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JPH11339447A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

Info

Publication number
JPH11339447A
JPH11339447A JP10149589A JP14958998A JPH11339447A JP H11339447 A JPH11339447 A JP H11339447A JP 10149589 A JP10149589 A JP 10149589A JP 14958998 A JP14958998 A JP 14958998A JP H11339447 A JPH11339447 A JP H11339447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
data
recording medium
recorded
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10149589A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Aramaki
純一 荒牧
Natsumi Saito
奈津美 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10149589A priority Critical patent/JPH11339447A/ja
Priority to US09/315,235 priority patent/US6272088B1/en
Priority to KR1019990019364A priority patent/KR100547053B1/ko
Priority to CNA2005100939627A priority patent/CN1758365A/zh
Priority to CNB991069730A priority patent/CN1255808C/zh
Publication of JPH11339447A publication Critical patent/JPH11339447A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/04Arrangements for preventing, inhibiting, or warning against double recording on the same blank or against other recording or reproducing malfunctions
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/002Programmed access in sequence to a plurality of record carriers or indexed parts, e.g. tracks, thereof, e.g. for editing
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B27/02Editing, e.g. varying the order of information signals recorded on, or reproduced from, record carriers
    • G11B27/031Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals
    • G11B27/034Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals on discs
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    • G11B2220/2529Mini-discs
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B2220/91Helical scan format, wherein tracks are slightly tilted with respect to tape direction, e.g. VHS, DAT, DVC, AIT or exabyte
    • G11B2220/913Digital audio tape [DAT] format
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のデッキ部を備えた記録再生装置におい
て、複数のディスクに跨って情報の内容について欠落の
無いようにしたシームレス記録が容易な制御処理に依っ
て行えるようにする。また、シームレス記録されたディ
スクについて、再生音声としての情報に欠落が無いよう
に再生するシームレス再生も容易な制御処理に依っても
行えるようにする。 【解決手段】 一方のデッキ部で記録中のA−ディスク
の記録残量が所定以下となったときに、他方のデッキ部
によりB−ディスクに対する記録も開始することで、A
−ディスクの最後の所定区間とB−ディスクのはじめの
所定区間とで重複したデータ内容が記録される部分が得
られるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば記録媒体に
対応して記録再生を行うことのできる記録再生装置とし
て、記録媒体を装填して記録再生が可能なメカデッキ部
が2以上備えられるような記録再生装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば楽曲等のオーディオデータ
を記録再生可能なシステムとしては、テープカセットレ
コーダーの他、DATやMD(ミニディスク)システム
が普及してきている。
【0003】このような記録再生システムでは、いわゆ
るリムーバブルメディアであり、記録媒体は装置に対し
て交換可能とされている。このため、例えばいわゆるエ
アチェックといわれる放送番組の録音などを行う際に、
その番組が記録媒体の録音可能時間を越えるような場合
には、ユーザは、録音用の記録媒体を交換して録音を行
っていくことになる。つまり、これまで装置に装填して
いた記録媒体に対する録音が終了したら、この記録媒体
を装置からイジェクトし、次の録音用の記録媒体を新た
に装填して再度録音操作を行っていくという作業をする
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
にして記録媒体を交換している間は記録媒体に対する録
音は行われないのでこの間の情報が欠落し、実際には録
音内容が連続しないものとなってしまう。そして、この
ようにして録音が行われた複数の記録媒体を再生したと
きには、当然のこととして、録音時において記録媒体の
交換を行っていた期間分の録音内容は消失していること
になる。このようにして記録情報の連続性が失われるこ
とは、ユーザからしてみればできるだけ避けられること
が好ましい。
【0005】また、例えばテープカセットレコーダーや
MDシステムにおいては、例えば1台の記録再生装置に
2つのメカデッキ部が備えられた、いわゆるダブルデッ
キといわれるものも存在するが、このようなダブルデッ
キを備えた記録再生装置であっても、一方のメカデッキ
部に装填された記録媒体への記録が終了したら、この後
に、例えばユーザが操作を行うことで、他方のメカデッ
キ部に装填されている記録媒体へ記録を行うようにして
いる。従って、この場合にも一方のメカデッキ部から他
方のメカデッキ部への記録動作の切り換えに要する時間
の間は、記録情報が欠落することになってしまうのが通
常である。
【0006】上記のような状況を考慮した場合、上記の
ようなダブルデッキの記録再生装置において、例えば一
方のメカデッキ部での記録が終了したら、その記録が終
了されたデータ位置に続けて、他方のメカデッキ部によ
り記録を開始させるという動作を自動的に行わせるよう
にすることが考えられる。この構成を採れば、一方のメ
カデッキ部により記録された記録媒体のデータの最後
と、他方のメカデッキ部により記録された記録媒体のデ
ータの先頭とは、そのデータ内容が連続していることに
なり、記録情報の欠落は無いことになる。
【0007】但し、上記のようにして、厳密に複数の記
録媒体間で記録されるデータの内容を連続させようとし
た場合、記録時においてはデータシーケンス上のどの位
置でデッキ部の切り換えが行われるのかは未確定である
ことから、特に記録データの伝送をデッキ部間で切り換
える際の同期のためのデータ処理タイミングの制御が非
常に困難であることが分かっている。また、このように
してデータが記録された複数のディスクについて、例え
ば音声の途切れが無いようにして連続的に再生を行うた
めにも、先行して再生されるディスクの最後のデータ
と、これに続けて再生されるディスクのはじめのデータ
とをシーケンス的に連結するための、或る程度複雑な再
生信号処理機能を与える必要が生じてくる。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記し
た課題を考慮して、複数の記録媒体にわたって記録再生
を行う際に、少なくともデータ内容に欠落が生じないよ
うにして記録が行われるようにすると共に、データ再生
に際しても再生内容についての欠落が生じないようにす
ることを目的とするものである。また、これを実現する
のにできるだけ記録再生装置としては簡易な制御処理の
構成を採り得るようにすることを目的とする。
【0009】このため、装填された記録媒体に対してデ
ータの記録再生を行うことのできる少なくとも2以上の
デッキ手段と、これら2以上のデッキ手段のうちの或る
デッキ手段によりデータの記録が行われている先行の記
録媒体の記録可能容量が所定以下となったことを検出す
る記録状況検出手段と、この記録状況検出手段による検
出結果が得られたのに応答して、上記或るデッキ手段と
は異なる他のデッキ手段により後続の記録媒体に対し
て、この或るデッキ手段に対して入力されているデータ
と同一のデータの記録を開始させることで、先行の記録
媒体に最後に記録された所定のデータ区間と後続の記録
媒体に最初に記録された所定のデータ区間とで、そのデ
ータ内容が重複する重複区間を形成するようにして記録
を行うことのできる記録制御手段とを備えることとし
た。
【0010】また、上記2以上のデッキ手段のうちの或
るデッキ手段により上記先行の記録媒体に対するデータ
再生が終了したとされる状況を検出する再生状況検出手
段と、上記記録制御手段の制御により記録が行われた先
行の記録媒体と後続の記録媒体を再生するのに際して、
再生状況検出手段による検出結果が得られたのに応じ
て、或るデッキ手段とは異なる他のデッキ手段により、
後続の記録媒体の再生を開始させることで先行の記録媒
体に記録されたデータ再生と後続の記録媒体に記録され
たデータ再生について、その再生出力内容に欠落が生じ
ないようにして連続再生することのできる再生制御手段
とを備えることとした。
【0011】上記構成によれば、複数のデッキ手段が備
えられる記録再生装置において、先行の記録媒体に記録
される最後の所定長のデータ区間と、後続の記録媒体に
記録されるはじめの所定長のデータ区間とで、同一内容
のデータを重複して記録するようにされるが、これによ
り、少なくとも、データ記録時の記録内容に欠落が生じ
ることが避けられる。また、このようにして記録された
データを再生するのに際しては、或るデッキ手段で先行
の記録媒体について再生を行い、この再生が終了したタ
イミングで他のデッキ手段により後続の記録媒体につい
て再生を開始するようにすれば、少なくとも、再生され
るべき内容の欠落が生じないようにして再生出力を継続
させること画家の卯となるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図12により本発明
の実施の形態を説明する。この実施の形態は光磁気ディ
スク(ミニディスク)を記録媒体とした記録再生装置と
される。また、実施の形態としての記録再生装置は、装
填された光磁気ディスクに対して記録再生が可能な機構
を有するメカデッキ部が2つ設けられた、いわゆるダブ
ルデッキタイプとされる。説明は次の順序で行なう。 1.記録再生装置の構成(第1の実施の形態) 2.U−TOCセクター 3.ディスク上の記録状態例 4.シームレス記録動作 5.シームレス記録のための処理動作 6.シームレス再生のための処理動作 7.第2の実施の形態
