[go: up one dir, main page]

JPH11503306A - C−ヌクレオシド誘導体および核酸検出におけるその使用 - Google Patents

C−ヌクレオシド誘導体および核酸検出におけるその使用

Info

Publication number
JPH11503306A
JPH11503306A JP8527272A JP52727296A JPH11503306A JP H11503306 A JPH11503306 A JP H11503306A JP 8527272 A JP8527272 A JP 8527272A JP 52727296 A JP52727296 A JP 52727296A JP H11503306 A JPH11503306 A JP H11503306A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amino
group
compound according
thio
substituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8527272A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3639308B2 (ja
Inventor
ミューレッガー,クラウス
ダー エルツ,ハーバート フォン
シーラ,フランク
ローゼマイヤー,ヘルムット
Original Assignee
ベーリンガー マンハイム ゲーエムベーハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ベーリンガー マンハイム ゲーエムベーハー filed Critical ベーリンガー マンハイム ゲーエムベーハー
Publication of JPH11503306A publication Critical patent/JPH11503306A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3639308B2 publication Critical patent/JP3639308B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H21/00Compounds containing two or more mononucleotide units having separate phosphate or polyphosphate groups linked by saccharide radicals of nucleoside groups, e.g. nucleic acids

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は一般式I〜V:

Description

【発明の詳細な説明】 C−ヌクレオシド誘導体および核酸検出におけるその使用 本発明は、C−ヌクレオシドおよびその誘導体、並びに核酸のラベリング(標 識付け)、検出およびシークエンシング(塩基配列決定)におけるその使用に関 する。 核酸は遺伝情報の運搬体または伝達物質として生物界で中心的な役割を担って いる。それゆえ、M.Miescher による発見以来、核酸は広範な科学的興味を刺激 し、その機能、構造および作用機序の解明へと向かわせた。近年、分子生物学に おける核酸の基礎的な作用機序についての知識が増えるにつれて、遺伝子の新し い組合せを作ることが可能となった。この技術は例えば医学的診断・治療および 植物の品種改良の分野で新たな機会を開くものである。 こうした関係を解明しかつ諸問題を解決するための重要な手段は、その特異的 検出およびその配列(すなわち、その一次配列)に関しての核酸の検出であった し、今もそうである。 核酸の特異的検出能は、水素橋により塩基対を形成することで他の核酸と相互 作用またはハイブリダイゼーションを行う核酸分子の性質に基づいている。こう して、適当な方法でラベルした、すなわちインジケーター基を有する、核酸(プ ローブ)を用いて相補的な核酸(標的)を検出することができる。 一次構造(配列)、すなわち核酸の複素環式塩基の配列、を決定するにはシー クエンシング技術を用いる。核酸配列のこの情報は、その後、分子生物学の問題 および方法において核酸を標的と定めて特異的に使用する場合に不可欠である。 また、シークエンシングには核酸間の特異的ハイブリダイゼーションも利用され る。上述したように、このためにもラベルした核酸フラグメントが用いられる。 その結果として、核酸の適当なラベリングがあらゆる検出法にとって絶対に必 要な前提条件となる。 32Pや35Sなどの適当なアイソトープによる放射性ラベリングは、この目的の ために初期段階ですでに用いられていた。しかしながら、放射性試薬を用いるこ との欠点は明白である。すなわち、こうした作業には特別に装備した施設が必要 であるし、また、放射性廃棄物の管理された厄介な処分問題が浮上する。さらに 、放射性ラベリング用の試薬は高価であり、ラベルしたサンプルを長期間保存す ることも上記核種の半減期が短いため可能でない。 それゆえ、近年、こうした重大な欠点を回避するため、すなわち放射性ラベリ ングを避けるために、多くの試みがなされている。そうするにあたって、このタ イプのラベルの高感度は可能な限り保持されるべきである。 実際、大きな進歩がすでに達成されている〔例えば、Nonradioactive Labelin g and Detection of Biomolecules(Kessler,C.