植物の収量におけるベタインおよびアジュバントの有効な効果を示 し、そして実施例5ないし8は細胞のベタイン吸収におけるアジュバントの有効 な効果を示す。ベタインおよびアジュバントの相乗的な効果はすべての実施例か ら明らかである。実施例は本発明を説明するためのみに提供され、いかなる方法 においてもそれらが本発明の範囲を限定することとみなすべきではない。 実施例1 ジャガイモはソラナム(Solanum)科に属する植物であり、そしてそれは本来的 にその細胞の中にベタインを貯蔵しない。ジャガイモ収量におけるベタインおよ びアジュバントの効果は2つの異なる栽培区域(location)での圃場条件下、で および4つの異なるベタイン濃度:1ヘクタール当たりベタイン0(対照)、1 .25、5.0および10kgを利用して測定した。投与の目的で、水溶液を製 造 し、該溶液は所望のベタイン濃度に加えて界面活性剤、Plus-50(Ciba Geigy社) 2ml/ lを含む。溶液を75%の地表植被(ground cover)において640l/h a の量で添加し、そして2回目の施用は塊茎成長期の間になされた。ジャガイモ の栽培種はラセット・バーバンク(Russet Burbank)である。生育地は気候のた めに変化され、一方は(1)、成長期の間に霜が降りる他方(2)におけるより も気候はより温かくおよびより乾燥したものである。収量後、塊茎は販売不可能 (小さい、未熟、奇形の塊茎)または販売可能に格付けされ、その区分における 重さおよび数を測定した。塊茎の比重の測定は、ウォーター法(Water method)に おける大気重量(air-weight)での重量により測定した。結果の統計的分析をゲン シュタット統計パッケージ(Genstat statistical package)を利用する分散分析 によって行った。 ベタイン2.5kg/haの量で使用する場合、栽培区域(1)において、1 植物あたりの塊茎収量は、対照値よりも1.96kgないし2.42kg増加し た。これは対照、即ち約17t/haよりも23.5%の増加であった。結果を表 1に示す。 栽培区域(2)では結果は栽培区域(1)において得られた結果からある程度 ははずれ;ベタインの5および10kg/haの施用割合においてのみ対照よりも収 量の量で10%より多く増加が得られた。最良の結果は10kg/haの施用割合に より得られ、従って収量は対照、即ち7.9t/haよりも12.6%増加した。 10kg/haのベタイン施用濃度に関して、明らかな増加は1植物あたりの販売可 能な塊茎の数においても検出された。塊茎の比重において著しい違いは見いださ れない。値は1.084ないし1.082の間で変化した。 ベタインおよびアジュバントの外来性の施用に応じて収量におけるはっきりし た増加は両方の栽培区域において明白であった。しかし収量増加は2つの栽培区 域において明らかに異なった。この差異は2つ異なる因子の結果であった。一方 ではストレスは気候の違いにより栽培区域より異なった。他方では栽培区域(1 )ではジャガイモ塊茎は2回目の施用の1週間内に収量したが2回目の施用は収 量へのいかなる影響も持ち得なかった。 栽培区域(2)においてベタインおよびアジュバントは塊茎発育期の間に加えら れ、そして収量は施用の約6週間の成熟期において行われた。 実施例2 この実験は本発明によるベタインおよびアジュバントの外因的使用が除草剤に よる損傷から植物を保護するために使用できるかを試験した。実験植物はジャガ イモでありその栽培品種はラセット・バーバンク(Russet Burbank)である。実 験は圃場条件下で行われ、除草剤としてメトリブジン(metribuzin)およびシアナ ジン(cyanazine)(Bladx)が使用され成長の遅い段階において添加した。5つの異 なるベタイン濃度が使用された:1ヘクタール当たりベタイン0(対照)、2、 4、8および12kg。投与の目的のため、水溶液を調製しおよび所望のベタイ ン濃度に加えてこの溶液は界面活性剤、Plus−50(Ciba Geigy)1ml/ lを含む。溶液を地表植被25%において640l/ha の量で添加した。生育場 所は140mの標高に位置しそして高温および旱魃を周期的に受けた。作物は手 により採取されそして塊茎を販売不可能(小さい、未熟、奇形の塊茎)または販 売可能に格付けされ、その区分における重さおよび数を測定した。 この実験でもまた、本発明による処理は塊茎の数を増加させた。最も少ないベ タイン施用割合,2ないし4kg/haは収量および塊茎の数に有意の効果がな かった。最も高いベタイン含有量により収量および塊茎の数は有意に増大した。 1ヘクタール当たりの塊茎の数はベタイン含有量8kg/haにより最大に増加 し即ち増加は対照よりも21%を越えて増加した。結果を表2に示す。 実施例3 ブドウの木の収量におけるベタインおよびアジュバントの効果を4つの異なる ベタイン濃度:1ヘクタール当たりベタイン0(対照)、1、2および4kgを 利用して圃場条件下で測定した。実験では溶液のベタイン濃度が12g/lであ る水溶液が使用された。溶液はまた、界面活性剤、Plus-50(Ciba-Geigy)2ml /lを含む。施用される溶液の量は約350l/haまたは64l/1000m の栽培列(cultivated row)であり、施用は植物がベタインで均質に処理される のを確実にするために常に列の両側で行われた。ブドウの木は他の点では灌漑の ない通常の方法で栽培されそしてそれらは周期的に旱魃および寒冷な天候を受け ;温度は約3℃ないし30℃の間で変化した。ブドウの木の栽培品種はピノ・ヌ アー(pinot Noir)である。