JPH11321570A - 車両用4リンク式ワイパのカバー - Google Patents
車両用4リンク式ワイパのカバーInfo
- Publication number
- JPH11321570A JPH11321570A JP10131467A JP13146798A JPH11321570A JP H11321570 A JPH11321570 A JP H11321570A JP 10131467 A JP10131467 A JP 10131467A JP 13146798 A JP13146798 A JP 13146798A JP H11321570 A JPH11321570 A JP H11321570A
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- JP
- Japan
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- wiper
- lever
- wiper arm
- cover
- support shaft
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
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- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 4リンク式ワイパの4リンク機構に雪が堆積
するのを防ぐこと。 【解決手段】 第1支軸(12)の回りを揺動可能に固
定側に連結される第1レバー(16)と、第2支軸(1
8)の回りを揺動可能に固定側に連結される第2レバー
(20)と、ワイパブレードを下方の反転位置と上方の
反転位置との間に移動させるワイパアームであって第3
支軸(26)の回りを揺動可能に第1レバーに連結さ
れ、第4支軸(28)の回りを揺動可能に第2レバーに
連結されるワイパアーム(24)とを備える4リンク式
ワイパにカバー(50)を取り付ける。このカバーは、
ワイパアームが下方の反転位置にあるとき、第1支軸な
いし第4支軸を覆う大きさに形成され、固定側に取り付
けられる本体(52)を備え、この本体がワイパアーム
を突出させる孔(54)を有する。
するのを防ぐこと。 【解決手段】 第1支軸(12)の回りを揺動可能に固
定側に連結される第1レバー(16)と、第2支軸(1
8)の回りを揺動可能に固定側に連結される第2レバー
(20)と、ワイパブレードを下方の反転位置と上方の
反転位置との間に移動させるワイパアームであって第3
支軸(26)の回りを揺動可能に第1レバーに連結さ
れ、第4支軸(28)の回りを揺動可能に第2レバーに
連結されるワイパアーム(24)とを備える4リンク式
ワイパにカバー(50)を取り付ける。このカバーは、
ワイパアームが下方の反転位置にあるとき、第1支軸な
いし第4支軸を覆う大きさに形成され、固定側に取り付
けられる本体(52)を備え、この本体がワイパアーム
を突出させる孔(54)を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乗用車その他の車両
用4リンク式ワイパのカバーに関する。
用4リンク式ワイパのカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】乗用車のワイパは、ウインドシールドガ
ラスを運転手席側及び助手席側の2箇所で同時的に払拭
するが、特に、運転手席側の払拭範囲を拡大するために
4リンク式ワイパが使用されることがある(特開平1-22
9747号公報)。
ラスを運転手席側及び助手席側の2箇所で同時的に払拭
するが、特に、運転手席側の払拭範囲を拡大するために
4リンク式ワイパが使用されることがある(特開平1-22
9747号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記ワイパを、例え
ば、4リンク機構を助手席側に配置して車体に取り付
け、降雪時に走行するとき、ワイパは、助手席側のワイ
パブレードで中間部位にもたらした雪を運転手席側のワ
イパブレードでかき降ろすような動きをする。そのた
め、中間部位にもたらされた雪が運転手席側のワイパブ
レードでかき降ろされるとき、4リンク機構に入るおそ
れがある。そして、ひとたび雪が4リンク機構に入って
しまうと、リンクが雪を圧縮するような動きをすること
から、雪の排除が難しくなる。また、ワイパの作動中に
不用意に4リンク機構に手を入れると、リンク間にはさ
まれるおそれがある。
