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JPH11344858A - トナー薄層形成用ブレード、その製造方法及び現像装置 - Google Patents

トナー薄層形成用ブレード、その製造方法及び現像装置

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Publication number
JPH11344858A
JPH11344858A JP15502498A JP15502498A JPH11344858A JP H11344858 A JPH11344858 A JP H11344858A JP 15502498 A JP15502498 A JP 15502498A JP 15502498 A JP15502498 A JP 15502498A JP H11344858 A JPH11344858 A JP H11344858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
forming
elastic member
toner
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15502498A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Miki
隆司 三木
Shinta Tani
新太 谷
Taketate Masuyama
剛干 増山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bando Chemical Industries Ltd filed Critical Bando Chemical Industries Ltd
Priority to JP15502498A priority Critical patent/JPH11344858A/ja
Publication of JPH11344858A publication Critical patent/JPH11344858A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充分な摩擦帯電量を有する均一なトナー薄層
を形成することができ、そのため高い画質を形成するこ
とができ、信頼性に優れた一成分系乾式現像装置のトナ
ー薄層形成用ブレードを提供する。 【解決手段】 現像剤担持体上にトナー薄層を形成する
ためのエッジ部を有する板状弾性部材と、板状弾性部材
がエッジ部の反対側の主面端部に接着剤を介して接着さ
れた支持部材とからなるトナー薄層形成用ブレードであ
って、エッジ部は、半径0.05〜2.0mmの曲面を
なし、この曲面に連なる2つの面のなす角度は、90〜
110°であるトナー薄層形成用ブレード。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナー薄層形成用
ブレード、その製造方法及び現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機、静電記録装置、その他の各
種記録装置等において用いられる現像装置には、一成分
系乾式現像装置と二成分系現像装置とが存在する。一成
分系乾式現像装置は、二成分系現像装置とは異なり、キ
ャリアを使用しないので、キャリアの劣化や、キャリア
とトナーとの混合比を考慮する必要がなく、また、トナ
ー濃度検知センサー、トナー補給制御機構、トナーとキ
ャリアとを攪拌する攪拌機構等が不要となるので、装置
の構成を簡略化することができるという利点を有する。
【0003】この一成分系乾式現像装置で使用されるト
ナーは、体積固有抵抗が1010〜10 13Ωcm以上と比
較的高いものである。このトナーは、事前に所定の極性
に帯電されており、現像時に現像装置が有する摩擦帯電
部材から摩擦帯電電荷が与えられ、更に高く帯電される
ものである。
【0004】この摩擦帯電部材は、トナーを担持するト
ナー担持体と、トナー担持体上のトナーを均一薄層化す
るトナー薄層形成用ブレードと、専らトナーの摩擦帯電
のみに用いられる帯電部材とから構成されている。なか
でも、トナー薄層形成用ブレードを用いてトナーを薄層
化するとともにトナーを摩擦帯電させるものは、最も簡
単な構成であり、一成分系乾式現像装置の低コスト化を
図ることができるものである。
【0005】以下、従来のトナー薄層形成用ブレードに
ついて、図面を参照しながら説明する。図6は、板ばね
66とその先端に装着したゴム材からなる弾性ブレード
65とでトナー薄層形成用ブレード67を形成したもの
であり、この弾性ブレード65は、現像ローラー2との
接触面65aに所定の曲率半径を有しており、板ばね6
6の弾力により現像ローラー2に一定圧力で圧接するも
のである。なお、図6に示しているように、トナー3
は、トナー供給ローラー4より供給され、トナー薄層形
成用ブレード67により薄層化された後、感光ドラム1
が現像ローラー2に近接又は接触した状態で回転してい
る領域まで運ばれ、その一部は、感光ドラム1の静電潜
像部に付着し、静電潜像部を可視像化する。
【0006】図7は、例えば、剛性の高い部材等からな
る現像バット78にゴム材からなる弾性ブレード75を