4つの一様に見えるブドウの木をつぼみがほころび る(budburst)間に選択した。約50%のつぼみのほころびであるが、開花の前 に、植物の2つを所定濃度のベタインおよびアジュバントの1回の投与で処理 し、他の2つのブドウの木は選択されたベタインおよびアジュバント濃度の半分 のみをこの段階で受け、残りの投与量を開花の開始の1か月後に施用した。1回 の施用は数回の施用よりもより有効であることが見出された。ブドウが熟したと き、房を採取しそして収量を、2本のブドウの木により生産されたブドウの数を 1ヘクタール内に生育しているブドウの木の数を基準に1ヘクタール当たりの収 量に変換することにより計算する。1本のブドウの木当たりの房の数は2本のブ ドウの木の房の総数を2で割ることにより計算する。実験では2kg/haまた は4kg/haの1回のベタイン投与は有意に多い収量を与えることを示す。最 良の結果は4kg/haのベタイン投与により得られるが、そうすると収量は対 照値6.5t/haから9.8t/haに増加していた。これは正味3.3t/ haの増加を意味し、即ち収量の増加は対照を約51%こえる。ブドウの房の数 はまたベタインが2kg/haまたはそれより上の量で施用される場合に有意に 増加した。この場合もまた、最良の結果は4kg/haのベタイン施用割合によ り得られる。結果を表3に示す。 実施例4 ブドウの質における本発明による処理の効果を実施例3に記載された環境の下 で栽培されたブドウの木の、房の重量、100個のブドウの重量、およびグレー プジュースのpHおよびブリックス(Brix)を測定することにより試験した。房 の重量は2本のブドウの木の総収量を房の数で割ることにより計算され、100 個のブドウの重量は無作為に採取した200個のブドウの重さを2で割ることに より計算された。ブリックスはグレープジュースの溶離成分(solute content) の測定であり、この成分の大部分は糖である。本発明による処理の結果として、 房の重量および100のブドウの重量に統計的に有意な変化はなかった。処理の 結果としてグレープジュースのpHおよびブリックスの統計的に有意な変化もま た、なかった。この結果に基づいて、本発明による処理は収量の相当な増加にも 係わらず、ブドウの質に否定的な影響はなかった。結果の幾つかを表4に示す。 実施例5 実験は、性質としてもその細胞にベタインを蓄積する、コムギにおけるベタイ ンおよびアジュバントの効果を試験した。実験は温室で行われそして小麦の栽培 品種はトヤルブ(Tjalve)である。30個のコムギ種子をピート−バーミキュラ イト混合物(1:1)の入っている直径25cmをもつ7.5リットルのプラス チックポットに播種した。その後植物は1ポット当たり20本のコムギ植物に間 引いた。 ポットは植物が3葉期に発育するまで週に2回上面に灌水(top-water)(pF 値2.0)した。次いでポットを一方は(10ポット)pF値2.0に保持しそ して他方(10ポット)は緩やかな水ストレス(pF3.0)をかける、2つの 群に分けた。4葉期においてアジュバントLI-700(Loveland Industries Inc.,Gr eeley,Colorado,アメリカ合衆国)0.1%および次の異なる濃度のベタイン(Cu ltor Oy,Finnsugar Bioproducts):0 M(対照)、0.015M、0.05M 、0.1Mおよび0.3Mベタイン、を含む溶液25mlで植物を噴霧した。 植物のベタイン含有量は以下の方法で測定した。噴霧2、4、7、14および 21日後それぞれのポットから1植物全体を採取し、流水下で洗浄し、ペーパー タオル上で乾燥させそして液体窒素中に沈め次いでモーターで粉砕する。この粉 体をクリオチューブ(Cryotube)(容量3.6ml,Nunc)に入れ、このチューブを それらをHPLCで分析するまで液体窒素中で貯蔵した。〔Rajakyla and Paloposki ,J.Chromatography 282(1983)595-602〕。 植物の乾物含有量(dry matter content)をまた噴霧の2,4,7,14および 21日後のおのおののポットから1植物全体を採取することにより測定する。植 物を計量し、100℃で一晩中乾燥させそして再度計量した。 数種の温室実験からの結果の統計分析はMSTATプログラムによる因子分析 (factorial analysis)として行う。 実験の結果を表5に示す。結果はストレス条件下および標準的条件下でのコム ギのベタイン吸収に有意な違いが見られず、即ちストレス状態はベタイン吸収に 著しく影響しないことを示した。他方で外因的に施用されるベタイン濃度は蓄積 されたベタインの量に有意な影響をもった。植物のベタイン含量は最初の試料採 取から最終までにかなり減少し、それは多分植物の増加された生物体量により生 じたものである。この結果に基づいて0.1Mないし0.3Mのベタイン含有量 が好ましいと考えられる。 実施例6 実験は植物が開花する前に噴霧されおよび葉のみが分析に使用される他は実施 例5と同様に行われた。 ベタイン含有量および葉の乾物含有量を実施例5に記載した方法により測定し た。 数種の温室実験からの結果の統計分析はMSTATプログラムによる因子分析 として行った。 この実験ではストレス処理と使用されたベタイン濃度とにかなりの相互作用を 示した。使用されたベタイン濃度は蓄積されたベタインの量に有意な効果をもっ た。結果を表6に示す。 実施例7 この実験ではベタイン吸収における種々のアジュバントの効果を試験する。実 験はコムギ植物を利用するが、それらを水ストレスにかけることなく実施例5の 方法により行った。