発行)Springer Verlag,Berli n,Heidelberg,1992 を参照のこと〕。 核酸の検出にとって絶対に必要な条件は、可能であれば非放射能的に、核酸を 前もってラベルしなければならないということである。通常、核酸の放射性ラベ リングは対応する放射性ヌクレオシド三リン酸の酵素触媒による取り込みにより 行われるが、非放射性ラベリングは適当なシグナルまたはリポーター基を組み入 れることによって達成されねばならない。 特に適していることが判明した非放射性インジケーター分子は、中でも、ハプ テン(例えば、ビオチン、ジゴキシゲニンなど)、酵素(例えば、アルカリホス ファターゼ、ペルオキシダーゼなど)、または蛍光色素(例えば、フルオレセイ ン、ローダミンなど)である。これらのシグナル基はいろいろな方法で核酸に結 合させたり、組み入れることが可能である。 比較的簡単な方法は、例えば、上記のタイプの活性化インジケーター分子を用 いて、末端アミノ官能基を有するオリゴヌクレオチドの5'末端をラベルすること である。しかし、この方法は1個または数個のインジケーター分子を低分子オリ ゴマーにのみ導入することを可能にするにすぎず、より高い感度を達成する目的 で、より長鎖の高分子核酸のより濃密なラベリングを達成するには、通常、deno vo(新規)合成のラインに沿ってポリメラーゼを用いてリポーター基を有するヌ クレオシド三リン酸を組み込む必要がある。 これに相当する方法は当業者にはニックトランスレーション[Rigby,P.W.ら ,(1977),J.Mol.Biol.,113,237]およびランダムプライムドラベリング[ran dom primed labelling; Feinberg,A.P.& Vogelstein,B.,(1984),Anal. Biochem.,137,266]として知られている。別の方法はいわゆる3'-テイリング反 応で、酵素ターミナルトランスフェラーゼを用いて行うものである。 これらの方法においてこれまでに使用されてきたヌクレオシド三リン酸は、ほ とんど例外なく、デオキシリボヌクレオチド系列では複素環式塩基アデニン、グ アニン、シトシンおよびチミンの、そしてリボヌクレオチド系列ではアデニン、 グアニン、シトシンおよびウラシルの適切に修飾された誘導体である。この種の 誘導体は例えば、Langerら,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 78,6635(1981);Muhl egger ら,Biol.Chem.Hoppe-Seyler 371,953(1990)および EP 0 063879 に記 載されている。この場合は、DNAおよびRNA中にもともと存在するビルディ ングブロックがラベルされた形で、すなわちシグナル基をもつ形で用いられる。 N−ヌクレオシドの主な欠点は、酸性pH条件およびヌクレアーゼによる分解性 に対するN−グリコシド結合の感受性である。 さらに、個々のC−ヌクレオシド(例えば、Suhadolnik,R.J.,Nucleoside An tibiotics,Wiley-Interscience,New York 1970)およびその治療用途(抗ウイ ルスまたは制がん)が久しく知られている。 加えて、蛍光性C−ヌクレオシド誘導体と、DNAおよびRNAオリゴヌクレ オチドへのその組み込みが記載されている(WO 93/16094)。しかしながら、これ らのC−ヌクレオシドのいわゆる固有の蛍光は、フルオレセインや対応するロー ダミン誘導体のような特殊な蛍光体よりも量子効率の点で何倍も低いものである 。自己蛍光性C−ヌクレオシドの更なる欠点はその比較的低い励起および発光波 長である。その結果、このような誘導体に基づく検出系は検出感度が低い一方で 、測定環境(例えば、生物学的物質、ゲルマトリックスの自己蛍光など)のスペ クトル干渉の影響を非常に受けやすくなる。 こうして、既知のヌクレオシドおよびヌクレオシド誘導体は、特に核酸検出に 対してよからぬ作用を及ぼすなどの欠点を数多く抱えている。 それゆえ、本発明の目的は、上記の欠点を取り除いた、すなわち、特に安定で あると同時に酵素的にプロセシングすることができ、より実用的な波長で核酸の 検出に適している、核酸検出用のシグナル基で修飾されたヌクレオシド誘導体を 提供することである。 この目的は、一般式I−V: 〔各式中、 R1、R2、R3、R4は同一であっても異なっていてもよく、水素、ハロゲン、ヒド ロキシ、チオまたは置換チオ、アミノまたは置換アミノ、カルボキシ、低級アル キル、低級アルケニル、低級アルキニル、アリール、低級アルキルオキシ、アリ ールオキシ、アラルキル、アラルキルオキシまたはリポーター基を表し、 R5およびR6はそれぞれが水素、ヒドロキシ、チオまたは置換チオ、アミノまた は置換アミノ、低級アルキルオキシ、低級アルケノキシ、低級アルキノキシ、保 護基またはリポーター基を表し、 R7は水素、ヒドロキシ、チオまたは置換チオ、アミノまたは置換アミノ、ホス ホルアミダイトまたはH−ホスホネート基、適当な方法で開裂可能なエステルま たはアミド残基、またはリポーター基を表し、 R6とR7は一緒になってC-2'とC-3'間の追加の結合またはアセタール基を形成し 、 R8は水素、ヒドロキシ、チオまたは置換チオ、アミノまたは置換アミノ基を表 し、 R9は水素、モノ- 、ジ- もしくはトリホスフェート基またはこれらのリン酸エ ステルのα、βもしくはγ- チオホスフェート類似体、または保護基を表す〕で 表されるのピロロ-[3,2-d]ピリミジン、ピラゾロ-[4,3-d]ピリミジンおよびピリ ミジン- フラノシド並びにそれらの可能な互変異性体および塩により達成される 。 