JPH11306701A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents
光学的情報記録再生装置Info
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- JPH11306701A JPH11306701A JP10524198A JP10524198A JPH11306701A JP H11306701 A JPH11306701 A JP H11306701A JP 10524198 A JP10524198 A JP 10524198A JP 10524198 A JP10524198 A JP 10524198A JP H11306701 A JPH11306701 A JP H11306701A
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- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract description 4
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
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Landscapes
- Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光学ピックアップの移動にステッピングモー
タを用いる光学的情報記録再生装置において、温度環境
の変化及び機構部を構成する部品の経時劣化等の影響に
よって駆動負荷が変動した場合でも、安定して光学ピッ
クアップを目標位置へ移動させることを目的とする。 【解決手段】 ステッピングモータ7を駆動するための
パルス数をカウントするパルス数検出手段13と、光学
ピックアップ3上のレンズが横切ったトラック本数をカ
ウントするトラッククロス数検出手段14と、駆動パル
ス数とトラッククロス数の差が所定値以上となったとき
脱調と判定する比較手段15と、ステッピングモータ駆
動電圧の振幅を変化させる駆動電圧制御手段16とを設
けて構成し、脱調を検出した場合にはステッピングモー
タ7の駆動電圧の振幅を大きくすることにより光学ピッ
クアップ3に最適な駆動力を伝え、光学ピックアップ3
を高速に目標位置まで確実に移動させる構成である。
タを用いる光学的情報記録再生装置において、温度環境
の変化及び機構部を構成する部品の経時劣化等の影響に
よって駆動負荷が変動した場合でも、安定して光学ピッ
クアップを目標位置へ移動させることを目的とする。 【解決手段】 ステッピングモータ7を駆動するための
パルス数をカウントするパルス数検出手段13と、光学
ピックアップ3上のレンズが横切ったトラック本数をカ
ウントするトラッククロス数検出手段14と、駆動パル
ス数とトラッククロス数の差が所定値以上となったとき
脱調と判定する比較手段15と、ステッピングモータ駆
動電圧の振幅を変化させる駆動電圧制御手段16とを設
けて構成し、脱調を検出した場合にはステッピングモー
タ7の駆動電圧の振幅を大きくすることにより光学ピッ
クアップ3に最適な駆動力を伝え、光学ピックアップ3
を高速に目標位置まで確実に移動させる構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCD−ROMドライ
ブ等に使用される光学的情報記録再生装置に関するもの
である。
ブ等に使用される光学的情報記録再生装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、光学的情報記録再生装置において
は、短時間でディスク上の目標位置まで光学ピックアッ
プを移動させることができるよう高速アクセス性能が求
められている。光学ピックアップを移動させるためのト
ラバースモータとして、ステッピングモータを用いた光
学的情報記録再生装置が製品化されている。ステッピン
グモータは一つの駆動パルスに対して一定の基本ステッ
プ角づつ回転する。このため、ステッピングモータを用
いた光学的情報記録再生装置においては、光学ピックア
ップの移動量がオープン制御し易く、光学ピックアップ
の現在位置を検出するための位置検出手段を必要としな
い。この結果、ステッピングモータを用いた光学的情報
記録再生装置は、光学ピックアップを移動させる駆動機
構を簡略化することが出来る。また、ステッピングモー
タは駆動パルスの周波数に同期して回転するため、容易
に速度制御が実現可能である。
は、短時間でディスク上の目標位置まで光学ピックアッ
プを移動させることができるよう高速アクセス性能が求
められている。光学ピックアップを移動させるためのト
ラバースモータとして、ステッピングモータを用いた光
学的情報記録再生装置が製品化されている。ステッピン
グモータは一つの駆動パルスに対して一定の基本ステッ
プ角づつ回転する。このため、ステッピングモータを用
いた光学的情報記録再生装置においては、光学ピックア
ップの移動量がオープン制御し易く、光学ピックアップ
の現在位置を検出するための位置検出手段を必要としな
い。この結果、ステッピングモータを用いた光学的情報
記録再生装置は、光学ピックアップを移動させる駆動機
構を簡略化することが出来る。また、ステッピングモー
タは駆動パルスの周波数に同期して回転するため、容易
に速度制御が実現可能である。
【0003】以下に、従来の光学的情報記録再生装置に
ついて図面を用いて説明する。図14は従来の光学的情
報記録再生装置の構成を示すブロック図である。図15
は従来の駆動パルスの周波数変化波形(パルスレートパ
ターン)をあらわす波形図である。以下の説明におい
て、ステッピングモータを駆動するための駆動パルス信
号の毎秒当たりのパルス数をパルスレートと呼ぶ。図1
4において、螺旋状の情報トラックを有するディスク1
は、スピンドルモータ102により回転するよう構成さ
れている。ディスク1の情報トラックに対する記録、再
生は、光学ピックアップ103により行われる。光学ピ
ックアップ103にはレンズ104が装着されている。
このレンズ104は、光学ピックアップ103に内蔵さ
れた図示しないフォーカスアクチュエータおよびトラッ
キングアクチュエータにより、それぞれ垂直方向および
水平方向に電磁的に移動可能に設けられている。フォー
カスサーボ手段105は、レンズ104のディスク1か
らの変位量をあらわすフォーカスエラー信号に基づき、
レンズ104がディスク1から一定距離を保つように前
記フォーカスアクチュエータを駆動する。
ついて図面を用いて説明する。図14は従来の光学的情
報記録再生装置の構成を示すブロック図である。図15
は従来の駆動パルスの周波数変化波形(パルスレートパ
ターン)をあらわす波形図である。以下の説明におい
て、ステッピングモータを駆動するための駆動パルス信
号の毎秒当たりのパルス数をパルスレートと呼ぶ。図1
4において、螺旋状の情報トラックを有するディスク1
は、スピンドルモータ102により回転するよう構成さ
れている。ディスク1の情報トラックに対する記録、再
生は、光学ピックアップ103により行われる。光学ピ
ックアップ103にはレンズ104が装着されている。
このレンズ104は、光学ピックアップ103に内蔵さ
れた図示しないフォーカスアクチュエータおよびトラッ
キングアクチュエータにより、それぞれ垂直方向および
水平方向に電磁的に移動可能に設けられている。フォー
カスサーボ手段105は、レンズ104のディスク1か
らの変位量をあらわすフォーカスエラー信号に基づき、
レンズ104がディスク1から一定距離を保つように前
記フォーカスアクチュエータを駆動する。
【0004】トラッキングサーボ手段106は、レンズ
104のディスク1上のトラック中心からの変位量であ
るトラッキングエラー信号に基づき、レンズ104がデ
ィスク1上の任意のトラックに追従するよう前記トラッ
キングアクチュエータを駆動する。ステッピングモータ
107は光学ピックアップ103をディスク1の半径方
向に移動させる。ステッピングモータ駆動手段108は
ステッピングモータ107に駆動電圧を印加する。光学
ピックアップ位置検出手段109は光学ピックアップ1
03により読み出したデータに含まれるアドレス情報か
ら光学ピックアップ103の現在位置を検出する。パル
ス数計算手段110は、光学ピックアップ位置検出手段
109により検出された現在位置と外部から入力された
目標アドレスから光学ピックアップ103を移動させる
ために必要なステッピングモータ駆動パルス数を計算す
る。パルスレートパターン作成手段111は、パルス数
計算手段110により算出されたパルス数に基づきステ
ッピングモータ駆動手段108への入力パルスの周波数
変化(パルスレートパターン)を作成する。リードスク
リュウ112は、光学ピックアップ103をディスク1
の径方向に移動可能に保持すると共にステッピングモー
タ107のトルクを光学ピックアップ103に伝えるよ
う構成されている。
104のディスク1上のトラック中心からの変位量であ
るトラッキングエラー信号に基づき、レンズ104がデ
ィスク1上の任意のトラックに追従するよう前記トラッ
キングアクチュエータを駆動する。ステッピングモータ
107は光学ピックアップ103をディスク1の半径方
向に移動させる。ステッピングモータ駆動手段108は
ステッピングモータ107に駆動電圧を印加する。光学
ピックアップ位置検出手段109は光学ピックアップ1
03により読み出したデータに含まれるアドレス情報か
ら光学ピックアップ103の現在位置を検出する。パル
ス数計算手段110は、光学ピックアップ位置検出手段
109により検出された現在位置と外部から入力された
目標アドレスから光学ピックアップ103を移動させる
ために必要なステッピングモータ駆動パルス数を計算す
る。パルスレートパターン作成手段111は、パルス数
計算手段110により算出されたパルス数に基づきステ
ッピングモータ駆動手段108への入力パルスの周波数
変化(パルスレートパターン)を作成する。リードスク
リュウ112は、光学ピックアップ103をディスク1
の径方向に移動可能に保持すると共にステッピングモー
タ107のトルクを光学ピックアップ103に伝えるよ
う構成されている。
【0005】次に、上記のように構成された従来の光学
的情報記録再生装置において光学ピックアップ103を
高速に送るための動作について説明する。レンズ104
はディスク1から情報を光学ピックアップ103により
読み出すためにフォーカスサーボ手段105とトラッキ
ングサーボ手段106により制御されている。フォーカ
スサーボ手段105はレンズ104が常にディスク1と
焦点が合うように制御されている。また、トラッキング
サーボ手段106はレンズ104が常にディスク1のト
ラックに追従するように図示しない電磁アクチュエータ
により制御されている。
的情報記録再生装置において光学ピックアップ103を
高速に送るための動作について説明する。レンズ104
はディスク1から情報を光学ピックアップ103により
読み出すためにフォーカスサーボ手段105とトラッキ
ングサーボ手段106により制御されている。フォーカ
スサーボ手段105はレンズ104が常にディスク1と
焦点が合うように制御されている。また、トラッキング
サーボ手段106はレンズ104が常にディスク1のト
ラックに追従するように図示しない電磁アクチュエータ
により制御されている。
【0006】任意トラックにアクセスするために、ま
ず、パルス数計算手段110は光学ピックアップ位置検
出手段109により検出された光学ピックアップ103
の現在位置から目標までの移動に必要なパルス数を算出
する。次に、トラッキングサーボ手段106の動作を停
止させた状態において、パルスレートパターン作成手段
111は図15に示すパルスレートを作成し、ステッピ
ングモータ駆動手段108へ出力する。図15に示し
た、ステッピングモータを駆動するための駆動パルス信
号の毎秒当たりのパルス数であるパルスレートは、ステ
ッピングモータを駆動するための一般的な駆動信号パタ
ーンを示している。このパルスレートでステッピングモ
ータ駆動手段108がステッピングモータ107を駆動
して、光学ピックアップ103を移動させる。光学ピッ
クアップ103の所定位置への移動後、再びトラッキン
グサーボ手段106を動作させ、情報の記録再生を行
う。
ず、パルス数計算手段110は光学ピックアップ位置検
出手段109により検出された光学ピックアップ103
の現在位置から目標までの移動に必要なパルス数を算出
する。次に、トラッキングサーボ手段106の動作を停
止させた状態において、パルスレートパターン作成手段
111は図15に示すパルスレートを作成し、ステッピ
ングモータ駆動手段108へ出力する。図15に示し
た、ステッピングモータを駆動するための駆動パルス信
号の毎秒当たりのパルス数であるパルスレートは、ステ
ッピングモータを駆動するための一般的な駆動信号パタ
