[go: up one dir, main page]

JPH11313350A - 光クロスコネクト装置 - Google Patents

光クロスコネクト装置

Info

Publication number
JPH11313350A
JPH11313350A JP10120998A JP12099898A JPH11313350A JP H11313350 A JPH11313350 A JP H11313350A JP 10120998 A JP10120998 A JP 10120998A JP 12099898 A JP12099898 A JP 12099898A JP H11313350 A JPH11313350 A JP H11313350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wavelength
optical
output
input
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10120998A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Miyazaki
哲弥 宮崎
Shu Yamamoto
周 山本
Yasuyuki Nagao
康之 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDD Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDD Corp filed Critical KDD Corp
Priority to JP10120998A priority Critical patent/JPH11313350A/ja
Publication of JPH11313350A publication Critical patent/JPH11313350A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非対称ルーティングを可能にする。 【解決手段】 波長分離素子14は、各光光入力回線1
0−1〜10−4からの各波長の信号光S1〜S16を
分離し、互いに異なる光出力ポート#1〜#16から出
力する。波長変換装置16−1〜16−16は、信号光
S1〜S16をそのまま又は別の波長に変換して、波長
多重素子18の各光入力ポート#1〜#16に供給す
る。波長多重素子18は、各光入力ポート#1〜#16
の入力光を、そのポート番号と波長に応じて、光出力ポ
ート#1,#5,#9,#13にルーティングする。波
長多重素子18の各光出力ポート#1,#5,#9,#
13は光アンプ20−1〜20−4を介して光出力回線
22−1〜22−4に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光クロスコネクト
装置に関し、より具体的には、波長分割多重伝送方式の
光線路間で光信号をクロスコネクトする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような光クロスコネクト装置とし
て、G.R.Hill他,”A Transport
Network Layer Based on Op
tical Network Elements”,I
EEE−LT Vo.11,No.5/6,1993、
及び、同一出願人による平成10年特許出願公開第51
382号公報(平成8年特許願第201804号)に記
載される構成が知られている。
【0003】前者は、複数の波長分割多重信号を個別に
波長分離し、各波長の信号光を光スイッチで切り換えた
後、波長多重して別の光ファイバに接続する構成からな
る。この詳細は、後者の公報に従来例として具体的に説
明されている。
【0004】上記公報に記載の従来例は、波長分離素子
及び波長多重素子としてアレイ導波路格子を使用し、波
長分離素子としてのアレイ導波路格子の各光出力ポート
と、波長多重素子としてのアレイ導波路格子の各光入力
ポートとの間に、多数の光スイッチを一定の規則で接続
した構成からなる。
【0005】更には、8本の光入力回線のそれぞれに対
する波長分離素子と64×64の光スイッチとの間に信
号光を再生する64個の再生装置を設け、当該光スイッ
チと8本の光出力回線のそれぞれに対する波長多重素子
との間に、信号光を所望の波長に変換する64個の波長
変換装置を設けた光クロスコネクト装置が、西哲也他
「光パスクロスコネクト用光スイッチ構成法の検討」、
1998年電子情報通信学会B−10−97において提
案されている。再生装置及び波長変換装置は、信号光を
電気信号に変換する光受信装置と、光受信装置から出力
される電気信号を光に変換する光送信装置とからなる。
この論文では、再生装置の出力する信号光の波長は、入
力する信号光の波長と同じか、又は、全ての再生装置で
共通の波長である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】何れの従来例でも、各
光入力回線上を同じある波長で伝搬する信号光の全て
を、一つの光出力回線に集約し、且つ、各光入力回線上
を別の波長で伝送される信号光を、そのままの波長で、
各光入力回線に対応する各光出力回線に出力することい
った非対称なルーティングも実現できない。即ち、何れ
の従来例も、各光出力回線上の多重波長数は、同じでな
ければならない。例えば、ある光出力回線上では10波
長とし、別の光出力回線では8波長というような非対称
又は不平衡な出力態様を選択できない。
【0007】G.R.Hill他の論文に記載される従
来例及び、西他の論文に記載される従来例では、光入力
回線数(即ち、光出力回線数)だけの波長分離素子及び
波長多重素子が必要であり、それも、それぞれの特性が
同一又は極めて近似していることが必要であり、コスト
の上昇を招いている。
【0008】西他の論文に記載される従来例では、再生
装置及び波長変換装置において、光信号を一旦、電気信
号に変換してから光信号に再変換しているので、高速化
に限界がある。
【0009】上記公開公報に記載される従来例でも、非
対称なルーティングが不可能である。また、波長分離後
の信号光を分割して複数の光スイッチに供給する必要が
あるので、ロスが非常に多い。
【0010】本発明は、非対称ルーティングを実現する
光クロスコネクト装置を提示することを目的とする。
【0011】本発明はまた、各光回線上での多重波長数
を等しくする必要が無い光クロスコネクト装置を提示す
