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JPH11336129A - 建設機械の操作ペダル装置 - Google Patents

建設機械の操作ペダル装置

Info

Publication number
JPH11336129A
JPH11336129A JP16428498A JP16428498A JPH11336129A JP H11336129 A JPH11336129 A JP H11336129A JP 16428498 A JP16428498 A JP 16428498A JP 16428498 A JP16428498 A JP 16428498A JP H11336129 A JPH11336129 A JP H11336129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pedal
cover
floor plate
operation pedal
construction machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16428498A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kuno
誠 久野
Shinichi Sato
晋一 佐藤
Shogo Kimura
庄吾 木村
Teruo Irino
照男 入野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP16428498A priority Critical patent/JPH11336129A/ja
Publication of JPH11336129A publication Critical patent/JPH11336129A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペダルカバーをロック解除位置に配置したと
きに邪魔にならないようにして、他の操作ペダルの操作
性を向上する。 【解決手段】 ペダルロック装置28のロック位置で
は、ペダルカバー33によってオフセットペダル27を
覆い、ロック解除位置ではペダルカバー33をフロアマ
ット20とほぼ同一平面に配置する構成としている。こ
れにより、ロック位置では、オフセットペダル27を中
立位置でロックすることができ、オフセットペダル27
の誤操作を防止することができる。一方、ロック解除位
置では、ペダルカバー33をフロアマット20とほぼ同
一平面に配置し、オフセットペダル27等を操作する足
がペダルカバー33にぶつかるのを防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル、油圧クレーン等に設けられる建設機械の操作ペダル
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設機械としての油圧ショベル
は、下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に設けら
れた上部旋回体と、該上部旋回体の前側に設けられた作
業装置とによって大略構成され、前記上部旋回体は、旋
回フレームと、該旋回フレームの前部左側に設けられた
キャブと、前記旋回フレーム上に機械室を画成した建屋
カバーと、前記旋回フレームの後端部に取付けられたカ
ウンタウェイトとによって大略構成されている。
【0003】また、作業装置は、例えば旋回フレームに
俯仰動可能に取付けられたブームと、該ブームの先端部
に俯仰動可能に取付けられたアームと、該アームの先端
部に回動可能に取付けられたバケットとによって大略構
成されている。
【0004】さらに、キャブには、フレームに設けられ
た床板上に位置して運転席が配設され、該運転席の前側
には、下部走行体を走行させるための走行用ペダル等が
床板上に揺動可能に設けられ、運転席の前側または側方
には、作業装置を操作するための操作レバー等が設けら
れている。
【0005】一方、油圧ショベルには、側溝を掘削する
