JPH11308691A - スピーカ装置 - Google Patents
スピーカ装置Info
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- JPH11308691A JPH11308691A JP11535898A JP11535898A JPH11308691A JP H11308691 A JPH11308691 A JP H11308691A JP 11535898 A JP11535898 A JP 11535898A JP 11535898 A JP11535898 A JP 11535898A JP H11308691 A JPH11308691 A JP H11308691A
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- JP
- Japan
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- diaphragm
- speaker
- magnetic circuit
- voice coil
- frame
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スピーカの振動板で生ずる作用力に対する反
作用力を有効に利用して電気−音響変換効率を向上させ
ると共に歪を減少させたスピーカ装置を得る。 【解決手段】 スピーカユニット23を構成する第1の
振動板7を含む振動系に対し磁気回路27の背面に第2
の振動板30を設け、この磁気回路27を含む第2の振
動板30を第1の振動板7を含む振動系に対して揺動自
在になる様にスピーカボックス21に枢着したスピーカ
装置を提供する。
作用力を有効に利用して電気−音響変換効率を向上させ
ると共に歪を減少させたスピーカ装置を得る。 【解決手段】 スピーカユニット23を構成する第1の
振動板7を含む振動系に対し磁気回路27の背面に第2
の振動板30を設け、この磁気回路27を含む第2の振
動板30を第1の振動板7を含む振動系に対して揺動自
在になる様にスピーカボックス21に枢着したスピーカ
装置を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小型軽量なスピーカ
装置に係わり、特にスピーカユニットの電気−音響変換
効率を高め、スピーカボックスの反作用力の影響を低減
したスピーカ装置に関する。
装置に係わり、特にスピーカユニットの電気−音響変換
効率を高め、スピーカボックスの反作用力の影響を低減
したスピーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からスピーカユニットの取り付けら
れたスピーカボックスのバッフルボードの振動を抑制す
るために、振動板により加振されたスピーカの加振方向
に対し、逆方向に加振させる加振器或いはトランスデュ
ーサを有するスピーカ装置は例えば、特開昭63−21
2000号公報、特開平1−307398号公報等に詳
記されて公知である。
れたスピーカボックスのバッフルボードの振動を抑制す
るために、振動板により加振されたスピーカの加振方向
に対し、逆方向に加振させる加振器或いはトランスデュ
ーサを有するスピーカ装置は例えば、特開昭63−21
2000号公報、特開平1−307398号公報等に詳
記されて公知である。
【0003】上述の特開昭62−212000号公報に
は図4に示す様なスピーカ装置が示されている。図4で
1はリング状のマグネットを示し、2及び3はこのマグ
ネット1を挟むように取付けられ、その一部に磁気空隙
4を形成したプレートおよびヨークを示す。プレート2
にはスピーカユニットAのフレーム5が取付けられてお
り、このフレーム5の外周部にはエッジ6が設けられ、
このエッジ6によってコーン型の振動板7の外周部が保
持されている。
は図4に示す様なスピーカ装置が示されている。図4で
1はリング状のマグネットを示し、2及び3はこのマグ
ネット1を挟むように取付けられ、その一部に磁気空隙
4を形成したプレートおよびヨークを示す。プレート2
にはスピーカユニットAのフレーム5が取付けられてお
り、このフレーム5の外周部にはエッジ6が設けられ、
このエッジ6によってコーン型の振動板7の外周部が保
持されている。
【0004】一方、振動板7の内周部にボイスコイルボ
ビン8が取付られており、このボイスコイルボビン8に
はボイスコイル9が巻装され、このボイスコイル9はプ
レート2およびヨーク3によって形成された磁気空隙4
内に挿入されている。以上符号1〜9で示した構成は周
知の動電型スピーカユニットAの基本構造である。
ビン8が取付られており、このボイスコイルボビン8に
はボイスコイル9が巻装され、このボイスコイル9はプ
レート2およびヨーク3によって形成された磁気空隙4
内に挿入されている。以上符号1〜9で示した構成は周
知の動電型スピーカユニットAの基本構造である。
【0005】上記スピーカユニットAのヨーク3の裏面
側中央にはビス10の一端がねじ込まれており、このビ
ス10の他端には上記したスピーカユニットAにおける
マグネット1、プレート2及びヨーク3と全く同一構成
のマグネット11、プレート12およびヨーク13から
成る磁気回路が取付けられている。
側中央にはビス10の一端がねじ込まれており、このビ
ス10の他端には上記したスピーカユニットAにおける
マグネット1、プレート2及びヨーク3と全く同一構成
のマグネット11、プレート12およびヨーク13から
