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JPH11344660A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

Info

Publication number
JPH11344660A
JPH11344660A JP11056755A JP5675599A JPH11344660A JP H11344660 A JPH11344660 A JP H11344660A JP 11056755 A JP11056755 A JP 11056755A JP 5675599 A JP5675599 A JP 5675599A JP H11344660 A JPH11344660 A JP H11344660A
Authority
JP
Japan
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optical
electric
drive
optical device
driving
Prior art date
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Granted
Application number
JP11056755A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4566298B2 (ja
Inventor
Takeshi Demura
健 出村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP05675599A priority Critical patent/JP4566298B2/ja
Priority to US09/280,041 priority patent/US6307342B1/en
Priority to FR9903963A priority patent/FR2776879B1/fr
Publication of JPH11344660A publication Critical patent/JPH11344660A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4566298B2 publication Critical patent/JP4566298B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/66Remote control of cameras or camera parts, e.g. by remote control devices
    • H04N23/661Transmitting camera control signals through networks, e.g. control via the Internet

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筐体内に保持した可動の光学手段の手動と電
動の切り換えを迅速にえる操作性に優れた光学装置を提
供すること。 【解決手段】 光学手段1を手動により駆動する手動操
作手段7と、該光学手段1を電動により駆動する電動駆
動手段20と、該電動駆動手段20を駆動するための駆
動指令信号に基づいて該光学手段の電動駆動か、あるい
は手動駆動かの判別をする判別手段19と、該判別手段
19の判別結果に基づいて該光学手段1を電動駆動、あ
るいは手動駆動に自動的に切り換える伝達機構切換手段
14,15,16とを有する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学装置、特にテ
レビジョン撮影等に用いられる撮影レンズに好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン撮影等に用いられる光学装
置は、手動あるいは電動で図9に示す装置本体30の外
周に回動可能に設けた操作リング31を回動操作し、筐
体39内に保持した可動のレンズ群(図示せず)を光軸
方向へ移動したり、あるいは絞り(図示せず)を調整し
たりしている。光学装置30の筐体39の近傍にあるド
ライブユニット32の内部には操作リング31を電動で
駆動するためのモータや制御回路が格納され、ドライブ
ユニット32の外表面に設けた電動操作部材33等の操
作で駆動している。
【0003】手動操作と電動駆動の切り換えは、一般的
に切換えレバーを備えたクラッチ機構を操作して行われ
る。クラッチ機構では、図10に示すように、操作リン
グ31上に設けた操作ギア34と、モータ35に設けた
出力ギア36の中間にアイドラギア37を設け、このア
イドラギア37を図示しないクラッチレバーの操作で軸
38の軸方向(長手方向)にスライド駆動している。電
動駆動時はアイドラギア37が操作ギア34と出力ギア
36の双方に噛み合うように構成し、手動時にはアイド
ラギア37を出力ギア36との噛み合いから離脱させる
ことで、操作リング31の電動と手動の動力伝達経路を
切り換えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な光学装置は、操作リングの手動と電動を切換えるたび
にクラッチ機構のクラッチレバーを操作する必要がある
ので操作が煩雑であり、手動と電動の迅速な切換えを妨
げる傾向がある。
【0005】本発明は上記従来技術を更に発展させたも
のであり、その主要な目的は、筐体内に保持した可動の
光学手段の手動と電動の切り換えを迅速に行える操作性
に優れた光学装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の光学装置は、
(1)可動の光学手段を手動、あるいは電動により駆動
する光学装置において、該光学手段を手動により駆動す
る手動操作手段と、該光学手段を電動により駆動する電
動駆動手段と、該電動駆動手段を駆動するための駆動指
令信号に基づいて該光学手段の電動駆動か、あるいは手
動駆動かの判別をする判別手段と、該判別手段の判別結
果に基づいて該光学手段を電動駆動、あるいは手動駆動
に自動的に切り換える伝達機構切換手段とを有すること
を特徴としている。
【0007】(2)可動の光学手段を手動、あるいは電
動により駆動する光学装置において、該光学手段を手動
により駆動する手動操作手段と、該光学手段を電動によ
り駆動する電動駆動手段と、複数の信号発生源から該電
動駆動手段を駆動するために送られる駆動指令信号に基
づいて該光学手段の電動駆動か、あるいは手動駆動かの
判別をする判別手段と、該判別手段の判別結果に基づい
て該光学手段を電動駆動、あるいは手動駆動に自動的に
切り換える伝達機構切換手段とを有することを特徴とし
ている。
【0008】特に、(3)上記(1)又は(2)の光学
装置において、該電動駆動手段には駆動指令信号が該光
学装置の内部から指令されること、(4)上記(1)又
は(2)の光学装置において、該電動駆動手段には駆動
指令信号が該光学装置の外部から指令されること、
(5)上記(1)又は(2)の光学装置において、該伝
達機構切換手段は該電動駆動手段の駆動源から該光学手
段までの動力伝達経路の一部を自動的に切り換えるこ
と、(6)上記(1)又は(2)の光学装置において、
該伝達機構切換手段は該電動駆動手段の駆動源から該光
学手段までの動力伝達経路の一部に配した連結又は分離
可能な駆動伝達機構を該判別手段の判別結果に基づいて
切換部材により自動的に連結又は分離することによって
該光学手段を電動駆動、あるいは手動駆動に切り換えて
いることなどを特徴としている。
【0009】また、本発明の光学装置は、(7)可動の
光学手段を手動あるいは電動により駆動する光学装置に
おいて、該光学手段を手動により駆動する手動操作手段
と、該光学手段を電動により駆動する電動駆動手段と、
該電動駆動手段に駆動指令信号を出力するための電動操
作部材と、該電動駆動手段への駆動指令信号に基づいて
該光学手段の電動駆動か、あるいは手動駆動かの判別を
する判別手段と、該判別手段の判別結果に基づいて該光
学手段を電動駆動、あるいは手動駆動に自動的に切り換
える伝達機構切換手段とを有することを特徴としてい
る。
【0010】特に、(8)上記(7)の光学装置におい
