JPH11315132A - 光ディスク用紫外線硬化型組成物及びこれを用いた光ディスク - Google Patents
光ディスク用紫外線硬化型組成物及びこれを用いた光ディスクInfo
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- JPH11315132A JPH11315132A JP10124651A JP12465198A JPH11315132A JP H11315132 A JPH11315132 A JP H11315132A JP 10124651 A JP10124651 A JP 10124651A JP 12465198 A JP12465198 A JP 12465198A JP H11315132 A JPH11315132 A JP H11315132A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録層を有する2枚の基板を貼り合わせる際
に使用する接着剤であって、高温多湿条件においてアル
ミニウム等から成る反射膜及び記録膜を腐食することが
なく、且つ、均一で透明な接着剤層を形成する光ディス
ク用紫外線硬化型組成物を提供すること。 【解決手段】 記録層を有する2枚の基板を記録層側を
内側にして貼り合わせる際に使用する紫外線硬化型組成
物において、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂組成物
(A)、光カチオン重合開始剤(B)を含有し、且つ前
記エポキシ樹脂組成物(A)中の塩素の量が1重量%以
下である紫外線硬化型組成物。記録層を有する2枚の基
板を記録層側を内側にして上記紫外線硬化型組成物を接
着剤として用いて貼り合わせた光ディスク。
に使用する接着剤であって、高温多湿条件においてアル
ミニウム等から成る反射膜及び記録膜を腐食することが
なく、且つ、均一で透明な接着剤層を形成する光ディス
ク用紫外線硬化型組成物を提供すること。 【解決手段】 記録層を有する2枚の基板を記録層側を
内側にして貼り合わせる際に使用する紫外線硬化型組成
物において、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂組成物
(A)、光カチオン重合開始剤(B)を含有し、且つ前
記エポキシ樹脂組成物(A)中の塩素の量が1重量%以
下である紫外線硬化型組成物。記録層を有する2枚の基
板を記録層側を内側にして上記紫外線硬化型組成物を接
着剤として用いて貼り合わせた光ディスク。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも1枚の
基板に記録層を有する2枚の基板を貼り合わせる際に使
用する光ディスク用紫外線硬化型組成物及びこれを接着
剤として貼り合わせた光ディスクに関する。
基板に記録層を有する2枚の基板を貼り合わせる際に使
用する光ディスク用紫外線硬化型組成物及びこれを接着
剤として貼り合わせた光ディスクに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、光ディスクの中でも高密度大容量
の情報を記録できるデジタルバーサタイルディスク又は
デジタルビデオディスク(DVD)が注目されている。
DVDでは、高密度化のために、記録層を有する2枚の
基板を貼り合わせる構造がとられている。2枚の基板を
貼り合わせる接着剤としては、ホットメルト型接着剤、
ラジカル重合系の紫外線硬化型接着剤、又はカチオン重
合系の紫外線硬化型接着剤などが提案されている。
の情報を記録できるデジタルバーサタイルディスク又は
デジタルビデオディスク(DVD)が注目されている。
DVDでは、高密度化のために、記録層を有する2枚の
基板を貼り合わせる構造がとられている。2枚の基板を
貼り合わせる接着剤としては、ホットメルト型接着剤、
ラジカル重合系の紫外線硬化型接着剤、又はカチオン重
合系の紫外線硬化型接着剤などが提案されている。
【0003】ホットメルト型接着剤は、主に熱可塑性樹
脂を使用するため、耐熱性に劣り、熱によりディスクの
変形やはがれが生じやすい問題がある。また、ラジカル
重合系の紫外線硬化型接着剤は、基板、金属反射膜や記
録膜を介して紫外線を照射するため、接着剤に十分な紫
外線が到達せず、硬化するのに強度の高い紫外線を必要
としたり、硬化時間に長時間を要する、また、通常の強
度の紫外線では十分に硬化しない等の問題がある。
脂を使用するため、耐熱性に劣り、熱によりディスクの
変形やはがれが生じやすい問題がある。また、ラジカル
重合系の紫外線硬化型接着剤は、基板、金属反射膜や記
録膜を介して紫外線を照射するため、接着剤に十分な紫
外線が到達せず、硬化するのに強度の高い紫外線を必要
としたり、硬化時間に長時間を要する、また、通常の強
度の紫外線では十分に硬化しない等の問題がある。
【0004】一方、カチオン重合系の紫外線硬化型接着
剤は、一度紫外線を照射すると、暗所でも硬化が進行す
るので、ラジカル重合系の紫外線硬化型接着剤では不可
能であった紫外線不透過性の被接着物の接着が可能にな
る。この特徴を利用して、特開昭61−165842号
公報、特開昭62−129957号公報及び特開昭63
−78351号公報等には、グリシジル基を有するビス
フェノール型エポキシ樹脂、脂肪族ポリオールポリグリ
シジルエーテル型エポキシ樹脂や脂環式エポキシ樹脂と
光カチオン重合開始剤を用いたカチオン重合系の紫外線
硬化型接着剤が開示されている。また、特開平7−12
6577号公報、特開平9−69239号公報には、基
板に該接着剤を塗布し、紫外線を照射した後、もう一方
の基板を貼り合わせる光ディスクの製造方法が提案され
ている。この方法により製造された接着剤層は、十分に
硬化し、ホットメルト型接着剤よりも耐熱性の高い膜と
なる。
剤は、一度紫外線を照射すると、暗所でも硬化が進行す
るので、ラジカル重合系の紫外線硬化型接着剤では不可
能であった紫外線不透過性の被接着物の接着が可能にな
る。この特徴を利用して、特開昭61−165842号
公報、特開昭62−129957号公報及び特開昭63
−78351号公報等には、グリシジル基を有するビス
フェノール型エポキシ樹脂、脂肪族ポリオールポリグリ
シジルエーテル型エポキシ樹脂や脂環式エポキシ樹脂と
光カチオン重合開始剤を用いたカチオン重合系の紫外線
硬化型接着剤が開示されている。また、特開平7−12
6577号公報、特開平9−69239号公報には、基
板に該接着剤を塗布し、紫外線を照射した後、もう一方
の基板を貼り合わせる光ディスクの製造方法が提案され
ている。この方法により製造された接着剤層は、十分に
硬化し、ホットメルト型接着剤よりも耐熱性の高い膜と
なる。
【0005】しかしながら、これらのカチオン重合系の
紫外線硬化型接着剤には、光カチオン重合開始剤を用い
られているので、光カチオン重合開始剤又はその分解物
により、高温多湿条件下で、光ディスクのアルミニウム
等の反射膜や記録膜に腐食が生じるという問題点を有し
ていた。
紫外線硬化型接着剤には、光カチオン重合開始剤を用い
られているので、光カチオン重合開始剤又はその分解物
により、高温多湿条件下で、光ディスクのアルミニウム
等の反射膜や記録膜に腐食が生じるという問題点を有し
ていた。
【0006】このような腐食を防止する目的で、特開平
9−69239号公報には、ラジカル重合系紫外線硬化
型樹脂からなる保護膜を形成する方法が開示されてい
る。また、特開平9−249734号公報には、ビスフ
ェノール型エポキシ樹脂及び末端水酸基を有する脂環式
多官能エポキシ樹脂からなる混合物に、イオン交換体を
添加することにより、光カチオン重合開始剤に起因する
腐食成分を捕捉する試みが開示されている。
9−69239号公報には、ラジカル重合系紫外線硬化
型樹脂からなる保護膜を形成する方法が開示されてい
る。また、特開平9−249734号公報には、ビスフ
ェノール型エポキシ樹脂及び末端水酸基を有する脂環式
多官能エポキシ樹脂からなる混合物に、イオン交換体を
添加することにより、光カチオン重合開始剤に起因する
腐食成分を捕捉する試みが開示されている。
【0007】しかしながら、前者の方法では、高温多湿
条件下に長時間暴露されると、反射膜や記録膜に腐食が
生じるので、未だ十分に満足できるものではなかった。
条件下に長時間暴露されると、反射膜や記録膜に腐食が
生じるので、未だ十分に満足できるものではなかった。
【0008】また、後者の方法においては、イオン交換
体が無機粒子であるために、後者の方法に用いる保護膜
は、白色不透明なものとなり、DVD−9方式の如き光
ディスクの片面から2層の情報を読み出す方式の光ディ
スクに適用できない、という問題点とあり、該樹脂組成
物の保管中にイオン交換体の沈降や凝集が生じる、とい
う問題点があった。
体が無機粒子であるために、後者の方法に用いる保護膜
は、白色不透明なものとなり、DVD−9方式の如き光
ディスクの片面から2層の情報を読み出す方式の光ディ
スクに適用できない、という問題点とあり、該樹脂組成
物の保管中にイオン交換体の沈降や凝集が生じる、とい
う問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
光カチオン重合開始剤を用いたカチオン重合系の紫外線
硬化型接着剤は、同開始剤に起因するアルミニウム等の
反射膜に腐食が生じ、保護膜やイオン交換体を使用する
ことによって、これらの問題点を防止しようとするもの
であるが、該接着剤の性能は未だ満足できるものではな
かった。
光カチオン重合開始剤を用いたカチオン重合系の紫外線
硬化型接着剤は、同開始剤に起因するアルミニウム等の
反射膜に腐食が生じ、保護膜やイオン交換体を使用する
ことによって、これらの問題点を防止しようとするもの
であるが、該接着剤の性能は未だ満足できるものではな
かった。
【0010】本発明が解決しようとする課題は、記録層
を有する2枚の基板を貼り合わせる際に使用する接着剤
であって、高温多湿条件においてアルミニウム等から成
る反射膜及び記録膜を腐食することがなく、且つ、均一
で透明な接着剤層を形成する光ディスク用紫外線硬化型
組成物及びこれを用いた光ディスクを提供することにあ
る。
を有する2枚の基板を貼り合わせる際に使用する接着剤
であって、高温多湿条件においてアルミニウム等から成
る反射膜及び記録膜を腐食することがなく、且つ、均一
で透明な接着剤層を形成する光ディスク用紫外線硬化型
組成物及びこれを用いた光ディスクを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】光カチオン重合開始剤を
用いた従来のカチオン重合系の紫外線硬化型接着剤に
は、主にグリシジルエーテル型エポキシ樹脂が使用され
ており、アルミニウム等の反射膜の腐食は、光カチオン
重合開始剤に起因するとされていた。しかしながら、本
発明者らは、該エポキシ樹脂に含まれる塩素系不純物が
アルミニウム等の反射膜や記録膜の腐食の原因となって
いること、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂組成物
(A)及び光カチオン重合開始剤(B)からなる紫外線
硬化型組成物において、該エポキシ樹脂組成物(A)中
の塩素量が1重量%以下とすることによって、反射膜お
よび記録膜の腐食を防止できること、を見出し、本発明
を完成するに至った。
用いた従来のカチオン重合系の紫外線硬化型接着剤に
は、主にグリシジルエーテル型エポキシ樹脂が使用され
ており、アルミニウム等の反射膜の腐食は、光カチオン
重合開始剤に起因するとされていた。しかしながら、本
発明者らは、該エポキシ樹脂に含まれる塩素系不純物が
アルミニウム等の反射膜や記録膜の腐食の原因となって
いること、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂組成物
(A)及び光カチオン重合開始剤(B)からなる紫外線
硬化型組成物において、該エポキシ樹脂組成物(A)中
の塩素量が1重量%以下とすることによって、反射膜お
よび記録膜の腐食を防止できること、を見出し、本発明
を完成するに至った。
【0012】また、本発明者らは、カチオン重合系の紫
外線硬化型接着剤において、該接着剤に紫外線を照射し
た後、接着剤を基板面に塗布し、次いで、他方の基板と
