JPH11343111A - 高純度金属Siの製造方法 - Google Patents
高純度金属Siの製造方法Info
- Publication number
- JPH11343111A JPH11343111A JP34604498A JP34604498A JPH11343111A JP H11343111 A JPH11343111 A JP H11343111A JP 34604498 A JP34604498 A JP 34604498A JP 34604498 A JP34604498 A JP 34604498A JP H11343111 A JPH11343111 A JP H11343111A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sio
- gas
- raw material
- sio gas
- purity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Silicon Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体用SiやMG−Siを用いなくとも、
太陽電池用Siとして好適な5〜7Nといった高純度金
属Siを製造することができる方法を提供する。 【解決手段】 SiO2 を主成分とする原料から金属S
iを製造する方法であって、炭素系物質を還元剤として
用い上記原料を1500℃以上に加熱することによりS
iOガスを発生させる工程と、上記SiOガスを800
℃以下で加熱してSiに還元する工程を含む。SiOガ
スをSiに還元するにあたっては、還元剤として一酸化
炭素ガス(COガス)及び/又は水素ガスを用いること
が望ましく、SiOガスを発生させる工程において発生
したSiOガスは冷却し固化して回収することが望まし
い。
太陽電池用Siとして好適な5〜7Nといった高純度金
属Siを製造することができる方法を提供する。 【解決手段】 SiO2 を主成分とする原料から金属S
iを製造する方法であって、炭素系物質を還元剤として
用い上記原料を1500℃以上に加熱することによりS
iOガスを発生させる工程と、上記SiOガスを800
℃以下で加熱してSiに還元する工程を含む。SiOガ
スをSiに還元するにあたっては、還元剤として一酸化
炭素ガス(COガス)及び/又は水素ガスを用いること
が望ましく、SiOガスを発生させる工程において発生
したSiOガスは冷却し固化して回収することが望まし
い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高純度金属Siの
製造方法に関し、詳細には太陽電池用Siとして用いる
ことのできる5N(five nine:99.999%)以上の純度を有
する高純度金属Siの製造方法に関するものである。
製造方法に関し、詳細には太陽電池用Siとして用いる
ことのできる5N(five nine:99.999%)以上の純度を有
する高純度金属Siの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属Siは半導体用基板の他にも、太陽
電池等に利用されており、その需要は益々拡大してい
る。
電池等に利用されており、その需要は益々拡大してい
る。
【0003】金属Siの製造方法としては、例えば特開
昭63−147813号公報に記載の方法がある。上記
方法は、珪石(SiO2 )やSiCを用いて、炭素等で
還元させる方法(SiO2 +2C→Si+2CO)であ
って、副生されるSiOガスの蒸気圧が高く外部に飛散
し易いことから上記SiOガスをSiCに換えてこれを
還流させることによりSi収率を高める方法である。
昭63−147813号公報に記載の方法がある。上記
方法は、珪石(SiO2 )やSiCを用いて、炭素等で
還元させる方法(SiO2 +2C→Si+2CO)であ
って、副生されるSiOガスの蒸気圧が高く外部に飛散
し易いことから上記SiOガスをSiCに換えてこれを
還流させることによりSi収率を高める方法である。
【0004】またメタルグレードSi(以下、MG−S
iという)を原料として用い、上記MG−Siを一方向
凝固させて、溶解( 高周波るつぼ溶解またはEB溶解)
させることにより金属Siを得る方法が知られている。
iという)を原料として用い、上記MG−Siを一方向
凝固させて、溶解( 高周波るつぼ溶解またはEB溶解)
させることにより金属Siを得る方法が知られている。
【0005】但し、これらの方法で得られる金属Si
は、いずれも純度が5N未満であって、太陽電池用Si
には5N〜7Nといった高い純度が要求されていること
から、太陽電池用Siとしては利用することができな
い。しかも後者の方法は、原料とするMG−Siそのも
のが高価であり、これを高純度化する一方向凝固プロセ
スは非常にコストが高い手法でもある。
は、いずれも純度が5N未満であって、太陽電池用Si
には5N〜7Nといった高い純度が要求されていること
から、太陽電池用Siとしては利用することができな
い。しかも後者の方法は、原料とするMG−Siそのも
のが高価であり、これを高純度化する一方向凝固プロセ
スは非常にコストが高い手法でもある。
【0006】そこで現状では、9Nや10Nといった非
常に純度の高い半導体用Siの不良品が、太陽電池用S
iとして用いられている。しかしながら、その量は限ら
れており、益々拡大する太陽電池用Siの需要を満たし