ば、4リンク機構を助手席側に配置して車体に取り付
け、降雪時に走行するとき、ワイパは、助手席側のワイ
パブレードで中間部位にもたらした雪を運転手席側のワ
イパブレードでかき降ろすような動きをする。そのた
め、中間部位にもたらされた雪が運転手席側のワイパブ
レードでかき降ろされるとき、4リンク機構に入るおそ
れがある。そして、ひとたび雪が4リンク機構に入って
しまうと、リンクが雪を圧縮するような動きをすること
から、雪の排除が難しくなる。また、ワイパの作動中に
不用意に4リンク機構に手を入れると、リンク間にはさ
まれるおそれがある。
【0004】本発明は、4リンク式ワイパにおける前記
不都合を解消する、4リンク式ワイパのカバーを提供す
る。
不都合を解消する、4リンク式ワイパのカバーを提供す
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方の端部で
第1支軸の回りを揺動可能に固定側に連結される第1レ
バーと、一方の端部で第2支軸の回りを揺動可能に固定
側に連結される第2レバーと、一方の端部にワイパブレ
ードを取り付け、このワイパブレードを下方の反転位置
と上方の反転位置との間に移動させるワイパアームであ
って他方の端部で第3支軸の回りを揺動可能に前記第1
レバーの他方の端部に連結され、中間部で第4支軸の回
りを揺動可能に前記第2レバーの他方の端部に連結され
るワイパアームと、前記第1レバー又は前記第2レバー
を駆動して前記ワイパアームを移動させる駆動源とを備
える4リンク式ワイパのカバーである。このカバーは、
前記ワイパアームが下方の反転位置にあるとき、前記第
1支軸ないし前記第4支軸を覆う大きさに形成され、固
定側に取り付けられる本体を備え、この本体が前記ワイ
パアームを突出させる孔又は切欠きを有する。
第1支軸の回りを揺動可能に固定側に連結される第1レ
バーと、一方の端部で第2支軸の回りを揺動可能に固定
側に連結される第2レバーと、一方の端部にワイパブレ
ードを取り付け、このワイパブレードを下方の反転位置
と上方の反転位置との間に移動させるワイパアームであ
って他方の端部で第3支軸の回りを揺動可能に前記第1
レバーの他方の端部に連結され、中間部で第4支軸の回
りを揺動可能に前記第2レバーの他方の端部に連結され
るワイパアームと、前記第1レバー又は前記第2レバー
を駆動して前記ワイパアームを移動させる駆動源とを備
える4リンク式ワイパのカバーである。このカバーは、
前記ワイパアームが下方の反転位置にあるとき、前記第
1支軸ないし前記第4支軸を覆う大きさに形成され、固
定側に取り付けられる本体を備え、この本体が前記ワイ
パアームを突出させる孔又は切欠きを有する。
【0006】前記孔又は切欠きは、前記ワイパアームの
振れ幅が最小となる部位に設けられることが好ましい。
振れ幅が最小となる部位に設けられることが好ましい。
【0007】
【作用及び効果】カバーを所定位置で固定側に取り付け
ると、第1支軸ないし第4支軸は、ワイパアームが下方
の反転位置にあるとき、カバーの本体で覆われる。
ると、第1支軸ないし第4支軸は、ワイパアームが下方
の反転位置にあるとき、カバーの本体で覆われる。
【0008】4リンク機構による雪の圧縮は、ワイパア
ームが下方の反転位置に達したとき最大となるが、本発
明によれば第1支軸ないし第4支軸がカバーの本体で覆
われるため、ワイパブレードでかき降ろされた雪がこれ
ら支軸及びその近傍に到達する可能性が少なく、レバー
による雪の圧縮が実質的に生じない。また、不用意に4
リンク機構に手を入れるような事態の発生をカバーで防
ぐことができる。
ームが下方の反転位置に達したとき最大となるが、本発
明によれば第1支軸ないし第4支軸がカバーの本体で覆
われるため、ワイパブレードでかき降ろされた雪がこれ
ら支軸及びその近傍に到達する可能性が少なく、レバー
による雪の圧縮が実質的に生じない。また、不用意に4
リンク機構に手を入れるような事態の発生をカバーで防
ぐことができる。
【0009】好ましい態様によれば、本体の孔又は切欠
きがワイパアームの振れ幅が最小となる部位又はこの近
傍に設けられているため、ワイパアームの振れ方向にお
ける本体の孔又は切欠きの幅を最小に定めることがで
き、雪が本体内に入る可能性を減らすことができる。
きがワイパアームの振れ幅が最小となる部位又はこの近
傍に設けられているため、ワイパアームの振れ方向にお
ける本体の孔又は切欠きの幅を最小に定めることがで
き、雪が本体内に入る可能性を減らすことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】一部を破断して拡大した正面を示
