JPH11503095A - 多数個パックの包装装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 物品をカートン内に包装するための包装装置であって、無端状に配列された一連のカートン搬送部材を含むカートンコンベヤを備える。近接した各カートン搬送部材は、類似しているが互いに独立した第一及び第二の無端列により動く。第一の無端列は第二の無端列に対して調節可能となっており、これにより、近接した各搬送部材どうしの間隔を、該装置により加工されるカートンのサイズに応じて変化させることができる。これら第一及び第二の列は該装置によるカートンの加工中に同期作動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 多数個パックの包装装置 本発明は、飲料容器等の物品の多数個のパック(multipaks)を、ブランク形態 から、物品が装填されたカートンに加工するのに好適な包装装置に関する。この 装置は、様々なサイズのカートンに適用できるよう容易に調整することができ、 しかもその際、或るサイズのカートンから別のザイズのカートンへ短時間で対応 できるものである。 本発明の一態様において、飲料容器等の物品をカートンとして包装するための 包装装置は、無端状に配列された一連のカートン搬送部材を備えたカートンコン ベヤを有し、前記カートン搬送部材のうち隣接したものどうしは、互いに類似し かつ互いに独立した第一及び第二の無端列(first and second cndless series) により支持／搬送され、隣接した前記搬送部材どうしの間隔が該装置が加工する カートンのサイズに応じて変えられるように前記第一の無端列は前記第二の無端 列に対して調節可能であり、これら第一及び第二の無端列は、該装置によるカー トン加工中には同期作動される。 以下、本発明の一実施形態について以下の添付図面を参照して説明する。 図１は本発明に係る包装装置のレイアウトを示した概略図； 図２は端部装填カートン用の周知の物品分配システムを示す概略平面図； 図３は図１に概略で示した装置を詳細に示した概略斜視図； 図４は図３に示した装置の側立面図； 図５は図３に示した装置の上面図； 図６は図３に示した装置を受け入れ端から見た立面図； 図７は本発明に係る装置の分配／装填部を示した概略斜視図； 図８は図７に示した部分の平面図； 図９及び図１０はそれぞれ、該装置の分配／装填部に組み込まれた分配バー及 びキャリヤを示す第一及び第二の斜視図； 図１１は本発明に係る装置の主ラグチェーンアッセンブリの一つを示した概略 斜視図； 図１２は図１１に示したアッセンブリの駆動／調整手段の斜視図； 図１３は幅広のカートンを加工するよう調節された主ラグチェーンアッセンブ リの概略端面図； 図１４は、幅狭のパッケージ用に調節された主ラグチェーンアッセンブリの概 略端面図； 図１５は、作動位置にある主ラグチェーンアッセンブリを一つのみ示した本装 置の概略端面図である。 図面を参照すると図１は、カートンを立ち上げて該カートンに飲料用缶、ボト ル等の物品を装填する本発明に係る装置の概略を示している。該装置は、その受 け入れ端近傍に、該装置と直列配置されたホッパ１０を備えている。該装置を通 って加工される各カートンブランクはこのホッパに溜められ、該装置の受け入れ 端に位置した供給／立ち上げ部１２，１２ａに送られる。 この装置の主カートン搬送充填ライン１４は、対をなして離間状態に平行に並 設された主ラグチェーンアッセンブリ１６，１８を備えている。これら各アッセ ンブリはそれぞれ一対の無端ラグチェーン１６ａ，１６ｂ及び１８ａ，１８ｂを 有しており、これら各無端ラグチェーンは、間隔をおいて配された一連のカート ン搬送用ラグＬを支持している。一方のチェーンに設けられた一連のラグは他方 のチェーンに設けられた一連のラグに対して調節することができ、これにより、 これら対を成す両チェーンのラグ間の寸法を、搬送されるカートンのサイズ（幅 ）に応じて調節することが可能である。この調整については図１１及び図１２を 参照して詳細に説明する。 物品送り込みアッセンブリ２０が、前記一方のラグチェーンアッセンブリ１６ の上流の側方に沿って設けられている。