JPH11344106A - 自動変速機の制御装置および制御方法 - Google Patents
自動変速機の制御装置および制御方法Info
- Publication number
- JPH11344106A JPH11344106A JP10148692A JP14869298A JPH11344106A JP H11344106 A JPH11344106 A JP H11344106A JP 10148692 A JP10148692 A JP 10148692A JP 14869298 A JP14869298 A JP 14869298A JP H11344106 A JPH11344106 A JP H11344106A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shift
- automatic transmission
- friction engagement
- engagement device
- clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims abstract description 51
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 17
- 230000032683 aging Effects 0.000 claims description 37
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 7
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 5
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 4
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 3
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 3
- 238000003745 diagnosis Methods 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000004397 blinking Effects 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 238000012886 linear function Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/04—Smoothing ratio shift
- F16H61/06—Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure
- F16H61/061—Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure using electric control means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/01—Monitoring wear or stress of gearing elements, e.g. for triggering maintenance
- F16H2057/014—Monitoring wear or stress of gearing elements, e.g. for triggering maintenance of friction elements in transmissions
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H2342/00—Calibrating
- F16H2342/04—Calibrating engagement of friction elements
- F16H2342/044—Torque transmitting capability
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/68—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for stepped gearings
- F16H61/684—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for stepped gearings without interruption of drive
- F16H61/686—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for stepped gearings without interruption of drive with orbital gears
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S477/00—Interrelated power delivery controls, including engine control
- Y10S477/906—Means detecting or ameliorating the effects of malfunction or potential malfunction
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】摩擦係合装置が経年変化した場合でも全ての変
速において良好な変速特性が得られる自動変速機の制御
装置及び制御方法を提供する。 【解決手段】特定の変速パターンでクラッチの経年変化
を判定し、その結果を該クラッチの関与する他の変速に
反映させる構成とする。
速において良好な変速特性が得られる自動変速機の制御
装置及び制御方法を提供する。 【解決手段】特定の変速パターンでクラッチの経年変化
を判定し、その結果を該クラッチの関与する他の変速に
反映させる構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の自動変速
機における変速動作に用いられる油圧を制御するための
自動変速機の制御装置および制御方法に関する。
機における変速動作に用いられる油圧を制御するための
自動変速機の制御装置および制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の制御方法は、例えば、特
開平6−341527 号公報に記載のように例えば、変速中に
おけるトルク相開始からイナーシャ相開始までの時間を
計測し、その時間変化から解放側クラッチ油圧の経年変
化を推定し、前記解放側クラッチ油圧の設定値を補正し
ている。ここで、トルク相とは、例えば図3中の出力軸
トルク,To信号(後述する)の時間的変化に着目する
と、1速から2速への変速開始時にギア比,Gr信号が
変化せずに出力軸トルクのみ変化する期間のことであ
る。また、トルク相の後、変速機内のクラッチが係合し
始め、ギア比が変化する期間をイナーシャ相と呼ぶ。
開平6−341527 号公報に記載のように例えば、変速中に
おけるトルク相開始からイナーシャ相開始までの時間を
計測し、その時間変化から解放側クラッチ油圧の経年変
化を推定し、前記解放側クラッチ油圧の設定値を補正し
ている。ここで、トルク相とは、例えば図3中の出力軸
トルク,To信号(後述する)の時間的変化に着目する
と、1速から2速への変速開始時にギア比,Gr信号が
変化せずに出力軸トルクのみ変化する期間のことであ
