[go: up one dir, main page]

JPH11326828A - 立体画像表示装置 - Google Patents

立体画像表示装置

Info

Publication number
JPH11326828A
JPH11326828A JP10129940A JP12994098A JPH11326828A JP H11326828 A JPH11326828 A JP H11326828A JP 10129940 A JP10129940 A JP 10129940A JP 12994098 A JP12994098 A JP 12994098A JP H11326828 A JPH11326828 A JP H11326828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
images
mask pattern
parallax images
parallax
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10129940A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoshi Takigawa
智志 瀧川
Naosato Taniguchi
尚郷 谷口
Hideki Morishima
英樹 森島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MR System Kenkyusho KK
Original Assignee
MR System Kenkyusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MR System Kenkyusho KK filed Critical MR System Kenkyusho KK
Priority to JP10129940A priority Critical patent/JPH11326828A/ja
Publication of JPH11326828A publication Critical patent/JPH11326828A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2像、あるいは多像の視差画像を表示する場
合に、2像と多像を切り換えて表示する事の可能な立体
画像表示装置を得ること。 【解決手段】 離散的な画素構造を有する光変調器の表
示面に開口部と遮光部とを複数個、所定のピッチで水平
方向と垂直方向に配列したマスクパターンを形成し、該
光変調器に光源手段からの光束を照射して、パターン化
した光束とし、該パターン化した光束を光学系を通過さ
せて離散的な画素構造を有し、走査線を利用して少なく
とも2つの視差画像を表示したディスプレイを照明し、
該ディスプレイに表示した少なくとも2つ以上の視差画
像に基づく光束を各々観察者の右目と左目に導光して、
該ディスプレイに表示した画像情報を立体的に観察する
立体画像表示装置において、該視差画像の画像数に応じ
て該マスクパターンのパターン形状を切り換える構成と
したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は立体画像表示装置に
関し、特にテレビ、ビデオ、コンピュータモニタ、ゲー
ムマシン等のディスプレイデバイス(ディスプレイ)に
おいて画像情報の立体表示を行い、所定の観察領域から
特殊な眼鏡を使用することなく画像情報の立体観察を行
う際に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より立体画像の観察方法としては、
例えば偏光眼鏡を用いて互いに異った偏光状態に基づく
視差画像を観察する方法や、レンチキュラーレンズを用
いて複数の視差画像(視点画像)のうちから所定の視差
画像を観察者の眼球に導光する方法が提案されている。
【0003】特殊な偏光眼鏡をかけることなく、立体画
像表示を行うレンチキュラーレンズを用いた方法は、デ
ィスプレイデバイスの観察者側にレンチキュラーレンズ
を設け、ディスプレイデバイス上に表示された視差画像
の画素毎に指向性を与えて観察者に立体像を認識させて
いる。
【0004】レンチキュラーレンズを用いた方式は偏光
眼鏡を用いないで立体視が出来るという利点があるが、
この方式によれば、ディスプレイの前面にレンチキュラ
ーレンズシートを配置するため、画面がざらつくという
問題を有していた。
【0005】これに対し本発明者らは特願平8―148
611号や特願平8―250943号等において広い視
域において良好なる立体像が観察できる立体画像表示装
置を達成している。
【0006】同号では市松模様の開口部を有したマスク
パターンと該マスクパターンを照明する光源手段と、水
平方向と垂直方向とで光学作用の異なるマイクロ光学素
子と透過型のディスプレイデバイスとを有し、該ディス
プレイデバイスに右目用の視差画像と左目用の視差画像
のそれぞれを多数のストライプ状の画素に分割して得た
ストライプ合成画像を表示し、該光源手段より射出する
光束に該マイクロ光学素子で指向性を与えて該ストライ
プ合成画像を照射し、該光束を少なくとも2つの領域に
分離させて該ストライプ合成画像を立体画像として観察
者に視認せしめる立体表示装置を提案している。
【0007】また、大画面で立体画像を観察するのに適
した方式としてプロジェクション方式の立体ディスプレ
イが特開平3−65943号公報,特開平4―4044
0号公報等に開示されている。特開平―40440号公
報の一部を引用する。図46はその構成を示す斜視図で
ある。対象物100を異なる4方向から撮影するカメラ
31―34の出力を4台のプロジェクター21−24に
入力してレンチキュラーレンズアレイ11,12を背中
合わせにした立体表示パネル10’に向けて投影する。
立体表示パネル10’は透過型ダブルスクリーンとして
使用しているので、立体表示パネル10’を挟んでプロ
