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JPH11311713A - 光分岐導波路 - Google Patents

光分岐導波路

Info

Publication number
JPH11311713A
JPH11311713A JP12149398A JP12149398A JPH11311713A JP H11311713 A JPH11311713 A JP H11311713A JP 12149398 A JP12149398 A JP 12149398A JP 12149398 A JP12149398 A JP 12149398A JP H11311713 A JPH11311713 A JP H11311713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveguide
optical
circuit
substrate
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12149398A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Ushijima
慎二 牛島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP12149398A priority Critical patent/JPH11311713A/ja
Publication of JPH11311713A publication Critical patent/JPH11311713A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光分岐導波路を小型にする。 【解決手段】 光分岐導波路は、主基板12に、第1の
導波路回路14、第2の導波路回路16、第3の導波路
回路18を積層する。各々の導波路回路14、16、1
8には、直線状に形成された第1の光導波路22,24
と、第1の光導波路と所定の交差角度を持って直線状に
形成された第2の光導波路26とか形成されており、導
波路回路14,16,18が積層されたとき、それぞれ
の第1の光導波路と第2の光導波路との交差部が一直線
並ぶように光導波路が配置される。第1の光導波路と第
2の光導波路との交差部を通って所定の幅および所定の
深さの溝50が形成されている。溝50の一方の側面
に、導波路回路14、16、18の光導波路の一方から
導波された光を一部は透過させて光が導波されてきた光
導波路の延長上にある光導波路に導き、他を反射させて
前記光が導波されてきた光導波路と所定の交差角度をな
す光導波路に導波する光学素子15が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば光通信や
自動車などの光配線部品、あるいは、産業用機器の光信
号処理、光制御、光計測になどに適用される、小型で、
容易に製作できる光分岐導波路に関する。本発明は特に
1/4光分岐導波路に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信技術や光信号処理技術の進展によ
り、光ファイバを介した自動車の光配線や、光信号を用
いて各種の産業用機器を制御するための光計測、光信号
処理などが実用化されつつある。光分岐導波路はそのよ
うな種々の分野において使用されている。光分岐導波路
の適用例としては、マッハツェンダ型干渉計で構成され
たものが用いられている。
【0003】従来のマッハェンダ型光変調器を図6に示
す。図6に図解したマッハツェンダ型光変調器90は、
基板91に形成された入力導波路92と、Y分岐型導波
路93-1,93-2と、直線導波路94-1,94-2と、Y
分岐型導波路95-1,95-2と、出力導波路96と、直
線導波路94-1,94-2の両側に設けられた電極971
〜974 から構成されている。入力導波路92に光が入
射され、Y分岐型導波路93-1,93-2で分岐され、直
線導波路94-1,94-2を伝搬する途中で、Y分岐型導
波路93-1,93-2に印加された電圧に応じて変調され
て、変調された光がY分岐型導波路95-1,95-2を経
由して出力導波路96で合成され、出力導波路96の端
部から出力される。直線導波路94-1,94-2を伝搬す
る光は、電極971 〜974 を介して変調信号に基づい
た電界を直線導波路94-1,94-2に印加することによ
り、電気光学効果によりその導波路を伝搬する光の位相
が変化し、出力される干渉光の強度がこの位相変化に応
じて変化し、光が変調される。
【0004】図6に図解したマッハェンダ型光変調器に
おける入力導波路92とY分岐型導波路93-1,93-2
とは、図7および図8に図解した光分岐導波路構成して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6に図解したマッハ
ェンダ型光変調器は、図7および図8に図解した光分岐
導波路の寸法などの制約に起因する問題に遭遇してい
る。
【0006】図7および図8に図解した光分岐導波路は
寸法が大きく、小型化が困難であるという問題がある。
その結果として、図6に図解したマッハェンダ型光変調
器も寸法が大きくなるという問題に遭遇している。以
下、光分岐導波路が小型化できないという問題について
考察する。
