[go: up one dir, main page]

JPH1149866A - 架橋軟質ポリオレフィン - Google Patents

架橋軟質ポリオレフィン

Info

Publication number
JPH1149866A
JPH1149866A JP21221297A JP21221297A JPH1149866A JP H1149866 A JPH1149866 A JP H1149866A JP 21221297 A JP21221297 A JP 21221297A JP 21221297 A JP21221297 A JP 21221297A JP H1149866 A JPH1149866 A JP H1149866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
propylene
polyolefin
soft polyolefin
ethylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21221297A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Ayama
和彦 阿山
Yasuhiro Muneuchi
康弘 宗内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP21221297A priority Critical patent/JPH1149866A/ja
Publication of JPH1149866A publication Critical patent/JPH1149866A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】特定の軟質ポリオレフィンを電子線及び/又は
放射線照射する事により耐熱性、低収縮性、透明性、屈
曲時及び延伸時の耐白化に優れている架橋物を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】昇温溶離分別法により分別された溶出成分
について、横軸を温度(℃)、縦軸を積算重量割合(w
t%)で表した溶出曲線における、−40℃から〜30
℃での溶出成分が10wt%〜90wt%の軟質ポリオ
レフィンに電子線及び/又は放射線して得られた架橋軟
質ポリオレフィンである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軟質ポリオレフィ
ンに電子線及び/又は放射線照射することにより得ら
れ、耐熱性、低収縮性、透明性、屈曲時及び延伸時の耐
白化に優れた架橋軟質ポリオレフィンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリオレフィン系樹脂は、機械特
性に優れた利点を有し、各種の用途に用いられている。
しかしながら、さらにその機械的特性を向上させる為
に、多官能性モノマー等による各種の化学的架橋やポリ
オレフィンに放射線を照射し架橋する検討が行われてき
た。
【0003】ところが、上記の化学的架橋は、練り込み
工程等での作業性が煩雑である事や、未反応の架橋剤や
架橋助剤が環境や樹脂そのものの性状に影響を与える可
能性がある。更に、電気特性において誘電率の上昇と漏
れ電流の発生があることや、各モノマー組成同士の相溶
性が良好でない事に起因して、軟質樹脂の機械物性、外
観、透明性、を大きく損なうなどの恐れがあり好ましい
ものではなかった。
【0004】一方、ポリオレフィンに放射線を照射して
得られた架橋ポリオレフィンは、一般的には良く知られ
ている。ポリオレフィンを放射線照射した場合、小線量
では架橋効果が低く、分子量の減成が観察され、大線量
においては、ポリマーの架橋とポリマーの分解による分
子量減成がともに大きく発現し、得られる樹脂は機械物
性において好ましいものではなかった。
【0005】上記放射線照射による樹脂の劣化を防止す
るために、特開昭54−125240号公報には、多量
の酸化防止剤を配合したポリプロピレン、ポリエチレン
等のポリオレフィンに対して、放射線を照射する方法が
提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
軟質ポリオレフィンについての放射線架橋の挙動につい
ては、報告された例はほとんど見られない。
【0007】以上の背景から本発明は、従来の架橋ポリ
オレフィンでは得られないを提供する事を目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、軟質ポリ
オレフィンの放射線或いは電子線架橋について鋭意研究
を重ねてきた。その結果、該特定の軟質成分を有する軟
質ポリオレフィンに放射線照射した場合は、照射雰囲気
による影響が低く、照射中に起こる樹脂の劣化と照射後
の経時劣化が極めて抑制され、耐熱性、低収縮性、透明
性、屈曲時及び延伸時の耐白化等の向上効果を享受した
架橋軟質ポリオレフィンが得られることを見い出し本発
明を完成するに至った。
【0009】即ち、本発明は、昇温溶離分別法により分
別された溶出成分について、横軸を温度(℃)、縦軸を
積算重量割合(重量%(wt%))で表した溶出曲線に
おける、−40℃〜30℃の溶出成分が10wt%〜9
0wt%である軟質ポリオレフィンを電子線及び/又は
放射線架橋して得られた架橋軟質ポリオレフィンであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において、昇温溶離分別法
により分別された溶出成分について、横軸を温度
(℃)、縦軸を積算重量割合(wt%)で表した溶出曲
線における、−40℃〜30℃の溶出成分の測定は、公
知の方法が何等制限せれることなく使用できる。一般
