JPH11505003A - 滑動可能なベーンサポートを備えたロータリ装置 - Google Patents
滑動可能なベーンサポートを備えたロータリ装置Info
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- JPH11505003A JPH11505003A JP8520653A JP52065396A JPH11505003A JP H11505003 A JPH11505003 A JP H11505003A JP 8520653 A JP8520653 A JP 8520653A JP 52065396 A JP52065396 A JP 52065396A JP H11505003 A JPH11505003 A JP H11505003A
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- Reciprocating Pumps (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
環状の外壁(40)と二つの側壁(36,38)により限界された内室(34)を備えたステータ(16)を包含するアキシャルベーン型ロータリ装置。各側壁は、環状のカム面(42,44)を有する。ロータ(54)が内室(34)内に回転可能に装架されている。ロータ(54)は、環状の外壁(66)と、これを貫いて延びる複数の角度的に間隔を隔てた軸線方向に延びるスロット(64)とを有する。ベーン(68)が、各スロット(64)内に滑動可能に収容されている。ベーン(68)は、軸線方向に往復動し、ロータが回転するにつれ、隣接するベーンとカム面との間の空間を交互に膨張させたり圧縮したりする。カム面は、第1の部分(92)と第2の部分(90)とを交互に有する。第2の部分は、第1の部分よりもロータから遠くにある。一つのカム面の第1の部分は、もう一つのカム面の第2の部分に整合している。スロットは、ロータ上を半径方向外方に、環状の外壁へと延びている。各ベーンの外側の端縁部は、ステータの環状の外側の端縁部に滑動的に係合している。各ベーンは、一つのスロット(64)の拡大外部部分(65)内に滑動可能に収容された拡大外部部分(75)を有する。
Description
【発明の詳細な説明】
滑動可能なベーンサポートを備えたロータリ装置
技術分野
本発明は、アキシャルベーン型のロータリ装置、特に、比較的近接した隣接ベ
ーンとロータの各側部のカム面との間で容積変化が生じるとともに、ベーンがロ
ータの回転軸に対して軸線方向に並進する形式の装置に関する。
背景技術
多くの異なった形式のロータリエンジンが過去に提案され、多くの特許により
保護されてきている。しかし、これらのうち、ほんのわずかな数のものだけが完
全な試験段階に進んでいるにすぎない。大多数のロータリエンジンは、紙面上だ
けのものであり、プロトタイプの製作に当たって実際的な困難が生じている。
最もよく知られているロータリエンジンは、ワンケルエンジンであり、このエ
ンジンはマツダ自動車において多量生産されている。このエンジンでさえも、ロ
ータのシーリングについてはほとんど克服されているとはいうものの、可成りの
困難性がある。
他のロータリエンジンの形式としては、ここに「アキシャルベーン型」と呼ぶ
ものがある。この形式のエンジンでは、ステータの円筒室内に円筒形のロータを
配置している。複数のブレード状のベーンが、回転方向に平行にロータ内に滑動
可能に延在してい
る。ロータの各側部には、波形の平行カム面がある。一方の側部のこのカム面の
高い部分は、他方の側部のカム面の低い部分に整合している。
このようなエンジンは、例えば、James Lawrence McCannの米国特許第4,401,0
70号に記載されている。この形式のエンジンは、ロータが回転するにつれ、回転
方向において各ベーンの前方にガスを圧縮する。この圧縮は、ベーンがロータか
ら比較的遠い、低いカム面からロータに比較的接近した高いカム面に動くにつれ
て生ずる。ガスは、圧縮された後、燃焼に先だって各ベーンの後部の側部に移さ
れなければならない。ここで点火されたガスが、ロータを前方に推進することと
なる。
例えばCzyzewskiのポーランド特許第38112号に記載のような、この形式のロー
タリエンジンの一つの種類においては、圧縮したガスを移す必要性はなくなって
いる。この場合、ガスは、Mccannのエンジンにおけるものよりも遥かに近接して
角度的に間隔を隔てて配設された隣接ベーン間で圧縮される。ガスは、対となる