ることを目的とする。
【0012】本発明はまた、多重波長数の変更に柔軟に
対応できる光クロスコネクト装置を提示することを目的
とする。
【0013】本発明はまた、より少ない素子数で、任意
の光入力回線上の任意の波長光を任意の光出力回線にル
ーチングするフルクロスコネクトを実現する光クロスコ
ネクト装置を提示することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では、循環的な波
長分離特性を具備する波長分離素子と、複数の光入力ポ
ートと複数の光出力ポートを具備し、各光入力ポートに
入力する光がその波長と入力ポート番号に応じた光出力
ポートから出力される循環的な波長多重特性を有する波
長多重素子と、波長分離素子から出力される各波長の信
号光から、同一波長を含む所定波長の内の1波長に変換
する複数の波長変換手段とを設ける。波長分離素子及び
波長多重素子は例えば、アレイ導波路格子または、波長
に関して循環的な入出力特性を具備するグレーティング
からなる。
【0015】信号光を中間で別波長に変換することによ
り、光出力先を任意に選択できるだけでなく、別の光入
力回線から同じ波長で入力した信号光を、混信させずに
同じ光出力回線に出力することができる。また、光出力
回線間で信号光の数を非対称にすることも可能になる。
【0016】波長変換手段は、波長分離手段から出力さ
れる信号光をそのまま、又は別波長に変換して出力する
ものでも、両者を同時に出力するものでもよい。用途に
応じてどちらかを選択する。
【0017】一部の波長変換手段を光スイッチ手段に変
更してもよい。一部の波長についてのみ非対称ルーティ
ングが可能になるが、全体のコストを大幅に低減でき
る。一部の光入力回線上の特定の波長についてのみ波長
変換手段を設けて、非対称ルーティングを可能にしても
よい。
【0018】波長変換手段には、半導体LDアンプによ
るクロス・ゲイン・モジュレーション及びクロス・フェ
ーズ・モジュレーション、EA変調器によるクロス・ア
ブソープション・モジュレーション等の原理を使用した
もの、並びに光/電気変換及び電気/光変換を使用する
ものなどを利用できる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロ
ック図を示す。この実施例は16チャネルの光クロスコ
ネクト装置の例であり、4つの光入力回線10−1〜1
0−4のそれぞれに、波長λ1〜λ4の信号光を波長分
割多重した信号光が入力している。理解を容易にするた
めに、光入力回線10−1上の信号光をS1〜S4、光
入力回線10−2上の信号光をS5〜S8、光入力回線
10−3上の信号光をS9〜S12、光入力回線10−
4上の信号光をS13〜S16と表記し、各信号を搬送
する波長を()内に付記した。例えば、光入力回線10
−1上の信号光S1は波長λ1であるので、S1(λ
1)と表記され、信号S2,S3及びS4はそれぞれ波
長λ2,λ3及びλ4であるので、それぞれS2(λ
2),S3(λ3)及びS4(λ4)と表記される。
【0021】光入力回線10−2〜10−4上の信号S
5〜S16についても同様であり、光入力回線10−2
上の信号光S5,S6,S7,S8はそれぞれS5(λ
1),S6(λ2),S7(λ3)及びS8(λ4)と
表記される。光入力回線10−3上の信号光S9,S1
0,S11及びS12はそれぞれ、S9(λ1),S1
0(λ2),S11(λ3)及びS12(λ4)と表記
される。光入力回線10−4上の信号光S13,S1
4,S15及びS16はそれぞれ、S13(λ1),S
14(λ2),S15(λ3)及びS16(λ4)と表
記される。
【0022】光入力回線10−1〜10−4上の信号光
は、それぞれ、光アンプ12−1〜12−4により光増
幅され、16×16のアレイ導波路格子からなる波長分
離素子14の所定入力ポート#1,#5,#9,#13
に入力する。本実施例では、光入力回線10−1〜10
−4上の信号波長数が全て4であるので、波長分離素子
14の16個の入力ポートの内、4つおきの入力ポート
を使用する。
【0023】図2は、16波長λ1〜λ16を波長分離
及び多重するアレイ導波路格子の入出力対応表、即ちル
ーチング特性を示す。最上位行には、波長分離素子とし
て使用するときの入力ポート、又は波長多重素子として
使用するときの出力ポートを示し、最左欄には、波長分
離素子として使用するときの出力ポート又は波長多重素
子として使用するときの入力ポートを示す。
【0024】図2から分かるように、波長分離素子14
は、図1にも明示したように、各出力ポート#1〜#1
6から以下に示す信号光を出力する。即ち、 出力ポート# 1:信号光S1(λ1) 出力ポート# 2:信号光S2(λ2) 出力ポート# 3:信号光S3(λ3) 出力ポート# 4:信号光S4(λ4) 出力ポート# 5:信号光S13(λ1) 出力ポート# 6:信号光S14(λ2) 出力ポート# 7:信号光S15(λ3) 出力ポート# 8:信号光S16(λ4) 出力ポート# 9:信号光S9(λ1) 出力ポート#10:信号光S10(λ2) 出力ポート#11:信号光S11(λ3) 出力ポート#12:信号光S12(λ4) 出力ポート#13:信号光S5(λ1) 出力ポート#14:信号光S6(λ2) 出力ポート#15:信号光S7(λ3) 出力ポート#16:信号光S8(λ4) である。
【0025】図2から予測できるように、光入力回線1
0−1〜10−4上の信号波長数が、光入力回線10−
1上で5波長λ1〜λ5、光入力回線10−4で3波長
λ1〜λ3というように、非対称の場合、光入力端子1
0−4からの入力光を波長分離素子14の光入力ポート
#13でなく光入力ポート#14に入力すれば、光入力
回線10−1〜10−4からの全ての信号光を波長分離
素子14の互いに異なる光出力ポート#1〜#16から
出力させることができる。
【0026】波長分離素子14の各出力ポート#1〜#
16の出力光は、波長変換装置16−1〜16−16に
入力する。波長変換装置16−1〜16−16は、入力
する信号光を同じ波長のまま又は別の波長に変換して出
力するものでも、入力光と同じ波長の信号光を必ず出力
するもの、即ち、入力光と同じ波長の信号光と所望の異
なる波長の信号光を同時に出力できるものでもよい。但
し、理解を容易にするため、波長変換装置16−1〜1
6−16は、1つの波長の信号光のみを出力するものと
して、説明する。波長変換装置16−1〜16−16の
変換先の波長は、どの光出力回線に出力したいかによっ