に、昇温溶離分別法とは、ポリオレフィン等の結晶性高
分子の組成又は立体規則性や非晶性の分布を解析する手
段であり、次の操作により行われる。まず、高温の高分
子溶液を、珪藻土又はガラスビーズ等の充填剤を充填し
たカラムに導入し、カラム温度を徐々に低下させること
により充填材表面に融点の高い成分から順に結晶化させ
る。次にカラム温度を徐々に上昇させることにより、融
点の低い成分から順に溶出させて分取する。本発明にお
いては、カラム温度の降温速度は、2℃/時間とした。
また、カラム温度の上昇速度は、4℃/時間とした。
【0011】更に、溶媒としては、oージブロムベンゼ
ンを使用した。具体的な操作方法については、例えば、
Journal of Applid Polymer
Science;Applied Polywer
Symposium 45,1−24(1990)に詳
細に記載されている。本分別法による共重合組成物の分
別では、常温以下の比較的低温の温度区分で非晶性又は
極めて結晶性の低い樹脂組成物が分別され、溶出温度の
上昇に伴い結晶性の高い成分が分別されてくる。各分別
成分量は、横軸に溶出温度、縦軸に積算重量割合をとっ
た溶出曲線により算出することができる。
【0012】本発明にいて−40℃〜30℃での溶出成
分が、10重量%未満の軟質ポリオレフィンにおいて
は、結晶成分を多く含む為、柔軟性が良好でない事と樹
脂の架橋効果が低い事や、照射中の照射雰囲気によって
主鎖切断による劣化等の影響が大きい。照射中に起こる
樹脂の劣化と照射後の経時劣化が極めて大きく、本発明
の有効性が発揮できない。
【0013】また、本発明において、−40℃〜30℃
での溶出成分が、90重量%を超える軟質ポリオレフィ
ンにおいては、粘着性が高く、ブロッキングが発生し好
ましくない。
【0014】上記特性を示す軟質ポリオレフィンを具体
的に例示すれば、プロピレンの単独重合体の他、プロピ
レンと他のα−オレフィンとの共重合体である。ここ
で、このプロピレン以外のα−オレフィンとは、エチレ
ン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘ
プテン、1−オクテン、3−メチル−1−ブテン、4−
メチル−1−ペンテン等が挙げられる。プロピレンと他
のα−オレフィンとの共重合体は、プロピレンとα−オ
レフィンの一種以上との如何なる組み合わであっても良
い。また、プロピレンと酢酸ビニル、アクリル酸エステ
ル、不飽和シラン化合物、不飽和カルボン酸などの共重
合体も挙げられる。
【0015】本発明において好適に使用できるポリプロ
ピレンは、プロピレン−エチレンランダム共重合体及び
プロピレン−エチレン−ブテン共重合体があげられる。
【0016】上記プロピレン−エチレンランダム共重合
体組成物は、プロピレンに基づく単量体単位を20〜9
0モル%とエチレンに基づく単量体単位を80〜10モ
ル%との共重合体であることが前記低温溶出成分との組
み合わせにおいて、放射線等による架橋時の樹脂の劣化
を防止するために好ましい。また、得られるプロピレン
−エチレン−ブテン共重合体の柔軟性を勘案すれば、プ
ロピレンに基づく単量体単位を20〜90モル%とエチ
レンに基づく単量体単位を75〜5モル%と1−ブテン
に基づく単量体単位を75〜5モル%との共重合体であ
ることが好ましい。
【0017】前記プロピレン−エチレンランダム共重合
体でエチレン含有量が10モル%未満の時は十分な軟質
性が発揮されず、しかも、放射線等による架橋時の劣化
防止効果が乏しく、また、80モル%を越えるときは得
られる共重合体の粒子性状において粘着性が悪く、生産
工程上良好な流動性が得られない傾向がある。また、プ
ロピレン−エチレン−ブテン共重合体でプロピレンが8
0モル%を越える時は十分な軟質性が発揮されずしか
も、放射線等による架橋時の劣化防止効果が乏しく、2
0モル%未満の時には、耐熱性が低下する傾向がある。
プロピレン−エチレン−ブテン共重合体でエチレンが5
モル%未満の時には十分な軟質性が発揮されず、しか
も、放射線等による架橋時の劣化防止効果が乏しく、7
5モル%を越えるときは得られる共重合体の粒子性状に
おいて粘着性が高く、生産工程上良好な流動性が得られ
ない傾向がある。プロピレン−エチレン−ブテン共重合
体で1−ブテンが5モル%未満の時には十分な軟質性が
発揮されず、75モル%を越えるときは得られる共重合
体の粒子性状において粘着性が高く、良好な流動性が得
られない傾向がある。
【0018】本発明において柔軟性を勘案すれば、更に
好適に使用できる軟質ポリオレフィン系樹脂は、プロピ
レンと他のα−オレフィンとの共重合体を含むブロック
共重合体であっても良い。ここで、このプロピレン以外
のα−オレフィンとは、エチレン、1−ブテン、1−ペ
ンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、
3−メチル−1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン等
が挙げられる。プロピレンと他のα−オレフィンとの共
重合体において、α−オレフィンは一種以上の如何なる
組み合わせにおいてもよい。また、プロピレンと酢酸ビ
ニル、アクリル酸エステル、不飽和シラン化合物、不飽
和カルボン酸などの共重合体も挙げられ、プロピレンと
一種以上の如何なる組み合わせによる共重合体において
も良いし、混合して用いる事も良い。本発明において、
好適に用いられるブロック共重合体としては、プロピレ
ン−エチレンランダム共重合体を含むブロック共重合体
が好適に挙げられる。得られるブロック共重合体の軟質
性を勘案すれば、ポリプロピレン成分1〜70重量%、
エチレンに基づく単量体単位を10〜60モル%、及び
プロピレンに基づく単量体単位を90〜40モル%含む
プロピレン−エチレンランダム共重合体成分99〜30