る。また、トルク相の後、変速機内のクラッチが係合し
始め、ギア比が変化する期間をイナーシャ相と呼ぶ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−341527 号公報に記載のもののように、特定の変速パ
ターンにおける特定の摩擦係合装置の経年変化を検出
し、油圧指令値を補正する場合には、図2に示すように
1−2変速,2−3変速などの変速パターン毎かつ締結
側クラッチと解放側クラッチ各々について、経年変化を
判定する手法が必要となる。ところが、変速パターンに
よっては例えば4−1変速の場合には3つのクラッチを
同時に締結・解放させるため、クラッチ毎に分離して経
年変化を判定することが非常に困難である。したがっ
て、経年変化時の適切な油圧補正が実行されないといっ
た課題が生じる。
6−341527 号公報に記載のもののように、特定の変速パ
ターンにおける特定の摩擦係合装置の経年変化を検出
し、油圧指令値を補正する場合には、図2に示すように
1−2変速,2−3変速などの変速パターン毎かつ締結
側クラッチと解放側クラッチ各々について、経年変化を
判定する手法が必要となる。ところが、変速パターンに
よっては例えば4−1変速の場合には3つのクラッチを
同時に締結・解放させるため、クラッチ毎に分離して経
年変化を判定することが非常に困難である。したがっ
て、経年変化時の適切な油圧補正が実行されないといっ
た課題が生じる。
【0004】本発明の目的は、特定の変速パターンにお
いて特定の摩擦係合装置の経年変化状態を判定した場合
には、該摩擦係合装置が関与する他の変速パターンでの
油圧指令値を補正することで、ある摩擦係合装置が経年
変化した場合でも全ての変速において良好な変速特性が
得られる変速制御装置及び方法を提供することにある。
いて特定の摩擦係合装置の経年変化状態を判定した場合
には、該摩擦係合装置が関与する他の変速パターンでの
油圧指令値を補正することで、ある摩擦係合装置が経年
変化した場合でも全ての変速において良好な変速特性が
得られる変速制御装置及び方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
すべく、本発明はエンジンに連結された自動変速機にお
ける所定の摩擦係合装置を係合解放させることにより変
速を実行し、前記変速の際に前記摩擦係合装置に作用す
る油圧を調圧しかつその調圧特性を変化させることので
きる調圧指令発生手段を有する自動変速機の制御装置に
おいて、少なくとも変速パターンとエンジン負荷を認識
する運転条件認識手段と、変速に関与する前記摩擦係合
装置の経年変化を判定する経年変化判定手段と、前記摩
擦係合装置の特性値を記憶する特性値記憶手段を有し、
前記摩擦係数が経年変化していると判断した場合には、
前記特性値記憶手段に記憶された特性値を変化させるこ
とにより達成される。
すべく、本発明はエンジンに連結された自動変速機にお
ける所定の摩擦係合装置を係合解放させることにより変
速を実行し、前記変速の際に前記摩擦係合装置に作用す
る油圧を調圧しかつその調圧特性を変化させることので
きる調圧指令発生手段を有する自動変速機の制御装置に
おいて、少なくとも変速パターンとエンジン負荷を認識
する運転条件認識手段と、変速に関与する前記摩擦係合
装置の経年変化を判定する経年変化判定手段と、前記摩
擦係合装置の特性値を記憶する特性値記憶手段を有し、
前記摩擦係数が経年変化していると判断した場合には、
前記特性値記憶手段に記憶された特性値を変化させるこ
とにより達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】[実施例]以下、本発明の実施例
を図面に基づき詳細に説明する。
を図面に基づき詳細に説明する。
【0007】図1は本発明の第一実施例の自動変速機の
構成の概念図である。エンジン101は、本実施例におい
ては4気筒エンジンである。このエンジン101には、
点火装置102が設けられている。点火装置102は、
エンジン101の気筒数に対応して4つの点火プラグ1
03を有している。エンジン101に空気を取り込むた
めの吸気管104には、ここを通る空気の流量を調節す
る電子制御スロットル105,燃料を噴射する燃料噴射
装置106および空気流量計107が設けられている。
燃料噴射装置106は、エンジン101の気筒数に対応
して4つの燃料噴射弁108を有している。電子制御ス
ロットル105とは、アクチュエータ109でスロット
ルバルブ110を駆動し空気流量を制御するものであ
る。また、通常の自動車ではスロットルバルブ110と
アクセルペダル(図示されていない)が機械式ワイヤ
(図示されていない)で連結されており、一対一で動作
する。
構成の概念図である。エンジン101は、本実施例におい
ては4気筒エンジンである。このエンジン101には、
点火装置102が設けられている。点火装置102は、
エンジン101の気筒数に対応して4つの点火プラグ1
03を有している。エンジン101に空気を取り込むた
めの吸気管104には、ここを通る空気の流量を調節す
る電子制御スロットル105,燃料を噴射する燃料噴射
装置106および空気流量計107が設けられている。
燃料噴射装置106は、エンジン101の気筒数に対応
して4つの燃料噴射弁108を有している。電子制御ス
ロットル105とは、アクチュエータ109でスロット
ルバルブ110を駆動し空気流量を制御するものであ
る。また、通常の自動車ではスロットルバルブ110と
アクセルペダル(図示されていない)が機械式ワイヤ
(図示されていない)で連結されており、一対一で動作
する。
【0008】エンジン101のクランク軸111にはフ
ライホイール112が取り付けられている。フライホイ
ール112には、クランク軸111の回転数、すなわち
エンジン回転数Neを検出するエンジン回転数センサ1
13が取り付けられている。このフライホイール112
と直結されているトルクコンバータ114は、ポンプ1
15,タービン116及びステータ117から成ってい
る。タービン116の出力軸、つまりトルクコンバータ
出力軸118は、有段式の変速機構119と直結されて
いる。トルクコンバータ出力軸118には、タービン回
転数Ntを測定するタービン回転センサ120が取り付
けられている。変速機構119は、遊星歯車121,摩
擦係合装置122,123から構成され、上記摩擦係合
装置122,123を係合、解放することにより遊星歯車1
21の歯車比が変化して変速が実行される。これら装置
122,123は、それぞれスプール弁126,127
およびリニアソレノイド128,129(調圧装置)によ
り制御される。また、変速機構119は出力軸124と
連結されている。これらの部品で自動変速機130が構
成されている。
ライホイール112が取り付けられている。フライホイ
ール112には、クランク軸111の回転数、すなわち
エンジン回転数Neを検出するエンジン回転数センサ1
13が取り付けられている。このフライホイール112
と直結されているトルクコンバータ114は、ポンプ1
15,タービン116及びステータ117から成ってい
る。タービン116の出力軸、つまりトルクコンバータ
出力軸118は、有段式の変速機構119と直結されて
いる。トルクコンバータ出力軸118には、タービン回
転数Ntを測定するタービン回転センサ120が取り付
けられている。変速機構119は、遊星歯車121,摩
擦係合装置122,123から構成され、上記摩擦係合
装置122,123を係合、解放することにより遊星歯車1
21の歯車比が変化して変速が実行される。これら装置
122,123は、それぞれスプール弁126,127
