JPH11308470A - プリントシステム - Google Patents
プリントシステムInfo
- Publication number
- JPH11308470A JPH11308470A JP10109038A JP10903898A JPH11308470A JP H11308470 A JPH11308470 A JP H11308470A JP 10109038 A JP10109038 A JP 10109038A JP 10903898 A JP10903898 A JP 10903898A JP H11308470 A JPH11308470 A JP H11308470A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- film
- size
- extraction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 56
- 238000012545 processing Methods 0.000 abstract description 103
- 239000000284 extract Substances 0.000 abstract description 9
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 16
- 239000000463 material Substances 0.000 description 16
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 7
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 5
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 5
- 238000011161 development Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 3
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 3
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 3
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 2
- 238000012795 verification Methods 0.000 description 2
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 1
- 238000003705 background correction Methods 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 1
- 230000003595 spectral effect Effects 0.000 description 1
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
- Projection-Type Copiers In General (AREA)
- Processing Or Creating Images (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】仕上りプリントでは、主要部が途中で切れてし
まう場合であっても、原画像には主要部がきちんと含ま
れているのであれば、仕上りプリントに主要部をきちん
と再生することができるプリントシステムを提供する。 【解決手段】原画像から主要部を抽出した後、例えば撮
影サイズ等の原画像の撮影時の情報および主要部の抽出
結果に基づいて、撮影サイズに対応するプリントサイズ
では、主要部が途中で切れてしまうかどうかを検出し、
途中で切れてしまう場合、途中で切れないようにプリン
トサイズもしくはプリントエリアを変更することによ
り、上記課題を解決する。
まう場合であっても、原画像には主要部がきちんと含ま
れているのであれば、仕上りプリントに主要部をきちん
と再生することができるプリントシステムを提供する。 【解決手段】原画像から主要部を抽出した後、例えば撮
影サイズ等の原画像の撮影時の情報および主要部の抽出
結果に基づいて、撮影サイズに対応するプリントサイズ
では、主要部が途中で切れてしまうかどうかを検出し、
途中で切れてしまう場合、途中で切れないようにプリン
トサイズもしくはプリントエリアを変更することによ
り、上記課題を解決する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば人物の顔等
の主要部が途中で切れているプリントであっても、フィ
ルムに撮影された画像等のように、原画像に主要部がき
ちんと含まれていれば、主要部がきちんとプリント内に
含まれるように救済するプリントシステムに関するもの
である。
の主要部が途中で切れているプリントであっても、フィ
ルムに撮影された画像等のように、原画像に主要部がき
ちんと含まれていれば、主要部がきちんとプリント内に
含まれるように救済するプリントシステムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、ネガフィルムやリバーサルフ
ィルム等の写真フィルム(以下、フィルムという)に撮
影された画像の感光材料への焼き付けは、フィルムの画
像を投影して感光材料を面露光する直接露光によって行
われてきた。これに対し、現在では、例えばフィルムに
撮影された画像情報を光電的に読み取り、これをデジタ
ルデータ化して種々の画像処理を施した後、感光材料を
デジタル的に露光するデジタルプリントシステムが実用
化されている。
ィルム等の写真フィルム(以下、フィルムという)に撮
影された画像の感光材料への焼き付けは、フィルムの画
像を投影して感光材料を面露光する直接露光によって行
われてきた。これに対し、現在では、例えばフィルムに
撮影された画像情報を光電的に読み取り、これをデジタ
ルデータ化して種々の画像処理を施した後、感光材料を
デジタル的に露光するデジタルプリントシステムが実用
化されている。
【0003】前述のデジタルプリントシステムは、基本
的に、透過原稿や反射原稿等の原稿に記録された画像デ
ータを読み取るスキャナ等の画像読取装置、デジタルプ
リントシステム全体の動作を制御し管理しつつ、入力さ
れた画像データに各種の画像処理を施す画像処理装置、
および、画像処理後の画像データに応じて感光材料をデ
ジタル露光するプリンタ、露光済みの感光材料を現像す
るプロセサ等からなる画像記録装置を備えている。
的に、透過原稿や反射原稿等の原稿に記録された画像デ
ータを読み取るスキャナ等の画像読取装置、デジタルプ
リントシステム全体の動作を制御し管理しつつ、入力さ
れた画像データに各種の画像処理を施す画像処理装置、
および、画像処理後の画像データに応じて感光材料をデ
ジタル露光するプリンタ、露光済みの感光材料を現像す
るプロセサ等からなる画像記録装置を備えている。
【0004】デジタルプリントシステムでは、まず、ス
キャナで原稿画像が読み取られる。読み取られた画像デ
ータはデジタルデータ化され、画像処理装置において、
この画像データから画像処理条件(露光条件)が決定さ
れて各種の画像処理が施される。プリンタでは、画像処
理後の画像データに応じて、感光材料が走査露光されて
潜像が記録された後、プロセサにより感光材料に応じた
現像処理が施されて、フィルムに撮影された画像が再生
された仕上りプリントとされる。
キャナで原稿画像が読み取られる。読み取られた画像デ
ータはデジタルデータ化され、画像処理装置において、
この画像データから画像処理条件(露光条件)が決定さ
れて各種の画像処理が施される。プリンタでは、画像処
理後の画像データに応じて、感光材料が走査露光されて
潜像が記録された後、プロセサにより感光材料に応じた
現像処理が施されて、フィルムに撮影された画像が再生
された仕上りプリントとされる。
【0005】デジタルプリントシステムによれば、露光
時間が短時間で済み、迅速な露光を行うことができる。
また、仕上りプリントの画像情報を光磁気ディスク等の
記録媒体に保存できるため、例えばフィルムを再読み取
りする必要もなく、焼増し等の作業も迅速かつ容易であ
る。しかも、画像合成や画像分割等の編集、色/濃度調
整等の画像処理も自由に行うことができ、用途に応じて
自由に編集、画像処理を施した仕上りプリントを出力で
きる等の利点がある。
時間が短時間で済み、迅速な露光を行うことができる。
また、仕上りプリントの画像情報を光磁気ディスク等の
記録媒体に保存できるため、例えばフィルムを再読み取
りする必要もなく、焼増し等の作業も迅速かつ容易であ
る。しかも、画像合成や画像分割等の編集、色/濃度調
整等の画像処理も自由に行うことができ、用途に応じて
自由に編集、画像処理を施した仕上りプリントを出力で
きる等の利点がある。
【0006】ところで、仕上りプリントを見ると、特