隣接するベーンが高カム領域に向けて動くのにつれて、圧縮される。点火された
ガスの膨張が許容され、点火後ベーンが高カム領域を過ぎて比較的低いカム領域
へ動き続けるのにつれて、推進力が生成される。
この形式のロータリエンジンは、効率の高さ、構造の簡単さ、及び重量の軽さ
を包含する多くの潜在的な利点を提供する。しかし、このようなエンジンの理論
的可能性が過去において指摘されながら、多くの実際的な困難が、プロトタイプ
の段階を越えてこ
のエンジンを発展させることを妨げてきた。例えば、いくつかの初期の特許では
、ロータとベーンとステータとの間のシールの実際的なシステムについては何も
記載していない。さらに、比較的に高い負荷がベーンの先端とシールとの間に発
生し、ここが早期に摩耗してしまう。
従って、本発明の目的は、初期のアキシャルベーン型のロータリエンジンに関
係する欠点を克服した、改良されたアキシャルベーン型ロータリ装置を提供する
ことにある。
本発明の他の目的は、ステータのカム面に乗り上げるベーン側縁部における負
荷を減じた、改良されたアキシャルベーン型ロータリ装置を提供することにある
。
本発明のさらに他の目的は、ベーンに関連するシールへの負荷を減じた、改良
されたアキシャルベーン型ロータリ装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、積極的で、効率がよく耐久性のあるシールシステムを備
えた、改良されたアキシャルベーン型ロータリ装置を提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、製造するのに実際的であり、低コストで、かつ耐
久性がある、改良されたアキシャルベーン型ロータリ装置を提供することにある
。
発明の開示
上述の目的に従って、環状外壁と二つの側壁とによって限界される円筒形の内
室を備えたステータを包含するアキシャルベーン
型ロータリ装置が提供される。各側壁は環状のカム面を有する。ロータは、内室
内に回転可能に装架される。ロータは、環状の外壁と、これを貫いて延びる複数
の角度的に間隔を隔てた軸線方向のスロットとを有する。ベーンが一つずつスロ
ット内に滑動可能に収容されている。各ベーンは、半径方向外側の端縁部、半径
方向内側の端縁部、及び側端縁部を有する。側端縁部は、カム面に滑動的に係合
している。ベーンを軸線方向に往復動させる第1の手段と、ロータが回転するに
つれ、隣接するベーンとステータとカム面との間の空間を交互に膨張させたり圧
縮させたりする第2の手段とがある。第2の手段は、カム面の交互に形成された
第1の部分と第2の部分とを包含している。第1の部分は、第2の部分よりもロ
ータから遠くにある。一つのこのようなカム面の第1の部分は、もう一つのカム
面の第2の部分と整合している。各スロットは、拡大外部部分を有し、拡大外部
部分を備えたベーンのそれぞれは、一つの前記スロットの拡大外部部分内に滑動
可能に収容されている。
本発明の他の態様は、各側部において肩部によって、拡大外部部分から分離さ
れた狭い内部部分を有するスロットによって特徴づけられている。
前記ベーンのそれぞれの拡大部分は、好適には、その外方の端縁部に隣接して
いる。
前記ベーンのそれぞれの拡大外部部分は、肩部に滑動的に受けられた二つの横
方向延長部分を包含する。
一つの好適な実施例においては、前記ベーンのそれぞれは、ロ
ータの横方向スロット内に滑動的に収容された、内方の端縁部の一部分を有して
いる。
図面の簡単な説明
第1図は、ステータの一部分を破断して示す、本発明の一実施例であるアキシ
ャルベーン型ロータリ装置の簡略化した斜視図である。
第2図は、第1図の装置を簡略化して示す軸断面図である。
第3A図は、ロータの側面図である。
第3B図は、第3A図の3B−3B線に沿う断面図である。
第4図は、別の実施例のベーンの一つのカムフォロワを簡略化して示す平面図
である。
第5図は、潤滑ガイドを有する他のカムフォロワの平面図である。
第6図は、関連するシールを備えたベーンの一つの平面図である。
第7図は、ベーンの一つを、一部分破断して示す正面図で、ロータはその一部
分を、またこのロータの右外側に延びるベーンを示している。
第7A図は、第7図の7A−7A線に沿う断面図である。
第8図は、ロータの一部分と一つのベーンとを示す部分側面図である。
第8A図は、ロータの拡大部分断面図で、シールの一つとそのためのばねとを
示している。
第9図は、関連するシールとそのためのばねとを備えたベーンの一つの拡大部
分側面図であり、ロータの右側から外方に延びるベーンを示している。
第10図は、6つのベーンを備えた装置の断面展開図である。