ジェクター20と観察者200は反対側に位置すること
になる。
【0008】図47は、図46の立体表示装置が立体に
見える原理を示したもので、対象物100の異なる4方
向の画像をプロジェクター20で透過型ダブルスクリー
ンである立体表示パネル10’に向けて投影する。立体
表示パネル10’は2枚のレンチキュラーレンズアレイ
11,12が貼り合わされていて、その間に拡散層13
を設けてある。拡散層13の位置は両レンチキュラーレ
ンズ11,12の概ね焦点面になるようにしてある。レ
ンチキュラーレンズアレイ11,12の特徴は、投影し
た像がプロジェクター20でレンチキュラーレンズアレ
イ11に投影した距離と同じ距離に、投影したそのまま
の像が再現されることになることである。
【0009】プロジェクタ21−24の隣接する相互間
の間隔が両眼間隔に並べてあると、再現像41−44も
観察距離で両眼間隔に再現される。その位置に観察者2
00が居ると、投影された再現像42,43に映像視差
があるので、観察者200は立体像を見ることができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らが先に提案
した立体画像表装置はマスクパターンを開口部と遮光部
とを複数個市松模様に構成し、また、マイクロ光学素子
として一方向に屈折力を有する複数のシリンドリカルレ
ンズより成るレンチキュラーレンズを2つシリンドリカ
ルレンズの配置方向が互いに直交するようには位置した
構成をとっている。
【0011】この先に提案した立体画像表示装置では、
表示する視差画像数と観察距離に応じて専用のマイクロ
光学素子を必要とした。本発明の第一の目的は、2像、
あるいは立体視域拡大や回り込み像表示のために3像以
上の多像の視差画像を表示する場合に、2像と多像を切
り換えて表示する事の可能な立体画像表示装置の提供で
ある。
【0012】また、先に提案した立体画像表装置は、表
示画面と同一サイズのマスクパターンを表示するための
光変調器と、視差画像を表示するためのディスプレイデ
バイスを必要としている。
【0013】さらに、プロジェクション方式の立体画像
表示装置は大画面の表示に適しているが、光学系に光路
長が必要で、形態が大型となる傾向があった。本発明の
第2目的は、前記の第一の目的を満たす立体画像表示装
置に改良を加えた複数の立体画像表示装置を用いた、形
態が小型で、かつ製作の容易な大画面の立体画像表示シ
ステムの提供である。
【0014】さらに、前記の第一の目的を満たす立体画
像表示装置では画像数の切り換えの際に、立体像の観察
距離が変化するため1ユニットで多像表示をする場合に
不都合が生ずる。
【0015】本発明の第3目的は、画像数を切り換えた
場合にも観察距離が変化しない立体画像表示装置の提供
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の立体画像表示装
置は、 (1-1) 離散的な画素構造を有する光変調器の表示面に
開口部と遮光部とを複数個、所定のピッチで水平方向と
垂直方向に配列したマスクパターンを形成し、該光変調
器に光源手段からの光束を照射して、パターン化した光
束とし、該パターン化した光束を光学系を通過させて離
散的な画素構造を有し、走査線を利用して少なくとも2
つの視差画像を表示したディスプレイを照明し、該ディ
スプレイに表示した少なくとも2つ以上の視差画像に基
づく光束を各々観察者の右目と左目に導光して、該ディ
スプレイに表示した画像情報を立体的に観察する立体画
像表示装置において、該視差画像の画像数に応じて該マ
スクパターンのパターン形状を切り換える構成としたこ
と特徴としている。
【0017】特に、 (1-1-1) 前記光学系は垂直方向に母線を持つ縦シリン
ドリカルレンズより成る縦シリンドリカルレンズアレイ
と、水平方向に母線を持つ横シリンドリカルレンズより
成る横シリンドリカルレンズアレイとを有しているこ
と。
【0018】(1-1-2) 前記横シリンドリカルレンズア
レイの横シリンドリカルレンズの配列ピッチが、前記光
変調器の表示画素幅に対して、mを整数として、2×m
倍に等しく設定したこと。
【0019】(1-1-3) 前記視差画像を、nを2×mの
2以上の約数として、nヶの視差画像に等しく設定した
こと。
【0020】(1-1-4) 前記視差画像の個数nに応じ
て、前記の視差画像が観察位置においてn個の縦ストラ
イプ状の領域に投射されるように、前記マスクパターン
のパターン形状を切り換えるマスクパターン切り換え手
段を設けたこと。
【0021】(1-1-5) 前記n個の視差画像が観察位置
においてn個の縦ストライプ状の領域に投射される際、
前記マスクパターンのパターン形状を周期的に変化さ
せ、これに同期して前記ディスプレイに表示される視差
画像を切り換え表示し、縦ストライプ状の同一領域に投
射される視差画像が常に同一の視差画像となるよう同期
手段を設けたこと。等を特徴としている。
【0022】本発明の立体画像表示システムは、 (2-1) 前記(1-1)の構成の立体画像表示装置を1ユニッ
トとし、該ユニットを複数個併置したことを特徴とす
る。
【0023】特に、 (2-1-1) 併置した前記複数個の立体画像表示装置ユニ
ットの個数に応じて前記マスクパターンのパターン形状
を切り換えると同時に、視差画像の個数を切り換えて使
用する構成にしたことである。
【0024】(2-2) 離散的な画素構造を有する光変調
器の表示面に開口部と遮光部とを複数個、所定のピッチ
で水平方向と垂直方向に配列したマスクパターンを形成
し、該光変調器に光源手段からの光束を照射して、パタ
ーン化した光束とし、該パターン化した光束を光学系を
通過させて離散的な画素構造を有し、走査線を利用して
少なくとも2つの視差画像を表示したディスプレイを照
明し、該ディスプレイに表示した少なくとも2つ以上の
視差画像に基づく光束を各々観察者の右目と左目に導光
して、該ディスプレイに表示した画像情報を立体的に観