に、パノラマプリント等では、被写体の顔等の主要部が
途中で切れてしまっている場合がある。これは、例えば
撮影者による撮影ミス、もしくは、カメラのファインダ
で見たシーンが正確にフィルムに露光されない場合など
が原因として考えられる。このような場合、従来は、撮
影ミスであると判断して妥協している。しかし、実際に
は、フィルム上では主要部がきちんと撮影されている場
合も多い。
に、パノラマプリント等では、被写体の顔等の主要部が
途中で切れてしまっている場合がある。これは、例えば
撮影者による撮影ミス、もしくは、カメラのファインダ
で見たシーンが正確にフィルムに露光されない場合など
が原因として考えられる。このような場合、従来は、撮
影ミスであると判断して妥協している。しかし、実際に
は、フィルム上では主要部がきちんと撮影されている場
合も多い。
【0007】例えば、パノラマ撮影の場合、ファインダ
自体をパノラマサイズにしているだけ、あるいは、カメ
ラによっては、ファインダ中の一部をパノラマサイズと
指定しているだけであって、フィルムへの撮影サイズが
変わるわけではないので、フィルム上では主要部も含め
てきちんと撮影されている場合も多い。
自体をパノラマサイズにしているだけ、あるいは、カメ
ラによっては、ファインダ中の一部をパノラマサイズと
指定しているだけであって、フィルムへの撮影サイズが
変わるわけではないので、フィルム上では主要部も含め
てきちんと撮影されている場合も多い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく問題点をかえりみて、仕上りプリント
では、主要部が途中で切れてしまう場合であっても、例
えばフィルムに撮影された画像のように、原画像には主
要部がきちんと含まれているのであれば、仕上りプリン
トに主要部をきちんと再生することができるプリントシ
ステムを提供することにある。
従来技術に基づく問題点をかえりみて、仕上りプリント
では、主要部が途中で切れてしまう場合であっても、例
えばフィルムに撮影された画像のように、原画像には主
要部がきちんと含まれているのであれば、仕上りプリン
トに主要部をきちんと再生することができるプリントシ
ステムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、原画像から主要部を抽出する主要部抽出
手段と、前記原画像の撮影時の情報および前記主要部抽
出手段による前記主要部の抽出結果に基づいて、前記原
画像のプリントサイズもしくはプリントエリアを変更す
る変更手段とを備えていることを特徴とするプリントシ
ステムを提供するものである。
に、本発明は、原画像から主要部を抽出する主要部抽出
手段と、前記原画像の撮影時の情報および前記主要部抽
出手段による前記主要部の抽出結果に基づいて、前記原
画像のプリントサイズもしくはプリントエリアを変更す
る変更手段とを備えていることを特徴とするプリントシ
ステムを提供するものである。
【0010】ここで、前記撮影時の情報は、前記原画像
の撮影サイズもしくは撮影フォーマットであって、フィ
ルムに光学的もしくは磁気的に記録されている、フィル
ムカートリッジに装着されたICメモリに電気的に記録
されている、あるいは、画像ファイルに記録されている
のが好ましい。
の撮影サイズもしくは撮影フォーマットであって、フィ
ルムに光学的もしくは磁気的に記録されている、フィル
ムカートリッジに装着されたICメモリに電気的に記録
されている、あるいは、画像ファイルに記録されている
のが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明のプリントシステムを詳細に説
明する。
施例に基づいて、本発明のプリントシステムを詳細に説
明する。
【0012】図1は、本発明を適用するデジタルプリン
トシステムの一実施例の概念図である。図示例のデジタ
ルプリントシステム10は、基本的に、フィルムFに撮
影された画像を1コマずつ光電的に読み取るスキャナ
(画像読取装置)12、プリントシステム10全体の動
作を制御しつつ、入力される画像データを画像処理する
画像処理装置14、および、画像処理後の画像データに
応じて感光材料(印画紙)を露光し、現像処理する画像
記録装置16を有する。
トシステムの一実施例の概念図である。図示例のデジタ
ルプリントシステム10は、基本的に、フィルムFに撮
影された画像を1コマずつ光電的に読み取るスキャナ
(画像読取装置)12、プリントシステム10全体の動
作を制御しつつ、入力される画像データを画像処理する
画像処理装置14、および、画像処理後の画像データに
応じて感光材料(印画紙)を露光し、現像処理する画像
記録装置16を有する。
【0013】また、同図には、例えば様々な条件の入力
(設定)、処理の選択や指示、色/濃度補正などの指示
等を入力するためのキーボード18aやマウス18b等
の入力部18、例えばスキャナ12で読み取られた画
像、各種の操作指示、条件の設定/登録画面等を表示す
るCRTやLCD等の表示部20が示されており、これ
らの入力部18および表示部20は、いずれも画像処理
装置14の図示していない制御部に接続されている。
(設定)、処理の選択や指示、色/濃度補正などの指示
等を入力するためのキーボード18aやマウス18b等
の入力部18、例えばスキャナ12で読み取られた画
像、各種の操作指示、条件の設定/登録画面等を表示す
るCRTやLCD等の表示部20が示されており、これ
らの入力部18および表示部20は、いずれも画像処理
装置14の図示していない制御部に接続されている。
【0014】なお、本発明は、このようなデジタルプリ
ントシステムのみならず、フィルムに撮影された画像を
CCDセンサ等で光電的に読み取って、得られた画像デ
ータから絞り量などの露光光量や色フィルタ挿入量など
の色調整量等の画像処理条件(露光条件)を設定し、こ
の画像処理条件に応じて、フィルムの投影光で感光材料
を露光する、従来の直接露光によるアナログのプリント
システムにも好適に利用可能である。
ントシステムのみならず、フィルムに撮影された画像を
CCDセンサ等で光電的に読み取って、得られた画像デ
ータから絞り量などの露光光量や色フィルタ挿入量など
の色調整量等の画像処理条件(露光条件)を設定し、こ
の画像処理条件に応じて、フィルムの投影光で感光材料
を露光する、従来の直接露光によるアナログのプリント
システムにも好適に利用可能である。
【0015】デジタルプリントシステム10において、
まず、スキャナ12は、図示例の場合、光源22、可変
絞り24、光源22から射出され、フィルムFに入射す
る読取光をフィルムFの面方向で均一にする拡散ボック
ス28、結像レンズユニット32、RGB(赤緑青)の
各画像読取に対応する3つのラインCCDセンサを有す
るイメージセンサ34、アンプ(Amp)36、A/D
(アナログ/デジタル)変換器38を備えている。
まず、スキャナ12は、図示例の場合、光源22、可変
絞り24、光源22から射出され、フィルムFに入射す
る読取光をフィルムFの面方向で均一にする拡散ボック
ス28、結像レンズユニット32、RGB(赤緑青)の
各画像読取に対応する3つのラインCCDセンサを有す
るイメージセンサ34、アンプ(Amp)36、A/D
(アナログ/デジタル)変換器38を備えている。
【0016】また、スキャナ12には、新写真システム
(APS)のフィルムや135サイズのフィルム等のフ
ィルムの種類やサイズ、ストリップスやスライド等のフ
ィルムの形態等に応じて、スキャナ12の本体に装着自
在な専用のキャリア30が用意されており、このキャリ
ア30を交換することにより、各種のフィルムや処理に
対応することができる。フィルムFに撮影されている画
像(コマ)は、このキャリア30によって所定の読取位
置に搬送される。
(APS)のフィルムや135サイズのフィルム等のフ
ィルムの種類やサイズ、ストリップスやスライド等のフ
ィルムの形態等に応じて、スキャナ12の本体に装着自
在な専用のキャリア30が用意されており、このキャリ
ア30を交換することにより、各種のフィルムや処理に
対応することができる。フィルムFに撮影されている画
像(コマ)は、このキャリア30によって所定の読取位
置に搬送される。
【0017】ここで、図2(A)に、キャリアの一実施
例の概略斜視図を示す。このキャリア30は、APSの
フィルムFに対応するもので、基本的に、主走査方向
(フィルムFの幅方向)に延在し、フィルムFへ入射さ
れる読取光を規制するスリット40aを有するマスク4
0、および、このマスク40の副走査方向(フィルムF
の長手方向)の前後の位置に配置され、フィルムFを所
定の読取位置に保持しつつ副走査方向に搬送する搬送ロ
ーラ対41a,41bを備えている。
例の概略斜視図を示す。このキャリア30は、APSの
フィルムFに対応するもので、基本的に、主走査方向
(フィルムFの幅方向)に延在し、フィルムFへ入射さ
れる読取光を規制するスリット40aを有するマスク4
0、および、このマスク40の副走査方向(フィルムF
の長手方向)の前後の位置に配置され、フィルムFを所
定の読取位置に保持しつつ副走査方向に搬送する搬送ロ
