JPH1138107A - 二次電池の残存容量推定方法 - Google Patents
二次電池の残存容量推定方法Info
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- JPH1138107A JPH1138107A JP9209726A JP20972697A JPH1138107A JP H1138107 A JPH1138107 A JP H1138107A JP 9209726 A JP9209726 A JP 9209726A JP 20972697 A JP20972697 A JP 20972697A JP H1138107 A JPH1138107 A JP H1138107A
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- Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 放電電流が変動する電気自動車等の動力源と
して二次電池を使用した場合にも正確にその残存容量を
推定できる。 【解決手段】 二次電池の放電電流参考値Imを求め
(ステップ107〜109)、放電電流参考値Imをパ
ラメータとした、放電容量の変化に対する電池内部抵抗
値の変化マップ(マップ1)と、放電容量の変化に対す
る電池起電力の変化マップ(マップ2)とから、放電容
量の変化に対する電池端子電圧の変化マップ(マップ
3)を作り(ステップ111)、電池端子電圧が所定電
圧を切る時の放電容量を総容量として、当該総容量に基
づいて残存容量を推定する(ステップ113)。
して二次電池を使用した場合にも正確にその残存容量を
推定できる。 【解決手段】 二次電池の放電電流参考値Imを求め
(ステップ107〜109)、放電電流参考値Imをパ
ラメータとした、放電容量の変化に対する電池内部抵抗
値の変化マップ(マップ1)と、放電容量の変化に対す
る電池起電力の変化マップ(マップ2)とから、放電容
量の変化に対する電池端子電圧の変化マップ(マップ
3)を作り(ステップ111)、電池端子電圧が所定電
圧を切る時の放電容量を総容量として、当該総容量に基
づいて残存容量を推定する(ステップ113)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気自動車等に使用
される二次電池の残存容量を正確に推定することができ
る残存容量推定方法に関する。
される二次電池の残存容量を正確に推定することができ
る残存容量推定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車等において、その動力源とし
て使用される二次電池の残存容量を表示して再充電を促
す等のために、残存容量を正確に推定する方法が求めら
れている。この二次電池の等価回路を図7に示し、起電
力Eに直列に内部抵抗Rが位置している。したがって、
二次電池の端子電圧Vは放電電流をIとして、式(1)
で示される。残存容量とは、必要な放電電流を流した時
に端子電圧が所定値を切るようになるまでの放電可能容
量である。 V=E−RI…(1)
て使用される二次電池の残存容量を表示して再充電を促
す等のために、残存容量を正確に推定する方法が求めら
れている。この二次電池の等価回路を図7に示し、起電
力Eに直列に内部抵抗Rが位置している。したがって、
二次電池の端子電圧Vは放電電流をIとして、式(1)
で示される。残存容量とは、必要な放電電流を流した時
に端子電圧が所定値を切るようになるまでの放電可能容
量である。 V=E−RI…(1)
【0003】そこで、例えば特開平8−179018号
公報には、二次電池の内部抵抗値を算出して、この内部
抵抗値より、残存容量が0と見做せる電池電圧(端子電
圧)V0 を得、これに基づいて残存容量を算出し表示す
る残存容量表示装置が提案されている。
公報には、二次電池の内部抵抗値を算出して、この内部
抵抗値より、残存容量が0と見做せる電池電圧(端子電
圧)V0 を得、これに基づいて残存容量を算出し表示す
る残存容量表示装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記内部抵
抗値は電池の劣化度(放電容量)に応じて大きくなるも
のの、どの程度大きくなるかは放電電流をどの程度流す
かによって変動する。ここにおいて、上記公報に記載さ