【0007】光変調器においては伝搬光はシングルモー
ドでなければならないため、変調器を構成する入力導波
路92とY分岐型導波路93-1,93-2のY分岐型導波
路93-1,93-2は分岐角度θ、分岐光路長に設計上の
制約を受ける。たとえば、ニオブ酸リチウムを使用した
光分岐導波路の場合、シングルモードを維持しながら分
岐するためのY分岐型導波路93-1,93-2の分岐角度
θは約1°と非常に小さい。その結果として、入力導波
路92とY分岐型導波路93-1,93-2とはほとんど直
線状に接続しなければならない。
【0008】また、導波路のコアとクラッドの屈折率の
差を小さくしてシングルモード導波路としているため、
その分岐角度θ=1°の勾配を入力導波路92に平行な
導波路として、矩形基板の端面に直行して引き出すため
には、光の導波路外へ漏洩を防ぐために、導波路の曲率
Rを50mm以上にする必要があり、この曲率部aを5
〜10mm必要とする。さらに、Y分岐型導波路9
-1,93-2の接続部では導波路幅が入力導波路92側
から見て2倍になり、単純に接続すると、光の反射や伝
送モードの変換により伝送損失が増大する。そのため、
接続部をテーパーにしてゆるやかに伝送モードを変換す
るための余分な長さbが数mm必要になる。さらに、入
力導波路92へ光信号を送るためには、接続点での伝送
モードの乱れを緩和するため、一定以上の直線導波路
c、たとえば、3mm以上が必要になる。これらを合計
すると、Y分岐部は全長が約15mm以上になる。
【0009】マッハツェンダ型光変調器90では、この
ようなY分岐型導波路を2組対向させ、さらにその間に
電界印加用の直線導波路94-1,94-2を設けなければ
ならない。その結果、変調器全体では、40〜50mm
以上の長さになる。この寸法は、同様な工程をとる多く
の半導体素子が一辺の長さが1mm角以下であることを
比較して考えると非常に大きい。
【0010】このような長さを有する変調器では、その
後の加工、部品の変形を配慮すると、基板の幅を6mm
以上とする必要があり、非常に大きな部品となる。
【0011】このように、マッハツェンダ型光変調器に
おいては、小型化が難しくサイズが大きいため、通常の
半導体素子と比較して1枚の基板から採れる素子数が少
ない。たとえば、一般に光部品製作に用いる3インチの
基板から、ここに示したマッハツェンダ型光変調器90
が採れる量は10個以下である。これは、同様な工程を
とる多くの半導体素子と比較すると、非常に少ない。そ
の結果、従来のマッハツェンダ型光変調器は、生産性が
低く、コストを低減することができないという問題が生
じる。
【0012】また、マッハツェンダ型光変調器には、構
造が複雑であり製造が難しいという問題もある。マッハ
ツェンダ型光変調器90のY分岐部の接続部の形状は、
分岐特性、損失に影響するため、非常に精密に製造しな
ければならない。特に、分岐中央錐状部は0.1μm程
度の加工精度が必要になる。その結果、非常に高精度な
加工も必要となり、一層のコスト増大を招くという問題
が生じる。
【0013】以上、光分岐導波路を、マッハツェンダ型
光変調器90に関連づけて述べたが、光分岐導波路単体
としたみた場合も上述した問題に遭遇している。
【0014】したがって、本発明の目的は、より小型
で、製作の容易な光分岐導波路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点によ
れば、第1の導波路回路(14)、第2の導波路回路
(16)および第3の導波路回路(18)が積層された
光分岐導波路であって、前記第1の導波路回路(14)
は、基板(140)と、該基板に直線状に形成された第
1の光導波路(22,24)と、前記基板に前記第1の
光導波路と所定の交差角度を持って直線状に形成された
第2の光導波路(26)とを有し、前記第2の導波路回
路(16)は、基板(160)と、該基板に直線状に形
成された第1の光導波路(32,34)と、前記基板に
前記第1の光導波路と所定の交差角度を持って直線状に
形成された第2の光導波路(36)とを有し、前記第3
の導波路回路(18)は、基板(180)と、該基板に
直線状に形成された第1の光導波路(42,44)と、
前記基板に前記第1の光導波路と所定の交差角度を持っ
て直線状に形成された第2の光導波路(46)とを有
し、前記第1の導波路回路、前記第2の導波路回路およ
び前記第3の導波路回路が積層されたとき、前記それぞ
れの第1の光導波路と第2の光導波路との交差部が一直
線並ぶように、前記前記第1の導波路回路、前記第2の
導波路回路および前記第3の導波路回路におけるそれぞ
れの光導波路が配置され、前記それぞれの第1の光導波
路と第2の光導波路との交差部を通って、所定の幅およ
び所定の深さの溝(50)が形成され、該溝の一方の側
面に、前記第1の導波路回路、第2の導波路回路および
第3の導波路回路の前記それぞれの光導波路の一方から
導波された光を一部は透過させて光が導波されてきた光
導波路の延長上にある光導波路に導き、他を反射させて
前記光が導波されてきた光導波路と所定の交差角度をな
す光導波路に導波する光学素子(15)とを有する光分
岐導波路が提供される。
【0016】また本発明の第2の観点によれば、第1の
導波路回路(14)、第2の導波路回路(16)および
第3の導波路回路(18)が積層された光分岐導波路で
あって、前記第1の導波路回路(14)は、基板(14
