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JPH11323125A - ウレタン樹脂水分散体及び水分散性ウレタン樹脂接着剤 - Google Patents

ウレタン樹脂水分散体及び水分散性ウレタン樹脂接着剤

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Publication number
JPH11323125A
JPH11323125A JP10128985A JP12898598A JPH11323125A JP H11323125 A JPH11323125 A JP H11323125A JP 10128985 A JP10128985 A JP 10128985A JP 12898598 A JP12898598 A JP 12898598A JP H11323125 A JPH11323125 A JP H11323125A
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JP
Japan
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urethane resin
group
compound
aqueous dispersion
parts
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JP10128985A
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JP3515367B2 (ja
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Eiichi Sugawara
栄一 菅原
Yoshinori Konno
義紀 今野
Takao Endo
隆夫 遠藤
Toru Oura
透 大浦
Michiei Nakamura
道衛 中村
Hiroyuki Shimanaka
博之 嶋中
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Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Ukima Chemicals and Color Mfg Co Ltd
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Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Ukima Chemicals and Color Mfg Co Ltd
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Publication date
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
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  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水分散性が良好で且つ得られた樹脂皮膜の耐
加水分解性に優れたウレタン樹脂水分散体及び水分散性
ウレタン樹脂接着剤を提供すること。 【解決手段】 分子鎖中にイオン性基を有するポリエス
テルベースのウレタン樹脂と、活性水素基を有しないノ
ニオン性界面活性剤と、水性媒体とからなり、上記ウレ
タン樹脂中のイオン性基の量が0.4〜0.02ミリモ
ル/gであり、且つ上記活性水素基を有しないノニオン
性界面活性剤の量が、上記ウレタン樹脂100重量部に
対して1〜20重量部であることを特徴とするウレタン
樹脂水分散体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウレタン樹脂水分散
体及び水分散性ウレタン樹脂接着剤に関し、更に詳しく
は水分散性が良好で且つ得られた樹脂皮膜の耐加水分解
性に優れたウレタン樹脂水分散体及び初期接着強度に優
れた水分散性ウレタン樹脂接着剤に関する。尚、本発明
