JPH11317172A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents
プラズマディスプレイパネルInfo
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- JPH11317172A JPH11317172A JP10122279A JP12227998A JPH11317172A JP H11317172 A JPH11317172 A JP H11317172A JP 10122279 A JP10122279 A JP 10122279A JP 12227998 A JP12227998 A JP 12227998A JP H11317172 A JPH11317172 A JP H11317172A
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Landscapes
- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 発光効率が高いプラズマディスプレイパネル
を得る。 【解決手段】 リブ4を介在して互いに対向して放電空
間を形成する第1基板S1及び第2基板と、第1基板S
1内部において、互いに平行に延設されたX電極7及び
Y電極8とを備え、第1基板S1は、第2基板側の表面
において、X電極7及びY電極8との間において凹み1
00を呈する。
を得る。 【解決手段】 リブ4を介在して互いに対向して放電空
間を形成する第1基板S1及び第2基板と、第1基板S
1内部において、互いに平行に延設されたX電極7及び
Y電極8とを備え、第1基板S1は、第2基板側の表面
において、X電極7及びY電極8との間において凹み1
00を呈する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、製造が容易であ
り、かつ高い輝度が高効率で得られるプラズマディスプ
レイパネル(以下、「PDP」と称す)の構造に関す
る。
り、かつ高い輝度が高効率で得られるプラズマディスプ
レイパネル(以下、「PDP」と称す)の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図14は、従来の交流駆動型PDPの構
造の一部を示す斜視図である。このPDPの構造は、現
在最も広く採用されている反射型面放電ACプラズマデ
ィスプレイパネルに関するものであり、例えば『プラズ
マディスプレイ最新技術』(御子柴茂生著、EDリサー
チ社)の図2.2(20ページ)に示されている。
造の一部を示す斜視図である。このPDPの構造は、現
在最も広く採用されている反射型面放電ACプラズマデ
ィスプレイパネルに関するものであり、例えば『プラズ
マディスプレイ最新技術』(御子柴茂生著、EDリサー
チ社)の図2.2(20ページ)に示されている。
【0003】図14において、1は前面基板(基板本
体)、2は背面基板、3は前面基板1及び背面基板2を
対向に配置して形成される放電空間、4は前面基板1及
び背面基板2を介在して放電空間3の高さを規定し、背
面基板2側の主面に所定の画素ピッチで離間して互いに
平行に設けられたリブ、5は2つのリブ4の間の背面基
板2表面に形成された書込電極、6はリブ4で区画され
た領域内に塗布された蛍光体、7及び8は書込電極5及
びリブ4の延設方向と垂直な方向に前面基板1表面に形
成され、互いに平行するX電極及びY電極、9及び10
はX電極7及びY電極8の各々を構成する透明電極及び
金属電極、11は前面基板1の背面基板2側主面と、X
電極7及びY電極8とを覆う誘電体層、12は誘電体層
11上に設けられたMgO膜である。また、R、G、B
は、蛍光体6がそれぞれ赤、緑、青に対応していること
を示し、R、G、Bに関わる3つの放電セルは1つの画
素を構成する。
体)、2は背面基板、3は前面基板1及び背面基板2を
対向に配置して形成される放電空間、4は前面基板1及
び背面基板2を介在して放電空間3の高さを規定し、背
面基板2側の主面に所定の画素ピッチで離間して互いに
平行に設けられたリブ、5は2つのリブ4の間の背面基
板2表面に形成された書込電極、6はリブ4で区画され
た領域内に塗布された蛍光体、7及び8は書込電極5及
びリブ4の延設方向と垂直な方向に前面基板1表面に形
成され、互いに平行するX電極及びY電極、9及び10
はX電極7及びY電極8の各々を構成する透明電極及び
金属電極、11は前面基板1の背面基板2側主面と、X
電極7及びY電極8とを覆う誘電体層、12は誘電体層
11上に設けられたMgO膜である。また、R、G、B
は、蛍光体6がそれぞれ赤、緑、青に対応していること
を示し、R、G、Bに関わる3つの放電セルは1つの画
素を構成する。
【0004】前面基板1、X電極7、Y電極8、誘電体
層11及びMgO膜12は第1基板S1を構成し、背面
基板2、リブ4、書込電極5及び蛍光体6は第2基板S
2を構成する。PDPは、前面基板S1と背面基板S2
とが合わされた構造である。
層11及びMgO膜12は第1基板S1を構成し、背面
基板2、リブ4、書込電極5及び蛍光体6は第2基板S
2を構成する。PDPは、前面基板S1と背面基板S2
とが合わされた構造である。
【0005】また、図15について、(a)は図14に
示すPDPの1つの画素についての平面図であって、P
DPの第1基板S1を示し、(b)は(a)の切断線XV
b−XVbにおける第1基板S1の断面図を示す。図15
の符号は図14に対応している。
示すPDPの1つの画素についての平面図であって、P
DPの第1基板S1を示し、(b)は(a)の切断線XV
b−XVbにおける第1基板S1の断面図を示す。図15
の符号は図14に対応している。
【0006】次にPDPの駆動について説明する。書込
電極5とX電極7との間に電圧を与えて放電を行うこと
によって、発光させたい放電セルに電荷を蓄積する。こ
の書込放電では、電圧はライン毎に電荷が蓄積されるよ
うに所定の順で与えられ、全てのY電極8は例えば同電
位にしておけばよい。次に、X電極7及びY電極8の間
に交流電圧を印加することによって、書込放電において
電荷が蓄積された放電セルについて放電が生じる。この
維持放電では、交流電圧は全てのX電極7及びY電極8
に同時に印加する。この維持放電は、沿面放電、すなわ
ち、誘電体層11の表面で生じる。この維持放電によっ
て生じた紫外線は、蛍光体6に当たって、赤、緑、ある
いは青の可視光線に変換される。このようにして、発光
させたい放電セルのみを発光させることができる。
電極5とX電極7との間に電圧を与えて放電を行うこと
によって、発光させたい放電セルに電荷を蓄積する。こ
の書込放電では、電圧はライン毎に電荷が蓄積されるよ
うに所定の順で与えられ、全てのY電極8は例えば同電
位にしておけばよい。次に、X電極7及びY電極8の間
に交流電圧を印加することによって、書込放電において
電荷が蓄積された放電セルについて放電が生じる。この
維持放電では、交流電圧は全てのX電極7及びY電極8
に同時に印加する。この維持放電は、沿面放電、すなわ
ち、誘電体層11の表面で生じる。この維持放電によっ
て生じた紫外線は、蛍光体6に当たって、赤、緑、ある
いは青の可視光線に変換される。このようにして、発光
させたい放電セルのみを発光させることができる。
【0007】PDPは、発光型のパネルであり、非発光
型の例えば液晶ディスプレイと比較して、視野角が広い
などの利点がある。
型の例えば液晶ディスプレイと比較して、視野角が広い
などの利点がある。
【0008】しかも、放電セルには、発光効率等を改善
するために、様々な工夫がなされている。例えば、X電
極7及びY電極8は、それぞれ、透明電極9及び電極自
身の電気抵抗を下げるための金属電極10からなるが、
透明電極9の幅を大きくして放電を広げることによっ
て、輝度を上げている。また、金属電極10は、自身内
に光が通過しないため、放電空間3で生じた可視光線が
前面基板1を通過することを妨害するため、透明電極9
のうち、放電セルの中心からできるだけ離れた所に金属
電極10を配することによって、発光効率を上げてい
る。さらに、MgO膜12を誘電体層11の全面に設け
