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JPH11337411A - 色識別のための透過光撮影装置 - Google Patents

色識別のための透過光撮影装置

Info

Publication number
JPH11337411A
JPH11337411A JP14330498A JP14330498A JPH11337411A JP H11337411 A JPH11337411 A JP H11337411A JP 14330498 A JP14330498 A JP 14330498A JP 14330498 A JP14330498 A JP 14330498A JP H11337411 A JPH11337411 A JP H11337411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
color
space
discharge conveyor
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14330498A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Ogawa
斉 小川
Koji Toda
孝司 戸田
Masaki Mori
正樹 森
Masanori Ishii
昌典 石井
Toshihiko Tsuchida
俊彦 土田
Itsuo Kubono
逸雄 窪野
Mitsuru Hamano
満 浜野
Hiroaki Ogura
宏明 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Niigata Engineering Co Ltd filed Critical Niigata Engineering Co Ltd
Priority to JP14330498A priority Critical patent/JPH11337411A/ja
Publication of JPH11337411A publication Critical patent/JPH11337411A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被識別物を的確に搬送して、正確に撮影を可
能にしつつ、信頼性の高いカラー画像を得て、正確な色
識別を行うことができる色識別のための透過光撮影装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 一端部がターンテーブル本体23の物品
排出部20に接して直線状に伸びるベルト式等の投入コ
ンベヤ24Aが設けられ、この投入コンベヤ24Aの後
段に排出コンベヤ24Bが設けられている。投入コンベ
ヤ24Aから排出コンベヤ24Bへの乗り継ぎ部には、
空間Bが設けられていると共に、該乗り継ぎ部におい
て、投入コンベヤ24A側を高位置に、排出コンベヤ2
4B側を低位置に、それぞれ位置させて、両コンベヤ2
4A,24B間に高低差Aが設けられている。投入コン
ベヤ24Aから排出コンベヤ24Bへの乗り継ぎ部の空
間Bには、カラービデオカメラ14Bと光源14Aとか
らなるビデオ撮影装置14が設けられている。この場
合、前記空間Bには、カラービデオカメラ14Bを斜め
上方に、光源14Bを斜め下方に、それぞれ位置させ
て、両者が相対向して配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送されてきた清
涼飲料水等のプラスチックボトルや食品、洗剤等のプラ
スチック容器、包装袋等の各種プラスチック、ガラス瓶
等の色を識別するための透過光撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】清涼飲料水等のプラスチックボトルや食
品、洗剤等のプラスチック容器、包装袋等の各種プラス
チック製品、ガラス瓶等を再有効利用(リサイクル)し
ようとする場合、これらの色を識別して、色毎に分別す
ることが重要である。例えば、従来知られている色識別
方法としては、被識別物を透過光によってカラービデオ
カメラで撮影する透過光撮影装置にかけ、得られたカラ
ー画像を処理して色を識別する方法がある。
【0003】かかる透過光撮影装置の1つとして、図1
0,図11の如く、ターンテーブル1等の整列装置で搬
送方向に沿って縦長に1列に整列されたプラスチックボ
トル2等の被識別物をコンベヤ3両側から挟み込むよう
に配置された1つまたは複数のランプ(光源)4とカラ
ービデオカメラ5とによって撮影する装置がある。しか
し、このような透過光撮影装置は、例えば、被識別物で
あるプラスチックボトル2等がプレス処理されていて、
つぶれている状態で搬送されてきた場合には、コンベヤ
3側面から撮影を行う関係で、プラスチックボトル2の
投影面積が小さく、正確な透過光のデータが得られず、
正確に識別できない。
【0004】このような問題点を解決する装置として、
特表平8−509417号公報に開示された装置があ
る。この装置は、画像形成装置で材料部分のカラー画像
を記憶して、ビデオ信号に変換する。この画像形成装置
はカラービデオカメラを有し、このカメラにはランプが
配属されている。ランプは材料部分を散乱照射光により
照明を行う。これにより、カラービデオカメラは材料部
分を照射光で撮影する。さらに、画像形成装置は第2の
カラービデオカメラを有し、このカメラには1つまたは
複数のランプが配属されている。このランプは材料をコ
ンベヤの搬送ベルトの反対側から照射する。したがっ
て、カラービデオカメラは材料部分を透過光で撮影す
る。上記の透過照明を可能にするには、コンベヤの搬送
ベルトは透過性を持っている必要があり、例えば、開孔
部を有する繊維ベルトや、格子状の構造体から構成す
る。
【0005】すなわち、かかる従来の装置は、プラスチ
ックボトル等の撮影が可能となるように、コンベヤを透
過性を有する構成とし、コンベヤの上面と下面を挟み込
むようにランプとカラービデオカメラを配置している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の透過光撮影装置にあっては、上記のように、
コンベヤの搬送ベルトは透過性を持っている必要があ
り、例えば、開孔部を有する繊維ベルトや、格子状の構
造体から構成しているため、次のような問題がある。
