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JPH1145349A - ワイヤーフレームモデル整合装置及び方法と記録媒体 - Google Patents

ワイヤーフレームモデル整合装置及び方法と記録媒体

Info

Publication number
JPH1145349A
JPH1145349A JP9217031A JP21703197A JPH1145349A JP H1145349 A JPH1145349 A JP H1145349A JP 9217031 A JP9217031 A JP 9217031A JP 21703197 A JP21703197 A JP 21703197A JP H1145349 A JPH1145349 A JP H1145349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
matching
wire frame
frame model
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9217031A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Matsuzaki
弘 松崎
Hiroshi Harashima
博 原島
Masahide Kaneko
正秀 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP9217031A priority Critical patent/JPH1145349A/ja
Publication of JPH1145349A publication Critical patent/JPH1145349A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】正確な特徴点抽出を可能とし、もって、横顔を
表示したときでも自然な画像が得られるようにするこ
と。 【解決手段】3次元ワイヤーフレームモデルを対応する
顔の画像に整合するワイヤーフレームモデル整合装置
は、レンジファインダ等の距離画像入力装置10、入力
された距離画像に基づいて演算処理を行う演算処理装置
30、及び演算処理装置30の出力を表示する表示装置
20からなる。演算処理装置30における曲率演算部3
6,美部噴煙算部38,及び特徴抽出部40は、上記距
離画像入力装置10から入力された基準から顔の各点ま
での距離情報に基づいて、上記ワイヤーフレームモデル
の制御点に対応する顔画像上の特徴点を抽出する。そし
て、演算処理装置30における整合部42は、上記抽出
された上記顔画像上の各特徴点に、上記ワイヤーフレー
ムモデルの対応する制御点を整合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば顔画像の表
情合成を行うための顔のワイヤフレームモデルを顔画像
に整合するような、3次元ワイヤーフレームモデルを対
応する物体の画像に整合するワイヤーフレームモデル整
合装置及び方法、並びにそのような3次元ワイヤーフレ
ームモデルを対応する物体の画像に整合するための整合
プログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体に関
し、特に、距離画像を用いて物体の各部を自動的に特徴
抽出し、整合を行う手法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、遠隔地におけるコミュニケーシ
ョン、バーチャルリアリティ、ヒューマンインタフェー
スの分野において、顔画像を用いた画像処理で、顔の表
情を合成する技術が求められている。
【0003】従来、顔画像処理において表情合成を行う
手法として、顔画像にワイヤフレームモデルを整合する
手法が用いられていた。顔画像を、ワイヤフレーム構造
で表現し、ワイヤフレームモデル上の頂点を移動するこ
とにより顔画像の変形操作を行うことにすれば、情報圧
縮の面においても有利になる。この手法は、信学論,J
73−A,1270−1280(1990)に示されて
いるように、標準的な顔の3次元形状に合わせて作成さ
れたワイヤフレームモデルを用いて、ワイヤフレームモ
デル上の制御点を、正面から撮影された顔画像の目、
鼻、口、眉、顔輪郭、髪等の特徴点に設定し、制御点以
外の点については、アフィン変換等で変換を行うことに
より、対象とする個人の顔画像にワイヤフレームモデル
を整合させるものである。この顔標準ワイヤフレームモ
デルは、FACS(Facial ActionCoding System, Cons
ulting Psychologist Press (1977))に基づいた、顔
の変形規則を用いることにより顔の表情合成を行うこと
ができるモデルとなっている。このモデルにより、顔の
基本6表情(怒り、嫌悪、恐れ、喜び、悲しみ、驚き)
を始めとして様々な表情の合成を行うことができるもの
である。
【0004】また、信学論,J56−D,226−23
2(1973)や、信学技報,HC91−43(199
2)や、特開平8−77334に示されているように、
ワイヤフレームモデルを顔画像に自動整合を行うため
に、顔画像から特徴点検出を行い、抽出された特徴点に
ワイヤフレームモデルの制御点を整合させることによ
り、ワイヤフレームモデルの自動整合を行う例がある。
これは、撮影された顔画像にガウシアンフィルタやソー