て決定される。波長変換装置16−1〜16−16は、
波長変換装置16−1〜16−16の具体的構成は、後
述する。
【0027】波長変換装置16−1〜16−16の出力
光は、それぞれ、16×16のアレイ導波路格子からな
る波長多重素子18の光入力ポート#1〜#16に入力
する。波長多重素子18の波長多重特性も、図2に示さ
れる通りである。即ち、波長多重素子18は、波長分離
素子14と全く同じアレイ導波路格子からなる。
【0028】波長多重素子18の光出力ポート#1,#
5,#9,#13の出力は、それぞれ光アンプ20−
1,20−2,20−3,20−4により光増幅されて
光出力回線22−1,22−2,22−3,22−4に
出力される。波長多重素子18で使用される光出力ポー
ト#1,#5,#9,#13の番号は、波長分離素子1
4で使用される光入力ポートのそれらと同じである。
【0029】波長変換装置16−1〜16−16が、入
力光の波長を変更しない場合、図2に示す表から分かる
ように、波長分離素子14と波長多重素18は全く逆に
動作する。その結果、光入力回線10−1上の信号光S
1〜S4は、それぞれ同じ波長のままで光出力回線22
−1に出力される。同様に、光入力回線10−2,10
−3,10−4上の信号光S5〜S16は、それぞれ同
じ波長のままで光出力回線22−2,22−3,22−
4に出力される。即ち、光入力回線10−1,10−
2,10−3,10−4と光出力回線22−1,22−
2,22−3,22−4をそれぞれ直結したのと等価な
状態になる。
【0030】例えば、光入力回線10−1の信号光S1
(λ1),S2(λ2),S3(λ3),S4(λ4)
をそのまま光出力回線22−1に出力すると共に、光入
力回線10−2,10−3,10−4上の信号光S5
(λ1),S9(λ1)及びS13(λ1)も光出力回
線22−1に出力する場合を説明する。このようにした
い場合、波長変換装置16−13は、波長分離素子14
の光出力ポート#13からの信号光S5(λ1)の波長
λ1を波長λ13に変換し、波長変換装置16−9は、
波長分離素子14の光出力ポート#9からの信号光S9
(λ1)の波長λ1を波長λ9に変換し、波長変換装置
16−5は、波長分離素子14の光出力ポート#5から
の信号光S13(λ1)の波長λ1を波長λ5に変換す
ればよい。
【0031】波長変換装置16−13から出力される信
号光S5(λ13)は、波長多重素子18の光入力ポー
ト#13に入力する。図2に示す表から、波長多重素子
18の光入力ポート#13に波長λ13の光が入力する
と、その光は光出力ポート#1から出力される。従っ
て、波長変換装置16−13から出力されるS5(λ1
3)は、波長多重素子18の光出力ポート#1から光ア
ンプ20−1を介して光出力回線22−1に出力され
る。
【0032】波長変換装置16−19から出力される信
号光S9(λ9)は、波長多重素子18の光入力ポート
#9に入力する。図2に示す表から、波長多重素子18
の光入力ポート#9に波長λ9の光が入力すると、その
光は光出力ポート#1から出力される。従って、波長変
換装置16−19から出力されるS9(λ9)は、波長
多重素子18の光出力ポート#1から光アンプ20−1
を介して光出力回線22−1に出力される。
【0033】同様に、波長変換装置16−5から出力さ
れるS13(λ5)は、波長多重素子18の光入力ポー
ト#5に入力する。図2に示す表から、波長多重素子1
8の光入力ポート#5に波長λ5の光が入力すると、そ
の光は光出力ポート#1から出力される。従って、波長
変換装置16−5から出力されるS13(λ5)は、波
長多重素子18の光出力ポート#1から光アンプ20−
1を介して光出力回線22−1に出力される。
【0034】その他の波長変換装置16−1〜16−
4,16−6〜16−8,16−10〜16−12,1
6−14〜16−16は、入力光を波長変換せずにその
まま出力する。従って、波長多重素子18の光入力ポー
ト#1〜#4,#6〜#8,#10〜#12,#14〜
#16には、図3に示すように、波長分離素子14の光
出力ポート#1〜#4,#6〜#8,#10〜#12,
#14〜#16の出力光がそのまま入力する。波長分離
素子14と波長多重素子18の入出力特性は全く逆にな
っているので、波長多重素子18は、波長分離素子14
の光出力ポート#1〜#4から出力される信号光S1
(λ1),S2(λ2),S3(λ3),S4(λ4)
を光出力ポート#1から出力し、波長分離素子14の光
出力ポート#6〜#8から出力される信号光S14(λ
2),S15(λ3),S16(λ4)を光出力ポート
#13から出力し、波長分離素子14の光出力ポート#
10〜#12から出力される信号光S10(λ2),S
11(λ3),S12(λ4)を光出力ポート#9から
出力し、波長分離素子14の光出力ポート#14〜#1
6から出力される信号光S6(λ2),S7(λ3),
S8(λ4)を光出力ポート#5から出力する。
【0035】このようにして、図3に示すように、信号
光S1〜S4は波長変換無しで、信号光S5,S9,S
13は別の波長に変換されて、光出力回線22−1に出
力される。光出力回線22−1上で信号光S1〜S4,
S5,S9,S13はその波長が互いに異なるので、後
段で容易に分離できる。光入力回線10−2上の残りの
信号光S6,S7,S8は、波長変換無しで光出力回線
22−2に出力される。光入力回線10−3上の残りの
信号光S10,S11,S12は、波長変換無しで光出
力回線22−3に出力される。光入力回線10−4上の
残りの信号光S14,S15,S16は、波長変換無し
で光出力回線22−4に出力される。
【0036】変換先の波長は、図2に示す対応表を見れ
ば分かる。対象となる光入力回線(例えば、光入力回線
10−2)の信号光が入力する波長分離素子14の光入
力ポート(例えば、#5)の欄の中で、ルーティングし
たい信号光(例えば、S5(λ1))の波長(例えば、
λ1)の記載されるセルを見つける。見つけたセルの属
する同じ行内で、ルーティング先の光出力回線(例え
ば、光出力回線22−1)の接続する波長多重素子18
の光出力ポート番号(例えば、#1)の欄のセルに記載
される波長(例えば、波長λ13)が、変換先の波長で
ある。従って、図示実施例では、波長λ1の信号光S
1,S5,S9,S13の波長変換先の波長はλ5,λ
9又はλ13、波長λ2の信号光S2,S6,S10,
S14の波長変換先の波長はλ6,λ10又はλ14、
波長λ3の信号光S3,S7,S11,S15の波長変