【0007】すなわち、繊維ベルトや、格子状の構造体
から構成した搬送ベルトにおいては、開孔部が狭い場
合、カラービデオカメラにピンボケ状態の繊維ベルトや
格子状の構造体等が撮影されてしまい、全体的に暗く
て、灰色のようなカラー画像しか得られない場合があ
る。このようなカラー画像では、これを処理しても正確
な色識別を行うことは不可能である。
【0008】かかる不都合を防止するため、開孔部を大
きくすると、小さなプラスチックボトル等がその開孔部
からこぼれ落ちたり、コンベヤに引っかかって、整列が
乱され、カラービデオカメラの撮影範囲からはずれ、被
識別物を正確に撮影できなくなる。本発明は、以上のよ
うな従来の課題を解決するためなされたものであり、被
識別物を的確に搬送して、正確に撮影を可能にしつつ、
信頼性の高いカラー画像を得て、正確な色識別を行うこ
とができる色識別のための透過光撮影装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明の色識別のための透過光撮影装
置は、被識別物を搬送してくる投入コンベヤと被識別物
を送出する排出コンベヤとの間に空間を設けて被識別物
の乗り継ぎ部を形成すると共に、該乗り継ぎ部におい
て、前記投入コンベヤ側を高位置に、前記排出コンベヤ
側を低位置に、それぞれ位置させて、両コンベヤ間に高
低差を設ける一方、前記投入コンベヤから排出コンベヤ
への乗り継ぎ部の前記空間に、透過光撮影を行うための
カラービデオカメラと光源のうちの一方を上方に、他方
を下方に、それぞれ位置させて、両者を相対向して配設
したことを特徴とする。
【0010】請求項2に係る発明は、前記投入コンベヤ
から排出コンベヤへの乗り継ぎ部の前記空間に、前記カ
ラービデオカメラと前記光源のうちの一方を斜め上方
に、他方を斜め下方に、それぞれ位置させて、両者を相
対向して配設したことを特徴とする。請求項3に係る発
明は、前記投入コンベヤから排出コンベヤへの乗り継ぎ
部の前記空間に配設した前記カラービデオカメラと光源
とを結ぶ対向線が鉛直線に対して20〜85度であるこ
とを特徴とする。
【0011】請求項4に係る発明は、前記被識別物がプ
ラスチックボトルであり、前記両コンベヤ間の高低差A
を10〜150mmの範囲に、前記投入コンベヤから排
出コンベヤへの乗り継ぎ部の前記空間Bの水平距離を1
0〜300mmに、夫々設定する一方、前記両コンベヤ
の搬送速度を500〜4000mm/秒の範囲に設定し
たことを特徴とする。
【0012】請求項5に係る発明は、前記投入コンベヤ
と排出コンベヤのうち少なくとも排出コンベヤをその入
口端が高位となるように水平面に対して所定角度で傾斜
配置したことを特徴とする。請求項6に係る発明は、前
記排出コンベヤの水平面を起点とする傾斜角度βは、2
〜30度の範囲に設定すると共に、前記投入コンベヤの
水平面を起点とする傾斜角度αは、0〜20度の範囲に
設定されることを特徴とする。
【0013】請求項7に係る発明は、少なくとも前記投
入コンベヤと排出コンベヤの同一側の側部には、側壁部
を設けると共に、該側壁部に対向して他方の側部側には
弾性線状ガイドを設け、前記側壁部と弾性線状ガイド先
端との間隔を被識別物の最小幅よりも小さく設定したこ
とを特徴とする。
【0014】請求項8に係る発明は、前記投入コンベヤ
から排出コンベヤへの乗り継ぎ部の前記空間には、両コ
ンベヤそれぞれの前記側壁部同士を連絡する側壁部と、
該側壁部に対向して他方の側部側に位置する弾性線状ガ
イドと、を設け、前記空間部の側壁部と弾性線状ガイド
先端との間隔を被識別物の最小幅よりも小さく設定した
ことを特徴とする。
【0015】かかる本発明の作用を説明する。請求項1
に係る発明において、投入コンベヤから排出コンベヤへ
の乗り継ぎ部において、投入コンベヤ側を高位置に、排
出コンベヤ側を低位置に位置させて、両コンベヤ間に高
低差を設けてあるため、被識別物は安定してその空間を
通過し、かつ、乗り継ぎ部の空間において、カラービデ
オカメラが障害物によって邪魔されずに被識別物を透過
光によって撮影でき、信頼性に優れたカラー画像が得ら
れる。
【0016】請求項2および請求項3に係る発明におい
て、乗り継ぎ部の前記空間に、前記カラービデオカメラ
と前記光源のうちの一方を斜め上方に、他方を斜め下方
に位置させたので、下方の前記カラービデオカメラまた
は前記光源に、投入コンベヤからのゴミ等が落下堆積す
ることがなく、長期に信頼性に優れたカラー画像が得ら
れる。
【0017】請求項4に係る発明において、両コンベヤ
間の高低差、投入コンベヤから排出コンベヤへの乗り継
ぎ部の空間および両コンベヤの搬送速度の特定によっ
て、被識別物であるプラスチックボトルがより安定した
状態で、乗り継ぎ部を通過して搬送される。請求項5に
係る発明において、被識別物は投入コンベヤから排出コ
ンベヤに乗り継ぐ際に、その搬送方向の先側が下方に傾
斜した角度となるが、排出コンベヤが傾斜していると角
度差が少なくなるため、安定した状態で搬送される。
【0018】また、投入コンベヤと排出コンベヤの両方
を傾斜して配置した場合には、被識別物は投入コンベヤ
から排出コンベヤに乗り継ぐ前に、傾斜する投入コンベ
ヤによってその搬送方向の先側が上方に傾斜した角度と
なって排出コンベヤに乗り継ぐため、排出コンベヤを大
きな角度で傾斜して配置する必要がなく、全体として略
水平に配置でき、被識別物の搬送が円滑に行われる。
【0019】請求項6に係る発明において、排出コンベ
ヤおよび投入コンベヤの傾斜角度の特定によって、被識
別物がより安定した状態で、投入コンベヤから排出コン
ベヤに乗り移って搬送される。請求項7に係る発明にお
いて、少なくとも前記投入コンベヤと排出コンベヤの同
一側の側部に、側壁部を設けて被識別物を弾性線状ガイ
ドによりその側壁部に押し付けて搬送するので、たとえ
乗り継ぎ部の前記空間部に側壁部がなくとも、整列した
ままの安定した状態で被識別物が乗り継ぎ搬送される。
【0020】請求項8に係る発明において、被識別物は
弾性線状ガイドにより側壁部に押し付けられ、乗り継ぎ
部の前記空間部を乗り継ぎ搬送されるので、より安定し
た状態で整列したまま搬送される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、
本発明の色識別のための透過光撮影装置を適用して清涼
飲料水等のプラスチックボトルの色選別を行う例であ
り、図1は色選別装置の全体を表す平面図、図2は色選