のに適した作業装置を備えたものがあり、この側溝掘り
仕様の油圧ショベルは、例えば特開平9−250148
号公報等によって知られている。
【0006】そして、側溝掘り仕様の油圧ショベルに設
けられる作業装置は、ブームが、旋回フレームに俯仰動
可能に取付けられたロアブームと、該ロアブームの先端
側に左,右方向に揺動可能に取付けられたアッパブーム
との2部材からなり、ロアブームとアッパブームとの間
には、該アッパブームを揺動するオフセットシリンダが
設けられている。また、この油圧ショベルでは、例えば
走行用ペダルの右側に並んで他の操作ペダルが追加さ
れ、この操作ペダルによってオフセットシリンダが操作
される。
【0007】ここで、オフセットシリンダを操作する操
作ペダル(以下、オフセットペダルという)は、作業開
始時に側溝掘り姿勢をとるときと、作業終了時に側溝掘
り姿勢から通常の作業姿勢に戻すときに操作されるだけ
で、掘削作業を行なっている状態ではほとんど操作され
ることはない。
【0008】そこで、オフセットペダルのように使用頻
度の低い操作ペダルが設けられた油圧ショベルには、掘
削作業時に運転者が誤ってオフセットペダル等を操作し
ないように、操作頻度の低い操作ペダルを操作不能にロ
ックするペダルロック手段が設けられ、このペダルロッ
ク手段は、例えば特開平8−123571号公報等(以
下、従来技術という)によって知られている。
【0009】そして、従来技術によるペダルロック手段
は、使用頻度の低い操作ペダルの前方または側方に設け
られ、ロック位置では操作ペダルを上方から覆って操作
を禁止し、ロック位置から前方または側方に回動させた
ロック解除位置では、操作ペダルの前方または側方に立
て掛けられ、操作ペダルの操作を許す構成となってい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による油圧ショベルでは、ペダルロック手段をロ
ック解除位置に配置した場合に、該ペダルロック手段を
操作ペダルの前方または側方に立掛けるようにしてい
る。このため、オフセットペダル、走行用ペダルを操作
するときに立掛けたペダルロック手段に足がぶつかる虞
れがあり、ペダル操作の邪魔になるという問題がある。
【0011】また、作業時の振動等によって立掛けられ
たペダルロック手段が倒れる虞れがあり、この点におい
てもペダル操作の邪魔になるという問題がある。
【0012】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、ペダルカバーをロック
解除位置に配置したときに邪魔にならないようにして、
他の操作ペダルの操作性を向上できるようにした建設機
械の操作ペダル装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による建設機械の
操作ペダル装置は、建設機械のキャブに位置して床板上
に設けられた運転席と、該運転席の前側に位置して前記
床板上に設けられ踏込み操作される操作ペダルと、該操
作ペダルの踏込み操作を禁止するロック位置と踏込み操
作を許すロック解除位置とに回動されるペダルロック手
段とを備えている。
【0014】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1による発明が採用する構成の特徴は、ペダルロ
ック手段は、操作ペダルの近傍に位置して床板上に設け
られたヒンジ連結部と、該ヒンジ連結部を介して回動可
能に設けられ、ロック位置では操作ペダルを上側から覆
い、ロック解除位置では床板の上面とほぼ同一平面をな
す位置まで開くペダルカバーとによって構成したことに
ある。
【0015】このように構成したことにより、ヒンジ連
結部を介してペダルカバーを回動させ、該ペダルカバー
で操作ペダルを覆うことにより、該操作ペダルの操作を
禁止することができ、このロック位置では操作ペダルを
覆ったペダルカバーをフットレストとして用いることが
できる。また、ロックを解除するためにペダルカバーを
床板側に回動させてロック解除位置とした場合には、ペ
ダルカバーが床板の上面とほぼ同一平面となるから、ロ
ック解除位置でのペダルカバーの突出を抑えることがで