て、該電動操作部材は該光学装置の外部に設けた光学装
置制御手段に具備されていることを特徴としている。
【0011】また、本発明の光学装置は、(9)可動の
光学手段を手動あるいは電動により駆動する光学装置に
おいて、該光学手段を手動により駆動する手動操作手段
と、該光学手段を電動により駆動する電動駆動手段と、
該電動駆動手段に駆動指令信号を出力するための複数の
信号発生源としての複数の電動操作部材と、該電動駆動
手段への駆動指令信号に基づいて該光学手段の電動駆動
か、あるいは手動駆動かの判別をする判別手段と、該判
別手段の判別結果に基づいて該光学手段を電動駆動、あ
るいは手動駆動に自動的に切り換える伝達機構切換手段
とを有することを特徴としている。
【0012】特に、(10)上記(9)の光学装置にお
いて、該複数の電動操作部材のうち、一つの電動操作部
材は該光学装置の外部に設けた光学装置制御手段に具備
されていることを特徴としている。
【0013】また、(11)上記(7)又は(9)の光
学装置において、該伝達機構切換手段は該電動駆動手段
の駆動源から該光学手段までの動力伝達経路の一部を自
動的に切り換えること、(12)上記(7)又は(9)
の光学装置において、該伝達機構切換手段は該電動駆動
手段の駆動源から該光学手段までの動力伝達経路の一部
に配した連結又は分離可能な駆動伝達機構を該判別手段
の判別結果に基づいて切換部材により自動的に連結又は
分離することによって該光学手段を電動駆動、あるいは
手動駆動に切り換えていることなどを特徴とている。
【0014】また、本発明の光学装置は、(13)可動
の光学手段を手動、あるいは電動により駆動する光学装
置において、該光学手段を手動により駆動する手動操作
手段と、該光学手段を電動により駆動する電動駆動手段
と、該電動駆動手段に駆動指令信号を出力するための電
動操作部材と、該電動操作部材の操作時の動作を検知す
る電動操作検知手段と、該電動操作検知手段の検知結果
に基づいて該光学手段の電動駆動か、あるいは手動駆動
かの判別をする判別手段と、該判別手段の判別結果に基
づいて該光学手段を電動駆動、あるいは手動駆動に自動
的に切換える伝達機構切換手段とを有することを特徴と
している。
【0015】特に、(14)上記(13)の光学装置に
おいて、該電動操作部材は該光学装置の外部に設けた光
学装置制御手段に具備されていることを特徴としてい
る。
【0016】また、本発明の光学装置は、(15)可動
の光学手段を手動、あるいは電動により駆動する光学装
置において、該光学手段を手動により駆動する手動操作
手段と、該光学手段を電動により駆動する電動駆動手段
と、該電動駆動手段に駆動指令信号を出力するための複
数の信号発生源としての複数の電動操作部材と、該複数
の電動操作部材の操作時の動作を検知する複数の電動操
作検知手段と、該電動操作検知手段の検知結果に基づい
て該光学手段の電動駆動か、あるいは手動駆動かの判別
をする判別手段と、該判別手段の判別結果に基づいて該
光学手段を電動駆動、あるいは手動駆動に自動的に切り
換える伝達機構切換手段とを有することを特徴としてい
る。
【0017】特に、(16)上記(15)の光学装置に
おいて、該複数の電動操作部材のうち、一つの電動操作
部材は該光学装置の外部に設けた光学装置制御手段に具
備されていることを特徴としている。
【0018】また、(17)上記(13)又は(15)
の光学装置において、該伝達機構切換手段は該電動駆動
手段の駆動源から該光学手段までの動力伝達経路の一部
を自動的に切換えること、(18)上記(13)又は
(15)の光学装置において、該伝達機構切換手段は該
電動駆動手段の駆動源から該光学手段までの動力伝達経
路の一部に配した連結又は分離可能な駆動伝達機構を該
判別手段の判別結果に基づいて切換部材により自動的に
連結又は分離することによって該光学手段を電動駆動、
あるいは手動駆動に切り換えていることなどを特徴とし
ている。
【0019】また、(19)上記(1)、(2)、
(7)、(9)、(13)又は(15)の光学装置にお
いて、該判別手段は該電動駆動手段への駆動指令信号の
出力値が変化する範囲と変化しない範囲とから該光学部
材の電動駆動か、あるいは手動駆動かの判別をすること
を特徴としている。
【0020】また、(20)上記(2)、(9)又は
(15)の光学装置において、該判別手段は該電動駆動
手段への駆動指令信号の出力値が変化する範囲と変化し
ない範囲とから該光学部材の電動駆動か、あるいは手動
駆動かの判別すると共に、該電動駆動手段への駆動指令
信号の出力値の差分演算から該光学部材の電動駆動か、
あるいは手動駆動かの判別をすることを特徴としてい
る。
【0021】また、(21)上記(20)の光学装置に
おいて、該判別手段は、該電動駆動手段の駆動源への速
度指令である駆動指令信号に基づいて該光学手段の電動
駆動か、あるいは手動駆動かの判別をする第一の判別手
段と、該電動駆動手段の駆動源への該光学手段の位置指
令である駆動指令信号に基づいて該光学手段の電動駆動
か、あるいは手動駆動かの判別をする第2の判別手段と
に分けて構成されること、(22)上記(21)の光学
装置において、複数の駆動指令信号が該電動駆動手段に
同時に入力された場合、一つの駆動指令信号が優先的に
指定されるアルゴリズムを有する優先順位指定手段を備
えること、(23)上記(22)の光学装置において、
該光学手段の複数の電動駆動指令信号が該電動駆動手段
に同時に入力された場合、一つの電動駆動指令信号が優
先的に指定されるアルゴリズムを複数持ち、複数の該ア
ルゴリズムの中から一つを選択できる優先順位切換手段
と、該優先順位切換手段の設定状況が目視で確認できる
表示部を備えていることなどを特徴としている。
【0022】また、(24)上記(20)の光学装置に
おいて、複数の駆動指令信号の中で、特定の信号発生源
からの該光学手段の電動駆動指令信号に対しては、その
電動駆動指令信号の有無にかかわらず該光学手段の電動
駆動への自動切り換えを無効にする信号源選別手段を有
すること、(25)上記(20)の光学装置において、
複数の駆動指令信号の中で、特定の信号発生源からの該
光学手段の電動駆動指令信号に対しては、その電動駆動
指令信号の有無にかかわらず該光学手段の電動駆動への
自動切り換えを無効にする信号源選別手段に加え、該信
号源選別手段で選別する信号発生源を切り換える信号源
切換手段と、該信号源選別手段の選択状態を表示する表
示部とを有すること、(26)上記(25)の光学装置
において、該信号源切換手段は、ドライブユニットに設
けた電動操作部材及びドライブユニットに接続されたデ
マンドの電動操作部材と、光学装置制御手段との2つの
信号発生源に切り換えることなどを特徴としている。
【0023】また、(27)上記(24)又は(25)
の光学装置において、該光学手段が手動操作中であるこ
とを検出する手動操作検出手段を備え、該手動操作検出
手段が該光学手段は手動操作中であること検知した場合
には、電動駆動指令信号の有無にかかわらず、該伝達機
構切換手段を該光学手段の電動駆動に切り換えることを
禁止し、該光学手段の手動モードを維持すること、(2
8)上記(27)の光学装置において、該手動操作検出
手段は、該光学手段の位置を検出するレンズ位置検出手
段の検出結果から該光学手段が動作しているか、あるい
は停止しているかを検出する動作状態検出手段の検出結
果と、該判別手段による該光学手段の電動駆動か、ある
いは手動駆動かの判別結果との2つの結果から該光学手
段が手動操作中か否かを検出し、該動作状態検出手段の
検出結果が光学手段の動作中であり、かつ該判別手段の
判別結果が手動モードである場合は、該光学手段が手動
操作中であると判別していること、(29)上記(2
8)の光学装置において、該光学手段が手動操作中に
は、電動駆動指令信号の有無にかかわらず、伝達機構切
換手段を電動駆動に切り換えることを禁止して手動モー
ドに維持するマニュアル優先モードと、該光学手段が手
動操作中でも電動駆動指令信号がある場合には電動駆動
するノーマルモードとの2つの動作モードを有し、該2
つの動作モードを切り換えるモード切換手段を備えるこ
となどを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本実施の形態の光学装置を
図1乃至図8に基づいて詳細に説明する。