好適な実施例の説明
まず第1図においては、実施例としてエンジン14という形で示すアキシャル
ベーン型ロータリ装置が示されている。この装置は、エンジンの形でなく、コン
プレッサとしても、ポンプとしても、またはその他の同様なロータリ装置として
も実現できよう。このエンジン14は、胴形の外部ハウジング18を包含するス
テータ16を有する。鋳鉄を含めて各種の材料を使うことができるが、アルミニ
ウムが重量及び冷却性の改善の点から好適な材料である。ステータはまた、内部
ハウジング20をも包含し、この内部ハウジング20は、第2図に示すように、
この実施例では一対の環状部材22及び24を包含している。各環状部材は、外
部ハウジング18に対して密着する環状の外壁26と、各側部において軸受32
によりシャフト30を回転可能に支持する内壁28とを有している。第1図では
、一方の軸受のみが示されている。側壁36及び38と環状の外壁40とにより
限界されるステータ内には、円筒形の内室34がある。
側壁36及び38は、それぞれカム面42及び44を包含する半径方向外側の
部分を有する。この実施例におけるこれらカム面は、各別の環状カム部材の内面
を形成している。第2図には、二
つの異なった形式が示されている。第2図の頂部では、エンジンの右側に内部装
架のカム部材46があり、このカム部材は外部ハウジング18と環状部材24の
肩部48との間に収容されている。同様なカム部材がエンジンの反対側にも設け
られている(図示されていない)。外部ハウジング18と内部ハウジング20と
は、この実施例では一体となっている。もう一つの形式のカム部材50が第2図
のエンジンの右下側に示されている。カム部材50は、外部から装架されるもの
で、環状部材24内の環状ソケット52内に嵌められている。環状部材24、カ
ム部材50、及び外部ハウジング18は、この場合各別の部材である。カム部材
46,50のうちの一つだけの形式のカム部材が、一つのエンジンに使用される
ものであることを理解されたい。
カム面42及び44は、好適には、スラリー型のセラミックまたはセメント被
覆を施して、摩耗を妨げ摩擦を減ずるようにする。第2図に示すカム部材46及
び50は、エンジンの両側部と外部ハウジング18との間で精密な角度配置をな
されることが要求される。この整合関係を与えるのに、ドウェルピンまたはその
他の装置を用いるのが好適である。これは、カム面をロータの側部に対して各別
に位置決めすることを許容し、ベーンの側端縁とカム面42及び44との間の空
隙の精密な制御を与える。
カム面と内部ハウジング20及び外部ハウジング18との間に間隙を設けるこ
とができる。この間隙は、一対の金属製の円形シールにより密封し、カム面の局
部的な熱膨張を許容させることができる。
大略円筒形の形であるロータ54は、内室34内に設置され、シャフト30に
より回転可能に支持される。この実施例におけるロータは、第3A図及び第3B
図に、より詳細に示されている。ロータは、中空鋳造、すなわち鋳造段階で6個
のパイ型の中子56を使い、ベーン間の領域にロータ中空部を形成し、ロータの
側部を孔58で支持して鋳造したものである。ロータの外部部分60は、図示の
ように中空か、或いは中実のものとすることができる。ロータの両側部間には支
持リブ62があり、ロータの燃焼室面における高ガス圧及びまたは熱の差により
生ずる歪みを減ずるようにされている。これらの支持リブは、ロータの中心また
は外壁66に向けて潤滑油を流すような形状とされており、ロータが基本的に潤
滑油の空の状態で回転でき、重量が最小限に維持されるようにするのがよい。ロ
ータは、これを完全に横切って環状の外壁66へと半径方向外方に延びる複数の
スロット64を有する。これは、スロットが環状の外壁から内方に終わる従来形
式のロータリエンジンとは全く異なる。それぞれのスロット64は、拡大外部部
分65と、第1図に示すようにスロット各側部において肩部69及び71により
隔離された、より狭い内部部分67とを有する。
第1図を再び参照すれば、ベーン68はスロット64のそれぞれの中に滑動可
能に収容されている。これらのベーンは、ロータが回転するにつれ、シャフト3
0に平行な方向、すなわち軸線方向に往復動する。ベーンは、このように前後に
往復動し、後述するシールは、ロータが回転するにつれ、波形をなすカム面42
及
び44に滑動的に係合する。従って、このエンジンは、同じ形式の従前のエンジ
ンと同様なものである。
エンジン14のベーンは、半径方向外側の端縁部74を備えており、この端縁
部74はステータの外壁40と滑動的に係合する。これは、スロット64がロー
