JPH11504421A - 電気エネルギーを拡散暖気に変換することによって建物内の空間を暖房するためのモジュール型加熱ユニット - Google Patents
電気エネルギーを拡散暖気に変換することによって建物内の空間を暖房するためのモジュール型加熱ユニットInfo
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Abstract
(57)【要約】
ミクロン単位の厚さを有し、断面の幅と厚さの比率が非常に高い連続導体に電流を通し、その電気エネルギーを拡散熱に変換することによって屋内空間を暖房するための暖房装置(10)。電流を通す導体は、結合手段と電気絶縁手段(12)を介して、導体支持並びに熱拡散のための支持体(11)に整合されて結合されており、前記支持体の温度が、周囲環境の温度より僅か2、3°C高くなると直ちに、支持体から周囲環境へ放射によって熱が伝えられる。
Description
【発明の詳細な説明】
電気エネルギーを拡散暖気に変換する
ことによって建物内の空間を暖房する
ためのモジュール型加熱ユニット技術分野
本発明は、電気エネルギーを拡散暖気に変換することによって建物内の空間を
暖房するためのモジュール型加熱ユニット(以下、「加熱モジュール」、「加熱
パネル」、「放熱パネル」、「加熱装置」又は単に「装置」とも称する)に関す
る。背景技術
燃焼、特にガスの燃焼により、又は電気加熱素子により熱を発生することによ
って屋内空間を暖房するためのシステム及び手段は、多数存在する。
燃焼によるシステムにおいても、電気加熱素子によるシステムにおいても、そ
のシステムの熱効率を左右する熱チェーン(熱鎖)が生じる。燃焼によるシステ
ムの場合、例えば、燃焼性ガスをバーナーで燃焼させてその火炎によってガスの
エネルギーを熱に変換し、ラジエータ(放熱器)に接続されたボイラーの水を加
熱する。この温水がラジエータ内を循環してラジエータを加熱し、ラジエータの
外表面に近接した空気を加熱する。加熱された空気は、軽いので上昇し、その結
果、冷たい空気を吸引してラジエータに接触させ、加熱する。かくして、空気の
対流運動が創生され、周囲環境を温める。
電気加熱素子によるシステムの場合は、電流が加熱素子内を循環して電気エネ
ルギーを直接熱エネルギーに変換する。加熱素子内の電気抵抗は、500°Cも
の非常に高い熱を創出し、加熱素子に近接する空気を加熱することによって空気
の対流運動を起し、熱を周囲空間に伝達する。
上記いずれのシステムの場合も、特に火炎又は電気加熱素子と周囲温度との差
が大きいために、熱チェーンに沿って相当な熱損失が生じるので、利用可能なエ
ネルギーに対して実際に利用され消費されるエネルギーの割合が非常に低い。
ある種の目的のためには、電気エネルギーは、電気抵抗値を高くするために非
常に薄くされた素子(例えば、適当に切断された薄いシート)によって熱エネル
ギーに変換される。
しかしながら、従来のシステムは、いずれも、経済的観点及びエネルギーの観
点からみて、加熱素子の薄さと脆弱さによって惹起される問題を解決することが
できなかったので、大規模名汎用用途に適用することができなかった。
加熱素子をプラスチック、ボール紙又は繊維質のベースに接着すること等の解
決法は、そのような支持体又は接着剤によって熱バリヤーが形成されるので、高
い熱収率を達成することを阻止する。
又、良好な電気絶縁体は、実際、良好な熱絶縁体でも
ある。この熱絶縁体が、その装置又はシステムの熱収率を相当に低下させること
になる。発明の開示
本発明は、放射と拡散手段によって加熱素子と実際上同じ温度の熱を伝播させ
ることにより、又、電気絶縁性であるが、熱絶縁性ではない手段を用いることに
より、以下に詳述するように、現行の技術によって可能な収率より優れた熱収率
で、かつ、より安価に屋内空間を暖房する。
本発明の目的は、電気エネルギーを拡散暖気に変換することによって屋内空間
を暖房するためのモジュール型ユニットを提供することである。
本発明によれば、電流を連続した電気導体(以下、単に「導体」と称する)に
通す。この導体の厚さは、ミクロン単位とし、導体の断面の幅と厚さの比率を極
めて高い値とし、導体を結合手段と電気絶縁手段を介して、導体支持及び熱拡散
のための実質的に二次元の支持体に整合させて結合する。
本発明の電流を通す導体の表面積と支持体の表面積との比率は、約1:1とす
る。本発明の装置によれば、電流を通す導体の温度に実質的に等しい支持体の温
度が、周囲環境の温度より僅か2、3°C高くなると、実際上は15〜20°C
程度の温度を越えると直ちに、該導体から支持体へ均一な熱拡散によって熱が伝