ーンを示している。このパルスレートでステッピングモ
ータ駆動手段108がステッピングモータ107を駆動
して、光学ピックアップ103を移動させる。光学ピッ
クアップ103の所定位置への移動後、再びトラッキン
グサーボ手段106を動作させ、情報の記録再生を行
う。
【0007】図15に示したパルスレートは、マイコン
等により構成されるパルスレート作成手段111により
出力される。次に、パルスレート作成手段111におい
て作成されるパルスレートについて説明する。前述した
ように、ステッピングモータ107は駆動パルスの周波
数(パルスレート)に同期して回転するため、光学ピッ
クアップ103の移動速度はステッピングモータの回転
速度つまり駆動パルスの周波数(パルスレート)に対応
する。図15のパルスレートに示すようにステッピング
モータ107が停止状態から起動するとき、脱調するこ
となく起動可能である周波数(自起動周波数と呼ばれ、
図15においてレベルP1で示す周波数)にて出力が開
始される。なお脱調とは、ステッピングモータ107が
入力されたパルスレートに対して同期外れを起こし正常
に回転しなくなる状態をいう。その後、所定の速度(図
15におけるレベルP2で示す周波数)まで一定のパル
スレート変化率でパルスレートを上昇させる。そしてレ
ベルP2で示す周波数で所定時間経過後、パルスレート
上昇時と対称になるようにパルスレートを下降させてパ
ルスの出力を停止する。
等により構成されるパルスレート作成手段111により
出力される。次に、パルスレート作成手段111におい
て作成されるパルスレートについて説明する。前述した
ように、ステッピングモータ107は駆動パルスの周波
数(パルスレート)に同期して回転するため、光学ピッ
クアップ103の移動速度はステッピングモータの回転
速度つまり駆動パルスの周波数(パルスレート)に対応
する。図15のパルスレートに示すようにステッピング
モータ107が停止状態から起動するとき、脱調するこ
となく起動可能である周波数(自起動周波数と呼ばれ、
図15においてレベルP1で示す周波数)にて出力が開
始される。なお脱調とは、ステッピングモータ107が
入力されたパルスレートに対して同期外れを起こし正常
に回転しなくなる状態をいう。その後、所定の速度(図
15におけるレベルP2で示す周波数)まで一定のパル
スレート変化率でパルスレートを上昇させる。そしてレ
ベルP2で示す周波数で所定時間経過後、パルスレート
上昇時と対称になるようにパルスレートを下降させてパ
ルスの出力を停止する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成の従来の光学的情報記録再生装置では、使用
環境温度が大きく変化したり、機構部の構成部品が経時
劣化することにより、推力を発生し伝達する機構部の摩
擦負荷が初期設計値から変化する。このため、光学ピッ
クアップの移動が不可能になったり、ディスクにおける
目的位置までの移動時間が増加するといった問題があっ
た。この問題は、例えばエンコーダ等により構成される
回転検出手段によってステッピングモータの脱調を検出
し、脱調を検出した場合に、モータの駆動電圧を変更す
る等の手段で発生トルクを制御することにより解決する
ことは可能である。また、上記問題はステッピングモー
タを速度の遅いパルスレートで駆動することにより解決
することが可能ではある。しかしながら、脱調を検出す
るための検出手段が高価であったり、パルスレートを下
げた場合、アクセス性能が劣化するといった弊害が発生
する。
ような構成の従来の光学的情報記録再生装置では、使用
環境温度が大きく変化したり、機構部の構成部品が経時
劣化することにより、推力を発生し伝達する機構部の摩
擦負荷が初期設計値から変化する。このため、光学ピッ
クアップの移動が不可能になったり、ディスクにおける
目的位置までの移動時間が増加するといった問題があっ
た。この問題は、例えばエンコーダ等により構成される
回転検出手段によってステッピングモータの脱調を検出
し、脱調を検出した場合に、モータの駆動電圧を変更す
る等の手段で発生トルクを制御することにより解決する
ことは可能である。また、上記問題はステッピングモー
タを速度の遅いパルスレートで駆動することにより解決
することが可能ではある。しかしながら、脱調を検出す
るための検出手段が高価であったり、パルスレートを下
げた場合、アクセス性能が劣化するといった弊害が発生
する。
【0009】上記問題点に鑑み、従来の光学ピックアッ
プのトラバース機構の構成に加えて、特殊な検出器を必
要としない脱調検出手段と、脱調検出手段の検出結果に
応じて、ステッピングモータの駆動電圧と駆動パルスレ
ートを切り替える駆動電圧制御手段と、パルスレート制
御手段とを有するにもかかわらず上記の弊害のない光学
的情報記録再生装置の実現が望まれている。すなわち、
本発明は機構部の摩擦負荷が変化した場合にも、安定
し、かつ高速な光学ピックアップの移動が可能となる光
学的情報記録再生装置を得ることを目的とする。
プのトラバース機構の構成に加えて、特殊な検出器を必
要としない脱調検出手段と、脱調検出手段の検出結果に
応じて、ステッピングモータの駆動電圧と駆動パルスレ
ートを切り替える駆動電圧制御手段と、パルスレート制
御手段とを有するにもかかわらず上記の弊害のない光学
的情報記録再生装置の実現が望まれている。すなわち、
本発明は機構部の摩擦負荷が変化した場合にも、安定
し、かつ高速な光学ピックアップの移動が可能となる光
学的情報記録再生装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る光学的情報記録再生装置は、情報が螺
旋状の情報トラックに記録されているディスクと、前記
ディスクに記録された情報を情報トラックに追従しなが
ら読みとるための光学ピックアップ手段と、前記光学ピ
ックアップ手段を所定距離だけ移動させるステッピング
モータを有するトラバース手段と、前記ステッピングモ
ータを駆動制御するためのパルス信号を発生するパルス
発生手段と、前記パルス信号が入力されて、前記ステッ
ピングモータを駆動するステッピングモータ駆動手段
と、前記ステッピングモータの脱調を検出するための脱
調検出手段と、前記脱調検出手段により前記ステッピン
グモータの脱調を検出した時、前記ステッピングモータ
の駆動電圧を変更するための駆動電圧制御手段とを具備
する。このため、本発明に係る光学的情報記録再生装置
においては、機構部の摩擦負荷が変化した場合でも、安
定して、高速に光学ピックアップが移動される。
に、本発明に係る光学的情報記録再生装置は、情報が螺
旋状の情報トラックに記録されているディスクと、前記
ディスクに記録された情報を情報トラックに追従しなが
ら読みとるための光学ピックアップ手段と、前記光学ピ
ックアップ手段を所定距離だけ移動させるステッピング
モータを有するトラバース手段と、前記ステッピングモ
ータを駆動制御するためのパルス信号を発生するパルス
発生手段と、前記パルス信号が入力されて、前記ステッ
ピングモータを駆動するステッピングモータ駆動手段
と、前記ステッピングモータの脱調を検出するための脱
調検出手段と、前記脱調検出手段により前記ステッピン
グモータの脱調を検出した時、前記ステッピングモータ
の駆動電圧を変更するための駆動電圧制御手段とを具備
する。このため、本発明に係る光学的情報記録再生装置
においては、機構部の摩擦負荷が変化した場合でも、安
定して、高速に光学ピックアップが移動される。
【0011】本発明に係る他の観点の光学的情報記録再
生装置は、情報が螺旋状の情報トラックに記録されてい
るディスクと、前記ディスクに記録された情報を情報ト
ラックに追従しながら読みとるための光学ピックアップ
手段と、前記光学ピックアップ手段を所定距離だけ移動
させるステッピングモータを有するトラバース手段と、
前記ステッピングモータを駆動制御するためのパルス信
号を発生させるパルス発生手段と、前記パルス信号が入
力されて、前記ステッピングモータを駆動するステッピ
ングモータ駆動手段と、前記ステッピングモータの脱調
を検出するための脱調検出手段と、前記脱調検出手段に
より前記ステッピングモータの脱調を検出した時、前記
パルス発生手段の出力パルスのパルスレートを所定のパ
ルスレートに変更するためのパルスレート制御手段とを
具備する。このため、本発明に係る光学的情報記録再生
装置においては、機構部の摩擦負荷が変化し、脱調した
場合、パルスレートを変更して、光学ピックアップを移
動する。
生装置は、情報が螺旋状の情報トラックに記録されてい
るディスクと、前記ディスクに記録された情報を情報ト
ラックに追従しながら読みとるための光学ピックアップ
手段と、前記光学ピックアップ手段を所定距離だけ移動
させるステッピングモータを有するトラバース手段と、
前記ステッピングモータを駆動制御するためのパルス信
号を発生させるパルス発生手段と、前記パルス信号が入
力されて、前記ステッピングモータを駆動するステッピ
ングモータ駆動手段と、前記ステッピングモータの脱調
を検出するための脱調検出手段と、前記脱調検出手段に
より前記ステッピングモータの脱調を検出した時、前記
パルス発生手段の出力パルスのパルスレートを所定のパ
ルスレートに変更するためのパルスレート制御手段とを
具備する。このため、本発明に係る光学的情報記録再生
装置においては、機構部の摩擦負荷が変化し、脱調した
場合、パルスレートを変更して、光学ピックアップを移
動する。
【0012】本発明に係るさらに他の観点の光学的情報
記録再生装置は、情報が螺旋状の情報トラックに記録さ
れているディスクと、前記ディスクに記録された情報を
情報トラックに追従しながら読みとるための光学ピック
アップ手段と、前記光学ピックアップ手段を所定距離だ
け移動させるステッピングモータを有するトラバース手
段と、前記ステッピングモータを駆動制御するためのパ
ルス信号を発生させるパルス発生手段と、前記パルス信
号が入力されて、前記ステッピングモータを駆動するス
テッピングモータ駆動手段と、前記ステッピングモータ
の脱調を検出するための脱調検出手段と、前記脱調検出
手段により検出された前記ステッピングモータの脱調の
回数を記憶するための脱調回数記憶手段と、前記脱調回
数記憶手段に記憶された脱調回数に基づいて前記ステッ
ピングモータの駆動電圧を変更するための駆動電圧制御
手段と、前記脱調回数記憶手段に記憶された脱調回数に
基づいて前記パルス発生手段の出力パルスのパルスレー
トを変更するためのパルスレート制御手段とを具備す
る。このため、本発明に係る光学的情報記録再生装置に
おいては、機構部の摩擦負荷が変化した場合でも、安定
して、高速に光学ピックアップを移動する。
記録再生装置は、情報が螺旋状の情報トラックに記録さ
れているディスクと、前記ディスクに記録された情報を
情報トラックに追従しながら読みとるための光学ピック
アップ手段と、前記光学ピックアップ手段を所定距離だ
け移動させるステッピングモータを有するトラバース手
段と、前記ステッピングモータを駆動制御するためのパ
ルス信号を発生させるパルス発生手段と、前記パルス信
号が入力されて、前記ステッピングモータを駆動するス
テッピングモータ駆動手段と、前記ステッピングモータ
の脱調を検出するための脱調検出手段と、前記脱調検出
手段により検出された前記ステッピングモータの脱調の
回数を記憶するための脱調回数記憶手段と、前記脱調回
数記憶手段に記憶された脱調回数に基づいて前記ステッ
ピングモータの駆動電圧を変更するための駆動電圧制御
手段と、前記脱調回数記憶手段に記憶された脱調回数に
基づいて前記パルス発生手段の出力パルスのパルスレー
トを変更するためのパルスレート制御手段とを具備す
る。このため、本発明に係る光学的情報記録再生装置に
おいては、機構部の摩擦負荷が変化した場合でも、安定
して、高速に光学ピックアップを移動する。
【0013】また、本発明に係る光学的情報記録再生装
置において、前記脱調検出手段は、前記光学ピックアッ
プ手段が横切るトラック本数を検出するためのトラック
クロス数検出手段と、前記パルス発生手段の出力からパ
ルス数を検出するためのパルス数検出手段とを具備し、
前記パルス数検出手段と前記トラッククロス数検出手段
のそれぞれの出力の数を比較し、この差が所定値以上と
なった場合に脱調と判定するよう構成されている。
置において、前記脱調検出手段は、前記光学ピックアッ
プ手段が横切るトラック本数を検出するためのトラック
クロス数検出手段と、前記パルス発生手段の出力からパ
ルス数を検出するためのパルス数検出手段とを具備し、
前記パルス数検出手段と前記トラッククロス数検出手段
のそれぞれの出力の数を比較し、この差が所定値以上と
なった場合に脱調と判定するよう構成されている。
【0014】また、本発明に係る光学的情報記録再生装
置において、前記脱調検出手段は、前記光学ピックアッ
プ手段がトラックを横切る速度を検出するためのトラッ
ククロス速度検出手段と、前記パルス発生手段の出力か
