JPH11344848A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JPH11344848A JPH11344848A JP10154517A JP15451798A JPH11344848A JP H11344848 A JPH11344848 A JP H11344848A JP 10154517 A JP10154517 A JP 10154517A JP 15451798 A JP15451798 A JP 15451798A JP H11344848 A JPH11344848 A JP H11344848A
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Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 両面にトナー像を担持した転写材を画像の転
写域より定着部まで引張り力や屈曲力を受けることなく
搬送することによって転写ズレや変形の発生を防止す
る。 【解決手段】 記録紙Pのトナー像受像体14aよりの
分離位置Mから定着装置17のニップ部Nに至る距離D
を使用する記録紙Pの最大幅以上とした上で、搬送部1
60の下方にベルト駆動装置170を設置してフォトセ
ンサS1による記録紙Pの後端検知迄は偏心カム185
の当接により搬送ベルト174が拍車162より離間し
た位置に置かれて拍車162が記録紙Pの移動に従動回
転する状態とし、後端検知後には偏心カム185の退避
により搬送ベルト174が拍車162に圧接されて拍車
162が駆動回転されて定着速度に対応した搬送速度を
もって記録紙Pを定着装置17に給紙するよう構成す
る。
写域より定着部まで引張り力や屈曲力を受けることなく
搬送することによって転写ズレや変形の発生を防止す
る。 【解決手段】 記録紙Pのトナー像受像体14aよりの
分離位置Mから定着装置17のニップ部Nに至る距離D
を使用する記録紙Pの最大幅以上とした上で、搬送部1
60の下方にベルト駆動装置170を設置してフォトセ
ンサS1による記録紙Pの後端検知迄は偏心カム185
の当接により搬送ベルト174が拍車162より離間し
た位置に置かれて拍車162が記録紙Pの移動に従動回
転する状態とし、後端検知後には偏心カム185の退避
により搬送ベルト174が拍車162に圧接されて拍車
162が駆動回転されて定着速度に対応した搬送速度を
もって記録紙Pを定着装置17に給紙するよう構成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体の周辺に
帯電手段、像露光手段と現像手段を配置して像担持体に
形成されたトナー像を転写材上に転写、定着する複写
機、プリンタ、FAX等の電子写真方式の画像形成装置
に関する。
帯電手段、像露光手段と現像手段を配置して像担持体に
形成されたトナー像を転写材上に転写、定着する複写
機、プリンタ、FAX等の電子写真方式の画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、両面コピーにおいては、像担持体
上に形成された一方の面の画像を転写材上に転写、定着
し、これを一旦両面反転給紙装置に収納し、再び像担持
体上に形成された画像とタイミングを合わせて両面反転
給紙装置より転写材を給送し、転写材上に他方の面の画
像を転写、定着する方法がとられている。
上に形成された一方の面の画像を転写材上に転写、定着
し、これを一旦両面反転給紙装置に収納し、再び像担持
体上に形成された画像とタイミングを合わせて両面反転
給紙装置より転写材を給送し、転写材上に他方の面の画
像を転写、定着する方法がとられている。
【0003】この両面コピー装置は、上記の如く、両面
反転給紙装置への給送や定着装置を2度通す等の転写材
の搬送が行われるので、転写材搬送の信頼性が低く、ジ
ャム等を引き起こす原因となっていた。これに対し、特
公昭49−37538号公報、特公昭54−28740
号公報や特開平1−44457号公報や特開平4−21
4576号公報等により転写材の両面にトナー像を形成
後、1回で定着を行うものが提案され、特に、特開平1
−44457号公報や特開平4−214576号公報等
には像担持体、帯電手段、像露光手段、現像手段等より
なる像形成手段を複数組トナー像受像体上に並列に配置
し、カラー画像の両面コピーを形成する方法が提案され
ている。
反転給紙装置への給送や定着装置を2度通す等の転写材
の搬送が行われるので、転写材搬送の信頼性が低く、ジ
ャム等を引き起こす原因となっていた。これに対し、特
公昭49−37538号公報、特公昭54−28740
号公報や特開平1−44457号公報や特開平4−21
4576号公報等により転写材の両面にトナー像を形成
後、1回で定着を行うものが提案され、特に、特開平1
−44457号公報や特開平4−214576号公報等
には像担持体、帯電手段、像露光手段、現像手段等より
なる像形成手段を複数組トナー像受像体上に並列に配置
し、カラー画像の両面コピーを形成する方法が提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これに対し、本願発明
者らは、像担持体(第1の像担持手段)に形成したトナ
ー像を一旦中間転写体であるベルト状のトナー像受像体
(第2の像担持手段)に一括して転写し、再度像担持体
にトナー像を形成し、トナー像受像体上のトナー像と、
再度像担持体上に形成したトナー像とを記録紙(転写
材)の両面に転写する両面画像形成方法を検討している
が、表裏両面にトナー像を転写した転写材を定着装置に
搬送するに当たって搬送部材との接触により特に裏面側
のトナー像に乱れが生じ易いと言う問題がある。
者らは、像担持体(第1の像担持手段)に形成したトナ
ー像を一旦中間転写体であるベルト状のトナー像受像体
(第2の像担持手段)に一括して転写し、再度像担持体
にトナー像を形成し、トナー像受像体上のトナー像と、
再度像担持体上に形成したトナー像とを記録紙(転写
材)の両面に転写する両面画像形成方法を検討している
が、表裏両面にトナー像を転写した転写材を定着装置に
搬送するに当たって搬送部材との接触により特に裏面側
のトナー像に乱れが生じ易いと言う問題がある。
【0005】またトナー像受像体と定着ローラとの速度
差がある場合には転写ズレが起こったり、また両面のト
ナー像の定着に当たっては定着に大きな熱容量を必要と
することから定着温度を高く設定するときは消費電力が
増大し、ウォーミングアップに時間を要する等の問題が
ある。
差がある場合には転写ズレが起こったり、また両面のト
ナー像の定着に当たっては定着に大きな熱容量を必要と
することから定着温度を高く設定するときは消費電力が
増大し、ウォーミングアップに時間を要する等の問題が
ある。
【0006】本発明はこの点を解決して改良した結果、
転写材の中間転写手段と定着手段との間での搬送速度差
に起因するトラブルが解決されて良好な画質が保たれ、
さらに消費電力が少なく経済的でありかつ画像の光沢仕
上げを可能とする実用性に優れた画像形成装置の提供を
目的としたものである。
転写材の中間転写手段と定着手段との間での搬送速度差
に起因するトラブルが解決されて良好な画質が保たれ、
さらに消費電力が少なく経済的でありかつ画像の光沢仕
上げを可能とする実用性に優れた画像形成装置の提供を
目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像担持体上
に形成したトナー像を転写材の一方の面に転写し、さら
に中間転写手段を介して転写材の他方の面に転写して同
時に定着を行う画像形成装置において、前記中間転写手
段より定着手段に至る距離を転写材の最大幅以上とする
と共に、転写材の前記中間転写手段による第1の搬送速
度を前記定着手段による第2の搬送速度に変更する搬送
速度切替手段を有することを特徴とする画像形成装置、
によって達成される。
に形成したトナー像を転写材の一方の面に転写し、さら
に中間転写手段を介して転写材の他方の面に転写して同
時に定着を行う画像形成装置において、前記中間転写手
段より定着手段に至る距離を転写材の最大幅以上とする
と共に、転写材の前記中間転写手段による第1の搬送速
度を前記定着手段による第2の搬送速度に変更する搬送