別装置の色選別機構を示す図である。
【0022】先ず、色選別装置の構成を図1に基づいて
説明する。この図において、色選別装置は、投入された
プラスチックボトル10を搬送しつつ一列に整列して一
つずつ排出する整列装置11と、色識別のための透過光
撮影装置12と、プラスチックの色識別装置17(図2
参照)と、前記透過光撮影装置12の下流に設けられた
プラスチックの色に対応した複数の色選別排出部15
と、前記色識別装置の識別結果に基づいて、プラスチッ
クボトル10をそのプラスチックの色に対応した前記色
選別排出部15にそれぞれ排出する色選別排出装置16
(図2参照)と、から構成される。
【0023】前記整列装置11は、回転駆動されるター
ンテーブル18と、該ターンテーブル18上にプラスチ
ックボトル10を順次投入する物品投入部19と、ター
ンテーブル18上のプラスチックボトル10を前記透過
光撮影装置12に対して排出する物品排出部20と、タ
ーンテーブル18の上方に設けられ、投入されたプラス
チックボトル10を所定の姿勢に整列し、これを物品排
出部20に向けて案内する整流ガイド21と、を含んで
構成される。
【0024】ターンテーブル18は、円形の中央開口部
22が開設された円環状のターンテーブル本体23と、
該ターンテーブル本体23の回転駆動装置と、を含んで
構成され、投入されたプラスチックボトル10を透過光
撮影装置12に搬送する。前記整流ガイド21は、主ガ
イド21Aと補助ガイド21Bとから構成されている。
【0025】前記ターンテーブル本体23の中央開口部
22は、上述した物品搬送路からオーバーフローしたプ
ラスチックボトル10の落とし込み部となる。ここで、
本実施形態においては、前記透過光撮影装置12、色識
別装置17および色選別排出装置16が一つのプラスチ
ック色選別機構としてユニット化されている。
【0026】この透過光撮影装置12、色識別装置17
および色選別排出装置16の各構成を、次に説明する。
この透過光撮影装置12は、被識別物を搬送してくる投
入コンベヤと被識別物を送出する排出コンベヤとの間に
空間を設けて被識別物の乗り継ぎ部を形成すると共に、
該乗り継ぎ部において、前記投入コンベヤ側を高位置
に、前記排出コンベヤ側を低位置に、それぞれ位置させ
て、両コンベヤ間に高低差を設ける一方、前記投入コン
ベヤから排出コンベヤへの乗り継ぎ部の前記空間に、透
過光撮影を行うためのカラービデオカメラと光源のうち
の一方を上方に、他方を下方に、それぞれ位置させて、
両者を相対向して配設した構成である。
【0027】すなわち、本実施形態において、一端部が
ターンテーブル本体23の物品排出部20に接して直線
状に伸びるベルト式等の投入コンベヤ24Aが設けら
れ、この投入コンベヤ24Aの後段に排出コンベヤ24
Bが設けられている。そして、図3および図4に示すよ
うに、前記投入コンベヤ24Aから排出コンベヤ24B
への乗り継ぎ部には、空間Bが設けられていると共に、
該乗り継ぎ部において、投入コンベヤ24A側を高位置
に、排出コンベヤ24B側を低位置に、それぞれ位置さ
せて、両コンベヤ24A,24B間に高低差Aが設けら
れている。
【0028】前記投入コンベヤ24Aから排出コンベヤ
24Bへの乗り継ぎ部の空間Bには、カラービデオカメ
ラ14Bと光源14Aとからなるビデオ撮影装置14が
設けられている。この場合、前記空間Bには、カラービ
デオカメラ14Bと光源14Aのうちの一方を斜め上方
に、他方を斜め下方に、それぞれ位置させて、両者が相
対向して配設されている。
【0029】特に、カラービデオカメラ14Bと光源1
4Aの配置を、単に前記空間Bの「直上」、「直下」と
せずに、一方を「斜め上方」に、他方を「斜め下方」に
位置させるので、下方にカラービデオカメラ14Bまた
は光源14Aを配置しても、投入コンベヤ24Aからの
ゴミ等がそのカラービデオカメラ14Bや光源14Aに
落下堆積することがなく、ゴミ等の影響によって色調が
変わることなく長期に信頼性に優れたカラー画像が得ら
れる。この場合、前記乗り継ぎ部の空間Bに配設したカ
ラービデオカメラ14Bと光源14Aとを結ぶ対向線と
鉛直線との角度θ(図3(B)参照)を20〜85度、
好ましくは45〜80度、より好ましくは60〜75
度、さらに好ましくは70度にするのが良い。
【0030】なお、前記対向線の傾斜方向は、投入コン
ベヤ24Aの搬送方向と直交する方向でも、搬送方向に
対して並行の方向(搬送方向の逆方向含む)でもよく、
例えば後述する前記空間Bに側壁部24Dが無い場合
(図7参照)は、投入コンベヤ24Aの搬送方向と直交
する方向とし、前記空間Bに側壁部24Dがある場合
(図8参照)は、投入コンベヤ24Aの搬送方向に対し
て並行の方向が良い。
【0031】本実施形態においては、カラービデオカメ
ラ14Bを斜め上方に、蛍光燈からなる光源14Aを斜
め下方に、それぞれ位置させて、両者が相対向し、カラ
ービデオカメラ14Bと光源14Aとを結ぶ対向線の傾
斜方向が投入コンベヤ24Aの搬送方向と直交するよう
に配設されている。色識別装置17は、プラスチックボ
トルをその色によって識別するための画像処理を行うべ
く、ビデオ撮影装置14からの画像信号が入力されるよ
うになっている。
【0032】また、排出コンベヤ24Bの搬送路終端部
近傍には、色選別排出部15が設けられている。上記の
透過光撮影装置12の構成においては、投入コンベヤ2
4Aから排出コンベヤ24Bへの乗り継ぎ部において、
投入コンベヤ24A側を高位置に、排出コンベヤ24B
側を低位置に位置させて、両コンベヤ24A,24B間
に高低差Aを設けてあるため、被識別物は安定してその
空間Bを通過し、かつ、乗り継ぎ部の空間Bにおいて、
カラービデオカメラ14Bが障害物によって邪魔されず
に被識別物を透過光によって撮影でき、信頼性に優れた
カラー画像が得られるようになっている。
【0033】ここで、カラービデオカメラ14Bにより
撮影するために必要な前記空間Bの水平距離(図4参
照)は、被識別物全体像を撮影可能な距離とすることが
望ましいが、あまり大き過ぎると、被識別物が乗り継げ
ないため、一般的には10〜300mmの範囲であれば
良いが、好ましくは20〜150mm、より好ましくは
50mmが良い。
【0034】変形したプラスチックボトルのように例え
ば後部に突起部がある場合には、図5のように、投入コ
ンベヤ24Aと排出コンベヤ24Bとの間に高低差Aが