ることによって、放電を発生させるのに最低必要な電圧
を低下させている。
するために、様々な工夫がなされている。例えば、X電
極7及びY電極8は、それぞれ、透明電極9及び電極自
身の電気抵抗を下げるための金属電極10からなるが、
透明電極9の幅を大きくして放電を広げることによっ
て、輝度を上げている。また、金属電極10は、自身内
に光が通過しないため、放電空間3で生じた可視光線が
前面基板1を通過することを妨害するため、透明電極9
のうち、放電セルの中心からできるだけ離れた所に金属
電極10を配することによって、発光効率を上げてい
る。さらに、MgO膜12を誘電体層11の全面に設け
ることによって、放電を発生させるのに最低必要な電圧
を低下させている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
PDPは、発光効率等を改善するための様々な工夫がな
されてはいるものの、まだまだ、発光効率が低いという
問題点がある。例えば、発光効率について、現在では、
PDPが1〔lm/W〕以下、CRTが2〜3〔lm/
W〕程度、PDPと同じく放電を用いている低圧水銀ラ
ンプ、いわゆる蛍光灯が60〔lm/W〕(参考:放電
ハンドブック、電気学会編)、同じく放電を用いている
Xeランプが白色でも10〔lm/W〕(参考:T.Urak
abe,etc.,"A Flat Fluorescent Lamp with Xe Dielectr
ic Barrier Discharge" Journal ofLight & Visual Env
iroment,Vol.20 No.2,p.20(1996))等である。
PDPは、発光効率等を改善するための様々な工夫がな
されてはいるものの、まだまだ、発光効率が低いという
問題点がある。例えば、発光効率について、現在では、
PDPが1〔lm/W〕以下、CRTが2〜3〔lm/
W〕程度、PDPと同じく放電を用いている低圧水銀ラ
ンプ、いわゆる蛍光灯が60〔lm/W〕(参考:放電
ハンドブック、電気学会編)、同じく放電を用いている
Xeランプが白色でも10〔lm/W〕(参考:T.Urak
abe,etc.,"A Flat Fluorescent Lamp with Xe Dielectr
ic Barrier Discharge" Journal ofLight & Visual Env
iroment,Vol.20 No.2,p.20(1996))等である。
【0010】本発明は、この問題点を解決するためにな
されたものであり、発光効率が高いプラズマディスプレ
イパネルを得ることを目的とする。
されたものであり、発光効率が高いプラズマディスプレ
イパネルを得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
課題解決手段は、リブを介在して互いに対向して放電空
間を形成する第1及び第2基板と、前記第1基板内部に
おいて、互いに平行に延設された第1及び第2電極とを
備え、前記第1基板は、前記第2基板側の表面におい
て、前記第1及び第2電極の間において第1の凹みを呈
することを特徴とする。
課題解決手段は、リブを介在して互いに対向して放電空
間を形成する第1及び第2基板と、前記第1基板内部に
おいて、互いに平行に延設された第1及び第2電極とを
備え、前記第1基板は、前記第2基板側の表面におい
て、前記第1及び第2電極の間において第1の凹みを呈
することを特徴とする。
【0012】本発明の請求項2に係る課題解決手段にお
いて、前記第1の凹みの底が前記第1及び第2電極より
も前記第1基板内部に深く位置する。
いて、前記第1の凹みの底が前記第1及び第2電極より
も前記第1基板内部に深く位置する。
【0013】本発明の請求項3に係る課題解決手段にお
いて、前記第1及び第2電極の各々は、金属電極のみか
らなる。
いて、前記第1及び第2電極の各々は、金属電極のみか
らなる。
【0014】本発明の請求項4に係る課題解決手段にお
いて、前記第1の凹みの底が前記第1及び第2電極より
も前記第1基板内部に深く位置し、前記第1及び第2電
極の各々は、金属電極のみからなり、前記第1及び第2
電極の金属電極は、前記第1の凹みを介して互いに対面
する。
いて、前記第1の凹みの底が前記第1及び第2電極より
も前記第1基板内部に深く位置し、前記第1及び第2電
極の各々は、金属電極のみからなり、前記第1及び第2
電極の金属電極は、前記第1の凹みを介して互いに対面
する。
【0015】本発明の請求項5に係る課題解決手段にお
いて、前記第1及び第2電極の各々は、互いに離間して
平行に延設された金属電極及び透明電極からなり、前記
第1基板は、前記金属電極及び透明電極の間においても
第2の凹みを呈する。
いて、前記第1及び第2電極の各々は、互いに離間して
平行に延設された金属電極及び透明電極からなり、前記
第1基板は、前記金属電極及び透明電極の間においても
第2の凹みを呈する。
【0016】本発明の請求項6に係る課題解決手段にお
いて、前記第1の凹みの底が前記第1及び第2電極より
も前記第1基板内部に深く位置し、前記第1及び第2電
極の透明電極は、前記第1の凹みを介して互いに対面す
る。
いて、前記第1の凹みの底が前記第1及び第2電極より
も前記第1基板内部に深く位置し、前記第1及び第2電
極の透明電極は、前記第1の凹みを介して互いに対面す
る。
【0017】本発明の請求項7に係る課題解決手段にお
いて、前記第1基板は、当該第1基板の基板本体と、前
記基板本体の前記第2基板側に形成され、前記第1及び
第2電極を覆う誘電体層とを含み、前記基板本体は平坦
である。
いて、前記第1基板は、当該第1基板の基板本体と、前
記基板本体の前記第2基板側に形成され、前記第1及び
第2電極を覆う誘電体層とを含み、前記基板本体は平坦
である。
【0018】本発明の請求項8に係る課題解決手段は、
前記第1の凹みの表面を覆うことによって前記第1基板
表面を放電によるスパッタから保護し、前記第1の凹み
の表面の2次電子放出係数を大きくするための保護膜を
さらに備える。
前記第1の凹みの表面を覆うことによって前記第1基板
表面を放電によるスパッタから保護し、前記第1の凹み
の表面の2次電子放出係数を大きくするための保護膜を
さらに備える。
【0019】本発明の請求項9に係る課題解決手段は、
前記第1の凹みの底に設けられた蛍光体をさらに備え
る。
前記第1の凹みの底に設けられた蛍光体をさらに備え
る。
【0020】本発明の請求項10に係る課題解決手段
は、前記第1の凹みの開口の縁に形成され、前記第1基
板の表面から突出する枠体をさらに備える。
は、前記第1の凹みの開口の縁に形成され、前記第1基
板の表面から突出する枠体をさらに備える。
【0021】本発明の請求項11に係る課題解決手段
は、リブを介在して互いに対向して放電空間を形成する
第1及び第2基板と、前記第1基板内部において、互い
に平行に延設された複数の放電電極対とを備え、前記放
電電極対は、互いに平行に延設された第1及び第2電極
からなり、前記第1基板は、前記第2基板側の表面にお
いて、隣り合う前記放電電極対の間において凹みを呈す
ることを特徴とする。
は、リブを介在して互いに対向して放電空間を形成する
第1及び第2基板と、前記第1基板内部において、互い
に平行に延設された複数の放電電極対とを備え、前記放
電電極対は、互いに平行に延設された第1及び第2電極
からなり、前記第1基板は、前記第2基板側の表面にお
いて、隣り合う前記放電電極対の間において凹みを呈す
ることを特徴とする。
【0022】本発明の請求項12に係る課題解決手段
は、リブを介在して互いに対向して放電空間を形成する
第1及び第2基板と、前記第1基板内部において、互い
に平行に延設された複数の放電電極対とを備え、前記放
電電極対は、互いに平行に延設された第1及び第2電極
からなり、前記第1基板は、前記第2基板側の表面にお
いて、隣り合う前記放電電極対の間において凸部を呈す
ることを特徴とする。
は、リブを介在して互いに対向して放電空間を形成する
第1及び第2基板と、前記第1基板内部において、互い
に平行に延設された複数の放電電極対とを備え、前記放
電電極対は、互いに平行に延設された第1及び第2電極