換先の波長はλ7,λ11又はλ15、波長λ4の信号
光S4,S8,S12,S16の波長変換先の波長はλ
8,λ12又はλ16である。
【0037】図4は、波長変換装置16−1〜16−1
6の概略構成ブロック図を示す。30は波長分離素子1
4からの信号光Sが入力する入力端子であり、この入力
端子30に入力した信号光は、光サーキュレータ32の
ポートAに入力する。光サーキュレータは、ポートAの
入力光をポートBから出力し、ポートBの入力光をポー
トCから出力する光素子である。光サーキュレータ32
のポートBは、波長変換素子34の一端面34aと光学
的に接続する。波長変換素子34の他端面34bには、
プローブ光源36からCWプローブ光が入力する。プロ
ーブ光源36はその発振波長λpを選択自在であり、波
長制御回路38は、プローブ光源36の波長λpを所望
の波長に制御する。λpはλsと一致してもよい。
【0038】図4に示す波長変換装置を例えば、波長変
換装置16−5,16−9又は16−13として使用す
る場合、プローブ光源36は、波長λ1,λ9及びλ1
3の何れかでレーザ発振可能であればよい。又は、プロ
ーブ光源36は、候補となる各波長でレーザ発振するレ
ーザ・ダイオードと、その各レーザ出力の1つを選択す
る光スイッチからなるものでもよい。
【0039】波長変換素子34は、具体的には、半導体
レーザ・ダイオードと実質的に同じ構造からなる光増幅
素子(所謂、半導体LDアンプ)又はEA変調素子から
なる。前者の場合にはクロス・ゲイン・モジュレーショ
ン又はクロス・フェーズ・モジュレーションにより、後
者の場合にはクロス・アブソープション・モジュレーシ
ョンにより、波長変換素子34は、信号光の波形をプロ
ーブ光に重ねるように作用し、波長変換素子34を透過
して出力するプローブ光の波形は、波長変換素子34に
入力する信号光の波形に相似したものとなる。これによ
り、信号光Sの波長が、波長λsからプローブ光の波長
λpに変換されたことになる。
【0040】入力端子30に入力する信号光Sの波長を
λsとすると、その信号光S(λs)は、光サーキュレ
ータ32のポートAに入力してポートBから波長変換素
子34の端面34aに入力する。他方、波長変換素子3
4の別の端面34bには、プローブ光源から波長λpの
CWプローブ光が入力する。波長変換素子34では、上
述の原理により、信号光Sの波長がλsからプローブ光
の波長λpに変換され。即ち、S(λp)となる。波長
変換された信号光S(λp)は、波長変換素子34の端
面34aから光サーキュレータ32のポートBに入力
し、そのポートCから光多重素子18に出力される。
【0041】波長変換素子34は、通常、単独の素子か
らなるが、図5に示すような、半導体LDアンプのクロ
ス・フェーズ・モジュレーションを利用したマッハツェ
ンダ干渉計構造の素子を使用しても良い。
【0042】図5を説明する。信号光S(λs)はポー
ト40に入力し、光カップラ42で2分割される。光カ
ップラ42で分割された各信号光は、それぞれ半導体L
Dアンプ44,46に入力する。半導体LDアンプ4
4,46を透過した信号光S(λs)は光カップラ48
で合分波されるが、以後、利用されない。ポート40と
は反対端面のポート50にはCWプローブ光(波長λ
p)が入射する。そのプローブ光は、光カップラ48で
2分割される。分割された各プローブ光は、信号光S
(λs)とは逆方向で半導体LDアンプ44,46に入
射する。
【0043】半導体LDアンプ44,46を透過したプ
ローブ光は、光カップラ42で合分波され、変換光S
(λp)としてポート40,52から外部に出力され
る。ポート52からの出力光を使用する場合、図4の光
サーキュレータ32は不要になる。
【0044】半導体LDアンプ44,46には、それぞ
れに入射するプローブ光に、同時に入射する信号光の光
強度に従った位相変化を与えるようなバイアスを印加し
てあり、且つ、半導体LDアンプ44と同46とで、位
相変化の方向が逆になるようにしてある。例えば、ポー
ト40に信号光が入力していないとき、光カップラ42
による合分波後のプローブ光の波形が平坦になるよう
に、半導体LDアンプ44と同46のバイアスが設定さ
れる。半導体LDアンプ44,46でプローブ光に与え
られた位相変化が、光カップラ42で合分波される際に
影響して、分波後のプローブ光の波形は、ポート40に
入力する信号光の波形を写したものになっている。
【0045】この構成では、半導体LDアンプ44,4
6のクロス・フェーズ・モジュレーションにより、信号
光の波長が、プローブ光の波長に変換される。
【0046】図5に示す構成では、プローブ光の波長λ
pを、入力する信号光Sの波長λsと一致させることが
できる。即ち、同一波長への波長変換が可能になる。
【0047】図5に示す素子を中央縦線で2分割し、マ
イケルソン干渉計として動作させても、波長変換装置と
して動作させることができる。この場合、同一波長への
波長変換(即ち、λp=λs)は不可能である。
【0048】波長変換無しの出力(実質的に同一の波長
への波長変換を含む。)が不可能な波長変換装置を使用
する場合、2×2光スイッチを使用して、波長変換無し
の出力と、別波長へ変換した出力とを選択できるように
すればよい。図6は、そのような波長変換装置の概略構
成ブロック図を示す。光入力端子60には、波長分離素
子14からの信号光が入力する。62は2入力X0,X
1及び2出力Y0,Y1の光スイッチであり、光入力端
子60は光入力ポートX0に接続し、光出力ポートY0
は光出力端子64に接続する。光出力ポートY1は図4
に示すような構成の波長変換器66の入力に接続する。
波長変換器66の出力は光スイッチ62の光入力ポート
X1に接続する。光出力端子64は、波長多重素子18
の光入力ポートに接続する。
【0049】波長分離素子14からの信号光を同じ波長
のままで出力したい場合には、光スイッチ62をスルー
接続状態にする。スルー接続状態では、光入力ポートX
0が光出力ポートY0に接続し、光入力ポートX1が光
出力ポートY1に接続する。従って、波長分離素子14
から光入力端子60を介して光スイッチ62の光入力ポ
ートX0に入力した信号光は、そのまま、光出力ポート
Y0から光出力端子64に、即ち、波長多重素子18に
供給される。
【0050】波長分離素子14からの信号光を異なる波
長に変換して出力したい場合には、光スイッチ62をク
ロス接続状態にする。クロス接続状態では、光入力ポー
トX0が光出力ポートY1に接続し、光入力ポートX1