ない場合、投入コンベヤ24Aを通過した後にプラスチ
ックボトル10後部の突起部10Aが両コンベヤ24
A,24B間(空間B)に落ち込み、排出コンベヤ24
Bに引っかかって、上方にはね上げられてしまう。
【0035】これを防止するため、投入コンベヤ24A
から排出コンベヤ24Bへの乗り継ぎ部において、投入
コンベヤ24A側を高位置に、排出コンベヤ24B側を
低位置に位置させて、両コンベヤ24A,24B間に高
低差Aを設けるようにしているが、かかる高低差A(図
4参照)は一般的には10〜150mmの範囲が良く、
好ましくは20〜90mm、より好ましくは30mmが
良い。
【0036】この場合、前記両コンベヤ24A,24B
の搬送速度は、プラスチックボトルを搬送するケースで
は、500〜4000mm/秒の範囲に設定するとよ
い。両コンベヤ24A,24B間の高低差A、投入コン
ベヤ24Aから排出コンベヤ24Bへの乗り継ぎ部の空
間Bおよび両コンベヤの搬送速度の特定によって、被識
別物であるプラスチックボトルがより安定した状態で、
乗り継ぎ部を通過して搬送され、変形したプラスチック
ボトル10の後部がはね上げられることは防止できる。
しかし、まれに図6のようにプラスチックボトル10は
投入コンベヤ24Aの出口端でその先端の支えがなくな
って、プラスチックボトル10先端が下方に傾いた状態
になり、その傾いた状態で、排出コンベヤ24Bに乗り
継ぎ後にプラスチックボトル10が弾むことがある。
【0037】そこで、図3に示すように、排出コンベヤ
24Bをその入口端が高位となるように傾斜させて配置
し、プラスチックボトル10が先端を下方に傾けた角度
と排出コンベヤ24B上面との角度の差が少なくなるよ
うにすると、乗り継ぎ後のプラスチックボトル10の挙
動が安定する。つまり、プラスチックボトル10は投入
コンベヤ24Aから排出コンベヤ24Bへと乗り継ぐ際
に放物線のような軌跡を描き、整列した状態のまま搬送
される。
【0038】さらに、投入コンベヤ24Aと排出コンベ
ヤ24Bの両方を傾斜させて配置した場合、すなわち、
排出コンベヤ24Bをその入口端が高位となるように傾
斜させて配置すると共に、投入コンベヤ24Aをその出
口端が高位となるように傾斜させて配置すると、投入コ
ンベヤ24Aにも傾斜角度が設けられているため、プラ
スチックボトル10の先端が下方に傾く角度が水平に近
くなるため、排出コンベヤ24Bの傾斜角度を小さく設
定できる。
【0039】この場合、投入コンベヤ24Aの水平面を
起点とする傾斜角度α(図4参照)は、一般的には0〜
20度の範囲であれば良いが、好ましくは2〜20度、
より好ましくは2〜10度、さらに好ましくは5度が良
い。排出コンベヤ24Bの水平面を起点とする傾斜角度
β(図4参照)は、一般的には0〜30度の範囲であれ
ば良く、好ましくは2〜30度、より好ましくは2〜1
5度、さらに好ましくは5度が良い。
【0040】さらに、プラスチックボトル10を安定し
て搬送するには、図7および図8に示すように、少なく
とも投入コンベヤ24Aと排出コンベヤ24Bの同一側
の側部には、側壁部24Dを設けると共に、該側壁部2
4Dに対向して他方の側部側には弾性線状ガイド24E
を設けるのがよい。さらには、図8の如く前記投入コン
ベヤ24Aから排出コンベヤ24Bへの乗り継ぎ部の前
記空間Bに、両コンベヤ24A,24Bそれぞれの前記
側壁部24D同士を連絡する側壁部24Dと、該側壁部
に対向して他方の側部側に位置する弾性線状ガイド24
Eと、を設けるとよい。
【0041】この場合、両コンベヤ24A,24Bそれ
ぞれの他方の側部同士を連絡する側壁部24Fを設け、
この側壁部24Fの内面に弾性線状ガイド24Eを設け
るようにする。これにより、少なくとも投入コンベヤ2
4Aと排出コンベヤ24Bの同一側の側部に、側壁部2
4Dを設けて被識別物であるプラスチックボトル10を
弾性線状ガイド24Eによりその側壁部24Dに押し付
けて搬送すれば、たとえ乗り継ぎ部の前記空間Bに側壁
部24Dがなくとも、整列したままの安定した状態でプ
ラスチックボトル10が乗り継ぎ搬送されると共に、乗
り継ぎ部の空間Bに側壁部24Dがなければ、カラービ
デオカメラ14Bと光源14Aとを結ぶ対向線を鉛直線
に対して傾斜させても障害となるものがないので、カラ
ービデオカメラ14Bと光源14Aの配置する位置を最
適な位置に選択でき配置自由度が増す。
【0042】また、投入コンベヤ24Aから排出コンベ
ヤ24Bへの乗り継ぎ部の空間Bに、両コンベヤ24
A,24Bそれぞれの側壁部24D同士を連絡する側壁
部24Dと、該側壁部24Dに対向して他方の側部側に
位置する弾性線状ガイド24Eと、を設け、プラスチッ
クボトル10を弾性線状ガイド24Eによって側壁部2
4Dに押し付け、乗り継ぎ部の前記空間Bを乗り継ぎ搬
送すると、より安定した状態で整列したまま搬送でき、
画像処理のための透過光撮影に適したプラスチックボト
ル10の姿勢を保ち、正確な色識別を行うことができ
る。
【0043】前記弾性線状ガイド24Eは、例えばピア
ノ線により形成され、夫々その一端部が例えばスポット
溶接によって側壁部24Fに固着される。そして、側壁
部24Dと弾性線状ガイド24E先端との間隔Dを被識
別物であるプラスチックボトル10の最小幅よりも小さ
く設定することにより、プラスチックボトル10は弾性
線状ガイド24Eによって側壁部24Dに押しつけら
れ、整列したままの状態で安定した状態で搬送され、画
像処理のための透過光撮影に適した姿勢となり、正確な
色識別が可能となる。
【0044】上記弾性線状ガイド24Eの取付間隔は、
搬送するプラスチックボトル10の長さにもよるが、1
00〜1000mmの範囲が良く、好ましくは300〜
700mm、より好ましくは500mmが良い。なお、
投入コンベヤ24Aから排出コンベヤ24Bへの乗り継
ぎ部の空間Bに側壁部24Dを設けない場合には、弾性
線状ガイド24Eの先端が、乗り継ぎ部の空間Bに入り
込まないように、取付け位置を調整する必要がある。
【0045】弾性線状ガイド24Eの前記両コンベヤ2
4A,24Bの各ベルト面からの取付高さEは、図7
(B)の如く一段だけ取付ける場合は、一般的には1〜
250mmの範囲であれば良いが、好ましくは10〜2
00mm、より好ましくは70mmが良い。また、投入
コンベヤ24Aから排出コンベヤ24Bへの乗り継ぎ部
の空間Bに側壁部24Dを設け、該空間Bに弾性線状ガ