コムギ植物の入っているポットを植物の4葉期において以下 の異なるアジュバント:〔アジュバントを含まない対照〕、LI-700(Loveland In dustries Inc.),Agrirob(Robbe SA.,フランス)、Activator(Loveland Indust ries Inc.)の0.1%を含有している0.1Mベタイン溶液25mlを用いて噴 霧した。他の対照は処理しないコムギ植物の入っているポットである。噴霧2お よび10日後に乾物およびベタイン試料を実施例5に記載したように集め、そし て植物のベタインおよび乾物含量を実施例5の方法により決定した。 数種の温室実験からの結果の統計分析はMSTATプログラムによる因子分析 として行った。 アジュバントはベタイン吸収を明らかに向上させた。アジュバントを使用しな い場合、ベタイン吸収は約5%であるのに対し、アジュバントの使用は吸収を1 9%までにも増加させた。コムギに対する最良の結果はLI-700(19%)により 得られ、二番目に優れているのはActivator (13%)であった。Agrirob によ るベタイン吸収のパーセントは9%であった。結果を表7に示す。 実施例8 この実験はベタイン吸収における種々のアジュバント濃度の効果を試験した。 50個のコムギ種子をそれぞれ7.5リットルのポットに播種した。その後植物 は1ポット当たり40本のコムギ植物に間引いた。 ポットは週に2回pF値2.0に灌水する。植物の3葉期にポットの半分をp F3にストレスをかけた。4葉期に植物を次に示すアジュバント:0.05%LI -700、0.5%LI-700(Loveland Industries Inc.) 、0.1%Sito+(Witco A S)、0.5%Sunoco(Sun Oil Company)、0.15%Agrirob(Robbe SA.,France) を含む、またはアジュバントを含まない、0.1Mベタイン溶液15mlで処理 した。全く処理されないコムギ植物を入れているポットは対照として使用した。 溶液を施用後1、6および24時間後、それぞれのポットからの1植物をベタイ ン分析のために採取し、1植物を乾物量測定のために採取した。植物のベタイン および乾物含有量を実施例5に記載した方法により測定した。 数種の温室実験からの結果の統計分析はMSTATプログラムによる因子分析 として行った。 結果は使用されたアジュバントと吸収時間の両方がベタイン吸収に影響するこ とを示した。吸収時間と処理とのおよびアジュバントと吸収時間との相互作用も また検定した。コムギに対する最良の結果はストレス条件下でのアジュバントSi to+ および最適条件下のアジュバントLI-700(0.5%)により得られた。数値 結果を表8に示す。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年12月4日 【補正内容】 請求の範囲 1. 植物の収量を向上させるためのベタインおよびアジュバントの外因的相乗 的使用。 2. ベタインおよびアジュバントを別々にまたは同時に施用することを特徴と する請求項1記載の使用。 3. ベタインを約0.1ないし30kg/ha、好ましくは2ないし4kg/ha の量 で使用し、およびアジュバントを0.05ないし5.0l/ha、好ましくは0. 2ないし2.0l/ha の量で使用することを特徴とする請求項1または2記載の 使用。 4. 0.01ないし0.5Mのベタインおよび0.01ないし1.0%のアジ ュバントを含む水溶液を使用することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか 1項記載の使用。 5. アジュバントがレシチンをベースとした活性化添加剤またはエトキシル化 アルコールを含む固定剤であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1 項記載の使用。 6. アジュバントがLI−700またはSito+であることを特徴とする請 求項5記載の使用。 7. 植物の収量を向上させるための外因的使用に適用可能なベタインおよびア ジュバントを含む相乗的配合物。 8. 配合物が0.01ないし0.5Mのベタインおよび0.01ないし1.0 %のアジュバントを含む水溶液の形態であることを特徴とする請求項7記載の配 合物。 9. アジュバントがレシチシをベースとした活性化添加剤またはエトキシル化 アルコールを含む固定剤であることを特徴とする請求項7または8項記載の配合 物。 10.アジュバントがLI−700またはSito+であることを特徴とする請 求項9記載の配合物。 11.ベタインおよびアジュバントを生存可能な植物に外因的に施用することを 特徴とする植物の収量を相乗的に向上させる方法。 12.ベタインおよびアジュバントを別々にまたは同時に施用することを特徴と する請求項11記載の方法。 13.ベタインを約0.1ないし30kg/ha、好ましくは2ないし4kg/ha の量 で使用し、およびアジュバントを0.05ないし5.0l/ha、好ましくは0. 2ないし2.0l/ha の量で使用することを特徴とする請求項11または12記 載の方法。 14.0.01ないし0.5Mのベタインおよび0.01ないし1.0%のアジ ュバントを含む水溶液を使用することを特徴とする請求項11ないし13のいず れか1項記載の方法。 15.アジュバントがレシチンをベースとした活性化添加剤またはエトキシル化 アルコールを含む固定剤であることを特徴とする請求項11ないし14のいずれ か1項記載の方法。 16.