えられ、そして該支持体から周囲環境へ放射によって熱が伝えられる
。
上記支持体を構成する素材は、金属、特にアルミニウム、アルミニウム合金、
銅、黄銅等であることが好ましいが、半導電性又は不導電性であってもよい。
電流を通す上記導体は、支持体の表面上に敷設してもよく、あるいは、支持体
の内部に配設してもよい。
支持体の形状は、平坦であってもよく、あるいは、球形、円筒形、又はその他
、企図した目的に合致する任意の立体的形状とするすることができる。
電流を通す上記導体は、シート、テープ又はバンドの形とすることができる。
そのような導体バンドは、市場で販売されている既製品であってもよく、あるい
は、支持体上に塗布した金属ペイントであってもよい。
電流を通す導体と支持体との結合は、接着剤で行うのが有利である。
電流を通す導体と支持体との間の電気絶縁手段は、電気絶縁特性を有する接着
剤とする。電流を通す導体と支持体との間の電気絶縁は、支持体の表面を化学的
又は電気化学的処理によって設定することが好ましい。その場合の電気化学的処
理は、陽極酸化処理とし、陽極酸化層の厚さは、20〜200μとすることが好
ましい。
電流を通す導体は、アルミニウム等の高導電性材のシートを導体支持と熱拡散
のための二次元の金属製支持体に電気絶縁性接着剤によって結合し、次いで、そ
のシートを写真印刷法又はスクリーン印刷法にかけて、必要に
応じて蛇行状又はらせん状等の形に敷設された実質的にバンド形の導体とするこ
とによって得ることもできる。
支持体の厚さは、1mmとすることが好ましい。支持体は、パネル、特にモジ
ュール型加熱パネルとするのが有利である。それらのパネルは、屋内空間の壁や
天井に、あるいは家具やドアに、又建物のいろいろな枠組に貼り付けることがで
きるように、更には、一般的な吊り天井に埋設することができるように調製する
ことができる。
本発明のパネルを設置するのに好適なもう1つの場所は、天井照明器である。
その場合、パネルを通常の照明ランプに組み合わせ、照明と熱を同時に発生する
ようにすることができる。
上記支持体は、いろいろな形態及びサイズの形材、特に、幅木、柱及びドアの
外装材、枠組一般、及び家具等として用いられる形材として構成することができ
る。
実際に本発明のパネルを組み入れて実験的に製造されたいろいろな資材から本
発明の極めて優れた利点、特に電力消費における劇的な節約という点での利点が
立証されている。
本発明は、更に、下記のような多くの利点を提供する。
加熱素子の平坦な又は湾曲パネル又は溝形金属板等の形として薄板型支持体は
、主として放射によって屋内空
間全体に亙って暖気を拡散する。
支持体の温度は、実際上、加熱素子の温度と同じである。
エネルギーの流れは、電磁波によって直線ラインとして伝播され、衝突した吸
収物体内で熱になる。
吸収物体より低温状態にある空気にほとんど影響を及ぼさず、その結果、対流
による熱放散を劇的に減少させる。
放射による熱の拡散が、熱の放出を明確に区画された区域に限定することを可
能にし、コストの節約を実現するとともに、スーパーマーケットの陳列棚の商品
等の熱によって劣化し易い物品を加熱するのを回避することを可能にする。
上述した形態の熱放射支持体は、加熱モジュール(単位体)として製造するこ
とができるので、壁、天井、床の建築資材として、又は、家具や、ドアやいろい
ろな枠組の内装化粧材に組み入れることができる。
本発明の加熱モジュールは、吊り天井や、照明と暖房の両方のための電磁波を
発生する天井照明器や、幅木に、更には、建築、成形及び外装に用いられる各種
形材に組み入れるのに特に好適である。
又、本発明の加熱モジュール即ち加熱パネルは、工業用の建物や倉庫において
は、アルミニウム、石膏ボード等の方形板の代わりに用いることもできる。
又、本発明によれば、その加熱素子のための支持体と
して、薄板状金属体、特に陽極酸化処理されたアルミニウムの薄板を用いること
により加熱素子とその支持体との間に熱バリヤーを形成する必要なしに非常に高
い電気絶縁を設定することができる。この構成は、加熱素子を、たとえそれが非
常に薄くとも、最大限の防護を与え、しかも、熱の拡散を阻害することがなく、
極めてた塊熱収率を実現する。
電流を通す導体のための支持体は、実際上いかなるサイズにでも、いかなる形
にでも形成することができるので、どのような建築プランにでも適合する無限の
設置用途を提供する。
粘着性又は非粘着性薄い金属テープのような市販の材料を用いて、熱を均一に
放出する放射面を簡単に製造することができる。本発明の加熱素子は、完全に静
止型であり、使用される素材はメンテナンスを必要としない。
本発明の加熱パネルの電気消費量は、一般に電気より安価であるとされている