イド24Eの基端が位置するように取付ける(図8の右
側の弾性線状ガイド24Eの)場合には、投入コンベヤ
24Aのベルト面を基準とし、取付高さEが前記値にな
るようにする。
【0046】弾性線状ガイド24Eを上下に一段だけ取
付けた場合は、つぶれたプラスチックボトル10や小さ
いプラスチックボトル10が、弾性線状ガイド24Eに
乗上げて跳ね上がったり横転したりすることが、たまに
あるが、図7(C)の如く弾性線状ガイド24Eを上下
に多段取付けると、そのような現象を回避できる。弾性
線状ガイド24Eを上下に多段取付ける場合は、最上段
の弾性線状ガイド24Eのコンベヤ24A,24Bのベ
ルト面からの取付高さEが、前記値になるようにして、
適宜上下に間隔を設けて取付ければよい。なお、全て上
下多段に弾性線状ガイド24Eを設ける必要はなく、投
入コンベヤ24Aの入口端側の先頭の弾性線状ガイド2
4Eが多段として、一つ置きに設けるようにしてもよ
い。
【0047】上記の弾性線状ガイド24Eの搬送方向成
分の寸法C(図7、図8参照)は、前記上下多段の場合
も一段の場合も、搬送するプラスチックボトル10の長
さにもよるが、10〜700mmの範囲が良く、好まし
くは300〜600mm、より好ましくは600mmが
良い。側壁部24Dと弾性線状ガイド24E先端との間
隔D(図7、図8参照)は、前記上下多段の場合も一段
の場合も同様に、プラスチックボトル10の最小幅より
も小さくすることが望ましいが、一般的には5〜200
mmの範囲が良く、好ましくは10〜100mm、より
好ましくは30mmが良い。
【0048】弾性線状ガイド24Eの側壁部24Fへの
取付角度γ(図7、図8参照)は、前記上下多段の場合
も一段の場合も同様に、搬送方向に対して1〜90度の
範囲であれば良いのであるが、好ましくは30〜60度
の範囲、より好ましくは20度が良い。なお、弾性線状
ガイド24Eを途中で内側に曲げておくと、弾性線状ガ
イド24Eの弾性力がよく作用し、弾性線状ガイド24
Eの先端が被識別物であるプラスチックボトル10をし
っかり押さえ、さらに安定した状態で搬送される。
【0049】弾性線状ガイド24Eとコンベヤ24A,
24Bのベルト面との角度δ(図7、図8参照)は、前
記上下多段の場合も一段の場合も同様に、一般的には1
〜100度の範囲が良く、好ましくは30〜90度の範
囲、より好ましくは80度が良い。また、投入コンベヤ
24Aから排出コンベヤ24Bへの乗り継ぎ部の空間B
に側壁部24Dを設け、該空間Bに弾性線状ガイド24
Eの基端が位置するように取付ける(図8の右側の弾性
線状ガイド24Eの)場合には、投入コンベヤ24Aの
ベルト面を基準とし、前記角度δが前記値になるように
する。
【0050】なお、側壁部24Dを構成するものとして
は、好ましくはステンレス鋼が採用できるが、炭素鋼、
プラスチック等の樹脂でもよい。また、弾性線状ガイド
24Eを構成するものとしては、好ましくはピアノ線が
採用できる。ピアノ線の材質としては、「JIS G 3502
ピアノ線材」等で規定されている各種炭素鋼が使用でき
る。弾性線状ガイド24Eとしては、ピアノ線と略同等
な柔軟な線材、例えば溶接棒やばね鋼等からなる線材を
使用しても良く、「JIS G 3507 冷間圧造用炭素鋼線
材」、「JIS G 3506 硬鋼線材」も良い。さらには、プ
ラスチック等の樹脂製の線材を使用しても良い。また、
その形状は、特に限定されず、横断面形状が四角形等の
角形状でも良いが、好ましくは横断面形状が円形状が良
い。
【0051】また、弾性線状ガイド24Eの横断面形状
が円形状の場合、その直径は、0.5〜4mm、好まし
くは2〜3mm程度が好ましい。なお、弾性線状ガイド
24Eを取付ける側壁部24Fとしてプラスチック板を
使用してピアノ線からなる弾性線状ガイド24Eを取付
ける場合には、図9の如く側壁部24Fに隙間24Jを
設けて、該隙間24Jに弾性線状ガイド24Eを挿通
し、外端をボルト24Gとワッシャー24Hで固定すれ
ばよい。
【0052】次に、ビデオ撮影装置14、色識別装置1
7および色選別排出装置16の具体的構成について説明
する。すなわち、図2において、後述する制御盤25に
電源ケーブル26aを介して接続された光源部26Aに
は、光源14Aが設けられ、カラービデオカメラ14B
は、カメラケーブル26bを介して色識別装置17に接
続される。
【0053】そして、光源14Aからの光が、プラスチ
ックボトル10に照射され、このプラスチックボトル1
0からの透過光は、カラービデオカメラ14Bにて撮影
されるようになっている。色識別装置17からの識別信
号は、後述するシーケンサ27に入力される。また、色
識別装置17には、モニター28が接続されている。
【0054】前記色選別排出装置16は、図2に示すよ
うに、色識別装置17からの識別信号が入力されるシー
ケンサ27を内蔵した制御盤25と、該制御盤25に接
続された操作盤29と、排出コンベヤ24Bの終端部の
片側部に搬送路に沿って並列して複数(例えば、4つ)
設けられたエアジェットノズル30と、から構成され
る。
【0055】この場合、シーケンサ27からの制御信号
は、後述するプラスチックボトル10の識別された色に
応じて所定のエアジェットノズル30のエア通路を開閉
する開閉手段としての電磁弁30Aに出力されるように
なっている。ここで、前記色選別排出部15は、排出コ
ンベヤ24Bの搬送路終端部を挟んでエアジェットノズ
ル30と反対側に、各エアジェットノズル30と相対向
するように、各仕切り板15Aによって区画されて、搬
送路に沿って並列して複数(例えば、4つ)設けられて
おり、各色選別排出部15には、図示しない回収箱が移
動可能に設置されている。なお、前記色選別排出部15
の仕切り板15Aは、排出コンベヤ24Bに接して固定
してもよく、また排出コンベヤ24Bと少し間隔を隔て
て近傍に設けてもよい。また、色選別排出部15上方に
は、図示しないがシュートが設けられており、吹き飛ば
されてくるプラスチックボトル10を側方に飛散させず
に、的確に色選別排出部15内の回収箱に落下させるよ
うにしている。
【0056】次に、プラスチック10の色識別シーケン
スについて説明する。投入コンベヤ24Aの出口端に設
けられた光電スイッチ31は、プラスチックボトル10
がカラービデオカメラ14Bと光源14Aとを結ぶ対向
線を通過する間ONの状態に維持される。光電スイッチ
31がONの間、すなわち、光電スイッチ31がプラス