貼り合わせる方法において、該接着剤に紫外線を照射し
た後、一定時間液状を保持し、次いで接着、硬化する特
性を付与するには、ビスフェノール型ジグリシジルエー
テルと脂肪族ジオールジグリシジルエーテルとを組み合
わせることが好ましいこと、さらに、これらのカチオン
重合系の紫外線硬化型接着剤において、オキセタン環を
有する化合物を共存させることにより、貼り合わせ端面
の硬化が特に効果的に進行すること、を見出し、本発明
を完成するに至った。
外線硬化型接着剤において、該接着剤に紫外線を照射し
た後、接着剤を基板面に塗布し、次いで、他方の基板と
貼り合わせる方法において、該接着剤に紫外線を照射し
た後、一定時間液状を保持し、次いで接着、硬化する特
性を付与するには、ビスフェノール型ジグリシジルエー
テルと脂肪族ジオールジグリシジルエーテルとを組み合
わせることが好ましいこと、さらに、これらのカチオン
重合系の紫外線硬化型接着剤において、オキセタン環を
有する化合物を共存させることにより、貼り合わせ端面
の硬化が特に効果的に進行すること、を見出し、本発明
を完成するに至った。
【0013】即ち、本発明は上記課題を解決するため
に、 (1) 記録層を有する2枚の基板を記録層側を内側に
して貼り合わせる際に使用する紫外線硬化型組成物にお
いて、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂組成物
(A)、光カチオン重合開始剤(B)を含有し、且つ前
記エポキシ樹脂組成物(A)中の塩素の量が1重量%以
下であることを特徴とする紫外線硬化型組成物、
に、 (1) 記録層を有する2枚の基板を記録層側を内側に
して貼り合わせる際に使用する紫外線硬化型組成物にお
いて、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂組成物
(A)、光カチオン重合開始剤(B)を含有し、且つ前
記エポキシ樹脂組成物(A)中の塩素の量が1重量%以
下であることを特徴とする紫外線硬化型組成物、
【0014】(2) グリシジルエーテル型エポキシ樹
脂組成物(A)が、(A−1)ビスフェノール型ジグリ
シジルエーテル及び(A−2)脂肪族ジオールジグリシ
ジルエーテルからなるエポキシ樹脂組成物である上記
(1)記載の紫外線硬化型組成物、
脂組成物(A)が、(A−1)ビスフェノール型ジグリ
シジルエーテル及び(A−2)脂肪族ジオールジグリシ
ジルエーテルからなるエポキシ樹脂組成物である上記
(1)記載の紫外線硬化型組成物、
【0015】(3) ビスフェノール型ジグリシジルエ
ーテル(A−1)が、水添ビスフェノールAジグリシジ
ルエーテルであり、且つ脂肪族ジオールジグリシジルエ
ーテル(A−2)が、プロピレングリコールジグリシジ
ルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエー
テル、ブタンジオールジグリシジルエーテル、ヘキサン
ジオールジグリシジルエーテル及びシクロヘキサンジメ
タノールジグリシジルエーテルからなる群から選ばれる
1種類以上の化合物である上記(2)記載の紫外線硬化
型組成物、
ーテル(A−1)が、水添ビスフェノールAジグリシジ
ルエーテルであり、且つ脂肪族ジオールジグリシジルエ
ーテル(A−2)が、プロピレングリコールジグリシジ
ルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエー
テル、ブタンジオールジグリシジルエーテル、ヘキサン
ジオールジグリシジルエーテル及びシクロヘキサンジメ
タノールジグリシジルエーテルからなる群から選ばれる
1種類以上の化合物である上記(2)記載の紫外線硬化
型組成物、
【0016】(4) 光カチオン重合開始剤(B)が、
そのカチオン部分が、芳香族スルホニウム、芳香族ヨー
ドニウム、芳香族ジアゾニウム、芳香族アンモニウム及
び(2,4−シクロペンタジエン−1−イル)[(1−
メチルエチル)ベンゼン]−Feカチオンから成る群か
ら選ばれ、アニオン部分が、一般式[BX4]-(ただ
し、Xは少なくとも2つ以上のフッ素又はトリフルオロ
メチル基で置換されたフェニル基)で構成されるオニウ
ム塩である上記(1)〜(3)の何れかに記載の紫外線
硬化型組成物、
そのカチオン部分が、芳香族スルホニウム、芳香族ヨー
ドニウム、芳香族ジアゾニウム、芳香族アンモニウム及
び(2,4−シクロペンタジエン−1−イル)[(1−
メチルエチル)ベンゼン]−Feカチオンから成る群か
ら選ばれ、アニオン部分が、一般式[BX4]-(ただ
し、Xは少なくとも2つ以上のフッ素又はトリフルオロ
メチル基で置換されたフェニル基)で構成されるオニウ
ム塩である上記(1)〜(3)の何れかに記載の紫外線
硬化型組成物、
【0017】(5) さらにオキセタン環を有する化合
物(C)を含有する上記(1)〜(4)の何れかに記載
の紫外線硬化型組成物、
物(C)を含有する上記(1)〜(4)の何れかに記載
の紫外線硬化型組成物、
【0018】(6) 記録層を有する2枚の基板を記録
層側を内側にして接着剤を用いて貼り合わせた光ディス
クにおいて、該接着剤が上記(1)〜(5)の何れかに
記載の紫外線硬化型組成物である光ディスク、
層側を内側にして接着剤を用いて貼り合わせた光ディス
クにおいて、該接着剤が上記(1)〜(5)の何れかに
記載の紫外線硬化型組成物である光ディスク、
【0019】(7) 記録層を有する2枚の基板を記録
層側を内側にして接着剤を用いて貼り合わせる光ディス
クの製造方法において、該接着剤として上記(1)〜
(5)の何れかに記載の紫外線硬化型組成物を用い、紫
外線を照射しながら該接着剤を少なくとも一方の基板の
貼り合わせる側の面にリング状に滴下した後、2枚の基
板を重ね合わせ、次いで高速回転させることによって該
接着剤を展延することを特徴とする光ディスクの製造方
法、
層側を内側にして接着剤を用いて貼り合わせる光ディス
クの製造方法において、該接着剤として上記(1)〜
(5)の何れかに記載の紫外線硬化型組成物を用い、紫
外線を照射しながら該接着剤を少なくとも一方の基板の
貼り合わせる側の面にリング状に滴下した後、2枚の基
板を重ね合わせ、次いで高速回転させることによって該
接着剤を展延することを特徴とする光ディスクの製造方
法、
【0020】(8) 記録層を有する2枚の基板を記録
層側を内側にして接着剤を用いて貼り合わせる光ディス
クの製造方法において、該接着剤として上記(1)〜
(5)の何れかに記載の紫外線硬化型組成物を用い、紫
外線を照射しながら該接着剤を2枚の基板の貼り合わせ
る側の面にリング状に滴下した後、2枚の基板を重ね合
わせ、次いで自重又は加圧によって該接着剤を展延する
ことを特徴とする光ディスクの製造方法、
層側を内側にして接着剤を用いて貼り合わせる光ディス
クの製造方法において、該接着剤として上記(1)〜
(5)の何れかに記載の紫外線硬化型組成物を用い、紫
外線を照射しながら該接着剤を2枚の基板の貼り合わせ
る側の面にリング状に滴下した後、2枚の基板を重ね合
わせ、次いで自重又は加圧によって該接着剤を展延する
ことを特徴とする光ディスクの製造方法、
【0021】(9) 記録層を有する2枚の基板を記録
層側を内側にして接着剤を用いて貼り合わせた光ディス
クの製造方法において、該接着剤として上記(1)〜
(5)の何れかに記載の紫外線硬化型組成物を用い、該
接着剤を少なくとも一方の基板の貼り合わせる側の面に
リング状に滴下し、紫外線を照射した後、2枚の基板を
重ね合わせ、高速回転させることによって該接着剤を展
延することを特徴とする光ディスクの製造方法、及び
層側を内側にして接着剤を用いて貼り合わせた光ディス
クの製造方法において、該接着剤として上記(1)〜
(5)の何れかに記載の紫外線硬化型組成物を用い、該
接着剤を少なくとも一方の基板の貼り合わせる側の面に
リング状に滴下し、紫外線を照射した後、2枚の基板を
重ね合わせ、高速回転させることによって該接着剤を展
延することを特徴とする光ディスクの製造方法、及び
【0022】(10) 記録層を有する2枚の基板を記
録層側を内側にして接着剤を用いて貼り合わせた光ディ
スクの製造方法において、該接着剤として上記(1)〜
(5)の何れかに記載の紫外線硬化型組成物を用い、該
接着剤を2枚の基板の貼り合わせる面にリング状に滴下
し、両方の基板に紫外線を照射した後、2枚の基板を重
ね合わせ、次いで自重又は加圧によって該接着剤を展延
することを特徴とする光ディスクの製造方法を提供す
る。
録層側を内側にして接着剤を用いて貼り合わせた光ディ
スクの製造方法において、該接着剤として上記(1)〜
(5)の何れかに記載の紫外線硬化型組成物を用い、該
接着剤を2枚の基板の貼り合わせる面にリング状に滴下
し、両方の基板に紫外線を照射した後、2枚の基板を重
ね合わせ、次いで自重又は加圧によって該接着剤を展延
することを特徴とする光ディスクの製造方法を提供す
る。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明で使用するグリシジルエー
テル型エポキシ樹脂組成物(A)は、1種類以上のグリ
シジルエーテル型エポキシ樹脂から構成されるものであ
る。グリシジルエーテル型エポキシ樹脂は、多価フェノ
ール系化合物又は多価アルコールとエピクロルヒドリン
との反応によって製造することができる。
テル型エポキシ樹脂組成物(A)は、1種類以上のグリ
シジルエーテル型エポキシ樹脂から構成されるものであ
る。グリシジルエーテル型エポキシ樹脂は、多価フェノ
ール系化合物又は多価アルコールとエピクロルヒドリン
との反応によって製造することができる。
【0024】エポキシ樹脂は、通常、原料であるエピク
ロルヒドリンに起因して、塩素が結合した有機分子を不
純物として含有する。特に、アルコールエーテル系エポ
キシ樹脂は、多量の塩素系不純物を含有する。
ロルヒドリンに起因して、塩素が結合した有機分子を不
純物として含有する。特に、アルコールエーテル系エポ
キシ樹脂は、多量の塩素系不純物を含有する。
【0025】本発明の紫外線硬化型組成物において、グ
リシジルエーテル型エポキシ樹脂組成物(A)中の塩素
の量を1重量%以下とすることが必須である。そのため
には、少なくとも、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂
組成物(A)の原料となる各化合物中の塩素の総量を1
重量%以下とする必要がある。
リシジルエーテル型エポキシ樹脂組成物(A)中の塩素
の量を1重量%以下とすることが必須である。そのため
には、少なくとも、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂
組成物(A)の原料となる各化合物中の塩素の総量を1
重量%以下とする必要がある。
【0026】エポキシ樹脂中に含まれる塩素は、有機分
子中に有する結合塩素を金属ナトリウムによって強制的
に分解し、遊離した塩素を滴定又は逆滴定によって測定
した値であり、エポキシ樹脂組成物中に含まれる全塩素
量を示すものである。
子中に有する結合塩素を金属ナトリウムによって強制的
に分解し、遊離した塩素を滴定又は逆滴定によって測定
した値であり、エポキシ樹脂組成物中に含まれる全塩素
量を示すものである。
【0027】本発明で使用するグリシジルエーテル型エ
ポキシ樹脂(A)は、樹脂中の塩素の量が1重量%以下
であれば特に制限がなく使用できる。グリシジルエーテ
ル型エポキシ樹脂は、ビスフェノール型ジグリシジルエ
ーテル、ノボラック型エポキシ樹脂、脂肪族ポリオール
ポリグリシジルエーテル等に大別される。
ポキシ樹脂(A)は、樹脂中の塩素の量が1重量%以下
であれば特に制限がなく使用できる。グリシジルエーテ
ル型エポキシ樹脂は、ビスフェノール型ジグリシジルエ
ーテル、ノボラック型エポキシ樹脂、脂肪族ポリオール
ポリグリシジルエーテル等に大別される。
【0028】ビスフェノール型ジグリシジルエーテルと
しては、例えば、ビスフェノールA或いはそのアルキレ
ンオキサイド付加体のジグリシジルエーテル、ビスフェ
ノールF或いはそのアルキレンオキサイド付加体のジグ
リシジルエーテル、水素添加ビスフェノールA或いはそ
のアルキレンオキサイド付加体のジグリシジルエーテル
などが挙げられる。
しては、例えば、ビスフェノールA或いはそのアルキレ