0)と、該基板に直線状に形成された第1の光導波路
(22,24)と、前記基板に前記第1の光導波路と所
定の交差角度を持って直線状に形成された第2の光導波
路(26)とを有し、前記第2の導波路回路(16)
は、基板(160)と、該基板に直線状に形成された第
1の光導波路(32,34)と、前記基板に前記第1の
光導波路と所定の交差角度を持って直線状に形成された
第2の光導波路(36)とを有し、前記第3の導波路回
路(18)は、基板(180)と、該基板に直線状に形
成された第1の光導波路(42,44)と、前記基板に
前記第1の光導波路と所定の交差角度を持って直線状に
形成された第2の光導波路(46)とを有し、前記第1
の導波路回路、前記第2の導波路回路および前記第3の
導波路回路が積層されたとき、前記それぞれの第1の光
導波路と第2の光導波路との交差部が一直線並ぶよう
に、前記前記第1の導波路回路、前記第2の導波路回路
および前記第3の導波路回路におけるそれぞれの光導波
路が配置され、前記それぞれの第1の光導波路と第2の
光導波路との交差部を通って、所定の幅および所定の深
さの溝(50)が形成され、該溝の内部に挿入された、
前記第1の導波路回路、第2の導波路回路および第3の
導波路回路の前記それぞれの光導波路の一方から導波さ
れた光を一部は透過させて光が導波されてきた光導波路
の延長上にある光導波路に導き、他を反射させて前記光
が導波されてきた光導波路と所定の交差角度をなす光導
波路に導波する光学素子(17)とを有する光分岐導波
路が提供される。
【0017】第1の導波路回路、第2の導波路回路、第
3の導波路回路における光導波路を伝搬する光が部分反
射・部分透過膜で反射・透過されて、2つの光に分岐さ
れる。
【0018】好ましくは、前記ある層の導波路回路から
出射された光を他の層の導波路回路の光導波路に導く光
ファイバが接続されている。光分岐導波路の外部で、第
1の導波路回路、第2の導波路回路、第3の導波路回路
における光導波路を他の光導波路に接続すると、さらに
2分岐される。その結果、光分岐導波路は1/4光分岐
導波路として機能する。
【0019】好ましくは、前記光学素子は、導波光に対
して透明な有機フィルムに光学薄膜が形成されて構成さ
れている。また好ましくは、前記光学薄膜は、多層干渉
膜または金属膜である。
【0020】また好ましくは、前記光学素子の光を透過
および反射させる光分岐比が1:1である。
【0021】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 本発明の光分岐導波路の第1の実施の形態を図1〜図4
を参照して述べる。図1(A)、(B)は、本発明の第
1の実施の形態の光分岐導波路の構成図であり、図1
(A)は光分岐導波路の平面図であり、図1(B)は側
面図である。図2(A)〜(C)は図1(A)に図解し
た光分岐導波路の製造方法を図解した図である。図3
(A)、(B)は、図1(A)、(B)に図解した光分
岐導波路の部分断面図である。図4は図1(A)に図解
した光分岐導波路10における光線軌跡を説明する図で
ある。
【0022】光分岐導波路10は、主基板12に、第1
の導波路回路14、第2の導波路回路16、第3の導波
路回路18が積層されて構成されている。主基板12は
たとえば、シリコン、二オブ酸リチウムなどの電気光学
効果を示すものを用いることができる。以下、シリコン
基板について述べる。第1の導波路回路14〜第3の導
波路回路18はそれぞれ、基板140、160、18
0、たとえば使用波長に透明な基板140、160、1
80について、直線状の長い光導波路と直線状の短い導
波路とがT字状に交差して形成されている。長い光導波
路と短い導波路とは、たとえば数10から90度の比較
的大きな交差角度で交差して形成されている。
【0023】第1の導波路回路14は、基板140に、
長い直線状の光導波路22,24と短い直線状の光導波
路26とを有しており、交点28において光導波路22
と24と26とが交差している。光導波路22と光導波
路26とはほぼ直交している。この実施の形態において
は、基板140はシリコンで製造されている。第1の導
波路回路14の側面に、光導波路22の側面部220
と、光導波路24の側面部240、光導波路26の側面
部260が規定されている。第2の導波路回路16は、
基板160に、長い直線状の光導波路32,34と短い
直線状の光導波路36とを有しており、交点38におい
て光導波路32と34とか36とが交差している。光導
波路32と光導波路36とはほぼ直交している。この実
施の形態においては、基板160はシリコンで製造され
ている。第2の導波路回路16の側面に、光導波路32
の側面部320と、光導波路34の側面部340、光導
波路36の側面部360が規定されている。第3の導波
路回路18は、基板180に、長い直線状の光導波路4
2,44と短い直線状の光導波路46とを有しており、
交点48において光導波路42と44とか46とが交差
している。光導波路42と光導波路46とはほぼ直交し
ている。この実施の形態においては、基板180はシリ
コンで製造されている。第3の導波路回路18の側面
に、光導波路42の側面部420と、光導波路44の側
面部440、光導波路46の側面部460が規定されて
いる。
【0024】図1(A)において、第1の導波路回路1
4の交点28、第2の導波路回路16の交点38、第3
の導波路回路18の交点48を通るように、溝50が形