この物品送り込みアッセンブリは、前記 搬送／充填ライン１４に向かって収束する一連のガイド２２と、一連の送り込み コンベヤ２４，２６と、物品組形成用コンベヤ２８とを備えている。カートンは 前記ラグチェーンアッセンブリによって搬送／充填ライン１４に沿って搬送され 、これらカートン内に装填させる缶（物品）は、この物品組形成用コンベヤによ って各カートンの開口端に向けられる。本装置における特定の分配装置及びその 作用についての説明はここでは省略するが、一般に、飲料用缶が前記送り込みコ ンベヤを横切る際に、それら飲料用缶を収束する前記ガイド内で組分けしあるい は分配する特定の技術は欧州特許 EP 0 017 333 により周知のものである。 分配機能あるいは組分け機能は、無端チェーンに取り付けられた一連の分配バ ーｍにより発揮される。この分配バーは、後に図７ないし図１０を参照して詳述 するが、近接したラグチェーンアッセンブリ１６に沿った前記収束ガイド内の物 品供給路を遮って前記物品を組分けし、最終的に、前記ライン１４に沿って移動 する前記カートン内にそれら物品をカートン開口端から装填するものである。包 装装置のカートン搬送／充填ラインの全幅にわたって延在した分配バー(meterin g bars)が備えられた包装装置は上述した欧州特許 EP 0 017 333 により周知で ある。ただし、かかる分配バーの分配機能を理解するため図２に実例を示した。 図２は、一連のカートン内に缶ｃの組をカートン端部より装填する分配バーの作 用を概略的に示している。各カートンｃｔは、支持台ｐ上を順次連続的に移動す る分配バーｂによりこれら各バー間に保持される。各缶ｃは収束ガイドｇによっ てカートン搬送路ｆに向かって搬送される。前記各分配バーｂは楔状端部ｗを有 しており、この楔状端部は、装填する所定数（この場合六個）の缶の組を構成す るように缶送り込みライン１に漸次入り込んでいる。最終的に、これら分配バー が前記送り方向ｆに移動すると、収束ガイドと共働して缶を所定数に組み分けし 、それら組み分けされた缶を、隣接したカートンｃｔの開口端からカートン内に 装填する。以上の構成と同様の構成が中心線ｘ−ｘを中心とした反対側にも構成 されており、複数の分配バーが搬送路を横切って延在している。ただし、本装置 では、各カートンは、分配バーによって搬送されるものではなく、分配バ ーを有した複数のラグチェーンアッセンブリ、又はそれらアッセンブリの少なく とも一つによって搬送されるものとなっている。この一連の分配バーは、後述す る如く、前記ラグチェーンアッセンブリの一方あるいは両方に沿って作動する。 この装置は装填部の下流側に端部フラップ閉じ部３０を備えている。この端部 フラップ閉じ部は、回転可能な閉塞ホイール３２と、固定された端部フラップ閉 塞ガイド３４とを備えている。この端部フラップ閉じ部の下流端近傍には糊付け 部３６が設けられ、さらにその下流側には、糊付け部３６で糊付けされる端部フ ラップどうしを保持する端部フラップ側方押圧ベルト３８が設けられている。 本発明に係る装置は、４缶カートン（２×２）から３０缶カートン（６×５） までの異なるサイズのカートンを製造すべく種々の缶組形態を持ったカートンの 加工ができるように多くの部分が調節可能となっている。また、このような調節 にかかる停止時間も多くを要しない。実際この装置は、多数の缶組形状を持った 種々のカートンを製造するためのカートン加工に容易に適合できる。 次に、該装置の主たる構成要素について詳細に説明する。 まず図３、図４、図５、図６を参照する。該装置の受け入れ端において前記供 給アッセンブリ１２は回転式供給装置４０を備えている。この回転式供給装置４ ０には、該装置により加工されるカートンの搬送路ｆｐの真下に位置した一連の 環状真空カップ４０ａが設けられている。この供給装置４０は、対をなして平行 に並設されたカートンブランク移送ベルトアッセンブリ４２，４４に近接配置さ れている。この供給装置４０は、前記ホッパ供給部１０から順次一枚ずつカート ンを取り出して、それらを水平位置に移動させる。この水平位置では、それらカ ートンは前記移送ベルトアッセンブリ間に挟まれて、前記カートン立ち上げアッ センブリ１２ａに向けて搬送方向下流に移動される。