【0013】1.記録再生装置の構成(第1の実施の形
態) 図1には、第1の実施の形態としての記録再生装置の構
成が示される。この図に示す記録再生装置は、ミニディ
スクを装填して記録再生を行うメカデッキ部として、A
デッキ部0とBデッキ部100とを有する。先にAデッ
キ部0について説明する。
【0014】Aデッキ部0において、音声データが記録
されている光磁気ディスク1(以降、単にディスクとも
いう)は、スピンドルモータ2により回転駆動される。
そしてディスク1に対しては記録/再生時に光学ヘッド
3によってレーザ光が照射される。なお、便宜上、Aデ
ッキ部0に対して装填されるディスク1については、A
−ディスク(A−DISK)ともいうことにする。
【0015】光学ヘッド3は、記録時には記録トラック
をキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出
力を行ない、また再生時には磁気カー効果により反射光
からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出
力を行なう。このため、光学ヘッド3にはレーザ出力手
段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや
対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するた
めのディテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2
軸機構4によってディスク半径方向及びディスクに接離
する方向に変位可能に保持されている。
【0016】また、ディスク1を挟んで光学ヘッド3と
対向する位置に磁気ヘッド6aが配置されている。磁気
ヘッド6aは供給されたデータによって変調された磁界
をディスク1に印加する動作を行なう。光学ヘッド3全
体及び磁気ヘッド6aは、スレッド機構5によりディス
ク半径方向に移動可能とされている。
【0017】再生動作によって、光学ヘッド3によりデ
ィスク1から検出された情報はRFアンプ7に供給され
る。RFアンプ7は供給された情報の演算処理により、
再生RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォーカ
スエラー信号FE、グルーブ情報(ディスク1にプリグ
ルーブ(ウォブリンググルーブ)として記録されている
絶対位置情報)GFM等を抽出する。抽出された再生R
F信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給される。ま
た、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信
号FEはサーボ回路9に供給され、グルーブ情報GFM
はアドレスデコーダ10に供給される。
【0018】サーボ回路9は供給されたトラッキングエ
ラー信号TE、フォーカスエラー信号FEや、マイクロ
コンピュータにより構成されるシステムコントローラ1
1からのトラックジャンプ指令、アクセス指令、スピン
ドルモータ2の回転速度検出情報等により各種サーボ駆
動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を制
御してフォーカス及びトラッキング制御を行ない、また
スピンドルモータ2を一定線速度(CLV)に制御す
る。
【0019】アドレスデコーダ10は供給されたグルー
ブ情報GFMをデコードしてアドレス情報を抽出する。
このアドレス情報はシステムコントローラ11に供給さ
れ、各種の制御動作に用いられる。また再生RF信号に
ついてはエンコーダ/デコーダ部8においてEFM復
調、CIRC等のデコード処理が行なわれるが、このと
きデータとして再生RF信号に含まれているアドレス、
サブコードなども抽出され、システムコントローラ11
に供給される。
【0020】エンコーダ/デコーダ部8でEFM復調、
CIRC等のデコード処理された音声データ(セクター
データ)は、メモリコントローラ12によって一旦バッ
ファメモリ13に書き込まれる。なお、光学ヘッド3に
よるディスク1からのデータの読み取り及び光学ヘッド
3からバッファメモリ13までの系における再生データ
の転送は1.41Mbit/secで、しかも通常は間欠的に行なわ
れる。
【0021】バッファメモリ13に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給され
る。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再
生信号処理を施され、オーディオデータとしてデータイ
ンターフェイス23及びD/Aコンバータ15に対して
出力される。この場合、エンコーダ/デコーダ部14か
らデータインターフェイス23に入力されたオーディオ
データは、デジタル出力端子25を介して例えば外部機
器に対して出力される。また、D/Aコンバータ15に
入力されたオーディオデータは、例えばステレオ(L,
R)のアナログオーディオ信号としてオーディオ出力端
子16から出力される。なお、ここでは図示していない
が、D/Aコンバータ15から出力されたオーディオ信
号をスピーカやヘッドフォン端子等に出力させることも
考えられる。また、その利用用途によっては、Aデッキ
部0とBデッキ部100間でオーディオデータの相互伝
送が可能なように、バッファメモリ13(Aデッキ部
側)とバッファメモリ113(Bデッキ部側)との間に
データ伝送ラインが設けられている。
【0022】ディスク1に対して記録動作を実行する際
には、デジタル信号としてのオーディオデータをデジタ
ル入力端子24からデータインターフェイス23を介し
て入力する、或いは、オーディオ入力端子18から入力
したアナログ音声信号をA/Dコンバータ17を介して
オーディオデータに変換するようにされる。ここで、デ
ータインターフェイス23、或いはA/Dコンバータ1
7を介して入力されるオーディオデータとしては、本実
施の形態では、例えば図示しないFMチューナや衛星放
送チューナなどにて受信して得られた音楽番組のオーデ
ィオ信号をソースとするものが含まれる。ここで、少な
くともチューナと本実施の形態の記録再生装置とを備え
てシステム化することを考えた場合、チューナは、当該
記録再生装置と一体化されてもよいし、別体とされてい
ても構わない。
【0023】上記のようにして入力されたオーディオデ
ータはエンコーダ/デコーダ部14に供給され、音声圧
縮エンコード処理が施される。エンコーダ/デコーダ部
14によって圧縮された記録データはメモリコントロー
ラ12によって一旦バッファメモリ13に書き込まれ
る。そしてバッファメモリ13内に所定量以上のデータ
が蓄積された時点で所定のデータ単位でデータが読み出
されてエンコーダ/デコーダ部8に送られる。そしてエ
ンコーダ/デコーダ部8でCIRCエンコード、EFM
変調等のエンコード処理された後、磁気ヘッド駆動回路
6に供給される。
【0024】そして磁気ヘッド駆動回路6はエンコード
処理された記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気
ヘッド駆動信号を供給する。つまり、ディスク1に対し
て磁気ヘッド6aによるN又はSの磁界印加を実行させ
る。また、このときシステムコントローラ11は光学ヘ
ッドに対して、記録レベルのレーザ光を出力するように
制御信号を供給する。バッファメモリ13を介すること
で、連続的に入力される音声データについての記録動作
は間欠的に行なわれることになる。
【0025】Bデッキ部100は、スピンドルモータ1
02〜音声圧縮エンコーダ/デコーダ114の各機能回
路部を備えて構成されるのであるが、これら各機能回路
部の構成は、上述したAデッキ部0におけるスピンドル
モータ2〜音声圧縮エンコーダ/デコーダ14の構成と
同一となることから、説明を省略する。
【0026】この場合、D/Aコンバータ15→オーデ
ィオ出力端子16のアナログ信号出力系、及びオーディ
オ入力端子18→A/Dコンバータ17のアナログ信号
入力系、及びデータインターフェイス23は、Aデッキ
部0とBデッキ部100とで共通となる構成を採ってい
る。つまり、Bデッキ部100においても、B−ディス
クから再生されたオーディオデータの出力は、D/Aコ
ンバータ15→オーディオ出力端子16、又はデータイ
ンターフェイス23→デジタル出力端子25を介して行
われる。同様にして、B−ディスクに記録すべきオーデ
ィオデータの入力は、オーディオ入力端子18→A/D
コンバータ17の系、又はデジタル入力端子24→デー
タインターフェイス23を介して行われるようになって
いる。
【0027】マスターコントローラ20は、Aデッキ部
0及びBデッキ部100の動作を総括的に制御するシス
テムコントローラとされ、マイクロコンピュータ等を備
えて構成される。これに対して、システムコントローラ
11,111は、それぞれ主としてAデッキ部0、Bデ
ッキ部100に対する動作を制御するための回路部位し
て機能する。
【0028】また、この場合のマスターコントローラ2
0は、データインターフェイス23と接続されること
で、例えばデジタルオーディオデータに挿入されている
サブコードを抽出して所要の制御処理を実行可能にも構
成されている。
【0029】上記マスターコントローラ20に対して
は、操作部21及び表示部22が設けられる。操作部2
1には、ユーザー操作に供される各種キーが設けられて
いる。例えば録音キー、再生キー、停止キー、AMSキ
ー、早送りキー、早戻しキー等が設けられ、その操作情
報はシステムコントローラ11に供給される。また、こ
の記録再生装置では編集モードとして、Aデッキ部0、
Bデッキ部100の各々において、それぞれA−ディス
クあるいはB−ディスクに対して単独に編集を行う『デ
ィバイド(トラックの分割)』『ムーブ(1枚のディス
ク内におけるトラックナンバの変更)』『コンバイン
(トラックの連結)』等のモードも用意されており、こ
れらのモードを選択する操作も可能とされているものと
される。
【0030】更に、本実施の形態では、後述するように
してAデッキ部0とBデッキ部100の記録再生動作を
連携的に制御することで、複数のディスクに跨って情報
の欠落が無いようにして記録再生を行う、いわゆるシー
ムレス記録及びシームレス再生が可能とされるが、上記
操作部21には、必要があれば、このシームレス記録及
びシームレス再生を実行する動作モード(シームレス記
録モード、シームレス再生)を設定するためのキー等が
設けるようにしてもよい。
【0031】表示部22は例えば液晶ディスプレイによ
って構成され、Aデッキ部0,及びBデッキ部100の
動作状態、トラックナンバ、時間情報等をマスターコン
トローラ20の制御に基づいて表示する動作を行なう。
【0032】ところで、システムクロック発生回路26
は、例えば水晶発振子等を備えて安定した所要の周波数
信号を生成し、この周波数信号をAデッキ部0及びBデ
ッキ部100に対して、信号処理タイミングの基準とな
るシステムクロックとして供給する。
【0033】また、本実施の形態の記録再生装置におい
ては、無音検出部27が設けられる。この場合の無音検
出部27は、A/Dコンバータ17又はデータインター
フェイス23を介して当該記録再生装置に入力されたデ
ジタルオーディオデータが入力されるようにして設けら
れる。そしてこの無音検出部27は、入力されたデジタ
ルオーディオデータのデータに基づいて、無音状態に対
応するとされる所定の音声レベル以下となった状態が、
例えばトラックの区切り(トラック間は一般に無音状態
であることがほとんどである)に対応する程度の所定時
間以上継続したときに、入力データが無音状態であるこ
とを示す検出信号を出力する。本実施の形態において
は、この検出信号はマスターコントローラ20に対して
入力されるようになっている。
【0034】ところで、Aデッキ部0、Bデッキ部10
0の各々において、ディスク1に対して記録/再生動作
を行なう際には、ディスク1に記録されている管理情
報、即ちP−TOC(プリマスタードTOC)、U−T
OC(ユーザーTOC)を読み出す必要がある。例えば
Aデッキ部0を例に説明すると、システムコントローラ
11はこれらの管理情報に応じてA−ディスク上の記録
すべきエリアのアドレスや、再生すべきエリアのアドレ
スを判別することとなる。この管理情報はバッファメモ
リ13に保持される。このためバッファメモリ13は、