成されている。溝50が形成される交点28、38、4
8の領域をそれぞれ交差領域という。溝50と光導波路
とは、たとえば、第1の導波路回路14について述べる
と、光導波路22から入射された光の光学素子15によ
る光反射角度と、光導波路26となす角度とが一致する
ように形成されている。第2の導波路回路16および第
3の導波路回路18における光導波路についても同様で
ある。溝50は、第1の導波路回路14、第2の導波路
回路16、第3の導波路回路18のそれぞれの光導波路
と45度の角度をなし、幅が約30μm幅で、深さがた
とえば30μm以上である。溝50の形状についてはさ
らに後述する。
【0025】溝50の一方の側面には、部分的に光を透
過し、部分的に光を反射する機能を有する光学素子15
が設けられている。部分反射・部分透過機能を有する光
学素子15は、たとえば導波光に対して透明な有機フィ
ルムに光学薄膜が形成されて構成され、あるいは導波光
に対して透明な無機材料からなる薄板に光学薄膜(半透
過反射膜)が形成されて構成される。光学素子15は、
たとえば、第1の導波路回路14における光導波路22
に入射され、光導波路22を導波された入射光の一部を
透過させて光導波路24に導波させるとともに、入射光
の一部を反射して光導波路26に導波させる。光学薄膜
は、たとえば多層干渉膜または金属膜により構成され
る。部分反射・部分透過膜15の形成方法については後
述する。
【0026】第1の導波路回路14の光導波路26の側
面部260と第3の導波路回路18の光導波路42の側
面部420との間に第1の光ファイバ52が接続されて
いる。第2の導波路回路16の光導波路32の側面部3
20と第1の導波路回路14の光導波路24の側面部2
40との間に第2の光ファイバ54が接続されている。
【0027】第1の導波路回路14、第2の導波路回路
16、第3の導波路回路18の製造方法について述べ
る。本実施の形態においては、光導波路として基板14
0,160,180のそれぞれに形成したポリマ導波路
を用いる場合を示す。
【0028】第1の導波路回路14の製造方法について
述べる。図3(A)、(B)は光分岐導波路10の断面
の一部を示す図である。シリコンの基板140に、図2
(A)および図3に示すように、基板140の上にクラ
ッド層141を形成し、さらにクラッド層141の上に
コア層142を形成する。クラッド層141はコア層1
42より屈折率の低いポリマを用い、コア層142のポ
リマをスピンコート等により塗布する。クラッド層14
1とコア層142のそれぞれの膜厚は最終的な導波路幅
と膜厚の関係からシングルモード導波路となるように設
計する。たとえば、コア層の厚さ2μm、クラッド層の
厚さ4μmで形成される。コア層142の上に十字に交
差した光導波路22,24と光導波路26になる部分を
形成する。すなわち、3〜6μm好ましくは4〜5μm
幅のレジストパターンをフォトリソグラフィ工法により
光導波路22,24,26になる部分を形成し、これを
酸素ガス中でリアクティブ・イオン・エッチング(RI
E)処理してコア層142のみをエッチングしてレジス
ト形状幅とコア層142の膜厚の矩形状の光導波路を形
成する。その後、その光導波路の膜が形成された表面に
再びクラッド層143をスピンコート等により形成す
る。
【0029】以上により、第1の導波路回路14が形成
される。すなわち、第1の導波路回路14は、図3
(A)に図解したように、基板140と、基板140の
上に形成されたクラッド層141と、クラッド層141
の上に形成されたコア層142と、コア層142の上に
形成された光導波路22,24,26と、光導波路の上
を包囲して形成されたクラッド層143とで構成されて
いる。
【0030】第2の導波路回路16および第3の導波路
回路18も、第1の導波路回路14と同様に形成する。
ただし、第1の導波路回路14における光導波路22,
24,26の位置と、第2の導波路回路16における光
導波路32,34,36と位置、第3の導波路回路18
における光導波路42,44,48の位置は、これら導
波路回路14、16、18を積層した場合、図1(A)
のごとき位置関係になるように規定する。本実施の形態
においては、各層の導波路回路14、16、18におけ
る光導波路はそれぞれ、図1(A)に図解したように、
上下左右に200μm離して形成する。
【0031】以上のように形成した、第1の導波路回路
14、第2の導波路回路16、第3の導波路回路18を
主基板12の上に積層する。この積層のとき、第1の導
波路回路14の交点28、第2の導波路回路16の交点
38、第3の導波路回路18の交点48が、溝50の形
成において一直線に並ぶように位置合わせを行う。
【0032】次に、ダイシングソーで約30μmのメタ
ルブレードを使用し直交する光導波路と45度の角度で
基板に垂直な深さ30μm以上の溝50を形成する。
【0033】次に、溝50の一方の側壁に、それぞれの
光導波路に対して所望の光分岐比、本実施の形態におい
ては、1:1の光分岐比を得るために、多層干渉膜、金
属膜等の光学薄膜からなる部分反射・部分透過機能を有
する光学素子15を形成する。
【0034】光学素子(部分反射・部分透過膜)15の
形成を述べる。基板表面に電極42、44、48が存在
する場合には、表面の光学薄膜を除去しておかなければ
ならない場合がある。そのような場合には、従来のよう
に薬品を用いる湿式エッチングやプラズマによる乾式エ