成る磁気回路が取付けられている。
【0006】そしてプレート12にはフレーム14が取
付けられており、さらにこのフレーム14には2枚のダ
ンパー15,16が取付けられていて、このダンパー1
5,16によって駆動コイルボビン17が保持されてい
る。
付けられており、さらにこのフレーム14には2枚のダ
ンパー15,16が取付けられていて、このダンパー1
5,16によって駆動コイルボビン17が保持されてい
る。
【0007】この駆動コイルボビン17の一方端には駆
動コイル18が巻装され、この駆動コイル18は上記プ
レート12およびヨーク13より形成された磁気空隙1
9内に挿入されている。又上記駆動コイルボビン17の
他方端にはウエイト20が取付けられており、このウエ
イト20を含む振動系は上記スピーカユニットAにおけ
るコーン型の振動板7等を含む振動系の等価質量にはほ
ぼ等しいものに成されている。以上符号11〜20で示
した構成は電気・振動トランスデューサBを示す。
動コイル18が巻装され、この駆動コイル18は上記プ
レート12およびヨーク13より形成された磁気空隙1
9内に挿入されている。又上記駆動コイルボビン17の
他方端にはウエイト20が取付けられており、このウエ
イト20を含む振動系は上記スピーカユニットAにおけ
るコーン型の振動板7等を含む振動系の等価質量にはほ
ぼ等しいものに成されている。以上符号11〜20で示
した構成は電気・振動トランスデューサBを示す。
【0008】上述の構成においてスピーカユニットA及
び電気・振動トランスデューサBはスピーカボックス2
1のバッフルボード22に取付けられている。今、スピ
ーカユニットAのボイスコイル9に電気信号を通電すれ
ば周知の作用によりボイスコイル9は図中左右方向に振
動し駆動力F1 を生じ、コーン型の振動板7を駆動して
音響再生を行う。
び電気・振動トランスデューサBはスピーカボックス2
1のバッフルボード22に取付けられている。今、スピ
ーカユニットAのボイスコイル9に電気信号を通電すれ
ば周知の作用によりボイスコイル9は図中左右方向に振
動し駆動力F1 を生じ、コーン型の振動板7を駆動して
音響再生を行う。
【0009】この時上記電気・振動トランスデューサB
における駆動コイル18にも同一の電気信号を印加する
と、駆動コイル18も図中左右方向に振動し駆動力F2
を生じ、ウエイト20を同方向に駆動する。ここでスピ
ーカユニットAにおける振動板7等を含む振動系と、電
気・振動トランスデューサBにおけるウエイト20等を
含む振動系の等価質量がほぼ等しければ、スピーカユニ
ットAが振動系によって受ける反作用力−F1 と電気・
振動トランスデューサBにおける振動系の反作用力−F
2 とがほぼ等しくなる。
における駆動コイル18にも同一の電気信号を印加する
と、駆動コイル18も図中左右方向に振動し駆動力F2
を生じ、ウエイト20を同方向に駆動する。ここでスピ
ーカユニットAにおける振動板7等を含む振動系と、電
気・振動トランスデューサBにおけるウエイト20等を
含む振動系の等価質量がほぼ等しければ、スピーカユニ
ットAが振動系によって受ける反作用力−F1 と電気・
振動トランスデューサBにおける振動系の反作用力−F
2 とがほぼ等しくなる。
【0010】従ってスピーカユニットAが振動板7の駆
動によって受ける反作用は上記電気・振動トランスデュ
ーサBによって打ち消されてスピーカボックス21のバ
ッフルボード22の振動及びスピーカボックス21の揺
動が抑制されることになる。
動によって受ける反作用は上記電気・振動トランスデュ
ーサBによって打ち消されてスピーカボックス21のバ
ッフルボード22の振動及びスピーカボックス21の揺
動が抑制されることになる。
【0011】一方、スピーカボックス21の容積を小さ
くし、小型化を図ることで、廉価なスピーカシステムを
得ようとする要求があるが、一般的にはスピーカボック
ス21の容積を小さくしてゆくにしたがって、スピーカ
ユニットAの振幅を増す様にして、低域再生限界の上昇
を抑える様に成している。
くし、小型化を図ることで、廉価なスピーカシステムを
得ようとする要求があるが、一般的にはスピーカボック
ス21の容積を小さくしてゆくにしたがって、スピーカ
ユニットAの振幅を増す様にして、低域再生限界の上昇
を抑える様に成している。
【0012】然し、小型のスピーカの振幅を増すことで
スピーカボックス21内の音圧が上昇し、周波数特性に
山谷が生ずる。この様な問題を解決する方法として、位
相反転型のバスレフレックススピーカボックスを用いて
振動板の背面から出る音波を有効に利用して低音域を歪
なく放射させる様に成したスピーカ装置も広く利用され
ている。
スピーカボックス21内の音圧が上昇し、周波数特性に
山谷が生ずる。この様な問題を解決する方法として、位
相反転型のバスレフレックススピーカボックスを用いて
振動板の背面から出る音波を有効に利用して低音域を歪
なく放射させる様に成したスピーカ装置も広く利用され
ている。
【0013】更に、上述した特開平1−307398号
公報では二つのスピーカユニットAの振動板7のコーン
開口部を反対方向に向けて第1のスピーカユニットAの
振動板7の作用力F1 によって生ずる反作用力−F1 を
第2のスピーカユニットAの振動板7の作用力F2 の反
作用力−F2 でキャンセルさせるスピーカ装置も開示さ
れている。
公報では二つのスピーカユニットAの振動板7のコーン
開口部を反対方向に向けて第1のスピーカユニットAの
