JPH1132210A - 画像処理装置 - Google Patents
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- JPH1132210A JPH1132210A JP9184704A JP18470497A JPH1132210A JP H1132210 A JPH1132210 A JP H1132210A JP 9184704 A JP9184704 A JP 9184704A JP 18470497 A JP18470497 A JP 18470497A JP H1132210 A JPH1132210 A JP H1132210A
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Abstract
の後に2値化を行う場合において、文字や線画などの高
濃度部のエッジの滑らかな高画質の2値画像を得ること
ができるように、多値画像の変倍又は画素密度変換を行
う。 【解決手段】多値画像である原画像D1における変倍又
は画素密度変換の対象となる各原画素に注目し、注目原
画素のデータ値を注目原画素を含む原画素マトリクス内
で第1の設定条件を満たす原画素のデータ値のうちの最
大値に置き換えて、注目原画素を変倍し又は画素密度変
換をする第1処理手段10と、第1処理手段10から出
力された多値画像D3の各画素に注目し、注目画素のデ
ータ値を注目画素を含む画素マトリクス内で第2の設定
条件を満たす画素のデータ値のうちの最小値に置き換え
る第2処理手段20とを設ける。
Description
に、拡大又は縮小をする変倍処理、画像全体の画素数を
変更する画素密度変換の一方又は両方を行う画像処理装
置に関し、データ通信機能を備えた複写機などに利用さ
れる。
写機においては、読み取った多値画像を2値化し、通信
に適合するように画素密度変換をして送信するデータ処
理が行われている。また、受信の場合にも、受信した2
値画像に対してプリントの解像度に適合させるための画
素密度変換が行われる。画素密度変換は、基本的には画
素を反復させて画素数を増やすか又は画素を間引いて画
素数を減らすデータ操作であって、拡大/縮小複写にお
いて行われる変倍と同様の処理である。
する手法として、2つの方法が知られている。1つは、
2値画像を平滑化フィルタを用いて多値画像に変換し、
多値画像に対して画素密度変換や変倍を行った後、2値
画像に戻すものである。多値画像の状態で処理(画素密
度変換又は変倍)を行えば、処理による画質の劣化を避
けることができる。多値であれば、標本化定理に従って
離散画素間の濃度を数学的に求め、復元した連続画像に
画素格子を当てはめれば、粗から密への一義的な変換を
実現することができる。また、空間周波数の低周波成分
を抽出するフィルタリングを行い、得られた画像に画素
格子を当てはめれば、密から粗への一義的な変換を実現
することができる。他の1つは、2値画像の注目領域の
濃度パターンに応じて、予め設定されたパターンに注目
領域を置き換えるものである。注目領域の濃度パターン
と既に変換した領域のパターンとの組み合わせに応じ
て、置き換えるパターンを決定するものもある(特公平
7−93675号)。実験などによって適切なパターン
を用意することによって、再現の忠実性を高めることが
できる。
値画像では文字や線画のエッジに細かな凹凸(がたつ
き)が少なからず存在するにも係わらず、それに対する
特別の配慮がなされていなかった。例えば、2値を多値
に変換する際に、各画素に一律に平滑化フィルタが適用
されていた。このため、次の不都合が生じていた。密か
ら粗への画素密度変換(縮小処理)では、黒の細線の切
れ、白の細線のつぶれが生じ、画質が劣化した。粗から
密への画素密度変換(拡大処理)では、凹凸が大きくな
って目立ってしまった。
変換を行い、その後に2値化を行う場合において、文字
や線画などの高濃度部のエッジの滑らかな高画質の2値
画像を得ることができるように、多値画像の変倍又は画
素密度変換を行うことを目的としている。
は、多値画像に対して少なくとも変倍又は画素密度変換
を行う画像処理装置であって、前記多値画像である原画
像における変倍又は画素密度変換の対象となる各原画素
に注目し、注目原画素のデータ値を当該注目原画素を含