きる。
【0016】請求項2の発明は、操作ペダルが中立位置
にあるときに操作ペダルは床板に対して前後方向に一定
の傾斜角度を有し、ヒンジ連結部は操作ペダルの左右方
向の一側に配設し、ペダルカバーはロック位置で操作ペ
ダルの傾斜角度に対応する角度をもって前後方向に延
び、中立位置にある操作ペダルを上側から覆う構成とし
たことにある。
【0017】このように構成したことにより、操作ペダ
ルは中立位置で前後方向に傾斜した状態となるが、ペダ
ルカバーをロック位置に配置したときには、操作ペダル
の傾斜角度に対応して傾斜したペダルカバーにより中立
位置にある操作ペダルを覆って操作を禁止することがで
きる。
【0018】請求項3の発明は、ヒンジ連結部は、床板
側に設けられた床板側ブラケットと、該床板側ブラケッ
トに対応する位置でペダルカバーに設けられたカバー側
ブラケットと、これら各ブラケットを回動可能に連結す
る連結ピンとによって構成したことにある。
【0019】このように構成したことにより、床板側ブ
ラケットに対しカバー側ブラケットが連結ピンを中心と
して回動可能となるから、床板に対しペダルカバーを回
動させることができる。
【0020】請求項4の発明は、ヒンジ連結部はロック
位置にあるペダルカバーの傾斜角度のほぼ2分の1の角
度をもって床板に対し傾斜させる構成としたことにあ
る。
【0021】このように構成したことにより、ペダルカ
バーをロック位置に配置した場合には、床板に対するヒ
ンジ連結部の傾きとヒンジ連結部に対するペダルカバー
の傾きとによって中立位置の操作ペダルの傾斜角度とな
るから、中立位置の操作ペダルに沿ってペダルカバーを
配置することができる。また、ペダルカバーをロック解
除位置に配置した場合には、床板に対するヒンジ連結部
の傾きが該ヒンジ連結部に対するペダルカバーの傾きと
ほぼ等しくなっており、床板の上面とペダルカバーとが
平行になるから、床板の上面にペダルカバーを密着させ
てほぼ同一平面に配置することができる。
【0022】請求項5の発明は、ペダルカバーは操作ペ
ダルより広い面積をもったほぼ長方形状の板材からな
り、ペダルカバーの左右方向の一側には該ペダルカバー
をロック位置からロック解除位置に回動させる足掛け突
起を設けたことにある。
【0023】このように構成したことにより、ロック位
置ではペダルカバーによって操作ペダルを確実に覆って
操作を禁止することができる。また、運転者は足掛け突
起に足を掛けて操作することにより、ペダルカバーをロ
ック位置からロック解除位置に容易に回動することがで
きる。
【0024】請求項6の発明は、床板は、剛性材料によ
って平板状に形成されたベース板と、該ベース板上に敷
設された弾性材料からなるフロアマットとによって構成
し、ヒンジ連結部は前記ベース板に設けたことにある。
【0025】このように構成したことにより、弾性材料
からなるフロアマットによって乗り心地を良好にするこ
とができ、また、ペダルカバーをロック解除位置に配置
したときには、該ペダルカバーをフロアマットとほぼ同
一平面に配置することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械の操作ペダル装置として側溝掘り仕様の小旋回
式油圧ショベルの操作ペダル装置を例に挙げ、図1ない
し図6に従って詳細に説明する。
【0027】1は下部走行体、2は該下部走行体1上に
旋回可能に搭載された上部旋回体で、該上部旋回体2
は、旋回フレーム3と、該旋回フレーム3の左前側に設
けられたキャブとしてのキャブボックス4と、前記旋回
フレーム3上にエンジン、油圧ポンプ(いずれも図示せ
ず)等を収容する機械室を画成した建屋カバー5と、前
記旋回フレーム3の後端部に取付けられたカウンタウェ
イト6とによって大略構成され、旋回フレーム3には土
砂の掘削作業等を行なう作業装置7が設けられている。
【0028】ここで、作業装置7は、旋回フレーム3に
俯仰動可能に取付けられたロアブーム8と、該ロアブー
ム8の先端部に左右方向に揺動可能に取付けられたアッ
パブーム9と、該アッパブーム9の先端部に左右方向に
揺動可能に取付けられたアーム連結体10と、該アーム