らパルスレートを検出するためのパルスレート検出手段
とを具備し、前記パルスレート検出手段と前記トラック
クロス速度検出手段のそれぞれの出力値を比較し、この
差が所定値以上となった場合に脱調と判定するよう構成
されている。
置において、前記脱調検出手段は、前記光学ピックアッ
プ手段がトラックを横切る速度を検出するためのトラッ
ククロス速度検出手段と、前記パルス発生手段の出力か
らパルスレートを検出するためのパルスレート検出手段
とを具備し、前記パルスレート検出手段と前記トラック
クロス速度検出手段のそれぞれの出力値を比較し、この
差が所定値以上となった場合に脱調と判定するよう構成
されている。
【0015】また、本発明に係る光学的情報記録再生装
置において、前記脱調検出手段は、前記ステッピングモ
ータの駆動電流を検出するための駆動電流検出手段と、
前記パルス発生手段から出力されるパルスレートで前記
ステッピングモータが同期回転している場合の駆動電流
の基準値を出力する基準電流作成手段とを具備し、前記
駆動電流検出手段の基準値が前記基準電流作成手段の出
力値よりも所定値以上の差で大きくなった場合に前記脱
調検出手段が脱調と判定するよう構成されている。
置において、前記脱調検出手段は、前記ステッピングモ
ータの駆動電流を検出するための駆動電流検出手段と、
前記パルス発生手段から出力されるパルスレートで前記
ステッピングモータが同期回転している場合の駆動電流
の基準値を出力する基準電流作成手段とを具備し、前記
駆動電流検出手段の基準値が前記基準電流作成手段の出
力値よりも所定値以上の差で大きくなった場合に前記脱
調検出手段が脱調と判定するよう構成されている。
【0016】また、本発明に係る光学的情報記録再生装
置において、前記脱調検出手段は、前記光学ピックアッ
プが情報トラックに追従しながら前記ディスクの内周か
ら外周に移動している間を脱調と判定しないよう構成さ
れている。
置において、前記脱調検出手段は、前記光学ピックアッ
プが情報トラックに追従しながら前記ディスクの内周か
ら外周に移動している間を脱調と判定しないよう構成さ
れている。
【0017】さらに、本発明に係る光学的情報記録再生
装置において、前記脱調検出手段は、前記光学ピックア
ップにより読み出された情報から前記光学ピックアップ
の位置を検出するための光学ピックアップ位置検出手段
と、前記光学ピックアップの目標位置を記憶するための
目標位置記憶手段とを具備し、前記目標位置記憶手段の
目標位置を示す記憶値と前記光学ピックアップの移動後
における前記光学ピックアップ位置検出手段の検出値と
を比較し、この差が所定値以上になった場合に脱調と判
定するよう構成されている。
装置において、前記脱調検出手段は、前記光学ピックア
ップにより読み出された情報から前記光学ピックアップ
の位置を検出するための光学ピックアップ位置検出手段
と、前記光学ピックアップの目標位置を記憶するための
目標位置記憶手段とを具備し、前記目標位置記憶手段の
目標位置を示す記憶値と前記光学ピックアップの移動後
における前記光学ピックアップ位置検出手段の検出値と
を比較し、この差が所定値以上になった場合に脱調と判
定するよう構成されている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光学的情報記録再
生装置の好適な実施の形態を添付の図面を参照しつつ説
明する。
生装置の好適な実施の形態を添付の図面を参照しつつ説
明する。
【0019】《実施例1》以下、本発明の光学的情報記
録再生装置の好適な実施の形態の1つである実施例1に
ついて図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実
施例1の光学的情報記録再生装置の構成を示すブロック
図である。図2は実施例1の光学的情報記録再生装置に
おけるパルスレートパターンを示す波形図である。
録再生装置の好適な実施の形態の1つである実施例1に
ついて図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実
施例1の光学的情報記録再生装置の構成を示すブロック
図である。図2は実施例1の光学的情報記録再生装置に
おけるパルスレートパターンを示す波形図である。
【0020】図1において、螺旋状の情報トラックを有
するディスク1は、スピンドルモータ2により回転する
よう構成されている。ディスク1の情報トラックに対す
る記録、再生は、光学ピックアップ3により行われる。
光学ピックアップ3にはレンズ4が装着されている。こ
のレンズ4は、光学ピックアップ3に内蔵された図示し
ないフォーカスアクチュエータおよびトラッキングアク
チュエータにより、それぞれ電磁的に垂直方向および水
平方向に移動可能に設けられている。フォーカスサーボ
手段5は、レンズ4のディスク1からの変位量をあらわ
すフォーカスエラー信号に基づき、レンズ4がディスク
1から一定距離を保つように前記フォーカスアクチュエ
ータを駆動する。トラッキングサーボ手段6は、レンズ
4のディスク1上のトラック中心からの変位量であるト
ラッキングエラー信号に基づき、レンズ4がディスク1
上の任意のトラックに追従するよう前記トラッキングア
クチュエータを駆動する。ステッピングモータ7は光学
ピックアップ3をディスク1の半径方向に移動させる。
するディスク1は、スピンドルモータ2により回転する
よう構成されている。ディスク1の情報トラックに対す
る記録、再生は、光学ピックアップ3により行われる。
光学ピックアップ3にはレンズ4が装着されている。こ
のレンズ4は、光学ピックアップ3に内蔵された図示し
ないフォーカスアクチュエータおよびトラッキングアク
チュエータにより、それぞれ電磁的に垂直方向および水
平方向に移動可能に設けられている。フォーカスサーボ
手段5は、レンズ4のディスク1からの変位量をあらわ
すフォーカスエラー信号に基づき、レンズ4がディスク
1から一定距離を保つように前記フォーカスアクチュエ
ータを駆動する。トラッキングサーボ手段6は、レンズ
4のディスク1上のトラック中心からの変位量であるト
ラッキングエラー信号に基づき、レンズ4がディスク1
上の任意のトラックに追従するよう前記トラッキングア
クチュエータを駆動する。ステッピングモータ7は光学
ピックアップ3をディスク1の半径方向に移動させる。
【0021】ステッピングモータ駆動手段8はステッピ
ングモータ7に駆動電圧を印加する。光学ピックアップ
位置検出手段9は光学ピックアップ3により読み出した
データに含まれるアドレス情報から光学ピックアップ3
の現在位置を検出する。パルス数計算手段10は、光学
ピックアップ位置検出手段9により検出された現在位置
と外部から入力された目標アドレスから光学ピックアッ
プ3を移動させるために必要なステッピングモータ駆動
パルス数を計算する。パルスレートパターン作成手段1
1は、パルス数計算手段10により算出されたパルス数
に基づきステッピングモータ駆動手段8への入力パルス
の周波数変化(パルスレートパターン)を作成する。リ
ードスクリュウ12は、光学ピックアップ3をディスク
1の径方向に移動可能に保持すると共にステッピングモ
ータ7のトルクを光学ピックアップ3に伝えるよう構成
されている。
ングモータ7に駆動電圧を印加する。光学ピックアップ
位置検出手段9は光学ピックアップ3により読み出した
データに含まれるアドレス情報から光学ピックアップ3
の現在位置を検出する。パルス数計算手段10は、光学
ピックアップ位置検出手段9により検出された現在位置
と外部から入力された目標アドレスから光学ピックアッ
プ3を移動させるために必要なステッピングモータ駆動
パルス数を計算する。パルスレートパターン作成手段1
1は、パルス数計算手段10により算出されたパルス数
に基づきステッピングモータ駆動手段8への入力パルス
の周波数変化(パルスレートパターン)を作成する。リ
ードスクリュウ12は、光学ピックアップ3をディスク
1の径方向に移動可能に保持すると共にステッピングモ
ータ7のトルクを光学ピックアップ3に伝えるよう構成
されている。
【0022】図1に示すように、脱調検出手段50は、
パルス数検出手段13、トラッククロス数検出手段1
4、及び比較手段15により構成されている。パルス数
検出手段13はパルスレートパターン作成手段11より
出力された駆動パルス数を検出するためにディジタル回
路またはCPU等により構成されている。トラッククロ
ス数検出手段14はトラッキングサーボ手段6からの信
号を受け取り、光学ピックアップ3が横切ったトラック
本数を検出する。比較手段15はパルス数検出手段13
の出力をステッピングモータ7の分解能に応じてトラッ
ク本数単位に換算し、この換算値とトラッククロス数検
出手段14からの光学ピックアップ3が横切ったトラッ
ク本数とを比較する。比較手段15は、上記差が所定値
以上に達したとき脱調と見なして、脱調検出信号を出力
する。駆動電圧制御手段16は比較手段15の脱調検出
信号に基づきステッピングモータ7の駆動電圧をn段階
(nは2以上の整数)に変更する。リードスクリュウ1
2は光学ピックアップ3をディスク1の半径方向に移動
可能に保持すると共にステッピングモータ7のトルクを
光学ピックアップ3に伝えるよう構成されている。
パルス数検出手段13、トラッククロス数検出手段1
4、及び比較手段15により構成されている。パルス数
検出手段13はパルスレートパターン作成手段11より
出力された駆動パルス数を検出するためにディジタル回
路またはCPU等により構成されている。トラッククロ
ス数検出手段14はトラッキングサーボ手段6からの信
号を受け取り、光学ピックアップ3が横切ったトラック
本数を検出する。比較手段15はパルス数検出手段13
の出力をステッピングモータ7の分解能に応じてトラッ
ク本数単位に換算し、この換算値とトラッククロス数検
出手段14からの光学ピックアップ3が横切ったトラッ
ク本数とを比較する。比較手段15は、上記差が所定値
以上に達したとき脱調と見なして、脱調検出信号を出力
する。駆動電圧制御手段16は比較手段15の脱調検出
信号に基づきステッピングモータ7の駆動電圧をn段階
(nは2以上の整数)に変更する。リードスクリュウ1
2は光学ピックアップ3をディスク1の半径方向に移動
可能に保持すると共にステッピングモータ7のトルクを
光学ピックアップ3に伝えるよう構成されている。
【0023】[実施例1の光学的情報記録再生装置の動
作]以上のように構成された本発明の実施例1の光学的
情報記録再生装置の動作について説明する。レンズ4は
ディスク1から情報を光学ピックアップ3によって読み
出すためにフォーカスサーボ手段5とトラッキングサー
ボ手段6により制御されている。フォーカスサーボ手段
5はレンズ4が常にディスク1と焦点が合うように制御
されている。また、レンズ4はトラッキングサーボ手段
6により常にディスク1のトラックを追従するよう制御
されている。ただし、レンズ4がディスク1の情報トラ
ックに追従している間は、トラッククロス数検出手段1
4とパルス数検出手段13と比較手段15で構成される
脱調検出手段50は停止状態である。次に、任意トラッ
クにアクセスするために、まず、光学ピックアップ3の
現在位置を検出する。その検出のために、ディスク1上
のアドレス情報を含むデータを光学ピックアップ3によ
り読み出す。そのアドレス情報から、光学ピックアップ
位置検出手段9により、光学ピックアップ3の現在位置
を検出する。パルス数計算手段10は、検出された光学
ピックアップ3の現在位置から目標トラックへの移動に
必要なパルス数を算出する。
作]以上のように構成された本発明の実施例1の光学的
情報記録再生装置の動作について説明する。レンズ4は
ディスク1から情報を光学ピックアップ3によって読み
出すためにフォーカスサーボ手段5とトラッキングサー
ボ手段6により制御されている。フォーカスサーボ手段
5はレンズ4が常にディスク1と焦点が合うように制御
されている。また、レンズ4はトラッキングサーボ手段
6により常にディスク1のトラックを追従するよう制御
されている。ただし、レンズ4がディスク1の情報トラ
ックに追従している間は、トラッククロス数検出手段1
4とパルス数検出手段13と比較手段15で構成される
脱調検出手段50は停止状態である。次に、任意トラッ
クにアクセスするために、まず、光学ピックアップ3の
現在位置を検出する。その検出のために、ディスク1上
のアドレス情報を含むデータを光学ピックアップ3によ
り読み出す。そのアドレス情報から、光学ピックアップ
位置検出手段9により、光学ピックアップ3の現在位置
を検出する。パルス数計算手段10は、検出された光学
ピックアップ3の現在位置から目標トラックへの移動に
必要なパルス数を算出する。
【0024】次に、トラッキングサーボ手段6の動作を
停止させた状態において、マイコン等により構成される
パルスレートパターン作成手段11により、図2に示す
ようなパルスレートを作成し、このパルスレートをステ
ッピングモータ駆動手段8に出力する。ステッピングモ