タの外壁66へと延びているから生ずることである。各ベーンの端縁部74は、
この実施例ではステータの外壁40に整合するように機械加工されている。換言
すれば、外側の端縁部は、僅かに凸形状とされている。これは、いくつかの従来
のエンジンにおいて見られた、ベーンと外部ハウジングとの間のクレビスボリュ
ーム効果を減じている。各別の摩耗挿入片を、各ベーンの外側の端縁部の端部に
装着して、摩擦及び摩耗を減じさせることもできる。
この実施例においては、各ベーンは、端縁部74に隣接して拡大部分75を有
している。この拡大部分は、二つの側部延長部分77及び79を包含し、これら
の側部延長部分は、それぞれロータの肩部69及び71に滑動的に受けられてい
る。側部延長部分77,79及び肩部69,71は、それぞれのベーンの支持と
なり、端縁部74に作用する力に抵抗する。これは、第7図及び第8図に示した
各ベーンの端縁部106及び下述のシールから応力を除去する。
第7図及び第7A図に示すように、この実施例のベーン68は、その半径方向
内側の端縁部106に突起またはピン107を有する。このピンは、半径方向内
方に延びている。それぞれのピン107は、ロータ54の横方向のスロット10
9内に収容されてい
る。このピン及びスロットは、第6図及び第8図に示す各ベーンの面111及び
113に作用する力に対する支持を提供する一方、各ベーンの横方向往復動を許
容する。このようにして、ピンは、下述のベーンシールに加わる力を減ずる。摩
擦を減ずるため、ピンは、ここに回転可能に受けられた環状部材を持つものとす
ることができる。
第1図に示すように、エンジン14は、給気用に開口76を備えている。排気
ガスは、開口78を介してエンジンを去る。開口80は、エンジン内に冷却流体
を導入する開口であり、開口82は、エンジンから冷却材を排出する開口である
。ステータには通路83があり、冷却流体を運んでエンジンを冷却する。このエ
ンジンはまた、ステータを通って内室34内に延びる燃料インジェクタ84を有
する。このエンジンには、両側部に一つずつ燃料インジェクタがあるが、第1図
ではそのうちの一つだけが示されている。
このエンジンの作動は、第10図を参照すれば最もよく理解できる。この図か
ら明らかなように、エンジンは、それぞれ符号68.1ないし68.6により識
別された6個のベーンを有する。エンジンの各側部は、互いに他の側部とは基本
的には関係なく作動する。従って、説明のために、ここでは第10図においてエ
ンジンの下半分だけについて記述することとする。ロータ54は、図の右へと回
転する。エンジンの各側部は、給気ポート86を有し、この給気ポート86は、
ステータを貫いて第1図の開口76と連通している。排気ポート88は、開口7
8と連通している。
このエンジンの作動は、図の左側の0度から始まり、カム面42についての回転
の角度を参照して記述される。ベーン68.1は大略30度、丁度給気ポート8
6の前にある。このベーンが前方に動き続けるにつれ、給気ポート86から受け
入れた空気は、ベーン68.1とベーン68.6との間の領域に捕えられる。ベ
ーン68.2は、90度の位置で圧縮ストロークにある。ベーン68.2とベー
ン68.3との間の空気は、ベーン68.2が下部カム部分90から上部カム部
分92へと動くにつれて、ベーン間の容積が減少するために圧縮される。下部カ
ム部分は上部カム部分よりロータ54から遠くに位置している。
二つのベーンの間の空気は、これらのベーンが上部カム部分92を跨いだベー
ン68.3及びベーン68.4の位置に達した時に最高に圧縮される。ベーン6
8.3は、150度の位置にあり、ベーン68.4は、210度の位置にある。
この例においては、これらのベーンが図示の位置を丁度過ぎた時、すなわちベー
ン68.3がおおよそ150度の位置にある時、点火がなされる。点火された混
合気の膨張は、ベーンがベーン68.5の位置へと前方に動くにつれて許容され
る。これが、エンジンの膨張ストロークである。排気ストロークは、このエンジ
ンの場合、270度のベーン68.5の位置から始まる。この時点で、排気ガス
は、ベーン68.5とベーン68.6との間にある。この排気ガスは、ベーン6
8.5が前方すなわち図の右側へとに動くにつれ、排気ポート88から放出され
る。このエンジンの他方の側部も同じようにして作動するが、一連のストローク
の位置はずらされており、
圧縮ストローク、膨張ストローク、排気ストローク及び給気ストロークの順で、
第10図の左から右へと続いている。
この型式の従来のエンジンでは、ロータに対するベーンの往復動は、典型的に