検出可能な基としては、特にハプテン、蛍光体、金属キレート基、化学発光体 、タンパク質またはインターカレーターなどのリポーター基が入る。 一般式I〜Vの化合物において、残基R5およびR7のアセタール官能基がリポー ター基で置換されているものが好適である。 さらに、リポーター基がいわゆるリンカー基を介してアグリコンまたはフラノ ース環に結合されている化合物が特に適しているとわかった。適当なリンカー基 は当業者には公知である(例えば、Muhlegger,K.ら,Biol.Chem.Hoppe-Seyl er 371,953-965(1990)またはLivak,K.J.ら,Nucl.Acids Res.20,4831-4837 (1992)を参照のこと)。 さらに、一般式I〜IVの化合物において、R1が水素、ヒドロキシまたはアミノ 基を表し、R2がヒドロキシ、場合により置換されたアミノ基またはリポーター基 を表し、R3とR4が水素、ハロゲンまたはリポーター基を表し、R5が水素を表し、 R6が水素またはヒドロキシを表し、R7が水素、ヒドロキシ、チオ、場合により置 換されたアミノ基、ホスホルアミダイトまたはリポーター基を表し、R6とR7が一 緒になってアセタール官能基を表し、R8が水素を表し、そしてR9がトリホスフェ ート基を表す化合物が好適である。 一般式Vの好適な化合物は、R1がヒドロキシ、場合により置換されたチオもし くはアミノ基、またはリポーター基を表し、R2とR3が水素、低級アルキルまたは リポーター基を表し、R5が水素を表し、R6が水素またはヒドロキシを表し、R7が 水素、ヒドロキシ、チオ、場合により置換されたアミノ基、ホスホルアミダイト またはリポーター基を表し、R6とR7が一緒になってアセタール官能基を表し、R8 が水素を表し、そしてR9がトリホスフェート基を表す化合物である。 自然界にもともと存在する前駆物質から出発することにより、新しい修飾C− ヌクレオシドを合成することが得策である。したがって、例えばアデノシン類似 体としてのフォルマイシン(formycin)Aを脱アミノ化してフォルマイシンB(イ ノシン類似体)を形成することができる。その後これをハロゲン化し、さらに求 核的に置換することができ、こうした方法により本発明のタイプの化合物のよう な、興味のある、一連の新規化合物を製造することが可能である。 重要な 2'-デオキシ- ヌクレオシドを合成するには、自然界に存在する上記の リボヌクレオシド、例えばフォルマイシンAを脱酸素化する。この場合、今日で は、Bartonによる脱酸素化反応が主に用いられている(Barton,D.H.R.& Mothe rwell,W.B.,Pure Appl.Chem.,53,15(1981))。 さらに、C−ヌクレオシドは、例えば“Chemistry of Nukleosides and Nukle otides”3,42-535(L.B.Townsend 発行)Plenum Press,New York and London ,1994 中にK.A.Watanabe により詳述されるように、化学的に合成することが できる。 核酸をさまざまなシグナル基でラベルし、その後に核酸を検出して配列決定す るために本発明の化合物を使用することは、特に有利であることが判明した。 一般式I〜Vの本発明によるC−ヌクレオシドは、特に古典的なN−グリコシ ド結合で結合されたヌクレオシドおよびヌクレオチド、例えばアデノシン、グア ノシン、シチジン、チミジン、ウリジンおよび対応するそのリン酸エステル類と 比べて、多くの利点を有する。 一つの利点は例えば酸性pH条件に対するC−グリコシド結合の化学的安定性 である。さらに重要な利点は、エンドヌクレアーゼおよびエキソヌクレアーゼに よる酵素分解に対するこれらの化合物の安定性である。こうした酵素は生物学的 物質中に存在して、核酸検出を極度に妨害しうる。一方、DNAおよびRNAポ リメラーゼは、多かれ少なかれ修飾されているヌクレオシド 5'-三リン酸を受け 入れることに関して、すなわちde novo 合成においてこのようなヌクレオチドを 物質として認識して取り込むことに関して、高い識別力があることが知られてい る。特に、ヌクレオチドへのシグナル基の結合は取り込みおよび取り込み速度に 影響を及ぼすことが実験により示されている。 本発明によるヌクレオシドおよびそれらの誘導体が、例えばニックトランスレ ーションまたはランダムプライムドラベリングの上記方法を用いて、適当なポリ メラーゼにより核酸中に非常に効率よく取り込まれる事実は、現在の技術水準か ら容易に推し量ることはできず、それゆえ、当業者には驚くべきことと見なされ るに違いない。 上記の方法は一般に、核酸検出において、例えば膜上での、またはマイクロタ イタープレートでのブロッティング法による定量的検出のために用いられる。 シークエンシング、すなわち核酸の塩基配列決定においては、短い(開始)オ リゴヌクレオチド(プライマー)およびポリメラーゼを用いて、配列決定すべき 核酸上に相補的な反対鎖が新たに合成される。 ある種の遺伝子またはゲノム断片を検出するin situハイブリダイゼーション では、基本的に同じこと、すなわちラベルしたヌクレオチドの特異的取り込みが 細胞内で起こる。 上記のプライマー、すなわち短鎖オリゴヌクレオチドは鋳型鎖と安定した塩基 対を形成するばかりでなく、最適な機能を確実にするために内因性ヌクレアーゼ によって攻撃されないようにすべきである。 