前記各移送ベルトアッセン ブリの下側のベルト４２ａ，４４ａは真空吸着ベルトとして構成されており、カ ートンが上部ベルト４２ｂ，４４ｂと下部ベルト４２ａ，４４ａとの間のニップ から離れた際に、これら下部真空ベルトの面に平に折り畳まれた状態に保持され る。カートンは、上方に二台配設された回転式カートン立ち上げ装置４６、及び 上方に垂直に配設されたラグチェーン４８の作動路の下方を通って、一対のラグ チェーン送り込みアッセンブリ５０，５２の各作動路間に送り込まれる。 前記一対の回転式カートン立ち上げ装置は、一連の真空カップ４６ａを有して いる。これら真空カップ４６ａは、近接して露出したカートン（頂部）パネルの 方向に向けられてそのパネルと係合し、負圧が付与された際に、その露出した上 部パネルを、前記下部真空ベルト４２ａ，４４ａに保持されていた反対側のパネ ルから離して上方に移動させる。このパネルは、上方に垂直に配設された前記ラ グチェーン４８及び前記一対の送り込み側方ラグチェーン５０，５２の双方の移 動路内へ送り込まれる。これら側方ラグチェーンは、間に前記垂直ラグチェーン ４８が配されたカートン移送用真空ベルトアッセンブリ４２，４４の各々に沿っ てほぼ水平面内で移動する。 前記側方ラグチェーン５０，５２、前記上方ラグチェーン、及び前記上方回転 立ち上げ装置４６の各作動は同調しており、このため、立ち上げ装置４６が最初 に前記真空ベルトの抵抗に抗してカートンを立ち上げた際に、該カートンは、カ ートン前面（該装置の送り方向前方を向いた面）が上部ラグチェーンアッセンブ リ４８の複数のラグ４８１の一つに支持され、がつカートン後面が前記側方ラグ チェーンアッセンブリ５０，５２のラグ５０１，５２１に当接する位置に来るよ うになっている。この回転式カートン立ち上げ装置４６によるカートンの初期立 ち上げは、カートンの前面及び後面が送り方向へ回動するよう、つまり下端を中 心に上流方向へ回動するようになされる。上部ラグチェーンアッセンブリ４８の 速度は側方ラグアッセンブリよりも幾分遅めに設定される。これは、上方ラグア ッセンブリ及び側方ラグアッセンブリの双方によって搬送される該カートンへの 「挟み」効果が生じて、カートンが装填に備えた完全なる方形に立ち上げられる ようにするためである。 カートンは、上方ラグアッセンブリ及び側方ラグアッセンブリの下流端を通過 すると、移動中の主カートン搬送ラグチェーンアッセンブリ１６，１８の双方の ラグＬ（あるいは、加工されるカートンのサイズによってはそれらアッセンブリ の少なくとも一つ）がカートン後面に当接する。ここでは説明の都合上、この端 部開口カートンが双方の主ラグチェーンアッセンブリによって搬送されるような サイズを有するものとする。各カートンへの端部からの装填は、前記缶送り込み コンベヤ２４，２６、前記組形成コンベヤ２８、前記収束ガイド２２、及び前記 分配バーｍが共働することによりなされる。 図７及び図８は、カートンの開口端からの缶の装填状態を概略で示している。 図２を参照して説明したように、この技術は、原理的には周知のものである。つ まり、この装填技術は、カートン搬送路に向かって収束するガイド間を移動する 缶を送り込むラインに徐々に干渉してそれを横切る一連の分配バーを利用したも のである。図７及び図８から分かるように、各分配バーｍの先端によって、隣接 するバー間に缶の組が徐々に形成され、これら各缶の組は、ガイドが収束してい ることによって、隣り合う分配バーの間に配されたカートンの開口端より装填さ れる。本発明に係るこの実施形態において、この分配機能は装置の一方側のみか ら実施され、従って、分配バーは、物品送り込み部２４，２６の収束ガイド部２ ２を横切るように移動する必要がある。 隣接する分配バー間の間隔は、各組を構成する缶のサイズ及び数に応じたもの とされる。異なった種類及び／又はサイズのカートンの装填ができるようにする ための調節が容易になされるよう、分配バーは後述する如く取外し可能となって いる。従って、分配バーｍは取り外したり異なったサイズのバーに交換すること ができるようになっており、異なる缶及び／又はカートンの包装にも対応できる ものとされる。 