ーラ対41a,41bを備えている。
【0018】また、図2(B)に、イメージセンサの一
実施例の概念図を示す。同図に示すように、イメージセ
ンサ34は、本実施例の場合、各々RGBの画像を読み
取るラインCCDセンサ34R,34Gおよび34Bを
有する、いわゆる3ラインのカラーCCDセンサで、各
ラインCCDセンサは、マスク40のスリット40aに
対応して主走査方向に延在している。フィルムFの投影
光は、このイメージセンサ34によって、RGBの3原
色に分解されて光電的に読み取られる。
実施例の概念図を示す。同図に示すように、イメージセ
ンサ34は、本実施例の場合、各々RGBの画像を読み
取るラインCCDセンサ34R,34Gおよび34Bを
有する、いわゆる3ラインのカラーCCDセンサで、各
ラインCCDセンサは、マスク40のスリット40aに
対応して主走査方向に延在している。フィルムFの投影
光は、このイメージセンサ34によって、RGBの3原
色に分解されて光電的に読み取られる。
【0019】スキャナ12において、光源22から射出
された読取光は、可変絞り24によって光量調整され、
拡散ボックス28によりフィルムFの面方向に均一に拡
散された後、キャリア30において、マスク40のスリ
ット40aを通して、搬送ローラ対41a,41bによ
り副走査方向に搬送されるフィルムFに入射される。こ
れにより、結果的にフィルムFは、主走査方向に延在す
るスリット40aによって2次元的にスリット走査され
る。
された読取光は、可変絞り24によって光量調整され、
拡散ボックス28によりフィルムFの面方向に均一に拡
散された後、キャリア30において、マスク40のスリ
ット40aを通して、搬送ローラ対41a,41bによ
り副走査方向に搬送されるフィルムFに入射される。こ
れにより、結果的にフィルムFは、主走査方向に延在す
るスリット40aによって2次元的にスリット走査され
る。
【0020】読取光がフィルムFを透過することによ
り、フィルムFに撮影された画像を担持する投影光が、
結像レンズ32によってイメージセンサ34の受光面に
結像され、イメージセンサ34によってRGBの3原色
に分解されて光電的に読み取られる。イメージセンサ3
4によって読み取られた画像データは、アンプ36によ
って増幅された後、A/D変換器38でデジタル信号と
されて画像処理装置14へ供給される。
り、フィルムFに撮影された画像を担持する投影光が、
結像レンズ32によってイメージセンサ34の受光面に
結像され、イメージセンサ34によってRGBの3原色
に分解されて光電的に読み取られる。イメージセンサ3
4によって読み取られた画像データは、アンプ36によ
って増幅された後、A/D変換器38でデジタル信号と
されて画像処理装置14へ供給される。
【0021】なお、スキャナ12では、まず、フィルム
Fに撮影された画像を低解像度で読み取るプレスキャン
が行われた後、高解像度で読み取る本スキャンが行われ
る。詳しくは後述するが、画像処理装置14において、
プレスキャンで得られた画像データから画像処理条件が
設定され、この画像処理条件を用いて本スキャンの画像
データが画像処理される。ここで、プレスキャンと本ス
キャンとの違いは、その読取画像の解像度が異なること
だけである。
Fに撮影された画像を低解像度で読み取るプレスキャン
が行われた後、高解像度で読み取る本スキャンが行われ
る。詳しくは後述するが、画像処理装置14において、
プレスキャンで得られた画像データから画像処理条件が
設定され、この画像処理条件を用いて本スキャンの画像
データが画像処理される。ここで、プレスキャンと本ス
キャンとの違いは、その読取画像の解像度が異なること
だけである。
【0022】また、図2(A)に示すように、キャリア
30には、APSのフィルムFの磁気記録媒体に記録さ
れた情報を読み取り、また、必要な情報を記録する磁気
ヘッド42および42が配置されている。
30には、APSのフィルムFの磁気記録媒体に記録さ
れた情報を読み取り、また、必要な情報を記録する磁気
ヘッド42および42が配置されている。
【0023】ここで、図3に、APSのフィルムの一実
施例の概略図を示す。図3に示すように、APSのフィ
ルムFには、カートリッジ46からの引き出し方向(図
中矢印A方向)の先頭のコマG1よりさらに先端側の所
定領域、各コマGに対応する領域、および、図示してい
ない最後のコマよりさらに後端側の所定領域の、幅方向
(主走査方向)の両端部近傍に、長手方向(副走査方
向)に延在する透明な磁気記録媒体Sが形成されてい
る。
施例の概略図を示す。図3に示すように、APSのフィ
ルムFには、カートリッジ46からの引き出し方向(図
中矢印A方向)の先頭のコマG1よりさらに先端側の所
定領域、各コマGに対応する領域、および、図示してい
ない最後のコマよりさらに後端側の所定領域の、幅方向
(主走査方向)の両端部近傍に、長手方向(副走査方
向)に延在する透明な磁気記録媒体Sが形成されてい
る。
【0024】フィルムFの先(後)端部分の磁気記録媒
体S1には、カートリッジID、フィルム種、感度、現
像日等のフィルムF全体に係る情報が磁気記録され、各
コマ領域の磁気記録媒体S2には、撮影日時、撮影時の
ストロボ発光の有無、タイトル、撮影サイズもしくは撮
影フォーマット、主要部の位置情報等の各コマ毎の撮影
時の情報が記録される。また、基本的に、磁気記録媒体
Sの幅方向の一方側にはカメラ関係の情報が、他方には
ラボ関係の情報が、それぞれ記録される。
体S1には、カートリッジID、フィルム種、感度、現
像日等のフィルムF全体に係る情報が磁気記録され、各
コマ領域の磁気記録媒体S2には、撮影日時、撮影時の
ストロボ発光の有無、タイトル、撮影サイズもしくは撮
影フォーマット、主要部の位置情報等の各コマ毎の撮影
時の情報が記録される。また、基本的に、磁気記録媒体
Sの幅方向の一方側にはカメラ関係の情報が、他方には
ラボ関係の情報が、それぞれ記録される。
【0025】なお、撮影時の情報は、新写真システムの
場合、フィルムFの磁気記録媒体Sに磁気的に記録す
る、フィルムFの所定位置に光学的に記録する、あるい
は、カートリッジ46に装着されるICメモリ(図示せ
ず)に電気的に記録するのが好ましい。また、従来の写
真システムの場合、フィルムの所定位置に撮影時の情報
を光学的に記録するのが好ましい。また、原画像データ
として、画像ファイルを使用する場合、画像ファイル内
に撮影時の情報を記録するのが好ましい。
場合、フィルムFの磁気記録媒体Sに磁気的に記録す
る、フィルムFの所定位置に光学的に記録する、あるい
は、カートリッジ46に装着されるICメモリ(図示せ
ず)に電気的に記録するのが好ましい。また、従来の写
真システムの場合、フィルムの所定位置に撮影時の情報
を光学的に記録するのが好ましい。また、原画像データ
として、画像ファイルを使用する場合、画像ファイル内
に撮影時の情報を記録するのが好ましい。
【0026】磁気ヘッド42は、読み取りに供されるコ
マの磁気記録媒体S2に記録されている情報を読み取
り、画像処理装置14に供給する。また、フィルムFの
磁気記録媒体Sには、例えばカメラ、フィルムFの現像
装置、キャリア30等によって、前述のような各種の情
報が書き込まれ、また、読み出される。なお、図中符号
Pは、例えば撮影時にフィルムFを搬送(送り出し、巻
き戻し)するためのパーフォレションホールである。
マの磁気記録媒体S2に記録されている情報を読み取
り、画像処理装置14に供給する。また、フィルムFの
磁気記録媒体Sには、例えばカメラ、フィルムFの現像
装置、キャリア30等によって、前述のような各種の情
報が書き込まれ、また、読み出される。なお、図中符号
Pは、例えば撮影時にフィルムFを搬送(送り出し、巻
き戻し)するためのパーフォレションホールである。
【0027】さらに、APSのフィルムに限らず、通常
の135サイズのフィルムにおいても、フィルム種、感
度、コマ番号等を表す、DXコード、拡張DXコード、
FNSコード等のバーコードが記録されている。キャリ
ア30の磁気ヘッド42とマスク40との間には、これ
らのバーコードを光学的に読み取るためのコードリーダ
44が配置されている。なお、このコードリーダ44
は、APSのキャリア30に限らず、通常のキャリアに
も配置されている。
の135サイズのフィルムにおいても、フィルム種、感
度、コマ番号等を表す、DXコード、拡張DXコード、
FNSコード等のバーコードが記録されている。キャリ
ア30の磁気ヘッド42とマスク40との間には、これ
らのバーコードを光学的に読み取るためのコードリーダ
44が配置されている。なお、このコードリーダ44
は、APSのキャリア30に限らず、通常のキャリアに
も配置されている。
【0028】なお、本発明のプリントシステムにおい
て、スキャナはスリット走査のものに限定されず、1コ
マの画像の全面を一度に読み取る、面露光を利用するも
のでもよい。この場合、例えばエリアCCDセンサを用
い、光源とフィルムFとの間に、RGBの各色フィルタ
の挿入手段を設け、色フィルタを挿入してエリアCCD
センサで画像を読み取ることを、RGBの各色フィルタ
で順次行い、フィルムに撮影された画像を3原色に分解