それは、古典的なN−ヌクレオシドの代わりに、ビルディングブロックとして 本発明によるC−ヌクレオシドを含有するオリゴヌクレオチドにより実現される 。 同じことがこのようなC−ヌクレオシドビルディングブロックを含有する長鎖 ポリヌクレオチドおよび核酸にも当てはまる。これらも本発明の主題である。 それゆえ、対応するオリゴヌクレオチド並びにそれらの製造前駆物質であるヌ クレオシドホスホルアミダイトおよびヌクレオシドH−ホスホネートも本発明の 主題である。 今日、オリゴヌクレオチドは自動DNA/RNA合成機で公知の方法により合 成されるのが常である。 このような合成法は本質的に上記のホスホルアミダイトまたはH−ホスホネー トの段階的合成に基づいており、すなわち、これらのモノマービルディングブロ ックを連続的に結合させてオリゴマーを形成させる(例えば、T.Brown & D.J.S .Brown,Oligonucleotides and Analogues - A Practical Approach(1991)(Ecks tein.F.発行),IRL Press at Oxford University Press,Oxford,New York,T okyoを参照のこと)。図1の説明 IおよびIIはDIG-dUTP取り込みでラベルしたpBR328 DNAを示し、III はDIG-3- O-スクシニル- ε- アミノ- カプロイル-[7-アミノ-3-(2'- デオキシ- β-D- エ リトロ- ペントフラノシル)-1H- ピラゾロ-[4,3-d]- ピリミジン-5'-トリホスフ ェート取り込みでラベルしたpBR328 DNAを示す。 本発明を以下の実施例によりさらに詳しく説明することにする。実施例1 N1- カルボキシメチル-7- アミノ-3-(β-D- エリトロ- ペントフラノシル)-1H- ピラゾロ-[4,3-d]- ピリミジン 70mg(0.25mmol)のフォルマイシンA、400mg(2.2mmol)のヨード酢酸エチル および400mg(2.88mmol)のK2CO3を5mlのメタノール/水(1:1)中で室温にて 3時間攪拌した。次いで、この溶液を蒸発乾固させ、4mlの水に取り上げ、分離 用HPLC(RP-18,25 x 1cm)でクロマトグラフにかけた。水で主要ゾーンを溶出し (RE=7分)、これを集めて濃縮した。凍結乾燥後に48mg(59%)の表題化合物を 得た。 2'-デオキシ- フォルマイシンAから出発して同様の方法で対応する 2'-デオ キシ誘導体を製造できる。実施例2 7- クロロ-3-(2'- デオキシ- β-D- エリトロ- ペントフラノシル)-1H- ピラゾロ -[4,3-d]- ピリミジン 2'-デオキシ- フォルマイシンBから出発して(リボフラノシル誘導体につい て L.B.Townsendらによって J.Chem.Soc.(C)1971,2443 に記載されるごと く)表題化合物を合成した。 出発化合物は Barton 脱酸素化(Barton,D.H.R.& Motherwell,W.B.,Pure Appl.Chem.,53,15(1981))により市販のフォルマイシンBから得られた。実施例3 7-[1,6- ジアミノヘキシル]-3-(2'-デオキシ- β-D- エリトロ- ペントフラノシ ル)-1H- ピラゾロ-[4,3-d]- ピリミジン 実施例2から得られた135mg(0.5mmol)のクロロ- ヌクレオシドを15mlのエタ ノール中に溶解し、300mg(約2.5mmol)のヘキサメチレンジアミンと混合し、3時 間還流した。 TLC(シリカゲル; クロロホルム- メタノール 80:20)で、表題化合物へのほぼ 定量的な変換が観察された。反応混合物を0.1M HClで中和し、蒸発させ、濃縮物 を10mlのエタノールに溶解した。濾過により未溶解成分を取り除いた後、シリカ ゲル 60 カラムでクロマトグラフにかけ、クロロホルム- メタノールの混合溶媒 (9:1)で溶出した。フラクションを合わせ、蒸発させ、ジオキサンから凍結 乾燥させた(85mg=理論量の48.5%)。 C16H26N6O3(350.2)の元素分析: 計算値 C 54.9,H 7.4,N 24.0 実測値 C 55.3,H 7.6,N 23.7実施例4 7-[N- トリフルオロアセトアミドヘキシル]-アミノ-3-(2'- デオキシ- β-D-エ リトロ- ペントフラノシル)-1H- ピラゾロ-[4,3-d]- ピリミジン 実施例3から得られた80mg(0.23mmol)のヌクレオシドを10mlの無水ピリジン に溶解し、150 μl(約1mmol)の無水トリフルオロ酢酸と混合した。室温で5時 間放置後、TLC でアシル化の完了を確認した。その後反応溶液を減圧で蒸発させ 、メタノールとの共蒸発を3回行った。これをジオキサンから凍結乾燥させて目 的の化合物を100mg(理論量の98%)得た。実施例5 7-[N- トリフルオロアセトアミドヘキシル]-アミノ-3-(2'- デオキシ- β-D- エ リトロ- ペントフラノシル)-1H- ピラゾロ-[4,3-d]- ピリミジン-5'-トリホスフ ェート Yoshikawa らの方法[Tetrahedron Lett.50,5065(1967)]にしたがって、実 施例4から得られた50mg(0.11mmol)の保護ヌクレオシドを POCl3でリン酸化し て5'モノホスフェートに変換した。Hoard & Ottの方法[J.Am.Chem.Soc.87, (1965)]にしたがって、この化合物をカルボニルジイミダゾールで活性化し、ピ ロリン酸と反応させることにより、DEAEセファデックスでのイオン交換クロマト グラフィー後に45mg(59%)の収量で目的のトリホスフェートを得た。