そのため、前記組形成コンベヤ２８は、取外し及び退去可能とされた無端状に 配された一連の分配バーｍを備えている。これらの分配バーは、対をなした二組 のチェーン／スプロケット機構５４，５６により搬送される。装填用カートンは 主ラグチェーンアッセンブリに沿って搬送される。前記分配バーアッセンブリの 上流側端部ＥＵにおいて、これらバーはスプロケット５４を回って、各カートン の端部フラップにおける近接した端部に対して僅かだけ離間した作動位置に至る 。ただし、缶ｃが隣接するカートンｃｔに正しく装填されるように、それら分配 バーの内端は隣接したカートン間に位置するようにすべきである。これにより側 壁端部フラップが適正に支持され、缶が正しくガイドされることになる。これを 実現するために、分配バーｍがカートンｃｔと共に下流に移動する際には、これ ら分配バーの内端は、装填工程が該アッセンブリの下流側端部ＤＥにおいて完全 に終了するまで、カム／フォロワ機構６８，６９によって隣接カートン間で内方 に移動するものとなっている。その後これら分配バーは、上流側に回帰すべく、 該分配バーアッセンブリの復帰路における初期位置に徐々に戻る。この実施形態 における装置で使用される着脱／退去可能なフライトバーの詳細は図９及び図１ ０に示してある。 図９及び図１０には退去／取外し可能な分配バーの詳細を示してある。各分配 バーｍはバー部材５８を有しており、該バー部材は楔状外端５８ａと、略Ｔ字状 断面とされた垂下キー６０とを備えている。垂下キー６０は、キャリヤ６４に設 けられた対応するキー溝６２に係合する。一連のキャリヤ６４は、前記二重構成 のチェーン／スプロケット機構５４，５６に組み込まれたキャリヤチェーン駆動 体に沿って取り付けられている。このキャリヤはバネ付勢された複数の軸６６を 備えており、これにより該キャリヤは、前記キャリヤチェーン駆動体の移動方向 と交差する方向に弾性的に動くものとなっている。キャリヤの基部にはカムフォ ロワ６８（図８に概略で図示）が設けられている。このカムフォロワは、キャリ ヤチェーン駆動体に沿って所定形状とされたカムトラック６９に係合し、これに よって、キャリヤ及び分配バー自身を備えたこの分配バーユニットを、分配／装 填工程中に、加工される隣接する一対のカートン間の内方に動かし、その後、分 配バーが分配バーチェーンアッセンブリの復路に沿って復帰できるように同ユニ ットを退去させる。分配バーは、前記キーをキャリヤの前記キー溝を滑らせるこ とによりキャリヤから容易に取り外すことができる。このように分配バーとキャ リヤとを取り外すことは、加工するカートンのサイズ（幅）に応じて隣接するバ ー間隔を調整する際に必要となる。装置のピッチを調整するには、適宜選択され た分配バーを除去又は付加する。一方、隣り合う分配バーどうしの間隔を変える には、異なったサイズの分配バーを取り付ける。 カートン自体は前記ラグチェーン搬送アッセンブリ１６，１８によって該装置 上を搬送される。これらアッセンブリの各々が、互いに調整可能とされた一対の ラグチェーンを備えている。かかるアッセンブリの一方のアッセンブリである主 ラグチェーンアッセンブリ１６を図１１及び図１２に詳細に示してある。他方の アッセンブリ１８も同様な構成である。 同一のアッセンブリ中において、符号Ｌ１で示す複数のラグはラグチェーン１ ６ａにより、符号Ｌ２で示すラグはラグチェーン１６ｂにより駆動される。ラグ チェーン１６ａはサーボモータＭ１（図１２）によって、またラグチェーン１６ ｂはサボモータＭ２によって駆動される。モータＭ１は軸１及びスプロケットＳ １を駆動し、モータＭ２は、スプロケットＳ２の変速機として機能する軸２を駆 動する。二つの駆動スプロケットＳ１，Ｓ２は共通軸に配設されている。スプロ ケットＳ１は軸１に堅くキー留めされている。他方、スプロケットＳ２は軸１に 支持されてはいるものの、軸２によって該軸１に対する回転が可能とされている 。スプロケットＳ１がラグチェーン１６ａを駆動し、スプロケットＳ２がラグチ ェーン１６ｂを駆動する。図１１に示す如く、両ラグチェーンは、隣り合ったラ グＬ１，Ｌ２どうしの間隔が等しくなるように調節される。これは、カートンが 比較的小さい場合の通常の形態である。