振動板7の作用力F1 によって生ずる反作用力−F1 を
第2のスピーカユニットAの振動板7の作用力F2 の反
作用力−F2 でキャンセルさせるスピーカ装置も開示さ
れている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来構成のスピ
ーカ装置によれば第1のスピーカユニットAの振動板に
与えられる作用力F1 =ma(ここでmは振動系の等価
質量、aは振動板の加速度)は磁気回路、スピーカユニ
ットのフレーム並びにスピーカボックスを一つの剛体と
仮定した場合に、この剛体に生ずる反作用力は−F1 =
MA(ここでMは上述剛体の等価質量、Aは反作用で与
えられる加速度)として与えられる。
ーカ装置によれば第1のスピーカユニットAの振動板に
与えられる作用力F1 =ma(ここでmは振動系の等価
質量、aは振動板の加速度)は磁気回路、スピーカユニ
ットのフレーム並びにスピーカボックスを一つの剛体と
仮定した場合に、この剛体に生ずる反作用力は−F1 =
MA(ここでMは上述剛体の等価質量、Aは反作用で与
えられる加速度)として与えられる。
【0015】従って、反作用力で与えられる加速度Aは
上記した各式から A=−(m/M)a‥‥(1) で定まる反作用力−Fの変位を受けるが、M=∞であれ
ば反作用力の影響はなく、ボイスコイルに与えられる加
速度にのみで振動板は変化するが、実際にはMは有限で
あり、特に上記した様にスピーカボックスを含むスピー
カ装置全体が軽量化、且つ小型化され、振動板は重くな
り、質量比m/Mは増大する傾向にあり、この振動板の
作用力F1 に対する反作用力−F1 の為に低域の再生効
率は大幅に低下する。
上記した各式から A=−(m/M)a‥‥(1) で定まる反作用力−Fの変位を受けるが、M=∞であれ
ば反作用力の影響はなく、ボイスコイルに与えられる加
速度にのみで振動板は変化するが、実際にはMは有限で
あり、特に上記した様にスピーカボックスを含むスピー
カ装置全体が軽量化、且つ小型化され、振動板は重くな
り、質量比m/Mは増大する傾向にあり、この振動板の
作用力F1 に対する反作用力−F1 の為に低域の再生効
率は大幅に低下する。
【0016】更に実際には、磁気回路、スピーカフレー
ム、スピーカボックスは一つの剛体ではなく、それぞれ
が、共振点を持ち、反作用により与えられたエネルギー
により、再生音以外の音響エネルギーを歪として出力す
ることとなりこれが、再生音の入力された信号に対する
出力の忠実性を低下させる原因となっている。この様な
弊害を上述した様に二つのスピーカユニット或いはスピ
ーカユニットと電気振動トランスデューサでキャンセル
させることが出来るがこれら構成では二つの磁気回路及
び二つのボイスコイルを必要とし、二つの駆動回路を要
するため電力消費が大きくなるだけでなく、スピーカボ
ックスのバッフルボードと背面板間の間隔も大となって
小型化のスピーカ装置を得にくくなる問題があった。
ム、スピーカボックスは一つの剛体ではなく、それぞれ
が、共振点を持ち、反作用により与えられたエネルギー
により、再生音以外の音響エネルギーを歪として出力す
ることとなりこれが、再生音の入力された信号に対する
出力の忠実性を低下させる原因となっている。この様な
弊害を上述した様に二つのスピーカユニット或いはスピ
ーカユニットと電気振動トランスデューサでキャンセル
させることが出来るがこれら構成では二つの磁気回路及
び二つのボイスコイルを必要とし、二つの駆動回路を要
するため電力消費が大きくなるだけでなく、スピーカボ
ックスのバッフルボードと背面板間の間隔も大となって
小型化のスピーカ装置を得にくくなる問題があった。
【0017】本発明は叙上の問題点を解消したスピーカ
装置を提供しようとするものであり、発明が解消しよう
とする課題はスピーカボックスの奥行方向を狭くするこ
とが出来ると共に電気−音響変換効率を向上させ、振動
板の作用力に対する反作用力を有効に利用することが出
来て、低域再生が拡大され歪の少ない小型軽量なスピー
カ装置を得ようとするものである。
装置を提供しようとするものであり、発明が解消しよう
とする課題はスピーカボックスの奥行方向を狭くするこ
とが出来ると共に電気−音響変換効率を向上させ、振動
板の作用力に対する反作用力を有効に利用することが出
来て、低域再生が拡大され歪の少ない小型軽量なスピー
カ装置を得ようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のスピーカ
装置はフレームに揺動自在に懸架させたボイスコイルを
含む第1の振動板と、フレームに揺動自在に懸架し、ボ
イスコイルが磁気空隙内に挿入された磁気回路と、磁気
回路に内径側が枢着され外径側がフリーと成され、第1
の振動板と対向する反対位置に設けた第2の振動板から
なるスピーカユニットを具備し、スピーカユニットの第
2の振動板の外周部及びフレームをスピーカボックスの
相対向する両側面に穿った放音孔位置に固定させて成る
ものである。
装置はフレームに揺動自在に懸架させたボイスコイルを
含む第1の振動板と、フレームに揺動自在に懸架し、ボ
イスコイルが磁気空隙内に挿入された磁気回路と、磁気
回路に内径側が枢着され外径側がフリーと成され、第1
の振動板と対向する反対位置に設けた第2の振動板から
なるスピーカユニットを具備し、スピーカユニットの第
2の振動板の外周部及びフレームをスピーカボックスの
相対向する両側面に穿った放音孔位置に固定させて成る
ものである。
【0019】本発明の第2のスピーカ装置はフレームに