【0025】(第1の実施形態例)本実施形態例では光
学装置としてテレビジョン撮影等に用いられる撮影レン
ズを例示している。
【0026】図1は本実施形態例の光学装置における移
動レンズ群のレンズ駆動機構を表わす概略構成図、図2
は同光学装置における移動レンズ群の手動及び電動時の
駆動経路図、図3は同光学装置における電動操作部材の
出力信号の説明図である。
【0027】図1において、1は光学手段としてのフォ
ーカスレンズやズームレンズなどの移動レンズ群であ
り、レンズ鏡筒2に保持されて光軸方向(図1の左右方
向)に移動可能となっている。レンズ鏡筒2には少なく
とも3個以上のコロ部材3が突設し、それぞれのコロ部
材3は筐体としての固定筒4に設けられた直線溝4aと
回転筒5に設けられた曲線溝5aに係合している。回転
筒5には連結ピン6が突設し、固定筒4に設けた溝部4
bを通して手動操作手段としての操作リング7に係合し
ている。
【0028】このような構成において、操作リング7を
回転操作すると回転筒5が操作リング7と一体的に回転
し、レンズ鏡筒2のコロ部材3が固定筒4の直線溝4a
と回転筒5の曲線溝5aとに沿って移動することにより
移動レンズ群1は固定筒4内で光軸方向に移動する。こ
の時、操作リング7および移動レンズ群1の動作端は、
固定筒4の溝部4bを通して光軸を中心に回動する連結
ピン6の動作範囲で決定される。
【0029】また、上記固定筒4の近傍にはレンズ電動
駆動装置や駆動回路が格納されたドライブユニット8が
あり、その内部には駆動源としてのレンズ駆動用モータ
(以下「モータ」という)9とレンズ位置検出用のポテ
ンショメータ10がある。
【0030】ポテンショメータ10は操作リング7上に
設けた被位置検出ギア7aに噛合う位置検出歯車11を
介して移動レンズ群1の位置を検出している。この移動
レンズ群1の位置検出は移動レンズ群1が指令位置に移
動するようにモータ9を駆動制御するために用いられ
る。
【0031】一方、モータ9の駆動力はギアヘッド1
2、モータ出力歯車13を介して駆動伝達機構の一部を
構成する中間歯車14へと伝達される。中間歯車14は
移動レンズ群1の光軸と平行な支軸14bに支持されて
おり、先端側の表面にはフェイスギア14aが設けられ
ている。中間歯車14の隣には同駆動伝達機構(状態切
換機構)の一部を構成する連結歯車15が位置してい
る。連結歯車15は移動レンズ群1の光軸と平行な支軸
15bにスライド可能に支持されている。連結歯車15
は中間歯車14と対向する先端側の表面にフェイスギア
15aが設けられ、中間歯車14のフェイスギア14a
とは所定の空隙を挟んで対向している。
【0032】連結歯車15の支軸15bには中間歯車1
4の反対側に切換部材としての電磁クラッチ16が取り
付けられている。電磁クラッチ16は後述する電動操作
判別手段19によりON−OFF制御されて、連結歯車
15を支軸15bの軸方向(軸線方向)へスライドさせ
ることによって、中間歯車14のフェイスギア14aと
連結歯車15のフェイスギア15aとの噛合いと離脱を
行い、電動による駆動状態と手動による手動操作状態と
を切り換えるようになっている。詳しくは、電磁クラッ
チ16はONに制御されると、中間歯車14と連結歯車
15とを連結する。これによって中間歯車14と連結歯
車15は一体的に回転して、モータ9の駆動力を連結歯
車15が操作リング7に伝達することによって移動レン
ズ群1を移動させる。また、電磁クラッチ16はOFF
に制御されると、中間歯車14と連結歯車15との連結
を離してモータ9の駆動力の連結歯車15への伝達を断
ち、操作リング7の手動操作による移動レンズ群1の移
動を可能とする。
【0033】また本実施形態例では、従来の光学装置に
見られるような手動と電動を切り換える切換え操作を不
要としている。次にその仕組みを図2及び図3を用いて
説明する。
【0034】図2は手動及び電動時の移動レンズ群の駆
動経路を示している。手動時には操作リング7により移
動レンズ群1が駆動される。電動時には光学装置の外表
面(本実施の形態ではドライブユニット8の外表面)に
設けた電動操作部材17を操作し、操作量に応じて出力
値が変化する信号(駆動指令信号)を電動駆動手段20
の一部を構成するモータ制御回路18へ指令してモータ
9に速度制御をかけている。モータ9と移動レンズ群1
の間には電磁クラッチ16があり、電動駆動時には電磁
クラッチ16をONにすることでモータ9と移動レンズ
群1間の駆動伝達を可能とし、手動操作時には電磁クラ
ッチ16をOFFにすることでモータ9と移動レンズ群
1間の駆動伝達を断つようにしている。
【0035】即ち、電磁クラッチ16と中間歯車14と
連結歯車15はモータ9の駆動を移動レンズ群1に伝
達する動力伝達経路中で伝達機構切換手段を構成してい
る。そして、後述する判別手段としての電動操作判別手
段19の判別結果に基づいて電磁クラッチ16がON−
OFF制御されることによって中間歯車14と連結歯車
15とを連結又は分離して、操作リング7による移動レ
ンズ群1の電動駆動と手動駆動(手動操作)を自動的に
切り換えるようにしている。
【0036】本実施形態例では、移動レンズ群1を手動
駆動と電動駆動に切り換える切換えレバーを設けていな
いため、電動操作部材17の出力信号(駆動指令信号)
を電動操作判別手段19により検知して移動レンズ群1
の手動駆動か、あるいは電動駆動かを判別し、該電動操
作判別手段19が判別した結果に基づいて電磁クラッチ
16を作動させている。つまり、電動操作部材17の出
力信号は、モータ制御回路18に速度指令を与えると同
時に、電動操作判別手段19において移動レンズ群1の
手動駆動か、あるいは電動駆動かを検知するための判断
要素として利用している。
【0037】電動操作部材17は図2に示すように、所
定の位置を基準にプラス方向とマイナス方向の両方向に
操作できるシーソースイッチにより構成され、図3に示
すように、スイッチの操作量(横軸)に応じて出力信号
(縦軸)が変化する。シーソースイッチを操作していな
い時は基準出力値に対応する基準信号が出力される。図
中の中央部(スイッチ操作量の(−)側の電動帯域と
(+)側の電動帯域との間)に微少のスイッチ操作量で
は出力信号が変化しない不感帯(手動帯域)を設けてい
るのは、電動操作部材17の操作上のあそびを持たせる
ためである。
【0038】前述した電動操作判別手段19では、図3
において、出力信号が変化しない範囲(基準出力値が一
定となる範囲)を手動操作(手動駆動)と判断し、出力
信号が基準出力値に対して変化する範囲(出力下限値か
ら(−)側の基準出力値までの範囲、及び(+)側の基
準出力値から出力上限値までの範囲)を電動操作(電動
駆動)と判断している。この電動操作判別手段19の判
別結果に基づいて電磁クラッチ16で動力伝達経路の一
部を切り換えている。即ち、電動操作判別手段19は出
力信号に基づいて電動駆動と判断した場合に電磁クラッ
チ16をONにして中間歯車14と連結歯車15とを噛
み合わせて連結する。これによって中間歯車14及び連
結歯車15はモータ9の駆動力を操作リング17に伝達
して移動レンズ群1を電動駆動する。また、電動操作判
別手段19は電動操作部材17からの出力信号に基づい
て手動駆動と判断した場合には、電磁クラッチ16をO
FFにして中間歯車14と連結歯車15との連結を解
く。これによってモータ9の駆動力の操作リング7への
伝達が断たれる。
【0039】このように本実施形態例では、電動操作部
材17からの出力信号に基づいて電動操作判別手段19
が移動レンズ群1の電動駆動か、あるいは手動駆動かを
判別し、この電動操作判別手段19の判別結果に基づい
てモータ9から移動レンズ群1までの動力伝達経路中で
電磁クラッチ16により中間歯車14と連結歯車15の
噛合いと離脱を自動的に切り換えている。従って、特別
な切り換え操作なしに移動レンズ群1を電動駆動、ある
いは手動駆動に自動的に切り換えることができる。
【0040】本実施形態例では、電動操作部材17の出
力信号から電動操作判別手段19が移動レンズ群1の手
動/電動を判断しているが、電動操作部材17にフォト
インタラプタ等を設けると共に、該電動操作部材17の
操作時の動作を検知する電動操作検知手段(図示せず)
を別途設け、この電動操作検知手段の検知結果に基づい