上記した記録データ/再生データのバッファエリアと、
これら管理情報を保持するエリアが分割設定されてい
る。そして、システムコントローラ11はこれらの管理
情報を、ディスク1が装填された際に管理情報の記録さ
れたディスクの最内周側の再生動作を実行させることに
よって読み出し、バッファメモリ13に記憶しておき、
以後そのディスク1に対する記録/再生動作の際に参照
できるようにしている。また、U−TOCはデータの記
録や消去に応じて編集されて書き換えられるものである
が、システムコントローラ11は記録/消去動作のたび
にこの編集処理をバッファメモリ13に記憶されたU−
TOC情報に対して行ない、その書換動作に応じて所定
のタイミングでディスク1のU−TOCエリアについて
も書き換えるようにしている。
【0035】Bデッキ部100においても、システムコ
ントローラ111が、B−ディスクに記録された管理情
報をバッファメモリ113に対して保持させることによ
り、上記と同様の動作が実行される。
【0036】上記構成のようにして、いわゆるダブルデ
ッキとしての形態を採った場合には、例えば、いわゆる
ダビング機能を与えることができる。つまり、一方のデ
ッキ部でディスクに対する再生動作を行うと共に、他方
のデッキ部でディスクに対する記録動作を行うことで、
一方のディスク1に記録されていたデータを他方のディ
スク1へ記録することができるものである。この場合、
例えばA−ディスクに記録されているデータをB−ディ
スクにダビングするのであれば、A−ディスクから読み
出され、デコーダ部8でデコードされた音声データは、
例えばバッファメモリ13からBデッキ100側のバッ
ファメモリ13に伝送されて、ここで蓄積されていくよ
うにされる。
【0037】ミニディスクシステムにおいては、クラス
タといわれるデータ単位が記録時における最小単位とさ
れ、このクラスタは、32セクターのメインデータ領域
と4セクターのリンキング領域により形成される。上記
バッファメモリ113に蓄積された音声データは、例え
ば1クラスタ分のデータが蓄積される毎にセクター単位
でデータが読み出され、エンコーダ/デコーダ部108
に供給される。そして上記のようにエンコード処理によ
りEFM信号とされ、磁気ヘッド駆動回路106がEF
M信号に応じて磁気ヘッド106aにN又はSの磁界印
加を実行させる。これによりA−ディスクに記録されて
いるデータをB−ディスクに記録するというダビング動
作が実現される。当然、上述の動作に準じて、B−ディ
スクからA−ディスクにダビングを行うことも可能とさ
れる。このときマスターコントローラ20は、Aデッキ
部0とBデッキ部100との連係動作を制御することに
なる。
【0038】また、このようなダビング動作時にも、バ
ッファメモリ13あるいはバッファメモリ113に蓄積
されたデータ(即ちディスクAから読み出された音声デ
ータ)は、音声圧縮デコーダ14あるいは音声圧縮デコ
ーダ114に供給することができ、これにより、データ
インターフェイス23を介して再生された音声データを
出力することは可能とされる。
【0039】ここでダビング動作としては、通常速度ダ
ビングと高速ダビングを行なうことができる。通常速度
ダビングでは、再生側のデッキ部では通常の再生時と同
様の速度状態でデータの読出を行ない、記録側のデッキ
部もバッファメモリ13の蓄積量に応じて例えば1クラ
スタづつ記録を行なっていく。この場合、モニタ出力音
声は通常の再生時と同様のバッファメモリ13あるいは
バッファメモリ113からの読出処理により、通常の再
生時の音声と同様の音声(通常音程の音声)することが
できる。
【0040】一方、高速ダビングの場合は、再生側のデ
ッキ部は通常の再生時よりも高速のレートでデータの読
出及びバッファメモリ(13又は113)への蓄積を行
なっていく。記録側のデッキ部ではバッファメモリ(1
3又は113)の蓄積量に応じて例えば1クラスタづつ
記録を行なっていくという動作はかわらないが、再生側
のデッキ部からバッファメモリ(13又は113)への
データ蓄積の速度が速くなることにより結果的に通常の
録音時より速いデータレートで実際のディスクへのデー
タ記録が行なわれることになる。なお、本実施の形態で
は特にユーザによる指定操作等が無い限り、ダビング動
作時(つまりディスク間ムーブ動作時)においては、所
定の倍速度による高速ダビングとしての動作が行われる
ものとされる。これは、ディスク間ムーブとしての動作
がより高速に行われるようにして、編集作業の効率化を
図るためである。
【0041】また、デッキ部を複数備えていることで、
例えばデジタル衛星放送やFM放送による番組を録音す
る、いわゆるエアチェックを行うような場合、1枚のデ
ィスクの記録可能時間よりも長い時間にわたる番組録音
を連続的に行うことが可能である。一般には、例えば、
先にAデッキ部0にてA−ディスクに対して番組の録音
を行い、このA−ディスクの記録可能領域に対してデー
タの記録が終了したら、続けてBデッキ部100にてB
−ディスクに対して番組の録音を開始させるようにする
ものである。そして本実施の形態では、このようにして
録音を行う際に、一方のデッキ部で記録されたディスク
のデータと、他方のデッキ部で記録されたディスクのデ
ータとで、少なくともその情報の欠落が無い(例えば、
エアチェック内容の欠落が無い)ようにして記録を行
う、シームレス記録を行うことが可能とされ、更には、
シームレス記録が行われた複数枚のディスクを再生する
際に、情報の欠落が無いようにして再生を行うシームレ
ス再生が可能とされるが、これについては後述する。
【0042】2.U−TOCセクター 上記したように、ディスク1に対して記録/再生動作を
行なう際には、システムコントローラ11は、ディスク
1に記録されている管理情報としてP−TOC、U−T
OC(ユーザーTOC)を読み出し、これを参照するこ
とになる。ここで、ディスク1においてトラック(楽曲
等)の記録/再生動作などの管理を行なう管理情報とし
て、U−TOCセクターについて説明する。
【0043】なおTOC情報としてはU−TOCとP−
TOCが設けられているが、このP−TOCはディスク
1の最内周側のピットエリアに形成されるもので、読出
専用の情報である。そして、P−TOCによってディス
クの記録可能エリア(レコーダブルユーザーエリア)
や、リードアウトエリア、U−TOCエリアなどの位置
の管理等が行なわれる。なお、ミニディスクシステムで
は、全てのデータがピット形態で記録されている再生専
用のディスクも使用できるが、再生専用ディスクの場合
は、P−TOCによってROM化されて記録されている
楽曲の管理も行なうことができるようにされ、U−TO
Cは形成されない。P−TOCについては詳細な説明を
省略し、ここでは記録可能なディスク1に設けられるU
−TOCについて説明する。
【0044】図2はU−TOCセクター0のフォーマッ
トを示すものである。なお、U−TOCセクターとして
はセクター0、セクター1、セクター2、セクター4が
定義されているが、セクター1,セクター4は文字情
報、セクター2は録音日時を記録するエリアとされる。
ここでは、ディスク1の記録/再生動作に必ず必要とな
るU−TOCセクター0についてのみ説明を行なうこと
とする。U−TOCセクター0は、主にユーザーが録音
を行なった楽曲や新たに楽曲が録音可能なフリーエリア
についての管理情報が記録されているデータ領域とされ
る。例えばディスク1に或る楽曲の録音を行なおうとす
る際には、システムコントローラ11は、U−TOCセ
クター0からディスク上のフリーエリアを探し出し、こ
こに音声データを記録していくことになる。また、再生
時には再生すべき楽曲が記録されているエリアをU−T
OCセクター0から判別し、そのエリアにアクセスして
再生動作を行なう。
【0045】U−TOCセクター0のデータ領域(4バ
イト×588 の2352バイト)は、先頭位置にオール0
又はオール1の1バイトデータが並んで形成される同期
パターンが記録される。続いてクラスタアドレス(Clust
er H) (Cluster L) 及びセクターアドレス(Sector)とな
るアドレスや、モード情報(MODE)が4バイト付加され、
以上でヘッダとされる。
【0046】セクターとは、上述のように2352バイ
トのデータ単位であり、36セクターが1クラスタとな
る。同期パターンやアドレスについては、このU−TO
Cセクター0に限らず、P−TOCセクターや、実際に
音声データが記録されるデータセクターでも、そのセク
ター単位に記録されている。クラスタアドレスは、上位
アドレス(Cluster H) と下位アドレス(Cluster L)の2
バイトで記され、セクターアドレス(Sector)は1バイト
で記される。続いて所定バイト位置に、メーカーコー
ド、モデルコード、最初のトラックのトラックナンバ(F
irst TNO)、最後のトラックのトラックナンバ(Last T
NO)、セクター使用状況(Used sectors)、ディスクシリ
アルナンバ、ディスクID等のデータが記録される。
【0047】さらに、ユーザーが録音を行なって記録さ
れているトラック(楽曲等)の領域やフリーエリア等を
後述する管理テーブル部に対応させることによって識別
するため、対応テーブル指示データ部として各種のテー
ブルポインタ(P-DFA,P-EMPTY ,P-FRA ,P-TNO1〜P-TN
O255) が記録される領域が用意されている。
【0048】そしてテーブルポインタ(P-DFA〜P-TNO25
5) に対応させることになる管理テーブル部として(01h)
〜(FFh) までの255個のパーツテーブルが設けら
れ、それぞれのパーツテーブルには、或るパーツについ
て起点となるスタートアドレス、終端となるエンドアド
レス、そのパーツのモード情報(トラックモード)が記
録されている。さらに各パーツテーブルで示されるパー
ツが他のパーツへ続いて連結される場合があるため、そ
の連結されるパーツのスタートアドレス及びエンドアド
レスが記録されているパーツテーブルを示すリンク情報
が記録できるようにされている。なお本明細書において
『h』を付した数値はいわゆる16進表記のものであ
る。また、パーツとは1つのトラック内で時間的に連続
したデータが物理的に連続して記録されているトラック
部分のことをいう。
【0049】この種の記録再生装置では、1つの楽曲の
データを物理的に不連続に、即ち複数のパーツにわたっ
て記録されていてもパーツ間でアクセスしながら再生し
ていくことにより再生動作に支障はないため、ユーザー
が録音する楽曲等については、録音可能エリアの効率使
用等の目的から、複数パーツにわけて記録する場合もあ
る。
【0050】そのため、リンク情報が設けられ、例えば
各パーツテーブルに与えられたナンバ(01h) 〜(FFh) に
よって、連結すべきパーツテーブルを指定することによ
ってパーツテーブルが連結できるようになされている。
つまりU−TOCセクター0における管理テーブル部に
おいては、1つのパーツテーブルは1つのパーツを表現
しており、例えば3つのパーツが連結されて構成される
楽曲についてはリンク情報によって連結される3つのパ
ーツテーブルによって、そのパーツ位置の管理はなされ
る。なお、実際にはリンク情報は所定の演算処理により
U−TOCセクター0内のバイトポジションとされる数
値で示される。即ち、304+(リンク情報)×8(バ
イト目)としてパーツテーブルを指定する。
【0051】U−TOCセクター0の管理テーブル部に
おける(01h) 〜(FFh) までの各パーツテーブルは、対応
テーブル指示データ部におけるテーブルポインタ(P-DF
A,P-EMPTY ,P-FRA ,P-TNO1〜P-TNO255) によって、
以下のようにそのパーツの内容が示される。
【0052】テーブルポインタP-DFA はディスク1上の
欠陥領域に付いて示しており、傷などによる欠陥領域と
なるトラック部分(=パーツ)が示された1つのパーツ
テーブル又は複数のパーツテーブル内の先頭のパーツテ
ーブルを指定している。つまり、欠陥パーツが存在する
場合はテーブルポインタP-DFA において(01h) 〜(FFh)
のいづれかが記録されており、それに相当するパーツテ
ーブルには、欠陥パーツがスタート及びエンドアドレス
によって示されている。また、他にも欠陥パーツが存在
する場合は、そのパーツテーブルにおけるリンク情報と
して他のパーツテーブルが指定され、そのパーツテーブ
ルにも欠陥パーツが示されている。そして、さらに他の
欠陥パーツがない場合はリンク情報は例えば『(00h) 』