察する立体画像表示装置において、前記光学系は垂直方
向に母線を持つ縦シリンドリカルレンズより成る縦シリ
ンドリカルレンズアレイと、水平方向に母線を持つ横シ
リンドリカルレンズより成る横シリンドリカルレンズア
レイとを有しており、視差画像数を切り換え表示する際
に、同一観察距離での立体視を可能とするために、mを
3以上の整数、nを2以上の整数として、横シリンドリ
カルレンズアレイのレンズピッチHvを光変調器の画素
幅のm倍に設定し、縦レンチキュラレンズのレンズピッ
チHlを3m×n倍の近傍に設定したことを特徴とす
る。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の立体画像表示装置の実施
形態1を、図1から図27を用いて説明する。図1は本
実施形態1の外観図である。同図において、500は本
装置全体を示す本体である。600はディスプレイ表示
部、600aは立体画像表示用ウインドウ部(表示部)
である。
【0026】図2は実施形態1のシステムを説明したブ
ロック図である。同図においてディスプレイ表示部60
0は、視差のある立体像(視差画像)の表示、あるいは
視差のない普通の画像(2次元画像)の表示を行うため
の液晶等の透過型ディスプレイデバイス(ディスプレ
イ)4と、マスクパターンを表示するための液晶等の透
過型の光変調器2と、バックライト光源(光源手段)1
を有しており、ディスプレイデバイス4と光変調器2と
の間には母線方向が直交する2枚のレンチキュラーレン
ズ3,7が配置されている。
【0027】光変調器駆動回路10は、光変調器2に表
示されるマスクパターンを処理するマスクパターン処理
手段11からの信号に基づき光変調器2を駆動する。デ
ィスプレイ駆動回路6は、画像処理手段5からの信号に
基づきディスプレイ4に視差画像の表示、あるいは2次
元画像の表示を行っている。
【0028】画像数切り換え手段12はディスプレイ4
に表示する視差画像の数に応じて観察者によって切り換
えている。画像数切り変え手段12からの信号は画像処
理手段5、およびマスクパターン処理手段11に伝達さ
れる。また、マスクパターン処理手段11と画像処理手
段5は同期信号の交換や、視差画像と2次元画像を混在
して表示する際の、ウインドウ600aの位置情報の交
換を行う。
【0029】図3,図4,図5は本発明に係る立体画像
表示用ウインドウ部600aの一部の要部概略図であ
る。
【0030】これらの図は光変調器2に表示されるマス
クパターン9のパターン内容と、ディスプレイデバイス
4に表示される視差画像の内容が異なるだけで他の構成
は同じである。ウインドウ部600a以外の部分も光変
調器2に表示されるマスクパターンのパターン内容が異
なるだけで各要素の構成は同じである。
【0031】図3において、1はバックライト光源(光
源手段)、2は光変調器で立体画像表示用ウインドウ6
00aに対応する部分では、その表示面に所定の開口部
8、遮光部からなるマスクパターン9が形成されてい
る。
【0032】7は横方向Hに母線を有する横レンチキュ
ラーレンズ(横シリンドリカルレンズアレイ)であり、
多数の平凸の横シリンドリカルレンズを垂直方向Vに並
べて構成している。
【0033】横レンチキュラーレンズ7は、マスクパタ
ーン9の開口が、ディスプレイデバイス4の画像表示面
に結像するようにレンズ曲率を設定している。
【0034】横レンチキュラーレンズ7のレンズピッチ
(幅)Vlは,mを整数として、マスクパターン9の開
口部8の垂直方向幅Vmの2×m倍に等しく設定してい
る。本図ではm=3の場合を示している。
【0035】3は縦方向Vに母線を有する縦レンチキュ
ラレンズ(縦シリンドリカルレンズアレイ)であり、多
数の平凸の縦シリンドリカルレンズを水平方向Hに並べ
て構成している。縦レンチキュラーレンズ3はこれを構
成する各シリンドリカルレンズのほぼ焦点位置にマスク
パターン9がくるようにレンズ曲率を設定している。
【0036】マスクパターン9の開口部8、遮光部の水
平方向ピッチHmは縦レンチキュラーレンズ3の縦シリ
ンドリカルレンズの1ピッチ(幅)Hlに対応してい
る。
【0037】4は画像表示用のディスプレイデバイス
(ディスプレイ)であり、透過型液晶素子などで構成し
ている。
【0038】尚、図3では、ディスプレイデバイス4、
光変調器2のカバーガラスや、偏光板、そして電極など
は省略して示し、表示面の表示画像、マスクパターン形
状は模式的に表示している。El 、Erは画像観察者
の左右眼を示す。ここで、光変調器2の表示面に表示す
る開口部、遮光部からなるマスクパターン9について図
6〜図8を用いて説明する。図6,図7,図8は、それ
ぞれ図3,図4、図5に示したマスクパターン9の正面
図を示している。
【0039】これらの図に示すように、マスクパターン
9は水平方向のピッチHm、垂直方向の幅Vmの開口部
8と遮光部から構成されている。水平方向のピッチHm
は2×mヶの画素から構成され、垂直方向の幅Vmは1
画素から構成されている。図ではm=3の場合を示して
いる。
【0040】ただし、図7,図8ではパターンの一部@
で水平方向にピッチの補正を行っている。ピッチ補正の
内容は後に記す。次に、ディスプレイデバイス4に表示
する視差画像について図9,図10を用いて説明する。
【0041】図9,図10は視差画像合成の説明図であ
り、それぞれ図3,図4に対応した場合を示している。
【0042】図2に示した画像処理手段5は、図9では
視差画像G1とG2を、また図10では視差画像G1,
G2,G3を図示するように多数の横ストライプ状のス
トライプ画像に分割し、視差画像G1、G2、G3から
作成されるストライプ画像G1i、G2i、G3iを,
走査線ごとにならべ換えて合成視差画像とする。
【0043】即ち図9では2ヶの視差画像から合成され
た合成視差画像が得られ、図10では3ヶの視差画像か
ら合成された合成視差画像が得られる。このようにして
作成された画像データは、図2のディスプレイ駆動回路