て、上記電動操作判別手段19により移動レンズ群1の
手動/電動を判別することも可能である。このように前
記電動操作検知手段を別途設けることにより電動操作部
材17からの出力信号(駆動指令信号)に生じるノイズ
に起因する判別ミスを防ぐことができる。また電動操作
部材17は光学装置の外表面だけでなく、テレビカメラ
本体やデマンドなど光学装置の外部に設けることも可能
である。
【0041】また、本実施形態例では、電動操作部材1
7の出力信号を電動操作判別手段19で検知して移動レ
ンズ群1の手動/電動を判断する場合を例示した。しか
しながら、この手動/電動の判断は電動操作部材17に
限らず、電動駆動手段20に電動駆動、あるいは手動駆
動を指令する指令信号であればその信号の信号発生源を
特定するものではない。即ち、光学装置の外部に電動駆
動手段20に移動レンズ群1の電動駆動、あるいは手動
駆動を指令する指令信号を出力するための光学装置制御
手段(図示せず)を設け、この光学装置制御手段から電
動駆動手段20が入力する移動レンズ群1の電動駆動、
あるいは手動駆動を指令する指令信号に基づいて、電動
操作判別手段19により移動レンズ群1の手動/電動を
判断するように構成することもできる。
【0042】(第2の実施形態例)本実施形態例では光
学装置としてテレビジョン撮影等に用いられる撮像装置
を例示している。
【0043】図4及び図5は本実施形態例の光学装置を
表している。図4に本実施形態例の光学装置のシステム
構成図を示す。
【0044】図4において、51はレンズ装置(撮影レ
ンズ)である。このレンズ装置51には前述の第1の実
施形態例の電動操作部材17が取り付けられている。ま
たレンズ装置51にはデマンド52が接続され、デマン
ド52上に設けた電動操作部材53の操作によって電動
でレンズ装置51内部の移動レンズ群1(図1参照)が
駆動できるようになっている。
【0045】54は光学装置制御手段としてのカメラコ
ントロールユニット(以下「CCU」という)である。
CCU54上には電動操作部材55が設けられている。
CCU54は電動操作部材55から出力される制御信号
をテレビカメラ本体(以下「カメラ」という)56を介
してレンズ装置51内部の移動レンズ群1を駆動するよ
うになっている。
【0046】このような構成の光学装置においては、カ
メラマンがレンズ装置51の電動操作部材17、あるい
はデマンド52の電動操作部材53を用いて移動レンズ
群1をレンズ駆動するケースをローカル操作と呼ぶ。一
方、カメラ56から離れた位置でカメラマンとは別のオ
ペレータがCCU54を用いて移動レンズ群1をレンズ
駆動するケースをリモート操作と呼んでいる。
【0047】図5に本実施形態例の光学装置におけるレ
ンズ装置のブロック図を示す。
【0048】本実施形態例の光学装置は、手動時には第
1の実施形態例で述べたように操作リング7により移動
レンズ群1を駆動する。一方、電動時には複数の信号発
生源である3つの駆動指令源から電動駆動手段20に対
し制御信号(駆動指令信号)を出力する。一つ目の駆動
指令源は第1の実施形態例と同じようにレンズ装置51
の外表面に設けた電動操作部材17であり、二つ目の駆
動指令源はデマンド52に設けた電動操作部材53であ
る。この二つの電動操作部材17,53は、操作量に応
じて出力値が変化する制御信号を電動駆動手段20の一
部を構成するモータ制御回路18へ指令してモータ9に
速度制御をかけている。3つ目の駆動指令源はカメラ5
6であり、CCU54が発生する制御信号はこのカメラ
56からレンズ装置51に入力され、電動駆動手段20
の一部を構成するモータ制御回路18へ指令してモータ
9に移動レンズ群1の位置制御をかけている。
【0049】モータ9と移動レンズ群1の間には第1の
実施形態例と同じように電磁クラッチ16があり、電動
駆動時には電磁クラッチ16をONすることで図1に示
す駆動伝達機構の中間歯車14と連結歯車15とを連結
して、モータ9と移動レンズ群1間での駆動力の駆動伝
達を可能とする。また電動駆動でない時は電磁クラッチ
16をOFFにすることで同駆動伝達機構の中間歯車1
4と連結歯車15との連結を解いて、モータ9と移動レ
ンズ群1間での駆動力の伝達を断つようにしている。
【0050】本実施形態例においても、第1の実施形態
例と同じように、移動レンズ群1を手動駆動と電動駆動
に切り換える切換えレバーを設けていないため、電動操
作部材17,53及びカメラ56からの出力信号(駆動
指令信号)を同時に電動操作判別手段19により検知し
て移動レンズ群1の手動/電動を判別している。そし
て、この電動操作判別手段19が判別した判別結果に基
づいて電磁クラッチ16を作動させている。
【0051】本実施形態例で示す電動操作判別手段19
は、第一の判別手段としての速度指令判別手段57と、
第二の判別手段としての位置指令判別手段58との二つ
判別手段から成り、速度指令あるいは位置指令の双方の
制御方式に対応して、移動レンズ群1の手動/電動を判
別できるように構成されている。
【0052】詳しくは、速度指令判別手段57は、レン
ズ装置51の外表面の電動操作部材17及びデマンド5
2の電動操作部材53の出力信号は速度指令であるため
に、第1の実施形態例で述べた電動操作判別手段19と
同じように該出力信号が基準値に対して変化しない範囲
を手動操作(手動モード)と判断し、該出力信号が基準
値に対して変化する範囲を電動操作(電動駆動)と判断
するように構成されている。そして、速度指令判別手段
57は、レンズ装置51の電動操作部材17及びデマン
ド52の電動操作部材53からの出力信号に基づいて手
動駆動と判断した場合に、電磁クラッチ16をOFFに
して中間歯車14と連結歯車15との連結を解く。これ
によってモータ9の駆動力の操作リング7への伝達が断
たれる。また、速度指令判別手段57は、レンズ装置5
1の電動操作部材17及びデマンド52の電動操作部材
53からの出力信号に基づいて電動駆動と判断した場合
には、電磁クラッチ16をONにして中間歯車14と連
結歯車15とを連結する。これによって中間歯車14及
び連結歯車15はモータ9の駆動力を操作リング7に伝
達して移動レンズ群1を電動駆動する。
【0053】一方、位置指令判別手段58は、カメラ5
3の出力信号は位置指令であるため、その出力信号の信
号値(出力値)を差分演算して求めた差分演算値がゼロ
の場合に手動操作(手動モード)と判断し、該差分演算
値がゼロ以外の場合は電動操作(電動駆動)と判断する
ように構成されている。そして、位置指令判別手段58
は、差分演算値がゼロの場合に電磁クラッチ16をOF
Fにして中間歯車14と連結歯車15との連結を解く。
これによってモータ9の駆動力の操作リング7への伝達
が断たれる。また、位置指令判別手段58は、差分演算
値がゼロ以外の場合には、電磁クラッチ16をONにし
て中間歯車14と連結歯車15とを連結する。これによ
って中間歯車14及び連結歯車15はモータ9の駆動力
を操作リング7に伝達して移動レンズ群1を電動駆動す
る。
【0054】このように本実施形態例では、レンズ装置
51の電動操作部材17及びデマンド52の電動操作部
材53からの速度指令の出力信号、あるいはカメラ56
からの位置指令の出力信号の双方の制御方式に対応し
て、電動操作判別手段19が個別に移動レンズ群1の電
動駆動か、あるいは手動駆動かを判別し、この電動操作
判別手段19の判別結果に基づいてモータ9から移動レ
ンズ群1までの動力伝達経路中で電磁クラッチ16によ
り中間歯車14と連結歯車15の噛み合いと離脱を自動
的に切り換えている。
【0055】なお、本実施形態例では、速度指令と位置
指令の双方に対応できるように2つの判別手段57,5
8を設けているが、例えば電動駆動方式が速度指令のみ
の場合は、速度指令判別手段のみを設けるだけで構わな
い。また、本実施形態例の光学装置は、二つの電動操作
部材17,53、あるいはカメラ56からの制御信号
(駆動指令信号)が同時に出力された場合には、これら
の制御信号の合成された信号をもとに移動レンズ群1が
電動駆動されることになる。
【0056】従って、本実施形態例では、レンズ装置5
1の外表面の電動操作部材17だけでなく、三脚を用い
て撮影する時に使用するデマンド52や、CCU54を
用いて遠隔からカメラマン以外のオペレータが同時に操
作する場合においても、特別な切り換え操作なしに移動