速度切替手段を有することを特徴とする画像形成装置、
によって達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を説明す
る。本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限
定するものではなく、以下における断定的な説明はベス
トモードを示すものであって、本発明の用語の意義や技
術的範囲を限定するものではない。なお以下の実施形態
の説明において、転写域において第1の像担持手段に対
向する側の転写材の面を表面、転写材の他方の側の面即
ち第2の像担持手段に対向する側の転写材の面を裏面と
いい、転写材の表面に転写される画像を表面画像、転写
材の他方の側の面に転写される画像を裏面画像という。
る。本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限
定するものではなく、以下における断定的な説明はベス
トモードを示すものであって、本発明の用語の意義や技
術的範囲を限定するものではない。なお以下の実施形態
の説明において、転写域において第1の像担持手段に対
向する側の転写材の面を表面、転写材の他方の側の面即
ち第2の像担持手段に対向する側の転写材の面を裏面と
いい、転写材の表面に転写される画像を表面画像、転写
材の他方の側の面に転写される画像を裏面画像という。
【0009】本発明にかかわる画像形成装置の一実施形
態の画像形成プロセス、各機構について、図1ないし図
3を用いて説明する。図1は、本発明にかかわる両面画
像形成装置の一実施形態を示すカラー画像形成装置の断
面構成図であり、図2は、図1の第1の像担持手段の側
断面図であり、図3は、本発明にかかわる画像形成装置
の両面のトナー像形成状態を示す図であり、図3(A)
は、第1の像担持手段に形成したトナー像を第2の像担
持手段上に転写し裏面画像を形成する図であり、図3
(B)は、第2の像担持手段上の裏面画像と同期して第
1の像担持手段に表面画像を形成する図であり、図3
(C)は、転写材上への両面画像形成を示す図である。
態の画像形成プロセス、各機構について、図1ないし図
3を用いて説明する。図1は、本発明にかかわる両面画
像形成装置の一実施形態を示すカラー画像形成装置の断
面構成図であり、図2は、図1の第1の像担持手段の側
断面図であり、図3は、本発明にかかわる画像形成装置
の両面のトナー像形成状態を示す図であり、図3(A)
は、第1の像担持手段に形成したトナー像を第2の像担
持手段上に転写し裏面画像を形成する図であり、図3
(B)は、第2の像担持手段上の裏面画像と同期して第
1の像担持手段に表面画像を形成する図であり、図3
(C)は、転写材上への両面画像形成を示す図である。
【0010】図1において、10は第1の像担持手段で
ある感光体ドラム、11は各色毎の帯電手段であるスコ
ロトロン帯電器、12は各色毎の画像書込手段である露
光光学系、13は各色毎の現像手段である現像器、14
aは第2の像担持手段であるトナー像受像体、14cは
第1の転写手段である転写器、14gは第2の転写手段
である裏面転写器、150は転写材帯電手段である紙帯
電器、14hは転写材分離手段である紙分離AC除電
器、160は搬送部、17は定着手段である定着装置で
ある。
ある感光体ドラム、11は各色毎の帯電手段であるスコ
ロトロン帯電器、12は各色毎の画像書込手段である露
光光学系、13は各色毎の現像手段である現像器、14
aは第2の像担持手段であるトナー像受像体、14cは
第1の転写手段である転写器、14gは第2の転写手段
である裏面転写器、150は転写材帯電手段である紙帯
電器、14hは転写材分離手段である紙分離AC除電
器、160は搬送部、17は定着手段である定着装置で
ある。
【0011】第1の像担持手段である感光体ドラム10
は、例えば、光学ガラスや透明アクリル樹脂の透明部材
によって形成される円筒状の基体の外周に、透明の導電
層、a−Si層或いは有機感光層(OPC)等の感光層
を形成したものであり、導電層を接地した状態で図1の
矢印で示す時計方向に回転される。
は、例えば、光学ガラスや透明アクリル樹脂の透明部材
によって形成される円筒状の基体の外周に、透明の導電
層、a−Si層或いは有機感光層(OPC)等の感光層
を形成したものであり、導電層を接地した状態で図1の
矢印で示す時計方向に回転される。
【0012】感光体ドラム10は、図2に示すように、
それを係合固定する両端部のフランジ部材10a及び1
0bに嵌込まれたベアリングB1,B2により装置本体
に架設固定されるドラム軸30に対し軸受けされて回転
自在に支持され、フランジ部材10bの一体とする歯車
Gが装置本体側の不図示の駆動歯車と噛合して駆動され
ることにより所定の方向に定速で回転される。WAは後
述する像露光手段の発光素子(LED)よりのリード線
である。
それを係合固定する両端部のフランジ部材10a及び1
0bに嵌込まれたベアリングB1,B2により装置本体
に架設固定されるドラム軸30に対し軸受けされて回転
自在に支持され、フランジ部材10bの一体とする歯車
Gが装置本体側の不図示の駆動歯車と噛合して駆動され
ることにより所定の方向に定速で回転される。WAは後
述する像露光手段の発光素子(LED)よりのリード線
である。
【0013】本実施形態においては、各色毎の帯電手段
であるスコロトロン帯電器11、各色毎の画像書込手段
である露光光学系12及び各色毎の現像手段である現像
器13は、これらを1組として、イエロー(Y),マゼ
ンタ(M),シアン(C)及び黒色(K)の各色の画像
形成プロセス用として4組設けられ、図1の矢印にて示
す感光体ドラム10の回転方向に対して、Y、M、C、
Kの順に配置される。
であるスコロトロン帯電器11、各色毎の画像書込手段
である露光光学系12及び各色毎の現像手段である現像
器13は、これらを1組として、イエロー(Y),マゼ
ンタ(M),シアン(C)及び黒色(K)の各色の画像
形成プロセス用として4組設けられ、図1の矢印にて示
す感光体ドラム10の回転方向に対して、Y、M、C、
Kの順に配置される。
【0014】各色毎の帯電手段であるスコロトロン帯電
器11は、それぞれ所定の電位に保持された制御グリッ
ドと例えば鋸歯状電極からなる放電電極11aとを有
し、感光体ドラム10の感光層と対峙して取付けられ、
トナーと同極性のコロナ放電によって帯電作用(本実施
形態においてはマイナス帯電)を行い、感光体ドラム1
0に対し一様な電位を与える。放電電極11aとして
は、その他ワイヤ電極や針状電極を用いることも可能で
ある。
器11は、それぞれ所定の電位に保持された制御グリッ
ドと例えば鋸歯状電極からなる放電電極11aとを有
し、感光体ドラム10の感光層と対峙して取付けられ、
トナーと同極性のコロナ放電によって帯電作用(本実施
形態においてはマイナス帯電)を行い、感光体ドラム1
0に対し一様な電位を与える。放電電極11aとして
は、その他ワイヤ電極や針状電極を用いることも可能で
ある。
【0015】各色毎の画像書込手段である露光光学系1
2は、感光体ドラム10上での露光位置が、前述した各
色毎のスコロトロン帯電器11に対して感光体ドラム1
0の回転方向下流側に位置するようにして感光体ドラム
10の内部に配置される。図2に示すように、それぞれ
の露光光学系12は、ドラム軸30と平行に主走査方向
に配列された像露光光の発光素子としてのLED(発光
ダイオード)を複数個アレイ状に並べた線状の露光素子
12aと、結像素子としての光集束性光伝送体(商品
名:セルフォックレンズアレイ)12bと、レンズホル
ダ12cとで構成される露光用ユニットであり、保持部
材20に取付けられる。保持部材20には各色毎の露光
光学系12の他に転写同時露光器12d及び一様露光器
12eが取付けられ、一体となって感光体ドラム10の
透光性の基体内部に収容される。各色毎の露光光学系1
2は、別体の画像読み取り装置によって読み取られメモ
リに記憶された各色の画像データに従って感光体ドラム
10の感光層を裏面から像露光し、感光体ドラム10上
に静電潜像を形成する。露光素子12aとしては、その
他FL(蛍光体発光),EL(エレクトロルミネッセン
ス),PL(プラズマ放電)等の複数の発光素子をアレ
イ状に並べたものを用いることも可能である。なお、像
露光光発光素子の発光波長は、通常Y,M,Cのトナー