ンオキサイド付加体のジグリシジルエーテル、ビスフェ
ノールF或いはそのアルキレンオキサイド付加体のジグ
リシジルエーテル、水素添加ビスフェノールA或いはそ
のアルキレンオキサイド付加体のジグリシジルエーテル
などが挙げられる。
【0029】ノボラック型エポキシ樹脂としては、例え
ば、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、o−クレゾ
ールノボラック型エポキシ樹脂、ジフェニロールプロパ
ンノボラック型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエンフ
ェノール型エポキシ樹脂、などが挙げられる。
ば、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、o−クレゾ
ールノボラック型エポキシ樹脂、ジフェニロールプロパ
ンノボラック型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエンフ
ェノール型エポキシ樹脂、などが挙げられる。
【0030】脂肪族ポリオールポリグリシジルエーテル
としては、例えば、エチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、
ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、ブタン
ジオールジグリシジルエーテル、ヘキサンジオールジグ
リシジルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジグリ
シジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジ
ルエーテル、トリメチロールプロパンジグリシジルエー
テル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテ
ル、ペンタエリスリトールトリグリシジルエーテル、ペ
ンタエリスリトールテトラグリシジルエーテル、ソルビ
トールヘプタグリシジルエーテル、ソルビトールヘキサ
グリシジルエーテルなどが挙げられる。
としては、例えば、エチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、
ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、ブタン
ジオールジグリシジルエーテル、ヘキサンジオールジグ
リシジルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジグリ
シジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジ
ルエーテル、トリメチロールプロパンジグリシジルエー
テル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテ
ル、ペンタエリスリトールトリグリシジルエーテル、ペ
ンタエリスリトールテトラグリシジルエーテル、ソルビ
トールヘプタグリシジルエーテル、ソルビトールヘキサ
グリシジルエーテルなどが挙げられる。
【0031】その他のグリシジルエーテル型エポキシ樹
脂としては、例えば、レゾルシンジグリシジルエーテル
などが挙げられる。
脂としては、例えば、レゾルシンジグリシジルエーテル
などが挙げられる。
【0032】これらのグリシジルエーテル型エポキシ樹
脂の中でも、(A−1)ビスフェノール型ジグリシジル
エーテルと(A−2)脂肪族ジオールジグリシジルエー
テルとの組み合わせからなるグリシジルエーテル型エポ
キシ樹脂組成物が好ましい。また、この組み合わせの中
でも、(A−1)水添ビスフェノールAジグリシジルエ
ーテルと、(A−2)プロピレングリコールジグリシジ
ルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエー
テル、ブタンジオールジグリシジルエーテル、ヘキサン
ジオールジグリシジルエーテル、シクロヘキサンジメタ
ノールジグリシジルエーテルからなる群より選ばれる1
種類以上の脂肪族ジオールジグリシジルエーテルとの組
み合わせからなるグリシジルエーテル型エポキシ樹脂組
成物が、光ディスク用紫外線硬化型組成物として用いた
場合に、高温多湿条件における反射膜や記録膜の防食効
果が高く、吸水率が低いので、特に好ましい。
脂の中でも、(A−1)ビスフェノール型ジグリシジル
エーテルと(A−2)脂肪族ジオールジグリシジルエー
テルとの組み合わせからなるグリシジルエーテル型エポ
キシ樹脂組成物が好ましい。また、この組み合わせの中
でも、(A−1)水添ビスフェノールAジグリシジルエ
ーテルと、(A−2)プロピレングリコールジグリシジ
ルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエー
テル、ブタンジオールジグリシジルエーテル、ヘキサン
ジオールジグリシジルエーテル、シクロヘキサンジメタ
ノールジグリシジルエーテルからなる群より選ばれる1
種類以上の脂肪族ジオールジグリシジルエーテルとの組
み合わせからなるグリシジルエーテル型エポキシ樹脂組
成物が、光ディスク用紫外線硬化型組成物として用いた
場合に、高温多湿条件における反射膜や記録膜の防食効
果が高く、吸水率が低いので、特に好ましい。
【0033】塩素含有量が1重量%以下の脂肪族ポリオ
ールジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂は、市販品と
して入手することもでき、例えば、NPG−DGE低塩
素品(阪本薬品(株)製のネオペンチルジグリシジルエー
テル、全塩素量=0.91重量%)、16H−DGE低
塩素品(阪本薬品(株)製のヘキサンジオールジグリシジ
ルエーテル、全塩素量=0.49重量%)、CHDM−
DGE低塩素品(ナガセ化成(株)製のシクロヘキサンジ
メタノールジグリシジルエーテル、全塩素量=0.19
重量%)、などが挙げられる。
ールジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂は、市販品と
して入手することもでき、例えば、NPG−DGE低塩
素品(阪本薬品(株)製のネオペンチルジグリシジルエー
テル、全塩素量=0.91重量%)、16H−DGE低
塩素品(阪本薬品(株)製のヘキサンジオールジグリシジ
ルエーテル、全塩素量=0.49重量%)、CHDM−
DGE低塩素品(ナガセ化成(株)製のシクロヘキサンジ
メタノールジグリシジルエーテル、全塩素量=0.19
重量%)、などが挙げられる。
【0034】また、例えば、塩素系不純物が低いビスフ
ェノールAグリシジルエーテル(例えば、エピクロン8
50S、大日本インキ化学工業(株)、全塩素量=0.1
4重量%)をルテニウム触媒等で水素添加することによ
って、塩素系不純物が低い(全塩素量=0.14重量
%)水添ビスフェノールAジグリシジルエーテルを得る
こともできる。
ェノールAグリシジルエーテル(例えば、エピクロン8
50S、大日本インキ化学工業(株)、全塩素量=0.1
4重量%)をルテニウム触媒等で水素添加することによ
って、塩素系不純物が低い(全塩素量=0.14重量
%)水添ビスフェノールAジグリシジルエーテルを得る
こともできる。
【0035】本発明に使用する光カチオン重合開始剤
(B)は、紫外線の照射によってエポキシ基のカチオン
重合を開始する化合物であり、例えば、(1)芳香族ス
ルホニウム、芳香族ヨードニウム、芳香族ジアゾニウ
ム、芳香族アンモニウム、(2,4−シクロペンタジエ
ン−1−イル)[(1−メチルエチル)ベンゼン]−F
eカチオンから成る群から選ばれるカチオンと、(2)
BF4 -、PF6 -、SbF6 -、一般式[BX4]-(式中、
Xはベンゼン環上の少なくとも2つ以上の水素原子がフ
ッ素又はトリフルオロメチル基で置換されたフェニル基
を表わす。)から成る群から選ばれるアニオンとから構
成されるオニウム塩が挙げられる。
(B)は、紫外線の照射によってエポキシ基のカチオン
重合を開始する化合物であり、例えば、(1)芳香族ス
ルホニウム、芳香族ヨードニウム、芳香族ジアゾニウ
ム、芳香族アンモニウム、(2,4−シクロペンタジエ
ン−1−イル)[(1−メチルエチル)ベンゼン]−F
eカチオンから成る群から選ばれるカチオンと、(2)
BF4 -、PF6 -、SbF6 -、一般式[BX4]-(式中、
Xはベンゼン環上の少なくとも2つ以上の水素原子がフ
ッ素又はトリフルオロメチル基で置換されたフェニル基
を表わす。)から成る群から選ばれるアニオンとから構
成されるオニウム塩が挙げられる。
【0036】芳香族スルホニウム塩系の光カチオン重合
開始剤としては、例えば、ビス[4−(ジフェニルスル
ホニオ)フェニル]スルフィド ビスヘキサフルオロホ
スフェート、ビス[4−(ジフェニルスルホニオ)フェ
ニル]スルフィド ビスヘキサフルオロアンチモネー
ト、ビス[4−(ジフェニルスルホニオ)フェニル]ス
ルフィド ビステトラフルオロボレート、ビス[4−
(ジフェニルスルホニオ)フェニル]スルフィド テト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジフェニ
ル−4−(フェニルチオ)フェニルスルホニウム ヘキ
サフルオロホスフェート、ジフェニル−4−(フェニル
チオ)フェニルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモ
ネート、ジフェニル−4−(フェニルチオ)フェニルス
ルホニウムテトラフルオロボレート、ジフェニル−4−
(フェニルチオ)フェニルスルホニウム テトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェニルス
ルホニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニル
スルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェ
ニルスルホニウムテトラフルオロボレート、トリフェニ
ルスルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)
ボレート、ビス[4−(ジ(4−(2−ヒドロキシエト
キシ))フェニルスルホニオ)フェニル]スルフィド
ビスヘキサフルオロホスフェート、ビス[4−(ジ(4
−(2−ヒドロキシエトキシ))フェニルスルホニオ)
フェニル]スルフィド ビスヘキサフルオロアンチモネ
ート、ビス[4−(ジ(4−(2−ヒドロキシエトキ
シ))フェニルスルホニオ)フェニル]スルフィド ビ
ステトラフルオロボレート、ビス[4−(ジ(4−(2
−ヒドロキシエトキシ))フェニルスルホニオ)フェニ
ル]スルフィド テトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、などが挙げられる。
開始剤としては、例えば、ビス[4−(ジフェニルスル
ホニオ)フェニル]スルフィド ビスヘキサフルオロホ
スフェート、ビス[4−(ジフェニルスルホニオ)フェ
ニル]スルフィド ビスヘキサフルオロアンチモネー
ト、ビス[4−(ジフェニルスルホニオ)フェニル]ス
ルフィド ビステトラフルオロボレート、ビス[4−
(ジフェニルスルホニオ)フェニル]スルフィド テト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジフェニ
ル−4−(フェニルチオ)フェニルスルホニウム ヘキ
サフルオロホスフェート、ジフェニル−4−(フェニル
チオ)フェニルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモ
ネート、ジフェニル−4−(フェニルチオ)フェニルス
ルホニウムテトラフルオロボレート、ジフェニル−4−
(フェニルチオ)フェニルスルホニウム テトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェニルス
ルホニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニル
スルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェ
ニルスルホニウムテトラフルオロボレート、トリフェニ
ルスルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)
ボレート、ビス[4−(ジ(4−(2−ヒドロキシエト
キシ))フェニルスルホニオ)フェニル]スルフィド
ビスヘキサフルオロホスフェート、ビス[4−(ジ(4
−(2−ヒドロキシエトキシ))フェニルスルホニオ)
フェニル]スルフィド ビスヘキサフルオロアンチモネ
ート、ビス[4−(ジ(4−(2−ヒドロキシエトキ
シ))フェニルスルホニオ)フェニル]スルフィド ビ
ステトラフルオロボレート、ビス[4−(ジ(4−(2
−ヒドロキシエトキシ))フェニルスルホニオ)フェニ
ル]スルフィド テトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、などが挙げられる。
【0037】芳香族ヨードニウム塩系の光カチオン重合
開始剤としては、例えば、ジフェニルヨードニウム ヘ
キサフルオロホスフェート、ジフェニルヨードニウム
ヘキサフルオロアンチモネート、ジフェニルヨードニウ
ム テトラフルオロボレート、ジフェニルヨードニウム
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ビ
ス(ドデシルフェニル)ヨードニウム ヘキサフルオロ
ホスフェート、ビス(ドデシルフェニル)ヨードニウム
ヘキサフルオロアンチモネート、ビス(ドデシルフェ
ニル)ヨードニウム テトラフルオロボレート、ビス
(ドデシルフェニル)ヨードニウム テトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、4−メチルフェニル−
4−(1−メチルエチル)フェニルヨードニウム ヘキ
サフルオロホスフェート、4−メチルフェニル−4−
(1−メチルエチル)フェニルヨードニウム ヘキサフ
ルオロアンチモネート、4−メチルフェニル−4−(1
−メチルエチル)フェニルヨードニウム テトラフルオ
ロボレート、4−メチルフェニル−4−(1−メチルエ
チル)フェニルヨードニウム テトラキス(ペンタフル
オロフェニル)ボレート、などが挙げられる。
開始剤としては、例えば、ジフェニルヨードニウム ヘ
キサフルオロホスフェート、ジフェニルヨードニウム
ヘキサフルオロアンチモネート、ジフェニルヨードニウ
ム テトラフルオロボレート、ジフェニルヨードニウム
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ビ
ス(ドデシルフェニル)ヨードニウム ヘキサフルオロ
ホスフェート、ビス(ドデシルフェニル)ヨードニウム
ヘキサフルオロアンチモネート、ビス(ドデシルフェ
ニル)ヨードニウム テトラフルオロボレート、ビス
(ドデシルフェニル)ヨードニウム テトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、4−メチルフェニル−
4−(1−メチルエチル)フェニルヨードニウム ヘキ
サフルオロホスフェート、4−メチルフェニル−4−
(1−メチルエチル)フェニルヨードニウム ヘキサフ
ルオロアンチモネート、4−メチルフェニル−4−(1
−メチルエチル)フェニルヨードニウム テトラフルオ
ロボレート、4−メチルフェニル−4−(1−メチルエ
チル)フェニルヨードニウム テトラキス(ペンタフル
オロフェニル)ボレート、などが挙げられる。
【0038】芳香族ジアゾニウム塩系の光カチオン重合
開始剤としては、例えば、フェニルジアゾニウム ヘキ
サフルオロホスフェート、フェニルジアゾニウム ヘキ
サフルオロアンチモネート、フェニルジアゾニウム テ
トラフルオロボレート、フェニルジアゾニウム テトラ
キス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、などが挙げ
られる。
開始剤としては、例えば、フェニルジアゾニウム ヘキ
サフルオロホスフェート、フェニルジアゾニウム ヘキ
サフルオロアンチモネート、フェニルジアゾニウム テ
トラフルオロボレート、フェニルジアゾニウム テトラ
キス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、などが挙げ
られる。
【0039】芳香族アンモニウム塩系の光カチオン重合
開始剤としては、例えば、1−ベンジル−2−シアノピ
リジニウム ヘキサフルオロホスフェート、1−ベンジ
ル−2−シアノピリジニウム ヘキサフルオロアンチモ
ネート、1−ベンジル−2−シアノピリジニウム テト
ラフルオロボレート、1−ベンジル−2−シアノピリジ
ニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、1−(ナフチルメチル)−2−シアノピリジニウム
ヘキサフルオロホスフェート、1−(ナフチルメチ
ル)−2−シアノピリジニウム ヘキサフルオロアンチ
モネート、1−(ナフチルメチル)−2−シアノピリジ
ニウム テトラフルオロボレート、1−(ナフチルメチ
ル)−2−シアノピリジニウム テトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、などが挙げられる。
開始剤としては、例えば、1−ベンジル−2−シアノピ
リジニウム ヘキサフルオロホスフェート、1−ベンジ
ル−2−シアノピリジニウム ヘキサフルオロアンチモ
ネート、1−ベンジル−2−シアノピリジニウム テト
ラフルオロボレート、1−ベンジル−2−シアノピリジ
ニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、1−(ナフチルメチル)−2−シアノピリジニウム
ヘキサフルオロホスフェート、1−(ナフチルメチ
ル)−2−シアノピリジニウム ヘキサフルオロアンチ
モネート、1−(ナフチルメチル)−2−シアノピリジ
ニウム テトラフルオロボレート、1−(ナフチルメチ
ル)−2−シアノピリジニウム テトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、などが挙げられる。
【0040】(2,4−シクロペンタジエン−1−イ
ル)[(1−メチルエチル)ベンゼン]−Fe塩系の光
カチオン重合開始剤としては、例えば、(2,4−シク
ロペンタジエン−1−イル)[(1−メチルエチル)ベ
ンゼン]−Fe(II)ヘキサフルオロホスフェート、
(2,4−シクロペンタジエン−1−イル)[(1−メ
チルエチル)ベンゼン]−Fe(II)ヘキサフルオロア
ンチモネート、2,4−シクロペンタジエン−1−イ
ル)[(1−メチルエチル)ベンゼン]−Fe(II)テ
トラフルオロボレート、2,4−シクロペンタジエン−
1−イル)[(1−メチルエチル)ベンゼン]−Fe
(II)テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、などが挙げられる。
ル)[(1−メチルエチル)ベンゼン]−Fe塩系の光
カチオン重合開始剤としては、例えば、(2,4−シク
ロペンタジエン−1−イル)[(1−メチルエチル)ベ
ンゼン]−Fe(II)ヘキサフルオロホスフェート、
(2,4−シクロペンタジエン−1−イル)[(1−メ
チルエチル)ベンゼン]−Fe(II)ヘキサフルオロア
ンチモネート、2,4−シクロペンタジエン−1−イ
ル)[(1−メチルエチル)ベンゼン]−Fe(II)テ
トラフルオロボレート、2,4−シクロペンタジエン−
1−イル)[(1−メチルエチル)ベンゼン]−Fe
(II)テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、などが挙げられる。
【0041】光カチオン重合開始剤(B)の市販品とし
ては、例えば、「UVI6990」(ユニオンカーバイ
ド社製のビス[4−(ジフェニルスルホニオ)フェニ
ル]スルフィド ビスヘキサフルオロホスフェートとト
リフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェートの
混合物)、「UVI6974」(ユニオンカーバイド社
製のビス[4−(ジフェニルスルホニオ)フェニル]ス
ルフィド ビスヘキサフルオロアンチモネートとトリフ
ェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネートの混
合物)、「SP−150」(旭電化(株)製のビス[4
−(ジ(4−(2−ヒドロキシエトキシ))フェニルス
ルホニオ)フェニル]スルフィド ビスヘキサフルオロ
ホスフェート)、「SP−170」 (旭電化(株)製
のビス[4−(ジ(4−(2−ヒドロキシエトキシ))
フェニルスルホニオ)フェニル]スルフィド ビスヘキ
サフルオロアンチモネート)、「FC−508」(3M
社製)、「FC−512」(3M社製)、「イルガキュ
ア261」(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製の
(2,4−シクロペンタジエン−1−イル)[(1−メ
チルエチル)ベンゼン]−Fe(II)ヘキサフルオロホ
スフェート)、「ロードシル(RHODORSIL)2
074」(ローヌ・プーラン社製の4−メチルフェニル
−4−(1−メチルエチル)フェニルヨードニウム テ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート)、など
が挙げられる。
ては、例えば、「UVI6990」(ユニオンカーバイ
ド社製のビス[4−(ジフェニルスルホニオ)フェニ
ル]スルフィド ビスヘキサフルオロホスフェートとト
リフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェートの
混合物)、「UVI6974」(ユニオンカーバイド社
製のビス[4−(ジフェニルスルホニオ)フェニル]ス
ルフィド ビスヘキサフルオロアンチモネートとトリフ
ェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネートの混
合物)、「SP−150」(旭電化(株)製のビス[4
−(ジ(4−(2−ヒドロキシエトキシ))フェニルス
ルホニオ)フェニル]スルフィド ビスヘキサフルオロ
ホスフェート)、「SP−170」 (旭電化(株)製
のビス[4−(ジ(4−(2−ヒドロキシエトキシ))
フェニルスルホニオ)フェニル]スルフィド ビスヘキ
サフルオロアンチモネート)、「FC−508」(3M
社製)、「FC−512」(3M社製)、「イルガキュ
ア261」(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製の
(2,4−シクロペンタジエン−1−イル)[(1−メ
チルエチル)ベンゼン]−Fe(II)ヘキサフルオロホ
スフェート)、「ロードシル(RHODORSIL)2
074」(ローヌ・プーラン社製の4−メチルフェニル
−4−(1−メチルエチル)フェニルヨードニウム テ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート)、など
が挙げられる。
【0042】これらの光カチオン重合開始剤のうち、
(1)芳香族スルホニウム、芳香族ヨードニウム、芳香
族アンモニウム、(2,4−シクロペンタジエン−1−
イル)[(1−メチルエチル)ベンゼン]−Feカチオ
ンから成る群から選ばれるカチオンと、(2)一般式
[BX4]-(式中、Xはベンゼン環上の少なくとも2つ
以上の水素原子がフッ素又はトリフルオロメチル基で置
換されたフェニル基を表わす。)から成るアニオンとか
ら構成されるオニウム塩が、光ディスク用紫外線硬化型
組成物として用いた場合に、反射膜や記録膜に対する腐
食が少ないので、特に好ましい。そのような光カチオン
重合開始剤としては、例えば、ビス[4−(ジフェニル
スルホニオ)フェニル]スルフィド テトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、ジフェニル−4−(フ
ェニルチオ)フェニルスルホニウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート、トリフェニルスルホニウ
ムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ビ