重量%からなるブロック共重合体でる事が好ましい。即
ち、1重量%未満のときにはブロック共重合体の粒子性
において粘性が高く、流動性が低下する傾向がある。ま
た、ポリプロピレン成分が70重量%を超えると、十分
な柔軟性と耐白化性が得られない場合がある。
【0019】本発明で使用する上記軟質ポリオレフィン
には、昇温溶離分別法により分別された溶出成分につい
て、横軸を温度(℃)、縦軸を積算重量割合(wt%)
で表した溶出曲線における、−40〜30℃での溶出成
分が10wt%〜90wt%であれば、他のポリオレフ
ィン、例えば、ポリプロピレン、プロピレン−エチレン
ランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重
合体、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密
度ポリエチレン、エチレンとC4〜C10との共重合に
よりなる線状ポリエチレン、エチレン・プロピレン共重
合体(EPDM)、エチレン・ブテン−1共重合体、プ
ロピレン・ブテン−1共重合体、ポリ1−ブテン、ポリ
1−ペンテン、ポリ4−メチルペンテン−1、ポリブタ
ジエン、ポリイソプレン等のポリオレフィンを配合して
も良い。
【0020】更に、本発明で使用する上記軟質ポリオレ
フィンに対して、その物性をそこなわない範囲で、その
他の樹脂、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合、エチレ
ンメタクリレート、ポリクロロプレン、ハロゲン化ポリ
エチレン、ハロゲン化ポリプロピレン、フッ素樹脂、ア
クリロニトリル−ブタジエンゴム、ポリスチレン、ポリ
ブタジエンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリ塩
化ビニル、フッ素ゴム、ポリエチレンテレフタレート、
ポリアミド、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
共重合体、石油樹脂、水添石油樹脂、テルペン樹脂、水
添テルペン樹脂等の石油樹脂系炭化水素や、スチレン−
ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イ
ソプレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−エチ
レン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、スチレン
−プロピレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体や
水添スチレン−ブタジエンゴム等の芳香族系ビニル系ゴ
ムを配合しても良い。これら他のポリオレフィン樹脂や
その他の樹脂は、本発明の軟質ポリオレフィン樹脂10
0重量部に対して、1〜40重量部配合することが好適
である。
【0021】本発明における軟質ポリオレフィン樹脂
は、如何なる方法により得られたものであっても良い。
例えば、以下のような重合方法が用いられる。触媒は、
周期律表第IV族の遷移金属を用いるメタロセン化合物と
メチルアルミノキサンまたはアルキルアルミニウムもし
くはアルキルアルミニウムハライドとからなるメタロセ
ン系触媒、バナジウム系触媒、三塩化チタンや四塩化チ
タンを塩化マグネシウムなどのマグネシウム化合物に担
持させたチタン系触媒、アニオン重合触媒、ラジカル重
合触媒などが挙げられ、これらはそれぞれ単独または組
み合わせて使用されてもよい。一般には、チーグラー・
ナッター型立体特異性触媒、塩化マグネシウム担持チタ
ン含有触媒または三塩化チタン系立体特異性触媒と、ト
リエチルアルミニウムまたはジエチルアルミニウム等の
助触媒を、プロピレン、或いはこれと他のα−オレフィ
ンとの混合物に加え重合して得られたものが好ましい。
重合方法は、気相中及び液相中のいずれで重合したもの
であってもよい。また、触媒に対する不活性液体あるい
は不活性溶媒中において重合したものでもよい。なお、
こうした重合は、バッチによる重合の他、多段重合によ
り製造したものでもよい。かかる多段重合においては、
気相単独または液相単独で製造したものでもよく、さら
に、液相重合段階と気相重合段階を組み合わせて製造し
たものでもよい。重合中、水素を導入することにより分
子量調節したものや、得られた重合体を有機過酸化物等
の分子量調節剤により減成したものでもよい。
【0022】本発明において、軟質ポリオレフィンの溶
融時の流動性は、特に制限されるものではなく、成形性
を勘案すればメルトフローレイト(以下、MFRとも略
す)が0.1〜100g/10minの範囲であるのが
好ましく、更に、0.5〜60g/10minの範囲の
ものがより好ましい。ここで、このメルトフローレイト
は、JIS K7210に準じ、測定した値である。
【0023】本発明において、電子線及び/又は放射線
の照射は、公知の照射方法が、何ら制限なく用いる事が
できる。得られる樹脂の特徴を勘案すれば、線量が10
〜500kGyが好適であり、さらに好ましくは30〜
400kGyが好適である。10kGy未満では十分な
耐白化性がえられず、500kGyを超えると、樹脂の
劣化が著しくなる為、樹脂が黄変し好ましい傾向にな
い。
【0024】本発明において、得られる電子線及び/又
は放射線照射処理して架橋された架橋軟質ポリオレフィ
ンは、得られる樹脂の特徴を勘案すれば、ゲル分率が、
1〜75重量%が好適であり、さらに好ましくは、20
〜60重量%が好適である。1重量%未満では十分な耐
白化性がえられず、75重量%を超えると、樹脂の劣化
が著しくなる為、樹脂が黄変し好ましい傾向にない。
【0025】本発明において照射する電子線及び/又は
放射線は、架橋軟質ポリオレフィンを成形加工する前に