ガスなどの燃料と比較してさえも、ランニングコストを低く抑えることができる
ほど少ない。
本発明の加熱パネルの設備費は、取付け費用の点でも、運転費用の点でも経済
的であり、しかも、慣用の電気設備と同様に、ほとんど瞬時に作動状態に達する
のでセントラルシステムによって運転することができる。
在来の温水システムにおいては表面温度の選定が非常
に重要であり、例えば80°Cを越えると、通常のボイラーではなく過熱温水又
はスチームを創生するためのボイラーを用いなければなら図、余分の費用を必要
とするが、本発明の加熱体は、在来の温水システムとは異なり、実際上ほとんど
コストの増減を伴うことなく10°Cから150°Cの範囲の温度を提供する。
本発明のシステムは、電位の差という単純な作用によって電気エネルギーを最
少限のバルク効果で、低い熱慣性で、低いエネルギー消費で、高い安全性で拡散
熱に変換する。
本発明の上記及びその他の目的並びに特徴、及びそれらを達成する態様は、以
下に添付図を参照して述べる本発明の実施形態の説明から一層明かになろう。図面の簡単な説明
図1は、銅板で製造された壁及び天井設置用の本発明のモジュール型放熱パネ
ルの透視図である。
図2は、図1のパネルの断面図である。
図3は、図1及び2に示されたパネルの壁及び天井設置態様を示す透視図であ
る。
図4は、本発明のパネルの高所水平設置態様を示す概略側面図である。
図5は、図4と同様の図であるが、斜めに設置した例を示す概略側面図である
。
図6は、本発明の放熱パネルから作られたポータブルラジエータの透視図であ
る。
図7は、市販の金属バンドをガラス板又は鏡に蛇行状に付設することによって
作られた本発明のラジエータの透視図である。
図8は、市販の金属バンドを円筒形の支持体の周りに巻回することによって作
られた本発明のラジエータの透視図である。
図9は、市販の金属バンドを球形の支持体の周りに平行に巻回することによっ
て作られた本発明のラジエータの透視図である。
図10は、バスルームの天井に取付けられた、ランプと本発明の放熱パネルを
備えた天井照明器の透視図である。
図11は、本発明の放熱パネルを設置したスーパーマーケットの内部の透視図
である。
図12は、金属バンドを蛇行状に組み込んだ本発明のC字溝形放熱パネルの透
視図である。
図13は、図12に示された溝形放熱パネルで形成された幅木の透視図である
。
図14は、金属バンドを蛇行状に組み込んだ本発明の山形放熱バーの透視図で
ある。
図15は、床下に蛇行状に敷設された金属バンドを示す一部破除された透視図
である。
図16は、本発明の放熱パネルで形成されたドアを有する食器棚の透視図であ
る。発明を実施するための最良の形態
図1及び2に示される本発明の放熱パネル10は、陽極酸化層(電気絶縁層)
12を有するアルミニウムの薄板状支持体11と、陽極酸化層12の上に接着さ
れた銅板(導体)13とから成る。
放熱パネル10の裏面には、絶縁板14が張られている。更に、パネル10は
、その周縁に付設されたU字形フレーム15によって補強され、装飾されている
。
支持体11の厚さは1mmであるが、銅板13はミクロン単位の厚さである。
このパネル10の電気回路を閉成すると、電気が熱に変換され、その熱が支持
体11を均一に加熱し、その温度を蛇行導体(蛇行状にされた銅板13)のそれ
と実質的に同じ温度に保持する。支持体11は、その温度が15〜20°Cを越
えると直ちに、放射によって周囲空間に熱を拡散する。
図3は、壁30に敷設された本発明の放熱パネル21と、天井31に敷設され
た本発明の放熱パネル22によって暖房されるオフィスルーム20を示す。天井
の放熱パネル22は、アルミニウム又は石膏ボードの方形板25に取り付けられ
ている。
図4及び5は、本発明の放熱パネルによって暖房すべき工業用建物内の区域を
完全にカバーするように高さ位置を定められた正しい放熱パネル設置の一例を示
す。
図4の建物40内では、放熱パネル41,42が、床から4.5mの高さのと
ころに水平に6mの間隔を置い
て配置されている。この配置によれば、放熱パネル41,42からの放射熱の帯
43,44が床上約2mの高さの点45で互いに交差する。
図5の建物50内では、放熱パネル56,57は、45°傾けて壁51と天井
52との間のコーナーに配置されている。この配置によれば、放熱パネル56,
57からの放射熱の帯53,54が床上の点55で互いに交差する。
図6は、陽極酸化層(電気絶縁層)62を有するアルミニウムの薄板(支持体
)61と、陽極酸化層62の上に接着された厚さ数μの銅板(導体)63とから
成る本発明のポータブルラジエータ60を示す。銅板63に、その一方の側縁か