に対して透過性の高い780〜900nmの範囲のもの
が用いられるが、本実施形態においては裏面から像露光
を行う方式であるためカラートナーに対して透過性を十
分に有しないこれより短い400〜780nmの波長で
もよい。
2は、感光体ドラム10上での露光位置が、前述した各
色毎のスコロトロン帯電器11に対して感光体ドラム1
0の回転方向下流側に位置するようにして感光体ドラム
10の内部に配置される。図2に示すように、それぞれ
の露光光学系12は、ドラム軸30と平行に主走査方向
に配列された像露光光の発光素子としてのLED(発光
ダイオード)を複数個アレイ状に並べた線状の露光素子
12aと、結像素子としての光集束性光伝送体(商品
名:セルフォックレンズアレイ)12bと、レンズホル
ダ12cとで構成される露光用ユニットであり、保持部
材20に取付けられる。保持部材20には各色毎の露光
光学系12の他に転写同時露光器12d及び一様露光器
12eが取付けられ、一体となって感光体ドラム10の
透光性の基体内部に収容される。各色毎の露光光学系1
2は、別体の画像読み取り装置によって読み取られメモ
リに記憶された各色の画像データに従って感光体ドラム
10の感光層を裏面から像露光し、感光体ドラム10上
に静電潜像を形成する。露光素子12aとしては、その
他FL(蛍光体発光),EL(エレクトロルミネッセン
ス),PL(プラズマ放電)等の複数の発光素子をアレ
イ状に並べたものを用いることも可能である。なお、像
露光光発光素子の発光波長は、通常Y,M,Cのトナー
に対して透過性の高い780〜900nmの範囲のもの
が用いられるが、本実施形態においては裏面から像露光
を行う方式であるためカラートナーに対して透過性を十
分に有しないこれより短い400〜780nmの波長で
もよい。
【0016】各色毎の現像手段である現像器13は、感
光体ドラム10の周面に対し所定の間隙を保ち、感光体
ドラム10の回転方向と順方向に回転する例えば厚み
0.5〜1mm、外径15〜25mmの円筒状の非磁性
のステンレス或いはアルミ材で形成された現像スリーブ
131と、現像ケーシング138を有し、内部にイエロ
ー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及び黒色
(K)の一成分或いは二成分現像剤を収容している。そ
れぞれの現像器13は不図示の突当コロにより感光体ド
ラム10と所定の間隙、例えば100〜500μmをあ
けて非接触に保たれており、現像スリーブ131に対し
て直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアスを印加す
ることにより、非接触の反転現像を行い、感光体ドラム
10上にトナー像を形成する。
光体ドラム10の周面に対し所定の間隙を保ち、感光体
ドラム10の回転方向と順方向に回転する例えば厚み
0.5〜1mm、外径15〜25mmの円筒状の非磁性
のステンレス或いはアルミ材で形成された現像スリーブ
131と、現像ケーシング138を有し、内部にイエロ
ー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及び黒色
(K)の一成分或いは二成分現像剤を収容している。そ
れぞれの現像器13は不図示の突当コロにより感光体ド
ラム10と所定の間隙、例えば100〜500μmをあ
けて非接触に保たれており、現像スリーブ131に対し
て直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアスを印加す
ることにより、非接触の反転現像を行い、感光体ドラム
10上にトナー像を形成する。
【0017】第2の像担持手段であるトナー像受像体1
4aは体積抵抗率108〜1014Ω・cmの無端ベルト
であり、例えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エ
チレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビ
ニリデン、ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラス
チックに導電材料を分散した、厚さ0.1〜1.0mm
の半導電性フィルム基体の外側に、好ましくはトナーフ
ィルミング防止層として厚さ5〜50μmのフッ素コー
ティングを行った、2層構成のシームレスベルトであ
る。ベルトの基体としては、この他に、シリコンゴム或
いはウレタンゴム等に導電材料を分散した厚さ0.1〜
1.0mmの半導電性ゴムベルトを使用することもでき
る。トナー像受像体14aは、駆動ローラ14dと従動
ローラ14eとテンションローラ14iとに内接して張
架され、図1の矢印で示す反時計方向に回転される。ト
ナー像受像体14aの回転方向に従い従動ローラ14
e、駆動ローラ14d、テンションローラ14iの順に
設けられ、従動ローラ14e及び駆動ローラ14dは固
定して回転され、テンションローラ14iはトナー像受
像体14aの弾力により回転中に移動可能であり、駆動
モータよりの駆動をうけて駆動ローラ14dが回転さ
れ、トナー像受像体14aが駆動回転される。トナー像
受像体14aの回転により従動ローラ14e及びテンシ
ョンローラ14iが従動回転される。回転中のトナー像
受像体14aのベルト弛みがテンションローラ14iに
より緊張される。
4aは体積抵抗率108〜1014Ω・cmの無端ベルト
であり、例えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エ
チレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビ
ニリデン、ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラス
チックに導電材料を分散した、厚さ0.1〜1.0mm
の半導電性フィルム基体の外側に、好ましくはトナーフ
ィルミング防止層として厚さ5〜50μmのフッ素コー
ティングを行った、2層構成のシームレスベルトであ
る。ベルトの基体としては、この他に、シリコンゴム或
いはウレタンゴム等に導電材料を分散した厚さ0.1〜
1.0mmの半導電性ゴムベルトを使用することもでき
る。トナー像受像体14aは、駆動ローラ14dと従動
ローラ14eとテンションローラ14iとに内接して張
架され、図1の矢印で示す反時計方向に回転される。ト
ナー像受像体14aの回転方向に従い従動ローラ14
e、駆動ローラ14d、テンションローラ14iの順に
設けられ、従動ローラ14e及び駆動ローラ14dは固
定して回転され、テンションローラ14iはトナー像受
像体14aの弾力により回転中に移動可能であり、駆動
モータよりの駆動をうけて駆動ローラ14dが回転さ
れ、トナー像受像体14aが駆動回転される。トナー像
受像体14aの回転により従動ローラ14e及びテンシ
ョンローラ14iが従動回転される。回転中のトナー像
受像体14aのベルト弛みがテンションローラ14iに
より緊張される。
【0018】第1の転写手段である転写器14cは、ト
ナー像受像体14aを挟んで感光体ドラム10に対向し
て設けられ、トナー像受像体14aと感光体ドラム10
との間に転写域14bを形成する。転写器14cにはト
ナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の
直流電圧を印加し、転写域14bに転写電界を形成する
ことにより、感光体ドラム10上のトナー像をトナー像
受像体14a上又は転写材の表面に転写する。
ナー像受像体14aを挟んで感光体ドラム10に対向し
て設けられ、トナー像受像体14aと感光体ドラム10
との間に転写域14bを形成する。転写器14cにはト
ナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の
直流電圧を印加し、転写域14bに転写電界を形成する
ことにより、感光体ドラム10上のトナー像をトナー像
受像体14a上又は転写材の表面に転写する。
【0019】第2の転写手段である裏面転写器14gは
トナー像受像体14aを挟んで接地された導電性の駆動
ローラ14dに対向して設けられ、トナーと反対極性
(本実施形態においてはプラス極性)の直流電圧が印加
され、トナー像受像体14a上のトナー像を転写材の裏