接着したものであり、この弾性ブレード75は、その弾
力により所定圧力で現像ローラー2に圧接するものであ
る。
【0007】図8は、比較的高硬度の樹脂又は金属から
なるブレード85をブレードガイド86にコイルスプリ
ング87を介して弾支したものであり、ブレード85
は、現像ローラー2に一定圧力で圧接するものである。
【0008】図9は、金属性の板ばね96を現像バット
98に装着したものであり、この板ばね96は、その弾
力により一定圧力で現像ローラー2に圧接するものであ
る。図10は、板ばね106とその先端部に装着したゴ
ム材からなる弾性ブレード105とでトナー薄層形成用
ブレード107を形成し、この弾性ブレード105の先
端の少なくとも一方のエッジ部にRを設けたものであ
り、このエッジ部は、板ばね106の弾力により現像ロ
ーラー2に一定圧力で圧接するものである。
【0009】このような従来のトナー薄層形成用ブレー
ドでは、以下に示すような問題があった。図6に示した
ものでは、弾性ブレード65が大きなRを有しているの
で、現像ローラー2に接触面65aが均一に圧接される
ことが難しく、トナー3により形成されるトナー薄層の
層厚及びトナー摩擦帯電電荷量の不均一から、印字巾方
向で地汚れや線巾ムラ、画像濃度ムラを生じる等の問題
があった。
【0010】図7に示したものでは、弾性ブレード75
を現像ローラー2に長期間圧接することによりクリープ
現象が生じて圧接力が次第に低下し、トナーを摩擦帯電
させる能力が低下して画像が次第に劣化する等の問題が
あった。
【0011】図8に示したものでは、ブレード85の圧
接面及びエッジ部の精度を高くしなければならないの
で、高コスト化を招き、精度が不充分な場合には、現像
ローラー2の軸方向にトナーの層厚のムラとトナーの摩
擦帯電量のムラが生じ、画像濃度ムラや部分的な地汚れ
が生じる問題があった。また、ブレード85の圧接面に
現像ローラー2の回転方向の力が加わるので、ブレード
85がブレードガイド86内で傾き、現像ローラー2の
回転によるフレ等に同期してブレード85がスムーズに
滑らないという不具合が生じ、現像ローラー2の回転周
期に同期したトナーの層厚のムラ及び摩擦帯電ムラが生
じて画像濃度ムラや地肌汚れが生じる等の問題もあっ
た。
【0012】図9に示したものでは、板ばね96と現像
ローラー2との平行度には限界があり、トナーの層厚を
均一にすることは極めて困難であり、現像ローラー2の
回転方向に筋状の画像濃度ムラや地汚れが生じる等の問
題があった。また、トナーの固着が発生し易く、画像に
筋が発生する等の問題もあった。
【0013】図10に示したものは、板ばね106と板
ばね106に装着したゴム材からなる弾性ブレード10
5の弾力によりトナー薄層形成用ブレード107と現像
ローラー2との接触が均一化されるので、トナーの層厚
を比較的均一化することができる。しかし、図10に示
す接触位置では、トナー薄層形成用ブレード107と現
像ローラー2との接触幅Aが狭くなりすぎ、図11に示
す位置では、接触幅Bが広くなりすぎるので、たとえト
ナーの層厚が均一であっても、トナー薄層形成用ブレー
ド107のR部の現像ローラー2との接触幅が現像の軸
方向でばらつき、トナーの摩擦帯電電荷量が印字幅方向
で不均一となり、印字幅方向で地汚れや線幅のムラ、画
像濃度のムラを生じる等の問題があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、充分な摩擦帯電量を有する均一なトナー薄層を形成
することができ、そのため高い画質を形成することがで
き、信頼性に優れた一成分系乾式現像装置のトナー薄層
形成用ブレード、該トナー薄層形成用ブレードを効率よ
く、かつ、安価に製造することができるトナー薄層形成
用ブレードの製造方法、及び、該トナー薄層形成用ブレ
ードを用いた現像装置を提供することを目的とするもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のトナー薄層形成
用ブレードは、現像剤担持体上にトナー薄層を形成する
ためのエッジ部を有する板状弾性部材と、上記板状弾性
部材が上記エッジ部の反対側の主面端部に接着剤を介し
て接着された支持部材とからなるトナー薄層形成用ブレ
ードであって、上記エッジ部は、半径0.05〜2.0
mmの曲面をなし、上記曲面に連なる2つの面のなす角
度は、90〜110°であることを特徴とする。また、
本発明のトナー薄層形成用ブレードの製造方法は、その
外周の全周にわたって溝部が形成されたドラムであっ
て、上記溝部の断面が、板状弾性部材のエッジ部に垂直
な断面の一部と同様の形状に形成されたドラムと、上記
ドラムの外周の一部に沿い、上記溝部を覆って走行する
ベルト体とを備えた回転連続成形用型を回転させつつ、
上記溝部に上記板状弾性部材形成用の液状組成物を注入
し、成形を行い、連続帯状体を作製した後、上記連続帯
状体を所定の長さに切断することにより板状弾性部材を
作製することを特徴とする。以下に本発明を詳述する。
【0016】本発明のトナー薄層形成用ブレードは、現
像剤担持体上にトナー薄層を形成するためのエッジ部を
有する板状弾性部材と、上記板状弾性部材が上記エッジ
部の反対側の主面端部に接着剤を介して接着された支持
部材とからなり、上記エッジ部は、半径0.05〜2.