アジュバントがLI−700またはSito+であることを特徴とする請 求項15記載の方法。 17.ベタインおよびアジュバントを含む相乗的配合物を使用することを特徴と する請求項11ないし16のいずれか1項記載の方法。 18.請求項11ないし17のいずれか1項記載の方法により得られる植物、な らびに該植物の生産物。 19.ベタインおよびアジュバントの相乗的な量により外因的に処理された植物 ならびにそれらの生産物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M K,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM, TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 コッコネン エスコ フィンランド国,エフアイエヌ−02360 エスポー カイタアンクルマ 6 ベー 3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 植物の収量を向上させるためのベタインおよびアジュバントの外因的使用 。 2. ベタインおよびアジュバントを別々にまたは同時に施用することを特徴と する請求項1記載の使用。 3. ベタインを約0.1ないし30kg/ha、好ましくは2ないし4kg/ha の量 で使用し、およびアジュバントを0.05ないし5.0l/ha、好ましくは0. 2ないし2.0l/ha の量で使用することを特徴とする請求項1または2記載の 使用。 4. 0.01ないし0.5Mのベタインおよび0.01ないし1.0%のアジ ュバントを含む水溶液を使用することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか 1項記載の使用。 5. アジュバントがレシチンをベースとした活性化添加剤またはエトキシル化 アルコールを含む固定剤であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1 項記載の使用。 6. アジュバントがLI−700またはSito+であることを特徴とする請 求項5記載の使用。 7. 植物の収量を向上させるための外因的使用に適用可能なベタインおよびア ジュバントを含む配合物。 8. 配合物が0.01ないし0.5Mのベタインおよび0.01ないし1.0 %のアジュバントを含む水溶液の形態であることを特徴とする請求項7記載の配 合物。 9. アジュバントがレシチンをベースとした活性化添加剤またはエトキシル化 アルコールを含む固定剤であることを特徴とする請求項7または8項記載の配合 物。 10.アジュバントがLI−700またはSito+であることを特徴とする請 求項9記載の配合物。 11.ベタインおよびアジュバントを生存可能な植物に外因的に施用することを 特徴とする植物の収量を向上させる方法。 12.ベタインおよびアジュバントを別々にまたは同時に施用することを特徴と する請求項11記載の方法。 13.ベタインを約0.1ないし30kg/ha、好ましくは2ないし4kg/ha の量 で使用し、およびアジュバントを0.05ないし5.0l/ha、好ましくは0. 2ないし2.0l/ha の量で使用することを特徴とする請求項11または12記 載の方法。 14.0.01ないし0.5Mのベタインおよび0.01ないし1.0%のアジ ュバントを含む水溶液を使用することを特徴とする請求項11ないし13のいず れか1項記載の方法。 15.アジュバントがレシチンをベースとした活性化添加剤またはエトキシル化 アルコールを含む固定剤であることを特徴とする請求項11ないし14のいずれ か1項記載の方法。 16.アジュバントがLI−700またはSito+であることを特徴とする請 求項15記載の方法。 17.ベタインおよびアジュバントを含む配合物を使用することを特徴とする請 求項11ないし16のいずれか1項記載の方法。 18.請求項11ないし17のいずれか1項記載の方法により得られる植物、な らびに該植物の生産物。 19.ベタインおよびアジュバントにより外因的に処理された植物ならびにそれ らの生産物。
JP8527881A 1995-06-09 1995-09-07 植物の収量の向上 Pending JPH11505517A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI952865 1995-06-09
FI952865A FI98513C (fi) 1995-06-09 1995-06-09 Kasvien satotuloksen parantaminen
PCT/FI1995/000481 WO1996041530A1 (en) 1995-06-09 1995-09-07 Improving the yield of plants

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11505517A true JPH11505517A (ja) 1999-05-21

Family

ID=8543581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8527881A Pending JPH11505517A (ja) 1995-06-09 1995-09-07 植物の収量の向上

Country Status (21)

Country Link
US (1) US5922649A (ja)
EP (1) EP0831699B1 (ja)
JP (1) JPH11505517A (ja)