照射しても良いし、成形加工後に照射することも良く、
特に制限されるものではない。本発明において、他の樹
脂の配合をする際においても特に限定されるものではな
く、軟質ポリオレフィンを照射前に配合する事も良い
し、軟質ポリオレフィンを照射後に配合する事も良い。
【0026】本発明の架橋軟質ポリオレフィンには、必
要に応じて公知のフェノール系酸化防止剤が何等制限さ
れることなく使用できる。具体的には、2,6−ジ第三
ブチル−4−ヒドロキシフェノール、2,6−ジ第三ブ
チル−p−クレゾール、2,6−ジフェニル−4−オク
タデシロキシフェノール、ステアリル(3,5−ジ第三
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ジ
ステアリル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)フォスホネート、チオジエチレングリコールビ
ス[(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート]、4,4´−チオビス(6−第三
ブチル−m−クレゾール)、2−オクチルチオ−4,6
−ジ(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェノキ
シ)−s−トリアジン、2,2´−メチレンビス(4−
メチル−6−第三ブチルフェノール)、2,2´−メチ
レンビス(4−エチル−6−第三ブチルフェノール)、
ビス[3,3´−ビス(4−ヒドロキシ−3−第三ブチ
ルフェニル)ブチリックアシッド]グリコールエステ
ル、4,4′−ブチリデンビス(6−第三ブチル−m−
クレゾール)、2,2′−エチリデンビス(4,6−ジ
第三ブチルフェノール)、2,2′−エチリデンビス
(4−第三ブチル−6−第三ブチルフェノール)、1,
1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−第
三ブチルフェニル)ブタン、ビス[2−第三ブチル−4
−メチル−6−(2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5
−メチルベンジル)フェニル]テレフタレート、1,
3,5−トリス(2,6−ジメチル−3−ヒドロキシ−
4−第三ブチルベンジル)イソシアネート、1,3,5
−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)イソシアネート、1,3,5−トリス(3,5−
ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6
−トリメチルベンゼン、1,3,5−トリス[(3,5
−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニ
ルオキシエチル]イソシアネート、テトラキス[メチレ
ン(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート]メタン、2−第三ブチル−4−メチル
−6−(2−アクリロイルオキシ−3−第三ブチル−5
−メチルベンジル)フェノール、3,9−ビス(1,1
ージメチル−2−ヒドロキシエチル)−2,4,8,1
0−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン−ビス
[β−(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル
フェニル)プロピオネート]、トリエチレングリコール
ビス[β−(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メ
チルフェニル)プロピオネート]等が挙げられる。
【0027】これらのフェノール系酸化防止剤は、軟質
ポリオレフィン100重量部に対して0.001〜1重
量部、好ましくは、0.01〜0.8重量部である。上
記のフェノール系酸化防止剤は、1種のみを単独で用い
ても、2種以上を併用してもよい。0.001重量部未
満では、樹脂の劣化が著しくなる為、樹脂が黄変し好ま
しいものではない。1重量部を超える場合、酸化防止剤
のブルーミングが著しく、成形品外観を低下させてしま
う為、好ましくない。
【0028】また、本発明の軟質ポリオレフィンには、
必要に応じて公知の有機リン系酸化防止剤が何等制限さ
れることなく使用できる。具体的には、トリスノニルフ
ェニルホスファイト、トリス(2,4−ジ第三ブチルフ
ェニル)ホスファイト、ジ(トリデシル)ペンタエリス
リトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ第三ブチル
フェニル)ペンタエスリトールジホスファイト、ビス
(2,6−ジ第三ブチル−4−メチルフェニル)ペンタ
エリスリトールジホスファイト、テトラ(トリデシル)
イソプロピリデンジフェノールジホスファイト、テトラ
(トリデシル)−4,4−n−ブチリデンビス(2−第
三ブチル−5−メチルフェノール)ジホスファイト、ヘ
キサ(トリデシル)−1,1′,3−トリス(3−第三
ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ブタン
トリホスファイト、2,2′−メチレンビス(4,6−
ジ第三ブチルフェニル)オクチルホスファイト、2,
2′−メチレンビス(4,6−ジ第三ブチルフェニル)
オクタデシルホスファイト、2,2′−メチレンビス
(4,6−ジ第三ブチルフェニル)フルオロホスファイ
ト、テトラキス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ビフ
ェニレンジホスホナイトなどがあげられる。これらの有
機リン系酸化防止剤は、軟質ポリオレフィン−に対して