む原画素マトリクス内で第1の設定条件を満たす原画素
のデータ値のうちの最大値に置き換えて、当該注目原画
素を変倍し又は画素密度変換をする第1処理手段と、前
記第1処理手段から出力された多値画像の各画素に注目
し、注目画素のデータ値を当該注目画素を含む画素マト
リクス内で第2の設定条件を満たす画素のデータ値のう
ちの最小値に置き換える第2処理手段と、を備えてい
る。
て当該注目原画素を変倍し又は画素密度変換をすると
は、「原画像を変倍し又は画素密度変換をした画像であ
り且つその各画素のデータ値がそれに対応した原画素の
データ値ではなくて最大値に置き換わった画像を生成す
る」ということを意味しており、実際のデータ処理の順
序及び回路構成は問わない。また、原画像とは、変倍
(又は画素密度変換)の対象として入力される画像を意
味する。例えば複写機において、A4サイズの原稿をそ
れと同じA4サイズの用紙に拡大して複写する場合、原
稿の全体ではなく一部のみが拡大(倍率が1より大きい
変倍)の対象となる。この場合において、原画像は原稿
の一部である。なお、変倍や画素密度変換の倍率が整数
であれば、原画像を構成する全ての原画素が処理対象
(反復し又は間引く原画素)となる。一方、倍率が整数
でなければ、原画像のうちの一部の原画素のみが処理対
象となる。すなわち、1個置き、3個当たり2個などと
いうように倍率に応じて処理対象が選定される。
段は、前記注目原画素に対して前記原画素マトリクスを
設定する参照原画素抽出手段と、前記原画素マトリクス
における縦方向及び横方向の各原画素列毎にデータ値が
第1の設定範囲内である原画素を数える第1カウント手
段と、前記各原画素列についての前記第1カウント手段
の計数値と第1の閾値との大小関係を判別する第1比較
手段と、前記第1カウント手段の計数値が前記第1の閾
値を越え且つ前記注目原画素を含む原画素列を、前記第
1の設定条件を満たす原画素の集合として検出する参照
原画素制限手段と、前記参照原画素制限手段によって検
出された原画素列の各データ値から前記注目原画素のデ
ータ値と置き換える前記最大値を抽出する最大値抽出手
段とを備え、前記第1カウント手段の計数値が前記第1
の閾値を越え且つ前記注目原画素を含む原画素列が無い
場合には、前記注目原画素のデータ値を前記最大値とし
て実質的にデータ値を置き換えずに変倍又は画素密度変
換を行うように構成されており、前記第2処理手段は、
前記第1処理手段から出力された前記多値画像の前記注
目画素に対して前記画素マトリクスを設定する参照画素
抽出手段と、前記画素マトリクスにおける縦方向及び横
方向の各画素列毎にデータ値が第2の設定範囲内である
画素を数える第2カウント手段と、前記各画素列につい
ての前記第2カウント手段の計数値と第2の閾値との大
小関係を判別する第2比較手段と、前記第2カウント手
段の計数値が前記第2の閾値を越え且つ前記注目画素を
含む画素列を、前記第2の設定条件を満たす画素の集合
として検出する参照画素制限手段と、前記参照画素制限
手段によって検出された画素列の各データ値から前記注
目画素のデータ値と置き換える前記最小値を抽出する最
小値抽出手段とを備え、前記第2カウント手段の計数値
が前記第2の閾値を越え且つ前記注目画素を含む画素列
が無い場合には、前記注目画素のデータ値を前記最小値
として実質的にデータ値を置き換えないように構成され
ている。
は、前記第1の設定範囲と前記第2の設定範囲とが等し
く、前記第1カウント手段が前記第2カウント手段を兼
ね、前記第1の閾値と前記第2の閾値とが等しく、前記
第1比較手段が前記第2比較手段を兼ね、前記参照原画
素制限手段が前記参照画素制限手段を兼ねている。
いて、注目原画素の周辺の所定範囲内のデータ値(濃度
値)の最大値を変倍画像デ一タ値として一旦出力するこ
とによって、膨張処理が行われることになり、文字や線
画などの途切れや凹凸が補正される。そして、この膨張
処理のなされた変倍多値画像に対して、注目画素の周辺
の所定範囲内のデータ値の最小値を画像デ一タ値とする
ことで、収縮処理が行われることになる。この収縮処理
には、膨張処理による画像全体の濃度の上昇を補正し、
原画像に近い濃度値の画像を得ることができるという効
果がある。
1の構成図、図2は画像処理装置1の処理内容の概略を
示す図、図3は主走査方向の変倍の要領を示す図であ