6に入力され、ディスプレイデバイス4に表示される。
【0044】同様に、図5に対応したストライプ画像デ
ータも6ヶの視差画像から合成される。
【0045】次に、図11〜図20を用いて立体画像表
示の作用を説明する。図11〜図14は2ヶの視差画像
が表示される図3に対応し、図15〜図20は3ヶの視
差画像が表示される図4に対応した説明図である。
【0046】図11は、立体画像表示用ウインドウ60
0aの一部の水平断面図である。
【0047】同図において、バックライト光源1からの
光は、光変調器2のマスクパターン9の開口部8から射
出され、横シリンドリカルレンズ7を通過する。(この
断面方向では、横レンチキュラーレンズは特に作用しな
い。) そして、縦レンチキュラレンズ3を構成する各シリンド
リカルレンズにより、マスクパターン9の透過光束が観
察者の眼球E1に照射される。
【0048】この眼球E1用に照射される光束は、縦レ
ンチキュラーレンズ3と観察者との間に設けたディスプ
レイディバイス4に表示された画像(合成視差画像)で
変調される。この断面では、図9で示した視差画像G1
から合成されたライン状のストライプ画像G11,G1
3,G15,… を通り、観察位置では幅Eの眼球E
1用の照射ストライプ光束となる。
【0049】同様に、図12に示すように、図11の1
走査線下の走査線に相当する断面の光束は眼球E2に照
射される。この眼球E2用に照射される光束は、縦レン
チキュラーレンズ3と観察者との間に設けたディスプレ
イディバイス4に表示された画像(合成視差画像)で変
調される。この断面では、図9で示した視差画像G2か
ら合成されたライン状のストライプ画像G22、G2
4、G26、…を通り、観察位置では幅Eの眼球E2用
の照射ストライプ光束となる。
【0050】図13は立体画像表示用ウインドウ600
aの垂直断面図である。この断面ではバックライト光源
1で照射されたマスクパターン9の開口部8は横レンチ
キュラレンズ7の作用によりディスプレイデバイス4の
画像表示面に光変調器2の画素幅がディスプレイデバイ
ス4の画素幅になる倍率で結像する構成となっているた
め、光変調器2とディスプレイデバイス4と横レンチキ
ュラーレンズ7の位置を適切に設定することにより、視
差画像G1の要素ストライプ画像のみが照射される。
【0051】同様に、図14に示すように、図13の1
画素隣の画素列では視差画像G2の要素ストライプ画像
のみが照射される。従って、視差画像G1,G2を眼球
E1,E2に対応した視差画像に設定することにより観
察者は左右の目でそれぞれの視差画像を分離独立して観
察する事になり、立体画像が観察できる。
【0052】図15〜図20の3ヶの視差画像の場合も
同様にして視差画像G1,G2,G3からの成分は図1
5,図16,図17に示すように眼球位置E1,E2,
E3に照射され、この領域に両眼を置くことにより立体
画像が観察可能となる。視差画像が6ヶの図5の場合も
同様にして幅6×Eの領域に6ヶの視差画像が照射され
るため広い観察領域で立体画像観察が可能となる。
【0053】次に、水平断面での光学系の構成条件を図
11を用いて説明する。なお、本実施形態においては各
光学素子間の距離を換算距離で取り扱う。換算距離とは
ディスプレイデバイス、光変調器においては表示面、レ
ンチキュラレンズにおいては、距離を測ろうとする側の
主点を夫々基準点として2つの光学系素子間の距離を空
気中の値に換算した所謂光学的距離である。
【0054】同図に示すように、縦レンチキュラレンズ
3とマスクパターン9との距離(縦レンチキュラーレン
ズ3のマスク側の主点とマスクパターン9との距離を空
気中の値に換算した光学的間隔)をLh2、予め定めら
れた観察位置から縦レンチキュラーレンズ3までの距離
(観察位置と縦レンチキュラーレンズ3の観察者側の主
点との空気中の値に換算した光学的間隔)をLh1,マ
スクパターン9の開口部8の水平方向の幅をHmw、隣
り合う開口部8と遮光部の水平方向のピッチをHm,縦
レンチキュラーレンズ3を構成している縦シリンドリカ
ルレンズのピッチ(幅)をHl、観察者の左右眼の間隔
をEとするとき、下記の条件を満たすように構成してい
る。 E/(Hm/2)=Lh1/Lh2 …………… 式1 Lh1/(Lh1+Lh2)=Hl/Hm …………… 式2
【0055】次に、図3の2像(2つの視差画像)表示
から図4,図5のように3像、6像に視差画像数を切り
換えた場合のマスクパターン9のピッチ補正の内容につ
いて図21〜図23を用いて説明する。
【0056】これらの図は本装置500の水平断面を示
しており、Aはマスクパターン9の位置、Bは縦レンチ
キュラー3の主点位置、Cは画像表示位置4、Dは観察
位置を示す。図21は視差画像が2像表示の場合で図3
に対応し、図22は3像表示で図4に対応し、図23は
6像表示で図5に対応する。2像表示の図21において
観察者の眼球位置E1に幅Eで照射されるマスクパター
ン9の開口部8はHmw1,E2に照射される開口部は
Hmw2で示してあり、それぞれ光変調器2の3画素か
らなっている。諸元は前記の通りで式1、2を満たして
いる。次に3像にきり換えた場合の図22においては、
眼球位置E1,E2,E3に幅Eで照射される開口部H
mw1,Hmw2,Hmw3はそれぞれ2画素から構成
されている。この場合には観察距離を3×Lh/2に設
定して、下記の条件を満たすようにマスクパターン9を
構成する。
【0057】 E/(Hm/3)=(3×Lh1/2)/Lh2 …………… 式3 (3×Lh1/2)/((3×Lh1/2)+Lh2)=Hl/He…式4 Lh1>>Lh2であるから式4は近似的に He=(1−Lh2/(3×Lh1))×Hm ………… 式5 である。
【0058】ただしマスクパターン9の構成が離散的で
あるため、必要に応じてパターンピッチの補正を行う。
図7に示した@部のピッチの不連続部はこの状況を模式
的に示すものである。
【0059】図23に示す視差画像が6像の場合も同様