0.001〜1重量部、好ましくは、0.01〜0.8
重量部配合させるのが好適である。上記の有機リン系酸
化防止剤は、1種のみを単独で用いても、2種以上を併
用してもよい。0.001重量部未満では、樹脂の劣化
が著しくなる為、樹脂が黄変し好ましいものではない。
1重量部を超える場合、酸化防止剤のブルーミングが著
しく、成形品外観を低下させてしまう為、好ましくな
い。
【0029】さらに、軟質ポリオレフィン−には、必要
に応じて公知のチオエーテル系酸化防止剤が何等制限さ
れることなく使用できる。具体的には、チオジプラピオ
ン酸のジラウリル、ジミリスチル、ジステアリルエステ
ルなどのジアルキルチオジプロピオネート類、及びペン
タエリスリトールテトラ(β−ドデシルメルカプトプロ
ピオネート)などのポリオールでβ−アルキルメルカプ
トプロピオン酸エステル類があげられる。これらのチオ
エーテル系酸化防止剤は、軟質ポリオレフィン−100
重量部に対して0.001〜1重量部、好ましくは、
0.01〜0.8重量部配合させるのが好適である。上
記のチオエーテル系酸化防止剤は、1種のみを単独で用
いても、2種以上を併用してもよい。0.001重量部
未満では、樹脂の劣化が著しくなる為、樹脂が黄変し好
ましいものではない。1重量部を超える場合、酸化防止
剤のブルーミングが著しく、成形品外観を低下させてし
まう為、好ましくない。
【0030】上記に挙げるフェノール系酸化防止剤、有
機リン系酸化防止剤、チオエーテル系酸化防止剤の併用
においても、軟質ポリオレフィン−100重量部に対し
て、0.001〜1重量部、好ましくは、0.01〜
0.8重量部であれば、それらの中から一種のみを使用
しても、2種以上を用いても良い。
【0031】なお、本発明で使用する上記の軟質ポリオ
レフィン−には、上記成分の他に必要に応じてワラスト
ナイト、マイカ、ベントナイト、クレー、ゼオライト、
カオリン、パーライト、珪藻、アスベスト、硫酸バリウ
ム、炭酸カルシウム、シリカ、シリケート、ガラス、金
属水酸化化合物、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシ
ウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、ケイ酸アルミニウ
ム、ケイ酸カルシウム、炭素、天然繊維、合成繊維等の
無機充填材を配合しても良い。ここで、上記充填剤は、
2種以上を併用しても良い。この無機充填剤の配合量
は、軟質ポリオレフィン−100重量部に対して0.1
〜80重量部であるのが好ましい。また、この軟質ポリ
オレフィン−には、さらに、発明の効果を損なわない程
度で、適宜、各種の添加剤を配合することができる。具
体的には、ヒンダードアミン系等の熱安定剤;ヒンダー
ドアミン系等の耐候剤;ベンゾフェノン系、ベンゾトリ
アゾール系、ベンゾエート系等の紫外線吸収剤;ノニオ
ン系、カチオン系、アニオン系等の帯電防止剤;ビスア
ミド系、ワックス系等の分散剤;アミド系、ワックス
系、有機金属塩系、エステル系等の滑剤;オキシド系等
の分解剤;メラミン系、ヒドラジン系、アミン系等の金
属不活性剤;含臭素有機系、リン酸系、三酸化アンチモ
ン、水酸化マグネシウム、赤リン等の難燃剤;有機顔
料;無機顔料;ソルビトール系、芳香族リン酸金属塩
系、有機酸金属系等の透明化剤または造核剤;防曇剤;
アンチブロッキング剤;発泡剤;有機充填剤;金属イオ
ン系などの無機抗菌剤、有機抗菌剤等があげられるが、
これらに限定されるものではない。
【0032】本発明において、上記各成分の配合は、樹
脂の混合で行われている通常の方法を何等制限なく採用
することができる。例えば、パウダーまたはペレット状
の(1)軟質ポリオレフィンに、他の樹脂や添加剤、充
填剤等を添加し、タンブラーやヘンシェルミキサー、バ
ンバリーミキサー、リボンフィーダー、スーパーミキサ
ー等にて混合した後、単軸または多軸の押出機(好まし
くは脱気が出来る溶融混練装置)、ロール等にて、混練
温度150℃〜350℃、好ましくは、190℃〜28
0℃で溶融混練しペレット等にする方法が好適である。
また、各成分の添加順序は、特に規定はなく、上記方法
と異なる順序で各成分を混合してもよい。さらに、他の
添加剤や充填剤成分を高濃度に濃縮配合した、マスター
バッチをつくり、混合使用する事もできる。
【0033】
【発明の効果】本発明の架橋軟質ポリオレフィン−は、
耐熱性、低収縮性、透明性、屈曲時及び延伸時の耐白化
に優れている。従って、本発明の架橋軟質ポリオレフィ
ン−は、フィルム、シート、ボトル、ケース、パイプ、
繊維等の各種成形品や工業部品をはじめ、医療器具、文
具、表面保護材、建材シート、化粧シート、内面保護
材、コーティング材、シーラント材、遮水材、装飾表皮
材、食品包装材等、防水材、電材部品、電線被覆材及び
電線関連部材、環境及び衛生上で影響の極めて少ない事
を必要とする各種成形品の素材として、極めて有用に使
用できる。上記成形品フィルムを挙げれば例えば、表面
保護フィルム、車両用保護フィルム、鋼板保護フィル
ム、ダイシングフィルム、化粧フィルム、ラップフィル
ム、シュリンクフィルム、ストレッチフィルム、パレッ
トストレッチフィルム、シーラント用フィルム、熱溶着
フィルム、熱接着フィルム、貼布フィルム、絆創膏基材
フィルム、ラベル用フィルム、建材用フィルム、建材表
皮フィルム、文具用フィルム、粘着基材フィルム、粘着
テープ、結束テープ、マスキングテープ、表示用テー
プ、包装用テープ、電気絶縁テープ、マーキングフィル
ム、農業用フィルム、ハウス用フィルム、医療用フィル
ム、医療用粘着テープ、輸液バック、サージカルテープ
等が挙げられる。
【0034】
【実施例】本発明を更に明確に説明するため、以下実施
例及び比較例を添えて説明するが、本発明はこれらの実
施例に限定されるものではない。