る。
る多値画像をM×N個の画素からなる2値画像に変換す
る機能を有しており、例えばディジタル複写機の変倍・
画素密度変換手段として利用される。主走査方向の変倍
率はM/mであり、副走査方向の変倍率はN/nであ
る。ここで、拡大/縮小複写のための変倍も、ファクシ
ミリ伝送などのための画素密度変換も、変倍率に応じて
画素を反復し又は間引くという同様の処理であるので、
以下の説明では、変倍と画素密度変換とを区別せず、こ
れら処理の総称として便宜的に“変倍”を用いるものと
する。
を行う第1処理回路10、膨張に対応した収縮処理を行
う第2処理回路20、及び変倍後の多値画像を2値画像
に変換する2値化回路30を備えている。第1処理回路
10は、遅延回路11、3×3マトリクス回路12、入
力セレクタ13、膨張・収縮回路14、ラインメモリ1
5、及び出力セレクタ16からなる。これらの要素のう
ち、入力セレクタ13、膨張・収縮回路14、及び出力
セレクタ16は第2処理回路20の構成要素でもある。
すなわち、本実施形態では、第1処理回路10と第2処
理回路20との間で一部の構成要素が共通化されてい
る。第2処理回路20の他の構成要素は、遅延回路21
及び3×3マトリクス回路22である。
多値(例えば8ビット256階調)の画像データD1が
画素転送クロックに同期してシリアル入力される。画像
データD1は、原稿画像をライン順次に走査する撮像系
からの光電変換信号をAD変換し、輝度−濃度変換など
の所定の処理を加えたデータである。
えており、3ライン(1ラインは主走査方向の画素列)
の同一列の原画素濃度を示す画像データD1を同時に3
×3マトリクス回路12へ出力する。3×3マトリクス
回路12は、3ラインの画像データD1に対して主走査
方向の遅延を加え、処理対象の注目原画素を中心とする
3×3サイズの原画素マトリクス(ウインドウ)に属す
る計9個の原画素の画像データD1を参照データD2と
して出力する。すなわち3×3マトリクス回路12が本
発明の参照原画素抽出手段である。
して膨張・収縮回路14へ送られる。膨張・収縮回路1
4は、参照データD2が入力されたときには、後述のよ
うに所定条件を満たす原画素を抽出し、それらのデータ
値のうちの最大値を注目原画素のデータ値とする膨張処
理を行う。加えて、膨張・収縮回路14は、ラインメモ
リ15のアクセス周期を図3のように書込みと読出しと
で異ならせて注目原画素を間引き又は反復させる周知の
手法によって、主走査方向の変倍を行う。
D3は、出力セレクタ16を介して遅延回路21に入力
される。遅延回路21は、ライン単位のデータ遅延を行
い、3ラインの画像データD3を同時に3×3マトリク
ス回路22へ送る。3×3マトリクス回路22は、変倍
された多値画像の注目画素に対して3×3サイズの画素
マトリクスを設定し、計9個の画素の画像データD3を
参照データD4として出力する。
して膨張・収縮回路14へ送られる。膨張・収縮回路1
4は、参照データD4が入力されたときには、膨張時と
同じ要領で所定条件を満たす画素を抽出する。そして、
それらのデータ値のうちの最小値を注目画素のデータ値
とする収縮処理を行う。周知のとおり膨張と収縮とを行
うことにより、線の不自然な太りが無く、画像のエッジ
が滑らかで細線の途切れが無い画像が得られる。収縮処
理を経た画像データD5は、出力セレクタ16を介して
2値化回路30へ送られる。入力セレクタ13及び出力
セレクタ16は、上述のとおり回路の共通化を図るため
に設けられており、図示しない制御系からの指示に従っ
てデータの流れを切り換える。
を画素毎に2値化し、画像データD6を出力する。画像
データD6は、印字情報としてプリントヘッドへ送ら
れ、又は送信情報として通信系へ送られる。
図5乃至図7は設定条件とそれを満たす原画像の抽出要
領を説明するための図、図8は膨張処理の一例を示す
図、図9は収縮処理の一例を示す図である。
ント手段及び第2カウント手段としての計数回路14
1、第1比較手段及び第2比較手段としての比較器14
2、参照原画素制限手段及び参照画素制限手段としての
領域指定回路143、及び最大値抽出手段及び最小値抽
出手段としての置き換え値検出回路144から構成され
ている。置き換え値検出回路144の動作は膨張と収縮
とで異なるが、他の構成要素においては膨張と収縮とに