ス[4−(ジ(4−(2−ヒドロキシエトキシ))フェ
ニルスルホニオ)フェニル]スルフィド テトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジフェニルヨー
ドニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート、ビス(ドデシルフェニル)ヨードニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、4−メチルフ
ェニル−4−(1−メチルエチル)フェニルヨードニウ
ム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
1−ベンジル−2−シアノピリジニウム テトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、1−(ナフチル
メチル)−2−シアノピリジニウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート、2,4−シクロペンタジ
エン−1−イル)[(1−メチルエチル)ベンゼン]−
Fe(II)テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート等が挙げられる。
(1)芳香族スルホニウム、芳香族ヨードニウム、芳香
族アンモニウム、(2,4−シクロペンタジエン−1−
イル)[(1−メチルエチル)ベンゼン]−Feカチオ
ンから成る群から選ばれるカチオンと、(2)一般式
[BX4]-(式中、Xはベンゼン環上の少なくとも2つ
以上の水素原子がフッ素又はトリフルオロメチル基で置
換されたフェニル基を表わす。)から成るアニオンとか
ら構成されるオニウム塩が、光ディスク用紫外線硬化型
組成物として用いた場合に、反射膜や記録膜に対する腐
食が少ないので、特に好ましい。そのような光カチオン
重合開始剤としては、例えば、ビス[4−(ジフェニル
スルホニオ)フェニル]スルフィド テトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、ジフェニル−4−(フ
ェニルチオ)フェニルスルホニウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート、トリフェニルスルホニウ
ムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ビ
ス[4−(ジ(4−(2−ヒドロキシエトキシ))フェ
ニルスルホニオ)フェニル]スルフィド テトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジフェニルヨー
ドニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート、ビス(ドデシルフェニル)ヨードニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、4−メチルフ
ェニル−4−(1−メチルエチル)フェニルヨードニウ
ム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
1−ベンジル−2−シアノピリジニウム テトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、1−(ナフチル
メチル)−2−シアノピリジニウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート、2,4−シクロペンタジ
エン−1−イル)[(1−メチルエチル)ベンゼン]−
Fe(II)テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート等が挙げられる。
【0043】光カチオン重合開始剤(B)は、上述した
材料の中から選択し、単独で使用することもでき、2種
類以上を組み合わせて使用することもできる。光カチオ
ン重合開始剤の使用量は、特に制限がないが、経済性等
の面から紫外線硬化型組成物100重量部あたり0.3
〜10部の範囲が好ましく、0.3〜4重量部の範囲が
特に好ましい。光カチオン重合開始剤の使用量が0.3
重量部より少ない場合、十分に硬化させることができな
い傾向にあるので、好ましくなく、また、光カチオン重
合開始剤の使用量が4重量部より多い場合、塗膜中に未
硬化成分として残存する量が多くなり、光ディスクの長
期信頼性が低下する傾向にあるので、好ましくない。
材料の中から選択し、単独で使用することもでき、2種
類以上を組み合わせて使用することもできる。光カチオ
ン重合開始剤の使用量は、特に制限がないが、経済性等
の面から紫外線硬化型組成物100重量部あたり0.3
〜10部の範囲が好ましく、0.3〜4重量部の範囲が
特に好ましい。光カチオン重合開始剤の使用量が0.3
重量部より少ない場合、十分に硬化させることができな
い傾向にあるので、好ましくなく、また、光カチオン重
合開始剤の使用量が4重量部より多い場合、塗膜中に未
硬化成分として残存する量が多くなり、光ディスクの長
期信頼性が低下する傾向にあるので、好ましくない。
【0044】本発明の紫外線硬化型組成物には、硬化性
を向上させるために、増感剤を使用することもできる。
そのような目的で使用する増感剤としては、例えば、ビ
レン、ペリレン、2,4−ジエチルチオキサントン、フ
ェノチアジンなどが挙げられる。増感剤を併用する場合
の使用量は、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂(A)
100重量部に対して、0.1〜10重量部の範囲が好
ましい。
を向上させるために、増感剤を使用することもできる。
そのような目的で使用する増感剤としては、例えば、ビ
レン、ペリレン、2,4−ジエチルチオキサントン、フ
ェノチアジンなどが挙げられる。増感剤を併用する場合
の使用量は、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂(A)
100重量部に対して、0.1〜10重量部の範囲が好
ましい。
【0045】また、本発明の紫外線硬化型組成物には、
2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−
1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケト
ン等の光ラジカル重合開始剤を併用することもできる。
光ラジカル重合開始剤を併用する場合の使用量は、グリ
シジルエーテル型エポキシ樹脂(A)100重量部に対
して、0.1〜10重量部の範囲が好ましい。
2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−
1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケト
ン等の光ラジカル重合開始剤を併用することもできる。
光ラジカル重合開始剤を併用する場合の使用量は、グリ
シジルエーテル型エポキシ樹脂(A)100重量部に対
して、0.1〜10重量部の範囲が好ましい。
【0046】本発明の紫外線硬化型組成物には、オキセ
タン環を有する化合物(C)を併用することもできる。
オキセタン環を有する化合物としては、例えば、1,4
−ビス[(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メ
チル]ベンゼン、1,4−ビス[(3−メチル−3−オ
キセタニルメトキシ)メチル]ベンゼン、3−メチル−
3−グリシジルオキセタン、3−エチル−3−グリシジ
ルオキセタン、3−メチル−3−ヒドロキシメチルオキ
セタン、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン
等が挙げられる。
タン環を有する化合物(C)を併用することもできる。
オキセタン環を有する化合物としては、例えば、1,4
−ビス[(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メ
チル]ベンゼン、1,4−ビス[(3−メチル−3−オ
キセタニルメトキシ)メチル]ベンゼン、3−メチル−
3−グリシジルオキセタン、3−エチル−3−グリシジ
ルオキセタン、3−メチル−3−ヒドロキシメチルオキ
セタン、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン
等が挙げられる。
【0047】本発明の紫外線硬化型組成物にオキセタン
環を有する化合物(C)を併用することにより、基板の
貼り合わせの際に、基板の外周端面にはみ出し、付着し
た接着剤をより短時間で硬化させることができる。オキ
セタン環を有する化合物を併用する場合の使用量は、グ
リシジルエーテル型エポキシ樹脂(A)100重量部に
対して、1〜100重量部の範囲が好ましい。
環を有する化合物(C)を併用することにより、基板の
貼り合わせの際に、基板の外周端面にはみ出し、付着し
た接着剤をより短時間で硬化させることができる。オキ
セタン環を有する化合物を併用する場合の使用量は、グ
リシジルエーテル型エポキシ樹脂(A)100重量部に
対して、1〜100重量部の範囲が好ましい。
【0048】また、本発明の紫外線硬化型組成物に、必
要に応じて、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂(A)
又はオキセタン環を有する化合物(C)以外のカチオン
重合性化合物、ポリオール、無機充填剤、無機イオン交
換体、レベリング剤、酸化防止剤、粘度調整剤、シラン
カップリング剤等を併用することもできる。
要に応じて、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂(A)
又はオキセタン環を有する化合物(C)以外のカチオン
重合性化合物、ポリオール、無機充填剤、無機イオン交
換体、レベリング剤、酸化防止剤、粘度調整剤、シラン
カップリング剤等を併用することもできる。
【0049】本発明の紫外線硬化型組成物に併用可能な
その他のカチオン重合性化合物としては、例えば、3,
4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ
シクロヘキシルカルボキシレート、リモネンジエポキシ
ドの如き脂環エポキシ化合物;トリプロピレングリコー
ルジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニル
エーテル、1,4−ブタンジオールジビニルエーテル、
シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、ビスフ
ェノールAのアルキレンオキサイド付加体のジビニルエ
ーテルの如きビニルエーテル化合物;末端水酸基を有す
る脂環式多官能エポキシ樹脂(ダイセル社製の「EHP
E3150」等)、などが挙げられる。
その他のカチオン重合性化合物としては、例えば、3,
4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ
シクロヘキシルカルボキシレート、リモネンジエポキシ
ドの如き脂環エポキシ化合物;トリプロピレングリコー
ルジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニル
エーテル、1,4−ブタンジオールジビニルエーテル、
シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、ビスフ
ェノールAのアルキレンオキサイド付加体のジビニルエ
ーテルの如きビニルエーテル化合物;末端水酸基を有す
る脂環式多官能エポキシ樹脂(ダイセル社製の「EHP
E3150」等)、などが挙げられる。
【0050】次に、記録層を有する2枚の基板を記録層
側を内側にして、本発明の紫外線硬化型組成物からなる
接着剤を用いて貼り合わせる光ディスクの製造方法につ
いて説明する。
側を内側にして、本発明の紫外線硬化型組成物からなる
接着剤を用いて貼り合わせる光ディスクの製造方法につ
いて説明する。
【0051】本発明の光ディスクの製造方法は、本発明