ータ駆動手段8は入力されたパルスレートでステッピン
グモータ7を駆動し、光学ピックアップ3を移動させ
る。光学ピックアップ3が所定位置に移動した後、再び
トラッキングサーボ手段6を動作させて、情報の記録再
生が行われる。
停止させた状態において、マイコン等により構成される
パルスレートパターン作成手段11により、図2に示す
ようなパルスレートを作成し、このパルスレートをステ
ッピングモータ駆動手段8に出力する。ステッピングモ
ータ駆動手段8は入力されたパルスレートでステッピン
グモータ7を駆動し、光学ピックアップ3を移動させ
る。光学ピックアップ3が所定位置に移動した後、再び
トラッキングサーボ手段6を動作させて、情報の記録再
生が行われる。
【0025】ピックアップ3の移動中において、パルス
数検出手段13は、パルスレートパターン作成手段11
の出力に応じてカウントアップされる。また、トラック
クロス数検出手段14は、光学ピックアップ3の移動に
応じて、レンズ4が横切ったトラック本数をカウントす
る。ステッピングモータ7がパルスレートパターン作成
手段11の出力パルスに同期回転している場合、ステッ
ピングモータ7の回転量と光学ピックアップ3の移動量
は対応している。このため、パルス数検出手段13の出
力は光学ピックアップ3の移動量と対応し、トラックク
ロス数検出手段14の出力はレンズ4の移動量に応じた
値が出力される。このため、光学ピックアップ3の移動
量とレンズ4の移動量との差は、光学ピックアップ3に
対するレンズ4の可動範囲内である。
数検出手段13は、パルスレートパターン作成手段11
の出力に応じてカウントアップされる。また、トラック
クロス数検出手段14は、光学ピックアップ3の移動に
応じて、レンズ4が横切ったトラック本数をカウントす
る。ステッピングモータ7がパルスレートパターン作成
手段11の出力パルスに同期回転している場合、ステッ
ピングモータ7の回転量と光学ピックアップ3の移動量
は対応している。このため、パルス数検出手段13の出
力は光学ピックアップ3の移動量と対応し、トラックク
ロス数検出手段14の出力はレンズ4の移動量に応じた
値が出力される。このため、光学ピックアップ3の移動
量とレンズ4の移動量との差は、光学ピックアップ3に
対するレンズ4の可動範囲内である。
【0026】次に、ステッピングモータ7が同期外れ
(脱調)を起こした場合について説明する。この場合、
パルス数検出手段13は、パルスレートパターン作成手
段11の出力に応じてカウントアップされていく。しか
し、トラッククロス数検出手段14は、光学ピックアッ
プ3が所定距離移動しないため、横切ったトラック本数
のカウントが進まなくなる。この結果、パルス数検出手
段13とトラッククロス数検出手段14とにおける出力
差が大きくなる。この出力差は比較手段15において計
測され、出力差が大きい場合には脱調状態と判断され
る。比較手段15が脱調状態と判断したとき、比較手段
15は脱調検出信号を駆動電圧制御手段16へ出力す
る。脱調検出信号が入力された駆動電圧制御手段16
は、ステッピングモータ7を駆動する電圧を増加させ
る。このため、ステッピングモータ7の発生トルクが増
加し、駆動負荷の変動による脱調状態が回復される。
(脱調)を起こした場合について説明する。この場合、
パルス数検出手段13は、パルスレートパターン作成手
段11の出力に応じてカウントアップされていく。しか
し、トラッククロス数検出手段14は、光学ピックアッ
プ3が所定距離移動しないため、横切ったトラック本数
のカウントが進まなくなる。この結果、パルス数検出手
段13とトラッククロス数検出手段14とにおける出力
差が大きくなる。この出力差は比較手段15において計
測され、出力差が大きい場合には脱調状態と判断され
る。比較手段15が脱調状態と判断したとき、比較手段
15は脱調検出信号を駆動電圧制御手段16へ出力す
る。脱調検出信号が入力された駆動電圧制御手段16
は、ステッピングモータ7を駆動する電圧を増加させ
る。このため、ステッピングモータ7の発生トルクが増
加し、駆動負荷の変動による脱調状態が回復される。
【0027】実施例1の光学的情報記録再生装置は、以
上のように構成されているため、温度環境の変化及び機
構部を構成する部品の経時劣化等の影響によって駆動負
荷が変動した場合、ステッピングモータ7の脱調を検出
し、ステッピングモータ7の駆動電圧を制御する。これ
により、実施例1の光学的情報記録再生装置において
は、光学ピックアップ3に最適な駆動力を伝えることが
でき、光学ピックアップ3を高速に移動させることが可
能となる。
上のように構成されているため、温度環境の変化及び機
構部を構成する部品の経時劣化等の影響によって駆動負
荷が変動した場合、ステッピングモータ7の脱調を検出
し、ステッピングモータ7の駆動電圧を制御する。これ
により、実施例1の光学的情報記録再生装置において
は、光学ピックアップ3に最適な駆動力を伝えることが
でき、光学ピックアップ3を高速に移動させることが可
能となる。
【0028】《実施例2》以下、本発明の光学的情報記
録再生装置の実施例2について図面を参照しながら説明
する。図3は本発明の実施例2に係る光学的情報記録再
生装置の構成を示すブロック図である。実施例2におい
て、前述の実施例1と同じ構成、機能を有する部品には
同じ番号を付して、その説明は省略する。図3に示すよ
うに、実施例2の脱調検出手段60は、パルスレート検
出手段17、トラッククロス速度検出手段18、及び比
較手段19により構成されている。パルスレート検出手
段17はディジタル回路またはCPU等により構成さ
れ、パルスレートパターン作成手段11から出力された
駆動パルスの周波数(パルスレート)を検出する。トラ
ッククロス速度検出手段18は、トラッキングサーボ手
段6からの信号が入力され、光学ピックアップ3が横切
ったトラック本数とそのときの所要時間からレンズ4の
トラックに対する相対速度を検出する。比較手段19は
パルスレート検出手段17の出力をステッピングモータ
7の分解能に応じてトラッククロス速度と同じ単位に換
算し、この換算値とトラッククロス速度検出手段18の
出力とを比較する。比較手段19は、上記換算値とトラ
ッククロス速度検出手段18との差が所定値以上に達し
たとき、脱調と見なして、脱調検出信号を出力する。駆
動電圧制御手段16は比較手段19の脱調検出信号に基
づきステッピングモータ7の駆動電圧をn段階(nは2
以上の整数)に変更する。
録再生装置の実施例2について図面を参照しながら説明
する。図3は本発明の実施例2に係る光学的情報記録再
生装置の構成を示すブロック図である。実施例2におい
て、前述の実施例1と同じ構成、機能を有する部品には
同じ番号を付して、その説明は省略する。図3に示すよ
うに、実施例2の脱調検出手段60は、パルスレート検
出手段17、トラッククロス速度検出手段18、及び比
較手段19により構成されている。パルスレート検出手
段17はディジタル回路またはCPU等により構成さ
れ、パルスレートパターン作成手段11から出力された
駆動パルスの周波数(パルスレート)を検出する。トラ
ッククロス速度検出手段18は、トラッキングサーボ手
段6からの信号が入力され、光学ピックアップ3が横切
ったトラック本数とそのときの所要時間からレンズ4の
トラックに対する相対速度を検出する。比較手段19は
パルスレート検出手段17の出力をステッピングモータ
7の分解能に応じてトラッククロス速度と同じ単位に換
算し、この換算値とトラッククロス速度検出手段18の
出力とを比較する。比較手段19は、上記換算値とトラ
ッククロス速度検出手段18との差が所定値以上に達し
たとき、脱調と見なして、脱調検出信号を出力する。駆
動電圧制御手段16は比較手段19の脱調検出信号に基
づきステッピングモータ7の駆動電圧をn段階(nは2
以上の整数)に変更する。
【0029】[実施例2の光学的情報記録再生装置の動
作]以上のように構成された本発明の実施例2の光学的
情報記録再生装置の動作について説明する。レンズ4は
ディスク1から情報を光学ピックアップ3によって読み
出すためにフォーカスサーボ手段5とトラッキングサー
ボ手段6により制御されている。フォーカスサーボ手段
5はレンズ4が常にディスク1と焦点が合うように制御
されている。また、レンズ4はトラッキングサーボ手段
6により常にディスク1のトラックを追従するよう制御
されている。ただし、レンズ4がディスク1の情報トラ
ックに追従している間は、トラッククロス速度検出手段
18とパルスレ−ト検出手段17と比較手段19で構成
される脱調検出手段60は停止状態である。
作]以上のように構成された本発明の実施例2の光学的
情報記録再生装置の動作について説明する。レンズ4は
ディスク1から情報を光学ピックアップ3によって読み
出すためにフォーカスサーボ手段5とトラッキングサー
ボ手段6により制御されている。フォーカスサーボ手段
5はレンズ4が常にディスク1と焦点が合うように制御
されている。また、レンズ4はトラッキングサーボ手段
6により常にディスク1のトラックを追従するよう制御
されている。ただし、レンズ4がディスク1の情報トラ
ックに追従している間は、トラッククロス速度検出手段
18とパルスレ−ト検出手段17と比較手段19で構成
される脱調検出手段60は停止状態である。
【0030】次に、任意トラックにアクセスするため
に、まず、光学ピックアップ3の現在位置を検出する。
その検出のために、ディスク1上のアドレス情報を含む
データを光学ピックアップ3により読み出す。そのアド
レス情報から、光学ピックアップ位置検出手段9によ
り、光学ピックアップ3の現在位置を検出する。パルス
数計算手段10は、検出された光学ピックアップ3の現
在位置から目標トラックへの移動に必要なパルス数を算
出する。
に、まず、光学ピックアップ3の現在位置を検出する。
その検出のために、ディスク1上のアドレス情報を含む
データを光学ピックアップ3により読み出す。そのアド
レス情報から、光学ピックアップ位置検出手段9によ
り、光学ピックアップ3の現在位置を検出する。パルス
数計算手段10は、検出された光学ピックアップ3の現
在位置から目標トラックへの移動に必要なパルス数を算
出する。
【0031】次に、トラッキングサーボ手段6の動作を
停止させた状態において、マイコン等により構成される
パルスレートパターン作成手段11が図2に示すような
パルスレートを作成し、このパルスレートをステッピン
グモータ駆動手段8に出力する。ステッピングモータ駆
動手段8は入力されたパルスレートを用いてステッピン
グモータ7を駆動し、光学ピックアップ3を移動させ
る。光学ピックアップ3が所定位置に移動した後、再び
トラッキングサーボ手段6が動作して、情報の記録再生
が行われる。光学ピックアップ3の移動中において、パ
ルスレート検出手段17は、パルスレートパターン作成
手段11の出力する、図2に示したパルスレートにおけ
る速度が検出される。また、トラッククロス速度検出手
段18は、光学ピックアップ3の移動しているときにレ
ンズ4が横切ったトラックの本数を測定し、光学ピック
アップ3の速度を検出する。ステッピングモータ7がパ
ルスレートパターン11の出力パルスに同期回転してい
る場合、ステッピングモータ7の回転数と光学ピックア
ップ3の移動速度は対応している。パルスレート検出手
段17の出力は光学ピックアップ3の移動速度を示す。
トラッククロス速度検出手段18の出力はレンズ4の移
動速度を示す。このため、光学ピックアップ3の移動速
度とレンズ4の移動速度との差は一定値の範囲内に収ま
る。
停止させた状態において、マイコン等により構成される
パルスレートパターン作成手段11が図2に示すような
パルスレートを作成し、このパルスレートをステッピン
グモータ駆動手段8に出力する。ステッピングモータ駆
動手段8は入力されたパルスレートを用いてステッピン
グモータ7を駆動し、光学ピックアップ3を移動させ
る。光学ピックアップ3が所定位置に移動した後、再び
トラッキングサーボ手段6が動作して、情報の記録再生
が行われる。光学ピックアップ3の移動中において、パ
ルスレート検出手段17は、パルスレートパターン作成
手段11の出力する、図2に示したパルスレートにおけ
る速度が検出される。また、トラッククロス速度検出手
段18は、光学ピックアップ3の移動しているときにレ
ンズ4が横切ったトラックの本数を測定し、光学ピック
アップ3の速度を検出する。ステッピングモータ7がパ
ルスレートパターン11の出力パルスに同期回転してい
る場合、ステッピングモータ7の回転数と光学ピックア
ップ3の移動速度は対応している。パルスレート検出手
段17の出力は光学ピックアップ3の移動速度を示す。
トラッククロス速度検出手段18の出力はレンズ4の移
動速度を示す。このため、光学ピックアップ3の移動速
度とレンズ4の移動速度との差は一定値の範囲内に収ま
る。
【0032】次に、ステッピングモータ7が同期外れ
(脱調)を起こした場合について説明する。パルスレー
ト検出手段17は、パルスレートパターン作成手段11