動作の差異はない。
の機能を説明する。計数回路141には、図5(A)の
ように原画素マトリクスWに属する9個の原画素fij
(i=1,2,3、j=1,2,3)の濃度を示す参照
データD2が入力される。主走査方向(図の横方向)及
び副走査方向(図の縦方向)の中央の○印の付された原
画素f22が注目原画素である。計数回路141は、原
画素マトリクスWの各行及び各列毎に、すなわち横方向
に並ぶ原画素からなる3個の原画素列F10,F20,
F30及び縦方向に並ぶ原画素からなる3個の原画素列
F01,F02,F03のそれぞれについて、データ値
が閾値th1以上の原画素を数え、その結果を原画素列
毎に計数値Kijとして出力する。例えば閾値th1が
十進数表示の「100」であれば、100〜255のデ
ータ値範囲(本発明の第1及び第2の設定範囲に相当す
る)の原画素が計数の対象となる。図5(B)におい
て、斜線の付された計5個の原画素f11,f12,f
21,f31,f32のデータ値が閾値th1を越えて
いる。図5(B)の場合では、例えば原画素列F10の
計数値K10は「2」であり、原画素列F01の計数値
K01は「3」である。
jを順に閾値th2と比較し、計数値Kijが閾値th
2を越えるとき、それを示す比較データLijを出力す
る。閾値th2が本発明の第1及び第2の閾値に相当す
る。本実施形態では閾値th2が「1」であり、計数値
Kijが2(th2+1)以上の場合に比較データLi
jがアクティブとなる。この条件を図5(B)の例に当
てはめると、計4個の原画素列F10,F30,F0
1,F02が条件を満たす。
と既知の注目原画素位置とに基づいて、最大値の抽出の
対象とする原画素列を決定する。その際、次の条件及
び条件が適用される。 条件:比較データLijが示す原画素列が、注目原画
素を含む2個の原画素列F20,F02の少なくとも一
方を含んでいる。 条件:比較データLijが全ての原画素列を示してい
ない。 ここで、条件を設けている理由は、例えば図7(A)
のような文字や線画の角の情報を保存しておくためであ
る。図7(A)のパターンでは、注目原画素を含む原画
素列F20,F02の計数値K20,K02がともに
「1」であって、条件を満足しないので、注目原画素
のデータ値の置き換えは行われない。また、条件を設
けている理由は、図7(B)のようなエッジではない部
分の置き換えを行わないようにするためである。つま
り、条件及び条件を満たす場合は、入力画像中にお
けるエッジ部分が主として参照されることになる。
き、領域指定回路143は比較データLijが示す原画
素列を抽出対象領域とし、それを示す領域指定データM
ijを置き換え値検出回路144に与える。図5(B)
の例の場合、比較データLijが上述の条件を満足する
ので、領域指定回路143は、図6のように計4個の原
画素列F10,F30,F01,F02に対応した領域
指定データM10,M30,M01,M02を出力す
る。
ータMijで特定される原画素のデータ値を比較し、そ
れらの最大値MAXを検出する。最大値MAXは注目原
画素のデータ値としてラインメモリ15へ送られる。つ
まり、注目原画素のデータ値が最大値MAXに置き換え
られる。図6の例では、原画素f23を除いた残りの8
個の原画素の集合から最大値MAX(例えば左上隅の原
画素f11のデータ値)が検出される。これに対して、
比較データLijが上述の条件を満足しない場合は、注
目原画素のデータ値がそのままラインメモリ15へ送ら
れる。つまり、注目原画素のデータ値が最大値MAXと
して置き換え値検出回路144から送り出され、実質的
にデータ値を置き換えずに注目原画素に対する変倍が行
われる。図8の例では、原画素マトリクスWの注目原画
素については変倍とともにデータ値の最大値MAXへの
置き換えが行われるが、原画素マトリクスW’の注目原
画素については変倍は行われるもののデータ値の置き換
えは行われない。
照データD2が入力されたときには、膨張・収縮回路1
4は収縮処理を行う。計数回路141、比較器142、
及び領域指定回路143の動作は、原画素が画素に代わ
るだけで膨張処理時と実質的に同一であるので、ここで
は説明の重複を避ける。収縮処理時において、置き換え
値検出回路144は、領域指定データMijで特定され