ベルフィルタを作用させることによりエッジ等の特徴抽
出を行い、この特徴を顔特徴と対応付けしてワイヤフレ
ームモデルの自動整合を行うものである。
【0005】さらに、信学技報,PRU92−79(1
992)に示されるように、奥行き方向も含めて正確に
わみ整合を行うために、距離画像を利用してワイヤフレ
ームモデルの奥行き情報の整合を行う手法に関して提案
されている。これは、整合が行われたワイヤフレームモ
デルに対し、各頂点の奥行き成分を正面距離画像を用い
て整合を行うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の顔画
像へのワイヤフレームモデルの整合は、正面から撮影さ
れた顔画像を用いて行われているため、顔側面に対して
は正確な整合を行うことができず、横顔を表示したとき
に画像が不自然になるという課題がある。
【0007】また、ワイヤフレームモデルの自動整合の
ための特徴点抽出において、色画像や濃淡画像を用いて
行ったものでは、照明条件など、撮影のときの条件によ
って抽出される特徴点が異なってしまう可能性があり、
常に同一条件で特徴抽出を行うことは困難であるという
課題がある。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、正確な特徴点抽出を可能とし、もって、横顔を表示
したときでも自然な画像が得られるような3次元ワイヤ
ーフレームモデルを対応する物体の画像に整合するワイ
ヤーフレームモデル整合装置及び方法、並びにそのよう
な3次元ワイヤーフレームモデルを対応する物体の画像
に整合するための整合プログラムを記録した機械読み取
り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるワイヤーフレームモデル整合装置
は、3次元ワイヤーフレームモデルを対応する物体の画
像に整合するワイヤーフレームモデル整合装置であっ
て、基準から上記物体上の各点までの距離情報に基づい
て、上記ワイヤーフレームモデルの制御点に対応する物
体画像上の特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、上記特
徴点抽出手段によって抽出された上記物体画像上の各特
徴点に、上記ワイヤーフレームモデルの対応する制御点
を整合する整合手段とを具備することを特徴とする。
【0010】また、本発明によるワイヤーフレームモデ
ル整合方法は、3次元ワイヤーフレームモデルを対応す
る物体の画像に整合するワイヤーフレームモデル整合方
法であって、基準から上記物体上の各点までの距離情報
を入力する工程と、上記距離情報に基づいて、上記ワイ
ヤーフレームモデルの制御点に対応する物体画像上の特
徴点を抽出する特徴点抽出工程と、抽出された上記物体
画像上の各特徴点に、上記ワイヤーフレームモデルの対
応する制御点を整合する整合工程とを具備することを特
徴とする。
【0011】さらに、本発明の記録媒体は、3次元ワイ
ヤーフレームモデルを対応する物体の画像に整合するた
めの整合プログラムを記録した機械読み取り可能な記録
媒体であって、該整合プログラムは、コンピュータに、
基準から上記物体上の各点までの距離情報に基づいて上
記ワイヤーフレームモデルの制御点に対応する物体画像
上の特徴点を抽出させ、抽出された上記物体画像上の各
特徴点に、上記ワイヤーフレームモデルの対応する制御
点を整合させることを特徴とする。
【0012】即ち、本発明のワイヤーフレームモデル整
合装置及び方法と記録媒体によれば、距離情報に基づい
て特徴点を抽出するようにしているので、正確な特徴点
抽出が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0014】[第1の実施の形態]図1の(A)は、本
発明の第1の実施の形態にかかるワイヤーフレームモデ
ル整合装置のブロック構成図である。本実施の形態のワ
イヤーフレームモデル整合装置は、距離画像入力装置1
0、表示装置20、及び演算処理装置30からなる。な
お、表示装置20と演算処理装置30の間は、近接位置
にあっても良いし、ネットワークを介した遠隔地にあっ
ても良い。
【0015】なお、本実施の形態は、表示装置20より
顔のワイヤフレームモデルの3次元構造を表示する場合
を例に説明する。ここで、図1の(B)乃至(D)は、
顔のワイヤフレームモデルの3次元構造を正面、斜め方
向、及び横方向から表示したものである。
【0016】距離画像入力装置10は、測定対象物(本
実施の形態では顔)の画像の撮影に用いられる装置であ
り、例えば、測定対象物の周りを回転しながら、360
°の全周を測定することのできる全周型レンジファイン
ダである。この全周型レンジファインダでは、図2の
(A)及び(B)に示ような測定対象物の全周型色情報
(テクスチャ画像)100と全周型距離情報102とを
測定することができる。全周型距離画像102は、その
画像上の各点の値がレンジファインダの回転中心からの
距離を表すような画像である。この例においては、明る
く描かれている部分ほど回転中心からの距離が大きくな
るように描かれている。計測された全周型テクスチャ画
像及び距離画像100,102は、測定方向を示す角度
を横軸、測定対象物の測定された高さを縦軸とするよう
な画像として示される。
【0017】演算処理装置30は、このような距離画像
入力装置10から入力された測定対象物(顔)の全周型
テクスチャ画像及び距離画像100,102に基づいて