れた残存容量表示装置では、放電電流の履歴を考慮して
いないため、電気自動車等のように走行状態に応じて電
気負荷の大きさ、すなわち放電電流の大きさが変化する
ものでは、算出された残存容量に大きな誤差を生じるお
それがある。
抗値は電池の劣化度(放電容量)に応じて大きくなるも
のの、どの程度大きくなるかは放電電流をどの程度流す
かによって変動する。ここにおいて、上記公報に記載さ
れた残存容量表示装置では、放電電流の履歴を考慮して
いないため、電気自動車等のように走行状態に応じて電
気負荷の大きさ、すなわち放電電流の大きさが変化する
ものでは、算出された残存容量に大きな誤差を生じるお
それがある。
【0005】そこで、本発明はこのような課題を解決す
るもので、二次電池を電気自動車等の動力源として使用
した場合にも正確にその残存容量を推定することができ
る二次電池の残存容量推定方法を提供することを目的と
する。
るもので、二次電池を電気自動車等の動力源として使用
した場合にも正確にその残存容量を推定することができ
る二次電池の残存容量推定方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、二次電池の放電履歴から放電電流参考
値を求めるステップ(ステップ107〜109)と、放
電電流参考値をパラメータとして、放電容量の変化に対
する電池内部抵抗値の変化を求めるステップ(マップ
1)と、放電容量の変化に対する電池起電力の変化を求
めるステップ(マップ2)と、電池起電力の変化値か
ら、最大放電電流と電池内部抵抗値を乗じた値を引い
て、電池容量の変化に対する電池端子電圧の変化を求め
るステップ(マップ3,ステップ111)と、電池端子
電圧が所定電圧を切る時の放電容量を総容量として、当
該総容量に基づいて残存容量を推定するステップ(ステ
ップ113)とを具備している。
め、本発明では、二次電池の放電履歴から放電電流参考
値を求めるステップ(ステップ107〜109)と、放
電電流参考値をパラメータとして、放電容量の変化に対
する電池内部抵抗値の変化を求めるステップ(マップ
1)と、放電容量の変化に対する電池起電力の変化を求
めるステップ(マップ2)と、電池起電力の変化値か
ら、最大放電電流と電池内部抵抗値を乗じた値を引い
て、電池容量の変化に対する電池端子電圧の変化を求め
るステップ(マップ3,ステップ111)と、電池端子
電圧が所定電圧を切る時の放電容量を総容量として、当
該総容量に基づいて残存容量を推定するステップ(ステ
ップ113)とを具備している。
【0007】本発明においては、放電電流参考値をパラ
メータとして、放電容量の変化に対する電池内部抵抗値
の変化を求め、この電池内部抵抗値に基づき総容量を求
めるとともに残存容量を求めている。こりように、残存
容量の推定に、放電履歴に基づく放電電流参考値を使用
しているから、二次電池を電気自動車等の動力源として
使用した場合のように、放電電流が大きく変化する場合
にも正確にその残存容量を推定することができる。
メータとして、放電容量の変化に対する電池内部抵抗値
の変化を求め、この電池内部抵抗値に基づき総容量を求
めるとともに残存容量を求めている。こりように、残存
容量の推定に、放電履歴に基づく放電電流参考値を使用
しているから、二次電池を電気自動車等の動力源として
使用した場合のように、放電電流が大きく変化する場合
にも正確にその残存容量を推定することができる。
【0008】放電電流参考値としては、現在に至るまで
の放電電流の平均値を使用することができる。また、
「放電電流参考値をパラメータとして、放電容量の変化
に対する電池内部抵抗値の変化を求めるステップ」およ
び「放電容量の変化に対する電池起電力の変化を求める
ステップ」は、それぞれ予め実験値を得て、これらをマ
ップデータとして記憶しておく方法が採用できる。
の放電電流の平均値を使用することができる。また、
「放電電流参考値をパラメータとして、放電容量の変化
に対する電池内部抵抗値の変化を求めるステップ」およ
び「放電容量の変化に対する電池起電力の変化を求める
ステップ」は、それぞれ予め実験値を得て、これらをマ
ップデータとして記憶しておく方法が採用できる。
【0009】また、電池内部抵抗値を二次電池の温度に
応じて補正するようにすれば、さらに正確に残存容量を
推定することができる。
応じて補正するようにすれば、さらに正確に残存容量を