レンズ群1を電動駆動、あるいは手動駆動に自動的に切
り換えることができる。このため、様々な撮影状況にお
いても使い勝手に優れた光学装置を提供することができ
る。
【0057】本実施形態例では、電動操作部材17,5
3,55の出力信号(制御信号)から電動操作判別手段
19が移動レンズ群1の手動/電動を判断しているが、
電動操作部材17,53,55にフォトインタラプタ等
を設けると共に、該電動操作部材17,53,55の操
作時の動作を検知する電動操作検知手段(図示せず)を
別途設け、この電動操作検知手段の検知結果に基づい
て、上記電動操作判別手段19により移動レンズ群1の
手動/電動を判別することも可能である。このように前
記電動操作検知手段を別途設けることにより電動操作部
材17,53,55からの出力信号(駆動指令信号)に
生じるノイズに起因する判別ミスを防ぐことができる。
【0058】(第3の実施形態例)本実施形態例では光
学装置として前述の第2の実施形態例と同じようにテレ
ビジョン撮影等に用いられる撮像装置を例示している。
【0059】本実施形態例で示す光学装置のシステム構
成は第2の実施形態例の光学装置のそれと同じである。
従って、第2の実施形態例の光学装置と共通する部材に
は同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0060】図6に本実施形態例の光学装置におけるレ
ンズ装置のブロック図を示す。
【0061】本実施形態例の光学装置において、移動レ
ンズ群1を電動駆動するための制御信号(駆動指令信
号)を発生する信号発生源である駆動指令源(制御信号
発生源)として、レンズ装置51の外表面に設けた電動
操作部材17とデマンド52の電動操作部材53、そし
てカメラ56の3つを備えていることは第2の実施形態
例の光学装置と同じである。
【0062】前述した第2の実施形態例の光学装置で
は、それぞれの駆動指令源17,53,56から同時に
制御信号が発生した場合、それぞれの制御信号を合成し
た信号をもとに移動レンズ群1が電動駆動されるが、本
実施形態例の光学装置は、駆動指令源17,53,56
から同時に制御信号が発生した場合、優先的に1つの制
御信号を指定する優先順位指定手段59を備えることを
特徴としている。
【0063】即ち、レンズ装置51の外装面に設けた電
動操作部材17とデマンドの電動操作部材53には速度
指令判別手段57が設けられ、カメラ56には位置指令
判別手段58が設けられて、速度指令判別手段57と位
置指令判別手段58とで電動操作判別手段19を構成し
ている。速度指令判別手段57による移動レンズ群1の
電動/手動の判別は第2の実施形態例の場合と同じであ
り、また位置指令判別手段58による移動レンズ群1の
電動/手動の判別も第2の実施形態例の場合と同じであ
る。そして、電動操作判別手段19による移動レンズ群
1の電動/手動の判別結果と3つの駆動指令源17,5
3,56の制御信号は優先順位指定手段59へ送られ
る。
【0064】3つの駆動指令源17,53,56から同
時に駆動指令信号、即ち、移動レンズ群1の電動駆動の
制御信号(電動駆動指令信号)が発生した場合、優先順
位指定手段59は予め設定されている優先順位決定アル
ゴリズムを基に1つの制御信号を指定する。そして、優
先順位指定手段59はその1つの制御信号をモータ制御
回路18へ指令してモータ9を制御すると同時に、電磁
クラッチ16をONにして図1に示す中間歯車14と連
結歯車15とを連結する。これによって中間歯車14及
び連結歯車15はモータ9の駆動力を操作リング7に伝
達して移動レンズ群1を電動駆動する。
【0065】また、優先順位指定手段59の持つ優先順
位決定アルゴリズムは複数のアルゴリズムの中から優先
順位切換手段60により選択することができ、用途に応
じて優先順位を切り換えることができると同時に、優先
的に選択される駆動指令源17,53,56を表示部6
1で確認することができる。
【0066】優先順位指定手段59は3つの駆動指令源
17,53,56から同時に移動レンズ群1の電動駆動
の制御信号が発生した場合に一つの制御信号を指定する
が、それ以外の場合には電動操作判別手段19による移
動レンズ群1の電動/手動の判別結果に基づいて第2の
実施形態例と同じように電磁クラッチ16をON−OF
F制御して、中間歯車14と連結歯車15の噛み合いと
離脱を自動的に切り換えている。
【0067】従って、本実施形態例では、レンズ装置5
1の外表面の電動操作部材17だけでなく、三脚を用い
て撮影する時に使用するデマンド52や、CCU54を
用いて遠隔からカメラマン以外のオペレータが操作する
場合においても、特別な切り換え操作なしに移動レンズ
群1を電動駆動、あるいは手動駆動に自動的に切り換え
ることができる。このため、様々な撮影状況においても
使い勝手に優れた光学装置を提供することができると同
時に、カメラマンとCCUオペレータが誤って同時に電
動操作するような事態が生じても、移動レンズ群1が意
に反した動作をすることなく良好な操作環境を提供する
ことができる。
【0068】本実施形態例では、電動操作部材17,5
3,55の出力信号(制御信号)から電動操作判別手段
19が移動レンズ群1の手動/電動を判断しているが、
電動操作部材17,53,55にフォトインタラプタ等
を設けると共に、該電動操作部材17,53,55の操
作時の動作を検知する電動操作検知手段(図示せず)を
別途設け、この電動操作検知手段の検知結果に基づい
て、上記電動操作判別手段19により移動レンズ群1の
手動/電動を判別することも可能である。このように前
記電動操作検知手段を別途設けることにより電動操作部
材17,53,55からの出力信号(駆動指令信号)に
生じるノイズに起因する判別ミスを防ぐことができる。
【0069】(第4の実施形態例)本実施形態例では光
学装置として前述の第2の実施形態例と同じようにテレ
ビジョン撮影等に用いられる撮像装置を例示している。
【0070】本実施形態例で示す光学装置のシステム構
成は第2の実施形態例の光学装置のそれと同じである。
従って、第2の実施形態例の光学装置と共通する部材に
は同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0071】図7に本実施形態例の光学装置におけるレ
ンズ装置のブロック図を示す。
【0072】本実施形態例の光学装置において、移動レ
ンズ群1を電動駆動するための制御信号(駆動指令信
号)を発生する信号発生源である駆動指令源(制御信号
発生源)として、レンズ装置51の外表面に設けた電動
操作部材17とデマンド52の電動操作部材53、そし
てカメラ56の3つを備えていることは第2の実施形態
例の光学装置と同じである。
【0073】第2及び第3の実施形態例では上記3つの
駆動指令源17,53,56からの制御信号(駆動指令
信号)によって移動レンズ群1の電動駆動が可能である
が、例えばレンズ装置51の電動操作部材17及びデマ
ンド52の電動操作部材53を用いて移動レンズ群1を
電動操作するカメラマンと、レンズ装置51から離れた
位置でCCU54を用いて移動レンズ群1を電動操作す
るオペレータとの双方から光学装置を操作する場合、オ
ペレータの電動操作のみ可能にし、カメラマンの電動操
作を無効にすることを好むケースが発生する。
【0074】本実施形態例では、このような場合を考慮
し、特定の駆動指令源(例えば、電動操作部材17,5
3)からの駆動指令信号に対しては、その駆動指令信号
の有無に関わらず電動駆動を無効にするような信号源選
別手段62を設けることを特徴としている。
【0075】即ち、レンズ装置51の外表面に設けた電
動操作部材17とデマンド52の電動操作部材53には
速度指令判別手段57が設けられ、カメラ56には位置
指令判別手段58が設けられて、速度指令判別手段57
と位置指令判別手段58とで電動操作判別手段19を構
成している。速度指令判別手段57による移動レンズ群
1の電動/手動の判別は第2の実施形態例の場合と同じ
であり、また位置指令判別手段58による移動レンズ群
1の電動/手動の判別も第2の実施形態例の場合と同じ
である。そして、電動操作判別手段19による移動レン
ズ群1の電動/手動の判別結果と3つの駆動指令源1
7,53,56の制御信号は信号源選別手段62へ送ら
れる。