における「ウレタン樹脂」とはウレタン樹脂又はウレタ
ン尿素樹脂を表す。
【0002】
【従来の技術】従来、ウレタン樹脂水分散体として、イ
オン性基を導入したウレタン樹脂がPro-gress in Organ
ic Coating,9,281-340(1981)に記載されている。又、ス
ルホン酸の塩の基やカルボン酸の塩の基を導入したウレ
タン樹脂からなる水分散体が、特公昭44−27904
号公報、特開昭50−121226号公報、特開昭51
−60294号公報及び特公昭62−3648号公報等
に記載されている。又、スルホン酸の塩の基のみを導入
したウレタン樹脂からなる水分散体は、ウレタン樹脂の
分散安定性が不安定であることが知られている(特開昭
51−60294号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来公知のウレタ
ン樹脂水分散体は、ウレタン樹脂自身にイオン性基を導
入し、該樹脂の自己乳化を図るものであるが、充分な自
己乳化が得られるために必要な量のイオン性基をウレタ
ン樹脂に導入すると、該樹脂から形成される樹脂皮膜
は、加水分解の問題を起こしやすくなる。この傾向はウ
レタン樹脂に使用しているポリオール成分がポリエステ
ルポリオールの場合に特に顕著である。
【0004】特に、上記ウレタン樹脂水分散体を接着剤
用途に使用した場合には、加水分解による接着強度の低
下が起き、長期間安定な接着性能を得ることは困難であ
る。このような加水分解を抑えるべく、ウレタン樹脂に
導入するイオン性基の量を少なくすると、ウレタン樹脂
水分散体の安定性が低下する。分散安定性を向上させる
べく、ノニオン界面活性剤を添加してウレタン樹脂水分
散体の分散安定性を保つ方法もあるが、一般のノニオン
界面活性剤はウレタン樹脂との相溶性が悪く、接着に使
用すると接着性能も低下するという問題がある。従って
本発明の目的は、水分散性が良好で且つ得られた樹脂皮
膜の耐加水分解性に優れたウレタン樹脂水分散体及び水
分散性ウレタン樹脂接着剤を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、分子鎖中にイオ
ン性基を有するポリエステルベースのウレタン樹脂と、
活性水素基を有しないノニオン性界面活性剤と、水性媒
体とからなり、上記ウレタン樹脂中のイオン性基の量が
0.4〜0.02ミリモル/gであり、且つ上記活性水
素基を有しないノニオン性界面活性剤の量が、上記ウレ
タン樹脂100重量部に対して1〜20重量部であるこ
とを特徴とするウレタン樹脂水分散体である。
【0006】上記本発明によれば、ウレタン樹脂中のイ
オン性基を少なくすることで、該樹脂から形成される皮
膜の耐加水分解性が向上し、イオン性基の量を少なくす
ることで生じる分散安定性の低下を、ウレタン樹脂と相
溶性の良い特定のノニオン性界面活性剤剤の併用により
抑え、結果として、水分散性が良好で且つ得られた樹脂
皮膜の耐加水分解性に優れたウレタン樹脂水分散体及び
水分散性ウレタン樹脂接着剤を提供することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に好ましい実施の形態を挙げて
本発明を更に詳しく説明する。本発明で使用するウレタ
ン樹脂は、その分子鎖中にイオン性基を有しており、該
イオン性基の好ましい例として、カルボキシル基及び/
又はスルホン酸基、或いはそれらの塩の基が挙げられ
る。該ウレタン樹脂のイオン性基の含有量は0.4〜
0.02ミリモル/gの範囲である。この範囲の量のイ
オン性基では、該ウレタン樹脂の自己水中乳化性は乏し
いが、耐加水分解性は非常に優れている。又、本発明で
使用するイオン性基を有するウレタン樹脂の好ましい例
としては、平均分子量1,000〜5,000のポリエ
ステルポリオール、イオン性基含有反応性化合物、ジイ
ソシアネート化合物及び必要に応じて鎖伸長剤から得ら
れるウレタン樹脂が挙げられる。
【0008】上記ウレタン樹脂を得るために使用される
ポリエステルポリオールの酸成分としては、例えば、ア
ジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸等の脂肪族ジカル