す図1と、断面を示す図2と、斜視を示す図3と、正面
を示す図4とを参照すると、ワイパ10は、一方の端部
で第1支軸12の回りを揺動可能に固定側14に連結さ
れる第1レバー16と、一方の端部で第2支軸18の回
りを揺動可能に固定側14に連結される第2レバー20
と、一方の端部にワイパブレード22を取り付け、ワイ
パブレード22を下方の反転位置Aと上方の反転位置B
との間に移動させるワイパアーム24であって他方の端
部で第3支軸26の回りを揺動可能に第1レバー16の
他方の端部に連結され、中間部で第4支軸28の回りを
揺動可能に第2レバー20の他方の端部に連結されるワ
イパアーム24と、第1レバー16又は第2レバー20
を駆動してワイパアーム24を移動させる駆動源30と
を備える4リンク式のものである。
す図1と、断面を示す図2と、斜視を示す図3と、正面
を示す図4とを参照すると、ワイパ10は、一方の端部
で第1支軸12の回りを揺動可能に固定側14に連結さ
れる第1レバー16と、一方の端部で第2支軸18の回
りを揺動可能に固定側14に連結される第2レバー20
と、一方の端部にワイパブレード22を取り付け、ワイ
パブレード22を下方の反転位置Aと上方の反転位置B
との間に移動させるワイパアーム24であって他方の端
部で第3支軸26の回りを揺動可能に第1レバー16の
他方の端部に連結され、中間部で第4支軸28の回りを
揺動可能に第2レバー20の他方の端部に連結されるワ
イパアーム24と、第1レバー16又は第2レバー20
を駆動してワイパアーム24を移動させる駆動源30と
を備える4リンク式のものである。
【0011】図示の実施例では、第1レバー16は直線
状のリンクであり、第1支軸12に固定的に連結されて
いる。第1支軸12は円筒状のホルダ32に回転可能に
支持され、ホルダ32は固定側のカウルルーバ14に回
転不可能に取り付けられている。第1支軸12には作動
レバー34が固定的に連結されており、ワイパ10は、
後述するように、駆動源30から作動レバー34を介し
て駆動される。
状のリンクであり、第1支軸12に固定的に連結されて
いる。第1支軸12は円筒状のホルダ32に回転可能に
支持され、ホルダ32は固定側のカウルルーバ14に回
転不可能に取り付けられている。第1支軸12には作動
レバー34が固定的に連結されており、ワイパ10は、
後述するように、駆動源30から作動レバー34を介し
て駆動される。
【0012】第2レバー20はほぼ90°曲げられたリ
ンクであり、第2支軸18に揺動可能に支持されてい
る。第2レバー20とワイパアーム24との連結点であ
る第4支軸28は、図1の仮想線で示すような軌跡を描
くため、第2レバー20を直線状にすると、後述するカ
バーの本体に設ける孔を大きくしなければならないが、
第2レバー20を曲げることにより、孔の大きさを可及
的に小さくすることができる。
ンクであり、第2支軸18に揺動可能に支持されてい
る。第2レバー20とワイパアーム24との連結点であ
る第4支軸28は、図1の仮想線で示すような軌跡を描
くため、第2レバー20を直線状にすると、後述するカ
バーの本体に設ける孔を大きくしなければならないが、
第2レバー20を曲げることにより、孔の大きさを可及
的に小さくすることができる。
【0013】ワイパアーム24は、端部の第3支軸26
で第1レバー16に揺動可能に連結され、中間部の第4
支軸28で第2レバー20に揺動可能に連結されてい
る。その結果、第1レバー16と、第2レバー20と、
第1支軸12及び第2支軸18が連結されているカウル
ルーバ14の部分と、第3支軸26及び第4支軸28が
連結されているワイパアーム24の部分とによって4リ
ンク機構が形成されている。
で第1レバー16に揺動可能に連結され、中間部の第4
支軸28で第2レバー20に揺動可能に連結されてい
る。その結果、第1レバー16と、第2レバー20と、
第1支軸12及び第2支軸18が連結されているカウル
ルーバ14の部分と、第3支軸26及び第4支軸28が
連結されているワイパアーム24の部分とによって4リ
ンク機構が形成されている。
【0014】ワイパ10は、さらに、ワイパブレード3
6を取り付けたワイパアーム38を助手席側に備える。
ワイパアーム24とワイパブレード22とは、さらにワ
イパアーム38とワイパブレード36とは、それ自体公
知の連結構造によって連結されている。ワイパブレード
22,36は、ウインドシールドガラス40の外側面に
接触し、ウインドシールドガラス40を払拭する。ワイ