して順次行う。
て、スキャナはスリット走査のものに限定されず、1コ
マの画像の全面を一度に読み取る、面露光を利用するも
のでもよい。この場合、例えばエリアCCDセンサを用
い、光源とフィルムFとの間に、RGBの各色フィルタ
の挿入手段を設け、色フィルタを挿入してエリアCCD
センサで画像を読み取ることを、RGBの各色フィルタ
で順次行い、フィルムに撮影された画像を3原色に分解
して順次行う。
【0029】また、本発明のプリントシステムにおい
て、原画像およびその供給源は、各種の写真フィルム等
のような透過原稿の画像を読み取るスキャナ12に限定
されず、例えば各種の写真プリントや印刷物等の反射原
稿を読み取るスキャナの他、デジタルスチルカメラやデ
ジタルビデオカメラ等の撮像装置、インターネットやロ
ーカルエリアネットワーク等のコンピュータ通信、MO
ディスク等の記録媒体(媒体の記録・読出手段)等が例
示される。
て、原画像およびその供給源は、各種の写真フィルム等
のような透過原稿の画像を読み取るスキャナ12に限定
されず、例えば各種の写真プリントや印刷物等の反射原
稿を読み取るスキャナの他、デジタルスチルカメラやデ
ジタルビデオカメラ等の撮像装置、インターネットやロ
ーカルエリアネットワーク等のコンピュータ通信、MO
ディスク等の記録媒体(媒体の記録・読出手段)等が例
示される。
【0030】前述のように、スキャナ12から出力され
たデジタル信号は、画像処理装置14(以下、処理装置
14とする)に出力される。ここで、図4に、処理装置
14の一実施例のブロック図を示す。図示例の処理装置
14は、データ処理部48、Log変換器50、プレス
キャン(フレーム)メモリ52、本スキャン(フレー
ム)メモリ54、プレスキャン処理部56、本スキャン
処理部58、および、条件設定部60を有する。
たデジタル信号は、画像処理装置14(以下、処理装置
14とする)に出力される。ここで、図4に、処理装置
14の一実施例のブロック図を示す。図示例の処理装置
14は、データ処理部48、Log変換器50、プレス
キャン(フレーム)メモリ52、本スキャン(フレー
ム)メモリ54、プレスキャン処理部56、本スキャン
処理部58、および、条件設定部60を有する。
【0031】なお、説明を容易化するために、図4に
は、画像処理関連の部位だけを示しているが、処理装置
14は、例えばパーソナルコンピュータ等のように、入
力部18や表示部20を介して、処理装置14を含むプ
リントシステム10全体の制御や管理を行う制御部を備
えている。
は、画像処理関連の部位だけを示しているが、処理装置
14は、例えばパーソナルコンピュータ等のように、入
力部18や表示部20を介して、処理装置14を含むプ
リントシステム10全体の制御や管理を行う制御部を備
えている。
【0032】スキャナ12から処理装置14へ供給され
たRGBの各デジタル信号は、まず、データ処理部48
において、暗時補正、欠陥画素補正、シェーディング補
正等の所定のデータ処理が施され、Log変換器50に
よってlog変換されて濃度データとされた後、プレス
キャンの場合には、プレスキャンデータとしてプレスキ
ャンメモリ52に記憶され、本スキャンの場合には、本
スキャンデータとして本スキャンメモリ54に記憶され
る。
たRGBの各デジタル信号は、まず、データ処理部48
において、暗時補正、欠陥画素補正、シェーディング補
正等の所定のデータ処理が施され、Log変換器50に
よってlog変換されて濃度データとされた後、プレス
キャンの場合には、プレスキャンデータとしてプレスキ
ャンメモリ52に記憶され、本スキャンの場合には、本
スキャンデータとして本スキャンメモリ54に記憶され
る。
【0033】プレスキャンメモリ52に記憶されたプレ
スキャンデータは、プレスキャン処理部56に、他方、
本スキャンメモリ54に記憶された本スキャンデータ
は、本スキャン処理部58に読み出され、処理される。
処理装置14において、プレスキャン処理部56は、画
像データ処理部62および画像データ変換部64を有
し、本スキャン処理部58は、画像データ処理部66お
よび画像データ変換部68を有する。
スキャンデータは、プレスキャン処理部56に、他方、
本スキャンメモリ54に記憶された本スキャンデータ
は、本スキャン処理部58に読み出され、処理される。
処理装置14において、プレスキャン処理部56は、画
像データ処理部62および画像データ変換部64を有
し、本スキャン処理部58は、画像データ処理部66お
よび画像データ変換部68を有する。
【0034】ここで、プレスキャン処理部56の処理部
62、および、本スキャン処理部58の処理部66は、
後述する条件設定部60によって設定される処理条件に
応じて、スキャナ12で読み取られた画像(画像デー
タ)に所定の画像処理を施す部位で、両処理部62,6
6では、解像度が異なること以外、基本的に同じ処理が
行われる。なお、両処理部62,66における画像処理
は特に限定されず、公知の各種の画像処理が適用可能で
ある。
62、および、本スキャン処理部58の処理部66は、
後述する条件設定部60によって設定される処理条件に
応じて、スキャナ12で読み取られた画像(画像デー
タ)に所定の画像処理を施す部位で、両処理部62,6
6では、解像度が異なること以外、基本的に同じ処理が
行われる。なお、両処理部62,66における画像処理
は特に限定されず、公知の各種の画像処理が適用可能で
ある。
【0035】画像処理としては、例えばLUT(ルック
アップテーブル)を用いたグレイバランス調整、階調補
正、および濃度(明るさ)調整、マトリクス(MTX)
による撮影光源種補正や画像の彩度調整(色調整)、そ
の他、ローパスフィルタ、加算器、LUT、MTX等を
用いた、また、これらを適宜組み合わせた平均化処理や
補間演算等を用いた、電子変倍処理、覆い焼き処理(濃
度ダイナミックレンジの圧縮/伸長)、シャープネス
(鮮鋭化)処理等が例示される。
アップテーブル)を用いたグレイバランス調整、階調補
正、および濃度(明るさ)調整、マトリクス(MTX)
による撮影光源種補正や画像の彩度調整(色調整)、そ
の他、ローパスフィルタ、加算器、LUT、MTX等を
用いた、また、これらを適宜組み合わせた平均化処理や
補間演算等を用いた、電子変倍処理、覆い焼き処理(濃
度ダイナミックレンジの圧縮/伸長)、シャープネス
(鮮鋭化)処理等が例示される。
【0036】一方、画像データ変換部64は、処理部6
2によって処理された画像データを、必要に応じて間引
き、例えば3D(3次元)−LUT等を用い、表示部2
0による表示用の画像データに変換して表示部20に供
給する。同様に、画像データ変換部68は、処理部66
によって処理された画像データを、3D−LUT等を用
い、画像記録装置16による画像記録用の画像データに
変換して画像記録装置16に供給する。
2によって処理された画像データを、必要に応じて間引
き、例えば3D(3次元)−LUT等を用い、表示部2
0による表示用の画像データに変換して表示部20に供
給する。同様に、画像データ変換部68は、処理部66
によって処理された画像データを、3D−LUT等を用
い、画像記録装置16による画像記録用の画像データに
変換して画像記録装置16に供給する。
【0037】続いて、処理装置14において、条件設定
部60は、プレスキャン処理部56および本スキャン処
理部58における各種の処理条件や、本スキャンの読取
条件等を設定するもので、セットアップ部72、キー補
正部74およびパラメータ統合部76を有する。条件設
定部60において、まず、セットアップ部72は、主要
部抽出部(以下、抽出部という)72Aおよび設定部7
2Bを有する。
部60は、プレスキャン処理部56および本スキャン処
理部58における各種の処理条件や、本スキャンの読取
条件等を設定するもので、セットアップ部72、キー補
正部74およびパラメータ統合部76を有する。条件設
定部60において、まず、セットアップ部72は、主要
部抽出部(以下、抽出部という)72Aおよび設定部7
2Bを有する。
【0038】セットアップ部72において、まず、抽出
部72Aは、プレスキャンデータの画像に対して各種の
主要部抽出処理を実行して、プレスキャンデータの画像
から人物の顔や目、髪等の主要部を抽出し、この主要部
の抽出結果および撮影サイズもしくは撮影フォーマット
等の撮影時の情報に基づいて、例えば撮影サイズに対応
するプリントサイズでは、主要部が途中で切れてしまう
かどうかを検出し、切れてしまう場合には、切れないよ
うにプリントサイズもしくはプリントエリアを変更す
る。
部72Aは、プレスキャンデータの画像に対して各種の
主要部抽出処理を実行して、プレスキャンデータの画像
から人物の顔や目、髪等の主要部を抽出し、この主要部
の抽出結果および撮影サイズもしくは撮影フォーマット
等の撮影時の情報に基づいて、例えば撮影サイズに対応
するプリントサイズでは、主要部が途中で切れてしまう
かどうかを検出し、切れてしまう場合には、切れないよ
うにプリントサイズもしくはプリントエリアを変更す
る。
【0039】例えば、APSの場合、図5に示すよう