0mmの曲面をなし、上記曲面に連なる2つの面のなす
角度は、90〜110°である。図1(a)は、本発明
のトナー薄層形成用ブレードを用いて現像を行っている
様子を模式的に示した断面図であり、(b)は、上記ト
ナー薄層形成用ブレードを構成する板状弾性部材の一部
を模式的に示した部分拡大断面図である。また、図2
は、現像の際の、板状弾性部材12と現像ローラ3の近
接状態を示した断面図である。
【0017】図1に示したように、トナー薄層形成用ブ
レード10は、現像剤担持体である現像ローラー2上に
トナー3により薄層を形成するためのエッジ部12aを
有する板状弾性部材12と、板状弾性部材12がエッジ
部12aの反対側の上側主面端部12dに接着剤を介し
て接着された支持部材11とからなる。
【0018】また、図1及び図2に示したように、現像
ローラー2の右側に隣接するトナー供給ローラー(図6
参照)により運ばれたトナー3は、現像ローラー2と上
記トナー供給ローラーとの帯電摩擦により帯電されて現
像ローラー2の表面に付着し、現像ローラー2の表面近
傍に存在するトナー薄層形成用ブレード10のエッジ部
12aの近傍に運ばれる。
【0019】次に、トナー薄層形成用ブレード10のエ
ッジ部12aの近傍に運ばれたトナー3は、エッジ部1
2aにより圧接され、更に高く摩擦帯電されるととも
に、均一な薄層にされる。薄層となったトナー3は、そ
の後、感光ドラムが現像ローラー2に近接又は接触した
状態で回転している領域まで運ばれ、その一部は、感光
ドラムの静電潜像部に付着し、上記静電潜像部を可視像
化する(図6参照)。
【0020】上記したように、トナー薄層形成用ブレー
ド10のエッジ部12aは、トナー3を圧接するととも
に、均一な薄層を形成する上で重要な役割を果してお
り、その形状が問題となるが、本発明においては、トナ
ー薄層形成用ブレード10のエッジ部12aは、半径R
が0.05〜2.0mmの曲面をなし、上記曲面に連な
る2つの面のなす角度θは90〜110°であるので、
現像装置に用いた場合、充分な摩擦帯電量を有する均一
なトナー薄層を形成することができ、そのため高い画質
を形成することができる。
【0021】上記曲面の半径が0.05未満であると、
トナーを掻き取ってしまう傾向が生じ、均一な薄層の形
成が難しくなり、上記曲面の半径が2.0mmを超える
と、トナー3の厚さが厚くなりすぎ、過剰現像剤により
均一な薄層の形成が難しくなる。
【0022】また、上記曲面に連なる2つの面のなす角
度θが90°未満であると、トナー3がエッジ部12a
に乗り上げ上げてきて、上側主面12bに堆積しやすく
なり、上記角度θが110°を超えると、エッジ部12
aと現像ローラー2に対向する下側主面12cとの間に
トナー3が詰まりやすくなり、トナー3の凝集により均
一な薄層の形成が難しくなる。
【0023】板状弾性部材12の硬度は、ウオーレス硬
度で30〜80°が好ましい。ウオーレス硬度が30°
未満であると、板状弾性部材の腰が弱くなり、現像ロー
ラー2の回転方向に曲がりやすくなり、均一な薄層の形
成が難しくなり、ウオーレス硬度が80°を超えると、
現像ローラー2に対する圧接力が強くなりすぎ、現像ロ
ーラー2との間の摩擦熱により、トナー3が融着凝集を
起こしやすくなり、薄層の形成が難しくなる。さらに、
現像ローラー2の表面を傷めやすくなる。
【0024】上記板状弾性部材の材料としては特に限定
されず、例えば、ポリウレタン、シリコンゴム、エチレ
ン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)等を挙げ
ることができる。これらのうちでは、ポリウレタンが、
相手部材汚染が少なく、永久歪みが小さく、耐磨耗性に
優れているので好ましい。また、このポリウレタンとし
ては、高分子ポリオールとジイソシアネートとの反応に
より得られるものが好ましい。
【0025】上記高分子ポリオールとしては、例えば、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
ポリオキシテトラメチレングリコール等のポリオキシア