連結体10に俯仰動可能に取付けられたアーム11と、
該アーム11の先端部に回動可能に取付けられたバケッ
ト12とによって大略構成されている。
【0029】また、ロアブーム8の先端部とアーム連結
体10との間にはリンクロッド13が回動可能に連結さ
れ、該リンクロッド13はロアブーム8、アッパブーム
9、アーム連結体10と共にリンク機構を形成し、この
リンク機構によりロアブーム8に対してアーム11(ア
ーム連結体10)が常時平行状態に保持される。
【0030】さらに、旋回フレーム3とロアブーム8と
の間にはブームシリンダ14が設けられ、アーム連結体
10とアーム11との間にはアームシリンダ15が設け
られ、アーム11とバケット12との間にはバケットシ
リンダ16が設けられている。また、ロアブーム8とア
ッパブーム9との間にはオフセットシリンダ17が設け
られ、該オフセットシリンダ17は、ロアブーム8に対
してアッパブーム9を左右方向に揺動させることによ
り、アーム11、バケット12を左右方向に平行移動さ
せるもので、後述のオフセットペダル27によって操作
される。
【0031】18は旋回フレーム3の上側に設けられ、
図2に示す如くキャブボックス4の底面をなす床板で、
該床板18は、図3に示すように、剛性を有する金属材
料によって平板状に形成されたベース板19と、該ベー
ス板19の前側寄りに敷設され、弾性を有するゴム材料
によって形成されたフロアマット20とによって構成さ
れ、ベース板19,フロアマット20にはそれぞれペダ
ル取付穴19A,20A等が形成されている。また、ベ
ース板19の下面側には、前記ペダル取付穴19Aに対
応する位置に弁取付板19Bが設けられ、該弁取付板1
9Bには後述の油圧パイロット弁26が取付けられてい
る。
【0032】21は床板18の後側寄りに位置してベー
ス板19上に取付けられた運転席で、該運転席21の前
側には、図2に示す如く、床板18上に位置して走行用
ペダル22,22と該走行用ペダル22,22に連動し
た走行用レバー23,23とが設けられている。また、
運転席21の左右両側には作業装置7を操作するための
操作レバー24,24が設けられている。
【0033】25は運転席21の前側に設けられた操作
ペダル装置で、該操作ペダル装置25は、図3ないし図
6に示す如く、後述の油圧パイロット弁26、オフセッ
トペダル27等によって大略構成されている。
【0034】26はベース板19の弁取付板19Bに取
付けられた油圧パイロット弁で、該油圧パイロット弁2
6は、オフセットペダル27が踏込み操作されることに
より、該オフセットペダル27の傾斜角度に応じてオフ
セットシリンダ17に圧油を給排する切換弁(図示せ
ず)を操作するものである。
【0035】27は運転席21の前側に位置して床板1
8上に設けられた操作ペダルとしてのオフセットペダル
で、該オフセットペダル27は前後方向に延びたほぼ長
方形状の板体として形成され、その前後両端側は上向き
に屈曲している。また、オフセットペダル27は台形状
のブラケット27Aを介して油圧パイロット弁26に取
付けられ、前後方向に揺動可能となっている。
【0036】ここで、オフセットペダル27は、中立状
態となっているときに、図3に示すように運転席21側
となる後側から前側に向けて高くなるように一定の傾斜
角度βをもって傾斜している。
【0037】28はオフセットペダル27の近傍に設け
られたペダルロック装置で、該ペダルロック装置28
は、後述のヒンジ連結部29、ペダルカバー33、足掛
け突起34によって大略構成されている。
【0038】29は走行用ペダル22の反対側となるオ
フセットペダル28の右側に設けられたヒンジ連結部
で、該ヒンジ連結部29は、床板18側に取付けられる
床板側ブラケット30と、ペダルカバー33側に取付け
られるカバー側ブラケット31と、該床板側ブラケット
30とカバー側ブラケット31とを連結する連結ピン3
2とによって構成されている。
【0039】ここで、30は床板18側に設けられた床
板側ブラケットで、該床板側ブラケット30は、床板1
8のベース板19にボルト止めされた底板30Aと、該