からなり、前記第1基板は、前記第2基板側の表面にお
いて、隣り合う前記放電電極対の間において凸部を呈す
ることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、実施の形
態1のPDPを示し、図15に対応しており、(a)は
1つの画素についての平面図、(b)は切断線Ib−I
bにおける第1基板S1の断面図を示す。
態1のPDPを示し、図15に対応しており、(a)は
1つの画素についての平面図、(b)は切断線Ib−I
bにおける第1基板S1の断面図を示す。
【0024】図1において、100はX電極7とY電極
8との間において誘電体層11で前面基板1を覆わない
ことによって設けられた凹み(第1の凹み)、60は凹
み100の底面上に設けられた蛍光体であり、その他の
符号については、従来と同様なので、説明を省略する。
8との間において誘電体層11で前面基板1を覆わない
ことによって設けられた凹み(第1の凹み)、60は凹
み100の底面上に設けられた蛍光体であり、その他の
符号については、従来と同様なので、説明を省略する。
【0025】第2基板S2は、周知のものを適用し、例
えば図14に示すものである。
えば図14に示すものである。
【0026】凹み100は、放電セル毎に設けられ、隣
接するリブ4の間に収まる寸法であって、それぞれの放
電セルにおいて凹み100の周囲を誘電体層11が囲っ
た穴状である。前面基板1は凹み100を深めるように
例えばサンドブラストを用いて掘り下げられており、凹
み100の底面は前面基板1の内部にある。凹み100
の側面はMgO膜12で覆われている。放電空間3は凹
み100内部の空間に連結する。
接するリブ4の間に収まる寸法であって、それぞれの放
電セルにおいて凹み100の周囲を誘電体層11が囲っ
た穴状である。前面基板1は凹み100を深めるように
例えばサンドブラストを用いて掘り下げられており、凹
み100の底面は前面基板1の内部にある。凹み100
の側面はMgO膜12で覆われている。放電空間3は凹
み100内部の空間に連結する。
【0027】凹み100を設けることによって、X電極
7及びY電極8は凹み100を介して対向する、いわゆ
る対向型電極に近くなる。
7及びY電極8は凹み100を介して対向する、いわゆ
る対向型電極に近くなる。
【0028】蛍光体60は、可視光線が前面基板1の背
面基板2側から反対側へ透過しやすいようにする。例え
ば、可視光線が透過しやすいように蛍光体60を薄くす
ればよい。但し、蛍光体60は薄いほど紫外線の吸収率
が低くなるので、この吸収率を考慮して、蛍光体60を
薄くする必要がある。
面基板2側から反対側へ透過しやすいようにする。例え
ば、可視光線が透過しやすいように蛍光体60を薄くす
ればよい。但し、蛍光体60は薄いほど紫外線の吸収率
が低くなるので、この吸収率を考慮して、蛍光体60を
薄くする必要がある。
【0029】次に、実施の形態1のPDPを従来と同様
に駆動させる場合を考える。放電は、一般に電極同士が
最も接近しているところで生じるため、凹み100にお
いて維持放電が開始する。しかも、X電極7及びY電極
8が対向型電極に近い構造であるため、放電は凹み10
0内の内壁に沿ってではなく、主として凹み100内の
対向側面間に生じる。すなわち、実施の形態1では、沿
面放電に因らないで放電が生る。沿面放電は、第1基板
S1やリブ4の干渉を受けるため、この電子はエネルギ
ーが奪われる。実施の形態1では、沿面放電に因らない
で放電が生じるため、従来と比較して、放電に係る電子
のエネルギーが奪われにくく、紫外線の発生効率が高く
なる。
に駆動させる場合を考える。放電は、一般に電極同士が
最も接近しているところで生じるため、凹み100にお
いて維持放電が開始する。しかも、X電極7及びY電極
8が対向型電極に近い構造であるため、放電は凹み10
0内の内壁に沿ってではなく、主として凹み100内の
対向側面間に生じる。すなわち、実施の形態1では、沿
面放電に因らないで放電が生る。沿面放電は、第1基板
S1やリブ4の干渉を受けるため、この電子はエネルギ
ーが奪われる。実施の形態1では、沿面放電に因らない
で放電が生じるため、従来と比較して、放電に係る電子
のエネルギーが奪われにくく、紫外線の発生効率が高く
なる。
【0030】また、放電は、図1(b)が示す領域20
0のように、凹み100内で発生して、そこから背面基
板2側へ広がるため、従来の沿面放電のみの図15
(b)が示す領域200と比較して、リブ4まで広がり
にくい。よって、実施の形態1では、従来と比較して、
放電に係る電子がリブ4の干渉を受けにくいため、放電
に係る電子のエネルギーが奪われにくく、紫外線の発生
効率が高くなる。
0のように、凹み100内で発生して、そこから背面基
板2側へ広がるため、従来の沿面放電のみの図15
(b)が示す領域200と比較して、リブ4まで広がり
にくい。よって、実施の形態1では、従来と比較して、
放電に係る電子がリブ4の干渉を受けにくいため、放電
に係る電子のエネルギーが奪われにくく、紫外線の発生
効率が高くなる。
【0031】さらに、『プラズマディスプレイ最新技
術』(御子柴茂生著、EDリサーチ社)の第2.5章の
説明によると、一般に陰極から陽極に向けて、陰極降下
部、負グロー、陽光柱という領域が形成され、X電極7
及びY電極8とリブ4との境界にはシースという領域が
形成される。負グロー及び陽光柱が紫外線を発生する。
陰極降下部及びシースの大きさは、放電ガスの組成や陰
極材料等によって決まり、放電空間3のうちの陰極降下
部及びシース以外の部分を陽光柱及び負グローが占め
る。したがって、放電空間3は狭いほど、陰極降下部及
びシースの占める割合が高くなり、陽光柱や負グローの
占める割合が低くなる。しかし、実施の形態1では、凹
み100を設けた分、従来と比較して放電空間3のが広
くなるため、陽光柱や負グローの占める割合が高くな
り、紫外線の発生効率が高くなる。
術』(御子柴茂生著、EDリサーチ社)の第2.5章の
説明によると、一般に陰極から陽極に向けて、陰極降下
部、負グロー、陽光柱という領域が形成され、X電極7
及びY電極8とリブ4との境界にはシースという領域が
形成される。負グロー及び陽光柱が紫外線を発生する。
陰極降下部及びシースの大きさは、放電ガスの組成や陰
極材料等によって決まり、放電空間3のうちの陰極降下
部及びシース以外の部分を陽光柱及び負グローが占め
る。したがって、放電空間3は狭いほど、陰極降下部及
びシースの占める割合が高くなり、陽光柱や負グローの
占める割合が低くなる。しかし、実施の形態1では、凹
み100を設けた分、従来と比較して放電空間3のが広
くなるため、陽光柱や負グローの占める割合が高くな
り、紫外線の発生効率が高くなる。
【0032】実施の形態1によれば、以上の凹み100
による作用により、紫外線の発生効率が高くなるため、
従来と比較して発光効率が高くなる。
による作用により、紫外線の発生効率が高くなるため、
従来と比較して発光効率が高くなる。
【0033】また、従来では放電によって発生した紫外
線のうち、前面基板1へ向かう紫外線は蛍光体6に当た
らないので発光に寄与しない。しかし、実施の形態1で
は、前面基板1へ向かう紫外線は蛍光体60に当たり、
従来と比較して発光効率が高い。
線のうち、前面基板1へ向かう紫外線は蛍光体6に当た
らないので発光に寄与しない。しかし、実施の形態1で
は、前面基板1へ向かう紫外線は蛍光体60に当たり、
従来と比較して発光効率が高い。
【0034】また、凹み100を深くすればするほど、
放電が凹み100の底面の干渉を受けにくくすることが
できる。
放電が凹み100の底面の干渉を受けにくくすることが
できる。
【0035】さらに、放電は、凹み100の内部で生じ
るため、従来と比較して第1基板S1で生じ、蛍光体6
(図14)に達しないので、蛍光体6の干渉を受けな
い。よって、リブ4の高さ寸法を短くしても、蛍光体6
の干渉が起因して発光効率が低くなることはない。ま
た、そうすることによって、書込放電を生じやすくでき
るという利点がある。
るため、従来と比較して第1基板S1で生じ、蛍光体6
(図14)に達しないので、蛍光体6の干渉を受けな
い。よって、リブ4の高さ寸法を短くしても、蛍光体6