ボン酸が挙げられる。又、ポリエステルポリオールの結
晶性に影響を与えない範囲内で、フタル酸、無水フタル
酸、テレフタル酸、テレフタル酸エステル、イソフタル
酸、イソフタル酸エステル等の芳香族ジカルボン酸類、
マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等
の不飽和酸類を併用することができる。
【0009】上記ウレタン樹脂を得るために使用するポ
リエステルポリオールのアルコール成分としては、例え
ば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、1,4−ブタンジオール、1,6
−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,
9−ノナンジオール、ダイマー酸ジオール等の脂肪族ジ
オール化合物が挙げられる。又、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン等の脂肪族トリオール、ビスフェノール
Aのアルキレンオキサイド付加アルコール、シクロヘキ
サンジメタノール等のジオール化合物を併用することが
できる。
【0010】上記ポリエステルポリオールにおいて、酸
成分とアルコ−ル成分の炭素数が同一又は炭素数がより
近い組み合わせにより得られるポリエステルポリオール
が好ましい。例えば、1,4−ブタンジオールとアジピ
ン酸から得られる平均分子量1,000〜5,000の
末端OH基を有するポリエステルポリオールが好まし
い。
【0011】上記ポリエステルポリオールに加えて、ウ
レタン樹脂のポリオール成分として、例えば、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリア
ルキレングリコール、これらのランダムコーポリオー
ル、ポリカプロラクトンポリオール、ポリバレロラクト
ンポリオール、ポリテトラメチレングリコール等のポリ
オール、ポリカーボネートポリオール等のポリオールを
併用することができる。該併用するポリオールの使用量
は、前記ポリエステルポリオールに対して10重量%以
下が好ましい。
【0012】ウレタン樹脂にイオン性基を導入するイオ
ン性基含有反応性化合物として、例えば、ジメチロール
アルカン酸(例えば、ジメチロール酢酸、ジメチロール
プロピオン酸、ジメチロール酪酸)、スルホン酸の塩の
基とジヒドロキシ基を有する化合物(例えば、2−ヒド
ロキシエタンスルホン酸、プロポキシル化ブタンジオー
ルスルホネート)、スルホン酸の塩の基とアミノ基を有
する化合物〔R−ジアミノ−2−エタンスルホン酸、例
えば、エチレンジアミノエタンスルホン酸、R−ジアミ
ノ−2−エタンスルホン酸アルキレート、例えば、エチ
レンジアミノ(スルホン酸)ブチレート、R−ジアミノ
−2−エタンアミドアルキルスルホン酸、例えば、エチ
レンジアミノ−2−エタンアミドブチルスルホン酸〕等
が挙げられる。これらイオン性基含有反応性化合物はア
ルカリ金属の塩として使用することが、得られるウレタ
ン樹脂の耐加水分解性の点で好ましい。
【0013】本発明で使用するウレタン樹脂の合成に使
用できるイソシアネート化合物としては、トルエンジイ
ソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、キ
シリレンジイソシアネート、テトラメチレンキリレンジ
イソシアネート等の芳香族ジイソシアネート化合物、リ
ジンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト等の脂肪族ジイソシアネート化合物、イソフォロンジ
イソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネー
ト、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂
環族ジイソシアネート化合物、デュラネートD−201
(旭化成工業株製)等のジイソシアネート化合物等が挙
げられる。
【0014】ウレタン樹脂の製造に際しては必要に応じ
て鎖伸長剤を使用することができる。該鎖伸長剤として