およびリニアソレノイド128,129(調圧装置)によ
り制御される。また、変速機構119は出力軸124と
連結されている。これらの部品で自動変速機130が構
成されている。
【0009】以上説明したエンジン101および自動変
速機130の駆動のためのアクチュエータは、制御コン
トローラ131により制御される。制御コントローラ1
31には、スロットル開度θ,変速機の出力軸回転数N
o,タービン回転数Nt,エンジン回転数Ne,変速機
油温Toil ,アクセルペダル踏み込み量α等が入力され
制御に用いられる。また、特殊なシステムにおいては、
変速機出力軸124に取り付けられたトルクセンサ(図
示されていない)を用いて検出された変速機出力軸トル
クToが制御コントローラ131に取り込まれる。
速機130の駆動のためのアクチュエータは、制御コン
トローラ131により制御される。制御コントローラ1
31には、スロットル開度θ,変速機の出力軸回転数N
o,タービン回転数Nt,エンジン回転数Ne,変速機
油温Toil ,アクセルペダル踏み込み量α等が入力され
制御に用いられる。また、特殊なシステムにおいては、
変速機出力軸124に取り付けられたトルクセンサ(図
示されていない)を用いて検出された変速機出力軸トル
クToが制御コントローラ131に取り込まれる。
【0010】一実施例として、制御コントローラ131
内の運転条件認識手段132では、変速パターンおよび
エンジン負荷を認識し、記憶する。エンジン負荷とは例
えばスロットル開度等である。次に、経年変化判定手段
133では、変速特性を用いて前記摩擦係合装置12
2,123の経年変化状態を判定する。経年変化の判定
手法については変速時間やギア比信号、あるいは出力軸
トルクの推定値等を用いて判定を実行するが、その手法
については後述する。次に、特性値記憶手段134では摩
擦係合装置122,123の特性値を記憶する。一例を
挙げると摩擦係数値である。前記摩擦係合装置の出荷時
の摩擦係数特性を記憶させておき、経年変化状態に応じ
て、この特性を変化させていく。次に、調圧指令発生手
段135では変速時に良好な変速特性が得られるような
油圧指令値を算出し、各リニアソレノイドへ出力する。
前記調圧指令発生手段135内には、変速機の運転条件
やATF油温,クラッチの摩擦係数値などに応じた油圧
指令が記憶されており、運転条件に適切な油圧を算出す
る。
内の運転条件認識手段132では、変速パターンおよび
エンジン負荷を認識し、記憶する。エンジン負荷とは例
えばスロットル開度等である。次に、経年変化判定手段
133では、変速特性を用いて前記摩擦係合装置12
2,123の経年変化状態を判定する。経年変化の判定
手法については変速時間やギア比信号、あるいは出力軸
トルクの推定値等を用いて判定を実行するが、その手法
については後述する。次に、特性値記憶手段134では摩
擦係合装置122,123の特性値を記憶する。一例を
挙げると摩擦係数値である。前記摩擦係合装置の出荷時
の摩擦係数特性を記憶させておき、経年変化状態に応じ
て、この特性を変化させていく。次に、調圧指令発生手
段135では変速時に良好な変速特性が得られるような
油圧指令値を算出し、各リニアソレノイドへ出力する。
前記調圧指令発生手段135内には、変速機の運転条件
やATF油温,クラッチの摩擦係数値などに応じた油圧
指令が記憶されており、運転条件に適切な油圧を算出す
る。
【0011】図2は本発明の第一実施例の変速パターン
とクラッチの締結・解放の関係のマップ図である。4速
自動変速機の場合は変速に要するクラッチは3つであ
る。図中に示す1はクラッチを解放状態から締結させ、
1は締結状態から解放することを表わしている。また、
0は前の状態を保持し変化させないことを表わしてい
る。例えば4−3変速の場合には、クラッチAは締結状
態から解放させ、クラッチBは今までの状態を保持す
る。また、クラッチCは解放状態から締結させることで
4−3変速が実現する。ここで、変速中に各クラッチの
経年変化状態を判定しようとした場合に、例えば4−1
変速の場合には3つのクラッチを同時に締結・解放させ
るため、変速中の特性から各クラッチの動作を分離し、
経年変化状態を判定するのが非常に困難である。
とクラッチの締結・解放の関係のマップ図である。4速
自動変速機の場合は変速に要するクラッチは3つであ
る。図中に示す1はクラッチを解放状態から締結させ、
1は締結状態から解放することを表わしている。また、
0は前の状態を保持し変化させないことを表わしてい
る。例えば4−3変速の場合には、クラッチAは締結状
態から解放させ、クラッチBは今までの状態を保持す
る。また、クラッチCは解放状態から締結させることで
4−3変速が実現する。ここで、変速中に各クラッチの
経年変化状態を判定しようとした場合に、例えば4−1
変速の場合には3つのクラッチを同時に締結・解放させ
るため、変速中の特性から各クラッチの動作を分離し、
経年変化状態を判定するのが非常に困難である。
【0012】そこで本発明では、網線で囲んだような比
較的変速時のクラッチの動作が簡単な変速パターンのみ
経年変化判定を実行する。つまり、各クラッチそれぞれ
少なくとも1つの変速パターンで各クラッチの経年変化
状態を判定し、その結果をその他変速パターンへ反映さ
せれば良い。これにより、各変速パターンおよび、各ク
ラッチの経年変化判定ロジックが不要となり、プログラ
ムの負荷率が低減できるほか、経年変化判定が困難な変
速パターンにおいても、良好な特性を維持することが可
能となる。
較的変速時のクラッチの動作が簡単な変速パターンのみ
経年変化判定を実行する。つまり、各クラッチそれぞれ
少なくとも1つの変速パターンで各クラッチの経年変化
状態を判定し、その結果をその他変速パターンへ反映さ
せれば良い。これにより、各変速パターンおよび、各ク
ラッチの経年変化判定ロジックが不要となり、プログラ
ムの負荷率が低減できるほか、経年変化判定が困難な変
速パターンにおいても、良好な特性を維持することが可
能となる。
【0013】図3に経年変化判定時のタイムチャートを
示す。まず、時刻t0において変速指令信号(以下Ss
と称す)が1速から2速へ変化する。1−2変速ではク
ラッチCを解放状態から締結させる。クラッチCの油圧
指令値は図中24Bである。まず、油圧の応答性を向上
させるため時刻t0〜t1の間、一時的に24Bを上昇
させクラッチ油圧の充満制御を施す。その後、変速機の
運転条件に応じて、変速時の特性が良好となるような油
圧指令値Pc1を設定する。次にクラッチCが締結を始
めると、トルク相となり変速機出力軸トルク(以下To
と称す)が低下する。その後、時刻t2においてワンウ
ェイクラッチが解放されるとギア比(以下Grと称す)
が変化を始めて変速中(イナーシャ相)となる。また、
変速中は変速に要する時間を計測するタイマ(以下Tm
Sftと称す)がカウントされており、クラッチCの経
年変化判定に用いる。次に、時刻t3において変速が終
了すると、クラッチCを確実に締結させるために24B
を上昇させて、2速定常状態となる。
示す。まず、時刻t0において変速指令信号(以下Ss
と称す)が1速から2速へ変化する。1−2変速ではク
ラッチCを解放状態から締結させる。クラッチCの油圧
指令値は図中24Bである。まず、油圧の応答性を向上
させるため時刻t0〜t1の間、一時的に24Bを上昇
させクラッチ油圧の充満制御を施す。その後、変速機の
運転条件に応じて、変速時の特性が良好となるような油
圧指令値Pc1を設定する。次にクラッチCが締結を始
めると、トルク相となり変速機出力軸トルク(以下To
と称す)が低下する。その後、時刻t2においてワンウ