はロータが回転するにつれ、ベーンの側端縁が波形のカム面に乗ることによって
達成される。第10図に示すように、エンジンの一方の側部にある上部カム面9
2は、エンジンの他方の側部の下部カム面90と対向して配設されている。
しかし、エンジン14は、カム面に依存してベーンを往復動させているのでは
ない。そうではなく、第1図及び第10図に示すように、エンジンは、内室34
の外壁40に沿って延びる波形のカム溝96の形とした、ベーンを往復動させる
手段を、カム面とは別に持っている。案内カムとも呼ばれるカム溝96は、第1
0図に最もよく示されているように、ステータに沿って波形のパターンをなして
延在している。この実施例においては、カム溝はカム面とカム面との中央の位置
にあるが、これは必ずしも必要というわけではない。
各ベーンは、第1図に最もよく示されているピン98の形のカムフォロワを有
する。各ベーンのピン98は、カム溝96の幅よりも僅かに直径が小さく、これ
によりこのピンは、ロータが回転するにつれ、カム溝を滑動的にたどってゆく。
これは、第10図に示すベーンの異なった位置から分かるところである。ピン9
8は、ロータが回転するにつれ、ベーンを軸線方向に往復動させる。
前述の型式の従来のエンジンと比較すると、カム溝96及びピン98の形とし
た案内カム及びカムフォロワを設けることは、ベ
ーンを動かす力がカム面42及び44から取り去られたことを意味する。このよ
うにして、カム面の材料の強度は減じさせられてもよく、例えばアルミニウムの
ような軽量の材料を用いることができるようになる。これに加えて、カム溝とピ
ンとに液体潤滑を施して、摩擦及び摩耗を減じさせることができる。従前は、負
荷をカム面によって担持させているので、カム面は潤滑の限界状態となっており
、その結果摩耗率が高く、摩擦損失を生じていた。潤滑油は、ステータの外部ハ
ウジング18に設けられたカム溝から導入され、ロータを巡って外部ハウジング
の貫通孔から排出されるか、ロータに戻される。カム溝は、第1図の実施例に示
されるように、外部ハウジングに直接に機械加工してもよく、また、外部ハウジ
ングの内部に鋳込みまたはその他の方法で取り付けた挿入片に機械加工してもよ
い。カム溝は、所望により摩耗抵抗性の材料で被覆してもよい。
第4図では、ピン98の1つと、その上に回転可能に配設したフォロワ部材1
00とを示している。フォロワ部材100は、この場合楕円形をしており、端部
は切断されている。このフォロワ部材は、カム溝96内に滑動可能に収容されて
いる。
これに代えて、第5図に示すように各別の緩い部材102をそれぞれのピン9
8に取り付けることができる。これらの部材は、潤滑油をカム溝96の側部に向
けて案内し、ピンの流体力学的負荷担持能力を増強するのに用いられる。この場
合、部材102は先端が尖っている。
図示のピン98は円筒形である。しかしながら、負荷担持能力
を最適化するように他の形状、例えば端部切断楕円形、またはその他の非円形断
面とすることが可能である。
エンジン14は、第6図ないし第9図に示すように、従来のこの型式のエンジ
ンと比較して改良されたシーリングシステムを有する。各ベーン68は、半径方
向内側の端縁部106に沿ってスロット104を有する。スロットは、側端縁部
70と側端縁部72との間に延びており、その中央では孔108によって中断さ
れている。孔108は、ベーンの内側の端縁部106から外側の端縁部74近く
まで半径方向に延びている。1対のシール110及び112は、スロット104
内に滑動可能に収容されており、スロット104の中央から側端縁部70及び側
端縁部72まで外方に向かって延びている。シールはおおよそ長方形のものであ
る。それぞれのシールは、その端部に孔108に隣接してノッチ114を有する
。さらに、スロット104内の我が手方向の端縁115は、第9図に示すように
対向する端部に隣接して肩部116及び118を有する。シール110及び11
2は、それぞれノッチ114に対向する軸線方向外端部120及び122を有す
る。これらの外端部は、第9図に最もよく示されている半径方向外側部分124
を包含している。この外側部分124は、ベーンの側端縁部に対して鋭角をなす
ように斜切されている。この場合、外側部分は、例えば側端縁部72に対して4
5度の角度とされている。しかしながら、この角度は、異なる角度としてもよい
。それぞれの端部はまた、半径方向内側部分126を有し、この部分は側端縁部
72に平行で、第1図に示すカム面44に当たっている。
各シール110及び112とベーンとの間では、スロット104内に板ばね1
28がある。この板ばねは、肩部116及び118の間に延在しており、それぞ