に観察距離を3×Lh1に設定し He=(1−2×Lh2/(3×Lh1))×Hm ………… 式6 としてマスクパターンを構成する。ただしマスクパター
ン9の構成が離散的であるため、必要に応じてパターン
ピッチの補正を行う。図8に示した@部のピッチの不連
続部はこの状況を模式的に示すものである。
【0060】次に、視差画像数を多像にした場合の解像
度の劣化対策について記す。これまでの説明では、図3
に示す2像表示の場合、光変調器のマスクパターン9は
図6、ディスプレイデバイス4の視差画像は図9であ
り、図4の3像表示ではマスクパターンは図7、視差画
像表示は図10であり、観察者は左右それぞれの目で、
2像の場合は原画像の1/2,3像の場合は原画像の1
/3の縦方向解像度の画像を観察することになる。図8
の6像の場合も同様にして原画像の1/6の縦解像度の
画像を観察することになる。
【0061】この解像度の劣化を回避するため、本実施
形態では例えば3像の場合には図7、図10、および図
24から図27に示すようにマスクパターン9と視差画
像の表示を同期して切り替えて時分割表示することによ
り、観察者に原画像と同等の解像度の画像を観察せしめ
ている。
【0062】以下にこの内容を説明する。図7はマスク
パターンの、図10はこれに対応する視差画像の第一の
状態を示している。この場合、観察者の視点E1では図
10に示すG11,G14,G17,…の画像を観察す
ることになる。
【0063】次に、マスクパターンを図24、視差画像
を図26の第二の状態に切り替えることにより、視点E
1からはG12,G15,G18,…の画像が観察でき
る。さらに図25、図27の第三の状態に切り換えれば
G13,G16,G19…の画像を観察できる。これら
第一から第三の状態を画像表示の1フレーム時間内に切
り替え表示することにより、縦方向解像度の向上が可能
となる。
【0064】実施形態2は実施形態1に示した内容の立
体ディスプレイ装置を複数個併置したマルチ画面表示の
立体ディスプレイ装置である。以下、図28〜図30を
用いて本実施形態2の説明をする。
【0065】図28は、基本的には実施形態1に示した
構成のディスプレイ装置と同様である。実施形態1との
相違点はこのディスプレイ500を複数個併置した場合
に使用しやすい形態になっていることと、併置する場合
の位置決め用の部材を有することである。
【0066】本実施形態では本体500の図示されてい
ない背面に位置決め用の部材が設けられている。
【0067】図29は、図28のディスプレイ500を
例えば縦3ヶ、横3ヶ並べて設置した状態を示してい
る。700は背面の保持板で前記の本体500の背面に
設けられた位置決め部材を用いて複数のディスプレイユ
ニットを保持している。800は装置全体を支える台座
である。
【0068】図30は本実施形態2のシステムブロック
図である。個々のディスプレイ500は、実施形態1の
図2で示したディスプレイ駆動回路6、画像処理手段
5、光変調器駆動回路10、マスクパターン処理手段1
1、および画像数切り替え手段12で構成されたディス
プレイ制御手段13で制御される。
【0069】14はマルチディスプレイ制御手段で、個
々のディスプレイ制御手段13の画像数切り替え手段を
制御するマルチ画像切り換え手段と画像処理手段、マス
クパターン制御手段の同期を確保する同期手段を有して
いる。
【0070】以上の構成により観察者は必要に応じてマ
ルチディスプレイ制御手段14を操作することにより、
図28に示すように一台のディスプレイとして2像表示
の画像を観察したり、図29に示すように複数のディス
プレイの併置されたマルチ画面で、像数を例えば6像に
切り替え、実施形態1で説明したように、観察距離を大
きくして観察することが可能となる。
【0071】マルチ画面で個々に独立の映像を表示した
り、複数のディスプレイを一画面として、一つの映像を
表示するには公知の技術が応用できる。
【0072】実施形態1、実施形態2では視差画像を切
り替えた場合には、それに応じて観察距離が変化する。
これは実施形態2のように、観察距離を大きく取って大
画面で使用する場合に適しているが、1台のディスプレ
イで像数を変えて使用する場合には観察距離が変化する
ことは不都合である。
【0073】本発明の実施形態3はかかる不都合を解消
し、観察領域を拡大したり、回り込み表示を行うために
多像化した場合にも観察距離が変化しないディスプレイ
装置である。
【0074】以下、図31〜図45を用いて本実施形態
を説明する。図31は、本実施形態3の要部概略図で視
差画像を2像表示している場合を示す。実施形態1を示
す図3とは、横レンチキュラー7のレンチキュラーレン
ズのピッチVlと、マスクパターンの9のパターン形状
が異なる。
【0075】本実施形態3では、ピッチVlはマスクパ
ターン9の垂直方向の幅Vmの3倍となっている。
【0076】図32、33は本実施形態でのマスクパタ
ーン9の説明図で、図32は図31に対応した2像表示
の場合、図33は3像表示の場合を示す。視差画像につ
いては実施形態1と同様で2像の場合は図9、3像の場
合は図10の画像を使用する。
【0077】図34〜図37は2像表示の場合のディス
プレイの水平断面説明図、図38〜図43は3像表示の
場合の水平断面説明図である。
【0078】図34において、図32に示した形状を有
するマスクパターン9の開口部8からの光束は、図9に
示す画像データを有する光変調器4のストライプ画像G
11,G13,G15…を通って眼球位置E1,E3,
E5が照射される。その一つ下の走査線の断面では図3
5に示すように開口部8からの光束はG22,G24,
G26…を通って視点E2,E4,E6が照射される。
【0079】図36はディスプレイの垂直断面説明図
で、横レンチキュラーレンズ7は光変調器の3画素を1
ピッチとして構成されており、マスクパターン9の開口
部8、遮光部が光変調器の画像表示面に結像している。
【0080】図37はその一つ隣の垂直断面説明図であ