が光出力ポートY0に接続する。従って、波長分離素子
14から光入力端子60を介して光スイッチ62の光入
力ポートX0に入力した信号光は、光出力ポートY1か
ら波長変換器66に印加され、ここで、所望の波長に変
換される。波長変換器66の出力は、光スイッチ62の
光入力ポートX1に入力し、光出力ポートY0から光出
力端子64に、即ち、波長多重素子18に供給される。
【0051】このようにして、図6に示す構成では、波
長変換無しの出力と、波長変換ありの出力を選択するこ
とができる。
【0052】波長分離素子14及び波長多重素子18と
して使用するアレイ導波路格子は、その分離/多重波長
特性に周期を具備し、その1周期又はその波長がFSR
(Free Spectral Range)と呼ばれ
る。上記説明では、波長変換装置16−1〜16−16
の変換先の波長は、波長多重素子18の同じFSR内の
ものであるとしているが、1FSRずらした波長に変換
しても、同じ光出力ポートから出力させることができ
る。例えば、図3に示す例で、光入力回線10−2上の
信号光S5、光入力回線10−3上の信号光S9及び光
入力回線10−4上の信号光S13の各波長を、それぞ
れ、λ5+FSR、λ9−FSR及びλ13−FSRに
変換しても、波長多重素子18は、波長変換後の信号光
S5,S9,S13を光出力ポート#1から光出力回線
22−1に出力する。
【0053】また、図3を参照した先の説明では、信号
光S2,S6,S10,S14は、同じ波長λ2のまま
で波長多重素子18内を通過することになり、波長多重
素子18内でのクロストークにより劣化する可能性があ
る。このような信号劣化は、例えば、波長変換装置16
−6,16−10,16−14が信号光S6,S10,
S14の波長を波長λ2からそれぞれλ2+FSR,λ
2−FSR及びλ2+FSRに変換するようにすること
で、軽減できる。このような波長変換を施しても、先に
説明した波長に対する周期性により、各信号S6,S1
0,S14は、図3で説明したのと同じ光出力回線22
−2,22−3,22−4に出力される。
【0054】このようなことは、残りの波長λ3及びλ
4についても同様である。
【0055】半導体LD増幅器における順方向励起の相
互利得変調を用いることで、入力信号光と、これとは異
なる波長の変換光とを同時に出力する波長変換装置を実
現できる。図7は、その波長変換装置の概略構成ブロッ
ク図を示す。70は半導体LD光アンプ、72はCWプ
ローブ光を発生するプローブ光源、74はプローブ光源
72の発振波長λpを制御する波長制御回路、76は、
波長分離素子14からの波長λsの信号光S(λs)
に、プローブ光源72から出力されるプローブ光(波長
λp)を合波して半導体LDアンプ70に印加する光カ
ップラである。
【0056】この構成では、波長分離素子14からの波
長λsの信号光S(λs)は、プローブ光源72から出
力されるプローブ光(波長λp)と共に、同方向で半導
体LDアンプ70に入力し、半導体LDアンプ70内を
同方向に伝搬する。半導体LDアンプ70内を同方向に
伝搬する間に、信号光S(λs)とプローブ光(波長λ
p)は相互に作用し、プローブ光の波形が信号光Sの波
形を反映したものに変形される。半導体LDアンプ70
から出力される光は、信号光S(λs)と、信号光Sの
波形を具備するプローブ光、即ち、変換光S(λp)と
を含む。
【0057】図7に示すように、波長変換前の波長の信
号光も同時に出力する波長変換装置を使用することによ
り、所望の信号光を、当初の光出力回線に出力しつつ、
所望の別の光出力回線にも出力できる。例えば、図3で
は、信号光S5,S9,S13が光出力回線22−1に
のみ向けられているが、波長変換装置16−5,16−
9,16−13として図7に示すような波長変換装置を
使用することで、図8に示すように、信号光S5,S9
及びS13を、それぞれ光出力回線22−2,22−3
及び22−4に出力すると同時に、光出力回線22−1
にも出力することができる。但し、光出力回線22−
2,22−3及び22−4上の信号光S5,S9及びS
13の波長はλ1であり、光出力回線22−1上の信号
光S5,S9及びS13の波長は、それぞれ、λ13,
λ9及びλ5である。図8で図1と同じ構成要素には同
じ符号を付してある。76は、図1に示す構成で、波長
変換装置16−5,16−9,16−13として図7に
示すような波長変換装置を使用した光クロスコネクト装
置である。
【0058】上記実施例では、全ての信号光S1〜S1
6について非対称な経路選択が可能になるが、一部の信
号光、例えば、波長λ1で入力する信号光S1,S5,
S9,S13のみについて、上述の非対称な経路選択を
可能としつつ、他の波長の信号光S2〜S4,S6〜S
8,S10〜S12,S14〜S16については、光ス
イッチによる対称な経路選択を行なうようにしてもよ
い。図9は、そのように図1に示す実施例を変更した実
施例の概略構成ブロック図を示す。信号光S1〜S16
と波長の関係の表記方法は、図1と同じである。
【0059】光入力回線10−1〜10−4と同様に、
光入力回線80−1には、波長分割多重された4つの信
号光S1(λ1),S2(λ2),S3(λ3)及びS
4(λ4)が伝搬し、光入力回線80−2には、波長分
割多重された4つの信号光S5(λ1),S6(λ
2),S7(λ3)及びS8(λ4)が伝搬し、光入力
回線80−3には、波長分割多重された4つの信号光S
9(λ1),S10(λ2),S11(λ3)及びS1
2(λ4)が伝搬し、光入力回線80−4には、波長分
割多重された4つの信号光S13(λ1),S14(λ
2),S15(λ3)及びS16(λ4)が伝搬する。
【0060】光入力回線80−1〜80−4上の信号光
は、それぞれ、光アンプ82−1〜82−4により光増
幅され、波長分離素子84の所定入力ポート#1,#
5,#9,#13に入力する。波長分離素子84は、波
長分離素子14と同じく16×16のアレイ導波路格子
からなり、その入出力特性は、図2に示されているのと
同じである。
【0061】波長分離素子84の出力ポート#1,#
5,#9,#13の出力光は、それぞれ波長変換装置8
6−1,86−2,86−3,86−4に入力する。波
長変換素子84の、同じ波長の信号光を出力する出力ポ
ートは、同じ光スイッチに接続する。即ち、波長分離素
子84の出力ポート#2,#6,#10,#14の出力
光は、4入力・4出力の光スイッチ88−1の別々の入
力ポートに入力する。波長分離素子84の出力ポート#
3,#7,#11,#15の出力光は、4入力・4出力