得るものではなかった。
常に純度の高い半導体用Siの不良品が、太陽電池用S
iとして用いられている。しかしながら、その量は限ら
れており、益々拡大する太陽電池用Siの需要を満たし
得るものではなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に着
目してなされたものであって、半導体用SiやMG−S
iを用いなくとも、太陽電池用Siとして好適な5〜7
Nといった高純度金属Siを製造することができる方法
を提供しようとするものである。
目してなされたものであって、半導体用SiやMG−S
iを用いなくとも、太陽電池用Siとして好適な5〜7
Nといった高純度金属Siを製造することができる方法
を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明とは、SiO2 を主成分とする原料から金属Siを製
造する方法であって、炭素系物質を還元剤として用い上
記原料を1500℃以上に加熱することによりSiOガ
スを発生させる工程と、上記SiOガスを800℃以下
で加熱してSiに還元する工程を含むことを要旨とする
ものである。SiOガスをSiに還元するにあたって
は、還元剤として一酸化炭素ガス(COガス)及び/又
は水素ガスを用いることが望ましく、SiOガスを発生
させる工程において発生したSiOガスは冷却し固化し
て回収することが望ましい。
明とは、SiO2 を主成分とする原料から金属Siを製
造する方法であって、炭素系物質を還元剤として用い上
記原料を1500℃以上に加熱することによりSiOガ
スを発生させる工程と、上記SiOガスを800℃以下
で加熱してSiに還元する工程を含むことを要旨とする
ものである。SiOガスをSiに還元するにあたって
は、還元剤として一酸化炭素ガス(COガス)及び/又
は水素ガスを用いることが望ましく、SiOガスを発生
させる工程において発生したSiOガスは冷却し固化し
て回収することが望ましい。
【0009】前記SiOガス発生工程における加熱温度
は1800℃以下であることが望ましく、また前記Si
Oガス発生工程における還元剤中の炭素量は、原料中の
SiO2 量に対して重量比で0.15〜0.35とする
ことが推奨される。
は1800℃以下であることが望ましく、また前記Si
Oガス発生工程における還元剤中の炭素量は、原料中の
SiO2 量に対して重量比で0.15〜0.35とする
ことが推奨される。
【0010】更に、純度の高い金属Siを得る上で、前
記SiOガス発生工程に先立って、SiO2 を主成分と
する原料を1600℃未満で加熱することにより不純物
成分を蒸発させて原料の純度を高めておくことが望まし
く、或いは前記Siへの還元工程に先立って、前記Si
Oガス発生工程で得られたSiOガスを酸化させてSi
O2 とし、前記SiOガス発生工程を再度または複数回
繰り返すことによってSiO2 を主成分とする原料の純
度を高めることが望ましい。
記SiOガス発生工程に先立って、SiO2 を主成分と
する原料を1600℃未満で加熱することにより不純物
成分を蒸発させて原料の純度を高めておくことが望まし
く、或いは前記Siへの還元工程に先立って、前記Si
Oガス発生工程で得られたSiOガスを酸化させてSi
O2 とし、前記SiOガス発生工程を再度または複数回
繰り返すことによってSiO2 を主成分とする原料の純
度を高めることが望ましい。
【0011】また本発明は、SiO2 を主成分とする原
料から金属Siを製造する方法において、炭素系物質を
還元剤として用い上記原料を1500℃以上に加熱する
ことによりSiOガス及びSiCを発生させる工程と、
還元雰囲気にてSiOガス及びSiCを反応させてSi
を生成する工程を含む方法を採用してもよい。このと
き、SiOガス及びSiCを発生させる工程において、
SiOガスよりSiCの発生量(重量比)が多い中間生
成物と、SiCよりSiOガスの発生量が多い中間生成
物を生成し、両者の中間生成物を反応させてSiを生成
することが望ましい。
料から金属Siを製造する方法において、炭素系物質を
還元剤として用い上記原料を1500℃以上に加熱する
ことによりSiOガス及びSiCを発生させる工程と、
還元雰囲気にてSiOガス及びSiCを反応させてSi
を生成する工程を含む方法を採用してもよい。このと
き、SiOガス及びSiCを発生させる工程において、
SiOガスよりSiCの発生量(重量比)が多い中間生
成物と、SiCよりSiOガスの発生量が多い中間生成
物を生成し、両者の中間生成物を反応させてSiを生成
することが望ましい。
【0012】前記原料としては、石炭の微粉炭を燃焼す
ることにより得られる灰分を用いても良く、前記灰分の
平均粒径が60μm以上のものを用いることが望まし
い。
ることにより得られる灰分を用いても良く、前記灰分の
平均粒径が60μm以上のものを用いることが望まし
い。
【0013】尚、本発明の前記SiOガス発生工程にお
ける炭素系物質とは、カーボンブラックや活性炭等の粉
状または顆粒状の炭素材料を意味するものである。
ける炭素系物質とは、カーボンブラックや活性炭等の粉
状または顆粒状の炭素材料を意味するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明者らは、SiO2 を原料と
し、SiO2 の還元により金属Siを製造する方法を前
提とした上で、高純度金属Siを製造する技術について