る。以上の構成により図34において眼球位置E1,E
2、またはE3,E4、またはE4,E6に両眼を置く
ことにより立体像の観察が可能である。
【0081】図38は3像表示の場合の水平断面図であ
る。この場合、マスクパターンは図33に示すものを使
用しており、マスクパターン9の開口部8からの光束は
図10のストライプ画像のG11,G14,G17…を
通り眼球位置E1,E3に照射される。同様に1ライン
下の水平断面図39ではG22,G25,G28…はE
2,E4に照射され、さらに一つ下のラインでは図40
のようにG33,G36,G39…がE3,E6に照射
される。
【0082】したがって両眼をE1,E2,E3あるい
はE4,E5,E6の範囲に置けば立体視が可能であ
る。
【0083】図41、42、43は垂直断面説明図で、
隣り合った断面を示している。マスクパターンの画像表
示面への結像の様子は2像表示の場合と同様である。そ
の内容を、さらに図44〜図45で説明する。図44は
図32に対応する2像表示の場合で、図45は図33に
対応する3像表示の場合である。両図でマスクパターン
の開口部の幅Hmwは同一であるから、観察距離Lh1
は2像、3像に関わらず一定である。
【0084】また、本実施形態では縦レンチキュラーレ
ンズのレンズピッチHlを光変調器の横方向画素幅の6
倍近傍で、横レンチキュラレンズのレンズピッチVlを
光変調器の垂直方向幅Vmの3倍の、2像と3像の切り
替えについて記したが、mを3以上の整数、nを2以上
の整数として、横シリンドリカルレンズアレイのレンズ
ピッチHvを光変調器の画素幅のm倍に設定し、縦レン
チキュラレンズのレンズピッチHlを光変調器の画素幅
のm×n倍の近傍に設定することにより、所望の像数で
の切り替え可能で、かつ観察距離の変化しない立体画像
表示装置が提供できる。
【0085】さらに、実施形態1で記した時分割画像表
示を本実施形態に応用すれば高精細のディスプレイとな
る。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、光変調器
に表示するマスクパターンとディスプレイデバイスに表
示する視差画像数を連動して切り換えることにより、ハ
ード構成が同一で観察距離が変化する像数切り換え型の
立体画像表示装置、あるいは観察距離の変化しない像数
切り換え型の立体画像表示装置が提供できる。
【0087】また、観察距離が変化する像数切り換え型
の立体画像表示装置を複数個併置する事によりマルチ型
の大画面立体画像表示装置が提供できる。従って、多像
表示による立体視領域の拡大や立体像の回り込み表示が
可能となり、また大画面での立体表示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の外観図
【図2】実施形態1のシステムブロック図
【図3】実施形態1の表示部の腰部概略図
【図4】実施形態1の表示部の腰部概略図
【図5】実施形態1の表示部の腰部概略図
【図6】実施形態1のマスクパターンの説明図
【図7】実施形態1のマスクパターンの説明図
【図8】実施形態1のマスクパターンの説明図
【図9】実施形態1の画像合成の説明図
【図10】実施形態1の画像合成の説明図
【図11】実施形態1の光学作用の説明図
【図12】実施形態1の光学作用の説明図
【図13】実施形態1の光学作用の説明図
【図14】実施形態1の光学作用の説明図
【図15】実施形態1の光学作用の説明図
【図16】実施形態1の光学作用の説明図
【図17】実施形態1の光学作用の説明図
【図18】実施形態1の光学作用の説明図
【図19】実施形態1の光学作用の説明図
【図20】実施形態1の光学作用の説明図
【図21】実施形態1の画像数切り換えの説明図
【図22】実施形態1の画像数切り換えの説明図
【図23】実施形態1の画像数切り換えの説明図
【図24】実施形態1のマスクパターンの説明図
【図25】実施形態1のマスクパターンの説明図
【図26】実施形態1の画像領域の説明図
【図27】実施形態1の画像領域の説明図
【図28】本発明の実施形態2の外観図
【図29】本発明の実施形態2の外観図
【図30】実施形態2のシステムブロック図
【図31】実施形態3の表示部の腰部概略図
【図32】実施形態3のマスクパターンの説明図
【図33】実施形態3のマスクパターンの説明図
【図34】実施形態3の光学作用の説明図
【図35】実施形態3の光学作用の説明図
【図36】実施形態3の光学作用の説明図
【図37】実施形態3の光学作用の説明図
【図38】実施形態3の光学作用の説明図
【図39】実施形態3の光学作用の説明図
【図40】実施形態3の光学作用の説明図
【図41】実施形態3の光学作用の説明図
【図42】実施形態3の光学作用の説明図
【図43】実施形態3の光学作用の説明図
【図44】実施形態3の画像数切り換えの説明図
【図45】実施形態3の画像数切り換えの説明図
【図46】プロジェクション方式立体画像表示装置の従
来例
【図47】プロジェクション方式立体画像表示装置の従
来例
【符号の説明】
1 バックライト光源 2 光変調器 3 縦レンチキュラーレンズ(縦シリンドリカルレン
ズアレイ) 4 ディスプレイデバイス 5 像処理手段 6 ディスプレイ駆動回路 7 横レンチキュラーレンズ(横シリンドリカルレン
ズアレイ) 8 マスクパターンの開口部 9 マスクパターン 10 光変調器駆動回路 11 マスクパターン処理手段 12 画像数切り換え手段 13 ディスプレイ制御手段 14 マルチディスプレイ制御手段 54 観察者 500 立体ディスプレイ装置 600 画像表示部 700 ディスプレイ保持板 800 台座 E 観察者の眼間距離 Hm マスクパターンの開口部の水平方向のピッチ幅 Vm マスクパターンの開口部の垂直方向の幅 Hl 縦レンチキュラーレンズを構成する縦シリンド
リカルレンズのピッチ幅 Hmw マスクパターンの開口部の水平方向の幅 Pv1 ディスプレイディバイス上のストライプ画素の
垂直方向の幅 Lh1 観察者と縦レンチキュラーレンズと換算距離 Lh2 縦レンチキュラーレンズとマスクパターンとの