とされ、以降リンクなしとされる。
【0053】テーブルポインタP-EMPTY は管理テーブル
部における1又は複数の未使用のパーツテーブルの先頭
のパーツテーブルを示すものであり、未使用のパーツテ
ーブルが存在する場合は、テーブルポインタP-EMPTY と
して、(01h) 〜(FFh) のうちのいづれかが記録される。
未使用のパーツテーブルが複数存在する場合は、テーブ
ルポインタP-EMPTY によって指定されたパーツテーブル
からリンク情報によって順次パーツテーブルが指定され
ていき、全ての未使用のパーツテーブルが管理テーブル
部上で連結される。
【0054】テーブルポインタP-FRA はディスク1上の
データの書込可能なフリーエリア(消去領域を含む)に
ついて示しており、フリーエリアとなるトラック部分
(=パーツ)が示された1又は複数のパーツテーブル内
の先頭のパーツテーブルを指定している。つまり、フリ
ーエリアが存在する場合はテーブルポインタP-FRA にお
いて(01h) 〜(FFh) のいづれかが記録されており、それ
に相当するパーツテーブルには、フリーエリアであるパ
ーツがスタート及びエンドアドレスによって示されてい
る。また、このようなパーツが複数個有り、つまりパー
ツテーブルが複数個有る場合はリンク情報により、リン
ク情報が『(00h) 』となるパーツテーブルまで順次指定
されている。
【0055】図3にパーツテーブルにより、フリーエリ
アとなるパーツの管理状態を模式的に示す。これはパー
ツ(03h)(18h)(1Fh)(2Bh)(E3h) がフリーエリアとされて
いる時に、この状態が対応テーブル指示データP-FRA に
引き続きパーツテーブル(03h)(18h)(1Fh)(2Bh)(E3h) の
リンクによって表現されている状態を示している。なお
上記した欠陥領域や未使用パーツテーブルの管理形態も
これと同様となる。
【0056】ところで、全く楽曲等の音声データの記録
がなされておらず欠陥もない光磁気ディスクであれば、
テーブルポインタP-FRA によってパーツテーブル(01h)
が指定され、これによってディスクのレコーダブルユー
ザーエリアの全体がフリーエリアであることが示され
る。そして、この場合残る(02h) 〜(FFh) のパーツテー
ブルは使用されていないことになるため、上記したテー
ブルポインタP-EMPTY によってパーツテーブル(02h) が
指定され、また、パーツテーブル(02h) のリンク情報と
してパーツテーブル(03h) が指定され・・・・・・、というよ
うにパーツテーブル(FFh) まで連結される。この場合パ
ーツテーブル(FFh) のリンク情報は以降連結なしを示す
『(00h) 』とされる。なお、このときパーツテーブル(0
1h) については、スタートアドレスとしてはレコーダブ
ルユーザーエリアのスタートアドレスが記録され、また
エンドアドレスとしてはリードアウトスタートアドレス
の直前のアドレスが記録されることになる。
【0057】テーブルポインタP-TNO1〜P-TNO255は、デ
ィスク1にユーザーが記録を行なった楽曲などのトラッ
クについて示しており、例えばテーブルポインタP-TNO1
では第1トラックのデータが記録された1又は複数のパ
ーツのうちの時間的に先頭となるパーツが示されたパー
ツテーブルを指定している。例えば第1トラックとされ
た楽曲がディスク上でトラックが分断されずに、つまり
1つのパーツで記録されている場合は、その第1トラッ
クの記録領域はテーブルポインタP-TNO1で示されるパー
ツテーブルにおけるスタート及びエンドアドレスとして
記録されている。
【0058】また、例えば第2トラックとされた楽曲が
ディスク上で複数のパーツに離散的に記録されている場
合は、その第2トラックの記録位置を示すため各パーツ
が時間的な順序に従って指定される。つまり、テーブル
ポインタP-TNO2に指定されたパーツテーブルから、さら
にリンク情報によって他のパーツテーブルが順次時間的
な順序に従って指定されて、リンク情報が『(00h) 』と
なるパーツテーブルまで連結される。このように例えば
2曲目を構成するデータが記録された全パーツが順次指
定されて記録されていることにより、このU−TOCセ
クター0のデータを用いて、れ曲目の再生時や、その2
曲目の領域への上書き記録を行なう際に、光学ヘッドれ
及び磁気ヘッド6をアクセスさせ離散的なパーツから連
続的な音楽情報を取り出したり、記録エリアを効率使用
した記録が可能になる。
【0059】以上のように、書換可能なディスク1につ
いては、ディスク上のエリア管理はP−TOCによって
なされ、またレコーダブルユーザーエリアにおいて記録
された楽曲やフリーエリア等はU−TOCにより行なわ
れる。
【0060】3.ディスク上の記録状態例 ここで、ディスク1のエリア構造を説明し、P−TO
C、U−TOCにより管理される記録状態例を述べる。
図4はディスク1のエリア構造をその半径方向に模式的
に示したものである。光磁気ディスクの場合、大きくわ
けて図4にピットエリアとして示すようにエンボスピッ
トによりデータが記録されているエリアと、いわゆる光
磁気エリアとされてグルーブ(溝)が設けられているグ
ルーブエリアに分けられる。
【0061】ここでピットエリアとしてはP−TOCが
繰り返し記録されており、このP−TOCにおいて、U
−TOCの位置がU−TOCスタートアドレスUSTA
として示され、また、リードアウトスタートアドレスL
OA 、レコーダブルユーザーエリアスタートアドレスR
STA 、パワーキャリブレーションエリアスタートアド
レスPCA 等、図4に示す各アドレス位置が示されてい
ることになる。
【0062】このディスク1の最内周側のピットエリア
に続いてグルーブエリアが形成されるが、このグルーブ
エリア内のうちP−TOC内のリードアウトスタートア
ドレスLOA として示されるアドレスまでのエリアが、
記録可能なレコーダブルエリアとされ、以降はリードア
ウトエリアとされている。さらにこのレコーダブルエリ
アのうち、実際に音楽等のデータが記録されるレコーダ
ブルユーザーエリアは、レコーダブルユーザーエリアス
タートアドレスRSTA から、リードアウトスタートア
ドレスLOA の直前の位置までとなる。
【0063】そして、グルーブエリア内においてレコー
ダブルユーザーエリアスタートアドレスRSTA より前
となるエリアは、記録再生動作のための管理エリアとさ
れ、上記したU−TOCが記録され、またパワーキャリ
ブレーションエリアスタートアドレスPCA として示さ
れる位置から1クラスタ分がレーザーパワーのキャリブ
レーションエリアとして設けられる。U−TOCはこの
記録再生動作のための管理エリア内においてU−TOC
スタートアドレスUSTA に示される位置から3クラス
タ(1クラスタ=36セクター)連続して記録される。
【0064】実際の音声データは例えば図4に例示する
ように、レコーダブルユーザーエリアに記録される。こ
の場合、4曲のトラック(楽曲)M1 〜M4 が記録され
ている場合を示している。まずアドレスA0 〜A1 のパ
ーツとして第1曲目となるトラックM1 が記録され、ま
た第2曲目となるトラックM2 はアドレスA2 〜A3 の
パーツに記録された序盤部分M2-1 とアドレスA6 〜A
7 のパーツに記録された終盤部分M2-2 にわかれて記録
されている。また、第3曲目となるトラックM3 はアド
レスA4 〜A5 のパーツに記録され、第4曲目となるト
ラックM4 はアドレスA8 〜A9 のパーツに記録されて
いる。この状態で、まだ楽曲の記録されていないフリー
エリアはアドレスA10〜A11のパーツとなる。
【0065】次に、図4の状態でのU−TOCデータ例
を図5に示す。なお、この図において、U−TOC内の
テーブルポインタやリンク情報としての1バイトデータ
が『00h』とされている部分、及びスタートアドレ
ス、エンドアドレスとしての3バイトデータが『000
000h』とされている部分については、『−』と表記
して示している。さらに、ディスク1上でのレコーダブ
ルユーザーエリアに欠陥は無いものとし、従ってテーブ
ルポインタP-DFA は『00h』とされている。
【0066】図4の記録状態では、テーブルポインタP-
FRA はフリーエリアを管理するため、例えばこの場合、
テーブルポインタP-FRA に(06h)というパーツテー
ブルが示されているとすると、これに対応してパーツテ
ーブル(06h)には、図5でのフリーエリアとなるパ
ーツについての情報が示されている。つまりアドレスA
10がスタートアドレス、アドレスA11がエンドアドレス
として示される。なお、この場合他のフリーエリアパー
ツは存在しないため、パーツテーブル(06h)のリン
ク情報は『00h』とされる。
【0067】また第1トラックM1 についてはテーブル
ポインタP-TNO1に示される(01h)のパーツテーブル
においてそのスタートアドレスA0 及びエンドアドレス
A1が示される。トラックM1 は1つのパーツとして記
録されているため、パーツテーブル(01h)のリンク
情報は『00h』とされている。
【0068】第2トラックM2 については、テーブルポ
インタP-TNO2に示される(02h)のパーツテーブルに
おいてそのスタートアドレスA2 及びエンドアドレスA
3 が示されている。ただしトラックM2 は2つのパーツ
(M2-1 とM2-2 )に別れて記録されており、アドレス
A2 及びアドレスA3 はトラックM2 の序盤部分(M2-
1 )のパーツを示すのみである。そこでパーツテーブル
(02h)のリンク情報として例えばパーツテーブル
(04h)が示され、パーツテーブル(04h)には終
盤部分(M2-2 )のパーツを示すべく、スタートアドレ
スA6 及びエンドアドレスA7 が記録されている。以降
リンクは不要であるためパーツテーブル(04h)のリ
ンク情報は『00h』とされている。
【0069】第3トラックM3 ,第4トラックM4 につ
いてもそれぞれテーブルポインタP-TNO3,P-TNO4を起点
として得られるパーツテーブルによってそのパーツ位置
が管理されている。なお、4曲しか録音されていないた
め、テーブルポインタP-TNO5〜P-TNO255までは使用され
ておらず『00h』とされている。また、使用していな
いパーツテーブルを示すテーブルポインタP-EMPTY は、
この場合パーツテーブル(07h)を示しており、パー
ツテーブル(07h)からパーツテーブル(FFh)ま
での全ての未使用のパーツテーブルがリンク情報によっ
てリンクされている。
【0070】4.シームレス記録動作 前述のように、本実施の形態では、複数のディスクに跨
って情報の欠落が無いようにして記録を行う、シームレ
ス記録を行うようにされる。そこで、先ず図6を参照し
て本実施の形態としてのシームレス記録動作の概念につ
いて、説明する。図6は、シームレス記録時のAデッキ
部0とBデッキ部100における動作として、A−ディ
スクとB−ディスクに対して行われるデータ記録が時間
軸に従って示されている。
【0071】本実施の形態の記録再生装置によりシーム
レス記録を行う際には、例えばユーザは、少なくともA
デッキ部0にディスク1(A−ディスク)を装填してお
き、シームレス記録モードとするための所定操作を行っ
た上で、エアチェックなどの録音開始のための操作を行
うようにされる。なお、Bデッキ部100に装填すべき
B−ディスクは、上記A−ディスクを装填するときと同
じ機会に装填してもよいし、例えばA−ディスクに対す
る録音が開始されてから、例えば後述する重複録音時間
Tに至る以前の段階までに、装填するようにしてもよ
い。
【0072】これにより、記録再生装置ではシームレス
記録を開始する。ここでは、図6(a)に示すようにし
て、Aデッキ部0に装填されているA−ディスクから、
例えばエアチェック番組の録音を開始することでシーム
レス記録の開始となる。なお、Aデッキ部0とBデッキ
部100との何れからシームレス記録が開始されるのか
は、固定的にAデッキ部0又はBデッキ部100の何れ
かから開始されるものとして、ファクトリープリセット
により設定されていてもよいし、ユーザの所定操作等に
よって任意に設定可能なように構成されてもよい。
【0073】上記のようにして、Aデッキ部0に依りA
−ディスクに対して録音を開始した後、例えば、図中の
ポイントaで示されるデータが記録された時点で、A−
ディスクの記録可能領域の残量として所定時間以内にな
ったとする。すると、A−ディスクに対する記録は継続
した上で、図6(b)に示すようにして、Bデッキ部1
00によるB−ディスクへのエアチェック番組の録音も