推定することができる。
【0010】本発明は以下の構成を有する装置としても
実現できる。すなわち、二次電池の残存容量推定装置
は、二次電池の放電履歴から放電電流参考値を求める手
段と、放電電流参考値をパラメータとして、放電容量の
変化に対する電池内部抵抗値の変化を記憶する手段と、
放電容量の変化に対する電池起電力の変化を記憶する手
段と、電池起電力の変化値から、最大放電電流と電池内
部抵抗値を乗じた値を引いて、放電容量の変化に対する
電池端子電圧の変化を求める手段と、電池端子電圧が所
定電圧を切る時の放電容量を総容量として、当該総容量
に基づいて残存容量を推定する手段とを具備している。
実現できる。すなわち、二次電池の残存容量推定装置
は、二次電池の放電履歴から放電電流参考値を求める手
段と、放電電流参考値をパラメータとして、放電容量の
変化に対する電池内部抵抗値の変化を記憶する手段と、
放電容量の変化に対する電池起電力の変化を記憶する手
段と、電池起電力の変化値から、最大放電電流と電池内
部抵抗値を乗じた値を引いて、放電容量の変化に対する
電池端子電圧の変化を求める手段と、電池端子電圧が所
定電圧を切る時の放電容量を総容量として、当該総容量
に基づいて残存容量を推定する手段とを具備している。
【0000】
(第1実施形態)図1には本発明の方法を実行する装置
の全体構成を示す。二次電池1は複数の単電池が直列に
接続されて組電池となり、メインスイッチ2を介して電
気自動車のモータ等の電気負荷3へ接続され、これに放
電電流を供給する。なお、二次電池1は適宜充電器4に
接続されて充電される。充放電線Lには電流センサ5が
設けられて、その電流信号がCPUおよびメモリ等を内
蔵する処理装置6に入力している。処理装置6には二次
電池の温度を検出する温度センサ7が接続されるととも
に、表示器8が接続されて、後述の処理により算出され
た二次電池1の残存容量が表示される。なお、電気負荷
3が上記モータ等である場合には回生電流によって二次
電池1が充電されることもある。
の全体構成を示す。二次電池1は複数の単電池が直列に
接続されて組電池となり、メインスイッチ2を介して電
気自動車のモータ等の電気負荷3へ接続され、これに放
電電流を供給する。なお、二次電池1は適宜充電器4に
接続されて充電される。充放電線Lには電流センサ5が
設けられて、その電流信号がCPUおよびメモリ等を内
蔵する処理装置6に入力している。処理装置6には二次
電池の温度を検出する温度センサ7が接続されるととも
に、表示器8が接続されて、後述の処理により算出され
た二次電池1の残存容量が表示される。なお、電気負荷
3が上記モータ等である場合には回生電流によって二次
電池1が充電されることもある。
【0011】図2には上記処理装置6内のCPUで実行
される残存容量推定プログラムのフローチャートを示
す。図2(A)の初期処理のステップ101で二次電池
1を満充電まで充電しておき、続くステップ102で
は、電流積算値Qi、放電電流積算値Qdおよび放電時
間積算値tdをリセットする。そして、ステップ103
で、放電電流参考値Imを標準値にセットする。この放
電電流参考値Imは本実施形態では後述のように放電電
流の平均値である。また、標準値とは、後述する通常ル
ーチンの1サイクル目で、検出電流Iが0の時に、求め
る総容量Qmax が公称容量となるような値で、例えば
0.2CAである。
される残存容量推定プログラムのフローチャートを示
す。図2(A)の初期処理のステップ101で二次電池
1を満充電まで充電しておき、続くステップ102で
は、電流積算値Qi、放電電流積算値Qdおよび放電時
間積算値tdをリセットする。そして、ステップ103
で、放電電流参考値Imを標準値にセットする。この放
電電流参考値Imは本実施形態では後述のように放電電
流の平均値である。また、標準値とは、後述する通常ル
ーチンの1サイクル目で、検出電流Iが0の時に、求め
る総容量Qmax が公称容量となるような値で、例えば
0.2CAである。
【0012】図2(B)の通常ルーチンは例えば0.1
秒程度のサイクル周期Δtで繰り返し実行されるもの
で、ステップ104では、電流センサ5および温度セン
サ7からの信号により、充放電線Lを流れる電流Iと二
次電池1の温度Tを検出する。続いてステップ105で
は、それまでの電流積算値Qiに本サイクル周期中の電
流積算値I*Δtを加えて新たな電流積算値Qiとす