換算距離 Vl 横レンチキュラーレンズを構成する横シリンド
リカルレンズのピッチ Lv1 ディスプレイデバイスと横レンチキュラーレン
ズとの換算距離 Lv2 横レンチキュラーレンズとマスクパターンとの
換算距離
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図44
【補正方法】変更
【補正内容】
【図44】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図45
【補正方法】変更
【補正内容】
【図45】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森島 英樹 神奈川県横浜市西区花咲町6丁目145番地 株式会社エム・アール・システム研究所 内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離散的な画素構造を有する光変調器の表
    示面に開口部と遮光部とを複数個、所定のピッチで水平
    方向と垂直方向に配列したマスクパターンを形成し、該
    光変調器に光源手段からの光束を照射して、パターン化
    した光束とし、該パターン化した光束を光学系を通過さ
    せて離散的な画素構造を有し、走査線を利用して少なく
    とも2つの視差画像を表示したディスプレイを照明し、
    該ディスプレイに表示した少なくとも2つ以上の視差画
    像に基づく光束を各々観察者の右目と左目に導光して、
    該ディスプレイに表示した画像情報を立体的に観察する
    立体画像表示装置において、 該視差画像の画像数に応じて該マスクパターンのパター
    ン形状を切り換える構成としたことを特徴とする立体画
    像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記光学系は垂直方向に母線を持つ縦シ
    リンドリカルレンズより成る縦シリンドリカルレンズア
    レイと、水平方向に母線を持つ横シリンドリカルレンズ
    より成る横シリンドリカルレンズアレイとを有している
    ことを特徴とする請求項1の立体画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記横シリンドリカルレンズアレイの横
    シリンドリカルレンズの配列ピッチが、前記光変調器の
    表示画素幅に対して、mを整数として、2×m倍である
    ことを特徴とする請求項2の立体画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記視差画像が、nを2×mの2以上の
    約数として、nヶの視差画像からなることを特徴とする
    請求項3の立体画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記視差画像の個数nに応じて、前記マ
    スクパターンのパターン形状を切り換え、前記視差画像
    が観察位置においてn個の縦ストライプ状の領域に投射
    されることを特徴とする請求項4の立体画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記n個の視差画像が観察位置において
    n個の縦ストライプ状の領域に投射される際、前記マス
    クパターンのパターン形状を周期的に変化させ、これに
    同期して前記ディスプレイに表示される視差画像を切り
    換え表示し、縦ストライプ状の同一領域に投射される視
    差画像が常に同一の視差画像となることを特徴とする請
    求項5の立体画像表示装置。
  7. 【請求項7】 離散的な画素構造を有する光変調器の表
    示面に開口部と遮光部とを複数個、所定のピッチで水平
    方向と垂直方向に配列したマスクパターンを形成し、該
    光変調器に光源手段からの光束を照射して、パターン化
    した光束とし、該パターン化した光束を光学系を通過さ
    せて離散的な画素構造を有し、走査線を利用して少なく
    とも2つの視差画像を表示したディスプレイを照明し、
    該ディスプレイに表示した少なくとも2つ以上の視差画
    像に基づく光束を各々観察者の右目と左目に導光して、
    該ディスプレイに表示した画像情報を立体的に観察する
    立体画像表示装置において、 該視差画像の画像数に応じて該マスクパターンのパター
    ン形状を切り換える構成としたことを特徴とする立体画
    像表示装置を1ユニットとし、該ユニットを複数個併置
    したことを特徴とする立体画像表示システム。
  8. 【請求項8】 併置した前記複数個の立体画像表示装置
    のユニットの個数に応じて前記のマスクパターンのパタ
    ーン形状を切り換えると同時に、視差画像の個数を切り
    換えて使用することを特徴とする請求項7の立体画像表
    示システム。
  9. 【請求項9】 離散的な画素構造を有する光変調器の表
    示面に開口部と遮光部とを複数個、所定のピッチで水平
    方向と垂直方向に配列したマスクパターンを形成し、該
    光変調器に光源手段からの光束を照射して、パターン化
    した光束とし、該パターン化した光束を光学系を通過さ
    せて離散的な画素構造を有し、走査線を利用して少なく
    とも2つの視差画像を表示したディスプレイを照明し、
    該ディスプレイに表示した少なくとも2つ以上の視差画
    像に基づく光束を各々観察者の右目と左目に導光して、
    該ディスプレイに表示した画像情報を立体的に観察する
    立体画像表示装置において、 前記光学系は垂直方向に母線を持つ縦シリンドリカルレ
    ンズより成る縦シリンドリカルレンズアレイと、水平方
    向に母線を持つ横シリンドリカルレンズより成る横シリ