は、公知のジオ−ル又はジアミンが挙げられるが、例え
ば、エチレンジアミン、ジエチレンジアミン、ヘキサメ
チレンジアミン等の脂肪族ジアミン化合物、キシレンジ
アミン等の芳香族ジアミン化合物、イソフォロンジアミ
ン等の脂環族ジアミン化合物が好ましい。
【0015】本発明で使用するイオン性基を有するウレ
タン樹脂の合成方法は、前記のポリオール成分と、イオ
ン性基含有反応性化合物と、ポリイソシアネートと、必
要に応じて鎖伸長剤とを反応させて行なう。好適な具体
例を以下に説明する。 (1)平均分子量が1,000〜5,000で、実質的
に2官能性の末端OH基を含有するヒドロキシルポリエ
ステルポリオール、例えば、ポリ(1,4−ブタンジオ
ールアジペート)と、カルボン酸の塩の基とジヒドロキ
シル基を有する化合物(イオン性基含有反応性化合物、
例えば、ジメチロールプロピオン酸)と、ジイソシアネ
ート化合物(例えば、イソフォロンジイソシアネート)
とから得られるウレタンプレポリマーを鎖伸長剤(例え
ば、ジアミン化合物又はジアミン化合物誘導体)で鎖伸
長してウレタン樹脂を得る方法。
【0016】(2)平均分子量1,000〜5,000
の実質的に2官能性の末端OH基を含有するヒドロキシ
ルポリエステルポリオールと、スルホン酸の塩の基とジ
ヒドロキシル基を有する化合物、例えば、2−ヒドロキ
シエタンスルホン酸、又はスルホン酸の塩の基とジアミ
ン(アミノ)基を有する化合物(例えば、エチレンジア
ミノエタンスルホン酸)と、ジイソシアネート化合物か
らウレタン尿素樹脂を得る方法。この方法の場合には、
鎖伸長剤としてジアミン化合物又はジアミン化合物誘導
体又はジオール化合物を併用してもよい。上記のように
して得られるウレタン樹脂中ののイオン性基の量はイオ
ン性基含有反応性化合物の使用量を調整して0.4〜
0.02ミリモル/gとする。更にこれらのイオン性基
はリチウム、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属の
塩とすることが好ましい。
【0017】本発明のウレタン樹脂水分散体に使用する
水酸基等の活性水素基を有しないノニオン性界面活性剤
は、例えば、従来公知のポリアルキレングリコール系界
面活性剤において、ポリアルキレングリコールの水酸基
が炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4アルキル
基からなるアシル基又は炭素数1〜4アルキル基からな
るエステル基で置換されたものが挙げられる。
【0018】上記活性水素基を有しないノニオン性界面
活性剤は、例えば、下記に示すような方法によって製造
することができる。 (1)ポリエチレングリコ−ル系界面活性剤の水酸基
を、ナトリウムアルコキシド基とし、ハロゲン化アルキ
ルを反応させる方法によりアルキルエーテルにする方
法。 (2)ポリエチレングリコ−ル系界面活性剤の水酸基
に、カルボン酸、カルボン酸の低級アルコールエステ
ル、カルボン酸無水物又はカルボン酸ハロゲン化物等の
誘導体を反応させてアシル化する方法。
【0019】(3)予め片末端がアルコキシ基或いはア
シル基とされたポリエチレングリコ−ル誘導体に、炭素
数8〜30の高級アルキル基、炭素数7〜30アルキル
フェニル基、ナフチル基又は炭素数11〜30のアルキ
ルナフチル基等の疎水基を有するアルコ−ル、カルボン
酸、アミン又はイソシアネート化合物並びにポリプロピ
レングリコール等の反応性化合物を直接反応させたり、
ジカルボン酸化合物、ジイソシアネート化合物、ホルム
アルデヒド化合物等を介して上記のポリエチレングリコ
−ル誘導体を連結させて水酸基を無くする方法。
【0020】上記(3)により得られる化合物として、
ポリエチレングリコールモノメチルエーテル(平均分子
量500〜2,000)とモノ(ジ)イソシアネート化
合物又は多価イソシアネート化合物付加体、ポリエチレ
ングリコール(平均分子量400〜20,000)とモ
ノイソシアネート化合物との付加体、ポリエチレングリ
コール(平均分子量400〜20,000)とジイソシ
アネート化合物から得られる末端NCO基含有プレポリ
マー(NCO/OH基=1.1〜2.0、好ましくは、