の紫外線硬化型組成物からなる接着剤を、スピンコート
法やスクリーン印刷法等を用いて基板上に均一な厚みの
接着剤層を形成した後、紫外線を照射し、もう1枚の基
板を貼り合わせて、目的の光ディスクを得る方法であ
る。本発明の紫外線硬化型組成物からなる接着剤は、紫
外線照射後も一定時間流動性が高いので、接着剤層に気
泡が残ることを防止する目的で、以下の(1)〜(4)
に示した貼り合わせ方法を採用することにより、光ディ
スクを得ることができる。
の紫外線硬化型組成物からなる接着剤を、スピンコート
法やスクリーン印刷法等を用いて基板上に均一な厚みの
接着剤層を形成した後、紫外線を照射し、もう1枚の基
板を貼り合わせて、目的の光ディスクを得る方法であ
る。本発明の紫外線硬化型組成物からなる接着剤は、紫
外線照射後も一定時間流動性が高いので、接着剤層に気
泡が残ることを防止する目的で、以下の(1)〜(4)
に示した貼り合わせ方法を採用することにより、光ディ
スクを得ることができる。
【0052】(1)紫外線を照射しながら、一方の基板
上に接着剤を滴下してリング状に塗布した後、もう一方
の基板を重ね合わせ、スピンコーター等により基板を高
速回転させることにより接着剤を展延して、貼り合わせ
る方法。
上に接着剤を滴下してリング状に塗布した後、もう一方
の基板を重ね合わせ、スピンコーター等により基板を高
速回転させることにより接着剤を展延して、貼り合わせ
る方法。
【0053】(2)紫外線を照射しながら、2枚の基板
上に接着剤を滴下してリング状に塗布した後、接着剤を
塗布した面同士を対向させ重ね合わせ、自重又は加圧す
ることにより接着剤を展延して、貼り合わせる方法。
上に接着剤を滴下してリング状に塗布した後、接着剤を
塗布した面同士を対向させ重ね合わせ、自重又は加圧す
ることにより接着剤を展延して、貼り合わせる方法。
【0054】(3)一方の基板上に接着剤を滴下してリ
ング状に塗布した後、紫外線を照射し、もう一方の基板
を重ね合わせ、スピンコーター等を用いて高速回転させ
ることにより接着剤を展延して、貼り合わせる方法。
ング状に塗布した後、紫外線を照射し、もう一方の基板
を重ね合わせ、スピンコーター等を用いて高速回転させ
ることにより接着剤を展延して、貼り合わせる方法。
【0055】(4)2枚の基板上に接着剤を滴下してリ
ング状に塗布した後、2枚の基板に紫外線を照射し、接
着剤を塗布した面同士を対向させ重ね合わせ、自重又は
加圧することにより接着剤を展延して、貼り合わせる方
法。
ング状に塗布した後、2枚の基板に紫外線を照射し、接
着剤を塗布した面同士を対向させ重ね合わせ、自重又は
加圧することにより接着剤を展延して、貼り合わせる方
法。
【0056】スピンコーターを用いる場合には、接着剤
の粘度を20〜1000mPa・sの範囲となるよう
に、エポキシ樹脂の配合割合を調整することがことが好
ましい。
の粘度を20〜1000mPa・sの範囲となるよう
に、エポキシ樹脂の配合割合を調整することがことが好
ましい。
【0057】さらに、基板の貼り合わせの際に、基板の
外周端面にはみ出し、付着した接着剤の硬化を促進する
ために、貼り合わせた後、再度紫外線を基板の外周端面
に照射してもよい。
外周端面にはみ出し、付着した接着剤の硬化を促進する
ために、貼り合わせた後、再度紫外線を基板の外周端面
に照射してもよい。
【0058】本発明の紫外線硬化型組成物を用いて基板
を接着する場合、記録層同士を直接接着する方法でもよ
く、ラジカル重合系の紫外線硬化型組成物からなる保護
コート層を記録層上に設けて、その保護コート層同士を
接着する方法でもよい。
を接着する場合、記録層同士を直接接着する方法でもよ
く、ラジカル重合系の紫外線硬化型組成物からなる保護
コート層を記録層上に設けて、その保護コート層同士を
接着する方法でもよい。
【0059】本発明の紫外線硬化型組成物に紫外線を照
射する方式は、一般的な連続光照射方式以外に、閃光照
射方式を使用してもよい。紫外線の光源となるランプと
しては、例えば、メタルハライドランプ、高圧水銀ラン
プ、超高圧水銀ランプ、キセノンランプ、などが挙げら
れる。紫外線の照射量は、50〜1000mJ/cm2の
範囲が好ましい。
射する方式は、一般的な連続光照射方式以外に、閃光照
射方式を使用してもよい。紫外線の光源となるランプと
しては、例えば、メタルハライドランプ、高圧水銀ラン
プ、超高圧水銀ランプ、キセノンランプ、などが挙げら
れる。紫外線の照射量は、50〜1000mJ/cm2の
範囲が好ましい。
【0060】
【実施例】以下、実施例及び比較例を用いて本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。なお、以下の例中における「部」は
「重量部」を表わす。
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。なお、以下の例中における「部」は
「重量部」を表わす。
【0061】<実施例1>ビスフェノールAジグリシジ
ルエーテル(大日本インキ化学工業(株)製の「エピクロ
ン850S」、全塩素量=0.14重量%)をルテニウ
ム触媒存在下に、水素圧40kg/cm2、温度40℃で
7時間水添し、全塩素量=0.14重量%の水添ビスフ
ェノールAジグリシジルエーテルを得た。
ルエーテル(大日本インキ化学工業(株)製の「エピクロ
ン850S」、全塩素量=0.14重量%)をルテニウ
ム触媒存在下に、水素圧40kg/cm2、温度40℃で
7時間水添し、全塩素量=0.14重量%の水添ビスフ
ェノールAジグリシジルエーテルを得た。
【0062】前記反応で得た水添ビスフェノールAジグ
リシジルエーテル80部、1,6−ヘキサンジオールジ
グリシジルエーテル(阪本薬品(株)製の「16H−DG
E」低塩素品、全塩素量=0.49重量%)20部、光
カチオン重合開始剤「UVI6990」(ユニオンカー
バイド社製のビス[4−(ジフェニルスルホニオ)フェ
ニル]スルフィド ビスヘキサフルオロホスフェートと
[4−(ジフェニルスルホニオ)フェニル]スルフィド
トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェー
トの混合物)0.5部及びレベリング剤「L−760
4」(日本ユニカー社製)0.2部を60℃で1時間混
合溶解し、淡黄色透明の紫外線硬化型組成物(1)を調
製した。このようにして得た紫外線硬化型組成物(1)
の粘度は、236mPa・s(25℃)であった。
リシジルエーテル80部、1,6−ヘキサンジオールジ
グリシジルエーテル(阪本薬品(株)製の「16H−DG
E」低塩素品、全塩素量=0.49重量%)20部、光
カチオン重合開始剤「UVI6990」(ユニオンカー
バイド社製のビス[4−(ジフェニルスルホニオ)フェ
ニル]スルフィド ビスヘキサフルオロホスフェートと
[4−(ジフェニルスルホニオ)フェニル]スルフィド
トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェー
トの混合物)0.5部及びレベリング剤「L−760
4」(日本ユニカー社製)0.2部を60℃で1時間混
合溶解し、淡黄色透明の紫外線硬化型組成物(1)を調
製した。このようにして得た紫外線硬化型組成物(1)
の粘度は、236mPa・s(25℃)であった。
【0063】アルミニウムの反射膜を形成したDVD基
板を2枚用意し、その一方の基板の反射膜側に、上記組
成物(1)を内周側にリング状に滴下し、これにメタル
ハライドランプ(コールドミラー付き、ランプ出力12
0W/cm)を用いて400mJ/cm2 の紫外線を照射し
た。次に、もう一方の基板を反射膜を内側にして重ね合
わせ、スピンコーターを用いて毎秒1,500回転で回
転させることによって2枚の基板の間に組成物を展延さ
せた。このようにして作製した光ディスクを85℃、相
対湿度(RH)95%の恒温恒湿器で96時間の耐久性
試験を行った結果、アルミニウム反射膜に腐食は観察さ
れなかった。
板を2枚用意し、その一方の基板の反射膜側に、上記組
成物(1)を内周側にリング状に滴下し、これにメタル
ハライドランプ(コールドミラー付き、ランプ出力12
0W/cm)を用いて400mJ/cm2 の紫外線を照射し
た。次に、もう一方の基板を反射膜を内側にして重ね合
わせ、スピンコーターを用いて毎秒1,500回転で回
転させることによって2枚の基板の間に組成物を展延さ
せた。このようにして作製した光ディスクを85℃、相
対湿度(RH)95%の恒温恒湿器で96時間の耐久性
試験を行った結果、アルミニウム反射膜に腐食は観察さ
れなかった。
【0064】<実施例2>実施例1で得た水添ビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル60部、シクロヘキサン
ジメタノールジグリシジルエーテル(ナガセ化成(株)製
の「CHDM−DGE」低塩素品、全塩素量=0.19
重量%)40部、光カチオン重合開始剤「UVI699
0」(ユニオンカーバイド社製)0.5部及びレベリン
グ剤「L−7604」(日本ユニカー社製)0.2部を
60℃で1時間混合溶解し、淡黄色透明の紫外線硬化型
組成物(2)を調製した。このようにして得た紫外線硬
化型組成物(2)の粘度は、256mPa・s(25
℃)であった。
ノールAジグリシジルエーテル60部、シクロヘキサン
ジメタノールジグリシジルエーテル(ナガセ化成(株)製
の「CHDM−DGE」低塩素品、全塩素量=0.19
重量%)40部、光カチオン重合開始剤「UVI699
0」(ユニオンカーバイド社製)0.5部及びレベリン
グ剤「L−7604」(日本ユニカー社製)0.2部を
60℃で1時間混合溶解し、淡黄色透明の紫外線硬化型
組成物(2)を調製した。このようにして得た紫外線硬
化型組成物(2)の粘度は、256mPa・s(25
℃)であった。
【0065】実施例1において、組成物(1)に代え
て、組成物(2)を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、光ディスクを作製し、同様にして、その耐久試験を
行った結果、アルミニウム反射膜に腐食は観察されなか
った。
て、組成物(2)を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、光ディスクを作製し、同様にして、その耐久試験を
行った結果、アルミニウム反射膜に腐食は観察されなか
った。
【0066】<実施例3>実施例1で得た水添ビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル80部、ネオペンチルグ
リコールジグリシジルエーテル(阪本薬品(株)製の「N
PG−DGE」低塩素品、全塩素量=0.91重量%)
20部、光カチオン重合開始剤「UVI6990」(ユ
ニオンカーバイド社製)0.5部及びレベリング剤「L
−7604」(日本ユニカー社製)0.2部を60℃で
1時間混合溶解し、淡黄色透明の紫外線硬化型組成物
(3)を調製した。このようにして得た紫外線硬化型組
成物(3)の粘度は、295mPa・s(25℃)であ
った。
ノールAジグリシジルエーテル80部、ネオペンチルグ
リコールジグリシジルエーテル(阪本薬品(株)製の「N
PG−DGE」低塩素品、全塩素量=0.91重量%)
20部、光カチオン重合開始剤「UVI6990」(ユ
ニオンカーバイド社製)0.5部及びレベリング剤「L
−7604」(日本ユニカー社製)0.2部を60℃で
1時間混合溶解し、淡黄色透明の紫外線硬化型組成物
(3)を調製した。このようにして得た紫外線硬化型組
成物(3)の粘度は、295mPa・s(25℃)であ
った。
【0067】実施例1において、組成物(1)に代え
て、組成物(3)を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、光ディスクを作製し、同様にして、その耐久試験を
行った結果、アルミニウム反射膜に腐食は観察されなか
った。
て、組成物(3)を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、光ディスクを作製し、同様にして、その耐久試験を
行った結果、アルミニウム反射膜に腐食は観察されなか
った。
【0068】<実施例4>実施例1で得た水添ビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル60部、ビスフェノール