面に転写する。
トナー像受像体14aを挟んで接地された導電性の駆動
ローラ14dに対向して設けられ、トナーと反対極性
(本実施形態においてはプラス極性)の直流電圧が印加
され、トナー像受像体14a上のトナー像を転写材の裏
面に転写する。
【0020】転写材帯電手段である紙帯電器150はト
ナー像受像体14aを挟んで接地された従動ローラ14
eと対向して設けられ、コロナ放電によって転写材を帯
電してトナー像受像体14aに吸着させる。
ナー像受像体14aを挟んで接地された従動ローラ14
eと対向して設けられ、コロナ放電によって転写材を帯
電してトナー像受像体14aに吸着させる。
【0021】転写材分離手段である紙分離AC除電器1
4hは必要に応じて裏面転写器14gと並びトナー像受
像体14aの定着装置17側端部にトナー像受像体14
aを挟んで接地された導電性の駆動ローラ14dに対向
して設けられ、トナーと同極性又は逆極性の直流電圧を
重畳した交流電圧が印加され、トナー像受像体14aに
より搬送される転写材を除電する。
4hは必要に応じて裏面転写器14gと並びトナー像受
像体14aの定着装置17側端部にトナー像受像体14
aを挟んで接地された導電性の駆動ローラ14dに対向
して設けられ、トナーと同極性又は逆極性の直流電圧を
重畳した交流電圧が印加され、トナー像受像体14aに
より搬送される転写材を除電する。
【0022】搬送部160はトナー像受像体14aと定
着装置17との間に設けられ、搬送部160の上面には
分離爪161と拍車162が設けられる。分離爪161
と拍車162とは、転写材がトナー像受像体14aより
分離される際にトナー像受像体14a方向へ曲がって搬
送されようとする転写材をすくい上げるとともに、裏面
にトナー像を有する転写材を裏面トナー像の乱れを防止
しながら定着装置17へと搬送する。
着装置17との間に設けられ、搬送部160の上面には
分離爪161と拍車162が設けられる。分離爪161
と拍車162とは、転写材がトナー像受像体14aより
分離される際にトナー像受像体14a方向へ曲がって搬
送されようとする転写材をすくい上げるとともに、裏面
にトナー像を有する転写材を裏面トナー像の乱れを防止
しながら定着装置17へと搬送する。
【0023】定着手段である定着装置17は、両方のロ
ーラの内部にヒータを有し、対となって回動する上側
(表面側)の定着部材である定着ローラ17aと下側
(裏面側)の定着部材である圧着ローラ17bとの2本
のローラで構成され、定着ローラ17aと圧着ローラ1
7bとの間で熱と圧力とを加えることにより転写材上の
トナー像を定着する。
ーラの内部にヒータを有し、対となって回動する上側
(表面側)の定着部材である定着ローラ17aと下側
(裏面側)の定着部材である圧着ローラ17bとの2本
のローラで構成され、定着ローラ17aと圧着ローラ1
7bとの間で熱と圧力とを加えることにより転写材上の
トナー像を定着する。
【0024】次に画像形成プロセスを説明する。
【0025】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータの始動により感光体ドラム10が図1の矢印
で示す時計方向へ回転され、同時にイエロー(Y)のス
コロトロン帯電器11の帯電作用により感光体ドラム1
0に電位の付与が開始される。
駆動モータの始動により感光体ドラム10が図1の矢印
で示す時計方向へ回転され、同時にイエロー(Y)のス
コロトロン帯電器11の帯電作用により感光体ドラム1
0に電位の付与が開始される。
【0026】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、Yの露光光学系12によって第1の色信号即ちYの
画像データに対応する電気信号による画像書込が開始さ
れ、感光体ドラム10の表面に原稿画像のYの画像に対
応する静電潜像を形成される。
と、Yの露光光学系12によって第1の色信号即ちYの
画像データに対応する電気信号による画像書込が開始さ
れ、感光体ドラム10の表面に原稿画像のYの画像に対
応する静電潜像を形成される。
【0027】前記の潜像はYの現像器13により非接触
の状態で反転現像され感光体ドラム10の回転に応じイ
エロー(Y)のトナー像が形成される。
の状態で反転現像され感光体ドラム10の回転に応じイ
エロー(Y)のトナー像が形成される。
【0028】次いで感光体ドラム10は、Yのトナー像
の上からマゼンタ(M)のスコロトロン帯電器11の帯
電作用により電位が付与され、Mの露光光学系12によ
って第2の色信号即ちMの画像データに対応する電気信
号による画像書込が行われ、Mの現像器13による非接
触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のトナー像
の上にマゼンタ(M)のトナー像が重ね合わせて形成さ
れる。
の上からマゼンタ(M)のスコロトロン帯電器11の帯
電作用により電位が付与され、Mの露光光学系12によ
って第2の色信号即ちMの画像データに対応する電気信
号による画像書込が行われ、Mの現像器13による非接
触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のトナー像
の上にマゼンタ(M)のトナー像が重ね合わせて形成さ
れる。
【0029】同様のプロセスにより、シアン(C)のス
コロトロン帯電器11、Cの露光光学系12及びCの現
像器13によって更に第3の色信号に対応するシアン
(C)のトナー像が重ね合わせて形成され、更にその上
に黒色(K)のスコロトロン帯電器11、Kの露光光学
系12及びKの現像器13によって第4の色信号に対応
する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成さ
れ、感光体ドラム10の一回転以内にその周面上にイエ
ロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及び黒色
(K)の4色の重ね合わせカラートナー像が形成される
(トナー像形成手段)。
コロトロン帯電器11、Cの露光光学系12及びCの現
像器13によって更に第3の色信号に対応するシアン
(C)のトナー像が重ね合わせて形成され、更にその上
に黒色(K)のスコロトロン帯電器11、Kの露光光学
系12及びKの現像器13によって第4の色信号に対応
する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成さ
れ、感光体ドラム10の一回転以内にその周面上にイエ
ロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及び黒色
(K)の4色の重ね合わせカラートナー像が形成される
(トナー像形成手段)。
【0030】これらY,M,C及びKの露光光学系12
による感光体ドラム10の感光層に対する画像書込はド
ラムの内部より前述した透光性の基体を通して行われ
る。従って第2,第3及び第4の色信号に対応する画像
の書込は何れも先に形成されたトナー像の影響を全く受
けることなく行われ、第1の色信号に対応する画像と同
等の静電潜像を形成することが可能となる。
による感光体ドラム10の感光層に対する画像書込はド
ラムの内部より前述した透光性の基体を通して行われ
る。従って第2,第3及び第4の色信号に対応する画像
の書込は何れも先に形成されたトナー像の影響を全く受
けることなく行われ、第1の色信号に対応する画像と同
等の静電潜像を形成することが可能となる。
【0031】上記の画像形成プロセスによって第1の像
担持手段である感光体ドラム10上に形成された裏面画
像となる重ね合わせカラートナー像は、転写域14bに
おいて、第1の転写手段である転写器14cによって、
第2の像担持手段(中間転写手段)であるトナー像受像
体14a上に一括して転写される(図3(A))。この
際、良好な転写がなされるように、感光体ドラム10の
内部に設けた転写同時露光器12dによる一様露光が行
われる。
担持手段である感光体ドラム10上に形成された裏面画
像となる重ね合わせカラートナー像は、転写域14bに
おいて、第1の転写手段である転写器14cによって、
第2の像担持手段(中間転写手段)であるトナー像受像
体14a上に一括して転写される(図3(A))。この
際、良好な転写がなされるように、感光体ドラム10の