の光スイッチ88−2の別々の入力ポートに入力する。
波長分離素子84の出力ポート#4,#8,#12,#
16の出力光は、4入力・4出力の光スイッチ88−3
の別々の入力ポートに入力する。
【0062】波長変換装置86−1〜86−4は、入力
光を同じ波長のまま、又は異なる波長に変換して出力す
る。勿論、波長変換装置86−1〜86−4は、先に説
明したのと同様に、異なる波長に変換する場合でも、元
々の波長の信号光を同時に出力するものであってもよ
い。
【0063】光スイッチ88−1〜88−3は、4つの
入力ポートの各入力光を4つの出力ポートの何れかに互
いに衝突しないように回送する。このような光スイッチ
88−1〜88−3は、例えば複数の2×2の光スイッ
チを組み合わせて使用することで容易に実現できる。
【0064】波長変換装置86−1,86−2,86−
3,86−4の出力光はそれぞれ、波長多重素子90の
光入力ポート#1,#5,#9,#13に入力する。波
長多重素子90は、波長多重素子18と同じく16×1
6のアレイ導波路格子からなり、その入出力特性は、図
2に示されているのと同じである。光スイッチ88−1
の4つの出力ポートはそれぞれ、波長多重素子90の入
力ポート#2,#6,#10,#14に接続する。光ス
イッチ88−2の4つの出力ポートはそれぞれ、波長多
重素子90の入力ポート#3,#7,#11,#15に
接続する。光スイッチ88−3の4つの出力ポートは、
それぞれ、波長多重素子90の入力ポート#4,#8,
#12,#16に接続する。
【0065】波長多重素子90の光出力ポート#1,#
5,#9,#13の出力は、それぞれ光アンプ92−
1,92−2,92−3,92−4により光増幅されて
光出力回線94−1,94−2,94−3,94−4に
出力される。波長多重素子90で使用される光出力ポー
ト#1,#5,#9,#13の番号は、波長分離素子8
4で使用される光入力ポートのそれらと同じである。
【0066】図9に示す実施例では、波長λ1の信号光
S1,S5,S9,S13については、図1に示す実施
例と同様に、光出力回線94−1〜94−4に非対称に
回送できる。即ち、何れか1つの光出力回線(例えば、
94−1)に全ての信号光S1,S5,S9,S13を
集めることも可能である。しかし、波長λ1以外の波長
λ2,λ3,λ4の信号光S2〜S4,S6〜S8,S
14〜S16については、光スイッチ88−1〜88−
3によるルーティングされるので、光出力回線94−1
〜94−4に対称にしか回送できない。即ち、同じ波長
(例えば、λ2)で入力した信号光(例えば、S2,S
6,S10,S13)は、それぞれ異なる光出力回線9
4−1〜94−4にしか回送できない。
【0067】波長λ2の信号光S2,S6,S10,S
14の取り得る信号径路を簡単に説明する。信号光S
2,S6,S10,S14はそれぞれ、光入力回線80
−1〜80−4を伝搬し、光アンプ82−1〜82−4
を介して波長分離素子84の光入力ポート#1,#5,
#9,#13に入力する。波長分離素子84は、波長分
離素子14と同様に、入力した信号光S2,S6,S1
0,S14をそれぞれ光出力ポート#2,#14,#1
0,#5から出力する。波長分離素子84の光出力ポー
ト#2,#14,#10,#5はそれぞれ4×4の光ス
イッチの4つの光入力ポートに接続しているので、波長
分離素子84から出力される信号光S2,S6,S1
0,S14は全て、光スイッチ88−1に入力する。
【0068】光スイッチ88−1は、これらの入力光を
切り換えて、それぞれ、波長多重素子90の光入力ポー
ト#2,#6,#10,#14に供給する。波長多重素
子90は、図2に示す特性に従い、光入力ポート#2に
入力する波長λ2の信号光を光出力ポート#1から出力
し、光入力ポート#6に入力する波長λ2の信号光を光
出力ポート#13から出力し、光入力ポート#10に入
力する波長λ2の信号光を光出力ポート#9から出力
し、光入力ポート#14に入力する波長λ2の信号光を
光出力ポート#5から出力する。これにより、波長λ2
の信号光S2,S6,S10,S14はそれぞれ、光出
力回線94−1〜94−4の何れかに対称に回送され
る。
【0069】光スイッチ88−1には、波長λ2の信号
光S2,S6,S10,S14が集められるが、同様
に、光スイッチ88−2には、波長λ3の信号光S3,
S7,S11,S15を集められ、光スイッチ88−3
には、波長λ3の信号光S4,S8,S12,S16を
集められる。即ち、同じ波長の信号光は同じ光スイッチ
に入力する。
【0070】波長変換装置は一般に非常に高価であるの
で、図9に示すように、波長λ1のみを波長変換の対
象、即ち、非対称ルーティングの対象とすることで、経
路切換えの要求を満たしつつ、安価な光クロスコネクト
装置を実現できる。
【0071】更に、図9では、波長λ1の全ての信号光
S1,S5,S9,S13を非対称ルーティングの対象
としたが、特定の1又は少数の光入力回線からの信号
光、例えば、信号光S1のみを非対称ルーティングの対
象としてもよい。その場合、波長変換装置86−2,8
6−3,86−4に代えて、3×3の光スイッチを設け
て、他の波長λ2,λ3,λ4の信号光と同様に対称ル
−ティングの対象とする。
【0072】図9に示す実施例を例えば、2つの4ファ
イバ・リング・ネットワークの結合点に配置すること
で、波長λ1をリング間で授受する信号光の波長とする
という使用法が可能になる。
【0073】波長分離素子14,84及び波長多重素子
18,90としてアレイ導波路格子を用いた実施例を説
明したが、波長に関して同様の循環的な入出力特性を有
するグレーティング(例えば、J.P.Laude他”
LOW LOSS, LOWCROSSTALK M*
N PASSIVE WAVELENGTH ROUT
ERS BASED ON DIFRACTION G
RATINGS”,LEO97,4:00PM−4:1
5PM)を使用しても、同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0074】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、複数の光入力回線から所定の波長
で入力する複数の信号光のそれぞれを複数の光出力回線
上の内の、所望の任意の光出力回線上に非対称に回送す
ることができる。その際、同一波長信号が同一経路に流
入しないノンブロッキング・ルーティング特性及び任意
の波長信号を任意の出力へ切り替えるフル・クロス・コ