開始する。つまり、ポイントaで示される時点以降にお
いては、A−ディスクとB−ディスクとで同一内容のデ
ータが記録されていくことになる。
【0074】この後、ポイントbで示されるデータ位置
にてA−ディスクへの記録が終了したとする。つまりA
−ディスクの全記録可能領域に対するデータ記録が完了
したとすると、この時点でAデッキ部0によるA−ディ
スクへの記録動作は終了され、例えばB−ディスクの全
記録可能領域に対するデータ記録が完了するまで、或い
はユーザによる録音停止操作が行われるまで、B−ディ
スクへの記録が行われるようにされる。
【0075】このような記録動作によると、図6(a)
(b)から分かるように、A−ディスクにおいて最後に
記録された所定データ区間とB−ディスクに対して最初
に記録された所定データ区間とで同一内容のデータが記
録される、重複記録時間Tが設けられることになる。こ
れにより、A−ディスクとB−ディスクに記録されるデ
ータとしては、そのエアチェック内容については情報の
欠落が無いことになるものである。
【0076】ここで、上記重複記録時間Tは、任意では
あるが数分程度に設定されることが好ましい。これは、
次に説明するトラック区切り位置としてのポインタcを
設定することを考慮したものである。ミニディスクシス
テムにおいては、前述のようにオーディオデータがトラ
ック単位で管理されるのであるが、通常は1トラックが
1楽曲に相当する。また、一般に1楽曲の演奏時間は数
分とされる。そこで、重複記録時間Tとしては、少なく
とも1回、ほぼ必ずトラック区切り位置が得られるよう
な時間長を設定するようにされる。
【0077】そして、例えば図の重複記録時間T内にお
けるポイントcにて示すデータ位置にて、記録データの
トラック区切り位置が得られたとすると、このポイント
cを記録データシーケンス上のトラック区切り位置とし
て設定するようにされる。このポイントcは、例えば後
述するシームレス再生を行う際のA−ディスクからB−
ディスクへの再生切り換え位置に対応する。
【0078】上記ポイントcを自動的に検出するのに
は、例えば次のようにして行えばよい。1つには、記録
データであるオーディオデータの無音部分を検出し、こ
の検出された無音部分をトラック間の区切り位置として
見なして、ポイントcを設定するものである。一般に
は、1トラックが1楽曲であることから、楽曲間の始め
と終わりには無音部分が存在することになる。従って、
ほとんどの場合、検出された無音部分はトラックの区切
り位置となるものである。
【0079】そして、上記のようなデータ上における無
音部分の検出処理を本実施の形態の記録再生装置で実現
するのには、例えば、マスターコントローラ20が、無
音検出部27から得られる信号を利用して次のようにし
て実行するように構成すればよい。記録データは、A/
Dコンバータ17又はデータインターフェイス23を介
してデジタルオーディオデータとして入力される。無音
検出部27では、このデジタルオーディオデータを入力
して監視を行い、例えば信号レベルとして無音と見なさ
れるのに対応する所定レベル以下となった状態が、所定
時間継続したことを検出したときに、データとして無音
区間が得られたこと示す検出信号をマスターコントロー
ラ20に出力する。マスターコントローラ20では、シ
ームレス記録時で、かつ重複記録時間T内で記録を行っ
ているときに無音検出部27からの検出信号が得られた
ら、この検出信号に基づき記録データにおける無音区間
を特定すると共に、例えばこの無音区間のほぼ中間位置
に対応してポイントcを設定するものである。
【0080】また、例えばデジタルオーディオインター
フェイス規格に従った構造のデジタルオーディオデータ
がデータインターフェイス23を介して記録データとし
て入力された場合には、無音部分を検出するのではな
く、次のようにしてトラック区切り位置を検出すること
が可能である。このようなデジタルオーディオデータに
は、サブコードの領域にトラックナンバがその演奏時間
情報等と共に格納されている。そこで、マスターコント
ローラ20がこのデジタルオーディオデータを入力し
て、サブコードについてのデコード処理を行うことで、
データ上のトラックの区切り位置を検出し、ポイントc
を設定することが可能となるものである。
【0081】上記した何れかの方法によってポイントc
を設定すると、例えばマスターコントローラ20は、こ
の情報をAデッキ部0のシステムコントローラ11及
び、Bデッキ部100のシステムコントローラ111に
伝送する。そして、システムコントローラ11及びシス
テムコントローラ111は、ポイントcに対応するデー
タ位置が記録されたディスク上のアドレス情報を保持す
るようにされる。この保持されたアドレス情報は、重複
記録時間Tの期間内に記録されたデータのトラック分割
位置を、ディスク上のアドレスとして示す情報として扱
われ、次に説明するようにして、A−ディスク,B−デ
ィスクにおけるポイントcの前又は後のデータを消去す
る場合に利用することができる。
【0082】なお、上記したようなトラック区切り位置
の検出(ポイントcの設定)のための構成は、例えば、
記録時において、自動的に記録データのトラック分割設
定を行うために、ミニディスクシステムに対して設けら
れている場合がほとんどである。つまり、本実施の形態
では、従来から備えられていたトラック区切り位置の検
出の構成を利用してポイントcを設定することがかのう
とされるものである。
【0083】ここで、A−ディスク,B−ディスクに対
する記録が終了した段階では、その記録結果に応じてU
−TOCの内容を更新することになるが、本実施の形態
では、この際、A−ディスクについては、ポイントc以
降に対応する記録データ(図6(a)の斜線で示す領
域)をU−TOC上では消去されたもの、即ちフリーエ
リアとして管理されるように更新を行うようにされる。
また、B−ディスクについては、ポイントc以前に対応
する記録データ(図6(b)の斜線で示す領域)をU−
TOC上では消去されたもの、即ちフリーエリアとして
管理されるように更新を行う。
【0084】これにより、A−ディスクに記録されたデ
ータの最後はトラックの終了位置とされ、B−ディスク
に記録されたデータのはじめは、その次のトラックの開
始位置とされるようにして記録された状態が得られるこ
とになる。つまり、A−ディスクに記録されたデータと
B−ディスクに記録されたデータとで情報の欠落が無い
ようにされたうえで、A−ディスクでは或るトラックの
途中でデータが終わらないようにされると共に、B−デ
ィスクでは、上記或るトラックの途中からデータが始ま
ることがないようにされるものである。これにより、例
えばA−ディスクとB−ディスクとをそれぞれ単独で再
生するような場合にも使い勝手のよいディスクが得られ
ることになり、また、ユーザが行うディスクのライブラ
リ管理も容易なものとすることができる。更には、例え
ば後述するシームレス再生に際しては、例えばA−ディ
スクからB−ディスクに再生を切り換えるとき(デッキ
部の再生動作を切り換えるとき)に、トラックの途中の
データをうまくつなげて音声出力させるための機能を敢
えて備えなくとも、一般にトラック間はある程度の時間
長の無音区間となることを利用して再生音声としては連
続的に再生することが容易に可能となる。
【0085】なお、上記説明では、A−ディスク(Aデ
ッキ部0)から記録を始め、次のB−ディスク(Bデッ
キ部100)でシームレス記録を終了する場合が示され
ているが、例えば、このB−ディスクに続けて更にシー
ムレス記録を行いたい場合には、B−ディスクに対して
記録が行われて重複記録時間Tの期間に至る前に、Aデ
ッキ部0に対して新たなA−ディスクを装填しておき、
この後、上記図6の説明に準じて、重複記録時間Tを設
けるようにして記録を行わせる。そして、以降はこれを
繰り返すようにすればよいものである。また、図6によ
り説明したA−ディスクとB−ディスクに対するデータ
記録は、ミニディスクシステム上で行われることから、
当然のこととして、図4及び図5にて説明したように、
或る1つのトラックが離散的に行われる状況でも成立す
るものである。
【0086】図7には、上記図6により説明したシーム
レス記録動作としての一例が模式的に示されており、図
7(a)(b)には、それぞれA−ディスク,B−ディ
スクに対するデータの記録状態がその記録時間経過に従
って示されている。また、図7(a)(b)に示す記録
状態は、各ディスクにおけるレコーダブルユーザエリア
にも対応する。この図では便宜上、図4に示したアドレ
スA0 〜リードアウトスタートアドレスLOA を、アド
レス000〜400というアドレス値により示してい
る。従って、ここでの実際のレコーダブルユーザーエリ
アとしては、アドレス000(レコーダブルユーザーエ
リアスタートアドレスRSTA )から、アドレス400
の直前の位置とされるアドレス399までにより示され
る範囲となる。
【0087】また、ここでは、A−ディスク(Aデッキ
部0)により先行してデータの記録を行い、これに続い
てB−ディスク(Bデッキ部100)により記録を行っ
た場合が示されている。また、ここでは説明の便宜上、
A−ディスク,B−ディスクが共にバージンディスクで
あった状態から記録を開始するものとし、A−ディスク
及びB−ディスクに記録されるデータとしては、物理的
に連続してディスクのトラックに記録されていくものと
し、離散的に記録される状態は生じないことを前提とす
る。
【0088】ここでは、図7(a)に示すようにして、
A−ディスクに対して録音が開始され、時間経過に従っ
てトラックM1(アドレス000〜099)、トラック
M2(アドレス100〜199)、トラックM3(アド
レス200〜349)、トラックM4(アドレス350
〜399)としての各パーツが順次記録されていく状態
が示されている。
【0089】この場合には、重複記録時間Tに対応する
記録残り時間が、アドレス量100に対応して設定され
ているものとしている。従って、A−ディスクに対する
録音中、トラックM3をアドレス299まで記録した時
点の直後のデータ位置がポイントaとして設定され、こ
の時点からB−ディスクに対する記録が開始される。こ
の場合、B−ディスクには、ポイントaより後ろのトラ
ックM3以降のデータが記録されていくことになる。つ
まり、図7(b)に示すように、ポイントa以降のトラ
ックM3(アドレス000〜049)→トラックM4
(アドレス050〜124)→トラックM5(アドレス
125〜274)→トラックM6(アドレス275〜3
99)としての各パーツが記録されていくことになる。
この図では、A−ディスクに対する録音は、トラックM
4の途中で終了している。一方、B−ディスクに対する
録音は、トラックM6の記録により終了されている。
【0090】このような記録結果により、重複記録時間
Tに対応してA−ディスクとB−ディスクの両者に重複
して記録されるデータとしては、トラックM3の最後の
アドレス量50に対応するデータ区間と、これに続くト
ラックM4の最初のアドレス量50に対応するデータ区
間となる。
【0091】そして、重複記録時間Tにおけるポイント
c(即ちトラック区切り位置)は、この場合には、トラ
ックM3とトラックM4との間に対して設定されること
になる。このトラック区切り位置としての各ディスク上
でのアドレスは、この場合、A−ディスクではアドレス
349となり、B−ディスクでは049となる。
【0092】また、上記のようにして記録が行われた後
の各ディスクの記録データであるが、A−ディスクで
は、トラックM1、トラックM2、トラックM3がそれ
ぞれトラック#1,#2,#3として管理され、実際に
これに続けて記録されたトラックM4のパーツとしての
記録領域は、フリーエリアとして扱われる。つまり、消
去したものとされる。一方、B−ディスクでは、最初に
記録されたトラックM3としてのパーツは消去されてフ
リーエリアとして管理され、これに続けて記録されたト
ラックM4,M5,M6がそれぞれトラック#1,#
2,#3として管理される。
【0093】前述のように、上記トラック単位によるデ
ータ管理は各ディスクのU−TOCの内容を更新するこ
とで行われるのであるが、上記図7に示したシームレス
記録動作により得られるA−ディスクとB−ディスクの
記録状態に対応するU−TOCのデータ内容を図8及び
図9に示す。
【0094】図8は、A−ディスクの記録状態に対応す
るU−TOCのデータ内容を示している。この図に示す
A−ディスクのU−TOCの内容としては、トラック#