パブレード22の払拭領域Cは、図4に示すように、4
リンク機構がない場合の払拭領域Dよりも外方へ広がっ
ている。
6を取り付けたワイパアーム38を助手席側に備える。
ワイパアーム24とワイパブレード22とは、さらにワ
イパアーム38とワイパブレード36とは、それ自体公
知の連結構造によって連結されている。ワイパブレード
22,36は、ウインドシールドガラス40の外側面に
接触し、ウインドシールドガラス40を払拭する。ワイ
パブレード22の払拭領域Cは、図4に示すように、4
リンク機構がない場合の払拭領域Dよりも外方へ広がっ
ている。
【0015】ワイパ10にカバー50が取り付けられ
る。カバー50は、ワイパアーム24が下方の反転位置
Aにあるとき、すなわち図1の実線の位置にあるとき、
第1支軸12ないし第4支軸28を覆って、つまり第1
支軸12と、第2支軸18と、第3支軸26と、第4支
軸28とを覆って固定側に取り付けられる本体52を備
える。そして、本体52がワイパアーム24を突出させ
る孔54を有する。
る。カバー50は、ワイパアーム24が下方の反転位置
Aにあるとき、すなわち図1の実線の位置にあるとき、
第1支軸12ないし第4支軸28を覆って、つまり第1
支軸12と、第2支軸18と、第3支軸26と、第4支
軸28とを覆って固定側に取り付けられる本体52を備
える。そして、本体52がワイパアーム24を突出させ
る孔54を有する。
【0016】カバーの本体52は、頂部56と、頂部5
6からウインドシールドガラス40に向けて伸び、頂部
56のほぼ全周にわたる周縁部57とを一体に有し、ポ
リプロピレンのような硬質樹脂を射出成形して作られ
る。孔54は周縁部57に開けられている。さらに、2
つの切欠き58が周縁部57の2つの隅部に設けられて
いる。孔54に代えて、図3に仮想線で示すように、切
欠き55を設けることもできる。
6からウインドシールドガラス40に向けて伸び、頂部
56のほぼ全周にわたる周縁部57とを一体に有し、ポ
リプロピレンのような硬質樹脂を射出成形して作られ
る。孔54は周縁部57に開けられている。さらに、2
つの切欠き58が周縁部57の2つの隅部に設けられて
いる。孔54に代えて、図3に仮想線で示すように、切
欠き55を設けることもできる。
【0017】カバー50は、ウインドシールドガラス4
0の下方の端部と、エンジンフード60との間の空間に
配置され、頂部56を貫通する2本のタッピングねじ5
9によってカウルルーバ14に取り付けられている。ワ
イパアーム24が孔54から突出する形態である場合、
第1支軸12ないし第4支軸28で第1レバー16と、
第2レバー20と、ワイパアーム24とを所定に連結し
た後、ワイパアーム24を孔54に嵌入してカバー50
を所定位置に導き、その後ワイパアーム24の端部にワ
イパブレード22を取り付ける。切欠き55の場合に
は、ワイパ10を組み付けた後、カバー50を取り付け
ることができる。
0の下方の端部と、エンジンフード60との間の空間に
配置され、頂部56を貫通する2本のタッピングねじ5
9によってカウルルーバ14に取り付けられている。ワ
イパアーム24が孔54から突出する形態である場合、
第1支軸12ないし第4支軸28で第1レバー16と、
第2レバー20と、ワイパアーム24とを所定に連結し
た後、ワイパアーム24を孔54に嵌入してカバー50
を所定位置に導き、その後ワイパアーム24の端部にワ
イパブレード22を取り付ける。切欠き55の場合に
は、ワイパ10を組み付けた後、カバー50を取り付け
ることができる。
【0018】図1に示した実施例では、本体52の孔5
4は、ワイパアーム24の振れ幅が最小となる部位に設
けられている。ワイパアーム24は、ワイパブレード2
2が下方の反転位置となる図1の実線位置から、ワイパ
ブレード22が最も外方へ伸びる仮想線位置24Aを経
て、ワイパブレード22が上方の反転位置となる仮想線
位置24Bまで移動し、幾何学的に決められた軌跡の包
絡線E,Fで囲まれた範囲内を移動する。そこで、本体
52の孔54を包絡線E,Fで囲まれた距離が最も小さ
くなる部位又はこの近傍に開けることにより、孔54の
大きさを小さくすることができる。
4は、ワイパアーム24の振れ幅が最小となる部位に設
けられている。ワイパアーム24は、ワイパブレード2
2が下方の反転位置となる図1の実線位置から、ワイパ
ブレード22が最も外方へ伸びる仮想線位置24Aを経
て、ワイパブレード22が上方の反転位置となる仮想線
位置24Bまで移動し、幾何学的に決められた軌跡の包
絡線E,Fで囲まれた範囲内を移動する。そこで、本体