ッチングによりエッチング除去する方法を採することが
できるが、その場合、導波路基板へのダメージが危惧さ
れる。本実施の形態においては、蒸着またはスパッタリ
ングにより導波路基板へダメージを与えることなく、基
板表面の光学薄膜除去を確実に行うことができる。部分
反射・部分透過膜15が溝50の一方の側壁に形成され
るように、図3(A)に示すように、溝50が形成され
た光分岐導波路10を傾斜させて、多層干渉膜、金属膜
等の光学薄膜の材料を溝50の一方の面に向けて蒸着ま
たはスパッタリングする。それにより、溝50の内壁の
一方に部分反射・部分透過膜15となる部分と、第3の
導波路回路18の上部に剥離膜が形成される。
【0035】すなわち、部分反射・部分透過膜15を、
蒸着またはスパッタリングによって形成する際、あらか
じめ光導波路基板の表面に剥離可能な膜を形成してお
く。次いで、溝加工を行った後、図3(A)に示すよう
に、光学薄膜が溝50の側面に形成されるように、光分
岐導波路10を傾斜させてこれを蒸着またはスパッタリ
ングする。しかる後、図3(B)に示すように、光導波
路基板表面の膜をその上の光学薄膜とともに剥離除去す
る。このとき、剥離する膜として、たとえば水溶性の有
機膜等を用いれば、水洗による剥離が可能で、基板に与
える影響もほとんど考慮することなく、光学薄膜の除去
が可能となる。
【0036】部分反射・部分透過膜15は、光が伝搬さ
れる第1の導波路回路14のコア層142、第2の導波
路回路16のコア層162、第3の導波路回路18のコ
ア層182と接しているように形成される。
【0037】また、45度半透過反射膜15の形成に
は、空間光学系におけるハーフミラーの作製技術が利用
され得る。あるいは、部分反射・部分透過膜15は、導
波光に対して透明な有機フィルムに光学薄膜が形成でき
る。また部分反射・部分透過膜15は、多層干渉膜また
は金属膜で形成できる。
【0038】溝50の深さは、部分反射・部分透過膜1
5が第1の導波路回路14のコア層142と接する位置
より深い位置である。第1の導波路回路14の基板14
0の途中、または、主基板12の近傍まで溝50が形成
されてもよい。
【0039】その後、導波路に直角に交差点を含む矩形
状にダイシングソーを用いて、図1(A)に図解した単
体の光分岐導波路を切り出す。
【0040】その後、第1の光ファイバ52および第2
の光ファイバ54を用いて、各層の導波路の相互間を接
続する。第1の光ファイバ52、第2の光ファイバ54
の固定は、光学軸調整を終わった後、接着剤などで固定
する。これにて、光分岐導波路10が完成する。
【0041】なお、第1の光ファイバ52および第2の
光ファイバ54を接続することは本発明の光分岐導波路
において必須の要件ではない。第1の光ファイバ52お
よび第2の光ファイバ54を接続しないときは、それぞ
れの出力部から2分岐した光が射出されるから、光分岐
導波路は単なる1/2光分岐導波路として機能する。他
方、第1の光ファイバ52および第2の光ファイバ54
を接続したときは、下記に詳述するように、光分岐導波
路は1/4光分岐導波路として機能する。
【0042】図4を参照して光分岐導波路10における
光分岐の作用を述べる。強度Pで第1の導波路回路14
の光導波路22の側面部220に入射光INが入射され
ると、その入射光は光導波路22内を伝搬されて行き、
部分反射・部分透過膜15に到達する。部分反射・部分
透過膜15は強度1/2で、光導波路26に反射光と、
光導波路24に透過光を分岐する。光導波路26に反射
された導波されて光は光導波路26を伝搬されて側面部
260から第1の光ファイバ52に入射される。第1の
光ファイバ52に入射された光は第3の導波路回路18
の光導波路42の側面分420を介して光導波路42に
導波される。光導波路42に導波された光は光導波路4
2の内部を導波されて部分反射・部分透過膜15に到達
する。部分反射・部分透過膜15は入射された光の強度
を1/2にして半分を光導波路46に反射し、半分を光
導波路44に反射する。すなわち、光導波路46には入
射光INの強度の1/4の強度の光が導波されて、その
内部を伝搬してその側面部460から出力される。同様
に、光導波路44には入射光INの強度の1/4の強度
の光が導波されて、その内部を伝搬してその側面部44
0から出力される。光導波路24に反射された導波され
て光は光導波路24を伝搬されて側面部240から第2
の光ファイバ54に入射される。第2の光ファイバ54
に入射された光は第2の導波路回路16の光導波路32
の側面分320を介して光導波路32に導波される。光
導波路32に導波された光は光導波路22の内部を導波
されて部分反射・部分透過膜15に到達する。部分反射
・部分透過膜15は入射された光の強度を1/2にして
半分を光導波路36に反射し、半分を光導波路34に反
射する。すなわち、光導波路36には入射光INの強度
の1/4の強度の光が導波されて、その内部を伝搬して
その側面部360から出力される。同様に、光導波路3
4には入射光INの強度の1/4の強度の光が導波され
て、その内部を伝搬してその側面部340から出力され
る。すなわち、光分岐導波路10は、強度Pの入射光I
Nを光導波路22の側面部220に入射させると、側面
部340,460,360,440から、それぞれ強度
1/4の光を出力する。したがって、光分岐導波路10
は1/4光分岐導波路として機能する。