の出力に応じて図2に示したパルスレートパターンにお
ける速度が検出される。しかし、同期外れ(脱調)を起
こした場合、トラッククロス速度検出手段18は、光学
ピックアップ3が停止してしまうため、レンズ4が横切
るトラックの本数がなくなり、レンズ4の速度は0に近
づく。この結果、パルスレート検出手段17とトラック
クロス速度検出手段18の出力差が大きくなり、比較手
段19は脱調を検出して、脱調検出信号を駆動電圧制御
手段16へ出力する。脱調検出信号が入力された駆動電
圧制御手段16は、ステッピングモータ7を駆動する電
圧を増加させる。このため、ステッピングモータ7の発
生トルクが増加し、駆動負荷の変動による脱調状態が回
復される。実施例2の光学的情報記録再生装置は上記の
ように構成されているため、温度環境の変化及び機構部
を構成する部品の経時劣化等の影響によって駆動負荷が
変動した場合、ステッピングモータ7の脱調を検出し、
ステッピングモータ7の駆動電圧を制御する。これによ
り、実施例2の光学的情報記録再生装置は光学ピックア
ップ3に最適な駆動力を伝えることができ、光学ピック
アップ3を高速に移動させることが可能となる。
(脱調)を起こした場合について説明する。パルスレー
ト検出手段17は、パルスレートパターン作成手段11
の出力に応じて図2に示したパルスレートパターンにお
ける速度が検出される。しかし、同期外れ(脱調)を起
こした場合、トラッククロス速度検出手段18は、光学
ピックアップ3が停止してしまうため、レンズ4が横切
るトラックの本数がなくなり、レンズ4の速度は0に近
づく。この結果、パルスレート検出手段17とトラック
クロス速度検出手段18の出力差が大きくなり、比較手
段19は脱調を検出して、脱調検出信号を駆動電圧制御
手段16へ出力する。脱調検出信号が入力された駆動電
圧制御手段16は、ステッピングモータ7を駆動する電
圧を増加させる。このため、ステッピングモータ7の発
生トルクが増加し、駆動負荷の変動による脱調状態が回
復される。実施例2の光学的情報記録再生装置は上記の
ように構成されているため、温度環境の変化及び機構部
を構成する部品の経時劣化等の影響によって駆動負荷が
変動した場合、ステッピングモータ7の脱調を検出し、
ステッピングモータ7の駆動電圧を制御する。これによ
り、実施例2の光学的情報記録再生装置は光学ピックア
ップ3に最適な駆動力を伝えることができ、光学ピック
アップ3を高速に移動させることが可能となる。
【0033】《実施例3》以下、本発明の光学的情報記
録再生装置の実施例3について図面を参照しながら説明
する。図4は実施例3における光学的情報再生装置の構
成を示すブロック図である。図5は実施例3におけるス
テッピングモータ7に入力されるパルスレートパターン
(a)、脱調しない場合のステッピングモータ7に流れ
る電流波形(b)、脱調した場合の光学ピックアップ3
の速度(c)、及び脱調した場合のステッピングモータ
7に流れる電流波形(d)を表している。実施例3にお
いて、前述の実施例1と同じ構成、機能を有する部品に
は同じ番号を付して、その説明は省略する。図4に示す
ように、実施例3における脱調検出手段70は、駆動電
流検出手段20、基準電流作成手段21、及び比較手段
22により構成されている。駆動電流検出手段20はス
テッピングモータ駆動手段8からステッピングモータ7
へ供給される電流量を検出する。基準電流作成手段21
はパルスレートパターン作成手段11から出力されるパ
ルスの周波数と駆動電圧制御手段16からステッピング
モータ7へ供給される電源電圧に応じて基準となる電流
量を表す信号を出力する。比較手段22は駆動電流検出
手段20の出力値と基準電流作成手段21の出力値とを
比較して、その差が所定値以上に達したとき脱調と見な
して、脱調検出信号を駆動電圧制御手段16へ出力す
る。駆動電圧制御手段16は脱調検出手段70の比較手
段22の脱調検出信号に基づきステッピングモータ7の
駆動電圧をn段階(nは2以上の整数)に変更する。
録再生装置の実施例3について図面を参照しながら説明
する。図4は実施例3における光学的情報再生装置の構
成を示すブロック図である。図5は実施例3におけるス
テッピングモータ7に入力されるパルスレートパターン
(a)、脱調しない場合のステッピングモータ7に流れ
る電流波形(b)、脱調した場合の光学ピックアップ3
の速度(c)、及び脱調した場合のステッピングモータ
7に流れる電流波形(d)を表している。実施例3にお
いて、前述の実施例1と同じ構成、機能を有する部品に
は同じ番号を付して、その説明は省略する。図4に示す
ように、実施例3における脱調検出手段70は、駆動電
流検出手段20、基準電流作成手段21、及び比較手段
22により構成されている。駆動電流検出手段20はス
テッピングモータ駆動手段8からステッピングモータ7
へ供給される電流量を検出する。基準電流作成手段21
はパルスレートパターン作成手段11から出力されるパ
ルスの周波数と駆動電圧制御手段16からステッピング
モータ7へ供給される電源電圧に応じて基準となる電流
量を表す信号を出力する。比較手段22は駆動電流検出
手段20の出力値と基準電流作成手段21の出力値とを
比較して、その差が所定値以上に達したとき脱調と見な
して、脱調検出信号を駆動電圧制御手段16へ出力す
る。駆動電圧制御手段16は脱調検出手段70の比較手
段22の脱調検出信号に基づきステッピングモータ7の
駆動電圧をn段階(nは2以上の整数)に変更する。
【0034】[実施例3の光学的情報記録再生装置の動
作]以上のように構成された本発明の実施例3の光学的
情報記録再生装置の動作について説明する。レンズ4は
ディスク1から情報を光学ピックアップ3によって読み
出すためにフォーカスサーボ手段5とトラッキングサー
ボ手段6により制御されている。フォーカスサーボ手段
5はレンズ4が常にディスク1と焦点が合うように制御
されている。また、レンズ4はトラッキングサーボ手段
6により常にディスク1のトラックを追従するよう制御
されている。ただし、ディスク1のトラックに追従して
いる間は駆動電流検出手段20と基準電流作成手段21
と比較手段22で構成される脱調検出手段70は停止状
態である。
作]以上のように構成された本発明の実施例3の光学的
情報記録再生装置の動作について説明する。レンズ4は
ディスク1から情報を光学ピックアップ3によって読み
出すためにフォーカスサーボ手段5とトラッキングサー
ボ手段6により制御されている。フォーカスサーボ手段
5はレンズ4が常にディスク1と焦点が合うように制御
されている。また、レンズ4はトラッキングサーボ手段
6により常にディスク1のトラックを追従するよう制御
されている。ただし、ディスク1のトラックに追従して
いる間は駆動電流検出手段20と基準電流作成手段21
と比較手段22で構成される脱調検出手段70は停止状
態である。
【0035】次に、任意トラックにアクセスするため
に、まず、光学ピックアップ3の現在位置を検出する。
その検出のために、ディスク1上のアドレス情報を含む
データを光学ピックアップ3により読み出す。そのアド
レス情報から、光学ピックアップ位置検出手段9によ
り、光学ピックアップ3の現在位置を検出する。パルス
数計算手段10は、検出された光学ピックアップ3の現
在位置から目標トラックへの移動に必要なパルス数を算
出する。次に、トラッキングサーボ手段6の動作を停止
させた状態において、マイコン等により構成されるパル
スレートパターン作成手段11により、図5の(a)に
示すパルスレートを作成し、このパルスレートをステッ
ピングモータ駆動手段8に出力する。ステッピングモー
タ駆動手段8は入力されたパルスレートでステッピング
モータ7を駆動し、光学ピックアップ3を移動させる。
光学ピックアップ3が所定位置に移動した後、再びトラ
ッキングサーボ手段6が動作して、情報の記録再生が行
われる。
に、まず、光学ピックアップ3の現在位置を検出する。
その検出のために、ディスク1上のアドレス情報を含む
データを光学ピックアップ3により読み出す。そのアド
レス情報から、光学ピックアップ位置検出手段9によ
り、光学ピックアップ3の現在位置を検出する。パルス
数計算手段10は、検出された光学ピックアップ3の現
在位置から目標トラックへの移動に必要なパルス数を算
出する。次に、トラッキングサーボ手段6の動作を停止
させた状態において、マイコン等により構成されるパル
スレートパターン作成手段11により、図5の(a)に
示すパルスレートを作成し、このパルスレートをステッ
ピングモータ駆動手段8に出力する。ステッピングモー
タ駆動手段8は入力されたパルスレートでステッピング
モータ7を駆動し、光学ピックアップ3を移動させる。
光学ピックアップ3が所定位置に移動した後、再びトラ
ッキングサーボ手段6が動作して、情報の記録再生が行
われる。
【0036】図5の(b)は実施例3のトラバース機構
における光学ピックアップ3の移動中において、ステッ
ピングモータ7へ流れる電流量を時間を横軸にして示し
たものである。図5の(b)に示したモータ電流パター
ンは、脱調していない場合を示している。駆動電圧制御
手段16がステッピングモータ駆動手段8によりステッ
ピングモータ7へ印加する駆動電圧をV1、ステッピン
グモータ7の回転数により決まるステッピングモータ7
に発生する逆起電圧Ea、ステッピングモータ7の抵抗
値をRとすると、ステッピングモータ7へは、(V1−
Ea)/Rで表される電流Iが流れる。実施例3の光学
的情報記録再生装置において、基準電流作成手段21は
あらかじめステッピングモータ7の抵抗値およびステッ
ピングモータ7の回転数と逆起電力との関係をテーブル
または計算式として持っている。基準電流作成手段21
は駆動電圧制御手段16の出力値とパルスレートパター
ン作成手段11の出力するパルスレートにより、基準と
なる電流を計算し、その計算値を出力する。ステッピン
グモータ7がパルスレートパターン作成手段11の出力
パルスに同期回転している場合は、駆動電流検出手段2
0の検出値と基準電流作成手段21の出力はどちらも
(V1−Ea)/Rを出力し、この差は一定値内に収ま
る。
における光学ピックアップ3の移動中において、ステッ
ピングモータ7へ流れる電流量を時間を横軸にして示し
たものである。図5の(b)に示したモータ電流パター
ンは、脱調していない場合を示している。駆動電圧制御
手段16がステッピングモータ駆動手段8によりステッ
ピングモータ7へ印加する駆動電圧をV1、ステッピン
グモータ7の回転数により決まるステッピングモータ7
に発生する逆起電圧Ea、ステッピングモータ7の抵抗
値をRとすると、ステッピングモータ7へは、(V1−
Ea)/Rで表される電流Iが流れる。実施例3の光学
的情報記録再生装置において、基準電流作成手段21は
あらかじめステッピングモータ7の抵抗値およびステッ
ピングモータ7の回転数と逆起電力との関係をテーブル
または計算式として持っている。基準電流作成手段21
は駆動電圧制御手段16の出力値とパルスレートパター
ン作成手段11の出力するパルスレートにより、基準と
なる電流を計算し、その計算値を出力する。ステッピン
グモータ7がパルスレートパターン作成手段11の出力
パルスに同期回転している場合は、駆動電流検出手段2
0の検出値と基準電流作成手段21の出力はどちらも
(V1−Ea)/Rを出力し、この差は一定値内に収ま
る。
【0037】次に、ステッピングモータ7が同期外れ
(脱調)を起こした場合について説明する。ステッピン
グモータ7の回転数は図5の(c)に示すように、脱調
が発生すると、パルスレートパターン作成手段11から
の指令値(パルスレート)よりも速度が低くなる。この
ため、ステッピングモータ7に生じる逆起電圧はEa’
は、Ea’<Eaの関係となる。ステッピングモータ7
には図5の(d)に示すような電流がモータに流れる。
このため、比較手段22により脱調が検出され、比較手
段22は駆動電圧制御手段16に脱調検出信号を出力す
る。駆動電圧制御手段16は、脱調検出信号が入力され
た場合、ステッピングモータ7を駆動する電圧を増加さ
せ、ステッピングモータ7の発生トルクを増加して駆動
負荷の変動による脱調状態を回復する。
(脱調)を起こした場合について説明する。ステッピン
グモータ7の回転数は図5の(c)に示すように、脱調
が発生すると、パルスレートパターン作成手段11から
の指令値(パルスレート)よりも速度が低くなる。この
ため、ステッピングモータ7に生じる逆起電圧はEa’
は、Ea’<Eaの関係となる。ステッピングモータ7
には図5の(d)に示すような電流がモータに流れる。
このため、比較手段22により脱調が検出され、比較手
段22は駆動電圧制御手段16に脱調検出信号を出力す
る。駆動電圧制御手段16は、脱調検出信号が入力され
た場合、ステッピングモータ7を駆動する電圧を増加さ
せ、ステッピングモータ7の発生トルクを増加して駆動
負荷の変動による脱調状態を回復する。
【0038】以上のように構成された実施例3の光学的