揺動自在に懸架されたボイスコイルと、このボイスコイ
ルに内径を枢着し、外径をフリーとした第1の振動板
と、フレームに固定され、ボイスコイルが磁気空隙内に
挿入された磁気回路と、磁気回路に内径部が枢着され、
外径部がフリーと成され、第1の振動板と対向する反対
位置に設けた第2の振動板からなるスピーカユニットを
具備し、第1の振動板及び第2の振動板の外周部をスピ
ーカキャビネットの相対向する両側面に穿った放音孔位
置に固定させて成るものである。
揺動自在に懸架されたボイスコイルと、このボイスコイ
ルに内径を枢着し、外径をフリーとした第1の振動板
と、フレームに固定され、ボイスコイルが磁気空隙内に
挿入された磁気回路と、磁気回路に内径部が枢着され、
外径部がフリーと成され、第1の振動板と対向する反対
位置に設けた第2の振動板からなるスピーカユニットを
具備し、第1の振動板及び第2の振動板の外周部をスピ
ーカキャビネットの相対向する両側面に穿った放音孔位
置に固定させて成るものである。
【0020】本発明のスピーカ装置によればスピーカユ
ニットの小型化が図られて電気−音響変換能率が向上
し、1つの磁気回路と1つのボイスコイル及び1つの駆
動源で振動板の作用力の反作用力を有効利用出来て、ス
ピーカボックスのバッフルボードと背面板間の奥行を狭
くして小型化出来るものが得られる。
ニットの小型化が図られて電気−音響変換能率が向上
し、1つの磁気回路と1つのボイスコイル及び1つの駆
動源で振動板の作用力の反作用力を有効利用出来て、ス
ピーカボックスのバッフルボードと背面板間の奥行を狭
くして小型化出来るものが得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスピーカ装置の1
形態例を図1乃至図3によって説明する。尚、図4で示
したスピーカ装置との対応部分には同一符号を付して示
している。
形態例を図1乃至図3によって説明する。尚、図4で示
したスピーカ装置との対応部分には同一符号を付して示
している。
【0022】図1(A)は本例のスピーカ装置の正面
図、図1(B)は側断面図を示し、23は全体として本
例の小型スピーカユニットを示し、ヨーク3は純鉄等の
板材から成る側断面が有底円筒状と成され、底部が軽量
化するため中心孔を有し上方に凸状とされたセンタポー
ル24を有し、このセンタポール24上に軽量化された
リング状で板状の厚み方向にN極及びS極と着磁された
マグネット1を接着剤等を介して接合し、更にマグネッ
ト1の上にリング板状のポールピース25を接着剤等を
介して接合する。このポールピース25の外径部とヨー
ク3を形成する円筒内径との間に磁気空隙4を形成す
る。
図、図1(B)は側断面図を示し、23は全体として本
例の小型スピーカユニットを示し、ヨーク3は純鉄等の
板材から成る側断面が有底円筒状と成され、底部が軽量
化するため中心孔を有し上方に凸状とされたセンタポー
ル24を有し、このセンタポール24上に軽量化された
リング状で板状の厚み方向にN極及びS極と着磁された
マグネット1を接着剤等を介して接合し、更にマグネッ
ト1の上にリング板状のポールピース25を接着剤等を
介して接合する。このポールピース25の外径部とヨー
ク3を形成する円筒内径との間に磁気空隙4を形成す
る。
【0023】フレーム5はバッフルボード22に穿った
放音孔26の直径と略同一内径を有する開口部を有し、
スピーカボックス21の奥行方向に3個の段部28a,
28b,28cを形成し、段部の開口部を順次小径とす
る様に略漏斗状に鋼材等で構成されている。
放音孔26の直径と略同一内径を有する開口部を有し、
スピーカボックス21の奥行方向に3個の段部28a,
28b,28cを形成し、段部の開口部を順次小径とす
る様に略漏斗状に鋼材等で構成されている。
【0024】マグネット1及びヨーク3とセンタポール
24並びにポールピース25で形成された磁気回路27
は2枚の波形のリング状の第2及び第3のダンパ15及
び16によってフレーム5に懸架されている。即ち、フ
レーム5の底部と第3の段部28cにダンパ16及び1
5の外径部を接合し、磁気回路27のヨーク3の円筒部
の上下にダンパ16及び15の内径部を接合する。
24並びにポールピース25で形成された磁気回路27
は2枚の波形のリング状の第2及び第3のダンパ15及
び16によってフレーム5に懸架されている。即ち、フ
レーム5の底部と第3の段部28cにダンパ16及び1
5の外径部を接合し、磁気回路27のヨーク3の円筒部
の上下にダンパ16及び15の内径部を接合する。
【0025】更に磁気回路27の磁気空隙4内にボイス
コイルボビン8に巻回したボイスコイル9を挿入し、ボ
イスコイルボビン8の上部に接合した波形のリング状の
第1のダンパ29でフレーム5に懸架する様に成されて
いる。
コイルボビン8に巻回したボイスコイル9を挿入し、ボ
イスコイルボビン8の上部に接合した波形のリング状の
第1のダンパ29でフレーム5に懸架する様に成されて
いる。
【0026】即ち、第1のダンパ29の内径部をボイス
コイルボビン8の上端外径部に接合すると共に外径部を
フレーム5の第2の段部28bに接合させてボイスコイ
ル9を含むボイスコイルボビン8を磁気空隙内でボイス
コイルボビン8の長手方向に揺動自在と成す。
コイルボビン8の上端外径部に接合すると共に外径部を
フレーム5の第2の段部28bに接合させてボイスコイ
ル9を含むボイスコイルボビン8を磁気空隙内でボイス
コイルボビン8の長手方向に揺動自在と成す。