鋭意研究を重ねた。その結果、従来では副生成物と考え
られてきたSiOガスを、中間生成物としてむしろ積極
的に生成し、さらにこのSiOガスを還元することによ
り高純度金属Siを製造することができることを見出
し、本発明に想到した。即ち、従来ではSiO2 を還元
して直接Siを製造しようとされていたのに対して、本
発明ではこれをSiOガス発生工程(以下、第1工程と
いうことがある)と、Siへの還元工程(以下、第2工
程ということがある)に分け、夫々の還元反応を最適な
条件で行うことにより高純度な金属Siを製造すること
に成功したものである。
し、SiO2 の還元により金属Siを製造する方法を前
提とした上で、高純度金属Siを製造する技術について
鋭意研究を重ねた。その結果、従来では副生成物と考え
られてきたSiOガスを、中間生成物としてむしろ積極
的に生成し、さらにこのSiOガスを還元することによ
り高純度金属Siを製造することができることを見出
し、本発明に想到した。即ち、従来ではSiO2 を還元
して直接Siを製造しようとされていたのに対して、本
発明ではこれをSiOガス発生工程(以下、第1工程と
いうことがある)と、Siへの還元工程(以下、第2工
程ということがある)に分け、夫々の還元反応を最適な
条件で行うことにより高純度な金属Siを製造すること
に成功したものである。
【0015】図1は、SiO2 を主体とする原料(純度
99.8%)である珪石の加熱温度と、各成分に起因す
るガス発生量の関係を示すグラフである。1800℃で
飽和するまでは、温度を高めるに従ってSiOガスの発
生量は増大し、1500℃以上(特に1600℃以上)
になるとSiOガスの発生量が多いことが分かる。また
Fe,Al,Ca等の不純物元素に起因するガス量は、
1800℃以上で急増している。従って、SiOガスを
多量に発生させ、尚かつ不純物元素の発生量を極力抑制
するという観点から、第1工程における加熱温度は、1
500℃以上1800℃以下に設定することが推奨され
る。即ち、1500〜1800℃(好ましくは1600
〜1800℃)の温度範囲では、SiOガスの発生量と
その他の不純物ガスの発生量の差が著しいことから、S
iOガスを非常に高い精製効率で回収することができる
ものである。尚、第1工程におけるSiOガスを回収す
るにあたっては、急冷して固化させれば、取扱いが容易
であり推奨される。
99.8%)である珪石の加熱温度と、各成分に起因す
るガス発生量の関係を示すグラフである。1800℃で
飽和するまでは、温度を高めるに従ってSiOガスの発
生量は増大し、1500℃以上(特に1600℃以上)
になるとSiOガスの発生量が多いことが分かる。また
Fe,Al,Ca等の不純物元素に起因するガス量は、
1800℃以上で急増している。従って、SiOガスを
多量に発生させ、尚かつ不純物元素の発生量を極力抑制
するという観点から、第1工程における加熱温度は、1
500℃以上1800℃以下に設定することが推奨され
る。即ち、1500〜1800℃(好ましくは1600
〜1800℃)の温度範囲では、SiOガスの発生量と
その他の不純物ガスの発生量の差が著しいことから、S
iOガスを非常に高い精製効率で回収することができる
ものである。尚、第1工程におけるSiOガスを回収す
るにあたっては、急冷して固化させれば、取扱いが容易
であり推奨される。
【0016】次の第2工程では、第1工程で得られたS
iO(例えばSiOガス)をCOガスと共に加熱するこ
とにより、SiOを還元して金属Siを得る。図2は、
この第2工程の反応[SiO(g) +CO(g) →Si(sl)
+CO2(g)]における反応温度と自由エネルギーの関係
を示すグラフである。即ち、第2工程における還元反応
は、800℃以下で進行するものである。反応効率の観
点からは温度は高い方が望ましく、600℃以上が好ま
しい。尚、前記第1工程では、COガスが副生成物とし
て得られるが、第2工程では第1工程で得られたCOガ
スを用いることができ、或いは別のCOガスを用いても
よい。更には、水素ガスを併用しても良く、或いは水素
ガスを単独で用いてもよい。
iO(例えばSiOガス)をCOガスと共に加熱するこ
とにより、SiOを還元して金属Siを得る。図2は、
この第2工程の反応[SiO(g) +CO(g) →Si(sl)
+CO2(g)]における反応温度と自由エネルギーの関係
を示すグラフである。即ち、第2工程における還元反応
は、800℃以下で進行するものである。反応効率の観
点からは温度は高い方が望ましく、600℃以上が好ま
しい。尚、前記第1工程では、COガスが副生成物とし
て得られるが、第2工程では第1工程で得られたCOガ
スを用いることができ、或いは別のCOガスを用いても
よい。更には、水素ガスを併用しても良く、或いは水素
ガスを単独で用いてもよい。
【0017】また原料中に含まれるMg,Alなどの不
純物元素は、第1工程の前にSiO 2 を主成分とする原
料を1600℃未満の温度で予備加熱することで除去す
ることも可能である。予備加熱温度を低めに設定する
と、不純物元素を蒸発させるのに長時間を要し、一方予
備加熱温度を高めに設定すると、SiOガスが多量に生
成してSi収率に悪影響を与えるので1000〜120
0℃に設定することが推奨される。
純物元素は、第1工程の前にSiO 2 を主成分とする原
料を1600℃未満の温度で予備加熱することで除去す
ることも可能である。予備加熱温度を低めに設定する