の干渉が起因して発光効率が低くなることはない。ま
た、そうすることによって、書込放電を生じやすくでき
るという利点がある。
【0036】実施の形態2.図2は、実施の形態2のP
DPを示し、(a)は1つの画素についての平面図、
(b)は切断線IIb−IIbにおける第1基板S1の断面
図を示す。
DPを示し、(a)は1つの画素についての平面図、
(b)は切断線IIb−IIbにおける第1基板S1の断面
図を示す。
【0037】実施の形態2では、X電極7及びY電極8
に特徴がある。それ以外の部分については、実施の形態
1と同様なので、説明を省略する。
に特徴がある。それ以外の部分については、実施の形態
1と同様なので、説明を省略する。
【0038】放電は、凹み100内で生じるため、透明
電極9は、放電を広げるという役目を果たす必要はな
い。よって、実施の形態2では、透明電極9を省略し、
X電極7及びY電極8を金属電極10のみで構成する。
透明電極9を省略した分、PDPの製造が容易になる。
電極9は、放電を広げるという役目を果たす必要はな
い。よって、実施の形態2では、透明電極9を省略し、
X電極7及びY電極8を金属電極10のみで構成する。
透明電極9を省略した分、PDPの製造が容易になる。
【0039】さらに、透明電極9を省略した分、凹み1
00の開口を広くでき、放電空間3が広くなる。
00の開口を広くでき、放電空間3が広くなる。
【0040】実施の形態3.図3は、実施の形態3のP
DPを示し、(a)は1つの画素についての平面図、
(b)は切断線IIIb−IIIbにおける第1基板S1の断
面図を示す。
DPを示し、(a)は1つの画素についての平面図、
(b)は切断線IIIb−IIIbにおける第1基板S1の断
面図を示す。
【0041】実施の形態3では、金属電極10に特徴が
ある。それ以外の部分については、実施の形態2と同様
なので、説明を省略する。
ある。それ以外の部分については、実施の形態2と同様
なので、説明を省略する。
【0042】実施の形態3のX電極7及びY電極8それ
ぞれの金属電極10は、凹み100を介して対面した状
態で前面基板1に埋め込まれる。金属電極10は、断面
の長辺が前面基板1の法線方向D2に沿い、短辺が前面
基板1の表面方向D1に沿うように埋設配置されてい
る。これによって、実施の形態2と比較して、放電は凹
み100外に広がりにくく、リブ4の干渉が低減され
る。しかも、実施の形態2と比較して、法線方向D2か
ら眺めてX電極7及びY電極8の寸法が短くなるため、
可視光線は、X電極7及びY電極に妨害されずに前面基
板1を通過する。よって、発光効率が高い。
ぞれの金属電極10は、凹み100を介して対面した状
態で前面基板1に埋め込まれる。金属電極10は、断面
の長辺が前面基板1の法線方向D2に沿い、短辺が前面
基板1の表面方向D1に沿うように埋設配置されてい
る。これによって、実施の形態2と比較して、放電は凹
み100外に広がりにくく、リブ4の干渉が低減され
る。しかも、実施の形態2と比較して、法線方向D2か
ら眺めてX電極7及びY電極8の寸法が短くなるため、
可視光線は、X電極7及びY電極に妨害されずに前面基
板1を通過する。よって、発光効率が高い。
【0043】さらに、凹み100を深く掘り下げれば、
凹み100の開口から深い位置で放電を生じさせること
ができる。この放電は凹み100を抜けて放電空間3に
広まるが、放電空間3において前面基板1の表面方向に
広がりにくい。よって、沿面放電が少ない分、発光効率
が高い。
凹み100の開口から深い位置で放電を生じさせること
ができる。この放電は凹み100を抜けて放電空間3に
広まるが、放電空間3において前面基板1の表面方向に
広がりにくい。よって、沿面放電が少ない分、発光効率
が高い。
【0044】また、X電極7及びY電極8の短辺7a,
8aと面1bとの間に凹み100の底面(蛍光体60表
面)が位置すると、蛍光体60表面で沿面放電によって
放電が生じる。そこで、凹み100の底がX電極7及び
Y電極8よりも第1基板1内部に深く位置させる。すな
わち、X電極7及びY電極8の短辺7a,8aと面1a
との間に凹み100の底面(蛍光体60表面)を位置さ
せることが望ましい。これによって、蛍光体60表面で
沿面放電によって放電が生じないため、放電に係る電子
のエネルギーが奪われないようにできる。
8aと面1bとの間に凹み100の底面(蛍光体60表
面)が位置すると、蛍光体60表面で沿面放電によって
放電が生じる。そこで、凹み100の底がX電極7及び
Y電極8よりも第1基板1内部に深く位置させる。すな
わち、X電極7及びY電極8の短辺7a,8aと面1a
との間に凹み100の底面(蛍光体60表面)を位置さ
せることが望ましい。これによって、蛍光体60表面で
沿面放電によって放電が生じないため、放電に係る電子
のエネルギーが奪われないようにできる。
【0045】なお、図3に示す構造は、例えばサンドブ
ラストで前面基板1表面に凹み100を形成するととも
に、X電極7及びY電極8を埋め込むための溝を掘り、
その溝にX電極7及びY電極8を埋め込み、その後、誘
電体層11、MgO膜12及び蛍光体60を形成すれ
ば、実現可能である。
ラストで前面基板1表面に凹み100を形成するととも
に、X電極7及びY電極8を埋め込むための溝を掘り、
その溝にX電極7及びY電極8を埋め込み、その後、誘
電体層11、MgO膜12及び蛍光体60を形成すれ
ば、実現可能である。
【0046】実施の形態4.従来の透明電極10は、放
電を広げる役割を果たす。放電が金属電極10まで広が
ると、金属電極10付近の放電に基づいて生じる可視光
線は、金属電極10に妨害されて、前面基板1を通過し
ない。よって、発光効率が低下する。
電を広げる役割を果たす。放電が金属電極10まで広が
ると、金属電極10付近の放電に基づいて生じる可視光
線は、金属電極10に妨害されて、前面基板1を通過し
ない。よって、発光効率が低下する。
【0047】図4は、この点を改良した実施の形態4の
PDPを示し、(a)は1つの画素についての平面図、
(b)は切断線IVb−IVbにおける第1基板S1の断面
図を示す。
PDPを示し、(a)は1つの画素についての平面図、
(b)は切断線IVb−IVbにおける第1基板S1の断面
図を示す。
【0048】実施の形態4では、X電極7、Y電極8及
び凹み100a(第2の凹み)に特徴がある。それ以外
の部分については、実施の形態1と同様なので、説明を
省略する。
び凹み100a(第2の凹み)に特徴がある。それ以外
の部分については、実施の形態1と同様なので、説明を
省略する。
【0049】実施の形態4のX電極7及びY電極8は、
例えば特許出願番号09125914の内容を応用した
もので、透明電極9、金属電極10及び短絡電極91か
らなる。透明電極9と金属電極10は、一定間隔で互い
に離間して平行に延設され、リブ4が重なる位置に配置
された短絡電極91によって互いに接続されている。凹
み100aは、透明電極9、金属電極10及び短絡電極
91に囲まれた領域において、誘電体層11で前面基板
1を覆わないことによって設けられている。また、凹み
100aを深めるように前面基板1が掘り下げられてい
る。
例えば特許出願番号09125914の内容を応用した
もので、透明電極9、金属電極10及び短絡電極91か
らなる。透明電極9と金属電極10は、一定間隔で互い
に離間して平行に延設され、リブ4が重なる位置に配置
された短絡電極91によって互いに接続されている。凹
み100aは、透明電極9、金属電極10及び短絡電極
91に囲まれた領域において、誘電体層11で前面基板
1を覆わないことによって設けられている。また、凹み
100aを深めるように前面基板1が掘り下げられてい
る。
【0050】このX電極7及びY電極8の形状において
は、透明電極9と金属電極10とを離間しており、さら
に透明電極9と金属電極10との間に凹み100aを設
けている。このことは、透明電極9と金属電極10との
間の、沿面放電に起因する表面を取り除くことと同等で
ある。よって、凹み100aが設けられた部分において
は、沿面放電が起こらないため、凹み100aを設けな
い場合と比較して、放電の広がりを抑えることができ