底板30Aから屈曲して上向きに延び、図3に示すよう
に後側に傾斜した縦板30Bと、該縦板30Bの先端側
から円筒状に延びたピン挿通部30Cとによって構成さ
れている。
【0040】31はペダルカバー33側に設けられたカ
バー側ブラケットで、該カバー側ブラケット31は、後
述するペダルカバー33の折曲げ部33Aに溶接等の固
着手段によって固着された長方形状の溶接板部31A
と、該溶接板部31Aから円筒状に延び、床板側ブラケ
ット30のピン挿通部30Cを軸方向から挟むように設
けられた一対のピン挿通部31B,31Bとによって構
成されている。
【0041】32は床板側ブラケット30とカバー側ブ
ラケット31との間に設けられた連結ピンで、該連結ピ
ン32は、床板側ブラケット30のピン挿通部30Cと
カバー側ブラケット31の各ピン挿通部31Bとに挿嵌
され、床板側ブラケット30、カバー側ブラケット31
と共に蝶番を形成している。
【0042】このようにヒンジ連結部29は、床板18
に対してペダルカバー33を回動可能に支持するもの
で、その回動中心となる連結ピン32の軸線O−Oはフ
ロアマット20の上面20Bに対し、後側から前側に向
けて高くなるように、オフセットペダル27またはペダ
ルカバー33の傾斜角度βのほぼ2分の1となる角度α
1 をもって傾斜している。
【0043】33はヒンジ連結部29に取付けられたペ
ダルカバーで、該ペダルカバー33は、図4に示す如
く、オフセットペダル27より広い面積をもったほぼ長
方形状の板材からなり、その右側の長辺には、図5に示
すようにほぼ直角に屈曲した折曲げ部33Aが設けられ
ている。また、折曲げ部33Aには、ヒンジ連結部29
の回動を許容するための切欠33Bが形成されている。
そして、ペダルカバー33は、後述するロック位置で中
立位置にあるオフセットペダル27の傾斜角度βとほぼ
等しい角度となるように、折曲げ部33Aの中央部分が
ヒンジ連結部29のカバー側ブラケット31に溶接等の
固着手段によって固着されている。
【0044】34はペダルカバー33の折曲げ部33A
後部に設けられた足掛け突起で、該足掛け突起34は、
折曲げ部33Aから突出して設けられている。そして、
足掛け突起34は、ペダルカバー33がロック位置にあ
る状態で、足を掛けて下向きに踏込むことにより、該ペ
ダルカバー33を後述するロック解除位置に向け矢示A
方向に回動させるものである。
【0045】このように構成されたペダルロック装置2
8では、フロアマット20の上面20Bに対してロック
位置にあるペダルカバー33の上面33Cが中立位置に
あるオフセットペダル27の傾斜角度βとほぼ等しい角
度をもって傾斜し、ヒンジ連結部29の回動中心となる
連結ピン32の軸線O−Oがフロアマット20の上面2
0Bに対し角度βのほぼ2分の1となる角度α1 をもっ
て傾斜している。また、連結ピン32の軸線O−Oに対
するペダルカバー33の上面33Cの傾斜角度α2 は、
オフセットペダル27またはペダルカバー33の傾斜角
度βのほぼ2分の1となるように形成されている。
【0046】従って、図3ないし図5に示すペダルカバ
ー33のロック位置では、フロアマット20の上面20
Bに対する連結ピン32の軸線O−Oの傾斜角度α1 と
連結ピン32の軸線O−Oに対するペダルカバー33の
傾斜角度α2 とにより、中立位置のオフセットペダル2
7に沿ってペダルカバー33を配置することができる。
【0047】また、ペダルカバー33を図6に示すロッ
ク解除位置に配置した場合には、フロアマット20に対
する連結ピン32の傾斜角度α1 が、連結ピン32の軸
線O−Oに対するペダルカバー33の傾斜角度α2 とほ
ぼ等しい角度となっているから、このロック解除位置で
はペダルカバー33の上面33Cがフロアマット20の
上面20Bと平行になり、ペダルカバー33がフロアマ
ット20に密着してほぼ同一平面に配置される。これに
より、運転者はオフセットペダル27を操作することが
できる。
【0048】本実施の形態による操作ペダル装置25は
上述の如き構成を有するもので、次に、操作ペダル装置
25の操作方法について説明する。
【0049】まず、作業開始時に側溝掘り姿勢をとると