る。ステップ106で電流Iの正負を確認し、I>0で
あれば放電電流が流れたものとしてステップ107以下
へ進む。I≦0の場合はステップ110へ進む。
秒程度のサイクル周期Δtで繰り返し実行されるもの
で、ステップ104では、電流センサ5および温度セン
サ7からの信号により、充放電線Lを流れる電流Iと二
次電池1の温度Tを検出する。続いてステップ105で
は、それまでの電流積算値Qiに本サイクル周期中の電
流積算値I*Δtを加えて新たな電流積算値Qiとす
る。ステップ106で電流Iの正負を確認し、I>0で
あれば放電電流が流れたものとしてステップ107以下
へ進む。I≦0の場合はステップ110へ進む。
【0013】ステップ107では、それまでの放電電流
積算値Qdに上記電流積算値I*Δtを加えて新たな放
電電流積算値Qdとし、続いて、それまでの放電時間積
算値tdに本サイクル周期Δtを加えて新たな放電時間
積算値tdとする(ステップ108)。ステップ109
では放電電流参考値Imとして、全放電時間中の放電電
流の平均値Qd/tdを求める。
積算値Qdに上記電流積算値I*Δtを加えて新たな放
電電流積算値Qdとし、続いて、それまでの放電時間積
算値tdに本サイクル周期Δtを加えて新たな放電時間
積算値tdとする(ステップ108)。ステップ109
では放電電流参考値Imとして、全放電時間中の放電電
流の平均値Qd/tdを求める。
【0014】ステップ110では二次電池1の内部抵抗
変化率Kを式(2)で求める。すなわち、温度Tによる
二次電池1の内部抵抗Rの変化は、使用されている電解
質の温度依存性が支配的であり、内部抵抗Rと温度Tと
の間にはlogR=a/T+b(a,bは実験的に求め
られる定数)の関係がある。したがって、基準温度To
の時の内部抵抗値をRoとして、上記内部抵抗変化率K
は式(2)のようになる。
変化率Kを式(2)で求める。すなわち、温度Tによる
二次電池1の内部抵抗Rの変化は、使用されている電解
質の温度依存性が支配的であり、内部抵抗Rと温度Tと
の間にはlogR=a/T+b(a,bは実験的に求め
られる定数)の関係がある。したがって、基準温度To
の時の内部抵抗値をRoとして、上記内部抵抗変化率K
は式(2)のようになる。
【0015】 K=R/Ro=exp(a*(1/T−1/To)…(2)
【0016】ここで、図3には放電容量の変化に伴う内
部抵抗値Roの変化を示す。図に示すように、内部抵抗
値Roは放電容量Qが増大すると非線形的に増大する
が、その増大の程度は放電電流参考値(本実施形態では
既述のように平均値)Imに依存している。すなわち、
放電電流参考値Imが小さい場合には内部抵抗値Roの
増大の程度は大きく、反対に、放電電流参考値Imが大
きい場合には内部抵抗値Roの増大の程度は小さくな
る。このように、内部抵抗値Roは放電容量Qに対する
その変化量が放電電流履歴に依存して異なっている。そ
こで、本実施形態では、図3の、Imをパラメータとす
る内部抵抗変化グラフをマップ1として処理装置6内の
メモリに予め記憶させている。
部抵抗値Roの変化を示す。図に示すように、内部抵抗
値Roは放電容量Qが増大すると非線形的に増大する
が、その増大の程度は放電電流参考値(本実施形態では
既述のように平均値)Imに依存している。すなわち、
放電電流参考値Imが小さい場合には内部抵抗値Roの
増大の程度は大きく、反対に、放電電流参考値Imが大
きい場合には内部抵抗値Roの増大の程度は小さくな
る。このように、内部抵抗値Roは放電容量Qに対する
その変化量が放電電流履歴に依存して異なっている。そ
こで、本実施形態では、図3の、Imをパラメータとす
る内部抵抗変化グラフをマップ1として処理装置6内の
メモリに予め記憶させている。
【0017】一方、二次電池1の起電力Eは図4に示す
ように、放電容量Qの増大に伴って非線形的に下降す
る。そこで、本実施形態では、図4の起電力変化グラフ
をマップ2として処理装置6内のメモリに予め記憶させ
ている。そこで、図2のステップ111では、上記マッ
プ1とマップ2から式(3)を使用して、図5に示すよ
うな、放電容量Qに対する端子電圧Vの変化グラフをマ
ップ3として算出する。なお、式(3)におけるImax
は、電気負荷3が要求する最大の放電電流である。
ように、放電容量Qの増大に伴って非線形的に下降す
る。そこで、本実施形態では、図4の起電力変化グラフ