1.5〜2.0、特に好ましくは、1.8〜2.0)及
びこのプレポリマーのマスク体等が挙げられる。
【0021】又、上記プレポリマーのマスキング化合物
として、モノアルコール(炭素数1〜30)化合物(例
えば、メタノール、ステアリルアルコール)、オキシム
化合物(例えば、メチルエチルケトンオキシム)、ラク
タム化合物(例えば、カプロラクタム)、アミン化合物
(例えば、ジブチルアミン)、アセト酢酸エチルエステ
ル等である。更に、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ル(例えば、ノニルフェニル)エーテル、ポリオキシエ
チレンアルキル(例えば、ステアリル)エーテル、ポリ
オキシエチレンアルキル(炭素数1〜30、例えば、プ
ロピオン酸、2−ヒドロキシプロピオン酸)エステルの
モノ又はジ又は多価イソシアネート化合物との付加体等
が挙げられる。
【0022】上記活性水素基を有しないノニオン性界面
活性剤の製造に使用できるイソシアネート化合物として
は、例えば、トルエンジイソシアネート、ジフェニルメ
タンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
テトラメチレンキリレンジイソシアネート等の芳香族ジ
イソシアネート化合物、リジンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネー
ト化合物、イソフォロンジイソシアネート、水素添加キ
シリレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタン
ジイソシアネート等の脂環族ジイソシアネート化合物、
デュラネートD−201(旭化成工業株製)等のジイソ
シアネート化合物、イソシアネート化合物の多量体(例
えば、トリレンジイソシアネート、イソフォロンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等の三量
体)、モノイソシアネート化合物として、例えば、メタ
クリロイルイソシアネート等が挙げられる。
【0023】上記ポリエチレングリコ−ルの一部をポリ
プロピレングリコ−ル、ポリカプロラクトン、テトラヒ
ドロフラン開環化合物で置換してもよい。イソシアネー
ト化合物と連結させる前のポリエチレングリコールのH
LBは15以上が好ましい。上記のポリエチレングリコ
−ルがイソシアネート化合物によって連結されたノニオ
ン性界面活性剤は、水分散安定性が良く、前記のイオン
性基含有ウレタン樹脂との相溶性に優れており、ウレタ
ン樹脂の水分散安定性の向上及び耐加水分解性が維持さ
れる。以上の如き本発明で使用する活性水素基を有しな
いノニオン性界面活性剤の量は特に限定されないが、前
記イオン性基を有するウレタン樹脂100重量部に対し
て1〜20重量部、特に5〜20重量部が好ましい。前
記ノニオン性界面活性剤の使用量がこの範囲未満では、
得られるウレタン樹脂分散体の分散安定性が不十分であ
り、上記範囲を超える使用量では、得られる皮膜の物
性、特に接着強度等が低下することになる。
【0024】本発明の水分散性ウレタン樹脂は、前記の
ウレタン樹脂及び上記の界面活性剤剤を水に加えて乳化
分散させることによって得られる。乳化分散させる方法
は従来公知の方法でよく特に限定されない。1つの好ま
しい具体例を挙げると、前記ポリオール成分とポリイソ
シアネート成分から有機溶剤系で末端NCO基を有する
ウレタンプレポリマーを得た後、このプレポリマー溶液
にイオン性基含有化合物、イソシアネート化合物とは反
応性を有しないノニオン性界面活性剤及び鎖伸長剤(ジ
アミン化合物又はジアミン化合物誘導体)及び水を加
え、ウレタン樹脂の鎖伸長反応を行ないながら、反応系
(分散系)を有機溶剤系から水分散体系に相転換させ、
最終的にウレタン樹脂の水分散体を得た後、上記の有機
溶剤を公知の方法で系外に除去して、本発明のウレタン
樹脂水分散体とすることが好ましい。
【0025】本発明の水分散性ウレタン樹脂の固形分濃
度は特に限定されないが、通常は固形分として10〜5
0重量%の濃度である。又、本発明の水分散性ウレタン
樹脂接着剤は、上記の本発明のウレタン樹脂水分散体を