ネクト特性を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略構成ブロック図であ
る。
【図2】 波長分離素子14及び波長多重素子18の入
出力特性表である。
【図3】 信号光S5,S9,S13を光出力回線22
−1に回送するときの、各部での信号光S1〜S16の
波長を示す模式図である。
【図4】 波長変換装置16−1〜16−16の概略構
成ブロック図である。
【図5】 波長変換素子34の概略構成ブロック図であ
る。
【図6】 波長変換無しの出力を可能にする波長変換装
置16−1〜16−16の概略構成ブロック図である。
【図7】 波長変換前の信号光成分も出力する波長変換
装置の概略構成ブロック図である。
【図8】 図7に示す波長変換装置を波長変換装置16
−1〜16−16として使用する場合の、出力光の一例
である。
【図9】 波長λ1の信号光のみを波長変換の対象とす
る本発明の第2実施例の概略構成ブロック図である。
【符号の説明】
10−1〜10−4:光入力回線 12−1〜12−4:光アンプ 14:波長分離素子 16−1〜16−16:波長変換装置1 18:波長多重素子 20−1〜20−4:光アンプ 22−1〜22−4:光出力回線 30:入力端子 32: 光サーキュレータ 34:波長変換素子 34a,34b:波長変換素子の端面 36:プローブ光源 38:波長制御回路 40:ポート 42:光カップラ 44,46:半導体LDアンプ 48:光カップラ 50:ポート 52:ポート 60:光入力端子 62:2入力X0,X1・2出力Y0,Y1の光スイッ
チ 64:光出力端子 66:波長変換器 70:半導体LD光アンプ 72:プローブ光源 74:波長制御回路 76:光カップラ 80−1〜80−4:光入力回線 82−1〜82−4:光アンプ 84:波長分離素子 86−1〜86−4:波長変換装置 88−1,88−2,88−3:光スイッチ 90:波長多重素子 92−1〜92−4:光アンプ 94−1〜94−4:光出力回線 110−1〜110−8:光入力回線 112−1〜112−8:光アンプ 114−1〜114−8:波長分離素子 116−1〜116−64:再生装置 118:64×64光スイッチ回路 120−1〜120−64:波長変換装置 122−1〜122−8:波長多重素子 124−1〜124−8:光アンプ 126−1〜126−8:光出力回線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光入力回線と、複数の光出力回線
    と、循環的な波長分離特性を具備する波長分離素子であ
    って、当該複数の光入力回線からの入力光を各波長の信
    号光に分離し、互いに異なる光出力ポートから出力する
    波長分離手段と、 当該波長分離手段の各光出力ポートから出力される信号
    光を、同一波長を含む所定波長の内の1波長に変換する
    複数の波長変換手段と、 複数の光入力ポートと複数の光出力ポートを具備し、各
    光入力ポートに入力する光がその波長と入力ポート番号
    に応じた光出力ポートから出力される循環的な波長多重
    特性を有する波長多重素子であって、当該複数の波長変
    換手段から出力される信号光が各光入力ポートに入力
    し、所定の光出力ポートに当該複数の光出力回線のそれ
    ぞれが接続する波長多重素子とからなることを特徴とす
    る光クロスコネクト装置。
  2. 【請求項2】 波長多重された第1波長の信号光及び当
    該第1の波長とは異なる第2波長の信号光を伝搬する複
    数の光入力回線と、 複数の光出力回線と、 循環な波長分離特性を具備する波長分離素子であって、
    当該複数の光入力回線からの入力光を各波長の信号光に
    分離し、互いに異なる光出力ポートから出力する波長分
    離手段と、 当該波長分離手段から出力される信号光の内、1以上の
    当該第1波長の信号光のそれぞれを、同一波長を含む所
    定波長の内の1波長に変換する1以上の波長変換手段
    と、 当該波長分離手段から出力される信号光の内、残りの信
    号光を別の経路に切換え自在な光スイッチ手段と、 複数の光入力ポートと複数の光出力ポートを具備し、各
    光入力ポートに入力する光がその波長と入力ポート番号
    に応じた光出力ポートから出力される循環的な波長多重
    特性を有する波長多重素子であって、当該複数の波長変
    換手段から出力される信号光及び当該光スイッチ手段か
    ら出力される信号光が当該各光入力ポートに入力し、所
    定の当該光出力ポートに当該複数の光出力回線のそれぞ
    れが接続する波長多重素子とからなることを特徴とする
    光クロスコネクト装置。
  3. 【請求項3】 当該波長変換手段が、当該複数の光入力
    回線のそれぞれに対して設けられている請求項2に記載
    の光クロスコネクト装置。
  4. 【請求項4】 当該複数の波長変換手段の1つ以上が、
    当該波長分離手段の各光出力ポートから出力される信号
    光を別波長に変換した信号光と、変換前の波長の信号光
    の何れか一方を選択的に出力する波長変換手段である請
    求項1又は2に記載の光クロスコネクト装置。
  5. 【請求項5】 当該複数の波長変換手段の1つ以上が、
    当該波長分離手段の各光出力ポートから出力される信号
    光を別波長に変換した信号光と、変換前の波長の信号光
    を同時に出力する波長変換手段である請求項1又は2に
    記載の光クロスコネクト装置。
  6. 【請求項6】 当該別波長は、当該波長多重素子が、当
    該複数の光出力回線のそれぞれに接続する当該波長多重
    素子の各光出力ポートに当該波長変換手段の出力光をル
    ーティングする波長の何れかである請求項3又は4に記
    載の光クロスコネクト装置。
  7. 【請求項7】 当該複数の波長変化手段の1つ以上が、
    入力光を別の波長に変換する波長変換器と、当該波長分
    離器の各光出力ポートから出力される信号光をそのまま
    出力するか、当該波長分離器の各光出力ポートから出力
    される信号光を当該波長変換器に印加して、当該波長変
    換手段の出力光を出力するかを選択自在な光スイッチ手
    段とからなる請求項1又は2に記載の光クロスコネクト
    装置。
  8. 【請求項8】 当該波長分離素子及び当該波長多重素子