【0027】ボイスコイルボビン8の上端部外径には漏
斗状の第1の振動板7の内径部を接着剤等で接合し、第
1の振動板7の外周部にはリング状のエッジ6が接合さ
れ、このエッジ6の外周部は矢紙を介してフレーム5の
第1の段部28aに接合される。
斗状の第1の振動板7の内径部を接着剤等で接合し、第
1の振動板7の外周部にはリング状のエッジ6が接合さ
れ、このエッジ6の外周部は矢紙を介してフレーム5の
第1の段部28aに接合される。
【0028】更に、第1の振動板7の傾斜部にボイスコ
イルボビン8の上部を覆う様に凹状のダストキャップ3
2が接合される。
イルボビン8の上部を覆う様に凹状のダストキャップ3
2が接合される。
【0029】又、磁気回路27の底面には第1の振動板
7と対向する様に、漏斗状の開口部が互に逆方向を向く
様に第2の振動板30を固定する。
7と対向する様に、漏斗状の開口部が互に逆方向を向く
様に第2の振動板30を固定する。
【0030】図1(B)では漏斗状の振動板30の底部
を円盤33を介してビス34でヨーク3の底面に固定し
ている。
を円盤33を介してビス34でヨーク3の底面に固定し
ている。
【0031】上述の様に第1及び第2の振動板7及び3
0の開口部が反対方向を向く様に取り付けられた1つの
磁気回路と1つのボイスコイルで構成されたスピーカユ
ニット23をスピーカボックス21のバッフルボード2
2に穿った放音孔26と対向して固定させる。
0の開口部が反対方向を向く様に取り付けられた1つの
磁気回路と1つのボイスコイルで構成されたスピーカユ
ニット23をスピーカボックス21のバッフルボード2
2に穿った放音孔26と対向して固定させる。
【0032】本例ではスピーカユニット23のフレーム
5の第1の段部28aをビス36を介してバッフルボー
ド22の内側に固定させる。
5の第1の段部28aをビス36を介してバッフルボー
ド22の内側に固定させる。
【0033】更に、背面板35に放音孔26と対向する
位置に穿った放音孔37にビス36で固定したリング状
の固定板38の外側に第2の振動板30のエッジ31の
フリー状態の外周部が接合されてスピーカ装置40が構
成される。
位置に穿った放音孔37にビス36で固定したリング状
の固定板38の外側に第2の振動板30のエッジ31の
フリー状態の外周部が接合されてスピーカ装置40が構
成される。
【0034】本発明は上述の様に構成されているのでボ
イスコイル9に音響信号を供給すれば第1の振動板7に
F1 =maの作用力が働いた時に受ける反作用力−F1
=MAの分だけ磁気回路27を含む第2の振動板30が
逆向きに変位することになる。
イスコイル9に音響信号を供給すれば第1の振動板7に
F1 =maの作用力が働いた時に受ける反作用力−F1
=MAの分だけ磁気回路27を含む第2の振動板30が
逆向きに変位することになる。
【0035】従って、従来の構成では歪の発生原因であ
った磁気回路27に与えられる反作用力−F1 の影響を
回避出来るだけでなく反作用力−F1 として働く音響エ
ネルギーを第2の振動板30を介して放音させることが
出来るため電気−音響変換能率を向上させることが可能
となる。又、スピーカボックス21は第1の振動板7の
反作用力−F1 の影響を受けないので、スピーカボック
ス21を含むスピーカ装置20の等価質量を増大させる
必要がなく、奥行方向も薄くなる為にブックシエルタイ
プのスピーカ装置の様に小型軽量化が図れる。
った磁気回路27に与えられる反作用力−F1 の影響を
回避出来るだけでなく反作用力−F1 として働く音響エ
ネルギーを第2の振動板30を介して放音させることが
出来るため電気−音響変換能率を向上させることが可能
となる。又、スピーカボックス21は第1の振動板7の
反作用力−F1 の影響を受けないので、スピーカボック
ス21を含むスピーカ装置20の等価質量を増大させる
必要がなく、奥行方向も薄くなる為にブックシエルタイ
プのスピーカ装置の様に小型軽量化が図れる。
【0036】図2(A)及び図2(B)は本発明の他の
形態例を示すものであり、図2(A)は側断面図、図2
(B)は背面図を示すものであり、本例では磁気回路を
図1の様に内磁型とせずに外磁型とすると共に第1の振
動板7の外周をバッフルボード22に固定し、ボイスコ
イル9を含むボイスコイルボビン8をフレーム5に懸架
し、フレーム5に外磁型の磁気回路27を固定させ、こ
の磁気回路27の底部に固定した第2の振動板の外周を
背面板35に固定させたものである。
形態例を示すものであり、図2(A)は側断面図、図2
(B)は背面図を示すものであり、本例では磁気回路を
図1の様に内磁型とせずに外磁型とすると共に第1の振
動板7の外周をバッフルボード22に固定し、ボイスコ
イル9を含むボイスコイルボビン8をフレーム5に懸架
し、フレーム5に外磁型の磁気回路27を固定させ、こ
の磁気回路27の底部に固定した第2の振動板の外周を
背面板35に固定させたものである。
【0037】図2(A)及び図2(B)に於いて、図1
(A)及び図1(B)との対応部分には同一符号を付し
て重複説明を省略する。
(A)及び図1(B)との対応部分には同一符号を付し
て重複説明を省略する。
【0038】図2(A)及び図2(B)で、磁気回路2
7を構成する鉄等の金属性のヨーク3は中心部に円筒状
のセンタポール24を有する円盤状部とより成り、円盤
状部はセンタポール24の底面を残して上方に折り曲げ
られている。この円盤状のヨークの上面にフェライト等
の厚み方向にN極及びS極と着磁させたリング状のマグ