きには、図6に示すようにペダルカバー33をフロアマ
ット20上に配置したロック解除位置とする。これによ
り、運転者は、オフセットペダル27を足踏み操作して
アッパブーム9を左右方向に揺動させる。そして、この
オフセットペダル27の操作時には、ペダルカバー33
がフロアマット20とほぼ同一平面をなす位置まで開い
ているから、ペダルカバー33にオフセットペダル27
等を操作する足がぶつかるのを防止することができる。
【0050】次に、作業装置7が側溝掘り姿勢となり、
しばらくの間オフセットペダル27を操作する必要がな
くなった場合には、ペダルカバー33を図5中の矢示B
方向に回動させてオフセットペダル27上に乗せ、ペダ
ルカバー33をロック位置とする。これにより、オフセ
ットペダル27はペダルカバー33によって中立位置で
ロックされるから、掘削作業時におけるオフセットペダ
ル27の誤操作を防止することができる。また、ロック
位置に配置されたペダルカバー33の上面33Cに足を
乗せてフットレストとして用いることができる。
【0051】次に、掘削作業が終了し、作業装置7を側
溝掘り姿勢から通常の作業姿勢に戻す場合には、足掛け
突起34に足を乗せて踏込むことにより、ペダルカバー
33を矢示A方向に回動させることができ、ペダルカバ
ー33を容易にロック解除位置に配置することができ
る。そして、この状態でオフセットペダル27を踏込み
操作することにより、作業装置7を通常の作業姿勢に戻
すことができる。
【0052】以上のように、本実施の形態によれば、オ
フセットペダル27をペダルカバー33によって覆った
ロック位置では、該オフセットペダル27を中立位置で
ロックすることができ、該オフセットペダル27の誤操
作を防止することができる。また、ロック位置に配置さ
れたペダルカバー33をフットレストとして用いること
ができる。
【0053】一方、ペダルカバー33をロック解除位置
に配置した場合には、該ペダルカバー33をフロアマッ
ト20とほぼ同一平面に配置することができるから、オ
フセットペダル27等を操作する足がペダルカバー33
にぶつかるのを防止でき、走行用ペダル22、オフセッ
トペダル27等の操作性を高めて作業性を向上すること
ができる。
【0054】しかも、フロアマット20に対する連結ピ
ン32の傾斜角度α1 をフロアマット20に対するオフ
セットペダル27またはペダルカバー33の傾斜角度β
のほぼ2分の1としているから、ペダルカバー33をロ
ック解除位置に配置したときには、該ペダルカバー33
をフロアマット20に密着させるように配置することが
できる。
【0055】また、ペダルカバー33のロック解除位置
では、該ペダルカバー33がフロアマット20上に配置
されるから、作業時に振動が生じた場合でも、ペダルカ
バー33をロック解除位置に位置決めした状態で保持す
ることができる。
【0056】さらに、ペダルカバー33に足掛け突起3
4を設ているから、該足掛け突起34に足を掛けて踏込
み操作することにより、ペダルカバー33をロック位置
からロック解除位置に容易に回動させることができ、ペ
ダルロック装置28の操作性を高めることができる。
【0057】なお、実施の形態では、オフセットペダル
27の右側にペダルロック装置28のヒンジ連結部29
等を配設し、ペダルカバー33を右側に開くように回動
させた場合を例示したが、本発明はこれに限らず、例え
ば、オフセットペダル27の左側にスペースがある場合
には、オフセットペダル27の左側にペダルロック装置
28のヒンジ連結部29等を配設し、ペダルカバー33
を左側に開くように回動させる構成としてもよい。
【0058】また、実施の形態では、操作ペダルとして
のオフセットペダル27をペダルカバー33によってロ
ックした場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに
限るものではなく、例えばブレーカ等を操作する他の操
作ペダルをペダルカバー33によってロックする構成と
してもよい。
【0059】さらに、実施の形態では、建設機械として
キャブボックス4を備えた側溝掘り仕様の小旋回式油圧