ェイクラッチが解放されるとギア比(以下Grと称す)
が変化を始めて変速中(イナーシャ相)となる。また、
変速中は変速に要する時間を計測するタイマ(以下Tm
Sftと称す)がカウントされており、クラッチCの経
年変化判定に用いる。次に、時刻t3において変速が終
了すると、クラッチCを確実に締結させるために24B
を上昇させて、2速定常状態となる。
【0014】次に、時刻t4においてSsが変化し、2
−1変速指令が発生するとクラッチCを現在の締結状態
から解放させる。24Bは1−2変速時と同様に、良好
な特性が得られるような油圧指令値Pc2に設定され
る。クラッチCの解放が始まるとGrが上昇し変速中と
なる。その後、時刻t5においてワンウェイクラッチが
締結し、変速が終了する。24BはクラッチCが確実に
解放するよう0に低下させ、1速定常状態となる。
−1変速指令が発生するとクラッチCを現在の締結状態
から解放させる。24Bは1−2変速時と同様に、良好
な特性が得られるような油圧指令値Pc2に設定され
る。クラッチCの解放が始まるとGrが上昇し変速中と
なる。その後、時刻t5においてワンウェイクラッチが
締結し、変速が終了する。24BはクラッチCが確実に
解放するよう0に低下させ、1速定常状態となる。
【0015】ここで、クラッチCが経年変化している場
合は、図中波線で示すような波形となる。1−2変速に
おいて、クラッチが経年変化すると同じクラッチ油圧指
令値Pc1では締結できず、すべり状態となり変速時間
が間延びする。そして、TmSftが大きくなり経年変
化判定レベル(Lv_dtr)に達すると、経年変化フ
ラグ(以下Lv_24B)がセットされる。こうして、
クラッチCが経年変化状態であることが判定される。次
に、この状態で2−1変速が実行された場合に、24B
が同様の指令値Pc2では変速特性が悪化してしまう。
そこで、先ほどのLv_24Bがセットされていると、
クラッチCが経年変化していると判断し、24B指令値
Pc2に補正が施される。ここで、経年状態におけるク
ラッチ解放の際には、急激にクラッチが解放されてしま
うので、Pc2に補正量が加算された値が設定される。
当然、次回の1−2変速時においてもLv_24Bがセ
ットされているので、同様に経年変化補正量が加味され
た油圧設定となる。
合は、図中波線で示すような波形となる。1−2変速に
おいて、クラッチが経年変化すると同じクラッチ油圧指
令値Pc1では締結できず、すべり状態となり変速時間
が間延びする。そして、TmSftが大きくなり経年変
化判定レベル(Lv_dtr)に達すると、経年変化フ
ラグ(以下Lv_24B)がセットされる。こうして、
クラッチCが経年変化状態であることが判定される。次
に、この状態で2−1変速が実行された場合に、24B
が同様の指令値Pc2では変速特性が悪化してしまう。
そこで、先ほどのLv_24Bがセットされていると、
クラッチCが経年変化していると判断し、24B指令値
Pc2に補正が施される。ここで、経年状態におけるク
ラッチ解放の際には、急激にクラッチが解放されてしま
うので、Pc2に補正量が加算された値が設定される。
当然、次回の1−2変速時においてもLv_24Bがセ
ットされているので、同様に経年変化補正量が加味され
た油圧設定となる。
【0016】このような制御ロジックとすることで、特
定の変速パターンでクラッチの経年変化を判定し、その
結果を該クラッチの関与する他の変速に反映させること
が可能となる。したがって、経年変化判定のプログラム
容量を抑制することができ、制御ユニットのコスト低減
を図ることができる。
定の変速パターンでクラッチの経年変化を判定し、その
結果を該クラッチの関与する他の変速に反映させること
が可能となる。したがって、経年変化判定のプログラム
容量を抑制することができ、制御ユニットのコスト低減
を図ることができる。
【0017】図4は第一実施例の制御ブロック図であ
る。まず、摩擦係数算出ブロック401にて変速に関与す
るクラッチの摩擦係数μを算出する。ここで、前記摩擦
係数μは変速機のギア比でGrで設定される。また、補
正量dtr が入力されており、前述の経年変化判定手段に
より該クラッチが経年変化と判定された場合には、図中
波線で示すように補正量dtr が初期値からマイナスされ
て出力される。次に、運転状態トルク算出ブロック40
2では推定演算された変速機入力軸トルクTtおよび、
タービン回転数センサ信号の値Ntが入力される。ここ
では、式1により運転状態トルクTqPrsを算出す
る。
る。まず、摩擦係数算出ブロック401にて変速に関与す
るクラッチの摩擦係数μを算出する。ここで、前記摩擦
係数μは変速機のギア比でGrで設定される。また、補
正量dtr が入力されており、前述の経年変化判定手段に
より該クラッチが経年変化と判定された場合には、図中
波線で示すように補正量dtr が初期値からマイナスされ
て出力される。次に、運転状態トルク算出ブロック40
2では推定演算された変速機入力軸トルクTtおよび、
タービン回転数センサ信号の値Ntが入力される。ここ
では、式1により運転状態トルクTqPrsを算出す
る。
【0018】 TqPrs=k1×Tt+k2×Nt …(式1) k1,k2:定数 ここで、上記k1およびk2は変速パターンによって決
まる定数である。次に、前記算出されたμおよびTqP
rsを変速パターン信号NbSftを用いて、変速パタ
ーン毎に出力を切り換える。例えばNbSftが1−2
変速の場合には、1−2変速油圧算出ブロック403へ
入力され、2−1変速の場合には2−1変速油圧算出ブ
ロック404へ入力される。1−2変速油圧算出ブロッ
ク403では、クラッチCが締結および解放するために
最適なクラッチ供給油圧指令24Bを算出する。前記クラ
ッチ供給油圧は式2により算出される。
まる定数である。次に、前記算出されたμおよびTqP
rsを変速パターン信号NbSftを用いて、変速パタ
ーン毎に出力を切り換える。例えばNbSftが1−2
変速の場合には、1−2変速油圧算出ブロック403へ
入力され、2−1変速の場合には2−1変速油圧算出ブ
ロック404へ入力される。1−2変速油圧算出ブロッ
ク403では、クラッチCが締結および解放するために
最適なクラッチ供給油圧指令24Bを算出する。前記クラ
ッチ供給油圧は式2により算出される。
【0019】 24B=1/μ×k3×Tqprs+k4 …(式2) k3,k4:定数 ここで式2に示すように、クラッチ油圧指令24Bはμ
およびTqprsの一次関数で定義することができる。ま
た、k3,k4は該クラッチの半径等の特性値から算出
可能な定数である。ここで、前記クラッチAに経年変化
が生じた場合には前述のようにμが補正されるので、図
中波線で示すように油圧指令値が補正される。結果とし
てクラッチAが関与する全ての変速における油圧指令2
4Bが補正可能である。上述した制御ブロック図は、そ
の他クラッチおよびその他変速パターンにおいても同様
である。
およびTqprsの一次関数で定義することができる。ま
た、k3,k4は該クラッチの半径等の特性値から算出
可能な定数である。ここで、前記クラッチAに経年変化
が生じた場合には前述のようにμが補正されるので、図
中波線で示すように油圧指令値が補正される。結果とし
てクラッチAが関与する全ての変速における油圧指令2
4Bが補正可能である。上述した制御ブロック図は、そ
の他クラッチおよびその他変速パターンにおいても同様
である。
【0020】上記内容をまとめると、クラッチの摩擦係
数算出ブロックを設け、運転状態と摩擦係数に応じた油
圧設定算出ブロックを設ける。そして、クラッチの経年
変化に応じて摩擦係数値を補正することにより、該クラ