大きいサイズのカートンは、隣り合った ラグどうしの間隔を狭めることにより適応することができる。従って、チェーン １６ａにおけるラグがチェーン１６ｂにおけるラグに当接するまで近接した状態 のときにラグのペア間どうしの間隔が最大となり、最も幅の大きいカートンに対 処できるものとなる。この調整は、双方のサーボモータを異なる速度で動かして 双方のチェーン１６ａ，１６ｂを相対的に動かすことによりなされる。一方、通 常の作動では、これらチェーン１６ａ，１６ｂがこれらサーボモータにより同期 駆動される。この作動が実行されるよう前記両モータを制御するために、プログ ラム可能な制御器を備えた制御回路（図示せず）が設けられている。当業者であ れば、上述した如き作動のために必要な制御及びプログラムの構築手法は理解で きるであろう。 上述した各ユニットにおける近接したラグ間の調節とは別に、主ラグチェーン アッセンブリ１６，１８間を調節できるように、該装置の物品分配／装填側から 離れた一方のラグチェーンアッセンブリ１８は、物品供給アッセンブリ２０に対 し固定された物品供給部に沿った他方のアッセンブリ１６に対して、交差方向に 接近又は離間するように調節可能となっている。 すなわち、図１３及び図１４を参照すると、ラグチェーンアッセンブリ１６， １８は、図１３においては、大きいサイズのカートンを支持／搬送するために最 大間隔とされている。ラグチェーンアッセンブリ１８は、ネジ駆動式スライドガ イド（図示は略すがそれ自体周知である）により、ラグチェーンアッセンブリ１ ６に対して交差方向に近接又は離間するように移動される。図１３に示す配置に おいて、双方のラグチェーンアッセンブリ１６，１８間においてカートンｃｔの 下側をさらに支持できるように、引き込み可能とされた支持プラットホーム７０ ，７２が設けられている。これら支持プラットホームは、円弧状ロッド７４，７ ６に支持されている。これら円弧状ロッドはそれぞれガイド７８，８０内を動く もので、ネジ付調節軸８２，８４と噛合する一連の歯を有している。従って、こ の調節軸を回転させれば、前記ガイドロッドが延びて前記支持プラットホーム７ ０，７２を、ラグチェーンアッセンブリ１６，１８により搬送されるカートンｃ ｔの下に押し当てることができ、あるいはまたラグチェーンアッセンブリに設け られた前記ガイド７８，８０に沿って退去させることができる。通常、支持プラ ットホームが図１４に示す如く退去位置にあるときには、ラグチェーンアッセン ブリ１８は、固定ラグチェーンアッセンブリ１６に近接するよう内方に移動する ように調節されている。この構成において、両ラグチェーンアッセンブリは、図 １４に示す如く中間サイズのカートンを加工する形態とされる。例えば２×２缶 形態の小さいサイズのカートンを加工するのに必要な別の構成では、カートンが ラグチェーン１６のみによって支持／搬送されるように、ラグチェーンアッセン ブリ１８は非作動位置に移動させることができる。この構成は図１５に概略で示 してある。ここでは、ラグチェーンアッセンブリ１８は下方の非作動位置にある 。ラグチェーンアッセンブリ１８の昇降は当技術分野において周知のクランク／ ガイド機構により簡単に行うことができる。 このように、主ラグチェーンアッセンブリ１８は、加工するパッケージのサイ ズに応じて、ラグチェーンアッセンブリ１６と交差する方向にも、また垂直方向 にも調節することが可能である。同様に、上述した如く、連続した分配バーｍ間 の間隔は、前記分配バーチェーン／スプロケットアッセンブリ５４，５６に無端 状に設けられた一連のキャリヤに対して分配バーを外したり付加したりすること により調節できる。 各主ラグチェーンアッセンブリにおける隣り合ったラグどうしの間隔も調節可 能であることは既に説明したとおりである。 さらに、この装置の送り込み端には、サイズの異なるカートンブランクに対応 するよう装置の種々の部分を調整するための調整手段が設けられている。よって 、前記移送ベルトアッセンブリ４２，４４は、通常はアッセンブリ４４をアッセ ンブリ４２に対して移動させることによって、交差方向に互いに調整可能である 。カートンサイズが適当であれば、一方のベルトアッセンブリ４２のみを作動さ せることもできる。