内部に設けた転写同時露光器12dによる一様露光が行
われる。
【0032】転写後の感光体ドラム10の周面上に残っ
たトナーは感光体ドラムAC除電器16により除電を受
けた後、感光体ドラムクリーニング手段としてのクリー
ニング装置19にいたり、感光体ドラム10に当接した
ゴム材から成るクリーニングブレード19aによってク
リーニングされ、スクリュウ19bによって図示せぬ排
トナー容器に回収される。また、感光体ドラム10の周
面は、例えば発光ダイオードを用いた帯電前の一様露光
器12eによる露光によって先の画像形成における感光
体ドラム10の履歴が解消される。
たトナーは感光体ドラムAC除電器16により除電を受
けた後、感光体ドラムクリーニング手段としてのクリー
ニング装置19にいたり、感光体ドラム10に当接した
ゴム材から成るクリーニングブレード19aによってク
リーニングされ、スクリュウ19bによって図示せぬ排
トナー容器に回収される。また、感光体ドラム10の周
面は、例えば発光ダイオードを用いた帯電前の一様露光
器12eによる露光によって先の画像形成における感光
体ドラム10の履歴が解消される。
【0033】以上のようにしてトナー像受像体14a上
に裏面画像となる重ね合わせカラートナー像が形成され
た後、引続き表面画像となる重ね合わせカラートナー像
が上記のカラー画像形成プロセスと同様にして感光体ド
ラム10上に形成される(図3(B))。この際、感光
体ドラム10上に形成される表面画像は、前記感光体ド
ラム10上に形成した裏面画像に対して鏡像となるよう
に画像データが変更される。
に裏面画像となる重ね合わせカラートナー像が形成され
た後、引続き表面画像となる重ね合わせカラートナー像
が上記のカラー画像形成プロセスと同様にして感光体ド
ラム10上に形成される(図3(B))。この際、感光
体ドラム10上に形成される表面画像は、前記感光体ド
ラム10上に形成した裏面画像に対して鏡像となるよう
に画像データが変更される。
【0034】感光体ドラム10上への表面画像形成にと
もなって転写材である記録紙Pが転写材収納手段である
給紙カセット15より、送り出しローラ15aにより送
り出され、転写材給送手段としてのタイミングローラ1
5bへ搬送され、タイミングローラ15bの駆動によっ
て、感光体ドラム10上に担持された表面画像のカラー
トナー像と、トナー像受像体14aに担持されている裏
面画像のカラートナー像との同期がとられて転写域14
bへ給送される。この際、記録紙Pにトナーと同極性
(本実施形態においてはマイナス極性)の直流電圧が印
加された紙帯電器150により、記録紙Pがトナーと同
極性に紙帯電され、トナー像受像体14aに吸着されて
転写域14bへ給送される。トナーと同極性に紙帯電を
行うことにより、トナー像受像体14a上のトナー像や
感光体ドラム10上のトナー像と引き合うことを防止し
て、トナー像の乱れを防止している。紙帯電器150へ
の電圧の印加は記録紙Pの送られているときのみであ
り、記録紙Pの通過が終わると同時に紙帯電器150へ
印加されている電圧が切断される。
もなって転写材である記録紙Pが転写材収納手段である
給紙カセット15より、送り出しローラ15aにより送
り出され、転写材給送手段としてのタイミングローラ1
5bへ搬送され、タイミングローラ15bの駆動によっ
て、感光体ドラム10上に担持された表面画像のカラー
トナー像と、トナー像受像体14aに担持されている裏
面画像のカラートナー像との同期がとられて転写域14
bへ給送される。この際、記録紙Pにトナーと同極性
(本実施形態においてはマイナス極性)の直流電圧が印
加された紙帯電器150により、記録紙Pがトナーと同
極性に紙帯電され、トナー像受像体14aに吸着されて
転写域14bへ給送される。トナーと同極性に紙帯電を
行うことにより、トナー像受像体14a上のトナー像や
感光体ドラム10上のトナー像と引き合うことを防止し
て、トナー像の乱れを防止している。紙帯電器150へ
の電圧の印加は記録紙Pの送られているときのみであ
り、記録紙Pの通過が終わると同時に紙帯電器150へ
印加されている電圧が切断される。
【0035】転写域14bではトナーと反対極性(本実
施形態においてはプラス極性)の電圧が印加された第1
の転写手段としての転写器14cによって感光体ドラム
10上の表面画像が一括して記録紙Pの表面に転写され
る。このとき、トナー像受像体14a上の裏面画像は記
録紙Pに転写されないでトナー像受像体14a上に存在
する。転写器14cによる転写の際、良好な転写がなさ
れるように、転写域14bと対向して感光体ドラム10
の内部に設けられた、例えば発光ダイオードを用いた転
写同時露光器12dによる一様露光が行われるようにし
てもよい。
施形態においてはプラス極性)の電圧が印加された第1
の転写手段としての転写器14cによって感光体ドラム
10上の表面画像が一括して記録紙Pの表面に転写され
る。このとき、トナー像受像体14a上の裏面画像は記
録紙Pに転写されないでトナー像受像体14a上に存在
する。転写器14cによる転写の際、良好な転写がなさ
れるように、転写域14bと対向して感光体ドラム10
の内部に設けられた、例えば発光ダイオードを用いた転
写同時露光器12dによる一様露光が行われるようにし
てもよい。
【0036】表面にカラートナー像が転写された記録紙
Pは、トナーと反対極性(本実施形態においてはプラス
極性)の電圧を印加した第2の転写手段としての裏面転
写器14gへと搬送され、裏面転写器14gによりトナ
ー像受像体14aの周面上の裏面画像が一括して記録紙
Pの裏面に転写される(図3(C))。
Pは、トナーと反対極性(本実施形態においてはプラス
極性)の電圧を印加した第2の転写手段としての裏面転
写器14gへと搬送され、裏面転写器14gによりトナ
ー像受像体14aの周面上の裏面画像が一括して記録紙
Pの裏面に転写される(図3(C))。
【0037】記録紙Pが、トナー像受像体14aを駆動
する駆動ローラ14dの曲率と、必要に応じてトナー像
受像体14aの端部で駆動ローラ14dに対向して設け
られる転写材分離手段としての紙分離AC除電器14h
の除電作用とにより、トナー像受像体14aから分離さ
れ、後述する分離爪161と拍車162が設けられた搬
送部160を通して定着手段としての定着装置17へと
搬送される。この際、良好な分離がなされるように、電
圧を印加した紙分離AC除電器14hを接地された駆動
ローラ14dと対向して配置する。
する駆動ローラ14dの曲率と、必要に応じてトナー像
受像体14aの端部で駆動ローラ14dに対向して設け
られる転写材分離手段としての紙分離AC除電器14h
の除電作用とにより、トナー像受像体14aから分離さ
れ、後述する分離爪161と拍車162が設けられた搬
送部160を通して定着手段としての定着装置17へと
搬送される。この際、良好な分離がなされるように、電
圧を印加した紙分離AC除電器14hを接地された駆動
ローラ14dと対向して配置する。
【0038】両面にカラートナー像が形成された記録紙
Pが、両方のローラの内部にヒータを有し、対となって
回動される2本のローラで構成される定着手段としての
定着装置17へと搬送され、表面画像(上面側の画像)
のトナー像を定着するための上側に配置される定着部材
である定着ローラ17aと、裏面画像(下面側の画像)
のトナー像を定着するための下側に配置される定着部材
である圧着ローラ17bとで形成されるニップ部Tで熱
と圧力とを加えられることにより記録紙P上の表裏の付
着トナー像が定着され、両面画像記録がなされた記録紙
Pが、定着排紙ローラ17c、搬送ローラ18a,18
b及び排紙ローラ18を通して記録紙Pを反転して搬送
され、表面画像のトナー像を下面として装置上部に排出
される。また、図1の一点鎖線で示すように、定着装置
17の出口の定着排紙ローラ17c後部に不図示の切替
部材を設け、装置外部のトレイへ表面画像のトナー像を
上面として直進して排出するようにしてもよい。
Pが、両方のローラの内部にヒータを有し、対となって
回動される2本のローラで構成される定着手段としての
定着装置17へと搬送され、表面画像(上面側の画像)
のトナー像を定着するための上側に配置される定着部材
である定着ローラ17aと、裏面画像(下面側の画像)
のトナー像を定着するための下側に配置される定着部材