【0043】なお、予め第1の導波路回路14、第2の
導波路回路16、第3の導波路回路18のシリコン基板
の側面部260,420,240,320に第1の光フ
ァイバ52、第2の光ファイバ54を接続するV溝をエ
ッチングにより形成させておくことにより、ファイバの
位置合わせ、部品作製工程減を図れ、接続工程の簡素化
が可能となる。
【0044】工業的に生産する場合には、たとえば3イ
ンチの基板全面に、たとえば1mmピッチの直交する網
状の光導波路を形成した後、その光導波路に格子の交点
を通る導波路に45度をなす溝50を全面に加工する。
部分反射・部分透過膜15が溝50の一方の側壁に形成
されるように、光分岐導波路10の基板を傾斜させて、
多層干渉膜、金属膜等の光学薄膜を蒸着またはスパッタ
リングする。しかる後、これをダイシング用支持膜に張
りつけ、ダシシングソーで格子の中間点を通る導波路に
直角(平行)直線で切断して多数個の光分岐導波路を得
ることができる。
【0045】上記した例の生産工程は、本素子作製の一
つの例であり、工程順に変更、接着剤の塗布方法、導波
路の材料、導波路形成方法はそれぞれの材料、目的仕様
により変更しても、本発明の主旨を損なうものではな
い。
【0046】第1の導波路回路14、第2の導波路回路
16、第3の導波路回路18の積層関係は、上述した例
示に限らず、その積層順序を変更することができる。ま
た、第1の導波路回路14、第2の導波路回路16、第
3の導波路回路18における光導波路の配置を変更する
こともできる。特に、長い光導波路と短い光導波路との
交差角度を上述した90°から変更した場合は、上述し
た光導波路の配置と変えることもできる。しかしなが
ら、部分反射・部分透過膜15における反射およびとう
か考慮して、光導波路の交差角度と配置を決定する。
【0047】本実施の形態によれば、3層のそれぞれの
導波路回路14、16、18について、使用波長に透明
な基板140、160、180のそれぞれについて直線
状をなす2本の光導波路22・24と26、32・24
と36、42・44と46を、数10または90°の角
度で交差させて形成し、光導波路22・24と光導波路
26との交差領域を含むように、光導波路と所定の角度
をなし、深さがコア層142の深さ以上に設定した溝5
0を形成し、溝50の一側壁に第1の導波路回路14の
コア層142まで到達する深さの部分反射・部分透過機
能を有する光学素子15を形成している。その結果、Y
分岐導波路のように複雑なテーパ形状の光導波路部分、
大きな半径の曲線導波路部分を要せず、光出力端部は光
ファイバが接続できるように分離され、形状は従来の部
品に較べ小型になる。
【0048】光分岐導波路10は、従来の光分岐導波路
と比較すると、大幅の小型になる。上述した実施の形態
においては、部分反射・部分透過膜15を形成する溝5
0の幅は約30μmであり、光導波路の幅が5〜10μ
mであり、光ファイバ径を125μmであり、3層構造
の1/光分岐導波路としたとき、その作業性を考慮して
も、1辺が1mm以下の寸法に製造できる。この寸法
は、従来の1/4光分岐導波路と比較すると、1/10
0の寸法である。1枚の材料基板からは、二次元的な見
地から、約1/10000倍の光分岐導波路が採れるこ
とになる。したが極限として、光分岐導波路を、接続す
る第1の光ファイバ52、第2の光ファイバ54の直径
に相当する125μm角の小型の部品とすることができ
る。
【0049】本実施の形態の光分岐導波路10は比較的
大きな交差角で製作されることから、分岐部の形状は比
較的容易に得られる。
【0050】損失、分岐比といった部品の特性は、部分
透過・部分反射膜に依存することから、本実施の形態の
光分岐導波路10は特性の管理が容易になる。
【0051】光分岐導波路10において、外部回路との
接続は、第1の光ファイバ52、第2の光ファイバ54
を直接接続することが可能であり、さらに、基板端面の
導波路開口に直接受光素子や発光素子を接着することも
可能である。
【0052】本実施の形態の光分岐導波路10は寸法が
比較的小さいことから、取り扱いを容易にするために、
この光分岐導波路10を支えるこの基板より大きく安価
な支持基板にこの基板を固定して、その支持基板にV溝
を設けて光ファイバを接続したり、その支持基板に受光
素子や発光素子を固定して、導波路と固定することも可
能である。勿論、その支持基板に電気配線を設けて受発
光ユニットとすることもできる。
【0053】本実施の形態の光分岐導波路は、基板上に
複数配置した1×Nの光分岐導波路回路、他の光導波路
回路と複合した光導波路回路、これに電気光学効果、圧
電効果、表面弾性波効果を利用した光機能デバイスにも
利用できる。
【0054】本実施の形態の光分岐導波路によれば、従
来とほぼ同一のプロセスで高い収量が得られ、また設備
の一素子当たりの稼働効率が向上し、さらには歩留りを
向上でき、低コスト化を実現できる等の利点を有する。
【0055】第2実施の形態 図5(A)、(B)を参照して本発明の光分岐導波路の
第2実施の形態を述べる。図5(A)は光分岐導波路の
平面図であり、図5(B)は側面図である。
【0056】第2実施の形態の本光分岐導波路10A
は、図1〜図4を参照して記述した大の実施の形態の光
分岐導波路10に対して、溝50Aに挿入した部分反射
・部分透過膜17が異なる。主基板12、第1の導波路
回路14、第2の導波路回路16、第3の導波路回路1