31 P-NMR(0.1M EDTA/D2O/Eth3N): -5.4(d,P-γ); -10.7(d,P- α); -21.2(t ,P- β)実施例6 フルオレセイン-5(6)-カルボキサミドヘキシル-[7-アミノ-3-(2'- デオキシ- β -D- エリトロ- ペントフラノシル)-1H- ピラゾロ-[4,3-d]- ピリミジン-5'-トリ ホスフェート] 実施例5から得られた35mg(0.05mmol)のトリフルオロアセチル基で保護した 化合物を5mlの濃アンモニア液中で室温にて1時間放置し、続いて減圧下で蒸発 させた。残留物を5mlの0.1Mホウ酸塩緩衝液(pH8.5)に取り上げ、5mlのアミン 不含ジメチルホルムアミドに溶解した31mg(0.065mmol)の5(6)- カルボキシ- フ ルオレセイン-N- ヒドロキシ- スクシンイミドエステルと混合した。これを室温 で一夜放置した。反応混合物をDEAEセファデックスカラム(30 x 1cm)にかけて 直線状のLiCl勾配(毎回 200mlのH2O から0.4M LiCl まで)で溶出した。関係の あるフラクションを合わせ、蒸発させ、濃縮物をアセトン/エタノール(2:1 )で沈殿させ、乾燥させて表題化合物を28mg(59%)得た。 スペクトルデータ(0.1Mリン酸塩緩衝液,pH9.0): 励起max[nm]: 495 発光max[nm]: 521 ジゴキシゲニン-3-0- スクシニル-E- アミノカプロイル-[7-アミノ-3-(2'- デ オキシ- β-D- エリトロ- ペントフラノシル)-1H- ピラゾロ-[4,3-d]- ピリミジ ン-5'-トリホスフェート]は、ヌクレオシドをジゴキシゲニン-3-0- スクシニル- アミノカプロン酸-N- ヒドロキシ- スクシンイミドエステルと反応させること により同様に製造てきる。実施例7 N1- {8-[N-t- ブトキシカルボニル]-アミノ-(3,6-ジオキサ)オクチル-1- アミド メチル}-7- アミノ-3-(2'- デオキシ- β-D- エリトロ- ペントフラノシル)ピ ラゾロ-[4,3-d]ピリミジン 125mg(0.5mmol)の 2'-デオキシ- フォルマイシンA、369mg(1mmol)の(N1- ブロモアセトアミド-N8-t-ブトキシカルボニル)-1,8-ジアミノ-3,6- ジオキサ オクタンおよび1.4gのK2CO3を4mlのメタノール/水(1:1)中で室温にて3 時間攪拌した。これを実施例1に記載したように処理した。RP-18 カラムでのク ロマトグラフィー後に135mg(50%)の表題化合物を得た。実施例8 N1- {8-アミノ-(3,6-ジオキサ)オクチル-1- アミドメチル}-7- アミノ-3-(2'- デオキシ- β-D- エリトロ- ペントフラノシル)ピラゾロ-[4,3-d]ピリミジン-5' -トリホスフェート 実施例7から得られた135mg(0.25mmol)の保護ヌクレオシドを実施例5に記載 したとおりにトリホスフェートに変換した。RP-18 カラムでのクロマトグラフィ ー後にトリフルオロ酢酸で1時間処理してBoc 保護基を除去した。最後に、QAE セファデックスでのクロマトグラフィーにかけて25mgの表題化合物を得た。31 P-NMR(0.1M EDTA/D2O/Eth3N): -6.4(d,P-γ); -11.1(d,P- α); -21.6(t,p - β)実施例9 ジゴキシゲニン-3-0- スクシニル-E- アミノカプロイル-{N1-[8-アミノ-(3,6- ジオキサ)オクチル-1- アミドメチル]-7-アミノ-3-(2'- デオキシ- β-D- エリ トロ- ペントフラノシル) ピラゾロ-[4,3-d]ピリミジン-5'-トリホスフェート} 実施例8から得られた17mg(0.024mmol)の化合物を5mlの0.1Mホウ酸塩緩衝液( pH8.5)に取り上げ、5mlのアミン不含ジメチルホルムアミドに溶解した25mg(0.0 36mmol)のジゴキシゲニン-3-0- スクシニル- アミノカプロン酸-N- ヒドロキシ- スクシンイミドエステルと混合した。これを室温で5時間攪拌し、続いてRP-18 シリカゲルでクロマトグラフにかけた。脱塩および凍結乾燥後に3mg(約10%)の ラベルしたトリホスフェートを得た。実施例10 4- オキソ-7-(2'- デオキシ- β-D- エリトロ- ペントフラノシル)-3H,5H-ピロロ -[3,2-d]ピリミジン M.-I.Lim らによってTetrahedron Lett.1980,21,1013に記載されたリボフ ラノシル誘導体からBarton脱酸素化により表題化合物を得た。実施例11 4- クロロ-7-(2'- デオキシ- β-D- エリトロ- ペントフラノシル)-3H,5H-ピロロ -[3,2-d]ピリミジン Townsendらによって J.Chem.Soc.(C),1971,2443に記載された方法により POCl3でハロゲン化して表題化合物を合成した。実施例12 4-[1,6- ジアミノヘキシル]-7-(2'- デオキシ- β-D-エリトロ- ペントフラノシ ル)-3H,5H-ピロロ-[3,2-d]ピリミジン 実施例3と同様に、実施例11から得られた塩素化化合物から出発してジアミノ ヘキサンとの反応により表題誘導体を得た。実施例13 フルオレセイン-5(6)-カルボキサミドヘキシル-[4-アミノ-7-(2'- デオキシ- β -D- エリトロ- ペントフラノシル)-3H,5H-ピロロ-[3,2-d]ピリミジン-5'-トリホ スフェート] 実施例12から得られた誘導体から出発して、ジアミノ官能基をトリフレートで 保護し、トリホスフェートを製造し、フルオレセイン-5(6)-カルボキサミド-N- ヒドロキシ- スクシンイミドエステルと反応させる各工程を経て表題化合物を合 成した。