チックボトル10を検知している間、色識別装置17
は、例えば、1/60秒単位毎にプラスチックボトル1
0の色判定を行って、その色判定データを蓄積する。
【0057】光電スイッチ31がOFFになったとき、
すなわち、光電スイッチ31がプラスチックボトル10
を検知しなくなったとき、色識別装置17は蓄積した色
判別データからプラスチックボトル10の色を最終的に
決定する。色判別データから色を最終的に判別する方法
として、例えば、光電スイッチ31がONからOFFに
なるまでを1秒とすると、色判別データを色識別装置1
7は60回蓄積する。
【0058】そして、例えば、その60回のうち、10
回が色Aの色判別データ、50回が色Bの色判別データ
であれば、色識別装置17は最終的に色判別データの多
いBの色と決定判別する。また、60回蓄積したデータ
の中に、表面に貼られた紙や汚れ等により、透過光撮影
ができず判定不能と判断されたデータが40回あった場
合、色識別装置17はその40回を判断材料から除き、
残り20回の色判別データから色を最終的に決定判断す
る。例えば、その20回のうち、5回が色Aの色判別デ
ータ、15回が色Bの色判別データであれば、色識別装
置17は最終的に色判別データの多いBの色と決定す
る。
【0059】このようにして色を判別した色識別装置1
7は、色判別信号をシーケンサ27に出力する。この色
判別信号が入力されたシーケンサ27は、色判別信号を
受けてから該色判別信号が示す色の種類に対応した所定
時間後に、該色判別信号が示す色の種類に対応するエア
ジェットノズル30のエア通路を開閉する電磁弁30A
に開信号を予め定めた時間出力する。
【0060】前記色判別信号を受けてから該色判別信号
が示す色の種類に対応した所定時間とは、排出コンベヤ
24Bを一定速度に固定して、色判別信号が示す色の種
類に対応するエアジェットノズル30からのエアジェッ
トで判別したプラスチックボトル10を吹き飛ばせるよ
うに、それぞれ色判別信号が示す色の種類毎に予め人為
的にシーケンサ27に設定した時間である。
【0061】したがって、シーケンサ27は、色識別装
置17からの色判別信号が入力されると、プラスチック
ボトル10の色種類を示す該色判別信号から予めプラス
チックボトル10の色種類に対応して定めた所定のエア
ジェットノズル30を選択し、そのエアジェットノズル
30のエア通路を開閉する電磁弁30Aに、予め色判別
信号毎に定めた時間後に、開信号を予め定めた時間出力
して、該エアジェットノズル30から予め定めた時間だ
けエアジェットを噴出させ、判別したプラスチックボト
ル10のみを吹き飛ばす。該プラスチックボトル10
は、判別されたプラスチックボトル10の色に対応した
色選別排出部15に向けて吹き飛ばされ、色選別排出部
15に排出され、色選別排出部15内の回収箱に回収さ
れる。
【0062】次に、かかる構成の色選別装置の作用につ
いて説明する。プラスチックボトル10は、ターンテー
ブル本体23の物品投入部19に設けられたシュート1
9Aの内側に落下供給されて物品投入部19に投入され
る。投入されたプラスチックボトル10は、ターンテー
ブル本体23の右回転によって整流ガイド21に沿って
搬送され、この物品排出部20へと至る。
【0063】ここで、整流ガイド21は、物品投入部1
9に多数かたまって投入されたプラスチックボトル10
を1列に整列して1つずつ後段の投入コンベヤ24Aに
搬送されるように、プラスチックボトル10の方向に整
える機能を奏する。この機能は、本出願人が先に出願し
た特願平9−2431934号に明らかにされており、
ここでは説明を省略する。
【0064】そして、かかる整流ガイド21の機能によ
り、物品投入部19に投入されたプラスチックボトル1
0は、徐々に1列となるように方向付けられ、必要以上
に搬送されるプラスチックボトル10は中央開口部22
からなる落とし込み部に落とし込まれて除外される。落
とし込み部に落とし込まれて除外されたプラスチックボ
トル10は、中央開口部22下方に設置されたリターン
コンベヤ32上に落下する。
【0065】さらに、整流ガイド21の作用によって、
最終的に物品排出物品20から後段の投入コンベヤ24
Aに送り出すプラスチックボトル10が1列に整列され
る。ターンテーブル本体23の物品排出部20から排出
されたプラスチックボトル10は、シュートを介して投
入コンベヤ24Aに供給される。この投入コンベヤ24
Aの搬送速度は、ターンテーブル本体23から排出され
るプラスチックボトル10の速度よりも速く設定されて
おり、投入コンベヤ24Aに次々と投入されるプラスチ
ックボトル10の滞留を防止している。
【0066】プラスチックボトル10は、投入コンベヤ
24Aから排出コンベヤ24Bへと乗り継ぎ、この乗り
継ぎ部の空間Bに設けられたビデオ撮影装置14を通過
し、前述したように、色識別装置17によって、プラス
チック10の色が判別され、後段の色選別排出部15側
に搬送される。ここで、前述したように、色を識別した
色識別装置17は、色判別信号をシーケンサ27に出力
する。
【0067】この色判別信号が入力されたシーケンサ2
7は、色判別信号を受けてから、それぞれ色判別信号が
示す色の種類毎に予め人為的にシーケンサ27に設定し
た時間後に、該色判別信号が示す色の種類に対応するエ
アジェットノズル30のエア通路を開閉する電磁弁30
に開信号を予め定めた時間出力する。したがって、判別
されたプラスチックボトル10は、排出コンベヤ24B
の下流側に搬送されつつ、識別された色に対応した色選
別排出部15に向けてエアジェットノズル30からのエ
アジェットによって吹き飛ばされ、色選別排出部15に
排出され、回収箱内に回収される。
【0068】なお、前記実施形態においては、色判別信
号が入力されたシーケンサ27が、該色判別信号の色の
種類に対応するエアジェットノズル30のエア通路を開
閉する電磁弁30Aに開信号を出力するタイミングの起
点を、色判別信号を受けた時点としたが、光電スイッチ
31がOFFになった時点を起点としてもよい。これ
は、その起点に合わせて所定時間を決めればよいからで
ある。
【0069】また、前記実施形態においては、色判別信
号を受けてから該色判別信号が示す色の種類に対応した
所定時間として、排出コンベヤ24Bを一定速度に固定
して、色判別信号が示す色の種類に対応するエアジェッ
トノズル30からのエアジェットで判別したプラスチッ