らと対向する他方の側縁から交互に平行な切り込み64,65が延設され、蛇行
導体66を形成している。蛇行導体66の両端67,68には接点69,70が
、それぞれ導線71及びプラグ72によって主電源に接続することができるよう
に固定されている。
図7は、ガラス板又は鏡(支持体)81と、その上に蛇行状に貼られた市販の
金属の粘着ストリップ又はバンド(導体)82から成る本発明の放熱パネル即ち
ラジエータ80を示す。ストリップ82の両端83,84は主電源に接続される
。
図8は、円筒形の金属製支持体90と、その周りに巻回されたらせん状金属バ
ンド(導体)91から成る本発
明のラジエータを示す。金属バンド91の両端92,93は主電源に接続される
。
図9は、プラスチックの球形支持体100と、その周りに巻回された連続した
金属バンド(導体)101から成る本発明のラジエータを示す。金属バンド10
1の両端102,103は主電源に接続される。
図10は、バスルーム105の天井111に取付けられた天井照明器110を
示す。この天井照明器110は、ボックス112と、その中に長手に並置された
2本の直線蛍光ランプ113とから成り、2本の直線蛍光ランプ113の間に、
本発明の放熱パネル114が設置されている。この放熱パネル114は、陽極酸
化表面116を有するアルミニウムの薄板状支持体115と、陽極酸化表面11
6の上に接着された銅板117とから成り、導線118によって主電源に接続さ
れる。
スイッチ119と120をオンにすれば、バスルーム105内を照明するとと
もに、暖房することができる。放熱パネル114は、そのスイッチがオンにされ
ると直ちに、その下の全体に、最少限のバルク効果で、低い熱慣性で、低いエネ
ルギー消費で、かつ高度の安全性をもって熱を放射するような温度に達する。
図11は、本発明の放熱パネル135を設置したスーパーマーケットの内部1
23を示す。2組の陳列棚132と133の間に通路131がある。このスーパ
ーマーケットの天井134の照明器に、図10の放熱パネル1
14と同様の本発明の放熱パネル135が固定されている。放熱パネル135か
らの熱線136は、図に示されるように、陳列棚132,133の商品137,
138に影響を及ぼすことなく通路131を暖房することができる。従って、商
品を傷めることなく、通路131にいる人だけが快適な量の暖気を受ける。
図12は、C字溝形放熱パネル140を示す。この放熱パネルは、内側面14
1に陽極酸化処理が施されたC字溝形アルミニウム板と、その陽極酸化処理され
た内側面141に接着された蛇行状の銅板(金属バンド)(導体)142から成
る。溝形板の厚さは、1mmであるが、銅板142はミクロン単位の厚さである
。
図13は、図12に示されたのと同様の本発明の溝形放熱パネル140で形成
された幅木153を取り付けた部屋150の壁151,152を示す。放熱パネ
ル140の蛇行状銅板142は、幅木153の端部154,155において電気
回路の端子156,157に接続され、放射熱によって部屋を暖房するようにな
されている。
図14は、山形放熱バー160を示す。この放熱バーは、陽極酸化処理された
内側面161を有し、その陽極酸化表面161に蛇行状のアルミニウムバンド(
導体)162が接着されている。バンド162の端部は、電気回路の端子163
,164を介して主電源に接続されるようになされている。この山形放熱バー1
60は、柱や
ドアの外装材のか性で任意の建築デザインや家具に組み入れることができ、部屋
の暖房設備として優れた手段を提供する。
図15は、部屋175の床170の基礎(支持体)171内に蛇行状に敷設さ
れた金属バンド(導体)172から成る本発明の加熱装置を示す。金属バンド1
72の両端173,174は、主電源に接続されている。
図16は、ドア181を有する通常の食器棚180を示す。この食器棚180
のドア181に上述したような本発明の放熱パネル183が組み込まれている。
これは、本発明による放熱パネルの作動温度が低いことによって可能にされる。
叙上のように、本発明によれば、安全で簡単な手段によって環境暖房が得られ
る。
以上、本発明を実施形態に関連して説明したが、本発明は、ここに例示した実
施形態の構造及び形態に限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸
脱することなく、いろいろな実施形態が可能であり、いろいろな変更及び改変を
加えることができることを理解されたい。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1997年4月9日