ショベルを例に挙げて説明したが、これに替えて、例え
ば、通常のブームを有する油圧ショベル、油圧クレーン
等の他の建設機械に適用してもよい。また、キャノピを
備えた油圧ショベルに適用してもよい。
【0060】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、ペダルロック手段を、床板上に設けられたヒンジ
連結部と、該ヒンジ連結部を介して回動可能に設けら
れ、ロック位置では操作ペダルを上側から覆い、ロック
解除位置では床板の上面とほぼ同一平面をなすペダルカ
バーとによって構成しているから、ヒンジ連結部を介し
てペダルカバーを回動させ、該ペダルカバーで操作ペダ
ルを覆うことにより、該操作ペダルの操作を禁止するこ
とができ、操作ペダルの誤操作を防止することができ
る。また、このロック位置では操作ペダルを覆ったペダ
ルカバーをフットレストとして用いることができる。
【0061】一方、ロックを解除するためにペダルカバ
ーを床板側に回動させてロック解除位置とした場合に
は、ペダルカバーを床板の上面とほぼ同一平面とするこ
とができる。これにより、ロック解除位置でのペダルカ
バーの突出を抑えることができるから、操作ペダルを操
作する足がペダルカバーにぶつかるのを防止でき、操作
ペダルの操作性を高めて作業性を向上することができ
る。
【0062】請求項2の発明によれば、操作ペダルが中
立位置にあり該操作ペダルが前後方向に傾斜した状態と
なった場合でも、ペダルカバーをロック位置に配置した
ときには、操作ペダルの傾斜角度に対応して傾斜したペ
ダルカバーによって操作ペダルを覆うことができ、操作
ペダルの操作を中立位置で禁止することができる。
【0063】請求項3の発明によれば、ヒンジ連結部
を、床板側に設けられた床板側ブラケットと、該床板側
ブラケットに対応する位置でペダルカバーに設けられた
カバー側ブラケットと、これら各ブラケットを回動可能
に連結する連結ピンとによって構成しているから、床板
側ブラケットに対しカバー側ブラケットを連結ピンを中
心として回動可能に連結でき、床板に対しペダルカバー
を回動させることができる。
【0064】請求項4の発明によれば、床板に対するヒ
ンジ連結部の傾斜角度を、ロック位置にあるペダルカバ
ーの傾斜角度のほぼ2分の1としているから、ペダルカ
バーをロック位置に配置した場合には、床板に対するヒ
ンジ連結部の傾きとヒンジ連結部に対するペダルカバー
の傾きとにより中立位置の操作ペダルの傾斜角度とする
ことができ、中立位置の操作ペダルに沿ってペダルカバ
ーを配置することができる。
【0065】また、ペダルカバーをロック解除位置に配
置した場合には、床板に対するヒンジ連結部の傾きを、
ヒンジ連結部に対するペダルカバーの傾きとほぼ等しい
角度とすることにより、床板の上面とペダルカバーとを
平行にして床板にペダルカバーを密着させることがで
き、床板とペダルカバーとをほぼ同一平面に配置するこ
とができる。
【0066】請求項5の発明によれば、ペダルカバーを
操作ペダルより広い面積をもったほぼ長方形状の板材か
ら形成しているから、ロック位置ではペダルカバーによ
って操作ペダルを確実に覆って操作を禁止することがで
きる。また、ペダルカバーには該ペダルカバーをロック
位置からロック解除位置に回動させる足掛け突起を設け
ているから、運転者は足掛け突起に足をかけて操作する
ことにより、ペダルカバーをロック位置からロック解除
位置に容易に回動することができ、操作性を向上するこ
とができる。
【0067】請求項6の発明によれば、床板を、剛性材
料からなるベース板と弾性材料からなるフロアマットと
によって構成しているから、フロアマットによって乗り
心地を良好にすることができる。また、ペダルカバーを
ロック解除位置に配置したときには、該ペダルカバーを
フロアマットとほぼ同一平面に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す
正面図である。
【図2】キャブボックスの内部を拡大して示す一部破断
の斜視図である。
【図3】図2中の操作ペダル装置、ペダルロック装置等
を示す矢示 III−III 方向からみた拡大断面図である。