CN (1) CN1191467A (ja)
AP (1) AP655A (ja)
AU (1) AU708782B2 (ja)
BG (1) BG102107A (ja)
BR (1) BR9510604A (ja)
CA (1) CA2223556A1 (ja)
CZ (1) CZ396797A3 (ja)
DE (1) DE69531218T2 (ja)
ES (1) ES2202371T3 (ja)
FI (1) FI98513C (ja)
GE (1) GEP19991852B (ja)
HU (1) HUT77911A (ja)
OA (1) OA10550A (ja)
PL (1) PL323820A1 (ja)
PT (1) PT831699E (ja)
RO (1) RO117411B1 (ja)
UA (1) UA42840C2 (ja)
WO (1) WO1996041530A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020180160A (ja) * 2014-04-04 2020-11-05 ベスタロン コーポレイション 人工的に活性化した毒性ペプチド

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI104533B (fi) * 1996-06-14 2000-02-29 Cultor Oy Herbisidien tehon parantaminen
AUPO529397A0 (en) * 1997-02-26 1997-03-20 Ab Tall (Holdings) Pty Ltd Pest resistance enhancement method
CA2209591A1 (en) * 1997-07-03 1999-01-03 Universite Du Quebec A Montreal Methods for improving cold or freezing tolerance, reducing the growth rate, or inhibiting the growth of plants, and for improving the germination rate of plant seeds
US6602824B1 (en) * 1999-02-16 2003-08-05 Greener Pastures Development Corp. Herbicidal composition and a method of using a naturally-occurring organic compound as a herbicide
US6300282B1 (en) * 1999-07-30 2001-10-09 Platte Chemical Company, A Nebraska Corporation Technique for reducing nitrogen leaching in soils and improving potato crop yield by application of surfactants to crop root zone
DE10108166A1 (de) * 2000-02-28 2001-09-13 Miklos Ghyczy Zusammensetzung zur Anwendung bei Pflanzen
US6559099B1 (en) * 2000-03-29 2003-05-06 Wisconsin Alumni Research Foundation Methods for enhancing plant health, protecting plants from biotic and abiotic stress related injuries and enhancing the recovery of plants injured as a result of such stresses
JP2001316204A (ja) * 2000-04-28 2001-11-13 Kao Corp 植物活力剤
US20040118037A1 (en) * 2002-10-17 2004-06-24 Frank Catalano Three-year method of transforming a lawn into a stable, healthy plant community
US20060130398A1 (en) * 2002-10-17 2006-06-22 Shannon Schooling Three-year method of transforming a lawn into a stable, healthy plant community
US20040121914A1 (en) * 2002-10-17 2004-06-24 Frank Catalano Organic, combined herbicide and fertilizer
WO2004095926A2 (en) * 2003-04-28 2004-11-11 Monsanto Technology, Llc Treatment of plants and plant propagation materials with an antioxidant to improve plant health and/or yield
US8551917B2 (en) * 2005-11-07 2013-10-08 Los Alamos National Security, Llc Use of prolines for improving growth and/or yield