演算処理を行い、その演算結果として得られたワイヤー
フレームモデルを上記表示装置20に出力する。ここ
で、この演算処理装置30は、制御部32、メモリ3
4、曲率演算部36、微分演算部38、特徴抽出部4
0、整合部42、及び展開部44より構成されている。
なお、これら各部は、実際には1つのCPU及びメモリ
などから構成することができ、また、曲率演算部36、
微分演算部38、展開部44等は、専用のDSPにより
構成することもできる。
【0018】制御部32は、当該演算処理装置30内の
制御を行うもので、信号線50を介して上記距離画像入
力装置10から上記全周型テクスチャ画像及び距離画像
100,102を受信し、また、演算処理結果を信号線
60を介して上記表示装置20へ送信する。メモリ34
は、上記制御部32に接続され、上記距離画像入力装置
10からの上記全周型テクスチャ画像及び距離画像10
0,102を格納するフレームメモリや、その他の情報
を格納するためのワークメモリ等を含む。
【0019】曲率演算部36は、上記メモリ34に格納
された全周型距離画像102から対象物(顔)上の点に
おける曲率を計算する。微分演算部38は、ソーベルフ
ィルタなどの微分フィルタを有し、上記メモリ34に格
納された全周型距離画像102から対象物(顔)のエッ
ジ抽出を行う。特徴抽出部40は、上記曲率演算部36
で計算された曲率情報や上記微分演算部38で抽出され
たエッジ情報などの特徴量を基に、ワイヤーフレームモ
デルの制御点に対応する特徴点を抽出するための演算を
行う。整合部42は、上記特徴抽出部40で抽出された
特徴点にワイヤーフレームモデルの制御点を整合する。
展開部44は、奥行き成分の整合を行うため、上記メモ
リ34に格納された全周型距離画像102に整合すべき
展開ワイヤーフレームを生成する。
【0020】即ち、上記全周型距離画像102に対し3
次元形状モデリングを行い、上下方向が正しく表示され
るように設定した上で上記全周型テクスチャ画像100
を用いて正面視点画像のテクスチャマッピング画像とし
て表示した正面テクスチャ画像が図2の(C)に参照番
号104で示す画像であり、この正面テクスチャ画像1
04に対してワイヤフレームモデルの整合を行うため
に、上記特徴抽出部40で、上記全周型距離画像102
を用いて顔画像の特徴点抽出を行う。この特徴点抽出を
行うため、各画像に対して前処理を施しておく必要があ
る。
【0021】図2の(D)は、上記正面テクスチャ画像
104と同一の視点から表示されるように設定された3
次元形状モデリング画像の表示平面に対する距離分布を
示した正面距離画像106であり、この正面距離画像1
06は、画像上の各点が、表示平面からの距離情報を示
すように表示される。この例では、明るい部分は表示平
面からの距離が大きい。
【0022】そして、上記曲率演算部36において、上
記全周型距離画像102に対して、その画像上の各点に
ついて、測定対象物上のその点が指し示す位置における
曲率を計算する。図3の(A)は、各画素が曲率の値を
持つように表示した全周型曲率画像108である。ここ
で、曲率の正負は、この全周型曲率画像108の表示平
面に対して、手前方向に凸である点を正、手前方向に凹
である点を負と定義する。この例では、明るいほど負の
曲率が大きく、暗いほど正の曲率が大きくなるように描
かれている。この曲率分布をテクスチャとみなして、3
次元形状モデリング画像に張り付け、正面から表示した
正面曲率画像が図3の(B)に参照番号110で示す画
像である。
【0023】上記微分演算部38は、上記正面距離画像
106に対してエッジ抽出を行うためにソーベルフィル
タ(微分フィルタ)を作用させる。これにより、図3の
(C)に示すような正面エッジ画像112が得られる。
この例では、エッジ情報、即ち微分値が大きいほど明る
くなるように描かれている。上記全周型曲率画像10
8、正面曲率画像110、及び正面エッジ画像112
は、任意の点が上記全周型テクスチャ画像100,全周
型距離画像102又は上記正面テクスチャ画像104,
正面距離画像106と対応付けられてあり、距離情報も
色情報も参照できる。
【0024】このような前処理を行った、上記正面テク
スチャ画像104,正面距離画像106,全周型曲率画
像108,正面曲率画像110,及び正面エッジ画像1
12の一連の画像を用いて、上記特徴抽出部40にて特
徴点抽出を行う。そして、整合部42は、この特徴抽出
部40で抽出された特徴点を、図4の(A)に示すよう
なワイヤフレーム上の制御点のいくつかに対して整合さ
せることにより、ワイヤフレーム整合を行う。
【0025】上記特徴抽出部40で上記一連の画像10
4〜112から抽出する特徴点としては、鼻頂点、鼻下
端、鼻両端、上唇と下唇の境界線、口両端、口上下端、
顔輪郭を含む。各特徴点の抽出の順序は、図5に示す流
れに従って行う。
【0026】即ち、最初に、顔の両端の抽出を行う必要
がある(ステップS10)。この特徴点は、目の位置の
水平線上と顔の輪郭の交点位置として定義された特徴点
である。この特徴点の検出は、目の位置を考慮しながら
微妙に調節を行うため、手動で行う。
【0027】次に、鼻頂点の抽出を行う(ステップS1
2)。この鼻頂点抽出は、正面距離画像106において
最も手前にある点の位置として抽出するが、まず、ノイ
ズを除去するために、平滑化フィルタによりノイズの除
去操作を行っておき、フィルタリングされた距離画像上
で距離値が最も手前にある点を鼻の位置とする。また、
レンジファインダで測定が困難である頭髪部を特徴点探