Aジグリシジルエーテル(大日本インキ化学工業(株)製
の「エピクロン1050」、全塩素量=0.15重量
%)10部、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエ
ーテル(阪本薬品(株)製の「16H−DGE」低塩素
品、全塩素量=0.49重量%)30部及び光カチオン
重合開始剤「UVI6990」(ユニオンカーバイド社
製)0.5部及びレベリング剤「L−7604」(日本
ユニカー社製)0.2部を60℃で1時間混合溶解し、
淡黄色透明の紫外線硬化型組成物(4)を調製した。こ
のようにして得た紫外線硬化型組成物(4)の粘度は、
244mPa・s(25℃)であった。
ノールAジグリシジルエーテル60部、ビスフェノール
Aジグリシジルエーテル(大日本インキ化学工業(株)製
の「エピクロン1050」、全塩素量=0.15重量
%)10部、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエ
ーテル(阪本薬品(株)製の「16H−DGE」低塩素
品、全塩素量=0.49重量%)30部及び光カチオン
重合開始剤「UVI6990」(ユニオンカーバイド社
製)0.5部及びレベリング剤「L−7604」(日本
ユニカー社製)0.2部を60℃で1時間混合溶解し、
淡黄色透明の紫外線硬化型組成物(4)を調製した。こ
のようにして得た紫外線硬化型組成物(4)の粘度は、
244mPa・s(25℃)であった。
【0069】実施例1において、組成物(1)に代え
て、組成物(4)を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、光ディスクを作製し、同様にして、その耐久試験を
行った結果、アルミニウム反射膜に腐食は観察されなか
った。
て、組成物(4)を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、光ディスクを作製し、同様にして、その耐久試験を
行った結果、アルミニウム反射膜に腐食は観察されなか
った。
【0070】<実施例5>実施例1において、光カチオ
ン重合開始剤「UVI6990」0.5部に代えて、
「ロードルシル(RHODORSIL)PI2074」(ローヌ
・プーラン社製の4−メチルフェニル−4−(1−メチ
ルエチル)フェニルヨードニウム テトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート)1部を用いた以外は、実
施例1と同様にして、淡黄色透明の紫外線硬化型組成物
(5)を調製した。このようにして得た紫外線硬化型組
成物(5)の粘度は、230mPa・s(25℃)であ
った。
ン重合開始剤「UVI6990」0.5部に代えて、
「ロードルシル(RHODORSIL)PI2074」(ローヌ
・プーラン社製の4−メチルフェニル−4−(1−メチ
ルエチル)フェニルヨードニウム テトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート)1部を用いた以外は、実
施例1と同様にして、淡黄色透明の紫外線硬化型組成物
(5)を調製した。このようにして得た紫外線硬化型組
成物(5)の粘度は、230mPa・s(25℃)であ
った。
【0071】実施例1において、組成物(1)に代え
て、組成物(5)を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、光ディスクを作製し、同様にして、その耐久試験を
行った結果、アルミニウム反射膜に腐食は観察されなか
った。
て、組成物(5)を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、光ディスクを作製し、同様にして、その耐久試験を
行った結果、アルミニウム反射膜に腐食は観察されなか
った。
【0072】<実施例6>実施例1において、光カチオ
ン重合開始剤「UVI6990」の使用量を0.5部か
ら1部に増量した以外は、実施例1と同様にして、淡黄
色透明の紫外線硬化型組成物(6)を調製した。このよ
うにして得た紫外線硬化型組成物(6)の粘度は、21
8mPa・s(25℃)であった。
ン重合開始剤「UVI6990」の使用量を0.5部か
ら1部に増量した以外は、実施例1と同様にして、淡黄
色透明の紫外線硬化型組成物(6)を調製した。このよ
うにして得た紫外線硬化型組成物(6)の粘度は、21
8mPa・s(25℃)であった。
【0073】アルミニウムの反射膜を形成したDVD基
板を2枚用意し、各基板の反射膜の上に硬化後の膜厚が
5〜10μmとなるようにラジカル重合系紫外線硬化型
組成物「SD−523」(大日本インキ化学工業(株)
製)を塗布し、メタルハライドランプ(コールドミラー
付き、ランプ出力120W/cm)を用いて400mJ/
cm2の紫外線を照射して硬化させて、保護コート層を設
けた。次に、その一方の基板の保護コート層上に、上記
組成物(6)を内周側にリング状に滴下し、これにメタ
ルハライドランプ(コールドミラー付き、ランプ出力1
20W/cm)を用いて300mJ/cm2の紫外線を照射
した。次に、もう一方の基板を保護コート層を内側にし
て重ね合わせ、スピンコーターを用いて毎秒1,500
回転で回転させることによって2枚の基板の間に組成物
を展延させた。このようにして作製した光ディスクを8
5℃、相対湿度(RH)95%の恒温恒湿器で96時間
の耐久性試験を行った結果、アルミニウム反射膜に、腐
食は観察されなかった。
板を2枚用意し、各基板の反射膜の上に硬化後の膜厚が
5〜10μmとなるようにラジカル重合系紫外線硬化型
組成物「SD−523」(大日本インキ化学工業(株)
製)を塗布し、メタルハライドランプ(コールドミラー
付き、ランプ出力120W/cm)を用いて400mJ/
cm2の紫外線を照射して硬化させて、保護コート層を設
けた。次に、その一方の基板の保護コート層上に、上記
組成物(6)を内周側にリング状に滴下し、これにメタ
ルハライドランプ(コールドミラー付き、ランプ出力1
20W/cm)を用いて300mJ/cm2の紫外線を照射
した。次に、もう一方の基板を保護コート層を内側にし
て重ね合わせ、スピンコーターを用いて毎秒1,500
回転で回転させることによって2枚の基板の間に組成物
を展延させた。このようにして作製した光ディスクを8
5℃、相対湿度(RH)95%の恒温恒湿器で96時間
の耐久性試験を行った結果、アルミニウム反射膜に、腐
食は観察されなかった。
【0074】また、前記と同様にして保護コート層を設
けた2枚のDVD基板を用意し、その一方の基板の保護
コート層上に、上記組成物(6)を内周側にリング状に
滴下し、これにメタルハライドランプ(コールドミラー
付き、ランプ出力120W/cm)を用いて100mJ/
cm2の紫外線を照射した。もう一方の基板を保護コート
層を内側にして重ね合わせ、スピンコーターで回転させ
ることによって2枚の基板の間に組成物を展延させた。
次に、貼り合わせた光ディスクの外周端面に前記ランプ
を用いて800mJ/cm2の紫外線を照射した。このよ
うにして作製した光ディスクの外周端面には、はみ出た
接着剤が硬化し、指触で粘着性がなくなるまでの時間
は、30分であった。
けた2枚のDVD基板を用意し、その一方の基板の保護
コート層上に、上記組成物(6)を内周側にリング状に
滴下し、これにメタルハライドランプ(コールドミラー
付き、ランプ出力120W/cm)を用いて100mJ/
cm2の紫外線を照射した。もう一方の基板を保護コート
層を内側にして重ね合わせ、スピンコーターで回転させ
ることによって2枚の基板の間に組成物を展延させた。
次に、貼り合わせた光ディスクの外周端面に前記ランプ
を用いて800mJ/cm2の紫外線を照射した。このよ
うにして作製した光ディスクの外周端面には、はみ出た
接着剤が硬化し、指触で粘着性がなくなるまでの時間
は、30分であった。
【0075】<実施例7>実施例1で得た水添ビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル64部、1,6−ヘキサ
ンジオールジグリシジルエーテル(阪本薬品(株)製の
「16H−DGE」低塩素品、全塩素量=0.49重量
%)16部、1,4−ビス[(3−エチル−3−オキセ
タニルメトキシ)メチル]ベンゼン20部、光カチオン
重合開始剤「UVI6990」(ユニオンカーバイド社
製)1部及びレベリング剤「L−7604」(日本ユニ
カー社製)0.2部を60℃で1時間混合溶解し、淡黄
色透明の紫外線硬化型組成物(7)を調製した。このよ
うにして得た紫外線硬化型組成物(7)の粘度は218
mPa・s(25℃)であった。
ノールAジグリシジルエーテル64部、1,6−ヘキサ
ンジオールジグリシジルエーテル(阪本薬品(株)製の
「16H−DGE」低塩素品、全塩素量=0.49重量
%)16部、1,4−ビス[(3−エチル−3−オキセ
タニルメトキシ)メチル]ベンゼン20部、光カチオン
重合開始剤「UVI6990」(ユニオンカーバイド社
製)1部及びレベリング剤「L−7604」(日本ユニ
カー社製)0.2部を60℃で1時間混合溶解し、淡黄
色透明の紫外線硬化型組成物(7)を調製した。このよ
うにして得た紫外線硬化型組成物(7)の粘度は218
mPa・s(25℃)であった。
【0076】実施例6において、組成物(6)に代え
て、組成物(7)を用いた以外は、実施例6と同様にし
て、光ディスクを作製し、同様にして、その耐久試験を
行った結果、アルミニウム反射膜に腐食は観察されなか
った。また、実施例5と同様にして、光ディスクの外周
端面にはみ出た接着剤の粘着性がなくなるまでの時間を
測定した結果、4分であった。
て、組成物(7)を用いた以外は、実施例6と同様にし
て、光ディスクを作製し、同様にして、その耐久試験を
行った結果、アルミニウム反射膜に腐食は観察されなか
った。また、実施例5と同様にして、光ディスクの外周
端面にはみ出た接着剤の粘着性がなくなるまでの時間を
測定した結果、4分であった。
【0077】<比較例1>水添ビスフェノールAジグリ
シジルエーテル(新日本理化(株)製の「HBE−10
0」、全塩素量=4.5重量%)80部、1,6−ヘキ
サンジオールジグリシジルエーテル(阪本薬品(株)製の
「SR16H」、全塩素量=6.7重量%)20部、光
カチオン重合開始剤「UVI6990」(ユニオンカー
バイド社製)0.5部及びレベリング剤「L−760
4」(日本ユニカー社製)0.2部を60℃で1時間混
合溶解し、淡黄色透明の紫外線硬化型組成物(C1)を
調製した。このようにして得た紫外線硬化型組成物(C
1)の粘度は、415mPa・s(25℃)であった。
シジルエーテル(新日本理化(株)製の「HBE−10
0」、全塩素量=4.5重量%)80部、1,6−ヘキ
サンジオールジグリシジルエーテル(阪本薬品(株)製の
「SR16H」、全塩素量=6.7重量%)20部、光
カチオン重合開始剤「UVI6990」(ユニオンカー
バイド社製)0.5部及びレベリング剤「L−760
4」(日本ユニカー社製)0.2部を60℃で1時間混
合溶解し、淡黄色透明の紫外線硬化型組成物(C1)を
調製した。このようにして得た紫外線硬化型組成物(C
1)の粘度は、415mPa・s(25℃)であった。
【0078】実施例1において、組成物(1)に代えて
組成物(C1)を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、光ディスクを作製し、同様にして、その耐久試験を
行った結果、アルミニウム反射膜が腐食により透明に変
質していた。
組成物(C1)を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、光ディスクを作製し、同様にして、その耐久試験を
行った結果、アルミニウム反射膜が腐食により透明に変
質していた。
【0079】<比較例2>比較例1において、水添ビス
フェノールAジグリシジルエーテルとして「HBE−1
00」に代えて「KRM−2408」(旭電化(株)製、
全塩素量=7重量%)80部を用いた以外は、比較例1
と同様にして、淡黄色透明の紫外線硬化型組成物(C
2)を調製した。このようにして得た紫外線硬化型組成