ッチが関与する全ての変速パターンに経年変化状態を反
映させることが可能となる。
数算出ブロックを設け、運転状態と摩擦係数に応じた油
圧設定算出ブロックを設ける。そして、クラッチの経年
変化に応じて摩擦係数値を補正することにより、該クラ
ッチが関与する全ての変速パターンに経年変化状態を反
映させることが可能となる。
【0021】図5は経年変化判定の一例を示すタイムチ
ャートである。これは、シフトダウンにおける締結側ク
ラッチの経年変化を判定する手法である。ここでは、3
−2変速を例に説明する。まず、時刻t0において変速
指令信号が発生すると解放側クラッチ油圧指令値HCは
所定の変速時間で解放する油圧Pc1に設定する。一
方、締結側クラッチ油圧24Bは一時的に油圧を充填
し、その後締結しないぎりぎり油圧Pc3に保持する。
時刻t1においてクラッチが解放を始めるとギア比Gr
が上昇する。次に時刻t2において、Grが2速のギア
比Target に到達すると、24BをPc4に設定し締結
クラッチへ動力を切り換える。その後、時刻t3におい
て、HCはゼロ、24Bは最大油圧とし変速時の油圧制
御を終了する。
ャートである。これは、シフトダウンにおける締結側ク
ラッチの経年変化を判定する手法である。ここでは、3
−2変速を例に説明する。まず、時刻t0において変速
指令信号が発生すると解放側クラッチ油圧指令値HCは
所定の変速時間で解放する油圧Pc1に設定する。一
方、締結側クラッチ油圧24Bは一時的に油圧を充填
し、その後締結しないぎりぎり油圧Pc3に保持する。
時刻t1においてクラッチが解放を始めるとギア比Gr
が上昇する。次に時刻t2において、Grが2速のギア
比Target に到達すると、24BをPc4に設定し締結
クラッチへ動力を切り換える。その後、時刻t3におい
て、HCはゼロ、24Bは最大油圧とし変速時の油圧制
御を終了する。
【0022】ここで、締結側クラッチが経年変化してい
る場合には図中に示す波線のような特性となる。つま
り、締結時の油圧不足のためGrがTarget からオーバ
ーシュートし、変速機出力軸トルクが変動して変速ショ
ックが増大する。そこで、ギア比オーバーシュート量G
rOvrをモニタして、リミッタ値を超過した場合に
は、締結側クラッチの経年変化と判定する。
る場合には図中に示す波線のような特性となる。つま
り、締結時の油圧不足のためGrがTarget からオーバ
ーシュートし、変速機出力軸トルクが変動して変速ショ
ックが増大する。そこで、ギア比オーバーシュート量G
rOvrをモニタして、リミッタ値を超過した場合に
は、締結側クラッチの経年変化と判定する。
【0023】図6から図8に本発明の第二実施例を示
す。図6は図1と同様、自動変速機の構成の概念図であ
るが、図1中のエンジン101および自動変速機130
の図は省略してある。
す。図6は図1と同様、自動変速機の構成の概念図であ
るが、図1中のエンジン101および自動変速機130
の図は省略してある。
【0024】制御コントローラ131内の運転条件認識
手段132では、変速機の運転条件や変速パターンを認
識し、認識した変速パターンに対し、どの摩擦係合装置
が関与しているかを認識する。一方、経年変化判定手段
133では、変速特性を用いて前記摩擦係合装置12
2,123の経年変化状態を判定する。次に、調圧指令
発生手段135では変速時に良好な変速特性が得られる
ような油圧指令値を算出し、各リニアソレノイド12
8,129へ出力する。前記調圧指令発生手段135内に
は、変速機の運転条件やATF油温,クラッチの摩擦係
数値などに応じた油圧指令が記憶されており、運転条件
に適切な油圧を算出する。ここで、前記経年変化判定手
段133においてクラッチの劣化が予め記憶されたある
一定レベルに達した場合には、警報発生手段601によ
り、警報信号が警報装置602へ出力される。
手段132では、変速機の運転条件や変速パターンを認
識し、認識した変速パターンに対し、どの摩擦係合装置
が関与しているかを認識する。一方、経年変化判定手段
133では、変速特性を用いて前記摩擦係合装置12
2,123の経年変化状態を判定する。次に、調圧指令
発生手段135では変速時に良好な変速特性が得られる
ような油圧指令値を算出し、各リニアソレノイド12
8,129へ出力する。前記調圧指令発生手段135内に
は、変速機の運転条件やATF油温,クラッチの摩擦係
数値などに応じた油圧指令が記憶されており、運転条件
に適切な油圧を算出する。ここで、前記経年変化判定手
段133においてクラッチの劣化が予め記憶されたある
一定レベルに達した場合には、警報発生手段601によ
り、警報信号が警報装置602へ出力される。
【0025】従来、クラッチの劣化による変速特性悪化
の際には、変速機一体を交換する方法であったが、本発
明によれば、劣化したクラッチを特定し、ドライバへ警
報を発することで整備工場等でこの情報を基に、クラッ
チ単体の交換だけで変速特性を良好にすることが可能と
なる。
の際には、変速機一体を交換する方法であったが、本発
明によれば、劣化したクラッチを特定し、ドライバへ警
報を発することで整備工場等でこの情報を基に、クラッ
チ単体の交換だけで変速特性を良好にすることが可能と
なる。
【0026】図7は図6に示した警報発生手段601か
ら発せられる警報の種類とその内容の一例を示す一覧表
である。警報の内容としては、各ソレノイドの故障やス
ロットルセンサ,車速センサの故障といった従来の警報
に加え、クラッチの劣化診断結果を追加している。各故
障の内容はトラブルコードで区別され、運転席のインジ
ケータの点滅パターンにより前記コードを生成する。
ら発せられる警報の種類とその内容の一例を示す一覧表
である。警報の内容としては、各ソレノイドの故障やス
ロットルセンサ,車速センサの故障といった従来の警報
に加え、クラッチの劣化診断結果を追加している。各故
障の内容はトラブルコードで区別され、運転席のインジ
ケータの点滅パターンにより前記コードを生成する。
【0027】図8はトラブルコードの一例を示すタイム
チャートである。キースイッチ信号KeySWがONされ
ると同時にPower信号がONされ、インジケータのパワ
ーランプがt0の間点灯し、その後診断開始となる。ま
ず、t1の間点灯そしてt2の間消灯というパターンで
トラブルコード10を表わし、t3の間点灯でコード0
1を表わす。そして、これらのパターンの繰り返される
回数でコードを表現する。また、コードとコードとはt
4の間消灯により、切り分けられる。つまり、図7に示
す例はコード10が2回、コード01が1回であり、ト
ラブルコード21を示しており、クラッチ(L/C)の
劣化警報を意味する。
チャートである。キースイッチ信号KeySWがONされ
ると同時にPower信号がONされ、インジケータのパワ
ーランプがt0の間点灯し、その後診断開始となる。ま
ず、t1の間点灯そしてt2の間消灯というパターンで
トラブルコード10を表わし、t3の間点灯でコード0
1を表わす。そして、これらのパターンの繰り返される
回数でコードを表現する。また、コードとコードとはt
4の間消灯により、切り分けられる。つまり、図7に示
す例はコード10が2回、コード01が1回であり、ト
ラブルコード21を示しており、クラッチ(L/C)の
劣化警報を意味する。
【0028】このように、クラッチの劣化をコード化し
て発することで、簡易な方法で劣化したクラッチを特定
することができ、整備工場などでクラッチ単体の交換が
可能となる。
て発することで、簡易な方法で劣化したクラッチを特定
することができ、整備工場などでクラッチ単体の交換が
可能となる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、クラッチツウクラッチ