8は第1の実施の形態のものと同様である。溝50Aは
第1の実施の形態の溝50と同様である。すなわち、溝
50Aは、第1の光導波路、たとえば、22と、第3の
光導波路、たとえば、26との交差領域を含むように、
これらの光導波路と45度の角度をなし、幅が約30μ
m幅で、深さが約30μmである。
【0057】溝50Aには、少なくとも溝50Aの第1
の光導波路、たとえば、22と第3の光導波路、たとえ
ば、26との交差領域を含むように、第1の光導波路2
2を導波された入射光の一部を透過させて第2の光導波
路24に導波させるとともに、入射光の一部を反射して
第3の光導波路26に導波させる部分反射・部分透過機
能を有する光学素子17が挿入されている。
【0058】部分反射・部分透過機能を有する光学素子
である部分反射・部分透過膜(45度半透過反射膜)1
7は、たとえば導波光に対して透明な有機フィルムに光
学薄膜が形成されて構成され、あるいは導波光に対して
透明な無機材料からなる薄板に光学薄膜(半透過反射
膜)が形成されて構成される。
【0059】また、部分反射・部分透過膜17は、たと
えば多層干渉膜または金属膜により構成される。また、
部分反射・部分透過膜17は、たとえばポリイミドフィ
ルムや硝子フィルム等に多層干渉反射膜等の光学薄膜を
蒸着、スパッタ等膜形成技術により形成することができ
る。さらに、部分反射・部分透過膜17の形成には、空
間光学系におけるハーフミラーの作製技術が利用でき
る。
【0060】図5(A)に図解した光分岐導波路10A
における光線軌跡は、図4を参照して述べた光線軌跡と
全く同じである。
【0061】第2の実施の形態の光分岐導波路10A
も、第1の実施の形態の光分岐導波路10と同様の効果
を奏することができる。すなわち、従来の光分岐導波路
におけるY分岐導波路のように複雑なテーパ形状の光導
波路部分、大半径の曲線導波路部分を要せず、光出力端
部は光ファイバが接続できるように分離され、形状は従
来の部品に較べ小型になる。さらに本光分岐導波路は、
基板上に複数配置した1×Nの光分岐導波路回路、他の
光導波路回路と複合した光導波路回路、これに電気光学
効果、圧電効果、表面弾性波効果を利用した光機能デバ
イスにも利用できる。
【0062】また本実施の形態の光分岐導波路は、従来
と略同一のプロセスで高い収量が得られ、また設備の一
素子当たりの稼働効率が向上し、さらには歩留りを向上
でき、低コスト化を実現できる等の利点を有する。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、従来の光分岐導波路に
較べ小さくでき、ひいては光導波路部品の小型化を実現
できる。本発明によれば、従来と略同一のプロセスで高
い収量が得られ、製造設備の一素子当たりの稼働効率が
向上し、低コスト化を実現できる。本発明によれば、光
分岐導波路の小型化によりプロセスの均一性の要求度
が、従来の分岐に比較して低下し、その結果歩留りが向
上し、この点でも低コスト化を実現できる。本発明の光
分岐導波路には、鋭い屈曲部、曲線部がないことから、
フォトリソグラフィ工程の加工精度が緩和され、設備の
低価格化、歩留りの向上によりコストを低減できる。本
発明の光分岐導波路は、分岐特性が導波路の複雑な形状
に依存せず、別プロセスで製作される光学薄膜に依存す
るので、特性の管理が容易で、特性の均一化、性能の向
上を図れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)、(B)は、本発明の第1の実施の
形態の光分岐導波路の構成図であり、図1(A)は光分
岐導波路の平面図であり、図1(B)は側面図である。
【図2】図2(A)〜(C)は図1(A)に図解した光
分岐導波路の製造方法を図解した図である。
【図3】図3(A)、(B)は、図1(A)、(B)に
図解した光分岐導波路の部分断面図である。
【図4】図4は図1(A)に図解した光分岐導波路10
における光線軌跡を説明する図である。
【図5】図5(A)、(B)は、本発明の第2の実施の
形態の光分岐導波路の構成図であり、図5(A)は光分
岐導波路の平面図であり、図5(B)は側面図である。
【図6】図6は従来のマッハェンダ型光変調器の平面図
である。
【図7】図7は図6に図解したマッハェンダ型光変調器
における入力導波路とY分岐型導波路の平面図である。
【図8】図8は図7に図解した光導波路の寸法を図解し
た図である。
【符号の説明】
10・・光分岐導波路 12・・主基板 14・・第1の導波路回路 140・・基板 141・・クラッド層 142・・コア層 143・・クラッド層 22,24,26・・光導波路 28・・交点 15・・部分反射・部分透過膜 16・・第2の導波路回路 160・・基板 161・・クラッド層 162・・コア層 163・・クラッド層 32,34,36・・光導波路 38・・交点 17・・部分反射・部分透過膜 18・・第3の導波路回路 180・・基板 181・・クラッド層 182・・コア層 183・・クラッド層 42,44,46・・光導波路 48・・交点

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の導波路回路(14)、第2の導波路
    回路(16)および第3の導波路回路(18)が積層さ
    れた光分岐導波路であって、 前記第1の導波路回路(14)は、基板(140)と、
    該基板に直線状に形成された第1の光導波路(22,2