る原画素のデータ値の最小値MINを検出する。最小値
MINは注目画素のデータ値として2値化回路30へ送
られる。比較データLijが上述の条件を満足しない場
合は、注目原画素のデータ値が最小値MINとして送り
出され、実質的にデータ値の置き換えは行われない。
2の構成図である。同図において図1と同一の機能を有
した構成要素には同一の符号を付してある。画像処理装
置2は、第1処理回路10b、第2処理回路20b、及
び2値化回路30から構成されている。膨張と変倍とを
担う第1処理回路10bと収縮を担う第2処理回路20
bとが互いに独立している。第1処理回路10bにおい
て、3×3マトリクス回路12によって抽出された参照
データD2は膨張回路14bに入力され、膨張と変倍と
を受ける。第2処理回路20bにおいて、3×3マトリ
クス回路22によって抽出された参照データD4は収縮
回路23に入力され、収縮を受ける。
膨張時と同じサイズの画像マトリクスを用いているの
で、変倍時の最大値出力による膨張処理効果に対して最
小値出力による収縮処理の効果が小さくなっている。こ
のことには次の利点がある。最大値出力によってエッジ
の欠落部分などが膨張処理効果で埋められる副作用とし
てエッジ近傍の出力画素濃度値が大きくなる。しかし、
埋められた画素が再び収縮処理効果により欠落部分とな
らない程度にエッジ近傍の画素濃度値が低下し、結果的
に濃度変化を抑えつつ欠落や凹凸が補正されることにな
る。様々な変倍率に同様な効果を挙げるためには、マト
リクス回路のマトリクス数を変更するとともに、ライン
メモリを増減すればよい。また、別の方法として、図4
の2つの閾値th1,th2の値を制御して、計数され
る画素数および領域指定される領域を変化させればよ
い。
のマトリクスサイズをともに3×3としたが、上述のと
おり膨張には5×5、収縮には7×7というように各処
理毎にサイズの異なる正方形マトリクス(これに伴い、
ラインメモリもそれ相当分増やす)を適用してもよい
し、3×5などの長方形マトリクス(この場合はライン
メモリの増設不要)を適用してもよい。このようにする
ことで、処理効果を制御することができる。また、比較
器142を2個設け、計数回路141からの出力を主走
査方向と副走査方向とに分離入力し、方向別に閾値を設
定することで主・副両方向の膨張効果を調整することも
可能である。
多値の状態で変倍又は画素密度変換を行い、その後に2
値化を行う場合において、文字や線画などの高濃度部の
エッジの滑らかな高画質の2値画像を得ることができる
ように、多値画像の変倍又は画素密度変換を行うことが
できる。
る。
明するための図である。
明するための図である。
明するための図である。
ある。
段) 142 比較器(第1比較手段、第2比較手段) 143 領域指定回路(参照原画素制限手段、参照画素
制限手段) 144 置き換え値検出回路(最大値抽出手段、最小値
抽出手段) D1 画像データ(原画像) D3 画像データ(第1処理手段から出力された多値画
像) f22 注目原画素 MAX 最大値 MIN 最小値 th2 閾値(第1の閾値、第2の閾値) W 原画素マトリクス(画素マトリクス)
Claims (3)
- 【請求項1】多値画像に対して少なくとも変倍又は画素
密度変換を行う画像処理装置であって、 前記多値画像である原画像における変倍又は画素密度変
換の対象となる各原画素に注目し、注目原画素のデータ
値を当該注目原画素を含む原画素マトリクス内で第1の
設定条件を満たす原画素のデータ値のうちの最大値に置
き換えて、当該注目原画素を変倍し又は画素密度変換を
する第1処理手段と、 前記第1処理手段から出力された多値画像の各画素に注
目し、注目画素のデータ値を当該注目画素を含む画素マ
トリクス内で第2の設定条件を満たす画素のデータ値の
うちの最小値に置き換える第2処理手段と、を備えたこ
とを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】前記第1処理手段は、 前記注目原画素に対して前記原画素マトリクスを設定す
る参照原画素抽出手段と、 前記原画素マトリクスにおける縦方向及び横方向の各原
画素列毎にデータ値が第1の設定範囲内である原画素を
数える第1カウント手段と、 前記各原画素列についての前記第1カウント手段の計数