ネット1を接合し、このマグネット1の上面にリング状
の金属性のプレート2を接合し、プレート2の内径とセ
ンタポール24の外径間に磁気空隙4を形成する。
7を構成する鉄等の金属性のヨーク3は中心部に円筒状
のセンタポール24を有する円盤状部とより成り、円盤
状部はセンタポール24の底面を残して上方に折り曲げ
られている。この円盤状のヨークの上面にフェライト等
の厚み方向にN極及びS極と着磁させたリング状のマグ
ネット1を接合し、このマグネット1の上面にリング状
の金属性のプレート2を接合し、プレート2の内径とセ
ンタポール24の外径間に磁気空隙4を形成する。
【0039】プレート2の上面にフレーム5を接合す
る。このフレーム5は軽量化するため合成樹脂等で作成
するを可とし、有底円筒状で上部はフランジ部39を有
し、中央部には透孔が穿たれている。
る。このフレーム5は軽量化するため合成樹脂等で作成
するを可とし、有底円筒状で上部はフランジ部39を有
し、中央部には透孔が穿たれている。
【0040】ボイスコイルボビン8に巻回したボイスコ
イル9は磁気空隙4内に挿入され、2枚の第1のダンパ
29及び第2のダンパ41でフレーム5のフランジ39
に懸架されている。
イル9は磁気空隙4内に挿入され、2枚の第1のダンパ
29及び第2のダンパ41でフレーム5のフランジ39
に懸架されている。
【0041】即ち、ボイスコイルボビン8の上端部の外
径部に第1及び第2のダンパ29及び41の内径部を接
合し、外径部をフレーム5のフランジ部39に接合して
いる。
径部に第1及び第2のダンパ29及び41の内径部を接
合し、外径部をフレーム5のフランジ部39に接合して
いる。
【0042】ボイスコイルボビン8の上端には漏斗状の
第1の振動板7の内径部が接合され、外周部にはエッジ
6が接合されて、エッジ6の外周部はスピーカボックス
21のバッフルボード22に穿った放音孔26と対向す
る位置に矢紙を介してビス36等で固定する。
第1の振動板7の内径部が接合され、外周部にはエッジ
6が接合されて、エッジ6の外周部はスピーカボックス
21のバッフルボード22に穿った放音孔26と対向す
る位置に矢紙を介してビス36等で固定する。
【0043】一方、磁気回路27のヨーク3の底面には
略円盤状の第2の振動板30をビス34で固定する。第
2の振動板30はエッジ31と一体化して形成したフィ
クスドエッジとされ、磁気回路27及びフレーム5を保
持可能なハイコンプライアンスの振動板とするが、振動
板の前面に沿って十字状の金属スプリング等を介在させ
て、保持させる様にしてもよい。
略円盤状の第2の振動板30をビス34で固定する。第
2の振動板30はエッジ31と一体化して形成したフィ
クスドエッジとされ、磁気回路27及びフレーム5を保
持可能なハイコンプライアンスの振動板とするが、振動
板の前面に沿って十字状の金属スプリング等を介在させ
て、保持させる様にしてもよい。
【0044】第2の振動板30のエッジ31の外周はス
ピーカボックス21の背面板35に穿った放音孔37と
対向して背面板35にビス36を介して固定されてい
る。
ピーカボックス21の背面板35に穿った放音孔37と
対向して背面板35にビス36を介して固定されてい
る。
【0045】図2(A)及び図2(B)での形態例では
第2の振動板30のロール状のエッジ31は円周に沿っ
て複数の切欠溝42を形成し、空気が流入しない様に切
欠溝42上にエアシール43を貼着して適当なスチフネ
スを得る様に成されている。
第2の振動板30のロール状のエッジ31は円周に沿っ
て複数の切欠溝42を形成し、空気が流入しない様に切
欠溝42上にエアシール43を貼着して適当なスチフネ
スを得る様に成されている。
【0046】上述の構成のスピーカ装置に於いても第1
の振動板7の作用力に対する反作用力の悪影響を回避す
ることが出来る。
の振動板7の作用力に対する反作用力の悪影響を回避す
ることが出来る。
【0047】図3は本発明の更に他の形態例を示すもの
である。図3(A)及び図3(B)の側断面図及び背面
図では図2(A)及び図2(B)で詳記したと同様構成
の複数のスピーカユニット23,23‥‥が用いられ
る。
である。図3(A)及び図3(B)の側断面図及び背面
図では図2(A)及び図2(B)で詳記したと同様構成
の複数のスピーカユニット23,23‥‥が用いられ
る。
【0048】図3(A)及び図3(B)ではスピーカボ
ックス21内に4個のスピーカユニット23を配設した
場合であり、第2の振動板30を4個のスピーカユニッ
ト23,23‥‥について共通化したものである。第2
の振動板30は図3(B)に示される様に略矩形状と成
され、スピーカボックス21の内側方向にロール状に凸
としたエッジ31を一体化したフィックスエッジ型と成
される。
ックス21内に4個のスピーカユニット23を配設した
場合であり、第2の振動板30を4個のスピーカユニッ
ト23,23‥‥について共通化したものである。第2
の振動板30は図3(B)に示される様に略矩形状と成
され、スピーカボックス21の内側方向にロール状に凸
としたエッジ31を一体化したフィックスエッジ型と成
される。
【0049】エッジ31はスピーカボックス21の内側
方向に山型に凸とされ、適当なスチフネスを得るために
方形方向に複数の切欠溝42を形成し、空気の流入を防
止するためにエアシール43が切欠溝42上に貼着され
ている。
方向に山型に凸とされ、適当なスチフネスを得るために
方形方向に複数の切欠溝42を形成し、空気の流入を防