使用して得られる。使用態様として特に限定されない
が、本発明のウレタン樹脂水分散単独及び必要に応じて
水性の硬化剤を併用して接着剤として使用することがで
きる。
【0026】
【実施例】次に参考例、実施例及び比較例を挙げて本発
明を更に具体的に説明する。尚、文中「部」又は「%」
とあるのは特に断りのない限り重量基準である。 参考例1(活性水素基を有しないノニオン性界面活性剤
の製造) 加熱冷却攪拌装置、真空装置、コンデンサー及び空気置
換装置の付いたウレタン樹脂合成反応釜に、平均分子量
2,000のポリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル400部を仕込み、窒素ガス中で100〜110℃に
昇温後、窒素ガスを止め、約10mmHgまで減圧して
脱水した。続いて反応釜を常圧に戻し、温度を約85〜
90℃で、ヘキサメチレンジイソシアネート16.8部
を添加して約4時間反応させた後、反応系を常温に戻
し、アセトンと水の混合溶媒(1:1)の416.8部
を添加して活性水素基を有しないノニオン性界面活性剤
(SA−1、固形分50%)を得た。
【0027】参考例2 参考例1の平均分子量2,000のポリエチレングリコ
ールモノメチルエーテルに代えて、ポリエチレングリコ
ールモノステアレート(HLB約19)1,000部を
使用し、ヘキサメチレンジイソシアネートの使用量を1
3部とした以外は参考例1と同様の方法で活性水素基を
有しないノニオン性界面活性剤(SA−2、固形分50
%)を得た。
【0028】参考例3 参考例1で使用したウレタン反応釜に、ポリエチレング
リコールモノメチルエーテル(平均分子量2,000)
2,000部、ステアリルアルコール270部及びイソ
フォロンジイソシアネート222部を仕込み、参考例1
と同様の方法でイソシアネート化合物とは反応性を有し
ないノニオン性界面活性剤(SA−3、固形分50%)
を得た。
【0029】 実施例1(イオン性基を含有するウレタン樹脂水分散体の製造) ポリ(1,4−ブタンジオールアジペート)(水酸基価=37.4) 1,000.0部 ジメチロールプロピオン酸 40.2部 イソフォロンジイソシアネート 267.1部 アセトン 145.3部
【0030】参考例1で使用したと同じウレタン合成釜
に上記配合の組成物を仕込み、窒素ガスを流し、アセト
ンを環流させながら約6時間反応させ、ウレタンプレポ
リマー溶液を得た。このウレタンプレポリマー溶液の温
度を40〜45℃に調整しながら、イソフォロンジアミ
ン(鎖伸長剤)92.1部、ジブチルアミン(重合停止
剤)7.4部、イオン交換水638部、水酸化ナトリウ
ム12部及び前記SA−1が142部の混合溶液を添加
し、強力に攪拌しながら鎖伸長反応を行なった。更に、
攪拌乳化させながらイオン交換水2,128部を加え
た。その後反応系を減圧にして溶剤を系外に除去し、本
発明のウレタン樹脂水分散体(X−1)を得た。得られ
た水分散体の固形分は約40%で、この樹脂のカルボキ
シル基の量は約0.21ミリモル/gであった。
【0031】比較例1 配合を下記に通りとした以外は、実施例1と同様の方法
で、比較例のウレタン樹脂水分散体を製造した。 ポリ(1,4−ブタンジオールアジペート)(水酸基価=37.4) 1,000.0部 ジメチロールプロピオン酸 120.6部 イソフォロンジイソシアネート 520.2部 アセトン(反応用) 182.0部 イソフォロンジアミン 179.3部 ジブチルアミン 14.2部 水酸化ナトリウム 36.0部 SA−1 187.0部 イオン交換水 2,805.6部 得られたウレタン樹脂水分散体(Y−1)の固形分は約
40%で、この樹脂のカルボキシル基の量は約0.49
ミリモル/gであった。
【0032】実施例2 実施例1と同様の方法でウレタン樹脂水分散体を合成す
るが、実施例1で使用したジメチロールプロピオン酸の
代わりに、エチレンジアミノエタンスルホン酸ソーダ6
5.8部を使用した。得られたウレタン樹脂水分散体
(X−2)の固形分は約40%で、この樹脂のスルホン
酸基の量は約0.21ミリモル/gであった。
【0033】比較例2 比較例1と同様の方法でウレタン樹脂水分散体を合成す
るが、比較例2で使用したジメチロールプロピオン酸の