値と第1の閾値との大小関係を判別する第1比較手段
と、 前記第1カウント手段の計数値が前記第1の閾値を越え
且つ前記注目原画素を含む原画素列を、前記第1の設定
条件を満たす原画素の集合として検出する参照原画素制
限手段と、 前記参照原画素制限手段によって検出された原画素列の
各データ値から前記注目原画素のデータ値と置き換える
前記最大値を抽出する最大値抽出手段とを備え、 前記第1カウント手段の計数値が前記第1の閾値を越え
且つ前記注目原画素を含む原画素列が無い場合には、前
記注目原画素のデータ値を前記最大値として実質的にデ
ータ値を置き換えずに変倍又は画素密度変換を行うよう
に構成され、 前記第2処理手段は、 前記第1処理手段から出力された前記多値画像の前記注
目画素に対して前記画素マトリクスを設定する参照画素
抽出手段と、 前記画素マトリクスにおける縦方向及び横方向の各画素
列毎にデータ値が第2の設定範囲内である画素を数える
第2カウント手段と、 前記各画素列についての前記第2カウント手段の計数値
と第2の閾値との大小関係を判別する第2比較手段と、 前記第2カウント手段の計数値が前記第2の閾値を越え
且つ前記注目画素を含む画素列を、前記第2の設定条件
を満たす画素の集合として検出する参照画素制限手段
と、 前記参照画素制限手段によって検出された画素列の各デ
ータ値から前記注目画素のデータ値と置き換える前記最
小値を抽出する最小値抽出手段とを備え、 前記第2カウント手段の計数値が前記第2の閾値を越え
且つ前記注目画素を含む画素列が無い場合には、前記注
目画素のデータ値を前記最小値として実質的にデータ値
を置き換えないように構成された請求項1記載の画像処
理装置。 - 【請求項3】前記第1の設定範囲と前記第2の設定範囲
とが等しく、前記第1カウント手段が前記第2カウント
手段を兼ね、 前記第1の閾値と前記第2の閾値とが等しく、前記第1
比較手段が前記第2比較手段を兼ね、 前記参照原画素制限手段が前記参照画素制限手段を兼ね
る請求項2記載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18470497A JP3647213B2 (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18470497A JP3647213B2 (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1132210A true JPH1132210A (ja) | 1999-02-02 |
JP3647213B2 JP3647213B2 (ja) | 2005-05-11 |
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ID=16157920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP18470497A Expired - Fee Related JP3647213B2 (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 画像処理装置 |
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JP2012165305A (ja) * | 2011-02-09 | 2012-08-30 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像処理装置および画像形成装置 |
CN112313019A (zh) * | 2018-06-28 | 2021-02-02 | 杰富意钢铁株式会社 | 钢材非压下部宽度检测装置及其检测方法 |
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1997
- 1997-07-10 JP JP18470497A patent/JP3647213B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3647213B2 (ja) | 2005-05-11 |
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