る。しかも、凹み100aを設けた分、放電空間3が広
がる。
は、透明電極9と金属電極10とを離間しており、さら
に透明電極9と金属電極10との間に凹み100aを設
けている。このことは、透明電極9と金属電極10との
間の、沿面放電に起因する表面を取り除くことと同等で
ある。よって、凹み100aが設けられた部分において
は、沿面放電が起こらないため、凹み100aを設けな
い場合と比較して、放電の広がりを抑えることができ
る。しかも、凹み100aを設けた分、放電空間3が広
がる。
【0051】実施の形態5.図5は、実施の形態5のP
DPを示し、(a)は1つの画素についての平面図、
(b)は切断線Vb−Vbにおける第1基板S1の断面図
を示す。
DPを示し、(a)は1つの画素についての平面図、
(b)は切断線Vb−Vbにおける第1基板S1の断面図
を示す。
【0052】実施の形態5では、透明電極9に特徴があ
る。それ以外の部分については、実施の形態4と同様な
ので、説明を省略する。
る。それ以外の部分については、実施の形態4と同様な
ので、説明を省略する。
【0053】実施の形態5のX電極7及びY電極8それ
ぞれの透明電極9は、実施の形態3の概念を応用したも
のであり、凹み100を介して対面した状態で前面基板
1に埋め込まれる。透明電極9は、断面の長辺が前面基
板1の法線方向D2に沿い、短辺が前面基板1の表面方
向D1に沿うように埋設配置されている。さらに、凹み
100を深く掘り下げれば、凹み100の開口から深い
位置で放電を生じさせることができる。この放電は凹み
100を抜けて放電空間3に広まるが、放電空間3にお
いて前面基板1の表面方向に広がりにくい。よって、沿
面放電が少ない分、発光効率が高い。
ぞれの透明電極9は、実施の形態3の概念を応用したも
のであり、凹み100を介して対面した状態で前面基板
1に埋め込まれる。透明電極9は、断面の長辺が前面基
板1の法線方向D2に沿い、短辺が前面基板1の表面方
向D1に沿うように埋設配置されている。さらに、凹み
100を深く掘り下げれば、凹み100の開口から深い
位置で放電を生じさせることができる。この放電は凹み
100を抜けて放電空間3に広まるが、放電空間3にお
いて前面基板1の表面方向に広がりにくい。よって、沿
面放電が少ない分、発光効率が高い。
【0054】さらに望ましくは、透明電極9の短辺9a
と面1aとの間に凹み100の底面(蛍光体60表面)
を位置させる。これによって、蛍光体60表面で沿面放
電が生じないため、沿面放電によって放電に係る電子の
エネルギーが奪われないようにできる。
と面1aとの間に凹み100の底面(蛍光体60表面)
を位置させる。これによって、蛍光体60表面で沿面放
電が生じないため、沿面放電によって放電に係る電子の
エネルギーが奪われないようにできる。
【0055】切断線VI−VIにおける第1基板S1の断面
を図6に示す。図5及び図6に示すように、透明電極9
は、誘電体層11を形成する前の凹み100の側面上に
載置され、また、凹み100が形成されないリブ4の部
分では法線方向D2の幅を薄くすることにより前面基板
1上に載置され、図3に示す金属電極10のようにして
前面基板1内部に掘った溝に埋め込まれていない。透明
電極9が非常に薄い場合は、実施の形態3のように前面
基板1に溝を掘って非常に薄い透明電極9をその溝に埋
め込むのは非常に困難であるため、図5及び図6に示す
構造の方が形成が容易である。勿論、形成が容易であれ
ば、図3に示す金属電極10と同様に、前面基板1内部
に透明電極9を埋め込んでもよい。また、実施の形態3
の金属電極10も、図5及び図6に示す透明電極9のよ
うに構成してもよい。
を図6に示す。図5及び図6に示すように、透明電極9
は、誘電体層11を形成する前の凹み100の側面上に
載置され、また、凹み100が形成されないリブ4の部
分では法線方向D2の幅を薄くすることにより前面基板
1上に載置され、図3に示す金属電極10のようにして
前面基板1内部に掘った溝に埋め込まれていない。透明
電極9が非常に薄い場合は、実施の形態3のように前面
基板1に溝を掘って非常に薄い透明電極9をその溝に埋
め込むのは非常に困難であるため、図5及び図6に示す
構造の方が形成が容易である。勿論、形成が容易であれ
ば、図3に示す金属電極10と同様に、前面基板1内部
に透明電極9を埋め込んでもよい。また、実施の形態3
の金属電極10も、図5及び図6に示す透明電極9のよ
うに構成してもよい。
【0056】実施の形態6.実施の形態1〜5におい
て、凹み100又は100aを設けるために、前面基板
1は凹まさなくてもよい。例えば、実施の形態2では、
図7に示すように、前面基板1の表面は平坦なままでよ
い。この場合、前面基板1は表面が平坦なままでよいの
で、凹みを設けるための加工を施さなくてもよい。
て、凹み100又は100aを設けるために、前面基板
1は凹まさなくてもよい。例えば、実施の形態2では、
図7に示すように、前面基板1の表面は平坦なままでよ
い。この場合、前面基板1は表面が平坦なままでよいの
で、凹みを設けるための加工を施さなくてもよい。
【0057】例えば、表面が平坦なままの前面基板1の
所定表面にスクリーン印刷法を用いて誘電体層100を
印刷して形成すると同時に、凹み100を設けることが
できる。これは、従来のPDPの製造工程と変わらな
い。
所定表面にスクリーン印刷法を用いて誘電体層100を
印刷して形成すると同時に、凹み100を設けることが
できる。これは、従来のPDPの製造工程と変わらな
い。
【0058】但し、誘電体層11は、蛍光体60が維持
放電によってスパッタされない程度の厚さが必要であ
る。
放電によってスパッタされない程度の厚さが必要であ
る。
【0059】以上のように、前面基板1の表面が平坦で
あるため、従来のPDPの製造工程をそのまま用いて本
発明のPDPを製造できる。
あるため、従来のPDPの製造工程をそのまま用いて本
発明のPDPを製造できる。
【0060】実施の形態7.MgO膜12は、2次電子
放出係数γが誘電体層11と比較して高いため、放電を
発生させるのに最低必要な放電電力を低下させるという
働きがある。よって、実施の形態1〜6において、放電
を発生させたいところにMgO膜12を形成すれば、M
gO膜12が形成されたところでは、2次電子放出係数
が大きくなり、放電が発生しやすい。
放出係数γが誘電体層11と比較して高いため、放電を
発生させるのに最低必要な放電電力を低下させるという
働きがある。よって、実施の形態1〜6において、放電
を発生させたいところにMgO膜12を形成すれば、M
gO膜12が形成されたところでは、2次電子放出係数
が大きくなり、放電が発生しやすい。
【0061】例えば、図1に対応する図8に示すよう
に、凹み100の側面のみにMgO膜12を蒸着する。
あるいは、例えば、図4に対応する図9に示すように、
凹み100を含む2つの凹み100aとの間のみに、M
gO膜12を蒸着する。図8において、(b)は(a)
における切断線VIIIb−VIIIbにおける第1基板S1の
断面図を示し、図9において、(b)は(a)における
切断線IXb−IXbにおける第1基板S1の断面図を示
し、あるいは、図8や図9に描かれている構造におい
て、誘電体層11が露出している部分をMgO膜12と
比較して薄いMgO膜で覆ってもよい。この場合、厚い
MgO膜12が形成されたところでは、薄いMgO膜と
比較して2次電子が放出しやすく、放電が発生しやす
い。
に、凹み100の側面のみにMgO膜12を蒸着する。
あるいは、例えば、図4に対応する図9に示すように、
凹み100を含む2つの凹み100aとの間のみに、M
gO膜12を蒸着する。図8において、(b)は(a)
における切断線VIIIb−VIIIbにおける第1基板S1の
断面図を示し、図9において、(b)は(a)における
切断線IXb−IXbにおける第1基板S1の断面図を示
し、あるいは、図8や図9に描かれている構造におい
て、誘電体層11が露出している部分をMgO膜12と
比較して薄いMgO膜で覆ってもよい。この場合、厚い
MgO膜12が形成されたところでは、薄いMgO膜と
比較して2次電子が放出しやすく、放電が発生しやす
い。
【0062】また、MgO膜12は、誘電体層11と比