と、不純物元素を蒸発させるのに長時間を要し、一方予
備加熱温度を高めに設定すると、SiOガスが多量に生
成してSi収率に悪影響を与えるので1000〜120
0℃に設定することが推奨される。
【0018】更に、前記第2工程に先立って、前記第1
工程で得られたSiOガスを酸化させてSiO2 とし、
前記第1工程を再度または複数回繰り返すことによって
SiO2 を主成分とする原料の純度を高めることが望ま
しい。
工程で得られたSiOガスを酸化させてSiO2 とし、
前記第1工程を再度または複数回繰り返すことによって
SiO2 を主成分とする原料の純度を高めることが望ま
しい。
【0019】また、第1工程を行う反応槽の上部の温度
を下げることにより、不純物である金属元素(Al,M
g,Ca等)の蒸気ガスは酸化物とすることができるの
で、反応槽上部に冷却可能な回収板を設けて、不純物を
除去してもよい。
を下げることにより、不純物である金属元素(Al,M
g,Ca等)の蒸気ガスは酸化物とすることができるの
で、反応槽上部に冷却可能な回収板を設けて、不純物を
除去してもよい。
【0020】更に本発明方法では、第1工程において還
元剤として用いる炭素系物質の量(以下、単にC量とい
う)の調整が非常に重要である。図3は、1800℃に
おいてSiO2 を主体とする原料の還元反応を行った際
の、SiOガスと不純物ガスの発生量と還元剤のC量の
関係を示すグラフであり、還元剤のC量が少なすぎると
十分に還元反応が進行しないので、SiO2 に対する重
量比で0.15以上とすることが望ましく、0.18以
上であればより望ましい。一方、還元剤のC量が多すぎ
るとSiCが発生してしまい新たな不純物を生成するこ
とになるので、0.6以下とすることが必要であり、
0.35以下が望ましく、0.25以下であればより望
ましい。
元剤として用いる炭素系物質の量(以下、単にC量とい
う)の調整が非常に重要である。図3は、1800℃に
おいてSiO2 を主体とする原料の還元反応を行った際
の、SiOガスと不純物ガスの発生量と還元剤のC量の
関係を示すグラフであり、還元剤のC量が少なすぎると
十分に還元反応が進行しないので、SiO2 に対する重
量比で0.15以上とすることが望ましく、0.18以
上であればより望ましい。一方、還元剤のC量が多すぎ
るとSiCが発生してしまい新たな不純物を生成するこ
とになるので、0.6以下とすることが必要であり、
0.35以下が望ましく、0.25以下であればより望
ましい。
【0021】尚、還元時の雰囲気は、発生したSiOの
回収率を高くする上で真空雰囲気であることが望まし
く、例えば10-3〜10-4Torrの真空度で還元反応
を行えば良い。
回収率を高くする上で真空雰囲気であることが望まし
く、例えば10-3〜10-4Torrの真空度で還元反応
を行えば良い。
【0022】また、SiO2 を主成分とする原料から金
属Siを製造するにあたり、まず、炭素系物質を還元剤
として用い上記原料を1500℃以上に加熱することに
よりSiOガス及びSiCを発生させ、次にSiOガス
及びSiCを還元雰囲気にて反応させてSiを生成する
方法を採用してもよい。
属Siを製造するにあたり、まず、炭素系物質を還元剤
として用い上記原料を1500℃以上に加熱することに
よりSiOガス及びSiCを発生させ、次にSiOガス
及びSiCを還元雰囲気にて反応させてSiを生成する
方法を採用してもよい。
【0023】前述の通り、第1工程において還元剤とし
て用いるC量により、SiOガスの発生量は大きく変化
する。図4は、1800℃においてSiO2 を主体とす
る原料の還元反応を行った際の、SiOガス及びSiC
の発生量と還元剤のC量の関係を示すグラフである。S
iO2 に対するC量の比で、0.4未満であるとSiO
ガスの発生量が多くなり、0.4を超えるとSiCの発
生量が多くなることが分かる。
て用いるC量により、SiOガスの発生量は大きく変化
する。図4は、1800℃においてSiO2 を主体とす
る原料の還元反応を行った際の、SiOガス及びSiC
の発生量と還元剤のC量の関係を示すグラフである。S
iO2 に対するC量の比で、0.4未満であるとSiO
ガスの発生量が多くなり、0.4を超えるとSiCの発
生量が多くなることが分かる。
【0024】従って、前記SiOガス及びSiCを発生
させる工程において、SiOガスよりSiCの発生量
(重量比)が多い中間生成物と、SiCよりSiOガス
の発生量が多い中間生成物を生成し、両者の中間生成物
を反応させてSiを生成してもよい。
させる工程において、SiOガスよりSiCの発生量
(重量比)が多い中間生成物と、SiCよりSiOガス
の発生量が多い中間生成物を生成し、両者の中間生成物
を反応させてSiを生成してもよい。
【0025】この方法においても、純度の高い金属Si
を得る上で、前記SiOガス及びSiC発生工程に先立
って、SiO2 を主成分とする原料を1600℃未満で
加熱することにより不純物成分を蒸発させて原料の純度
を高めておくことが望ましく、或いは前記Siへの還元
工程に先立って、前記SiOガス及びSiC発生工程で
得られたSiOガスを酸化させてSiO2 とし、前記S
iOガス及びSiC発生工程を再度または複数回繰り返
すことによってSiO2 を主成分とする原料の純度を高
めることが望ましい。
を得る上で、前記SiOガス及びSiC発生工程に先立
って、SiO2 を主成分とする原料を1600℃未満で