【0035】尚、実施例において各種の測定及び評価
は、以下の方法により測定した。
【0036】(a)樹脂中のゲル分率 電子線照射、放射線照射して得られた軟質ポリオレフィ
ン−を秤量し、p−キシレンにてソックスレー抽出を6
時間行い、残量物を48時間乾燥して下記式にてゲル分
率を求めた。
【0037】ゲル分率[%]=抽出乾燥残量物×100
/抽出前の重量 (b)耐熱性 JIS K7206に準じて測定を行った。
【0038】(c)収縮率 射出成形にて巾100mm×長さ100mm×厚み2m
mの平板を成形し、23℃ 48時間アニーリング後、
平板の寸法を樹脂の流動方向(MD)及び流動方向と対
交の方向(TD)について測定して、下記式にて収縮率
を求めた。
【0039】収縮率[%]=平板寸法(MD又はTD方向
の寸法)×100/金型の原寸法 (d)透明性 JIS K7105に準じて測定を行った。平板の厚み
は1mmtにて行った。
【0040】(e)耐白化性 縦100mm×横100mm×厚み100μmシートを
作成し、折り曲げた部位を縦60mm×横60mm×厚
み5mmの鋼板に挟んで、10MPaの応力を1分間加
え、その後、フィルムの折り曲げ部を開いて白化の状態
を目視で判定した。
【0041】1.白化なし 2.折り曲げライン上が薄
く白化 3.折り曲げラインが白化4.折り曲げライン
以外にも薄く白化あり 5.折り曲げライン以外に筋上
のクレイズがあり白化している 試料1 δ型三塩化チタン及びジエチルアルミニウムクロライド
の存在下に重合を行い、表1に示す軟質プロピレンエチ
レンブロック共重合体を得た。
【0042】試料2 δ型三塩化チタン及びジエチルアルミニウムクロライド
の存在下に重合を行い、表1に示すポリプロピレン単独
重合体を得た。
【0043】試料3 塩化マグネシウム担持型四塩化チタン化合物及びトリエ
チルアルミニウムの存在下に重合を行い、表1に示すプ
ロピレンエチレン共重合体を得た。
【0044】試料4 塩化マグネシウム担持型四塩化チタン化合物及びトリエ
チルアルミニウムの存在下に重合を行い、表1に示す軟
質のプロピレンエチレン共重合体を得た。
【0045】試料5 δ型三塩化チタン及びジエチルアルミニウムクロライド
の存在下に重合を行い、表1に示す軟質プロピレンエチ
レンブロック共重合体を得た。
【0046】実施例1〜8 上記試料1の軟質ポリプロピレン樹脂100重量部に対
し、酸化防止剤テトラキス[メチレン(3,5−ジ第三
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メ
タンを0.05重量部配合し、ヘンシェルミキサーにて
攪拌混合を十分行った。その後押出機によって溶融混練
を行い、ストランドカットによって軟質ポリオレフィン
を得た。得られた軟質ポリオレフィンを表1に示す線量
で照射した。照射して得られた軟質ポリオレフィン−を
成形し各種の測定及び評価に用いた結果を表1に示し
た。
【0047】比較例1、2 上記試料1の軟質プロピレンエチレンブロック共重合体
100重量部に対し、酸化防止剤テトラキス[メチレン
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート]メタンを0.05重量部配合し、ヘンシ
ェルミキサーにて攪拌混合を十分行った。その後押出機
によって溶融混練を行い、ストランドカットによって軟
質ポリオレフィンを得た。得られた軟質ポリオレフィン
を表1に示す線量で照射した。照射して得られた軟質ポ
リオレフィン−を成形し各種の測定及び評価に用いた結
果を表1に示した。
【0048】比較例3、4 上記試料2のポリプロピレン単独重合体100重量部に
対し、酸化防止剤テトラキス[メチレン(3,5−ジ第
三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]
メタンを0.05重量部配合し、ヘンシェルミキサーに
て攪拌混合を十分行った。その後押出機によって溶融混
練を行い、ストランドカットによってポリオレフィンを
得た。得られたポリオレフィンを表1に示す線量で照射
した。照射して得られた樹脂組成物を成形し各種の測定
及び評価に用いた結果を表1に示した。
【0049】比較例5、6 上記3のプロピレンエチレンランダム共重合体100重
量部に対し、酸化防止剤テトラキス[メチレン(3,5
−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート]メタンを0.05重量部配合し、ヘンシェルミキ
サーにて攪拌混合を十分行った。その後押出機によって
溶融混練を行い、ストランドカットによってポリオレフ
ィンを得た。得られたポリオレフィンを表1に示す線量
で照射した。照射して得られた樹脂組成物を成形し各種
の測定及び評価に用いた結果を表1に示した。
【0050】実施例9 上記試料4の軟質プロピレンエチレンランダム共重合体
100重量部に対し、酸化防止剤テトラキス[メチレン
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート]メタンを0.05重量部配合し、ヘンシ
ェルミキサーにて攪拌混合を十分行った。その後押出機
によって溶融混練を行い、ストランドカットによって軟
質ポリオレフィンを得た。得られた軟質ポリオレフィン
を表1に示す線量で照射した。照射して得られた軟質ポ
リオレフィン−を成形し各種の測定及び評価に用いた結
果を表1に示した。
【0051】実施例10 上記試料5の軟質プロピレンエチレンブロック共重合体
100重量部に対し、酸化防止剤テトラキス[メチレン
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート]メタンを0.05重量部配合し、ヘンシ
ェルミキサーにて攪拌混合を十分行った。その後押出機