れのシールを、ベーンの内側の端縁部106を越えてストット104から離れる
向きに弾性的にバイアスしている。
各シールはまた、カム面に向けて軸線方向外方にシールをバイアスする弾性手
段を有している。これは、孔108内に収容され、そしてシールのノッチ114
に対して嵌められた板ばね130の形とされている。この板ばねは、シール11
0のための板ばねと同様の板ばねである。
各ベーンは第7図の側部端縁72のために示したような、各側端縁部に沿って
延びる溝132を有する。もう一つのおおよそ長方形のシール134が、第9図
に見られるように溝132内に滑動可能に収容されている。このシールは、シー
ル110及び112と形状が同様であり、板ばね142を受ける肩部136(一
つだけが示されている)が端縁部140に設けられている。板ばねは、シールを
、カム面に向けて外方に、ベーンから離れる向きにバイアスしている。それぞれ
のこのようなシールは、半径方向内方の端部144を有し、この端部は、この実
施例の場合、ベーンの側端縁部72に対して45度の角度に斜切されている。シ
ール134の端部144は、シール112の半径方向外側の部分124に滑動的
に当接していることがわかる。同様なシール134がベーンの反対側にあり、シ
ール110に対して同様な関係にある。各シール134は、ベーン及びカム面の
高さよりも短く、カム面
に乗るシール110及び112の部分126を許容している。カムの高さは摩耗
や熱膨張により変化するので、シール134は、シール110及び112と分け
合う角度面上を滑動し、その間隙を埋める。
シール110,112及び134は、例えばモノリシックシリコンナイトライ
ド、鋳鉄、フェロチック、またはクレバイト(Clevite)300のような各種の
材料で作ることができる。シールはまた、エンジンにより圧縮されたガスによっ
て外方にバイアスされるように配設される。板ばねは、エンジンの作動によって
圧縮ガスが得られるまで、最初にシールを外方に押す役割を果たす。
ブロックシール146は、第8図に示されているように、ロータ54のそれぞ
れの側部においてポケット148内に収容されている。このブロックシールは外
面150を有し、これは内部ハウジング面に滑動的に接触している。各シールは
面152を有し、この面はベーンの内側の端縁部106に滑動的に接触している
。これらのシールはベーンとともに滑動するものではない。スロット154があ
り、ここには、シール110及び112の一方の半径方向内側の端縁部が、滑動
可能に収容されている。これらのシールのそれぞれは、遠心力と補助のばねの力
の組合せによりベーンに対して負荷されている。例えば単純な円筒形の圧縮ばね
を、各ブロックシールをベーンに負荷するのに用いることができる。このような
圧縮ばねはロータ内の孔内に保持させることができる。もう一つの同様なばねが
、外側シールを内部ハウジング面に対し
て負荷するのに使われている。これらのばねは、ロータの面内に挿入されている
。
ロータはまた、ブロックシール146間で、ロータの各側部の円弧状の溝15
8内に収容された複数の部分的に円形のシール156を有している。この実施例
においては、これらのシールは長方形断面の鉄または鋼製のもので、第8A図に
示すようにスロット158内に波形のばね160の助けを得てガス負荷されてい
る。ガスシーリングは、従来のピストンエンジンのピストンリングにおいて生じ
るのと同様に、シールの背後の空間内にシールを漏れた燃焼圧力によって達成さ
れる。波形のばねはまた、シール172,166及び162にも用いられる。第
8図に示すように、シール156の端部は、ブロックシール146に対して当接
するように機械加工されている。
ロータはまた、シール156から半径方向内方に位置する円形の溝164内に
収容されている。これは、ガス漏洩からの付加的な保護を提供するもので、さら
には、潤滑油が第1図に示すシャフト軸受32から燃焼室へ漏洩することを防い
でいる。第8A図のばね160と類似のもう一つのばねがこのシールを予負荷す
るのに使われている。
また、第8図に示すベーンを収容する、ロータのスロット64のそれぞれの側
部の溝168内に長方形断面のシール166が収容されている。この溝168は
、半径方向に延びており、シール166は、この溝内に滑動可能に収容され、ス
ロット内のベーン68のそれぞれに向けてバイアスされている。4つのこのよう
な
シール166が第6図に示されている。これらのシールのそれぞれの半径方向外
端部170は、第8図に示すように側部緩衝部分77及び79の半径方向内面に