各製造工程は実施例4、5および6に記載してある。実施例14 5-(2'- デオキシ- β-D- エリトロ- ペントフラノシル)ピリミジン-2,4- ジオン- 5'-トリホスフェート J.Org.Chem.1982,47,485 にしたがって市販の5-( β-D- エリトロ- ペン トフラノシル)-ピリミジン-2,4- ジオン(シュードウリジン)の脱酸素化により 製造した、650mg(2.85mmol)の5-(2'-デオキシ- β-D- エリトロ- ペントフラノ シル)-ピリミジン-2,4- ジオンを、Ludwigの方法[Acta Biochem.et Biophys. Acad.Sci.Hung.(1981),16,131]に従うワンポット法で5'-トリホスフェー トに変換した。LiCl勾配(水から0.5Mまで)を用いるQAE セファデックスでのア ニオン交換クロマトグラフィー、アセトン/エタノール(2:1)中での沈殿お よび乾燥により850mg(60%)の表題化合物を得た。31 P-NMR(0.1M EDTA/D2O/Eth3N): -6.8(d,P-γ); -11.0 (d,P- α); -22.0(t, p- β) 実施例15 N1-[ エトキシプロピオニル]-5-(2'-デオキシ- β-D-エリトロ- ペントフラノシ ル)ピリミジン-2,4- ジオン-5'-トリホスフェート 実施例14から得られた100mg(0.2mmol)の2'-デオキシ- シュードウリジン-5' -トリホスフェートを5mlの1M重炭酸トリエチルアンモニウム緩衝液(pH8.9)中 に溶解し、5mlのエタノールと混合した。3ml(約30mmol)のアクリル酸エチル エステルを加え、混合物を室温で6.5 時間攪拌した。その後はTLC(イソ酪酸/濃 アンモニア/水=66/1/33)で遊離体をもはや観察できなかった。反応混合物 を減圧下で蒸発させ、数mlのエタノールおよび水とともに1回共蒸発させた。粗 生成物をそれ以上精製することなく実施例16に記載のごとく処理した。実施例16 N1-[1,3- ジアミノプロピル]-5-(2'-デオキシ- β-D- エリトロ- ペントフラノシ ル)ピリミジン-2,4- ジオン-5'-トリホスフェート 実施例15からの生成物を5mlの水に溶解し、5mlのエタノールおよび2mlの1, 3-ジアミノプロパンと混合した。これを室温で一夜攪拌し、その後オイルポンプ を使って残留物がねばっこくなるまで減圧下で濃縮した。これを数mlの水に取り 上げ、希酢酸でpH6に調整した。酢酸トリエチルアンモニウム/アセトニトリル 勾配を用いるRP 18 でのクロマトグラフィー/脱塩により1000 A260単位(約0.1m mol)の粗混合物を得、この混合物から、LiClを用いるQAE セファデックスでのイ オン交換クロマトグラフィー後に目的物質を単離した。 TLC(イソ酪酸/濃アンモニア/水=66/1/33): Rf 約0.3 :ニンヒドリンと陽性反応実施例17 N1-[ ジゴキシゲニン-3-0- メチルカルボニル- ε- アミノカプロイル-1,3- ジア ミノプロピル- プロピオニル]-5-(2'-デオキシ- β-D- エリトロ- ペントフラノ シル)ピリミジン-2,4- ジオン-5'-トリホスフェート 実施例16から得られた4.5mg(5μmol)のジアミノプロピル誘導体を1mlの0.1M ホウ酸ナトリウム緩衝液(pH8.5)中に溶解し、1mlのアミン不含ジメチルホルム アミドに溶解した5mg(7.5 μmol)のジゴキシゲニン-3-0- メチルカルボニル- ε- アミノ- カプロン酸-N- ヒドロキシスクシンイミドエステルを加えた。この 透明な溶液を室温で約3時間放置させた。その後反応溶液を蒸発させ、残留物を 1mlの水に取り上げ、RP 18 クロマトグラフィー(カラム:Inertsil,250 x 8m m,酢酸トリエチルアンモニウム/アセトニトリル)により精製した。揮発性成 分を減圧下で除去し、凍結乾燥した後7mg(90%)の表題化合物を得た。実施例18 テトラメチルローダミン-5(6)-カルボキサミド-{N1-[8-N-(3,6- ジオキサ)オク チル-1- アミド- メチル]-5-(2'-デオキシ- β-D- エリトロ- ペントフラノシル )ピリミジン-2,4- ジオン-5'-トリホスフェート} 実施例17と同様にして、0.1Mホウ酸ナトリウム緩衝液(pH8.5)/DMF中で実施例1 6からの18mg(30μmol)のトリホスフェートおよび17mg(32μmol)のテトラメチル ローダミン-5(6)-カルボン酸-N- ヒドロキシ- スクシンイミドエステルを反応さ せることにより、TMR でラベルしたヌクレオチドを10.5mg得た。 スペクトルデータ(0.1Mホウ酸Na緩衝液,pH8.5): 励起max[nm]: 551 発光max[nm]: 575実施例19 N1-[ ジゴキシゲニン-3-0- メチルカルボニル- ε- アミノカプロイル-1,3- ジア ミノプロピル- プロピオニル]-5-(2'-デオキシ- β-D- エリトロ- ペントフラノ シル)ピリミジン-2,4- ジオン-5'-トリホスフェートの取り込みによる非放射性 DNAラベリングおよび検出 Boehringer Mannheim 社から販売されているキット(注文番号 1093 657)を 使ってDNAラベリングおよびDNA検出を行った。