較してスパッタに強く、誘電体層11を放電によるスパ
ッタから保護する保護膜としての働きもある。
較してスパッタに強く、誘電体層11を放電によるスパ
ッタから保護する保護膜としての働きもある。
【0063】以上のように、凹み100の表面を覆うこ
とによって誘電体層11を放電によるスパッタから保護
し、凹み100の表面についての2次電子を放出しやす
くするための保護膜を備える。これによって、放電を凹
み100で発生しやすくすることで放電が凹み100外
に広がることを抑えつつ、誘電体層11、特に凹み10
0を放電によるスパッタから保護できる。
とによって誘電体層11を放電によるスパッタから保護
し、凹み100の表面についての2次電子を放出しやす
くするための保護膜を備える。これによって、放電を凹
み100で発生しやすくすることで放電が凹み100外
に広がることを抑えつつ、誘電体層11、特に凹み10
0を放電によるスパッタから保護できる。
【0064】なお、MgO膜12は、誘電体層11と比
較して2次電子放出係数γが高くてスパッタに強い別の
材質に代えてもよい。
較して2次電子放出係数γが高くてスパッタに強い別の
材質に代えてもよい。
【0065】実施の形態8.実施の形態8では、実施の
形態1〜7において、第1基板S1表面上に突出し、凹
み100の開口の縁に形成された枠体をさらに備える。
一例として、実施の形態2に枠体101を設けた例を図
10に示す。図10において、(b)は(a)における
切断線Xb−Xbにおける第1基板S1の断面図を示す。
枠体101を備えたことによって、凹み100内から金
属電極10上のMgO膜12上に広がろうとする沿面放
電が枠体101によって抑制され、凹み100内部に集
中して放電が生じる。このため、電力が凹み100内部
の放電に集中して費やされるので、発光効率を向上させ
ることができる。
形態1〜7において、第1基板S1表面上に突出し、凹
み100の開口の縁に形成された枠体をさらに備える。
一例として、実施の形態2に枠体101を設けた例を図
10に示す。図10において、(b)は(a)における
切断線Xb−Xbにおける第1基板S1の断面図を示す。
枠体101を備えたことによって、凹み100内から金
属電極10上のMgO膜12上に広がろうとする沿面放
電が枠体101によって抑制され、凹み100内部に集
中して放電が生じる。このため、電力が凹み100内部
の放電に集中して費やされるので、発光効率を向上させ
ることができる。
【0066】この枠体101の形成は、例えば、誘電体
層11及びMgO膜12を形成する前において、凹み1
00の形状を規定するための部材を凹み100の位置に
配置し、その後、誘電体層11及びMgO膜12を形成
する。この際、表面張力によって、前記部材の表面に沿
って誘電体層11及びMgO膜12が延び、枠体101
が形成される。その後、凹み100の位置に配置した部
材を引き抜けばよい。
層11及びMgO膜12を形成する前において、凹み1
00の形状を規定するための部材を凹み100の位置に
配置し、その後、誘電体層11及びMgO膜12を形成
する。この際、表面張力によって、前記部材の表面に沿
って誘電体層11及びMgO膜12が延び、枠体101
が形成される。その後、凹み100の位置に配置した部
材を引き抜けばよい。
【0067】実施の形態9.PDPは、X電極7及びY
電極8から構成される放電電極対が複数互いに平行に延
設されている。隣り合う放電電極対の間が裏ギャップと
呼ばれる。裏ギャップに対し、X電極7及びY電極8の
間は表ギャップと呼ばれる。
電極8から構成される放電電極対が複数互いに平行に延
設されている。隣り合う放電電極対の間が裏ギャップと
呼ばれる。裏ギャップに対し、X電極7及びY電極8の
間は表ギャップと呼ばれる。
【0068】表ギャップで放電が生じ、裏ギャップで放
電が生じないように、裏ギャップの寸法は十分に長くす
る必要がある。しかし、透明電極9の面積を大きくして
輝度を向上させたいなどの理由によって、寸法L2を十
分長くすることができない場合は、裏ギャップで放電が
生じてしまうことがある。
電が生じないように、裏ギャップの寸法は十分に長くす
る必要がある。しかし、透明電極9の面積を大きくして
輝度を向上させたいなどの理由によって、寸法L2を十
分長くすることができない場合は、裏ギャップで放電が
生じてしまうことがある。
【0069】そこで、実施の形態9では、実施の形態1
〜8において、裏ギャップにも凹みを設ける。一例とし
て、実施の形態2において裏ギャップにも凹み100b
を設けた例を図11に示す。図11において、(b)は
(a)における切断線XIb−XIbにおける第1基板S1
の断面図を示し、78が放電電極対である。凹み100
bがある場合は、凹み100bがない場合と比較して、
裏ギャップでの放電は生じにくくなる。裏ギャップでの
放電が生じにくい分、寸法L2を短くできる。寸法L2
を短くする分、寸法L1を長くでき、表ギャップの凹み
100を大きくできるので、発光効率を高くすることが
可能になる。
〜8において、裏ギャップにも凹みを設ける。一例とし
て、実施の形態2において裏ギャップにも凹み100b
を設けた例を図11に示す。図11において、(b)は
(a)における切断線XIb−XIbにおける第1基板S1
の断面図を示し、78が放電電極対である。凹み100
bがある場合は、凹み100bがない場合と比較して、
裏ギャップでの放電は生じにくくなる。裏ギャップでの
放電が生じにくい分、寸法L2を短くできる。寸法L2
を短くする分、寸法L1を長くでき、表ギャップの凹み
100を大きくできるので、発光効率を高くすることが
可能になる。
【0070】さらに、凹み100bの底に蛍光体60を
塗布すれば、表ギャップで生じた放電から発生した紫外
線のうち、裏ギャップ方向に漏れた紫外線は凹み100
bの蛍光体60に吸収され発光に寄与するので、発光効
率を高くすることができる。
塗布すれば、表ギャップで生じた放電から発生した紫外
線のうち、裏ギャップ方向に漏れた紫外線は凹み100
bの蛍光体60に吸収され発光に寄与するので、発光効
率を高くすることができる。
【0071】なお、図12に示すように、凹み100b
を誘電体層11が第1基板S1表面から盛り上がった例
えば直方体状の凸部100cに代えてもよい。図12に
おいて、(b)は(a)における切断線XIIb−XIIbに
おける第1基板S1の断面図を示す。この場合でも、凸
部100cがない場合と比較して、裏ギャップでの放電
は生じにくくなる。裏ギャップでの放電が生じにくい
分、寸法L2を短くできる。寸法L2を短くする分、寸
法L1を長くでき、表ギャップの凹み100を大きくで
きるので、発光効率を高くすることが可能になる。
を誘電体層11が第1基板S1表面から盛り上がった例
えば直方体状の凸部100cに代えてもよい。図12に
おいて、(b)は(a)における切断線XIIb−XIIbに
おける第1基板S1の断面図を示す。この場合でも、凸
部100cがない場合と比較して、裏ギャップでの放電
は生じにくくなる。裏ギャップでの放電が生じにくい
分、寸法L2を短くできる。寸法L2を短くする分、寸
法L1を長くでき、表ギャップの凹み100を大きくで
きるので、発光効率を高くすることが可能になる。
【0072】なお、裏ギャップに凹みや凸部を設ける場
合において、表ギャップに設けた凹み100は省略して
もよい。この場合でも、寸法L1を長くでき、例えば透
明電極9の面積を大きくできるので、発光効率を高くす
ることが可能になる。
合において、表ギャップに設けた凹み100は省略して
もよい。この場合でも、寸法L1を長くでき、例えば透
明電極9の面積を大きくできるので、発光効率を高くす
ることが可能になる。
【0073】変形例.凹みの深さを深くするのに、前面
基板1を掘り下げる場合を説明したが、例えば図13に
示すように、逆に誘電体層11を厚くして、凹みを深く
してもよい。図13において、(b)は(a)における
切断線XIIIb−XIIIbにおける第1基板S1の断面図を
示す。図13では、まず、前面基板1上に凹み100を
設ける部分を除いて1層目の誘電体層11を形成し、次
に1層目の誘電体層11上に金属電極10を形成し、次