によって制御される自動変速機の摩擦係合装置が経時変
化した場合でもトルク変動を抑制することができ、心地
よい加速フィーリングが持続する。
によって制御される自動変速機の摩擦係合装置が経時変
化した場合でもトルク変動を抑制することができ、心地
よい加速フィーリングが持続する。
【図1】本発明の第一実施例の自動変速機の構成の概念
図。
図。
【図2】変速パターンとクラッチの締結・解放の関係の
マップ図。
マップ図。
【図3】経時変化判定時のタイムチャート。
【図4】第一実施例の制御ブロック図。
【図5】経年変化判定の一例のタイムチャート。
【図6】本発明の第二実施例の自動変速機の構成の概念
図。
図。
【図7】警報の種類とその内容の一例を示す一覧表。
【図8】トラブルコードの一例を示すタイムチャート。
122,123…摩擦係合装置、128,129…リニ
アソレノイド、131…制御コントローラ、132…運
転条件認識手段、133…経年変化判定手段、134…
特性値記憶手段、135…調圧指令発生手段、601…
警報発生手段。
アソレノイド、131…制御コントローラ、132…運
転条件認識手段、133…経年変化判定手段、134…
特性値記憶手段、135…調圧指令発生手段、601…
警報発生手段。
Claims (7)
- 【請求項1】エンジンに連結された自動変速機における
所定の摩擦係合装置を係合解放させることにより変速を
実行し、前記変速の際に前記摩擦係合装置に作用する油
圧を調圧しかつその調圧特性を変化させることのできる
調圧指令発生手段を有する自動変速機の制御装置におい
て、 少なくとも変速パターンとエンジン負荷を認識する運転
条件認識手段と変速に関与する前記摩擦係合装置の経年
変化を判定する経年変化判定手段と前記摩擦係合装置の
特性値を記憶する特性値記憶手段を設けたことを特徴と
する自動変速機の制御装置。 - 【請求項2】請求項1の記載において、前記特性値記憶
手段は前記摩擦係合装置の摩擦係数値であることを特徴
とする自動変速機の制御装置。 - 【請求項3】エンジンに連結された自動変速機における
所定の摩擦係合装置を係合解放させることにより変速を
実行し、前記変速の際に前記摩擦係合装置に作用する油
圧を調圧しかつその調圧特性を変化させることのできる
調圧指令発生手段を有する自動変速機の制御装置におい
て、 少なくとも変速パターンとエンジン負荷を認識する運転
条件認識手段と変速に関与する前記摩擦係合装置の経年
変化を判定する経年変化判定手段と前記摩擦係合装置が
経年変化状態であることを運転者へ発するための警報発
生手段とを設けたことを特徴とする自動変速機の制御装
置。 - 【請求項4】エンジンに連結された自動変速機における
所定の摩擦係合装置を係合解放させることにより変速を
実行し、前記変速の際に前記摩擦係合装置に作用する油
圧を調圧して変速機の出力軸トルクを制御する自動変速
機の制御方法において、 少なくとも変速パターンとエンジン負荷を認識し、変速
に関与する前記摩擦係合装置の経年変化を判定し、前記
摩擦係合装置が経年変化していると判断した場合には、
前記摩擦係合装置の特性値を変化させることを特徴とす
る自動変速機の制御方法。 - 【請求項5】請求項4の記載において、前記特性値は前
記摩擦係合装置の摩擦係数値であることを特徴とする自
動変速機の制御方法。 - 【請求項6】エンジンに連結された自動変速機における
所定の摩擦係合装置を係合解放させることにより変速を
実行し、前記変速の際に前記摩擦係合装置に作用する油
圧を調圧して変速機の出力軸トルクを制御する自動変速
機の制御方法において、 少なくとも変速パターンとエンジン負荷を認識し、変速
に関与する前記摩擦係合装置の経年変化を判定し、前記
摩擦係合装置が経年変化していると判断した場合には、
運転者へ警報を発することを特徴とする自動変速機の制
御方法。 - 【請求項7】エンジンに連結された自動変速機における
所定の摩擦係合装置を係合解放させることにより変速を
実行し、前記変速の際に前記摩擦係合装置に作用する油
圧を調圧して変速機の出力軸トルクを制御する自動変速
機の制御方法において、 第一の変速パターンにおける第一のエンジン負荷を記憶
し、前記第一の変速パターンで関与した前記摩擦係合が
同様に関与する第二の変速パターンにおいて、前記摩擦
係合装置が経年変化していると判定された後、前記第一
の変速パターンかつ前記第一のエンジン負荷で走行した
場合、前記摩擦係合装置に作用する油圧指令値が異なる
ことを特徴とする自動変速機の制御方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10148692A JPH11344106A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 自動変速機の制御装置および制御方法 |
DE19923459A DE19923459A1 (de) | 1998-05-29 | 1999-05-21 | Vorrichtung und Verfahren zum Steuern von Automatikgetrieben |
US09/320,840 US6334833B1 (en) | 1998-05-29 | 1999-05-26 | Control apparatus for automatic transmission and control method for automatic transmission |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10148692A JPH11344106A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 自動変速機の制御装置および制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11344106A true JPH11344106A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15458474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10148692A Pending JPH11344106A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 自動変速機の制御装置および制御方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6334833B1 (ja) |
JP (1) | JPH11344106A (ja) |
DE (1) | DE19923459A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006519343A (ja) * | 2003-02-26 | 2006-08-24 | フオルクスワーゲン・アクチエンゲゼルシヤフト | クラッチ特性曲線の補正をするための方法 |
WO2009122841A1 (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 本田技研工業株式会社 | クラッチ制御装置およびμ補正係数算出方法 |