ルキレングリコール類;ビスフェノールA、グリセリン
のエチレンオキシド付加物のポリエーテル型ポリオー
ル;アジピン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、マレイ
ン酸、フマール酸等の2塩基酸とエチレングリコール、
プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン等のグ
リコール類との重合反応により得られるポリエステル型
ポリオール;ポリカプロラクトンジオール、ポリカーボ
ネートジオール等を挙げることができる。上記高分子ポ
リオールの数平均分子量は、500〜5000が好まし
く、1000〜3000がより好ましい。上記高分子ポ
リオールは、単独で用いてもよく、2種以上を併用して
もよい。
【0026】ジイソシアネート化合物としては、例え
ば、トリレンジイソシアネート、4,4−ジフェニルメ
タンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、1,4−シクロヘキ
サンジイソシアネート等を挙げることができる。上記ジ
イソシアネート化合物は、単独で用いてもよく、2種以
上を併用してもよい。
【0027】鎖延長剤としては、例えば、エチレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル等の低分子ジオール;エチレンジアミン、ヘキサメチ
レンジアミン、イソホロンジアミン等のジアミン等を挙
げることができる。これらのなかでは、低分子ジオール
が好ましい。さらに、必要に応じて、多官能成分とし
て、トリメチロールプロパン、トリエタノールアミン、
グリセリン及びこれらのエチレンオキシド、プロピレン
オキシド付加物等を添加してもよい。これらの材料を用
いたトナー薄層形成用ブレードの製造方法については、
後述する。
【0028】本発明で用いられる支持部材としては特に
限定されず、例えば、剛体の金属、弾性を有する金属;
プラスチック、セラミック等から製造されたもの等を挙
げることができる。これら支持部材のなかでは、剛体の
金属が好ましく用いられる。上記板状弾性部材と上記支
持部材との接着方法としては、例えば、ポリアミド系、
ポリウレタン系ホットメルト接着剤や、エポキシ系、フ
ェノール系接着剤による方法を挙げることができるが、
これらのなかでは、ホットメルト接着剤を用いた接着方
法が好ましい。
【0029】本発明のトナー薄層形成用ブレードは、板
状弾性部材のエッジ部が、半径0.05〜2.0mmの
曲面をなし、上記曲面に連なる2つの面のなす角度が、
90〜110°であるので、一成分系乾式現像装置に用
いた場合、高い画質を形成することができ、信頼性に優
れる。
【0030】本発明のトナー薄層形成用ブレードの製造
方法は、その外周の全周にわたって溝部が形成されたド
ラムであって、上記溝部の断面が、板状弾性部材のエッ
ジ部に垂直な断面の一部と同様の形状に形成されたドラ
ムと、上記ドラムの外周の一部に沿い、上記溝部を覆っ
て走行するベルト体とを備えた回転連続成形用型を回転
させつつ、上記溝部に上記板状弾性部材形成用の液状組
成物を注入し、成形を行い、連続帯状体を作製した後、
上記連続帯状体を所定の長さに切断することにより板状
弾性部材を作製することを特徴とする。
【0031】図3は、本発明のトナー薄層形成用ブレー
ドの製造方法において用いられる板状弾性部材の製造装
置を模式的に示した斜視図である。図3に示したよう
に、この板状弾性部材の製造装置20は、ミキシングヘ
ッド21を含む液状組成物注入装置(図示せず)、ドラ
ム41、エンドレスベルト(ベルト体)22等を含んで
構成される回転連続成形用型40、冷却用ベルトコンベ
ア30、切断装置38等を備えている。
【0032】図示はしていないが、上記液状組成物注入
装置は、ポリウレタン製造用の原料であるプレポリマー
と架橋剤とをそれぞれ貯蔵した2台のタンクを備えてお
り、各タンクの出口から計量ポンプを介して配設された
配管がミキシングヘッド21に接続されている。ミキシ
ングヘッド21では、その内部で、各タンクから流入し