加熱することにより不純物成分を蒸発させて原料の純度
を高めておくことが望ましく、或いは前記Siへの還元
工程に先立って、前記SiOガス及びSiC発生工程で
得られたSiOガスを酸化させてSiO2 とし、前記S
iOガス及びSiC発生工程を再度または複数回繰り返
すことによってSiO2 を主成分とする原料の純度を高
めることが望ましい。
【0026】更に、上述の製造方法を行うにあたり用い
る原料として、石炭の微粉炭を燃焼することにより得ら
れる灰分を採用してもよい。上記灰分を分級した各粒度
の成分組成を表1に示す通り、灰分の粒径が60μmを
超えるものであると、SiO 2 の成分比率が高く、還元
材としてのC量も多いので、原料として平均粒径が60
μm以上の灰分を採用することが推奨される。
る原料として、石炭の微粉炭を燃焼することにより得ら
れる灰分を採用してもよい。上記灰分を分級した各粒度
の成分組成を表1に示す通り、灰分の粒径が60μmを
超えるものであると、SiO 2 の成分比率が高く、還元
材としてのC量も多いので、原料として平均粒径が60
μm以上の灰分を採用することが推奨される。
【0027】
【表1】
【0028】尚、上述の本発明に係る還元反応は、原料
下部から還元ガスを吹く流動層式の装置を用いて行えば
よい。
下部から還元ガスを吹く流動層式の装置を用いて行えば
よい。
【0029】また、得られた金属Siを溶解して鋳塊に
するにあたっては、分割型水冷銅るつぼ( コールドクル
ーシブル) を採用すれば、溶解材料自身によるスカルの
中で溶解することができ無汚染溶解が可能であり、更に
偏析などもなく均一な組織からなる鋳塊を得ることが可
能である。得られた鋳塊は通常の方法に従い、太陽電池
用の高純度Si材料とすればよい。
するにあたっては、分割型水冷銅るつぼ( コールドクル
ーシブル) を採用すれば、溶解材料自身によるスカルの
中で溶解することができ無汚染溶解が可能であり、更に
偏析などもなく均一な組織からなる鋳塊を得ることが可
能である。得られた鋳塊は通常の方法に従い、太陽電池
用の高純度Si材料とすればよい。
【0030】以下、本発明を実施例によって更に詳細に
説明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のもの
ではなく、前・後記の主旨に徴して設計変更することは
いずれも本発明の技術的範囲内に含まれるものである。
説明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のもの
ではなく、前・後記の主旨に徴して設計変更することは
いずれも本発明の技術的範囲内に含まれるものである。
【0031】
【実施例】実施例1 SiO2 からSiOを還元生成する第1反応槽と、Si
OからSiを還元生成する第2反応槽を並設し、第1反
応槽で生成するSiOガスを第2反応槽に移送できる様
に両反応槽を連通させた。両反応槽には、夫々φ160
黒鉛るつぼによる誘導加熱装置を配設し、真空ポンプに
より内部雰囲気を真空度:約10-4Torrにした。
OからSiを還元生成する第2反応槽を並設し、第1反
応槽で生成するSiOガスを第2反応槽に移送できる様
に両反応槽を連通させた。両反応槽には、夫々φ160
黒鉛るつぼによる誘導加熱装置を配設し、真空ポンプに
より内部雰囲気を真空度:約10-4Torrにした。
【0032】まず第1反応槽にSiO2 を主体とする原
料( 純度99.8%以上) と、上記原料に対して20重
量%のC粉末を投入し、加熱温度1850℃で120分
間の還元反応を行い、SiOガスを生成した。第2反応
槽には、COガスを10リットル/分の流量で供給する
と共に、内部温度を800℃として、第1反応槽から移
送されてきたSiOガスの還元を行い金属Siを得た。
料( 純度99.8%以上) と、上記原料に対して20重
量%のC粉末を投入し、加熱温度1850℃で120分
間の還元反応を行い、SiOガスを生成した。第2反応
槽には、COガスを10リットル/分の流量で供給する
と共に、内部温度を800℃として、第1反応槽から移
送されてきたSiOガスの還元を行い金属Siを得た。
【0033】得られた金属Siの純度を、ICP発光分
析装置により分析したところ、その純度は99.999
%(5N)であった。
析装置により分析したところ、その純度は99.999
%(5N)であった。
【0034】尚、第1反応槽の内壁上方には原料中の不
純物である金属元素(Al,Mg等)が微量付着してい
た。
純物である金属元素(Al,Mg等)が微量付着してい
た。
【0035】実施例2 第1反応槽で還元反応を行う前に、SiO2 を主体とす
る原料の予備加熱を1000℃で120分間行ったこと
以外は、実施例1と同様にして、金属Siを得た。得ら
れた金属Siの純度を、ICP発光分析装置により分析
したところ、その純度は、99.9999%(6N)で
あった。
る原料の予備加熱を1000℃で120分間行ったこと
以外は、実施例1と同様にして、金属Siを得た。得ら
れた金属Siの純度を、ICP発光分析装置により分析
したところ、その純度は、99.9999%(6N)で
あった。
【0036】実施例3 第1反応槽で得られたSiOガスを第2反応槽に移送す
る代わりに、第3反応槽に移送し、SiOガスを酸化す
ることによりSiO2 とし、再度第1反応槽に戻して原
料として用いたこと以外は、実施例1と同様にして、金
属Siを得た。得られた金属Siの純度を、ICP発光