索の領域内に含めると、誤抽出の可能性が高くなる。そ
のため、表示領域内で、例えば下側の1/3の領域のみ
で鼻の検出を行うことにして、上記正面テクスチャ画像
104及び正面距離画像106を表示する際、頭髪部測
定困難である領域は上側1/3の領域に設定して表示を
行うようにして、鼻頂点検出の領域から除外しておく。
【0028】そして、上記正面曲率画像110から、負
の曲率が大きくなる位置として、鼻輪郭(鼻下端、鼻両
端)、上唇と下唇との境界線を抽出し、正の曲率の大き
な位置として口上端、口下端を抽出する。また、上記正
面エッジ画像112から顔下端の抽出と顔輪郭の抽出を
行う。
【0029】即ち、鼻下端、鼻両端、口上下端、顔輪郭
を表す特徴点の抽出は、各特徴画像を用いて、図4の
(B)に示す手法で行う。ここで同図は、暗いところほ
ど細かいハッチングで示し、明るいところはハッチング
をしないことで表している。つまり、同図に示す画像で
は、明るく示されている領域ほど特徴量が大きいものと
する。そして、参照番号200で示すような形の特徴量
の大きな領域があるとき、長方形のウィンドウ202を
この画像上で走査する。即ち、抽出する特徴点は、特徴
量が極大または極小となる領域であり、このような領域
では、特徴量の極大または極小値に近い値をとる領域
が、細長い形をしているものが多い。従って、特徴点探
索を行う画像C(x,y)上で、点P(x,y)を中心
とする参照番号202で示す一定の大きさの長方形のウ
ィンドウw(x,y)を、参照番号204で示すような
一定の範囲で走査し、点P(x,y)を中心とする横の
長さwx ,縦の長さwy のウィンドウ内に含まれる画素
の特徴量の合計をf(x,y)と定義し、この関数が最
大、または最小となる位置を特徴点とすることにする。
この図においては、長方形ウィンドウ202が参照番号
206で示す位置にあるときに関数f(x,y)が最大
となり、この長方形の中心が特徴位置となる。ここで、
ウィンドウw(x,y)の大きさは、その特徴点を検出
する操作を行う手前の操作までに整合が行われているワ
イヤフレームモデルの大きさに従って決定される。
【0030】而して、ステップS16以降から行う各特
徴点の抽出では、そのときまでに整合の行われているワ
イヤフレームモデルの大きさ情報を用いる必要があるた
め、先ず、顔の下端の特徴点抽出を行い、ワイヤフレー
ムモデルの顎の先端の点を整合し、ある程度、ワイヤフ
レームモデルの大きさを顔画像に合わせておく(ステッ
プS14)。
【0031】このステップS14での顔下端の特徴抽出
は、上記正面エッジ画像112を用いて、 wx ×wy =(ワイヤフレームモデル上の初期的に整合
した顔の両端の点の間隔/4)×5画素 の大きさのウィンドウ202を、上記ステップS12で
抽出した鼻頂点に対応する位置から、上記正面テクスチ
ャ画像104の画像下端に対応する位置まで走査し、エ
ッジ強度のf(x,y)が最大となる位置を顔下端とす
る。
【0032】次に、鼻の下端を抽出する(ステップS1
6)。この鼻下端抽出は、上記正面曲率画像110を用
いて、 wx ×wy =(ワイヤフレームモデルの鼻の幅)×5画
素 の大きさのウィンドウ202を、上記ステップS12で
抽出した鼻頂点に対応する位置から、ワイヤフレームモ
デルの口上端の高さまで走査し、曲率のf(x,y)が
最小となる位置を鼻下端とする。
【0033】次に、鼻の両端を抽出する(ステップS1
8)。この鼻両端抽出は、上記正面曲率画像110を用
いて、 wx ×wy =5×(ワイヤフレームモデルの鼻頂点から
鼻下端までの長さ)画素 の大きさのウィンドウ202を、ワイヤフレームモデル
の鼻頂点と鼻下端の中心の高さの水平線に沿って、上記
ステップS12で抽出した鼻頂点に対応する位置を含む
顔の中心線から左右に(上記ステップS10で抽出した
顔両端に基づく顔の幅/4)分だけ走査し、曲率のf
(x,y)が最小となる位置をそれぞれ鼻の一端とす
る。
【0034】次に、口の特徴点の抽出を行う。この口特
徴点としては口両端、口中心、口上下端を含むが、これ
らを抽出するために、先ず、仮の口中心抽出を行い(ス
テップS20)、その抽出した仮の口中心を用いて、正
確な各口特徴点を抽出する。即ち、仮の口中心は、上記
正面曲率画像110を用いて、 wx ×wy =(ワイヤフレームモデルの口の幅)×5画
素 の大きさのウィンドウ202を、上記ステップS16で
抽出した鼻下端に対応する位置から上記ステップS14
で抽出した顔下端に対応する位置まで走査し、曲率のf
(x,y)が最小となる位置を仮の口中心とする。
【0035】そして、正確な各口特徴点抽出として、先
ず口両端抽出を行う(ステップS22)。この口両端抽
出は、上記正面曲率画像110を用い、上記ステップS
20で抽出した仮の口中心位置を中心とした、(ワイヤ
フレームモデル上の初期的に整合した顔の両端の点の間
隔/2)×(ワイヤフレームモデルの鼻下端から仮の口
中心までの長さ×2)画素の大きさの長方形領域を設定
し、この長方形領域内部の特徴量の平均値をCmean、標
準偏差をCstd としたとき、特徴値がCmean+Cstd
り大きな値を持つ点のうち最も左の点を口の左端、最も
右の点を口の右端とする。
【0036】こうして口両端が決定されたならば、その
中点を中心とする長さ40画素の鉛直線上で曲率最小と
なる位置を探索し、その位置を正確な口中心とする(ス
テップS24)。
【0037】そして、口の上端及び下端を抽出する(ス