US8492312B2 (en) 2005-11-10 2013-07-23 Regents Of The University Of Minnestoa Systemic plant conditioning composition
US20090156404A1 (en) * 2007-12-18 2009-06-18 Crop Microclimate Management, Inc. Methods and Compositions for Reducing Stress in Plants
MX2009002351A (es) * 2008-03-07 2009-09-25 Plant Protectants Llc Metodos para proteger cultivos de la descomposicion microbiana de post cosecha.
US9675080B2 (en) 2009-03-20 2017-06-13 Verdesian Life Sciences U.S., Llc Methods for delaying maturity of crops
CN102197827A (zh) * 2011-03-18 2011-09-28 新疆农业科学院微生物应用研究所 一种甜菜碱复合制剂及用于提高作物抗逆性及产量中的应用
CN102674972A (zh) * 2012-05-28 2012-09-19 昆明学院 一种用于葡萄的氨基酸冲施肥及其制备方法
US9290443B2 (en) 2013-03-14 2016-03-22 Los Alamos National Security, Llc Preparation of 4-amino-2,4-dioxobutanoic acid
US9045392B2 (en) 2013-03-14 2015-06-02 Los Alamos National Security, Llc Preparation of 4-amino-2,4-dioxobutanoic acid
US9290442B2 (en) 2013-03-14 2016-03-22 Los Alamos National Security, Llc Preparation of 4-amino-2,4-dioxobutanoic acid
CN103355060B (zh) * 2013-07-26 2016-05-25 镇江瑞繁农艺有限公司 一种三叶芹种子脱粒的方法
US9963423B2 (en) 2016-01-12 2018-05-08 Millennium Enterprises, Inc. Synthesis of 4-amino-2, 4-dioxobutanoic acid
US11612164B2 (en) 2016-12-30 2023-03-28 Winfield Solutions, Llc Drift reduction adjuvant compositions and methods of using same
US11678660B2 (en) 2016-12-30 2023-06-20 Winfield Solutions, Llc Drift reduction adjuvant compositions and methods of using same
WO2018187345A1 (en) * 2017-04-03 2018-10-11 Spogen Biotech Inc. Agricultural compositions for improved crop productivity and enhanced phenotypes
CA3069733A1 (en) 2017-07-20 2019-01-24 Spogen Biotech Inc. Bioactive polypeptides for improvements in plant protection, growth and productivity
US10712232B2 (en) 2017-09-11 2020-07-14 Winfield Solutions, Llc Flow diverting wind tunnel
US10533922B2 (en) 2017-09-11 2020-01-14 Winfield Solutions, Llc Adjustable liquid trap for liquid waste drainage under differential pressure conditions
BR112020011338A2 (pt) * 2017-12-07 2020-11-17 Danstar Ferment Ag método para a produção de uma semente, métodos para aumentar o potencial de germinação, sementes, uso de glicina-betaina e plantas ou plântulas
US10499560B1 (en) 2018-11-21 2019-12-10 Winfield Solutions, Llc Methods of using drift reduction adjuvant compositions
US10359337B1 (en) 2018-11-21 2019-07-23 Winfield Solutions, Llc Test sections, wind tunnels including the same, and methods of using the same