情報記録再生装置は、温度環境の変化及び機構部を構成
する部品の経時劣化等の影響によって駆動負荷が変動し
た場合、ステッピングモータ7の脱調を検出し、ステッ
ピングモータ7の駆動電圧を制御する。これにより、実
施例3の光学的情報記録再生装置は、光学ピックアップ
3に最適な駆動力を伝えることができ、光学ピックアッ
プ3を高速に移動させることが可能となる。
情報記録再生装置は、温度環境の変化及び機構部を構成
する部品の経時劣化等の影響によって駆動負荷が変動し
た場合、ステッピングモータ7の脱調を検出し、ステッ
ピングモータ7の駆動電圧を制御する。これにより、実
施例3の光学的情報記録再生装置は、光学ピックアップ
3に最適な駆動力を伝えることができ、光学ピックアッ
プ3を高速に移動させることが可能となる。
【0039】《実施例4》以下、本発明の光学的情報記
録再生装置の実施例4について図面を参照しながら説明
する。図6は実施例4における光学的情報再生装置の構
成を示すブロック図である。図7は実施例4における光
学的情報再生装置の脱調検出動作におけるフローチャー
トである。実施例4において、前述の実施例1と同じ構
成、機能を有する部品には同じ番号を付して、その説明
は省略する。図6に示すように、実施例4の脱調検出手
段80は、目標アドレス記憶手段23と到達アドレス記
憶手段24と比較手段25とにより構成されている。目
標アドレス記憶手段23は外部より入力された目標アド
レスを記憶する。到達アドレス記憶手段24は光学ピッ
クアップ位置検出手段9の出力から光学ピックアップ3
の移動後のアドレスを記憶する。比較手段25は目標ア
ドレス記憶手段23の出力値と到達アドレス記憶手段2
4の出力値とを比較し、その差が所定値以上に達したと
き脱調と見なして、脱調検出信号を駆動電圧制御手段1
6へ出力する。駆動電圧制御手段16は脱調検出手段8
0の比較手段25の脱調検出信号に基づきステッピング
モータ7の駆動電圧をn段階(nは2以上の整数)に変
更する。
録再生装置の実施例4について図面を参照しながら説明
する。図6は実施例4における光学的情報再生装置の構
成を示すブロック図である。図7は実施例4における光
学的情報再生装置の脱調検出動作におけるフローチャー
トである。実施例4において、前述の実施例1と同じ構
成、機能を有する部品には同じ番号を付して、その説明
は省略する。図6に示すように、実施例4の脱調検出手
段80は、目標アドレス記憶手段23と到達アドレス記
憶手段24と比較手段25とにより構成されている。目
標アドレス記憶手段23は外部より入力された目標アド
レスを記憶する。到達アドレス記憶手段24は光学ピッ
クアップ位置検出手段9の出力から光学ピックアップ3
の移動後のアドレスを記憶する。比較手段25は目標ア
ドレス記憶手段23の出力値と到達アドレス記憶手段2
4の出力値とを比較し、その差が所定値以上に達したと
き脱調と見なして、脱調検出信号を駆動電圧制御手段1
6へ出力する。駆動電圧制御手段16は脱調検出手段8
0の比較手段25の脱調検出信号に基づきステッピング
モータ7の駆動電圧をn段階(nは2以上の整数)に変
更する。
【0040】前述したようにステッピングモータ7が脱
調した場合、ステッピングモータ7は入力パルスへの同
期回転が出来なくなり、回転が停止する。このため、光
学ピックアップ3は目標位置よりも手前で停止すること
となる。逆に脱調しなかった場合は、光学ピックアップ
3は目標位置まで移動するため、移動後のレンズ4の目
標位置からの移動誤差は光学ピックアップ3に対するレ
ンズ4の可動範囲内に収まる。そこで、実施例4の光学
的情報記録再生装置においては、目標アドレスと到達ア
ドレスとを比較することにより脱調検出を行う。
調した場合、ステッピングモータ7は入力パルスへの同
期回転が出来なくなり、回転が停止する。このため、光
学ピックアップ3は目標位置よりも手前で停止すること
となる。逆に脱調しなかった場合は、光学ピックアップ
3は目標位置まで移動するため、移動後のレンズ4の目
標位置からの移動誤差は光学ピックアップ3に対するレ
ンズ4の可動範囲内に収まる。そこで、実施例4の光学
的情報記録再生装置においては、目標アドレスと到達ア
ドレスとを比較することにより脱調検出を行う。
【0041】[実施例4の光学的情報記録再生装置にお
ける脱調検出動作]本発明の実施例4の光学的情報記録
再生装置における脱調検出動作について説明する。レン
ズ4がディスク1から情報を光学ピックアップ3によっ
て読み出すために、レンズ4はフォーカスサーボ手段5
とトラッキングサーボ手段6により制御されている。フ
ォーカスサーボ手段5は常にレンズ4がディスク1と焦
点が合うよう制御されている。また、レンズ4はトラッ
キングサーボ手段6により常にディスク1のトラックを
追従するよう制御されている。
ける脱調検出動作]本発明の実施例4の光学的情報記録
再生装置における脱調検出動作について説明する。レン
ズ4がディスク1から情報を光学ピックアップ3によっ
て読み出すために、レンズ4はフォーカスサーボ手段5
とトラッキングサーボ手段6により制御されている。フ
ォーカスサーボ手段5は常にレンズ4がディスク1と焦
点が合うよう制御されている。また、レンズ4はトラッ
キングサーボ手段6により常にディスク1のトラックを
追従するよう制御されている。
【0042】次に、実施例4の光学的情報記録再生装置
における脱調検出動作を示す図7のフローチャートを用
いて説明する。任意トラックにアクセスするに、まず、
光学ピックアップ3の現在位置を検出する。そのため
に、ディスク1上のアドレス情報を含むデータを光学ピ
ックアップ3により読み出す。そのアドレス情報から、
光学ピックアップ位置検出手段9により、光学ピックア
ップ3の現在位置を検出する(ステップS1)。パルス
数計算手段10は、検出した光学ピックアップ3の現在
位置から目標アドレスへの移動に必要なパルス数を算出
する(ステップS2)。また目標アドレスを目標アドレ
ス記憶手段23により記憶する(ステップS3)。
における脱調検出動作を示す図7のフローチャートを用
いて説明する。任意トラックにアクセスするに、まず、
光学ピックアップ3の現在位置を検出する。そのため
に、ディスク1上のアドレス情報を含むデータを光学ピ
ックアップ3により読み出す。そのアドレス情報から、
光学ピックアップ位置検出手段9により、光学ピックア
ップ3の現在位置を検出する(ステップS1)。パルス
数計算手段10は、検出した光学ピックアップ3の現在
位置から目標アドレスへの移動に必要なパルス数を算出
する(ステップS2)。また目標アドレスを目標アドレ
ス記憶手段23により記憶する(ステップS3)。
【0043】次に、トラッキングサーボ手段6の動作を
停止させる(ステップS4)。そして、マイコン等によ
り構成されるパルスレートパターン作成手段11におい
て、図2に示したパルスレートを作成し、このパルスレ
ートをステッピングモータ駆動手段8へ出力する。ステ
ッピングモータ駆動手段8はこのパルスレートにてステ
ッピングモータ7を駆動し、光学ピックアップ3を移動
させる(ステップS5)。実施例4の光学的情報記録再
生装置は、所定数のパルスを発生させて光学ピックアッ
プ3を所定距離移動させた後、再びトラッキングサーボ
手段6を動作させて、レンズ4をディスク1のトラック
に追従させる(ステップS6)。また、光学ピックアッ
プ3の到達アドレスを読みとり、到達アドレス記憶手段
24に記憶する(ステップS7)。
停止させる(ステップS4)。そして、マイコン等によ
り構成されるパルスレートパターン作成手段11におい
て、図2に示したパルスレートを作成し、このパルスレ
ートをステッピングモータ駆動手段8へ出力する。ステ
ッピングモータ駆動手段8はこのパルスレートにてステ
ッピングモータ7を駆動し、光学ピックアップ3を移動
させる(ステップS5)。実施例4の光学的情報記録再
生装置は、所定数のパルスを発生させて光学ピックアッ
プ3を所定距離移動させた後、再びトラッキングサーボ
手段6を動作させて、レンズ4をディスク1のトラック
に追従させる(ステップS6)。また、光学ピックアッ
プ3の到達アドレスを読みとり、到達アドレス記憶手段
24に記憶する(ステップS7)。
【0044】そして、比較手段25により、目標アドレ
ス記憶手段23と到達アドレス記憶手段24の記憶値よ
り移動誤差量を計算する(ステップS8)。そして比較
手段25は、レンズ3の可動量である基準移動誤差量と
計算された移動誤差量とを比較し、移動誤差量が基準移
動誤差量以上の時のみ脱調と判定し(ステップS9)、
脱調検出信号を駆動電圧制御手段16へ出力する(ステ
ップS10)。脱調検出信号が入力された駆動電圧制御
手段16は、ステッピングモータ7を駆動する電圧を増
加させる。このため、ステッピングモータ7の発生トル
クが増加し、駆動負荷の変動による脱調状態が回復され
る。実施例4の光学的情報記録再生装置は上記のように
構成されているため、温度環境の変化及び機構部を構成
する部品の経時劣化等の影響によって駆動負荷が変動し
た場合、ステッピングモータ7の脱調を検出し、ステッ
ピングモータ7の駆動電圧を制御する。これにより、実
施例4の光学的情報記録再生装置は光学ピックアップ3
に最適な駆動力を伝えることができ、光学ピックアップ
3を高速に移動させることが可能となる。
ス記憶手段23と到達アドレス記憶手段24の記憶値よ
り移動誤差量を計算する(ステップS8)。そして比較
手段25は、レンズ3の可動量である基準移動誤差量と
計算された移動誤差量とを比較し、移動誤差量が基準移
動誤差量以上の時のみ脱調と判定し(ステップS9)、
脱調検出信号を駆動電圧制御手段16へ出力する(ステ
ップS10)。脱調検出信号が入力された駆動電圧制御
手段16は、ステッピングモータ7を駆動する電圧を増
加させる。このため、ステッピングモータ7の発生トル
クが増加し、駆動負荷の変動による脱調状態が回復され
る。実施例4の光学的情報記録再生装置は上記のように
構成されているため、温度環境の変化及び機構部を構成
する部品の経時劣化等の影響によって駆動負荷が変動し
た場合、ステッピングモータ7の脱調を検出し、ステッ
ピングモータ7の駆動電圧を制御する。これにより、実
施例4の光学的情報記録再生装置は光学ピックアップ3
に最適な駆動力を伝えることができ、光学ピックアップ
3を高速に移動させることが可能となる。
【0045】《実施例5》以下、本発明の光学的情報記
録再生装置の実施例5について図面を参照しながら説明
する。図8は実施例5における光学的情報再生装置の構
成を示すブロック図である。実施例5において、前述の
実施例4と同じ構成、機能を有する部品には同じ番号を
付して、その説明は省略する。以下、実施例5において
実施例4の光学的情報記録再生装置と異なる構成の部分
につて説明する。図8において、パルスレートパターン
制御手段26は脱調検出手段80の脱調検出信号に基づ
き、パルスレートパターン作成手段11のパルスレート
パターンをm(mは2以上の整数)段階に変更する。
録再生装置の実施例5について図面を参照しながら説明
する。図8は実施例5における光学的情報再生装置の構
成を示すブロック図である。実施例5において、前述の
実施例4と同じ構成、機能を有する部品には同じ番号を
付して、その説明は省略する。以下、実施例5において
実施例4の光学的情報記録再生装置と異なる構成の部分
につて説明する。図8において、パルスレートパターン
制御手段26は脱調検出手段80の脱調検出信号に基づ
き、パルスレートパターン作成手段11のパルスレート
パターンをm(mは2以上の整数)段階に変更する。
【0046】[実施例5の光学的情報記録再生装置の動
作]以上のように構成された本発明の実施例5の光学的
情報記録再生装置の動作について説明する。実施例5に
おいて、前述の実施例4と異なる点は、脱調を検出した
場合にステッピングモータ7の駆動電圧を増加させるの
ではなく、パルスレートパターン作成手段11より出力
されるパルスレートの最高速度と加速度を下げる点であ
る。図9は実施例5における脱調検出前のパルスレート
パターンとトルクとの関係を表したものである。図9の
(a)に示すパルスレートパターンK1によりステッピ
ングモータ7を駆動した場合、加速と減速には図9の
(b)に示す加速度に比例したトルクT1を要する。さ
らに、摩擦負荷により駆動している間、図9の(c)に
示す一定なトルクT2を要する。また、一定電圧でステ
ッピングモータ7を駆動した場合、ステッピングモータ
7の発生するトルクT3は図9の(d)に示すように速
度が早くなるに従い小さくなる。摩擦負荷が変動した場
合、ステッピングモータ7の発生するトルクT3が加速
に要するトルクT1と摩擦負荷トルクT2の合計より小
さくなると、トルク不足となりステッピングモータ7は
脱調する。
作]以上のように構成された本発明の実施例5の光学的
情報記録再生装置の動作について説明する。実施例5に
おいて、前述の実施例4と異なる点は、脱調を検出した