52の孔54を包絡線E,Fで囲まれた距離が最も小さ
くなる部位又はこの近傍に開けることにより、孔54の
大きさを小さくすることができる。
【0019】駆動源30は電動機である。その出力軸に
固定的に取り付けたクランク64と第1レバー16に係
わる作動レバー34とをロッド66にそれぞれ揺動可能
に連結し、さらに作動レバー34とワイパアーム38に
固定的に連結された作動レバー68とをロッド70にそ
れぞれ揺動可能に連結し、ワイパ10が形成される。
固定的に取り付けたクランク64と第1レバー16に係
わる作動レバー34とをロッド66にそれぞれ揺動可能
に連結し、さらに作動レバー34とワイパアーム38に
固定的に連結された作動レバー68とをロッド70にそ
れぞれ揺動可能に連結し、ワイパ10が形成される。
【0020】ワイパ10は次のように作動する。降雪時
に駆動源30を駆動すると、第1レバー16が第1支軸
12の回りを揺動し、ワイパアーム24が第2支軸26
の回りを揺動する。同時に、ワイパアーム38が支軸7
2の回りを揺動する。その結果、ワイパブレード22,
36は、下方の反転位置Aから上方へ向けて移動するこ
ととなる。ワイパブレード22は移動の間に外方へ押し
出されて拡大された領域を払拭する。ワイパブレード2
2,36が上方の反転位置Bに達したとき、雪はワイパ
ブレード22によって上方の反転位置Bの近傍にもたら
される。その後、ワイパブレード22,36は反転し、
下方の反転位置に向けて移動する。このとき、ワイパブ
レード22によってウインドシールドガラス40の中間
部位にもたらされた雪はワイパブレード36によって下
方へかき降ろされる。しかし、カバー50が4リンク機
構の支軸を覆っているため、雪は第1支軸12ないし第
4支軸28の近傍には達しない。
に駆動源30を駆動すると、第1レバー16が第1支軸
12の回りを揺動し、ワイパアーム24が第2支軸26
の回りを揺動する。同時に、ワイパアーム38が支軸7
2の回りを揺動する。その結果、ワイパブレード22,
36は、下方の反転位置Aから上方へ向けて移動するこ
ととなる。ワイパブレード22は移動の間に外方へ押し
出されて拡大された領域を払拭する。ワイパブレード2
2,36が上方の反転位置Bに達したとき、雪はワイパ
ブレード22によって上方の反転位置Bの近傍にもたら
される。その後、ワイパブレード22,36は反転し、
下方の反転位置に向けて移動する。このとき、ワイパブ
レード22によってウインドシールドガラス40の中間
部位にもたらされた雪はワイパブレード36によって下
方へかき降ろされる。しかし、カバー50が4リンク機
構の支軸を覆っているため、雪は第1支軸12ないし第
4支軸28の近傍には達しない。
【0021】図示の実施例によれば、ワイパアーム24
が本体の孔54から外部へ突出し、ほぼ90°の範囲で
移動するため、仮に雪がカバーの本体52内に入って
も、ワイパアーム24が上方へ向けて反転を開始する
と、雪は第4支軸28及びこの近傍のワイパアーム部分
によって本体の外部へ押し出されることとなり、本体内
に雪は実質的に残らない。
が本体の孔54から外部へ突出し、ほぼ90°の範囲で
移動するため、仮に雪がカバーの本体52内に入って
も、ワイパアーム24が上方へ向けて反転を開始する
と、雪は第4支軸28及びこの近傍のワイパアーム部分
によって本体の外部へ押し出されることとなり、本体内
に雪は実質的に残らない。
【図1】本発明に係る車両用4リンク式ワイパのカバー
を使用位置に配置した状態を示す一部を断面とした拡大
正面図で、4リンク機構を示している。
を使用位置に配置した状態を示す一部を断面とした拡大
正面図で、4リンク機構を示している。
【図2】図1の2−2線に沿って切断した断面図であ
る。
る。
【図3】本発明に係る車両用4リンク式ワイパのカバー
を使用位置に配置した状態を示す斜視図で、ワイパアー
ムは一部を示してある。
を使用位置に配置した状態を示す斜視図で、ワイパアー
ムは一部を示してある。
【図4】本発明に係る車両用4リンク式ワイパの正面図
で、カバーは仮想線で示してある。 10 4リンク式ワイパ 12 第1支軸 14 固定側(カウルルーバ) 16 第1レバー 18 第2支軸 20 第2レバー 24 ワイパアーム 26 第3支軸 28 第4支軸 50 カバー 52 本体 54 孔 55 切欠き
で、カバーは仮想線で示してある。 10 4リンク式ワイパ 12 第1支軸 14 固定側(カウルルーバ) 16 第1レバー 18 第2支軸 20 第2レバー 24 ワイパアーム 26 第3支軸 28 第4支軸 50 カバー 52 本体 54 孔 55 切欠き