クボトル10を吹き飛ばせるように、それぞれ色判別信
号が示す色の種類毎に予め人為的にシーケンサ27に設
定した時間としたが、これに限定されず、例えば透過光
撮影装置12に設けたエンコーダ等の速度センサーから
の移送速度信号と前記色判別信号の種類に対応した前記
特定のエアジェットノズル30位置までの距離とから算
出してもよい。
【0070】さらに、前記実施形態においては、透過光
撮影装置12の所定位置設けられプラスチック10の存
在を検知する検知手段として光電スイッチ31の例を示
したが、超音波式検知手段やテレビカメラ等による検知
装置を用いてもよい。また、前記実施形態においては、
リターンコンベヤ32、投入コンベヤ24Aおよび排出
コンベヤ24Bとして、ベルトコンベヤの例を示した
が、ローラコンベヤでもよく要はプラスチックボトル1
0が姿勢を変えずに搬送できるものであればなんでもよ
い。
【0071】また、前記実施形態においては、色選別排
出部15に回収箱を設けてプラスチックボトル10を回
収するようにしたが、回収箱を廃し、例えば色選別され
たプラスチックボトル10を次の処理工程に搬送するシ
ュートやコンベヤを設けるようにしてもよい。前記実施
形態においては、カラービデオカメラ14Bを斜め上方
に、蛍光燈からなる光源14Aを斜め下方に、それぞれ
位置させて、両者が相対向させたが、当然、カラービデ
オカメラ14Bと光源14Aの配置を、前記乗り継ぎ部
の前記空間Bの直上や直下にしてもよい。その場合、直
下の位置に来るカラービデオカメラ14Bまたは光源1
4Aに投入コンベヤからのゴミが落下蓄積しないように
側方から風を連続的または断続的に送るようにするとよ
い。
【0072】また、前記実施形態においては、整列装置
11の次ぎに投入コンベヤ24Aをいきなり接続した
り、排出コンベヤ24Bの搬送路終端部近傍に、色選別
排出部15を設けた例を示したが、整列装置11と投入
コンベヤ24Aの間や排出コンベヤ24Bと色選別排出
部15の間に、別の搬送手段を設けてもよいのは当然で
ある。
【0073】以上の実施形態においては、物品として、
プラスチックボトル10の色選別に適用した例について
説明したが、その他の物品の色選別に適用してもよい。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る色識別のための透過光撮影装置によれば、被識別
物を搬送してくる投入コンベヤと被識別物を送出する排
出コンベヤとの間に空間を設けて被識別物の乗り継ぎ部
を形成すると共に、該乗り継ぎ部において、投入コンベ
ヤ側を高位置に、排出コンベヤ側を低位置に位置させ
て、両コンベヤ間に高低差を設け、乗り継ぎ部の前記空
間に、透過光撮影を行うためのカラービデオカメラと光
源のうちの一方を上方に、他方を下方に、それぞれ位置
させて、両者を相対向して配設するようにしたから、被
識別物は安定して乗り継ぎ部の空間を通過し、かつ、乗
り継ぎ部の空間において、カラービデオカメラが障害物
によって邪魔されずに被識別物を透過光によって撮影で
き、信頼性に優れたカラー画像を得ることができる。
【0075】請求項2に係る発明によれば、乗り継ぎ部
の前記空間に、前記カラービデオカメラと前記光源のう
ちの一方を斜め上方に、他方を斜め下方に位置させたの
で、下方の前記カラービデオカメラまたは前記光源に、
投入コンベヤからのゴミ等が落下堆積することがなく、
ゴミ等の影響によって色調が変わることなく長期に信頼
性に優れたカラー画像が得られる。
【0076】請求項3に係る発明によれば、前記乗り継
ぎ部の前記空間に配設した前記カラービデオカメラと光
源とを結ぶ対向線が鉛直線に対して所定の角度になるよ
うにしたので、さらにゴミ等の影響によって色調が変わ
ることなく長期に信頼性に優れたカラー画像が得られ
る。請求項4に係る発明によれば、被識別物であるプラ
スチックボトルをより安定した状態で、乗り継ぎ部を通
過させて搬送することができ、プラスチックボトルを透
過光によって正確に撮影でき、より信頼性に優れたカラ
ー画像を得ることができる。
【0077】請求項5に係る発明によれば、投入コンベ
ヤと排出コンベヤのうち少なくとも排出コンベヤをその
入口端が高位となるように鉛直面に対して所定角度で傾
斜配置したから、被識別物をより安定した状態で搬送す
ることができる。特に、投入コンベヤと排出コンベヤの
両方を傾斜して配置した場合には、排出コンベヤを大き
な角度で傾斜して配置する必要がなく、全体として略水
平に配置でき、被識別物の搬送を円滑に行うことができ
る。
【0078】請求項6に係る発明によれば、被識別物が
より安定した状態で、投入コンベヤから排出コンベヤに
乗り継ぎ、安定して搬送することがてきる。請求項7に
係る発明によれば、少なくとも前記投入コンベヤと排出
コンベヤの同一側の側部に、側壁部を設けて被識別物を
弾性線状ガイドによりその側壁部に押し付けて搬送する
ので、たとえ乗り継ぎ部の前記空間部に側壁部がなくと
も、整列したままの安定した状態で被識別物が乗り継ぎ
搬送されると共に、乗り継ぎ部の前記空間部に側壁部が
なければ、前記カラービデオカメラと光源とを結ぶ対向
線を鉛直線に対して傾斜させても障害となるものがない
ので、前記カラービデオカメラと光源の配置する位置を
最適な位置に選択でき配置自由度が増す。
【0079】請求項8に係る発明によれば、投入コンベ
ヤから排出コンベヤへの乗り継ぎ部の前記空間には、両
コンベヤそれぞれの前記側壁部同士を連絡する側壁部
と、該側壁部に対向して他方の側部側に位置する弾性線
状ガイドと、を設け、前記空間部の側壁部と弾性線状ガ
イド先端との間隔を被識別物の最小幅よりも小さく設定
したから、被識別物は弾性線状ガイドにより側壁部に押
し付けられ、乗り継ぎ部の前記空間部を乗り継ぎ搬送さ
れるので、より安定した状態で整列したまま搬送でき、
画像処理のための透過光撮影に適した被識別物の姿勢を
保ち、正確な色識別を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る色識別のための透過光撮影装置
を適用した色選別装置の一実施形態を示す平面図
【図2】 同上の実施形態における色識別装置、透過光
撮影装置、色選別排出部および色選別排出装置からなる
色選別機構の概略図
【図3】 (A)は同上の透過光撮影装置の正面図、
(B)はその側面図
【図4】 同上の透過光撮影装置の各部の寸法を説明す
るための正面図
【図5】 プラスチックボトル搬送時の問題点を説明す