テップS26)。この口上下端抽出は、上記正面曲率画
像110を用い、 wx ×wy =(ワイヤフレームモデルの口の幅/2)×
5画素 の大きさのウィンドウ202を、上記ステップS24で
抽出した口中心に対応する位置から、上方向には上記ス
テップS16で抽出した鼻下端に対応する位置まで、下
方向には上記ステップS14で抽出した顔下端に対応す
る位置までそれぞれ走査し、曲率のf(x,y)が最大
となるそれぞれの位置を口上端及び口下端とする。
【0038】最後に、顔の輪郭抽出を行う(ステップS
28)。この顔輪郭抽出は、上記正面エッジ画像112
を用いて、上記ステップS12で抽出した鼻頂点に対応
する位置から各輪郭制御点へ直線を延ばし、この直線に
垂直な方向に長い、15×5画素の大きさのウィンドウ
を各制御点の水平線上で、各制御点より50画素内側か
ら、上記ステップS10で抽出した顔両端に対応する位
置より10画素外側まで走査し、エッジ強度の曲率のf
(x,y)が最大となる位置をそれぞれ顔の輪郭点とす
る。
【0039】次に、上記整合部42は、ワイヤフレーム
の各制御点をこれら抽出された各特徴点に整合すること
で、ワイヤフレームの自動整合を行う。そして、このワ
イヤフレームモデルに対して、奥行き成分の整合を上記
正面距離画像106を用いて行う。即ち、ワイヤフレー
ムモデル上のすべての頂点p(x,y,z)に対して、
2次元的な整合においてはx,yの値は正確であるが、
zの値が不正確であるので、上記正面距離画像106を
用いて、zの値を整合する。
【0040】さらに、この正面距離画像106を用いて
整合したワイヤフレームモデルに対し、顔側面に関し
て、表示面に対して垂直に近い面の整合を正確に行うた
めに、上記全周型距離画像102への補正整合を行う。
そのため、上記展開部44は、これまでの作業で整合さ
れたワイヤフレームモデルを、円筒座標変換することに
より、全周型距離画像102と同一の座標系にする。即
ち、デカルト座標系におけるワイヤフレーム上の頂点p
(x,y,z)を、円筒座標変換して、p(r,θ,
y)に変換する。図6は、こうして変換されたワイヤフ
レームモデルを示す。
【0041】上記整合部42は、この展開部44により
変換されたワイヤフレームモデルを、上記のような全周
型テクスチャ画像100の重ね合わせや、ワイヤフレー
ムモデルとずれた特徴点の上記正面距離画像106を用
いた整合を行っただけでは正確な整合を行なうことので
きていない、図6において黒丸で示された顔側面部の点
について、修正整合を行う。
【0042】こうして修正整合されたワイヤフレームモ
デルが最終的な演算処理装置30の演算処理結果とし
て、表示装置20に表示出力される。
【0043】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。
【0044】標準的なワイヤフレームモデルは、平均的
な顔をモデルとして作成されており、通常は情報量削減
のため、ワイヤフレームモデルを構成する各三角形パッ
チは適当に荒く作成される。ところが、個人顔への整合
の課程で、部分的に三角形パッチの大きさが大きくなり
過ぎて、場所によっては、顔画像の表示を行ったときに
滑らかさが失われてしまう部分が生じることがある。従
って、情報量の増大がなるべく少なくし、且つ表面形状
を滑らかに保つことが課題となる。
【0045】そこで、本第2の実施の形態では、前述の
第1の実施の形態におけるワイヤーフレームモデル整合
装置の演算処理装置30に、図1の(A)に示すよう
に、さらに細分化部46を備える。
【0046】この細分化部46は、ワイヤフレームモデ
ルの各三角形パッチの内部の点に対して、上記全周型曲
率画像108を用いて閾値処理を行い、特徴量が閾値よ
り大きい場合は三角形パッチを細かく分割する処理を行
い、表面形状を滑らかにする。
【0047】これは、図6の円筒座標変換されたワイヤ
フレームと上記全周型曲率画像108とを重ね、各三角
形パッチを細分割するか否かの判断は、曲率の絶対値に
基づいて行う。即ち、各三角形で内部の曲率Cの絶対値
|C|の最大値を|C|maxとしたとき、|C|max
対する曲率半径rmax =1/|C|max を三角形の面積
の平方根
【0048】
【数1】 で正規化を行った量
【0049】
【数2】 と、予め設定された閾値cthと比較を行い、次の不等式
(1)を満たさない場合には、細分割を行うことにす
る。
【0050】
【数3】 この分割は、図7の(A)に示すように、各三角形パッ
チに対して、各頂点から中心となる点(重心、内心、外
心等)に点線を引いてできる3つの三角形に分割を行う
ことによる。
【0051】あるいは、図7の(B)に示すように、2
つの隣り合う三角形の、接する辺のそれぞれの頂点を結
ぶ点線により分割するようにしても良い。
【0052】このような分割が行われた後で、上記整合
部42は、新たに生成された頂点に対して、距離画像を
用いて頂点の座標の距離値rを整合しておく。
【0053】以上実施の形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能である。
【0054】上記説明は、顔画像に関して述べたが、こ
の手法は特に顔画像に限定されるものではなく、より一
般的な距離画像に対しても利用することができる。例え
ば、人、動物、植物、風景等、任意の物体に関して適用
することができる。人、または動物の全身の全周型距離
画像を利用すれば、全身のワイヤフレームモデルの整合
を行うことができ、人体、または動物の動作モデルを生