止するためにエアシール43が切欠溝42上に貼着され
ている。
【0050】上述の4つのスピーカユニット23,23
‥‥の磁気回路27のヨーク3の底面への第2の振動板
30の取付位置は第2の振動板30が分割振動をおこし
た時の節にあたる位置を駆動する様にする。図3(B)
では4次の分割振動の節にスピーカユニット23,23
‥‥の駆動点を配置してピストン運動を行う様に成され
ている。
‥‥の磁気回路27のヨーク3の底面への第2の振動板
30の取付位置は第2の振動板30が分割振動をおこし
た時の節にあたる位置を駆動する様にする。図3(B)
では4次の分割振動の節にスピーカユニット23,23
‥‥の駆動点を配置してピストン運動を行う様に成され
ている。
【0051】上述では第1及び第2の振動板を抄紙等で
構成した場合を説明したが特に第2の振動板30を比弾
性率の高いベリリウム或いはハニカムサンドイッチ構造
等の平面型振動板としてもよい。
構成した場合を説明したが特に第2の振動板30を比弾
性率の高いベリリウム或いはハニカムサンドイッチ構造
等の平面型振動板としてもよい。
【0052】上記した図3(A)及び図3(B)の構成
によれば第2の振動板30の変形を防止して、より正確
な低音再生が可能なスピーカ装置を得ることが出来る。
によれば第2の振動板30の変形を防止して、より正確
な低音再生が可能なスピーカ装置を得ることが出来る。
【0053】上記した様に本発明では磁気回路の背面に
第2の振動板を固定し、第2の振動板を介して磁気回路
を片持支持し、一方ボイスコイルを含む第1の振動板を
フレーム又はスピーカボックスに片持支持させて、第1
の振動板の作用力F1 に対する反作用力−F1 分だけ磁
気回路を含む第2の振動板が反作用力−F1 方向に移動
する様に成せばよく、図3で示すスピーカユニットの数
や第1の振動板を共通の平面振動板とする等の変更は本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更し得るものであ
る。
第2の振動板を固定し、第2の振動板を介して磁気回路
を片持支持し、一方ボイスコイルを含む第1の振動板を
フレーム又はスピーカボックスに片持支持させて、第1
の振動板の作用力F1 に対する反作用力−F1 分だけ磁
気回路を含む第2の振動板が反作用力−F1 方向に移動
する様に成せばよく、図3で示すスピーカユニットの数
や第1の振動板を共通の平面振動板とする等の変更は本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更し得るものであ
る。
【0054】
【発明の効果】本発明のスピーカ装置によれば、従来、
歪として散逸させてきた、第1の振動板駆動時の磁気回
路が受ける反作用によって、磁気回路自体も揺動できる
構造とし、それに第2の振動板を取り付けることで、以
下の効果が得られる。1.発生する力すべてを第2の振
動板に伝達できる為、電気エネルギーから音響エネルギ
ーへの変換効率が上がる。2.第1の振動板で駆動時に
生ずる作用力F1 に対する反作用−F1 をスピーカボッ
クスに伝えない為、歪が減少し、低域拡大が図れる。
3.従来、スピーカボックスの重量を増加させること
で、第1の振動板の駆動で生ずる反作用の影響を低減し
てきたが、この反作用をスピーカボックスに伝えない構
造の為、スピーカボックスの軽量化が可能である。
歪として散逸させてきた、第1の振動板駆動時の磁気回
路が受ける反作用によって、磁気回路自体も揺動できる
構造とし、それに第2の振動板を取り付けることで、以
下の効果が得られる。1.発生する力すべてを第2の振
動板に伝達できる為、電気エネルギーから音響エネルギ
ーへの変換効率が上がる。2.第1の振動板で駆動時に
生ずる作用力F1 に対する反作用−F1 をスピーカボッ
クスに伝えない為、歪が減少し、低域拡大が図れる。
3.従来、スピーカボックスの重量を増加させること
で、第1の振動板の駆動で生ずる反作用の影響を低減し
てきたが、この反作用をスピーカボックスに伝えない構
造の為、スピーカボックスの軽量化が可能である。
【図1】本発明のスピーカ装置の正面及び側断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の他のスピーカ装置の側断面図及び背面
図である。
図である。
【図3】本発明の更に他のスピーカ装置の側断面図及び
背面図である。
背面図である。
【図4】従来のスピーカ装置の一部側断面図である。
7‥‥第1の振動板、9‥‥ボイスコイル、21‥‥ス
ピーカボックス、22‥‥バッフルボード、23‥‥ス
ピーカユニット、27‥‥磁気回路、30‥‥第2の振
動板、35‥‥背面板、40‥‥スピーカ装置
ピーカボックス、22‥‥バッフルボード、23‥‥ス
ピーカユニット、27‥‥磁気回路、30‥‥第2の振
動板、35‥‥背面板、40‥‥スピーカ装置
Claims (4)
- 【請求項1】 フレームに揺動自在に懸架されたボイス
コイルを含む第1の振動板と、 上記フレームに揺動自在に懸架し、上記ボイスコイルが
磁気空隙内に挿入された磁気回路と、 上記磁気回路に内径側が枢着され外径側がフリーと成さ
れ上記第1の振動板と対向する反対位置に設けた第2の
振動板からなるスピーカユニットを具備し、 上記スピーカユニットの上記第2の振動板の上記外周部
及び上記フレームをスピーカボックスの相対向する両側
面に穿った放音孔位置に固定させて成ることを特徴とす
るスピーカ装置。 - 【請求項2】 フレームに揺動自在に懸架されたボイス