【0076】この時、信号源選別手段62は、特定の制
御信号発生源17,53からの電動駆動指令信号(移動
レンズ群1の電動駆動を意味する駆動指令信号)に対し
ては、その駆動指令信号の有無に関わらず電磁クラッチ
16をOFFにして中間歯車14と連結歯車15との接
続(連結)及び移動レンズ群1の電動駆動を無効にして
いる。前記特定の駆動指令源17,53以外の駆動指令
源56からの電動駆動指令信号については第2及び第3
の実施形態例と同じようにモータ制御回路18へ指令し
てモータ9を制御すると同時に電磁クラッチ16をON
にして移動レンズ群1を電動駆動している。
【0077】また信号源選別手段62には、複数の駆動
指令源17,53,56の中でどの駆動指令源からの電
動駆動指令信号に対しては手動から電動に自動切り換え
して移動レンズ群1を電動駆動するかを選択する信号源
切換手段63を設けている。信号源切換手段63は、例
えばカメラ56からの制御信号(電動駆動指令信号)の
み有効にして、レンズ装置51の電動操作部材17及び
デマンド52の電動操作部材53からの制御信号(電動
駆動指令信号)は無効にしたり、あるいはレンズ装置5
1の電動操作部材17及びデマンドの電動操作部材53
からの制御信号(電動駆動指令信号)のみ有効にして、
カメラ56からの制御信号(電動駆動指令信号)を無効
にしたりすることができる。また、移動レンズ群1の電
動駆動を意味する制御信号を全て無効にして、移動レン
ズ群1の移動をカメラマンによる操作リング7の手動操
作の操作のみで行うようにすることも可能である。ま
た、レンズ装置51の電動操作部材17とデマンド52
の電動操作部材53の制御信号をまとめて信号処理して
いるが、それぞれ独立して信号処理することも可能であ
る。さらに信号源切換手段63には複数の駆動指令源1
7,53,56の切り換え状況を表示する表示部64を
設け、信号源選別手段62での複数の駆動指令源17,
53,56の設定状況(選択状態)が確認できるように
なっている。
【0078】従って、本実施形態例では、レンズ装置5
1の外表面の電動操作部材17だけでなく、三脚を用い
て撮影する時に使用するデマンド52や、CCU54を
用いて遠隔からカメラマン以外のオペレータが操作する
場合においても、特別な切り換え操作なしに移動レンズ
群1を電動駆動、あるいは手動駆動に自動的に切り換え
ることができる。このため、様々な撮影状況においても
使い勝手に優れた光学装置を提供することができると同
時に、カメラマンとCCUオペレータの双方が電動操作
するのではなく、一人の操作者のみが優先的に電動操作
できるような環境をつくることにより、様々な撮影状況
に応じた良好な操作環境を提供することができる。
【0079】本実施形態例では、電動操作部材17,5
3,55の出力信号(制御信号)から電動操作判別手段
19が移動レンズ群1の手動/電動を判断しているが、
電動操作部材17,53,55にフォトインタラプタ等
を設けると共に、該電動操作部材17,53,55の操
作時の動作を検知する電動操作検知手段(図示せず)を
別途設け、この電動操作検知手段の検知結果に基づい
て、上記電動操作判別手段19により移動レンズ群1の
手動/電動を判別することも可能である。このように前
記電動操作検知手段を別途設けることにより電動操作部
材17,53,55からの出力信号(駆動指令信号)に
生じるノイズに起因する判別ミスを防ぐことができる。
【0080】(第5の実施形態例)本実施形態例では光
学装置として前述の第2の実施形態例と同じようにテレ
ビジョン撮影等に用いられる撮像装置を例示している。
【0081】本実施形態例で示す光学装置のシステム構
成は第2の実施形態例の光学装置のそれと同じである。
従って、第2の実施形態例の光学装置と共通する部材に
は同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0082】図8に本実施形態例の光学装置におけるレ
ンズ装置のブロック図を示す。
【0083】本実施形態例の光学装置において、移動レ
ンズ群1を電動駆動するための制御信号(駆動指令信
号)を発生する信号発生源である駆動指令源(制御信号
発生源)として、レンズ装置51の外表面に設けた電動
操作部材17とデマンドの電動操作部材53、そしてカ
メラ56の3つを備えていることは第2、第3、及び第
4の実施形態例と同じである。本実施形態例の特徴はい
かなる駆動指令源17,53,56から電動駆動指令信
号(移動レンズ群1の電動駆動を意味する駆動指令信
号)を受けても、マニュアル操作中は電磁クラッチ16
をONにして移動レンズ群1を電動駆動に切り換えるこ
となくマニュアルモードを維持することを特徴としてい
る。
【0084】図8は図7で示したブロック図に加え、本
実施形態例の特徴部分を付加したものである。以下に本
発明の特徴部分のみを詳細に説明する。
【0085】図8において、66は手動操作検出手段で
あり、カメラマンが光学装置のマニュアル環を操作中か
否かを検出している。19の電動操作判別手段では移動
レンズ群1が電動駆動か電動駆動ではないか(手動モー
ド)を判別しているものであり、手動操作中か否かを判
別するものではない。65はレンズ位置検出手段であ
り、移動レンズ群1のレンズ位置を検出している。68
はレンズ動作状態検出手段であり、レンズ位置検出手段
65の検出値の差分演算から移動レンズ群1が動作して
いるか、あるいは停止しているかを検出している。
【0086】手動操作検出手段66は、レンズ動作状態
検出手段68及び電動操作判別手段19の2つ検知結果
から、カメラマンがマニュアル環を操作しているか否か
を検出している。即ち、レンズ動作状態検出手段68に
より移動レンズ群1が動いていることを検出し、かつ電
動操作判別手段19の判別結果が手動モードと判別した
場合に、手動操作開始と判別し、レンズ動作状態検出手
段68により移動レンズ群1が停止することを検知する
までの時間をマニュアル操作中と検知している。
【0087】本実施形態例では、手動操作検出手段66
が手動操作中と検知した場合、途中で電動駆動指令信号
を受けた場合においても、電磁クラッチ16による中間
歯車14と連結歯車15の接続(連結)ならびに移動レ
ンズ群1の電動駆動を無効にしている。なお手動操作検
出手段66により一度手動操作開始と判断すると、移動
レンズ群1が停止するまでの間は手動操作中と判断する
ので、操作リング7の手動操作途中で電動操作部材1
7,53からの制御信号により電動操作判別手段19が
電動操作と判別しても手動操作中であるという手動操作
検出手段66の検出結果が変わることはない。
【0088】また、67はモード切換手段であり、前述
した手動操作中は移動レンズ群1の電動駆動を受け付け
ないマニュアル優先モードと、第1〜4の実施形態例に
記載したように手動操作中においても電動駆動を意味す
る制御信号(電動駆動指令信号)に基づいて電動駆動に
切り換わるノーマルモードの2つの動作モードを切り換
え可能にしている。
【0089】従って、本実施形態例では、レンズ装置5
1の外表面の電動操作部材17だけでなく、三脚を用い
て撮影する時に使用するデマンド52や、CCU54を
用いて遠隔からカメラマン以外のオペレータが操作する
場合においても、特別な切り換え操作なしに移動レンズ
群1の電動駆動、あるいは手動駆動に自動的に切り換え
ることができる。このため、様々な撮影状況に置いても
使い勝手に優れた光学装置を提供することができると同
時に、CCUオペレータの操作に関わらずカメラマンの
手動操作を優先する環境をつくることにより、様々な撮
影状況に応じた良好な操作環境を提供することができ
る。
【0090】本実施形態例では、電動操作部材17,5
3,55の出力信号(制御信号)から電動操作判別手段
19が移動レンズ群1の手動/電動を判断しているが、
電動操作部材17,53,55にフォトインタラプタ等
を設けると共に、該電動操作部材17,53,55の操
作時の動作を検知する電動操作検知手段(図示せず)を
別途設け、この電動操作検知手段の検知結果に基づい
て、上記電動操作判別手段19により移動レンズ群1の
手動/電動を判別することも可能である。このように前
記電動操作検知手段を別途設けることにより電動操作部
材17,53,55からの出力信号(駆動指令信号)に
生じるノイズに起因する判別ミスを防ぐことができる。