である圧着ローラ17bとで形成されるニップ部Tで熱
と圧力とを加えられることにより記録紙P上の表裏の付
着トナー像が定着され、両面画像記録がなされた記録紙
Pが、定着排紙ローラ17c、搬送ローラ18a,18
b及び排紙ローラ18を通して記録紙Pを反転して搬送
され、表面画像のトナー像を下面として装置上部に排出
される。また、図1の一点鎖線で示すように、定着装置
17の出口の定着排紙ローラ17c後部に不図示の切替
部材を設け、装置外部のトレイへ表面画像のトナー像を
上面として直進して排出するようにしてもよい。
【0039】転写後のトナー像受像体14aの周面上に
残ったトナーは、トナー像受像体14aを挟んで従動ロ
ーラ14eに対向して設けられ、支軸142を回転支点
としてトナー像受像体14aに当接及び当接解除可能な
トナー像受像体クリーニングブレード141を有するト
ナー像受像体クリーニング装置140によりクリーニン
グされる。
残ったトナーは、トナー像受像体14aを挟んで従動ロ
ーラ14eに対向して設けられ、支軸142を回転支点
としてトナー像受像体14aに当接及び当接解除可能な
トナー像受像体クリーニングブレード141を有するト
ナー像受像体クリーニング装置140によりクリーニン
グされる。
【0040】また、転写後の感光体ドラム10の周面上
に残ったトナーは、感光体ドラムAC除電器16により
除電を受けた後、クリーニング装置19により残留トナ
ーを除去され帯電前の一様露光器12eにより先の画像
形成における感光体ドラム10の履歴が解消されて、次
の画像形成サイクルにはいる。
に残ったトナーは、感光体ドラムAC除電器16により
除電を受けた後、クリーニング装置19により残留トナ
ーを除去され帯電前の一様露光器12eにより先の画像
形成における感光体ドラム10の履歴が解消されて、次
の画像形成サイクルにはいる。
【0041】上記の方法を用いることにより、重ね合わ
せカラートナー像を一括転写するので、トナー像受像体
14a上のカラー画像の色ズレやトナーの散りやこすれ
等が起こりにくく、画像劣化が少ない良好な両面カラー
画像形成がなされる。
せカラートナー像を一括転写するので、トナー像受像体
14a上のカラー画像の色ズレやトナーの散りやこすれ
等が起こりにくく、画像劣化が少ない良好な両面カラー
画像形成がなされる。
【0042】図4は前記の搬送部160の基本的構造を
示したもので、その搬送上流側の端部には爪部材として
前記の複数の分離爪161がトナー像受像体14aに対
し所定の間隔を置いて支持軸161A上に固定されてい
て、各分離爪161の先端部が前記のトナー像受像体1
4aの駆動ローラ14dによって形成される曲率部の周
面に対し近接して対向されている。
示したもので、その搬送上流側の端部には爪部材として
前記の複数の分離爪161がトナー像受像体14aに対
し所定の間隔を置いて支持軸161A上に固定されてい
て、各分離爪161の先端部が前記のトナー像受像体1
4aの駆動ローラ14dによって形成される曲率部の周
面に対し近接して対向されている。
【0043】又、前記の分離爪161の搬送下流側には
拍車部材として前記の各拍車162が所定の間隔を置い
てそれぞれの支持軸162A上に回動自在に支持されて
いて、各爪部材161の先端部と各拍車162の外周が
共にトナー像受像体14aの搬送面に対して若干下方に
位置されている。
拍車部材として前記の各拍車162が所定の間隔を置い
てそれぞれの支持軸162A上に回動自在に支持されて
いて、各爪部材161の先端部と各拍車162の外周が
共にトナー像受像体14aの搬送面に対して若干下方に
位置されている。
【0044】更に前記の搬送部160は記録紙Pの裏面
側をある間隙をもって保持する転写保持手段として搬送
ガイド部材163を設けていて、その上面に前記の各分
離爪161並びに各拍車を突出した状態としている。
側をある間隙をもって保持する転写保持手段として搬送
ガイド部材163を設けていて、その上面に前記の各分
離爪161並びに各拍車を突出した状態としている。
【0045】表裏両面にトナー像を転写した記録紙P
は、前記の紙分離AC除電器14hによる除電作用とト
ナー像受像体14aの形成する曲率部による剥離作用と
によって少なくともその先端部がトナー像受像体14a
の周面より分離されると、前記の分離爪161の上側に
当接して順次強制時に剥離される。
は、前記の紙分離AC除電器14hによる除電作用とト
ナー像受像体14aの形成する曲率部による剥離作用と
によって少なくともその先端部がトナー像受像体14a
の周面より分離されると、前記の分離爪161の上側に
当接して順次強制時に剥離される。
【0046】かくして搬送部160に搬送された記録紙
Pは、前記の拍車162の外周により支持され、後に説
明する技術手段によって転写したトナー像を損傷するこ
となく定着装置17へと搬送される。
Pは、前記の拍車162の外周により支持され、後に説
明する技術手段によって転写したトナー像を損傷するこ
となく定着装置17へと搬送される。
【0047】なお前記の各拍車162が金属材料によっ
て形成されている場合には帯電防止のため高抵抗体を介
して接地するのが望ましい。
て形成されている場合には帯電防止のため高抵抗体を介
して接地するのが望ましい。
【0048】(搬送に関する実施の形態)本発明による
実施の形態を図5ないし図7によって説明する。
実施の形態を図5ないし図7によって説明する。
【0049】本発明の画像形成装置は、カラートナー像
の中間転写手段である前記のトナー像受像体14aの記
録紙Pの分離位置Mより前記の定着装置17のニップ部
Nに至る図示の距離Dが、使用に供される記録紙Pの最
大幅より若干長く設定され、さらに前記の搬送部160
の下方に前記の拍車162を駆動する搬送速度切替手段
としてのベルト駆動装置170が設けられている。
の中間転写手段である前記のトナー像受像体14aの記
録紙Pの分離位置Mより前記の定着装置17のニップ部
Nに至る図示の距離Dが、使用に供される記録紙Pの最
大幅より若干長く設定され、さらに前記の搬送部160
の下方に前記の拍車162を駆動する搬送速度切替手段
としてのベルト駆動装置170が設けられている。
【0050】前記のベルト駆動装置170は、底面の接
続により一体化された一対の側板171の支持する回動
自在の一対のローラ172と駆動ローラ173に張架さ
れた搬送ベルト174と、前記の駆動ローラ173を回
転する変速可能の駆動モータM1とさらに前記の搬送ベ
ルト174の上下位置を規制する昇降レバー180とか
ら構成される。
続により一体化された一対の側板171の支持する回動
自在の一対のローラ172と駆動ローラ173に張架さ
れた搬送ベルト174と、前記の駆動ローラ173を回
転する変速可能の駆動モータM1とさらに前記の搬送ベ
ルト174の上下位置を規制する昇降レバー180とか
ら構成される。
【0051】前記の昇降レバー180は、一体とするア
ーム181との間に架設した支持軸182を前記の側板
171に挿通し、さらに前記の支持軸182を挟む位置
に設けた一対の規制ピン183を側板171の角穴17
1Aに遊動可能に係合している。
ーム181との間に架設した支持軸182を前記の側板
171に挿通し、さらに前記の支持軸182を挟む位置
に設けた一対の規制ピン183を側板171の角穴17
1Aに遊動可能に係合している。
【0052】前記の昇降レバー180は、引張バネ18
4により軸180Aを支点として反時計方向に回動する
よう付勢されていて、偏心カム185に当接することに
より図5(a)に示す如く前記の搬送ベルト174の周
面を拍車162により離間した位置に保持し、側板17
1が規制ピン183の遊動により若干揺動しても各拍車
162を自由に回動出来る状態に置いている。
4により軸180Aを支点として反時計方向に回動する
よう付勢されていて、偏心カム185に当接することに
より図5(a)に示す如く前記の搬送ベルト174の周
面を拍車162により離間した位置に保持し、側板17
1が規制ピン183の遊動により若干揺動しても各拍車
162を自由に回動出来る状態に置いている。
【0053】従って両面にカラートナー像を転写した記
録紙Pは、前記のトナー像受像体14aよりの分離後、
トナー像受像体14aの搬送力により各拍車162をト