    が、アレイ導波路格子からなる請求項1又は2に記載の
    光クロスコネクト装置。
  9. 【請求項9】 当該波長分離素子及び当該波長多重素子
    が、複数の光入力ポートと複数の光出力ポートを具備
    し、各光入力ポートに入力する光が、その波長と入力ポ
    ート番号に応じた光出力ポートから出力される循環的な
    伝達特性を有するグレーティングからなる請求項1又は
    2に記載の光クロスコネクト装置。
JP10120998A 1998-04-30 1998-04-30 光クロスコネクト装置 Withdrawn JPH11313350A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10120998A JPH11313350A (ja) 1998-04-30 1998-04-30 光クロスコネクト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10120998A JPH11313350A (ja) 1998-04-30 1998-04-30 光クロスコネクト装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11313350A true JPH11313350A (ja) 1999-11-09

Family

ID=14800259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10120998A Withdrawn JPH11313350A (ja) 1998-04-30 1998-04-30 光クロスコネクト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11313350A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001029597A1 (en) * 1999-10-18 2001-04-26 Wavium Ab Automatic configuration of optical cross-connector at manual connection
JP2001308794A (ja) * 2000-02-18 2001-11-02 Marconi Communications Ltd 光通信システム
JP2013175973A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光パケットスイッチ装置および信号処理方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001029597A1 (en) * 1999-10-18 2001-04-26 Wavium Ab Automatic configuration of optical cross-connector at manual connection
US6659652B1 (en) 1999-10-18 2003-12-09 Wavium Ab Automatic configuration of optical cross-connector at manual connection
JP2001308794A (ja) * 2000-02-18 2001-11-02 Marconi Communications Ltd 光通信システム
JP4610754B2 (ja) * 2000-02-18 2011-01-12 エリクソン アクチボラゲット 光通信システム
JP2013175973A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光パケットスイッチ装置および信号処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5892604A (en) ATM switch
US6333800B1 (en) Optical communication system using wavelength-division multiplexed light
EP0463634B1 (en) Wavelength-time-space division switching system
JPH03219793A (ja) 波長分割光交換機
US7200299B1 (en) Adding and dropping wavelength-channels
JPH11513207A (ja) 挿入/抽出マルチプレクサ
US20020054406A1 (en) Bidirectional WDM optical communication network with optical bridge between bidirectional optical waveguides
KR100487244B1 (ko) 다파장 광 교환 시스템
JP2002525965A (ja) 同調可能アド/ドロップ・マルチプレクサ
JPH11275614A (ja) 光交換装置
JPH11313350A (ja) 光クロスコネクト装置
JP2848279B2 (ja) 光接続素子及び光接続装置
JP2004135331A (ja) 光回線分配システム
JP2002262319A (ja) 光通信網および光パスクロスコネクト装置
US6288812B1 (en) Bidirectional WDM optical communication network with optical bridge between bidirectional optical waveguides
JP3818448B2 (ja) 光クロスコネクト装置
JPH08237266A (ja) 光バッファメモリ
JP2658114B2 (ja) 波長変換スイッチ
JPH11243564A (ja) 光クロスコネクト装置
KR100303607B1 (ko) 격자 제어를 이용한 능동형 역다중화광 크로스 커넥트 노드 구조
JPS58161487A (ja) 光交換回路網
KR100904610B1 (ko) 웨이브밴드 스위칭 파장분할다중화 전달망에서의 광경로설정 방법
JP2004320527A (ja) 光波長分割多重伝送ネットワーク装置
JPS62153838A (ja) 信号選択装置
JP3979896B2 (ja) タップ機能付き光アド・ドロップ回路

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050705