必要な作業工程はすべて説 明書に記載されている。 ラベリング反応の場合は、キットのdNTP混合物を(DIG-dUTPに変えて)実施例 17からのN1-[ジゴキシゲニン-3-0- メチルカルボニル- ε- アミノカプロイル-1 ,3- ジアミノプロピル- プロピオニル]-5-(2'-デオキシ- β-D- エリトロ- ペン トフラノシル)ピリミジン-2,4- ジオン-5'-トリホスフェートで1種類だけ取り 替えた。 免疫学的検出反応は、本発明による実施例17からの化合物の取り込みが、DIG- dUTPを用いたときと同程度の、ラベルしたDNAの検出感度をもつことを示した 。 図1には、この系で達成された検出および感度を示してある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シーラ,フランク ドイツ連邦共和国 ディー49076 オスナ ブルーク,グーテンバーグシュトラーセ 44 (72)発明者 ローゼマイヤー,ヘルムット ドイツ連邦共和国 ディー49076 オスナ ブルーク,ルーマンシュトラーセ 39 【要約の続き】 で表されるピロロ-[3,2-d]ピリミジン、ピラゾロ-[4,3- d]ピリミジンおよびピリミジン- フラノシド(すなわ ち、いわゆるC−ヌクレオシド)または適当な誘導体並 びにそれらの製造方法に関する。本化合物は特にRNA またはDNAポリメラーゼの基質として適しており、か くして、RNAまたはDNAオリゴヌクレオチドに組み 入れることができる。したがって、本化合物は核酸のラ ベリングおよび検出に、またはDNAシークエンシング に特に適している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.一般式I〜V: 〔各式中、 R1、R2、R3、R4は同一であっても異なっていてもよく、水素、ハロゲン、ヒ ドロキシ、チオまたは置換チオ、アミノまたは置換アミノ、カルボキシ、低級ア ルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、アリール、低級アルキルオキシ、ア リールオキシ、アラルキル、アラルキルオキシまたはリポーター基を表し、 R5およびR6はそれぞれが水素、ヒドロキシ、チオまたは置換チオ、アミノま たは置換アミノ、低級アルキルオキシ、低級アルケノキシ、低級アルキノキシ、 保護基またはリポーター基を表し、 R7は水素、ヒドロキシ、チオまたは置換チオ、アミノまたは置換アミノ、ホ スホルアミダイトまたはH−ホスホネート基、適当な方法で開裂可能なエステル またはアミド残基、またはリポーター基を表し、 R6とR7は一緒になってC-2'とC-3'間の追加の結合またはアセタール基を形成 し、 R8は水素、ヒドロキシ、チオまたは置換チオ、アミノまたは置換アミノ基を 表し、 R9は水素、モノ- 、ジ- もしくはトリホスフェート基またはこれらのリン酸 エステルのα、βもしくはγ- チオホスフェート類似体、または保護基を表す〕 で表されるのピロロ-[3,2-d]- ピリミジン、ピラゾロ-[4,3-d]- ピリミジンお よびピリミジン- フラノシド並びにそれらの可能な互変異性体および塩。 2.アセタール官能基がリポーター基で置換されている、請求項1に記載の化合 物。 3.リポーター基がハプテン、蛍光体、金属キレート、化学発光体、タンパク質 またはインターカレーターを示す、請求項1または2に記載の化合物。 4.リポーター基がリンカー基を介して結合されている、請求項1〜3のいずれ か1項に記載の化合物。 5.DNAおよびRNAポリメラーゼの基質としての請求項1〜4のいずれか1 項に記載の化合物の使用。 6.核酸をラベルするための請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物の使用 。 7.核酸を検出するための請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物の使用。 8.DNAシークエンシングにおける請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合 物の使用。 9.in situ ハイブリダイゼーションにおける請求項1〜4のいずれか1項に記 載の化合物の使用。 10.オリゴヌクレオチドの化学合成のためのR7がホスホルアミダイトまたはH− ホスホネートである請求項1に記載の化合物の使用。 11.請求項1〜4に記載した化合物を1個または数個含有するオリゴヌクレオチ ド。 12.請求項1〜4に記載した化合物を1個または数個含有する核酸。
JP52727296A 1995-03-14 1996-03-12 C−ヌクレオシド誘導体および核酸検出におけるその使用 Expired - Lifetime JP3639308B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19509038A DE19509038A1 (de) 1995-03-14 1995-03-14 C-Nukleosid-Derivate und deren Verwendung in der Detektion von Nukleinsäuren
DE19509038.1 1995-03-14
PCT/EP1996/001051 WO1996028460A1 (de) 1995-03-14 1996-03-12 C-nukleosid-derivate und deren verwendung in der detektion von nukleinsäuren