によって溶融混練を行い、ストランドカットによって軟
質ポリオレフィンを得た。得られた軟質ポリオレフィン
を表1に示す線量で照射した。照射して得られた軟質ポ
リオレフィン−を成形し各種の測定及び評価に用いた結
果を表1に示した。
【0052】比較例7 上記試料1の軟質プロピレンエチレンブロック共重合体
100重量部に対し、酸化防止剤テトラキス[メチレン
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート]メタンを0.05重量部配合し、ヘンシ
ェルミキサーにて攪拌混合を十分行った。その後押出機
によって溶融混練を行い、ストランドカットによって軟
質ポリオレフィンを得た。得られた軟質ポリオレフィン
を表1に示す線量で照射した。照射して得られた軟質ポ
リオレフィン−を成形し各種の測定及び評価に用いた結
果を表1に示した。
【0053】比較例8 上記試料1の軟質プロピレンエチレンブロック共重合体
100重量部に対し、酸化防止剤テトラキス[メチレン
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート]メタンを0.05重量部 エチレングリ
コールジメタクリレート5重量部 1.3ビス(t−ブ
チルパーオキシイソプロピル)ベンゼン0.1重量部を
配合し、ヘンシェルミキサーにて攪拌混合を十分行っ
た。その後押出機によって溶融混練を行い、ストランド
カットによって樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物
を成形し各種の測定及び評価に用いた結果を表1に示し
た。
【0054】実施例11 上記試料1の軟質ポリプロピレン樹脂90重量部に対
し、試料2のポリプロピレン単独重合体10重量部、酸
化防止剤テトラキス[メチレン(3,5−ジ第三ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタンを
0.05重量部配合し、ヘンシェルミキサーにて攪拌混
合を十分行った。その後押出機によって溶融混練を行
い、ストランドカットによって軟質ポリオレフィンを得
た。得られた軟質ポリオレフィンを表1に示す線量で照
射した。照射して得られた架橋軟質ポリオレフィン−を
成形し各種の測定及び評価に用いた結果を表1に示し
た。
【0055】
【表1】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇温溶離分別法により分別された溶出成
    分について、横軸を温度(℃)、縦軸を積算重量割合
    (重量%)で表した溶出曲線における、−40℃〜30
    ℃の溶出成分が10重量%から90重量%である軟質ポ
    リオレフィンを電子線及び/又は放射線架橋して得られ
    た架橋軟質ポリオレフィン。
  2. 【請求項2】 ゲル分率が1〜75重量%である請求項
    1記載の架橋軟質ポリオレフィン。
  3. 【請求項3】 軟質ポリオレフィンが、プロピレンエチ
    レンブロック共重合体である事を特徴とする請求項第1
    項記載の架橋軟質ポリオレフィン。
  4. 【請求項4】 軟質ポリオレフィンが、ポリプロピレン
    成分1〜70重量%、エチレンに基づく単量体単位を1
    0〜60モル%、及びプロピレンに基づく単量体単位を
    90〜40モル%含むプロピレン−エチレンランダム共
    重合体成分99〜30重量%からなるプロピレン系ブロ
    ック共重合体である事を特徴とする請求項第1項記載の
    架橋軟質ポリオレフィン。
JP21221297A 1997-08-06 1997-08-06 架橋軟質ポリオレフィン Pending JPH1149866A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21221297A JPH1149866A (ja) 1997-08-06 1997-08-06 架橋軟質ポリオレフィン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21221297A JPH1149866A (ja) 1997-08-06 1997-08-06 架橋軟質ポリオレフィン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1149866A true JPH1149866A (ja) 1999-02-23

Family

ID=16618798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21221297A Pending JPH1149866A (ja) 1997-08-06 1997-08-06 架橋軟質ポリオレフィン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1149866A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1149858A1 (de) * 2000-04-12 2001-10-31 Benecke-Kaliko AG Verfahren zur Herstellung von genarbten Polyolefinfolien und deren Verwendung
JP2001342440A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Sumitomo Chem Co Ltd 表面保護フィルム
WO2002016479A1 (fr) * 2000-08-25 2002-02-28 Sekisui Chemical Co., Ltd. Produit moule en forme de feuille