をマップ2として処理装置6内のメモリに予め記憶させ
ている。そこで、図2のステップ111では、上記マッ
プ1とマップ2から式(3)を使用して、図5に示すよ
うな、放電容量Qに対する端子電圧Vの変化グラフをマ
ップ3として算出する。なお、式(3)におけるImax
は、電気負荷3が要求する最大の放電電流である。
【0018】 V(Q)=E(Q)−K*Ro(Q)*Imax …(3)
【0019】ステップ112では、上記マップ3(図
5)から、放電電流Imax を維持した時の、端子電圧V
が放電終止電圧Vend まで低下する時の放電容量Qを推
定し、これを二次電池の総容量Qmax とする。そして、
ステップ113で、式(4)により、総容量Qmax から
電流積算値Qiを引いて残存容量Qrとし、これを表示
器8上に表示する。
5)から、放電電流Imax を維持した時の、端子電圧V
が放電終止電圧Vend まで低下する時の放電容量Qを推
定し、これを二次電池の総容量Qmax とする。そして、
ステップ113で、式(4)により、総容量Qmax から
電流積算値Qiを引いて残存容量Qrとし、これを表示
器8上に表示する。
【0020】Qr=Qmax −Qi…(4)
【0021】(第2実施形態)上記第1実施形態では、
残存容量推定プログラムの実行開始から現在に至るまで
の平均放電電流Qd/tdを放電電流参考値Imとして
使用したが、本実施形態では、現在に至るまでの最新の
所定数の放電電流の平均値を放電電流参考値Imとして
使用する。本実施形態における残存容量推定プログラム
は、図2(A)のステップ102,103に代えて、図
6(A)のステップ201,202を使用し、また、図
6(B)のステップ107〜109に代えて、図6
(B)のステップ203〜209を使用する。他のステ
ップは第1実施形態と同様である。
残存容量推定プログラムの実行開始から現在に至るまで
の平均放電電流Qd/tdを放電電流参考値Imとして
使用したが、本実施形態では、現在に至るまでの最新の
所定数の放電電流の平均値を放電電流参考値Imとして
使用する。本実施形態における残存容量推定プログラム
は、図2(A)のステップ102,103に代えて、図
6(A)のステップ201,202を使用し、また、図
6(B)のステップ107〜109に代えて、図6
(B)のステップ203〜209を使用する。他のステ
ップは第1実施形態と同様である。
【0022】すなわち、図6(A)の初期処理におい
て、二次電池1を満充電にした後、ステップ201で電
流積算値Qiおよび放電電流サンプル数ndをリセット
し、続くステップ202で放電電流参考値Imを第1実
施形態におけると同様の標準値にセットする。図6
(B)に示す通常ルーチン中のステップ203では、放
電電流サンプル数ndをインクリメントし、続くステッ
プ204で本サイクルでサンプルされた放電電流IをI
0 として記憶する。ステップ205で放電電流サンプル
数ndがMより大きいか否かを確認し、nd>Mであれ
ばステップ206で、最新の(M+1)回の各サイクル
中にサンプルされた放電電流の平均値を式(5)より算
出して、これを放電電流参考値Imとする。ステップ2
07では、最も古い(M+1)サイクル前の放電電流デ
ータIM を捨てて、IM-1 〜I0 の各放電電流データを
順次繰り上げる。
て、二次電池1を満充電にした後、ステップ201で電
流積算値Qiおよび放電電流サンプル数ndをリセット
し、続くステップ202で放電電流参考値Imを第1実
施形態におけると同様の標準値にセットする。図6
(B)に示す通常ルーチン中のステップ203では、放
電電流サンプル数ndをインクリメントし、続くステッ
プ204で本サイクルでサンプルされた放電電流IをI
0 として記憶する。ステップ205で放電電流サンプル
数ndがMより大きいか否かを確認し、nd>Mであれ
ばステップ206で、最新の(M+1)回の各サイクル
中にサンプルされた放電電流の平均値を式(5)より算
出して、これを放電電流参考値Imとする。ステップ2
07では、最も古い(M+1)サイクル前の放電電流デ
ータIM を捨てて、IM-1 〜I0 の各放電電流データを
順次繰り上げる。
【0023】
【数1】
【0024】上記ステップ205で、通常ルーチンが開
始されてから十分時間がたっておらず、nd≦Mである
場合には、最新のnd回の各サイクル中にサンプルされ