同様に、前記側方ラグアッセンブリ５０，５２も、通常は一 方のアッセンブリ５２を他方のアッセンブリ５０に対して移動させることにより 、その同一端で交差方向に調節可能である。回転式上方カートン立ち上げ装置４ ６の二つのユニットについても、互いに交差方向に調節可能であり、かつ、カー トンサイズが異なった場合の高さの変化を考慮して垂直方向にも調節可能となっ ている。同じ理由で、上方ラグチェーンアッセンブリ４８の高さも調節できる。 このような調整のための機構は本発明において特に重要なものではなく、当業者 であれば実現できるものである。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９７年３月１２日 【補正内容】 １．国際出願時明細書第１頁第１０〜２２行（日本語翻訳文第１頁第８〜１４ 行）を下記の如く補正した。 「本発明の一態様において、飲料容器等の物品をカートンとして包装するため の包装装置は、一連の無端状カートン搬送部材を備えたカートンコンベヤを有し 、前記カートン搬送部材のうち隣接したものどうしは、互いに類似しかつ互いに 独立した第一及び第二の無端列(first and second endless series)により支持 ／搬送され、隣接した前記搬送部材間の間隔が該装置の加工するカートンのサイ ズに応じて変えられるように前記第一の無端列は前記第二の無端列に対して調節 可能であり、これら第一及び第二の無端列は、該装置によるカートン加工中には 同期作動され、前記第一の無端列が第一のモータにより作動されるとともに前記 第二の無端列が第二のモータにより作動され、これら双方のモータは、調整及び カートンの同期搬送のため、モータ制御装置により作動される 。」 ２．請求の範囲を別紙の如く補正した。 請求の範囲 １． 飲料容器等の複数の物品をカートン内に包装するための包装装置であっ て、 無端状に配列され一連のカートン搬送部材（Ｌ）を備えたカートンコンベヤを 有し、 前記カートン搬送部材（Ｌ）のうち隣接したものは、各々互いに類似しかつ互 いに独立した第一及び第二の無端列（１６ａ，１６ｂ）に属し、 隣接した前記搬送部材（Ｌ）どうしの間隔が該装置により加工すべきカートン のサイズに応じて変えられるように前記第一の無端列（１６ａ）は前記第二の無 端列（１６ｂ）に対して調節可能とされており、 前記第一及び第二の無端列（１６ａ，１６ｂ）は、該装置によるカートン加工 中には同期作動が可能とされており、 前記第一の無端列（１６）が第一のモータ（Ｍ１）により作動されるとともに 前記第二の無端列が第二のモータ（Ｍ２）により作動され、これら双方のモータ は、調整及びカートンの同期搬送のため、モータ制御装置により作動される、 ことを特徴とする包装装置。 ２． 請求項１記載の包装装置において、前記第一及び第二モータ（Ｍ１，Ｍ ２） がサーボモータであり、前記モータ制御装置がこれらサーボモータ（Ｍ１， Ｍ２） を制御することを特徴とする包装装置。 ３． 請求項２記載の包装装置において、前記第二の無端列（１８ａ）に対す る前記第一の無端列（１６ａ）の調節は、これら無端列の一方を静止させた状態 で該無端列の他方を前記サーボモータによって動かすことによりなされることを 特徴とする包装装置。 ４． 請求項２記載の包装装置において、前記第二の無端列（１８ａ）に対す る前記第一の無端列（１６ａ）の調節は、これら無端列の一方を前記サーボモー タによって第一の方向に動かすともに、該無端列の他方をサーボモータによって 逆方向に動かすことによりなされることを特徴とする包装装置。 ５． 請求項２ないし４の何れかに記載の包装装置において、前記第一及び第 二の無端列（１６ａ，１６ｂ）の同期作動は、前記サーボモータ（Ｍ１，Ｍ２） を同期作動させることによりなされることを特徴とする包装装置。 ６． 請求項１ないし５の何れかに記載の包装装置において、前記各無端列（ １６ａ，１６ｂ ）の搬送部材（Ｌ）は無端チェーン（１６ａ，１６ｂ）に取り付 けられていることを特徴とする包装装置。 ７． 請求項６記載の包装装置において、前記各カートン搬送部材（Ｌ）が直 立したカートンラグ（Ｌ）を備えていることを特徴とする包装装置。 ８． 