    4)と、前記基板に前記第1の光導波路と所定の交差角
    度を持って直線状に形成された第2の光導波路(26)
    とを有し、 前記第2の導波路回路(16)は、基板(160)と、
    該基板に直線状に形成された第1の光導波路(32,3
    4)と、前記基板に前記第1の光導波路と所定の交差角
    度を持って直線状に形成された第2の光導波路(36)
    とを有し、 前記第3の導波路回路(18)は、基板(180)と、
    該基板に直線状に形成された第1の光導波路(42,4
    4)と、前記基板に前記第1の光導波路と所定の交差角
    度を持って直線状に形成された第2の光導波路(46)
    とを有し、 前記第1の導波路回路、前記第2の導波路回路および前
    記第3の導波路回路が積層されたとき、前記それぞれの
    第1の光導波路と第2の光導波路との交差部が一直線並
    ぶように、前記前記第1の導波路回路、前記第2の導波
    路回路および前記第3の導波路回路におけるそれぞれの
    光導波路が配置され、 前記それぞれの第1の光導波路と第2の光導波路との交
    差部を通って、所定の幅および所定の深さの溝(50)
    が形成され、 該溝の一方の側面に、前記第1の導波路回路、第2の導
    波路回路および第3の導波路回路の前記それぞれの光導
    波路の一方から導波された光を一部は透過させて光が導
    波されてきた光導波路の延長上にある光導波路に導き、
    他を反射させて前記光が導波されてきた光導波路と所定
    の交差角度をなす光導波路に導波する光学素子(15)
    とを有する光分岐導波路。
  2. 【請求項2】第1の導波路回路(14)、第2の導波路
    回路(16)および第3の導波路回路(18)が積層さ
    れた光分岐導波路であって、 前記第1の導波路回路(14)は、基板(140)と、
    該基板に直線状に形成された第1の光導波路(22,2
    4)と、前記基板に前記第1の光導波路と所定の交差角
    度を持って直線状に形成された第2の光導波路(26)
    とを有し、 前記第2の導波路回路(16)は、基板(160)と、
    該基板に直線状に形成された第1の光導波路(32,3
    4)と、前記基板に前記第1の光導波路と所定の交差角
    度を持って直線状に形成された第2の光導波路(36)
    とを有し、 前記第3の導波路回路(18)は、基板(180)と、
    該基板に直線状に形成された第1の光導波路(42,4
    4)と、前記基板に前記第1の光導波路と所定の交差角
    度を持って直線状に形成された第2の光導波路(46)
    とを有し、 前記第1の導波路回路、前記第2の導波路回路および前
    記第3の導波路回路が積層されたとき、前記それぞれの
    第1の光導波路と第2の光導波路との交差部が一直線並
    ぶように、前記前記第1の導波路回路、前記第2の導波
    路回路および前記第3の導波路回路におけるそれぞれの
    光導波路が配置され、 前記それぞれの第1の光導波路と第2の光導波路との交
    差部を通って、所定の幅および所定の深さの溝(50)
    が形成され、 該溝の内部に挿入された、前記第1の導波路回路、第2
    の導波路回路および第3の導波路回路の前記それぞれの
    光導波路の一方から導波された光を一部は透過させて光
    が導波されてきた光導波路の延長上にある光導波路に導
    き、他を反射させて前記光が導波されてきた光導波路と
    所定の交差角度をなす光導波路に導波する光学素子(1
    7)とを有する光分岐導波路。
  3. 【請求項3】前記ある層の導波路回路から出射された光
    を他の層の導波路回路の光導波路に導く光ファイバが接
    続されている、請求項1または2記載の光分岐導波路。
  4. 【請求項4】前記光学素子は、導波光に対して透明な有
    機フィルムに光学薄膜が形成されて構成されている、請
    求項1〜3のいずれか記載の光分岐導波路。
  5. 【請求項5】前記光学薄膜は、多層干渉膜または金属膜
    である、請求項1〜3のいずれか記載の光分岐導波路。
  6. 【請求項6】前記光学素子の光を透過および反射させる
    光分岐比が1:1である請求項1〜5のいずれかに記載
    の光分岐導波路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6813433B2 (en) 2002-07-15 2004-11-02 Omron Corporation Method for manufacturing optical waveguide and optical waveguide device, optical waveguide device and optical waveguide, and optical communication apparatus using optical waveguide device
JP2005070365A (ja) * 2003-08-22 2005-03-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光導波路部品及びその作製方法

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