分析装置により分析したところ、その純度は、99.9
9999%(7N)であった。
る代わりに、第3反応槽に移送し、SiOガスを酸化す
ることによりSiO2 とし、再度第1反応槽に戻して原
料として用いたこと以外は、実施例1と同様にして、金
属Siを得た。得られた金属Siの純度を、ICP発光
分析装置により分析したところ、その純度は、99.9
9999%(7N)であった。
【0037】実施例4 第2反応槽で用いる還元剤として、COガスに代えて水
素ガス(Ar中40%含有)を10リットル/分の流量
で供給し、700℃で還元を行ったこと以外は、実施例
1と同様にして、金属Siを得た。得られた金属Siの
純度を、ICP発光分析装置により分析したところ、そ
の純度は、99.999%(5N)であった。
素ガス(Ar中40%含有)を10リットル/分の流量
で供給し、700℃で還元を行ったこと以外は、実施例
1と同様にして、金属Siを得た。得られた金属Siの
純度を、ICP発光分析装置により分析したところ、そ
の純度は、99.999%(5N)であった。
【0038】実施例5 第1反応槽に投入するC粉末の重量比を原料に対して2
5%としたこと以外は、実施例1と同様にして、金属S
iを得た。得られた金属Siの純度を、ICP発光分析
装置により分析したところ、その純度は、99.999
%(5N)であった。
5%としたこと以外は、実施例1と同様にして、金属S
iを得た。得られた金属Siの純度を、ICP発光分析
装置により分析したところ、その純度は、99.999
%(5N)であった。
【0039】実施例6 SiO2 からSiO及びSiCを還元生成する第1反応
槽と、SiO及びSiCからSiを還元生成する第2反
応槽を並設した。両反応槽には、夫々φ160黒鉛るつ
ぼによる誘導加熱装置を配設し、真空ポンプにより内部
雰囲気を真空度:約10-4Torrにした。
槽と、SiO及びSiCからSiを還元生成する第2反
応槽を並設した。両反応槽には、夫々φ160黒鉛るつ
ぼによる誘導加熱装置を配設し、真空ポンプにより内部
雰囲気を真空度:約10-4Torrにした。
【0040】まず第1反応槽にSiO2 を主体とする原
料( 純度99.8%以上) と、上記原料に対して20重
量%のC粉末を投入し、加熱温度1800℃で120分
間の還元反応を行い、SiOガス及びSiCを生成し、
急冷して固化させ中間生成物Aを得た。
料( 純度99.8%以上) と、上記原料に対して20重
量%のC粉末を投入し、加熱温度1800℃で120分
間の還元反応を行い、SiOガス及びSiCを生成し、
急冷して固化させ中間生成物Aを得た。
【0041】次に第1反応槽にSiO2 を主体とする原
料( 純度99.8%以上) と、上記原料に対して50重
量%のC粉末を投入し、加熱温度1800℃で120分
間の還元反応を行い、SiOガス及びSiCを生成し、
急冷して固化させ、中間生成物Bを得た。
料( 純度99.8%以上) と、上記原料に対して50重
量%のC粉末を投入し、加熱温度1800℃で120分
間の還元反応を行い、SiOガス及びSiCを生成し、
急冷して固化させ、中間生成物Bを得た。
【0042】上記中間生成物Aと中間生成物Bを混合
し、同時に1900℃に加熱することにより金属Siを
得た。
し、同時に1900℃に加熱することにより金属Siを
得た。
【0043】得られた金属Siの純度を、ICP発光分
析装置により分析したところ、その純度は99.999
%(5N)であった。
析装置により分析したところ、その純度は99.999
%(5N)であった。
【0044】実施例7 加熱温度を1900℃として、原料に対して25重量%
のC粉末を投入して中間生成物Aを生成し、原料に対し
て60重量%のC粉末を投入して中間生成物Bを生成し
たこと以外は、実施例6と同様にして、金属Siを得
た。得られた金属Siの純度を、ICP発光分析装置に
より分析したところ、その純度は、99.999%(5
N)であった。
のC粉末を投入して中間生成物Aを生成し、原料に対し
て60重量%のC粉末を投入して中間生成物Bを生成し
たこと以外は、実施例6と同様にして、金属Siを得
た。得られた金属Siの純度を、ICP発光分析装置に
より分析したところ、その純度は、99.999%(5
N)であった。
【0045】実施例8 原料として、平均粒径60μm以上の微粉炭燃焼灰を用
い、加熱炉として水冷銅型誘導加熱炉(φ200)を用
いたこと以外は、実施例4と同様にして金属Siを得
た。得られた金属Siの純度を、ICP発光分析装置に
より分析したところ、その純度は、99.999%(5
N)であった。
い、加熱炉として水冷銅型誘導加熱炉(φ200)を用
いたこと以外は、実施例4と同様にして金属Siを得
た。得られた金属Siの純度を、ICP発光分析装置に
より分析したところ、その純度は、99.999%(5
N)であった。
【0046】実施例9 原料として、平均粒径50μm以上の微粉炭燃焼灰を用
いると共に、第1反応槽での加熱温度を1900℃と
し、第2反応槽での加熱温度を720℃としたこと以外
は、実施例8と同様にして金属Siを得た。得られた金
属Siの純度を、ICP発光分析装置により分析したと
ころ、その純度は、99.999%(5N)であった。
いると共に、第1反応槽での加熱温度を1900℃と
し、第2反応槽での加熱温度を720℃としたこと以外
は、実施例8と同様にして金属Siを得た。得られた金