ナー像受像体14aと同じ周速度をもって回動し、それ
によって転写したカラートナー像を損なうことなく定着
装置17に向け搬送される。
録紙Pは、前記のトナー像受像体14aよりの分離後、
トナー像受像体14aの搬送力により各拍車162をト
ナー像受像体14aと同じ周速度をもって回動し、それ
によって転写したカラートナー像を損なうことなく定着
装置17に向け搬送される。
【0054】本実施形態の画像形成装置は図6の制御回
路に示す如く、片面(表面)画像形成モードと両面画像
形成モードとを有していて、省エネ効果と共に光沢画像
が必要に応じて得られるようになっている。
路に示す如く、片面(表面)画像形成モードと両面画像
形成モードとを有していて、省エネ効果と共に光沢画像
が必要に応じて得られるようになっている。
【0055】片面(表面)画像形成モードが選択された
ときは、トナー像受像体14aにおける搬送速度(第1
の搬送速度)と定着装置17の搬送速度(第2の搬送速
度)は同一となるよう制御される。またプリント動作の
開始と共に偏心カム185を1/2回転し、同時に駆動
モータM1の作動によって搬送ベルト174は時計方向
に回動する。搬送ベルト174の周面は各拍車162の
先端部分と当接し、各拍車162は反時計方向に回転し
て記録紙Pを定着装置17に向けて搬送することとな
る。この際制御部は駆動モータM1の回転を各拍車16
2の先端部分による線速度がトナー像受像体14aにお
ける搬送速度と同じになるよう設定制御がなされるの
で、片面(表面)トナー像をもった記録紙Pは速度を変
えることなく定着装置17に搬送されて、良好な定着画
像が得られることとなる。
ときは、トナー像受像体14aにおける搬送速度(第1
の搬送速度)と定着装置17の搬送速度(第2の搬送速
度)は同一となるよう制御される。またプリント動作の
開始と共に偏心カム185を1/2回転し、同時に駆動
モータM1の作動によって搬送ベルト174は時計方向
に回動する。搬送ベルト174の周面は各拍車162の
先端部分と当接し、各拍車162は反時計方向に回転し
て記録紙Pを定着装置17に向けて搬送することとな
る。この際制御部は駆動モータM1の回転を各拍車16
2の先端部分による線速度がトナー像受像体14aにお
ける搬送速度と同じになるよう設定制御がなされるの
で、片面(表面)トナー像をもった記録紙Pは速度を変
えることなく定着装置17に搬送されて、良好な定着画
像が得られることとなる。
【0056】片面(表面)画像形成モードで更に光沢画
像が選択されたときは、定着装置17の搬送速度を1/
2程度に落として定着がなされるよう搬送速度切替手段
の制御がなされるが、次に説明する両面画像形成モード
時と同じような制御となるので、詳細な説明は省略す
る。
像が選択されたときは、定着装置17の搬送速度を1/
2程度に落として定着がなされるよう搬送速度切替手段
の制御がなされるが、次に説明する両面画像形成モード
時と同じような制御となるので、詳細な説明は省略す
る。
【0057】両面画像形成モードが選択されたときは、
トナー像受像体14aの搬送速度(第1の搬送速度)は
変更することなく、定着装置17の搬送速度(第2の搬
送速度)を1/2程度に落として定着を行うよう制御が
行われる。両面画像形成モードでは1枚目の画像記録と
2枚目の画像記録との間に画像記録1枚分の間隔があい
ているので、定着装置17の搬送速度を1/2に落とし
ても、時間当たりのプリント枚数は変わらない。以下、
両面画像形成モードが選択された時の作動について説明
する。
トナー像受像体14aの搬送速度(第1の搬送速度)は
変更することなく、定着装置17の搬送速度(第2の搬
送速度)を1/2程度に落として定着を行うよう制御が
行われる。両面画像形成モードでは1枚目の画像記録と
2枚目の画像記録との間に画像記録1枚分の間隔があい
ているので、定着装置17の搬送速度を1/2に落とし
ても、時間当たりのプリント枚数は変わらない。以下、
両面画像形成モードが選択された時の作動について説明
する。
【0058】トナー像受像体14aの分離位置Mと定着
装置17のニップ部Nの間隔は最大のサイズの転写材幅
よりも広く設定されているので、記録紙Pは先端が定着
装置17のニップ部Nに到達する以前に後端がトナー像
受像体14aの分離位置Mを通過し、後端がトナー像受
像体14aとの間の摩擦力によって搬送を継続される間
に反射光検出形式のフォトセンサS1により記録紙Pの
通過が検知される。その検知信号により前記の搬送ベル
ト174が上昇して各拍車162を駆動状態に切替える
ことにより各拍車162上に載置された形となった記録
紙Pは搬送作用を継続されて定着装置17へと搬送され
る。
装置17のニップ部Nの間隔は最大のサイズの転写材幅
よりも広く設定されているので、記録紙Pは先端が定着
装置17のニップ部Nに到達する以前に後端がトナー像
受像体14aの分離位置Mを通過し、後端がトナー像受
像体14aとの間の摩擦力によって搬送を継続される間
に反射光検出形式のフォトセンサS1により記録紙Pの
通過が検知される。その検知信号により前記の搬送ベル
ト174が上昇して各拍車162を駆動状態に切替える
ことにより各拍車162上に載置された形となった記録
紙Pは搬送作用を継続されて定着装置17へと搬送され
る。
【0059】すなわち、前記のフォトセンサS1の記録
Pの通過を検知する検知信号が制御部に入力されるとロ
ータリソレノイド等の作動により前記の偏心カム185
が図5(b)に示す如く1/2回転し、同時に前記の駆
動モータM1の作動により搬送ベルト174が時計方向
に搬送を開始される。
Pの通過を検知する検知信号が制御部に入力されるとロ
ータリソレノイド等の作動により前記の偏心カム185
が図5(b)に示す如く1/2回転し、同時に前記の駆
動モータM1の作動により搬送ベルト174が時計方向
に搬送を開始される。
【0060】従って昇降レバー180が反時計方向に回
動して側板171が上昇し、その揺動により搬送ベルト
174の周面を各拍車162に均等な圧力で圧接して同
等の回転動力を伝達することとなり、その結果記録紙P
は再び拍車162によって搬送力を得て定着装置17に
対し搬送を開始される。この場合、駆動モータMの回転
速度は、駆動モータM1によって回転する各拍車162
の先端部の線速度が定着装置17の搬送速度と同じであ
るように制御される。
動して側板171が上昇し、その揺動により搬送ベルト
174の周面を各拍車162に均等な圧力で圧接して同
等の回転動力を伝達することとなり、その結果記録紙P
は再び拍車162によって搬送力を得て定着装置17に
対し搬送を開始される。この場合、駆動モータMの回転
速度は、駆動モータM1によって回転する各拍車162
の先端部の線速度が定着装置17の搬送速度と同じであ
るように制御される。
【0061】記録紙Pの前端が定着装置17直前のフォ
トセンサS2により検知されて検知信号が制御部に入力
されると所定の時間後即ち記録紙Pの先端がニップ部N
によって把持されると、前記の偏心カム185がさらに
1/2回転して当初の角度に復帰し、同時に駆動モータ
M1が停止される。従って搬送ベルト174は搬送を停
止した上で下降して再び各拍車162より離間した位置
に退避される。
トセンサS2により検知されて検知信号が制御部に入力
されると所定の時間後即ち記録紙Pの先端がニップ部N
によって把持されると、前記の偏心カム185がさらに
1/2回転して当初の角度に復帰し、同時に駆動モータ
M1が停止される。従って搬送ベルト174は搬送を停
止した上で下降して再び各拍車162より離間した位置
に退避される。
【0062】記録紙Pは前端が定着装置17のニップ部
Nに挟着されて後は、その回転動力のみにより各拍車1
62を従動回転しつつ引張り力あるいは屈曲力等を受け
ることなく正常な状態を保って搬送されることとなる。
Nに挟着されて後は、その回転動力のみにより各拍車1
62を従動回転しつつ引張り力あるいは屈曲力等を受け
ることなく正常な状態を保って搬送されることとなる。
【0063】さらに前記の画像形成装置は、上記説明し
た作動以外にも駆動モータM1による記録紙Pの搬送を
介して、記録紙Pの定着装置17による搬送速度(第2
の搬送速度)をトナー像受像体14aによる搬送速度
(第1の搬送速度)より遅い速度に切替えるよう制御す
ることが出来るようになっていて、各拍車162による