成することができる。また、手、腕、足等の体の一部分
の形状を計測することにより、これらのモデルヘの整合
を行うこともでき、同様にこれらの部位の動作モデルを
生成することができる。これらのモデル整合を行うため
には、関節等の屈曲可能な点を特徴点として利用するこ
とができる。さらには、手術中体内の距離画像計測を行
い、体内の心臓、胃等の臓器モデルヘの整合を行うこと
によりこれらの臓器の変形シミュレーションを行うこと
もできる。加えて、木やバラ等の植物の形状を計測する
ことによりこれらのモデルへの整合を行い、成長や環境
変化をシミュレートできる。机、いす、ロボット、電子
機器、建造物、山、風景等についても同様に変形シミュ
レーションを行うことができる。
【0055】ここで、本発明の要旨をまとめると以下の
ようになる。
【0056】(1) 3次元ワイヤーフレームモデルを
対応する物体の画像に整合するワイヤーフレームモデル
整合装置において、基準から上記物体上の各点までの距
離情報に基づいて、上記ワイヤーフレームモデルの制御
点に対応する物体画像上の特徴点を抽出する特徴点抽出
手段と、上記特徴点抽出手段によって抽出された上記物
体画像上の各特徴点に、上記ワイヤーフレームモデルの
対応する制御点を整合する整合手段と、を具備すること
を特徴とするワイヤーフレームモデル整合装置。
【0057】即ち、距離情報に基づいて特徴点を抽出す
るようにしているので、正確な特徴点抽出が可能とな
る。従来例は、ワイヤーフレーム整合後に距離画像で奥
行き方向の情報を追補するものであり、特徴点抽出に距
離画像が生きない。
【0058】(2) 上記距離情報の分布に基づいて、
上記ワイヤーフレームモデルの細分化を行う細分化手段
を更に具備することを特徴とする上記(1)に記載のワ
イヤーフレームモデル整合装置。
【0059】即ち、特徴量変化の激しい部分などにおい
て、物体を忠実に再現できる。
【0060】(3) 上記特徴点抽出手段は、上記距離
情報に基づいて上記物体上の各点における曲率を求める
曲率演算手段を有し、該曲率演算手段によって得られた
曲率情報に基づいて上記ワイヤーフレームモデルの制御
点に対応する上記物体画像上の特徴点を抽出することを
特徴とする上記(1)に記載のワイヤーフレームモデル
整合装置。
【0061】即ち、物体形状の特徴量として曲率に着目
している。
【0062】(4) 上記曲率情報の分布に基づいて、
上記ワイヤーフレームモデルの細分化を行う細分化手段
を更に具備することを特徴とする上記(3)に記載のワ
イヤーフレームモデル整合装置。
【0063】即ち、特徴量変化の激しい部分などにおい
て、物体を忠実に再現できる。
【0064】(5) 上記特徴点抽出手段は、上記物体
上の各点における上記距離情報の微分値を求める微分手
段を有し、該微分手段によって得られた微分値に基づい
て上記ワイヤーフレームモデルの制御点に対応する上記
物体画像上の特徴点を抽出することを特徴とする上記
(1)に記載のワイヤーフレームモデル整合装置。
【0065】即ち、物体形状の特徴量としてエッジ成分
に着目している。
【0066】(6) 上記微分情報の分布に基づいて、
上記ワイヤーフレームモデルの細分化を行う細分化手段
を更に具備することを特徴とする上記(5)に記載のワ
イヤーフレームモデル整合装置。
【0067】即ち、特徴量変化の激しい部分などにおい
て、物体を忠実に再現できる。
【0068】(7) 上記特徴点抽出手段は、上記物体
の全方位の各点における距離情報を有する全周型距離画
像に基づいて、上記ワイヤーフレームモデルの制御点に
対応する物体画像上の特徴点を抽出するものであり、上
記整合手段は、ワイヤーフレームモデルを平面に展開す
る展開手段を有し、展開されたワイヤーフレームモデル
を上記全周型距離画像に整合することを特徴とする上記
(1)に記載のワイヤーフレームモデル整合装置。
【0069】即ち、全方位での整合可能である。
【0070】(8) 上記距離情報は全周型距離画像を
含み、上記展開手段はワイヤーフレームモデルに対し円
筒座標変換を行う円筒座標変換手段を含むことを特徴と
する上記(7)に記載のワイヤーフレームモデル整合装
置。
【0071】即ち、全周型レンジファインダにより入力
した全周型距離画像と、円筒座標変換で平面に展開され
たワイヤーフレームモデルとがマッチングされ、正確な
整合が取れる。
【0072】(9) 3次元ワイヤーフレームモデルを
対応する物体の画像に整合するワイヤーフレームモデル
整合方法において、基準から上記物体上の各点までの距
離情報を入力する工程と、上記距離情報に基づいて、上
記ワイヤーフレームモデルの制御点に対応する物体画像
上の特徴点を抽出する特徴点抽出工程と、抽出された上
記物体画像上の各特徴点に、上記ワイヤーフレームモデ
ルの対応する制御点を整合する整合工程と、を具備する
ことを特徴とするワイヤーフレームモデル整合方法。
【0073】即ち、距離情報に基づいて特徴点を抽出す
るようにしているので、正確な特徴点抽出が可能とな
る。従来例は、ワイヤーフレーム整合後に距離画像で奥
行き方向の情報を追補するものであり、特徴点抽出に距
離画像が生きない。
【0074】(10) 上記距離情報の分布に基づい
て、上記ワイヤーフレームモデルの細分化を行う細分化
工程を更に具備することを特徴とする上記(9)に記載
のワイヤーフレームモデル整合方法。
【0075】即ち、特徴量変化の激しい部分などにおい
て、物体を忠実に再現できる。