1(トラックM1のパーツ)に対応するテーブルポイン
タP-TNO1には『01h』が格納され、パーツテーブル
(01h)には、トラックM1としてのパーツのスター
トアドレス000、エンドアドレス099を示すデータ
がそれぞれ格納されている(リンク無し)。また、トラ
ック#2(トラックM2のパーツ)に対応するテーブル
ポインタP-TNO2には『02h』が格納され、パーツテー
ブル(02h)には、トラックM2のパーツのスタート
アドレス100、エンドアドレス199がそれぞれ格納
されている(リンク無し)。トラック#3(トラックM
3のパーツ)に対応するテーブルポインタP-TNO3には
『03h』が格納され、パーツテーブル(03h)に
は、トラックM3のパーツのスタートアドレス200、
エンドアドレス349が格納されることになる(リンク
無し)。この場合にはトラックM4として記録されたパ
ーツが消去領域とされ、フリーエリアとなるので、テー
ブルポインタP-FRA には『04h』が格納されて、パー
ツテーブル(04h)にはフリーエリアのスタートアド
レス350、エンドアドレス399が格納されることに
なる。この場合、アドレス349よりも前の全レコーダ
ブルユーザエリアについて記録が行われた状態なので、
パーツテーブル(04h)からのリンクは無い。テーブ
ルポインタP-EMPTY には、『05h』が格納され、パー
ツテーブル(06h)からパーツテーブル(FFh)ま
でのすべての未使用パーツテーブルがリンク情報によっ
てリンクされる。
【0095】また、B−ディスクのU−TOCの内容と
しては図9に示すものとなる。この場合のB−ディスク
のU−TOCの内容としては、先ず、先頭に記録された
トラックM3のパーツが消去されてフリーエリアとな
る。このため、例えばテーブルポインタP-FRA には『0
1h』が格納されて、パーツテーブル(01h)にはフ
リーエリアのスタートアドレス000、エンドアドレス
049が格納されることになる。この場合、アドレス0
50〜399までの領域は図7(b)に示すようにデー
タが記録されており、他にフリーエリアは無い記録状態
となっているので、パーツテーブル(01h)からのリ
ンクは無いことになる。
【0096】トラック#1(トラックM4のパーツ)に
対応するテーブルポインタP-TNO1には『02h』が格納
され、パーツテーブル(02h)には、トラックM4と
してのパーツのスタートアドレス050、エンドアドレ
ス124を示すデータがそれぞれ格納されている(リン
ク無し)。また、トラック#2(トラックM5のパー
ツ)に対応するテーブルポインタP-TNO2には『03h』
が格納され、パーツテーブル(03h)には、トラック
M5のパーツのスタートアドレス125、エンドアドレ
ス274がそれぞれ格納されている(リンク無し)。ト
ラック#3(トラックM6のパーツ)に対応するテーブ
ルポインタP-TNO3には『04h』が格納され、パーツテ
ーブル(04h)には、トラックM6のパーツのスター
トアドレス275、エンドアドレス399が格納される
ことになる(リンク無し)。
【0097】5.シームレス記録のための処理動作 続いて、上記したシームレス記録動作を実現するための
処理動作について、図10のフローチャートを参照して
説明する。この図に示す処理は、マスターコントローラ
20自体の制御処理を実行すると共に、このマスターコ
ントローラ20の制御によってシステムコントローラ1
1(Aデッキ部0内),システムコントローラ111
(Bデッキ部100内)が適宜所要の制御処理を実行す
ることで実現されるものである。なお、ここでは、記録
開始時においてはAデッキ部0が先行して記録を行い、
これに続けてBデッキ部100による記録を行うものと
して、デッキ部の記録動作順が設定されていることを前
提とする。また、説明の便宜上、ここでは上記Bデッキ
部100による記録が終了されたことを以て、シームレ
ス記録を終了させるものとしている。
【0098】例えばシームレス記録モードが設定された
状態のもとで記録開始のための操作が行われたとする
と、先ずステップS101において、Aデッキ部0によ
りA−ディスクに対する録音を開始するための制御処理
を実行する。
【0099】また、本実施の形態では、上記ステップS
101の処理として、Bデッキ部100においては、A
デッキ部0と同期したダミー動作が実行されるように制
御処理を実行する。つまり、Aデッキ部0とBデッキ部
100とに対して、システムクロック発生回路26から
出力される同一のシステムクロックを信号処理のための
システムクロックとして供給する。そして、このシステ
ムクロックに基づいて、Aデッキ部0では入力されたオ
ーディオデータについて記録のための信号処理を実行
し、実際にA−ディスクに対してデータの記録を行って
いくようにされる。一方のBデッキ部100では、Aデ
ッキ部0に入力されるオーディオデータを分岐して取り
込んで、記録のための信号処理は実行するが、実際にB
−ディスクに対するデータ記録は行わないようにする。
このようなBデッキ部100の動作をここではダミー動
作といっている。このとき、Aデッキ部0とBデッキ部
100は、同一のシステムクロックにより、同一の入力
データについて信号処理を行っていることから、Aデッ
キ部0とBデッキ部100とでは、同期した信号処理タ
イミングが得られることになる。このように、Aデッキ
部0においてディスクに記録を行っているときに、Bデ
ッキ部100についてはダミー動作としておくことで、
ポイントa(図6参照)に対応する時点でBデッキ部1
00に依るデータ記録を開始したときには、後述するよ
うにして、A−ディスクとB−ディスクとで、ポイント
aとして記録されるデータ位置を一致させることが容易
に可能となるものである。なお、ダミー動作が行われて
いるときには、そのデッキ部においてディスクの交換を
行ったとしても特に何ら支障は無いものである。
【0100】上記ステップS101の処理の後は、ステ
ップS102において、A−ディスクの残量(記録可能
容量)を時間換算して得られる記録残り時間Trm
(A)について、予め設定された所定の重複記録時間T
に対応する時間長以下の状態となるのを待機する。そし
て、ステップS102において肯定結果が得られると、
ステップS103に進んで、これまでダミー動作を行っ
ていたBデッキ部100において、実際にB−ディスク
に対してデータ記録が開始されるための制御を実行す
る。この記録開始時においては、例えば、マスターコン
トローラ20、システムコントローラ11,111の制
御によって、Aデッキ部0のメモリコントローラ12よ
り指定されているバッファメモリ13に対するデータ書
き込みポインタ(ここではディスクにデータ書き込みを
行うために、バッファメモリ13からデータを読み出す
ためのポインタのことをいう)と同一のポインタを、B
デッキ部100のバッファメモリ113に対してセット
して、B−ディスクへの記録を開始するようにされる。
これにより、図6に示したポイントaに対応するデータ
位置から正確にB−ディスクに対して記録を行っていく
ことが可能となる。このステップS102以降から、後
述するステップS108においてA−ディスクに対する
記録が終了されるまでの期間が、図6により説明した重
複記録時間Tに対応する期間となる。
【0101】続くステップS104においては、例えば
前述した検出方法によってトラック区切り位置を検出し
ており、ここでトラック区切り位置が検出されなけれ
ば、直ちにステップS107に進むが、トラック区切り
位置が検出されたのであればステップS105に進む。
【0102】ステップS105では、上記ステップS1
04における検出が重複記録時間Tの期間内において、
最初のものであるのか否かが判別され、ここで最初の検
出でなければステップS107にそのまま進み、最初の
検出であれば、ステップS106に進んで、図6にて説
明したように、トラック区切り位置であるポイントcを
決定し、A−ディスク,B−ディスク上でポイントcに
対応するデータが記録されたアドレス情報を保持するた
めの処理を実行する。例えばこの処理は、Aデッキ部0
側においては、システムコントローラ11がポイントc
に対応するデータが記録されたA−ディスク上のアドレ
スをアドレスデコーダ10からエンコーダ/デコーダ部
8を介して取り込んで、例えば内部のRAMに保持する
ようにされる。同様に、Bデッキ部100側において
は、システムコントローラ111がポイントcに対応す
るデータが記録されたB−ディスク上のアドレスをアド
レスデコーダ110からエンコーダ/デコーダ部108
を介して取り込んで、例えば内部のRAMに保持するこ
とになる。ステップS106の処理が実行されれば、ス
テップS107に進む。
【0103】なお、ステップS105の処理によれば、
重複記録時間Tの期間内において、2度目以降のトラッ
ク区切り位置の検出は無効とされ、これに対応してポイ
ントcの設定は行われないが、これは、図6に依る説明
から分かるように、ポイントcはシームレス記録された
2枚のディスク間の再生切り換え位置にも相当するもの
で、重複記録時間Tの期間内において1つ設定されれば
よく、2回以上設定する必要はない。従って、ステップ
S105の処理によって重複記録時間Tの期間内におけ
るポイントcの設定が1回のみ行われるように配慮して
いるものである。
【0104】ステップS107においては、A−ディス
クの記録残り時間Trm(A)が‘00’とされたか否
かについて判別している。つまりA−ディスクの全記録
可能領域に対するデータ記録が完了したか否かが判別さ
れる。ここで、否定結果が得られれば、先のステップS
104に戻ることになるが、肯定結果が得られた場合に
は、ステップS108に進んで、Aデッキ部0に依るA
−ディスクに対する記録を終了させる。以降は、図6に
おけるポイントb以降で示される動作となる。つまり、
以降はBデッキ部100に依るB−ディスクへのデータ
記録が継続されていく。
【0105】次のステップS109においては、B−デ
ィスクの記録残り時間Trm(B)ついて‘00’とな
るのをみて、B−ディスクの全記録可能領域に対するデ
ータ記録が完了するのを待機する。そして、ステップS
109において、B−ディスクの記録残り時間Trm
(B)が‘00’とされたことが判別されると、ステッ
プS110に進んで、Bデッキ部100に依るB−ディ
スクへのデータ記録を終了させるための制御処理を実行
する。なお、この図には示されていないが、例えばB−
ディスクに対して記録を行っている途中で録音停止操作
が行われた場合にも、B−ディスクへのデータ記録を終
了させるため、例えば上記ステップS110の処理に移
行するものとされる。
【0106】次のステップS111においては、これま
での記録結果に応じて、A−ディスクのU−TOCを更
新するための処理を実行し、更に次のステップS112
において、B−ディスクのU−TOCを更新するための
制御処理を実行して、このルーチンを抜ける。上記ステ
ップS111及びS112の処理により、A−ディスク
とB−ディスクは、例えば図8及び図9にて具体的に示
したように、これまで記録されたトラックがその記録順
に従った昇順のトラックナンバが付されるようにして管
理されると共に、A−ディスクについてはポインタc以
降のデータ記録領域がフリーエリアとされ、B−ディス
クについてはポインタc以前のデータ記録領域がフリー
エリアとされるようにして管理されることになる。
【0107】なお、上記処理によると、ステップS10
5及びステップS106の処理を経ずにステップS10
4→ステップS107→ステップS108に進む場合も
あり得る。この処理経過は、重複記録時間Tの期間が始
まって記録されたトラックの演奏時間が相当に長かった
などの理由で、例えばトラック区切り位置が検出されな
かった場合に相当する。このような場合には、ポイント
cは設定せずにステップS108以降の処理が実行さ
れ、ステップS111及びS112においては、重複記
録時間Tの期間内に記録されたデータ区間における或る
領域をフリーエリアとして管理するためのU−TOCの
更新処理は行わないようにされる。つまり、図6又は図
7の斜線で示す領域は再生可能な領域として残すように
措置がとられるものである。
【0108】なお、本実施の形態としては前述のよう
に、A−デッキ部0とBデッキ部100による記録を、
3枚以上のディスクにわたってシームレス記録を行うよ
うに構成することは当然可能であり、これを実現するた
めの処理も、図10により説明した処理に基づいて構成
することは容易に可能である。