WO2021053903A1 (ja) * | 2019-09-20 | 2021-03-25 | 株式会社小松製作所 | 作業機械の伝達システム、作業機械、および作業機械における伝達システムの寿命予測方法 |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001074619A2 (de) * | 2000-04-03 | 2001-10-11 | Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg | Steuerung eines getriebes mit anfahrkupplung und lastschaltkupplung |
DE10118855A1 (de) * | 2001-04-18 | 2002-10-24 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Getriebesteuerung |
JP3939520B2 (ja) * | 2001-09-28 | 2007-07-04 | ジヤトコ株式会社 | 自動変速機の制御装置 |
JP2003166631A (ja) * | 2001-11-29 | 2003-06-13 | Toyota Motor Corp | 車両用自動変速機の制御装置 |
US6754574B2 (en) * | 2002-01-24 | 2004-06-22 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Controller for automatic transmission |
US7056263B2 (en) * | 2002-12-12 | 2006-06-06 | General Motors Corporation | Electronic clutch-to-clutch transmission control system |
JP2004286182A (ja) * | 2003-03-25 | 2004-10-14 | Aisin Seiki Co Ltd | 自動変速機及び自動変速機の待機油圧値設定方法 |
US7115069B2 (en) * | 2003-11-13 | 2006-10-03 | Ford Global Technologies, Llc | Electronic adaptive swap-shift control for an automatic transmission for automotive vehicles |
US7643925B2 (en) * | 2004-03-24 | 2010-01-05 | Gm Global Technology Operations, Inc. | Automatic transmission clutch timing optimization apparatus and method |
US7630811B2 (en) * | 2005-01-18 | 2009-12-08 | Ford Global Technologies, Llc | Automated manual transmission launch control |
JP4638847B2 (ja) * | 2006-08-10 | 2011-02-23 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の制御装置 |
JP4420060B2 (ja) * | 2007-04-26 | 2010-02-24 | トヨタ自動車株式会社 | 自動変速機の制御装置 |
US7850572B2 (en) * | 2007-07-31 | 2010-12-14 | Delphi Technologies, Inc. | Hydraulic over/undershoot protection for transmission clutch control |
KR101028014B1 (ko) * | 2008-10-31 | 2011-04-13 | 현대자동차일본기술연구소 | 하이브리드 차량의 클러치 전달토크 제어 방법 |
US8862352B2 (en) | 2011-07-07 | 2014-10-14 | GM Global Technology Operations LLC | System and method for improved double transition shift operations for automatic transmissions |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3032558C2 (de) * | 1980-08-29 | 1987-01-02 | Zahnradfabrik Friedrichshafen Ag, 7990 Friedrichshafen | Logistische Meßeinrichtung für Kupplungen oder Bremsen |
DE3436190C2 (de) * | 1984-10-03 | 1995-06-22 | Bosch Gmbh Robert | Einrichtung zur elektronischen Steuerung eines automatischen Fahrzeuggetriebes |
US4653350A (en) * | 1985-11-29 | 1987-03-31 | General Motors Corporation | Adaptive direct pressure shift control for a motor vehicle transmission |
JPS62194060A (ja) * | 1986-02-17 | 1987-08-26 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の変速制御装置 |
JPS6353349A (ja) * | 1986-08-20 | 1988-03-07 | Aisin Warner Ltd | 電子制御式自動変速機 |
JPH01172660A (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-07 | Aisin Aw Co Ltd | 電子制御式自動変速機のフェールセーフ制御装置 |
JP2615872B2 (ja) * | 1988-07-06 | 1997-06-04 | 日産自動車株式会社 | 自動変速機のライン圧制御装置 |
US4913004A (en) * | 1988-10-11 | 1990-04-03 | J. I. Case Company | Electronic powershift control system for an implement transmission |
JP3037465B2 (ja) * | 1991-05-20 | 2000-04-24 | ジヤトコ・トランステクノロジー株式会社 | 自動変速機の変速時油圧制御装置 |
JP2967849B2 (ja) | 1993-06-02 | 1999-10-25 | トヨタ自動車株式会社 | 自動変速機の変速制御装置 |
JP3956156B2 (ja) * | 1995-03-16 | 2007-08-08 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動変速機の変速制御装置 |
JPH08312772A (ja) | 1995-05-22 | 1996-11-26 | Mazda Motor Corp | 自動変速機の制御装置 |
DE19531675A1 (de) * | 1995-08-29 | 1997-03-06 | Voith Gmbh J M | Verfahren zum Betreiben eines Fahrzeuggetriebes |