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11503306A true JPH11503306A (ja) 1999-03-26
JP3639308B2 JP3639308B2 (ja) 2005-04-20

Family

ID=7756550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52727296A Expired - Lifetime JP3639308B2 (ja) 1995-03-14 1996-03-12 C−ヌクレオシド誘導体および核酸検出におけるその使用

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP0815117B1 (ja)
JP (1) JP3639308B2 (ja)
AT (1) ATE211481T1 (ja)
CA (1) CA2215176C (ja)
DE (2) DE19509038A1 (ja)
ES (1) ES2170222T3 (ja)
WO (1) WO1996028460A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015143698A (ja) * 2007-09-19 2015-08-06 ユニヴァーシティ コート オブ ザユニバーシティ オブ エディンバラ 核酸塩基の特徴づけ

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8236493B2 (en) 1994-10-21 2012-08-07 Affymetrix, Inc. Methods of enzymatic discrimination enhancement and surface-bound double-stranded DNA
US6864059B2 (en) 1996-01-23 2005-03-08 Affymetrix, Inc. Biotin containing C-glycoside nucleic acid labeling compounds
EP0880598A4 (en) 1996-01-23 2005-02-23 Affymetrix Inc RAPID EVALUATION OF NUCLEIC ACID ABUNDANCE DIFFERENCE, WITH A HIGH-DENSITY OLIGONUCLEOTIDE SYSTEM
US20010018514A1 (en) 1998-07-31 2001-08-30 Mcgall Glenn H. Nucleic acid labeling compounds
US7423143B2 (en) 1996-01-23 2008-09-09 Affymetrix. Inc. Nucleic acid labeling compounds
US7282327B2 (en) 1996-01-23 2007-10-16 Affymetrix, Inc. Nucleic acid labeling compounds
US7291463B2 (en) 1996-01-23 2007-11-06 Affymetrix, Inc. Nucleic acid labeling compounds
US6965020B2 (en) 1996-01-23 2005-11-15 Affymetrix, Inc. Nucleic acid labeling compounds
US7572582B2 (en) 1997-09-12 2009-08-11 Exiqon A/S Oligonucleotide analogues
FR2780059B1 (fr) * 1998-06-17 2002-10-11 Bio Merieux Procede de marquage d'un acide ribonucleique et fragments d'arn marques ainsi obtenus
US6902891B2 (en) 1999-12-17 2005-06-07 Bio Merieux Process for labeling a nucleic acid
US6489114B2 (en) 1999-12-17 2002-12-03 Bio Merieux Process for labeling a ribonucleic acid, and labeled RNA fragments which are obtained thereby
WO2002072779A2 (en) 2001-03-12 2002-09-19 Affymetrix, Inc. Nucleic acid labeling compounds
WO2003011885A1 (en) * 2001-07-25 2003-02-13 Celltech R & D Limited Non-natural carbon-linked nucleotides and dinucleotides
AU2003217311A1 (en) * 2002-02-06 2003-09-02 Pierce Milwaukee Llc Base-labeled nucleosides and nucleotides
US7439341B2 (en) 2003-11-14 2008-10-21 Integrated Dna Technologies, Inc. Fluorescence quenching azo dyes, their methods of preparation and use
CA2601554A1 (en) 2005-05-20 2006-11-30 Integrated Dna Technologies, Inc. Compounds and methods for labeling oligonucleotides
US20120108799A1 (en) 2010-09-07 2012-05-03 Integrated Dna Technologies, Inc. Modifications for Antisense Compounds
US9506057B2 (en) 2010-03-26 2016-11-29 Integrated Dna Technologies, Inc. Modifications for antisense compounds
WO2011120049A1 (en) 2010-03-26 2011-09-29 Integrated Dna Technologies, Inc. Methods for enhancing nucleic acid hybridization

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4584369A (en) * 1981-07-31 1986-04-22 Sloan-Kettering Institute For Cancer Research Anti-leukemic beta-glycosyl C-nucleosides
JP2688759B2 (ja) * 1988-02-16 1997-12-10 大塚製薬株式会社 シュードウリジン誘導体
JPH02196787A (ja) * 1989-01-25 1990-08-03 Otsuka Pharmaceut Co Ltd シュードウリジン誘導体
EP0628051B1 (en) * 1992-02-12 2003-07-02 Chromagen, Inc. Applications of fluorescent n-nucleosides and fluorescent structural analogs of n-nucleosides
IL107616A0 (en) * 1992-11-18 1994-02-27 Univ Johns Hopkins Formation of triple helix complexes of single stranded nucleic acids using nucleoside oligomers which comprise pyrimidine analogs
CA2145750A1 (en) * 1993-08-18 1995-02-23 Michael J. Conrad Applications of fluorescent n-nucleosides and fluorescent structural analogs of n-nucleosides

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015143698A (ja) * 2007-09-19 2015-08-06 ユニヴァーシティ コート オブ ザユニバーシティ オブ エディンバラ 核酸塩基の特徴づけ

Also Published As

Publication number Publication date
ATE211481T1 (de) 2002-01-15
DE19509038A1 (de) 1996-09-19
CA2215176C (en) 2008-01-15
ES2170222T3 (es) 2002-08-01
DE59608542D1 (de) 2002-02-07
EP0815117B1 (de) 2002-01-02
JP3639308B2 (ja) 2005-04-20
EP0815117A1 (de) 1998-01-07
CA2215176A1 (en) 1996-09-19
WO1996028460A1 (de) 1996-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6174998B1 (en) C-nucleoside derivatives and their use in the detection of nucleic acids
JP3639308B2 (ja) C−ヌクレオシド誘導体および核酸検出におけるその使用
KR100782896B1 (ko) L-리보-lna 유사체
EP1401850A1 (en) Nucleoside derivatives for library preparation
JPH10500949A (ja) 蛍光性dnaとしてのプテリジンヌクレオチド類似体
JPH07504087A (ja) 蛍光性n−ヌクレオシド及び蛍光性n−ヌクレオシド構造類似体の応用
JPS60500717A (ja) リポ−タ−グル−プを含んでいる一定配列の1本鎖オリゴヌクレオチド、およびその化学的合成法
US6403786B1 (en) Heterocyclic compounds and their use for isolating nucleic acids
US6664058B2 (en) Base analogues
US7745417B2 (en) Nucleosides or nucleotides having novel unnatural bases and use thereof
JP2001501581A (ja) ヌクレオシド類似体
JP2004339202A (ja) 6員環を有するヌクレオチドアナログ
KR20010030885A (ko) 뉴클레오시드 또는 뉴클레오티드의 새로운 형광콘쥬게이트, 이들의 제조방법 및 이들의 용도
US6600028B1 (en) Tricyclic base analogues
Tomikawa et al. Synthetic Nucleosides and Nucleotides. 40. Selective Inhibition of Eukaryotic DNA Polymerase α by 9-(β-D-Arabinofuranosyl)-2-(p-n-butylanilino) adenine 5′-Triphosphate (BuAaraATP) and Its 2′-Up Azido Analog: Synthesis and Enzymatic Evaluations
EP0973788A1 (en) Tricyclic base analogues
Schmidt et al. Chemical synthesis of 2′-deoxyoligonucleotides containing 5-fluoro-2′-deoxycytidine
JP2000515382A (ja) 標的核酸配列の増幅方法
US20030143561A1 (en) Nucleoside derivatives for library preparation
JP2005536211A (ja) 遺伝子解析用オリゴヌクレオチドタグ化ヌクレオシド三リン酸(otntp)
JPH01500353A (ja) 2′‐デオキシアデノシン誘導体を含む核酸検出用プローブ
US7563887B1 (en) Universal nucleobase analogs
JP2007224013A (ja) 非天然塩基

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080121

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110121

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120121

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130121

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term