    ンドリカルレンズアレイとを有しており、 mを3以上の整数、nを2以上の整数として、横シリン
    ドリカルレンズアレイのレンズピッチHvを光変調器の
    表示画素幅のm倍に設定し、縦レンチキュラレンズのレ
    ンズピッチHlをm×n倍の近傍に設定し、視差画像数
    を切り換え表示する際に、同一観察距離で立体視が可能
    であることをを特徴とする立体画像表示装置。
JP10129940A 1998-05-13 1998-05-13 立体画像表示装置 Pending JPH11326828A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10129940A JPH11326828A (ja) 1998-05-13 1998-05-13 立体画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10129940A JPH11326828A (ja) 1998-05-13 1998-05-13 立体画像表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11326828A true JPH11326828A (ja) 1999-11-26

Family

ID=15022203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10129940A Pending JPH11326828A (ja) 1998-05-13 1998-05-13 立体画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11326828A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001037579A1 (fr) * 1999-11-15 2001-05-25 Hit Design Ltd. Procede de presentation d'images en 3d et dispositif de presentation d'images en 3d utilisant ledit procede
WO2002073289A1 (fr) * 2001-03-14 2002-09-19 Sanyo Electric Co., Ltd. Ecran de visualisation tridimensionnel, et procede de creation d'images video pour l'ecran de visualisation tridimensionnel
CN1304903C (zh) * 2001-10-02 2007-03-14 张国飙 光刻编程系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001037579A1 (fr) * 1999-11-15 2001-05-25 Hit Design Ltd. Procede de presentation d'images en 3d et dispositif de presentation d'images en 3d utilisant ledit procede
WO2002073289A1 (fr) * 2001-03-14 2002-09-19 Sanyo Electric Co., Ltd. Ecran de visualisation tridimensionnel, et procede de creation d'images video pour l'ecran de visualisation tridimensionnel
CN1304903C (zh) * 2001-10-02 2007-03-14 张国飙 光刻编程系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4272816B2 (ja) 自動立体画像のための方法および装置
US7825999B2 (en) Autostereoscopic display
JP3595645B2 (ja) 立体画像表示装置
US7327410B2 (en) High resolution 3-D image display with liquid crystal shutter array
JP4253345B2 (ja) 自動立体ディスプレー装置
EP1447704A1 (en) THREE−DIMENSIONAL DISPLAY METHOD AND DEVICE THEREFOR
JPH08237691A (ja) 観察者追跡型自動立体表示装置および観察者追跡方法
EP0570179A2 (en) Optical device
JP2002250895A (ja) 立体画像表示方法及びそれを用いた立体画像表示装置
JPH1042317A (ja) 立体映像表示装置
JP2006189833A (ja) 3次元映像ディスプレイ装置
EP0977445A2 (en) Stereoscopic image display apparatus
JP2010164852A (ja) 立体画像表示装置、立体画像表示方法
KR20110025922A (ko) 공간상(空間像) 표시 장치
JPH10221644A (ja) 立体画像表示装置
JP2011028296A (ja) 自動立体ディスプレー装置
JP3072866B2 (ja) 3次元立体画像表示装置
JP2001145129A (ja) 立体画像表示装置
JP3728013B2 (ja) 立体画像表示装置
JP2953433B2 (ja) 立体表示装置
JP2003035885A (ja) 立体画像表示装置
JPH10232367A (ja) 立体画像表示方法及びそれを用いた立体画像表示装置
JPH11326828A (ja) 立体画像表示装置
JP2003255265A (ja) 立体画像表示装置
JPH10186277A (ja) 立体画像表示方法及びそれを用いた立体画像表示装置