に、Cタイプ、HタイプおよびPタイプの3つの撮影サ
イズが用意されている。撮影時には、画像はフィルムの
全面すなわち常にHタイプで撮影されているが、プリン
ト時には、撮影サイズの領域の画像だけがプリントされ
る。撮影者は、撮影時に撮影サイズを自由に決定するこ
とができ、この撮影サイズ等の撮影時の情報は、図3に
示すAPSのフィルムFの磁気記録媒体S2に記録され
る。
に、Cタイプ、HタイプおよびPタイプの3つの撮影サ
イズが用意されている。撮影時には、画像はフィルムの
全面すなわち常にHタイプで撮影されているが、プリン
ト時には、撮影サイズの領域の画像だけがプリントされ
る。撮影者は、撮影時に撮影サイズを自由に決定するこ
とができ、この撮影サイズ等の撮影時の情報は、図3に
示すAPSのフィルムFの磁気記録媒体S2に記録され
る。
【0040】図6に示すように、本発明のプリントシス
テム10は、APSの場合、図2(A)に示す磁気ヘッ
ド42等のようなフィルムの磁気記録媒体に記録されて
いる磁気情報の読取手段、例えば撮影サイズもしくは撮
影フォーマット等の撮影時の情報の判別手段、原画像か
ら被写体の顔領域等の主要部を抽出する主要部抽出手
段、ならびに、これらの撮影時の情報および主要部の抽
出結果に基づいて、原画像のプリントサイズもしくはプ
リントエリアを変更する変更手段を有する。
テム10は、APSの場合、図2(A)に示す磁気ヘッ
ド42等のようなフィルムの磁気記録媒体に記録されて
いる磁気情報の読取手段、例えば撮影サイズもしくは撮
影フォーマット等の撮影時の情報の判別手段、原画像か
ら被写体の顔領域等の主要部を抽出する主要部抽出手
段、ならびに、これらの撮影時の情報および主要部の抽
出結果に基づいて、原画像のプリントサイズもしくはプ
リントエリアを変更する変更手段を有する。
【0041】本発明のプリントシステム10では、図6
に示すように、まず、フィルムFの磁気記録媒体Sに記
録されている磁気データから撮影サイズもしくは撮影フ
ォーマット等の撮影時の情報を読み込み、撮影サイズす
なわちプリントサイズがCタイプ、HタイプまたはPタ
イプのどれなのかを判別した後、画像データを読み込ん
で顔領域等の主要部を抽出し、この抽出結果に基づい
て、判別した撮影サイズでは顔が切れてしまう場合、プ
リントサイズもしくはプリントエリアを変更してプリン
トする。
に示すように、まず、フィルムFの磁気記録媒体Sに記
録されている磁気データから撮影サイズもしくは撮影フ
ォーマット等の撮影時の情報を読み込み、撮影サイズす
なわちプリントサイズがCタイプ、HタイプまたはPタ
イプのどれなのかを判別した後、画像データを読み込ん
で顔領域等の主要部を抽出し、この抽出結果に基づい
て、判別した撮影サイズでは顔が切れてしまう場合、プ
リントサイズもしくはプリントエリアを変更してプリン
トする。
【0042】例えば、図7(a)に示すように、撮影サ
イズがPタイプであり、抽出結果に基づいて、Pサイズ
では顔切れが発生することが検出された場合、この顔切
れの発生を防止するために、本発明では、図7(b)に
示すように、仕上りプリントのサイズをCタイプもしく
はHタイプに変更する、あるいは、仕上りプリントのサ
イズを変更するのではなく、図7(c)に示すように、
プリントエリアを図中上側にシフトする。
イズがPタイプであり、抽出結果に基づいて、Pサイズ
では顔切れが発生することが検出された場合、この顔切
れの発生を防止するために、本発明では、図7(b)に
示すように、仕上りプリントのサイズをCタイプもしく
はHタイプに変更する、あるいは、仕上りプリントのサ
イズを変更するのではなく、図7(c)に示すように、
プリントエリアを図中上側にシフトする。
【0043】なお、図6では、図示を省略しているが、
プリントサイズやプリントエリアを変更した後、この変
更によって、顔等の主要部がプリントサイズ内にきちん
と納まるかどうかを判定する判定手段を備えるのが好ま
しい。この場合、プリントサイズやプリントエリアの変
更後、主要部がプリントサイズ内にきちんと納まってい
ないのであれば、再度プリントサイズやプリントエリア
を変更してもよいし、主要部をプリントサイズ内に納め
ることができないと判定してもよい。
プリントサイズやプリントエリアを変更した後、この変
更によって、顔等の主要部がプリントサイズ内にきちん
と納まるかどうかを判定する判定手段を備えるのが好ま
しい。この場合、プリントサイズやプリントエリアの変
更後、主要部がプリントサイズ内にきちんと納まってい
ないのであれば、再度プリントサイズやプリントエリア
を変更してもよいし、主要部をプリントサイズ内に納め
ることができないと判定してもよい。
【0044】通常のプリントシステムでは、例えば撮影
サイズに応じて、フィルムに撮影されている画像の中で
プリントされる領域が固定的に決定されている。このた
め、フィルムには主要部がきちんと撮影されているのに
も係らず、プリントでは、主要部が途中で切れてしまう
場合があるが、本発明では、画像から主要部を検出し
て、主要部が切れないようにプリントサイズやプリント
エリアを変更するため、主要部が切れてしまう失敗撮影
を極力少なくすることができる。
サイズに応じて、フィルムに撮影されている画像の中で
プリントされる領域が固定的に決定されている。このた
め、フィルムには主要部がきちんと撮影されているのに
も係らず、プリントでは、主要部が途中で切れてしまう
場合があるが、本発明では、画像から主要部を検出し
て、主要部が切れないようにプリントサイズやプリント
エリアを変更するため、主要部が切れてしまう失敗撮影
を極力少なくすることができる。
【0045】なお、撮影サイズ優先(撮影フォーマット
優先)もしくは主要部抽出結果優先の2つのモードを持
ち、例えば注文や用途等に応じて、これらのモードを切
り替えて使用するようにしてもよい。
優先)もしくは主要部抽出結果優先の2つのモードを持
ち、例えば注文や用途等に応じて、これらのモードを切
り替えて使用するようにしてもよい。
【0046】上記実施例では、APSの場合を一例に挙
げて説明したが、本発明は従来の写真システムにも適用
可能である。従来の写真システムの場合、撮影サイズも
しくは撮影フォーマット等の撮影時の情報がフィルムに
磁気情報として記録されていないため、撮影時の情報を
フィルムに光学的に記録しておいてもよいし、キーボー
ド18aやマウス18bから撮影時の情報を別途入力し
てもよい。また、図示例では、上側にシフトする例を示
しているが、1次元方向へのシフトだけでなく、主要部
の位置に合わせて、上下左右等の2次元方向へシフトし
てもよい。
げて説明したが、本発明は従来の写真システムにも適用
可能である。従来の写真システムの場合、撮影サイズも
しくは撮影フォーマット等の撮影時の情報がフィルムに
磁気情報として記録されていないため、撮影時の情報を
フィルムに光学的に記録しておいてもよいし、キーボー
ド18aやマウス18bから撮影時の情報を別途入力し
てもよい。また、図示例では、上側にシフトする例を示
しているが、1次元方向へのシフトだけでなく、主要部
の位置に合わせて、上下左右等の2次元方向へシフトし
てもよい。
【0047】また、本発明で実行する主要部抽出方法に
は特に限定はないが、図示例の抽出部72Aにおいて
は、一例として、肌色・円形状抽出による顔抽出、顔輪
郭・円形状抽出による顔抽出、胴体・円形状抽出による
顔抽出、眼部(顔内部構造)・円形状抽出による顔抽
出、頭髪部抽出・円形状抽出による顔抽出、背景部抽出
が行われる。これらの主要部抽出方法については、本出
願人に係る特開平8−184925号公報等に詳述され
ている。
は特に限定はないが、図示例の抽出部72Aにおいて
は、一例として、肌色・円形状抽出による顔抽出、顔輪
郭・円形状抽出による顔抽出、胴体・円形状抽出による
顔抽出、眼部(顔内部構造)・円形状抽出による顔抽
出、頭髪部抽出・円形状抽出による顔抽出、背景部抽出
が行われる。これらの主要部抽出方法については、本出
願人に係る特開平8−184925号公報等に詳述され
ている。
【0048】例えば、肌色・円形状抽出は、肌色抽出お
よび円形状抽出を行うことにより、顔領域を抽出する。
すなわち、プレスキャンデータ(必要に応じて間引いて
も可)から各画素の色相および彩度を知見し、人の肌の
肌色と推定できる画素領域(肌色領域)を抽出し、次い
で、人の顔は一般的に楕円形であるので、抽出した肌色
領域から、人の顔であると推定される(楕)円形状を抽
出して、これを顔領域候補とする。
よび円形状抽出を行うことにより、顔領域を抽出する。
すなわち、プレスキャンデータ(必要に応じて間引いて
も可)から各画素の色相および彩度を知見し、人の肌の
肌色と推定できる画素領域(肌色領域)を抽出し、次い
で、人の顔は一般的に楕円形であるので、抽出した肌色
領域から、人の顔であると推定される(楕)円形状を抽
出して、これを顔領域候補とする。
【0049】また、顔輪郭・円形状抽出は、エッジ抽出
による顔輪郭抽出および円形状抽出を行って顔領域を抽
出する。以下同様に、胴体・円形状抽出は、エッジ抽出
による胴体輪郭抽出および円形状抽出、眼部・円形状抽
出は、人の眼の抽出および円形状抽出、頭髪部・円形状