物(C2)の粘度は、539mPa・s(25℃)であ
った。
フェノールAジグリシジルエーテルとして「HBE−1
00」に代えて「KRM−2408」(旭電化(株)製、
全塩素量=7重量%)80部を用いた以外は、比較例1
と同様にして、淡黄色透明の紫外線硬化型組成物(C
2)を調製した。このようにして得た紫外線硬化型組成
物(C2)の粘度は、539mPa・s(25℃)であ
った。
【0080】実施例1において、組成物(1)に代えて
組成物(C2)を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、光ディスクを作製し、同様にして、その耐久試験を
行った結果、アルミニウム反射膜が腐食により透明に変
質していた。
組成物(C2)を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、光ディスクを作製し、同様にして、その耐久試験を
行った結果、アルミニウム反射膜が腐食により透明に変
質していた。
【0081】<比較例3>水添ビスフェノールAジグリ
シジルエーテル(新日本理化(株)製の「HBE−10
0」、全塩素量=4.5重量%)80部、ネオペンチル
グリコールジグリシジルエーテル(ナガセ化成(株)製の
「EX−211」、全塩素量=5.7重量%)20部、
光カチオン重合開始剤「UVI6990」(ユニオンカ
ーバイド社製)0.5部及びレベリング剤「L−760
4」(日本ユニカー社製)0.2部を60℃で1時間混
合溶解し、淡黄色透明の紫外線硬化型組成物(C3)を
調製した。このようにして得た紫外線硬化型組成物(C
3)の粘度は、448mPa・s(25℃)であった。
シジルエーテル(新日本理化(株)製の「HBE−10
0」、全塩素量=4.5重量%)80部、ネオペンチル
グリコールジグリシジルエーテル(ナガセ化成(株)製の
「EX−211」、全塩素量=5.7重量%)20部、
光カチオン重合開始剤「UVI6990」(ユニオンカ
ーバイド社製)0.5部及びレベリング剤「L−760
4」(日本ユニカー社製)0.2部を60℃で1時間混
合溶解し、淡黄色透明の紫外線硬化型組成物(C3)を
調製した。このようにして得た紫外線硬化型組成物(C
3)の粘度は、448mPa・s(25℃)であった。
【0082】実施例1において、組成物(1)に代えて
組成物(C3)を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、光ディスクを作製し、同様にして、その耐久試験を
行った結果、アルミニウム反射膜が腐食により透明に変
質していた。
組成物(C3)を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、光ディスクを作製し、同様にして、その耐久試験を
行った結果、アルミニウム反射膜が腐食により透明に変
質していた。
【0083】<比較例4>水添ビスフェノールAジグリ
シジルエーテル(旭電化(株)製の「KRM−240
8」、全塩素量=7重量%)100部、末端水酸基を有
する脂環式多官能エポキシ樹脂(ダイセル社製の「EH
PE3150」)5部、光カチオン重合開始剤「SP−
150」(旭電化(株)製)、イオン交換体「IXE−
1320」(東亞合成化学(株)製)20部、微粉シリ
カ3部を加熱溶解・混合し、白色不透明な紫外線硬化型
組成物(C4)を得た。
シジルエーテル(旭電化(株)製の「KRM−240
8」、全塩素量=7重量%)100部、末端水酸基を有
する脂環式多官能エポキシ樹脂(ダイセル社製の「EH
PE3150」)5部、光カチオン重合開始剤「SP−
150」(旭電化(株)製)、イオン交換体「IXE−
1320」(東亞合成化学(株)製)20部、微粉シリ
カ3部を加熱溶解・混合し、白色不透明な紫外線硬化型
組成物(C4)を得た。
【0084】アルミニウムの反射膜を形成したDVD基
板を2枚用意し、両方の基板の反射膜側に、上記組成物
(C4)をスクリーン印刷法により接着剤層を形成し
た。この2枚の基板にメタルハライドランプ(コールド
ミラー付き、ランプ出力120W/cm)を用いて100
mJ/cm2 の紫外線を照射した後、接着剤層を貼り合わ
せた。このようして作製した光ディスクを85℃、相対
湿度(RH)95%の恒温恒湿器で96時間の耐久性試
験を行った結果、アルミニウム反射膜が腐食により透明
に変質していた。
板を2枚用意し、両方の基板の反射膜側に、上記組成物
(C4)をスクリーン印刷法により接着剤層を形成し
た。この2枚の基板にメタルハライドランプ(コールド
ミラー付き、ランプ出力120W/cm)を用いて100
mJ/cm2 の紫外線を照射した後、接着剤層を貼り合わ
せた。このようして作製した光ディスクを85℃、相対
湿度(RH)95%の恒温恒湿器で96時間の耐久性試
験を行った結果、アルミニウム反射膜が腐食により透明
に変質していた。
【0085】
【発明の効果】本発明の紫外線硬化型組成物は、光ディ
スクの接着剤として使用した場合、高温多湿条件におけ
るアルミニウム等の金属からなる反射膜や記録膜への腐
食が極めて少ない。従って、本発明の紫外線硬化型組成
物は、長期信頼性に優れたDVD等の貼り合わせ方式の
光ディスクの接着剤として有用である。
スクの接着剤として使用した場合、高温多湿条件におけ
るアルミニウム等の金属からなる反射膜や記録膜への腐
食が極めて少ない。従って、本発明の紫外線硬化型組成
物は、長期信頼性に優れたDVD等の貼り合わせ方式の
光ディスクの接着剤として有用である。
【0086】さらに、本発明の紫外線硬化型組成物から
なる接着剤層は、均一で透明であるので、本発明の紫外
線硬化型組成物は、DVD−RAMだけでなく、光ディ
スクの片面から1層のみの情報を読み出すDVD−5方
式、DVD−10方式の他、片面から2層の情報を読み
出すDVD−9方式における接着層にも適用することが
できる。
なる接着剤層は、均一で透明であるので、本発明の紫外
線硬化型組成物は、DVD−RAMだけでなく、光ディ
スクの片面から1層のみの情報を読み出すDVD−5方
式、DVD−10方式の他、片面から2層の情報を読み
出すDVD−9方式における接着層にも適用することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 和夫 埼玉県川越市伊勢原町5−5−5−8− 407
Claims (10)
- 【請求項1】 記録層を有する2枚の基板を記録層側を
内側にして貼り合わせる際に使用する紫外線硬化型組成
物において、 グリシジルエーテル型エポキシ樹脂組成物(A)、光カ
チオン重合開始剤(B)を含有し、且つ前記エポキシ樹
脂組成物(A)中の塩素の量が1重量%以下であること
を特徴とする紫外線硬化型組成物。 - 【請求項2】 グリシジルエーテル型エポキシ樹脂組成
物(A)が、(A−1)ビスフェノール型ジグリシジル
エーテル及び(A−2)脂肪族ジオールジグリシジルエ
ーテルからなるエポキシ樹脂組成物である請求項1記載
の紫外線硬化型組成物。 - 【請求項3】 ビスフェノール型ジグリシジルエーテル
(A−1)が、水添ビスフェノールAジグリシジルエー
テルであり、且つ脂肪族ジオールジグリシジルエーテル
(A−2)が、プロピレングリコールジグリシジルエー
テル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、
ブタンジオールジグリシジルエーテル、ヘキサンジオー
ルジグリシジルエーテル及びシクロヘキサンジメタノー
ルジグリシジルエーテルからなる群から選ばれる1種類
以上の化合物である請求項2記載の紫外線硬化型組成
物。 - 【請求項4】 光カチオン重合開始剤(B)が、そのカ
チオン部分が、芳香族スルホニウム、芳香族ヨードニウ
ム、芳香族ジアゾニウム、芳香族アンモニウム及び
(2,4−シクロペンタジエン−1−イル)[(1−メ
チルエチル)ベンゼン]−Feカチオンから成る群から
選ばれ、アニオン部分が、一般式[BX4]-(ただし、
Xは少なくとも2つ以上のフッ素又はトリフルオロメチ
ル基で置換されたフェニル基)で構成されるオニウム塩
である請求項1〜3の何れか1項に記載の紫外線硬化型
組成物。 - 【請求項5】 さらにオキセタン環を有する化合物
(C)を含有する請求項1〜4の何れか1項に記載の紫
外線硬化型組成物。 - 【請求項6】 記録層を有する2枚の基板を記録層側を
内側にして接着剤を用いて貼り合わせた光ディスクにお
いて、該接着剤が請求項1〜5の何れか1項に記載の紫
外線硬化型組成物であることを特徴とする光ディスク。 - 【請求項7】 記録層を有する2枚の基板を記録層側を
内側にして接着剤を用いて貼り合わせる光ディスクの製
造方法において、 該接着剤として請求項1〜5の何れか1項に記載の紫外
線硬化型組成物を用い、紫外線を照射しながら該接着剤
を少なくとも一方の基板の貼り合わせる側の面にリング
状に滴下した後、2枚の基板を重ね合わせ、次いで高速
回転させることによって該接着剤を展延することを特徴
とする光ディスクの製造方法。 - 【請求項8】 記録層を有する2枚の基板を記録層側を
内側にして接着剤を用いて貼り合わせた光ディスクの製
造方法において、 該接着剤として請求項1〜5の何れか1項に記載の紫外
線硬化型組成物を用い、紫外線を照射しながら該接着剤
を2枚の基板の貼り合わせる側の面にリング状に滴下し
た後、2枚の基板を重ね合わせ、次いで自重又は加圧に
よって該接着剤を展延することを特徴とする光ディスク
の製造方法。 - 【請求項9】 記録層を有する2枚の基板を記録層側を
内側にして接着剤を用いて貼り合わせた光ディスクの製
造方法において、 該接着剤として請求項1〜5の何れか1項に記載の紫外
線硬化型組成物を用い、該接着剤を少なくとも一方の基
板の貼り合わせる側の面にリング状に滴下し、紫外線を
照射した後、2枚の基板を重ね合わせ、高速回転させる
ことによって該接着剤を展延することを特徴とする光デ
ィスクの製造方法。 - 【請求項10】 記録層を有する2枚の基板を記録層側
を内側にして接着剤を用いて貼り合わせた光ディスクの
製造方法において、 該接着剤として請求項1〜5の何れか1項に記載の紫外
線硬化型組成物を用い、該接着剤を2枚の基板の貼り合
わせる面にリング状に滴下し、両方の基板に紫外線を照
射した後、2枚の基板を重ね合わせ、次いで自重又は加
圧によって該接着剤を展延することを特徴とする光ディ
スクの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10124651A JPH11315132A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 光ディスク用紫外線硬化型組成物及びこれを用いた光ディスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10124651A JPH11315132A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 光ディスク用紫外線硬化型組成物及びこれを用いた光ディスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11315132A true JPH11315132A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=14890692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10124651A Pending JPH11315132A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 光ディスク用紫外線硬化型組成物及びこれを用いた光ディスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11315132A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-05-07 JP JP10124651A patent/JPH11315132A/ja active Pending
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