た原料を混合し、混合状態の液状組成物を成形用溝(溝
部)42に吐出することができるようになっている。
【0033】ドラム41は、その外周の全周にわたって
成形用溝42が形成されており、図4に示した成形用溝
42の断面は、板状弾性部材12のエッジ部12aに垂
直な断面の上側主面12bを除いた部分と同様の形状に
形成されている(図1(b)参照)。また、成形用溝4
2は、極めて精密に形成されており、しかも、その表面
は、極めて平滑に形成されている。さらに、成形用溝4
2の両側には、オーバーフロー用の溝43、44が設け
られている。
【0034】ドラム41の内部には、加熱設備が配置さ
れており、吐出された液状組成物の重合反応を促進させ
るために、その外周面が所定の温度に加熱される。ドラ
ム41の外周部分の左上半分にも、ヒータ23が設置さ
れており、外側からも加熱ができるようになっている。
ドラム41の中心部は、回転軸45により軸支されてお
り、所定のゆっくりとした回転速度で反時計方向に回転
する。
【0035】また、ドラム41の外周の下半分に密接す
るように、成形用溝42を覆ってドラム41と同一の速
度で走行するエンドレスベルト22が設けられており、
このエンドレスベルト22は、駆動ロール24と従動ロ
ール25、26とに掛けわたされている。また、エンド
レスベルト22も、成形体を加熱するために複数本のヒ
ータ23を備えている。ドラム41の右上に配設されて
いるのは、成形体がドラム42に接着するのを防止する
ための離型剤散布装置である。
【0036】駆動ロール24に隣接して、成形後の連続
帯状体120を冷却するための冷却用ベルトコンベア3
0が設置されており、ベルト31がロール32、33、
34、35、36、37に掛けわたされている。ロール
36、37は、冷却装置(図示せず)の内部に配設され
ており、ベルト31は、この冷却装置を通過することに
より冷却される。
【0037】ロール33の近傍には、支持台39が設け
られ、支持台39上には切断装置38が設置されてお
り、冷却用ベルトコンベア30により運搬されてきた連
続帯状体120は、この切断装置38のカッター38a
により所定の長さに切断されるようになっている。
【0038】次に、この板状弾性部材の製造装置を用い
た板状弾性部材12の製造方法について説明する。ま
ず、プレポリマーと架橋剤とが貯蔵されているタンクか
ら配管を介してミキシングヘッド21に2つの液を送液
し、ミキシングヘッドによる混合を行い、成形用の液状
組成物27を調製した後、この液状組成物27を、ミキ
シングヘッド21よりドラム41に形成された成形用溝
42に吐出する。吐出量は、ドラム41の回転速度及び
成形用溝42の容量により、調節する。
【0039】液状組成物27は、ミキシングヘッド21
の真下のa点の付近に吐出された後、ドラム41の回転
に伴ってb点の方向に移動し、a点からb点までの間で
加熱されて反応が進行し、続いて、b点からc点の間で
はエンドレスベルト22により加熱、加圧されてポリウ
レタン重合反応がほぼ終了し、板状弾性部材12と同様
の断面形状を有する連続帯状体120が作製される。こ
の連続帯状体120は、その後冷却用ベルトコンベア3
0により冷却されながら運搬され、カッター38aによ
り所定の長さに切断され、その表面が極めて平滑で、し
かも、精密な形状のエッジ部12aを有する板状弾性部
材12が作製される。
【0040】得られた板状弾性部材12は、その後、図
1に示すように、上側主面端部12dにおいて、支持部
材11と接着剤を介して、接着され、トナー薄層形成用
ブレード10の製造が完了する。
【0041】上記トナー薄層形成用ブレードの製造方法
によれば、板状弾性部材の製造装置を使用して連続的
に、板状弾性部材を効率よく製造するので、効率的、か
つ、安価に正確な形状のトナー薄層形成用ブレードを製
造することができる。
【0042】また、このトナー薄層形成用ブレードを、
現像剤担持体(現像ローラー)、トナー供給ローラー、
感光ドラム等を備えた現像装置に装着すると、充分な摩
擦帯電量を有する均一なトナー薄層を形成することがで