【図4】操作ペダル装置、ペダルロック装置を床板と一
緒に拡大して示す一部破断の平面図である。
【図5】ペダルロック装置のペダルカバーをロック位置
に配置した状態で示す図3中の矢示V−V方向からみた
拡大断面図である。
【図6】ペダルロック装置のペダルカバーをロック解除
位置に配置した状態で示す図5と同様位置からみた拡大
断面図である。
【符号の説明】
18 床板 19 ベース板 20 フロアマット 20B 上面 25 操作ペダル装置 27 オフセットペダル(操作ペダル) 28 ペダルロック装置(ペダルロック手段) 29 ヒンジ連結部 32 連結ピン 33 ペダルカバー 34 足掛け突起 α1 フロアマットに対する連結ピンの傾斜角度 α2 連結ピンに対するペダルカバーの傾斜角度 β フロアマットに対する中立位置にあるオフセットペ
ダルの傾斜角度 β フロアマットに対するロック位置に配置されたペダ
ルカバーの傾斜角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入野 照男 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機エ ンジニアリング株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械のキャブに位置して床板上に設
    けられた運転席と、該運転席の前側に位置して前記床板
    上に設けられ踏込み操作される操作ペダルと、該操作ペ
    ダルの踏込み操作を禁止するロック位置と踏込み操作を
    許すロック解除位置とに回動されるペダルロック手段と
    を備えた建設機械の操作ペダル装置において、 前記ペダルロック手段は、前記操作ペダルの近傍に位置
    して前記床板上に設けられたヒンジ連結部と、該ヒンジ
    連結部を介して回動可能に設けられ、ロック位置では前
    記操作ペダルを上側から覆い、ロック解除位置では前記
    床板の上面とほぼ同一平面をなす位置まで開くペダルカ
    バーとによって構成したことを特徴とする建設機械の操
    作ペダル装置。
  2. 【請求項2】 前記操作ペダルが中立位置にあるときに
    前記操作ペダルは前記床板に対して前後方向に一定の傾
    斜角度を有し、前記ヒンジ連結部は前記操作ペダルの左
    右方向の一側に配設し、前記ペダルカバーはロック位置
    で前記操作ペダルの傾斜角度に対応する角度をもって前
    後方向に延び、前記中立位置にある操作ペダルを上側か
    ら覆う構成としてなる請求項1に記載の建設機械の操作
    ペダル装置。
  3. 【請求項3】 前記ヒンジ連結部は、前記床板側に設け
    られた床板側ブラケットと、該床板側ブラケットに対応
    する位置で前記ペダルカバーに設けられたカバー側ブラ
    ケットと、これら各ブラケットを回動可能に連結する連
    結ピンとによって構成してなる請求項1または2に記載
    の建設機械の操作ペダル装置。
  4. 【請求項4】 前記ヒンジ連結部は前記ロック位置にあ
    るペダルカバーの傾斜角度のほぼ2分の1の角度をもっ
    て前記床板に対し傾斜させる構成としてなる請求項2ま
    たは3に記載の建設機械の操作ペダル装置。
  5. 【請求項5】 前記ペダルカバーは前記操作ペダルより
    広い面積をもったほぼ長方形状の板材からなり、前記ペ
    ダルカバーの左右方向の一側には、該ペダルカバーをロ
    ック位置からロック解除位置に回動させる足掛け突起を
    設けてなる請求項1,2,3または4に記載の建設機械
    の操作ペダル装置。
  6. 【請求項6】 前記床板は、剛性材料によって平板状に
    形成されたベース板と、該ベース板上に敷設された弾性
    材料からなるフロアマットとによって構成し、前記ヒン
    ジ連結部は前記ベース板に設けてなる請求項1,2,
    3,4または5に記載の建設機械の操作ペダル装置。
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