請求項６又は７記載の包装装置において、前記第一の無端列が一対（１ ６ａ，１８ａ） 設けられており、各第一の無端列（１６ａ，１８ａ）の搬送部材 が無端チェーン（１６ａ，１８ａ）に取り付けられ、双方のチェーン（１６ａ， １８ａ） が互いに離間して平行に設けられていることを特徴とする包装装置。 ９． 請求項８記載の包装装置において、前記第二の無端列が一対（１６ｂ， １８ｂ） 設けられており、これら各第二の無端列（１６ｂ，１８ｂ）の搬送部材 が無端チェーン（１６ｂ，１８ｂ）に取り付けられ、双方のチェーン（１６ｂ， １８ｂ） が互いに離間して平行に設けられていることを特徴とする包装装置。 １０． 請求項９記載の包装装置において、前記各チェーン対を構成する各チ ェーン（１６ａ，１６ｂ，１８ａ，１８ｂ）が、前記両サーボモータの一方によ って駆動されることを特徴とする包装装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＡＵ，ＢＧ，ＢＲ，ＣＡ，ＣＮ，ＣＺ，Ｆ Ｉ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＲ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ ，ＲＵ，ＳＧ，ＳＫ，ＴＲ，ＵＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 飲料容器等の複数の物品をカートン内に包装するための包装装置であっ て、 無端状に配列された一連のカートン搬送部材を備えたカートンコンベヤを有し 、 前記カートン搬送部材のうち隣接したものは、各々互いに類似しかつ互いに独 立した第一及び第二の無端列に属し、 隣接した前記搬送部材どうしの間隔が該装置により加工すべきカートンのサイ ズに応じて変えられるように前記第一の無端列は前記第二の無端列に対して調節 可能とされており、 前記第一及び第二の無端列は、該装置によるカートン加工中には同期作動が可 能とされている、 ことを特徴とする包装装置。 ２． 請求項１記載の包装装置において、前記第一の無端列が第一のモータに より作動されるとともに前記第二の無端列が第二のモータにより作動され、これ ら双方のモータは、調整及びカートンの同期搬送のため、モータ制御装置により 作動されることを特徴とする包装装置。 ３． 請求項２記載の包装装置において、前記第一及び第二モータがサーボモ ータであり、前記モータ制御装置がこれらサーボモータを制御することを特徴と する包装装置。 ４． 請求項３記載の包装装置において、前記各無端列の搬送部材は無端チェ ーンに取り付けられていることを特徴とする包装装置。 ５． 請求項４記載の包装装置において、前記各カートン搬送部材が直立した カートンラグを備えていることを特徴とする包装装置。 ６． 請求項４記載の包装装置において、前記第一の無端列が一対設けられて おり、各第一の無端列の搬送部材が無端チェーンに取り付けられ、双方の第一の 無端列の無端チェーンが互いに離間して平行に設けられていることを特徴とする 包装装置。 ７． 請求項６記載の包装装置において、前記第二の無端列が一対設けられて おり、各第二の無端列の搬送部材が無端チェーンに取り付けられ、双方の第二の 無端列の無端チェーンが互いに離間して平行に設けられていることを特徴とする 包装装置。 ８． 請求項７記載の包装装置において、前記各チェーン対を構成する各チェ ーンが、前記両サーボモータの一方によって駆動されることを特徴とする包装装 置。 ９． 請求項３記載の包装装置において、前記第二の無端列に対する前記第一 の無端列の調節は、これら無端列の一方を静止させた状態で該無端列の他方を前 記サーボモータによって動かすことによりなされることを特徴とする包装装置。 １０． 請求項３記載の包装装置において、前記第二の無端列に対する前記第 一の無端列の調節は、これら無端列の一方を前記サーボモータによって第一の方 向に動かすともに、該無端列の他方をサーボモータによって逆方向に動かすこと によりなされることを特徴とする包装装置。 １１． 請求項３記載の包装装置において、前記第一及び第二の無端列の同期 作動は、前記サーボモータを同期作動させることによりなされることを特徴とす る包装装置。