き、そのため高い画質を形成することができる。上記現
像装置も、また、本発明の一つである。
【0043】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0044】実施例1 高分子ポリオールとして、ポリカプロラクトンエステル
ジオール(平均分子量:2000)を70℃で3時間、
減圧下(5mmHg)にて加熱、攪拌し、脱水した後、
これを反応器に仕込み、続いて、ジイソシアネートとし
て、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネートを添加
し、窒素ガス雰囲気下に、70℃で1〜4時間攪拌し
て、液状ウレタンプレポリマーを得た。上記高分子ポリ
オール及びジイソシアネートの添加量、残留イソシアネ
ート基の含有量、並びに、当量比(イソシアネート基/
水酸基)を下記の表1に示す。
【0045】また、1,4−ブタンジオール、トリメチ
ロールプロパン、及び、反応促進剤として、1,2−ジ
メチルイミダゾールを70℃で3時間、減圧下(5mm
Hg)にて加熱、攪拌した後脱水し、水酸基当量45の
架橋剤を得た。1,4−ブタンジオール、トリメチロー
ルプロパン、及び、1,2−ジメチルイミダゾールの添
加量を下記の表1に示す。
【0046】以上のようにして得られたプレポリマーと
架橋剤とを、それぞれ原料タンクに投入し、表1に示す
温度になるように温度調整を行った後、ミキシングヘッ
ドで混合して液状組成物を調製し、図3に示した板状弾
性部材の製造装置の成形用溝42に、ミキシングヘッド
21より上記液状組成物の吐出を行った後、図3の板状
弾性部材の製造装置の説明において説明した方法によ
り、板状弾性部材12の製造を行った。製造条件を下記
の表1に示す。
【0047】実施例2 高分子ポリオールとして、ポリカプロラクトンエステル
ジオールの代わりに、ポリエチレンアジペートジオール
(平均分子量:2000)を使用し、製造する板状弾性
部材の形状を変えた以外は、実施例1と同様にして、板
状弾性部材12を製造した。各原料の添加量等及び板状
弾性部材の製造装置を使用した際の製造条件を下記の表
1に示す。
【0048】実施例3 プレポリマーの調製の際に、高分子ポリオールの使用量
を少なくし、架橋剤の調製の際に、上記高分子ポリオー
ルを使用し、製造する板状弾性部材の形状を変えた以外
は、実施例1と同様にして、板状弾性部材12を製造し
た。各原料の添加量等及び板状弾性部材の製造装置の使
用した際の製造条件を下記の表1に示す。
【0049】実施例4 プレポリマーの調製の際に、高分子ポリオールの使用量
を少なくし、架橋剤の調製の際に、上記高分子ポリオー
ルを使用し、製造する板状弾性部材の形状を変えた以外
は、実施例2と同様にして、板状弾性部材12を製造し
た。各原料の添加量等及び板状弾性部材の製造装置の使
用した際の製造条件を下記の表1に示す。
【0050】比較例1 高分子ポリオールとして、ポリカプロラクトンエステル
ジオールの代わりに、ポリエチレンアジペートジオール
(平均分子量:2000)を使用し、製造する板状弾性
部材の形状を変えた以外は、実施例1と同様にして、板
状弾性部材12を製造した。各原料の添加量等及び板状
弾性部材の製造装置を使用した際の製造条件を下記の表
2に示す。
【0051】比較例2 プレポリマーの調製の際に、高分子ポリオールの使用量
を少なくし、架橋剤の調製の際に、上記高分子ポリオー
ルを使用し、製造する板状弾性部材の形状を変えた以外
は、実施例1と同様にして、板状弾性部材12を製造し
た。各原料の添加量等及び板状弾性部材の製造装置の使
用した際の製造条件を下記の表2に示す。
【0052】比較例3、4 製造する板状弾性部材の形状を変えた以外は、実施例1
と同様にして、板状弾性部材12を製造した。各原料の
添加量等及び板状弾性部材の製造装置の使用した際の製
造条件を下記の表2に示す。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】評価方法 (1)板状弾性部材の寸法等 上記実施例及び比較例により得られた板状弾性部材の寸