に1層目の誘電体層11及び金属電極10上に2層目の
誘電体層11を形成してもよい。この構造では、動作は
図2に示したものと全く変わらないようにでき、しか
も、前面基板1を掘り下げなくて済むため、PDPの製
作が容易になる。
基板1を掘り下げる場合を説明したが、例えば図13に
示すように、逆に誘電体層11を厚くして、凹みを深く
してもよい。図13において、(b)は(a)における
切断線XIIIb−XIIIbにおける第1基板S1の断面図を
示す。図13では、まず、前面基板1上に凹み100を
設ける部分を除いて1層目の誘電体層11を形成し、次
に1層目の誘電体層11上に金属電極10を形成し、次
に1層目の誘電体層11及び金属電極10上に2層目の
誘電体層11を形成してもよい。この構造では、動作は
図2に示したものと全く変わらないようにでき、しか
も、前面基板1を掘り下げなくて済むため、PDPの製
作が容易になる。
【0074】また、第1基板S1が前面基板1と誘電体
層11とに分かれている場合を示したが、誘電体層11
は前面基板1の材質と同じでもよいので、第1基板S1
が前面基板1と誘電体層11とに分かれていなくてもよ
い。すなわち、例えば、前面基板1と誘電体層11とは
同じガラス基板で構成されていてもよい。なお、前面基
板1や誘電体層11の材質はガラス以外でもよい。
層11とに分かれている場合を示したが、誘電体層11
は前面基板1の材質と同じでもよいので、第1基板S1
が前面基板1と誘電体層11とに分かれていなくてもよ
い。すなわち、例えば、前面基板1と誘電体層11とは
同じガラス基板で構成されていてもよい。なお、前面基
板1や誘電体層11の材質はガラス以外でもよい。
【0075】さらに、実施の形態1〜9を通して、蛍光
体60を省略してもよい。さらに、第2基板S2は図1
4に示すもの以外でもよい。
体60を省略してもよい。さらに、第2基板S2は図1
4に示すもの以外でもよい。
【0076】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、第1の凹
みを設けたので、沿面放電の割合が少なくなり、放電が
リブの干渉を受けにくくなり、また放電空間が広くなる
ため、従来と比較して発光効率が高くなる。
みを設けたので、沿面放電の割合が少なくなり、放電が
リブの干渉を受けにくくなり、また放電空間が広くなる
ため、従来と比較して発光効率が高くなる。
【0077】請求項2記載の発明によれば、第1の凹み
が深いため、放電空間がより広くなる。
が深いため、放電空間がより広くなる。
【0078】請求項3記載の発明によれば、第1及び第
2電極が金属電極のみからなるため、PDPの製造が容
易になる。しかも、金属電極のみからなるため、第1の
凹みの開口を広くして、放電空間を広くできる。
2電極が金属電極のみからなるため、PDPの製造が容
易になる。しかも、金属電極のみからなるため、第1の
凹みの開口を広くして、放電空間を広くできる。
【0079】請求項4記載の発明によれば、金属電極が
第1の凹みを介して互いに対面するため、第1基板の法
線方向から眺めて金属電極の寸法が小さくなるため、可
視光線は、従来と比較して金属電極に妨害されずに第1
基板を通過するため、発光効率が高い。さらに、第1の
凹みが深いため、第1の凹みの開口から深い位置で放電
を生じさせることができる。この放電は凹みを抜けて放
電空間に広まるが、放電空間における第1基板の表面方
向に広がりにくい。よって、放電がリブの干渉を受けに
くくなる。しかも、第1の凹みが深いため、放電空間が
広い。
第1の凹みを介して互いに対面するため、第1基板の法
線方向から眺めて金属電極の寸法が小さくなるため、可
視光線は、従来と比較して金属電極に妨害されずに第1
基板を通過するため、発光効率が高い。さらに、第1の
凹みが深いため、第1の凹みの開口から深い位置で放電
を生じさせることができる。この放電は凹みを抜けて放
電空間に広まるが、放電空間における第1基板の表面方
向に広がりにくい。よって、放電がリブの干渉を受けに
くくなる。しかも、第1の凹みが深いため、放電空間が
広い。
【0080】請求項5記載の発明によれば、金属電極及
び透明電極の間において第2の凹みを設けたので、透明
電極と金属電極との間の、沿面放電に起因する表面を取
り除くことができる。よって、第2の凹みにおいて沿面
放電が生じない。しかも、第2の凹みを設けた分、放電
空間が広い。
び透明電極の間において第2の凹みを設けたので、透明
電極と金属電極との間の、沿面放電に起因する表面を取
り除くことができる。よって、第2の凹みにおいて沿面
放電が生じない。しかも、第2の凹みを設けた分、放電
空間が広い。
【0081】請求項6記載の発明によれば、透明電極が
第1の凹みを介して互いに対面し、第1の凹みが深いた
め、第1の凹みの開口から深い位置で放電を生じさせる
ことができる。この放電は凹みを抜けて放電空間に広ま
るが、放電空間における第1基板の表面方向に広がりに
くい。よって、放電がリブの干渉を受けにくくなる。し
かも、第1の凹みが深いため、放電空間が広い。
第1の凹みを介して互いに対面し、第1の凹みが深いた
め、第1の凹みの開口から深い位置で放電を生じさせる
ことができる。この放電は凹みを抜けて放電空間に広ま
るが、放電空間における第1基板の表面方向に広がりに
くい。よって、放電がリブの干渉を受けにくくなる。し
かも、第1の凹みが深いため、放電空間が広い。
【0082】請求項7記載の発明によれば、従来のPD
Pの製造工程をそのまま用いて本発明のPDPを製造で
きる。
Pの製造工程をそのまま用いて本発明のPDPを製造で
きる。
【0083】請求項8記載の発明によれば、放電を第1
の凹みで発生しやすくすることで放電が広がることを抑
えつつ、誘電体層を放電によるスパッタから保護でき
る。
の凹みで発生しやすくすることで放電が広がることを抑
えつつ、誘電体層を放電によるスパッタから保護でき
る。
【0084】請求項9記載の発明によれば、第1の凹み
を利用して、第1基板に蛍光体を設けたので、放電によ
って発生した紫外線のうち第1基板へ向かうものは蛍光
体に当たるため、発光効率が高い。
を利用して、第1基板に蛍光体を設けたので、放電によ
って発生した紫外線のうち第1基板へ向かうものは蛍光
体に当たるため、発光効率が高い。
【0085】請求項10記載の発明によれば、凹み内か
ら第1及び第2電極上に広がろうとする沿面放電が枠体
によって抑制され、凹み内部に集中して放電が生じる。
このため、電力が凹み内部の放電に集中して費やされる
ので、発光効率を向上させることができる。
ら第1及び第2電極上に広がろうとする沿面放電が枠体
によって抑制され、凹み内部に集中して放電が生じる。
このため、電力が凹み内部の放電に集中して費やされる
ので、発光効率を向上させることができる。
【0086】請求項11記載の発明によれば、隣り合う
放電電極対の間において凹みを設けたので、隣り合う放
電電極対の間(裏ギャップ)で放電が生じにくくなり、
裏ギャップでの放電が生じにくい分、裏ギャップの寸法
を短くして第1及び第2電極の間(表ギャップ)の寸法
を長くして、例えば、第1及び第2電極の面積を大きく
できるので、発光効率を高くすることが可能になる。
放電電極対の間において凹みを設けたので、隣り合う放
電電極対の間(裏ギャップ)で放電が生じにくくなり、
裏ギャップでの放電が生じにくい分、裏ギャップの寸法
を短くして第1及び第2電極の間(表ギャップ)の寸法
を長くして、例えば、第1及び第2電極の面積を大きく
できるので、発光効率を高くすることが可能になる。
【0087】請求項12記載の発明によれば、隣り合う
放電電極対の間において凸部を設けたので、隣り合う放
電電極対の間(裏ギャップ)で放電が生じにくくなり、
裏ギャップでの放電が生じにくい分、裏ギャップの寸法
を短くして第1及び第2電極の間(表ギャップ)の寸法
を長くして、例えば、第1及び第2電極の面積を大きく
できるので、発光効率を高くすることが可能になる。
放電電極対の間において凸部を設けたので、隣り合う放
電電極対の間(裏ギャップ)で放電が生じにくくなり、
裏ギャップでの放電が生じにくい分、裏ギャップの寸法
を短くして第1及び第2電極の間(表ギャップ)の寸法