た各放電電流の平均値を式(6)より算出して、これを
放電電流参考値Imとする(ステップ208)。そし
て、ステップ209では、Ind-1〜I0 の各放電電流デ
ータを順次繰り上げる。
始されてから十分時間がたっておらず、nd≦Mである
場合には、最新のnd回の各サイクル中にサンプルされ
た各放電電流の平均値を式(6)より算出して、これを
放電電流参考値Imとする(ステップ208)。そし
て、ステップ209では、Ind-1〜I0 の各放電電流デ
ータを順次繰り上げる。
【0025】
【数2】
【0026】このようにして、通常は、最新の(M+
1)個の放電電流の平均値が放電電流参考値Imとして
使用されるから、最新の放電電流履歴に基づいて二次電
池1の残存容量をより正確に推定することができる。
1)個の放電電流の平均値が放電電流参考値Imとして
使用されるから、最新の放電電流履歴に基づいて二次電
池1の残存容量をより正確に推定することができる。
【0027】なお、上記各実施形態では、放電電流参考
値Imとして平均値を使用したが、放電電流履歴を良く
示すものであれば他の指標値を使用することができる。
値Imとして平均値を使用したが、放電電流履歴を良く
示すものであれば他の指標値を使用することができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の二次電池の残存
容量推定方法によれば、二次電池を放電電流の変動が大
きい電気自動車等の動力源として使用した場合にも正確
にその残存容量を推定することができる
容量推定方法によれば、二次電池を放電電流の変動が大
きい電気自動車等の動力源として使用した場合にも正確
にその残存容量を推定することができる
【図1】本発明の方法を実施する装置の全体ブロック構
成図である。
成図である。
【図2】本発明の第1実施形態における、処理装置内の
CPUで実行される残存容量推定プログラムのフローチ
ャートである。
CPUで実行される残存容量推定プログラムのフローチ
ャートである。
【図3】内部抵抗値の変化を示すグラフである。
【図4】起電力の変化を示すグラフである。
【図5】端子電圧の変化を示すグラフである。
【図6】本発明の第2実施形態における、処理装置内の
CPUで実行される残存容量推定プログラムの部分的フ
ローチャートである。
CPUで実行される残存容量推定プログラムの部分的フ
ローチャートである。
【図7】二次電池の等価回路である。
1…二次電池、3…電気負荷、5…電流センサ、6…処
理装置、7…温度センサ。
理装置、7…温度センサ。
Claims (1)
- 【請求項1】 二次電池の放電履歴から放電電流参考値
を求めるステップと、 放電電流参考値をパラメータとして、放電容量の変化に
対する電池内部抵抗値の変化を求めるステップと、 放電容量の変化に対する電池起電力の変化を求めるステ
ップと、 電池起電力の変化値から、最大放電電流と電池内部抵抗
値を乗じた値を引いて、電池容量の変化に対する電池端
子電圧の変化を求めるステップと、 電池端子電圧が所定電圧を切る時の放電容量を総容量と
して、当該総容量に基づいて残存容量を推定するステッ
プとを具備する二次電池の残存容量推定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9209726A JPH1138107A (ja) | 1997-07-19 | 1997-07-19 | 二次電池の残存容量推定方法 |
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JP9209726A JPH1138107A (ja) | 1997-07-19 | 1997-07-19 | 二次電池の残存容量推定方法 |
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JPH1138107A true JPH1138107A (ja) | 1999-02-12 |
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1997
- 1997-07-19 JP JP9209726A patent/JPH1138107A/ja active Pending
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