EP1688460A1 (de) * 2005-02-07 2006-08-09 Benecke-Kaliko AG Verfahren zur Herstellung einer genarbten Folie und deren Verwendung
JP2013155316A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Sumitomo Electric Ind Ltd 透明樹脂材料、透明熱収縮チューブ及び熱収縮チューブ付き圧着端子

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1149858A1 (de) * 2000-04-12 2001-10-31 Benecke-Kaliko AG Verfahren zur Herstellung von genarbten Polyolefinfolien und deren Verwendung
JP2001342440A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Sumitomo Chem Co Ltd 表面保護フィルム
WO2002016479A1 (fr) * 2000-08-25 2002-02-28 Sekisui Chemical Co., Ltd. Produit moule en forme de feuille
EP1688460A1 (de) * 2005-02-07 2006-08-09 Benecke-Kaliko AG Verfahren zur Herstellung einer genarbten Folie und deren Verwendung
JP2013155316A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Sumitomo Electric Ind Ltd 透明樹脂材料、透明熱収縮チューブ及び熱収縮チューブ付き圧着端子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1384752B1 (en) Insulated electric wire
CN101939374B (zh) 聚丙烯类树脂组合物及其成形体
JP2009209357A (ja) プロピレン系樹脂組成物およびその成形品
EP4474430A1 (en) Thermoplastic elastomer composition and molded article thereof
EP2905309A1 (en) Propylene resin composition for retort pouch-packaging film
CN103403036B (zh) 层压薄膜和涂装构件用树脂组合物的制造方法
JPH10273562A (ja) 電離線に対するポリオレフィンの安定性を改善するために熱可塑性エラストマーを使用する方法
JPH09208761A (ja) ポリオレフィン系樹脂組成物
US20220275184A1 (en) Thermoplastic Elastomer Composition and Molded Articles Thereof
JPH1149866A (ja) 架橋軟質ポリオレフィン
US6664321B2 (en) Wear resistant resin composition
JP2002201322A (ja) ポリプロピレン樹脂組成物
KR102592487B1 (ko) 용융 흐름성과 내충격성이 우수한 프로필렌 수지 조성물
JP3615607B2 (ja) ポリオレフィン系樹脂組成物およびそれよりなるフィルム・シート
JP2010150328A (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物およびそれからなるフィルム
JP4748827B2 (ja) ストレッチフィルム用軟質フィルム
JP2001011259A (ja) ポリプロピレン樹脂組成物
JP2015168715A (ja) 4−メチル−1−ペンテン系樹脂組成物
JP5049422B2 (ja) ポリオレフィンゴム
JP4183804B2 (ja) 耐摩耗性軟質ポリオレフィン樹脂組成物
JPH1045966A (ja) オレフィン系熱可塑性樹脂組成物
JP5165183B2 (ja) オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物及びその製造方法
JPH10139941A (ja) ハロゲン低溶出性軟質ポリオレフィン樹脂組成物
JP4381629B2 (ja) 電線保護チューブ
JPH1160888A (ja) 難燃性軟質樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040426

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20040426

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060206

A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20060224

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060327

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060620

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20061128

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02