法等を測定した。その結果を下記の表3及び表4に示
す。
【0056】(2)板状弾性部材の物理的性質 上記実施例により得られた板状弾性部材につき、JIS
K 7312(1996)の熱硬化性ポリウレタンエ
ラストマー成形物の物理試験方法に準じて表3及び表4
に示す各物理的性質を測定した。その結果を下記の表3
及び表4に示す。
【0057】
【表3】
【0058】
【表4】
【0059】(3)トナー薄層形成用ブレードの性能試
験 上記実施例により得られた板状弾性部材を接着剤により
支持部材に接着し、図5に示す形状のトナー薄層形成用
ブレード50を作製した。上記接着は、ホットメルト接
着剤を支持部材51側に塗布し、板状弾性部材52の接
着部を重ね合わせた後、高周波により融着させる方法に
より行った。その後、トナー薄層形成用ブレード50を
市販の現像装置に装着し、現像ローラー表面におけるト
ナー薄層の形成状態、及び、複写性能を調べた。
【0060】上記(3)トナー薄層形成用ブレードの性
能試験を行った結果、実施例1〜4において作製された
トナー薄層形成用ブレード50を用いた場合には、いず
れの場合にも現像ローラー表面に充分帯電量を有する均
一なトナー薄層を形成することができ、高い画質を形成
することができ、10,000枚プリントを行った後
も、画像の変化は殆ど認められなかった。また、上記条
件によるプリント後も、板状弾性部材52のエッジ部5
2aは、殆ど摩耗、欠損が認められなかった。
【0061】このように、本発明のトナー薄層形成用ブ
レードは、トナー薄層形成用ブレードとして必要な物理
的特性及び機械的特性を充分に備えており、実際に複写
機に装着して複写を行った場合にも、充分に要求特性を
満足するものであった。
【0062】一方、比較例1では、初期からトナーかき
取りによりトナー薄層が不均一となり、画像ムラが発生
した。比較例2では、初期からトナー層の厚さが厚くな
り、そのため画像が高濃度となり、地かぶりが多発し
た。比較例3では、トナーブレード上側側面から上部に
トナーが堆積し、現像器内のトナー攪拌率が低下し、現
像器(カートリッジ)の寿命が短くなった。比較例4で
は、3000枚からトナー凝集塊によりトナー薄層が不
均一になり画像ムラが発生した。
【0063】
【発明の効果】本発明のトナー薄層形成用ブレードによ
れば、充分な摩擦帯電量を有する均一なトナー薄層を形
成することができ、そのため高い画質を形成することが
でき、信頼性に優れる一成分系乾式現像装置のトナー薄
層形成用ブレードを提供することができる。また、本発
明のトナー薄層形成用ブレードの製造方法によれば、効
率よく、かつ、安価に、上記トナー薄層形成用ブレード
を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明のトナー薄層形成用ブレード
による現像の様子を示した断面図であり、(b)は、上
記トナー薄層形成用ブレードを構成する板状弾性部材の
一部を示した部分拡大断面図である。
【図2】現像の際の本発明のトナー薄層形成用ブレード
と現像ローラーとの近接状態を模式的に示した断面図で
ある。
【図3】本発明のトナー薄層形成用ブレードを構成する
板状弾性部材の製造装置を模式的に示した斜視図であ
る。
【図4】図3に示した板状弾性部材の製造装置を構成す
るドラムに形成された成形用溝を模式的に示した断面図
である。
【図5】(a)は、実施例で製造したトナー薄層形成用
ブレードをを模式的に示した斜視図であり、(b)は、
その断面図である。
【図6】従来のトナー薄層形成用ブレードを模式的に示
した断面図である。
【図7】従来のトナー薄層形成用ブレードを模式的に示
した断面図である。
【図8】従来のトナー薄層形成用ブレードを模式的に示
した断面図である。
【図9】従来のトナー薄層形成用ブレードを模式的に示
した断面図である。
【図10】従来のトナー薄層形成用ブレードを模式的に
示した断面図である。
【図11】従来のトナー薄層形成用ブレードを模式的に
示した断面図である。
【符号の説明】