場合にステッピングモータ7の駆動電圧を増加させるの
ではなく、パルスレートパターン作成手段11より出力
されるパルスレートの最高速度と加速度を下げる点であ
る。図9は実施例5における脱調検出前のパルスレート
パターンとトルクとの関係を表したものである。図9の
(a)に示すパルスレートパターンK1によりステッピ
ングモータ7を駆動した場合、加速と減速には図9の
(b)に示す加速度に比例したトルクT1を要する。さ
らに、摩擦負荷により駆動している間、図9の(c)に
示す一定なトルクT2を要する。また、一定電圧でステ
ッピングモータ7を駆動した場合、ステッピングモータ
7の発生するトルクT3は図9の(d)に示すように速
度が早くなるに従い小さくなる。摩擦負荷が変動した場
合、ステッピングモータ7の発生するトルクT3が加速
に要するトルクT1と摩擦負荷トルクT2の合計より小
さくなると、トルク不足となりステッピングモータ7は
脱調する。
【0047】図10は実施例5における脱調検出後のパ
ルスレートパターンK2とトルクとの関係を表したもの
である。脱調を検出した場合、パルスレートパターン作
成手段11より出力されるパルスレートの速度と加速度
を、図10の(a)に示すパルスレートパターンK2の
ように、前述の図9の(a)に示したパルスレートパタ
ーンK1に比べて小さくする。このように加速度を下げ
ることにより、加速に要するトルクT1’を下げること
が出来る。また最高速を低くすることにより、図10の
(d)に示すように、ステッピングモータが発生するト
ルクT3’は大きくなる。従って、この発生したトルク
T3’における加速に要するトルクT1’と摩擦負荷ト
ルクT2’との合計トルクに対する余裕が大きくなる。
これにより、実施例5の光学的情報記録再生装置におい
て、駆動負荷の変動による脱調状態から回復することが
できる。
ルスレートパターンK2とトルクとの関係を表したもの
である。脱調を検出した場合、パルスレートパターン作
成手段11より出力されるパルスレートの速度と加速度
を、図10の(a)に示すパルスレートパターンK2の
ように、前述の図9の(a)に示したパルスレートパタ
ーンK1に比べて小さくする。このように加速度を下げ
ることにより、加速に要するトルクT1’を下げること
が出来る。また最高速を低くすることにより、図10の
(d)に示すように、ステッピングモータが発生するト
ルクT3’は大きくなる。従って、この発生したトルク
T3’における加速に要するトルクT1’と摩擦負荷ト
ルクT2’との合計トルクに対する余裕が大きくなる。
これにより、実施例5の光学的情報記録再生装置におい
て、駆動負荷の変動による脱調状態から回復することが
できる。
【0048】なお、実施例5においては、脱調検出に前
述の実施例4に示した脱調検出手段80を用いた構成と
しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
前述の実施例1〜3において用いた脱調検出手段50、
60、70を用いても同様の効果を得ることが出来る。
実施例5の光学的情報記録再生装置は上記のように構成
されているため、温度環境の変化及び機構部を構成する
部品の経時劣化等の影響によって駆動負荷が変動した場
合でも、ステッピングモータ7の脱調を検出し、ステッ
ピングモータ7の駆動パルスレートを制御する。これに
より、光学ピックアップ3に最適な駆動力を伝えること
ができ、光学ピックアップ3を確実に目標位置まで移動
させることが可能となる。
述の実施例4に示した脱調検出手段80を用いた構成と
しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
前述の実施例1〜3において用いた脱調検出手段50、
60、70を用いても同様の効果を得ることが出来る。
実施例5の光学的情報記録再生装置は上記のように構成
されているため、温度環境の変化及び機構部を構成する
部品の経時劣化等の影響によって駆動負荷が変動した場
合でも、ステッピングモータ7の脱調を検出し、ステッ
ピングモータ7の駆動パルスレートを制御する。これに
より、光学ピックアップ3に最適な駆動力を伝えること
ができ、光学ピックアップ3を確実に目標位置まで移動
させることが可能となる。
【0049】《実施例6》次に、本発明の光学的情報記
録再生装置の実施例6について図面を参照しつつ説明す
る。図11は本発明の実施例6の光学的情報記録再生装
置の構成を示すブロック図である。実施例6において、
前述の実施例4と同じ構成、機能を有する部品には同じ
番号を付して、その説明は省略する。本発明における前
述の実施例1〜実施例4においては、脱調を検出する度
にステッピングモータ7の駆動電圧を増加させることに
より、ステッピングモータ7の発生トルクを増加させ
て、摩擦負荷の変動に対応している。しかし、このよう
な構成では、駆動電圧の増加に伴いステッピングモータ
7の温度が上昇する。また、本発明の実施例5の光学的
情報記録再生装置においては、脱調を検出する度にステ
ッピングモータ7のパルスレートの速度と加速度を下げ
ることにより、回転に必要なトルクを下げて摩擦負荷変
動に対応している。しかし、この構成ではパルスレート
の低下に伴い移動時間が著しく遅くなる。このような問
題を解決する光学的情報記録装置が、本発明の実施例6
の光学的情報記録再生装置である。
録再生装置の実施例6について図面を参照しつつ説明す
る。図11は本発明の実施例6の光学的情報記録再生装
置の構成を示すブロック図である。実施例6において、
前述の実施例4と同じ構成、機能を有する部品には同じ
番号を付して、その説明は省略する。本発明における前
述の実施例1〜実施例4においては、脱調を検出する度
にステッピングモータ7の駆動電圧を増加させることに
より、ステッピングモータ7の発生トルクを増加させ
て、摩擦負荷の変動に対応している。しかし、このよう
な構成では、駆動電圧の増加に伴いステッピングモータ
7の温度が上昇する。また、本発明の実施例5の光学的
情報記録再生装置においては、脱調を検出する度にステ
ッピングモータ7のパルスレートの速度と加速度を下げ
ることにより、回転に必要なトルクを下げて摩擦負荷変
動に対応している。しかし、この構成ではパルスレート
の低下に伴い移動時間が著しく遅くなる。このような問
題を解決する光学的情報記録装置が、本発明の実施例6
の光学的情報記録再生装置である。
【0050】次に、実施例6において前述の実施例4の
光学的情報記録再生装置と異なる構成の部分について説
明する。図11において、脱調回数判定手段27は脱調
検出手段80内にある比較手段25から出力された脱調
検出信号により脱調した回数をカウントする。脱調回数
判定手段27は図示しない脱調回数記憶手段を有し、こ
の脱調回数記憶手段はカウントされた脱調回数を記憶す
る。脱調回数判定手段27は脱調検出信号と脱調回数記
憶手段から出力された信号に基づき駆動電圧制御手段1
6とパルスレートパターン制御手段26とを制御する。
実施例6の光学的情報記録再生装置は、駆動電圧制御手
段16とパルスレートパターン制御手段26が比較手段
25の出力ではなく脱調回数判定手段27の出力により
制御されている。図12は実施例6の光学的情報記録再
生装置における脱調検出後の脱調回数記憶手段27によ
る駆動電圧制御手段16とパルスレートパターン制御手
段26の制御動作を示したフローチャートである。図1
3は実施例6におけるパルスレートパターン作成手段1
1で作成され出力されるパルスレートパターンを表した
波形図である。
光学的情報記録再生装置と異なる構成の部分について説
明する。図11において、脱調回数判定手段27は脱調
検出手段80内にある比較手段25から出力された脱調
検出信号により脱調した回数をカウントする。脱調回数
判定手段27は図示しない脱調回数記憶手段を有し、こ
の脱調回数記憶手段はカウントされた脱調回数を記憶す
る。脱調回数判定手段27は脱調検出信号と脱調回数記
憶手段から出力された信号に基づき駆動電圧制御手段1
6とパルスレートパターン制御手段26とを制御する。
実施例6の光学的情報記録再生装置は、駆動電圧制御手
段16とパルスレートパターン制御手段26が比較手段
25の出力ではなく脱調回数判定手段27の出力により
制御されている。図12は実施例6の光学的情報記録再
生装置における脱調検出後の脱調回数記憶手段27によ
る駆動電圧制御手段16とパルスレートパターン制御手
段26の制御動作を示したフローチャートである。図1
3は実施例6におけるパルスレートパターン作成手段1
1で作成され出力されるパルスレートパターンを表した
波形図である。
【0051】[実施例6の光学的情報記録再生装置の動
作]以上のように構成された本発明の実施例6の光学的
情報記録再生装置の動作について図12のフローチャー
トを参照して説明する。光学ピックアップ3を移動し
(ステップS1)、脱調か否かを判定するまでは、前述
の実施例4と全く同じ動作である。光学ピックアップ3
が移動した後、脱調回数判定手段27により脱調の有無
を判定する(ステップS2)。脱調していなかった場合
は光学ピックアップ3の移動を終了させる。脱調してい
た場合は脱調回数をカウントする(ステップS3)。パ
ルスレートパターン制御手段26は図13の(c)に示
すパルスレートパターンK3を設定する(ステップS
4)。パルスレートパターンK3は、初期設定である図
13の(a)に示すパルスレートパターンK1に比べ
て、その最高速度と加速度が十分小さいものである。そ
して、光学ピックアップ3を残距離だけ移動させる(ス
テップS5)。
作]以上のように構成された本発明の実施例6の光学的
情報記録再生装置の動作について図12のフローチャー
トを参照して説明する。光学ピックアップ3を移動し
(ステップS1)、脱調か否かを判定するまでは、前述
の実施例4と全く同じ動作である。光学ピックアップ3
が移動した後、脱調回数判定手段27により脱調の有無
を判定する(ステップS2)。脱調していなかった場合
は光学ピックアップ3の移動を終了させる。脱調してい
た場合は脱調回数をカウントする(ステップS3)。パ
ルスレートパターン制御手段26は図13の(c)に示
すパルスレートパターンK3を設定する(ステップS
4)。パルスレートパターンK3は、初期設定である図
13の(a)に示すパルスレートパターンK1に比べ
て、その最高速度と加速度が十分小さいものである。そ
して、光学ピックアップ3を残距離だけ移動させる(ス
テップS5)。
【0052】さらに脱調していた場合には、その脱調回
数に応じて以下の処理を行う。脱調回数がN1(N1は
1以上の整数)未満の場合は(ステップS6)、パルス
レートパターンの設定をK1に戻して、光学ピックアッ
プ3の移動を終了する(ステップS7)。脱調回数がN
1以上、N2(N2はN1以上の整数)未満の時には
(ステップS8)、駆動電圧制御手段16によりステッ
ピングモータ7の駆動電圧をh2(h2>初期値h1)
に設定する(ステップS9)。そして、パルスレートパ
ターン制御手段26はパルスレートパターンの設定をK
1に戻して、光学ピックアップ3の移動を終了する(ス
テップS7)。脱調回数がN2以上、N3(N3はN2
以上の整数)未満の時には(ステップS10、ステップ
S11)、駆動電圧制御手段16によりステッピングモ
ータ7の駆動電圧を初期値h1に戻す(ステップS1
2)。そして、パルスレートパターン制御手段26によ
り図13の(b)に示すパルスレートパターンK2に設
定し、光学ピックアップ3の移動を終了する(ステップ
S13)。パルスレートパターンK2は、最高速度と加
速度がパルスレートパターンK1とK3における間のも
のである。脱調回数がN3以上の時は(ステップS1
0)、ステップS4において設定されたパルスレートパ
ターンK3の設定状態のままで光学ピックアップ3の移
動を終了する。
数に応じて以下の処理を行う。脱調回数がN1(N1は
1以上の整数)未満の場合は(ステップS6)、パルス
レートパターンの設定をK1に戻して、光学ピックアッ
プ3の移動を終了する(ステップS7)。脱調回数がN
1以上、N2(N2はN1以上の整数)未満の時には
(ステップS8)、駆動電圧制御手段16によりステッ
ピングモータ7の駆動電圧をh2(h2>初期値h1)
に設定する(ステップS9)。そして、パルスレートパ
ターン制御手段26はパルスレートパターンの設定をK
1に戻して、光学ピックアップ3の移動を終了する(ス
テップS7)。脱調回数がN2以上、N3(N3はN2
以上の整数)未満の時には(ステップS10、ステップ
S11)、駆動電圧制御手段16によりステッピングモ
ータ7の駆動電圧を初期値h1に戻す(ステップS1
2)。そして、パルスレートパターン制御手段26によ
り図13の(b)に示すパルスレートパターンK2に設
定し、光学ピックアップ3の移動を終了する(ステップ
S13)。パルスレートパターンK2は、最高速度と加
速度がパルスレートパターンK1とK3における間のも
のである。脱調回数がN3以上の時は(ステップS1