代わりに、エチレンジアミノエタンスルホン酸ソーダ1
97.3部を使用した。得られたウレタン樹脂水分散体
(Y−2)の固形分は約40%で、この樹脂のスルホン
酸基の量は約0.48ミリモル/gであった。
【0034】実施例3 実施例1と同様の方法でウレタン樹脂水分散体を合成す
るが、実施例1で使用したジメチロールプロピオン酸の
代わりに、エチレンジアミノ−2−エタンアミドブチル
スルフォン酸ソーダ86.8部を使用した。得られたウ
レタン樹脂水分散体(X−3)の固形分は約40%で、
この樹脂のスルホン酸基の量は約0.21ミリモル/g
であった。
【0035】比較例3 比較例1と同様の方法でウレタン樹脂水分散体を合成す
るが、比較例2で使用したジメチロールプロピオン酸の
代わりに、エチレンジアミン−2−エタンアミドスルホ
ン酸ソーダ260.3部を使用した。得られたウレタン
樹脂水分散体(Y−3)の固形分は約40%で、この樹
脂のスルホン酸基の量は約0.48ミリモル/gであっ
た。
【0036】分散安定性の評価 実施例1〜3で得られたウレタン樹脂水分散体X−1〜
3及び比較例1〜3で得られたたウレタン樹脂水分散体
Y−1〜3のウレタン樹脂水分散体に使用したノニオン
性界面活性剤SA−1に代えて、SA−2、SA−3を
使用したものについて、6ケ月間常温で密閉して保存し
た結果、分散安定性は良好であった。又、ウレタン樹脂
水分散体にSA−1〜3を使用しない水分散体の場合
は、約7日で粗粒子が著しく発生し、水分散体Y−2及
びY−3にSA−1〜3を使用しない水分散体の場合は
約60日で粗粒子が著しく発生した。
【0037】又、ウレタン樹脂水分散体X−1に使用し
たSA−1に代えて以下に示す一般のノニオン性界面活
性剤(a)〜(d)を使用した水分散体も、それらの分
散安定性は6ケ月間良好であった。 (a)ポリオキシエチレンモノメチルエーテル 平均分子量2,000 (b)ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル HLB約18 (c)ポリオキシエチレンモノオレイン酸エステル HLB約 (d)ポリオキシエチレンジステアリン酸エステル HLB約19
【0038】耐加水分解性試験結果 試験方法;水分散体X−1〜3において、それらの樹脂
100重量部に対して、水性イソシアネート硬化剤(ア
クアネート210、日本ポリウレタン工業株)10重量
部を添加して、約50μmの厚さのフィルムを作成し、
40℃で48時間熟成後、23〜25℃で7日間放置し
て耐加水分解性試験試料とした。耐加水分解性試験は、
温度70℃、湿度約95%の試験器で2週間実施した。
表1に、試験前のフィルム強度(初期強度)と試験後の
フィルム強度保持率を示した。
【0039】
【表1】 (a)ポリオキシエチレンモノメチルエーテル 平均分子量2,000 (b)ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル HLB約18 (c)ポリオキシエチレンモノオレイン酸エステル HLB約19 (d)ポリオキシエチレンジステアリン酸エステル HLB約19
【0040】本発明のウレタン樹脂水分散体と、界面活
性剤剤として活性水素基を有する従来のノニオン性界面
活性剤を使用したウレタン樹脂水分散体との耐加水分解
性試験後の接着強度保持率を比較した。比較のための試
験試料を次のように作成し、試験をした。 〔1〕試験試料の作成 (1)合成皮革用ウレタン樹脂の製造方法例 ポリカーボネートジオール(平均分子量2,000)1
モル、1,4−ブタンジオール(鎖伸長剤)0.7モ
ル、4,4´−ジフェニルメタンジイソシシアネート
1.7モル(NCO/OH=1.0)を溶媒(DMF)
中で公知の方法で反応させ、固形分約30%、粘度約6
00ポイズ/25℃のウレタン樹脂溶液(U1)を得
た。
【0041】(2)合成皮革の製造方法例 ウレタン樹脂溶液U1を溶剤(DMF)で5%に希釈し
た樹脂溶液にカーボンブラック(顔料)を0.1%分散
させた溶液を不織布に含浸させ(ウレタン樹脂/不織布
重量比1:1)、公知の方法でウレタン樹脂含浸不織布
を得た。このウレタン樹脂含浸不織布の表面にウレタン