属Siの純度を、ICP発光分析装置により分析したと
ころ、その純度は、99.999%(5N)であった。
【0047】実施例10 原料として、平均粒径60μm以上の微粉炭燃焼灰を用
いたこと以外は、実施例6と同様にして金属Siを得
た。得られた金属Siの純度を、ICP発光分析装置に
より分析したところ、その純度は、99.999%(5
N)であった。
いたこと以外は、実施例6と同様にして金属Siを得
た。得られた金属Siの純度を、ICP発光分析装置に
より分析したところ、その純度は、99.999%(5
N)であった。
【0048】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されているの
で、半導体用SiやMG−Siを用いなくとも、太陽電
池用Siとして好適な5〜7Nといった高純度金属Si
を製造することのできる方法が提供可能となった。
で、半導体用SiやMG−Siを用いなくとも、太陽電
池用Siとして好適な5〜7Nといった高純度金属Si
を製造することのできる方法が提供可能となった。
【図1】SiO2 を主体とする原料の加熱温度と、ガス
発生量の関係を示すグラフである。
発生量の関係を示すグラフである。
【図2】第2工程におけるSiOの還元反応の反応温度
と自由エネルギーの関係を示すグラフである。
と自由エネルギーの関係を示すグラフである。
【図3】SiO2 の還元反応におけるSiOガス及び不
純物ガスの発生量と還元剤のC量の関係を示すグラフで
ある。
純物ガスの発生量と還元剤のC量の関係を示すグラフで
ある。
【図4】SiO2 の還元反応におけるSiOガス及びS
iCの発生量と還元剤のC量の関係を示すグラフであ
る。
iCの発生量と還元剤のC量の関係を示すグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 斉 神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会 社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内
Claims (11)
- 【請求項1】 SiO2 を主成分とする原料から金属S
iを製造する方法であって、 炭素系物質を還元剤として用い上記原料を1500℃以
上に加熱することによりSiOガスを発生させる工程
と、 上記SiOガスを800℃以下で加熱してSiに還元す
る工程を含むことを特徴とする高純度金属Siの製造方
法。 - 【請求項2】 還元剤として一酸化炭素ガス及び/又は
水素ガスを用いることによりSiOガスをSiに還元す
る請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項3】 SiOガスを発生させる工程において発
生したSiOガスを冷却し固化して回収し、その後Si
に還元する請求項1または2に記載の製造方法。 - 【請求項4】 前記SiOガス発生工程における加熱温
度が1800℃以下である請求項1〜3のいずれかに記
載の製造方法。 - 【請求項5】 前記SiOガス発生工程における還元剤
中の炭素量が、原料中のSiO2 量に対して重量比で
0.15〜0.35である請求項1〜4のいずれかに記
載の製造方法。 - 【請求項6】 前記SiOガス発生工程に先立って、S
iO2 を主成分とする原料を1600℃未満で加熱する
ことにより不純物成分を蒸発させて原料の純度を高めて
おく請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法。 - 【請求項7】 前記Siへの還元工程に先立って、前記
SiOガス発生工程で得られたSiOガスを酸化させて
SiO2 とし、前記SiOガス発生工程を再度または複
数回繰り返すことによってSiO2 を主成分とする原料
の純度を高める請求項1〜6のいずれかに記載の製造方
法。 - 【請求項8】 SiO2 を主成分とする原料から金属S
iを製造する方法であって、 炭素系物質を還元剤として用い上記原料を1500℃以
上に加熱することによりSiOガス及びSiCを発生さ
せる工程と、 還元雰囲気にてSiOガス及びSiCを反応させてSi
を生成する工程を含むことを特徴とする高純度金属Si
の製造方法。 - 【請求項9】 SiOガス及びSiCを発生させる工程
において、SiOガスよりSiCの発生量(重量比)が
多い中間生成物と、SiCよりSiOガスの発生量が多
い中間生成物を生成し、両者の中間生成物を反応させて
Siを生成する請求項8に記載の製造方法。 - 【請求項10】 前記原料として、石炭の微粉炭を燃焼
することにより得られる灰分を用いる請求項1〜9のい
ずれかに記載の製造方法。 - 【請求項11】 前記灰分の平均粒径が60μm以上で
ある請求項10に記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34604498A JPH11343111A (ja) | 1998-04-03 | 1998-12-04 | 高純度金属Siの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9200298 | 1998-04-03 | ||
JP10-92002 | 1998-04-03 | ||