抽出は、エッジ抽出による人の頭髪の抽出および円形状
抽出を行って顔領域を抽出する。また、背景部抽出は、
輪郭抽出を利用して人物以外の背景部を抽出して、顔抽
出等の補助情報を得る。
による顔輪郭抽出および円形状抽出を行って顔領域を抽
出する。以下同様に、胴体・円形状抽出は、エッジ抽出
による胴体輪郭抽出および円形状抽出、眼部・円形状抽
出は、人の眼の抽出および円形状抽出、頭髪部・円形状
抽出は、エッジ抽出による人の頭髪の抽出および円形状
抽出を行って顔領域を抽出する。また、背景部抽出は、
輪郭抽出を利用して人物以外の背景部を抽出して、顔抽
出等の補助情報を得る。
【0050】また、本発明においては、例えば特開平4
−346332号、同4−346333号、同4−34
6334号、同5−100328号、同5−15816
4号、同5−165119号、同5−165120号、
同6−67320号、同6−160992号、同6−1
60993号、同6−160994号、同6−1609
95号、同8−122944号、同9−80652号、
同9−101579号、同9−138470号、同9−
138471号等の各公報に開示される、公知の各種の
主要部抽出方法も利用可能である。
−346332号、同4−346333号、同4−34
6334号、同5−100328号、同5−15816
4号、同5−165119号、同5−165120号、
同6−67320号、同6−160992号、同6−1
60993号、同6−160994号、同6−1609
95号、同8−122944号、同9−80652号、
同9−101579号、同9−138470号、同9−
138471号等の各公報に開示される、公知の各種の
主要部抽出方法も利用可能である。
【0051】抽出部72Aにおいては、基本的に、前述
の主要部抽出が全て行われ、その結果に基づいて顔領域
等の主要部が抽出される。
の主要部抽出が全て行われ、その結果に基づいて顔領域
等の主要部が抽出される。
【0052】一方、設定部72Bは、プレスキャンデー
タから、濃度ヒストグラムの作成や、平均濃度、ハイラ
イト(最低濃度)、シャドー(最高濃度)等の画像特徴
量の算出を行って本スキャンの読取条件を決定する。ま
た、設定部72Bは、抽出部72Aによって抽出された
画像の主要部、さらには必要に応じて行われるオペレー
タからの指示等に応じて、グレイバランス調整、階調補
正、濃度調整等を行うLUTの作成、MTX演算式の作
成、鮮鋭度補正係数の算出等、プレスキャン処理部56
および本スキャン処理部58における各種の画像処理条
件を設定する。
タから、濃度ヒストグラムの作成や、平均濃度、ハイラ
イト(最低濃度)、シャドー(最高濃度)等の画像特徴
量の算出を行って本スキャンの読取条件を決定する。ま
た、設定部72Bは、抽出部72Aによって抽出された
画像の主要部、さらには必要に応じて行われるオペレー
タからの指示等に応じて、グレイバランス調整、階調補
正、濃度調整等を行うLUTの作成、MTX演算式の作
成、鮮鋭度補正係数の算出等、プレスキャン処理部56
および本スキャン処理部58における各種の画像処理条
件を設定する。
【0053】続いて、条件設定部60において、キー補
正部74は、キーボード18aにあらかじめ設定されて
いる濃度(明るさ)、色、コントラスト、シャープネ
ス、彩度等を調整するキーや、マウス18b等の入力部
18から入力された各種の指示等に応じて、画像処理条
件の調整量を算出し、これをパラメータ統合部76に供
給する。
正部74は、キーボード18aにあらかじめ設定されて
いる濃度(明るさ)、色、コントラスト、シャープネ
ス、彩度等を調整するキーや、マウス18b等の入力部
18から入力された各種の指示等に応じて、画像処理条
件の調整量を算出し、これをパラメータ統合部76に供
給する。
【0054】また、パラメータ統合部76は、設定部7
2Bによって設定された画像処理条件を受け取って、こ
れをプレスキャン処理部56および本スキャン処理部5
8に設定し、さらに、キー補正部74で算出された調整
量に応じて、各部位に設定した画像処理条件を補正(調
整)したり、再設定する。
2Bによって設定された画像処理条件を受け取って、こ
れをプレスキャン処理部56および本スキャン処理部5
8に設定し、さらに、キー補正部74で算出された調整
量に応じて、各部位に設定した画像処理条件を補正(調
整)したり、再設定する。
【0055】以下、プリントシステム10の動作につい
て簡単に説明する。フィルムFのプリント作成開始が指
示されると、まず、スキャナ12ではプレスキャンが開
始され、フィルムFに撮影された画像がRGBに分解さ
れ、光電的に読み取られてデジタル信号に変換される。
スキャナ12から出力されるRGBのデジタル信号は処
理装置14に供給され、所定のデータ処理が施された
後、プレスキャンメモリ52に記憶される。
て簡単に説明する。フィルムFのプリント作成開始が指
示されると、まず、スキャナ12ではプレスキャンが開
始され、フィルムFに撮影された画像がRGBに分解さ
れ、光電的に読み取られてデジタル信号に変換される。
スキャナ12から出力されるRGBのデジタル信号は処
理装置14に供給され、所定のデータ処理が施された
後、プレスキャンメモリ52に記憶される。
【0056】また、APSの場合には、磁気記録媒体S
に記録されている、撮影サイズ等の撮影時の情報が読み
出され、コードリーダ44によってDXコード等のバー
コードが読み取られ、必要な情報が所定の部位に送られ
る。その後、プレスキャンデータは、プレスキャンメモ
リ52から読み出され、条件設定部60のセットアップ
部72の抽出部72Aおよび設定部72B、ならびに、
プレスキャン処理部56の処理部62に供給される。
に記録されている、撮影サイズ等の撮影時の情報が読み
出され、コードリーダ44によってDXコード等のバー
コードが読み取られ、必要な情報が所定の部位に送られ
る。その後、プレスキャンデータは、プレスキャンメモ
リ52から読み出され、条件設定部60のセットアップ
部72の抽出部72Aおよび設定部72B、ならびに、
プレスキャン処理部56の処理部62に供給される。
【0057】まず、設定部72Bでは、プレスキャンデ
ータから、画像の濃度ヒストグラムの作成、画像特徴量
の算出等が行われ、本スキャンの読取条件が設定されて
スキャナ12に供給される。また、抽出部72Aでは、
撮影時の情報に基づいて、プレスキャンデータの画像に
対して、前述の全ての主要部抽出処理が行われて顔領域
が抽出され、これに応じてプリントサイズもしくはプリ
ントエリアが変更される。また、この顔抽出の結果は、
設定部72Bにも供給される。
ータから、画像の濃度ヒストグラムの作成、画像特徴量
の算出等が行われ、本スキャンの読取条件が設定されて
スキャナ12に供給される。また、抽出部72Aでは、
撮影時の情報に基づいて、プレスキャンデータの画像に
対して、前述の全ての主要部抽出処理が行われて顔領域
が抽出され、これに応じてプリントサイズもしくはプリ
ントエリアが変更される。また、この顔抽出の結果は、
設定部72Bにも供給される。
【0058】続いて、設定部72Bでは、抽出部72A
からの顔抽出結果、濃度ヒストグラムや画像特徴量、さ
らには必要に応じて行われるオペレータの指示に応じ
て、処理部62,66における各画像処理条件(露光条
件)が設定され、パラメータ統合部76に供給される。
パラメータ統合部76は、設定部72Bからの画像処理
条件を受け取り、これを各々プレスキャン処理部56お
よび本スキャン処理部58の所定部位に設定する。
からの顔抽出結果、濃度ヒストグラムや画像特徴量、さ
らには必要に応じて行われるオペレータの指示に応じ
て、処理部62,66における各画像処理条件(露光条
件)が設定され、パラメータ統合部76に供給される。
パラメータ統合部76は、設定部72Bからの画像処理
条件を受け取り、これを各々プレスキャン処理部56お
よび本スキャン処理部58の所定部位に設定する。
【0059】ここで、必要に応じて、オペレータによる
検定が行われる。プレスキャンデータは、処理部62で
画像処理され、画像データ変換部64で表示用の画像デ
ータに変換され、シミュレーション画像として表示部2
0に表示されている。オペレータは、表示部20に表示
された画像を見て、処理結果の確認(検定)を行い、必
要に応じて、キーボード18aに設定されている調整キ
ー等を用いて色、濃度、階調等を調整する。
検定が行われる。プレスキャンデータは、処理部62で
画像処理され、画像データ変換部64で表示用の画像デ
ータに変換され、シミュレーション画像として表示部2
0に表示されている。オペレータは、表示部20に表示
された画像を見て、処理結果の確認(検定)を行い、必
要に応じて、キーボード18aに設定されている調整キ
ー等を用いて色、濃度、階調等を調整する。
【0060】この調整の入力は、キー補正部74に供給
される。キー補正部74では、調整入力に応じた画像処
理条件の補正量が算出され、これがパラメータ統合部7
6に供給される。パラメータ統合部76は、キー補正部
74からの補正量を受け取り、前述のように、処理部6