BR102020001365A2 (pt) * 2019-01-24 2020-08-04 Winfield Solutions, Llc Composições adjuvantes agrícolas multifuncionais
FI128830B (en) 2019-05-09 2021-01-15 Luonnonvarakeskus Reduction of nitrate content in plants
CN111449087A (zh) * 2020-04-11 2020-07-28 四川省农业科学院水稻高粱研究所 一种缓解水稻开花期高温干旱逆境的组合物及其应用方法
CN114342949B (zh) * 2022-01-24 2023-05-12 广西壮族自治区农业科学院 一种甘蔗种茎处理剂及甘蔗种茎保存方法
CN116369334A (zh) * 2023-04-06 2023-07-04 安徽农业大学 一种提高月季抗热能力的试剂配方及其应用
CN116368984B (zh) * 2023-04-10 2023-11-10 中国水利水电科学研究院 协同解决干旱区灌溉绿洲缺水与盐渍化的方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0181494A1 (en) * 1984-10-11 1986-05-21 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Plant growth regulation agent
JPH01228416A (ja) * 1988-03-08 1989-09-12 Katakura Chitsukarin Kk 養液による植物の栽培法
AUPM632294A0 (en) * 1994-06-20 1994-07-14 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation A method for treating seeds

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020180160A (ja) * 2014-04-04 2020-11-05 ベスタロン コーポレイション 人工的に活性化した毒性ペプチド

Also Published As

Publication number Publication date
CN1191467A (zh) 1998-08-26
FI98513B (fi) 1997-03-27
AP9701150A0 (en) 1998-01-31
DE69531218D1 (de) 2003-08-07
ES2202371T3 (es) 2004-04-01
OA10550A (en) 2002-05-30
WO1996041530A1 (en) 1996-12-27
GEP19991852B (en) 1999-12-06
US5922649A (en) 1999-07-13
BG102107A (en) 1998-08-31
PL323820A1 (en) 1998-04-27
CZ396797A3 (cs) 1998-05-13
HUT77911A (hu) 1998-10-28
CA2223556A1 (en) 1996-12-27
AP655A (en) 1998-07-30
RO117411B1 (ro) 2002-03-29
FI98513C (fi) 1997-07-10
FI952865A0 (fi) 1995-06-09
UA42840C2 (uk) 2001-11-15
BR9510604A (pt) 2004-07-27
AU3348195A (en) 1997-01-09
AU708782B2 (en) 1999-08-12
EP0831699A1 (en) 1998-04-01
PT831699E (pt) 2003-11-28
FI952865L (fi) 1996-12-10
EP0831699B1 (en) 2003-07-02
MX9709960A (es) 1998-06-30
DE69531218T2 (de) 2004-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0831699B1 (en) Improving the yield of plants
JP2896963B2 (ja) 植物の耐塩性向上剤
US5851953A (en) Yield of plants
AU702833B2 (en) Improving the yield of plants
FI96111B (fi) Kasvien satotuloksen parantaminen
AU703341B2 (en) Improving the yield of plants
JP2002159222A (ja) 植物用分けつ促進剤および植物の分けつ促進方法
AU695155B2 (en) Improving the yield of plants
US20040198605A1 (en) Growth promoter for gramineous plants
MXPA97009960A (en) Improvement in plan production
MXPA98001840A (en) Improving plan production
MXPA97009959A (en) Improvement in plan production
JP2001128557A (ja) 植物の開花促進剤