JP34604498A JPH11343111A (ja) | 1998-04-03 | 1998-12-04 | 高純度金属Siの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11343111A true JPH11343111A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=26433437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34604498A Withdrawn JPH11343111A (ja) | 1998-04-03 | 1998-12-04 | 高純度金属Siの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11343111A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009103120A1 (en) * | 2008-02-20 | 2009-08-27 | Cbd Energy Limited | Reduction of silica |
CN111056556A (zh) * | 2019-12-26 | 2020-04-24 | 黄冈师范学院 | 一种以二氧化硅和氢气为原料制备多晶硅的方法 |
-
1998
- 1998-12-04 JP JP34604498A patent/JPH11343111A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009103120A1 (en) * | 2008-02-20 | 2009-08-27 | Cbd Energy Limited | Reduction of silica |
JP2011512314A (ja) * | 2008-02-20 | 2011-04-21 | シービーディー エナジー リミテッド | シリカの還元 |
CN111056556A (zh) * | 2019-12-26 | 2020-04-24 | 黄冈师范学院 | 一种以二氧化硅和氢气为原料制备多晶硅的方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7780938B2 (en) | Production of silicon through a closed-loop process | |
CN109941998B (zh) | 一种相分离去合金化提纯硅的方法 | |
US20220274837A1 (en) | Refining Process for Producing Solar Silicon, Silicon Carbide, High-Purity Graphite, and Hollow Silica Microspheres | |
JP5018156B2 (ja) | 多結晶シリコンの製造方法 | |
US20120171848A1 (en) | Method and System for Manufacturing Silicon and Silicon Carbide | |
KR20180136941A (ko) | 금속 분말의 제조 방법 | |
JP2010100508A (ja) | 高純度シリコンの製造方法 | |
WO2018128708A1 (en) | Refining process for producing solar silicon, silicon carbide, high-purity graphite and hollow silica microspheres | |
JP2001039708A (ja) | 高純度金属Si及び高純度SiOの製造方法 | |
JPH11343111A (ja) | 高純度金属Siの製造方法 | |
JP2007055891A (ja) | 多結晶シリコンの製造方法 | |
JP4295823B2 (ja) | マグネトロン容量結合型プラズマによる気化性金属化合物からの高純度金属の還元精製方法及びそのための装置 | |
JP5217162B2 (ja) | 多結晶シリコンの製造方法 | |
CN111056556A (zh) | 一种以二氧化硅和氢气为原料制备多晶硅的方法 | |
WO2007013644A1 (ja) | 多結晶シリコンの製造方法 | |
CN115432674B (zh) | 一种多级流化床制备高质量氮化硅粉体的方法 | |
Yasuda et al. | New method for production of solar-grade silicon by subhalide reduction | |
CN115432676B (zh) | 一种多级流化床制备高质量氮化硅粉体的系统及方法 | |
JPS5950014A (ja) | 珪素粉末の製造方法 | |
JP5087195B2 (ja) | シリコンの製造方法 | |
JP2001097708A (ja) | 金属Siの製造方法 | |
JPS60251113A (ja) | ケイ素の製造方法及び装置 | |
JP2006036628A (ja) | 多結晶シリコンの製造方法およびその製造方法によって製造される太陽光発電用多結晶シリコン | |
JP2010105865A (ja) | トリクロロシランの製造方法および利用方法 | |
JP3907515B2 (ja) | 高純度窒化ケイ素微粉末の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060207 |