当接していることがわかる。
また、ロータの外壁66内の溝174内には、複数個の円弧形のシール172
が収容されており、第8図に示すようにベーンとシール166との間に延在して
いる。これらのシールはまた、側部緩衝部分77及び79に当接する端縁部17
6を有する。シール172は、長方形断面のもので、第8A図のばね160と同
様な波形のばねにより外方にバイアスされている。一旦エンジンが作動すると、
ガスの力が、遠心力とともにシールを外方にバイアスする。シール166と同様
に、シール172は二重シール(側部ごとにバックツウバック対)として設置し
て、付加的な密封効果を提供することもできる。
上述のエンジンは、圧縮比14:1から22:1の間の圧縮点火エンジンであ
る。これに代えて、本発明をスパーク点火エンジンや、例えばコンプレッサまた
はポンプのような他のロータリ装置に適用することもできる。
上述の詳細な記載は単に例示のために与えられたものであって、本発明の精神
を制限することを意図したものではなく、本発明は請求の範囲を参照して定めら
れるべきものであることは、当業界に精通した者にとって理解されよう。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U
G),AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,C
A,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI
,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,
KR,KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,M
G,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO
,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,
TT,UA,UG,UZ,VN
(72)発明者 スミス,ジェイムス イー.
アメリカ合衆国、26505 ウェスト ヴァ
ージニア、モーガンタウン、ボックス
145、ルート 7
(72)発明者 ムチノ,ビクター エイチ.
アメリカ合衆国、26505 ウェスト ヴァ
ージニア、モーガンタウン、ノースウェス
ト ドライブ 773番地
(72)発明者 クラーク,ナイジェル エヌ.
アメリカ合衆国、26505 ウェスト ヴァ
ージニア、モーガンタウン、ボックス 86
エイ、ルート 2
(72)発明者 トンプソン,グレゴリー
アメリカ合衆国、26505 ウェスト ヴァ
ージニア、モーガンタウン、カドリーラ
ストリート 890番地
(72)発明者 バッドグレイ,パトリック リアン
アメリカ合衆国、47201 インディアナ、
コロンバス、フランクリン ドライブ
2815番地
【要約の続き】
部部分(65)内に滑動可能に収容された拡大外部部分
(75)を有する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 環状の外壁(40)とそれぞれ環状カム面(42,44)を有する二つ の側壁(36,38)とにより限界された円筒形の内室(34)を備えたステー タ(16)と、前記内室内に回転可能に装架され環状の外壁(66)とこれを貫 いて延びる複数の角度的に間隔を隔てた軸線方向のスロット(64)とを有する ロータ(54)と、前記スロットのそれぞれに滑動可能に収容され半径方向外側 の端縁部(74)と半径方向内側の端縁部(106)と前記カム面に滑動的に係 合する部材(134)を備えた側端縁部(70,72)とを有するベーン(68 )と、このベーンを軸線方向に往復動させる第1の手段(96,98)と、前記 ロータが回転するにつれ隣接する前記ベーンと前記カム面との空間を交互に膨張 させたり圧縮させたりする第2の手段(42,44)とを包含し、前記第2の手 段が、前記カム面に交互に形成された第1の部分(92)と第2の部分(90) とを包含し、前記第2の部分が前記第1の部分よりも前記ロータから遠くにあり 、前記カム面の一つの前記第1の部分がもう一つの前記カム面の第2の部分に整 合しており、前記スロット(64)が前記ロータ上を半径方向外方に前記環状の 外壁(66)まで延びていて拡大外部部分(65)を有し、前記ベーンのそれぞ れの外側の端縁部(74)が前記ステータの環状の外壁(40)に滑動的に係合 しており、前記ベーンのそれぞれが前記スロット(64)の一つの拡大外部部分 (65)内に滑動的に収容された拡大外部部分(75)を有 するアキシャルベーン型ロータリ装置(14)。 