2および66のLUTやMTX等を補正する。従って、
この補正すなわちオペレータによる調整入力に応じて、
表示部20に表示される画像も変化する。
される。キー補正部74では、調整入力に応じた画像処
理条件の補正量が算出され、これがパラメータ統合部7
6に供給される。パラメータ統合部76は、キー補正部
74からの補正量を受け取り、前述のように、処理部6
2および66のLUTやMTX等を補正する。従って、
この補正すなわちオペレータによる調整入力に応じて、
表示部20に表示される画像も変化する。
【0061】オペレータは、このコマの画像が適正(検
定OK)であると判定すると、キーボード18aやマウ
ス18b等を用いてプリント開始を指示する。これによ
り、画像処理条件が確定し、本スキャンの読取条件がス
キャナ12に設定され、本スキャンが開始される。な
お、検定を行わない場合には、パラメータ統合部76に
よる本スキャン処理部58への画像処理条件の設定を終
了した時点で画像処理条件が確定し、本スキャンが開始
される。
定OK)であると判定すると、キーボード18aやマウ
ス18b等を用いてプリント開始を指示する。これによ
り、画像処理条件が確定し、本スキャンの読取条件がス
キャナ12に設定され、本スキャンが開始される。な
お、検定を行わない場合には、パラメータ統合部76に
よる本スキャン処理部58への画像処理条件の設定を終
了した時点で画像処理条件が確定し、本スキャンが開始
される。
【0062】本スキャンは、読取条件が本スキャンの読
取条件となること以外はプレスキャンと同様に行われ、
本スキャンデータは、本スキャンメモリ54に記憶され
る。その後、本スキャンデータは、本スキャンメモリ5
4から読み出され、本スキャン処理部58の処理部66
に供給される。処理部66では、本スキャンデータが、
確定した画像処理条件で画像処理され、画像データ変換
部68で出力用の画像データに変換され、画像記録装置
16に供給される。
取条件となること以外はプレスキャンと同様に行われ、
本スキャンデータは、本スキャンメモリ54に記憶され
る。その後、本スキャンデータは、本スキャンメモリ5
4から読み出され、本スキャン処理部58の処理部66
に供給される。処理部66では、本スキャンデータが、
確定した画像処理条件で画像処理され、画像データ変換
部68で出力用の画像データに変換され、画像記録装置
16に供給される。
【0063】画像記録装置16は、基本的に、供給され
た画像データに応じて感光材料(印画紙)を露光して潜
像を記録するプリンタ(焼付装置)、および、露光済の
感光材料に所定の処理を施してプリントとして出力する
プロセサ(現像装置)とを備えている。
た画像データに応じて感光材料(印画紙)を露光して潜
像を記録するプリンタ(焼付装置)、および、露光済の
感光材料に所定の処理を施してプリントとして出力する
プロセサ(現像装置)とを備えている。
【0064】プリンタでは、例えば感光材料をプリント
に応じた所定長に切断した後に、バックプリントを記録
し、次いで、感光材料の分光感度特性に応じたR露光、
G露光およびB露光の3種の光ビームを処理装置14か
ら出力された画像データに応じて変調して主走査方向に
偏向すると共に、主走査方向と直交する副走査方向に感
光材料を搬送することにより、光ビームで感光材料を2
次元的に走査露光して潜像を記録し、プロセサに供給す
る。
に応じた所定長に切断した後に、バックプリントを記録
し、次いで、感光材料の分光感度特性に応じたR露光、
G露光およびB露光の3種の光ビームを処理装置14か
ら出力された画像データに応じて変調して主走査方向に
偏向すると共に、主走査方向と直交する副走査方向に感
光材料を搬送することにより、光ビームで感光材料を2
次元的に走査露光して潜像を記録し、プロセサに供給す
る。
【0065】感光材料を受け取ったプロセサは、発色現
像、漂白定着、水洗等の所定の湿式現像処理を行い、乾
燥してプリントとし、フィルム1本分等の所定単位に仕
分して集積する。以上、本発明のプリントシステムにつ
いて詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定され
ず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改
良や変更をしてもよいのはもちろんである。
像、漂白定着、水洗等の所定の湿式現像処理を行い、乾
燥してプリントとし、フィルム1本分等の所定単位に仕
分して集積する。以上、本発明のプリントシステムにつ
いて詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定され
ず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改
良や変更をしてもよいのはもちろんである。
【0066】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明のプリ
ントシステムは、原画像から主要部を抽出した後、例え
ば撮影サイズもしくは撮影フォーマット等の原画像の撮
影時の情報および主要部の抽出結果に基づいて、例えば
撮影サイズに対応するプリントサイズでは、主要部が途
中で切れてしまうかどうかを検出し、途中で切れてしま
う場合、途中で切れないようにプリントサイズもしくは
プリントエリアを変更するものである。本発明のプリン
トシステムによれば、仕上りプリントでは、主要部が途
中で切れてしまう場合であっても、主要部が原画像にき
ちんと含まれているのであれば、仕上りプリントに主要
部をきちんと再生することができるため、例えば被写体
の顔がプリントの途中で切れてしまう失敗撮影を極力減
らすことができる。
ントシステムは、原画像から主要部を抽出した後、例え
ば撮影サイズもしくは撮影フォーマット等の原画像の撮
影時の情報および主要部の抽出結果に基づいて、例えば
撮影サイズに対応するプリントサイズでは、主要部が途
中で切れてしまうかどうかを検出し、途中で切れてしま
う場合、途中で切れないようにプリントサイズもしくは
プリントエリアを変更するものである。本発明のプリン
トシステムによれば、仕上りプリントでは、主要部が途
中で切れてしまう場合であっても、主要部が原画像にき
ちんと含まれているのであれば、仕上りプリントに主要
部をきちんと再生することができるため、例えば被写体
の顔がプリントの途中で切れてしまう失敗撮影を極力減
らすことができる。
【図1】 本発明を適用するデジタルプリントシステム
の一実施例の概念図である。
の一実施例の概念図である。
【図2】 (A)はキャリアの一実施例の概略斜視図、
(B)はイメージセンサの一実施例の概念図である。
(B)はイメージセンサの一実施例の概念図である。
【図3】 APSのフィルムの一実施例の概略図であ
る。
る。
【図4】 画像処理装置の一実施例のブロック図であ
る。
る。
【図5】 APSの撮影サイズを表す一実施例の概念図
である。
である。
【図6】 本発明のプリントシステムの動作を表す一実
施例のフローチャートである。
施例のフローチャートである。
【図7】 (a),(b)および(c)は、いずれも仕
上りプリントの一実施例の概念図である。
上りプリントの一実施例の概念図である。
10 デジタルプリントシステム 12 スキャナ(画像読取装置) 14 画像処理装置 16 画像記録装置 18 入力部 18a キーボード 18b マウス 20 表示部 22 光源 24 可変絞り 28 拡散ボックス 30 キャリア 32 結像レンズユニット 34 イメージセンサ 34R,34G,34B ラインCCDセンサ 36 アンプ(増幅器) 38 A/D(アナログ/デジタル)変換器 40 マスク 40a スリット 41a,41b 搬送ローラ対 42 磁気ヘッド 44 コードリーダ 46 カートリッジ本体 48 データ処理部 50 Log変換器 52 プレスキャンメモリ 54 本スキャンメモリ 56 プレスキャン処理部 58 本スキャン処理部 60 条件設定部 62,66 画像データ処理部 64,68 画像データ変換部 72 セットアップ部 72A 主要部抽出部 72B 設定部 74 キー補正部 76 パラメータ統合部 F フィルム G コマ P パーフォレションホール S 磁気記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // G06T 1/00 G06F 15/62 K
Claims (3)
- 【請求項1】原画像から主要部を抽出する主要部抽出手
段と、前記原画像の撮影時の情報および前記主要部抽出
手段による前記主要部の抽出結果に基づいて、前記原画
像のプリントサイズもしくはプリントエリアを変更する
変更手段とを備えていることを特徴とするプリントシス
テム。 - 【請求項2】前記撮影時の情報は、前記原画像の撮影サ
イズもしくは撮影フォーマットであることを特徴とする
請求項1に記載のプリントシステム。 - 【請求項3】前記撮影時の情報は、フィルムに光学的も
しくは磁気的に記録されている、フィルムカートリッジ
に装着されたICメモリに電気的に記録されている、あ
るいは、画像ファイルに記録されていることを特徴とす