Claims (2)
- 【請求項1】 一方の端部で第1支軸の回りを揺動可能
に固定側に連結される第1レバーと、一方の端部で第2
支軸の回りを揺動可能に固定側に連結される第2レバー
と、一方の端部にワイパブレードを取り付け、このワイ
パブレードを下方の反転位置と上方の反転位置との間に
移動させるワイパアームであって他方の端部で第3支軸
の回りを揺動可能に前記第1レバーの他方の端部に連結
され、中間部で第4支軸の回りを揺動可能に前記第2レ
バーの他方の端部に連結されるワイパアームと、前記第
1レバー又は前記第2レバーを駆動して前記ワイパアー
ムを移動させる駆動源とを備える4リンク式ワイパのカ
バーであって、 前記ワイパアームが下方の反転位置にあるとき、前記第
1支軸ないし前記第4支軸を覆う大きさに形成され、固
定側に取り付けられる本体を備え、この本体が前記ワイ
パアームを突出させる孔又は切欠きを有する、4リンク
式ワイパのカバー。 - 【請求項2】 前記孔又は切欠きは、前記ワイパアーム
の振れ幅が最小となる部位又はこの近傍に設けられた、
請求項1に記載の4リンク式ワイパのカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10131467A JPH11321570A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 車両用4リンク式ワイパのカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10131467A JPH11321570A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 車両用4リンク式ワイパのカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11321570A true JPH11321570A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15058653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10131467A Pending JPH11321570A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 車両用4リンク式ワイパのカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11321570A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010149765A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Asmo Co Ltd | 車両ワイパ装置、及び車両用のワイパ装置 |
WO2016203906A1 (ja) * | 2015-06-17 | 2016-12-22 | アスモ 株式会社 | 車両ワイパ装置 |
JP2017007544A (ja) * | 2015-06-23 | 2017-01-12 | アスモ株式会社 | 車両ワイパ装置 |
US10556569B2 (en) | 2015-06-17 | 2020-02-11 | Denso Corporation | Vehicular wiper device |
-
1998
- 1998-05-14 JP JP10131467A patent/JPH11321570A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010149765A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Asmo Co Ltd | 車両ワイパ装置、及び車両用のワイパ装置 |
WO2016203906A1 (ja) * | 2015-06-17 | 2016-12-22 | アスモ 株式会社 | 車両ワイパ装置 |
US10556569B2 (en) | 2015-06-17 | 2020-02-11 | Denso Corporation | Vehicular wiper device |
JP2017007544A (ja) * | 2015-06-23 | 2017-01-12 | アスモ株式会社 | 車両ワイパ装置 |
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