2. 請求の範囲1記載の装置において、前記スロットが、その各側部におい て肩部(69,71)により前記拡大外部部分(65)から分離された、より狭 い内部部分(67)を有する装置。 3. 請求の範囲2記載の装置において、前記ベーンのそれぞれの拡大外部部 分(75)が前記外側の端縁部(74)に隣接している装置。 4. 請求の範囲3記載の装置において、前記ベーンのそれぞれの拡大外部部 分(75)が、それぞれ前記肩部(69,71)に滑動的に受けられる二つの側 部延長部分(77,79)を包含している装置。 5. 請求の範囲1記載の装置において、前記ベーン(68)のそれぞれが、 前記ロータ(52)の横方向スロット(109)内で滑動可能な突起(107) をその内方の端縁(106)に有する装置。 6. 請求の範囲1記載の装置において、前記第1の手段(96,98)が、 前記カム面とは関係なく前記ベーンを往復動させ、この第1の手段が、前記ステ ータの外壁を巡って延びる波形のカム(96)と、前記ベーンのそれぞれの外側 の端縁部に形成したカムフォロワ(98)とを包含している装置。 7. 請求の範囲6記載の装置において、前記波形のカムが溝(96)であり 、前記カムフォロワが前記ベーンのそれぞれの外側の端縁部に設けたピン(98 )である装置。 8. 請求の範囲1記載の装置において、前記ベーンのそれぞれが、前記内側 の端縁部(106)に沿う第1の溝(104,132)とその側端縁部(70, 72)とを有し、細長いシール(110,112及び134)が、前記第1の溝 内に滑動可能に収容され前記ベーンから離れるようにバイアスされている装置。 9. 請求の範囲8記載の装置において、前記ロータが、前記スロット(64 )のそれぞれの各側部に複数の半径方向に延びる第2の溝(168)を有し、細 長いシール(166)が前記第2の溝内に滑動可能に収容されそれぞれの前記ス ロット内で前記ベーンに向けてバイアスされている装置。 10. 請求の範囲9記載の装置において、前記ロータの環状の外壁(66)が 、複数の円周方向の第3の溝(174)を有し、前記第3の溝のそれぞれが、前 記ベーンの間に延び前記ステータの外壁に向けてバイアスされた複数の曲がった シール(172)を有する装置。 11. 一つの環状の外壁(40)とそれぞれ環状のカム面(42,44)を有 する二つの側壁(36,38)とにより限界された円筒形の内室(34)を備え たステータ(16)と、前記内室内に回転可能に装架され環状の外壁(66)と これを貫いて延びる複数の角度的に間隔を隔てた輔線方向のスロット(64)と を有するロータ(54)と、前記スロットのそれぞれの中に滑動可能に収容され 外側の端縁部(74)と内側の端縁部(106)と前記カム面に滑動的に係合す る側端縁部(70,72)とをそれぞれ有するベーン(68)と、前記ベーンを 軸線方向に往復動さ せる第1の手段(96,98)と、前記ロータが回転するにつれて隣接する前記 ベーンと前記カム面との間の空間を交互に膨張させたり圧縮したりする第2の手 段(42,44)とを包含し、前記第2の手段が前記カム面に第1の部分(92 )と第2の部分(90)とを交互に包含し、前記第2の部分が前記第1の部分よ りも前記ロータから遠くにあり、一つの前記カム面の第1の部分がもう一つの前 記カム面の第2の部分と整合しており、前記スロット(64)のそれぞれが拡大 外部部分(65)を有し、前記ベーン(68)のそれぞれが一つの前記スロット (64)の拡大外部部分(65)内に滑動可能に収容された拡大外部部分(75 )を有するアキシャルベーン型ロータリ装置(14)。 12. 請求の範囲11記載の装置において、前記スロットが、その各側部に、 肩部(69,71)により前記拡大外部部分(65)から分離された、より狭い 内部部分(67)を有する装置。 13. 請求の範囲12記載の装置において、前記ベーンのそれぞれの拡大外部 分(75)が、前記外側の端縁部(74)に隣接している装置。 14. 請求の範囲13記載の装置において、前記ベーンのそれぞれの拡大外部 部分(75)が、それぞれ前記肩部(69,71)に滑動的に受けられる二つの 側部延長部分(77,79)を包含する装置。 15. 請求の範囲11記載の装置において、前記ベーン(68)のそれぞれが 、前記ロータ(52)の横方向スロット(109)内に滑動可能に収容される突 起(107)をその内側の端縁部 (106)に有する装置。
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