樹脂溶液U1を100g/mの割合で塗布し湿式成膜
した。得られた湿式成膜層は約28μmであった。この
湿式成膜層に更に、U1を溶剤(DMFとMEK重量比
5/5の混合溶剤)で樹脂固形分約10%に希釈した溶
液にカーボンブラック(顔料)1%を分散させた表面処
理剤溶液を約30g/mの割合で塗布及び乾燥して合
成皮革の原反を得た。
【0042】〔2〕耐加水分解性試験試料の作成 ウレタン樹脂水分散体X−1〜3及びY−1〜3のそれ
ぞれ100重量部に水性イソシアネート硬化剤(アクア
ネート210、日本ポリウレタン工業株)10重量部を
添加したものをウレタン樹脂水分散体接着剤とした。こ
の接着剤を前記原反に約50g/mの割合で塗布及び
乾燥した試料を2個作成し、接着剤塗布面を約80℃に
加熱活性化させ、約2Kg/cmで加圧接着させた
後、温度約40℃で40時間、常温で7日間熟成したも
のを試験試料とした。
【0043】〔3〕耐加水分解性試験方法 耐加水分解性試験は、温度70℃、湿度約95%の試験
器で3週間実施した後、試料の接着強度の差を比較す
る。試料幅25mm、速度300mm/minの引張試
験機で接着強度を測定した。 〔4〕表2に加水分解性試験前後の接着強度を示した。
【0044】
【表2】 単位:Kgf/2.5mm幅 接着面の剥離開始場所の強度 (a)は一般のノニオン性界面活性剤であるポリオキシ
エチレンモノメチルエーテル(平均分子量2,000)
で、表2のX−1に使用したイソシアネート化合物と反
応性を有しないノニオン性界面活性剤の代わりに同量使
用した。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、水分散性が良好で且つ
得られた樹脂皮膜の耐加水分解性に優れたウレタン樹脂
水分散体及び水分散性ウレタン樹脂接着剤が提供され
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI //(C08L 75/06 75:08) (C09J 175/06 175:08) (72)発明者 遠藤 隆夫 東京都中央区日本橋馬喰町1−7−6 大 日精化工業株式会社内 (72)発明者 大浦 透 東京都中央区日本橋馬喰町1−7−6 大 日精化工業株式会社内 (72)発明者 中村 道衛 東京都中央区日本橋馬喰町1−7−6 大 日精化工業株式会社内 (72)発明者 嶋中 博之 東京都中央区日本橋馬喰町1−7−6 大 日精化工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子鎖中にイオン性基を有するポリエス
    テルベースのウレタン樹脂と、活性水素基を有しないノ
    ニオン性界面活性剤と、水性媒体とからなり、上記ウレ
    タン樹脂中のイオン性基の量が0.4〜0.02ミリモ
    ル/gであり、且つ上記活性水素基を有しないノニオン
    性界面活性剤の量が、上記ウレタン樹脂100重量部に
    対して1〜20重量部であることを特徴とするウレタン
    樹脂水分散体。
  2. 【請求項2】 イオン性基を有するウレタン樹脂が、平
    均分子量1,000〜5,000のポリエステルポリオ
    ール、イオン性基含有反応性化合物、ジイソシアネート
    化合物及び必要に応じて鎖伸長剤から得られるウレタン
    樹脂である請求項1に記載のウレタン樹脂水分散体。
  3. 【請求項3】 イオン性基含有反応性化合物が、イオン
    性基の他にイソシアネ−ト基又は活性水素基を少なくと
    も2個有する化合物である請求項2に記載のウレタン樹
    脂水分散体。
  4. 【請求項4】 活性水素基を有しないノニオン性界面活
    性剤が、ポリエチレングリコ−ル又はその誘導体とイソ
    シアネート化合物との反応生成物である請求項1に記載
    のウレタン樹脂水分散体。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    ウレタン樹脂水分散体からなることを特徴とする水分散
    性ウレタン樹脂接着剤。
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