【0109】6.シームレス再生のための処理動作 続いて、上記シームレス記録により記録されたディスク
について、情報の欠落が無いようにして再生するシーム
レス再生を実現するための処理動作について、図11を
参照して説明する。なお、この処理動作も、マスターコ
ントローラ20自体の制御処理を実行すると共に、この
マスターコントローラ20の制御によってシステムコン
トローラ11(Aデッキ部0),システムコントローラ
111(Bデッキ部100)が適宜所要の制御処理を実
行することで実現される。また、ここでも説明の便宜
上、シームレス再生は、Aデッキ部0に依るA−ディス
クの再生から開始され、Bデッキ部100に依るB−デ
ィスクに対する再生がこれに続くものとされ、B−ディ
スクに対する再生終了を以て一連のシームレス再生が終
了するものとして設定されている場合を前提としてい
る。
【0110】例えばユーザは、シームレス記録されたA
−ディスクと、B−ディスクをそれぞれAデッキ部0と
Bデッキ部100に対して装填した上で、シームレス再
生モードによる再生を開始させるための操作を行う。な
お、B−ディスクについては、例えばA−ディスクが再
生されている途中に装填するようにしても構わない。
【0111】これにより、先ずステップS201の処理
により、Aデッキ部0において、A−ディスクに対する
再生を開始させるための制御処理が実行される。なお、
ここでいう再生とは、A−ディスク(B−ディスク)か
ら読み出されてバッファメモリ13(113)に蓄積さ
れたデータを、音声圧縮デコーダ14(音声圧縮デコー
ダ114)に転送することを意味している。
【0112】そして、次のステップS202において
は、A−ディスクから読み出した再生データのバッファ
メモリ13への読み込みが完了するのを待機しており、
ここでバッファメモリ13への読み込みが完了したこと
が判別されると、ステップS203に進んで、Bデッキ
部100において、B−ディスクのデータを読み出して
バッファメモリ113に書き込むための処理を開始させ
る。この動作開始時点では、Aデッキ部0側において
は、バッファメモリ13に蓄積された残りのデータを音
声圧縮デコーダ14に伝送する「再生」動作が継続され
ている。そして、Aデッキ部0において、上記バッファ
メモリ13に蓄積されたデータの音声圧縮デコーダ14
に対する伝送が終了したタイミングで、Bデッキ部10
0においては、バッファメモリ113に蓄積されている
データを音声圧縮デコーダ114に伝送する「再生」動
作を開始させる。
【0113】上記Aデッキ部0の再生終了タイミング
と、Bデッキ部100の再生開始タイミングを同期させ
るのは、例えばシステムクロック発生回路26からAデ
ッキ部0とBデッキ部100に対して同じクロックを与
えておいたうえで、Aデッキ部0において、バッファメ
モリ13から所定ワード数のデータを音声圧縮デコーダ
14に転送するタイミング(時間間隔)を規定してお
く。そして、Aデッキ部0においてバッファメモリ13
から音声圧縮デコーダ14へのデータ転送が終了すると
きに、Bデッキ部100では、この転送タイミングに同
期させるようにして、バッファメモリ113から所定ワ
ード数単位でデータを音声圧縮デコーダ114に転送す
る動作を開始させるようにすればよい。このタイミング
制御は、システムコントローラ11及びシステムコント
ローラ111が連携して所要の制御処理を実行すること
で行われる。
【0114】続くステップS204では、再生停止操作
が行われたか否かが判別され、再生停止操作が行われた
のであれば、これまでのB−ディスクに対する再生を終
了させてこのルーチンを抜けることになるが、再生停止
操作が行われない場合には、ステップS205に進む。
ステップS205では、B−ディスクから読み出した再
生データのバッファメモリ113への読み込み及び再生
(音声圧縮デコーダ114へのデータ転送)が完全に終
了したか否かが判別され、まだこれが終了していなけれ
ば、ステップS204に戻るようにされるが、終了した
ことが判別されれば、再生を終了させてこのルーチンを
抜けることになる。
【0115】なお、シームレス再生についても、Aデッ
キ部0とBデッキ部100とにより順次交互に再生動作
を行っていくことで、3枚以上のディスクについてシー
ムレス再生を行うように構成することは可能であり、図
11にて説明した処理内容に基づいて容易に構成し得る
ものである。
【0116】7.第2の実施の形態 続いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図12は、第2の実施の形態としての記録再生装置の構
成を示すブロック図であり、図1と同一部分には同一符
号を付して説明を省略する。
【0117】この図に示すように、第2の実施の形態と
しては、Aデッキ部0AとBデッキ部100Aとに対し
て、メモリコントローラ12、バッファメモリ13、音
声圧縮エンコーダ/デコーダ部14、及びこの音声圧縮
エンコーダ/デコーダ部14に対する音声情報の入出力
が行われる、D/Aコンバータ15(オーディオ出力端
子16)、A/Dコンバータ(オーディオ入力端子1
8)、データインターフェイス23(デジタル入力端子
24,デジタル出力端子25)が共通に設けられる。ま
た、システムコントローラ11も共通とされ、このシス
テムコントローラ11により当該記録再生装置に対する
全体制御が実行される。
【0118】この場合、バッファメモリ13に蓄積され
るデータは、メモリコントローラ12からデータ制御回
路30を介することで、Aデッキ部0Aのエンコーダ/
デコーダ部8とBデッキ部100Aのエンコーダ/デコ
ーダ部108の両者と伝送可能に構成されている。デー
タ制御回路30では、例えば記録再生時において、必要
に応じて、Aデッキ部0Aのエンコーダ/デコーダ部8
とBデッキ部100Aのエンコーダ/デコーダ部108
の何れか一方とメモリコントローラ12を介したデータ
伝送経路を形成する、或いは両者に対してメモリコント
ローラ12からデータ伝送が可能なように(これは記録
時のみとなる)データ伝送経路を形成するための機能回
路部位とされる。このデータ制御回路30に対する制御
はシステムコントローラ11によって行われる。
【0119】また、この構成では、上記した各機能回路
部位(即ち記録再生信号処理系)がAデッキ部0AとB
デッキ部100Aとで共通化され、ディスクに対するデ
ータの読み出し/書き込みのための機能回路部位と分離
されるため、Aデッキ部0AとBデッキ部100Aとで
システムクロックの同一化を図る必要はない。従って、
この図においては、図1に示されていたシステムクロッ
ク発生回路26は省略されている。また、この図に示す
無音検出部27は、音声圧縮エンコーダ/デコーダ14
にて得られる圧縮前、又は圧縮後の音声データについて
無音検出するようにして設けられているが、図1に示し
たようにしてA/Dコンバータ及びデータインターフェ
イス23から得られるデジタルオーディオデータについ
て無音検出するようにしてもよい。
【0120】このような構成による記録再生装置におい
ても、シームレス記録については、図10に示す処理動
作に準じて実現することが可能である。但し、第2の実
施の形態としての構成においては、ステップS102で
肯定結果が得られて、ステップS103によりB−ディ
スクへの記録を開始するときには、これまでAデッキ部
0Aのエンコーダ/デコーダ部8にのみ伝送していたバ
ッファメモリ13からの読み出しデータを、Bデッキ部
100Aのエンコーダ/デコーダ部108に対しても伝
送するように、データ制御回路30の動作を制御するこ
とになる。
【0121】また、第2の実施の形態としての記録再生
装置によるシームレス再生も図11に示す処理動作に準
じて実行することが可能とされる。この場合には、デー
タ制御回路30によりAデッキ部0Aのエンコーダ/デ
コーダ部8からの再生データをメモリコントローラ12
に伝送する経路を形成して、A−ディスクから読み出し
た再生データをバッファメモリ13への読み込ませる。
そして、この読み込動作が完了した時点で、データ制御
回路30によりBデッキ部100Aのエンコーダ/デコ
ーダ部108からの再生データがメモリコントローラ1
2に伝送される経路を形成させ、B−ディスクに対する
データ読み出しを開始させ、この再生データをバッファ
メモリ13に対して蓄積するように動作させる。このと
き、A−ディスクからの再生データにつながるようにし
てB−ディスクからの再生データを書き込むためのポイ
ンタを設定することで、A−ディスクの終わりのデータ
とB−ディスクの最初のデータとが、バッファメモリ1
3上で連結されることになる。従って、再生音声として
は途切れがないようにして出力されるものである。
【0122】なお、上記実施の形態では、A−ディスク
については、ポイントc以降に対応する記録データの領
域がフリーエリアとして管理されるように、また、B−
ディスクについては、ポイントc以前に対応する記録デ
ータの領域がフリーエリアとして管理されるようにする
ためのU−TOCの更新を自動的に行うようにしたが、
これを自動的に行うことはせずに、後からユーザに編集
操作を行わせることによって、同じ記録状態が得られる
ようにすることも可能である。
【0123】更には、A−ディスクのポイントc以降に
対応する記録データと、B−ディスクのポイントc以前
に対応する記録データの領域がフリーエリアとして管理
されておらず、ディスクにおいて再生可能な状態で管理
されている状態であるとしても、この部分が重複しない
ようにしてシームレス再生を行うことは可能である。例
えば図7のシームレス記録により記録された場合を例に
挙げると、図7(a)(b)の斜線で示す領域が再生可
能に管理されていることになる。この場合、A−ディス
クでは、トラックM4のパーツがトラック#4として管
理され、B−ディスクでは、トラックM3,M4,M
5,M6のパーツの順に、トラック#1,#2,#3,
#4のトラックナンバが付されて管理されることにな
る。そこで、シームレス再生モードに限っては、A−デ
ィスクでは最後の1つ前のトラックであるトラック#3
(M3)までの再生が終了したら、最後のトラックであ
るトラック#4(M4)は再生せずにディスク再生を終
了させる。そして、これに続いてB−ディスクの再生を
開始するときには、最初のトラック#1であるトラック
M3のパーツから再生を行わず、トラック#2とされる
トラックM4のパーツから再生を開始するようにすれば
よいものである。
【0124】また、実施の形態としては、ミニディスク
システムにおいて本発明を適用した例をあげたが、本発
明は、ミニディスクのディスク状記録媒体の他、例えば
テープ状記録媒体や固体メモリ形態に対応する記録再生
装置に対しても適用が可能である。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数のデ
ッキ部が備えられた記録再生装置において、或るデッキ
部により先行して記録されている記録媒体の記録可能容
量が所定以下となったときに、他のデッキ部により後続
するようにして記録媒体に記録を行うようにしたことか
ら、先行の記録媒体の記録データの最後の所定区間と、
後続の記録媒体のデータの最初の所定区間とで、その記
録内容が重複する重複区間を形成するようにしてシーム
レス記録が行われることになる。これにより、2つの記
録媒体に跨ってシームレス記録されるデータとしては、
情報の欠落が無いようにされることになる。また、上記
のようにして2つの記録媒体間における重複区間内のデ
ータに対して、所要の特定の位置に対してポインタを設
定することで、シームレス再生時の再生終了/開始位置
として利用する情報を得るようにしている。
【0126】そして、上記のようにしてシームレス記録
された記録媒体を再生するのに際しては、先行の記録媒
体の再生が終了した後に、後続の記録媒体を再生するよ
うにすれば、少なくとも記録時された情報の欠落は無い
ようにして再生することが可能になる。この際、ポイン
タにより指定されたデータ位置で先行の記録媒体の再生
を終了させ、この後、ポインタにより指定されたデータ
位置から後続の記録媒体の再生を開始すれば、例えば音
声データであれば、その内容が連続して音声出力される
ことになり、ユーザにとっては違和感の無い再生音声を
聞くことが可能になる。
【0127】また、先行の記録媒体にて設定されたポイ
ンタにより示されるデータ位置より後ろの記録データ
と、後続の記録媒体に設定されたポインタにより示され
るデータ位置より前の記録データについて消去を行うよ
うにすれば、シームレス記録により記録されたデータと