コイルと、該ボイスコイルに内径を枢着し、外径をフリ
ーとした第1の振動板と、 上記フレームに固定され、上記ボイスコイルが磁気空隙
内に挿入された磁気回路と、 上記磁気回路に内径部が枢着され、外径部がフリーと成
され、上記第1の振動板と対向する反対位置に設けた第
2の振動板からなるスピーカユニットを具備し、 上記第1の振動板及び第2の振動板の外周部をスピーカ
キャビネットの相対向する両側面に穿った放音孔位置に
固定させて成ることを特徴とするスピーカ装置。 - 【請求項3】 前記第1又/及び第2の振動板を共通化
した複数のスピーカユニットを前記スピーカボックスの
相対向する両側板間に配設して成ることを特徴とする請
求項1又は請求項2記載のスピーカ装置。 - 【請求項4】 前記磁気回路が内磁型又は外磁型である
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のいずれか
1項記載のスピーカ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11535898A JPH11308691A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11535898A JPH11308691A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | スピーカ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11308691A true JPH11308691A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14660560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11535898A Pending JPH11308691A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | スピーカ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11308691A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003024151A1 (en) * | 2001-09-11 | 2003-03-20 | Sonionkirk A/S | An electro-acoustic transducer with two diaphragms |
US6931140B2 (en) | 2001-09-11 | 2005-08-16 | Sonionkirk A/S | Electro-acoustic transducer with two diaphragms |
US7336797B2 (en) | 2003-05-09 | 2008-02-26 | Knowles Electronics, Llc. | Apparatus and method for generating acoustic energy in a receiver assembly |
KR100842093B1 (ko) * | 2007-03-14 | 2008-06-30 | 주식회사 예일전자 | 감각 신호 출력 장치 |
CN108583392A (zh) * | 2018-05-22 | 2018-09-28 | 黄清山 | 一种具有扬声器的座椅头枕 |
-
1998
- 1998-04-24 JP JP11535898A patent/JPH11308691A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003024151A1 (en) * | 2001-09-11 | 2003-03-20 | Sonionkirk A/S | An electro-acoustic transducer with two diaphragms |
US6931140B2 (en) | 2001-09-11 | 2005-08-16 | Sonionkirk A/S | Electro-acoustic transducer with two diaphragms |
US7336797B2 (en) | 2003-05-09 | 2008-02-26 | Knowles Electronics, Llc. | Apparatus and method for generating acoustic energy in a receiver assembly |
US7415125B2 (en) | 2003-05-09 | 2008-08-19 | Knowles Electronics, Llc | Apparatus and method for creating acoustic energy in a receiver assembly with improved diaphragms-linkage arrangement |
KR100842093B1 (ko) * | 2007-03-14 | 2008-06-30 | 주식회사 예일전자 | 감각 신호 출력 장치 |
CN108583392A (zh) * | 2018-05-22 | 2018-09-28 | 黄清山 | 一种具有扬声器的座椅头枕 |
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