【補正内容】
本出願の明細書第2頁第29行と第30行(和訳明細書第3頁第2行と第3行
)の間に以下の記載を加入する。
『ドイツ特許DE−U−8816466は、支持プレートと、コルク又はその他
の気泡フォーム等の断熱材層と、加熱薄板と、互いに離隔した直径2〜5mmの
多数の穴を有する厚さ2〜6mmの硬質繊維製穴あき板とを上記の順に積重して
成る、微温浴室のための壁部材を開示している。穴あき板は、加熱薄板を機械的
応力から、又は(火傷を防止するために)使用者との望ましくない接触から防護
する。この加熱薄板は、周囲環境への熱の拡散を助成する金属製部品とはマッチ
しないことは明らかである。実際、熱の拡散は、数個の小さい穴を通してのみ熱
放射を可能にする断熱材製の穴あき板によって阻止される。従って、加熱薄板と
周囲環境との間の界面は、加熱薄板の全表面の少部分に限定されてしまう。
英国特許GB−A−629は、ガラス等の耐熱材のシートと、その上に付設さ
れた、断面三角形又は台形の1つ又は複数の金属リブから成る加熱素子を開示し
ている。それらのリブの断面の底辺の幅は約1.5mm、長辺の幅は約14mm
であり、リブの幅は約0.15mmである。この特許の発明の目的は、ガラスの
シートによっ
て支持された電気加熱素子を有する電気ストーブを提供することである。
上記2つの先行特許の発明は、明らかに、構造上及び蹴板以上の新規性を有す
る電気加熱手段であるが、熱効率と、周囲環境との界面に関する限り、在来の電
気加熱器と実質的に同様の特徴を有するものにすぎない。』
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C
H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB
,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,
LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M
W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD
,SE,SG,SI,SK,TJ,TT,UA,UG,
US,UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.連続した導体(13,63,82,91,101,142,162,1 72)に電流を通し、その電気エネルギーを拡散熱に変換することによって屋内 空間を暖房するための暖房装置(21,22,41,42,56,57,114 ,135,183)であって、 電流を通す前記導体(13,63,82,91,101,142,162,1 72)は、ミクロン単位の厚さであり、断面の幅と厚さの比率が非常に高く、結 合手段と電気絶縁手段(12,62)を介して、導体支持並びに熱拡散のための 実質的に二次元の支持体(11,61,81,90,100)に整合されて結合 されており、前記導体の表面積と支持体の表面積との比率は、約1:1であり、 電流を通す前記導体の温度に実質的に等しい前記支持体の温度が、囲われた周囲 環境(20,40,50,105,130,150,175)の温度より僅か2 、3°C高くなると直ちに、該導体から該支持体へ均一な熱拡散により熱が伝え られ、そして該支持体から周囲環境へ放射によって熱が伝えられることを特徴と する暖房装置。 2.前記支持体(11,61,90,100,140,160)の素材は、 金属であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の暖房装置。 3.前記支持体(11,61,90,100,140,160)の素材は、 アルミニウムであることを特徴 とする請求の範囲第2項に記載の暖房装置。 4.前記支持体(11)の素材は、銅であることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の暖房装置。 5.前記支持体(11)の素材は、黄銅であることを特徴とする請求の範囲 第2項に記載の暖房装置。 6.前記支持体(11)の素材は、アルミニウム合金から成ることを特徴と する請求の範囲第2項に記載の暖房装置。 7.前記支持体(11)の素材は、半導電性であることを特徴とする請求の 範囲第1項に記載の暖房装置。 8.前記支持体(11)の素材は、不導電性であることを特徴とする請求の 範囲第1項に記載の暖房装置。 9.前記導体(13,63,82,91,101,142,162)は、前 記支持体(11,61,81,90,100,140,160)の表面上に敷設 されていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の暖房装置。 