しては、先行の記録媒体に記録されたデータの最後と、
後続の記録媒体に設定されたデータの最初は、内容的に
連続したものが得られることになり、例えばディスク間
のつなぎ目がその再生音声を聞けば容易に分かることに
なってユーザのライブラリ管理等を容易にすることが可
能になる。
【0128】また、特に上記構成において、上記ポイン
タをトラックの区切り位置とすれば、シームレス記録に
よりディスクに記録されるデータは、トラックの途中で
終了していたり、始まっていたりすることが無いように
される。これにより、ユーザのライブラリ管理はより容
易となって使い勝手のよいものとなる。更に、シームレ
ス再生時に関しては、例えばトラックの途中のオーディ
オデータについて、音声が途切れないように再生を行う
ための機能を敢えて与えなくとも、通常はトラック間に
は無音期間が存在することを利用して、容易にシームレ
ス再生を実現する構成を採ることができるものである。
【0129】ここで、上記のようにしてトラックの区切
り位置に対応してポインタを設定するには、例えばデー
タ中のサブコードなどを参照することで検出されるトラ
ック(プログラム)の区切り位置に対して設定する、或
いは、通常、トラックの区切り位置は無音期間が存在す
ることを利用し、無音とされるデータ区間を検出してこ
のデータ区間に対して設定するようにされるが、これ
は、例えば記録時における自動トラック分割等を目的と
して元から備えられていた構成を利用することで容易に
実現できるものである。
【0130】また、本発明の記録再生装置として、信号
処理回路系が2以上のデッキ部ごとに対応して設けられ
る構成を採る場合には、先行の記録媒体に記録する信号
処理回路系と、後続の記録媒体に記録する信号処理回路
系に同じクロックを与えて同期させるようにしている。
そして、後続の記録媒体に記録する信号処理回路系に
は、先行の記録媒体のみ記録が行われている段階ではダ
ミー動作を実行させておき、後続の記録媒体へに記録開
始の時点で先行の記録媒体に記録する信号処理回路系の
記録ポインタと同じ記録ポインタから記録を行うように
構成することで、本発明としてのシームレス記録を容易
に実現することができることになる。
【0131】更に、本発明の記録再生装置として、入力
されたデータについて記録のための信号処理を実行する
信号処理回路系が2以上のデッキ部に対して共通に設け
られる構成を採る場合には、後続の記録媒体に対するデ
ータ記録を開始すべき時点において、これまで先行の記
録媒体にデータ記録を行っていたデッキ部に対して供給
していた記録データを、後続の記録媒体に記録を行うた
めの記録信号処理手段に対しても供給するように制御処
理を実行することで、本発明としてのシームレス記録を
容易に実現することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の編集装置としての記録再
生装置のブロック図である。
【図2】ミニディスクシステムのU−TOCセクター0
の説明図である。
【図3】ミニディスクシステムのU−TOCセクター0
のリンク形態の説明図である。
【図4】ミニディスクのディスク上のエリア構造及び管
理状態の説明図である。
【図5】図4に対応するU−TOCデータ例の説明図で
ある。
【図6】本実施の形態のシームレス記録動作を概念的に
示す説明図である。
【図7】本実施の形態のシームレス記録の具体的一例を
示す説明図である。
【図8】図7に示したシームレス記録により記録された
A−ディスクに対応するU−TOCのデータ内容を示す
説明図である。
【図9】図7に示したシームレス記録により記録された
B−ディスクに対応するU−TOCのデータ内容を示す
説明図である。
【図10】本実施の形態のシームレス記録を実現するた
めの処理動作を示すフローチャートである。
【図11】本実施の形態のシームレス再生を実現するた
めの処理動作を示すフローチャートである。である。
【図12】第2の実施の形態としての記録再生装置の構
成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
0,0A Aデッキ部、1 ディスク、2,102 ス
ピンドルモータ、3a,130a 対物レンズ、3,1
03 光学ヘッド、4,104 二軸機構、5,105
スレッド機構、6a,106a 磁気ヘッド、6,1
06 磁気ヘッド駆動回路、7,107 RFアンプ、
8,108 エンコーダ/デコーダ部、9,109 サ
ーボ回路、10,110 アドレスデコーダ、11,1
11システムコントローラ、12,112 メモリコン
トローラ、13,113 バッファメモリ、14,11
4 エンコーダ/デコーダ部、15 D/Aコンバー
タ、16 オーディオ出力端子、17 A/Dコンバー
タ、18 オーディオ入力端子、20 マスターコント
ローラ、21 操作部、22 表示部、23 データイ
ンターフェイス、24 デジタル入力端子、25 デジ
タル出力端子、26 システムクロック発生回路、27
無音検出部、30 データ制御回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装填された記録媒体に対してデータの記
    録再生を行うことのできる、少なくとも2以上のデッキ
    手段と、 上記2以上のデッキ手段のうちの或るデッキ手段により
    データの記録が行われている先行の記録媒体の記録可能
    容量が所定以下となったことを検出する記録状況検出手
    段と、 上記記録状況検出手段による検出結果が得られたのに応
    答して、上記或るデッキ手段とは異なる他のデッキ手段
    により後続の記録媒体に対して上記或るデッキ手段に対
    して入力されているデータと同一のデータの記録を開始
    させることで、上記先行の記録媒体に最後に記録された
    所定のデータ区間と、上記後続の記録媒体に最初に記録
    された所定のデータ区間とで、そのデータ内容が重複す
    る重複区間を形成するようにして記録を行うことのでき
    る記録制御手段と、 を備えていることを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記先行の記録媒体に記録されたデータ
    における上記重複区間内と、上記後続の記録媒体に記録
    されたデータにおける上記重複区間内とに対して、互い
    に共通となるデータシーケンス上の特定の位置に対応す
    るポインタを設定することのできるポインタ設定手段が
    備えられることを特徴とする請求項1に記載の記録再生
    装置。
  3. 【請求項3】 上記ポインタ設定手段は、 プログラム単位とされる記録データのプログラム間の区
    切り位置に対応するデータ位置を検出し、この検出され
    たデータ位置を上記ポインタとして設定するように構成
    されていることを特徴とする請求項2に記載の記録再生
    装置。
  4. 【請求項4】 上記ポインタ設定手段は、記録データに
    おいて所定レベル以下の区間が所定時間以上継続するデ
    ータ位置を検出し、この検出されたデータ位置を上記ポ
    インタとして設定するように構成されていることを特徴
    とする請求項2に記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 上記記録制御手段は、 上記先行の記録媒体にて設定された上記ポインタにより
    示されるデータ位置より後ろの記録データと、上記後続
    の記録媒体に設定された上記ポインタにより示されるデ
    ータ位置より前の記録データの両方、又は何れか一方に
    ついて消去を行うのための制御処理を実行可能に構成さ
    れていることを特徴とする請求項2に記載の記録再生装
    置。
  6. 【請求項6】 上記2以上のデッキ手段のうちの或るデ
    ッキ手段により上記先行の記録媒体に対するデータ再生
    が終了したとされる状況を検出する再生状況検出手段
    と、 上記記録制御手段の制御により記録が行われた上記先行
    の記録媒体と、後続の記録媒体を再生するのに際して、
    上記再生状況検出手段による検出結果が得られたのに応
    じて、上記或るデッキ手段とは異なる他のデッキ手段に
    より、上記後続の記録媒体の再生を開始させることで、
    上記先行の記録媒体に記録されたデータ再生と、上記後
    続の記録媒体に記録されたデータ再生について、その再
    生出力内容に欠落が生じないようにして連続再生するこ
    とのできる再生制御手段と、 を備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録再
    生装置。
  7. 【請求項7】 上記先行の記録媒体に記録されたデータ
    における上記重複区間内と、上記後続の記録媒体に記録
    されたデータにおける上記重複区間内とに対して、互い
    に共通となるデータシーケンス上の特定の位置に対応す
    るポインタが設定されているものとしたうえで、 上記再生状況検出手段は、上記先行の記録媒体にて設定
    された上記ポインタにより示されるデータ位置までの再
    生完了を以て、データ再生が終了したことを検出するよ
    うに構成されることを特徴とする請求項6に記載の記録
    再生装置。
  8. 【請求項8】 上記先行の記録媒体に記録されたデータ
    における上記重複区間内と、上記後続の記録媒体に記録
    されたデータにおける上記重複区間内とに対して、互い
    に共通となるデータシーケンス上の特定の位置に対応す
    るポインタが設定されているものとしたうえで、 上記再生制御手段は、上記後続の記録媒体の再生を開始
    させる際に、当該後続の記録媒体にて設定された上記ポ
    インタにより示されるデータ位置から再生を開始するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項6に記載の
    記録再生装置。
  9. 【請求項9】 当該記録再生装置は、入力されたデータ
    について記録のための信号処理を実行する記録信号処理
    手段が、上記2以上のデッキ手段ごとに対応して設けら
    れるものとされると共に、これら信号処理手段に対し
    て、信号処理タイミングを制御するためのクロックを生
    成して供給することのできるクロック発生手段が設けら
    れ、 記録時においては、 上記クロック発生手段は、上記或る記録信号処理手段と
    上記他の記録信号処理手段とに対して同じクロックを供
    給して、上記各記録信号処理手段の信号処理タイミング
    を同期させるようにしたうえで、 上記記録制御手段は、 上記先行の記録媒体に対してデータの記録が行われ、か
    つ、上記後続の記録媒体に対するデータ記録が開始され
    ていない段階では、上記他の記録信号処理手段は、上記
    或る記録信号処理手段に対して入力されているデータと
    同一のデータを入力して、上記或る記録信号処理手段と
    同期した信号処理動作は実行するが、上記後続の記録媒
    体にはデータ記録を実行しないダミー動作を実行させ、 上記後続の記録媒体に対するデータ記録を開始すべき時
    点においては、この時点において、上記或る記録信号処
    理手段内部で設定されている記録ポインタと同一の、上
    記他の記録信号処理手段における記録ポインタから上記
    後続の記録媒体に対するデータ記録を開始させるように
    制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の記録
    再生装置。
  10. 【請求項10】 当該記録再生装置は、入力されたデー
    タについて記録のための信号処理を実行する記録信号処
    理手段が、上記2以上のデッキ手段に共通に設けられる
    ものとされ、 上記制御手段は、 上記後続の記録媒体に対するデータ記録を開始すべき時
    点においては、これまで上記或るデッキ手段に対して供
    給していた記録データを、上記他のデッキ手段に対して
    も供給するように制御処理を実行することを特徴とする
    請求項1に記載の記録再生装置。
JP10149589A 1998-05-29 1998-05-29 記録再生装置 Pending JPH11339447A (ja)

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