0)、ステップS4において設定されたパルスレートパ
ターンK3の設定状態のままで光学ピックアップ3の移
動を終了する。
【0053】実施例6の光学的情報記録再生装置は上記
のように構成されているため、温度環境の変化及び機構
部を構成する部品の経時劣化等の影響によって駆動負荷
が変動した場合、ステッピングモータ7の脱調を検出
し、ステッピングモータ7の駆動電圧と駆動パルスレー
トを制御する。これにより、実施例6の光学的情報記録
再生装置は光学ピックアップ3に最適な駆動力を伝える
ことができ、ステッピングモータ7の温度を一定に抑え
たまま、光学ピックアップ3を高速に目標位置まで確実
に移動させることができる。なお、実施例6において
は、脱調検出に前述の実施例4に示した脱調検出手段8
0を用いた構成としているが、本発明はこれに限定され
るものではなく、前述の実施例1〜3において用いた脱
調検出手段50、60、70を用いても実施例6と同様
の効果を得ることが出来る。また、実施例6において
は、駆動電圧を2段階に切り替えられ、パルスレートパ
ターンを3段階に切り替えられる構成であるが、切り替
えできる段階をさらに増やすことにより、更に光学ピッ
クアップ3の移動の安定性と高速性を高めることが可能
である。
のように構成されているため、温度環境の変化及び機構
部を構成する部品の経時劣化等の影響によって駆動負荷
が変動した場合、ステッピングモータ7の脱調を検出
し、ステッピングモータ7の駆動電圧と駆動パルスレー
トを制御する。これにより、実施例6の光学的情報記録
再生装置は光学ピックアップ3に最適な駆動力を伝える
ことができ、ステッピングモータ7の温度を一定に抑え
たまま、光学ピックアップ3を高速に目標位置まで確実
に移動させることができる。なお、実施例6において
は、脱調検出に前述の実施例4に示した脱調検出手段8
0を用いた構成としているが、本発明はこれに限定され
るものではなく、前述の実施例1〜3において用いた脱
調検出手段50、60、70を用いても実施例6と同様
の効果を得ることが出来る。また、実施例6において
は、駆動電圧を2段階に切り替えられ、パルスレートパ
ターンを3段階に切り替えられる構成であるが、切り替
えできる段階をさらに増やすことにより、更に光学ピッ
クアップ3の移動の安定性と高速性を高めることが可能
である。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明による光学的情報記
録再生装置は、温度環境の変化及び機構部を構成する部
品の経時劣化等の影響によって駆動負荷が変動した場合
でも、ステッピングモータの脱調を検出し、ステッピン
グモータの駆動電圧と駆動パルスレートを制御すること
により、光学ピックアップに最適な駆動力を伝え、ステ
ッピングモータの温度を一定に抑えたまま、光学ピック
アップを高速に目標位置まで確実に移動させることが可
能である。
録再生装置は、温度環境の変化及び機構部を構成する部
品の経時劣化等の影響によって駆動負荷が変動した場合
でも、ステッピングモータの脱調を検出し、ステッピン
グモータの駆動電圧と駆動パルスレートを制御すること
により、光学ピックアップに最適な駆動力を伝え、ステ
ッピングモータの温度を一定に抑えたまま、光学ピック
アップを高速に目標位置まで確実に移動させることが可
能である。
【図1】本発明の実施例1における光学的情報記録再生
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例1におけるステッピングモータ
駆動パルスレートをあらわした波形図である。
駆動パルスレートをあらわした波形図である。
【図3】本発明の実施例2における光学的情報記録再生
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例3における光学的情報記録再生
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例3におけるステッピングモータ
駆動パルスレートとステッピングモータに流れる電流を
あらわした波形図である。
駆動パルスレートとステッピングモータに流れる電流を
あらわした波形図である。
【図6】本発明の実施例4における光学的情報記録再生
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施例4における脱調検出についての
フローチャートである。
フローチャートである。
【図8】本発明の実施例5における光学的情報記録再生
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施例5におけるステッピングモータ
駆動パルスレートとモータ発生トルクをあらわした波形
図である。
駆動パルスレートとモータ発生トルクをあらわした波形
図である。
【図10】本発明の実施例5におけるステッピングモー
タ駆動パルスレートとモータ発生トルクをあらわした波
形図である。
タ駆動パルスレートとモータ発生トルクをあらわした波
形図である。
【図11】本発明の実施例6における光学的情報記録再
生装置の構成を示すブロック図である。
生装置の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施例6における光学的情報記録再
生装置の動作をあらわしたフローチャートである。
生装置の動作をあらわしたフローチャートである。
【図13】本発明の実施例6におけるステッピングモー
タ駆動パルスレートをあらわした波形図である。
タ駆動パルスレートをあらわした波形図である。
【図14】従来の光学的情報記録再生装置の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図15】従来のステッピングモータ駆動パルスレート
をあらわした波形図である。
をあらわした波形図である。
1 ディスク 3 光学ピックアップ 7 ステッピングモータ 8 ステッピングモータ駆動手段 11 パルスレートパターン作成手段 12 リードスクリュウ 16 駆動電圧制御手段 50 脱調検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 修一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 情報が螺旋状の情報トラックに記録され
ているディスク、 前記ディスクに記録された情報を情報トラックに追従し
ながら読みとるための光学ピックアップ手段、 前記光学ピックアップ手段を所定距離だけ移動させるス
テッピングモータを有するトラバース手段、 前記ステッピングモータを駆動制御するためのパルス信
号を発生するパルス発生手段、 前記パルス信号が入力されて、前記ステッピングモータ
を駆動するステッピングモータ駆動手段、 前記ステッピングモータの脱調を検出するための脱調検
出手段、及び前記脱調検出手段により前記ステッピング
モータの脱調を検出した時、前記ステッピングモータの
駆動電圧を変更するための駆動電圧制御手段、を具備す
ることを特徴とする光学的情報記録再生装置。 - 【請求項2】 情報が螺旋状の情報トラックに記録され
ているディスク、 前記ディスクに記録された情報を情報トラックに追従し
ながら読みとるための光学ピックアップ手段、 前記光学ピックアップ手段を所定距離だけ移動させるス
テッピングモータを有するトラバース手段、 前記ステッピングモータを駆動制御するためのパルス信
号を発生させるパルス発生手段、 前記パルス信号が入力されて、前記ステッピングモータ
を駆動するステッピングモータ駆動手段、 前記ステッピングモータの脱調を検出するための脱調検
出手段、及び前記脱調検出手段により前記ステッピング
モータの脱調を検出した時、前記パルス発生手段の出力
パルスのパルスレートを所定のパルスレートに変更する
ためのパルスレート制御手段、 を具備することを特徴とする光学的情報記録再生装置。 - 【請求項3】 情報が螺旋状の情報トラックに記録され
ているディスク、 前記ディスクに記録された情報を情報トラックに追従し
ながら読みとるための光学ピックアップ手段、 前記光学ピックアップ手段を所定距離だけ移動させるス
テッピングモータを有するトラバース手段、 前記ステッピングモータを駆動制御するためのパルス信
号を発生させるパルス発生手段、 前記パルス信号が入力されて、前記ステッピングモータ
を駆動するステッピングモータ駆動手段、 前記ステッピングモータの脱調を検出するための脱調検
出手段、 前記脱調検出手段により検出された前記ステッピングモ
ータの脱調の回数を記憶するための脱調回数記憶手段、 前記脱調回数記憶手段に記憶された脱調回数に基づいて
前記ステッピングモータの駆動電圧を変更するための駆
動電圧制御手段、及び前記脱調回数記憶手段に記憶され
た脱調回数に基づいて前記パルス発生手段の出力パルス
のパルスレートを変更するためのパルスレート制御手
段、を具備することを特徴とする光学的情報記録再生装
置。 - 【請求項4】 前記脱調検出手段は、前記光学ピックア
ップ手段が横切るトラック本数を検出するためのトラッ
ククロス数検出手段と、前記パルス発生手段の出力から
パルス数を検出するためのパルス数検出手段とを具備
し、 前記パルス数検出手段と前記トラッククロス数検出手段
のそれぞれの出力の数を比較し、この差が所定値以上と
なった場合に脱調と判定するよう構成された請求項1、
2または3記載の光学的情報記録再生装置。 - 【請求項5】 前記脱調検出手段は、前記光学ピックア
ップ手段がトラックを横切る速度を検出するためのトラ
ッククロス速度検出手段と、前記パルス発生手段の出力
からパルスレートを検出するためのパルスレート検出手
段とを具備し、 前記パルスレート検出手段と前記トラッククロス速度検
出手段のそれぞれの出力値を比較し、この差が所定値以
上となった場合に脱調と判定するよう構成された請求項
1、2または3記載の光学的情報記録再生装置。 - 【請求項6】 前記脱調検出手段は、前記ステッピング
モータの駆動電流を検出するための駆動電流検出手段
と、前記パルス発生手段から出力されるパルスレートで
前記ステッピングモータが同期回転している場合の駆動
電流の基準値を出力する基準電流作成手段とを具備し、 前記駆動電流検出手段の基準値が前記基準電流作成手段
の出力値よりも所定値以上の差で大きくなった場合に前
記脱調検出手段が脱調と判定するよう構成された請求項
1、2または3記載の光学的情報記録再生装置。 - 【請求項7】 前記脱調検出手段は、前記光学ピックア
ップが情報トラックに追従しながら前記ディスクの内周
から外周に移動している間を脱調と判定しないよう構成
された請求項4、5または6記載の光学的情報記録再生
装置。 - 【請求項8】 前記脱調検出手段は、前記光学ピックア
ップにより読み出された情報から前記光学ピックアップ
の位置を検出するための光学ピックアップ位置検出手段
と、前記光学ピックアップの目標位置を記憶するための
目標位置記憶手段とを具備し、前記目標位置記憶手段の
目標位置を示す記憶値と前記光学ピックアップの移動後
における前記光学ピックアップ位置検出手段の検出値と
を比較し、この差が所定値以上になった場合に脱調と判
定するよう構成された請求項1、2または3記載の光学
的情報記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10524198A JPH11306701A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 光学的情報記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10524198A JPH11306701A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 光学的情報記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11306701A true JPH11306701A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14402165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10524198A Pending JPH11306701A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 光学的情報記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11306701A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-04-15 JP JP10524198A patent/JPH11306701A/ja active Pending
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