搬送速度を、記録紙Pの後端部が、トナー像受像体14
a上にある間はトナー像受像体14aと同速度となるよ
う制御を行い、記録紙Pの後端がトナー像受像体14a
より離間すると定着装置17の搬送速度と同速度となる
よう制御することによって継続して搬送が行われるよう
制御を行うことも可能である。
た作動以外にも駆動モータM1による記録紙Pの搬送を
介して、記録紙Pの定着装置17による搬送速度(第2
の搬送速度)をトナー像受像体14aによる搬送速度
(第1の搬送速度)より遅い速度に切替えるよう制御す
ることが出来るようになっていて、各拍車162による
搬送速度を、記録紙Pの後端部が、トナー像受像体14
a上にある間はトナー像受像体14aと同速度となるよ
う制御を行い、記録紙Pの後端がトナー像受像体14a
より離間すると定着装置17の搬送速度と同速度となる
よう制御することによって継続して搬送が行われるよう
制御を行うことも可能である。
【0064】以上説明した構成と作動により、画像の光
沢化やOHP用紙(トランスペアレンシ)への画像の定
着いわゆる光沢モードやOHPモードによる画像形成の
設定ならびにウォーミングアップ時間の短縮を可能と
し、また通常の両面画像形成モードの場合には定着装置
17が必要とする熱量を低減して消費電力の節約を図る
ことが可能となる。
沢化やOHP用紙(トランスペアレンシ)への画像の定
着いわゆる光沢モードやOHPモードによる画像形成の
設定ならびにウォーミングアップ時間の短縮を可能と
し、また通常の両面画像形成モードの場合には定着装置
17が必要とする熱量を低減して消費電力の節約を図る
ことが可能となる。
【0065】なお上記の説明において、片面(表面)画
像形成で光沢モードの時と両面画像形成モード時には、
定着装置17の搬送速度を片面(表面)画像形成モード
時の1/2に減速して定着が行われるよう制御がなされ
るが、更に定着装置17の搬送速度を3段階に切り替わ
るようにして、両面画像形成で光沢モード時には例えば
定着装置17の搬送速度を1/3に切り替わるよう制御
することによって、両面に光沢をもった定着画像が得ら
れることとなる。
像形成で光沢モードの時と両面画像形成モード時には、
定着装置17の搬送速度を片面(表面)画像形成モード
時の1/2に減速して定着が行われるよう制御がなされ
るが、更に定着装置17の搬送速度を3段階に切り替わ
るようにして、両面画像形成で光沢モード時には例えば
定着装置17の搬送速度を1/3に切り替わるよう制御
することによって、両面に光沢をもった定着画像が得ら
れることとなる。
【0066】さらに前記のトナー像受像体14aを、図
7の実施形態に示す如く水平方向の搬送面を給紙や転写
に必要とする最小限の長さに制限してトナー像受像体1
4aの搬送路全長を3面以上の搬送面によって構成する
ようにすれば、前述したトナー像受像体14aの分離位
置Mから定着装置17のニップ部Nまでの距離Dを記録
紙Pの最大幅以上に設定しても装置本体の構成や大きさ
は横幅を一般の画像形成装置と略同等の長さに抑えるこ
とが可能となる。
7の実施形態に示す如く水平方向の搬送面を給紙や転写
に必要とする最小限の長さに制限してトナー像受像体1
4aの搬送路全長を3面以上の搬送面によって構成する
ようにすれば、前述したトナー像受像体14aの分離位
置Mから定着装置17のニップ部Nまでの距離Dを記録
紙Pの最大幅以上に設定しても装置本体の構成や大きさ
は横幅を一般の画像形成装置と略同等の長さに抑えるこ
とが可能となる。
【0067】
【発明の効果】本発明の請求項1および2により、転写
材は画像転写後中間転写体より定着装置へと相互の搬送
速度の干渉を受けることなく搬送されてその結果転写ズ
レや変形のない高品質の画像が得られ、さらに請求項3
および4により、定着装置のみの速度低減も可能となっ
て、その結果ウォーミングアップに要する時間の短縮な
らびに消費電力の節減、光沢のある画像の形成やOHP
用紙への画像形成も実現されることとなった。
材は画像転写後中間転写体より定着装置へと相互の搬送
速度の干渉を受けることなく搬送されてその結果転写ズ
レや変形のない高品質の画像が得られ、さらに請求項3
および4により、定着装置のみの速度低減も可能となっ
て、その結果ウォーミングアップに要する時間の短縮な
らびに消費電力の節減、光沢のある画像の形成やOHP
用紙への画像形成も実現されることとなった。
【図1】本発明の両面画像形成装置の断面構成図。
【図2】像形成体の側断面図。
【図3】両面画像形成のプロセスを示す説明図。
【図4】搬送部の平面図および側断面図。
【図5】搬送速度切替手段の構成および作動図。
【図6】搬送速度切替手段の制御回路図。
【図7】中間転写手段の配置関係を示す説明図。
10 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 露光光学系 13 現像器 14a トナー像受像体 14c 転写器 14g 裏面転写器 14h 紙分離AC除電器 15 給紙カセット 17 定着装置 160 搬送部 161 分離爪 162 拍車 170 ベルト駆動装置 171 側板 174 搬送ベルト 180 昇降レバー 185 偏心カム P 記録紙 M 分離位置 N ニップ部 S1,S2 フォトセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永瀬 久喜 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 像担持体上に形成したトナー像を転写材
の一方の面に転写し、さらに中間転写手段を介して転写
材の他方の面に転写して同時に定着を行う画像形成装置
において、 前記中間転写手段より定着手段に至る距離を転写材の最
大幅以上とすると共に、 転写材の前記中間転写手段による第1の搬送速度を前記
定着手段による第2の搬送速度に変更する搬送速度切替
手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記搬送速度切替手段は拍車部材により
転写材を保持することを特徴とする請求項1に記載の画
像形成装置。 - 【請求項3】 両面画像の形成時に前記定着手段による
第2の搬送速度が前記中間転写手段による第1の搬送速
度の略2分の1に変更されることを特徴とする請求項1
または2に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記第2の搬送速度の変更がカラー画像
の特定モードの指定時に行われることを特徴とする請求
項1ないし3の何れか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10154517A JPH11344848A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10154517A JPH11344848A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11344848A true JPH11344848A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15585990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10154517A Pending JPH11344848A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11344848A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018205405A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
-
1998
- 1998-06-03 JP JP10154517A patent/JPH11344848A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018205405A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
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