【0091】以上説明したように、本実施の形態例によ
れば、光学装置内部あるいは光学装置外部から電動駆動
手段に駆動を指令する駆動指令信号に基づいて電動判別
手段により光学手段を電動駆動か、あるいは手動駆動か
の判別を行い、この判別結果に基づいて伝達機構切換手
段により光学手段を手動駆動あるいは電動駆動に自動的
に切り換える構成としたので、従来の光学装置のような
クラッチレバーによる特別な切換え操作なしに光学手段
を手動駆動と電動駆動に自動的に切り換えることができ
る。
【0092】また、電動操作部材が出力する電動駆動手
段への駆動指令信号、あるいは電動操作検知手段が検知
する電動操作部材の操作時の動作に基づいて電動操作判
別手段により光学手段を電動駆動か、あるいは手動駆動
かの判別を行い、この判別結果に基づいて伝達機構切換
手段により光学手段を手動駆動あるいは電動駆動に自動
的に切換える構成としたので、従来の光学装置のような
クラッチレバーによる特別な切換え操作なしに光学手段
を手動駆動と電動駆動に自動的に切り換えることができ
る。
【0093】さらに、光学装置外表面の電動操作部材だ
けでなく、三脚を用いて撮影する時に使用するデマンド
や、CCUを用いて遠隔からカメラマン以外のオペレー
タが同時に操作する場合においても、特別な切り換え操
作なしに光学手段を手動駆動あるいは電動駆動に自動的
に切り換えることができるので、様々な撮影状況に応じ
た使い勝手に優れた光学装置を提供することができる。
【0094】前述した各実施形態例では、光学手段とし
てフォーカスレンズやズームレンズなどの移動レンズ群
の場合を例示したが、本発明の光学装置における光学手
段はアイリス、マクロ等いかなる光学手段でも構わな
い。
【0095】また、本発明の光学装置は前述した実施形
態例の撮影レンズだけでなく、雲台装置等いかなる光学
装置にも適用可能である。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特別な切換え操作なしに光学手段を手動駆動と電動駆動
に自動的に切換えることができるので、手動と電動の迅
速な切換えを実現でき、操作性に優れた光学装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態例の光学装置における移動レン
ズ群のレンズ駆動機構を表わす概略構成図である。
【図2】同実施形態例の光学装置の移動レンズ群の手動
及び電動時の駆動経路図である。
【図3】同実施形態例の光学装置の電動操作部材の出力
信号の説明図である。
【図4】第2の実施形態例の光学装置のシステム構成図
である。
【図5】同第2の実施形態例の光学装置の移動レンズ群
の手動及び電動時の駆動経路図である。
【図6】第3の実施形態例の光学装置の移動レンズ群の
手動及び電動時の駆動経路図である。
【図7】第4の実施形態例の光学装置の移動レンズ群の
手動及び電動時の駆動経路図である。
【図8】第5の実施形態例の光学装置の移動レンズ群の
手動及び電動時の駆動経路図である。
【図9】従来の光学装置の外観図である。
【図10】従来の光学装置におけるクラッチ機構の概略
構成図である。
【符号の説明】
1 :移動レンズ群 7 :操作リング 9 :レンズ駆動用モータ 14 :中間歯車 15 :連結歯車 16 :磁気クラッチ 17 :電動操作部材 18 :モータ制御回路 19 :電動操作判別手段 20 :電動駆動手段 51 :レンズ装置 52 :デマンド 53 :デマンドの電動操作部材 54 :CCU 55 :CCUの電動操作部材 57 :速度指令判別手段 58 :位置指令判別手段 59 :優先順位指定手段 60 :優先順位切換手段 61 :表示部 62 :信号源選別手段 63 :信号源切換手段 64 :表示部 65 :レンズ位置検出手段 66 :手動操作検出手段 67 :モード切換手段 68 :レンズ動作状態検出手段

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動の光学手段を手動、あるいは電動に
    より駆動する光学装置において、 該光学手段を手動により駆動する手動操作手段と、該光
    学手段を電動により駆動する電動駆動手段と、該電動駆
    動手段を駆動するための駆動指令信号に基づいて該光学
    手段の電動駆動か、あるいは手動駆動かの判別をする判
    別手段と、該判別手段の判別結果に基づいて該光学手段
    を電動駆動、あるいは手動駆動に自動的に切り換える伝
    達機構切換手段とを有することを特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 可動の光学手段を手動、あるいは電動に
    より駆動する光学装置において、 該光学手段を手動により駆動する手動操作手段と、該光
    学手段を電動により駆動する電動駆動手段と、複数の信
    号発生源から該電動駆動手段を駆動するために送られる
    駆動指令信号に基づいて該光学手段の電動駆動か、ある
    いは手動駆動かの判別をする判別手段と、該判別手段の
    判別結果に基づいて該光学手段を電動駆動、あるいは手
    動駆動に自動的に切り換える伝達機構切換手段とを有す
    ることを特徴とする光学装置。
  3. 【請求項3】 該電動駆動手段には駆動指令信号が該光
    学装置の内部から指令されることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の光学装置。
  4. 【請求項4】 該電動駆動手段には駆動指令信号が該光
    学装置の外部から指令されることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の光学装置。
  5. 【請求項5】 該伝達機構切換手段は該電動駆動手段の
    駆動源から該光学手段までの動力伝達経路の一部を自動
    的に切り換えることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の光学装置。
  6. 【請求項6】 該伝達機構切換手段は該電動駆動手段の
    駆動源から該光学手段までの動力伝達経路の一部に配し
    た連結又は分離可能な駆動伝達機構を該判別手段の判別
    結果に基づいて切換部材により自動的に連結又は分離す
    ることによって該光学手段を電動駆動、あるいは手動駆
    動に切り換えていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の光学装置。
  7. 【請求項7】 可動の光学手段を手動あるいは電動によ
    り駆動する光学装置において、 該光学手段を手動により駆動する手動操作手段と、該光
    学手段を電動により駆動する電動駆動手段と、該電動駆
    動手段に駆動指令信号を出力するための電動操作部材
    と、該電動駆動手段への駆動指令信号に基づいて該光学
    手段の電動駆動か、あるいは手動駆動かの判別をする判
    別手段と、該判別手段の判別結果に基づいて該光学手段
    を電動駆動、あるいは手動駆動に自動的に切り換える伝
    達機構切換手段とを有することを特徴とする光学装置。
  8. 【請求項8】 該電動操作部材は該光学装置の外部に設
    けた光学装置制御手段に具備されていることを特徴とす
    る請求項7に記載の光学装置。
  9. 【請求項9】 可動の光学手段を手動あるいは電動によ
    り駆動する光学装置において、 該光学手段を手動により駆動する手動操作手段と、該光
    学手段を電動により駆動する電動駆動手段と、該電動駆
    動手段に駆動指令信号を出力するための複数の信号発生
    源としての複数の電動操作部材と、該電動駆動手段への
    駆動指令信号に基づいて該光学手段の電動駆動か、ある
    いは手動駆動かの判別をする判別手段と、該判別手段の
    判別結果に基づいて該光学手段を電動駆動、あるいは手
    動駆動に自動的に切り換える伝達機構切換手段とを有す
    ることを特徴とする光学装置。
  10. 【請求項10】 該複数の電動操作部材のうち、一つの
    電動操作部材は該光学装置の外部に設けた光学装置制御
    手段に具備されていることを特徴とする請求項9に記載
    の光学装置。