る請求項1または2に記載のプリントシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10109038A JPH11308470A (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | プリントシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10109038A JPH11308470A (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | プリントシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11308470A true JPH11308470A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14500039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10109038A Withdrawn JPH11308470A (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | プリントシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11308470A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1395038A3 (en) * | 2002-08-30 | 2006-08-02 | Konica Corporation | Image processing method, image processing apparatus, image recording apparatus and recording medium |
US7277598B2 (en) | 1999-12-21 | 2007-10-02 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Image processing apparatus, certification photograph taking apparatus, and certification photograph creation system |
GB2451946A (en) * | 2007-08-17 | 2009-02-18 | Samsung Techwin Co Ltd | Setting Print Area of Images based on Detected Face Area |
US7612907B2 (en) | 2004-04-16 | 2009-11-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus, print control method, computer-readable recording medium for storing program, and program |
JP2020004197A (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-09 | 大日本印刷株式会社 | 集合写真編集装置及びプログラム |
-
1998
- 1998-04-20 JP JP10109038A patent/JPH11308470A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7277598B2 (en) | 1999-12-21 | 2007-10-02 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Image processing apparatus, certification photograph taking apparatus, and certification photograph creation system |
EP1395038A3 (en) * | 2002-08-30 | 2006-08-02 | Konica Corporation | Image processing method, image processing apparatus, image recording apparatus and recording medium |
US7612907B2 (en) | 2004-04-16 | 2009-11-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus, print control method, computer-readable recording medium for storing program, and program |
GB2451946A (en) * | 2007-08-17 | 2009-02-18 | Samsung Techwin Co Ltd | Setting Print Area of Images based on Detected Face Area |
GB2451946B (en) * | 2007-08-17 | 2012-10-03 | Samsung Electronics Co Ltd | Printing method of image and photo-printing system and digital camera adapted for the same |
US8325380B2 (en) | 2007-08-17 | 2012-12-04 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Printing method of printing an image based on the position of a face area detected on the image, a photo-printing system and digital camera adapted to the method |
JP2020004197A (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-09 | 大日本印刷株式会社 | 集合写真編集装置及びプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3590265B2 (ja) | 画像処理方法 | |
JPH11175699A (ja) | 画像処理装置 | |
US6563531B1 (en) | Image processing method | |
JP4172663B2 (ja) | 画像処理方法 | |
JP3451202B2 (ja) | 画像処理方法 | |
JPH11177802A (ja) | 画像処理装置 | |
JPH11289447A (ja) | 画像処理方法および画像処理装置 | |
JPH11308470A (ja) | プリントシステム | |
JPH10200671A (ja) | 画像処理装置および画像再現システム | |
JP3862198B2 (ja) | 証明写真撮影装置と画像処理装置及び証明写真作成システム | |
JP3631370B2 (ja) | 画像処理方法および画像処理装置 | |
JP3335908B2 (ja) | 画像読取方法 | |
JP3929210B2 (ja) | 画像処理方法および装置 | |
US6700685B1 (en) | Image processing apparatus | |
US7099048B2 (en) | Image reproducing method and image reproducing apparatus | |
JP2002300405A (ja) | 画像圧縮方法 | |
US6766065B1 (en) | Method of setting an image processing condition of a frame area on a photographic film | |
JPH11305344A (ja) | 主要部抽出方法 | |
JP3907896B2 (ja) | 画像処理方法 | |
US6683705B1 (en) | Image input apparatus | |
JPH11261822A (ja) | 画像処理方法 | |
JPH11231465A (ja) | 情報記録写真フィルム、写真フィルムの記録情報取得方法および記録情報を用いる画像処理方法ならびにこれを用いるプリントシステム | |
JP2000041183A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2000101833A (ja) | プリントシステム | |
JP2001036740A (ja) | 画像処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050705 |