【0076】(11) 上記特徴点抽出工程は、上記距
離情報に基づいて上記物体上の各点における曲率を求め
る曲率演算工程を有し、該曲率演算工程によって得られ
た曲率情報に基づいて上記ワイヤーフレームモデルの制
御点に対応する上記物体画像上の特徴点を抽出すること
を特徴とする上記(9)に記載のワイヤーフレームモデ
ル整合方法。
【0077】即ち、物体形状の特徴量として曲率に着目
している。
【0078】(12) 上記曲率情報の分布に基づい
て、上記ワイヤーフレームモデルの細分化を行う細分化
工程を更に具備することを特徴とする上記(11)に記
載のワイヤーフレームモデル整合方法。
【0079】即ち、特徴量変化の激しい部分などにおい
て、物体を忠実に再現できる。
【0080】(13) 上記特徴点抽出工程は、上記物
体上の各点における上記距離情報の微分値を求める微分
工程を有し、該微分工程によって得られた微分値に基づ
いて上記ワイヤーフレームモデルの制御点に対応する上
記物体画像上の特徴点を抽出することを特徴とする上記
(9)に記載のワイヤーフレームモデル整合方法。
【0081】即ち、物体形状の特徴量としてエッジ成分
に着目している。
【0082】(14) 上記微分情報の分布に基づい
て、上記ワイヤーフレームモデルの細分化を行う細分化
工程を更に具備することを特徴とする上記(13)に記
載のワイヤーフレームモデル整合方法。
【0083】即ち、特徴量変化の激しい部分などにおい
て、物体を忠実に再現できる。
【0084】(15) 上記特徴点抽出工程は、上記物
体の全方位の各点における距離情報を有する全周型距離
画像に基づいて、上記ワイヤーフレームモデルの制御点
に対応する物体画像上の特徴点を抽出する工程であり、
上記整合工程は、ワイヤーフレームモデルを平面に展開
する展開工程を有し、展開されたワイヤーフレームモデ
ルを上記全周型距離画像に整合することを特徴とする上
記(9)に記載のワイヤーフレームモデル整合方法。
【0085】即ち、全方位での整合可能である。
【0086】(16) 上記距離情報は全周型距離画像
を含み、上記展開工程はワイヤーフレームモデルに対し
円筒座標変換を行う円筒座標変換工程を含むことを特徴
とする上記(15)に記載のワイヤーフレームモデル整
合方法。
【0087】即ち、全周型レンジファインダにより入力
した全周型距離画像と、円筒座標変換で平面に展開され
たワイヤーフレームモデルとがマッチングされ、正確な
整合が取れる。
【0088】(17) 3次元ワイヤーフレームモデル
を対応する物体の画像に整合するための整合プログラム
を記録した機械読み取り可能な記録媒体であって、該整
合プログラムは、コンピュータに、基準から上記物体上
の各点までの距離情報に基づいて上記ワイヤーフレーム
モデルの制御点に対応する物体画像上の特徴点を抽出さ
せ、抽出された上記物体画像上の各特徴点に、上記ワイ
ヤーフレームモデルの対応する制御点を整合させる、こ
とを特徴とする3次元ワイヤーフレームモデルを対応す
る物体の画像に整合するための整合プログラムを記録し
た記録媒体。
【0089】即ち、距離情報に基づいて特徴点を抽出す
るようにしているので、正確な特徴点抽出が可能とな
る。従来例は、ワイヤーフレーム整合後に距離画像で奥
行き方向の情報を追補するものであり、特徴点抽出に距
離画像が生きない。
【0090】(18) 上記整合プログラムは、コンピ
ュータに上記距離情報の分布に基づいて上記ワイヤーフ
レームモデルの細分化を行わせることを特徴とする上記
(17)に記載の3次元ワイヤーフレームモデルを対応
する物体の画像に整合するための整合プログラムを記録
した記録媒体。
【0091】即ち、特徴量変化の激しい部分などにおい
て、物体を忠実に再現できる。
【0092】(19)上記整合プログラムは、コンピュ
ータに上記距離情報に基づいて上記物体上の各点におけ
る曲率を求めさせ、得られた曲率情報に基づいて上記ワ
イヤーフレームモデルの制御点に対応する上記物体画像
上の特徴点を抽出することを特徴とする上記(17)に
記載の3次元ワイヤーフレームモデルを対応する物体の
画像に整合するための整合プログラムを記録した記録媒
体。
【0093】即ち、物体形状の特徴量として曲率に着目
している。
【0094】(20) 上記整合プログラムは、コンピ
ュータに上記曲率情報の分布に基づいて、上記ワイヤー
フレームモデルの細分化を行わせることを特徴とする上
記(19)に記載の3次元ワイヤーフレームモデルを対
応する物体の画像に整合するための整合プログラムを記
録した記録媒体。
【0095】即ち、特徴量変化の激しい部分などにおい
て、物体を忠実に再現できる。
【0096】(21) 上記整合プログラムは、コンピ
ュータに上記物体上の各点における上記距離情報の微分
値を求めさせ、得られた微分値に基づいて上記ワイヤー
フレームモデルの制御点に対応する上記物体画像上の特
徴点を抽出させることを特徴とする上記(17)に記載
の3次元ワイヤーフレームモデルを対応する物体の画像
に整合するための整合プログラムを記録した記録媒体。
【0097】即ち、物体形状の特徴量としてエッジ成分
に着目している。
【0098】(22) 上記整合プログラムは、コンピ
ュータに上記微分情報の分布に基づいて、上記ワイヤー
フレームモデルの細分化を行わせることを特徴とする上
記(21)に記載の3次元ワイヤーフレームモデルを対
応する物体の画像に整合するための整合プログラムを記
録した記録媒体。
【0099】即ち、特徴量変化の激しい部分などにおい
て、物体を忠実に再現できる。