2 現像ローラー 3 トナー 10、50 トナー薄層形成用ブレード 11、51 支持部材 12、52 板状弾性部材 12a、52a エッジ部 12b 上側主面 12c 下側主面 12d 上側主面端部 20 板状弾性部材の製造装置 22 エンドレスベルト 27 液状組成物 40 回転連続成形用型 42 成形用溝 120 連続帯状体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤担持体上にトナー薄層を形成する
    ためのエッジ部を有する板状弾性部材と、前記板状弾性
    部材が前記エッジ部の反対側の主面端部に接着剤を介し
    て接着された支持部材とからなるトナー薄層形成用ブレ
    ードであって、前記エッジ部は、半径0.05〜2.0
    mmの曲面をなし、前記曲面に連なる2つの面のなす角
    度は、90〜110°であることを特徴とするトナー薄
    層形成用ブレード。
  2. 【請求項2】 板状弾性部材は、その硬度がウオーレス
    硬度で30〜80°である請求項1記載のトナー薄層形
    成用ブレード。
  3. 【請求項3】 板状弾性部材は、ポリウレタンから形成
    されている請求項1又は2記載のトナー薄層形成用ブレ
    ード。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のトナー薄層形
    成用ブレードを製造する方法であって、その外周の全周
    にわたって溝部が形成されたドラムであって、前記溝部
    の断面が、板状弾性部材のエッジ部に垂直な断面の一部
    と同様の形状に形成されたドラムと、前記ドラムの外周
    の一部に沿い、前記溝部を覆って走行するベルト体とを
    備えた回転連続成形用型を回転させつつ、前記溝部に前
    記板状弾性部材形成用の液状組成物を注入し、成形を行
    い、連続帯状体を作製した後、前記連続帯状体を所定の
    長さに切断することにより板状弾性部材を作製すること
    を特徴とするトナー薄層形成用ブレードの製造方法。
  5. 【請求項5】 現像剤担持体と、前記現像剤担持体上に
    一成分系トナー薄層を形成するためのトナー薄層形成用
    ブレードとを備えた現像装置であって、前記トナー薄層
    形成用ブレードとして、請求項1、2又は3記載のトナ
    ー薄層形成用ブレードが用いられていることを特徴とす
    る現像装置。
JP15502498A 1998-06-03 1998-06-03 トナー薄層形成用ブレード、その製造方法及び現像装置 Pending JPH11344858A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7209681B2 (en) 2002-10-31 2007-04-24 Ricoh Printing Systems, Ltd. Electrophotographic apparatus for forming a color image utilizing LED array exposure devices
US7227562B2 (en) 2002-10-31 2007-06-05 Ricoh Printing Systems, Ltd. Electrophotograhic apparatus
US8265529B2 (en) 2009-01-26 2012-09-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Configuration of a developing device blade and image forming apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7227562B2 (en) 2002-10-31 2007-06-05 Ricoh Printing Systems, Ltd. Electrophotograhic apparatus
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