10.前記導体(172)は、前記支持体(171)の表面より下に敷設され ていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の暖房装置。 11.前記支持体(11,61,81)は、平坦な形状であることを特徴とす る請求の範囲第1項に記載の暖房装置。 12.前記支持体(80,100,140,160) は、立体形であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の暖房装置。 13.前記立体形は、球形(100)であることを特徴とする請求の範囲第1 2項に記載の暖房装置。 14.前記立体形は、円筒形(90)であることを特徴とする請求の範囲第1 2項に記載の暖房装置。 15.前記導体は、バンド(91,101,142,162,172)である ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の暖房装置。 16.前記バンド(82)は、市販品であることを特徴とする請求の範囲第1 5項に記載の暖房装置。 17.前記バンドは、前記支持体(11)に塗布された金属ペイントであるこ とを特徴とする請求の範囲第15項に記載の暖房装置。 18.前記導体(13,63,91,101,142,162)と支持及び熱 拡散のための前記支持体(11,61,81,90,100,140,160) とを結合するための手段は、接着剤であることを特徴とする請求の範囲第1項に 記載の暖房装置。 19.前記導体(13,63,91,101,142,162)と前記支持体 (11,61,90,100,140,160)との間に電気絶縁を設定するた めの手段は、電気絶縁特性を有する接着剤であることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の暖房装置。 20.前記導体と前記支持体(11,61)との間に 電気絶縁を設定するための手段は、該支持体の表面に施された化学的処理である ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の暖房装置。 21.前記導体(13)と前記支持体(11,61)との間に電気絶縁を設定 するための手段は、該支持体の表面に施された電気化学的処理(62)であるこ とを特徴とする請求の範囲第20項に記載の暖房装置。 22.前記電気化学的処理は、陽極酸化処理(62)であることを特徴とする 請求の範囲第21項に記載の暖房装置。 23.前記陽極酸化処理(62)は、20〜200μの厚さの層を形成するこ とを特徴とする請求の範囲第22項に記載の暖房装置。 24.電流を通す前記導体は、アルミニウムのような高導電性材のシートを熱 を拡散する二次元の金属製支持体に電気絶縁性接着剤によって結合し、該シート を写真印刷法又はスクリーン印刷法にかけて蛇行状又はらせん状の形に敷設され た実質的にバンド形とすることによって得られたものであることを特徴とする請 求の範囲第1項に記載の暖房装置。 25.前記支持体(11,61)の厚さは、ほぼ1mmであることを特徴とす る請求の範囲第1項に記載の暖房装置。 26.前記支持体(11,61,81)は、パネルであることを特徴とする請 求の範囲第1項に記載の暖房装 置。 27.前記支持体(11,61)は、モジュール型パネルであることを特徴と する請求の範囲第1項に記載の暖房装置。 28.屋内空間の壁(30)、天井(31)、家具(180)又は一般的な枠 組に敷設することができるように調製されたことを特徴とする請求の範囲第26 項に記載のパネル(21,22,41,42,56,57,114,135,1 83)。 29.一般的な吊り天井(31)に取り付けることができるように調製された ことを特徴とする請求の範囲第26項に記載のパネル(22)。 30.照明と熱を同時に発生するようにするために、天井照明器(110)内 に通常の照明ランプ(113)と組み合わせて嵌めることができるように調製さ れたことを特徴とする請求の範囲第26項に記載のパネル(114)。 31.前記支持体は、幅木(153)、柱のための仕上げ外装材、ドア、枠組 一般、又は家具の部材として用いることができるいろいろな形状及びサイズのバ ー形部材(140,160)であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の 暖房装置。
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