【0100】(23) 上記整合プログラムは、コンピ
ュータに上記物体の全方位の各点における距離情報を有
する全周型距離画像に基づいて、上記ワイヤーフレーム
モデルの制御点に対応する物体画像上の特徴点を抽出さ
せ、ワイヤーフレームモデルを平面に展開させ、展開さ
れたワイヤーフレームモデルを上記全周型距離画像に整
合させることを特徴とする上記(17)に記載の3次元
ワイヤーフレームモデルを対応する物体の画像に整合す
るための整合プログラムを記録した記録媒体。
【0101】即ち、全方位での整合可能である。
【0102】(24) 上記距離情報は全周型距離画像
を含み、上記整合プログラムは、コンピュータにワイヤ
ーフレームモデルに対し円筒座標変換を行わせることを
特徴とする上記(23)に記載の3次元ワイヤーフレー
ムモデルを対応する物体の画像に整合するための整合プ
ログラムを記録した記録媒体。
【0103】即ち、全周型レンジファインダにより入力
した全周型距離画像と、円筒座標変換で平面に展開され
たワイヤーフレームモデルとがマッチングされ、正確な
整合が取れる。
【0104】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
正確な特徴点抽出を可能とし、もって、横顔を表示した
ときでも自然な画像が得られるような3次元ワイヤーフ
レームモデルを対応する物体の画像に整合するワイヤー
フレームモデル整合装置及び方法、並びにそのような3
次元ワイヤーフレームモデルを対応する物体の画像に整
合するための整合プログラムを記録した機械読み取り可
能な記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施の形態にかかるワ
イヤーフレームモデル整合装置のブロック構成図でり、
(B)乃至(D)はそれぞれ顔のワイヤフレームモデル
の3次元構造を正面、斜め方向、及び横方向から示した
図である。
【図2】(A)乃至(D)はそれぞれ全周型色情報(テ
クスチャ画像)、全周型距離情報、正面テクスチャ画
像、及び正面距離画像を示すディスプレイ上に表示した
中間画像の写真である。
【図3】(A)乃至(C)はそれぞれ全周型曲率画像、
正面曲率画像、及び正面エッジ画像を示すディスプレイ
上に表示した中間画像の写真である。
【図4】(A)はワイヤフレーム上の制御点を示す図で
あり、(B)は特徴点抽出用のウィンドウを説明するた
めの図である。
【図5】特徴点の抽出の順序を示す図である。
【図6】円筒座標変換されたワイヤフレームモデルを示
す図である。
【図7】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の第2の実
施の形態における三角形パッチの分割方の例を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 距離画像入力装置 20 表示装置 30 演算処理装置 32 制御部 34 メモリ 36 曲率演算部 38 微分演算部 40 特徴抽出部 42 整合部 44 展開部 46 細分化部 100 全周型色情報(テクスチャ画像) 102 全周型距離情報 104 正面テクスチャ画像 106 正面距離画像 108全周型曲率画像 110 正面曲率画像 112 正面エッジ画像 202 ウィンドウ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元ワイヤーフレームモデルを対応す
    る物体の画像に整合するワイヤーフレームモデル整合装
    置において、 基準から上記物体上の各点までの距離情報に基づいて、
    上記ワイヤーフレームモデルの制御点に対応する物体画
    像上の特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、 上記特徴点抽出手段によって抽出された上記物体画像上
    の各特徴点に、上記ワイヤーフレームモデルの対応する
    制御点を整合する整合手段と、 を具備することを特徴とするワイヤーフレームモデル整
    合装置。
  2. 【請求項2】 3次元ワイヤーフレームモデルを対応す
    る物体の画像に整合するワイヤーフレームモデル整合方
    法において、 基準から上記物体上の各点までの距離情報を入力する工
    程と、 上記距離情報に基づいて、上記ワイヤーフレームモデル
    の制御点に対応する物体画像上の特徴点を抽出する特徴
    点抽出工程と、 抽出された上記物体画像上の各特徴点に、上記ワイヤー
    フレームモデルの対応する制御点を整合する整合工程
    と、 を具備することを特徴とするワイヤーフレームモデル整
    合方法。
  3. 【請求項3】 3次元ワイヤーフレームモデルを対応す
    る物体の画像に整合するための整合プログラムを記録し
    た機械読み取り可能な記録媒体であって、 該整合プログラムは、 コンピュータに、基準から上記物体上の各点までの距離
    情報に基づいて上記ワイヤーフレームモデルの制御点に
    対応する物体画像上の特徴点を抽出させ、 抽出された上記物体画像上の各特徴点に、上記ワイヤー
    フレームモデルの対応する制御点を整合させる、 ことを特徴とする3次元ワイヤーフレームモデルを対応
    する物体の画像に整合するための整合プログラムを記録
    した記録媒体。
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