を長くして、例えば、第1及び第2電極の面積を大きく
できるので、発光効率を高くすることが可能になる。
【図1】 本発明の実施の形態1におけるPDPを示す
部分平面図及び部分断面図である。
部分平面図及び部分断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態2におけるPDPを示す
部分平面図及び部分断面図である。
部分平面図及び部分断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態3におけるPDPを示す
部分平面図及び部分断面図である。
部分平面図及び部分断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態4におけるPDPを示す
部分平面図及び部分断面図である。
部分平面図及び部分断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態5におけるPDPを示す
部分平面図及び部分断面図である。
部分平面図及び部分断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態5におけるPDPを示す
部分断面図である。
部分断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態6におけるPDPを示す
部分断面図である。
部分断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態7におけるPDPを示す
部分平面図及び部分断面図である。
部分平面図及び部分断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態7におけるPDPを示す
部分平面図及び部分断面図である。
部分平面図及び部分断面図である。
【図10】 本発明の実施の形態8におけるPDPを示
す部分平面図及び部分断面図である。
す部分平面図及び部分断面図である。
【図11】 本発明の実施の形態9におけるPDPを示
す部分平面図及び部分断面図である。
す部分平面図及び部分断面図である。
【図12】 本発明の実施の形態9におけるPDPを示
す部分平面図及び部分断面図である。
す部分平面図及び部分断面図である。
【図13】 本発明の実施の形態におけるPDPの変形
例を示す部分平面図及び部分断面図である。
例を示す部分平面図及び部分断面図である。
【図14】 従来のPDPの一部を示す斜視図である。
【図15】 従来のPDPを示す部分平面図及び部分断
面図である。
面図である。
1 前面基板、2 背面基板、3 放電空間、4 リ
ブ、5 書込電極、6蛍光体、7 X電極、8 Y電
極、9 透明電極、10 金属電極、11 誘電体層、
12 MgO膜、60 蛍光体、78 放電電極対。
ブ、5 書込電極、6蛍光体、7 X電極、8 Y電
極、9 透明電極、10 金属電極、11 誘電体層、
12 MgO膜、60 蛍光体、78 放電電極対。
Claims (12)
- 【請求項1】 リブを介在して互いに対向して放電空間
を形成する第1及び第2基板と、 前記第1基板内部において、互いに平行に延設された第
1及び第2電極と、を備え、 前記第1基板は、前記第2基板側の表面において、前記
第1及び第2電極の間において第1の凹みを呈すること
を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項2】 前記第1の凹みの底が前記第1及び第2
電極よりも前記第1基板内部に深く位置する請求項1記
載のプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項3】 前記第1及び第2電極の各々は、金属電
極のみからなる請求項1又は2に記載のプラズマディス
プレイパネル。 - 【請求項4】 前記第1の凹みの底が前記第1及び第2
電極よりも前記第1基板内部に深く位置し、 前記第1及び第2電極の各々は、金属電極のみからな
り、 前記第1及び第2電極の金属電極は、前記第1の凹みを
介して互いに対面する請求項1記載のプラズマディスプ
レイパネル。 - 【請求項5】 前記第1及び第2電極の各々は、互いに
離間して平行に延設された金属電極及び透明電極からな
り、 前記第1基板は、前記金属電極及び透明電極の間におい
ても第2の凹みを呈する請求項1記載のプラズマディス
プレイパネル。 - 【請求項6】 前記第1の凹みの底が前記第1及び第2
電極よりも前記第1基板内部に深く位置し、 前記第1及び第2電極の透明電極は、前記第1の凹みを
介して互いに対面する請求項5記載のプラズマディスプ
レイパネル。 - 【請求項7】 前記第1基板は、 当該第1基板の基板本体と、 前記基板本体の前記第2基板側に形成され、前記第1及
び第2電極を覆う誘電体層と、を含み、 前記基板本体は平坦である請求項1又は5記載のプラズ
マディスプレイパネル。 - 【請求項8】 前記第1の凹みの表面を覆うことによっ
て前記第1基板表面を放電によるスパッタから保護し、
前記第1の凹みの表面の2次電子放出係数を大きくする
ための保護膜をさらに備えた請求項1〜7のいずれかに
記載のプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項9】 前記第1の凹みの底に設けられた蛍光体
をさらに備えた請求項1〜8のいずれかに記載のプラズ
マディスプレイパネル。 - 【請求項10】 前記第1の凹みの開口の縁に形成さ
れ、前記第1基板の表面から突出する枠体をさらに備え
た請求項1〜9のいずれかに記載のプラズマディスプレ
イパネル。 - 【請求項11】 リブを介在して互いに対向して放電空
間を形成する第1及び第2基板と、 前記第1基板内部において、互いに平行に延設された複
数の放電電極対と、を備え、 前記放電電極対は、互いに平行に延設された第1及び第
2電極からなり、 前記第1基板は、前記第2基板側の表面において、隣り
合う前記放電電極対の間において凹みを呈することを特
徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項12】 リブを介在して互いに対向して放電空
間を形成する第1及び第2基板と、 前記第1基板内部において、互いに平行に延設された複
数の放電電極対と、を備え、 前記放電電極対は、互いに平行に延設された第1及び第
2電極からなり、 前記第1基板は、前記第2基板側の表面において、隣り
合う前記放電電極対の間において凸部を呈することを特
徴とするプラズマディスプレイパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10122279A JPH11317172A (ja) | 1998-05-01 | 1998-05-01 | プラズマディスプレイパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10122279A JPH11317172A (ja) | 1998-05-01 | 1998-05-01 | プラズマディスプレイパネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11317172A true JPH11317172A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=14832035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10122279A Pending JPH11317172A (ja) | 1998-05-01 | 1998-05-01 | プラズマディスプレイパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11317172A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-05-01 JP JP10122279A patent/JPH11317172A/ja active Pending
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