る正面図
【図6】 プラスチックボトル搬送時の問題点を説明す
る正面図
【図7】 (A)は投入コンベヤS排出コンベヤの同一
側の側部に側壁部を設けると共に他方の側部側に弾性線
状ガイドとを設けた実施形態を示す平面図、(B)は
(A)中F−F矢視断面図、(C)は(A)中G−G矢
視断面図
【図8】 (A)は投入コンベヤから排出コンベヤへの
乗り継ぎ部の空間に側壁部と弾性線状ガイドとを設けた
実施形態を示す平面図、(B)は(A)中H−H矢視断
面図
【図9】 弾性線状ガイドを取り付ける側壁部を樹脂製
とした場合の実施形態を示す平面図
【図10】 従来の透過光撮影装置を適用したプラスチッ
クボトル等の識別装置を示す平面図
【図11】 同上の透過光撮影装置の拡大図で、(A)は
平面図、(B)は側面図
【符号の説明】
10 プラスチックボトル 12 透過光撮影装置 14 ビデオ撮影装置 14A 光源 14B カラービデオカメラ 24A 投入コンベヤ 24B 排出コンベヤ A 高低差 B 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 正樹 東京都大田区蒲田本町1丁目9番3号 株 式会社新潟鉄工所エンジニアリングセンタ ー内 (72)発明者 石井 昌典 東京都大田区蒲田本町1丁目9番3号 株 式会社新潟鉄工所エンジニアリングセンタ ー内 (72)発明者 土田 俊彦 東京都大田区蒲田本町1丁目9番3号 株 式会社新潟鉄工所エンジニアリングセンタ ー内 (72)発明者 窪野 逸雄 東京都大田区蒲田本町1丁目9番3号 株 式会社新潟鉄工所エンジニアリングセンタ ー内 (72)発明者 浜野 満 神奈川県横浜市磯子区新磯子町27番地1号 株式会社新潟鉄工所開発センター内 (72)発明者 小倉 宏明 神奈川県横浜市磯子区新磯子町27番地1号 株式会社新潟鉄工所開発センター内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被識別物を搬送してくる投入コンベヤと被
    識別物を送出する排出コンベヤとの間に空間を設けて被
    識別物の乗り継ぎ部を形成すると共に、該乗り継ぎ部に
    おいて、前記投入コンベヤ側を高位置に、前記排出コン
    ベヤ側を低位置に、それぞれ位置させて、両コンベヤ間
    に高低差を設ける一方、 前記投入コンベヤから排出コンベヤへの乗り継ぎ部の前
    記空間に、透過光撮影を行うためのカラービデオカメラ
    と光源のうちの一方を上方に、他方を下方に、それぞれ
    位置させて、両者を相対向して配設したことを特徴とす
    る色識別のための透過光撮影装置。
  2. 【請求項2】前記投入コンベヤから排出コンベヤへの乗
    り継ぎ部の前記空間に、前記カラービデオカメラと前記
    光源のうちの一方を斜め上方に、他方を斜め下方に、そ
    れぞれ位置させて、両者を相対向して配設したことを特
    徴とする請求項1記載の色識別のための透過光撮影装
    置。
  3. 【請求項3】前記投入コンベヤから排出コンベヤへの乗
    り継ぎ部の前記空間に配設した前記カラービデオカメラ
    と光源とを結ぶ対向線が鉛直線に対して20〜85度で
    あることを特徴とする請求項2記載の色識別のための透
    過光撮影装置。
  4. 【請求項4】前記被識別物がプラスチックボトルであ
    り、 前記両コンベヤ間の高低差を10〜150mmの範囲
    に、前記投入コンベヤから排出コンベヤへの乗り継ぎ部
    の前記空間の水平距離を10〜300mmに、夫々設定
    する一方、 前記両コンベヤの搬送速度を500〜4000mm/秒
    の範囲に設定したことを特徴とする請求項1〜3のうち
    いずれか記載の色識別のための透過光撮影装置。
  5. 【請求項5】前記投入コンベヤと排出コンベヤのうち少
    なくとも排出コンベヤをその入口端が高位となるように
    水平面に対して所定角度で傾斜配置したことを特徴とす
    る請求項1〜4のうちいずれか記載の色識別のための透
    過光撮影装置。
  6. 【請求項6】前記排出コンベヤの水平面を起点とする傾
    斜角度は、2〜30度の範囲に設定すると共に、 前記投入コンベヤの水平面を起点とする傾斜角度は、0
    〜20度の範囲に設定されることを特徴とする請求項5
    記載の色識別のための透過光撮影装置。
  7. 【請求項7】少なくとも前記投入コンベヤと排出コンベ
    ヤの同一側の側部には、側壁部を設けると共に、該側壁
    部に対向して他方の側部側には弾性線状ガイドを設け、 前記側壁部と弾性線状ガイド先端との間隔を被識別物の
    最小幅よりも小さく設定したことを特徴とする請求項1
    〜6のうちいずれか1つに記載の色識別のための透過光
    撮影装置。
  8. 【請求項8】前記投入コンベヤから排出コンベヤへの乗
    り継ぎ部の前記空間には、両コンベヤそれぞれの前記側
    壁部同士を連絡する側壁部と、該側壁部に対向して他方
    の側部側に位置する弾性線状ガイドと、を設け、 前記空間部の側壁部と弾性線状ガイド先端との間隔を被
    識別物の最小幅よりも小さく設定したことを特徴とする
    請求項7記載の色識別のための透過光撮影装置。
JP14330498A 1998-05-25 1998-05-25 色識別のための透過光撮影装置 Pending JPH11337411A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102247953A (zh) * 2011-05-10 2011-11-23 江苏华田置业有限公司 镜片质量自动分拣机器人
JP2012159388A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Yanmar Co Ltd 農作物品質測定装置
JP2014137277A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Omori Mach Co Ltd 異常検知装置
JP2016041397A (ja) * 2014-08-14 2016-03-31 株式会社フジキカイ 横形製袋充填機における物品判別装置

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