JP3506852B2 (ja) * | 1996-09-27 | 2004-03-15 | ジヤトコ株式会社 | 自動変速機における変速時間自動調整装置 |
-
1998
- 1998-05-29 JP JP10148692A patent/JPH11344106A/ja active Pending
-
1999
- 1999-05-21 DE DE19923459A patent/DE19923459A1/de not_active Ceased
- 1999-05-26 US US09/320,840 patent/US6334833B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006519343A (ja) * | 2003-02-26 | 2006-08-24 | フオルクスワーゲン・アクチエンゲゼルシヤフト | クラッチ特性曲線の補正をするための方法 |
WO2009122841A1 (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 本田技研工業株式会社 | クラッチ制御装置およびμ補正係数算出方法 |
JP2009243630A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Honda Motor Co Ltd | クラッチ制御装置およびμ補正係数算出方法 |
US8612104B2 (en) | 2008-03-31 | 2013-12-17 | Honda Motor Co., Ltd. | Clutch control device and μ correction coefficient calculating method |
WO2021053903A1 (ja) * | 2019-09-20 | 2021-03-25 | 株式会社小松製作所 | 作業機械の伝達システム、作業機械、および作業機械における伝達システムの寿命予測方法 |
JP2021050743A (ja) * | 2019-09-20 | 2021-04-01 | 株式会社小松製作所 | 作業機械の伝達システム、作業機械、および作業機械における伝達システムの寿命予測方法 |
US12055213B2 (en) | 2019-09-20 | 2024-08-06 | Komatsu Ltd. | Transfer system of work machine, work machine, and method of predicting lifetime of transfer system in work machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6334833B1 (en) | 2002-01-01 |
DE19923459A1 (de) | 1999-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6991584B2 (en) | Control of powertrain smoothness using output torque sensing and input torque control | |
JPH11344106A (ja) | 自動変速機の制御装置および制御方法 | |
EP0636817B1 (en) | Failure detecting system and method for automatic transmission | |
JP4146223B2 (ja) | 車両用自動変速機のライン圧制御装置及びその方法 | |
KR100934889B1 (ko) | 파워트레인의 제어 장치, 제어 방법, 및 그 방법을 실현시키는 프로그램을 기록한 기록 매체 | |
JP4285529B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
US5016495A (en) | Engine brake running control for automatic transmission in automatic drive range | |
US6740005B2 (en) | Shift control apparatus of automatic transmission of motor vehicle | |
JPH0715270B2 (ja) | パワートレーンの総合制御装置 | |
US20050060077A1 (en) | Coasting downshift control for automatic transmissions | |
EP1895202A2 (en) | Shift shock reducing apparatus for power train | |
KR101017553B1 (ko) | 자동 변속기의 제어 장치 및 제어 방법, 그 제어 방법을 실행하기 위해 컴퓨터를 지시하는 프로그램 및 프로그램이 기록되는 저장 매체 | |
CA2097689C (en) | Transmission detent shift control with acceleration-based compensation | |
US5839989A (en) | Control system for throttle released shifting by synchronous throttle control of an internal combustion engines | |
KR100872760B1 (ko) | 차량의 제어 장치 및 차량의 제어 방법 | |
US6941210B2 (en) | Apparatus and method for controlling ignition timing during shift in vehicular automatic transmission | |
US5890994A (en) | Output torque control system for internal combustion engines for vehicles | |
US6735509B2 (en) | Apparatus for controlling vehicle drive system including drive power source and automatic transmission | |
US7727113B2 (en) | Controller and control method of vehicle | |
US5820517A (en) | Control system for internal combustion engines for automotive vehicles | |
JP3529193B2 (ja) | 変速制御装置 | |
US6997837B2 (en) | Shift control system of automatic transmission for vehicle and shift control method thereof | |
JP2009144588A (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
US5702322A (en) | Hydraulic pressure control system for hydraulically operated vehicle transmission | |
JP4924060B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 |