  11. 【請求項11】 該伝達機構切換手段は該電動駆動手段
    の駆動源から該光学手段までの動力伝達経路の一部を自
    動的に切り換えることを特徴とする請求項7又は9に記
    載の光学装置。
  12. 【請求項12】 該伝達機構切換手段は該電動駆動手段
    の駆動源から該光学手段までの動力伝達経路の一部に配
    した連結又は分離可能な駆動伝達機構を該判別手段の判
    別結果に基づいて切換部材により自動的に連結又は分離
    することによって該光学手段を電動駆動、あるいは手動
    駆動に切り換えていることを特徴とする請求項7又は9
    に記載の光学装置。
  13. 【請求項13】 可動の光学手段を手動、あるいは電動
    により駆動する光学装置において、 該光学手段を手動により駆動する手動操作手段と、該光
    学手段を電動により駆動する電動駆動手段と、該電動駆
    動手段に駆動指令信号を出力するための電動操作部材
    と、該電動操作部材の操作時の動作を検知する電動操作
    検知手段と、該電動操作検知手段の検知結果に基づいて
    該光学手段の電動駆動か、あるいは手動駆動かの判別を
    する判別手段と、該判別手段の判別結果に基づいて該光
    学手段を電動駆動、あるいは手動駆動に自動的に切換え
    る伝達機構切換手段とを有することを特徴とする光学装
    置。
  14. 【請求項14】 該電動操作部材は該光学装置の外部に
    設けた光学装置制御手段に具備されていることを特徴と
    する請求項13に記載の光学装置。
  15. 【請求項15】 可動の光学手段を手動、あるいは電動
    により駆動する光学装置において、 該光学手段を手動により駆動する手動操作手段と、該光
    学手段を電動により駆動する電動駆動手段と、該電動駆
    動手段に駆動指令信号を出力するための複数の信号発生
    源としての複数の電動操作部材と、該複数の電動操作部
    材の操作時の動作を検知する複数の電動操作検知手段
    と、該電動操作検知手段の検知結果に基づいて該光学手
    段の電動駆動か、あるいは手動駆動かの判別をする判別
    手段と、該判別手段の判別結果に基づいて該光学手段を
    電動駆動、あるいは手動駆動に自動的に切り換える伝達
    機構切換手段とを有することを特徴とする光学装置。
  16. 【請求項16】 該複数の電動操作部材のうち、一つの
    電動操作部材は該光学装置の外部に設けた光学装置制御
    手段に具備されていることを特徴とする請求項15に記
    載の光学装置。
  17. 【請求項17】 該伝達機構切換手段は該電動駆動手段
    の駆動源から該光学手段までの動力伝達経路の一部を自
    動的に切換えることを特徴とする請求項13又は15に
    記載の光学装置。
  18. 【請求項18】 該伝達機構切換手段は該電動駆動手段
    の駆動源から該光学手段までの動力伝達経路の一部に配
    した連結又は分離可能な駆動伝達機構を該判別手段の判
    別結果に基づいて切換部材により自動的に連結又は分離
    することによって該光学手段を電動駆動、あるいは手動
    駆動に切り換えていることを特徴とする請求項13又は
    15に記載の光学装置。
  19. 【請求項19】 該判別手段は該電動駆動手段への駆動
    指令信号の出力値が変化する範囲と変化しない範囲とか
    ら該光学部材の電動駆動か、あるいは手動駆動かの判別
    をすることを特徴とする請求項1、2、7、9、13又
    は15に記載の光学装置。
  20. 【請求項20】 該判別手段は該電動駆動手段への駆動
    指令信号の出力値が変化する範囲と変化しない範囲とか
    ら該光学部材の電動駆動か、あるいは手動駆動かの判別
    すると共に、該電動駆動手段への駆動指令信号の出力値
    の差分演算から該光学部材の電動駆動か、あるいは手動
    駆動かの判別をすることを特徴とする請求項2、9、又
    は15に記載の光学装置。
  21. 【請求項21】 該判別手段は、該電動駆動手段の駆動
    源への速度指令である駆動指令信号に基づいて該光学手
    段の電動駆動か、あるいは手動駆動かの判別をする第一
    の判別手段と、該電動駆動手段の駆動源への該光学手段
    の位置指令である駆動指令信号に基づいて該光学手段の
    電動駆動か、あるいは手動駆動かの判別をする第2の判
    別手段とに分けて構成されることを特徴とする請求項2
    0に記載の光学装置。
  22. 【請求項22】 複数の駆動指令信号が該電動駆動手段
    に同時に入力された場合、一つの駆動指令信号が優先的
    に指定されるアルゴリズムを有する優先順位指定手段を
    備えることを特徴とする請求項21に記載の光学装置。
  23. 【請求項23】 該光学手段の複数の電動駆動指令信号
    が該電動駆動手段に同時に入力された場合、一つの電動
    駆動指令信号が優先的に指定されるアルゴリズムを複数
    持ち、複数の該アルゴリズムの中から一つを選択できる
    優先順位切換手段と、該優先順位切換手段の設定状況が
    目視で確認できる表示部を備えていることを特徴とする
    請求項22に記載の光学装置。
  24. 【請求項24】 複数の駆動指令信号の中で、特定の信
    号発生源からの該光学手段の電動駆動指令信号に対して
    は、その電動駆動指令信号の有無にかかわらず該光学手
    段の電動駆動への自動切り換えを無効にする信号源選別
    手段を有することを特徴とする請求項20に記載の光学
    装置。
  25. 【請求項25】 複数の駆動指令信号の中で、特定の信
    号発生源からの該光学手段の電動駆動指令信号に対して
    は、その電動駆動指令信号の有無にかかわらず該光学手
    段の電動駆動への自動切り換えを無効にする信号源選別
    手段に加え、該信号源選別手段で選別する信号発生源を
    切り換える信号源切換手段と、該信号源選別手段の選択
    状態を表示する表示部とを有することを特徴とする請求
    項20に記載の光学装置。
  26. 【請求項26】 該信号源切換手段は、ドライブユニッ
    トに設けた電動操作部材及びドライブユニットに接続さ
    れたデマンドの電動操作部材と、光学装置制御手段との
    2つの信号発生源に切り換えることを特徴とする請求項
    25に記載の光学装置。
  27. 【請求項27】 該光学手段が手動操作中であることを
    検出する手動操作検出手段を備え、該手動操作検出手段
    が該光学手段は手動操作中であること検知した場合に
    は、電動駆動指令信号の有無にかかわらず、該伝達機構
    切換手段を該光学手段の電動駆動に切り換えることを禁
    止し、該光学手段の手動モードを維持することを特徴と
    する24又は25に記載の光学装置。
  28. 【請求項28】 該手動操作検出手段は、該光学手段の
    位置を検出するレンズ位置検出手段の検出結果から該光
    学手段が動作しているか、あるいは停止しているかを検
    出する動作状態検出手段の検出結果と、該判別手段によ
    る該光学手段の電動駆動か、あるいは手動駆動かの判別
    結果との2つの結果から該光学手段が手動操作中か否か
    を検出し、該動作状態検出手段の検出結果が光学手段の
    動作中であり、かつ該判別手段の判別結果が手動モード
    である場合は、該光学手段が手動操作中であると判別し
    ていることを特徴とする請求項27に記載の光学装置。
  29. 【請求項29】 該光学手段が手動操作中には、電動駆
    動指令信号の有無にかかわらず、伝達機構切換手段を電
    動駆動に切り換えることを禁止して手動モードに維持す
    るマニュアル優先モードと、該光学手段が手動操作中で
    も電動駆動指令信号がある場合には電動駆動するノーマ
    ルモードとの2つの動作モードを有し、該2つの動作モ
    ードを切り換えるモード切換手段を備えることを特徴と
    する請求項28に記載の光学装置。
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